2008年 7月
2008.7.1
奇跡のシンフォニー
児童福祉施設で育った少年が、音楽を通して両親を探すという
ファンタジードラマ。
それだけで、結末は予想がつくだろう。
あとは、それをどうドラマチックに見せるかだが、本作は、
音楽が主役のようにストーリーが展開していく点が面白い。
そんなアホな〜という展開もあるが、主役の少年は神童という
設定だし、ファンタジーなので、こんなストーリーも許してあげよう。
主役のフレディ・ハイモア の演奏中の表情が良い!
音楽も良い。
途中で出てくる黒人の女の子も良い。
残念ながら、ギターやチェロは本当には弾いていないことが分かってしまうので
時々、ちょっと嘘っぽくて白けてしまった。
そんなこと、重要じゃないんだから、映画を楽しめば良いのに、
やはり、演奏シーンには リアリティ を求めてしまう。
原題は、「August Rush」 。
意味は、映画をご覧ください。(隠すほどの意味ではないが。)
邦題の 「奇跡のシンフォニー」 は、きれいなタイトルだが、
作品中、ラストシーンで演奏される曲は、「8月のラプソディ」。
「奇跡のラプソディ (狂詩曲)」 では、タイトルとしてイマイチだし、
「8月のラプソディ」 では、黒澤とかぶるし、
映画全体を シンフォニー (交響曲) と表現できなくもないので、
「奇跡のシンフォニー」 にしたのかな。
勝手な想像だけど。
奇跡のシンフォニー オフィシャルサイト
2008.7.7
SISTERS
渋谷、パルコ劇場で芝居を観てきた。
松たか子、田中哲司らの出演する「SISTERS」 。
松たか子の芝居は一度観てみたかったので、
その望みは果たしたが、作品、ストーリーはというと、
これが、イタイし、きついし、暗かった・・・。
事前に「SISTERS」 のサイトでチェックしたのだが、
長塚圭史(作・演出) が、「いやな話」 と言い、
松たか子が、「観たらイヤーな感じになる」 と書いていたので
ある程度、覚悟はしていた。
・・・確かにイヤな話だった。
でも、お芝居は素晴らしかった。
2時間15分、観客を舞台に引きつけ続ける、集中力と体力と演技力。
やはり 100%、カラダ張って仕事する姿は、美しい。
今度は、イヤーな気持ちではなく、幸せな気持ちになる作品を
観てみたい。
2008.7.10
ショック!
アリエッタで、あるキャンペーンを企画している。
良くあるものだが、スタンプを集めるとオリジナルグッズが
もらえるというものだ。
先日、それに使うスタンプを注文した。
オーダースタンプも、ネットで注文し、翌日には届くという便利な時代だ。
普通の印鑑のサイズで 「6文字まで入ります」 と書いてあったので
『「アリエッタ」と入れてください。「ツ」 は小さい 「ツ」 でお願いします。」
と、備考欄に書き込み、オーダーした。
翌日、届いたスタンプを見て、思わず私はこう言った。
「なんや、これ! 返品や!
“ アリェツタ ”になってるやん。
だから、わざわざ、「ツ」 を小さくって書いたのに!」
そう言いながら、注文の控えのメールを開いた。
そこには・・・・
『「アリエッタ」と入れてください。「エ」 は小さい「エ」 でお願いします。』
2008.7.11
大丈夫なのか!
昨日に引き続き、ショックな話。
「自分は、結構しっかりしている」 と、自分では思っているが、
実は、思っているより、よっぽどマヌケなのではないか、と
思ってしまう事件。
私は、毎月数冊の音楽雑誌を購入しているが、
創刊号以来、もう30年近く買い続けている雑誌に
「ギターマガジン」 がある。
数年前のある日のこと。
「そうだ、今月は まだギターマガジンを買ってなかった」 と
仕事帰りに本屋へ出向いた。
本屋でギターマガジンを手に取り、
「今月号は、何が載ってるかな?」 と
パラパラとページをめくった。
数ページ見て、「あれ?これ見たことあるぞ」 と思った。
もう一度、じっくり表紙を見直し、考えてみた。
そして、「あ、これ買うたやん!」 と数日前に既に購入はしたが、
ゆっくりとは読んでいないことに気がついた。
私は、ギターマガジンを棚に戻し、しばらく他の本を見て回った。
結局、何も買わず、店を出ようとした、その時!
「あ、そうそう、ギターマガジン買わなくちゃ」 と、
私は、ギターマガジンを手に取り、レジへと向かった。
その号を買ったのは、2度目だと気づいた(思い出した?)のは、
お店を出て家に着く頃だった。
もしかしたら、すぐに返品すればお金は戻ってきたのかも知れないが、
私は、自分のあまりのマヌケさにショックで、
2冊の同じ雑誌を前に、ただただ呆然としていたのであった。
2008.7.14
人間ウォッチング in the Bus
昨日は、たくさんバスに乗った。
バスに乗っている人々は、電車とはまた一味違って面白い。
そんな、興味深い人々のことを書いてみよう。
まず、めちゃくちゃカワイイ女の子と彼氏らしき男とのカップルを見た。
女の子は、ホントにかわいくて じっと見ていたかったのだが、
そうするとあまりにも危ないおっさんになってしまうので
じっと見ずにチラチラ見ていた。(それでも危ないか。)
彼氏が、バスの中の張り紙を読もうと 彼女に背中を向けたその時、
私は見てしまった。
彼女の人差し指が、すっぽり鼻の穴に入っていくのを。
あぁぁ、そんなかわいい顔で、人前で 鼻の穴ほじくるの、やめて!
そして、二人目は、おばちゃん。
私は、立っていて、i Pod で音楽を聴いていたのだが、
前に座っていた男の子が、スゴイ後ろの振り向き方をした。
まるで、後ろの人に、振り向いたことが分かるように 大げさに
振り向いたかのような 振り向き方。
(なんやろ?) と思ったが、そういえばさっきから電気ヒゲ剃りのような、
「ブゥ〜ン」 という音が、している。
私は、ヘッドフォンで音楽を聴いているから、そんなに気にならなかったが、
何もしていなければ、あの 「ブゥ〜ン」 は、結構うっとうしい音だっただろう。
それで、その音を出している人を、男の子が振り向いて見たわけだ。
私も、(何の音だろう) と振り向いてみた。
すると、おばちゃんが、電池式の携帯扇風機(10cmぐらいの
おもちゃみたいなの) で、顔に風を当てていた。
一応、車内は冷房が入っていたのだが、確かに昨日は暑かった。
でも、そのミニ扇風機は、どう見ても、涼しそうには見えない。
おまけに、その音が周りの人に、迷惑。
でも、なぜか私は見てて面白かった。
中々、あんなおばちゃん おれへんで。
2008.7.15
アキム
3歳の男の子が、バイオリンを弾く。
音は、はずれているし、音色もきれいではない。
なのに、何かが感動だ。
やろうと思っても大人には出来ない演奏。
本当にピュアなものに対して、
大人は、笑顔か涙しか持ち合わせていないようだ。
ご覧ください。
3歳児がオーケストラでバイオリンを披露
2008.7.18
暑さのせいなのか
私は、スイカ (Suica:果物じゃなく ICカードね) を財布に入れていて、
そのままタッチして使っている。
今朝、JRの自動改札で、i-Pod をタッチしてしまった。
もちろん、改札は通れなかった。
これは、暑さのせいにしておこう。
そういえば、バーテンダー時代のお客さんの話。
べろべろに飲んだ翌日、会社に着いてかばんから携帯電話を
取り出すと、家のテレビのリモコンだった、という失敗談を
聞いたことがある。
「私はこんな失敗をしたわよ!」 と読者を和ませるネタを
お持ちの方は、ぜひ、送って欲しい。
ここで皆に読んでもらおう。
2008.7.19
English
ずーっと、英語が話せるようになりたいと思っている。
何度も悔しい思いをしたので、ペラペラとまではいかなくても、
相手が何を言っているかが理解できて、こっちが言いたいことが、
ちゃんと言える様になりたい。
そう思って、少しずつではあるが、英会話の勉強をしている。
苦手なことの一つに 前置詞 がある。
in、at、to、for、などだ。
例えば、こんな時、いつも 「to」 か 「for」 か迷ってきた。
↓
@ He gave a book ( ) me.
A She made some doughnuts ( )me.
しかし、先日読んでいた教材に目からウロコが落ちるような
解説が載っていた。
「受け手を前提とする動詞は to、
必ずしも受け手が必要でない動詞は for 」
つまり、上記の例だと 「gave(give)」 には、相手が必要だから 「to」、
「made(make)」 は、相手がいなくてもできることなので 「for」、というわけだ。
この原則に則ると、「show」 「teach」 「lend」 「tell」 などは、「to」、
「make」 や 「cook」 などは、「for」 ということになる。
めっちゃ分かりやすい!
「for」 は、「〜のために」 と習ったので、つい、
He is kind for us.と、言ってしまいそうになる。
「kind」 は動詞ではないが、これも相手がいることが前提なので
「to」 になるわけだな。
正しくは、He is kind to us.
また、先ほどの例文は、文型を変えると、
@ He gave me a book.
A She made me some doughnuts.
と、順番を変えることで前置詞なしでもOKになる。
これら中学1年か2年あたりのことが、よく分かってないと
中々前に進まない、ということが、やっと分かった。(遅!)
2008.7.19
お便り紹介
昨日、
「私はこんな失敗をしたわよ!」 と読者を和ませるネタを
お持ちの方は、ぜひ、送って欲しい。
と書いたら、早速一通メールが届いた。
ラジオの深夜放送風に紹介しよう。
東京都目黒区にお住まいの△×●◇さんからのお便り。
タイトル、「灯台下暗し」 ------------------------
ほぼ毎週日曜日、ギターレッスンを受けているのですが、
つい先日のレッスン中の話 。
いつものようにタドタドしくアルペジオを弾いていて、
ふと 「Hotel Calforniaがやりたい」 と思い、
先生に申したところ 「ええやん」 と言って、手本を見せてくれた。
「名曲のイントロなんかは練習課題にしやすい」 といって
数曲やってくれた中に、曲のタイトルは分かるがアーティストが
わからないものがあった。
何回か弾いて 「これ誰の曲だっけ?」 と聞かれたが一切わからない。
しばらくして 「あっ LED ZEPPELIN や!」 と先生が思い出した。
その日、僕が着ていたTシャツは前面に大きく 「LED ZEPPELIN」 のロゴ。
向かいあって座っていた先生が一言。
「自分着てるやん・・・」
-----------------------------------------------------------
いやいや、△×●◇さん、オオボケでしたね。
ギターのレッスン、がんばってくださいね!
また、楽しいお便りお待ちしていま〜す。
じゃ、次のコーナー行く前に、いったんコマーシャル。
2008.7.20
English-2
昨日は、英会話を勉強中だと書いたが、
コンピューター、インターネットの進歩と普及のおかげで
ずい分、勉強の仕方も多様になった。
英語の先生から教えてもらった iKnow もそのひとつ。
英語を勉強したい方は、試す価値ありだろう。
私は、まだ十分に使いこなせてはいないが、
何よりも、この教材が、無料というのだから、驚かされる。
登録すれば、日記も書き込めるし、時々、学習ランキングも
メールで送られてくる。
日記とは別にチャンネルブログというのもある。
そこにあった「な〜るほど〜」と思わされた記事を紹介。
2008.7.22
臭
昨日は、3歳児と1歳児がいる友人宅へ遊びに行ってきた。
3歳児は、ちょっと前までは話せなかったのに
色々話が出来るようになってきて、面白い。
1歳児は、やっと立てるようになったが、まだ歩けない。
昨日、初めて知ったのだが、赤ちゃんのヨダレは臭くない。
だっこしてると、腕にトロ〜ンと垂らされたりするのだが、
無臭なのだ。
大人になると、自分の唾でさえ、臭いのにな。
どうも食べ物と関係あるようで、大人と同じようなものを食べだすと
臭くなるらしい。
大人になるって臭くなることなのね・・・。
2008.7.23
ラッキー
今日は、陽香&Traffic Jams のLIVE に行ってきた。
@六本木 Boston Dream。
若い才能が炸裂するのを聴くのは心地よい。
そんな、感想が出るとは私もかなりおっさんになってきたな。
さて、今日の ついている話と、ついてない話を。
まず、ついてない話。
昼食にそばを食べていて、シャツとズボンに汁をこぼした。
夜、LIVE 鑑賞中、頼んだばかりの赤ワインのグラスを倒し、
テーブルに ほとんどこぼした。
今日は、液体をこぼす日だった。
ついてる話。
帰り道、地下鉄六本木駅のホームで、自動販売機で
ペットボトルのお茶を買った。
150円だったのだが、200円入れて、お釣りを取ろうとすると、
80円あった。
ラッキー!
2008.7.28
I KNOW.
映画 「西の魔女が死んだ」 を観てきた。
「梨木香歩のロングセラー小説を映画化した、
祖母と孫のひと夏の暮らしを描いたファンタジー」
ということだったが、私には、ファンタジーというより、
「人間ドラマ」 のように思えた。
登校拒否の中学生の女の子 (まい) が、田舎のおばあちゃんちに
預けられ、ひと月あまり おばあちゃんと過ごす。
そのまいと おばあちゃんのふれあいを描いた映画だ。
おばあちゃんは、孫のまいに魔女になるための手ほどきをする。
その教え、言葉の一つ一つが素晴らしい。
悲しいわけでもないのに、途中からほとんど泣きっぱなし。
久しぶり、こんな映画。
おばあちゃん役は、サチ・パーカー。
美しい人だ。
プロフィールには、1956年9月1日生まれとあるから、
おばあちゃん役にはまだ若いのに、
品の良いおばあちゃんを素晴らしく演じていた。
彼女、シャーリー・マクレーンの娘で、
6歳から12歳まで日本に住んでいたので日本語が出来るらしい。
ウィキペディアによると、本名は、Stephanie Sachiko Parker で、
「サチコ」の名づけ親は小森のおばちゃま。
音楽も良かった。
原作 (100万部のベストセラー) は、児童文学ということだが、
このストーリーなら、大人にだって十分だ。
映画に描かれていない部分もあるらしいので、ぜひ読んでみたい。
タイトルにした 「I KNOW」 の意味は、映画を観ておくれ。
お薦め。
2008.7.29
予告編
映画の予告編を観ると、最後に
「○月○日 感動のロードショー!」 とか出る。
その 「○○のロードショー」 の○○の部分に予告編を製作した人達の
苦心の跡ようなものを感じることがある。
例えば ラブストーリーなら 「愛のロードショー」 「涙のロードショー」 、
ホラーなら 「戦慄のロードショー」 「恐怖のロードショー」 。
その辺りならよくあるが、
時々、「よくそんな文章もってきたなぁ」 と思うものにも出会う。
昨日 観た予告編は、ネコが出てくる映画で、
「○月○日 ニャンダフル ロードショー」・・・・・。
そのインパクトで、映画 (小泉今日子が出ていた) のタイトルは
覚えていない。
それにしても、
ネコが出ているから 「ニャンダフル」 とは、
にゃんたることだ!
2008.7.31
Engish-3
日本語で 「みかん箱」 というと、みかんが入っていようと
入ってなかろうと 「みかん箱」 だ。
だが、英語で 「orange box」 というと、
オレンジは、入っていない箱のことを指す。
「orange box」 は、「オレンジが入っていた空の箱」
または、「オレンジ色の箱」 のことだ。
では、オレンジが入っている箱は何というか?
「box of oranges」 という。
同様に、「tissue box」 は、ティッシュの(空き)箱。
「box of tissues」 は、ティッシュの(入っている)箱。
ティッシュが入っていると、「tissue」 に「s」 が付くのだな。