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 つつみしんやのひとりごと 
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2024.7.23

ポール・マッカートニー写真展
Paul McCartney
Photographs 1963-64
Eyes of the Storm




六本木ヒルズ森タワー52階の
東京シティビューで開催中の
「ポール・マッカートニー写真展」に行ってきた。
1962年にデビューし、世界にビートルズ旋風が
巻き起こり、彼らの暮らしや周囲の状況が
激変して行った頃、63年12月から64年2月までの
約3ヶ月間をポールが写した未公開の写真の数々だ。



世の中にビートルズの写真は、数え切れないほど
あるだろうが、この写真展で公開された写真は
いわばプライベートなものも多く、
ビートルズファンだけではなく、
歴史的にも意味のある写真だと思う。



展示作品を観ての感想。
写真自体の出来映えや質の云々の前に、
誰が撮ったかと、誰が写っているかだけで
価値あるものになってしまっている。
観る前から意味が付いてしまっているんだ。
それは「有名な写真家が撮った写真」という以上に。

ポール自身は自分のことを
「写真の巨匠と見られたいわけではなく、
むしろ、いいタイミングでいい場所にたまたま
居合わせた、その時だけの写真家と見られたい」
と言っているが、その「いいタイミング」「いい場所」が
ポールならではで、他の誰も撮りえなかったわけだ。





メンバーが写っている写真は、楽屋やオフだと
思われるものも多く、もうそれだけで価値が
あると思うが、私が印象に残ったのは、
(たぶん米国でだと思うが)ビートルズに
カメラを向ける報道人やファン、関係者達を
ポール側から写したもの。
正にビートルズの視線で撮られたものだ。





今回のポスターやチラシにもなったカメラを構えた
ポールのピンボケの写真は、『セルフポートレート』と
タイトルがあった通り、ポール自身が
鏡ごしに自分を写したものだ。
そのピンボケは、意図したものなのか、
偶然の産物かは分からないけど、
これが独特の味になっていることは確かだ。
ひとつ疑問は、展示作品の中にはポールが
写っているものも複数あったのだが、
『セルフポートレート』以外の写真は誰が
シャッターを切ったんだろうということだ。
ポールのカメラで撮られたことは
(たぶん)間違いないとして、
ポールが写っているそれらの写真は、
他のメンバーか関係者がシャッターを切ったんだと思う。
それも「ポールの写真」(撮ったではなく写ってる)と
言えばその通りだけど。

写真集を買おうかなと思ったら
大きめのハードカバーで、
14,300円だったのでやめた。
でも何か書いたかっったので、マグカップ、
マグネット、アクリルブロックを買ったら、
5千円超えてたよ。
しょっちゅう書いているような気がするが、
色んなものの値上がりが凄い。

そして、せっかく限定の絵柄付きスペシャルチケットに
交換してもらったのに、家に帰ったら見当たらない。
売店で落としてしもたみたい。
もう販売終了しており、手に入らない。残念。

オフィシャルサイト


こちらは、ポールの作品ではないが、
展示されていた、1964年にパリ滞在中に
制作された銅像『4 Heads(The Beatles)』。



作者は、イギリスの彫刻家、デイヴィッド・ウィン。
合計12体作られ、メンバーや関係者に渡されたが、
リンゴの所有のものは火事で焼失。
現在世界で11体の残されているうちのひとつ。
最初の所有者は、ビートルズのマネージャーの
ブライアン・エプスタイン。
現在シンコーミュージック・エンタテイメントが所有。


たぶん六本木ヒルズの森ビルの展望会に上がったのは、
初めてじゃないかと思う。
52階からの景色。
結構高いね。









2024.7.21

ぼくたちの哲学教室
Young Plato




昨年公開され、劇場で観たドキュメンタリー映画
『ぼくたちの哲学教室』を妻の会社で自主上映した。

北アイルランド、ベルファストという街にある
ホーリークロス男子小学校は、「哲学」が
主要科目になっている。
哲学の先生は、校長先生だ。
カトリックとプロテスタントという宗教の対立が
長く続いた街で、怒りと暴力、理解と寛容に
ついて小学生が哲学している。

人間であることは、ただそれだけで素晴らしいということ、
そして、人間は何度 躓いても
決して希望を失うことはない、そんな映画だった。

小学生のことだ、遊んでいるうちにエスカレートして、
ケンカに発展した覚えは私にもある。
仲直りしては、ケンカを繰り返す。
子供のうちは仲直りも可能だ。
が、大人になってからは どうだろう?
民族間や国家間だと どうなるだろう?

日常に潜む相手への理解不足、不寛容、慈悲のなさが、
世界の分断や紛争を生み続けている。
人間はそこから逃れられない。
しかし、人間は希望を失うこともない。

映画上映のあとは シンポジウム。
登壇者は、さまようボウズ・小野龍光さん。
この方は、年商100億円超のIT起業家だった人。
インド旅行中にインド仏教界トップ、佐々井秀嶺氏と
出会い、全てを手放し得度したという人。
そして、主催である(一社)アイアイ・アソシエイツの
理事長、吉田さんと、妻。
シンポジウムにおける小野さんのトークも深く、
より映画を深めることができた。

私達(私)に足りないのは、
考えること、
対話すること、
理解することだと思った。


★★★★★


2021年製作/102分/G/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス合作
原題:Young Plato
劇場公開日:2023年5月27日



2023.7.12 ぼくたちの哲学教室

ぼくたちの哲学教室 Official Site





2024.7.20

山下達郎
PERFORMANCE 2024




一昨年から昨年にかけては、
山下達郎のコンサートの抽選に先行発売、
一般発売、キャンセル待ちを合わせると
28回連続で外れた
2022年は、コンサートに行けずだったが
昨年は山形(やまぎん県民ホール)の公演に
当選しようやく観ることができた。
とにかく競争率が高く、中々チケットを
取れないコンサートなんだ。

今年もツアーが始まった。
7月12日から12月5日まで、21都市43公演だ。
手始めに7月15日の宇都宮市文化会館と
今日のNHKホールに申し込んだら、
NHKホールの方に当選!
ツアー3日目の東京、NHKホール公演に
行ってきた。

「クソ暑い」という言葉がピッタリの今日、
渋谷駅から会場 NHKホールに向かって歩く。
暑い、人が多い、外国人が多い、
外国人観光客グループが、スクランブル交差点を
カートで通り過ぎて行く。
彼らは、暑ないのか?
公園通りを歩く。
暑い。
会場に到着。
開場まで、まだ30分近くあるというのに
すでに入場待ちの人が大勢いる。
どうやら、開場の時刻を早めて開場しているようだ。
そりゃそうだ。
こんなの外で待たされて熱中症にかかられたら、
会場側だってたまったもんじゃない。
早く冷房の効いた室内に入りたいと、
私も列に並ぶ。
数分並んで、もぎりの係員の直前まで来て、気付いた。
「ここちゃうやん」
今日の会場は、NHKホールなのだけど、
私は、途中にある LINE CUBE SHIBUYA に
来ている観客を見て、無意識に並んでしまった。
そういえば、並んでいた時、整理の係員が
「アニソンなんとかフェスティバルの会場です」と
言っていたのを「まちごうてるやん」と聞いていたわ。
まちごうてるの、オレやん。
もぎりのネーチャンに指摘される前に気付いて良かった。
もぎりのネーチャンもぼんやりしてる人だったら、
チケット切られて、中に入ってしもたかも知れんとこや。

すぐ近くのNHKホールも、やはり開場時間を
早めてオープンしていた。
会場内に入っても、しばらく汗が止まらない。
(今日はやたらと救急車の音を聞いたけど、
熱中症が多発してたのかもな。)

さて、今日の座席は、3階L4列8番。
昨年は、前から11列目だったんだけどな。
ちょうど5年前、2019年7月17日にも
NHKホールで達郎を観たのだけど、この日も
3階席だった。
3階というとちょっとステージが遠い感じだけど、
NHKホールの場合、そんなに遠く感じない。
意外と観やすくて、不満はないんだ。
まあ、今日の場合、3階席でも前の方だったと
いうこともあるけどね。

1曲目は、いつも通り『SPARKLE』。
『夏への扉』、『Paper Doll』、『シャンプー』(key 弾き語り)、
『メリー・ゴー・ラウンド』など、昨年は演らなかった
曲も結構多かった。
隣の席の男性の手拍子のリズムがめちゃくちゃで、
リズム取れないのに、一生懸命大きな音で、
手拍子するものだから、気になってしょうがなかった。
「頑張らんでええよ」って言ってあげようかと思うほど。
そんなこともあってか、途中まで今年は今までの中でも
やや淡白な印象で終わりそうだったけど、
終わってみると大満足。
アンコールの『Ride On Time』でのエンディングの
アカペラも健在。
「いつまでできるか分からないけど、
やれる間はやります」的なことを何度も言っていた。
少し、身体が丸くなったような印象だけど
声は全く衰えを感じないよ。
やっぱり、この人凄い。
最後、いつも通りの『YOUR EYES』で、落涙。

アンコールを入れて、2時間40分。
以前は、3時間を超えていたけど、
2時間40分でも、71歳にしては長い方だろう。
来年は、デビュー50周年なので、
何かやると言っていた。

5年前のエントリーを読むと、
2019年のツアーは、28都市50公演とある。
今年が、21都市43公演なので、
徐々に減ってきているのかな、と思ったら、
昨年(18都市39公演)より今年は少し多い。
チケット代は、2019年は 9,000円だったけど、
昨年は 11,000円、今年は 12,000円と
値上がりが続いている。
チケット代だけではなく、最近は
何もかもが値上がりしている感じだ。


[ MEMBERS ]
山下達郎 (Vo, Gt, Key)
鳥山雄司 (Gt)
難波弘之 (Key)
柴田俊文 (Key)
伊藤広規 (B)
小笠原拓海 (Drs)
宮里陽太 (Sax)
三谷泰弘 (Cho)
ハルナ (Cho)
ENA (Cho)

@NHKホール(東京)

[ SETLIST ]
1. SPARKLE
2. LOVE'S ON FIRE
3. 人力飛行機
4. 夏への扉
5. 僕らの夏の夢
6. Sync Of Summer
7. Paper Doll
8. ポケット・ミュージック
9. 2000トンの雨(キーボードで弾語り、途中まで)
10. シャンプー(キーボードで弾語り)
11. ONLY WITH YOU
12. I LOVE YOU‥‥Part II
13. クリスマス・イブ
14. 蒼氓
15. さよなら夏の日
16. メリー・ゴー・ラウンド
17. 今日はなんだか
18. LET'S DANCE BABY
19. アトムの子
EC:
20. パレード
21. Ride On Time
22. 恋のブギ・ウギ・トレイン
23. YOUR EYES

LiveFans より





2024.7.19

AI の実力

最近は、YouTube や TV番組でも
出演者が喋っていることを字幕でも
表記することが多くなった。
きっと以前は、人間が聞き取って、
文字に起こしたものを使っていたんだろうけど、
最近は自動で文字化する技術を
使っているんだと思う。
これも AI(人工知能)の一種だろう。
その字幕が、間違っていることが多い。

例えば、AI の明らかな聞き間違いはこんなの。
「180度違う」→「180トン違う」
「負いを感じた」→「おいおい感じた」
「都政」→「個性」
「切れない」→「消えない」
これらは、話者の発音の悪さも
原因の一つかも知れない。

聞き間違いだけではなく、変換のミスも多い。
「安芸高田市長」→「安芸高田市町」
「有志が集まり」→「融資が集まり」
「絵に描いた持ち」なんてのもあった。

テレビの場合は、さすがにチェックしているのだろう、
ミスは少ないように思うが、YouTube は、
チェックせずにアップしているのだろうか。
ミスが多い感じがする。
AI には、まだ前後の脈略から言葉を選ぶという
ことが不十分のようだ。
今後の課題だろう。
とはいえ、10年前からすると
かなり進歩したんじゃないかと思う。
それは、英語の自動翻訳を使ったときに感じる。
かなり、不自然な訳が減ってきたと思う。

先日、あるサイトで チャットAI を混乱させる
質問というのを読んだ。

「マラソンをしています。
10位の人を抜きました。
私は今、何位でしょう?」
と、3つのチャットAI に訊いたところ、
ふたつのチャットAI の回答は
「あなたは9位になります」だったらしい。
「あなたは10位です」と正しく答えたのは
ひとつだけだったという。
何やら難しいことを答えられるくせに
10位の前に出たから9位だという
小学生並みの間違いをするようですぜ。





2024.7.19

政治家と政治屋とメディアと自分の正しさ

都知事選後も何かと話題の石丸伸二氏。
テレビによく出るようになって、
全国に知られたのは良かったと思う。
政治家に知名度って大事だからね。

投票日当日夜、小池さんの当確発表後の
石丸さんのテレビにおける態度が、
賛否両論で、興味深い。
SNSでは、アンチ石丸派の投稿も目立ち始めた。

それまで、石丸支持を表明していたのに、
あの報道後、石丸批判にまわった人もいる。

ある芸人は、それまでは石丸支持だったのに
手のひらを返したかのような論調になってしまった。
そんな風に受取る人がいることに少し驚いた。

挙句の果てには「ゆくゆく彼は独裁者になるだ」とか
「トランプ元大統領に似ている」だとか言い出す人もいる。
私が見た中で一番凄いのは「ヒトラーに似ている」だ。
彼が当選したら、マジで、ヒトラーみたいなことを
すると思っているのかどうかは知らんけど。
トランプに似ている要素も、ヒトラーに似ている
要素もあるかも知れない。
でも、彼はトランプでもヒトラーでもない。

おそらく、今までにいないタイプだったので、
どう扱って良いのか分からないかのようにも見える。

前述の芸人なんかは、
「反対の意見の人もいると思う。
いても良いと思う。ただ私はこう思う」という
言い方をしているけど、自分に批判をする視聴者に
まるでケンカ腰な反応なのが大人げなく見えて残念。
表現に批判は付き物なので、批判を受けるのは
当たり前だけどね。

私は、石丸氏がなぜああいう受け答えをしたのか
理解できるので問題ないのだけど、
その芸人は、なぜ石丸氏がああいう態度に出たかを
見聞きしていないわけではないだろうと思う。
そうすると、これは個人の価値観によるんだろうな。

テレ朝だったかな、石丸さんを1時間20分にわたって
インタビューしたのだが、それを10分に編集して
テレビで流したようだ。
私も報道番組の中で、その一部は観た。

それが印象操作のある編集だったようだ。
編集で、ある文言の文脈が違って聞こえるように
することは難しくない。
今までだってメディアは、政治家や芸能人の発言を
悪意のある編集によって、視聴者に偏った印象を
与えてきたことは、周知の事実だ。

石丸さんは、(YouTubeに)ノーカットで
アップして欲しいと言っているが、テレ朝は
(今のところ)応じていない様子。
(というか、ご自身のチャンネルではそう言っているが、
テレ朝にそうリクエストをしたのかどうかは分からない。)
全編ノーカットでアップすると、編集したものの意図が
見えてしまうので、今さら出来ないのかも知れない。
印象操作がバレてしまうからな。

産経新聞は編集なしで、インタビューを公開した。(約36分)
石丸さんが、編集なしで公開することを条件に
インタビューを受けたのか、産経新聞の方の判断で、
そうしたのかは分からないけど、今後はこういう
形も増えて行って欲しい。
このインタビューは、文字の情報もあるのだけど、
文字の情報よりも、どういう表情で、どういうトーン、
ニュアンスで言ったのかは、動画の方が伝わりやすい。
コミュニケーションにはそれらも含まれる。
文字だけでは限界がある。
この産経新聞のインタビューで、投票日当日の
自身の受け答えの背景も話されているが、
メディアは、プロとして受け止めるべきではないかと思う。

石丸さんのことは置いておいて、今、メディアが
しなければならないのは、当選した小池さんに対する
取材ではないだろうか。
学歴詐称、公選法違反で複数の告発が
されていることについてとか、
透明化といっておきながら、なぜ、オープンにしない
情報があるのかとか、都の職員の天下りに
ついてとか、ツッコミ所はたくさんあるではないか。
もちろん小池さんは、まともな受け答えをしないだろう。
でも、テレビも朝堂院さんの発言とか報道しても
良いんじゃないかと思う。
テレビしか観ない人は、知らないことだらけだよ。
私だって、インターネットがなかったら、
知らなかったことだらけだ。

落選した候補者に「敗因の原因は?」とか
「手ごたえはありましたか?」とか聞くより、
マイクを向けるべき人がいるのにね。
マスコミにも変革が必要だ。

それにしても、人間はなんて「自分が正しい」と
思っている生き物なんだろう。
そういう私も含めて。
と、今回痛烈に感じているのだった。





2024.7.15

フルマラソン完走への道 その2

昨日書いた通り、11月にフルマラソンに挑戦する。
初心者がフルマラソンにいきなり挑戦するのだから、
色々と準備も大変だ。
100キロウォークのときも色々あったからな。

インターネットで調べてみると、
無料でトレーニングの方法を知ることができる。
ホンマ、便利な時代になったもんやと思うが、
だからと言って完走できるかどうかと関係ない。
話がそれるが、ギターの練習方法も、
私が16歳の時のことを思うと信じられないほどの
情報が無料で手に入る。
が、それを見たからといって
ギターを弾けるようになるわけではない。
つまり、「便利」はただ「便利」なだけで、
何かの達成や幸福に直接は関係ないんだな。
その情報を自分がどう使うかで、
達成や幸福に関わってくるわけだ。
当たり前のことやけど。

話を戻そう。
ランニングのトレーニングについて、素人なりに自分で
考えていたメニューがあったのだけど、それはやめた。
あるサイトで 良い方法を見つけたんだ。
それは「ウォーキング+ランニング+ウォーキング」。
例えば30分間なら、10分ウォーキング、10分ランニング、
10分ウォーキング、というメニューだ。
このランニングの時間を10分から、20分に、30分にと
徐々に伸ばしていく。
いきなり10分から20分にするのではなく、
徐々に増やしていけばいいんだ。
最初の目標は「30分間のランニング」と書いてあった。

30分間のランニングができるようになったら、
次の目標は60分間のランニングという風に
少しずつ時間(距離)を伸ばしていくという方法だ。
幸い歩くことには慣れているので、
ウォーキングの間にランニングを取り入れればよい。

早速始めてみた。
普段ウォーキングで、1時間2時間歩くのに
慣れているので30分ではもの足りない。
1時間ぐらいで始めようと思い、5・3キロのコースを考えた。

まず10分歩いてから、10分走ってみた。
しんどい。
思ったよりしんどい。
ほんで、めっちゃ遅い。
そらそうやな、この数十年、ほとんど走ったことない。
何かで急いでいて走ったとしても、1分か2分やろ。
10分走ったのなんか、何十年ぶりや。

帰宅してから、10分間で走った距離を見てみたら、
1,088メートル。
時速にして 6・5キロ。
遅い。
早歩きと変われへん。
でも、この速度で、42・195キロ止まらず、休憩せず
走ったら、6時間半でゴールできる。
今日は、10分で限界やったけど。

なんとか10分堪えて走った後、10分歩いたら、
また走れるような気になったので、
5分走ろうと走り始めたけど、3分でめげた。
それから、7分歩いて、もう一度3分走ろうと思ったら、
2分でめげた。
体力ないわ。
びっくりするほどない。

でも、まあこれがスタートやな。
無理は禁物。
数回は、ウォーキング中に10分間ランニングをやってみて、
それから、少しずつ 時間を伸ばしていこうと思う。


7/15 ウォーキング+ランニング 練習記録
距離 5・3キロ
時間 53分
時速 6・0キロ
ランニング最長時間 10分





2024.7.14

フルマラソン完走への道 その1

60歳から70歳まで、毎年何かやったことのないことを
やろうと決めた。
60歳の年(2022年)には、初めての写真展を開催。
61歳の年(2023年)には、100キロ・ウォークを完歩。
さて、62歳の今年は……と思っているうちに、
もう7月も半ばになってしまった。

実は、昨年10月、100キロウォークを終えた時点で、
次の目標が、ふっと閃いた。
10月27日「100km ウォーク 完歩への道 その24」には、
「さて、62歳は何をやろうかね。
って、すでに考えていることはあるんだけど、
本気でコミットしたら発表するよ」と書いた。
なのに、先日まで8か月間も決められずにいた。
タイトルに書いたように、それは「フルマラソン」だ。
100キロウォーク以上に自信がなく、
諸々の考慮もあり、決断をためらってきた。
一時は、やはりやめようとも思った。
しかし、これは避けて通れない、
これ以上先延ばしにしてはダメだと思い、
最初のインスピレーションに従うことにした。
100キロ・ウォークのときもそうだった。
あのときも、ふっと思いついて、やるしかないと
腹をくくったんだ。

さて、今年のお題。
「フルマラソン」。

一時期、妻がマラソンにハマり、ハーフ・マラソンに
出場したことがあるが、そのときでも私は
全く走りたいと思わなかった。
私のことを子供の頃から知っている人なら、
誰もが「お前に一番遠いやつやん!」と言いそうな、
長距離走「フルマラソン」。
100キロ完歩したおかげで、42・195キロは、
歩くのであれば、なんてことはない。
しかし、今度は歩くのではなく、走るのだ。

いくつかの大会の概要を見たが、
ほとんどが制限時間が6時間なんだな。
う~む、6時間……
時速7キロで休みなしの6時間。
想像でけへんね。
100キロウォークは、何度も休憩をして歩ききった。
42・195キロを歩くのなら、休みなしで
8時間以内にゴールする自信はある。
でも、走るとなると、歩くより数倍しんどいような気がする。
もちろん、最悪、途中で少しぐらい歩いても構わないけど、
制限時間内にゴールしなければならない。
制限時間が8時間なんて大会は、日本ではなさそうだ。
ホノルルマラソンは、制限時間がないので、
円高ならそれもありだったんだけどな。
とはいえ、歩いてゴールしたのでは、
マラソン大会に出る意味がない。

元来、子供の頃から走るのが苦手だ。
いや、苦手というより、嫌いだ。
幼稚園の時、近所の年上の子(小学2~3年生)が
取り仕切って、かけっこをさせられた。
近所をぐるっと走って競争しろというのだ。
私は参加したくなかったけど、逆らうこともできず、
仕方なく嫌々スタートした。
そして、そのコースの途中に自分の家の前を通ったので
そのまま家の中に入った覚えがある。
レースを棄権したんだ。
それぐらい、走るのが嫌いだった。
走るのも、ビリになるのもイヤだった。
幼稚園の時のことなのに結構、ハッキリ覚えているよ。
その年上の子が誰だったかも。

小中学校では運動会の徒競走は、
ビリか、ビリから2番目にしかなったことがない。
中学3年間で毎年一番イヤな日は、体力測定。
1,500メートルの持久走が、イヤでイヤで仕方がなかった。
高校の時は、確か全員が走るような徒競走はなかった。
高校3年生の時、どういう経緯か忘れたけれど、
私はクラスのリレー選手として、体育祭で走った。
あの体育祭の前の1ヶ月間ぐらいは、
毎日夜、練習で家の近所を走ったものだ。
好きだった女の子に良く思われたくて。
そのモチベーションって凄いよね。
おかげで、200メートル位かな、
ひとりも抜かれることなく、走り切った。
人を抜くことは、出来ないだろうから、
せめて順位を落とさないようにと頑張ったんだ。
何位だったか忘れたけど。

そんな話は、どうでもええ。

フルマラソンだ。
制限時間は、多くが6時間なのだけど、
なるべく長いのを探したら、
11月24日に与論島であるマラソンは、7時間だった。
でも、どうも与論島は、往復の移動が
負担になるような気がして、なんだか心細い。
それで、6時間45分以内という
富山マラソン(11月3日)にエントリーすることにした。
もう決めた。
前日、当日のホテルも予約したよ。

あと、111日。
これから、準備と練習を始めるんだけど、
さて、どうなることか。





2024.7.9

カレーはスポーツだ! #75
ステーキ肉増し&煮込みカレー/ センタービーフ(五反田)
★★★★☆


少し前に品川区の五反田にオープンし、
気になっいた「ステーキライスと
カレーの店 センタービーフ」 。
ステーキライスを食べようと思ってランチに
行ったのだけど、メニューを見て気が変わり、
カレーをオーダー。



ステーキ肉増し&煮込みカレー(1,690円)に
チーズトッピング(100円
)、計1,790円也(税込)。

トロトロになるまで煮込まれたビーフが
たっぷり入ったカレーにステーキ(80グラムと
言ったかな)がライスの上に乗っている。
ステーキは柔らかい赤身で、ソースの味もよく、美味い。
これは、カレーには混ぜずに食したい。
カレーは、あまり辛くなく、ルー自体の味には
それほど特徴は感じられなかったけど、
たっぷり入った煮込まれたビーフは私好み。
リピ決定。
でも、次回はやっぱりステーキライスも試したい。





2024.7.8

フェイクに気をつけろと言いながら
フェイクを流す報道番組


テレビの報道番組『ニュース zero』で、
フェイク情報のことを扱っていた。
小池都知事が、八丈島での演説の際、
現実には何も書いていない垂れ幕があったらしい。
そこに「カイロ大学首席卒業」と文字が入れられた
フェイク画像がXにアップされていたというのだ。
フェイクによって、人々に誤ったイメージを
与えるのは簡単だ。
専門家によると、フェイク情報を見破れるのは
15%で、85%の人は騙されてしまうらしい。
その報道は良い。
誰しもフェイクを信じてしまっている可能性はある。
騙されないようにという注意喚起になるだろう。

しかし、その前のコーナーで、石丸伸二氏の
昨日のインタビューに言及していたんだ。
石丸さんは、記者から今後の活動について聞かれて、
「政治家としてあらゆる可能性をテーブルに載せる」と言った。
その上で、選択肢の一つとして、国政を挙げた。
その時「例えば 広島1区」と言った。
「出馬する」などとは、ひと言も言っていない。

それを、自民党の幹部だか患部だかが、
「まだ都知事選の開票が全部終わってないのに、
国政に出るというのは、広島県民も都民も違和感がある」と
言ったと、番組は紹介した。
これ、フェイクやん。
まるで、石丸さんが「広島1区に出る」と、
言うたみたいに報道してるやん。
ちゃんと聞けば、石丸さんは(何度も)
可能性を言っただけだと言うてるやん。
出馬するなんて、ひとことも言うてない。
明らかにうそをつく政治家も少なくない中、
石丸さんは、とても言葉を大切にしてると思うのだけど。
ほんで、自民党の幹部って誰やねん。
名前も言わない。
それ、何のための情報?
何か意図がある?と勘繰ってしまうわ。
もしかしたら、記者に
「石丸さんがこう言ってたんですけど、どう思われますか?」
と聞かれてのその幹部とやらのコメントだったかも知れない。
もしそうだとすると、その記者もアウトやん。

昨日の日テレの夜のインタビューも最悪やったけど、
(これ観てください)
テレビはホンマにアカンなぁ、終わっとるなぁ、
と思ったら、『ニュース zero』も日テレやん。

残念至極。
言語道断。

一方で素晴らしかったのは、『中田敦彦のYouTube大学』の
小池さん、石丸さん、蓮舫さんとのそれぞれの都知事選対談。
私は、蓮舫さんに良い印象を持っていなかったけど、
それがマスコミ(この場合はYouTubeも含むけど)の
せいだと分かり、蓮舫さんに対する印象が変わったもん。
これって凄いことやと思う。
こういうのを地上波で流さなあかんと思う。
中田あっちゃんは、インタビュアーとして、
素晴らしいと思う。
古市氏にも見習って欲しいね。





2024.7.7

残 念 や

東京都知事選挙、もしかしたら奇跡が起こるかも、
と思っていたけど、残念ながら応援していた
石丸伸二氏は、2位に終わった。

開票率 91%(7月8日 00:49)の時点で、
得票数は次の通り。(4位まで)

小池百合子  2,768,612(当選)
石丸 伸二  1,552,445
蓮 舫    1,196,697
田母神俊雄  225,427

立候補者数 56
有権者数 11,349,278
投票率 60.62%
開票率 91%

私は、あまり政治に関心がない方で、
いつも選挙のたびに、誰に入れて良いか
分からず困っていた。
その時その時の雰囲気で、誰に入れるか
選ぶ程度だったんだけど、今回の都知事選には
本当に関心を持って、毎日、色んな候補者
(数人だけど)の演説を YouTubeで聞いた。
生まれて初めて、政治献金なるものもしたよ。
それぐらい、石丸さんに当選して欲しいと
思ったけど、積極的にそのことを発信したのか、
と問われれば、普段会う人数人に話した程度で
それほどでもないんやな。
これは、自分ももっと本気で動かないと
世の中は変わらないんだと、
既存政治を破る壁の厚さを感じた。

2位というだけでも凄いけど、
蓮舫さんに30万票以上の差をつけたのは、
素晴らしい。
最終的には、もっと差が開くかもしれない。

投票率は、 60.62%で、前回より 5.62ポイント
上回ったというから、これは石丸さんの影響が
大きいのではないだろうかと推測する。

それにしても、現職って本当に強いんだな。
今日、鹿児島県知事選挙も行われたが、
当選したのは、現職の塩田氏だった。
鹿児島県のことはよく分からないし、
この人のことは何も知らないんだけど。

今回の流れで行くと、おそらく、小池さんは
リコールの対象になるだろうと思う。
あと4年の小池都政を
覚醒した都民が許さないだろう。
もちろん私も署名する。
でも、就任から1年後からしか
リコール出来ないでの来年の話だ。

調べてみると、リコールに必要な署名数は、
東京都の場合、「80万を超えるときは、
80万を超える数の8分の1と40万の6分の1と
40万の3分の1を合計した数以上」
ということだ。
はい、計算する気にならない。
2014年の都の数だが
「総有権者数1068万5343人で計算すると、
135万9008筆の署名が必要」との記述があった。
そこから見ると、ざっくり150万人ほどの
署名が集まれば、都知事をリコールできる。
これは、石丸さんの得票数だし、蓮舫さんに
入れた人も賛同するだろうから、
数としては難しくないようだけど、
実際に署名を集めるとなると、
一体誰がそんなことすんねん、という
膨大な時間と労力がかかるだろうな。

そう考えると、リコールはそんなに
簡単なことではないと思えてくる。
大都市ではリコールが成功した例が
ないという記述も読んだ。
町長、市長クラスだと過去にいくつも
例があるんだけどね。

そしてリコールが叶ったとしても、再度、
小池さんが当選してしまうということもありえる。

う~む。

しかし、それでも面白い。
こんな風に思えるのは、石丸さんのおかげだよ。








2024.7.4

MIKE STERN BAND
featuring DENNIS CHAMBERS,
LINCOLN GOINES, BOB FRANCESCHINI
& LENI STERN




昨年9月の来日は、4年ぶりだったけど、
もう完全にコロナ前に戻ったようで、
1年も開けずにの来日となった。
昨年は、ジェフ・ローバーとの双頭名義だったけど、
今年は、「マイク・スターン・バンド」名義。
昨年、ゲスト扱いだった奥方のレニーも
メンバーとなっている。

ドラムがデニチェン(デニス・チェンバーズ)。
これは嬉しいな。
一時は、大丈夫かなと思うほどに
痩せていた時期もあったけど、完全に復活してるね。
私はデニチェンを将軍と呼んでいるんやけど、
(なんか将軍っぽいので)今日もえげつない、
スリップビートを叩いていたよ。
デニス将軍、健在。
ベースは、リンカーン・ゴーインズ。
マイクは、ホントに多くのベーシストと来日しているけど、
もしかしたら、リンカーン・ゴーインズが初めてかな。(未確認)
サックスは、久しぶりにボブ・フランセスチーニ。

曲は、レニーがンゴニ(西アフリカの楽器)を
弾きながらボーカルもとった『Show Me Your Face』に
始まり、『Tumble Home』、『All You Need』など。
アンコールは、ジミ・ヘンの『Red House』。
大変盛り上がりました。

マイクは、もう71歳になった。
両手骨折の事故からは完全に復帰を果たしたけど、
見た目には右手のフォームは、不自然に見える。
あの不自然な手首の角度で、あれだけの高速
ピッキングをこなすのは大変な練習を要しただろう。
復帰後しばらくは、たまにピッキングのミスも
あったけど、今は完璧で事故以前か、
もしかしたらそれ以上かもしれないと思う。
人間の可能性と諦めないことの凄さを
思い知らされる。


[ MEMBERS ]
Mike Stern (g)
Dennis Chambers (ds)
Lincoln Goines (b)
Bob Franceschini (sax)
Leni Stern (g)

@ Blue Note Tokyo
2nd show


[ 関連動画 ]
MIKE STERN BAND LIVE
(ベースだけ今日と違うメンバー Rubem Farias)
1:25:18 あたりからのドラムソロを聴いて欲しい。





2024.6.30

東京都知事選
あと一週間


二週間ほど前にも、東京都知事選について書いたが、
かつてここまで選挙に関心を持ったことはなかった。
面白いんだよ。
毎日、数十分から多ければ数時間、
YouTubeで都知事選関連の動画を観ている。
多くは、石丸伸二候補の街頭演説や
誰かとの対談などだが、一応、小池さんや
ほかの候補の話も(少しだけど)チェックしている。

政見放送も全員ではないけど、十数人分観た。
中には全くふざけているとしか思えない、
選挙をバカにしているかのような、
最後まで聞くに耐えないものもあった。
多くの人が政治に関心を持ち、立候補することは
悪いことではないが「何でこんな人が?」という人も
立候補していて、なんだかやり切れない気持ちになった。
昔 聞いた「人数が増えるとモラルが下がる」という
言葉を思い出した。

石丸伸二候補について言えば、
安芸高田市長時代、昨年10月の財政説明会の
動画も観たけど、専門用語の解説を交えながらも
全くの素人にも分かりやすい説明は素晴らしいと思った。
そして、ある市民の(質問というよりは)主張に
対する回答も、普通の政治家ならけっして
言わないような内容・言葉で、
この人 ホンマに凄いなと感心してしまった。

先週の公開討論会(小池百合子/石丸伸二/
田母神俊雄/蓮舫)。
現職小池さん対三人の構図になった。
相変わらず質問に答えない小池さんのタヌキぶりも
見られたが、彼女の明らかな失言もあった。
この討論会などもテレビでも放送すれば
良いと思うのだけど、テレビはもう報道という意味で
ダメになってしまったんだな。
その後も、公開討論会のオファーもあったらしいが、
もう小池さんが討論会には出ないらしく、実現しないだろう。
誰が都知事に相応しいか、浮き彫りになると思うので、
もっとやれば良いと思うんだけどね。

今日の東京新聞の電話調査の結果では
「小池百合子氏がややリード 蓮舫氏が続く
石丸伸二氏は追う展開」となっている。
「現職は強い」と言われてきたけど、
小池さんは「ややリード」という表現になっている。
「やや」ということは、なんだか勢いが
弱ってきたんだろうか。
虚偽の学歴記載の疑いで、東京地検に
刑事告発されてるし、それとは別に
都民175人が、公選法違反容疑で
東京地検に告発している。
まあ、獄中から立候補している候補者もいるけどね。

石丸さんは、毎日10か所以上の街頭演説を続け、
多いと3千人近く集まっているというから、
かなり盛り上がって来ているようだ。
あと一週間、これは目が離せない。

誰に投票するか、決めかねている人は、
(決めている人も)石丸さんの動画を観てね。
面白いよ。





2024.6.29

ハービー・山口 写真展
HOPE 2024 ― 希望を撮り続けた50年 ―




渋谷のヒカリエに寄ったので、
8~9階で何か展覧会をやっているかなと
観に行った見たら、なんとハービー山口さんの
写真展をやっていた。(8階の一部で)
ハービーさんが、日本写真芸術専門学校の
校長に就任されたらしく、その記念展だった。
入場は無料!

そんなにたくさんの展示数ではなかったけど、
1970年代から最近のものまであった。
多くは、知っている写真だったけど、
やはり、写真集のような小さな写真ではなく、
大きくプリントされ、額装された写真は、
迫力と説得力が違う。
何度観ても良い。

ハービーさんの家のアルバムから、
子供時代の写真まで展示されていたよ。
(これは初めて観た。)

ヒカリエは会場01で、会場02として、
日本写真芸術専門学校のギャラリーでも
同時開催中なのだが、今日は行かなかったので、
会期中(7月7日まで)に行こうと思う。


@ヒカリエ8/02/CUBE




今森光彦
にっぽんの里山



渋谷から家まで(5キロぐらい)歩いて
帰ろうと思い、途中で恵比寿ガーデンプレイスに
立ち寄った。
東京都写真美術館で、面白い写真展を
やっていたら観ようと思ったんだ。

今森光彦さんの「にっぽんの里山」という
写真展を開催中だった。
今森さんのことは存じ上げなかったが、
先日、信州へ森や山の撮影旅行に
行ったこともあり、どんな写真なのか
興味が湧いたんだ。

特別、予想や期待もしていなかったのだが、
これが驚くほど素晴らしかった。
風景写真で、あんなに感動するとは
思っていなかった。

今森さんは、人間と自然が共存している
ところを「里山」と呼んでいる。
所謂ネイチャーフォトは、人間や人工物を
含まない自然のみを写したものを指すことが
多いようだが、今森さんの写真には、
人や畑、田んぼ、家畜なども写っている。
昆虫やカエルなんかも。
それらが、正に大自然と共存している姿を
美しく、壮大なスケールで捉えているんだ。

北は北海道から、南は沖縄の離島まで、
春夏秋冬のテーマに分けられた写真たち。
自然の大きさと、人々の営み、
その力強さに圧倒され、落涙するほどの
写真もあった。
外国に行かなくても、日本でこんな
奇跡の風景が撮れるんだと思った。

それらの写真を撮るために、その地に
何度通ったのだろう。
何時間待ったのだろう。
私が、ちょっと行って撮ってきたような
なんちゃってフォトとは、もう根源からして
違いすぎて、完全にノックアウトされた。
そして、自分もそんな写真を撮りたいと思った。

美しい自然風景は、ともすると
絵葉書のような写真になってしまう。
もちろん絵葉書のような写真だって、
そう簡単に撮れるわけではないのだけどね。
今森さんの写真は、そのレベルを超越して
神々しささえ感じるのだった。


朝霧の棚田 新潟県十日町市

展覧会図録を買ったけど、展示されていたものと
色も大きさも迫力も違いすぎるな。
上の「朝霧の棚田」なんて、横3メートルも
あったから、凄い迫力だった。


@東京都写真美術館 2F展示室




WONDER Mt.FUJI 富士山
~自然の驚異と感動を未来へ繋ぐ~




東京都写真美術館では、4つの展覧会を開催中だった。
「今森光彦 にっぽんの里山」と、もうひとつ、
「WONDER Mt.FUJI 富士山
~自然の驚異と感動を未来へ繋ぐ~」という
写真展を観た。
18人の写真家の作品が数枚ずつ展示されていた。

「にっぽんの里山」は入場料が700円で、
「WONDER Mt.FUJI 富士山」は、1200円。
(セットで 1710円だった)
こちらの方が高かったんだけど、
「にっぽんの里山」が良すぎたせいと、
なんだかちょっと奇をてらった展示に感じられ、
私の評価はイマイチ。
中には良いと思う写真もあったけどね。


@東京都写真美術館 B1F展示室





2024.6.29

違国日記



新垣結衣主演の映画『違国日記』。
予告編を観てもあまり食指が
動かなかったのだけど、
ムビチケを貰ったので、観て来たよ。

新垣演じる35歳の小説家・高代槙生
(こうだいまきお)の大嫌いだった姉が
(事実婚の)夫と共に交通事故で亡くなった。
姉家族とは付き合いはなかったが、
15歳の姪・朝(あさ)が親戚をたらい回しに
なることを心配した槙生は、葬式の場で
朝を引き取り一緒に暮らすことを決める。
あまりにも性格の違うふたりの共同生活が
始まるのだけど、どこまで行っても槙生は、
姉(朝の母親)のことを許せない。
その姉の娘だと思うと朝との関係も難しい。

そんなストーリーなのだが、両親を目の前で
交通事故で突然亡くしたにしては、
朝にあまり深刻さがない。
もちろん多少のショックは描かれては
いるのだけど、なんだかリアリティがない。
物語全体としても、リアリティに欠ける。
なんか、ちょっと軽い。
途中で「これ、原作コミックとちゃうか」と
思ったら、やっぱりその通りだった。
(ヤマシタトモコの同名漫画)
主人公の名前、高代槙生(こうだいまきお)や
姪っ子の名前、田汲朝(たくみあさ)が、
もう少女漫画っぽいもんな。

だからと言って映画が良くなかった訳ではない。
最初はギクシャクしていたふたりが
少しずつ家族になっていく様子は、
なんだか応援したくなる感じだし、
高校生になった朝のティーンならではの葛藤や、
槙生の不器用な生き方にもエールを送りたくなったよ。
悪い人が、出てこないのも良いね。

でも、槙生がどうして、姉のことをそこまで
嫌っていたかは、最後まで分からなかった。
高圧的だったとか、ああ言われたとか
こう言われたとか、出て来るんだけど、
そこまで嫌いになる理由としては、なんかもの足りない。
一瞬、槙生と槙生の母親との会話で何かが
明かされそうになるんだけど、そのままスルー。
たぶん、原作ではもっと姉妹の歴史に
触れられているんだろうと推測する。

朝を演じた早瀬憩は、オーディションで選ばれた。
現在17歳。
脇を固める、夏帆、瀬戸康史も良い味を出していた。
監督は、瀬田なつき。
この人の作品は、初めて観た。

タイトルの『違国日記』は「異国」ではないのが、
なんとなくだけど、分かるような気がする。
勘違いかも知れんけど。


★★★★☆


2024年製作/139分/G/日本
劇場公開日:2024年6月7日





2024.6.28

LAWNS

先日観たジョン・スコフィールド(gt)のライヴで、
とても良い曲だと気にいった『Lawns』。
発音は「ラーンズ」か「ランズ」かな。
「芝生」という意味なんだけど、
シンプルなメロディなのにホントに美しく、切なく
ついつい繰り返し聴いてしまうような曲だ。

ピアニスト・コンポーザーのカーラ・ブレイの曲で、
1987年にリリースされた『Sextet』という
アルバムに収録されている。

この曲、先日のライヴで、初めて聴いたと思っていたけど、
多くのミュージシャンにカバーされていて、
私のミュージック・ライブラリー(結構な数)を
チェックしてみると、その中には、そのジョン・スコフィールドや
佐山雅弘(pf)が演奏したヴァージョンがあったよ。

つまり、聴いてはいたけど、その素晴らしさには
気付けていなかったんだな。
他の人のヴァージョンもいくつかチェックしてみた。
中には、テンポ良く演っているヴァージョンもあるけど、
個人的な好みでは、この曲は極力シンプルに、
つまりドラムやホーンは入れず、そして、ゆっくりと
演るのが良いと思う。
その方が、メロディのシンプルな美しさと
切なさが際立つんだ。

渡辺香津美(gt)もカバーしていたよ。
香津美のアルバムは全部聴いたと思っていたけど、
なぜか聴いていなかった『Mo'Bop III』に収録されていた。

Shiho(vo)は、このメロディに歌詞をつけて歌っている。
作詞は、Shanti(vo)。
勝手に歌詞をつけて発表するわけにはいかない。
事務所なりレコード会社なりが、権利者側と
コンタクトをとり承認を得るのがスジなんだろうけど、
本人まで届かず、会社同士の話で終わるなんて
イヤだと思った Shiho は、なんとかつてをたどって、
カーラの旦那のスティーヴ・シャロウに間接的だけど、
コンタクトを取るんだ。
すると、そのコンタクトを取ってくれた人あてに
スティーヴから「カーラと一緒に聴いたよ」という返事が届く。
カーラからは、こんなメッセージが。

I am most grateful that Shiho has taken such care with my song.
She has cared for it with great sensitivity,
and has provided my child “Lawns” with new life.
I offer her my thanks, and “Lawns” does too.
Shiho が私の曲をとても大切にしてくださったことに、心から感謝しています。
彼女はとても繊細に曲を大切にし、私の子供「Lawns」に新しい命を与えてくれました。
私は彼女に感謝し、"Lawns" も感謝しています。


ええ話やなぁ。
この話はこちらより。

この曲は、ドレミで言うとドレミファソだけで作られている。
ソは一度出てくるだけで、使わなくても良いぐらいで、
ほぼ4つの音からなる。
盛り上がるサビもない。
でも、多くのミュージシャンやリスナーが
この曲に魅了されている。
こんな音数で、名曲が作られるということにも驚くが、
そこは当てがわれる絶妙なコードとの関係もあり、
この世界が出来上がっているのだと思う。
作曲者のカーラ・ブレイのセンスの素晴らしさに脱帽だ。

ソロ・ギターで演れないか、模索中だが、
あまりにシンプル過ぎて、つまらない演奏に
なってしまいかねない。
やはりセンスが問われるのだな。
近いうちに YouTube にアップするよ。


心を落ち着かせたい時に、ぜひ聴いて欲しい。
 ↓
Carla Bley - "Lawns"
"Sextet" 収録のヴァージョン。

Carla Bley and Steve Swallow - Lawns
カーラ&スティーヴ夫妻によるデュオ

Rudiger Krause Carla Bley Steve Swallow Lawns
夫婦+ドイツのギタリスト(Rudiger Krause)

John Scofield Trio - Lawns - Live @ Blue Note Milano
これも ベースは、Steve Swallow。テンポちょい速めで軽快。



shinya◇shin223.com
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