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 つつみしんやのひとりごと 
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Camera & Photo
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音楽活動とギター
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2022.5.19

「つつみは最近、何を読んでいますか?」

最近、読書をしている。
こういうのをマイブームと呼ぶのだろうか。
本を読むのは好きだけど、
それよりやりたい事が多くて、
年間数冊程度しか読まない私が、
ひと月ほど前から、続けて読むようになった。
ゴールデンウィークのおかげもあるけど
この1カ月ほどの間に4冊読み終えた。
引っ越しのあと、物を減らすために、
手元に置いておく本と処分する本の
区別をするために整理し始めたのが
きっかけになった。

そして、読んだ本が面白いと、
続けて違う本を読もうと思うが、
読み始めた本があまり面白くなく
途中で止まってしまうと、読書という
行為自体が止まってしまうんだと気付いた。

20代の頃には、ろくに仕事もせずに
安アパートに引きこもって、
数カ月間、本ばかり読んでいた時期もあった。
あの時が人生で一番読書した。
きっかけは、失恋だった。
人間を一番成長させるのは、
恋愛だと何かで読んだことがあるが、
なるほど、そうだと思う。

高校時代の恩師、菊井先生は、
よく私たちに「本を読みなさい」と言った。
週に一冊、年間50冊読めと。
先生が薦めるのは、トルストイの『戦争と平和』、
『アンナ・カレーニナ』などだったが、この2冊は、
卒業から40年以上経った今もまだ読んでいない。
死ぬまでに読もうと思うかどうかも分からない。
(たぶん読みそうにない。

他にもたくさん薦めたられた気がするけど、
何しろ興味のない本ばかりだったので、覚えていない。

ある日、先生が訊いてきた。
「つつみは、最近何を読んでいますか?」
私が、「筒井康隆です」と答えると、
先生は、何も言わずに ちょっと困った様な
顔をされたのが、印象に残っている。

筒井康隆、面白いんだけどな。
たぶん、菊井先生は読んでいなかったんだろうな。
今でも忘れられないのが『家族八景』。
人の心を読み取る能力を持つ少女、
七瀬が、お手伝いさんとして8軒の家で働く物語。
その家族の心理を全部、読み取ってしまうのだ。
読んだのは、高校卒業後だったかもしれないけど、
人の心の中が、赤裸々に語られるのが、
とても強烈だったのを覚えている。

『家族八景』は、続編があって、
『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』と続くのだが、
『家族八景』のインパクトが大きかった分、
だんだん面白くなくなっていった覚えがある。
もしかしたら、今読んだら、違う感想を持つかもしれない。





2022.5.18

佐藤浩市「役者唄」
Live at Blue Note Tokyo




2日連続のブルーノート。
先輩俳優の原田芳雄の勧めで歌い始めたという
佐藤浩市のライヴに行ってきた。

役者が歌うというのは、ミュージシャンが
歌うというのとは、また違う味があるのは、
分かるが、私は、正直、原田芳雄や
松田優作の歌がそんなに好きではなかっった。
これは、ナマで聴いたことがないということと
大きく関係しているかも知れない。

というのも、佐藤浩市の歌は、初めて聴いたけど
「また聴きたい」と思ってしまったからだ。
いや、根本的に原田芳雄や松田優作よりも
佐藤浩市の歌が、私の好みだったと
いうことだけかもしれないけれど。

ショーは、小澤征悦(ゆきよし)と吉田栄作の
寸劇(?)から始まった。
2人は、BARで飲んでいる設定で
バーテンダーと3人で 佐藤浩市 のことを
いじっている(あんまり良いように話していない)。
そこへ偶然、佐藤浩市 が次のライヴの
打ち合わせをしに、ギタリストとやってくる。

今まで、佐藤のことをよく言っていなったふたりが、
急に態度を変える。
吉田の「役者唄って何?」という質問に
佐藤は「歌手ではなく、役者だからこそ
歌える歌がある」と答える。
それを原田芳雄から受け継いだのだと。

佐藤は、「お前たちも歌ってみろ。
ここがブルーノートで、目の前にお客さんが
いると思って」と言い放ち、ライヴが始まった。

まずは、小澤征悦が2曲。
『プカプカ』(西岡恭蔵)という渋い選曲と
小澤が作詞したというオリジナル・ソング。
(タイトル失念。)
さすがは、世界的指揮者の息子。歌も上手い。

吉田栄作にバトンタッチ。
『心の旅』以来の財津和夫作曲のカバーだという
『人生はひとつ でも一度じゃない』。
「人生は一度だけど、何度でもやり直せる」という
メッセージソングだ。
聴きながら、最近自ら亡くなった芸人のことを思う。
もう1曲、ゆくゆくは佐藤浩一に
歌って欲しいという吉田のオリジナル・ソング。
(これもタイトル失念。)
吉田栄作の K.Yairi のギターは、
そんなに古くなさそうなのに
激しいピッキングのために塗装が剥げており、
(ああ、この人ずっと歌ってるんや)と思った。
そういうのに弱い(単純)。

そして、メインの佐藤浩市。
大人の男の色気がスゴイです。
さすがに一流の役者です。
どう見ても、完全にシンガーです。
歌、期待以上に上手いです。
還暦でのCDデビューも納得です。

曲は『朝日のあたる家』、
『ブルースで死にな』など数曲演った後、
小澤、吉田とともに
『横浜ホンキー・トンク・ブルース』
『生きてるうちが花なんだぜ』。
この2曲が本日のハイライトやったな。

アンコールの拍手に3人が再び登場し、
「アンコールの曲がないんです」と
挨拶だけだったのだけど、
なんか最後には、ウルウル感動してしまいました。

会場には、萬田久子さん(開演前から、
その異様なオーラで気付きました)や、
数人の役者さんがおられたようで、
前から紹介してくれたけど、私は
萬田さん以外は、知らなかった。
でも、いつものブルーノートとは、客層が
明らかに違うというのは 興味深かった。
なんか、「ザ・芸能界」みたいな人が多かった印象。
(個人の感想です。)

それから、ライヴと関係ないけど、
歌の3人ともがお腹出てないんよね。
プロフェッショナルって、そういうことやね。
お腹の出てる吉田栄作ってイヤやもんな。
(あ~、そう言うと、ジュリーはちょっと太ってしもたな。)

あと、書かなくても良いことかも知れないけど、
あえて苦言を呈するなら、ギターの人が数回
ビミョーなプレイをしたことや、音がでか過ぎる場面や、
チューニングが甘い場面があったことが、
私は(自分がギター弾きなので)
気になって気になってしょうがなかった。残念。
(上からですが)曲によっては、良いプレイもあったけど、
(なんで、このギタリスト?)って思うほどだったんで
帰宅してからググったら、この人、原田芳雄の長男だった。
う~む、なるほど、そういうことか。


[ MEMBERS ]
佐藤浩市(ヴォーカル)
阿部薫(ドラムス)
小泉P克人(ベース)
原田喧太(ギター)
ミトカツユキ(キーボード)
SAYAKA(ヴァイオリン)
Cast:白柳力(最初の寸劇のバーテンダー)
Guests:小澤征悦(ヴォーカル)
吉田栄作(ヴォーカル, ギター)

@ Blue Note TOKYO
2nd show





2022.5.17

BLUE NOTE TOKYO meets CLASSIC
福田進一 with 渡辺香津美 & 沖仁




「クラシック、ジャズ、フラメンコ
ジャンルを超えたギタリストの頂上共演」と
銘打ったスペシャルなライヴを観てきた。

出演は、福田進一、渡辺香津美、沖仁。
渡辺香津美と沖仁は、何度も観ているけれど
福田進一は、2015年以来 7年ぶり。

まずは、福田のソロ『アストゥリアス』でスタート。
この曲は、クラシック・ギタリスト、
ジョン・ウィリアムスが、1971年にロンドンの
ジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ」に出演した
際に演奏した曲ということで、それに倣って
初めて、ブルーノートで演奏するにあたり、
選んだということだ。
そして、クラシック・ギターといえばこの曲
『アルハンブラの思い出』。
続いて、ピアソラが生誕100年 (2021)、
没後30年 (2022) ということで
『アディオス・ノニーノ』。
ジャズクラブで聴く、クラシック・ギターというのも
乙なもんですな。
それにしても、3曲とも超難しそう。

それから、沖仁とのデュオ、香津美とのデュオ
3人での演奏と、ギター三昧なライヴだった。
ギターは、3人ともガット・ギターで、
香津美は数曲で、スチール弦(マーティンの
ドレッドノートタイプだけどメーカー不明)を使用。
クラシックの福田に合わせてか、
香津美も沖もピックアップ付きのギターは使わず、
マイクで拾っていた。

クラシック、ジャズ、フラメンコと3人の奏法や
アプローチの違いも興味深かった。
比べるもんじゃないのは、分かっているが、
フラメンコ奏法が一番 打撃力(?)があるので、
インパクトが強い。

『スペイン』のイントロとして、『アランフェス協奏曲
第2楽章』を3人で演ったのだけど、
3人が交替でメロディを弾くのが、良かったなぁ。
『スペイン』に突入すると、福田は外れて
香津美と沖のデュオになったけど、自分たちの
ライヴの時より、特に沖が控えめな印象でした。

ライヴとは関係ないけど、今まで大きな思い違いを
していたことに気付いた。
前述のクラシック・ギタリスト、ジョン・ウィリアムスが、
「ロニー・スコッツ」に出演した動画が YouTube に
アップされているのを 福田がツイッターに紹介していると
いうので、観てみた。
大好きな『カヴァティーナ』(映画『ディア・ハンター』の
テーマ曲)も演奏してる。
この曲、ジョン・ウィリアムスの作曲・演奏だと
いうのは、以前から知っていて、
「へぇ~、ジョン・ウィリアムスって、ギターも
弾くんや、すごいなぁ」とず~っと思っていた。

私は、『カヴァティーナ』が映画音楽だったため、
『スター・ウォーズ』や『スーパーマン』、『E.T.』、
『ジョーズ』などを作曲したアメリカの大作曲家
ジョン・ウィリアムスが作曲し、ギターも
弾いているのだと思い込んでいたのだった。

その1971年の動画を観て、「あれ?
ジョン・ウィリアムスって、こんな人やったっけ?」と
思い、ググってみて、ビックリ!
同名の別人だったのだ。

ギタリストのジョン・ウィリアムス
(John Christopher Williams)は、
オーストラリア出身、81歳。
作曲家のジョン・ウィリアムス
(John Towner Williams)は、
アメリカ合衆国出身、90歳。

私が、クラシック・ギタリストに明るくないため、
大きな勘違いをしていたのであった。
気付いて良かった~。


[ MEMBERS ]
福田進一(ギター)
渡辺香津美(ギター)
沖仁(ギター)

@ BLUE NOTE TOKYO
2nd show

[ SETLIST ]
<福田進一 ソロ>
1. アストゥリアス
2. アルハンブラの思い出
3. アディオス・ノニーノ(ピアソラ)
<福田進一&沖仁 デュオ>
4. 魔法の輪(ファリャ)
5. 粉屋の踊り(ファリャ)
6. 火祭りの踊り(ファリャ)
<福田進一&渡辺香津美 デュオ>
7. ブロンズ(香津美)
8. エチュード
9. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(モリコーネ)
10. デボラのテーマ(モリコーネ)
11. プレリュード(バッハ)
<福田進一、沖仁&渡辺香津美 トリオ>
12. アランフェス協奏曲より第2楽章アダージョ(ロドリーゴ)
<沖仁&渡辺香津美 デュオ>
13. スペイン(チック・コリア)
<福田進一、沖仁&渡辺香津美 トリオ>
14. ネコビタン・エックス(香津美)
<福田進一ソロ>
EC. グノシエンヌ(エリック・サティ)


[ 参考動画 ]
John Williams at Ronnie Scott's - Documentary of 1971





2022.5.16

ロバート・ツルッパゲとの対話
ワタナベアニ 著


面白い本に出会った。
先日、新宿 紀伊國屋書店で、
写真集のコーナーを見ていた時のこと、
気になる表紙の本を見つけた。



タイトルは『ロバート・ツルッパゲとの対話』。
その時は、『ツルッパゲ』をちゃんと
読んでおらず、ロバート何某との対話の本かと
思いパラパラ立ち読みすると、何やら
面白そうなので買って帰った。
写真集のコーナーにあったので、
写真に関する本だと思って。

帰って、改めて見てみると 帯には
「君たちに足りないのは哲学だよ。
知らんけど」と書かれていた。

著者のワタナベアニ氏は、
写真家で、アートディレクター。
だから、写真集のコーナーに平積み
されていたんだろうけど、内容は、
ほとんど写真と関係ない。
少しだけ、写真の話も出てくるけど、
基本的に関係ない。

日本人が、いかに自分で考えずに
生きているか、つまり私たちにいかに
「哲学」が欠如しているかを
バッサリと切った内容で、
当然、賛否があるのだが、
私は痛快に面白かった。

そして、自分がいかに考えずに
生きているのかに直面させられた。
結構、それなりに考えているつもりでいたので、
これはちょっと盲点を突かれた感じ。
でも、「自分が気付いていなかったことは
本で読んでも理解できない」
「うっすら感じてわかってはいたけれど、
自分の中で言語化できていなかったこと
だけが、本を読んだことで理解できるのです」
と、書いてあって、ちょっと救われた気になった。
ええ、単純です。

内容はあんまり、ロバート・ツルッパゲとの
対話ではなく、ロバートは時々出てくる程度。
でも、そんなことはどうでも良い。

もっと若い時に読みたかった、と思ったけど
その感想は、ダサいんだな。
そして、若い時に読んだとしても今のようには
感じられなかっただろう。
この年になったから、分かるんだと思う。
泣きたくなるような内容もあり、
珍しく手元に置いて、時々、読み直したい本です。


★★★★★




Cory Henry
コリー・ヘンリー


めっちゃ久しぶりの外国人アーティストのライヴ!
先日観た、マーティ・ホロベックは、
現在、日本在住だから、来日アーティストとしては、
2020年2月28日のアンディ・マッキー以来、
実に2年2カ月ぶり!
長かったなぁ~。
もしかしたら、もう一生観られないんやないかと
心配した時期もあったけど、ようやく
出口が見え始めたという感じ。
来月は、ラリー・カールトンを聴きに行きます!

さて、今日のアーティストは、コリー・ヘンリー。
ファンクとゴスペルをルーツに持つ米国人
ハモンド・オルガン奏者コリー・ヘンリー。
あんまりよく知らなかったのだけど、
何曲かネットでチェックして、
カッコええやないか、これは観とかんといかん、
ということで、行ってきた。

期待以上にめーちゃくちゃカッコええ~。
1曲目始まって すぐ痺れてしもた。
オルガンが主役の音楽って
ほとんど聞いた覚えがないのだけど、
めっちゃくちゃカッコ良かった。

ディープ、ファンキー、グルーヴィ、
ダンサブル、ハッピー、ピースフル。
そんな感じ。(どんな?)

3人ともめっちゃええ感じ。
先日、マーティ・ホロベック・トリオのライブの
感想で「こういうレベルの人たちは、
音楽をもはや『ワン、ツー、スリー、フォー』とは
捉えていないように感じた。
『ダァーーー、ダァーーー』って捉えてる感じ」と
書いたけど、今日はもう一歩進んだ発見があった。
彼らは、そもそもリズム(または拍子)など
取っていない。
以前、小曽根真さんが ワークショップで、
言っていた。
「自分の演奏しているリズムに
合わせるのではなく、演奏でリズムを創り出せ」
言葉は、忘れたけどそんな感じのこと。
そう、彼らの演奏はそれ自体がリズムなので、
「リズムを"取る"」必要がないのだ。
何ということ!
リズムを取って演奏しているうちは、
まだ、音楽をマスターしていないのだ!
そんなことをグルーヴィに発見させてくれる演奏だった。

今どきのリズム&ブルース(歌もの)を
聴かせてくれるのかと思ったいたら、
ラスト3曲を除いては、インスト。
ファ~ンキーなジャズです。
歌もんもジャズっぽいです。
ジャンル分けは、どうでも良いけど、
この人は、こっち(歌ではなく鍵盤)の方が
演りたいことなんやと、感じました。

アンコールなしで、90分弱。
超ゴキゲンなライブでした。


[ MEMBERS ]
Cory Henry / Vo, Key
Josh Easley / B
TaRon Lockett / Dr

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show



ギター・アンプ 事情

イギリスにマーシャル(Marshall)という
ギター・アンプの老舗ブランドがある。
昨年の7月29日に某楽器店に
そのマーシャルの真空管小型アンプを注文した。


写真はメーカーサイトから拝借

YouTube の収録に使う目的で、
ずいぶんあれこれ迷った上、
「DSL1C」 という機種に決めた。
今までは、「ソリッド・ステート」(トランジスタの
アンプ)で鳴らして録っていたけど、
真空管アンプの音で演奏したくなったのだ。

「DSL1C」 は、大体4~5万円ぐらいの価格で、
私が注文した店では、38,500円だった。
(業界では安いことで有名なSハウス)

注文時には、品切れだったので、
入荷待ちという状態での注文だったが、
2~3ケ月もすれば、入荷するだろうと
楽観視していた。

しかし、注文から もうすぐ10カ月になるが、
いまだに入荷の目途は立っていないようで
どこの店舗でも「販売停止中」という
扱いになっている。
中古品は、すでに77,000円。
これからもっと値上がりするかもしれない。

原因は、コロナだ。
そして、ロシアのウクライナ侵攻。
コロナの影響から半導体が不足したことに加え、
ロシア事情で、真空管も不足しているらしい。

YouTube の収録は、今までは、会社で
ギターアンプで鳴らした音をマイクで録っていた。
事情があって、近い将来、会社では
アンプで音を鳴らすことができなくなる。
そうすると、真空管アンプが届いても、
収録に使えないということになってしまう。

まあ、1台ぐらい真空管アンプを持っていても
良いのだけど、過去に3つ持っていた
真空管アンプは、いずれも、数年間所有していて
ほぼ出番のないままに売ってしまったから、
YouTube のために使えないとしたら、
持っていても あんまり意味はない。

それで、自宅でも撮影できるよう
ギターアンプ・シュミレーターというのを
買うことを検討した。
自宅では、ギターアンプを鳴らすことができないからね。
ギターアンプ・シュミレータは、電気的にアンプで
鳴らしているような音を作り出す機材。
過去にも持っていたことはあるけれど、
やはり、本物のアンプで鳴らした音には
及ばないという印象だった。
が、最近の技術の進歩は素晴らしく、
かなり リアルな音を作ることができる。
ブラインドテストをしたら、たぶん私の耳では、
判別できないと思う。

このアンプ・シュミレーターも 各社からいっぱい
出ているが、strymon の「IRIDIUM」と
BOSS の「IR-200」とどちらにするか
悩んだ挙句、「IRIDIUM」に決めた。

「IR-200」の方が、アンプの種類が多いのだが、
どうせ私が使う音は、2つか3つぐらいだ。
なら、シンプルな方が良いし、
YouTube の試奏動画をチェックした限り
「IRIDIUM」の音に惹かれた。
「IR-200」の方が、後発なので
きっと高性能なんだろうけど なんとなく、
BOSS のマルチ系とは相性が合わないような
気がしている。
単体のエフェクターなら、BOSSにも好きなのもあるし、
「IR-200」は、マルチ・エフェクターと違うけど。

「IRIDIUM」の注文と同時に、マーシャルの
「DSL1C」は、とうとう注文をキャンセルした。
「IRIDIUM」は、49,500円だったので、
「DSL1C」のキャンセル分では足りなくなってしもたけど。

その「IRIDIUM」が今日届いた。
「Made in China」かなと思っていたら、
「Built in U.S.A」と書いてある。
なんか嬉しい。
「strymon」というブランドは、2004年に
設立された Damage Control 社が
2009年に「strymon」と名を変えて
スタートしたメーカー。
米国 カリフォルニアを拠点にしている。



まだ音は出してないけど、楽しみ。
次の「そろそろソロギター」は、
これで録ってみます。
あんまり、そっち(動画撮影とアップ)の
知識がなくて、うまく出来るかどうか分からんけど。





2022.5.9

Eric Clapton
Lady In The Balcony : Lockdown Sessions




こういう作品が発売されると、飛びついて買うのだけど、
買ってから 観るまでに結構時間がかかってしまう。
本作も、昨年秋に予約してまで 買ったにもかかわらず、
手元にあると、いつでも観られるという心理が働くのか、
気になりながら、中々観ないという不思議な事態に陥る。
そういう DVD/Blu-ray が何本もあるのだ。
CD は、移動中などにも聴けるのですぐに聴くんだけどね。

そんなことは、さておき、エリック・クラプトンの
『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』。
昨年5月のロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)の
ライヴが、新型コロナウイルス感染拡大のために中止になった。
エリックは、スティーヴ・ガッド(Dr)、ネイザン・イースト
(B)、クリス・ステイントン(Key)の3人を
イギリスの田舎町に集め、無観客のライヴを収録した。
それが、『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・
セッションズ』としてマルチフォーマットで(Blu-ray、
DVD、CD、SHM-CD)発表された。
発売に先立ち、劇場上映版が公開された。
もちろん、観に行ったので 感想はこちら。

2021.10.9 劇場上映版 ロックダウン・セッションズ

発売されたものには、ライヴだけが収録されているけど、
劇場版の方は、エリックへのインタビューや、
リハーサル、オフショットなど貴重なシーンが
15分ほど収められている。
どうせなら、商品化するときにこれらも収録して欲しかったな。
いつか、何かの節目の時に、出るかも知れない。
ファン泣かせである。

さて、Blu-ray を観ての感想。

美しい。
演奏、音楽、映像、全てが美しい。
エリックもメンバーも自分たちの演奏に
満足している様子が窺える。
エリックの歌が、良い。
収録時は、76歳かな。
渋いです。
ブルースやロックが音楽の高みへと昇華していく。
とても良いです。

もう本当に来日しないのかなぁ・・・
ロンドンに行けば、まだライヴを観るチャンスが
あるかも知れないなぁ。

ギターは、4本登場する。
エリックのギターテック(ギターの管理スタッフ)の
ダン製作による12弦ギター、マーティンのECモデル、
ギブソン2本(ES-335 と L-5?)。
ちょっと驚いたのが キーボード2台、
エレアコ・ベース、ドラムセットが
YAMAHA だということ。
スゴイね、ヤマハ。

映像が美しいと書いたけど、
時々挟み込まれる、建物や景色が、
本当に素晴らしい。

これは、Blu-ray ということも大きいかも知れない。
うちのテレビは、大型画面だけど、聞いたこともない
メーカーの安物だけど、それでも十分にきれいだ。
ロンドンの南、ウェストサセックスという所らしいけど、
ここへ行きたいと思わされる。





2022.5.8

ぼけますから、よろしくお願いします。
~ おかえりお母さん ~




2018年に動員20万人を超えるヒットを
したというドキュメンタリー映画
『ぼけますから、よろしくお願いします。』の
続編となる映画。
2018年版の方は、観ていないのだけど、
先日、テレビでこの続編の紹介をしていて
初めて知った。

監督は、信友(のぶとも)直子さん。
彼女の両親を撮ったドキュメンタリーなのだが、
元々は映画を作るつもりで撮り始めたのではなく、
撮影の練習だったらしい。
彼女は、ドキュメンタリーのディレクターで、
取材にカメラマンを連れて行けない時には、
自分でも撮影しなければならない。
そんな時のためにハンディカメラの撮影練習を始めた。
つまり公開する意図などなく、
きわめてプライベートな撮影だったわけだ。

撮影を始めてから、お母さんがボケ始めた。
そのお母さんを撮ることに抵抗を感じ、
撮影しなくなると、お母さんが
「私がボケたから、撮るのをやめたのか」と
言われ、撮影を再開したらしい。

『ぼけますから、よろしくお願いします』というのは、
2017年のお正月に実際にお母さんが言った言葉で、
映画の中にもそのシーンは収められている。

もう何年も前だけど、ある高齢の芸能人夫婦の
奥さんの方がボケてしまった。
妻を介護するご主人の姿を
テレビで放映していたことがある。
その時、なぜか見たくない、見せないで欲しい、
と思って、チャンネルを変えた覚えがある。
しかし、本作は、驚くほど抵抗なく、
老夫婦の姿を受け入れることが出来た。
この違いは何なんだろう。
私が年を取ったということか。
父が死に、ボケたとまではいかないが、
時々おかしなことを言う母を持ち、
他人事ではなくなったということなのだろうか。

いずれにしろ、老々介護のドキュメンタリーというと
暗く重いイメージを抱きそうだが、
本作に暗さや深刻さはない。
むしろ、何度も笑わせられる。
ひとえに ご両親の明るさ、ユーモア、
そして、お母さんを介護するために、
筋トレをする98歳(!)のお父さんの存在。
全てを受け入れる、この親子3人の
素晴らしさだと思う。

2018年、映画が公開された頃の映像もある。
自分たちのプライベートを娘が映画にして、
世間に発表するという、普通では
考えられない状況をこの両親は、
むしろ喜んで受け入れている。

大変だったけど、本当に幸せな夫婦だったねと
映画を観た多くの人が、祝福するだろう。

脳梗塞を起こし、寝たきりになったお母さんが、
一時的に帰宅するシーンが強烈。

涙なしでは観られません。

そして、自分の、自分たちの、老後、延命、
看取りについても考えさせられる映画です。
監督が、1961年生まれということもあり、
世代的には、まさにドンズバです。

2018年版も観てみたい。


★★★★★


オフィシャルサイト

[ 参考サイト ]
信友直子監督が語る『ぼけますから、よろしくお願いします。
~おかえり、お母さん~』90歳超え両親の老老介護とその後


信友直子監督が語る 家族ならではの至近距離で両親を
見つめたドキュメンタリー『ぼけますから、よろしくお願いします。』





英雄の証明
GHAHREMAN




昨年のカンヌ国際映画祭グランプリ作品。
(グランプリは、パルム・ドールに次ぐ賞。)
珍しいイランの映画。ペルシア語です。
(制作は、イランとフランス。)

イランの法律のことは、全く知らないのだけど、
借金をして返さないと、貸主が訴えると 借主は
投獄され服役しなければならないようだ。
でも、休暇があって、その時は家に帰ることが
出来るという、ちょっとよく分からないシステム。

主人公は、借金を返していない罪で、
投獄され服役しているラヒム。
彼の婚約者は偶然、17枚の金貨を拾う。
その金貨で借金を返済すれば、
出所できるのだが、正直なラヒムは、
金貨を落とし主に返す。

その行いが 反響を呼び “正直者の囚人” という
英雄に祭り上げられていく。
借金返済のための寄付金も集まる。
しかし、SNS で良からぬ噂が広まり出し、
ラヒムは、一転 窮地に立たされることになる。

ちょっとサスペンス的要素もあり、
ストーリーは、面白い。

(以下ネタバレあり。注意。)
金貨を拾ったのは、ラヒムの婚約者だったのだが、
そのことを隠し、自分が拾ったと言ってしまったがために、
ラヒムの話にほころびが生じる。
金貨を返した持ち主は、どういうわけか、見つからない。
すると、金貨を拾って持ち主に返したという話が、
まるでラヒムの狂言のように見えてくるのだ。
結局、ラヒムは嘘つき呼ばわりされ、
刑務所に戻っていく。
あまり後味の良い映画ではない。
ハッピーエンドになるほど、
世の中は甘くないと いうことか。

彼は、どこで つまづいたのだろうか。
彼女との関係を公にしたくなかったがために
自分が「金貨を拾った」とついた一つの嘘。
本当の話の中に、たった一つでも嘘が
含まれていると、それは、嘘の話に見えてしまうんだ。
これは、戒めとして、覚えておかなければ。

最後に。
日本では、ほとんどの落とし物は警察に
届けられるだろうから、金貨を返しても
善行にも美談にもならないかもしれない。


★★★★☆




ハンバーグが食べたい! #12

Blue Lily(ブルー・リリー) / 銀座
★★★★☆


午前中に観た映画『ぼけますから、
よろしくお願いします。~ おかえりお母さん ~』の
中で、ファミレスでハンバーグを食べるシーンが
あったので、ランチはハンバーグに決定。
初めて入った、銀座のブルー・リリー。
料理は、ステーキとチャイニーズという
ちょっと変わったお店。

ランチメニューのハンバーグ・ステーキは、
ライス(またはパン)、スープ付で 2,500円。
さすがは、銀座。



ハンバーグは、やや粗挽きで肉肉しいが柔らかい。
デミグラスソースが旨い。
付け合わせの野菜もたっぷりで、十分なボリュームだ。

妻とふたりだったので、もう一人前は
黒毛和牛ステーキを頼んだけれど、
こちらはやや硬めの肉で、値段の割には
ちょっと期待外れ。
銀座では、やはりもうちょい上等な肉を
頼まないとダメなのかな。





2022.5.5

人を幸せにする写真
幸せになれるかもしれないと思ったあの日のこと




今年1月に発売されてすぐに買ったけど、
読んでいなかったハービー山口さんの
フォト・エッセイ『人を幸せにする写真』を読んだ。
収録されている写真の1枚に、
私たち夫婦が写っていることは、ここに書いた
(小さくて見えないけど。)

この本を読んでいて、自分の写真に足りないものというか、
ハービーさんと自分の決定的な違いを発見した。

ハービーさんは、シャッターを切る時、
被写体になってくれた方の幸せを祈る。
そして、その写真を観た人が、
優しい気持ちになれるよう、
希望を持てるよう、
幸せな気持ちになれるようにと
50年以上、写真を撮り続けている。

私は、レンズの向こうの人のためでもなく
写真を観る人のためでもなく、
自分のために写真を撮っている。

もちろん、私の撮った写真を観た人が、
幸せな気持ちになってくれたら、嬉しい。
でも、目的はそのためではなく、自分のエゴが、
「良い写真を撮れた」と満足するがために
撮っているような気がするんだ。

この目的の違いは、結果に大きな違いを
もたらせるだろう。

見えないどこまでを見ているか、
それが将来に大きな違いを生むんだと思う。
それは、人にかける言葉の一つ一つや
態度でもそうなんだけど、日頃、私は、
そんな影響を考えずに ぼぉ~っと生きているのでした。

そして、写真に写っている人の表情は、
写真を撮っている人の反映なのだと思う。
相手が、つまらない表情しかしないのなら、
それは自分の責任なんだ。


★★★★▲




パリ13区
LES OLYMPIADES, PARIS 13E

PARIS, 13TH DISTRICT




『夢みる小学校』というドキュメンタリー映画が
気になっていたのだけど、スケジュールが合わず
中々観に行けなかった。
今日が、上映最終日だったが、
UPLINK吉祥寺で、上映は 朝9:25からの一回だけ。
最近は、映画はほとんど事前にネットでチケットを
購入してから行くが、UPLINK吉祥寺は、
劇場の都合で、ネット予約が出来ない状況だった。
チケットは、現地で購入するしかない。
朝、9:10頃劇場に着くと、すでに売切れだった。
残念。
もともと2月に公開された映画で、
知ったのが遅かった。
今回の上映は アンコール上映で、一日一回の上映だった。
縁があれば、また機会があるだろう。

仕方ないので、ちょうど 9:30 から始まる
『パリ13区』という映画を観た。

パリの13区というのは、アジア系が多い地域らしい。
主人公は、台湾系の女性、アフリカ系の男性、
そして、白人女性。
ふたりの女とひとりの男の物語だけど、
恋愛映画という感じじゃない。

日本人にだって、性に自由な人はいるだろうけど、
フランス国民の性の自由さは、日本人の感覚とは
違い過ぎるというのが、私の感想。
愛しているのか、セックスしたいだけなのか、
なんだかよく分からない。
登場人物の誰のことも理解できず、
最後ま誰にも感情移入出来なかった。

ラスト・シーンも疑問。
なんで?って感じ。
まあ、フランス映画らしいと言えば、
フランス映画らしい。
そんな感じです。

白黒映画。

原作は、エイドリアン・トミネという日系アメリカ人。
短編コミック3編を下敷きに書かれた脚本のようだ。


★★★☆☆





2020.5.4

渋滞のゴールデンウィーク

毎年、ゴールデンウィークは、
旅行を楽しみにしているのだけど、
昨年、一昨年はコロナのおかげで
どこへも行かずだった。

今年は、国内であればほとんど制限も
ないようだし、そろそろいいんじゃないかと、
思ったが、まだ遠くに行くことには
なぜか考慮があった。
近場なら良かろうと思い、一泊旅行で
千葉に美味い海鮮を食べに行こうと、
鴨川市小湊にある「海鮮問屋の宿
くろしお」という宿を予約した。

昨日の朝 10:30頃、車で自宅を出発。
ちょっと出発が遅かったが、
木更津のアウトレットに寄って、
海岸沿いに走れば、
良い時間に宿に着くだろうと考えた。

途中までは すいすいと走ったが、
大井町競馬場を過ぎた辺りから混み出した。
そして、羽田空港の手前で
全く動かなくなった。
渋滞ではなく、停滞だ。
30分ぐらい動かなかったように思う。

ナビは、(たぶん)湾岸環八入口から、
高速に入るように示していたと思うのだが、
その入口の合流のための渋滞かなと思った。
が、それにしては全く動かなさすぎる。

隣りを走る高速道路はトロトロとだが、流れている。
数十分前に 白バイが一台 サイレンを鳴らして
追い抜いて行ったので、もしかしたら、
高速入口前で事故でもあったのかも知れないが、
その白バイ以外にパトカーも救急車も来ない。

出発して、既に2時間が経ったが
まだ羽田空港を過ぎていない。
通常なら、自宅から30分もあれば行ける距離だ。

ナビを見ると、高速の入口まではもちろん、
そこから先も木更津まで半分以上、
渋滞の赤色を示している。
ふと、隣りを走る高速入口の
電光掲示板を見ると
「海ほたるまで120分」と見えた。

ゲッ!

このままだと ここから木更津まで
2時間半か3時間かかることになる。
クーラーを入れないと暑いような天気で、
飲み物を何も持っていない。
このまま 高速に入ってしまうと、
今から2時間半から3時間は
水も飲めず、トイレにも行けない。
おそらく海ほたるの駐車場も満車だろう。
そうなると、(出発して既に2時間が
経過しているので)5時間 車内にいることになる。

プランを変更するなら、今しかない。
動かない車の中で、違う道を行く方法、
自宅に車を置きに戻り 電車で行く方法、
そして、このまま当初のプラン通り行く方法を
検討した結果、引き返すことに決定した。

既に12:30を過ぎており、
喉も乾いたし、オシッコもしたいし、
お腹も空いてきた。

ちょうど羽田空港への分岐点だったので、
そこでUターンすることにした。
2時間かけて進んだ距離は 15キロほど。
帰りは、ガラガラで30分もかからなかったよ。

車を置いて自宅に戻り、
少し身軽にして再度出発。
昼食を取り、15時東京駅発
特急 わかしお 11号に乗り、勝浦まで。
勝浦で乗り換えで、安房小湊(あわこみなと)に
着いたのは、16:50分ぐらいだった。

宿まで タクシーに乗ろうとしたが、
タクシー乗り場に車の姿はない。
バスの時刻表を見たが、バスもない。
仕方なく宿まで20分程歩くことに。
宿に到着したのは、17:15ぐらいだった。
朝、家を出てから、実に7時間近くが
経過していたのであった。

もちろん混むとは思っていたけれど、
まさかここまで酷いとは思わなかった。
甘く見過ぎでいた。
特に今年は2年ぶりの制限のない連休だ。
人々(私たちを含めて)の解放感は
爆発的なことに気づくべきだった。

基本的にゴールデンウィークの旅行は、
飛行機か新幹線で移動し、現地で
レンタカーを借りるというスタイルなのだが、
千葉なら近い という考えが甘かった。

ゴールデンウィークに車で出かけるのはもうやめよう。
そういえば、10年ほど前、ゴールデンウィークに
妻の実家の山形まで車で行ったことがある。
新幹線を利用すれば、ドア・トゥ・ドアで、
3時間半から4時間程度で着くところ、
8時間かかったのを思い出した。




安房小湊




駅名「安房小湊」は、「あんぼうこみなと」と
読むのかと思っていたら「あわこみなと」だった。

泊まった宿は、「海鮮問屋の宿 くろしお」。
海鮮料理が、自慢の宿だ。
そういう宿は、大体というか、今まで泊まった
宿 全てがそうだったが、料理の量が多い。
もう食べ切れない。
今回の宿も、前菜、酢の物、海鮮陶板焼、
刺身(舟盛り)、金目鯛姿煮、
アワビ(刺身か踊り焼きを選べる)、
カサゴ唐揚げ、貝のお吸い物、漬物、ご飯、
デザートと盛り沢山。
中でも金目鯛はかなり大きなもので、
値打ちがあった。(2人で一尾ね)



お酒は、千葉の宿限定だという
「魚好(さかなずき)」を飲んでみた。



その前に枡酒が一杯付いていたのを
飲んだので、結構、酔っ払い
9時ごろには、寝てしまった。

小湊の海では、天和記念物の鯛が見られる。
通常、鯛は深海に生息しているらしいけど、
ここはどういうわけか10〜20メートルの海で
見られるということで、その遊覧船まである。
さすがに知床の遊覧船事故の後で、
遊覧船に乗る気はしなかったけど。

知らずに行ったのだけど、
小湊は日蓮の生誕の地だった。
宿のすぐそば(泊まった部屋の窓から
見えるほど)に 誕生寺という立派なお寺があった。

日蓮が生まれたのは、1222年2月16日。
昨年2021年が御降誕800年だったようだ。
800年は「満」ではなく、「数え年」なんだな。

「生誕〇〇年」というのはよく聞くが、
日蓮大聖人の場合、
「御生誕」ではなく、「御降誕」なのだ。
生まれてきたんではなくて、降りてきたんやな。


誕生時仁王門


境内のやたらと立派な松の木




安房小湊 写真編

今回の旅行で撮った写真を数枚披露。

夕焼け


ハンガー


誕生寺 松


誕生寺 太田稲荷堂の彫刻


内浦湾 内浦海水浴場






手袋






2022.5.2

機 関 車

忘れ物は もうありませんねと
機関車は 走るのです
君はいつでも ぼくの影をふみながら
先へ先へと はしるのです

目がつぶれ 耳も聞こえなくなって
それに手まで しばられても
目がつぶれ 耳も聞こえなくなって
それに手まで しばられても

乗りおくれまいと 急ぎすぎたぼくは
もうとまらない レールの上
あい色した うそのけむりをはきながら
ぼくは君を 愛しているんだ

目がつぶれ 耳も聞こえなくなって
それに手まで しばられても
目がつぶれ 耳も聞こえなくなって
それに手まで しばられても


* * * *

4月29日、小坂忠が逝ってしまった。
全身癌だったらしい。
享年73歳。
ちょっと若すぎる。

冒頭に書いたのは、小坂忠の『機関車』の歌詞だ。
私は、いまだにこの歌詞の意味を測りかねている。
「目がつぶれ 耳も聞こえなくなって
それに手まで しばられても」というフレーズが
強烈で、何か怖いような気もするのに好きな曲だ。

小坂忠のことは、ここに書いたが、
2018年3月5日に初めて、ライヴを観た。
その日のエントリーを読むと、
ライヴがとても良かったことが分かる。
あの前年、10時間に及ぶ大手術をしたと
話されていたが、それからもずっと
闘病されていたんだ。
ウェブサイトを見ると、2021年には
3回も手術をしたと書いてある。

4月30日にパシフィコ横浜で行われる
「SKYE」という超大物バンド(鈴木茂、
小原礼、林立夫、松任谷正隆・4人とも
70歳)のライヴにゲストで出演し、
『機関車』を歌う予定だったらしい。
それが、「最後のステージだろう」と
本人は言っていたらしいが、叶わなかった。
ちなみに「SKYE」の4人のうち、
ベースの小原礼を除く3人は、
アルバム『HORO』のレコーディング・メンバーだった。
(ベースは、アルバムのプロデューサーでもあった細野晴臣。)

彼の訃報を聞き、色々読んでいて知ったのだが、
私が観た2018年のライヴは、なんとCDになっていた。
2ステージあって、私は 2nd show を観たのだけど、
『機関車』のあとの MCを聴くと、2nd show の
演奏であることが分かる。
(全曲 2nd show かどうかは分からないけどね。)
このCDでは、大病を患ったあとのライヴとは
思えない歌声が聴ける。
アンコールで演った "Forever Young"(Bob Dylan)と
"You Are So Beautiful"(Billy Preston)が
収録されていないのは、大変に残念。
これは大人の事情だろうなぁ。

もうナマで聴くことは叶わないのだけど、
こうやって彼の音楽は生き続ける。
奇しくも、ヴォーカルと新しいデュオを
始めようとしていて、2週間ほど前、
彼に『機関車』を演ろうよと話したところだった。


合掌。




MARTY HOLOUBEK TRIO
マーティ・ホロベック・トリオ
featuring 井上銘&石若駿




マーティ・ホロベックは、オーストラリア出身で
東京在住のベーシスト。
1990年9月3日生まれとあるから、まだ31歳だ。
そのマーティに加えて、井上銘(30歳)、
石若駿(29歳)という日本人若手
トップクラスのふたり。
先月、このトリオによるニューアルバムが
発売されたのだけど、それは未聴のまま
ライヴに臨んだ。

どんな感じのトリオか知らずに行ったのだけど、
ギターの井上銘は数えきれないくらい観ているし、
石若駿のドラムも数回ナマで観て
その素晴らしさを知っているので、
悪かろうはずはないと思っていたが、
やはり期待を裏切らない演奏だった。

なんだろう、こういうレベルの人たちは、
音楽をもはや「ワン、ツー、スリー、フォー」とは
捉えていないように感じた。
「ダァーーー、ダァーーー」って捉えてる感じ。
その「ダァーーー」は、拍子とか小節とか
関係なくて、塊(かたまり)なんだ。
その塊は、数えると1小節だったり
2小節だったりするのかも知れないけど、
そういう数字で数えてない。
何拍子とか考えてない。
そんな感じ。(どんな感じ?)

マーティ・ホロベックは、ウッドベースと
エレベを曲によって持ち替えての演奏。
とても力強いプレイ。
エレベは、Gibson のリッパ―ベース!
これ重いでぇ~。
高校ん時のバンドのベーシストが、
リッパ―ベースのコピー・モデル
(もちろん Greco)を持っていた。
彼は、KISS のファンで、ジーン・シモンズが
使っているので買ったということだったが、
これが重かった~。
それはさておき、マーティはとても
愛嬌のある人で、日本語も上手く
MC も面白かった。

ギターの井上銘。
今日のギターは、Gibson L6-S。
これも重いギターや。
彼のスリリングなソロも良いけど、
スローナンバーでのためたプレイは、
もう円熟を感じます。

そして、ドラムの石若駿。
どうしてこの人のドラムは、こんなに叩いているのに
うるさくないんだろう。
毎回唸らせられる、ホントに素晴らしいドラミングだ。

ジャズなんだが、何度もロックを聴いているような
錯覚に陥った。
曲は、ニューアルバムから全曲演ったんじゃないかな。
私は、特にスローの『Shouganai(しょうがない)』と
『Closer』が私の好みだった。
あと、アンコールで演ったマーティのソロベースの
曲も美しかった。

アルバムは、未聴で聴きに行ったと書いたけど
帰宅後、iTunes ストアでダウンロード購入。
聴きながら、これ書いてます。

[ MEMBERS ]
Marty Holoubek (b)
井上銘 May Inoue (g)
石若駿 Shun Ishiwaka (ds)

@ Blue Note TOKYO




すごい左利き

加藤俊徳 著




Kさん夫婦は右利きなのに
息子3人のうち次男と三男が左利き。
2人とも とてもユニークなので、
この本を見つけたとき、「そのユニークさは
もしかしたら左利きと関係あるのかも」
と思いつき、読んでみた。
結論は、「そうかもしれないし、
そうじゃないかもしれないなぁ」という曖昧な
ところに行きついた。

本のタイトルは、
「1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き
『選ばれた才能』を120%活かす方法」。

左利きは、10人に1人くらいらしい。
世の中の多くは、右利き用に作られて
いるため、左利きは物心ついた時から
何かと不便を強いられ、そのために
自然と工夫することを覚える。
なるほど確かにそうだろうな。
著者自身も左利きで、ご本人の経験に
基づいた内容も多い。
しかし、左利きはこうだ、という記述の中には、
「あんたはそうだったかもしれないけど、
左利き全員がそうじゃないだろう」とか
「そんな人、右利きにもいてるで」とか
そんな反応(抵抗)を感じることも多かった。

Amazon のレビューを読むと、
高評価の一方で、左利きの読者の
低評価も目立つ。
内容に自慢(に聞こえる)が多いことが
その一因だが、それと同時に
なんとなく著者の主観による、
左利きびいきの話に終始している印象なのだ。
「左利きがすごい」のではなく、すごい人は、
左利きにも右利きにもいるんじゃないかと
言いたくなってくるんだな。
もうちょっと、科学的エビデンスがあれば、
説得力も違ってくるのだろうけど。
まあ、そういうエビデンスがあったとしても
一般人向けに書かれた本なので、
こういう書き方になるのかも知れないな。
参考文献には英語の専門書(?)が
ずらりと並んでいるんだけどね。

かといって、参考になることもなかったわけではない。
左手は右脳と、右手は左脳と繋がって
いるらしいので、両方をバランスよく
動かすことによって両方の脳を
バランスよく発展させることができるらしい。

私は右利きだけど、ギター演奏では左手も使う。
おかげで、左手もある程度(ピアノや
ギターを弾かない人よりは)自由に
動かせる(と思う)。
でも、左手をもっと使う(例えば文字や絵を
書くとか箸やフォークを使うとか)ことによって
まだ使っていない右脳が、動き出すかも知れない。
そんなことを思ったのでした。


★★★☆☆





2022.5.2

第一回 立川生志の番



一昨日は上方落語を聴いたけど、
昨日は、立川流の落語会。
ずいぶん久しぶり(5年半ぶり)の立川生志。

冒頭、生志が私服で挨拶。
この「立川生志の番」の始った背景の説明など。
そして、トップの演者は立川雲水。
この人は、初めて聴いた。
大阪の出身で「立川流ではあるが上方落語を
演ずる」ということで演目は「青菜」。
今では東京の人もよく演るが、
もとは上方落語の演目だ。

続いて志の輔の新作落語「ハナコ」。
初めて聴いた噺で、面白かった~。

休憩を挟んで、ゲストのテツ and トモ。
テレビで観るとそんなに面白いとは
思わないのだけど、ナマで観ると楽しい。
「なんでだろう~」の手の動きを
レクチャーしてくれて、500人の会場全員が
「なんでだろう~」に合わせて、その動きを
一緒にやるというシュールな世界がくり広げられた。

そして、トリは生志。
長講一席ということで「柳田格之進」。
たっぷり50分ぐらい。
今まで聴いた「柳田格之進」とは違う
さげで、「おぅ~、そう来たか」という感じ。
こういうひとひねりしてあるのは、また楽しい。


[ 演目 ]
「青菜」 立川雲水
「ハナコ」 立川志の輔(ゲスト)
~ 仲入り ~
「コミカルソング」 テツ and トモ(ゲスト)
「柳田格之進」 立川生志

@イイノホール





2022.4.30

桂米朝一門会



米朝師匠が亡くなって、丸7年が経った。
久しぶりの「桂米朝一門会」。
新型コロナの感染予防対策のための
座席の制限などはなくなってきたようで
両隣に人が座っていると、ちょっと
息苦しいというか、密な感じが否めない。

今日は、米朝一門の噺家5人が登場したけど
5人とも面白かった。
初めて聴いた吉の丞(吉朝の弟子)は、
これまた初めて聴く「ふぐ鍋」という噺だった。
米團治の「一文笛」、南天の「野崎詣り」も
珍しい演目だ。


[ 演目 ]
「道具屋」 桂米輝
「ふぐ鍋」 桂吉の丞
「一文笛」 桂米團治
~ 仲入り ~
「野崎詣り」 桂南天
「素人浄瑠璃」 桂南光

@ 紀伊國屋ホール




とんび




重松清原作の映画『とんび』。
過去に NHK と TBS でドラマ化されており、
その上での映画化ということで、
原作のパワーを感じずにはいられない。

瀬戸内に生きる、阿部寛演じる
市川安男(通称:ヤス)と北村匠海演じる
息子・旭(あきら)との物語を中心に、周りの人々との
交流を描く。
ストーリーは、ベタだと言えばベッタベタなのだけど
涙なしには観られない。
とても、日本的な物語だと思う。

子供が親になり、その子供がまた親になる。
当たり前と言えば当たり前だが、
人間は、何千年も何万年もその営みを繰り返してきた。
そして、これからも脈々と繰り返し続ける。
この営みには終わりがない。
その一つ一つにドラマがあり、喜怒哀楽があり、
出逢いがあり、愛があり、別れがある。
一つ一つは、個別のようだけど、
ずっと繋がっているんだな、と思った。

旭が生まれるのが、昭和37年で私と同じ年。
物語のほとんどが、昭和が舞台なので、
町中や家の中に見える小道具なんかも懐かしかった。

出演は、阿部寛、北村匠海の他に
安田顕、大島優子、杏、薬師丸ひろ子、
濱田岳、麻生久美子、宇梶剛士、など。
薬師丸ひろ子が良かったなぁ。

映画は、良かったけど、
あえて苦言を呈するとすれば、阿部寛が、
30年間ぐらいを演じるので、
若い頃の時期がちょっとしんどい。
あと、北村匠海の高校球児時代のかつらが
ドリフのコントみたいで笑える。


★★★★▲





2022.4.29

夜と霧(新版)
ヴィクトール・E・フランクル



ある心理療法家の記事に
その人が何度も読み返す本として、
『夜と霧』のことが出てきた。
ナチスの強制収容所に入れられた
ユダヤ人心理学者の著書。
日本語版は、1956年に霜山徳爾
(しもやまとくじ)の訳で出版された。
2002年に 池田香代子訳で、
新版が出版されたが、霜山訳版も
重版され続けている古典的名著。

私が読んだのは「新版」の方。
読み終えるのに数カ月かかってしまったけど、
人間の極限状態における心理と
人間とは何かを書いた大変興味深い内容だった。

強制収容所での生活は、文字からだけでは、
想像を絶するであろうとしか書けないような暮らし。
その中で、人間であり続けるとはどういうことなのか、
また、人間でなくなってしまうとはどういうことなのか、
人間は、何のために生き続けられるのか、
何があれば生き続けられるのか、等々、
数々の問いかけを突き付けられる、
心理学と言うよりは、哲学的な本だ。

旧版訳者と新版訳者のお二人のあとがきも良い。
これが、益々この本に深みを与えている。

最後には、予想しなかった感動を覚えたが、
一度読んだだけでは、何パーセント理解できたか
はなはだ 心もとない。
心理療法家が、繰り返し読むと
書いていたのもよく分かる。
迷ったときに何度も読み返すべき本だろうと思う。


★★★★★





2022.4.29

約3年ぶりの山形
~ 水没林


ゴールデンウィークの初日の今日、
約3年ぶりに妻の実家のある、
山形県に行ってきた。
山形へは、もう20年近く 毎年お盆の時期に
行っていたけど、昨年、一昨年は、
新型コロナウイルスの影響で、行けなかった。

昨年夏、妻のお母さんが老人ホームに入った。
お父さんと二人暮らしで、老々介護になったためだった。
今年の1月、私は行かなかったけど、
妻は2年半ぶりにお母さんと対面した。
それも、ガラス越しだったらしい。

今回は、お父さんの卒寿のお祝いと、
お母さんとの面会が目的だったが、
どこかの施設クラスターが発生したとかで
施設まで行ってみたものの
お母さんとの面会は、ガラス越しでさえ
叶わなかった。
お父さんは、血圧が高いと気にしておられたが、
まだまだ元気そうで安心した。

今日は、あいにくの雨で、
温度も低く、実家ではストーブを点けていた。
この時期、山形ではまだ雪が残っている。
桜と残雪が同時に見られるのだ。

妻の実家から車で20~30分くらいの飯豊町
(いいでまち)という所にダムのために
作られた白川湖という人口湖がある。
この時期、雪解けのために湖の水位が上がり、
木々の根元が湖面に沈む「水没林」という
現象が見られる。
夏にダムの近くまでは、行ったことがあったが、
「水没林」のことは知らなかった。

妻のお姉さんも最近まで、このことを
知らなかったらしいが、たまたまテレビで観て
美しかったというので、観に行ってみた。
あいにくの雨の中で、十分には
観られなかったし、写真もあまり撮れなかったけど
確かにとても幻想的な風景だった。





後の山肌に残雪が見える。
この水没林は、4月の中頃から約1か月間だけ
しか見られないということだが、天気の良い日に
ぜひともまた写真を撮りに行きたいと思った。
条件がそろえば、木々が湖面に写り、
もっと幻想的になる。





2022.4.29

『東京ポートレイト』
鬼海弘雄


2カ月ほど前、山手通り沿いのピッツェリア、
「PIZZA CHECK」に初めて行ったとき、
店内に置いてあった写真集が、
私に何かを訴えてきた。
タイトルは『東京ポートレイト』。
パラパラと見ただけで、
(あ、これ買わなあかん)と思った。

調べてみると、撮影は 鬼海弘雄(きかいひろお)。
山形県出身の写真家だ。
2020年に75歳で亡くなっている。

『東京ポートレイト』は、2011年の発行で、
すでに絶版になっている。
中古で探して、まあまあ状態の良いものを
6,880円で入手した。
(現在は、Amazonで 9,800円~
28,000円ほどで売られている。)

帯には「むき出しの存在感」という
コピーが書かれているが、まさにそんな写真ばかり。

この写真集には、1970年代から2000年代まで
30年以上に亘って、鬼海が撮った
ポートレイトが中心に収められている。
中には、15年後、18年後、21年後の
同じ人の写真も収められていて面白い。
写されているのは、浅草の人々。
1枚1枚にタイトルが付いているのだが、
そのタイトルがまたスゴイ。

・腕時計を買わないかという男
・人形に話しかけながら歩いていた男
・帰りの電車賃がないという男
・休み休み歩いて帰るという老人
・壁の角で背中を掻いていた男
・煙草をめぐんでくれ、という男
・なかなかシャッターを切らないことに、舌打ちする男
などなど。

そのタイトルと写真の中の人が、
あまりにもマッチしていて、
何度も吹き出してしまう。

一体、どうやったら、こんな写真が撮れるのだろう。
町を歩く人に「写真を撮らせてください」と
言うだけでは、こんな写真は撮れそうにない。
ハービー(山口)さんとは、全く違うポートレイトの数々。
それにしても、浅草は強烈な人が多い!

鬼海のことは、この写真集で知ったのだけど、
ほかの写真も観てみたい。



表紙の写真のタイトルは、
「皮装束の男」(1985年)。

ほかにここで数枚観ることが出来ます。

2011年の東京都写真美術館での写真展のサイト


また写真展やらないかなぁ。





2022.4.28

YouTube
そろそろ ソロ・ギター No.28
(You Make Me Feel Like)
A Natural Woman


今回のお題は、アレサ・フランクリンの
"A Natural Woman"。

「あなたは、私を素直な(ありのままの)
女性にしてくれる」というラヴソング。
キャロル・キングとジェリー・ゴフィンのコンビによる
作品で、1967年、アレサのシングルとして発売された。
その後、キャロルは『つづれおり(Tapestry)』
(1971年)で、セルフカバーしている。

ギター1本ではとてもじゃないが、アレサのような
ディープな雰囲気は、出せないけど、
ソロ・ギターで弾いてみたくなった。
毎度のことながら、アレンジ出来てからも、
弾けるようになるまでに時間がかかったよ。


そろそろ ソロ・ギター
(You Make Me Feel Like) A Natural Woman



私の演奏のあとには、ぜひこの動画を。
キャロル・キングの 2015年度ケネディ・センター名誉賞
授賞式に登場し、"A Natural Woman" を歌うアレサ。
初めて観た時、キャロル・キングが
興奮し過ぎちゃうのと思ったが、
アレサの登場は、サプライズだったようだ。

Aretha Franklin sings "(You Make Me Feel Like) A Natural Woman"





2022.4.27

Encampment, Wyoming
Selections From The Lora Webb Nichols Archive
1899-1948


先日、東京オペラシティに行った際、
施設内にある写真集や画集を売っている店に入った。
売られているのは、輸入本ばかり。
ある写真集の表紙の写真が目に留まった。
猫にエサをやる女性の写真。
猫がエサに食いつく決定的瞬間の写真だ。



表紙には『Encampment, Wyoming』とある。
聞いたことのない写真家だ。
パラパラとめくると、昔のアメリカらしい
ポートレイトが並んでいた。
(これ、欲しいな。
でも、荷物減らしている最中だし・・・)
と思いながら、とりあえず表紙を写メに取って
その場では買わずに帰った。
帰宅後も気になってしょうがないので、
ネットで検索したところ、
Amazon (Jp)で 7,424円(税込)だった。
件の店では7,040円(税込)だったので
買っておけば良かったと後悔した。
これなら、アメリカの Amazon で買った方が
安いかも、と調べてみると、75ドル。
う~む、日本より 高い。

で、探していると「POST」というその手の
専門店で7,040円(送料無料)で発見した。
写真集が手元に届いてから、分かったことだけど、
この「POST]というお店、恵比寿にあった。
会社から歩いて行けるやん!

さて、この人どんな写真家だったのだろうと、
改めて「Encampment, Wyoming」と
ググってみると、アメリカのワイオミング州
カーボン郡にある エンキャンプメント
(Encampment)という町がヒットした。
そこで、ようやく本のタイトルが、この人口
400人ほどの小さな田舎町のことだと気付いた。

では、誰の写真なのか?
本の中表紙には、
「Encampment, Wyoming
Selections from the Lora Webb Nichols
Archive 1899-1948
Edited Nicole Jean Hill」
とある。
写真家の名は、ローラ・ウェブ・ニコルス
(Lora Webb Nichols)で、編集した人は
ニコル・ジーン・ヒル(Nicole Jean Hill)。

さらに調べていくと、ローラ・ウェブ・ニコルス は
女性で、写真家であり事業家でもあった人。
英語版のウィキペディアには
「photographer and diarist」とある。
「diarist」って「日記を書く人」という意味のようだが
それって、職業なんだろうか?

彼女のいくつかの事業のひとつが、
1920年代に エンキャンプメント で、
カメラを貸出すという事業だった。
彼女は、奇しくも私が生まれた年に
亡くなっている。(1883 ー 1962)

1920年代なんて、カメラは高級品で
珍しかっただろう。
だからこそ、貸出しというアイディアが
浮かんだのかも知れないけど。

この写真集には、ニコルス自身の写真はもちろん、
エンキャンプメント で、撮影された
アマチュア写真家の写真が収められているのだった。
写真のデータは、タイトルにあるように
1899年から1948年。
約50年の開きがあるのにその時間差を感じない。
大戦をはさんで、まさにアメリカの田舎町の
近代史のような写真集だ。







発行は、2020年。
編集のニコル・ジーン・ヒルは、現代の人。
こちらも女性。

Amazon.com の解説には下記のようにある。
(自動翻訳)

「『エンキャンプメント、ワイオミング:
ローラ・ウェッブ・ニコルズ・アーカイブ 1899-1948年
セレクション』は、ニコルズ自身の作品と、
ワイオミング州南部の写真仕上げ事業の
経営者として20世紀初頭に収集した
アマチュア写真家による画像を特集しています。
24,000枚以上の写真から集められたこの本は、
アメリカ西部開拓時代の社会的、国内的、
経済的側面へのダイナミックな視覚的窓を提供し、
友人、家族、見知らぬ人のこのコミュニティの画像を
通してとらえどころのない場所の感覚を捉えます。」

終わりの2行の文章の意味がイマイチ分からん。




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