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Camera & Photo
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写真展 1 2 3 4
BOOK
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Shop & Restaurant
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音楽活動とギター
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その他 1 2 3 4
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写真展出展記録
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2026.5.20
空き缶と加齢臭
夕方、地下鉄に乗っていた時のこと。
椅子の席はほぼ埋まっていて、立っている人が
パラパラいる程度の混みようだった。
麻布十番駅に着くと数人の人が、
降りるために立ち上がった。
私の隣りに座っていた高校生らしき
若い女性も立ち上がった。
が、出口には向かわず、向かいの席に
向かって歩き、かがんだ。
一瞬、座るように見えたので、
私は自分の隣りがイヤで席を移ったのかと思った。
えっ? オレ、そんなに臭い?
よくもまあ、あのわずな間(時間にして1秒程度)に
そんな考えが浮かぶものだと我ながら感心したが、
件の彼女がかがんだのは、置きっぱなしにされた
缶コーヒーの空き缶を拾うためだった。
その空き缶を手にした彼女は、さっそうと
ホームへと降りて行ったのでした。
カッコイイ。
私は、読書をしていたこともあり、
自分の前の席にどんな人が座っていたかも
見ていなかったし、足もとの空き缶にも
全く気付いていなかった。
かたや他人がほったらかしにした空き缶を
拾う女子学生。
かたやそんなことには気付かず、
自分の加齢臭を気にするおっさん。
嗚呼、世界が平和でありますように。
2026.5.19
トワイライト、新版画
― 小林清親 から 川瀬巴水 まで

小林清親(きよちか)と川瀬巴水の展覧会かと
思って行ったら、明治から大正・昭和にかけての
多くの版画家の展覧会だった。
私は川瀬巴水と吉田博ぐらいしか知らなかったが、
たくさんの版画家の作品が展示されていた。
作品は 米国ワシントン D.C. にあるスミソニアン
国立アジア美術館から借用された浮世絵・
新版画・写真約130点。
「里帰り」という表現も使われていたが
確かに日本で生まれた作品ばかりだ。
何人もの版画家の作品を見てよく分かったのは、
私の好みは川瀬巴水だということ。
圧倒的に好きだな。(あと吉田博も)
展示は第1章から第9章に分けられており、
明治初期の小林清親から順に展示されていた。
時代的に川瀬は、新しい人なので、
最後のコーナーで展示されていたのだが、
川瀬の作品の部屋に入って、何というか、
安心したような心持ちになった。
色彩もタッチも断然、川瀬が好きだ。
小林清親は、まだ江戸時代の浮世絵の
延長というイメージで、個人的には
あまり良いとは思えなかった。
版画の新しい時代を開いたひとりで、
歴史的には価値があるのだろうけど。
それ以外に今回初めて知った中で
良かったのは、イギリス人画家の
チャールズ・ウィリアム・バートレット、
高橋松亭(しょうてい)、伊東深水あたりは好みでした。
伊東深水は、川瀬巴水の同門で
伊東の『近江八景』を観た川瀬が
自分も版画をやりたいと言い出したらしい。
つまり川瀬が版画を始めるきっかけになった人だ。
その『近江八景』8枚も展示されており、
中でも『粟津(あわづ)』は何とも良い感じだった。
(「巴水」「深水」とどちらも名前に「水」が付くのは
師匠の鏑木清方(かぶらき きよかた)から
与えられた画号だから。)
昨年、熱海の MOA美術館で観た
「光る海 吉田博展」では6つの「帆船」が
展示されていたが、今回は4品だった。
それでもこの作品群は特別なオーラを
発しているように感じた。
版画以外には、「鶏卵紙に手彩色」と書かれた
作品も何枚も展示されていた。
これはモノクロ写真に手書きで色を付けて
カラー写真のようにしたもので、
明治時代に流行ったらしい。
@ 三菱一号館美術館(東京・丸の内)
2026.5.16
クラレンス・カーター 逝去
また訃報だ。
5月13日、米国のソウル・シンガー、
クラレンス・カーター(Clarence Carter)が
亡くなった。
享年 90。
クラレンス・カーターは、生まれつきの盲目だった。
一度だけ、京都の老舗ライブハウス「磔磔(たくたく)」で
ライヴを観たことがある。
磔磔のウエブサイトにアーカイブがあったので、
調べてみると、1986年6月7日だった。
ちょうど40年前だ。
ちなみに、磔磔では、クラレンス・カーターの
2週間ほど前にはゲイトマウス・ブラウン、
1週間ほどあとにはベン E. キングのライヴ、
その年の9月には、ロイ・ブキャナンのライヴが
記録されております。めちゃ濃いやん!
クラレンス・カーターに話しを戻すと。
私はそんなに多くを聴き込んだ訳ではないのだけど
大阪時代のバンドの先輩に教えてもらった。
磔磔へは、その人と一緒に行った。
『Patches』という曲が好きだった。
「Patches」は「つぎはぎ」という意味で、
貧乏でつぎはぎの服を着ていたという歌。
父親が死ぬ間際に「つぎはぎ坊主(Patches)、
お前が頼りだ。家族を頼んだぞ」と言い残し、
死んでいくという、もう泣きたくなるような
悲しい歌なのだけど、英語が分からないと、
なんとなくキャッチ―なメロディも手伝って、
そんな歌だとは想像もつかなかった。
He said, Patches
I'm dependin' on you, son
To pull the family through
My son, it's all left up to you
当時、私が聴いたアルバム『Patches』には
ビートルズの『Let It Be』のカバーも入っていた。
これも20代前半の私には、印象的だった。
ライヴのクラレンス・カーターは、曲が終わる度に言った
「Thank you、Thank you、Thank you、Thank you」の
言い方が、ちょっとお茶目でひょうきんだった覚えがある。
1986年の次は、27年ぶりに、2013年に
来日していたようだ。
それは知らなかったので、ミスしてしまった。
R.I.P. 合掌。
Patches ・ Clarence Carter
クラレンス・カーター 来日インタビュー(2013年)
2026.5.15
レフティ
「レフティ」といっても沖縄の豚の角煮のことではない。
(それは「ラフテー」や!)
新しいチャレンジとして、左利き用(レフティ)の
ギターで一から練習してみようと思いたった。
きっかけは、ネットで見かけた右利きの人が、
左利き用のギターを練習しているという動画だった。
過去に所有している右利き用のギターを
反対に持って弾いてみようとしたことはあったけど、
左利き用のギターを買ってまでやろうと
考えたことはなかった。
その動画を見てこれは面白いかも知れないと思った。
きっと良い脳トレになるだろうし、老後(?)に
向けた長期プロジェクトとしてはちょうど良い。
右利き用のギターを反対に持って練習しても
良いのだけど、それはそれでかなり難しいし、
どうせなら左利き用のギターでチャレンジしてみたい。
しかし、もうひとりの自分がささやく。
「そんなヒマあったら、普通に弾く練習をもっとせえや」
うーむ、それは一理ある。
全くもってその意見には同意する。
しかし、気がつくとデジマート(楽器の総合販売
サイト)で「レフティ ギター」と
検索している私であった。
初めて左利き用ギターを探してみて初めて知った。
数が少ない!
世界的に左利きの人の割合は、10%程度だと
いわれているが、左利き用ギターは、
10%どころか1%もない!
世界に左利きのギタリストが少ないわけだ。
始める門が狭いんだもの。
右利き用ギターで無理矢理始めることも
考えたけど、前述の通り、難しくハードルが高い。
(右利き用ギターをそのまま反対に持って
弾くギタリストといえば、Doyle Bramhall II や
Albert King とか松崎しげる氏がいる。)
左利き用ギターを探してみると、私のように
ギターを見る目だけは肥えている輩には、
中々これというものがない。
良いなと思ったものは、いきなり100万円超えだったりする。
そんな投資はできない。
そんなに出すなら普通に右利き用のものが欲しい。
私の予算は、出しても5~6万円程度だった。
数日検索していると、Ibanez のエレガット
(左利き用)を発見した。
FRH10NL(最後の「L」は「Lefty」の「L」だろう)
という機種で、税込定価 115,500円(実勢価格
8万円前後)が特価、送料込みで 63,800円だった。
エレキにしようかアコギにしようか迷っていたが、
エレガットなら弦を押さえる右手もそんなに
痛くない。(軟弱か)
数日間、どうしたものかと考えた挙句、ポチリました。
届いた品は、なぜ特価だったのか分からない一品。
この機種は発売された時に YouTube で
試奏動画を何本も観た。
その時は購入には至らなかったのだけど、
これは右利き用も欲しいと思うほど良い。
(まあ、試奏動画で魅かれなかったのは
出音なので、録音とかすると印象が
変わるかもしれないけれど。)
さて、実際に左利き用ギターを弾いてみると
予想をはるかに超えて弾けない。
初心者が最初に覚えるコード、Am(エーマイナー)や
Em(イーマイナー)さえ、鳴らすことが出来ない!
全くの初心者と違うのは、コードフォームは頭に
入っているし、コード理論も分かっているし、
指板のどこに何の音があるかも分かっている。
なのに弾けない。
知ってはいたけど「知識と演奏は全く関係ない」
という境地に立たされる訳です。
おまけに数分もやれば、ナイロン弦でも押さえる
(右手の)指が痛くなるやん。
何もかも新鮮。初体験。
ちょっと思っていたより時間がかかるか、
途中でめげそうな気配もあるけど、
せっかく買ったので気長にボチボチやります。
80歳ぐらいになったら、弾き語りぐらいは
できるかしらね。
My New Gear (Ibanez FRH10NL)


2026.5.14
デイヴ・メイスン逝去
今日まで 知らなかったけど、4月19日に
デイヴ・メイスン(Dave Mason)が亡くなっていた。
享年79。
なんとなくアメリカンな印象だったのだけど、
イギリス人だったんだね。
確かに「トラフィック」(イギリスのバンド)の
創設メンバーという肩書だから、イギリス人だわな。
「デラニー&ボニー」(アメリカの夫婦デュオ)と
一緒に演っていたので、アメリカ人だと勝手に
思ってしまったんだな。
デラニー&ボニーはエリック・クラプトン
(イギリス人)も一緒に演ってるんだけど。
おまけに私がデイヴ・メイスンを知ったのが、
『Will You Love Me Tomorrow』の
カバーだったので、益々アメリカンな印象なわけです。
(柳ジョージの『Will You Love Me Tomorrow』は、
間違いなくデイヴ・メイスン・ヴァージョンが
下敷だと思うね。)
1969年からアメリカ在住というから、
人生の大半をアメリカで過ごしたわけだ。
健康上の問題から、昨年、ツアーの引退を
発表したが、音楽活動は続けるつもりだったようだ。
このたび初めて知ったのだけど、デイヴ・メイスンの
1980年のアルバム『Old Crest on a New Wave』
収録の "Save Me" には、なんとマイケル・ジャクソンが
参加している。
レコーディング時、たまたま同じスタジオにいた
マイケルに会ったデイヴは、「ちょっと高い所が
あるから唄ってよ」と頼むと、マイケルが
本当に唄ってくれたというエピソードがある。
レコード会社の関係で、クレジットはされなかった
らしいが、誰が聞いても MJ である。
↓
Save Me
私は、このアルバムは未聴だったけど、
なぜかジャケットの絵は明確に覚えているので
何度か目にしているのだと思う。
こちらも超ゴキゲン、メンバーも超豪華
↓
Dave Mason & The Quarantines "Feelin' Alright"
1976年のライヴ・ヴァージョンと聴き比べると
まるで別の曲のようだが、どっちもカッコ良い。
↓
DAVE MASON - Feelin' Alright (Live)
R.I.P. 合掌。
2026.5.11
ファーストラヴ
島本理生 著

直木賞を受賞したので、書店に平積みされていた。
オビに書かれた「なぜ娘は父親を殺さなければ
ならなかったか?」という文に魅かれて買った覚えがある。
奥付けを見ると、2018年の発行なので、
約8年間も読まずに本棚にしまわれていたことになる。
買う時は読む気満々なのだけど、そんな本が何冊もある。
島本理生の小説は、初めて読んだ。
主人公は、臨床心理士・真壁由紀。
父親を包丁で刺殺した就職活動女子大生。
その動機は一体何か。
ちょっとミステリーというのか、推理小説的。
読み始めに軽い違和感、というか抵抗があったのは、
登場人物の名前。
主人公、真壁由紀はまだ良いとして、
その旦那が、真壁我聞(まかべがもん)。
父親を殺す女子大生が、聖山環菜(ひじりやまかんな)。
弁護士が、庵野迦葉(あんのかしょう)。
なんか少女漫画っぽい。
まあいいけど。
あまり後味の良い作品ではないが、
引き込まれて、それなりに面白かった。
昨年読んだ姫野カオルコの『彼女は頭が悪いから』を
思い出した。
全く内容は違うのだけど、なんだか「性の問題」
「性被害」という点では、共通しているものを感じる。
男性が女性を軽く見ているというか、
尊重していいないというか、分かってないというか。
裁判の判決は、私はどうもスッキリしないものがある。
被告の変わりようも、ちょっと劇的過ぎないか。
2020年にテレビドラマ(主演:真木よう子)に
なったようだし、2021年には映画化(主演:
北川景子)もされている。(監督は堤幸彦)
観てみようと思う。
★★★▲☆
2026.5.9
高中正義
TAKANAKA SUPER WORLD LIVE 2025-2026
WORLD TOUR FINAL 凱旋帰還

昨日は、高中のコンサートに行ってきた。
3月22日にも NHKホールで観たばかりなのに。
3月22日は、“Guitar Breeze 出発前夜”
と題されたコンサートだった。
3月の終わりから、彼ら(高中&バンドの面々)は、
イギリス(ロンドン)、アメリカ(ニューヨーク、
シカゴ、サンフランシスコ、ロスアンジェルス)、
オーストラリア(シドニー、メルボルン)、
ニュージーランド(オークランド)と8都市13公演を
周って帰ってきた。
昨日は、そのツアーの「凱旋帰還」と題された
ファイナルだったのだ。
3月のコンサートを観たときは、それだけで
充分で、この「凱旋帰還」まで観るつもりは
なかったのだけれど、ロンドンでの異様な
盛り上がりを YouTube で観て、
観ておきたくなったのだ。
チケットを買ったのが遅かったせいもあって
席は3階5列目だったけれど、会場の
LINE CUBE SHIBUYA は、3階でも観やすい。
開演前

定刻を数分過ぎて、ステージに大きな
スクリーンが降りてきた。
ロンドンからオークランドまで各地の会場、
観客の様子が、スライドで映し出された。
見るからにツアーが大成功であったのが伝わってくる。
最後に「FINAL 2026年5月8日
LINE CUBE SHIBUYA」と映し出された。
「おお、そうか、今日はこのワールドツアーの
一部だったのだ!」と改めて感慨に浸る。
70歳過ぎて初のこのワールドツアーは、
普通ないでしょう。
もうそれだけで、感動。
演奏された曲、構成は、たぶん3月22日と
全く同じではなかったかと思うのだけど、
なんというかこの数年観た中で、
(変な言い方だけど、良い意味で)
一番仕上がっていたライヴだったと思う。
やはり、海外に出て演奏するというのは
それなりの準備と緊張があるものだろうと
想像するが、それらを経て、世界各地で
盛り上がり、受け入れられての凱旋公演。
そりゃ悪かろうはずがないわな。
海外でのエピソードもたっぷり聞けるかと
思ったら、意外と MC は少な目。
でも、23歳の時に作って、日本で
5千枚しか売れなかったソロ・デビュー・アルバム
『SEYCHELLES』が、発売から50年経って
世界の 23歳の若者に買われているという
話しはなんだか感動的だった。
前にも書いた覚えがあるけど、
この人の場合、楽曲、メロディが素晴らしい
というのを今回も改めて感じた。
それが今海外で若者に受けている一因で
あることは間違いないと思う。
50年前の曲を古くさく感じないというのは、
クラシックとして100年後も聴かれる可能だと思う。
会場には、海外のコンサート会場で
売られていたのではないかと思われる
アロハ・シャツやTシャツを着た人も何人もいた。
きっとワールドツアーをその目で確かめてきた
ファンなんだろう。
もう10年以上前かな、ギターマガジンに
「日本人ギタリストベスト100」みたいな企画があった。
高中が「自分は何番目だろう」と見てみたら、
100位内に入ってなかったという話がある。
高中は「これはギターマガジンからの
頑張れというエールだと受取った」というような
話しを何かで読んだ。
(2017年8月号の「ニッポンの偉大な
ギタリスト100」では 27位に返り咲いている。
1位 Char、2位 布袋寅泰、
3位 鈴木茂 はおいといて、この100人も
私が選んだら全然違うものになるけどな。)
とにかく、海外での盛り上がりで
日本でもさらに盛り上がるという、
不思議な事態になっているのでした。
今回も外国人、多かったです。
[ MEMBERS ]
高中正義(Gt)
斉藤ノヴ(Perc)
岡沢章(Ba)
宮崎まさひろ(Dr)
井上薫(Key)
高本りな(Key)
AMAZONS(Cho)(今回もふたり)
@LINE CUBE SHIBUYA
ご本人のワールドツアー後の挨拶
2026.5.5
胸の小箱
浜田真理子 著
(再読)

終活というのか 断捨離というのか
とにかく持ち物が多いので減らそうとしている。
目に見えて大きくは中々減らないのだけど、
本棚や CD、DVD の棚は少しずつ空いてきている。
先日、本棚を見ていて、
浜田真理子さんの本『胸の小箱』が目に入った。
浜田真理子さんは、島根県松江市出身、
在住のシンガーソングライタ―。
私は、2004年頃、渋谷のタワーレコードの
試聴コーナーで、彼女の歌声を初めて聴き
その場で CD を購入したのが彼女を知ったきっかけ。
『胸の小箱』は、2014年発売の浜田さんのエッセイ。
これも処分しなきゃと思っていたが、
今までおいていたのには理由がある。
2015年1月、浜田さんがゲスト出演するライブで、
その日、たまたまこの本を持っていた私は
ご本人にサインをしてもらった。
「つつみ様 Love & Peace Mariko」と
書いていただいたので、処分するのに抵抗があったんだ。
でも、そんなこと言っていたら、
いつまで経っても片付かない。
今では音楽はダウンロード、本は電子書籍の
購入も増えているが、実物を購入することもある。
しかし、本にしろ CD にしろ、手放す前提で
手に入れている。
年を取ってきて、所有欲というものが、
かなりなくなってきた。(except guitars)
なので最近は、サインをしてもらえる機会が
あっても、辞退させていただくことにしている。
相手が「サインしましょうか?」と言うのに
「いえ、結構です」と断るのも勇気がいるし、
それはそれで、中々心苦しいものがある。
こういう時は、サインしてもらうのが
礼儀の様な気もする。
そういう時、多くの場合は名前を聞かれ、
名前を書いてくださる。
私宛ての名前があるがために、そのサイン入りの
本や CD の処分に困るぐらいなら、
サインなしの方が気が楽だと思うようになったのだ。
手放すことが決まっているのに、
「つつみ様へ」とサインをいただくことも気が引けるし、
サイン入りの方が、値打ちが上がるかもしれないと、
サインをもらうのは、もっと不埒な感じがしてできない。
そんなわけで、ライブ会場で、CD を買うと
サインを貰える機会が時々あるのだけど
そういう時でもサインを貰う列には並ぶことがなくなった。
前置きが長くなったが、サイン入りの本を
手放すことへの複雑な気持ちを持ちつつ
『胸の小箱』をメルカリに出そうと決意し、
出品のための写真を撮り準備をした。
それから、2、3時間後だったと思う。
某プレイガイドから、あるライブのお知らせが届いた。
なんと浜田真理子さんのライブ。
浜田さんのライブの通知は、
ずい分久しぶりのような気がする。
浜田さんの歌は大好きで、
数えてみると過去にライブに5回行っている。
最後が 2023年2月だったので、
3年以上行っていない。
このタイミングでライブの通知が来るか? と思ったが、
こういうシンクロニシティには素直に応じる主義なので、
その通知のあったライブ(6月25日)は申し込んだ。
そして、11年前に読んだ『胸の小箱』の
自分の感想を読み返してみた。
もう一度読みたくなった。
そのライブの通知がなければ、もう一度読もうとは
思わなかっただろう。
で、メルカリへの出品を一旦見送って、
11年ぶりにもう一度読んでみた。
驚いたことに、いや、驚くことではないのかも知れないが、
内容は全く何も覚えていなかった。
初めて読んだも同然だった。
感想。
やはり、歌にも文章にも「その人」が表れるんだな。
読み直してみて、浜田さんの歌を聴いた後のような
心持ちになった。
「わたしは絶望なんか歌いたくないし、
そんなことを歌ったこともない。
どれほど先でもいい、針で突いたような
穴ほどでもいいから、光が見えなければ
歌う甲斐がないとさえ思っている」
彼女の歌の根底にあるのは、希望。
どんなに暗い歌であっても、
根底に流れているのは「光」なので
いつまでも聴いていられるし、
時々、聴きたくなるんだな。
そして、だからこそ彼女の歌声には
「Joy」を感じるのだと思った。
若い頃、ジャズピアニストを目指していた彼女は、
クラブで弾き語りをするうちに気持ちに変化が現れる。
テクニック重視の演奏にあまり興味がないことに
気づいた彼女は自分の音楽の嗜好をこう綴っている。
「メロディのよさ、歌詞のおもしろさ、コード進行の意外さ、
それらを丁寧に味わいながら楽しんで
演奏しているようなものが好きなのだ」
いいねぇ。
私もそういうの好きだ。
(時々、バリバリのテクニックのものも聴くけど。)
後半は、アルバム『But Beautiful』の録音時の
エピソードなのだけど、読みながら
『But Beautiful』を聴くと、これまた録音時の
スタジオの風景が目に浮かぶようで、大変面白かった。
久しぶりの6月のライヴもとっても楽しみになった。
★★★★★
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2018.4.15 浜田真理子×小泉今日子「マイ・ラスト・ソング」
2023.2.18 浜田真理子の有楽町で逢いましょう vol.1
2026.4.28
ウジェーヌ・ブーダン展
― 瞬間の美学、光の探求

新宿の損保美術館で開催中の展覧会
「ウジェーヌ・ブーダン展 ― 瞬間の美学、
光の探求」に行ってきた。
ウジェーヌ・ブーダンのことは、
名前すら知らなかったのだけど、
ポスターの絵は悪くないと思った。
「悪くない」なんて、何様だ。
ブーダンはフランス北部の出身。
日本での知名度は、モネやゴッホほどではないが、
印象派の先駆者と言われる画家で、
実際モネに影響を与えた人のようだ。
展覧会は、海景、空、素描、風景、建築、
動物、人物、版画に分けて展示されていた。
展覧会に出向く時は、新しい出会いが
一枚あれば良いと思っているが、
今回の一枚は「干潮」(1884年作)という、
空(と夕陽と海)の作品。
たぶん今回展示されているブーダンの作品では
最大だったんじゃないかな。
断然、ほかの絵より素晴らしく
訴えてくるものを感じた。
それが何かって言語化できないけど。
残念ながら、撮影禁止の写真だったが、
確かキャプションには 国が買い上げた初めての
ブーダンの絵と書いてあったと思う。
干潮(購入したポストカードを撮影)

これでは全く迫力が津和らないけど。
ほかの印象派の画家の作品を見ても
あまり写真的だと感じたことがないのだけど、
この人の絵はとても写真的に感じた。
例えば、モネやゴッホの絵には「時間(の流れ)」を
感じるけれど、ブーダンの絵は
一瞬を切り取ったような印象のものが多い。
それから、最後のコーナーは、
損保美術館のウリ、ゴッホの「ひまわり」。
以前にも観に来たことがあるが、
その時はここの「ひまわり」は
そんなに良いと思わなかった。
でもなぜか、今日は少し印象が違った。
なぜ、ゴッホは花びらが落ちた、
枯れたひまわりを描いたのだろう? と
絵を前に考えてみた。
そんなことはきっと専門家の中で
色々研究されているだろうから、
調べれば分かるだろうけど、それを知る前に
絵から感じ自分で考えてみたいと思った。
しばらく眺めていて気づいた。
「ひまわりを描くなら花びらの付いた満開の
ひまわりだろう」という私の前提が間違いだと。
そんなのはバイアスに過ぎない。
ここからは想像だけど。
ゴッホが見たひまわりは、幾つかの花が
既に枯れていた。
もしかしたら、描いている間に
枯れてしまったのかも知れない。
ゴッホにとっては、つぼみであっても満開であっても
枯れていたとしても、全てが「ひまわり」なんだ。
別に生命の儚さを表現しようとしたのでもないし、
侘び寂びを描きたかった訳でもないのではないか。
そんな風に思ったのでした。

事実は知らんけどな。
2026.4.27
Michel Petrucciani Trio
Live in Concert

ミシェル・ペトルチアーニは、私と同じ
1962年生まれのフランス人ジャズ・ピアニスト。
1999年1月6日に36歳で亡くなった。
生まれつき骨形成不全症という障害のため
20歳まで生きられないとも言われていたらしい。
久しぶりにミシェルのライヴ DVD を観た。
亡くなる前年(11カ月前)のドイツ・
シュツットガルトにてのライヴ。
メンバーは、ミシェル、スティーヴ・ガッド(drs)、
アンソニー・ジャクソン(b)のトリオ。
本棚の CD や DVD、書籍などを少しずつ
処分しているのだが、処分する前にもう一度
観ておこうと思って観ると、手放すのが
惜しくなるものが少なくなくて 困る。
何年も観直すこともなく、こんな機会が
なければ観ようとも思わなかったくせにね。
この DVD もそんな1本。
ミシェルの身体のハンディを全く感じさせない
力強い演奏。
晩年よりスリムなアンソニーのブイブイ
いわせるベース。
(そのアンソニーも昨年10月に他界。)
そして、ガッド先生の強力なスイング。
とにかく素晴らしい。
演奏曲目は、ミシェルのオリジナル6曲に
マイルスの『So What』、エリントンの
『Take The A Train』。
『Take The A Train』が終わるとミシェルは、
すぐにピアノふたを閉めるので、おそらく
アンコールであったと思われる『Cantabile』が
実に美しい。
まさにカンタービレ(歌うように)な演奏です。
Michel Petrucciani - Cantabile
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2014.3.20 情熱のピアニズム
2026.4.26
ザ・ノンフィクション
年商100億の CEO の座を捨て、2022年に
インドで得度した経歴の持ち主、小野龍光さん。
会社を辞めたあとのインド旅行で、
インド仏教の中心人物、佐々井秀嶺(しゅうれい)
上人に会い、「坊主になれ」と勧められ得度された。
今日 14時からフジテレビで、
『ザ・ノンフィクション』が放送された。
タイトルは「100億円男の人生相談
~満たされない心の行方~」。
小野龍光さんのドキュメンタリーだ。
龍光さんとは、妻の仕事を通じて、
数回お会いしたことがあった、
今日、家から歩いて10分ほどのところで、
そのテレビ番組を龍光さんご本人と一緒に
観るという機会を得た。
主催をしたのは、龍光さんの影響で
やはりインドで得度した経歴を持つ福田駿さん。
福田さんも番組に登場するのだが、
得度した理由が「面白そう」だったという、
これまた稀有な若者。
番組中、昨年、龍光さんがインドに行かれ、
師匠・佐々井上人に会うシーンがあるのだが、
そのシーンが素晴らしい。
何かを超越している世界だ。
佐々井上人については、今年本を読んだので、
少しだけ知識があったのも良かったが、
龍光さんと佐々井上人おふたりのやり取りに
俗人の一般的社会通念をぶっ壊される体験だ。
昨年の5月から龍光さんを取材し続け、
50分にまとめるのは大変な作業だったと思うが、
その取材と編集作業をする裏方の方々は
通常、表には出てこない。
今日は、ディレクターの牧野由佳さんも
来られていたので、そういう面にも話しが及んだ。
また、龍光さんの得度のきっかけになったご友人や
インドで得度された方、数名もお見えになっていて、
番組だけでは分からない、特別な話しを
聴くことができ、本当に貴重な機会だった。
そして、前述の「得度した理由が面白そう」の
意味も聞くことができた。
番組は 50分だったけれど、それ以上の内容でした。
テレビのドキュメンタリーをその主人公の方と
一緒に観るだけでも、そうそうあることじゃないのに
それが家の近くで、たった20人ほどの集まりだなんて
不思議なご縁のイベントでした。
「ノンフィクション」番組サイト
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2026.1.2 闘う菩薩道 我が使命いまだ尽きず 佐々井秀嶺 著
2026.4.25
やさしい『唯脳論』
養老孟子・楳図かずお 著

「唯脳論」というのは、この世は(この場合、
人間にとっての世界)は、全て脳が作っている、
脳に支配されている、というような考え方だ。
解剖学者である養老孟司さんと
マンガ家の梅図かずおさんの対談形式で、
唯脳論を紐解いていく。
考えたことがなかったけれど、確かに現代人、
特に都会に住む現代人は、
脳が作った(創った)世界に住んでいる。
今、家の中を見渡してみると人工物しかない。
自然は一切ない。
何一つないんだ。
仮に観葉植物や生花があったとしても
それらさえ自然ではない。
人工物しかないのは、人間が世界を
コントロールしようとしてきた歴史の証なんだな。
人工物しかない、ということは全ての物が、
まず元々は人間の脳の中にあって、
こういう物があったらいいな、便利だな、と
いうことから、具現化された物だということ。
家(建物)もそうだし、机も椅子もパソコンも
何もかもがそうだ。
これ、当たり前のことを言ってるんだけど、
その裏側で本来のあるべき重要なことが失われている。
というか、見過ごされている。
それは「自然」。
どういうことかと言うと、例えば未来は
不確実なものであるはずなのに、人間は何もかも
コントロールしたいものだから、明日のことも
明後日のことも、来月のことも予定が決まっていて、
そうなるもんだと生きている。
疑いなく。
でも、本当は違う。
明日、何が起きるか分からない。
それを思い出させてくれるのが、時々起きる天災。
「忘れた頃にやってくる」というやつ。
地震や台風、大雨、がけ崩れなど、
人間ほ全くもって自然を思い通りになんてできていない。
でも、普段は何もかも制御しているかのように生きている。
その制御できているかのように勘違いしているのが脳。
「脳」=「人間」だわな。
そういうと「脳だけではない、人間は心もある」と
いう人がいるらしいが、心も脳の機能だからな。
これを書いているのも「脳」。
これを読んでいるのも(あなたの)「脳」。
どう書くか、どう読むか、どう話すか、どう聞くか、
全てそれぞれの人の脳の「癖」次第。
そして、人間には共通の脳の癖がある。
何かを議論する前に、その人間の脳の癖を
共有しないことには、議論は不毛な訳だ。
だって、人によって、あるいは国によって、
脳の癖が違うから。
脳、つまり、自然でないことに支配されて。
それをよしとして生きてきたがために、
人類にはひずみが起きている。
人間自体が本来自然の一部なのに、
そこから遠ざかりすぎているからな。
唯脳論。
これは、「人間とは何か」を知る、
良い手がかりだと思うね。
まずは、人間の脳の仕組みを知ることは良いことだ。
昨年読んだ『あいては人か 話が通じないとき
ワニかもしれません』もそうだったけど。
実は本書の内容は、期待していたものとは
違ったのだけど、それでも面白く読めたよ
ルビがあるのは、日本語だけというくだりも面白かった。
確かに英文にはルビはないよな。
「BOOK」は「ブック」としか読めない。
ルビ不要だ。
でも日本語の漢字は違う。
重複(ちょうふく)
重要(じゅうよう)
重い(おも・い)
重ねる(かさ・ねる)
「重」の次にくる文字で「重」の読み方が変わってしまう。
これは中国語にも韓国語にもないことらしい。
私たちは全く無意識のうちに
この恐ろしく複雑なことをやっている。
日本語を学ぶ外国人に同情するね。
脳のある部分を損傷すると失読症という
病気になるらしい。
その部分を損傷すると、世界の人々は
字が読めなくなるのだけど、日本人は
そこをやられても漢字を読むのには
不自由しないというのだ。
でも仮名は読めなくなるらしい。
養老さんによると、漢字の読みがひとつでは
ないのがその原因ではないかというのだ。
こういう、普段全く注意を払わないところに、
日本人のオリジナリティのルーツがあるのかも知れない。
★★★★☆
2026.4.24
TRES
沖仁×大萩康司×小沼ようすけ

昨年の2月以来の「TRES」のライヴ。
「TRES」は、フラメンコ・ギタリストの沖仁、
クラシック・ギタリストの大萩康司、
そして、ジャズ・ギタリストの小沼ようすけによる
ギター・トリオ。
5年目の活動に入ったとのことだが、
彼らのライヴを観るのは、4度目だった。
本日の会場は、 東京文化会館 小ホール。
このホール、実はあまり好きではない。
今日は、小沼さんの音がこもっていて
なんだか音があまりよくなく、聴きにくい印象だった。
ヤマハ・ホールの方が断然良い。
どちらかというと、クラシックよりのホールという
ことも関係しているのかもしれない。
前から6列目のど真ん中という良い席だったが、
前の方の席は床がフラットなので、
前の席の男性が座高が高く
(といっても私と同じくらいだけど)見にくかった。
私の後ろの席にどんな人が座っていたか、
見ていないけれど、小柄な女性だったなら
その人も きっと見にくかったことだろう。
そんなこんなで、このホールは良くないな、と
思っていたら、MC で改修工事のため、
来月から休館するとの話しが出た。
1961年の開館なので、私より年寄ではないか。
全面的な設備機器更新等のため、
およそ3年間の休館だという。
ぜひ、聴きやすい、見やすい、ホールに
生まれ変わって欲しい。
閑話休題。
トリオの演奏は、いつもながら素晴らしかった。
今日は特にビゼーのカルメンより『ハバネラ』と
アンコールで演ったラヴェルの『ボレロ』。
2曲ともいわばクラシックの曲だけど、
そこは TRES アレンジなので、とても面白い。
奇しくも先日聴きに行った、
「ウィーン チェロ・アンサンブル5+1」の
アンコール曲も「ボレロ」だった。
こんな偶然もあるんやな。
チェロ・アンサンブルの方は、1台のチェロ、
つまり4本の弦を4人で弾くという技だったけど、
今日は、それぞれがギターを持っているので、
18本の弦を3人で弾いたことになる。
全く違う世界だけど、どちらも素晴らしい。
「ボレロ」って凄い曲やなぁ。
小沼さんのギターは Abe Rivera のフルアコ。
ギター・アンプは、Henriksen の The Bud SIX。
今日は、音がイマイチ抜けてこなかったのが残念。
会場で TRES の CD(1st アルバム)を
売っていたのでゲット。
本日発売。
会場限定販売。
(って、しばらくしたら、普通にネットでも
買えるようになるんでしょうけどね。)
2024年、25年の全国5カ所のライヴから
ベストテイクを選んだとのこと。
残念ながら、私が会場にいたライヴは、
含まれていなかったけれど、昨年2月の
ライヴで聴いて「ぜひ、CD化して欲しい」と
書いた『アルハンブラの思い出』が入っており、
これは嬉しい。
素晴らしいアレンジと演奏です。
こういうアンサンブル、やってみたいなぁ。
でけへんけど。
今日は、カメラが数台入っていたので、
もしかしたら、映像作品も出るのかも。
[ MEMBERS ]
沖仁 (gt)
大萩康司 (gt)
小沼ようすけ (gt)
@ 東京文化会館 小ホール
[ SETLIST ]
1. Flyway(小沼)/トリオ
2. Libertango(ピアソラ)/トリオ
3. Fantasma(沖)/トリオ
4. メルチョールの家(沖)/沖 ソロ
5. アルハンブラの思い出(フランシスコ・タレガ)/大萩 ソロ
― 休憩 ―
6. Jingles(W. モンゴメリー)/小沼 ソロ
7. カルメンより「ハバネラ」(ビゼー)/トリオ
8. Take Five(P. デスモンド)/トリオ
9. 地中海の舞踏(アル・ディ・メオラ&パコ・デ・ルシア) /トリオ
10. Cavatina(スタンリー・マイヤーズ)/トリオ
EC1. Bolero(ラヴェル)/トリオ
[ 関連エントリー ]
2022.2.5 沖仁×大萩康司×小沼ようすけ "TRES”
2023.2.26 沖仁×大萩康司×小沼ようすけ "TRES Ⅱ"
2025.2.9 TRES Ⅳ 沖仁×大萩康司×小沼ようすけ
2026.4.22
何かもっと
ジュリアン・ラージの YouTube の新しい動画は、
3月にテネシー州ノックスビルで開催された
「Big Ears Festival 2026」での演奏だ。
カルテットによる演奏は、最新アルバムに
収められている "Something More" という曲。
ジュリアンは、珍しく赤い Gibson(たぶん
ES-355)を抱えている。
Bigsby 付きで、ボディにはヴァリトーンスイッチを
取り去ったと思われる修復の跡が見られる。
この演奏が、言葉にするのが難しいほど素晴らしい。
抒情的なピアノのイントロから始まり、
ジュリアンがギブソンの太いトーンで、
テーマを奏でる。
ミュージシャンのエゴは消え去り、
ステージには、平和・調和しかない。
この世界が素晴らしい場所であったことを
思い出させてくれるような演奏だ。
途中、ジュリアンを見つめるケニー・ウォルセン(drs)の
笑顔も愛に溢れており、それだけでこの演奏が
彼らにとっても特別な瞬間であったと感じさせてくれる。
何度でも聴けます。
Julian Lage - "Something More" (Big Ears Festival 2026)
“Something More” live from Big Ears at the Tennessee Theatre on March 29,
2026.
Julian Lage: Guitar
John Medeski: Piano
Jorge Roeder: Bass
Kenny Wollesen: Drums
2026.4.22
有山じゅんじ と 上田正樹
ライブ アット 道頓堀くいだおれ
ぼちぼちいこか ザ・ムービー

『ぼちぼちいこか '08』リリースにあわせて、
2008年10月22日に大阪・道頓堀 くいだおれ跡で
行われたライブ・ドキュメンタリー。
DVD で鑑賞。
このふたり、伝説の最強コンビですわ。
キー坊の歌も有山さんのギターも素晴らしい。
そこに「くいだおれ太郎」も参戦!
太郎抜きにこのユニットはないからね。
1975年の『ぼちぼちいこか』リリースから51年。
当時はご本人たちも50年後もこのアルバムが
聴き続けられるなんて、考えていなかったかも
知れない。
そもそも75年に、彼らが20代の若さで
あのアルバムを創れたことも奇跡だと思う。
2008年7月、道頓堀の「くいだおれ」は閉店し、
くいだおれ太郎は、現在「中座くいだおれビル」の
前に立ち続けている。
「くいだおれ」には、小学生の頃に家族で
入った覚えがあるけど、大人になってからは
入った覚えがないんだ。
そういう大阪人、意外と多いんちゃうやろか。
インタビューで、キー坊が有山さんの
ギタープレイに触れるくだりがある。
曰く、リズムが良いと。
確かに素晴らしいプレイです。
中々あんな風には弾けません。
ギターは、テイラー。
ちょっと私的には有山っぽくないけどね。
(正木)五郎ちゃんのインタビューも貴重です。
DISC-1が、くいだおれ跡で行われたライブとインタビュー。
DISC-2は、インタビュー色々と同年10月28日東京・
下北沢 風知空知でのライヴ(1曲)とミュージック・ビデオ。
DISC-1
01. 大阪へ出て来てから
02. あこがれの北新地
03. 可愛い女と呼ばれたい
04. 俺の家には朝がない
05. 50歳
06. 悲しい色やね
07. Hard To Handle
08. むかでの錦三
09. 買い物にでも行きまへんか
10. 俺の借金全部でなんぼや
11. 梅田からナンバまで
12. おまえを救けにゆく
13. なつかしの道頓堀
14. ぼちぼちいこか
DISC-2
01. なつかしの道頓堀 (Music Video)
02. 俺の借金全部でなんぼや (Music Video)
03. 梅田からナンバまで (2008.10.28 Live at下北沢 風知空知)
04. ぼちぼちいこか (Music Video)
2009/9/16 発売
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