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つつみしんやのひとりごと 2013年 9月
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2013.9.1

少年H

昨日、映画 『少年H』 を観てきた。

神戸生まれの 妹尾 河童(せのお かっぱ) の

自伝的小説で、登場人物の 妹尾 肇 (はじめ) が、

妹尾 河童 本人だ。

といっても、私は、妹尾 河童のことを

何も知らんのだが。

少年Hの 「H」 は、肇 (はじめ) のイニシャル。

Hは、1930年生まれだから、私の父親と同じ年。

その H の父親役に水谷豊、母親役に伊藤蘭。

実際の夫婦である水谷豊と伊藤蘭の共演は

28年ぶりらしい。

さて、物語は昭和16年の開戦前から、始まり、

終戦後まで続く。

H の父親、妹尾盛夫(水谷豊)は、高級洋服の仕立て屋。

戦争が始まると、外国人と付き合いがあったというだけで、

スパイの容疑をかけられる。

付き合いのあった外国人は、ただのお客さんなのに。

また、妹尾家はキリスト教信者だった。

H は、アメリカに帰った宣教師からもらった、

エンパイア・ステイト・ビルの絵葉書を持っていただけで、

学校で 「スパイ」 だと イジメ (?) にあう。

日本国全体が狂っていた。

自分が、「おかしい」 と思ったことを口にしただけで、

非国民扱いされたり、逮捕されてしまうような時代だ。

原作には、批判もあったようだが、

私は素晴らしい作品だと思った。

反戦の意図はあるだろうが、

おしつけがましくない。

ただ、少年の目を通して見た、戦争と戦後。

その大人たちの変貌を淡々と描いているようにさえ感じた。

焼夷弾を爆撃される、空襲のシーンは結構な迫力。

実際は、もっとすさまじいのだろうけど、

いったい、何のために民間人が、あんな空襲を

受けなければならないのか。

戦争の無意味さ、愚かさを改めて痛感。

そして、敗戦。

全てを失い、戦争の意味も分からなくなったところからの

日本人の再生。

映画は、フェニックス (不死鳥) の絵で象徴的に終わる。

私たち日本人は、必ず立ち直るという

強いメッセージに感じた。


大阪生まれの私としては、水谷豊と伊藤蘭の

関西弁には、100点を付けられないのだが、

作品自体は、素晴らしいと思うので、★5つだ。

細かいことは、突っ込むまい。


★★★★★




Marcus Miller

昨夜もライヴを観に行った。

一昨日に観に行った、マイク・スターン同様、

毎年、来日のたびに観に行っている、マーカス・ミラーだ。

東京ビルボードライヴで、4日間公演。

その初日の2ndステージ。

メンバーは、下記。

Marcus Miller (Bass, Bass Clarinet)
Alex Han (Saxophone)
Lee Hogans (Trumpet)
Brett Williams (Keyboards)
Adam Agati (Guitar)
Louis Cato (Drums)

トランペット の リー・ホーガンス と、キーボードの

ブレット・ウィリアムズ 以外は、昨年と同じメンバー。

ブレット・ウィリアムズ は、まだ21歳で、

今回が初来日だと、マーカスが紹介していた。

また、若い才能を見つけたんやな。

1曲目、ちょっとテンポを上げて、アレンジを変えた

『Panther』 からスタート。

全体的に、アレックスのソロが例年より、

その激しさに欠けたような印象を持ったが、気のせいか。

それでも、充分激しいねんけど。

ギターのアダムは、昨年、アレックスの激しいソロのあとに

ソロが回ってきて、イマイチな印象を持った覚えがある。

今年は、『Jekyll & Hyde』 で、アレックスのソロの後、

ブルース進行にして、リズムも変えてギター向けな

アレンジにしてのアダムのソロだった。

おかげで、昨年のような印象はなく、

ギターらしさ満開の熱いソロだった。

バンドは、前進・変化しているのだな。


一昨日のマイク・スターンたちが、楽しそう、うれしそうに

演奏していたのとは、対照的に、マーカス・バンドは、

真剣そのものだ。

まるで、しのぎを削るかのような演奏だ。

クールなところは、あくまでもクールに、

クレイジーなパートは、激しくアグレッシヴに。

けして、楽しくないわけではないのだろうが、

マイクのバンドのような、和気あいあいさは、

感じられない。

でも観客は、大喜びの大満足。

マーカスは、相変わらず、アンプの上に

ブルース・リーのフィギアを置いていたね。


何曲目かで 『SWEET BABY』 を演奏。

Stanley Clarke と George Duke の

「クラーク・デューク・プロジェクト」 の 1981年のヒット曲だ。

ヴォーカルは、ドラムのルイス・カト。

(マーカスの紹介を聞くと、「カト」 ではなく、

「ケト」 と聞こえる)

私も好きな曲だが、マーカスが演るのは、

ちょっと意外だった。

そしたら、その演奏後、マーカスが、

ジョージ・デュークのことを話し出した。

「He was gone」 と 聞こえたので、(えっ?) と思った。

そして、「ここ (ビルボードライブ東京)で、ジョージと

デヴィッド・サンボーンと演奏したのが、昨日のようだ」 とも・・・。

英語なので100%分からなかったのだが、

(もしかしたら ) とライヴ終了後、調べてみたら、

ジョージ・デュークは、8月5日に

慢性リンパ性白血で亡くなっていた。

67歳だった。

知らなかった。

ジョージのことは、一度だけナマで観た。

マーカスが、「昨日のようだ」 と言った、

2011年9月の 「DMS」 来日時だ。

(「DMS」 は、GEORGE DUKE、MARCUS MILLER、

DAVID SANBORN のプロジェクト)

また、偉大なミュージシャンが天に召された。

R.I.P.


ステージ上には、サックスもバスクラリネットも

置いてなかったので、今年は吹かないのかなと

思っていたら、アンコールでまず、ピアノだけが

弾きだしたあと、マーカスがバスクラを吹きながら登場。

曲は、スタンダードの 『My One And Only Love』。

そのあと、バンド全員で 『Come Together』。


2日続けて、ニューヨークのジャズを聴いたので、

私のニューヨーク度 (?) は、かなり上がっている。

そして、なんと3日連続、今日もライブを観に行った。

その様子は、またあした。





2013.9.2

Pavlo

昨日は、コットンクラブで カナダの 「Pavlo (パヴロ)」 という

4人組インストゥルメンタル・バンドを観た。

Pavlo のことは、知らなかったが、

コットンクラブから無料ご招待があり、観ることに。

メンバーは下記。

Pavlo (g)
George Vasilakos (bouzouki)
Randy Rodrigues (b)
Gino Mirizio (per)

カナダのバンドなのだが、リーダーのギタリスト、

パヴロの両親は、ギリシャ出身。

子供の頃は、毎年夏にギリシャへ行っていたという。

ほかの3人もカナダ生まれだが、それぞれ別の

バックボーンを持っている。

音楽だけを聴くととても北米のバンドだとは、思えない。

ひと言でいうと、「地中海」。

かなり、地中海な感じ。

行ったことないけど。

そして、この哀愁感は、日本人が好きな感じだろう。

マイナースケールで紡ぎだされるメロディは、

なぜか、昭和のムード歌謡を思い起こさせる。

地中海なのに。


パヴロは、ギターを持ち上げて縦にして弾いたり、

椅子なしで、腰掛けるように弾いたり、

客席に降りて弾いたり、カメラを向けられると、

演奏中なのにポーズをとったりと、大変なエンタテナー。

パヴロが、ジミヘンばりに背中で弾いてみせると、

ブズーキのジョージは、歯で弾いたりとサービス精神旺盛。


観に行ったのは、3日間6回公演のラストショー。

初来日だったのだろうか、大変日本が気に入ったようで、

「明日帰るけど、来週また来たい」 と言っていた。

面白いライヴだった。


なお、メンバー欄に書いた 「bouzouki」 は、

「ブズーキ」 というマンドリンに似た、ギリシャの民族楽器。





2013.9.4

ヤスマ・ギター

私の持っているギターの中で一番古いギターが、

日本のヤスマというブランドのフォーク・ギターだ。

ほとんど、弾くことはないが、

初めてのギターなので中々手放せずにいる。
 ↓
YASUMA MODEL No.1600
 ↑
これを書いたときには、(たぶん) なかった、

ヤスマ・ギターのウェブサイトを発見した。
  ↓
ヤスマ楽器

サイト内には、ヤスマ楽器の歴史や、創立者、

安間公彦さんのことなど、詳しい記事がある。

私がこのギターを購入したのは、

小学5年生の夏、昭和48 (1973) 年のことだ。

ギターを始めたきっかけは、ここ に書いたが、

その印象的な事件から、数ヵ月後のことだった。

当時、大阪心斎橋筋商店街には、ヤマハと三木楽器と

ミヤコという楽器店があった。

件のギターは、その中のどれかの店で買ったのは間違いない。

1万円ぐらいだったと思うが、定かでない。

ただ、店頭に並べられていた たくさんのギターの中から、

まだ小学5年生の私は、ちょっと小ぶりなこのギターを

選んだことを覚えている。


ヤスマのウェブサイトのカタログのページには、

私の所有する 「No.1600」 も掲載されている。

そこには、

 Spruce top
 ovangkol back & sides
 mahogany neck

と、材質が記されているが、残念ながら

価格は記されていない。


ヤスマでは、昭和23 (1948) 年から、

昭和57 (1982) 年まで ギターを

製作していたとある。

安間さんは、昭和57年にヤスマ楽器を解散。

その後、螺鈿(らでん)工芸の道へ進まれた。

螺鈿工芸というのは、貝細工のことだ。

80年代に入り、もしかしたら、ギターが売れなく

なっていた頃かも知れない。

それに、こんな工芸品のようなギター

作っていたのだから、螺鈿工芸に進んだのも

うなずける。

螺鈿では、工芸展や美術展で、入選したりしたようで、

個展も開かれていたようだ。

安間さんは、2011年1月30日に亡くなったとある。

89歳。


私のギター、なんか、値打ちでてきたぞ。





弦張ってないけど。





2013.9.5

鍵山秀三郎 講演会

今日は、鍵山秀三郎さんの講演を聴いてきた。

鍵山さんは、イエローハットの創業者で 「掃除」 で

有名な方、というぐらいの知識しかなかったが、

実際にお話を聴いてみると、

スゴイとしかいいようのない、実践ぶりだ。

先月、別の講演会に行ったときに、

今日の講演会のことを知った。

その時、この講演会のアナウンスをした人が、

鍵山さんの 「足元のゴミも拾えない人間に何ができるか」 と

いう言葉を引用した。

その言葉にドキリとした私は、

これは、一度は聴いておかねばと思ったのだ。


鍵山さんのお話は、ご本人がどういう活動を

されているかという報告が中心で、けして、

「あなたたちも私のように掃除をしなさい」という

押し付けがましさはない。

掃除の話ではなく、掃除をすることを通して、

荒れていた学校が良くなったとか、

暴走族が更生したとか、そんな話だ。

ある先生が、赴任した学校で、前の学校で成果があったので

学校の掃除をしたいと職員会議で提案したら、

全員に反対されたそうな。

その先生は、「私一人でやりますから、そのことには、

反対しないでください」 と一人で学校の掃除を始めたという。

学校、特に古い学校には、何年も手付かずでほったらかしに

されている部屋があったりするよね。

そういう部屋を含めて、もちろんトイレも含めて、

徹底的に掃除をするわけだ。

その先生が一人で始めた掃除は、やがて生徒たちが、

「私たちもやります」 と参加するようになったという。


印象的だったのは、台湾の話。

鍵山さんは、毎年 (?) 台湾に招かれていて、

台湾でも掃除をされているようだが、それには、

台湾のなんとか大臣や大企業の社長とかも参加され、

一緒に (たぶん学校の) 便器を磨くのだ。

その時の写真もスライドで見せてくれた。

その掃除のあと、学校の体育館 (だと思う) で、

懇親会のようなものが開かれるのだが、

その時、台湾の旗とともに 日の丸が掲げられているのだ。

そして、その大臣は、

「台湾は、経済では世界一にはなれないが、

道徳で世界一になる。そのための基礎は、掃除だ」

と言ったという。

(言葉は、鍵山さんの言った通りではないが、そんな風なこと。)


掃除が大切なこと、いや、掃除が大切というより、

汚れた状態にしていると (空気が澱んでいると)、

犯罪が起きたり、病気になったりするのは、

何かの本でも読んだ。

ニューヨークの地下鉄の落書きを消したら、

犯罪率が低下したという話は、有名だし、

泥棒に入られたり、犯罪に巻き込まれる家は、

水回りが汚いとかね。


あんな風な掃除の活動は、私にはできないが、

せめて、自分ちや会社はもっときれいにしようと思った。

そして、

トイレのように使っていれば汚れてしまう所は、

さておき、街中が汚れるのは、人がゴミを捨てるからだ。

ならば 「ゴミを捨ててはいけません」 と

子供にもっと教育すればといい、思ったが、

大人たちが捨てている限り、

この問題はなくならないのかな。





2013.9.6

真夏の方程式

7月に映画を観た 『真夏の方程式』 の原作を読んだ。

作者は、『手紙』、『容疑者Xの献身』、

『麒麟の翼』 などが 映画化されている 東野圭吾。

映画を観た時のエントリーには、こう書いた。

 『容疑者Xの献身』 が 素晴らしかったので、
 期待していたが、ちょっと前作には及ばず、という感じ。
 解き明かされていくトリックが、
 あんまり大したことないのと、
 ある殺人が、キーになっているのだが、
 その殺人の動機が、イマイチ理解できなかったことが
 作品のパワー不足と感じた。


しかし、原作を読むと 「作品のパワー不足」 は、

感じなかった。

映画で不完全燃焼だった部分が、

すべて腑に落ちた。

そして、映画より原作の方が、作品として重い。

かなり、重くて深い。

やはり、これだけの長編小説を2時間にまとめるのは、

難しいということか。

結末を知っていて読んでも、引き込まれたので、

知らずに読んだら、もっと面白かっただろう。

ただ、小学5年生の少年・恭平 が、しっかりし過ぎというか、

そんな大人びた5年生おるかぁ? と思ってしまった。

あと、結末の印象が映画とは少し違うように感じたのは、

映画は、多少アレンジされていたのだろうか。


★★★★☆





2013.9.6

すっごい ショック!

何が、ショックかって?

先日、吉田修一著 『さよなら渓谷』 を読んだことは、

ここにも書いた。→ これ

7月に映画を観たので、原作も読んでみたのだ。

で、偶然、自分が過去に書いた、あるエントリーを

発見してしまった。

それは、2010年12月15日のエントリー。

そこには、『さよなら渓谷』 を読んだ感想が・・・。

そう、私はすでに 『さよなら渓谷』 を読んでいたのだ。

これ


しかし、映画を観てもそのことを全く、

思い出せなかった。

そして、原作を読んでも全く思い出さなかった。

過去に、本を途中まで読んで、

(あれ?これ、読んだことあるぞ) という

経験をしたことがある。

そんな風に、もし、以前読んでいたとしたら、

途中で気づくもんだろ?

でも、今回は気づかなかった。

もしかしたら、映画を観ていなかったら、

途中で気づいたかもしれないが、

映画を観てから 間がなかったので、

(映画の記憶が邪魔をして) 3年近く前の記憶と

結びつかなかったんだと分析している。

それにしても、だ。

気づけへんかなぁ。

ちょっと怖いなぁ。

大丈夫か、俺。





2013.9.7

Buena Vista Social Club

映画 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が公開されて、

もう10年以上も経った。

1997年にライ・クーダーが、キューバのミュージシャンたちを

プロデュースした CD が、世界中でヒットした。

その後、彼らを追って製作されたドキュメンタリー映画が

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』だ。

(CD もその名義で出ている。)

映画は、1999年に製作され、日本では2000年に公開された。

当時、私は2回観に行った。

(ここだけの話、1回目は途中で寝てしまったのだ。)

映画に出てくる老ミュージシャンたちの姿に感動した。

最年長者はコンパイ・セグンドは、92歳だったし、

渋い声のイブライム・フェレールは、72歳だった。

2001年に来日したが、その時は見逃した。


昨日、その 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 を

観てきた。(@ビルボードライブ東京)

今度は映画ではなく、バンドのライヴだ!

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 は、

キューバのバンド。

キューバといえば、ラテン。

本物のラテン、ナマ・キューバンは、初体験だった。

メンバーは下記。

オマーラ・ポルトゥオンド/Omara Portuondo (Vocals)
カルロス・カルンガ/Carlos Calunga(Vocals)
ローランド・ルナ/Rolando Luna(Piano)
ジーザス・アグイジェ・ラモス/Jesus “Aguaje” Ramos(Trombone)
グアヒリト・ミラバール/Guajirito Mirabal (Trumpet)
グアヒーロ・ミラバール/Guajiro Mirabal(Trumpet)
ルイス・アレマニー/Luis Alemany(Trumpet)
バルバリート・トーレス/Barbarito Torres(Laud)
パピ・オビエド/Papi Oviedo(Tres)
ペドロ・パブロ/Pedro Pablo(Double Bass)
イダニア・ヴァルデス/Idania Valdes(Vocals, Percussions)
アルベルト・ラ・ノーチェ/Alberto La Noche(Bongos)
フィリベルト・サンチェス/Filiberto Sanchez (Timbales)
アンドレス・コアヨ/Andres Coayo(Congas, Cajon)

総勢、14名。

映画製作時から、もう14年も経っており、

あの頃のメンバーの6人が、すでに逝ってしまったようだ。

コンパイ・セグンドもイブライム・フェレールもいない。

その他にも、メンバー・チェンジしているが、

トランペットの グアヒーロ・ミラバールと

ラウド (スペインの民族弦楽器) の バルバリート・トーレスは、

あの映画の当時のメンバーだ。

そして、もう一人。

キューバ最高の女性歌手 オマーラ・ポルトゥオンド。

映画の時は、69歳だったが、来月で83歳。

オマーラは、後半、数曲のために登場したのだが、

彼女が登場すると会場の空気が変わった。

ちょっと歩くのも大変な感じのヨチヨチ歩きで登場し、

時々何かに掴まらないと、立っているのも

危ないように見えたが、「my husband」 と紹介した、

トレス (ギター) のパピ・オビエドとは、ダンスも披露した。

そして、驚くことに 歌声はまったく衰えていなかった。

歌がすごい。

映画で観たより、強烈。

上手い表現が見つからないが、

なんか、目の前で歌っている姿を見るだけで、

感動する、そんな人だった。

キューバの国宝やろな。


不思議なことに、オマーラがいないと

ステージ上になんとなく (いい意味で) 場末な感じが

漂うのだが、彼女がステージいると、それがない。

それぐらい彼女の存在感は強烈だった。





2013.9.8

TOKYO JAZZ 〜 JAZZ HERITAGE 〜

今年も 東京JAZZ に行ってきた。

東京JAZZ は、3日間に渡り、

【the HALL】(東京国際フォーラム ホールA)、

【the PLAZA】(東京国際フォーラム 地上広場)、

【the CLUB】(COTTON CLUB)

の3箇所で同時に開催される、ジャズ・フェスティバルだ。

今年は、3日目のホールの夜の部を観に行った。

今回のお目当ては、ボビー・マクファーリンだった。

だが、4日前に

「ボビー・マクファーリン来日中止のおしらせ」 という

メールが届いた。

ボビーは、病気のため来日できなくなったという。

ショックだが、仕方がない。

(今日は、悪天候のため、地上広場のイベントが

中止なったようで、今年は、東京JAZZ としては、

あまりついていなかったようだ。)


今日の夜の部の ボビー以外の出演者は、

ai kuwabara trio project
  桑原あい(p)
  森田悠介(b)
  今村慎太郎(ds))

チック・コリア & The Vigil
  チック・コリア(p)
  ティム・ガーランド(sax)
  カリートス・デル・プエルト(b)
  マーカス・ギルモア(ds)
  チャールズ・アルトゥラ(g)
  ルイス・キンテーロ(per)

の2組。

ボビー代替プログラムは、どうなるのだろうと

思っていたら、一昨日、

ボブ・ジェームス&デヴィッド・サンボーン
スペシャルセッション
featuring スティーヴ・ガッド、ジェームス・ジーナス、
ヒラリー・ジェームス、ラリー・カールトン and MORE!

と発表された。

昼の部に出演したボブ・ジェームスのグループに、

同じく昼の部に出演していたラリー・カールトンを

交えてのスペシャルセッションだ。

ヒラリー・ジェームスは、ボブの娘。

昨年の東京JAZZで、松田聖子が歌った、

『Put Our Hearts Together』 のオリジナル・ヴァージョンを

歌っていたのが、ヒラリーだ。

そして、「and MORE!」 と書かれていたので、

誰かスペシャルゲストが登場するのかな、と

思っていたら、出てきました。

小曽根真です。

ボブとピアノのデュオで、曲は、来日できなかった、

ボビー・マクファーリンの 『Don't Worry, Be Happy』。

なんか、良かったなぁ。

ちゃんと、ボビーが存在しているというのが、

素晴らしかった。

テーマ以外アドリブ・パートは、

ブルース進行やったけど、

小曽根さんのソロは、ピースフルやし。

ラリー・カールトンは、アンコール含めて

2曲だけの参加で、ちょっと物足りんかったけど、

あのオールスターズなら、お客さんも

納得だったでしょう。


1組目の桑原あいのトリオは、同じ編成なので、

ついつい、上原ひろみの The Trio Project と

比べてしまった。

比べるべきではないけど、上原に比べると、

ちょっとパンチが足りないかな、と思った。

でも、新人だし、たぶんあんな大きいステージは、

そんなに経験していないだろうから、

今後が楽しみだ。

小さい会場で観たら、きっと違う印象だろうから、

今度は、クラブで観てみたい。

桑原は、東京JAZZ のステージに立つのが、

夢だったので、夢が叶ったと、泣きながら話してた。


3組目は、チックコリアの新しいバンド。

なんだろう、ちょっと前から、ライヴ鑑賞時に

睡魔に襲われることが、よくある。

今日も チックの時間になって、結構な睡魔。

ちゃんと聴きたいのに、あんまりちゃんと

聴けなかった。

悔しい。





2013.9.9

54年

今日は、私の両親の結婚記念日だ。

ありがたいことに、両親ともに健在で、

この結婚記念日を迎えた。

今年で、54回目。

スゴイよな。





2013.9.13

熊野古道

明日、明後日と 熊野古道 (和歌山) へ行ってくる。

2週間ほど前、妻が突然 「熊野古道へ行きたい」 と

言いだしたのだ。

「なんで?」 と訊くと、金星がどうしたこうしたと、

なんやようわからんこと 言うてましたわ。

まあ、理由はさておき、ちょっと調べてみると、

熊野古道、なかなか興味深い。

なんせ、世界遺産やしな。

私は大阪出身のせいか、無意識に近畿を旅行の対象から

外していたようだ。

熊野古道を含め、行ったことないところ、いっぱいあるのに。

そういえば、20歳の頃、仕事で和歌山の龍神へ行ったことがある。

深い山の中だったという印象しか残っていないけど。


さて、熊野古道。

どんな神々と出会えるのだろうか。

天気が良いことを祈ろう。


ところで、話は違うが、

小中学校の遠足や修学旅行の行き先は、

当然、地域によって違うのだけれど、私の場合、

こんな風だった。

小学5年生 林間学校 高野山 (和歌山)

小学6年生 修学旅行 伊勢志摩 (三重)

中学1年生 臨海学校 若狭湾 (京都)

中学2年生 林間学校 大峯山 (奈良)

中学3年生 修学旅行 北九州 (福岡〜大分〜熊本)

ついでに高校も書いとこ。

高校1年生 伊吹山 (滋賀)

高校2年生 信州 (長野)

ちなみに我が高校では、修学旅行とか呼ばずに

ホームルーム合宿と呼んでいた。





2013.9.16

嵐を呼ぶ男

熊野古道へ行ってきた。

雨男の私としては、天候が心配だったが、

雨どころか、嵐を呼んでしまって、

えらい目におうた。

詳しい旅のレポートは、また明日。





2013.9.20

熊野レポート その1

「詳しい旅のレポートは、また明日」 と書いて、

3日も経ってしもた。

楽しみにしていた方 (いるのか?)、ごめん。


熊野古道は、和歌山・奈良・三重にまたがっている。

今回のプランは、車の移動が中心なので、

和歌山の中辺路 (なかへち) と呼ばれる、

熊野参詣の王道ルートを 少し歩いて、

熊野三山と呼ばれる熊野本宮大社、熊野速玉大社、

熊野那智大社を参詣しようというもの。

熊野古道は、全部で90分ぐらいは、

歩いただろうか。

ちょっと少なかったので機会があれば、

もう少し歩いてみたい。


古道のスタート地点、滝尻王子から古道に入ってすぐ。
石をまたいで生えている木。



牛馬童子付近の古道。


牛馬童子付近の杉の木たち。


つづく。





2013.9.22

熊野レポート その2

熊野古道レポートの続き。

1日目、古道を少し歩いたあと、

熊野本宮大社を参詣した。



写真は、熊野本宮大社の鳥居。

熊野本宮大社は、1889年 (明治22年) に

大洪水で流され、現在の場所に建て直された。

元あった場所は、現在あるところから、

歩いて5分ほどの 「大斎原」(おおゆのはら) と

呼ばれるところにあり、

現在は、日本一高い鳥居が建っている。


大斎原


見上げた鳥居


以前はこの上に社殿が建てられていた



夜は、熊野本宮大社近くの川湯温泉に宿泊。

川に温泉が湧いているので、川湯温泉というようだ。

川の温泉は、露天風呂になっている。



写真は、熊野古道の地ビール。

なかなか旨い。

ついだ時にはちゃんと泡があったのに、

撮影の準備をしている間に泡が消えてしもた。

撮影準備が出来てから、ビールを注ごう。


2日目は、(というより、1日目の夜から)

台風18号の影響で土砂降り。

とりあえず、熊野速玉大社に向けて出発。

到着すると、なんと奇跡的に雨が上がった。

妻によると、彼女の日頃の行いのおかげらしい。

ありがたいことだ。


熊野速玉大社の鳥居


立派なしめ縄



そして、熊野那智大社へ到着した時には、

「これでもか!」 という土砂降り。

車を降りる気にもならないので、

今回の参詣は断念した。

妻によると、いくら日頃の行いが良くても、

そうそうたびたび奇跡は起こせないらしい。

那智大社近くにある、

日本一の落差133メートルを誇る那智の滝は、

雨の車の中から見ただけでも、結構な迫力。

次回は、ぜひ近くで観てみたい。


昼食は、ドライブインでマグロカツカレーを食べた。



これが、予想以上に旨かった。

カレーにもゴロゴロ、マグロが入っている。

マグロのカツは、ササミのよう。

そういえば、シーチキンって言うもんな。


那智から紀伊田辺まで、海沿いを走ったのだが、

物凄く海が荒れていた。

途中、車が堤防を超えてきた波をまともにかぶった。

大雨が降っているのだから、波をかぶっても、

大したことないと思っていたら、全然違った。

波をかぶったら、数秒間、全く前が見えないのだ。

これは、ちょっと怖かったね。


荒れる太平洋 (一瞬、雨が上がった時に撮影)



夜になって、紀伊田辺に到着。

レンタカーを返却し、ビジネスホテルに宿泊。

翌日 (16日)、12時に大阪で約束があったので、

午前9:31の特急くろしおで大阪に戻る予定だったが、

朝、駅に行ってみると、電車が動いていない。

なんでも倒木が線路を塞ぎ、その処理と安全確認で、

復旧のめどが立っていないという。

2時間近く、紀伊田辺駅で様子を見たが、

どんどん運休が決定していくだけで、

運転再開は、何時になるか分からない。

仕方なく、もう一度レンタカーを借り、

とりあえず和歌山駅を目指した。

レンタカーは、和歌山県内なら乗り捨て料金は、

かからないという。

雨はあがったものの、まだ風は強いし、

あちこちで洪水警報が出ている状況。

田辺から和歌山まで、高速道路なら1時間半ぐらいと

聞いたが、高速道路は、不通。

結局、渋滞もあり、和歌山まで4時間半かかった。

JR は、和歌山以北も運休があったので、南海電車に乗り、

ようやく大阪 (難波) に到着したのは、17:30だった。

1時間半ほど 人と会い、新大阪駅に着いたのは、

19時過ぎ。

新幹線も一時止まっていたようで、ダイヤは

大きく乱れており、新大阪駅は人でごった返していた。

こうなると、指定席券を持っていても何の意味もない。

自由席のホームに並び、なんとか席を確保し、

東京へ戻ったのだった。

あ〜やれやれ、大変な旅でした。





2013.9.23

A BOY AND HIS ATOM

IBM の基礎研究所 「IBM Research」 が、

作った1分30秒ほどの映画、

『A BOY AND HIS ATOM (少年と彼の原子)』 が、

“世界最小の映画” としてギネスブックに認定されたという

記事を読んだ。

ギネスに認定された世界最小の映画。
実はこれ、“ITを劇的に進化させる” 発想の転換から生まれた!?


詳しくは、リンクの記事を読んでいただくとして、

びっくりするのは、

 この技術が実用化されると何が起きるのだろうか。
 今のハードディスクの1000倍の密度を持つ
 記録メディアが誕生すれば、現在の1テラバイトの
 リムーバブル・ハードディスクが1ペタバイトの
 容量を持つようになる


という一節。

ペタバイト?

なんすか、それ?

という感じだが、要は、弁当箱程度に、

1000テラ (100万ギガ) のメモリーが

可能になるという話だ。

なんや、ようわからん世界やけどすごいな。

そして、原子を1億倍以上に拡大してある映画

『A BOY AND HIS ATOM (少年と彼の原子)』がこれ。







2013.9.24

酒井雄哉 大阿闍梨 逝去

今年春、千日回峰行に興味を持ち、

塩沼亮潤 阿闍梨 (あじゃり) 、

酒井雄哉 大阿闍梨の本を読み、

ゴールデンウィークには、

仙台の慈眼寺 (塩沼亮潤 阿闍梨のお寺)にも

行ってきた。

ここのところ、そのことを話題にする機会も

なかったのだが、昨日、久しぶりにその話を

知り合いにした。

彼は、千日回峰行のことを知らなかったようだが、

興味を持って聴いてくれた。

話の内容は、主に塩沼 阿闍梨のことだったのだが、

塩沼 阿闍梨が千日回峰行をやるきっかけとして、

酒井 大阿闍梨の話も出た。


今朝、彼からのメールが届いた。

酒井 大阿闍梨が亡くなったという内容だった。

私も驚いたが、彼も、昨日、

そんな話を聞いたところだったので、

そのタイミングに驚いているようだった。


酒井 大阿闍梨は、87歳だったので、

亡くなられてもおかしくない年齢だ。

でも、普段、話題にしない人のことを

久しぶりに話したら、その日にその人が、

亡くなったというのは、当の本人たちにとっては、

どうも不思議だ。


それはさておき、酒井 師。

特攻隊員として終戦を迎え、

戦後、ラーメン屋を開業するも火事に遭い、

職を転々とし、結婚2ヶ月目に妻が自殺。

40歳で出家。

そして、千日回峰業を2回満行。

2度の回峰行を満行した者は、千年を越える比叡山の

歴史の中でも3人しかいないという。

そんな酒井 大阿闍梨が、

人生最後に思ったことは、何だったのだろう。





2013.9.25

六代目 三遊亭円楽独演会

落語に目覚めたというほどではないが、

今年3度目となる落語独演会に行ってきた。

1度目2度目は、桂歌丸 独演会だったが、

今日は、三遊亭円楽 独演会。

会場は、文京シビック小ホール。

プログラムは下記。

一、トーク 三遊亭円楽×桂歌丸
一、落語「 強情灸 」 三遊亭楽大
一、落語「寝床」 三遊亭円楽
 〜 仲入り 〜
一、落語「後生鰻」 桂歌丸
一、落語「茶の湯」 三遊亭円楽

目当ての歌丸の演目は、プログラムには、

「おたのしみ」 と記載されており、

トークコーナーでも 「何をするか決めていない」 と

歌丸本人が言っていたが、本当だろうか。

で、やったのは、「後生鰻」 という演目。

歌丸は、2週間ほど前、具合が悪く病院に行ったら、

「入院するように」 と言われたのをけって、

仕事をしているようで、見るからに痩せていて

ちょっと心配。 (もともと痩せているけど)

歌丸の落語のあと、出てきた円楽が、

「皆さんは、ラッキーです。

歌丸の最後の落語を聴けたのですから」 と言って

笑いをとっていたが、いつまでもそのジョークが、

ジョークであって欲しいもんだ。

円楽の「寝床」「茶の湯」は、共通するものがあり、

まるで続きもののように話していた。

もう一人、三遊亭楽大。

身分でいうと 「二つ目」。

落語界では、「見習い」 → 「前座」 → 「二つ目」

→ 「真打」 と昇進 (?) していくようだが、

円楽、歌丸のお二人に比べると、

どうしても芸に未熟さが見えてしまう。

ほんの些細なことなのだが、隠せないのだな。

それだけ、芸が深いということだし、

「真打」 になるのが大変だということでもある。


来月は、上方落語。

笑福亭鶴瓶を聴きに行くぞ。





2013.9.26

Laguna Moon

フルート、サックスの梅林さんと、ギターの私で、

デュオを始めて、7年が過ぎた。

来年1月が来ると、まる8年だ。

と言っても、この数年、梅林さんは、1年のうち、

半分以上は、プーケットにいるため、

年中一緒にやれるわけではないが、

それでも彼が日本に滞在中は、

ほとんど毎週のように一緒に練習をしている。

今日もその練習に行ってきた。

梅林さんとの演奏は、勉強になることも多く、

自分の新しい面を引き出されるような体験があり、

演奏していて楽しい。

仕事をしながら、他の趣味や遊びもしながらなので、

普段、そんなにギターの練習をしているわけではないが、

それでも、このデュオを始めた当初に比べると、

自分で言うのもなんだが、ずいぶん弾けるようになった。

継続ってホンマに力やねんなぁとしみじみ思う。

このまま続ければ、90歳ぐらいになったら、

そこそこ弾けるようになるんちゃうかと思う。


この数週間は、彼のオリジナル曲に

取り組んでいるが、メロディも良いものが多く楽しい。

今年は、ライヴをやらなかったが、来年はぜひ、

録音して CDを作りたいと考えている。

期待せんと待っていてくれ。


Laguna Moon 公式(?)サイト





2013.9.27

凶 悪

山田孝之主演の映画 『凶悪』 を観てきた。

原作は、ノンフィクションということだが、

平和に生きている私には、こんな狂気なバイオレンスな

人たちが実在するとは、中々信じがたい。

というか、信じたくないが、実際にはいるんだろうな。

現実に、殺人事件は起こっているし、

死体は埋められたりしているし、

放火事件も、レイプ事件もあるからね。

共演は、リリー・フランキー、ピエール瀧。

リリー・フランキーが良い。

『ぐるりのこと。』 のような役柄が似合うと

思っていたが、こんな狂ったオヤジも似合うとは。


物語は、死刑囚 (ピエール瀧) が、

未解決の殺人事件を告発するというもの。

その取材をする、雑誌 『明朝24』 の記者役に

山田孝之。

リリー・フランキーは、殺人を犯しながらも、

塀の外でのうのうと生きていると、告発される

悪人役。

その殺人・暴力のシーンが、エグい。

グロテスクで、痛々しい。

救いのある映画ではないが、

ただのバイオレンスものに終わらず、

結構深いテーマがあると観た。

タイトルの「凶悪」 の対極にあるものは、

「正義」 だと思うが、常軌を逸すると、

正義も凶悪と同じ要素があるのだな。

エグすぎて、あんまり原作を読みたいとは思わない物語。


★★★★☆





2013.9.28

許されざる者

映画 『許されざる者』 を観てきた。

クリント・イーストウッド監督が監督し、

アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞した作品の

日本リメイク版だ。

出演は、主演の渡辺謙、佐藤浩市、柄本明、

柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼、ほか。

『誰も知らない』『星になった少年』の柳楽優弥が

ずいぶんと大人になっていて、見たことあるような

気がしたけど、誰か分からんかった。

さて、感想はというと。

これだけの俳優を揃えておきながら、

残念ながら、大きく期待はずれだった。

登場人物の誰にも感情移入できない。

物語に飽きることはなかったが、

最後まで感動もなく終わってしまった。

オリジナル版は観ていないが、

名作と言われているので素晴らしいのだろう。

西部劇で、ガンマンの話だったものが、

本作では明治の日本が舞台で、

武器はガンではなく、刀になっている。

何か設定に無理があったのか。

ヒューマンドラマという割には、

訴えてくるものが乏しかったし、

説得力にも欠け、

いっぱい突っ込みたくなった。

残念。


★★★☆☆





2013.9.30

LEE RITENOUR
with HARVEY MASON, JOHN BEASLEY
& TOM KENNEDY
and special guest KAZUMI WATANABE


この数年は、来日のたびに観に行っている、

リー・リトナー。

今回のメンバーは、ドラムにハーヴィー・メイスン、

キーボードにジョン・ビーズリー、

ベースに最近の私のお気に入り、トム・ケネディ。

そして、スペシャル・ゲストとして、

渡辺香津美。

メンバーが伸び伸びと演奏する中、

香津美は、譜面から離れられず、ちょっと

気の毒な感じがした。

まあ、自分のレパートリーではないので、

仕方ないけど。

正直な感想を言うと、あんまりこの2人が

共演する面白みは、感じなかった。

2年前のリーとマイク・スターンの共演の方が、

面白かったな。

何が足らんかったんやろなぁ。

ギターは、リーが、ヤマハのサイレント・ガット・ギター、

ギブソンのリー・モデルの L-5 とレスポール。

香津美は、コリングスのセミアコとPRS。

リーのレスポールが一番ええ音してた。





(2013.10.3追記)

9月30日 2nd Stage Set List
 1. THE VILLAGE
 2. STONE FLOWER
 3. WES BOUND
  〜渡辺香津美登場〜
 4. STOLEN MOMENTS
 5. WALTZ FOR CARMEN
 6. LAY IT DOWN
 7. L.P. (FOR LES PAUL)
 8.(EN)SUGAR LOAF EXPRESS



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