LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2021年 3月
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2021.3.2

死について

今年の1月15日に高校の同級生のK君が亡くなった。
突然死だった。
彼の死について、二日に渡ってここに書いた

そのエントリーに
「卒業してからは、会うことはなかった」と
書いたけど、思い出したことがある。
あれは、私が20歳になる年のこと。
高校を卒業して2年目の5月。
K君と同級生数人で、一度だけサーフィンに
行ったことがある。
今となっては恥ずかしいが、
私は 19〜20歳の頃、中古のサーフボードを買って、
何度かサーフィンをしに、和歌山の磯ノ浦や
三重の伊勢に行ったことがある。
なぜ恥ずかしいかというと、私はほとんど泳げないのだ。
波のないプールなら25メートルぐらいは泳げただろうけど。
そんなヤツが海に入って良いわけなかろう。

今思うと命知らずなアホな若者だったのだが、
それはさておき、K君を含め確か同級生4〜5人で
伊勢に行ったように記憶している。

サーフィンは、朝早くに海に着くように
夜中に出発する。
出発したのは、1982年5月13日の夜で
波乗りをしたのは、5月14日だ。
なぜ、日付まで覚えているかというと、
(覚えているわけではない)
サーフィンから帰ってくると、自宅に
(母方の)祖母が亡くなったのですぐに ××× に
来なさい、という母の書置きがあったのだ。

その時、その日の早朝、サーフボードに
ワックスをかけていて、そのワックスを落としたところ、
どこに行ったのか見つからなかったことと、
祖母の死がなぜか関係あるように思ったことを
覚えている。

祖母は、明治41(1908)年生まれだったので
74歳だったのだが、今の74歳からは
考えられないほどの老人だった。

たぶん、亡くなる1〜2ヵ月前に
母に促されて、入院中の祖母を見舞いに行った。
母にすれば、最期なので会っておきなさい、という
意味だったのだろう。
それまで私は、身内の死を体験したことがなかった。
祖母の死についても深く考えることもなく、
リアルでもなく、見舞いも母に言われて、
半ば仕方なくであったと思う。

しかし、病室に入った私は、それまでの人生で
受けたことのない衝撃を受けることになる。

ベッドに横たわる祖母は、
もう生きているとは思えないほど
骨と皮だけだった。
がい骨、そんな表現がピッタリなほど。
人間って、死ぬとき、こんな風になるんやと思った。

記憶が定かではないが、祖母はもうその時、
意識がなかったのではないかと思う。

股の間から出ている管が、
彼女が自分では何も出来なくなっていることを
物語っており、私は「人間の最期」を見たと思った。

その衝撃で、涙が止まらなくなり、
病室で、嗚咽を漏らし続けた。

私は、祖母とゆっくり話したこともない。
一緒に住んだこともないし、
彼女が、どんな人間であったか、
母から聞いた以外に何も知らない。

祖母に死が近づいていることよりも
私には、人間の最後を見たという体験が
ただただ強烈だった。


ここからは、もしかしたら余談かも知れない。

私は、祖母が亡くなる数カ月前に
19年の人生で最大の失恋をした。
そのことと祖母の死は、何の関係もないと
思っていた。

それから、9年後、私は28年の人生で
最大の失恋をした。(ちょくちょく失恋してます)
今度は、結婚式の日取りも決まっていたのに、
婚約破談という イタイ失恋だった。
その時、父方の祖母(92歳)が入院中だったのだが、
(不謹慎だが)「あ、逝くな」と思った。
すると、祖母はその4カ月後に亡くなった。

関係ないかもしれない。
でも、この二つの話を、
祖母が彼女との縁を切ってくれたんだよ、と
言う人もいた。
その人も、大きな失恋の後に、
祖母だったか祖父だったかが亡くなっていた。

実際には、関係あるかないか分からない。
そんなこと関係あるわけないやろと言う人が
ほとんどだろう。
私もそう思う。

でも、実際は、私たちはそのことについて、
知らない。
何も知らない。

死んだらどうなるか、
生まれる前、どこにいたのか、
それともいなかったのか、
ほんとに何も知らない。

分かっていることは、
全員、間違いなく死ぬってこと。


K君の葬儀に弔電を送った。
先日、その礼状のハガキが届いた。
会ったことのない、初めて見る、奥さんの名前に
今までとは また違うリアリティを感じずにはいられなかった。





2021.3.3

愛のスカイライン

先日、都内を車で走行中、懐かしい車を見つけた。
ちょうど信号待ちで停まったので、撮影。



子供の頃、カッコイイと思っていた日産スカイラインだ。
これが、ケンとメリーのスカイラインだと思ったら、
調べてみたら 違った。

ケンとメリー(略してケンメリ)のスカイラインは、
スカイラインとして4代目で、
1972年-1977年に販売された。
この写真のスカイラインは、5代目。
1977年発売の通称「ジャパン」と呼ばれるスカイライン。

確かに、何かが違う。
もっとカッコ良かったはずだ。

これがケンメリのスカイラインのテールランプ。


出典:https://n-link.nissan.co.jp/NOM/SKYLINE/

この写真だとあんまりカッコよさが伝わらないなぁ。

こっちの写真だと、ちょっとカッコいいかな。


出典:https://nosweb.jp/articles/detail/1296

ケンメリ の CM に使われた、
BUZZ が歌う『愛と風のように』は、
今聴いても名曲だと思う。

Buzz / 〜 愛と風のように 〜


そんな検索をしていたら、こんなん見つけた。

「ケンとメリーのスカイライン TVCM 全16作」

曲は CM 用に 歌詞だけ変えていて、
ほかはずっと同じかと思っていたら、
いきなり上の動画よりテンポ速いし、
どんどんアレンジもされていくし、
キーが違うのもあってビックリ。
これはスゴイ資料やなぁ。

それにしても、
70年代って、なんかええ時代やなぁ、
と思ってしまいます。





2021.3.4

内視鏡検査レポート

考えてみれば、昨日と同じ日はないのだから、
人生は毎日初体験の連続ということになる。
というわけで、本日の初体験は、
鼻の穴からの内視鏡検査と、
お尻の穴からの内視鏡検査。

鼻の穴からの方は、胃の検査。
2009年に原因不明の腹痛に悩まされ、
その時初めて、内視鏡検査を受けたが、
口から直径1センチ程度の管を入れる検査で、
結構辛かった覚えがある。
あの頃にも鼻から入れる内視鏡はあったのだけど、
当時は胃の中を観るだけでポリープや組織の切除は、
口から入れる内視鏡でなければならなかった。
あれから12年。
技術の進歩は、身体に優しく、今では鼻からの
内視鏡でもポリープや組織の切除が出来るようなっていた。

そして、お尻の穴から検査は、大腸。
これは、全くの初めて。

実は、一年ほど前から時々、胃の調子が悪かった。
膨満感というのかな、ちょっと胃が張っている感じ。
市販の胃薬を飲めば、数日で症状が
改善するのだけど、この数ヶ月、
その頻度が上がってきた。
明らかに何かが、起きている。
我慢できない痛みではないので、
緊急性はないように思うけど、
胃の調子が悪いと、食事が嬉しくない。
このまま放置して悪化し、ドクターストップで
アルコールが飲めなくなるなんてことになるのは、
絶対に避けたい。
なので、意を決して検査を受けることにしたのだ。

どうせなら、大腸も同時にやっておこうと思い、
ふたつの検査を申し込んだ。
胃だけなら、それほど大変な準備はないのだけど、
大腸を調べるとなると、大腸の中を空っぽに
にしておかなければならない。
そのために昨夜 21:30 頃に下剤3種類を服用。
約3時間後あたりから、トイレ通いが始まった。

今朝は、水1.8リットルに下剤を溶かし、
それを2時間かけて飲む。
6:45 頃から、14〜15分おきに200cc

前日夜の下剤でトイレに行くこと、5回。
朝の下剤では、家を出るギリギリまで、
トイレに行ったり来たりで8回。
横浜(鴨居)のクリニックで検査を受けたのだが、
小一時間かかるので、移動中に催すことを
考えると不安だったが、仕方がない。

途中電車の中で、油断していた。
ピッともれた。
瞬間的に止めたので、幸い下着が汚れるほどではなく、
ギリギリセーフ。
危なかったなぁ。
もうこの時点では、完全に水しか出てないので、
ひとつ間違ったら、ズボンにまで染みてしまう。

最後に鴨居駅のトイレでもう一度、放出。
下剤の説明書には、5〜8回便が出ると
書いてあったけど、合計9回目だった。

10:30にクリニックに着き、受付を済ませると、
すぐに検査が始まった。

「寝てる間に終わった」なんて聞いていたけど、
説明によると、麻酔するのではなく、
鎮静剤なので、受け答えができると書いてあった。
寝てる間に終わる方がいいなぁ、と思っていた。

お尻側の開いた専用のパンツに履き替え、
小さな紙コップの何か(たぶん鎮静剤)を飲んで、
鼻の穴から鼻の痛みを緩和する麻酔(?)を
吸い込んで、ストレッチャーに横たわり、
いよいよ検査室へ運ばれた。

目の前に大きなモニターがあった。
ああ、ここに胃や大腸の中が映し出されるねんな、
と思った。
先生が現れて、一言二言話したら、
そのあとの記憶がない。

鼻に内視鏡を入れられたことも、
肛門に内視鏡を入れられたことも、
知らない。
先生が、内視鏡を動かしながら何かを言い、
腹の中で内視鏡が動いている感じが
したことを かすかに覚えているが、
覚えていると言えるほどリアルではない。
気が付いたら、全てが終わっていた。

終わってからも、鎮静剤のせいで
かなり意識が朦朧としている。
検査の日は、自動車の運転は出来ないと
言われたが、当たり前だ。

しばらく横になって休憩した後、
先生から説明を受けた。

胃は、軽度の胃炎という診断で、
赤くなっている部分の組織を採取したので、
顕微鏡で検査をするとのこと。

大腸は、ポリープを2つ切除。
これも顕微鏡検査で、どういうタイプの
ポリープか調べる。
そして、大腸にも赤い部分があったので、
組織を採取、これも顕微鏡検査。

大腸は、3箇所 傷を付けたことになるので、
それから、何度か血が出た。
尻から血が出るのは、初めてだけど、
気持ちの良いものではないね。
ポリープを切除した傷は、完治するのに
3週間もかかるそうだ。
まあ、一応手術だもんな。

今日から、1週間程は、食事も制限があり、
アルコールは、5日間禁止だ。
今日は、風呂もシャワーも禁止。

後日、検査の結果を聴きに行く。

このクリニックは、内視鏡検査では
先進的なようで、院長の内視鏡検査数は、
国内ダントツ1位だという。
その段取りや、看護師の連携も素晴らしく、
無駄な時間がほとんどなかった。
これは、患者の待ち時間を減らすべく、
工夫を重ねてきた結果だという。

1年後にまた検査を受けるようにと
もらった紙には書いてあった。
検査自体は、本当に知らないうちに
終わっていたという感じでストレスなし。
これは、本当に素晴らしいと思う。

大腸検査のためには下剤を飲まなければならない。
下剤を飲むこと自体は、なんてことはないが、
やはり、トイレに行く回数が多くなるので、
そこは悩ましいな。
今日は、6:45 から下剤を飲みだしたが、
9時すぎの家をを出るギリギリまで
トイレに行ったり来たりで、
移動中もやばかった。
次回は、もっと早く下剤を飲み始めようと思う。
あるいは、午後の検査にすれば、楽かもな。





2021.3.7

桑田佳祐 静かな春の戯れ
〜Live in Blue Note Tokyo〜


サザンオールスターズのライヴは、
40年ぐらい前に一度だけ観た覚えがある。
何組ものバンドが出演するロック・フェスだった。

桑田さんの才能は、本当にスゴイと思うし、
良いなと思う曲も何曲もある。
人生で初めてのライヴ(高校2年生の文化祭)では、
『いとしのエリー』を演奏したよ。
でも、不思議とコンサートに行こうと思ったことはなく、
大好きというほどではない。

そんな私だが、今夜は、ブルーノート東京からの
無観客 配信ライヴを観た。
サザンオールスターズではなく、桑田佳祐ソロ・ライヴ。
長くても90分程度だろうと思っていたら、
120分たっぷりあった。
途中で、音楽にというより、彼の存在に
感動を覚えたよ。

サザンにそれほど詳しくないので、確実ではないけど、
曲は、桑田さんソロのレパートリーからだと思う。
ここは、はっきり区別があるのかな。
曲調は、マイナーのアングラな淫靡な印象のものが
多いように感じたが、東京オリンピックのために
作られた『SMILE〜晴れ渡る空のように〜』のような
ポジティヴで力強い曲まで、幅が広い。
カバーも浅川マキ、長谷川きよしから、
ドクタージョンと これまたジャンルレス。

画面に歌詞がテロップで出るのが良かった。
文字でも見ることで、音だけ以上の情報がある。
この人の言葉のセンスは、ホントに秀逸だ。

桑田さんは、(たぶん)マーティンのアコギと
PGM のテレキャスタータイプ。
途中で1曲違うテレキャスタータイプに持ち替えたけど、
ヘッドのロゴが読めず。
ギターの斎藤誠さんは、フェンダーの
シンライン・テレキャスター。
この人は、ずっとシンラインを使っている。
私も1975年製の程度の良いシンラインを持っていたけど、
10年ほど前に売ってしまった。
ちょっと後悔している。

ブルーノートでの観客を入れた配信ライヴ同様に
今日もいわゆる生配信だと思っていたら、
途中で編集されていることに気付いた。
その短時間(2〜3秒)では、
ギターを持ち替えられないよ、という場面で、
桑田さんがギターを持ち替えてたシーンが、
少なくとも2回あった。
なんや、たった今、青山で演奏しているのを
観ていると思ったのに録画かと思うと、
少しガッカリした。
内容は、同じことなんやけどね。


[ MEMBERS ]
桑田佳祐(vo, gt)
斎藤誠(gt)
角田俊介(b)
河村“カースケ”智康(dr)
片山敦夫(pf)
深町栄(key)
山本拓夫(sax, fl)
TIGER(cho)
田中雪子(cho)

@ Blue Note Tokyo


見逃し配信は、3月14日までやってます。
詳細はこちら。






2021.3.8

John Bramblitt



この絵を描いたのは、
盲目の画家だと知って自分の目を疑った。

ジョン・ブランブリット ( John Bramblitt ) は、
今年50歳になるアメリカの画家。
病気のため 30歳 で視力を失ってから、
絵を描き始めた。
目が見えないのにどうして絵が描けるのか。
どうして、色が分かるのか。
彼は、キャンパスに盛り上がった絵具を
指で確かめながら、描いてい行く。
そして、驚くことに、絵具の質感を
指で確かめて 色を区別するのだという。

彼のウェブサイトには、
絵を描き始めた彼は、こう言ったとある。
“Art reshaped my life.”
「アートは、私の人生を新しくしました」

私は、人間の可能性を知らなさすぎると、
思ったのでした。

ここには、彼のいくつかの絵と共に、
指先でキャンパスを確認しながら
描く動画が紹介されています。

全盲の天才画家、ジョン・ブランブリットが描く色鮮やかな絵画





2021.3.9

巻き寿司

最近、オープンした麻布十番の寿司屋で。
大将に「写真撮りますか?」と
見せられたので、思わずパチリ。
巻き寿司のネタ。



卵黄、うに、その向こうに見えるのは、
中トロと炙った中トロ。

そして、巻いて切ったのがこちら。



これに、カニ餡掛けをかけて食す。
ぜいたくぅ〜!
美味くないわけがない。

『鮨 よしかわ』麻布十番店。
とっても素晴らしいお寿司屋さんでした。





2021.3.10

続 そこに愛はあるんか?

先日、過去(平成17年)の失業保険が
少なく計算されていたために
13 円振り込まれたということを書いた。→ これ。

今日、厚生労働省から、
「追加給付のお支払いに関するお知らせ」という
ハガキが届いた。
振り込みましたというお知らせを
ちゃんと送らないと、もらった人は
何のお金か分からへんからな。
振り込まれてから、半月ぐらい経ってるけど、
ハガキの日付は、2月15日になっており、
文面は「お支払いしました」ではなく
「お支払いします」となっているので、
本来、入金前に届いている予定のものなのだろう。

再計算の結果、支給決定額は 13 円という内容で、
内訳も書いてある。
給付金の種類は、就業手当。
追加給付額が、12 円、加算額 1 円。
加算額って、何だろう。
説明がないけど、利息みたいなもんだろうか。

この 13 円の入金のために
どれほどの労力と税金がつぎ込まれたのだろうか。
ありがたく頂いておこう。





2021.3.16

PONTA 逝く

今日まで知らなかった。
ポンタさんが、3月9日に亡くなっていた。
視床(ししょう)出血という脳出血のひとつで、
2月8日に自宅で倒れたらしい。

ポンタさん(村上“ポンタ”秀一)は、
日本を代表するドラマーで、
ジャズから、ロック、歌謡曲、演歌まで、
色んなアーティストのレコーディングや
ステージでドラムを叩いてきた人。
レコ―ディングした曲は、14,000曲以上というから
ある程度の年齢以上の日本人なら、
必ずポンタさんのドラムを耳にしているはずだ。

2018年、「音楽境地」というタイトルの
デビュー45周年の記念コンサートが春と秋に
2回全く違う内容で開催されたのだけど、
両方とも観に行った。
2日とも、とてもバラエティに富んだ内容で
楽しませていただいた。

私の机の上には、たぶんその頃に買った、
ポンタさんの本『俺が叩いた』が読まれずに
ずっと置いたままだった。
読まなきゃ。



享年70歳。
ちょっと早いなぁ。
残念です。
合掌。


[ 関連エントリー ]
2018.4.8 デビュー45周年 「音楽境地」(壱)
2018.11.1 デビュー45周年 「音楽境地」(弐)


(追記)
ポンタさんなら、もっとニュースになっていても
おかしくないのにと思ったら、亡くなったことは、
昨日(3/15)に公式サイトで発表されたようだ。





2021.3.19

ヒメアノ〜ル



なぜだか分からないけど、突然、
映画『ヒメアノ〜ル』を観たくなったので、
Amazon Prime Video で鑑賞した。

『ヒメアノ〜ル』は、2016年の映画。
主演は、濱田岳とV6の森田剛。
そのほかの出演は、ムロツヨシ、
佐津川愛美、ちょい役で大竹まことなど。
5年前に何の予備知識もなく観たときに
前半、コメディだと思って観ていたら、
途中から、サイコ&バイオレンスな映画だったと
その日のエントリーに書いている。

内容はかなり忘れていたのだが、
その印象だけ覚えていて、
観始めると、最初から結構、怖い映画に
観えたのは興味深い。
実は怖いと知って観始めると
同じシーンでも違って観えるのだな。
コンテクストは、決定的だ。

ラストシーンは全く覚えていなかったので、
新しく観ることができたよ。
それにしても、森田剛のサイコぶりは
怖くて、そして悲しい。

ひとつだけ、突っ込むとしたら、
ラスト近くのシーン、
警察官、しっかりしろよ。


★★★★★





2021.3.24

"SAVE LIVE MUSIC RETURNS"
HIROMI 〜SOLO〜




"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" と
題された上原ひろみのブルーノート公演。
今回は、ソロピアノ5日間 10公演だ。
今日はその2日目、2nd show を観てきた。

ようやく先日(3/21)をもって、
緊急事態宣言は解除されたものの
まだまだ世の中は感染予防ムードだ。
今日の東京ブルーノート、2nd show は、
アルコールとフードの販売はなし。
座席もコロナ以前に比べて、
いまだ(ぱっと見)3分の1ぐらいに
減らされている。
そりゃあ、"SAVE LIVE MUSIC" と
言いたくなるよね。
ひろみは、昨年8〜9月に4つのプログラムで
合計 16 日間 32 公演を行った。
そして、昨年暮れから今年 "RETURNS" ということで、
3つのプログラムで、合計 18 日間 36 公演を
始めたのだが、1月と2月に予定されていた
20公演が、緊急事態宣言発令に伴い、
3月に延期されたのだった。
今日の公演は、もともと1月6日に予定されて
いたものだ。

昨年8月から、ひろみのライヴを、
6回も観ることができているが、
コロナがなかったら実現していないと思うと
皮肉なもんだと思う。

さて、楽しみにしていたライヴ。
今日は睡眠も十分に取れていたし、
夕食も食べていなかったにも関わらず
始まった途端にまさかの睡魔。
参った。
ライヴの回数は減っているのに
最近、このパターンが以前より増えた。
どうしたことだろう。

最初から最後までちゃんと聴けたのは
本編最後の曲と、アンコールの
"What A Wonderful World" だけだった。
その2曲だけでも素晴らしかったが、
なんとも惜しい。





2021.3.26

Ibanez
J-LINE Talman TM730 Ivory


5年ほど前に Ibanez(アイバニーズ)というブランドの
Talman(タルマン)というギター(1994年製)を
ヤフオクで入手したことがある。
Talman は形が好きで、ずっと欲しいと思っていた
ギターだったが、ちょっと気に入らない点が
あったので 手放してしまった。

これ(Talman TC530) ↓


Talman は、ちょうどその頃(2016年)、
再発売されたのだが、割りとすぐに生産を
終えたようで、欲しいなぁと思っている間に
売り切れてしまった。
しかし、根強い人気があるようで、昨年、
またまた再発された。
「J-LINE」と名のついた Made in JAPAN だが、
価格は、2016年の Talman Prestige より
抑えられている。

昨年の再発では、アイボリー、ブラック、そして
Indigolite というブルーが発売された。
買うなら、絶対アイボリーだなと思っていたら、
これまた すぐに売り切れてしまった。
カタログからは、なくならなかったので、
また出てくるだろうとせっせと楽天ポイントを
貯めながら、待っていた。

先日、ようやく、入荷したことを発見。
楽天ポイントが 10万円近く溜まっていたので、
迷わず購入。
持ち出し 2400円ですぜ!



やっぱり良いなぁ。
素晴らしい形だ。
おまけにアイボリーとべっこう色の
ピックガードの組合せは、とても良い。
アイボリーが、もう少しクリーム色がかっていて、
リップスティック型ピックアップだったら、
言うことなかったけど。

昨年買った、エリック・ジョンソン・シンライン・
ストラトキャスターは、ややノイズが気になるのだけど、
この Talman はノイズがない。
そして、ソリッドだが、軽い。
フィンガーボードに使われているカタロックスという材は、
別名メキシカン・エボニーやメキシカン・ロイヤル・
エボニーとも呼ばれる、非常に硬質な木材ということで、
見た目もローズより、良い。
1994年製のネックは、ややごつめのかまぼこ型だったが、
これは握りやすく、弾きやすい。
ということで、またお気に入りの1本が増えてしまいました。

シリアルナンバーは、Fから始まる。
もしかしたら、フジゲン製か。

 


[ SPECS ]
neck type:Talman Classic-PlusMaple neck
top/back/body:Alder body
fretboard:Katalox fretboardWhite dot inlay
fret:Medium frets
number of frets:22
bridge:ITL-PRO tremolo bridge
string space:10.8mm
neck pickup:TM J-LINE Single (S) neck pickup Passive/Alnico
middle pickup:TM J-LINE Single (S) middle pickup Passive/Alnico
bridge pickup:TM J-LINE Single (S) bridge pickup Passive/Alnico
factory tuning:1E,2B,3G,4D,5A,6E
strings:D'AddarioR EXL110
string gauge:.010/.013/.017/.026/.036/.046
nut:Bone
scale Length:25.5” (648 mm)
neck radius:305mmR
hardware color:Chrome

2021年製
Made in Japan





2021.3.27

超音波検査

先日、胃と大腸の内視鏡検査をした。
その日のエントリー
気になっていた胃は軽い胃炎のようで、
検査の結果は特に異常なしだった。
大腸には、2つのポリープがあったのだが、
いずれも良性でこちらも問題なし。

胃薬を処方してもらい、服用しているが
検査結果を聴きに行った時点では、
なんとなく胃がまだ本調子でない感じがした。
そのことを先生に話すと、お腹の中は
胃だけではなく他の臓器もあるから、
調べてみましょう、ということになり、
昨日、超音波検査をしてきた。
お腹に何やら器具をあて、超音波を当て
エコー(反射波)を読み取ることで
内臓の状況を診る検査だ。

超音波検査を決めてから、2週間近く
経っており、なんとなく胃の調子も戻ってきたような
感じもしていて、もう検査せんでもええかな、と
いう気もしていたのだが、まあせっかくだし、
この際調べておこうと思い直し、検査を受けてきた。

結果は、やはり(?)特に異常なし。
胆のうにちょっと固まりかけの泥みたいなものが
あるらしいが、まだ石(胆石)には なっておらず、
手術するほどでもないとのこと。
石になるといけないので、1年後に
超音波検査を受けなさいと言われた。
それと、やや脂肪肝と言われた。
脂肪肝をググってみると、食べ過ぎ飲み過ぎ、
運動不足が主な原因らしい。

来年60歳なので、今まで以上に、
健康に注意する必要がありそうだが、
飲み食いが好きなので困ったもんだね。
大分、食べる量は減ったのだけど。





2021.3.27

サ ク ラ

あんまり花見には興味がなかったのだけど、
この数年、写真を撮るようになって、
桜の見方が変わってきた。
咲き具合や花びらの色、大きさなど、
以前は気にしたことのなかったことが、
それぞれ違っていることに気付くようになった。

昨日の夕方、洗足池の前を通ったので、
車を止めて写真を撮った。
初めて行ったのだけど、洗足池公園の桜は、
期待以上に素晴らしかった。

ミラーレス α7 III を持って行けば良かったと
後悔したが仕方がない。
持っていたコンデジ(RX-100 M6)で撮影。

桜に限らず、花の撮影は本当に難しい。
かなり作り込まないと、美しい写真は撮れない。
撮っても撮っても、つまらない写真しか撮れない。
見た目の桜の美しさと迫力はカメラに収まらない。
しかし、行き詰ってくると新たなアイディアが浮かぶんやな。
花の裏側を撮ってみる。





昨日は、夕暮れだったことが幸いして
こんな写真も撮れたよ。






拡大写真はこちら。





2021.3.30

Bruno BOD-1

楽器に求めること。
もちろんサウンド(音)とプレイアビリティ(弾きやすさ)
が、重要なことは言うまでもないが、私にとっては
これらと同様に見た目の美しさも大きな要素だ。

ギターの場合、見た目が気に入らないと
絶対欲しいと思わないし、弾きたくならない。

ギターを弾くときに足元に置いて、
音色を変えたり、効果を足したりする機械の
ことを「エフェクター」とか「アタッチメント」と呼ぶ。
ただの四角い箱なので、デザインはさほど
違わないようだが、これが結構、各社個性があるのだ。
エフェクターなんて、デザインはどうでも良いように思うが、
それでも、美しい方が良い。
そういう意味では、米国 Fender 社の
シリーズは、スッキリとしていて美しい。
私もいくつか持っているが、これは、
PINWHEEL というロータリースピーカーのエミュレーター。



つまみのブルーは LED で視覚性を高めると同時に
美しさにも貢献している。
オーディエンスからは、見えないけれどね。
米国 Fender 社とは書いたけど、Made in China。

そして、最近、入手した オーバードライブ BOD-1。



「Bruno」(ブルーノ)という、埼玉県越谷市 の
オリジナルブランド。
ここはギターも作っているが、
いわゆるブティック系エフェクターだ。
もちろん Made in JAPAN。
ストラトキャスターのピックガードを加工し、
つまみもストラトキャスターの VOLUME と
TONE をそのまま使っている。
(実際の機能は、ボリューム、トーン、ドライヴ。)
素晴らしいアイデアとデザインだ。

こちらが実際のストラトキャスターのつまみ部分。



BOD-1 は、オーバードライブとしては、
安い方ではないけど、とても上品な歪みだ。
ゲインとギター本体のボリュームを絞って
かけっぱなしにしても良い感じ。





2021.3.30

和田アキラ 逝く

28日、ギタリストの和田アキラさんが亡くなった。
プリズムというフュージョンバンドで
活躍した人だが、私は彼の弾きまくるプレイが
あんまり好きになれず、プリズムはほとんど聴いていない。
でも、私が22〜23歳の頃、
「The Guitar」という教則レコード(LP)と
その楽譜集は買った。


(若い!)

A面が演奏で、B面がマイナスワン(カラオケ)だった。
「あんまり好きになれず」と書いたけど、
このレコードは収録曲5曲うち、3曲が私の好みだった。
まるまるコピーするわけでもなく、弾けそうなところだけ
弾いて、あとは適当にアドリブで弾いていた。
そのマイナスワンを流して、友人の結婚式の披露宴で
ギター演奏をしたこともあった。

ライヴで和田さんを観たのは、2018年4月6日の
ポンタさんのデビュー45周年コンサート「音楽境地」が
初めてで最後。
なんだろう、まるで今月9日に亡くなった、
ポンタさんを追いかけるかのように逝ってしまった。

そのコンサートで和田さんを観たあと、
前述の教則レコード「The Guitar」が、CDに
なっているのを発見し、懐かしくて思わず買った。
30年ぐらいぶりに聴いた。

死因は敗血症による多臓器不全ということらしい。
享年 64歳。
若いなぁ。

合掌。



ひとりごと