LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2021年 1月
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2021.1.3



あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新型コロナ感染者が増え続け、
年末年始はおとなしく自宅で過ごそうという
ムードなのだが、2泊3日で大阪に帰省してきた。
不要不急と言われれば、そうかも知れないが
個人的にこの時期に大阪に帰りたい事情が
あったのでこの度は帰省することにした。

新幹線は、思った以上に空いていた。
大晦日の午前10時01分品川発ののぞみの
客席はご覧の通り、ガラガラだった。



コロナで乗客が減っている上に
年末年始ダイヤが組まれていて、
この時間は、3〜5分ごとに博多・大阪方面の
のぞみがやってくる。
JRも年末年始の計画を立てた頃は、こんなことに
なるとは予想していなかったのだろうな。

米原・彦根あたりは、結構な積雪で
スピードを落としての運転。



発車が5分ほどの遅れで、到着が20分ほどの
遅れだったので、それほど大きな影響はなかったけど。

年が明けて2日に東京に戻ったが、
2日の新幹線は大晦日よりもやや混んでいた

さて、今年はどんな年になるんだろうか。
早くコロナが収束することを祈ろう。





2021.1.5

またもやキャンセル

今日の新型コロナ新規感染者数は、
4700人を超えたらしく、まやもや記録を更新した。
どうも、再び緊急事態宣言が出そうな雰囲気に
なってきていてる。
首都圏の4都県知事は、飲食店へ12日から
午後8時までの時短営業の要請をする方針のようだ。

イヤな感じになってきたと思っていたら、
2通のキャンセルメールを受信した。

1通目は、本日5日から31日までパルコ劇場で
公演予定だった「志の輔らくご」。
来週13日のチケットを取っていた。
演目は「大河への道」。
「大河への道」は、伊能忠敬のことを落語にした演目。
2016年の「志の輔らくご in PARCO 2016」
聴いてもの凄く感動し、その後、千葉県佐原にある
伊能忠敬記念館を訪れた
ほどだった。
伊能図完成200年記念ということで
その「大河への道」の再演が予定されていたのだが、
志の輔師匠が、元日に入院されたらしい。
肺炎との診断で、コロナではなかったが、
本公演の全てが中止となってしまった。
「大河への道」は、CDやDVDにもなっておらず
とても楽しみにしていたので残念だが、
何よりご本人が無念だろうし、
ご本人の体調の回復が最優先だ。

そして、2通目のメール。
明日からブルーノート東京にて
5日間10公演が予定されていた
上原ひろみのソロ・ピアノ・ライヴ。
こちらは、体調のことではなく、
新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて
開催延期に踏み切ったようだ。
アーティストにも店にも苦渋の決断やろな。
こちらは、初日(明日)のチケットを
取っていたのだが、時期未定の延期。

仕方がないと思うしかないのだが、
なんというか、言葉が浮かばない。





2021.1.10

吾妻光良&The Swinging Boppers

一昨日、首都圏4都県に緊急事態宣言が
発令された。
飲食店は、午後8時までの営業を要請されている。
今日は日曜日ということもあり、東京都では
新たな感染者は1,500人程度だったが、
その前は、3日間続けて2千人を
超える新たな新型コロナ感染者が出た。

そんな状況なので、昨日のライヴはキャンセルかも
知れないなと思っていたが、ビルボードライヴでは
感染対策を十分に行った上で、
ライヴを開催した。
全ての公演を予定通りするわけではなく、
やはり出演者の意向も含めての決定なので、
キャンセルや延期になった公演も少なくない。
ライヴハウス自体をこれ以上休業すると、
関係者は、生きていけないのではないかと心配だ。
できれば、感染対策の上でライヴを開催してほしい。
中には、身勝手な客もいるが、大体の人は
マスクを着け、マナーを守りおとなしく楽しんでいるよ。

公演がキャンセルされれば仕方がないが、
昨夜は公演決行ということなので、
私も感染対策の上で、観に行くことにした。

昨夜のライヴは、
「吾妻光良&The Swinging Boppers」。

吾妻さんが、1979年に大学の「卒業記念」に
結成したバンドで、そのまま解散せずに
やり続けることになり、なんと41年。

昨年は、結成40周年を記念して、
通算8枚目アルバムをリリースした。
メンバーのほとんどが、定職を持ちながらの活動という
ちょっと変わったバンドだ。

彼らのライヴを観るのは、初めてだったが、
『やっぱり肉を喰おう』『齢には勝てないぜ』など
ご機嫌なナンバーが多く、ライヴの数もそんなに
多くはないので、一度は観ておきたいと思っていたバンドだ。

ライヴは、面白くて、楽しくて、素晴らしかった。
彼らの音楽は、「ジャンプ・ブルース」という
ジャンルなのだけど、40年も続けていると
完全に自分のものになるんだろうな。
吾妻さんのことは、雑誌の記事では時々読んで知っていて
きっと面白い人だろうと思っていたけど、
やっぱり面白いおっちゃんだった。
キャブ・キャロウェイの『We Go Well Together』を
演ったあと、吾妻さんが MCで
「曲に力があると良いね。自作の曲は、
ヘタすると落ちていくけど、曲に力があると大丈夫」
というようなことを言っていたけど、私には全く
そんなことは感じられず、オリジナル曲も
同じように素晴らしく聴こえたよ。

ミュージシャンならではの風刺も面白い。
何の曲だったかに出てきた歌詞
「知ってるかい?菅総理、ロバート・プラント
と同じ歳」には、爆笑してしまった。
何が可笑しいのか分からんのだけど。
(ロバート・プラントは、レッド・ツェッペリンの
ヴォーカル)

あと、『大人はワイン2本まで』も最高だったな。

メンバーのひとり、トランペットの方が、退職されたので、
プロになったとのこと、もう白髪のおじいさんです。
ええ話やなぁ。

CD、一枚しか持ってなかったけど、ほかのも聴こう。
また観たいです。


[ MEMBERS ]
吾妻光良 / アヅマミツヨシ (Gt, Vo)
早崎詩生 / ハヤサキシオ (Pf)
牧 裕 / マキユタカ (Cb)
岡地曙裕 / オカチアキヒロ (Dr)
近 尚也 / コンナオヤ (Tp)
名取茂夫 / ナトリシゲオ (Tp)
冨田芳正 / トミタヨシマサ (Tp)
西島泰介 / ニシジマタイスケ (Tb)
渡辺康蔵 / ワタナベコウゾウ (A.Sax, Vo)
小田島享 / オダジマトオル (A.Sax)
西川文二 / ニシカワブンジ (T.Sax)
山口三平 / ヤマグチサンペイ (B.Sax)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show


[ 参考動画 ]
大人はワイン2本まで
永井ホトケ隆さんとの掛け合いも最高です。





2021.1.17

信じられへん。

高校の同級生だったK君が亡くなった。
金曜日の朝、ふだん通りに出勤して倒れ、
そのまま逝ってしまったようだ。
脳ではなく、心臓だったらしい。

もう何年も前のことだけど、K君は、
私の実家の近くの市民病院に勤めていた。
彼は、医者なのだ。
たまたま診察された母は、K君のことを思い出して、
私の同級生だということが分かった。

その後、K君は整形外科医院を開業した。
それも私の実家のある市内で、実家から歩いて
14〜15分程度のところだった。

その後、母だけでなく、父や姉も
K君に診察してもらうことになった。
家族が同級生の患者になるというのが、
不思議な感じがした。

K君とは、高校2年生の時に同じクラスだった。
彼は、勉強もスポーツも出来て(ラグビー部だった)、
ちょっとやんちゃで、おまけに
リーダーシップもあり、魅力的な男だった。
彼と私は、いつも一緒につるんでいるグループでは
なかったけれど、それでも私はK君の家に泊まった
ことがあるし、何人かで悪さをして
一緒に停学処分になったこともあった。

卒業してからは、会うことはなかったけれど、
4年も浪人して国立の医大に合格したと
聞いた時は、感動せざるを得なかった。

15年前(2006年)に同窓会で25年ぶりに
再開したときには、高校の頃のやんちゃな
イメージはなく、優しい笑顔のドクターになっていた。

それから、2011年、2017年と同窓会の度に会った。
あまりゆっくり話時間はなかったのだけど、
2017年の同窓会で話した時、
「(医者は)ずっと勉強や」と言っていたのが
印象に残っている。

一昨年、妻の本を読んで感想をメールで送ってくれた。
さすがは、医者になるような頭脳の持ち主は、
書くことが違うな、と思える感想だった。
そのメールを改めて読みなおしてみた。

妻の本は、サルトルの哲学を
かみ砕いた著書なのだが、
K君の恩師にドイツの哲学者カントを専門にされていた
先生がいたらしく、その恩師のことを
「12歳年上で享年58歳」と書いてあった。
奇しくも K君も 58歳で逝ってしまった。
その先生とは、「一緒に酒を飲み、バカなことも
していましたが」とあったが、先生への尊敬が
うかがわれる文面だった。

その時のメールのやりとりで、
「大阪に帰った時に一緒に飲もう」と約束した。
正月に帰省したときは毎年自分の家族に
会うことだけで終わってしまうので、
友達に会うためだけに大阪に帰ろうかなどと
考えていたけど、去年からのコロナで
すっかり忘れていた。
そして、実現せずに彼は逝ってしまった。
こういうの、悔い 残るなぁ。

K君、
約束果たせずごめんな。
またいつかな。





2021.1.18

続・信じられへん。

昨日、高校の同級生のK君が亡くなったことを書いた。
金曜日の夕方、K君と同じ中学出身の H君から
連絡をもらったときは、にわかには信じがたく、
リアリティもなく、ショックや悲しみも
実はそれほど感じられなった。

それが、昨日、K君と今も親しい S君から電話で
どんな風に発見されて、病院に運ばれてどうだったか、
細かい事情を聞いて、K君の死が
だんだんとリアルになってきた。

そして、時間が経つほどに思っていた以上に
自分が衝撃を受けていることを感じ始めた。
今日は昨夜、自分が書いたこの「ひとりごと」を
読んでも泣けてきた。
書いてるときは、そんなことなかったのに。

数人の同級生とメールや LINE で連絡を取ったが、
皆一様にショックを受けており、
ひとつには、同級生の集合的無意識が、
衝撃を受けているんだと思った。

この、自分が思っている以上に実は応えているんだ、という
感覚を以前にも体験したことがある。
東日本大震災から数か月あとも、
自分ではどうしようもない大きな悲しみというのか、
波にのまれているような感覚があった。
それに似ている。

しかし、とても不思議で興味深い。
彼が死んだことを知らされていなかったら、
私は何も感じていないはずだ。
いや、無意識レベルで感じているけど、
自覚できないだけなのか。

この「死」という情報のパワーと不思議さ。
本当に彼が死んだのかどうか、
自分の目で確かめたわけではない。
乱暴に言ってしまえば、本当かどうか分からないんだ。
しかし、確実に私の精神になんらかの
影響を及ばしている。
一体、これは何なんだろう。

会えないとなると、急に恋しくなるのはなぜだろう。


それから、もうひとつ。
私たちは、生、生、生、生、・・・と続いて、
最後に、死 が来ると思って生きているけど、
実は、いつもいつも、毎瞬毎瞬、生まれてから
死ぬまでずっと、生死、生死、生死、生死・・・と
生きていて、たまたま「生」なだけで、
どの瞬間にも「死」になりうるんだということを
ついつい忘れてしまう。

時々、知っている人の死に遭遇すると、
そのことを思い出させてもらうことができる。

「死」は「生」に引っ付いてくるもので、
忌まわしいものではないけど、
悲しいことには違いない。

できれば、学校の卒業を祝うように
人生の卒業を祝えるようでありたい。
悲しいけどね。
悲しみながらね。


数人の同級生と連絡を取ったと書いたが、
ひとりの友人は、高校2年の時に K君から
授業中に、「克己」という二文字を紙に書いて渡され、
真剣な目で「自分だけが唯一の敵や」と教えられたのが
強烈で忘れられないと、教えてくれた。

克己・・・。
58歳の私は、意味どころか、読み方も分からんかった。





2021.1.19

「二度としません」
「当たり前です」


先日、夜中の1時過ぎに車で帰宅した時のこと。
私は、自宅近くに駐車場を借りているのだが、
その私の駐車スペースに見知らぬ車が
駐まっていた。

以前も一度、同じように夜に帰ってきたら、
誰かが駐車していたことがあった。
クラクションを鳴らすと、駐車場の前の家に
遊びに来ていた若者が出てきた。
もちろん、すぐに動かしてもらうことができたが、
人が契約している駐車場に駐めるとはけしからん!
と思ったけど、謝っている相手に
文句を言っても仕方ないと思い、
その時は何も言わずに穏便に済ませた。

そんなことがあったので、またその家の客人かと思い、
間を開けて2度、クラクションを鳴らしてみたが、
誰も出てくる気配がない。
真夜中なので、何度も鳴らすわけには、いかない。

さて、どうしたものか。
私が、有料駐車場に駐めに行くのは
いくらなんでもアホみたいだ。
5分ほど待って、誰も出て来ないので、
これはあかんなと思い警察を呼ぶことにした。

生まれて初めて、110番に電話した。
事情を説明すると、すぐに警官が向かいますとのこと。
警官が来てどうしてくれるんやろ、と思いながら、
待っていると、10分ほどでチャリンコに乗った
若いお巡りさんがやってきた。
こういう時、ホントにありがたいね、警察って。

お巡りさんと話していると、道の向こうから、
40歳前後位の男性が「すいませ〜ん」と
言いながら、走ってきた。

(私の)車が停まっていて、警官が懐中電灯で
自分の車の中を照らしている様子をみて、
状況を瞬時に理解したのだろうな。

「すぐそこの知合いのうちに来ていまして・・・」

関係ない。
そんなもん、人の駐車場に車を駐めていい
理由にならん。

しかもだよ。
その駐車場のすぐ横に、コインパーキングが
あるんやで。
本人にしたら、ほんの数分と思ったのかも知れないけど、
(実際は、私が到着してから15分ほど経っていた)
ほんの数分なら、数百円のことなので、
コインパーキングに駐める方が、警察呼ばれるより
よっぽどええと思うねんけどな。

彼はまさか警察沙汰になるとは
思っていなかったようで、
私に対し、絵にかいたような平謝りで
「二度としません」と言うので
「当たり前や」と言っておいた。

こんなん、ややこしい人に当たってたら、
金巻き上げられることになるよ。
自分で言うのもなんだけど、
私で良かったと思うよ。

たったこれだけのことでも、110番した以上、
私も名前や住所を控えられた。

夜遅かったので、私は相手に
「警察の取り調べを受けてください。
私は帰ります」と言ったら、
お巡りさんは、笑っていた。

あの後、彼はお巡りさんにしぼられたかもね。
法律的にどういう扱いなのか分からんけど、
まあ、あの程度なら注意だけだろう。
そうすると、彼は本当に二度としないのだろうかね。







ひとりごと