LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2015年 7月
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2015.7.1

独 演 会 中 止

6月に入って、桂歌丸師匠(78歳)が、
入院したことは報道で知っていた。

7月12日の独演会のチケットを
すでに購入済みだったので、
どうなるのだろうかと思っていたら、
公演の中止が決定し、チケットの払戻しを
しますという旨のメールが、
今日、チケット販売元から届いた。

今年は、3月、5月と入院し、
6月は、1日に入院のあと一度退院したが、
14日に再入院していた。
23日の報道を見ると病名は「腸閉塞」とある。

3日前の笑点には、出演していたが、
6月前半の入院時は、仕事はしていたようなので、
再入院前の収録だったのだろう。

今回チケットを取っていた独演会は、
歌丸師匠の地元、横浜・関内ホールで、
三遊亭圓朝作の「真景累ヶ淵」を
7回に分けて語るというもの。

一昨年の3月にその第2話を聴きに行って以来、
年に2回、毎回聴きに行っており、
この7月12日がいよいよその第7話、
「最終話 お熊の懺悔」 だったのだ。

1話ずつ、独立しても聴けるのだが、
通してどういうストーリーなのか
改めて把握したうえで、最終話を聴きたいと、
少し前に1話から6話までの CD を
レンタルし、聴き終えた矢先だった。

延期ではなく、中止となったということは、
深刻な事態なのかと心配だ。





2015.7.2

健康診断

年に一度は、健康診断を受けるようにしている。
正式名は、「生活習慣病予防健診」。

大崎駅前の大きなビルの中にある、
某クリニック。
ここでの健診は、今年で4度目。
ここは健診専門のクリニックのようで、
多くのスタッフがおり、手際が良く早い。
今日はやや混んでいて 1時間強かかったけれど、
以前には、45分ほどで終わったこともあった。

受付で、予め送られてきていた、回答済みの問診票
(マークシート方式)と検便、検尿を出し、
次の指示を待っている時だった。

隣にいた40代と思われるサラリーマン風の
男性が、受付の女性に何度も
「ここも書いてください」と言われている。
何気なく見ると、問診票の回答が
所々抜けているようだ。
思わず心の中で
「なんでそんなに(答えが)抜けるんや。
順番に答えたらええだけやのに」と
えらそうな私が反応する。

「つつみさん」と呼ばれたので
カウンターに行くと、
先ほど提出した問診票を差し出され、
受付嬢に こう言われた。
「裏にもありますので書いてくださいね」
とほほ。
表だけ書いて、裏面など見ずに出したのだ。
人のことをえらそうに非難している場合ではない。
自分こそ、間抜けではないか。

さて、検査の内容は下記。
身体計測(身長・体重・腹囲・視力・聴力)、
血圧測定、血液検査、心電図検査、胸部レントゲン、
胃部レントゲン(バリウム検査)、検尿、検便、
診察(問診、視診、触診、聴打診)

体重は、昨年より3キロほど減っている。
スタッフが、昨年の数値と比較しながら、
測定してくれるのだ。
体重に関しては、ここんとこ節制しているもんね。

一番気になるのは、なんといっても尿酸値。
この1年間に痛風発症2回やからね。
今回は、せめて「8」を切っていることを
期待しているのだが、さて、どうなるか。
結果は、2週間ぐらいで送られてくる。
乞うご期待。





2015.7.3

Guillermo Rizzotto
ギジェルモ・リソット 再び


ギジェルモ・リソット(ギタリスト)が
2年ぶりに来日している。
初来日の2013年、5月31日(@富士見丘教会)と
6月14日(@サラヴァ東京)の2回の公演を
ともに最前列で聴くという幸運に恵まれた。
その時のエントリーが これこれ
富士見丘教会の公演では、
演奏中に隣の席のおっさんのニンニク臭が
消えるという不思議体験もした。

今回の来日でも、6月20日の根津教会(文京区)と
今日のサラヴァ東京(渋谷)と東京は2公演。
それ以外には福岡、京都、富山、鳥取、兵庫、
岡山、名古屋、北海道で公演。
(残すは北海道2公演のみ。)

1ヶ月以上前にライヴ案内のメールが届き、
すぐに予約をしたが、そのメールを
よく読まなかったせいで、なんと昨夜まで、
ニューアルバム(5月28日発売)が
出ていたことを知らなかった。
(今日、会場で購入。)

昨年リリースされたCDは買ったのだが、
それはギターソロ作品ではなかった。
今度は、待望のギターソロ集だ。
このニューアルバムの1曲を、昨夜、
YouTube で聴いたのだが、
これが素晴らしい!
泣きそうになってしもた。

Guillermo Rizzotto - "Comunion"


そんなわけで、ニューアルバムの曲を
ナマで聴けるという期待の元、会場の
渋谷、サラヴァ東京へ向かった。

開場(19:00)15分前に会場に着くと、
まだ3人しか並んでいない。
もっと並んでいるかと思ったのだが。
というわけで、今回も最前列に
座ることができた。

最前列のど真ん中が空いていたのだが、
その席の隣に、並んでいた時に
前にいたおじさんが座っていた。
並んでた時、この人が、ちょっと臭ったのね。
おっさん臭。
それでそのど真ん中の席はやめて、
ちょっと右寄りの最前列の席に着いた。

あとで気がついたんやけど、
あそこの席に座って今回も消臭効果が
あるのか試してみれば良かったなぁ。

さて、定時(20:00)を10分ほど過ぎて
いよいよ開演。

1曲目、ニューアルバムから "Comunion"。
(前述の YouTube の曲。)
自分でも驚いたのだが、始まってすぐに落涙。
2曲目でもこれまた落涙。
なんというのでしょう、こういうの。
涙腺直撃です。
もう、音楽を超えている。

タイトル分からないですが、後半の曲でも落涙。
この曲は、お祖母ちゃんが好きな曲だという
MC に聞き覚えがあったので、一昨年も
演ったんでしょう。

1部では、一昨年もゲスト出演した藤本一馬が登場。
1曲だけだったが、デュオを演った。
藤本のギターは、変わった形の
セミアコ(フルアコかも)で
大変興味ありだったが、詳細は不明。

今回のツアーで、ギジェルモが京都に行った時、
なんと、京都駅で偶然、藤本を見つけ、
走って行って 声をかけたのだという。
藤本のゲスト出演は、急遽決まったようなので、
もしかしたら、その時に
「東京でやるとき、ギター持って
遊びにおいでぇや」とギジェルモが
藤本に言ったのかもしれないな。(想像)

さてライヴは、途中休憩を挟んで、
アンコールを入れて 150分。
休憩が25分ぐらいだったので、
正味 演奏は、125分ぐらい。
全くもって素晴らしかった。

今回は、ギジェルモがギターと
戯れているようにも、
会話しているようにも感じた。
ギターの言葉はギターの音で、
ギジェルモの言葉もギターの音なので、
矛盾があるねんけど、ギジェルモ、ギター、
それぞれの声が、一つの音に同時に
重なっているとでも言えば良いのかな、
面白い印象だった。

ギジェルモのギターは、一昨年のタカミネではなく、
もう少し新しそうな、カッタウェイの入った
クラシック・タイプ。
ショルダー部分にもモニター目的と思われる
サウンドホールが開けられていた。
どこのメーカーか分からないけど、
非常に興味アリ。

プレイの方は、ハーモニクスという奏法を
多用するのだが、これが上手い。
確かに厳密に言うと、鳴り損ないもないわけでは
ないのだが、かなりの確率で、
キレイに鳴らせていて、最前列で見ていても
どうやって弾いているのか、よく分からん
場面もあった。

テクニックを聴かせる音楽ではないが、
かなりのテクニックがあっての
あの表現なのだな。

今回の来日、主催者からのメールが来なければ、
絶対に気がついていなかっただろう。
聴きに行きたかったのに、来日を
知らなかっただけというファンも
多くいるかもしれない。

大きな事務所が絡んでいるようではなく、
予約のみでチケットの売出しがあるわけでもなく、
かなり小規模というか、
手作り感のある企画という印象。
でも、それが良いのだと思う。
大きな資本は絡んできて欲しくない感じ。
会場も100人ぐらいのところで、
身近にたっぷり聴きたいもんね。

ギジェルモ 曰く、
「ここ(サラヴァ東京)でやるのは、
2年ぶり2回目だけど、前回とは違う。
今日は、知っている顔の人が何人もいる」と。

彼の観客、スタッフへの感謝の表現にも感動。


Guillermo Rizzotto

来日ツアー公式サイト


(追記 2015.7.4)
ギジェルモのギターは、アルゼンチン
ブエノスアイレスの Esteban Gonzalez という
ルシアー(製作家)の2013年製と判明。
ニューアルバムの中に、そういう記載があったのだ。
(スペイン語のようなので多分です。)
ちょっと検索したところ、
日本国内では取り扱いがないようだ。
あっても高いやろうけど。

Esteban Gonzalez




独演会 再決定


一昨日、7月12日の桂歌丸師匠の独演会が
体調不良のため中止になったことを書いた。
延期ではなく、中止にしたのは、
深刻な状況ということなのかとも
思っていたのだが、今日、11月14日に
同じ会場(関内ホール)、同じ演目「真景累ヶ淵
最終話 お熊の懺悔」での公演があるとの
情報を得た。
どうやら、復帰の見込みが立ったということだろう。
良かった、良かった。
やっぱり、再終話、聴きに行かねば。





2015.7.4

春風亭一之輔の
ドッサりまわるぜ 2015
2回目


全国10都市を周る一之輔の独演会、
「ドッサりまわるぜ」。
6月13日にツアー3公演目となる、
神奈川公演(神奈川県民ホール小ホール)を
観に行ったのだが、今日はツアー9公演目の
東京公演。
さすがは東京、ゲストは笑福亭鶴瓶。
もちろん、チケットは完売。
ということだったが、チラホラと
空席が見えた。

一之輔を観るのは、今年だけで 6回目となり、
ちょっと、観過ぎちゃうかと自分でも
思っているが、チケットは公演ごとに
別々に買うので、気がついたら
こんなことになっているのだった。

さて、今日も先日(神奈川公演)同様、
まず一之輔が、私服で挨拶に登場。
挨拶のあと、まずは、鶴瓶師匠の弟子、
笑福亭べ瓶(べべ)の登場。

「反対俥(はんたいぐるま)」って、
東京落語の演目かと思っていたら、
どうもオリジナルは上方のようだ。
東京では、人力車で「上野へ行ってくれ」という
噺なのだが、今日は「梅田へ行ってくれ」という
噺で、この上方版は初めて聴いた。

一之輔の一つ目の演目は「鰻の幇間」。
「幇間」というのは、「太鼓持ち」とも言われる
職業で、簡単にいうと、酒の席で客の機嫌をとり、
場を盛り上げる芸人のこと。
落語にはよく登場する。
落語を聴きだした頃は、イマイチ、
この幇間・太鼓持ちのイメージが
よく分からなかったのだが、いくつかの噺に
出てくるのを何度も聴いているうちになんとなく、
分かるようになった。

一之輔の「鰻の幇間」では、
幇間の一八(いっぱち)がする、
鰻屋の女中への説教が一番の盛り上がりに
なっていて、今まで聴いたのとは
違っていて面白かった。

次は、鶴瓶師匠の登場。
高校時代の先生をネタにした「青木先生」という
演目があるのは、知っていたが、
初めて聴くことができた。
これは、かなり面白い。
大爆笑だった。

仲入りをはさんで、
林家小菊の三味線の弾き語り。

そして、最後は再び一之輔で「子別れ」。
酒が原因で離婚した夫婦。
ダンナは離婚後、反省して酒を断つ。
真面目に働き、3年経ったころ、
偶然子供に会い、子供のおかげで復縁するという、
ちょっと泣かされる噺。

一之輔ヴァージョンでは、「初天神」や
「雛鍔」同様、ちょっと生意気な子供が良い。
聴き終えて、なんとも心温まる演目。


【 演 目 】
「反対俥」 笑福亭べ瓶
「鰻の幇間」 春風亭一之輔
「青木先生」 笑福亭鶴瓶
〜仲入り〜
「粋曲」 林家小菊
「子別れ」 春風亭一之輔

@ よみうりホール






バンド


毎年、7月と12月の年2回やっている、
まりあさんとのライヴが今年も近づいてきた。
このライヴ、2010年からなので、
今年で6年目で、今回で11回目となる。

当初は私のギターとまりあさんの歌のデュオで
始まり、やがてパーカッションが入るようになり、
2013年からは、ドラムとベースを入れての
エレクトリック・バンドとしての演奏になった。

若い頃は、ずっとバンドをやっていたけど、
東京に来てからは、ドラムやベースを入れての
バンド形態でやる機会が、すっかり減って
しまったので、楽しみな機会でもある。

1ヶ月ほど前から、まりあさんと2人で
音合わせを始め、今日はバンドでのリハーサルの
1回目だった。
1回目といったって、何度もあるわけでない。
今日とライヴ前日にもう1回やったら、
次は本番なのだ。

そんなわけで、今日は半年ぶりの
バンド演奏だったが、
やっぱり、楽しいなぁ、バンド。
なんやろなぁ、この楽しさは。
ほかにはない。





2015.7.5

FUSION FESTIVAL
in Tokyo Vol.2


昨年11月に Vol.1 があった
"FUSION FESTIVAL in Tokyo"。
その Vol.2 に行ってきた。

前回の出演は、リー・リトナー、渡辺香津美、
野呂一生という3人のギタリストに、
清水興(B)、則竹裕之(Drs)、 安部潤(Key)
というバックだった。

今回は、会場が 五反田ゆうぽうとホール。
めちゃ近所。(自宅から歩いてでも行ける。)

そして出演は、下記。

[ 出 演 ]
押尾コータロー(G)
小林香織(Sax)
安部潤(Key)
NANIWA EXPRESS
鈴木茂×村上”ポンタ”秀一×後藤次利×佐藤準
CASIOPEA 3rd

オープニングは、押尾コータロー、小林香織、
安部潤、清水興 の4人で "Birdland"。
その後、押尾のソロ・コーナーがあり、
NANIWA EXPRESS の登場。

自分でも意外なことに "NANIWA EXPRESS" は、
一度もそのライヴを観たことがなかった。
それぞれのメンバーは、色んなところで
観ているのだけど。
それにしても、皆さん、年取ったなぁ。
いや、演奏ではなく見た目の話。
2017年で、結成40年だそうだ。
"Believin' " が聴けたのは嬉しかった。
とてもエネルギーのある曲だ。

小林香織と安部潤のデュオに続いて、
スペシャル・セッション。
メンバーは、鈴木茂(Gt)、佐藤準(Key)
村上”ポンタ”秀一(Drs)、後藤次利(B)、
小林香織(Sax)。

このセッション、当初はギターが松原正樹の
予定だったのだが、体調不良のため、
鈴木茂に交代となった。
おかげで『100ワットの恋人』が
聴けたのは、良かったな。
松原の曲、『スナイパー』をやったのだが、
これも良かった。
ちょっと PA のバランスに不満があったけど。
(ギターが小さかった。)

最後は、CASIOPEA 3rd。
あい変わらずの人気です。

アンコールは、出演者ほとんど(全員ではない)が
ステージに上がり、"The Chicken"。

Japanese Fusion 健在なり。







2015.7.6

海街 diary

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆が
三姉妹を演じる、是枝裕和監督作品。

是枝作品は、全て鑑賞したわけではないが、
『歩いても 歩いても』は、家族をテーマにした
作品として とても印象に残っている。
一昨年の『そして父になる』も良かったしね。
この人は、家族を描かせると上手いね。

出演は、前述の三姉妹女優3名の他に、
腹違いの妹として、広瀬すず。
脇を固めるのは、樹木希林、風吹ジュン、
大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、
リリー・フランキーと ベテランぞろい。

物語。
3人姉妹のもとに、15年前に自分たちと
母親を捨てて出て行った父親の訃報が届く。
3人姉妹が、葬儀の行われる山形へ出向き、
そこで腹違いの妹、すず(中学3年生)と初めて会う。
すずの生みの母は既に他界しており、
父親が亡くなった今となっては、
他人である義母と暮らすしかない。
そんなすずに、3人姉妹は、自分たちと
鎌倉で暮らさないか?と話を持ちかける。


彼女たちの一つの転機である一時期を
切り取ったような映画で、
劇的な事件が起こるわけではない。
ちょっとどこにでもある家庭とは
言い難いが、彼女たちの日常を淡々と
描いている感じだ。

おそらく私が20代の時に観ていたら、
「何がおもろいねん」と思っただろう。
でも好きやな。
こういうの。
若い時に観ていたら分からんやろ、
という意味では、これは大人の映画。

実際、こんなにいつもいつも一緒にいる
姉妹が今時いるのかなと思わないでもないが、
そんなことを差し引いても、じんわり
染みてくる作品だ。

すずを入れて四姉妹、皆、良かった。
綾瀬はるかは、しっかりした、
母親代わりの長女の役を見事に演じていた。
この人、ええ女優になってきたね。
(えらそうに言いますが。)

次女役の長澤まさみは、酒飲みで
男に振り回されるちょっと雑な(?)女を好演。

三女役の夏帆は、末っ子として育った、
独特のゆるいキャラを見事に好演。

そして、腹違いの妹役に、広瀬すず。
この子、ひたすら可愛いです。


★★★★▲




イニシエーション・ラブ


「純粋なラブストーリーが最後の最後で
驚愕のミステリーへと変貌する
衝撃的なストーリー」というので
期待していた。

映画の冒頭にも「お願い」と称し、
「本作には大きな秘密が隠されています。
劇場を出られましたら、
これから映画をご覧になる方のために
どうか秘密を明かさないでくださいネ」
と字幕が出るという手の込みよう。

どんだけ自分でハードル上げるんや、
と思いながら、映画は始まった。

主演は、松田翔太&前田敦子。
監督は、堤幸彦。

舞台が1980年代後半ということで、
カセットテープやミラクオーレ(車)、
黒電話など懐かしいアイテムが登場。
ファッションも髪型も80年代で、
BGMも80年代音楽(「ルビーの指輪」
「君は1000%」「愛のメモリー」など)で
結構楽しめた。

笑えるところも多く、面白かったのだが、
肝心のその「秘密」がですねぇ、
それほどでもなかったんやなぁ。
確かに、思いつきもしない仕掛けだったのは
認めるし、上手く出来てたと思う。
実際、見事に騙された。
でも、例えば『シックス・センス』や
『ユージュアル・サスペクツ』、古くは
『スティング』のようなインパクトには
及ばなかったというのが私の感想。
「秘密」があるって、宣伝しすぎ。

「あなたは必ず、2回観る」というのが
映画の宣伝文句やけど、確かにもう1回、
トリックが分かった上で観てみたいという
気にはなるな。
実際観るかどうかは別として。

タイトルの「イニシエーション・ラブ」は
「大人になっていくための恋愛」というような
意味で使われているが、
それは観終えて 全く納得。


★★★★☆





2015.7.7

イニシエーション・ラブ 続

昨日観た映画『イニシエーション・ラブ』。
ある「秘密」があって最後にそれが明かされる、
いわゆる「どんでん返し」の映画で、
昨日は「見事に騙された」と書いた。

確かに騙されたのには違いないのだが、
今日になって、思い出したことがある。
映画の途中で何ヵ所か(あれ?)っと
違和感というか疑問を感じた所があったのだ。
でも、ストーリーはどんどん進んでいくので、
立ち止まって、どういうことか
考える余裕はない。

後になって 考えてみると、
その違和感・疑問は、すべてこの映画の
「秘密」に関係していたのだ。
おそらく、「秘密」を知った上で、
もう一度観ると、その違和感・疑問の部分は、
全て納得し、なるほどね、と思うのだと思う。

そう思うと、やっぱりもう一度観たいなぁ。

でも、DVDになってからレンタルでもいいか。




七 夕


7月7日は、私の父の誕生日である。
1930年生まれ、今日で、85歳だ。
自分の父親が、85歳まで生きているなんて、
若い頃には、想像できなかったけど、
現実になれば、現実なんだ。
変な言い回しになったけど。

母は、今年11月で80歳になる。
妻の両親も健在で、4人とも
健在であることに感謝である。

パパ、お誕生日おめでとう!

(もちろん、パパなどと呼んだことはない。
我が家では、子供の頃から、
いつも「ダディ」だもんね。)

(うそ。)





2015.7.8

石やん、死んでしもた

ギタリスト 石田長生。
「長生」と書いて、「おさむ」と読む。

今日、早朝に逝去したと発表があった。
なんでか、他のミュージシャンの訃報を
聞いた時のようなショックというか実感が
正直まだない。

先月15日、Char の還暦記念コンサートに、
石やんが出演していなかったことで、
闘病中だということを知った。

3月2日の本人のブログには
2月の病院での検査の結果、
食道入り口付近にガンが発見されたこと、
しばらく治療に専念することが書かれており、
最後には、こう締めくくられている。

「そして俺のことはご心配なく。
命までは取られまへん。
I Shall Be Released!
皆さんとまた会う日を楽しみにしてまっせ(^o^)v 」

確かに・・・
リリースされたのかもしれへんな。

それにしても、まだ 62歳やで。
名前に反して、いっこも長生きちゃうやんけ。

私には好きなギタリストがたくさんいるが、
石やんは30年以上聴いている、
数少ないギタリストのひとりだった。

初めてライヴを観たのは、
高校3年生の時だから、今から35年前か。
当時大阪では人気のあった、
「誰がカバやねんロックンロールショー」という
バンドと、石やんと山岸さんのライヴで、
会場は、八尾の市民ホール。
古い建物で、トイレの戸がドアではなく、
引き戸だったのを覚えている。

これはその時のチケットの半券。



(よう こんなもん持ってるな、と思うだろうが、
コンサート類のチケットは、中学生の時のものから、
全ておいてあるのだ。)


もともと石やんは、大阪府八尾市という
私の実家のある柏原市の隣町の出身で、
その辺にもなんとなく、親近感を覚えた。

私が22歳ぐらいの時かな、その八尾にあった
ある楽器屋で石やんのギタークリニックがあった。
たまたま、バンドの練習帰りか何かで、
ギターを持っていた私に、石やんが
「そこのギター抱えたオニイサン、
なかなか出来そうやけど、なんか質問ある?」と
訊いたときは、ちょっとビビった。
(「なかなか出来そう」って、オレ、
全然でけへんのに、なんか弾けって言われたら
どうしよう)と、ビビったのだが、
そんなことは言われなかった。(小心者です)
その時、私はアメリカに行くことを
考えていた時だったので、石やんが
メンフィスに武者修行に行ったときのことを
質問した。

その後、私が一緒にバンドをやっていた、
Fさんの友人のWさんの結婚披露宴で、
石やんと会った。
Wさんは、石やんと友達だったのだ。
その披露宴で、石やんはボブ・マーリーの
『No Woman, No Cry』を唄った。

私たちのバンドも数曲演奏したのだが、その中に
クルセイダーズが ランディ・クロフォードを
フューチャーした曲、『Street Life』があった。

なんと石やんは、ランディ・クロフォードの
来日公演のサポートをした人だったので、
その人の前で演奏することに私は極度に緊張し、
指が震えたのを覚えている。

披露宴の後、石やんに声をかけ、
あのギタークリニックのあと、
自分もメンフィスに行って来たことを報告した。
その時の石やんの言葉もハッキリ覚えている。

「なんや、行くんやったら言うてくれたら、
オレのブラザー紹介してあげたのに」

石やんは、そんな、気さくなアニキだった。
それから、個人的に話す機会はなかったけどね。

大阪にいた頃は、石やんのバンド
「ボイス&リズム」や「ロッキン・タマゴ」の
ライヴを何回か観に行った。

それから、石やんは Char と「BAHO」を始めた。
BAHO のライヴにも何度か行ったなぁ。

阪神大震災当日、大阪厚生年金会館での
BAHO のコンサートが中止(延期)になったことも
あったなぁ。

最近では、2012年7月の 石やんの還暦ライヴ
この日のアンコールは、ベースの藤井裕ちゃんとの
デュオで『枯葉』。
そのあと、裕ちゃんも死んでしまった。
あっちで、また一緒に演ってるかな。

それから、昨年7月の「ソー・バッド・レビュー」の
奇跡の再結成復活ギグ
この「ソー・バッド・レビュー」が、
私が石やんを観た最後になってしまった。
あの独特のギターをもう聴けないと思うと寂しい。

これを書いていて、やっと石やんの死が、
ちょっとだけ、現実になってきた。

石やん。
ガン発見から5ヶ月は、
ちょっと早いで。

R.I.P.


情熱のスーパーギタリスト列伝 石田長生

石田長生 オフィシャルサイト





2015.7.9

黙っていられない

先日、知り合いの息子、中学1年生男子に
ギターを教える機会があった。
全くの初心者。
初々しいとはこのことだ。
ギターを弾きたいって気持ちは、
人ごとでも 嬉しいね。

そのO君、東京からはちょっと遠くに
住んでいることもあって、
お父さんに連れられて2人でやってきた。
私の元々の知り合いはお母さんの方だが、
お父さんとも面識があり、会うのは
2回目だった。

レッスンと呼べるかどうかはさておき、
ギターのレクチャーが始まった。
面白かったのは、お父さんの反応だった。

私がO君に
「こういう風に弾いてごらん」と
見本を見せるのだが、
初心者がいきなり出来るわけがない。

もし、いきなり出来るとしたら、
その子は、ホンマもんや。
例えば、ダニー・ガットン(ギタリスト)は、
子供の時、ギターを買ってもらって、
楽器屋から家に帰るまでの車の中での
30分でギターを弾けるようになったという。
(確か ダニー・ガットンの話やったと
思うけど、違ってたらごめん。)
こんな子供は、もう間違いなくマスターやけど、
普通は、最初から弾けるわけがない。

で、中々うまくできない息子を
横で見ているお父さんが我慢できないんやね。
「違うだろ、そうじゃないだろ」と
いちいち、口を挟む。
まるで私が、気の長い心の広い人間かと
自分で錯覚しそうになるほど、
お父さんは黙っていられない。
実際は、私の気が長いわけでも
心が広いわけでもなく、
最初から出来るわけがないと
思っているだけなのだが。

と同時に、
その出来ないことに取り組むモチベーションは、
"本気で" ギターを弾けるように
なりたいか否かにかかっていると信じている。
だから、彼が「こんなに難しいならや〜めた」と
投げ出しても それはそれで、
私は全く構わないのだ。

そして、たぶん、だけど。
つまり、私の想像だけど。
そのお父さんも、仕事などで、
人に指導する立場になれば、
きっと、早々に「違うだろ、そうじゃないだろ」なんて
言わずに根気よく、指導するんだろうと思う。
出来ないことが許容出来ないのは、
それが他人ではなく、自分の息子だからでは
ないかと思うのだ。

私には子供がいないので、リアルではないが、
おそらく子供は自分の分身のようなものなのだろう。
その分身が、簡単な(ように見える)ことを
出来ずにいるのは、耐えられないことなんじゃないかと
思うのだ。
もちろんすべての親がそういう風では
ないだろうけど。

ちょっと例が違うかも知れんけど、
私にはメチャクチャ簡単なことを
妻が出来ずにいることに
ちょっとイライラしてしまうことがあるように。
近い人間であればあるほど、
許容するのが難しいことってあるでしょ?

あ、でも彼女は私の分身ではないです。
念のため。





2015.7.10

ときどき写真展 26

おいでやす



2014.10.23 Alberobello, Italia





2015.7.11

SHANTI
シャンティ


昨年11月にアルバム「SHANTI'S LULLABY」を
リリースしたばかりなのに、早くも 6月24日に
ニューアルバムが発売となったシャンティ。

このアルバムでは、"Time After Time" で
初の父娘ヴォーカル・デュエットを披露している。
父親は、ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーだ。
そのほか、 ヤング・ラスカルズの "Groovin'"、
渋めのスタンダード "So Many Stars" 、
シュガー・ベイブの "DOWN TOWN" など
あい変わらず、おじさんのツボを突いた選曲。

そのシャンティのライブに行ってきた。
今日の会場は、中目黒の RAKUYA 。
「楽屋 19周年記念スペシャルライブ」と
いうことで、3組のアーティストが
出演したようだが、観たのはシャンティのみ。

予定では ギター2人によるバックのはずだったが、
ギターとベースに変更されていた。
ギターは、西山 "HANK" 史翁。
今日は、Wカッタウェイのレスポール・スペシャルではなく、
オレンジ色のセミアコ(ディアンジェリコのように
見えたが、未確認)だった。
ベースは、息才隆浩。
サドウスキーの5弦。

19周年記念ということもあってか超満席だったが、
端っこながら 最前列で観ることができた。
シャンティは、ギターの他にピアノ演奏も披露。
やっぱり、出来るんやねぇ。

あい変わらず、おじさんの心を癒す歌声。
演奏曲目は、"Lucky To Have Someone Like You"、
"Groovin'"、"Just A Girl"、"Down Town"、
"You are the sunshine of my life" など。

コットンクラブのようなハコも良いが、
楽屋のように身近に観られるハコも良い。



[ MEMBERS ]
SHANTI (Vo)
西山 "HANK" 史翁 (G)
息才隆浩 (B)

@ 中目黒 RAKUYA(楽屋)





2015.7.12

Linder Bros
リンダー・ブラザーズ


つい最近まで、知らなかった
「リンダー・ブラザーズ」のライヴに行ってきた。

「リンダー・ブラザーズ」は、
兄のヘンリック・リンダ―(B)と弟の
エリック・リンダ―(Gt)による、
超絶テクニック・ハード・フュージョンの
プロジェクト。

ヘンリックは、「ダーティ・ループス」という
バンドもやっており、ちらっとチェックしたが、
こちらのサウンドもカッコ良い。

エリックは、スウェーデンのミュージック・シーンで
活躍しているギタリストのようだ。

たまたま知る機会があり、これはおもろそうと、
アルバムをダウンロード購入。
ハード・フュージョンというと、
最近は、サイモン・フィリップスを
聴きに行ったが、また違う感じでこれが
なかなかの疾走感で良い。(こんな感じ

さて、ライヴの方はというと、
確かにCDのような演奏なのだが、
始まってからずっと、
何かが物取りないと、感じていた。
それが何なのか分からないのだが、
100%楽しめない感じ。

バカテクな音楽に対し、時々
「テクニックばかりで心がない」なんていう
評価を聞くことがあるが、そういう感じでもない。

ギターの音色が、私好みではないということも
あったかも知れないが、
まあ、音楽の印象なんて、自分の体調とか、
精神状態とか、そういうものに左右されるので、
今日は、こういう日なのかなと思いながら
聴いていた。

東京公演のみのゲストということだったが、
後半にサックスの本田雅人が登場した。
本田を入れて演奏が始まると、
それまでと何かが違っていることに気づいた。

私の思い違いでなければ、
バンドのテンションが上がっている。
本田の演奏にバンドのメンバーが、
インスパイアされ、さっきまでの演奏と
一段違うところに行った感じだ。

本田の演奏を聴きながら、2〜3年前、
YouTubeで見つけた本田の動画のことを
思い出した。

その動画(ライヴ)で本田は、いくつもの楽器を
持ち替えながら、ソロを吹くという
離れ業をやっていた。→ これ
持ち替える楽器は、4種(バリトン、テナー、
アルト、ソプラノ)のサックス、フルート、
トロンボーン、トランペット、クラリネット、
EWI、ギター(右手と左手 別々に梶原順と演奏)、
そして、ヴォーカル。

こんなこと、誰もやろうと思わへんやろ。
というか、でけへんわな、普通。

ライヴに話を戻そう。
そういうとんでもないことを演る本田が
入ったことで、バンドの Entertainment 度が
上がったのではないかと、思うのだ。
それに管楽器による、生々しさも
音楽の印象を変える要素かもしれない。

そんなわけで、本田が入ってからの
アンコールを含めた3曲は、とてもええ感じでした。

本田のサックスは、CD では聴いたことが
あったが、ナマで聴くのは初めて。
機会があれば彼のライヴにも行ってみたいと
思った。
私と同じ年だし。


[ MEMBERS ]
エリック・リンダ― / Erik Linder (Gt)
ヘンリック・リンダ― / Henrik Linder (B)
クリスチャン・クラフトリン / Kristian Kraftling (Key)
ジョナサン・ランドバーグ / Jonathan Lundberg (Drs)
Guest : 本田雅人 (Sax)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd Show







2015.7.13

痛風物語 8
〜 健康診断 結果 〜


7月2日に受けた「生活習慣病予防健診」の
結果が届いた。

その結果報告の前に、
一番気になる尿酸値について、
この2年間のデータを見てみよう。
(って、誰も興味ないか。)

2013/09/04  8.0
2014/05/26  8.2
2014/10/18  8.2
(痛風発症1回目)
2015/02/01  8.3
2015/05/16  ?
(痛風発症2回目)

(尿酸値は、7.0以下で正常。)

2月の検査では、昨年10月の痛風発症時より、
数値が「0.1」上がっており、ショックを受けた。

その後、食生活に油断が現れ、
5月に 2回目の痛風発症があった。
それからは、それなりの努力をしており、
当然、尿酸値はいくらか下がっているものと
疑わなかったのだが・・・。

結果は、まさかの「8.4」!

また、上がっとるやないか!
どういうことやねん!

こんなにお酒を減らし、お肉も控えて、
体重も数キロ落とし、尿酸値が下がると言われている
サプリを服用しているにも関わらず、
数値が上がっとるとは、どういうことや?
1ヶ月半では、効果が現れないということか。
全く、よう分からん。

他の数値を見てみると、中性脂肪は、
一昨年の半分以下と劇的に下がっている。

2013/09/04  223
2014/05/26  162
2014/10/18  149
2015/02/01  133
2015/07/02  105

今の私の場合、中性脂肪は 150を
超えると異常値とみなされるので、
異常値から正常値に移行した。
これは、明らかに食生活に気をつけた
成果だと思う。

ところがだ。
どういうわけか、コレステロール値は、
変わらないか、悪化しているのだ。

総コレステロール(正常値:140〜200)
2013/09/04  231
2014/05/26  211
2015/07/02  221

横ばいですな。

HDL(善玉)コレステロール(正常値:40〜86)
2013/09/04  47
2014/05/26  40
2015/07/02  34

悪くなってます。

LDL(悪玉)コレステロール(正常値:70〜139)
2013/09/04  148
2014/05/26  134
2015/07/02  165

これも悪化ですな。

あんまり油っこいもの食べないようにしてるし、
体重が落ち、中性脂肪値は下がっているのに、
コレステロール値が良くないのは不思議やなぁ。

で、診断結果に血液脂質の二次検査を
するようにと書かれていたので
尿酸値も含めて、近々再検査の予定だ。





2015.7.14

さよなら歌舞伎町

今年1月に公開され、
気になっていた映画、
『さよなら歌舞伎町』。

上映館も少なく、いつの間にか
終わってしまっていたが、
目黒シネマで、上映しているので観てきた。

主演は、染谷将太、前田敦子。

新宿のラブホテルを中心に、
いくつかの男女の物語が、同時に進行していく。
染谷将太が演じるのは、そのラブホの店長だ。

面白かったけど、
染谷くんの魅力を十分に引き出すには、
出番が少ないのか、ちょっと物足りんかったな。
彼は、もっとなんというか、むき出しな感じが
いいのに、ちょっと大人しいとでも言おうか、
不完全燃焼な感じだった。

前田敦子は、先日観た『イニシエーション・ラブ』
では、結構良かったが、本作では
ヒロインと呼ぶには、影が薄いな。
ほとんど脇役。
イ・ウヌという韓国人女優の方が、
インパクトあった。
この韓国人カップルのエピソードだけで、
映画撮れるんちゃうかと思ったほど。

後半、前田敦子がギターで弾き語りをするのが、
桑名正博の『月のあかり』。
オジサン的には、「おぅ!」という選曲。
途中までは、本当に本人がギターを弾いていたのだが、
途中から顔のアップになり、
どうもギターを弾いてないように見えた。
ああいうのは、いややなぁ。
前田は、ミュージシャン役やねんから、
ちゃんとやって欲しいなぁ。

あと、田口トモロヲが、「母親が生きてたら
57歳だ」というシーンがあるねんけど、
彼自身が、それぐらいの年やねんから、
ちょっと無理があるやろ と思った。
聞き間違い?

その他の出演は、大森南朋、松重豊、
南果歩、我妻三輪子、ほか。
監督は、廣木隆一。


★★★★☆





2015.7.15

七人ぐらいの兵士

明石家さんま主演の舞台『七人ぐらいの兵士』。

生瀬勝久が脚本を手掛け、さんまの本格的な
演劇の初舞台として、2000年にパルコ劇場で
初演された作品の15年ぶりの上演らしい。

20〜30年前は、さんまのことを面白いと
思っていたけど、最近はあんまりテレビを観ないし、
たまに観ても、以前のように面白いとは
思わなくなった。

でも、今年、60歳になったさんまが、
どんな舞台をするのか興味が湧き、
観に行ってきた。

休憩なしのたっぷり180分!
さんまのセリフは、どこまでが台本で、
どこからがアドリブなのか、また、
どこまでが仕込みで、どこからがアクシデントなのか
分からないような、自由な舞台だった。
たぶん、さんまのアドリブ的な要素が多いのだろう。
時々、つまらないギャグもあったが、
180分を長く感じることもなく、
全体的には楽しめた。

ただ、舞台が、先の大戦中の戦地という設定なので、
戦死という重い要素もあり、笑いだけではなく、
ちょっとシリアスな面もあった。

反戦のメッセージも感じた。
戦死した戦友を「立派な死」と評することに
対するさんまの「立派ってなんやねん。
立派な死ってなんやねん」という言葉と、
戦地から逃げようとするさんまが、
「そんなに死にたくないのか?」と訊かれ、
「死にたくないんやない。生きたいだけや」
というセリフが印象的だった。

こんな風に書くと真面目な芝居のようだが、
コメディなので、80%はお笑い。
ちょっと、さんまが温水洋一や他の人の頭を
叩きすぎるのが気になったな。
いわゆるツッコミやねんけど、
そんなに叩かんでええやんって感じ。

Wキャストで 恵俊彰と中尾明慶が
出演しているが、今日は恵だった。
内田有紀演じる看護師に自己紹介するシーンが
あるのだが、彼は月〜金で昼のワイドショーをやっているので、
「平日の昼間は埋まっていますが、週末は
空いています」と言って、笑いを取っていた。
こういうくすぐりは、好きやな。



2階の端っこ見にくい席だった。
ステージの4分の1ぐらいが
背伸びをしないと見えない。
「これでS席はひどい!主催者に文句言おう」と
思って、終わってからチケット見たら、
「A席」って書いてあった。

そういえば、S席が売り切れていたので、
A席を買ったんやった。
そんなこと忘れていたので、
もうちょっと恥かくとこやった。


"七人ぐらいの兵士"
作:生瀬勝久
演出:水田伸生
出演:明石家さんま、生瀬勝久、内田有紀、
恵俊彰(Wキャスト)、山西惇、温水洋一、八十田勇一、
森田甘路、須賀健太、中村育二、中尾明慶(Wキャスト)

@ Bunkamura シアターコクーン


【東京公演】7月5日〜26日 @ Bunkamura シアターコクーン
【大阪公演】8月19日〜25日 @ シアターBRAVA!


★★★★☆





2015.7.16

略して「ボイス」

The Voice & Rhythm
(ボイス・アンド・リズム)は、
先日逝ってしもた石やん(石田長生)が
1980年代前半から中ごろにかけて
やっていたバンドだ。

83年の『ボイスればリズムる!』と
85年の『Ohh!!!』の2枚のアルバムを残している。
もちろん、当時はLPレコード。
(最近は、「LPレコード」などとは呼ばずに
『VINYL(バイナル or ビニール)』などと
呼ぶようだ。)

その2枚のLPは、発売日に買いに行ったような気がする。
もしかしたら、発売日前に予約をしたかもしれない。
それぐらい、好きやったんやな。
でも、当時はしょっちゅうライヴを観に行けるほどの
お金はなかったから、ライヴを観た回数は少ない。

数日前、石やんを偲んでボイスの音を聴きたくなった。
実家には、LPレコードがあるんやけど、
レコード・プレイヤーがないねんな。
プレイヤーは、そのうち欲しいと思っているんやけど、
今の家では、置くところもないし、
どっちかというとめんどくさがり屋なので、
i-Pod に慣れてしまった私は、
このまま買わずに死ぬのかも知れん。
音、やっぱりちゃうねんけどね。

ボイスのレコード、そういえば、
CD化されてから買ったような気がするな、と
探してみたが見あたらない。
どうやら、ソー・バッド・レヴューと
混乱しているようや。

アマゾン検索してみると、
『Ohh!!!』の中古CDが、
21,000円(!)で1枚だけ出品されている。
高〜!
でも、やっぱりCD化されていたことは、
間違いない。

他にも検索していると、タワーレコード限定で、
デビューアルバム『ボイスればリズムる!』が
販売されていることを発見。
こちらは、2,160円(新品)。
早速注文。

いやぁ〜、これ聴くの何年ぶりやろ〜?
リリースは、32年前かぁ。
やっぱり、ええなぁ。
80年代のニオイがするのが、今となっては新鮮や。

このころの石やんは、30歳を過ぎたころ。
アルバムのメンバーは下記。

石田長生 [SAM ISHIDA]:G.
砂川正和 [MASATOSHI SUNAGAWA]:Vo.
金子マリ [MARI KANEKO]:Vo.
正木五郎 [GORO MASAKI]:Dr.
藤井裕 [YOU FUJII]:B.
渡辺悟 [SATORU WATANABE]:Key.
国府輝幸 [TERUYUKI KOKUBU]:Key.

サウス・トゥ・サウス、ソー・バッド・レビューの
メンバーに金子マリです。
強力。

でも、残念ながら長続きすることなく、
85年の 2ndアルバムは、石田長生、藤井裕、
正木五郎のトリオ編成になる。

7人バンドの時は、
どこかの大学祭のオールナイト・ライヴで
一度観ただけやけど、トリオになってからは、
何回か(大阪)バナナホールへ観に行った
覚えがある。

当時、石やんは大阪のなんとかいうメーカー
(「H」が付いてた思うけど失念)の2万円ぐらいの
白いストラト・タイプを使っていた。
なんでも、「サスティーンがない(音が伸びない)のが
ええ」とか言うて。

ああ、『Ohh!!!』聴きたいなぁ。
このアルバム収録の「しゃき・しゃき・らっぷ」は、
『さんまのまんま』のオープニングか
エンディングのテーマ曲やったな。

色々検索していると、ボイスは2007〜09年頃に
どうも再結成的なライヴをやっていたようだ。

服部緑地野外音楽堂の「祝春一番2007」や、
大阪ミナミの「ビッグキャット」10周年を記念して
開催されたイベント「木村充揮3days」や
神戸チキンジョージの正木五郎還暦ライヴ など。
観たかったなぁ。


最後に、最近 YouTube にアップされた、追悼の動画。
大村憲司&石田長生の "Knockin On Heavens Door"
これ、1996年6月16日、日比谷の野音。
この時は私、客席におりました。





2015.7.18

ときどき写真展 27

はばたく



2013.5.3 Matsushima, Miyagi





2015.7.19

第7回 逢坂剛
カディスの赤い星
ギターコンサート


2012年9月に渡辺香津美のライヴのゲストで
初めて、沖 仁 のギターを聴いた。
沖は、今や日本一有名なフラメンコ・ギタリストだろう。
タモリと宮沢りえのテレビ番組『ヨルタモリ』に
(不定期の準レギュラーで)出演しているので、
ご覧になった方もいるかも知れない。

その沖のギターを聴いてから、
少しだけフラメンコに興味を持った。
「少しだけ」と書いたのは、
フラメンコ音楽というより、
ギター奏法に興味があるからだ。

今日は、『第7回 逢坂剛 カディスの赤い星
ギターコンサート』に行ってきた。
第7回ということだが、私は初めて。
作家である、逢坂 剛(おうさかごう)氏は、
自身もクラシックやフラメンコを弾く
ギタリスト。

このコンサートは、毎回、色んなゲストを迎えて
楽しめる企画のようで、今回は、
「クラシックとフラメンコ」ということで、
クラシック界からは、福田進一。
フラメンコ界からは、前述の 沖 仁 に
若手の徳永兄弟の出演だった。

この徳永兄弟のことは、全く知らなかったのだが、
現在、22歳と24歳!
2人とも中学を卒業後、高校へは進学せずに、
スペインのクリスティーナ・へレン・
フラメンコ音楽学院に入学し、全課程を修了後、
卒業後はそこで講師をしていたという、
筋金入りのフラメンコ・ギタリスト。

実際、プレイもオリジナル曲も ぶっ飛び。
20代前半、プロのギタリストになれると
思ってた自分がホンマに恥ずかしい。
ごめんなさい、である。

MC などまだまだ固くて、素人っぽいが、
これからどんどん活躍することでしょね。

その2人を育てたお父上もフラメンコ・ギタリストと
いうことで、今日は、親子トリオでの
演奏もあった。
こんな親子、ほかにいてへんやろな。

今日は、逢坂剛氏のギターコレクションを
弾くという企画もあって、1936年製(と言ったと思う)の
なんとかフェルナンデスのクラシックと、
フラメンコ・ギターなど 4本がステージに
並べられていた。

その1936年製のクラシック・ギターを
福田進一が弾いたのだが、確かに
素晴らしい音だった。
福田氏いわく、
「ギターは古くなると純化する」と。
つまりは、余計な雑音や倍音が消えて、
純粋なギターの音だけが鳴るように
なるそうだ。
非常に甘い音色で、さすがに80年近い時を
経ただけのことはあると思った。
面白かったのは、持ち主の逢坂氏が弾くより
福田氏が弾いた方が、断然良い音がしたこと。
ギターも弾き手を選ぶのかしらね。(失礼)
たぶん、このギターは、安くても数百万やろな。

14時からのコンサートだったので、
16時には終わるやろと思い、
18時から明日のライヴのリハを入れていたら、
途中20分ぐらいの休憩を挟んで、
16:30になっても終わらない。
仕方なく、最後まで観ずに会場を後にした。
残念。

全体的に逢坂氏の趣味の企画丸出しで、
氏がちょっと喋りすぎな感もあったけど、
面白かった。

演奏がキマルと、客席から
「オレィ!」という掛け声が何度か
あがっていた。
あれが正しいフラメンコ・ファンなんでしょね。


【 出演 】
逢坂剛
福田進一
沖仁
徳永健太郎
徳永康次郎
徳永の父

@ 草月ホール(赤坂)




(2015.7.21 追記)
出演者の「徳永の父」は、徳永武昭。
私が会場を出たあとに、
沖と徳永兄弟のトリオ演奏もあったようだ。
惜しかったな。





2015.7.20

Maria Dream Live Vol.11

2010年に始まったこのライヴも6年目に入り、
今日で11回目となった。
このイベントは、まりあさんのライヴと
ダンスの発表会を兼ねたパーティのような催し。

ただダンスを踊って、ライヴをするだけではない。
衣装、チケットやフライヤー製作、
ステージの飾りつけ、当日の軽食、
タイムラインの調整などの準備に併せて、
ダンスと歌の練習と、大変な準備量だろうと思う。
毎度のことながら、主催者・スタッフの
継続するパワーには感服する。

まりあさんの本職は、英会話講師なのだが、
今回は、その同僚であるアレックス(米国人)が
デュオで1曲参加した。
曲は、"A Whole New World"。
Disney 映画『アラジン』の曲で、
Regina Belle と Peabo Bryson が歌う
美しいバラードで、歌の難易度は高い。
アレックスは23歳とまだ若いのだが、大学時代、
アカペラのサークルで活動していただけあって、
その歌唱力は中々のものだった。
そして、英語がキレイやね。
アメリカ人なので当たり前やけど。

私のギター・プレイに関しては、
練習では間違えたことのないような
大事なところで何回かミスを犯し、
トホホな演奏になってしまった。
やはり、人前で演奏する機会が少ないと
練習と本番の違いがあらわに出てしまう。
と、言い訳をしても仕方がない。
精進あるのみだ。







2015.7.21

Lightroom と Photoshop

5月に Adobe と コマーシャル・フォト主催の
「デジタルフォト & デザインセミナー」 に行き、
いよいよ Lightroom と Photoshop が欲しくなり、
ひと月ほど前についに月額980円の
「Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン」に
申し込んだ。

「フォトグラフィプラン」は、月額980円で、
写真の編集、加工、管理などが行える
Lightroom と Photoshop が使えるプランだ。

今までは、RAWデータを現像するとき、
ニコンの「ViewNX2」というカメラを買うと
付いてきた無料ソフトを使っていたが、
もう少し、突っ込んだ編集もしてみたいと
思い始めていたのだ。

ところが、ちょっと使ってみようとしたところ、
Lightroom も Photoshop も使い方が
全く分からず、なんか面倒になってしもた。

大体、音楽機材でも使ったことのない
新しいタイプのものは、最初のとっかかりが、
ちょっとしんどいねんな。

でも、最高のツールと褒める人もいるし、
やめるにも1年間とか解約できなかったはずだし、
このままでは、もったいないなと、
まずは、教科書を買った。



2冊で 4,384円なり。
お金かかりますなぁ。

そのうち、素晴らしく編集した写真を
アップできると良いのだが。





2015.7.22

有山岸 feat.上田正樹
〜Bitter Sweet Soul〜


「有山岸」は、有山じゅんじ(Gt, Vo)と
山岸潤史(Gt, Vo)のプロジェクト。
2010年にCD「そろそろおこか〜CARELESS LOVE〜」
をリリースした。

そして 2014年9月、キー坊(上田正樹)をフューチャーして
「〜チョットちゃいます〜 Bitter Sweet Soul」を
リリース。

2013年6月の「山岸潤史・芸歴40年 &
還暦記念ライブ」で、有山岸とキー坊の共演を観た。
その時のライヴが、このリリースへと
つながったのではないかと勝手に想像している。

その CD リリース後、昨年9月、
当然、東京でもライヴがあったのだが、
私が知った時には、その日はすでに他のコンサートの
チケット(ポール・ポッツ)を買っていたので、
迷った挙句、また機会があるだろうと諦めた。

そして、今日がその日だったのだ。

会場は、下北沢440(four forty)。
発売と同時にチケットを取ったので、
整理番号は5〜6番。
80席ほどの小さなハコだが、
満員で、立ち見が出ていた。

1曲、有山岸で演ったあと、キー坊の登場。
ちらっと『とったらあかん』。
アルバムから、『The Dock Of The Bay』
『Hook Me Up』『Let's Go Get Stoned』
『Take These Chains From My Heart』
『Baby Don't Push Me』など。

やっぱり、この人の歌はええなぁ。
66歳なのだが、声は全く衰えておらず、
説得力があるというのか、歌ではなく
声になっているというのか、
素晴らしい Soul Singer だと改めて思った。

ステージの上では、3人 コテコテの大阪弁。
なんか、友達んちで遊んでみるみたい。
お客さんも関西人率が高かったんとちゃうやろか。
『みんなの願いはただひとつ』では大合唱。
こんな歌、皆知らんやろ?
ぜひ、聴いてください。
1975年の名盤、上田正樹と有山じゅんじの
『ぼちぼちいこか』に収録されてます。

アンコールでは、下北沢ということで、
金子マリ(下北沢出身)も登場。
同じく『ぼちぼちいこか』収録の
『買い物にでも行きまへんか』。
(オリジナルでもマリちゃんも歌ってたのだ!)
そして最後は、『梅田からナンバまで』 を
客席も大合唱で幕。
おもろい、濃いいライヴでした。

キー坊は、シェクターのセミアコ、
山岸さんは、ヤマハのエレアコ、
有山さんは、ピックアップを付けたマーティン(と思う)。
3人ともギターアンプで鳴らしていたので、
山岸さんや有山さんもアコギの音ではなかった。


[ MEMBERS ]
有山じゅんじ(Gt, Vo)
山岸潤史(Gt, Vo)
上田正樹(Gt, Vo)
Yoshie.N(Vo)
Guest : 金子マリ(Vo)

@ 440 (下北沢)


先日亡くなった、石やん(石田長生)とは、
とても縁のある3人なので、何かコメントがあるかなと
思っていたけど、誰も何も言わなかった。
まあ、なんにも言われへんよなぁ・・・。





2015.7.23

本多劇場プロデュース
志の輔らくご 2015 IN 下北沢

恒例 牡丹灯籠


昨年7月に本多劇場で初めて観た、
志の輔師匠の『牡丹燈籠』。
ここ にも書いたように素晴らしい公演だった。
昨年は、ひとりで観に行ったのだが、
今日は、妻を連れて観に行ってきた。

本多劇場での志の輔師匠の公演は、
今年で19年目。
この「牡丹燈籠」は、2006年に初演で、
夏の恒例公演になっていて
今年で7年目のようだ。
(途中、休演の年があったようだ。)

昨年観たのは、初日の公演だった。
2時間30分の予定のところ、
終わってみると2時間50分も経っており、
師匠は、初日だったので、
時間を上手く配分出来なかったような
ことを言っていた。
聴く方としては、たっぷり聴けて
満足やったんやけど。

今日も最初の方の説明で、三遊亭圓朝が
30時間かけて語ったものを2時間30分で
語りますと言っていた。
が!
終わってみると、なんと3時間を超えていた。
エンディングまで入れると(休憩を含んで)
約3時間10分!
凄いわ〜。
その集中力。
一時も飽きさせることのないその話芸。

今年は、7月13日〜26日にわたる全10回の公演で、
今日は、その7日目だったのだが、
毎回、2時間30分で終わることなんか
ないんちゃうやろか。

1年前にたっぷり聴いたその『牡丹灯籠』。
何人かの噺家で聴いた、『御札はがし』と
『栗橋宿』の部分を除いては、
ほとんど覚えていない自分にも驚き。
おかげで、初めて聴くかのように聴けた。

録音機器のなかった明治時代、
三遊亭圓朝が15日間、30時間をかけて語った口演を、
若林かん蔵、酒井昇造という二人の速記官が、
速記して残したおかげで、平成の今も
この噺を聴くことができるのだが、
なんと、その酒井のひ孫さんが2006年の初演を
聴きに来たのだという。
それだけではない、今年の3日目だかの口演を
そのひ孫さんとお父さん(つまり酒井の孫)が、
聴きに来たらしい。
このエピソードもスゴイよね。

今年は、ちょっと、原作(速記本)も
読んでみようかと興味がわいたほど、
『牡丹灯籠』は面白い噺だ。
調べてみると、アマゾンで Kindle版が
¥0で売っている!
無料なので、売っているとは言わへんのかな。

今年は2週間10回の公演だったけど、
来年の本多劇場公演は、1週間だという。
チケット争奪の競争率が上がるなぁ。









2015.7.24



渋谷すばる、二階堂ふみ主演の映画『味園ユニバース』。

「味園ユニバース」って聞いた時から、
なんか懐かしい感じがしていた。
なんでかなと思っていたら、映画を観て分かった。
大阪なんば千日前に「味園」っていう
結構目立つ、ネオンサインがあるねん。
「あるねん」って今もあるとは、知らんかったけど。
「味園」は、レジャービルの名前で、
そのビルに「ユニバース」というキャバレーが
あったんやね(こちらは、2011年に閉店)。
私は、「ユニバース」には入ったことないけど、
そのビルの前は数え切れへんぐらい通ったわけで、
「味園」と「ユニバース」の看板が
思いっきり、無意識に刷り込まれていたんやな。
それで、なんか懐かしい感じがしたんやと思う。

さて本作、舞台は大阪。
記憶喪失の男とその面倒を見る女の物語。
と言ってもラブ・ストーリーではない。

記憶喪失の男を関ジャニ∞の渋谷すばるが演じる。
ジャニーズのアイドルの映画だと知っていたら、
観なかったかもしれない。
渋谷のことは、テレビで見たことがあったけど、
写真を見せられても誰かわからない程度の認知度。
が、この渋谷が中々良い。
私のイメージする、ジャニーズっぽくない。
演技も歌も良い。
本作もアイドルの映画という感じではない。

そして、二階堂ふみ。
『地獄でなぜ悪い』『私の男』
『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』と
出演作を観てきたが、この人はなんというか、
まだ20歳やのに、貫禄があるというのか、
存在感があるというのか、唯一無二という
言葉がホンマよく合っている。
本作は、舞台が大阪なのでず〜っと大阪弁。
始まってすぐ、(あれ?二階堂ふみって、
関西出身やったっけ)と思ったほど、
大阪弁も自然だった。(実際は、沖縄出身。)
が、やはり、大阪弁のハードルは高いねんな。
途中で(あれ?今のイントネーション、変やで)と
いうところがあり、ネイティヴでないことは、
バレてしまった。
惜しかったね。

映画としては、嫌いじゃないけど、
ダメ男な主人公には、共感ができなかったし、
もうちょっと何かが欲しかったな。
(なんで?)って、突っ込みたい箇所もあったし。
でも、渋谷を知れたことは収穫。


★★★▲☆





2015.7.25

ゆれる

今までの人生で一体何本の映画を観たのか
分からないが、その中には繰り返し観たくなる
作品、記憶に残っているけど、もう観なくて
よい(または観たくない)作品、観たことさえ
覚えていない作品と様々だ。
題名を覚えているというだけで
なんらかのフックがあったのだと思う。
殆どは、題名さえ覚えていないのだから。

さて、今日は『ゆれる』を DVD で観た。
ずいぶん前に観た映画だが、
ずっと記憶に残っている作品の一つだ。
調べてみると、2006年の作品で、
私は、2007年に劇場で鑑賞していた。

オダギリジョーと香川照之が出ていたことは、
覚えていたが、オダギリの幼なじみ役が、
真木よう子だったとは、覚えていなかった。
いや、覚えていなかったというより、
あの頃はまだ、今ほど売れる前だったので
真木よう子の名前を知らなかったんだろう。

オダギリジョーと香川照之は兄弟役。
東京でカメラマンをする弟・猛にオダギリ。
田舎で実家のガソリンスタンドを継いだ
兄・稔に香川照之。
そのガソリンスタンドで働く、
幼なじみ・千恵子に真木よう子。

母親の一周忌で、帰省した猛。
翌日、猛と稔と千恵子は3人で、
渓谷に遊びに行く。
そこの吊り橋から転落して千恵子は
命を落とす。
果たして、事故なのか殺人なのか。

細かいストーリーは覚えていなかったが、
香川照之の演技が凄かったことは覚えていた。
香川演じる稔が、正座して洗濯物をたたむ
シーンがあるのだが、その背中が印象的だった
ことは、ずっと覚えていたぐらいだ。
今回観てみたら、正座して重なった足の裏にも
表情があるように見えた。

『半沢直樹』に出ていた香川は、
ちょっと Too Much な感もあったけど、
本作の抑えられた表情による演技は、
怪演だと思う。

ラスト・シーンは、そのあと、どうなるのかを
観客に委ねている。
観る人によって、あのラストシーンは、
意味が変わるだろう。
私は、「どういうこと?」と少し戸惑っているのだが、
その戸惑いが、この作品を記憶に残させたのかも
知れないと思った。
私には姉しかいないが、兄か弟がいたなら、
また違ったふうに感じるのかもしれない。

監督は、『夢売るふたり』
『ディア・ドクター』などの西川美和。
まさに心が「ゆれる」映画だ。


★★★★▲





2015.7.26

アリスのままで

若年性アルツハイマー病患者を演じた
ジュリアン・ムーアが、アカデミー賞の
主演女優賞を受賞した映画『アリスのままで』。

大学教授のアリス(ジュリアン・ムーア)は、
50歳を過ぎて、物忘れがひどくなり、
診断を受けたところ、若年性アルツハイマー病と
診断される。
彼女のそれは遺伝性で、陽性の場合、
100%発症するという。
3人の子供にも可能性があるわけだ。

本作は、アリスがアリスでなくなっていく様子を
淡々と描いており、「現実はもっと大変だ」という
批判もある。
そうなのかもしれないが、十分、苦しい。

最愛のダンナは妻よりも仕事を優先したり、
アリスの面倒を見るのが、衝突の多かった
次女だったりと、家族のあり方も
一つのテーマだ。
何より、この病気は家族の理解とサポートが
必要なのだな。

ラストについてもキレイに描きすぎだという
意見もあるが、私には、十分なラストだった。
人生とは、こういう容赦のないもんなんだと思う。

原題は、"STILL ALICE"。
『アリスのままで』は、上手い訳だと思うが、
私は、映画を観てこの「Still」には、
「今も」「今もまだ」というニュアンスが
あるように感じた。

監督は、リチャード・グラッツァー と、
ウォッシュ・ウェストモアランド。
リチャードは、今年3月、4年間の闘病の末、
ALS のため63歳で他界。
闘病しながら、撮影していたということか。

若年性アルツハイマー病。
もう人ごとではない年齢になった。


★★★★▲




チャイルド44
森に消えた子供たち


監督は、スウェーデンのダニエル・エスピノーサ 。
製作は、リドリー・スコット。
1953年、スターリン政権下のソビエト連邦での物語。
ソ連は楽園だから、犯罪(殺人)なんてない。認めない。
殺人事件は、事故として片付けられる、そんな時代。

どこまでが史実に基づいているのか分からないが、
たぶん、実際にこんな風だったんだろう。
この時代のソ連は、異常だったんだ。

誰もを西側のスパイではないかと疑い、
誰も心底信用できない、そんな時代。
でも、そんな異常な時代でも、まともな考えを持ち、
子供達の命を守るため、命を掛けられる人がいることは、
希望と救いだ。
ラストシーンは、特に。
原作は、フィクションやねんけどね。

主演は、トム・ハーディ、ノオミ・ラパス。
ゲイリー・オールドマン も出ている。

ソ連の物語やのに、言語が英語というのは、
アメリカ、ロシア、ヨーロッパの方々は、
平気なんでしょかね。


★★★★☆





2015.7.27

ときどき写真展 28


マエザワ




2013.5.25 撮影





2015.7.28

ときどき写真展 29


待ちぼうけ




2013.10.6 撮影





2015.7.29

本田雅人B.B.STATION
- Big Band Night -


先日、リンダー・ブラザーズのライヴに
ゲストで登場し、バンドの空気を変えた様に
(私には)見えた、本田雅人。(その日のエントリー
彼のライヴにも行ってみたいと書いたが、
ちょうどあったので行って来た。

6月にニューアルバムが出たばかりなのだが、
その発売が決まるよりずっと前に
このライヴは決まっていたらしく、
レコ発ライヴではなく、
ここ数年、夏の恒例になっているらしい、
"B.B.STATION" というビッグ・バンドのライヴ。
総勢17名だ!
私でも知っている、有名なプレイヤーが
何人も名を連ねている豪華なバンド。

ビッグバンドって、あんまり聴けへんけど、
良かったな〜。
13人のホーンのリッチなハーモニー。
ビシッと決まるキメ。
思わず、「上手い!」と唸るような演奏だった。

そして、17人のバンドをまとめる、本田雅人の
リーダーシップとマネージメント力。
音楽家・演奏家としてだけの才能ではないのだな。

明日は、DVD(or ブルーレイ)の撮影が
入るらしいけど、やっぱり、ナマでまた観たい。

梶原順のギターは、(たぶん)フジゲンの
HH(2ハム)ロッキン・トレモロ付、
オレンジ色のストラト・タイプでした。



[ MEMBERS ]
本田雅人(アルト・サックス、ソプラノ・サックス)
則竹裕之(ドラムス)
井上陽介(ウッド・ベース、エレキ・ベース)
梶原順(ギター)
秋田慎治(ピアノ、キーボード)
エリック・ミヤシロ(トランペット)
西村浩二(トランペット)
田中充(トランペット)
小林正弘(トランペット)
中川英二郎(トロンボーン)
半田信英(トロンボーン)
笹栗良太(トロンボーン)
山城純子(バス・トロンボーン)
鍬田修一(アルト・サックス、フルート)
アンディ・ウルフ(テナー・サックス)
鈴木圭(テナー・サックス)
宮本大路(バリトン・サックス)

@ Blue Note
2nd show


(2015.11.26 追記)
ブルーノ―トのサイトに 当日のセット・リストが
発表されていたので転記しておく。

1. Theme For B.B.S.
2. Stop! The Funk
3. Condolence
4. Last Clear Stream
5. Ciao!!!
6. Seven
7. サックスのためのソナタ第18番「おはこ」
8. Megalith
EC. It Do Mean A Thing





2015.7.30

痛風物語 9
〜 ついに尿酸値が! 〜


7月2日に受けた「生活習慣病予防健診」の
結果、コレステロール値が異常ということで、
二次検査を促され、7月17日に血液検査を受けた。

コレステロール値が異常といわれても、
なんの自覚症状もないので、あんまり気には
しておらず、もっぱら私の関心は尿酸値にある。

尿酸値は 7.0 を超えると、高尿酸値症と判断され、
治療(投薬)を勧められる。
高尿酸値の状態が数年続くと痛風を発症する
リスクが高まるのだ。

私は、もう何年もその高尿酸値症だったが、
昨年10月、初めて痛風を発症した。

2014/10/18 尿酸値 8.2(痛風発症1回目)

それから、それなりに飲酒・食事を節制した
つもりでいたが、2月1日の検査では尿酸値は
下がるどころか、0.1 上昇。

2015/02/01 尿酸値 8.3

それでも、尿酸値を下げる薬は飲まずにいたら、
喉元過ぎればなんとやらで、油断がたたり、
5月16日に 2度目の痛風を発症。
1度目より、症状は重い。
つまり、痛い!

それからは、さすがに気を付けるようになり、
体重も少し落ちた。

今度は、尿酸値が下がっているだろうと
臨んだ7月2日の検査。
その結果にショック!

2015/07/02 尿酸値 8.4

あんなに気をつけていたのに、
なんと、下がるどころか 上がっていたのだ。

そんなはずはない、これは何かの間違いや、
もう一度、測ってもらおうと、
7月17日のコレステロール値の二次検査の際、
尿酸値も検査してもらうことにした。
その検査結果を不安と期待と共に待っていたのだった。

実は、一昨日、昨日と痛風の患部が、
かすかに疼くので、もしや 3度目の発症の
前兆ではないか、と心配していた。

そして、今日、その検査結果が届いた。
まず、コレステロール値。
7月2日とほとんど変わらず、やはり異常。

そして、尿酸値。
(ちょっとは、下がっててね)と祈るような
気持ちで、その欄に目をやると・・・

7.4〜!

やったぁ〜!
ついに下がったぞ!
しかも、2週間で −1.0 や!
あ〜良かった。
薬に頼らずに自分を信じて良かった。
よく頑張りました。
えらいぞ、おれ。
よし、この調子で、7.0 を切るまで、やるぞ!

あとは、コレステロール値がなんとか
改善されれば良いねんけどね。


今日の尿酸値標語
「食生活、変えてもすぐには、下がらない
 あきらめないで、下がるから」




初めての税務調査


昨日今日と2日間、会社へ税務署から調査官が来て、
税務調査があった。

15年前に前職で初めて経理を担当した時から、
会社には3〜4年に1回ぐらい、税務調査があるというのは、
税理士に聞かされていたが、その会社で5年、
今の会社で10年、合計15年の経歴で
初めてのことだった。

税務署が調査に来ると聞いて、喜ぶ経営者、
経理担当者は、あんまりいないだろう。
というのも、税務調査は会社が正しい申告を
しているかどうかを調べるのが目的で、
場合によっては、修正申告を強いられ、
追加で納税しなければならないこともあるからだ。

どんな人が来るのだろう、不愛想な、細かい、
厳しい人だったらイヤやなと思いながら、
なんとなく、そういう嫌な人は来ないような
予感がしていた

蓋を開けてみると、割と愛想の良い、
よくしゃべる、どちらかというと親しみを持てる、
私と同年代ぐらいの男性で、
まず、第一印象で ほっとした。

といっても、先方は遊びに来ているのではない。
やっぱり見るところは、しっかり見ていて、
キッチリと間違った計上をしてた部分を指摘された。
そんなに大きな金額ではないので、
大したことではないけど。

2日間、10時から16時まで、お昼休みを1時間ほど
挟んで、合計10時間の調査。
人生初の税務調査は、無事に終わったのであった。
あとは、調査結果で何を言われるかやね。





2015.7.31

ライヴのお知らせ

9月のライヴが決まった。
今回は、3年ぶりのライヴとなる "Laguna Moon"
(アルト・フルートとギターのデュオ)に、
昨年、これまたデュオ・ライヴを演った、
ベースのヨッシーを入れてのトリオ編成。

フルートの梅林さんが書く曲が 素晴らしいので、
そのオリジナル曲を中心にと考えている。

出来るかどうか分からないので、
まだ発表しないけど、準備が間に合えば、
演りたいスペシャルな企画も考え中。

9月19日(土)夜。
@ 原宿 bar dAZE

いつものように、チップ制で、
ミュージックチャージはなし。

時間等は、またお知らせするが、
ぜひ、予定を空けておいてください。




桂宮治 独演会
宮治本舗 エピソード II


一昨年9月に一度だけ、桂宮治の落語を聴いた。
演目は「妾馬」だった。
それまで宮治のことは知らなかったのだが、
その「妾馬」がとても良かったのと、
客席からの「戸越銀座〜!」という掛け声が
あったので、名前を覚えた。
(現在、私は戸越銀座在住。)

歌舞伎では「中村屋〜!」と屋号が掛け声だが、
噺家は、住んでいる町名を掛け声にしたりするようだ。
しかし、今まで 50回以上落語会に足を運んだが、
「待ってました!」や「たっぷり!」という
掛け声は実際に聞いたことがあるが、
町名は「戸越銀座」以外 聞いたことがないので
あまり一般的ではないのだろう。
っていうか、今時は贔屓の噺家が
どこに住んでいるのかなんて、
ほとんど知らないんとちゃうやろか。
実際、私は好きな志の輔や一之輔が、
どこに住んでいるか知らんもんね。

さて、今日はその宮治の独演会。
彼はまだ二つ目なのだが、キャパ200名弱の
ホールを満席にするほどの人気だ。

今日も登場するなり、「戸越銀座〜!」と
声がかかっていた。
どうも、いつも同じお客さんが
声を出しているようだった。
芸人としては、ありがたいことやろね。

宮治の演目は、「普段の袴」「鰻の幇間」
「蛙茶番(かわずちゃばん)」の3席。
「蛙茶番」は、初めて聴いた滑稽噺。


【 演 目 】
「犬の目」 春風亭昇吾(前座)
「普段の袴」 桂宮治
「鰻の幇間」 桂宮治
〜 仲入り 〜
「蛙茶番」 桂宮治

@ 内幸町ホール





ひとりごと