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つつみしんやのひとりごと 2012年 7月
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2012.7.1

それでも、愛してる

ジョディ・フォスターとメル・ギブソン主演の映画

『それでも、愛してる』。

ジョディ・フォスターは、監督も務めている。


会社経営者であり、夫であり、2人の男の子の父親である、

ウォルター (メル・ギブソン) は、長くうつ病を患っている。

ビーバーのパペット (腹話術に使う人形) を使うと、

話ができるが、それなしでは話せなくなってしまう。

そして、だんだん、ビーバーへの依存度が高くなり、

人格が分裂していく・・・。


ハートフルなファミリーものだと思っていたら、

後半、ちょっと ホラー映画みたいになった。

でも、一番怖かったのは、映画館に 「パペットセラピー」 の

パンフレットが置いてあったこと。

この映画を観た後に 「パペットセラピー」 は、

薦められないでしょ。


昨年の邦画 『ツレがうつになりまして。』 に続き、

夫がうつ病になる映画。

世の中にそれだけ うつの人が増えているということだろうか。


原題は、「THE BEAVER」。

なんとなく、原題のままの方が、怖くて、

映画のイメージに合っている。


★★★★☆





2012.7.2

上間綾乃

最近知ったシンガー、上間綾乃。

まずこれ聴いてちょうだい。

「アメイジング・グレイス」 ウチナーグチ (沖縄方言) バージョン



「悲しくてやりきれない」 ウチナーグチ・バージョン



なんでしょうね。

このグッとくる感じ。

沖縄方言で歌われると、また独特の味わいで降参してしまいます。

おまけに美人とくらぁ。

ぜひ、ライヴで体験してみたいな。


上間綾乃 プロフィール

 コメントがまた素晴らしい。





2012.7.3

言うべきことと言いたいこと

人間誰しも、言いたいことがある。

しかし、その言いたいことのほとんどは、

聞かされる相手にとっては、聞く必要のないこと。

仕事上で、報告する必要があり、話していると、

こちらが質問していないのに自分の考えを

喋り出す人がいる。

相手にとっては言いたいことなのだろうが、

こちらにとっては、その内容は、

ほとんど聞かなくても良いことであることが多い。

そのことに 「それは○○◇◇で・・・」 なんて答えだすと、

時間だけが費やされ、全く時間と労力の無駄になる。

なので、こちらの意識が高い時は、そのことを無視して

話せるが、時折まんまとわなにはまってしまうことがある。

さんざん、時間を費やした後、自分が引っかかったのを棚に上げ、

(なんで、この人はこちらが聞いてもいない意見を

話し出すのだろう。しかも何の前置きもなしに) と

たびたび感じていたのだが、先日、自分が全く同じことを

しているのに気がついた。

先方は、私に報告のために電話をくれたのだが、

その途中で、「それって、○○◇◇としか考えられませんよね」 と

私は 自分の言いたいことを無意識にしゃべり出したのだ。

その内容が、相手が 「なるほどそれは気がつきませんでした」 と

言えるほど、重要なことならまだしも、誰でも最初に思いつくことだけに、

言われた相手もきっと心の中で (そんなこと、分かっとるわい!) と

思ったかもしれない。

言った後で自分でも、(あ、余計なこと言うてしもた) と

気付いたが、時すでに遅し。

人のふり見て我ふり直せ、だな。

まだまだ修行が足りんのぅ。





2012.7.4

ディア・ハンター

「午前十時の映画祭」 と銘打って、映画ファンが選んだ

1950年〜1970年代の名作50本を全国25の映画館で

上映している。

今やっているのは、その第三回で、

有楽町のみゆき座で、『ディア・ハンター』 を

上映しているので、観てきた。

映画館で観られるのは、めったにない機会だからね。

『ディア・ハンター』 は、1978年のアメリカ映画。

ロバート・デ・ニーロ主演で、クリストファー・ウォーケン、

メリル・ストリープなど出演している。

当時のアカデミー賞の作品賞、監督賞、

助演男優賞 (クリストファー・ウォーケン)、音響賞、編集賞を

受賞し、主演男優賞 (ロバート・デ・ニーロ)、助演女優賞

(メリル・ストリープ)、脚本賞、撮影賞 でノミネートという

作品だ。

私は、ずい分前に観たのだが、あのロシアン・ルーレットの

シーンだけを覚えていて、ほかの事は印象になく、

始めから最後までちゃんと観たような気がしなかったので、

もしかしたら、テレビで放映された時にそこだけ観たのかも

知れない。

いずれにしろ、名作なので今回映画館で鑑賞することができて

良かった。

物語は、1960年代後半のアメリカ。

仲良しグループの3人がベトナム戦争に出征する。

そして、3人とも敵の捕虜になってしまう。

捕虜にロシアン・ルーレットをさせ、金を賭けるという

異常な世界で、人が変わってしまうという、

青春と戦争と狂気と友情の悲痛な物語。

今回観るまで、「Dear Hunter」 だと勘違いしていたが、

原題は、「The Deer Hunter 」 。

鹿のハンターのことだった。

本作、3時間以上あるのだが、今作ったら もっと短い作品に

なるだろうと思った。

現代は、それだけ、70年代より 先を急いでいるというか、

ゆっくりできなくなってきているように感じた。


テーマ音楽は、スタンリー・マイヤーズ作曲の 「カヴァティーナ」。

この曲、元々はピアノ用に書かれたものを、

ジョン・ウィリアムズがギター用にアレンジしたらしい。

ホントに美しく哀しいメロディだ。


ロバート・デ・ニーロは、若いときから渋い。


★★★★▲





2012.7.7

呉 善花 講演会 - 5

昨年の11月、今年の1、3、5月 に続いて、

5度目となる 呉 善花 (オ・ソンファ) 先生の

講演会に行って来た。

この講演会は、6回シリーズだった。

1回目を聴いてきた妻に 「面白いから行ったら?」 と言われ、

2回目から 6回目まで 行くことができた。

毎回、「日本人とは誰か」 について、興味深い、

おそらく他では中々聴けないであろう話を

聴くことが出来た。

今回のテーマは、日本文化のオリジナリティに

ついて。

一般的に 日本文化は、大陸から輸入されたものが多く、

オリジナリティがないと言われているが、

果たしてそうか。

確かに仏教や漢字など、大陸から来たものは多い。

しかし、今では、世界に受け入れられている日本発の

ものも多い。

カラオケ、マンガ、アニメ などはもちろん、

寿司に代表される日本料理、最近では、

さぬきうどん、サッポロラーメン、ふじりんごなんかも、

外国にあるらしいし、和牛 も 「WAGYU」 として、

人気があるらしい。

面白いのは、本物の和牛を輸入すると高いので、

オーストラリアの牛に和牛の遺伝子を植え付け、

和牛として育てて売っているらしい。

メイド・イン・オーストラリアの和牛だ。

もう、なんや分からん世界やな。


生け花は、日本のオリジナルだ。

西洋のフラワーアレンジメントとは、根本的に違う。

生け花は、自然と人間を分離しない。

ここでいう、自然とは、神のことでもある。

日本人は、自然を神として祀ってきた。

その自然 (神) を家の中に持ち込んだのが、

生け花の始まり。

だから、床の間に飾るんだ。

一方、西洋花は自然から分離した自己表現。

創造活動なのだ。

この、自然と人間を分離しないという根本は、

料理にも表れる。

あの小さな 鮎 を ヒレのひとつも損なうことなく、

焼いたり揚げたりし、まだ生きているかのように

泳いでいるかのように 盛り付ける。

そのために、器には川の流れの絵が描かれている。

そんな料理は、世界に日本だけだという。

この美意識、芸術、これらに現れる、

日本人にしか出来ないこと、それは何かというと、

「魂を入れること」 。

生け花にも、料理にも魂なのだ。


陶芸の職人は言う。

「土は生きている。触れば生きている土かどうか分かる」

鉄工の職人は言う。

「鉄と会話できないとモノは作れない」

そして、土や鉄などの材料は、

「使わせていただく」 ものだと。

土や鉄にまで、魂を入れてしまう日本人は、

それだけではなく、ありとあらゆるものに魂を入れる。

なので、針供養、包丁供養、人形供養などなど、

色んなものを供養する。

(最近では、ぬいぐるみ供養なんてのもある。)


自然 (神) と解け合って生きる精神。

これが、日本人のオリジナリティだ。

もう一度、それを思い出そうというのが、

この6回の講演の趣旨でもあったようだ。


偶然かも知れないが、今日、その講演会に向かう道で、

「いつか縁側のある家に住みたいな」 と、

昔、祖父母が住んでいた九州、宮崎のボロ屋を思い出しながら

考えていた。

縁側に座って、庭を眺めながら、お茶を飲んだり、

お酒を飲んだり、読書をしたり、昼寝をしたり。

縁側って、家の中と外のちょうど真ん中。

自然を家の中に取り込める最高の場所だ。

今日の呉先生の話を聴いて、その縁側のこととつながり、

自分の中の日本人DNA を再認識したのであった。


韓国、儒教社会では、外の物、つまり植物を家の中に

持ち込まないらしい。

やがて枯れる (死ぬ) ということとも関係あるのかもしれないが、

人間中心というのが理由のようだ。

日本人は、神 (自然) を家の中に持ち込んだのが、

生け花の始まりと聞いて、妻の山形の実家の中が、

ジャングルのようになっているわけが分かったような気がする。

あそこは、自然なのだ。





2012.7.11

長く続く組織

日経ビジネスON LINE で、面白い記事を読んだ。

GMOインターネット株式会社の代表取締役会長兼社長、

そしてGMOグループ代表の熊谷正寿氏 (48歳) のインタビューだ。

彼は、21歳の時に立てた 「35歳までに上場する」 という

目標を40日遅れで実現したという経歴の持ち主。

それだけでも凄いことだが、

浮き沈みの激しいネット業界で長く生き残っていることも、

大変なことなんだろう。

ちょうど仕事で使っている、GMOのソフトが、

近々更新の時期だったので、興味が沸いて読んでみた。

面白かったのは、世界には200年以上続いている会社が、

7000社ぐらいあって、そのうち3100社が日本の

会社らしいという話。

凄いよね、日本て。

世界一長寿の会社は、日本の金剛組っていう社寺建築の

会社で業暦1400年。

これは、テレビでも観たことある。

ところが、世界で一番長続きしている組織は、

会社ではなく、宗教だという。

そう言われれば確かにそうだ。

で、1000年以上続いている宗教を調べると、

5つの共通項があった。

1.同じものを読んだり歌ったりする。
2.定期的に一つの場所に集まる。
3.同じ形をとる (手を合わせる形など)。
4.同じものを身につける
  (キリスト教ならクロス、仏教だと数珠)。
5.みんなが強く信じている神話がある。


熊谷氏は、会社や商売を長く存続させるには、

どうしたら良いかを考えていて、この5つを組織に導入したら、

強くなっていくのではないかと考えたらしい。

特に5つ目の、神話がとても重要だという。

GMOの場合、熊谷氏の 「35歳で上場」 は、

強力な神話というわけだ。





2012.7.12

ミッドナイト・イン・パリ

昨夜、ウディ・アレン監督の 『ミッドナイト・イン・パリ』 を観た。

ウディ・アレンの作品って、観ているようで 実は観ていない。

改めて調べてみると、過去に観た ウディ・アレン作品は、

ショーン・ペン主演だった 『ギター弾きの恋』 だけだった。

さて、『ミッドナイト・イン・パリ』。

主役のギル (オーウェン・ウィルソン) は、

婚約者と一緒にアメリカからパリに旅行に来た。

そして、夜中に一人で 1920年代のパリに迷い込んでしまう、

という、ファンタジー。

1920年代のパリでは、コール・ポーター、ヘミングウェイ、

ピカソ、ダリなどと逢う。

もっと、色んな人出てきたけど、知らん人やった。

この映画、パリの歴史と それら登場人物のことを

知っていたら、かなり面白い作品なんだろうと思った。

作品の中では 知識人のことを皮肉っていたけど、

知識人向けの映画ってことやろか。


以下、ちょっとネタバレになるけど、

2000年代に 1920年代のパリに憧れていた主人公が、

1920年代に行くと、その時代の人たちは、

1890年代に憧れている。

1890年代に行くと、その時代の人たちは、

ルネッサンスの時代が最高だという。

そこで、主人公が決断することとは・・・。

ラストは、ありがちだが好き。


2012年アカデミー賞
最優秀脚本賞受賞
作品賞/監督賞/美術賞ノミネート


★★★★☆





2012.7.14

井上 銘

昨年10月に20歳で メジャーデビューした、

井上 銘 のライヴに行ってきた。

Blues Alley Japan (目黒) での

「デビュー・アルバム発売記念ライヴ」 から、

8ヵ月半ぶり。

今回のライヴ、Motion Blue の10周年記念ということで、

2002円という お得なミュージックチャージ。

しかも、入れ替えなしなので、たっぷりと楽しむことが

できた。

メンバーは、前回と同じく、

井上 銘 (g)、泉川貴広 (key)、若井俊也 (b)、柵木雄斗 (ds)。

彼は、この8ヶ月間もず〜っと、ライヴを続けてきたわけで、

21歳になって、ちょっと MC にも慣れてきた感じもあり、

少し たくましくなったような印象。

アルバム収録曲のほか、新曲を数曲演奏したが、

これがまた良い。

アルバムに収録された曲でも ソング・ライティングの

評判は高かったが、確かに。

早く、2ndアルバムを聴きたいものだ。

といっても、8月から米国ボストンのバークリー音楽大学に

留学するので、ニュー・アルバムは、もうちょっと先かな?

アメリカで揉まれて、また大きく成長することでしょう。

完全におっさん目線ですが。

年末には帰ってきてライヴをするようなので、

楽しみだ。


ギターは、D'Angelico の他に、数曲で Godin の Maltiac Jazz を使用。

残念ながら、Godin の音色はどうも好きになれなかった。





201.7.15



ああ、とうとう、暑なってきたなぁ。

今日は、明日のライヴのリハーサルだったが、

湿気が高いせいか、手がねちょねちょしてて、

ギター弾きづらかったよ。

おまけに Crews 君 (エレガット・ギター) の機嫌が悪く、

途中音が出なくなったり、ノイズが出たりと、

明日の本番を前に (どーすんねん) 状態だった。

実は、こっそり エレガット買い替え計画を立てているので、

そのことで、機嫌をそこねたのかな。

ごめんね、Crews 。

明日、本番の1時間だけ鳴ってね。

お願いします。


それにしても、この湿度。

日本の夏は、ギターに最悪。





2012.7.16

久しぶりのライヴ

今日は、2007年にレスリー・チャンのファンイベントで

初共演して以来、7回目となる マリアさんとのライヴだった。

会場は、四谷に今春オープンしたばかりの 「Doppo」。

チェリーズという素人ダンスチームの踊りとマリアさんの

歌で構成されるこのイベントも今回で5回目。

毎回、すさまじいウーマン・パワーに圧倒されている。

昨日書いたようにギターの調子が心配だったが、

今日は、何のトラブルもなく 鳴ってくれた。

今回は、マリアさんとだけではなく、

シンガー・ソング・ライターの中林さんとも演奏した。

中林さんとは、10年以上前に一緒にライヴを企画し、

出演したことがあるが、その時は別々だったので、

共演は初めて。

今回は 彼の渋い オリジナル曲を 2曲演った。


今年、初めてのライヴだったが、

出来は、自分としては、まあまあやな。

100点ではないけど、これが実力ってとこ。

けど、もうちょっと、上手くなれるやろ。





2012.7.18

MR.F

高校の同級生の F 君。

彼の転勤が、決まった。

9月からアメリカだ。

「高校の同級生」 と書いたが、実は高校時代 3年間、

彼とは一度も同じクラスになったこともないどころか、

口をきいたこともない。

念のため書いておくと、口をきいたこともないのは、

そういう機会がなかったからだけで、他に理由はない。

私の高校の同級生は、確か370名ほどいたと思うので、

その半分として、185人ぐらいの男子がいたわけだ。

中には、「こんなやつおったっけ?」 という人もいる中で、

一度もしゃべったことがないにも関わらず、

F 君は、なぜかしっかりと私の記憶に残っていた。

そのわけは彼の身体の大きさだけではないだろうと思う。

(彼は背が高く、大きく見える)


その F 君と親しくなったのは、今から6年前。

私の出身校である S 高校は、歴史の古い学校で、

東京にも卒業生が多いだけではなく、その同窓生の

東京支部もあり、年に一度、学年・年齢を超えた同窓生会が

東京でも開催されている。

その幹事は、毎年、各学年に持ち回りなのだが、

2006年の幹事が私たちの年代だった。

F 君は、その前からその東京支部総会に顔を出していたようで、

その年の幹事を引き受けることになった。

と、簡単に言うけど、東京で100人ぐらいのイベントの幹事だ。

しかも、案内状を出す人の数は、かなり多い。

そこで、彼は、東京在住ということで私に協力の手紙を送ってきた。

そんな、行ったこともない、イベントのボランティアをするほどの

余裕のない私は、返事も出さずに放っておいた。

奇しくもその年は、高校卒業25周年の年で、

大阪で私たち学年全体の同窓会が企画された。

こんなことを書くと、語弊があるが、私は積極的に

その同窓会に行きたかったわけではない。

しかし、事情があって、その大阪での同窓会に出席した。

行くか行くまいか、悩んでいる私に 「行きなさい」 と

妻が言ったことも一応書いておこう。(なんで?)


さて、その大阪の同窓会で F 君に会った。

覚えてないけど、軽く挨拶ぐらいしたと思う。

そして、私の期待・予想を裏切り、その同窓会は、

めちゃくちゃ楽しいものであった。

それは、ショックなほど。

あまり同窓会に積極的でなかった私の概念を

打ち破るほど。

東京に戻った私は、早速、F 君にメールを送った。

東京支部総会の協力の依頼に返事もしていないお詫びと、

「諸事情であんまり力になれないけど、当日は手伝います」 と

いう内容だ。

それから、F 君とは、数ヶ月おきに飲むような関係になった。

面白いもんやね。


そういうわけで、もし、同窓会への出席を躊躇している

人がいたら、迷わず出席することを推選する。

皆さんは、どうか分からないが、私が同窓会に出席したくなかった

理由を振り返ると、全くくだらないことで、そんなこと、

誰も興味のないことだったと思う。

そして、一人ぐらい、会ってみたい人もいるでしょう?

その人が、出席するかどうかは、行ってみないと分からないけど。

ほんでね、別に会いたいとも思わなかった人と会って、

思いもよらない新発見もあったりするのね。

昨年、5年ぶりに 卒業30年目の大阪での学年同窓会に

出席した時のことを、ここここ に書いている。


話を戻そう。

その F 君が、ニュージャージーに転勤する。

聞けば、最近マイホームを買ったところだと言う。

転勤の気配がないので、マイホームを購入したとたん、

(とたんではないやろけど) 転勤が決まるという話は、

サラリーマン業界では珍しくないらしい。

一説によると、マイホームを購入したということは、

何十年かのローンを抱えているわけで、そうすると、

会社から見ると 転勤させても、会社を辞めない という風に

見られるから、というわけだ。

しかし、そんなことを理由にF 君が、会社のええように

使われているという風には私は思っていない。

彼の場合は明らかに栄転で、マイホーム購入は、

むしろ会社側の安心要素だと思っている。

アメリカは3年間の予定らしい。

高校生の娘さんたちには、その後の人生に大きく影響する、

とても貴重な経験となるであろう。


彼が、在米中になんとか遊びに行きたいもんや。





2012.7.22

免許更新と下北沢と中林さんライヴ

今日は、鮫洲の試験場に車の免許の更新に行った。

私は、5年間無事故無違反だったので、

優良運転者ということで、30分の簡単な講習のみで

更新を終えた。

東京都では、昨年51,477件の交通事故が起きており、

事故から24時間以内に215名、30日以内だと、

274名の方が亡くなっており、これは、全国ワースト2位らしい。

ハンドルを握る際は、充分気をつけて運転しよう。


さて、18時から下北沢で、中林さんのライヴだったのだが、

思ったより、免許更新が早く終わったために時間が

余ってしまった。

せっかくなので、下北沢の町を撮影して歩いた。

下北沢は、久しぶりだったが、面白い街だ。

一部 駅前を開発しているが、あんまりキレイに

なって欲しくないなぁ。












  Barの看板
  エビスはありません。アサヒはあるけど



中林さんとは、先週共演させていただいたばかりだが、

彼のライヴをお客さんとして聴くのは初めて。

ハコは、下北沢の モナ・レコードというライヴ・ハウス。

あい変らず、渋い声を聴かせてくれた。





2012.7.23

ギター・カスタマイズ

今日は、マニアックな話題。

昨年、8月ネット・オークションで入手した、

YAMAHA のセミアコ・ギター、SA。

詳しいことは分からないが、どうも30年ぐらい前の

ギターのようで、ブリッジは錆び付いており、

テイルピースのメッキも剥げてきていた。

所有している Byrdland に比べると、音色は、

ややダークな感じだった。

ブリッジは交換するしかない、と思っていたが、

どうせだったら、あちこち替えてしまおうと、

このたび、ブリッジ、ストップ・テイルピース、ペグ、

そして、ピックアップを両方とも交換した。

ブリッジ、ストップ・テイルピース、ペグは、Gotho。

ピックアップは、フロント、リアとも、SEYMOUR DUNCAN の

ANTIQUITY HUMBUCKER を採用。



写真をご覧いただければ分かるが、

テイルピース、ブリッジはピカピカだが、

ピックアップは、渋い色だ。

ANTIQUITY という名前の通り、これはエイジング加工が

してあるのだ。

ちょっと、予算オーバーだったが、ええ感じに仕上がってきた。

そのうち、本番でお披露目しよう。





2012.7.25

石田長生
“Kanreki” Birthday Special LIVE!!


石やんこと、石田長生 (いしだおさむ) の

還暦バースデイ・ライヴに行ってきた。

@ブルース・アレイ・ジャパン (目黒)

石やんは大阪出身のギタリスト。

私は若い頃、彼のギターが好きで、

「THE VOICE&RHYTHM」 や

「ROCKIN’TAMAGO」 のライヴを観に行ったものだ。

その後、石やんはChar と 「BAHO」 を始めたので

「BAHO」 でも何度か観ているが、

ナマで観るのは、ずいぶん久しぶり。

今日は2部制で、1部は、石やんと交流のあるミュージシャンが

石やん抜きで演奏し、石やんは、かなり後半に登場した。

主に石やんの書いた曲を歌うという構成で、

三宅伸治、藤井裕、上田正樹、金子マリが、彼の曲を歌った。

中でもキー坊 (上田正樹) の歌った、

「BROTHERS AND SISTERS」 が良かった。

ずい分久しぶりにキー坊の歌をナマで聴いたが、

素晴らしかった。

サプライズで プロレスラー鈴木みのるの登場後、

ようやく石やんが登場。

ケーキが出てきたりした後、

Char と マック清水 と3人で BAHO コーナー。

「Uncle Jack」 と 「Smocky」。

「Uncle Jack」 では、「Jack」 を石やんの名前、

「おさむ」 の 「Sam」 に替えて歌ってた。

1部のメンバー
 石田長生 (gt)
 Char (gt、vo)
 三宅伸治 (gt、vo)
 藤井裕 (b、vo)
 上田正樹 (vo)
 金子マリ (vo)
 マック清水 (perc)

そして、2部は、まず石やんのギタートリオで演奏開始。

「Round About Midnight」 と 「Crazy Love」。

メンバーは、
 石田長生 (gt、vo)
 清水興 (b)
 ロジャー高橋 (dr)

そのあと、石やん&キー坊のデュオで

「Georgia On My Mind」

石やん&金子マリのデュオで、大塚まさじが歌ってた曲

(曲名失念)。

その後、またChar や キー坊達が登場した。

中でも印象的だったのは、キー坊が歌った

「 I Can’t Turn You Loose」。

先日、Char 、増尾好秋、中牟礼貞則、

渡辺香津美 の4人で演奏しているのを観て、

「最初で最後でしょう」 と書いたが、

今日のこのメンバーによる 「 I Can’t Turn You Loose」 も

最初で最後じゃないかな。

 上田正樹 (vo)
 石田長生 (gt)
 Char (gt)
 三宅伸治 (gt)
 藤井裕 (b)
 清水興 (b)
 ロジャー高橋 (dr)
 金子マリ (cho)
 マック清水 (perc)

特に Char とキー坊の組合せは、あんまりないでしょう。

そして、後半、サプライズ・ゲストで山崎まさよしの登場。

皆で、「The Weight」 を歌ったあと、

山崎は、「Superstition」 を歌った。

ラストは、石やんの 「ハピネス」。

アンコールは、石やんと藤井裕のデュオで、

「枯葉」 を決めた後、再び Char の登場。

そして、Char の息子の Jesse をステージに呼び、

また、全員がステージに。

(なぜか、キー坊だけ呼ばれてたのに

出てこなかった。)

Jesse の歌も初めてナマで聴いたが、

あのラップ、素晴らしいね。


いやぁ、値打ちのあるライヴだった。

私は、立ち見だったため、待ち時間、休憩時間を

入れると4時間半、同じところに立ちっ放しで、

かなり足が痛かったけど、それでも、良いライヴだった。

特に若い頃よく聴いていた、上田正樹、石田長生、

Char が、一緒に演奏しているのを観るのは、

込み上げるもんがあったね。


影響を受けたミュージシャンたちが、皆、還暦を迎えていく。

知らん間に年を重ねている。

気がつけば、私もあと2週間ほどで、50歳だ。

なんか・・・すごい。





2012.7.27

土用の丑の日

今日は、土用の丑 (うし) の日。

土用の丑の日が、どういう意味かは よく知らないが、

暑い夏を乗り切るために日本では 鰻を食べる習慣がある。

2、3日前にうな重を食べたので、今日は、

食べなかったが、コンビニ (ローソン) で、

1,980円のうな重を売っているのを見かけた。

コンビニ と 1,980円の弁当に違和感があった。

果たして売れるのだろうか。

2,000円出せば、お店でもうな重の並か、

うな丼ぐらい食べられるだろう?

コンビニで買うなら、お店で焼きたてのうな丼かうな重を

食べたいと思うのだがどうだろう。

(大きなお世話だ。)





2012.7.28

LARRY CARLTON QUARTET

ラリー・カールトンのライヴに行ってきた。

@ ブルー・ノート東京。

今回は、13日間の日本ツアーで、

北海道、東北を周り、今日が東京の初日。

その 2nd ステージだ。

このツアーでは、あのフュージョン全盛時の

『夜の彷徨(さまよい)』 (’77年)、『ストライクス・トワイス』

(’80年)、『夢飛行』 (’82年) 収録ナンバーから

演奏するということで、楽しみにしていた。

メンバーも豪華。

ラリー・カールトン (ギター)
グレッグ・マティソン (キーボード)
エイブラハム・ラボリエル (ベース)
キース・カーロック (ドラムス)

ブルー・ノートの自由席は、当日受付の整理番号順の

入場となる。

以前は、良い席に座るため、早くから並んだこともあったが、

最近、特に一人で行くときは、開演時間近くに行き、

テーブルはないが、ステージ正面通路に椅子を

出してもらい、観ることが多い。

目の前を店員が行ったり来たりするが、

意外と気にならない。

今日もそのつもりで、開演15分ぐらい前に行ったら、

ステージの真横の席に案内された。

こんなところに座ったら、グレッグ・マティソンの背中ばかり、

見ることになる。

ステージ正面通路は、満席だと言う。

それなら、立ち見の方がましだと思ったので、

「立ち見にしてください」 と申し出た。

「こちらでお待ちください」 と、案内されたところで

待っていると、その店員がやってきて、

「立ち見も一杯です。プラス1000円で指定席が

1つだけ空いていますがいかがですか?」

というので、迷わずそこに座ることにした。

立ち見も一杯とは、すごい人気やね。

案内されると、ステージの真ん中正面のめちゃくちゃ

良い席ではないか!

これは、ラッキーだった。


さて、演奏の方はというと、まず、ラリーが一人で

登場し、美しいバラードをギター・ソロで演奏。

そして、「Room335」 のイントロを弾きながら、

メンバーを一人ずつ紹介しながら、ステージに上げた。

私の好きな 『夜の彷徨』 からの選曲が多く、

リラックスしていて、素晴らしい演奏で大満足。

欲を言えば、『(It Was) Only Yesterday』 も聴きたかったな。

アンコールは、『夢飛行』 から 『Sleepwalk』。

ギターは、もちろんギブソンの ES-335。

数曲でフェンダー・ストラトキャスターを使用。

ああ、やっぱり 335 欲しいなぁ。





ちなみに、キーボードのグレッグ・マティソンは、

『夜の彷徨(さまよい)』、『ストライクス・トワイス』、

『夢飛行』 のレコーディング・メンバー。

ベースのエイブラハム・ラボリエルも

『夜の彷徨(さまよい)』、『夢飛行』 の

レコーディング・メンバーだ。

(『ストライクス・トワイス』 のベースは、

ロハ゛ート・”ホ゜ッフ゜ス” ホ゜ッフ゜ウェル。

ドラムは、『夜の彷徨(さまよい)』、『夢飛行』 が、

ジェフ・ポーカロ、『ストライクス・トワイス』 が

シ゛ョン・フェラーロだった。)





2012.7.29

堺正章 と クレイジーケンバンド

一度は、体験してみたいな、と思っていた、

クレイジーケンバンドのライヴに行ってきた。

しかも会場は、大きなハコではなく、ビルボード・ライブ東京だ。

おまけに今日は 「堺正章 と クレイジーケンバンド」 だ。

この公演は、大阪1日 (2公演)、東京1日 (2公演) の

貴重なライヴ。

たま〜に、「これは絶対面白いやろ!」 というライヴがある。

これは、正にそういうライヴだと思った。

クレイジーケンバンドは、ちゃんと聴いたことはなかったが、

なんとなく、“ええ感じ” だけは知ってた。

今回、予習も兼ねてベスト盤をレンタルし聴いてみたが、

R&B,ソウル・ミュージックと歌謡曲を合わせたような、

結構 私好みなサウンドだった。

そして、私の中では、昭和歌謡の名曲だと思っている、

『さらば恋人』、『街の灯り』 の堺正章との共演だ。

ますます、期待が高まり、楽しみにしていたライヴだった。

チケットは、即ソールドアウトということで、プレミアム度も高いしね。

さて、演奏はというと、バンドが登場し、

『 I Can’t Turn You Loose』 で横山剣とマチャアキを

ステージに招き上げた。

そこから、『Hold On I’m Coming』、

『When Something Is Wrong With My Baby』、

『Unchain My Heart』 と、R&B が続く。

マチャアキの歌が良い。

その後、クレイジーケンバンドのコーナーがあり、

再びマチャアキ登場。

昭和歌謡のメドレーのあと、『さらば恋人』。

いやぁ、やっぱりご本人の歌をナマで聴けるのは良いねぇ。

アンコールも入れると、1時間40〜45分ぐらい

やったけど、結構、喋りが長かった。

マチャアキが、喋る喋る。

この人、喋りたい人だから、今のような仕事してるんだな、

と思った。

でも、歌も素晴らしかったので、音楽活動ももっとして欲しいな。

クレイジーケンバンドは、総勢12名。

マチャアキを入れて、13名がステージにいた、

豪華なステージでした。

ほんで、剣さんって、カッコええ。





2012.7.30

柔 道

オリンピックの柔道を観ていると、思い出すことがある。

私が小学1年生の時、テレビで ドラマ 『柔道一直線』 が

始まった。

原作は、梶原一騎、主演 (一条直也) は、桜木健一。

他に、高松英郎や 吉沢京子がレギュラーで出演していた。

詳しいことは覚えていないが、近藤正臣が、

やはり柔道の選手として出演していて、

ピアノの鍵盤の上を足の指先で、演奏しながら、

軽やかに動くシーンが印象的だった。

というのも、(私の記憶が間違っていなければ)

そのシーンでは、近藤の柔道着がはだけており、

子供心に何かがカッコ悪く、笑っていた覚えがあるのだ。

一条直也は、当時7歳の私には最高にカッコ良く、

ぜひ、柔道を習いたいと思った。

で、父母と柔道場を探して歩いた覚えがあるが、

結局、私の住んでいた町に、柔道場はなく、

似たような道着でやっていた、合気道の道場しかなかった。

当時の私には、合気道と柔道の違いなど分かるわけなどなく、

ただ、「柔道と違う」 ということが、私のモチベーションを

下げた。

結局、合気道は習わず。

確か、柔道を習うためには、電車に乗って通わなければ

ならなかったが、小学1年生にはそれは、ハードルが

高すぎたのだろう。

あの時、もし、近くに柔道場があったなら、

間違いなく習っていただろう。

そうだとしたら、私の人生は違うものに

なっていたのだろうか・・・。

柔道場に通いながら、自分の運動神経のなさ、勝負の弱さに

苦しんだのだろうか・・・。

そう思うと、近くに柔道場がなくて良かったと思う私は、

ヘタレか?


ちなみに 『柔道一直線』 では、

「地獄車」 だとか、「真空投げ」 だとか、あり得ない技で

勝負を決めており (『巨人の星』 のダイリーグ・ボール

みたいなもの)、 もの心付いて実際の柔道の試合を観て、

がっかりした覚えがある。


さて、ロンドン・オリンピック。

私は、詳しくないが、チラッとテレビで観た

女子柔道57kg級の 松本 薫を 応援するよ。

なんでしょう、この野生感。

ぜひ、メダルを獲って欲しい。

そして、私の果たせなかった夢をぜひ実現してくれ! (意味不明)





2012.7.31

祝 金メダル

昨日、「応援するよ」 と書いた松本 薫が

金メダルを獲った!

おめでとう!

私の応援が届いたのだろうか。

いや、実は、その瞬間は酔っ払って寝ていたんだけど。



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