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 2018年 MUSIC
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2018.1.3

知れば知るほどに 知らない

最近、チェックしているブログに
「JAZZ GUITAR BLOG」がある。
書いている方の詳細は分からないのだけど、
ギターが大好きで、音楽(JAZZ)や練習方法に
明るくて、練習熱心で、英語が出来て、
ユーモアのある方のようにお見受けする。

その「JAZZ GUITAR BLOG」で、
紹介されていたのだが、
フレッド・フリス (Fred Frith) という
ギタリスト(?)の演奏が衝撃だった。

この10年間ぐらいで、
「演奏」というものに対する
私の既成概念を壊してくれた
プレイヤーが、何人もいる。
例えば、上原ひろみ、
トミー・エマニュエル、
ヴィクター・ウッテン、
カート・ローゼンウィンケルなど。
彼らは、目の前で、
私が知っているつもりになっていた
その楽器と奏法の概念をぶち壊し、
可能性を広げる演奏を聴かせてくれた。

フレッド・フリス の動画を観た私は、
また違った意味で、
「私はギターのことを知らないんだ」
と思わせてくれるに十分だった。



[ 引用元 ]
フレッド・フリスと、エレクトリック・ギターのありうる姿





2018.1.5

私が殺したリー・モーガン
I CALLED HIM MORGAN


「ジャズ史上最悪の事件、
天才トランペット奏者リー・モーガン
殺人事件の真相」というコピーのついた、
ドキュメンタリー映画
『私が殺したリー・モーガン』を観てきた。

リー・モーガンのことは、名前ぐらいで
ほとんど知らなかったのだけど、
一応、映画を観る前に代表作のアルバム
『The Sidewinder』を聴いてみたら、
「ああこの曲("The Sidewinder")の人!」って
感じで、耳馴染みのある音だった。

原題は「I CALLED HIM MORGAN」。
「私は、彼をモーガンと呼ぶの」と言ったのは、
1972年に彼を拳銃で撃ち殺した、
内縁の妻 ヘレン・モーガン。
彼女は「リー」と呼ぶのがイヤだったようだ。

リー・モーガンは、子供のころから
神童と呼ばれるほどのプレイヤーだった。
16歳で、ディジー・ガレスビーのグループに入り、
その後、アート・ブレイキー & ザ・ジャズ・
メッセンジャーズ で活躍する。

才能に恵まれ、素晴らしいスタートを
切ったにもかかわらず、ご多聞にもれず、
ドラッグにおぼれてしまう。
ある夜には、部屋履きのスリッパで
クラブに現れたという。
ドラッグ代の為に靴を売ってしまったのだ。

そんなリーを救ったのがヘレンだった。
ミュージシャン仲間の
「ヘレンが、リーを泥川から救った」という
言葉があったけど、ヘレンはリーを
アーティストとしてだけではなく、
人間としても救ったわけだ。

ヘレンとの始まりの頃、リーは
真冬のニューヨークでコートも
持っていなかった。
コートは、質に入っていたのだ。

そんなどん底のだったリーを支え、
マネージャーもやり、第一線に
復帰させたのは、ヘレンの功績であることを
この映画を観れば誰も疑わないだろうが、
実は世の中ではあまり知られていない。
リーを殺したのがヘレンならば、
リーを救ったのもヘレンであることを
監督のカスパー・コリンは、
伝えたかったようだ。

映画の途中までは、なぜヘレンがリーを
殺すのか全く分からない。
でも、こういうストーリーは
大体 決まっていて、
ヘレンとリーの場合も同じこと。
そう、リーの気持ちが別のオンナに向いたのだ。
それは仕方のないことかも知れない。
でも、リーがもう少し利口な人だったら
殺されずに済んだに違いない。
リーはあまりにもヘレンを大切に扱わなかった。
とっても恩のある人なのに。
そして、ヘレンも一瞬、自分を見失った。
とっても優しい人だったのに。

ヘレン自身、ずいぶん後悔し
苦しんだであろうことは、彼女の息子
(ヘレン13歳!の時の子供)の
言葉からも推測できる。

この映画を作るにあたり、
とても重要なヘレンのインタビューが、
彼女の死の1ケ月前(1996年だったと思う)
というのも興味深い。
インタビューはまだ途中だったのだけど、
まるでいつかその内容が、
世の中に出ることを望んでいたかのようだ。

リー・モーガン、享年33歳。
生きていれば、今年80歳。
健康でいれば、もしかしたら
現役だったかもしれない歳だ。

演奏シーンでは、ディジー・ガレスビーや
アート・ブレイキー & ザ・ジャズ・
メッセンジャーズも映る。
若き日のウェイン・ショーターなども。
インタビューは、リーが殺されるきっかけにも
なった元ガールフレンドや、ヘレンの長男、
リーと共演していたミュージシャンが数人。
いずれもジャズ界の大物なのだろうけど、
私は、ウェイン・ショーターぐらいしか
分からなかった。

内容とは関係ないけど、
最後に映る演奏シーンは、
1960年代だと思うが、
ピアノが YAMAHA なのには驚いた。
そんな頃から、YAMAHA ピアノは
アメリカで使われていたんだ。

この映画のことをちょうど知った頃に
Ben Williams の "State Of Art" という
アルバムをレンタルした。
アルバムの3曲目は、
"The Lee Morgan Story" という
Rap の入った曲だった。
おまけに、ライヴで "Moanin" という曲を
演るので1958年のオリジナル、
Art Blakey & The Jazz Messengers の
"Moanin" を聴いておこうとチェックしたら、
なんとトランペットが、リー・モーガン!
来よるんです、こういう偶然が。
ああ、もうこの映画観るしかない、と
思ったのでした。


★★★★▲


リー・モーガンのことを調べていたら、
最初の奥さんが Kiko Yamamotoという
日系アメリカ人女性だったという記事を発見。
映画を観てからこの記事を読むと、
大変興味深いぞ。

日系Lee Morgan夫人のこと


私が殺したリー・モーガン オフィシャルサイト

めっちゃカッコええ Lee Morgan のソロ




デヴィッド・T.ウォーカー
David T. Walker


デヴィッドを観るのは、もう何度目か
分からないほどなのだが、
前回観たのは、2016年7月29日の
Marlena Shaw の LAST TOUR IN JAPAN。
これは、名盤 “Who Is This Bitch Anyway?” の
レコーディング・メンバー(全員ではないけど)に
よるライヴで、私は2010年にも観に行ったが、
2016年のツアーは、「LAST TOUR」と
謳われたツアーで、素晴らしい演奏だった。

現在 76歳のデヴィッドの今回のツアーは、
ここ数年と同じメンバーで、
東京が今日と明日、大阪が8日(月)の
合計3日間6公演。
その初日の2nd ショーを観てきた。

ちょっといつもより空席の目立つ印象で、
お客さんもとても大人しかった。
いつもなら、誰かが歓声をあげるであろう
場面や、拍手が起きるような場面でも、
静かに静かに聴いている。
周りを見渡すとけっして退屈しているような
風ではないのだけどね。
私も「イェ〜」とか言うけど、
ステージに届くほどの大きな声ではないので、
人のことは言えないけど、やっぱり、
声がかかる方が、プレイヤーも嬉しいだろうし、
ライヴ自体は盛り上がるよな。
今日も、後半になってお客さんの声が
少し出てきてたけど。

さて、演奏の方は、今までより
まろやかになったという印象。
けっして枯れてきたという感じじゃない。
より、熟成が進んで、どんどん角が取れて
円熟味が増したというのかな。
もともと、David の演奏には
そんな角なんてなかったように思うけど。

曲は、ビートルズの "Eleanor Rigby" に
始まり、"Street Life"、"Love's Theme"、
"Lovin' You"、"What's Going On"、
"Soul Food Cafe" などなど。

デヴィッドのギターは、一昨年の
「BAND OF PLEASURE - Reunion -」から
使っていたブルーの「Custom 'Baby Byrd'」
ではなく、その前に使っていた
ジョン・カラザースのギターに戻っていた。
ジョン・カラザースの方が、
使いやすいのかなぁ。

いつもとっても嬉しそうに演奏する
ドラムのレオン・ンドゥグ・チャンクラー。
今日は、登場するなり、
痩せていてビックリした。
何か病気でもしたんだろうか。
心なしか笑顔もいつもより
少なかったような気がする。
時々、満面の笑みで叩いてたけど。
それからバイロンのベース・ソロが
増えたような気がする。
この人、練習してそう。


[ MEMBERS ]
David T. Walker (Guitar)
Jeff Colella (Piano, Keyboards)
Byron Miller (Bass)
Leon "Ndugu" Chancler (Drums)

@ Billboard LIVE TOKYO
2nd Show




デヴィッドは、本当にいい人だ。
この Tシャツ 1,500円だもの。



[ David T. Walker 関連エントリー ]
2016.7.29 Marlena Shaw LAST TOUR IN JAPAN
2016.1.16 "BAND OF PLEASURE" - Reunion - 2回目
2016.1.14 "BAND OF PLEASURE" - Reunion -
2015.8.3 David T. Walker plays "MOTOWN CLASSICS"
2014.7.9 David T. Walker tribute to Marvin Gaye
2014.2.28 Larry Carlton & David T. Walker
2013.2.25 David T. Walker
2010.7.26 LEGEND
2009.12.14 David T Walker
2008.11.22 至福のとき
2007.12.17 Peaceful Music





2018.1.7

SIMON PHILLIPS "PROTOCOL W"
featuring GREG HOWE, ERNEST TIBBS
& OTMARO RUIZ

サイモン・フィリップスのユニット、
「プロトコル」。
昨年、その第4弾アルバム、
"PROTOCOL W" が発売されたが、
前々作(2014年)、前作(2015年)から
メンバーが変わった。
ギターが、アンディ・ティモンズから
グレッグ・ハウに替わり、キーボードが、
スティーヴ・ウェインガートから
オトマロ・ルイーズに替わった。
ベースは、アーネスト・ティブス のまま
変わらず。

今日は、その新メンバーでのライヴ。
ブルーノート東京で、一昨日から今日までの
3日間6公演の最終公演を観てきた。

ギターは、アンディもグレッグも
どちらも超上手いので、
聴いていて楽しいのは違いないけど
どちらかというとアンディの方が、私の好み。
なんだろう、アンディの方がちょっと
クラシックロックの匂いがする感じ。
グレッグのギターは、ちょっと
私には新しいハードロックな印象だ。

1曲目 "Nimbus" で、
イントロは、ちゃんと弾いていたのに
テーマに入った途端、何が起こったのか、
4小節ほどで弾くのをやめたグレッグ。
どうもチューニングがOKでは
なかったようで、チューニングしている間、
ギター抜きで曲が進行するという
レアな状況になった。
他の3人は、全くそのことに
動じていない様子。

それも含めて、一流のアンサンブルは
こうなんだなという印象。
もう、気持ち良いほどキメが決まる。
曲は、"PROTOCOL W" から。

そして、前回(2015年)も感じたけど、
けっして派手ではないベースの
アーネストとサイモンのコンビネーションの
気持ち良さ。
一体感を超えて、一体。
このバンドは、この2人のバンドだと
感じるほどだった。

それにしても、これほど7拍子や
9拍子を自然に演奏できるのは
なんなんだろう。
聴いていて、変拍子の違和感がない。
おそらく彼らにとっては、
4拍子や3拍子と同じレベルなんだろうな。
サイモンは、たぶん拍子なんて
数えていないんだろう。

アンコールなしの80分ほど。
素晴らしかった。


[ MEMBERS ]
Simon Phillips (ds)
Greg Howe (g)
Ernest Tibbs (b)
Otmaro Ruiz (key)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





[ プロトコル関連エントリー ]
2015.6.19 SIMON PHILLIPS “Protocol III”
2014.5.31 SIMON PHILLIPS "Protocol II"


(追記)
Blue Note の LIVE REPORTS





2018.1.11

和田 明
King Trio “Birthday Special” Band Set


和田明、初の Motion Blue での
ライヴに行ってきた。
ほとんど満員の大盛況!

1st show の1曲目、スタイルカウンシルの
曲をジャズ・アレンジした
『My Ever Changing Moods』 に始まり、
2nd show、そして、アンコールの 『虹職人』
(オリジナル曲)まで、正味2時間以上
あったと思うけど、あっという間のライヴだった。

さる4日に30歳になった、
明のバースデイ・ライヴということで
途中、メンバーからのサプライズ・
プレゼントもあったりして、楽しいライヴだった。
今日は、ご両親も鹿児島から
いらっしゃってたらしい。
それにしても、30歳にしては、
貫禄あり過ぎちゃうか〜。

曲は前述の2曲の他『My Foolish Heart』、
『Close To You』、『Skylark』、
『Moanin'』、『Love For Sale』、
『This Masquerade』、『小瓶の中の平和』、
J-POP からは、『接吻』(オリジナルラブ)、
『カルアミルク』(岡村靖幸)、
『エイリアンズ』(キリンジ)、
オリジナル曲 『猫の街』、『おかえり』、
『スニーカーは似合わない』など。
ジャズ、ロック、ポップスとジャンルを超え、
何を唄っても結局、和田明ワールドなのでした。


[ MEMBERS ]
和田 明 (vo)
井上 銘 (g)
山本 連 (b)
成田祐一 (key)
秋元 修 (ds)

@ Motion Blue (横浜)







2018.1.12

KURT ROSENWINKEL
“BANDIT 65”

featuring TIM MOTZER & GINTAS JANUSONIS


カート・ローゼンウィンケルのプロジェクト、
「バンディット65」の日本初公演。
コットンクラブ、3日間6公演の
2日目 2nd show を観てきた。

ツイン・ギターにドラムスという
珍しいトリオ。
カートは、途中キーボードも弾いた。

1曲目、サスペンス映画の SE(効果音)の
ようなサウンドで始まった。
いわゆる「音楽」という感じではなかったが、
気が付いたら、「音楽」になっていた。
数曲のメドレーだったのだろうか、
色んな変化を経て、曲が終わり、
拍手をしたのは、始まってから
約45分経っていた。

ギター的なサウンドもないわけではないが、
2人ともギターというよりは、
まるで電子音発生器のような使い方。
う〜む、これはもはやジャズ・ギターとは
呼べないのではないか。
リズムは、フリーだったり、
ロックだったり、ある時はレゲエだったり。
始まった時は、ベースが欲しいなと
思ったけど、途中から低音の不足も
感じなくなった。

カートのギターは、Westville Guitars。
Made in Japan です。
もう一人のギタリスト、ティム・モッツァーは、
デヴィッド・シルヴィアンとかと共演していた
人らしい。
ギターは、ゴダン。
ほとんど素直なギターの音はなかったので
未確認だがナイロン弦のモデルに感じた。
シンセ音も使い、しょっちゅう足元の
コントロールをいじっていた。

普通のフォーマットで演るのに
飽き足りなくなると、
こういう世界に入っていくんだろうな。
これが最新、最先端のインプロヴィゼーションと
いうことか。
ライヴは面白いけど、CD では
たぶん長く聴けない感じ。

来週 “BANDIT 65” は、イギリス、フランス、
ベルギー、ドイツとヨーロッパを周る。

コットンクラブ、ロビーに展示されていた
Westville Guitars。



カートは、真ん中のダブルカッタウェイの
タイプを使用。


[ MEMBER ]
Kurt Rosenwinkel (g,electronics)
Tim Motzer (g, guitar synth, electronics)
Gintas Janusonis (ds,per,circuit bent toys)

@ Cotton Club
2nd show




- Bandit 65 - Live @ Blue Note Milano





2018.1.18

桑原あい×石若駿
"Dear Family"


いやぁ〜ええもん観せてもろた。
間違いなくこれからの日本のジャズの
中心に人物の一人になるであろう、
(いや、もうなっているのか)
桑原あい と 石若駿 のデュオを観てきた。
ピアノとドラムのデュオだ。

何曲目かで、音楽にではなく、
彼ら2人の存在に感動したよ。
その演奏している姿に。
もう人間を超えて、音楽と音楽の
カンバセ―ションとでも言おうか。
言葉ではうまく表現できないけど。

石若のドラムを聴くのは、
2回目だったけど、
ホンマに素晴らしいね。
桑原は、石若のことを
「こんなに色彩豊かなドラムを叩く人を
他に知らない」と言っていたけど、
「色彩豊か」という表現は言い得て妙だ。
まず、柔らかい。
ドラムの音が柔らかいのだ。
そして、繊細とは感じさせない細やかな歌心。
「繊細と感じさせない」というのは、
自然であるということだ。
石若のドラムだけを観ていても
全く飽きないような演奏。

そして、昨年はスティーヴ・ガッド
& ウィル・リー とのトリオで
素晴らしい演奏を聴かせてくれた
桑原のピアノ。

昨年11月にこのデュオで
『Dear Family』という CD を
リリースしたのだが、
ライヴは、今日が初めてだという。
そして、次がないかも知れないという。
いやいや、もっと演って欲しいな。
1日だけなんてもったいないよ。
今日のライヴだって、CD か DVD に
して欲しいぐらい。
でも、やっぱり ライヴが一番。
CD は、出来上がっているけど、
ライヴは今まさに目の前で音楽が
創作されているのだ。
そりゃ〜その現場に立ち会う方が、
録音を聴くより、数倍スリリングで、
エモーショナルで、感動的。
CD も良かったけど、ライヴを観た後に
CD を聴くと面白いことに聴こえ方が違うぐらい
ライヴは素晴らしい。

若者の音楽にこんなに感動するなんて
おじさんは嬉しいよ。
超満員でした。

[ MEMBERS ]
桑原あい (p)
石若駿 (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




桑原あい×石若駿 - 「ディア・ファミリー」(TV Version)


[ 関連エントリー ]
2013.9.8 TOKYO JAZZ 〜 JAZZ HERITAGE 〜
2016.6.27 石若駿クリーンナップ・トリオ
2017.6.24 AI KUWABARA with STEVE GADD & WILL LEE


(2018.2.7 追記)
ブルーノートの "LIVE REPORTS" に
セットリストが掲載されたので記しておく。

2nd show SETLIST
1. Idea for Cleanup〜Great U’s Train
2. Andy and Pearl Come-Home
3. Family Tree
4. Improvisation〜Saturday Come Slow
5. Dog Dosen’t Eat Dog
6. Dear Family
Ec1. Sunday Morning





2018.1.24

栗コーダーカルテット

何の番組だったか
もう覚えていないのだけど、
ちょっと前にテレビ番組の
BGM にリコーダーとウクレレの演奏が
使われていた。
聞き覚えのあるメロディで、
良く聴いていると、なんと Deep Pueple の
"Highway Star" だと気付いた。

調べてみると、演奏しているのは
「栗コーダーカルテット」という
日本人グループ。
リコーダーの4重奏も演るけど、
もともとリコーダー以外の楽器が
専門の人たちで、4人とも複数の楽器を
演奏するようだ。

高校生の頃、コピーにトライしたけど、
中途半端にしか弾けなかった、
リッチー・ブラックモアのギター・ソロ。
あんなにスピード感のある演奏が、
なんとも言えない味のメロディに
化けている。

『ハイウェイ・スター』

ギター・ソロんところ、
もう耳について離れない。
凄いわ、これ。

他にも、あります。

『帝国のマーチ (ダース・ベイダーのテーマ)』
『ジョーズ』
めっちゃおもろい!

CD 聴いてみたけど、凄いわ。
何かが頭の中で崩れていくのが分かる。

『I Can't Turn You Loose
リコーダーで演ろうと思うのが凄い。

『ボヘミアン・ラプソティ』も素晴らしいのだけど、
YouTube には見つからなかった。

聴いてると、なんかリコーダー
吹きたなってきた。
小学生、中学生の頃、
リコーダー大好きだったんよ。





2018.2.6

LARRY CARLTON
"The Greatest Hits"


引越しの片づけは、まだまだ終わっていないのだけど、
そろそろ更新を再開します。

"The Greatest Hits" と題された、
ラリー・カールトンのライヴに行ってきた。
ブルーノート東京、5日間10公演の
ラスト・ショーだ。

今年は、生誕70年、アルバム・デビュー50年、
大ヒット・アルバム『夜の彷徨(さまよい)』
リリースから40年という節目の年らしい。
そうか、40年か。
当時、私は LPレコードが買えなくて、
『夜の彷徨』からシングルカットされた、
"Room335" のシングル盤を買ったよ。
B面は、シブいバラード、
"(It Was) Only Yesterday" だった。
先日、引っ越しの荷造りの時、
そのシングル盤を見たような気がするのだが、
まだ全ての段ボールをアンパックしておらず、
どこにあるのか不明だ。

さて、ライヴの方はというと、
いままでラリーのライヴを10回近く
観てきたと思うが、その中でも1〜2位に
入るのではないかというライヴだった。
と言っても以前と比べようないねんけど、
それぐらい良かった良いう意味ね。

まず、ギターの存在感に圧倒された。
彼のギターは、トレードマークでもある、
Gibson 社の ES-335 というモデルで、
ラリーは、"Mr.335" という異名を取った
ほどなのだが、その 335 が異常な
存在感を放っていた。

ラリーがギターを抱えているのではなく、
ステージの中央にまず、ギターがあって
(空中に浮いているイメージ)、
そこにラリーが寄り添い、
手をまわしてギターを弾いているように
見えたのだ。
ギターがこんな風に見えたのは
初めてのように思う。

今日のギターが、70年代から使っている、
その個体かどうかまでは分からないけど、
尋常じゃない貫禄で、
もう神々しいとさえ感じたよ。

演奏は、あまり長いインプロはせず、
1曲1曲 コンパクトにまとめられている
印象で、ラストの "Room335" まで
終始リラックスした楽しい演奏だった。
おそらくは、"Room335" がアンコール的
位置づけだったんだろう。
アンコールはなしで、約80分。

曲名が、分からないのだけど、
分かるものだけ書くと、
"Friday Night Shuffle"
"Smiles And Smiles To Go"
"Minute By Minute"
(ドゥービー・ブラザーズのカヴァーね)
15年ぶりに演ると言った(と思う)
"Hill Street Blues"。
これはアメリカのテレビ番組の
テーマ曲であったようだ。
「今まで日本で演ったことのない曲も
演ります」と言って、演ったのが
Michael Jackson の『Off The Wall』に
収録の "She's Out of My Life"。
これ、ギターは、ラリーだったのだ。

この人のギターの魅力は、
やはり歌心やなぁと改めて思った。
バンドも素晴らしかった。
ベースは、ラリーの息子、トラヴィス。
もう何度もお父ちゃんと来日している。
キーボードにミッチ・フォアマン、
ドラムにゲイリー・ノバック。
そして、テナー・サックスにポーリー・セラ。

後半、ラリーが「Special Time」と言って、
スローブルースに突入。
サックスのポーリーが歌い出した。
これが、めっちゃ良い!
この人、ヴォーカルでもOKやん!
と聴きほれていると、
あれ?この感じ前にもあったぞと
思い出した。
2014年 2月の ラリー・カールトン&
デヴィッド・T・ウォーカーの
ライヴの時もやはりポーリーが、
ブルースを歌ったのだ。

最後は、スタンディング・オベイション。
満席で大盛況。
大満足なライヴでした。



[ MEMBERS ]
Larry Carlton (g)
Travis Carlton (b)
Mitch Forman (key)
Paulie Cerra (sax)
Gary Novak (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show


ところで。
ラリー・カールトンを初めてナマで
聴いたのは、33年前、アメリカ旅行の際、
LA の老舗ライヴ・ハウス Baked Potato で。
当時の旅日記を見ると、1985年11月2日。
ミュージック・チャージが、10ドル!
入替制だったので 1ステージしか
観られなかったと書いている。
今日と同じく80分ほどだったようだ。
ハッキリと覚えていないのだけど、
ラリーのギターは、ES-335 ではなく
Valley Arts のソリッド・タイプだった
ような気がする。
ベースが、エブラハム・ラボリエルで
その弾き方にぶっ飛んだ様子が書いてある。

その時の写真。



私、23歳。
髪の毛、あります。


(2018.2.8 追記)
ポーリー・セラのスロー・ブルースは、
Larry Carlton & David T. Walker のCD、
『@Billboard Live Tokyo』にも
収録されておりました。
"My Baby By My Side" という曲なのだが、
ちょっと歌詞が違うように思うので、
同じ曲かどうか確信がないけど。
まあブルースなんで、似たようなもんです。
歌は、CDより今回のライヴの方が
断然 GOOD だった。





2018.2.8

Char
@ Billboard LIVE TOKYO


12月に紀尾井ホールで、
「Acoustic Tour」を観てきたばかりだが、
またまた 観てきた Char のライヴ。
今日は、エレクトリックで
ドラムが Robert Brill!
ビルボードライブ東京にて、
2日間4公演の最終 show を観てきた。

Robert は、Char のデビューアルバムから
3rd アルバムまでの初期三作に
参加したドラマー。
いつも一緒に演っている古田たかしも
好きだけど、聴き比べるとどうも
Char のギターには、Robert の
ドラムの方が合っているように感じるのだ。
今日もドラムが聴こえない瞬間が何度かあった。
これ、いい意味で、ドラムが
音楽に溶け込んでいるような感じなのだな。

そして、キーボードが同じく Char の
初期作に参加していた 佐藤準。
ベースは、いつもの澤田浩史。
2014年12月2015年12月
このメンバーでのライヴを
EXシアター(六本木)で観たけれど、
それ以来となる。

Char のギターは、バーガンディミストの
ストラトとホワイトのムスタングの2本。
曲は、"I'm Here For You"、"All Around Me"
"Cry Like A Baby"、"Tokyo Night"、
"空模様のかげんが悪くなる前に"、
"Smoky"、"Shinin' You Shinin' Day"、
"Rainbow Shoes" など。
"Cry Like A Baby" を久しぶりに聴けて、
嬉しかったな。
『気絶するほど悩ましい』や『闘牛士』
『逆光線』は演らず。
やっぱり、この人のギターを抱えた姿は、
絵になるなぁ。
カメラが入っていたので、DVD になるかも。

そうそう、今日は久しぶりに
エイトビートおばさんを見たよ!
エイトビートおばさんについては、
こちらを参照。


[ MEMBERS ]
Char (Gt,Vo)
Robert Brill (Drs)
佐藤 準 (Key)
澤田浩史 (B)

@ Billboard Live TOKYO
2nd show





2018.2.9

続く訃報
レオン・“ンドゥグ”・チャンクラー
デニス・エドワーズ


先日(1月5日)、David.T.Walker の
ライヴ
で観たドラマー、
Leon Ndugu Chancler(レオン・ンドゥグ・
チャンクラー)のことをこう書いた。

いつもとっても嬉しそうに演奏する
ドラムのレオン・ンドゥグ・チャンクラー。
今日は、登場するなり、
痩せていてビックリした。
何か病気でもしたんだろうか。
心なしか笑顔もいつもより
少なかったような気がする。
時々、満面の笑みで叩いてたけど。


あれから、ひと月もたたない今月3日、
チャンクラーは死んでしまった。
やっぱり、具合があまり良くなかったんやね。

今回の訃報で知ったのだけど、
チャンクラーって、マイケル・ジャクソンの
"Billie Jean" のドラマーやったんやね。
デヴィッドのライヴで、何度も観たけど、
全然知らんかった。
この出だしドラム、世界中の人が知ってるやん。

Michael Jackson - Billie Jean

マイケルだけでなく、マイルスやカルロス・サンタナ、
ザ・クルセイダーズ、フランク・シナトラ、
ウェザー・リポート、ライオネル・リッチー、
ケニー・ロジャース、セロニアス・モンク、
ジェームス・ブラウン、エリック・クラプトン、
ハービー・ハンコックなどなど
凄いメンツと共演してきたドラマーだったのだ。

Darryl Jones らと、こんなカッコええのも演ってたよ。

3 Brave Souls 「Wanna Get Away? ft. Sy Smith」

いつもホントに嬉しそうにドラムを叩く、
姿が印象的でした。
享年65歳。
ちょっと若いなぁ。
合掌。



[ 関連記事 ]
米ドラマー、レオン・チャンクラー逝去
R.I.P Leon Ndugu Chancler
「ビリー・ジーン」などの名ドラマー、ンドゥグ・チャンクラーが死去 65歳



それから、昨年3月、
「THE TEMPTATIONS REVIEW
featuring Dennis Edwards」として観た、

デニス・エドワーズが、今月1日、
シカゴの病院で死去した。
享年74歳。

そのライヴのレビューで
私はこう書いている。

ちょっと残念だったのは、
デニス・エドワーズ の声が
出ていないというか、
聴いていてちょっとしんどかったこと。
ステージ中、何度も水を飲む様子から、
体調が優れないのかなとも推測したが、
隣のテーブルからは、
「デニス、前回よりも良いよ」という
声が聞こえてきた。


やっぱり、好調ではなかったのかもな。

合掌。


写真中央がデニス。


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デニス・エドワーズさん死去、テンプテーションズのリードボーカル 74歳





2018.2.15

引越しに想う 4
― シングル・レコード ―


先日、ラリー・カールトンのライブの日、
「当時、私は LPレコードが買えなくて、
『夜の彷徨』からシングルカットされた、
"Room335" のシングル盤を買った」
と書いた。
引越荷物の中から、そのレコードを
発見した。
1977〜78年頃に購入したものだ。



アナログ・レコードは、実家に数十枚
(いや、百枚以上はあるか)
置いたままだが、10年位前、一時期
レコードプレイヤーを持っていた時があって、
その時に、20〜30枚の LP レコードとともに
シングル盤も数枚東京に持ってきたのだ。
"Room335" 以外にはこんなの。



サンタナ『君に捧げるサンバ』
ニルソン『ウイザウト・ユー』
(「ウイズアウト」ではないのが良い。)
リンダ・ロンシュタット『イッツ・ソー・イージー』

映画音楽について、何度かここに
書いてきたけど、こういうのを
買ってた少年だった。



『ロミオとジュリエット』。
音楽は、Nino Rota。
そして『パピヨン』。
音楽は、Jerry Goldsmith。

シングル盤は、大体1枚500〜600円だったけど
これは、400円だった。

 

吉田拓郎『イメージの詩(うた)』『マークU』。
紙ジャケットの裏表に歌詞も印刷してあり、
どちらがA面なのか分からない。
これは、中学生の時、実家のある町に
唯一あったレコード店で発見し、購入した。
当時、シングル盤は500円、LP盤は
2,500円が相場だったのに、400円だったので、
嬉しくなって買った覚えがある。
あの頃の100円の違いは、大きかったんやな。

高校時代、たぶん10枚以上のシングル盤を
レコードを集めていた友達に
売った覚えがあるが、
これらは、売らなかったんだな。

最近は「アナログ・レコード」などとは呼ばずに
「ヴァイナル」「ヴァイナル・レコード」
なんて呼ばれていたりする。
「ヴァイナル(Vinyl)」は「ビニール」の
英語的発音。

やっぱり、レコード・プレイヤー欲しいな。
最近は1万円以下でもあるようなので、
考えているのだが、結構置き場所取るねんな。




Victor Wooten
featuring Dennis Chambers
& Bob Franceschini


一昨年、ゴールデン・ウィークの
旅行の帰りを早めてまで、観たライヴ
ヴィクター・ウッテン、featuring
デニス・チェンバース、
ボブ・フランチェスチーニのトリオ。
その3人がアルバムをリリースした上に、
再び来日してくれた。

毎度毎度、ビクターのプレイには
ぶっ飛びなのだが、今回も然り。
もう何をやっているのか分からない。
ルーパーの使い方も進化している。
リズムをあそこまで完全にコントロール
出来る人は、プロの中でもそんなに
いないんと違うやろか。
テクニックも凄いし、ベースだけでも
観ていて飽きない。

デニス・チェンバースは、2014年
マイク・スターン・バンドでの来日時

激やせしており、ずい分心配した。
実際にその後、倒れたらしいが、
2016年このトリオで来日時には、
かなり体重も戻っていたようで安心した。
ところが、今日はこれまた
もの凄いお腹の出方で、今度は
太り過ぎなのではないかと心配になった。
アンコールには登場せず、
ビクターとボブの2人だったのも気になる。
最近、こういうことを書くとその後、
最悪なことになる例が続いたので、
今回はそうでないことを祈る。

曲目は、ニュー・アルバム『Trypnotyx』から
"Dc10"、"Liz & Opie" などの他、
Bela Fleck & The Flecktones の曲(タイトル
言ってたけど忘れた)や、"Summertime" など。
アンコール "The Lesson" まで入れて
90分ぐらい。
大満足。




[ MEMBERS ]
Victor Wooten (B)
Bob Franceschini (Sax, Fl)
Dennis Chambers (Drs)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show





2018.3.2

ほうろう
〜 小坂忠について


私は、19〜20歳の頃、
大阪ミナミの地下街にあった、
「HIP」という名の喫茶レストランで
アルバイトしていた。
そこは、いわゆるオシャレな人たちと、
ちょっと危ない人たちも出入する、
ヒップなお店だった。

その店の BGM は、有線ではなく、
カセットテープで音楽を流していた。
アルバイトの皆が、聴きたい音楽を
それぞれ持ってきて、
好き勝手にかけていたのだ。
時は、80年代前半。
テクノやニューウェイブが
流行っていた時代。
そこで私はたくさんの新しい音楽に
出会った。
例えば、Dexys Midnight Runners の
"Come On Eileen" なんかも、
モード学園に通う女の子が、
持ってきてかけていたので知った覚えがある。

ハッキリ覚えているのだが、
ある日、レコード会社の営業の人が、
サンプル・カセットテープを
「お店でかけてください」と持ってきた。

それが、桑名晴子(桑名正博の妹)の
『MOONLIGHT ISLAND』という
アルバム(1982年発売)だった。

『MOONLIGHT ISLAND』は、
日本のポップスのカヴァーアルバムで、
『夢で逢えたら』、『DOWN TOWN』、
『ムーンライト・サーファー』などの
名曲が収められていた。
特に私が気に入っていたのは、
兄である正博の曲のカヴァー『夜の海』
つのだ☆ひろのヒット曲、
『メリー・ジェーン』のB面だった
『I LOVE YOU』。
のちに つのだ☆ひろの
オリジナル・ヴァージョンも聴いたけど、
断然、晴子のカヴァーの方が私は好きだ。
バックは、AB'Sのメンバーが中心で
当時の私には、芳野藤丸や松下誠の
ギタープレイも刺激的だった。。

そのアルバムが気に入った私は、
アルバイト中、何度も何度も
店内で流していた。

アルバムの1曲目は、知らない曲だったが、
とても印象的だった。
それが『ほうろう』という、それまで
聞いたことのない、小坂忠という人の曲だった。

小坂忠は、1966年にデビューした、
日本の R&B の先駆者。
デビューは、「ザ・フローラル」という
GSグループだったが、
その後、ソロデビューを果たし、
1975年にアルバム『HORO』を発表した。
『HORO』は日本のポップス史に残る
名盤と言われている。

晴子がカヴァーしていたのは、
そのタイトル・チューンだったのだ。

晴子のカヴァーを聞いた、何年かのちに
小坂忠のアルバム『HORO』も聴いた。
その中では、『機関車』という曲が
強烈で印象的だった。
数年前、浜田真理子 がカヴァーしているのを
ライヴで聴いたが、ピアノの弾き語りで、
また違う味わいがあった。

どういうわけか小坂忠については、それ以上、
調べたり聴いたりすることもなかったが、
先日ライヴの情報を得たので、
急にナマで聴きたくなった。
「死ぬまでにナマで聴いておきたい
アーティスト・リスト」だ。

それで、彼のことを調べて初めて知った。
小坂忠は、1976年にクリスチャンになり、
ゴスペル・シンガーとして活動を始めたらしい。
2000年代に入って、またアルバムを
リリースするなどの活動を再開したようだが、
昨年8月に緊急入院・手術ということが
あったようだ。

今回、私が行く3月5日のライヴは、
『ほうろう』全曲再現ライブということで
楽しみにしている。

2016年にデビュー50周年記念で発売された
『CHU KOSAKA COVERS』
アマゾン・プライムで聴いたが、
"Knock On Wood" や "You Send Me"、
"You’ve Really Got A Hold On Me"
"(Sittin’ On) The Dock Of The Bay"、
"You Keep Me Hangin' On"、
"You Are So Beautiful" など
リズム&ブルースのど真ん中の選曲で
めちゃくちゃカッコ良い。

これまた、メンバーもよい。
鈴木茂(G)、小原礼(B)、佐橋佳幸(G)、
Dr.kyOn(Key)、屋敷豪太(Dr.)ら。

3月5日のライヴも鈴木茂、小原礼、
Dr.kyOn、屋敷豪太らがサポートする。
残念ながら佐橋さんの名前はなかったけど、
楽しみやな〜。





2018.3.5

小坂忠
「HORO 2018」Special Live


先日、小坂忠について書いたが、
そのライヴに行ってきた。

今日のライヴは、1975年のアルバム
『HORO』の全曲演奏という企画。
それだけだと9曲で40分足らずで
終わってしまうというので、
MCを入れながら60分ほどかけて演奏。
アンコール3曲を入れて80分弱かな。

小坂忠は、アルバム『HORO』の
ジャケットを思わせるレンガ色の
スーツで登場。
ちょっと横山剣を思い出すような
ダンディな印象。

先日のエントリーに
「昨年8月に緊急入院・手術ということが
あったようだ」と書いたけど、
今日のご本人の話によると、
病名は言わなかったけれど、
10時間に及ぶ大手術だったらしい。

でも、歌声を聴く限り、
そんなことは感じられなかった。
生死の境を見るような体験をした人は、
それまでと何かが違っているんだろうな、
彼の歌を聴きながらそんなことを思った。

さかんに「生かされている」というようなことを
言っていたけど、それはクリスチャンだから
というだけではないような気がした。

曲は、『ほうろう』『ゆうがたラブ』
『しらけちまうぜ』も良かったけど、
レコードよりややスローな
『機関車』が一番良かったな。
この歌、歌詞の意味、よく分からないのだけど、
たぶん物凄いラヴソングなんやと思う。

アンコールは、カヴァー3曲。
Billy Preston の "You Are So Beautiful"、
坂本九の "上を向いて歩こう"、
Bob Dylan の "Forever Young"。
"You Are So Beautiful" も良かったなぁ。

メンバーは、ベテランばかり。
ギターは、75年のアルバムでも
プレイしていた鈴木茂。
職人です。
使用ギターは、テレキャスター、
SSHのストラトキャスター、
P-90の付いた ファイアーバード。
2曲目だったか、ボリュームペダルの
糸が切れるというトラブルが発生したけど
すぐに処置がされた。

ドラムは、Simply Red のメンバーでもあったし、
2012年には、Char とジャック・ブルースとの
トリオでも観た 屋敷豪太。

ベースは、サディスティック・ミカ・バンド、
カミーノの小原礼(66歳。見た目若い!)

キーボードは、最近 Charさんとも
演っている Dr.kyOn 。

もう一人、キーボードに斎藤有太。
この人、ずい分前に佐橋佳幸さんの
ライヴで観たことがあって、
いいなぁと思った覚えがある。

コーラスの アイサ は、
ブレッド&バターの岩沢幸矢の娘。
なんか、地に足が付いてるって感じの人。

やっぱり観に行って良かったわ。


[ MEMBERS ]
小坂忠 (Vo)
鈴木茂 (G)
小原礼 (B)
Dr.kyOn (Key)
屋敷豪太 (Dr)
斎藤有太 (Key)
Aisa (Cho)

@ Billboard LIVE TOKYO
2nd Show

[ SETLIST ]
1. ほうろう
2. 機関車
3. ボンボヤージ波止場
4. 氷雨月のスケッチ
5. ゆうがたラブ
6. しらけちまうぜ
7. 流星都市
8. つるべ糸
9. ふうらい坊
EC
1. You Are So Beautiful
2. 上を向いて歩こう
3. Forever Young







2018.3.8

OZ NOY “OZONE SQUEEZE”
featuring RAI THISTLETHWAYTE
& DARREN STANLEY


Oz Noy のニューアルバムは、
なんと歌入りポップス・アルバム
『OZONE SQUEEZE』
これが良い!
昨年、Kurt Rosenwinkel が発表したアルバム
『Caipi』も同様に歌入りだったけど、
残念ながら私はあんまり良さが分からなかった。
でも、Oz Noy のニューアルバムは、
単純に楽しめる。
ビートルズの "Come Together" や
ボブ・マーリーの "Waiting In Vain" の
カヴァーの他、ジャズ・スタンダードの
"Skylark" が、斬新なアレンジで
生まれ変わっている。

特にご機嫌なのは、"Chase the Clouds"、
"Supernatural Man"。
カッコええ!
ヴォーカルの Rai Thistlethwayte
(レイ・ディットゥルスウェイ)の声も良い。
そして、Oz Noy のギター・ソロ!
クゥ〜ッ!

これは、ナマで聴かねばと思い、
ライヴに行ってきた。
Oz Noy のライヴは、2011年12月
2014年8月に続いて3度目。
前2回は、ベース、ドラムとのトリオだったが、
今回は、キーボード・ヴォーカルの
Rai Thistlethwayte とドラムの
Darren Stanley とのトリオ。
3日間公演、初日の 2nd ショー。

ライヴは、超ゴキゲン!
Rai は、ヴォーカルと右手エレピ、
左手ベースでひとり三役。
エフェクトを駆使した Oz のギターと
合わせてトリオとは思えないサウンド。

曲は、アルバム『OZONE SQUEEZE』から
8曲中6曲をプレイ。
それ以外にインスト2曲("Flashback"、"Come On")。
天気のせいもあったのか、
お客さんがちょっと少なめだったのは、
もったいない。
あと2日間あるので、もう一度観ても
いいぐらい。

Oz は、赤紫みたいな色のストラト。
アンプは、VOX とローランドの Blues Cube。



足元のエフェクト群。



足元と手元で、しょっちゅう音色を
変えていた。
ある意味、マジシャン。


[ MEMBERS ]
Oz Noy (g)
Rai Thistlethwayte (vo,key)
Darren Stanley (ds)

[ SETLIST ] たぶんこうだったと思う
1. Flashback
2. Come Together
3. Chase the Clouds
4. Supernatural Man
5. I'm Gonna Be (500 Miles)
6. Come On
7. Ebony Eyes
EC. Waiting in Vain

@ Cotton Club
2nd Show




Ozone Squeeze - Supernatural Man





2018.3.10

JEFF BECK
STILL ON THE RUN
THE JEFF BECK STORY


エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、
ロッド・スチュワート、ロニー・ウッド、
デヴィッド・ギルモア、スラッシュ、
ヤン・ハマー、ヴィニー・カリウタ、
タル・ウィルケンフェルド、
ロンダ・スミスらが、ジェフ・ベックという
ギタリストについて語るという内容のDVD
スティル・オン・ザ・ラン
ジェフ・ベック・ストーリー』
が発売された。

日本版は、テレギブの FENDER 公認
フィギュアとボーナス・ディスク
(2007年のモントルー・ジャズ・フェスの
ライヴ 7曲)が付いて、
DVD が 10,260円、Blu-ray が 10,800円。
ちょっとお高いが、Amazon で 発売前に
DVD を予約したら 7,828円だった。
今日 見たら、10,260円になってた!

これ、テレギブのフィギュアで3,000円以上は、
高くなってるような気がするなぁ。
たぶん初回限定生産とあるので、
後々フィギュアの付いてない、
通常盤がもうちょっと安く出回るんやろな。

テレギブというのは、セイモア・ダンカンが、
改造したギターで、FENDER の
テレキャスターに GIBSON の
ピックアップが 2基搭載されたもの。
1975年のアルバム『Blow by Blow』の
『哀しみの恋人達(Cause We've Ended as
Lovers)』で使用されたことで有名。

これが、おまけのフィギュア。



背景は、DVDのジャケット。
すごく良く出来ている。



大きさは、こんなんですう!



あれ、このパターン、どっかで知ってるぞ。
(→ これだ。

さて、DVD の内容は、中々に興味深いもので、
ジェフがいかに、他のミュージシャン達から
尊敬されているか、ミュージシャンとして、
いかにレベルが高いかが、
色んな人の口から語られる。
まさにミュージシャンズ・ミュージシャンである。

ロッド・スチュワートとのバンドが
短命に終わり、BBA も長続きせず、
結局、ジェフはシンガー抜きで、
ギターのみの孤高の世界を確立していく。
それは誰にも真似のできない世界。
ストラトキャスターを操らせたら、
世界一だということは、誰もが同意するだろう。

ジョー・ペリーの「ジェフのショーを観たら、
早く帰って練習しようと思う」という言葉が、
なんか微笑ましかった。

あと、ジミー・ペイジと「移民の歌」を
共演するシーンが少しだけ映るのだが、
その時の嬉しそうなジェフもとても印象的。

この DVD ではないけど、
以前、Char さんが ジェフんちに
遊びに行って、セッションをしたときに、
ギターを弾くジェフは、
まるで中学生のようだったみたいなことを
言ってたけど、ジェフのそんな純粋さが
音楽をあの高みにまで
持って行っているんだろうと思う。

エリック・クラプトンは、
ジェフの演奏の後に出番があって
(あんな名演の後に演るのは)イヤだった、
と言っていた。

あと、ヤン・ハマーの見た目、
ただのおっさんぶりにもちょっと驚き。

おまけのライヴ DVD は、ベースが
タル・ウィルケンフェルドの時のもので
とてもよろしい。





2018.3.10

LEGENDS
Live at Montreux 1997


久しぶりに家でゆっくり DVD 鑑賞。
先日、友人と話題になったので
『LEGENDS : Live at Montreux 1997』
観直すことにした。

『LEGENDS : Live at Montreux 1997』は、
エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッド、
マーカス・ミラー、ジョー・サンプル、
デヴィッド・サンボーン という
5人によるバンドのライヴ映像作品。

タイトルの「1997」を観て、
(21年も前?そんなに昔やったかなぁ)
と思った。
ライヴ映像は、97年7月4日の
モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでの
演奏だが、この DVD が発売されたのは、
2005年だったのだな。
それでも、もう13年前だけど。

Amazon のレビューを見ると
やれ「一体感がない」だの
「息が合っていない」だの
「まとまりがない」だの
「クラプトンの調子が悪い」だのと
書いている方々がいるが、
私は、このプロジェクトは、この5人が
一緒に演奏しているというだけで、満足だ。

確かにスリリングさには欠けると言えるし、
クラプトンのミス・トーンも残念だ。
しかし、彼らのスーパー・プレイを
聴きたいなら、それぞれの作品を聴けば良い。
演奏の中身ではなく、所々の音のバランスの悪さは、
ちょっと何とかしてほしかったけどね。

ジョー・サンプルは他界してしまい、
この5人が一緒にステージあがることは
二度とないわけで、そういう意味でも
非常に貴重は「記録」ともいえる。
このプロジェクトのあと、
ジョーとガッドは、クラプトンのバックを
長く演ることになるし、
マーカスのアルバムで、クラプトンは、
『シルヴァー・レイン』を歌う(共作)し、
それぞれの関係は発展していくのだな。

色んなインタビューや記事を読んでいると
クラプトンは、謙虚というより、
結構なコンプレックスを持っているんじゃないかと
思ってしまう。
このプロジェクトだって、
一流のジャズ・メンと一緒に演ることは、
彼にとってはプレッシャーだったんだろうと
思われる言葉を残している。

DVD では、クラプトンが歌っている曲より、
インストの方が、このバンドならではなので好きだな。
確かにこのメンツによる "Layla" も面白いけど。
私がベスト・トラックを選ぶなら
美しい "Ruthie"(クレジットがないので誰の曲か
分からない)と、ステージの後半、それぞれのソロが熱い
"Put It Where You Want it"(クルセイダーズのナンバー)
(マーカスはスラップのソロをしながら
チューニングしてますぜ)の2曲。

ライナーノーツによると、このツアーはヨーロッパの
ジャズ・フェスを廻る11日間のツアーで、
モントルーがその初日であったらしい。
オフィシャル作品は、これだけなのだが、
別の公演のブートレッグ(CD)もあるようなので、
聴いてみたい。


[ MEMBERS ]
Eric Clapton (guitar / vocals)
David Sanborn (saxophone)
Joe Sample (piano / keyboards)
Marcus Miller (bass / bass clarinet)
Steve Gadd (drums}

[ 曲目 リスト ]
1. Full House
2. Groovin’
3. Ruthie
4. Snakes
5. Going Down
6. The Peeper
7. In Case You Hadn’t Noticed
8. 3rd Degree
9. MEDLEY : 1st Song / Tango Blues
10. Put It Where You Want it
11. Shreeve Port Stomp
12. MEDLEY : In A Sentimental Mood / Layla
13. Everyday I Have The Blues





2018.3.14

STRATOCASTER
ストラトキャスター


年と共に、好きなギタリストが
増え続けていて、困ります。
別に困らんでもええねんけど。

この10年以内なら、初めてナマで聴いた時の
Kurt Rosenwinkel や Tommy Emmanuel は、
強烈に衝撃的だった。
先日の Oz Noy も良かったし、
昨年は、Julian Lage を2回観たけど、
2回とも もの凄く良かった。
例えば、こういうの 聴くと、私は
もうどうしてよいのか分からなくなる。

Julian Lage - "Look Book" (Live in Nashville)

それから、最近知ったこの人。

Nir Felder - Bandits (live @Bimhuis Amsterdam)

こういうのも好きやなぁ。
もう JAZZ とちゃう。
ジャンルなんかどうでもええよね。

それにしても、最近、JAZZ 系でも
ストラトキャスターを使う人増えたような気がする。
20〜30年前は、JAZZ・FUSION 界で
ストラト使う人って
あんまりおれへんかったと思うねん。

先日、観た Oz Noy も、前述の Nir Felder も、
最近の Adam Rogers も ストラト。
まあ、故 Hiram Bullock、Michael Landau、
Wayne Krantz、Scott Henderson あたりは、
ストラトのイメージが強いけど、
ちょっと最近の傾向はそれらの人達とは、
違うタイプの人達がストラトを
使い出しているような気がする。

Fender 系ということに範囲を広げれば、
Mike Stern や 故 Cornel Dupree は
ずっとテレキャス(or テレキャス・タイプ)。
そして、Julian Lage や Bill Frisell も
テレキャス(or テレキャス・タイプ)を
使うことが多い。
Robben Ford や John Scofield も
テレキャス使うしね。

こういう現状は Gibson 社の経営の
行き詰まりと関係ないだろうかね。
考えすぎ?

ところで、新しく出た Eric Jonson モデルの
ストラトが欲しい。



Eric Johnson - Stratagem

Michael Landau モデルぐらい高かったら
(約100万円)、諦め付くけど、
手が届く範囲(27万円程度)というのが悩ましい。
これで、JAZZ を弾いてみたいなぁ。
ろくに弾けないけど。





2018.3.15

LEGENDS
Bootleg


1997年に期間限定で結成された、
Eric Clapton、 David Sanborn、
Joe Sample、 Marcus Miller、
Steve Gadd によるスーパー・バンド
"LEGENDS" 。

いくらスーパー・バンドとはいえ
自分たちのことを「LEGENDS(伝説)」と
呼ぶのはいかがなものか、
という意見もあったようだが、
名付け親のジョー・サンプルによると
自分たちを育ててくれた、
自分たちにとってのレジェンズ、
すなわちチャーリー・パーカーだったり、
ジャコだったり、そういう偉大な先達に
リスペクトと感謝をこめて
レジェンズという名前にしたらしい。
つまり、自分たちを指していたわけでは
なかったのだな。

さて、"LEGENDS" によるライヴは、
1997年、ヨーロッパで11公演行われたようだが、
公式に発表されているのは、初日、
モントルー・ジャズ・フェスでの
ライヴ DVD のみ。
もちろん、スタジオ録音作品はない。
DVD のことは、先日書いた通り

モントルー以外のライヴも
ブートレッグで出回っているようなので、
ぜひ、聴いてみたと思ってググっていると、
モントルーの翌日、フランスのヴィエンヌでの
公演を収めたブートレッグ(CD)を発見。
モントルーは、初日だったので、
多少のぎこちなさがあったのかも
しれないが、こちらはリラックスした中にも
凄まじいプレイが収められているとのこと。
う〜む、聴いてみたいが、5,500円。
高いなぁと思っていると、
ほかのショップで、3,800円で発見。
さすがにブートレッグ、値段も勝手に
決めて売られているようだ。

そして、また別のショップで
なんとヨーロッパに行く前にハリウッドで
行われたセッション(リハーサル?)の
音源を発見。
ライヴでは演らなかった曲も
収められている。
これは、聴かねばと注文。
こちらは、1,880円。

というわけで、両方入手。

まずは、フランスのヴィエンヌでライヴ。
DVD に収録されたライヴの翌日ということだが、
宣伝文句通り、こちらの演奏の方が、
勢いがあるというか、
伸び伸びしているというか、
ゴキゲン度が高いように思う。
やはり、2日目になり初日の固さが
取れたということなのだろうか。
曲目は、DVD と全く同じ。

オーディエンス録音だが、音質、
バランスもそれほど悪くない。
もちろん、オフィシャルの音源とは、
比べられないが、ブートレッグは、
たまに最低な音源もあるので、
そういうのに比べれば、十分許容範囲。



スタジオ・セッションの方は、
1997年 6月にハリウッドのS.I.R.スタジオで
行われたというセッション。
さすがにスタジオでちゃんと録音された
だけあって、クリアで聴きやすい。
でも、多少ラフな仕上がり(演奏ではなく録音)の
印象があるのは、やはり CD にするほどの
手間暇をかけたマスタリングではないからかな。
にしても、これはお宝音源だ。
ただ、全16曲中 David が2曲しか
吹いていないのは残念だ。
そのせいで、カラオケっぽいパートも
何か所かある。

とはいうものの演奏は、
落ち着いた感じだで、
十分に鑑賞に値する。
細かいところがキッチリと
出来上がってないところが、
リハーサルらしくて、また良い。

なにしろ、ライヴでは演奏されなかった
"Silver Rain" や "I Got You I Feel Good"、
"Rock Me Baby" も収録されている。

"Silver Rain" は、2005年に Marcus Miller の
アルバムに収録され(Eric Clapton on vocal)、
私は初めて聴いたわけだが、それよりも
8年も前にこうやって演奏されていたのだ。
しかし、2005年にリリースされたヴァージョンに
比べると、手探り感が強くまだ完成とは言えない。
途中、Marcus が「Cm(シーマイナー)」とか
次のコードを言う場面もある。
エンディングも決まらない。
Eric でも Marcus でもない人も
歌っているように聞こえるが、
これは Marcus の声か?

"Rock Me Baby" は、このセッションのあと
"Everyday I Have The Blues" に
変更したんだろうな。

"I Got You I Feel Good" は、
David が登場しないので、
ほとんどカラオケっぽい。
David がメロディを吹く予定だったんだろうな。

"Full House"、"Groovin'"、"Ruthie" は、
2テイク収められているのも嬉しい。
(David が参加しているのは、
"Groovin'" のテイク2と
"Full House" のテイク2のみ。)
"Ruthie" はストリングスをかぶせた
ヴァージョンが入っている。
ライヴよりも Eric の音は好きだな。



ところで、ちょっと疑問がある。
公式にリリースされた DVD と
この2つのブートレッグで、
同じ曲なのに曲名が違うのだ。

DVD では、"Groovin’"、
"In Case You Hadn’t Noticed " と
なっている曲が、ブートレッグでは、
それぞれ "Marcus #1"、"Suggestions" と
なっている。
"Marcus #1" は、まだ曲名が決まって
いなかったのだろうかね。

また、アンコールで演奏される
Joe Sample のピアノ・ソロ曲も
DVD では、"Shreeve Port Stomp" と
なっているが、ブートレッグでは、
"Jerry Roll" なっている。

DVD のライナーノーツには、
Jelly Roll Morton の "Shreeve Port Stomp"
という曲だと書いてあったので、
どこかで、タイトルが "Jerry Roll" と
なってしまったんだろうか。
(Jelly Roll Morton は、1890年生まれの
JAZZ 初期の作曲家・ピアニスト。
1941年没。)

1枚だけなら、何かの間違いかと思うけど、
2枚とも同じように曲名が違うのだ。
もしかしたら、DVD が公式に出る前に
ブートレッグは出回っていた可能性があるので、
そういうタイトルになっているのかも知れない。

それから、YouTube で、
Vitoria-Gasteiz(Spain)での
ライヴ映像を発見!
7月17日とある。
ツアー初日のモントルーが、7月4日だったので、
これは、かなり後半でもしかしたら、
最終公演ぐらいだったかも。
なんと1時間50分、たっぷりあります。
まだ全部観てないけど、ゆっくり観よう。

LEGENDS Spain, 1997-07-17


― おまけ ―
Silver Rain (Marcus Miller, Eric Clapton on vocal)
Silver Rain - LIVE - Marcus Miller on vocal & bass





2018.3.18

OMARA PORTUONDO
オマーラ・ポルトゥオンド


なんやろ、オマーラが歌い出して
2小節で泣けてきた。
ラテン音楽を聴いて、
心が浄化される体験なんて、
想像もしていなかった。

キューバの歌手、オマーラ・ポルトゥオンドは、
1930年生まれとあるから、Clint Eastwood や
私の父と同じ年で 今年88歳、米寿。
キューバに米寿はないやろけど。

オマーラのことは、2000年の映画
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』で知った。
そして、2013年の Buena Vista Social Club の
来日公演
で、数曲オマーラの歌を
ナマで聴いたのだが、彼女が登場しただけで、
ステージの雰囲気、世界が変わってしまう、
そんな存在感のある人だった。
あれから5年、再びオマーラの歌を
聴くことが出来た。

実は、オマーラのことは何も知らない。
5年前のライヴが強烈だったこと、
今年秋についにキューバへの旅行を
計画中であることなどから、
どうしても観ておきたくなった。
もう最後の来日かもしれないし。

今日のブルーノートは、超満員。
公演は、ブルーノート(1公演のみ)と
20日の EX THEATER(六本木)の2回のみ。

歩くのもやっとという感じで登場した
オマーラは、イスに座って歌ったが、
途中何度か立ち上がり軽く踊って見せた。

スペイン語は全く分からず、
キューバ音楽にも詳しくなく、
知っている曲は、超有名曲の
『ベサメムーチョ』ぐらい。
それでも、何度も何度も落涙した。

時々、こういうライヴに出会えるけど、
今日はその日。
オマールは、歌を唄っていない。
ただ、そこにいて、自分を表現している。
「琴線に触れる」とはこういうことを
言うのだろう。
陽気なラテンを聴きながら、
涙が流れてくる。
「キューバの至宝」と紹介されているが、
まさにそんな感じ。
その至宝が、わずか5メートルの
目の前で歌っている。
特にアンコールで、オマーラと目が合った
(と私は思っている)ままの数小節は、
強烈だった。
勝手に涙が出て、なんか分からん体験。
でも、こういうの、ビデオや CD では、
分からんのよね。
ライヴでしか味わえんのです。

話は、前後するが、
オマーラが、ステージに登場して
すぐ客席に誰か(知り合い?)を
見つけたようだった。
途中でその人(おじさん)が
ステージに呼ばれて上がった。
私は誰か知らない人だったけど、
シンガーのようで、
「いつもオマーラにステージに上がって
歌えと言われても、断ってきたけど、
今日は歌います。
シャルル・アズナヴールは、前回
最後の来日と言っていたけど、
94歳で今年も来日します。
オマーラの方が若いんだし、
また、来てくれるでしょう」
というようなことを言った後、
スペイン語で、オマーラに通訳し、
そして、歌い出した。
1本のマイクで、オマーラとの
デュオになったのだが、
これが素晴らしかった。
あのおじさんは、誰だろう?

今日のメンバーは、当初は全員
キューバからのミュージシャンだったが、
公演が決まったあと、ピアニストが
ロランド・ルナから、奥山勝に
変わったと発表があった。
(3月20日の公演にはロランド・ルナが
参加するようだ。)

「え〜せっかく聴くのに、日本人?」と
思ったのだが、そんなこと吹っ飛ぶような
素晴らしいピアノだった。
ああ、この人かなり本格的にラテンを
演ってきた人だなと思った。
帰ってから、調べてみると奥山さん
自身のプロフィール
にはこうあった。

YOSHIRO&東京サルサボール(SalsaBand)に参加、
過去3回にわたりUSAツアーを行う。
1997年から1999年まで「ブエナビスタ・
ソシアルクラブ」の女性歌手、
オマーラ・ポルトゥオンドの日本公演の
メンバーを務める。
1998年にはキューバの音楽祭
「キューバ・ボレロ・フェスティバル」に出演。


ひぇ〜!
オマーラのバックをすでに20年も前に
演ってたんや!
二重に驚いたのは「にもかかわらず」
オマーラは、奥山さんの名前を覚えていなかったこと。
「Piano Player!」と何度も紹介していたら、
しまいには、客席(飛入りで歌ったおじさん?)から
名前を教えてもらってたよ。
まあ、オマールにしたら外国人名だし、
覚えにくいのだろうけど。

奥山さん、きっと凄いプレッシャーだったろうな。
でも、ピアノ・ソロの時の
メンバーやオマーラの表情を観ていると、
とても嬉しそうだったので、
キューバ人にも認められるような
プレイだったんだろう。

歌い出しのキューを
(バンマスらしき孫ほどの年の)ベーシストが
オマールに出したり、歌詞もオマールに、
時々教えたりしているように見えた。
オマールは譜面台に歌詞置いてたんやけどね。
そういう「ちょっと大丈夫か」的な部分も
含めて、突き抜けたショーだった。
凄かったのは、オマールのロングトーン。
うそやろ? というほどの長いロングトーン。
声だけ聴いていると、とても88歳には思えないよ。

アンコール入れて、95分ほど。
これは、凄いもん観たよ。
次回来日があったら、必ず行くこと。(自分に)


[ MEMBERS ]
Omara Portuondo (vo)
奥山勝 (p)
Rodney Barreto (ds)
Gaston Joya Perellada (b)
Andres Coayo (per)

@ Blue Note Tokyo



なんとなく、いつものジャズのライヴとは
違う感じの客層。
2〜3曲目で手拍子が自然に「2-3」に
なっている人が多くいたのにも驚いた。
ラテン好き、キューバ好きな人ばっかり
だったんだろうな。
私と相席だった3人組のひとりは、
「死んだらキューバに散骨して」と
言ってるのが聞こえてきたもん。

(補足)
「2-3(two-three)」というのは、
クラーベといわれるキューバのリズムのこと。

前後の小節が入れ替わると「3-2」という。


(余談)
途中、登場したおじさんが
「シャルル・アズナヴールは、前回
最後の来日と言っていたけど、94歳で
今年も来日します」と言ったと書いた。
私も何かでその来日情報を見て、驚いた。
2016年、その「最後の来日」と言われた
公演を観に行った
からね。
93歳最後の公演(5月21日)を大阪で、
94歳最初の公演(5月23日)を東京で
行うとのこと。(誕生日は、5月22日)
凄いなぁ、94歳。
私にしたら、あと40年近くやれるっちゅうことや。


-----(2018.3.30 追記)-----
ブルーノートのサイトにセットリストが
アップされていたので、転載しておく。

[ SETLIST ] 2018 3.18 SUN.
1. NOCHE CUBANA
2. LO QUE ME QUEDA POR VIVIR
3. TAL VEZ
4. DUELE
5. DRUME NEGRITA
6. LAGRIMAS NEGRAS
7. PALABRAS
8. ADIOS FELICIDAD
9. BESAME MUCHO
10. DOS GARDENIAS
11. SI TE CONTARA
12. SILENCIO
13. LA SITIERA
EC. 20 ANOS





2018.3.19

Cu-Bop across the border

昨日のオマーラ・ポルトゥオンドに
続き、今日も キューバ です。
日本・キューバ合作 音楽ドキュメンタリー映画
『Cu-Bop across the border』を観てきた。
明日のオマーラの EX THEATER での
公演は、この映画の公開記念コンサートという
位置づけのようだ。

この映画は、2015年に公開された
『Cu-bop CUBA〜New York music documentary』
に再撮影と再編集を施した新作ということだが、
そちらの方は、私は観ていなかった。
その2015年版は、高橋慎一監督が、
自主製作で大変な苦労をされ撮影したらしいが、
音楽ドキュメンタリーとしては、
異例のロングラン上映となったらしい。
その作品を観た、プロの映画関係者や
色んな人たちが、これは商業作品として
完成させるべきだと、高橋監督に進言したらしく、
それで、世界公開版を作ることになったと、
今日の上映後、挨拶に登場した高橋監督が
言っていた。

私は、音楽ドキュメンタリーを観ると、
とても観たいのに強烈な睡魔が訪れるという
変な癖があって、今日も映画が始まってすぐに
眠気が襲ってきたのだが、本作は、
3月18日から23日の6日間、
1日1回しか上映されない。
今日観ておかないと、もう一度、
観ることはできないかも知れないので、
必死で起きて観たよ。

アメリカに奴隷で連れてこられた黒人たちは、
ドラムを禁じられた。
そのおかげで、タップダンスが生まれたと、
ちょうど昨夜観た『情熱大陸』が、
タップダンサー熊谷和徳の特集で、
知ったところだったが、キューバに連れて
来られた黒人たちは、ドラムを禁止されなかった。
だから、アメリカ本土とは違う文化(音楽)の
発展の仕方をした。
というような、興味深い話から始まった。

キューバの音楽と聞くとラテン音楽の
ドキュメンタリーかと想像したが、
本作は JAZZ にスポットを当ていた。
タイトルの「Cu-Bop」は、
キューバのリズムとバップが結びついた言葉で、
1940年代の Dizzy Gillespie らの
ラテン・ジャズを指すが、
ただラテンのリズムだけをジャズに
取り入れたものとは一線を画するようだ。

映画は、キューバからアメリカに亡命した
ピアニスト、Axel Tosca(アクセル・トスカ)と
キューバに残り活動を続ける、キューバの
ナンバーワン・サックス奏者、
Cesar Lopez(セサル・ロペス)の
共演まで実現させる。

本作が撮影されたのは、まだアメリカと
キューバが国交を再開する以前で、
アメリカに亡命したアクセルを
キューバに入国させるのは、違法なルートで
しかも成功するかどうか五分五分の
賭けであったようだ。

そんな、キューバ愛と情熱一杯の映画だ。
高橋監督の想いのいっぱい詰まった
パンフレットは、劇中に収録されたライヴの
CD と 未公開シーンの DVD まで付いて、
2,800円というので、思わず買いました。
A4 サイズ 28ページで、、『Cu-Bop』完成秘話、
セサル・ロペス、アクセル・トスカへの
最新インタビューなどが収められている。
特に監督の完成秘話、ホントよく撮ったね。

映画の中で、素晴らしい "Moon River" を
ピアニストが自宅らしきところで弾く。
その人が、ロランド・ルナ。
昨日のオマーラ・ポルトゥオンドの
ライヴで当初予定されていたピアニスト。
明日の EX THEATER での公演には、
参加するらしいが、あの "Moon River" を
聴かされると、やっぱり聴きたかったなと思ったね。
昨日書いた通り、奥山勝さんも素晴らしかったけど。

2013年の Buena Vista Social Club は、
ピアノが ロランド・ルナ だったのだけど、
14名のバンドだったし、注意していなかったので
印象に残っていない。

ラテンだからか、彼らミュージシャンの苦悩は
深刻には描かれておらず、実際は色々もっと
大変なことがあったんだろうと 想像した。
映画は、演奏シーンが多く、
秋のキューバ旅行では、ぜひ、現地の
ジャズクラブに足を運びたいと思ったのでした。

それまでにキューバの歴史や文化について、
もっと勉強しなければ。


★★★★☆


[参考記事]
傑作音楽ドキュメンタリー映画の新作『 Cu-Bop across the border 』
2018年3月、東京から全国上映決定! 公開記念コンサートも開催決定!!






2013.3.21

安ヵ川大樹
コントラバス ソロ&DUOライブ
スペシャルゲスト 吉田秀


クラシックでは「コントラバス」と
呼ばれているが、ジャズの世界では、
「ウッド・ベース(和製英語らしい)」
「ダブル・ベース」と呼ばれることが多い。
また「アップライト・ベース」と
呼ばれることもある。

安ヵ川さんは、「コントラバス」と
言われているようで、私も
「コントラバス」の方が「ウッド・ベース」
より格調があって好きだな。
たぶん「ウッド・ベース」は、
「エレキ・ベース」に対する呼称なんだろう。

そのコントラバスだけ(ソロや合奏)で
プレイされるライヴが、
時々あることは知っていたが、
なかなか観る機会がなかった。

今日は、ベーシストの古賀圭侑
(こがよしゆき・よっしー)の師匠である、
安ヵ川大樹氏のソロ&デュオ・ライヴがあり、
よっしーも出演するというので、観に行ってきた。

ゲストに安ヵ川さんの師匠でもある、
NHK交響楽団首席コントラバス奏者の吉田秀さん。
ジャズとクラシックのベース奏者のデュオという
珍しい組み合わせだ。

ハコは、初めて行く「音や金時」という
西荻窪の店で、予約を受け付けていないので、
直接行くしかない。

まあベースだけのライヴって、
どちらかというとマイナーだし、
今日は雨も降っているから、
余裕で座れるだろうと思い、
開演直前にお店に着くと、なんと満席!
立っている人もいる状態。
ひえ〜立ち見かぁと思っていると、
追加でイスを出してくださったので、
ラッキーなことに最前列で観ることが出来た。
(2nd show ではもっと人が増えて、
前に人が座ったので、2列目になったけど。)

お店の人の話によると、こんなに混むのは、
1年に一回程度で、今日は大人気の
ライヴであったようだ。

まずは、安ヵ川さんのソロ。
即興と言って始められたが、
これが即興なのか。
一応、なんとなくでも準備していたと
言って欲しい。
そんな演奏。

続いて、吉田さんのソロ。
クラシックだ。
名前忘れたけど、
ベートーベンの時代のコントラバス奏者の
曲らしく、その人がクラシックの
コントラバスを難しくしたのだとか。
アルコ(弓を使った奏法)の音が美しい。

そして、安ヵ川さんと吉田さんのデュオ。
吉田さんは、クラシックの人だから
当然普段アドリブなんて演らないのだろうけど、
アドリブ・パートでは、『運命』や
『白鳥も湖』などのメロディを弾いて、
楽しませてくれた。
この人、弾いている時の表情もいい。
そして、アーティキュレーションが美しい。

1部の最後によっしーも加わってトリオ。
John Clayton, Ray Brown, Christian McBride
というベースの名手3人が、SuperBass という
トリオでやっている "Mysterioso"。

2部も同様に、それぞれのソロ、デュオ、
そしてトリオで "Summertime"。
アンコールは、しっとりとデュオ。
それぞれ全部、曲名も言うてくれはってんけど、
知っている曲以外は、失念です。

コントラバス2本による低音のハーモニーが、
こんなにもリッチで美しいとは、
初めて知った。
なんか厳かで、激しくて、優しい、そんな感じ。
コントラバスだけのクラシックの CD を
探して買おうと思ったもん。

安ヵ川さん、吉田さん、お二人の
テクニックはもちろん素晴らしく、
全く違うタイプのデュオというのも
興味深かった。
よっしーもお二人の中で、
互角に演奏していた。
素晴らしかったよ。

3本の楽器もそれぞれ違っていた。
私は、吉田さんのアルコの音が一番好きだったな。


[ MEMBERS ]
安ヵ川大樹 (b)
吉田秀 (b)
古賀圭侑 (b)

@ 音や金時(西荻窪)







2018.3.25

SHANTI x RYO OGIHARA
〜 INTIMATE GUITAR NiTE 〜


ちょっと久しぶりの SHANTI。
今夜は、ギタリスト 荻原亮とのデュオだった。
SHANTIは、いままでに6〜7回観ているけど、
ギターとデュオというのは初めて。
ギター2人(西山"HANK"史翁 と 木原良輔)との
トリオというのはあったけど。

ハコは、初めて行った六本木の
キーストンクラブ東京。
本格ジャズが聞けるレストランと
いうことで、タンドリーチキンや
カレーが中心のインド料理が楽しめる。
客席は、ゆったりとしており、
音も聴きやすく中々良いです。

タイトルに「INTIMATE GUITAR NiTE」と
ある通り、2人の付き合いは十数年に
なるようだが、デュオは初めてらしい。
そのせいか、荻原の方に幾分手さぐり感を
感じたのは、私の思い過ごしか。
ギターは、Sadowsky Semi-Hollow Model。
私の持っているのの色違い。

SHANTI は、相変らず見た目も声も美しかった。
まだ歌詞のついていないオリジナル曲を
スキャットで歌ったのだけど、
その曲がとてもブラジリアンな感じで
気に入った。
1曲スペイン語で歌ったワルツも良かった。
昨年、スペインに行って、
スペイン語のレパートリーを
増やそうとしているとのこと。
彼女の場合は、バイリンガルのせいか
スペイン語も日本人のそれより、
らしく聞こえると思うのは、
私の先入観ではないと思うのだがどうだろう。


[ MEMBERS ]
SHANTI (vo)
荻原亮 (gt)

@ キーストンクラブ東京





2018.3.28

レイ・パーカーJr.&レイディオ
Ray Parker Jr. & Raydio


レイ・パーカーJr. のヒット曲
"A Woman Needs Love"
1981年に全米R&Bチャートで1位とったみたいやけど、
日本でも流行ったよな〜。
男が聴いても、セクシー(というかエッチ)やと
思う甘〜い声。
80年代おしゃれブラ・コンの代表や。

そのあと、84年に映画『ゴーストバスターズ』の
主題歌がバカ売れするんやけど、
これは私はあんまり好きじゃないねん、この曲。
強烈にキャッチ―な曲であることは認めるけどね。

そんな レイ・パーカーJr. のライブに行ってきた。
10,800円のところ、今回は、
ぴあのポイントでチケットを入手。

レイは 2008年の「THE CRUSADERS」の来日公演
(JVC Jazz Festival) と 2011年の
「JOE SAMPLE & THE CREOLE JOE BAND」 の
来日公演
で観ているが、ご本人名義のライブは初めて。
どういうわけか、その2回ともレイの印象は薄い。
まあ、THE CRUSADERS の時はドラムが
STEVE GADD だったし、CREOLE JOE BAND の
時は、半分以上、山岸さん(Gt)目当てだったし、
何よりも2回とも 主役は JOE SAMPLE だったからかな。

で、今回はバンドのギターが、
Paul Jackson Jr. ということもあって、
期待して行ったのだ。
なんと、Paul Jackson Jr. は、
ライブで観るのは(確か)初めて。

レイは、若い頃と比べると見た目、
別人のようにええオッチャンになっていて、
今日はウイスキーを飲みながら、超ゴキゲン。
ひょうきんで茶目っ気たっぷり。
声は少し太くなったような気もするが、
セクシーさは変わらず。

1曲、ポールをフューチャーして、
インストをやったり、レイもアコギで、
インストを2曲(1曲は "Human Nature")を
やったり、ギタリストとしても存在感あり。
MCの途中で、JB の "I Got You" を歌い出したり、
楽しいライヴでした。
コーラス、キーボードの Dominique Toney も
リード・ヴォーカルを取った曲があった。
キーボードの Kevin Toney はお父さん。

レイのギターは、LSL INSTRUMENTS(たぶん)の
テレキャスタイプと、ヘッドの形状は見覚えあるけど
何というメーカーか思い出せないエレアコ。

ポールのギターは、PRS のセミアコ2本。
以前のシグネチャーモデルではなく、
もう少し小ぶり(レスポールぐらいか)の
fホール付のセミアコ。
以前のシグネチャーモデルは、絶対カッコ悪いと
思っていたので、今日のギターの方が、
断然良いと思う。

レイもポールもスタジオの仕事をしてきた人だから、
当然やけど、弾き方がきれい。
ワイルドなフレーズでもきれいに弾きます。
スティーヴ・ルカサーなんかとは、
また違う感じで。

曲は、"A Woman Needs Love" は、
もちろんのこと、"The Other Woman" や
"It's Time To Party Now" など。
アンコールは、当然(?)"Ghost Busters"。
私の隣のテーブルに座っていた、
映画『ゴーストバスターズ』の恰好をした
4人組がステージに上げられていた。
あの人たちは、なんなんだろう、
ただのファンなのだろうか。
すごい装備のコスチュームだったよ。

アンコール入れて、たっぷり90分ほど。

[ MEMBERS ]
レイ・パーカーJr. / Ray Parker Jr. (Vo, Gt)
アーネル・カーマイケル / Arnell Carmichae l(Vo, Perc)
チャールズ・グリーン / Charles Green (Sax, Key)
ケビン・トニー / Kevin Toney (Pf)
ドミニク・トニー / Dominique Toney (Vo, Key)
ポール・ジャクソンJr / Paul Jackson Jr. (Gt)
レディー・フレディー / Ready Freddie (B)
ドネル・スペンサー Jr / Donnell Spencer Jr (Drs)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show


[ 余談 ]
ウィキペディアに書いてあったのだけど、
『ゴーストバスターズ』は、
ヒューイ・ルイス & ザ・ニュース の
" I Want A New Drug" に酷似していたため
裁判となり、レイが敗訴したらしい。
どんな曲かと聴いてみると
" I Want A New Drug" Huey Lewis & The News

ふむふむ、確かに似ているが、
クリソツというほどではないんちゃうか。
この程度の似方なら、世の中にいっぱいあるやろ。
映画制作側が、ヒューイ・ルイスにこの曲を
映画に使わせて欲しいと依頼したところ、
断られたので、レイに似た曲を作らせたという
経緯があるようだ。

私は、ヒューイ・ルイスの曲より、
こっちの方がやばいと思うねん。
→ "Pop Muzik" M

こちらも『ゴーストバスターズ』よりも前、
1979年のリリース。
こっちの方があかんやろ、と思ったら、
やはり盗作で裁判になったようです。

なんか最大のヒット曲が、盗作で敗訴と
いうのは、微妙やなぁと思たのでした。
レイにしたら、「似たような曲作って」と
依頼されたから作っただけなんやろうけど。








2018.3.30

DuoRama feat. 和田明

ギター 布川俊樹、ベース 納浩一によるデュオ、
「DuoRama」にフィーチャリング 和田明。
このトリオは、昨年7月に観て以来2度目だ。

今日は、少し遅れたので 1部の最後の曲
"This Masquerade" から、2部を鑑賞。

前回も書いたけど、布川さん 納さんお2人の
リズムというか息の合いようは素晴らしいね。
2部の最初にデュオラマのオリジナル曲
"KUPU KUPU" と もう1曲 演奏。
曲目を失念したけど、2曲目の曲が凄く良かった。
ギターは、ヤマオカギターのフルアコ Art D-50。
布川さんの特注品のようだ。
ウォームでめちゃ甘いトーン。
アンプは、DV Mark Jazz 12。
う〜む、両方 欲しい。

そして、明が登場し、"Just Squeeze Me"。
自由やなぁ〜。
続いて、"Don't Let Me Be Lonely Tonight"、
"小瓶の中の平和"、"Gee Baby Ain't I Good To You"、
"Love for Sale"、"Skylark"、だったかな。
あんな風に音楽を創ることが出来たら、
どんなに気持ち良いだろうね。
精進あるのみぢゃ。


[ MEMBERS ]
DuoRama:布川俊樹 (gt), 納浩一 (b)
和田明 (vo)

@ Lydian(神田)







2018.3.31

鈴木 茂 SPECIAL LIVE 2018

鈴木茂は、今年67歳。
はっぴいえんど、ハックルバック、
ティン・パン・アレー などで活躍し、
多くのアーティストの録音やステージに
関わってきたギタリスト・作曲家・編曲家だ。
私は、荒井由実の『卒業写真』(1975年)の
ワウを使ったプレイが特に好きだ。
あの頃のユーミンのギターは、
ほとんど 鈴木茂です。

25年くらい前、大阪で玉置浩二の
ソロ・コンサートで初めて 観たのだが、
その時、ウィル・リーを彷彿とさせるような
元気いっぱいの演奏姿に驚いた覚えがある。
私の記憶違いでなければ、
飛び跳ねていたんじゃないかな。

その次に観たのは、20年以上経って、
"FUSION FESTIVAL in Tokyo"
松原正樹が、体調不良だったため
代打で登場した時。
鈴木茂(Gt)、佐藤準(Key)、
村上”ポンタ”秀一(Drs)、後藤次利(B)、
小林香織(Sax)というメンバーで
『100ワットの恋人』や、
松原正樹の『スナイパー』などを演奏。

そして今月5日には、小坂忠のライヴ
観たのは記憶に新しい。
最近は、「鈴木茂商店」と称して
手作りの革製のギター型キーホルダーなどを
ライヴ会場で販売している。

さて、そんな鈴木茂氏のライヴに行ってきた。
メンバーは、ベースに
山下達郎、大滝詠一、高中正義、井上陽水らの
サポートで知られ、ハックルバックの
メンバーでもあった 田中章弘(63歳)。
キーボードは、昨年観た山下達郎バンドの
メンバーでもあった 柴田俊文(56歳)。
ドラムに元 THE SQUARE の長谷部徹(54歳)と
超ベテラン揃い。

1曲目始まって、どうも音が聴きづらいと思った。
何か音が団子になっているような印象。
2曲目だったか3曲目だったかで、気付いたのだが、
ステージにいない楽器の音が鳴っている。
そのうち、耳が慣れたのか、音響を調整したのか
幾分聴きやすくはなったけど。

「ステージにいない楽器の音が鳴っている」と
書いたが、このことは、途中の MC で明らかにされた。
『8分音符の詩』(1976年)という曲があるのだが、
そのレコードのストリングス・アレンジを
ステージでも再現したくて、
ハードディスクに取り込み、
何年か前から、ステージで鳴らすように
なったのだとか。
当時の録音は、クリックを使っておらず、
テンポが揺れるので、1小節ずつ手作業で
調整したらしい。
その話は、興味深かったのだけど、
(後述するが)私にはライヴとしては残念だった。

1978年発売のアルバム『Caution!』を今年、
リミックスして発売したので、
『Caution!』からの曲が多かったのだが、
それらも一部の音をハードディスクで流していた。

鈴木氏にすれば、レコードと同じ音を
ステージでも再現したいという思いが
あるのだろう。
一方で、レコードとライヴは別物と
する考え方もある。

これは、好みの問題だから
どちらが良いとか悪いはないのだけど、
私はどちらかというと後者だ。
レコードと違っても、アレンジが変わっても、
ステージにいる4人で演奏して欲しいと思う。

でも、今日はステージにいない、
オルガンが鳴り、ピアノが鳴り、
ホーンが鳴り、コーラスが聞こえた。
そして、一番興ざめだったのは、
ギターが聞こえた時だ。
鈴木氏が弾いていない、ギターの音だ。
これでは、もうほとんどカラオケやん。

鈴木氏の演奏(ギターの音は抜群)も
バンドの演奏も良かったけど、
私は4人だけの音で聴きたかったな。

ご本人は、20代に作った歌は(キーが高いので)
続けて歌うとしんどいと言ってたけど、
私には、ずい分声が良く出てるように聞こえた。
色々ケアが大変なようでしたが。

鈴木氏は、アーティストの中でも
たぶんにエンジニア的なのだろうな。
若い頃からミキシングに興味があったとか、
そういう話からも伺えるが、
ハンドメイドでエフェクターを作って
販売していることでもそれは分かる。
今日の MC で実家が自動車整備工場と聞いて、
妙に腑に落ちた。
革製品を自分で作る手先の器用さにも
通じるものがあるよね。

ギターは、赤というかオレンジというか
鈴木氏のトレードマーク的な
オールドのストラトキャスターと、
P-90の付いた ファイアーバード。
アンコールで、サンバーストの
ストラトキャスター(SSHS)を使った。
テレキャスターとレスポールも 置いて
あったけど(私の観た 1st showでは)使わず。

曲は(あんまり曲名が分からないのだけど)
『100ワットの恋人』、『レイニー・ステイション』
『8分音符の詩』、『Wood Pecker』、『砂の女』など。
アルバム『Caution!』に収録されなかった
未発表曲『涙の糸と銀の針』も披露。
アンコールまで入れて、80分ぐらいかな。


ギター



エフェクター群



アンプの上には、通信機のような機材
手前右の機材はHDレコーダーと思われる



キーホルダー買いました。



[ MEMBERS ]
鈴木 茂 (vo,g)
柴田俊文 (key)
田中章弘 (b)
長谷部 徹 (ds)

@ Motion Blue (横浜)
1st show






小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド
鯛!最後の晩餐ライブ!!


今日は、ライヴのハシゴ。

先日(3月27日)77歳になった小林克也。
小林克也といえば、私たちの年代では、
なんといっても『ベストヒット・イン・USA』。
80年代、毎週土曜日(やったっけ)深夜、
新しい音楽を仕入れられる重要な情報番組だった。

その小林克也が、
「小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド」名義で
1982年にアルバム『もも』でデビューした。
当時、レンタルレコードで借りて聴いた覚えがある。

その小林克也が、先日、ニューアルバム
『鯛〜最後の晩餐〜』をリリース。
で、その凱旋ライヴに行ってきた。
小林克也のライヴは、もちろん初めて。

ザ・ナンバーワン・バンドでのライブは
なんと34年ぶりだそうで、
メンバーは、ザ・ナンバーワン・バンドの
オリジナルメンバー。
埼玉、東京、広島、福山、愛知、
全国5か所のライヴ・ツアーだ。

まず、小林克也氏が登場。
緊張でお腹が痛いと、軽く挨拶のあと、
自分と音楽の出会いを語りながら、
メンバーを一人ずつ招き入れ、
思い出の曲の一節を歌うという始まりで、
プレスリー『Heartbreak Hotel』や
ビートルズ(あれ?何やったけ、
『A Hard Day's Night』やったかな?)を歌った。
『ダイアナ』は、ポール・アンカではなく、
山下敬二郎の日本語 version で。

ニューアルバム『鯛〜最後の晩餐〜』から、
『SHOWA WOMAN』
『LET'S MAKE LOVE 〜REGGAE ONDO〜』
『ナムアミダブツ IN 九品仏』
『あるパティシエの愛』
『FUKUYAMA』『FUNKY KISS』など。

アルバム『もも』からは、
『六本木のベンちゃん』『ケンタッキーの東 』など。

どの曲も強烈です。
35年ぶりに聴いたのに、『ケンタッキーの東 』では、
「I don't wanna be a fried chicken、
フライになりたくな〜い」って一緒に歌ったよ。
覚えてるんや〜って、自分でも驚いた。

途中、ゲストで鮎川誠(69歳)が登場。
1969年製のあのレスポールを持って登場。
"(I Can't Get No) Satisfaction" を歌った。

アンコールで、『ハッピー・バースデイ』で
喜寿をお祝いしたあと、
『ザ・ナンバーワン・バンドのテーマ 』
『うわさのカム・トゥ・ハワイ 』。

「今度は、傘寿で」と言っていたけど、
ぜひ実現してほしいな。

小林克也は、いっぱい間違ってた(風に見えた)けど、
ライヴって、正しく演る(間違わない)ことが
重要なのではないねんな、と改めて認識したね。
先に観た、鈴木茂氏のライヴが、完璧を
目指す演奏(悪く言えば予定調和が過ぎる)
だったのに対し、ザ・ナンバーワン・バンドは、
小林克也が、歌が本職ではないということも
あるけど、なんか「ライヴ!」って感じがしたよ。


[ MEMBERS ]
小林克也 (vo)
佐藤輝夫 (gt)
成田昭彦 (dr)
深町栄 (key)
琢磨仁 (b)
斉藤誠 (gt)
ゲスト:鮎川誠 (vo, gt)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show




アーティストからのお花











2018.4.2

MAY INOUE STEREO CHAMP
井上銘 ステレオチャンプ

at BLUE NOTE


ギタリスト 井上銘 のことは、何度もここに書いてきた。
高校生で 鈴木勲のグループ OMA に参加。
2011年、20歳で CD デビューした。

15歳でギターを始めたロック少年だった銘君は、
高校入学前にギター好きなお父さんに連れられ、
ブルーノートで Mike Stern を観て、
JAZZ に目覚めるのだけど、
それから12年ほど経ち、そのブルーノートの
ステージに今日、自分のグループで立った。
ブルーノートの出演は初めてではないけれど、
本人のリーダー・グループでは、初だ。

高校入学前ということは、銘君が観たのは、
2007年3月の Mike Stern の公演だろう。
私の記録を見ると、2007年3月31日に
ブルーノートで Mike Stern を観ている。
この時は、オルガンに小曽根真さんが
参加しての公演だった。
もしかしたら、同じ公演を銘君親子も
観ていたのかもしれない。

今日は、ご両親もいらっしゃっていた。
あの時はまさか12年後にこんなことに
なっているなんて、お父様も思わなかっただろう。
今日は、どんな心境でご子息の演奏を
聴かれていたんだろうな。
ついついそういう目線で考えてしまう。

このバンド「ステレオチャンプ」は、
昨年、アルバム『STEREO CHAMP』を発表。
六本木VARIT. でのレコ発ライヴにも行った。
その時の印象は、結構ロックな感じだったが、
ありがちなハイテクニックのインスト・バンドと
ステレオチャンプの違いを
私なりに解釈するとこういうことになる。
新しいのに懐かしい感じがするメロディは、
きっと、銘君の中に中学の時に聴いた
70年代ロックの血が流れているからに違いない。
そして、その血にはブルースも混ざっている。
だって、聴いていたのが、クリーム、ジミ・ヘン、
レッド・ツェッペリンやからね。
それが、ただのハイテク・フュージョンとの
違いとなり、私のような50過ぎたおっさんも
吸い寄せられる要因ではないか。

昨年、種子島に行って出来たという『西之表港』
という曲を演奏したのだが、こういうの大好き。
曲調は、リズム&ブルースなのだが、
懐かしい匂いをさせながら、
ただ R&B をインストで演っているのではない
JAZZ 的な要素も含まれているのだな。

曲は、アルバム『STEREO CHAMP』から
"Heliotrope"、 "Comet 84"、"Soldier "R"" 、
"1 Year Later"、"Fu-linkazan" など。
アルバム以外の曲で前述の『西之表港』、
『リンク(リンクスかも)』、アコギで、
"Winter Song"。
6月には、2ndアルバムのレコーディング予定だという。
それらの曲が、収録されるのかもしれない。
今から楽しみだ。
ギターの腕前は、もちろんだが、
ソング・ライティングにも才能ありだ。

ギターは、いつもの Westville。
アコギ(エレアコ)は、Martin。
カッタウェイ付 OOO タイプかな?
控えに置いてあった3シングルの Novo は、
使わずでした。


[ MEMBERS ]
井上銘(Gt)
類家心平(Tp)
渡辺ショータ(Key)
山本連(B)
福森康(Drs)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





(2018.4.12 追記)
ブルーノートの "LIVE REPORTS"
セットリストが掲載されたので記しておく。

[ 2nd show SETLIST ]
1. New Introduction Of Stereo Champ
2. Danelectro
3. Taiji Song 2
4. Introduction
5. Comet 84
6. Nishinoomote Ko
7. Links
8. Winter Song
9. Heliotrope
10. Soldier "R"
EC 1. 1 Year Later
EC 2. Fu-Linkazan





2018.4.5

村山義光
音楽という高い山


大阪に村山義光さんというギタリストがいる。
プロフィールによると1962年生まれ。
私と同じ年だ。
馬場孝喜さん(Gt)と何年もデュオを続けていて、
YouTube には、たくさんの動画がアップされている。
一度は、ナマで観たいと思っているのだが、
中々機会がない。

昨日、スケジュールをチェックしたら、
3月に関東に来て、数日間ライヴやレッスンを
されていたようだ。
気付くのがちょっと遅かったが、
特に埼玉県熊谷市の「Space 1497」という
ハコで行われたギター・トリオ
(村山義光・馬場孝喜・竹中俊二)の
ライヴは、観たかったなぁ。

その日の動画がこれだ。
" Cherokee "
" Donna Lee "

こういう演奏を聴くと、私はプレイヤーとして、
音楽という高い山の入口に
ず〜っと立っているような気がする。
いっこも登ってないような気がするのだ。
これは、別に自分を卑下しているわけでないのだけど。
まあ、あまりに精進が足らんというか
レベルが違い過ぎるのですわ。

今度、東京に来られた時は見逃さないよう
チェックしよう。

演奏だけではなく、村山さんの
ワークショップや、何かについての
レクチャーの動画も YouTube には、
結構あって、それらの話も大変に興味深い。
話が、深すぎて、半分ぐらいしか
理解できないけど、要は、
自分は何も分かってないということは
分かります。
年をとってくると、もっと若い時に
気付けば良かったのにと思うことが、
いっぱいあるんやけど、
そんなこと言うても仕方がない。
「若い時に気付けば良かったのに」という
発想自体が、もうアウトなんやと思う。





2018.4.8

デビュー45周年
神ドラマー 村上 “ポンタ” 秀一
ライブスペシャル
「音楽境地」(壱)
〜奇跡のJAZZ FUSION NIGHT〜


一昨日(4月 6日)、中野サンプラザホールで
行われた、ドラマー 村上 “ポンタ” 秀一、
デビュー45周年の記念コンサート。
18時30分開演で 終わったのは、22時10分。
3時間40分も経っていた。
コンサートというよりは、もうこれは「FES.」です。

席は、前から4列目。
ステージに向かって、右の方だったが、
ポンタさんのドラムが、ステージ上手に
中央向いてセッティングされていたため、
ポンタさんを真横から見ることになり、
ちょうど良かった。



私は、ポンタさんの大ファンというわけでは
ないので、このコンサートの開催を知った時、
観に行こうかどうしようかちょっと迷った。
でも、大体こういうスペシャルなライブは、
内容もスペシャルなのだ。
で、発売と同時にチケットを取ったので、
結構 良い席で観られたというわけ。

そして、やはり行って正解。
特にギター好きには、たまらない。
なにしろ出演するギタリストが、
渡辺香津美、高中正義、角松敏生、
和田アキラ、そして、Char!
(チケットを買ったあとに、
Char さんの出演が発表された。)

ポンタさんのドラミングは、
流暢というか、なめらかだ。
リズムを切っているという感じがしない。
ドラムで唄っているという感じだな。
それが、彼のプレイの魅力の一つだと思う。

まず1部のトップは、渡辺香津美。
「MOBOV」の再結成。
ベースは、グレッグ・リー。
香津美のギターは、アレンビックと PRS。


開演直前。右側のMATCHLESS は Char さんの。

曲は『Unicorn』『遠州つばめ返し』ほか。
途中、和服姿の女性が踊りながら登場。
誰か女優さんでも呼んでいるのかなと
思ったら、途中でピアノを弾きだした。
なんと、国府弘子。
3日前に「踊れ」と言われ、
楽天で衣装(パーティ用?)を買ったのだという。

続いて、高中正義。
キーボードにこれまた大好きな小島良喜。
ギターは、模様の入った濃い紺の
ヤマハ SG と グリーンのストラト。
曲は『Blue Lagoon』『Mambo No.5』
『Thunder Storm』『Ready To Fly』『黒船』。
ライヴで聴く『黒船』は格別に感動するなぁ。

続いて角松敏生。
ナマで観るの初めて。
めっちゃ若い!
とても 58歳には見えない。
遠目に見れば、40代半ばや。
80年代から、全く変わっていない体型。
(見習わねば。)
ギターは、レスポールを3本使った。
曲は、歪みなしの『Sea Line』など。
『OSHI-TAO-SHITAI』のイントロでポンタさんが、
曲を間違い、演奏が止まるという
貴重なシーンもあった。
「違う曲を叩いた」と言っていた。
出だし1、2拍目が16分音符の裏打ちから
始まるので、Char さんの『Smoky』と
間違ったのかな。

と、ここまでで、1時間45分。
これで、終わってもおかしないぐらいや。
20分ほど休憩をはさんで、2部がスタート。

2部は、ポンタさんと縁の深い3人の
トリビュート。
まずは、「Tribute To 松岡直也」。
ここで、ギターに和田アキラ登場。
和田アキラもナマで観るの初めて。
ギターは、ストラトタイプ。
昔は、P-Project だったと思うけど未確認。
『思い出のマジョルカ』ほか。
ピアノに森村献。

そして、Char さんの登場。
ポンタさんがずっと叩きたかったという
『Smoky』。
ポンタ (Dr)、Char (Gt&Vo)、国府弘子 (Key)、
岡沢章 (B)という、まあ2度とないだろうという
スペシャルなメンツによる『Smoky』。
そして、「Tribute To 大村憲司」ということで、
Char さんが憲司の『Tokyo Rose』を弾いた。
ギターは、『Smoky』では、
赤い模様(ペイズリー?)入りのマスタング。
『Tokyo Rose』でバーガンディミストの
ストラトキャスター。

最後のセットは「Tribute To 深町純」。
『Sara Smile』『Departure In The Dark』ほか。

アンコールでは、PONTA BOX で1曲。
佐山(雅弘)さんに来て欲しかったようだけど、
かなわなかったので、ピアノは国府弘子。

最後にサプライズで、お孫さん(小学校低学年
ぐらいの女の子)が花束贈呈。

予想を超えた素晴らしいライヴで、
たっぷり楽しめた。
秋に DVD & Blu-ray で発売されるので、
買ってもう一度楽しもう!

今回は「JAZZ FUSION NIGHT」だったけど、
11月1日には「VOCAL NIGHT」を
開催予定だという。
特別に来場者だけの先行販売があったので、
早速、購入したよ。
出演者は発表されていないけど、
きっと次回も面白いでしょう。



[ MEMBERS ]
村上“ポンタ”秀一 (Drs)
角松敏生 (Vo & Gt)
高中正義 (Gt)
Char (Vo & Gt)
渡辺香津美 (Gt)
和田アキラ (Gt)
岡沢章 (B)
グレッグ・リー (B)
斉藤ノヴ (Perc)
三沢またろう (Perc)
国府弘子 (P)
森村献 (P)
大坪稔明 (Key)
小島良喜 (Key)
本間将人 (Sax/Key)
FIRE HORNS<Atsuki (Tp)、Juny-a (Sax)、Tocchi (Tb)>
吉澤達彦 (Tp)
橋本和也 (Sax)

@ 中野サンプラザホール



デビュー45周年 神ドラマー 村上 "ポンタ" 秀一 ライブスペシャル


と、ここまで書き上げて、SETLIST を発見。

----- with 渡辺香津美、グレッグ・リー -----
1. インナー・ウインド
2. ユニコーン
3. 遠州つばめ返し
4. Σ
5. スプラッシュ
----- with 高中正義 -----
6. THUNDER STORM
7. MAMBO NO.5 (DISCO DANGO)
8. BLUE LAGOON
9. READY TO FLY
10. 黒船 (嘉永6年6月4日)
----- with 角松敏生 -----
11. SEA LINE
12. RAMP IN
13. OSHI-TAO-SHITAI
----- 松岡直也トリビュート with 森村献、和田アキラ -----
14. ア・シーズン・オブ・ラヴ
15. ノーチェ・コリエンド
16. 思い出のマジョルカ
----- with Char -----
17. SMOKY
18. トーキョー・ローズ(大村憲司トリビュート)
----- 深町純 トリビュート -----
19. ON THE MOVE
20. サラ・スマイル(with 本間将人)
21. DEPARTURE IN THE DARK
----- with 国府弘子、岡沢章 -----
EC. Pooh-Song





2018.4.13

スティーヴの教えと音楽の原点

「とにかく心に忠実に、
自分が好きなことをやりなさい。
どこかに行き着くのが幸せだと思わずに、
その道筋を幸せなものだと思って、
エンジョイしなさい。」


雑誌「JAZZ LIFE」最新号(5月号)に
掲載された、STEVE GADD の言葉だ。
何故だか泣きそうになってしもた。

STEVE GADD は、JAZZ から ROCK、
POPS まで、何でも叩く世界的ドラマー。
今年、73歳。

これは、インタビュアーの
「あなたに憧れているアマチュア・
ドラマーに何かアドヴァイスはありますか?」
という質問に答えた言葉。
正確には、最後の部分は、
「エンジョイしなさい」ではなく、
「エンジョイしながらやっていってほしい」
と書いてあったのだけど、私は、スティーヴの
教えとして「エンジョイしなさい」と読みとった。

若い頃は、どこかに行き着こうとしていて、
どこかに行き着かなければ、達成しなければ、
ダメだと思っていて、その道筋を
エンジョイするなんて出来なかったように思う。
年と共に、どこかに行き着くことが重要なのではなく、
どこに向かっているかの方が、人生には
重要なのだと少しずつ感じ始めたが、
それでも、ついつい結果に目が行ってしまう。

「道筋をエンジョイしなさい」という
スティーヴは、一体どこに向かっているんだろう。
その答えともいうべき言葉が、
そのインタビューにはあった。

ニューアルバムのリリースを前に
「リスナーに伝えたい思いなどは
ありますか?」との問いに、
スティーヴはこう答える。

「自分自身が心地いいと思える、
いい音楽を作って、それをリスナーと
シェアしていきたい。だから特別な
メッセージのようなものはなくて、
みんなが気持よくなってくれたら
満足だよ。」


とても、シンプルで、原始的なようだが、
それこそが音楽の基本なのだな。





2018.4.15

浜田真理子×小泉今日子
「マイ・ラスト・ソング」
〜久世さんが残してくれた歌〜




タイトルにある「久世さん」とは、
演出家・小説家の久世光彦(くぜてるひこ)。
『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー一族』など
多くのテレビドラマや舞台を手がけた人で、
2006年に70歳で、亡くなっている。

その久世さんが書き続けたエッセイ
『マイ・ラスト・ソング』を
浜田真理子の歌と小泉今日子の朗読で綴るステージ。
初演から10年続いているというロングラン公演に
行ってきた。

冒頭、久世さんの経歴や写真が、
スクリーンに映し出される。
まずは、浜田さんが一人で登場すると、
ピアノの前に座り、
『赤い風船』(浅田美代子)を歌い出した。

それから、キョンキョンの登場。
久世さんのエッセイを読みながら、
久世さんの想いでや、エピソードを話す。
そのトークに、浜田さんの歌が
絶妙なタイミングで挟み込まれる。

選曲は、昭和歌謡が中心。
久世さんが作詞したもの、
久世さんが演出したドラマの挿入歌や
主題歌に使われたものなど。

作詞家、阿久悠氏とは交流が深かったようで、
阿久悠氏の作品も多く、ドラマに
使っており、今日は 4分の1ぐらいは、
阿久悠トリビュートな感じもあった。

歌われた曲は、
『赤い風船』(浅田美代子)
『林檎殺人事件』(郷ひろみと樹木希林)
『ひとりじゃないの』(天地真理)
『コバルトの季節の中で』(沢田研二)
『あの鐘を鳴らすのはあなた』(和田アキコ)
雲にのりたい』(黛ジュン/長山洋子)
『一本の鉛筆』(美空ひばり)など。
アンコールでは、ピンク・レディの『UFO』。
そして最後にしっとりと、途中『Mr. Lonely』入りの
『街の灯り』(堺正章)。
『街の灯り』の演奏中にステージ後ろの
幕が開き、六本木の街の灯りが見えるという
にくい演出。
といっても、いつも最後に幕が開くので、
今日に限ったことではないのだけど、
今日はそれが素晴らしい演出になっていたね。

キョンキョンも、1曲ぐらい歌うかなと
思っていたら、語りに徹し、歌わず。
その方が、カッコいいよな。

浜田さんの歌は、何度聴いてもいいなぁ。
歌が無垢だ。
裸にされたその楽曲が、
究極に引き算されたピアノ伴奏で歌われる。
そこに彼女独自のアレンジが加わり、
オリジナルよりややテンポを落とすと、
彼女の独特の世界になってしまう。
それは、昭和とブルースの匂いとでも言おうか。
ブルースといっても、
アメリカの黒人のそれではない。
上手く言えないのだけど、
昭和30〜40年代にあった、日本のブルース。
形式ではなくて、空気、匂いみたいなものの
ような気がする。
だから、ある年齢層には浜田さんの歌に、
懐かしさというか、安心というか、
そういう何かを感じてしまうんじゃないだろうか。
たぶんだけど、平成生まれの人はそれを
感じることが出来ないんじゃないかと思う。

解釈が独特で、
ピンク・レディの『UFO』なんて、
別の曲になってたよ。

そして、彼女の歌を聴くと
毎回だけど、
自分もちょっと歌ってみたくなるねんな。


[ MEMBERS ]
浜田真理子(歌・ピアノ)
小泉今日子(朗読)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show





インタビュー 小泉今日子×浜田真理子 「久世光彦が残した音楽と言葉」





2018.4.25

CHEAP TRICK
チープ・トリック


高校生の時に買った LP レコードの1枚に
チープ・トリックの "In Color (蒼ざめたハイウェイ)" がある。
彼らの 2ndアルバムで、1977年の発売。

ジャケットが良い。
表はカラーで、バンドのイケメン2人、
ロビン・ザンダーとトム・ピーターソンが
カッコよくバイクにまたがっている。



裏返すと白黒で、バンドの三枚目担当、
リック・ニールセンとバン・E・カルロスが
自転車にまたがっている。



私は、このアルバムに収録されたシングル曲
"I Want You to Want Me" が大好きだった。
ポップなのに、とても切ないメロディで、
17歳(セブンティーンと読んでね)の
少年の心の中の甘酸っぱさを増大させた。
邦題は『甘い罠』。
この時代は、アルバム・タイトルやシングル曲には
結構、邦題が付いていたね。
アルバム・タイトル " In Color" は
『蒼ざめたハイウェイ』だし、同アルバムで
シングルになった "Clock Strikes Ten" は、
『今夜は帰さない』という邦題が付いていた。
なんとなくええ時代やなぁと思ってしまう。

邦題、例えば、こんなのがあったよね。
『紫の炎』= "Burn"(Deep Purple)
『駆け足の人生』= "Life In The Fast Lane"(Eagles)
『そよ風の誘惑』= "Have You Never Been Mellow"
(Olivia Newton John)
『あの娘におせっかい』=" Listen To What The Man Said"
(Paul McCartney)
『明日なき暴走』= "Born To Run"(Bruce Springsteen)

なんか、洋楽なのに 題名だけには、
日本文化もプラスされているようで、時代を感じる。

その中でも強烈だったのは、Jeff Beck のアルバム
"Blow by Blow"(1975年)。
邦題が『ギター殺人者の凱旋』やったからね。

"Blow by Blow" の意味は、たぶん「仕返し・しっぺ返し」。
("blow-by-blow" で引くと「非常に詳細な」とか
出てくるけど、こっちじゃないだろう。)
『ギター殺人者の凱旋』・・・もの凄いセンスやなぁ。

話をチープ・トリックに戻そう。

今日、4月25日は、チープ・トリックの
日本武道館公演の予定だった。
彼らのヒット・アルバム『at武道館』発売
40周年記念ライブだ。

一昨年の「THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016」
4曲だけ生演奏を観たものの
彼らのライヴ・コンサートは、
観たことがなかったので
発売まもなくチケットを取ったところ、
3月22日に公演延期が発表された。
リック・ニールセンの体調不良だという。
1ヶ月も前に延期が発表されるとは、
心配ではあるが、中止ではなく延期なので、
それほど深刻ではないと思いたい。

今のところ、振替公演日は発表されていないが、
元気な姿を観られるよう祈ってます。


チープ・トリック来日公演 サイト


"I Want You to Want Me" は、
様々なカヴァー・ヴァージョンがあることを発見!
女性シンガーが多い!

KSM - I Want You to Want Me
Letters To Cleo - I Want You To Want me
I Want You To Want Me - ft. Sara Niemietz
Aly Michalka - I want you to want me




妹尾隆一郎さん

先日、何かの話のおりに 妹尾さんの名前が挙がり、
何気なくググったところ、昨年12月17日に
お亡くなりになっていたことを知った。
妹尾さんは、日本を代表するブルース・ハープ
(ハーモニカ)のプレイヤー。
享年68歳。
胃癌だったようだ。
若過ぎるなぁ。



写真は、妹尾さんと共演する機会を頂いた、
私が25歳の時、原宿クロコダイルでの1枚。
(1987年12月だったと思う。)

同じころ、大阪のバーボンハウスでも
共演させて頂いた覚えがある。
当時のバンドのリーダー Tさんが、
妹尾さんと懇意だったので、
ゲスト出演していただいたのだ。
妹尾さんがいるのだから、ブルース・ハープを
吹くすき間を空けるべきなのだが、
私は、妹尾さんに自分のギターを
聴いて欲しいばっかりに、たくさん弾きすぎた。
ライヴの後、Tさんを通して、
「ギターの音が多すぎて、ハープを吹けない」と
ダメ出しの言葉を頂いた。
全く音楽的でなく、エゴイスティックだった
若い頃の恥ずかしい思い出だ。

合掌。


妹尾隆一郎  公認 サイト





2018.4.29

レクチャーライブ 第2回
スタンダード − 魅力的メロディの秘密 −


ただ演奏を聴いて楽しむというだけではなく、
演奏される音楽のレクチャーを受けてから、
ライヴを聴くという、アカデミックな企画。
「レクチャー・ライヴ」。

神田のジャズ・クラブ、リディアンで、
行われたこの「レクチャー・ライヴ」に
行ってきた。
第2回ということで、前回は「転調」が
テーマだったらしいが、今回のテーマは、
「メロディ」。

ファンタジーチューンの有名曲、
"Over The Rainbow"、
"When You Wish Upon A Star"、
"Alice In Wonderland" 3曲の共通点と
その秘密(?)や、メロディには
著作権があるけどコード進行には
著作権がない話など、知っていそうで知らない、
気付いていそうで気付いていない話も多かった。
また、通常のライヴではあまりない、
楽譜を見ながら演奏を聴くということにも
新しい発見があり、勉強になりました。

2部のライヴで、村上春樹の小説
『国境の南、太陽の西』に登場するという
"Star-Crossed Lovers" という
美メロ・バラードが演奏された。
(Duke Ellington & Billy Strayhorn)
初めて聴く曲だった。
実は、この小説を私は30代に
珍しく2回読んだ覚えがあるのだが、
全く覚えていなかった。
というよりは、小説の中に知らない曲名が
出てきても、よほどのことがない限り、
どんな曲か聴いてみようと探す行動にまで
中々繋がらなかっただろう。
今なら、ネットのおかげで簡単に
検索してほとんど曲は聴くことができるけどね。

どんな場面で出てきたのか、興味がわき
もう一度読んでみようかなという気になったけど、
買って読んでいない本が何冊も 積読(つんどく)
状態になっている。
困ったもんだ。


[ Show Time ]
1部 レクチャーライブ:13:30〜14:30
2部 通常ライブ   :15:00〜16:00
※入替なし

[ MEMBERS ]
外谷東(p)
山口裕之 (b)
岡田朋之 (ds)
マスター中川 (lecture:1部)

@ Lydian(神田)





2018.5.1

ラスト・ワルツ
THE LAST WALTZ


今から30年ほど前、1987〜88年ごろだったと思う、
何かの用で東京に来る機会があった。
ちょうどその時、東京のとある映画館で、
『ラスト・ワルツ』を上映しているのを
情報誌か何かで知った。
覚えていないけど、大阪では観られない
何かがないかと探したのかも知れない。
どこの映画館だったかも覚えていないけど、
一人で観に行った覚えがある。

1976年、サンフランシスコで ザ・バンド が
豪華ゲストを招いて、解散コンサートを行った。
『ラスト・ワルツ』は、そのコンサートを収めた
ドキュメンタリー映画。
監督は、マーティン・スコセッシで、
公開は 1978年だが、撮影された1976年は、
『タクシー・ドライバー』が公開された年だ。

出演は、ザ・バンドのほか、ボブ・ディラン、
エリック・クラプトン、ニール・ヤング、
ジョニ・ミッチェル、ヴァン・モリソン、
ニール・ダイヤモンド、リンゴ・スター、ロン・ウッド、
ドクター・ジョン、ポール・バターフィールド、
ロニー・ホーキンス、マディ・ウォーターズ 等。

その『ラスト・ワルツ』が、
デジタル・リマスターされ
公開40周年記念上映ということで
公開されているので、観てきた。
30年ぶりの鑑賞だ。

「最大音量上映」とわざわざ謳っているので、
どんな音やろと楽しみにしていたが、
特に音がデカいとは思わなかった。

実は、先週も本作を観に行った。
私には「音楽ドキュメンタリー映画は寝る」と
いうジンクスがあるのだが、見事に
始まって10分ほどで、強烈な睡魔とともに
気絶し、気が付いたら40分ほど過ぎていた。

後半は、しっかり観たのだけど、
どうしてもちゃんと観ておきたくて、
今日もう一度、観に行って生きたのだ。
まあ、DVD が出てるので観ようと思えば
いつでも観られるのだけど、
映画館で、大音量で観るということに
意味があるので、こうなると、
絶対もう一度観てやる と、
半ば意地になっているような面もあるけど。

そういうわけで、今日はしっかり
目を開けて観たよ。

ウィキペディアには、「映画とサウンドトラックは
過剰なオーバーダビングが施されている」という
記述があるが、「ライヴビデオ」ではなく
「映画」なのでそういうこともありえるだろう。
確かにあんなマイクの使い方で、
よく声がちゃんと入っているなぁと思う場面はあった。
でも、そういうことを差し引いても、
今から42年も前のライヴが、リマスターされ、
クリアな映像と音で観られるのは、
素晴らしいことだ。
しかも、この豪華メンバーで。

ちょっとワイルドな リック・ダンコ(B&Vo)が
ロビー・ロバートソン(Gt)よりもカッコいい。
ジョニ・ミッチェルを見つめる視線は、
ちょっとヤバいけど。
後半に登場するエリック・クラプトンが、
これまたカッコいい。
この時、31歳かな。
"Further On Up The Road" の出だし、
1コーラス弾いた後、ストラップが外れ、
ヒヤッとするが、何ごともないかのように
ロビーがソロを引き継ぐ。
エリックのギター・ソロは圧巻で、
観客の盛り上がりも凄い。

ボブ・ディランが、"Forever Young" と
"Baby Let Me Follow You Down" を
2曲続けて歌うのだが、"Forever Young" の
終わりで、ディランがロビーに何か
耳打ちする。
エンディングが、ちょっと怪しい感じになり、
リヴォン・ヘルム(Dr)が不安そうに
ディランを見つめる。
すると、ディランが "Baby Let Me Follow
You Down" のイントロを弾き出し、
バンドが合わせてくるというシーンがあった。
打合せと違う何かが起こったのかと
思ったが、ウィキペディアによると
これはノッテてきたディランが
予定になかった "Baby Let Me Follow
You Down" を始めてしまったらしい。
なるほど、それでリヴォンのあの表情の
意味が分かった。

演奏以外にもこの時代の楽器を観るのも
興味深い(リックは、Gibson の
リッパ―ベースだ!)し、
インタビューでは、ザ・バンドのメンバーが
お金がなかった頃、スーパーで
万引きしたというちょっとヤバいエピソードや
ガース・ハドソン(Key)が当初、
音楽の先生という名目でバンドに
参加していたなど、貴重な話も満載。

それにしても、この時、ザ・バンドのメンバーは
全員30歳代(一番老けてる ガース・ハドソン でも
39歳)だし、前述のようにエリックも31歳。
出演者のほとんど、たぶんマディ・ウォーターズ
意外は、全員今の私より年下なのに
若者の演奏を聴いている風にはならないのが
不思議だなぁ。


The Band LAST WALTZ


★★★★★


30年前に『ラスト・ワルツ』を観た当時、
やっていたバンドのリーダーTさんが、
ザ・バンド が好きだった。
(その影響で観に行った。)
なので当時のレパートリーには、
ザ・バンドの "The Weight",
"I Shall Be Released",
"It Makes No Difference" なども含まれていた。
改めて、どれもええ曲ですな。
Tさんが作った、リチャード・マニュエル
(1986年没)を追悼した『リチャード』という
オリジナル曲は、名曲だったなぁ。





2018.5.7

SILVIA PEREZ CRUZ
シルビア・ペレス・クルス


詳しく知らないのに、行ったこともないのに、
なぜだか惹かれる国ってないですか。
何が魅力かさえ、良く分からないのに。

私には、アルゼンチンやスぺインがそう。
イタリアにも少し感じるなぁ。
若い頃は、完全にアメリカだった。
なぜかイギリスにはそういうのを感じない。
ビートルズを始め、E.クラプトン、
J.べック、R.スチュワートなど、
好きなミュージシャンにイギリス人は、
多くいるのにね。

今でも、というか永遠にアメリカには、
憧れがあるだろうけど、そこまで
分かりやすくない憧憬がアルゼンチン、
スペインにはある。
それらの多くは、
音楽や映画を通して感じてきたもので、
例えば同じように観聴きしていても、
ブラジルやポルトガル、フランスには、
それほどの憧れを感じないから不思議だ。
とはいっても、アルゼンチンや
スペインについて、詳しく調べたりする
わけでもなく、なんとなく惹かれる、
という程度なのだけど。

一時期は、中国の大陸的なメロディや
ケルト・ミュージックにも懐かしさを
感じたことがあったけど、
最近はあまり感じなくなった。
こういうのは一時的なものなのかも知れない。
若い頃は、スペインのことも
そんな風には思っていなかったからね。
でも、アルゼンチンには、非常に漠然と
20代の頃から「行きたい」と思っていた。
ホントに漠然とだけど。

もし、輪廻転生があるのなら
私は、それらの全ての土地に、
生きたことがあるのかも知れない。
なんて風に思っては、勝手に納得している。

スペインのカタルーニャ地方は、
昨年、独立宣言をして日本でもニュースに
なったけど、結局どうなっているのか、
チラッとググっただけでは、
国際情勢オンチの私には良く分からない。
そんな簡単な問題ではないだろうことは、
想像に難くないけど。

そのカタルーニャ地方を代表する、
シルビア・ペレス・クルスという歌姫が
今月、初来日する。
1983年生まれだから、今年35歳。
美しい人だ。

スペインというと、フラメンコを
連想してしまうが、ちょっと違う。
シルビアの音楽を全部聴いたわけではないけれど、
下にリンクを貼ったものを聴いてもらえると、
フラメンコのイメージではないことは
お分かり頂けると思う。
曲によっては、ポルトガルのマドレデウス
(Madredeus) をちょっと思い出した。

その シルビア・ペレス・クルス の来日公演に
今週末行ってくる。
バックは、弦楽五重奏。
昨年発表のアルバム『Vestida De Nit』の
延長にある公演になりそうだ。
楽しみ。


Silvia Perez Cruz - Vestida de Nit (Video Oficial)

あの『ランバダ』ですが、もう別の曲です。↓
La Lambada / Chorando Se Foi (Video Oficial)

Leonard Cohen の名曲。↓
Silvia Perez Cruz - Hallelujah (Live)





シルビアのことを調べていたら、
『Latina』というワールド・ミュージックの
雑誌に、シルビアの来日直前インタビューが
載っているので買ってみた。
手元に届いてビックリ。
最近の雑誌かと思っていたら、
「創刊満66年記念号」と書いてあった。



表紙もシルビア。





2018.5.11

チープ・トリック振替公演決定

4月25日に予定されていたチープ・トリックの
武道館公演が延期になったことは、
ここ に書いた 通り。
その振替公演が決定したと発表された。

振替公演は、残念なことに武道館ではなく、
Zepp Tokyo にて、10月11日(木)に行われる。
う〜む、微妙だ。
ずい分とキャパが減ってしまう。
狭いところで観られるのは良いのだが、
私の考慮は、1F席はスタンディングで
あること。
正直、立って観たくない。
2F席は、指定席だが当然、ステージから遠い。
まあ、それは武道館であっても
遠いから良いのだけど。
それに、ロック・コンサートなので、
結局、立つことになるのかも
知れないけど、スタンディングだと
狭くてしんどいねんな。
疲れてきても座れないし。(じじいか)

4月の武道館チケットは、全席払戻しとなる。
一応、4月の武道館のチケットを買っていた人には、
振替公演の優先先行予約が行われるのだが、
席が減った分、申込者全員がチケットを
取れるとは限らないという事態になっている。

どうも、バンド側との調整で、
その時期に武道館が空いておらず、
それでも、バンド側は『at武道館』発売
40周年の今年中に来日公演を
実現したかったので、会場の変更という
決断に至ったようだ。

その結果、チケット代にも影響が出た。
武道館公演では、9,500円だったチケットが、
Zepp Tokyo 振替公演では、
2F指定席: \15,000
1Fスタンディング: \8,000
となった。
座って観るには、15,000円。

どうしようかなぁ・・・。


チープ・トリック来日公演 サイト





2018.5.12

SILVIA PEREZ CRUZ
シルビア・ペレス・クルス


スペインの女性シンガー、
シルビア・ペレス・クルスの
ライヴに行ってきた。
この人のことは、最近知ったのだけど、
数曲聴いて、ライヴで聴きたくなったのだ。
スペインにほのかな憧れがあることは、
ここに書いた通り。

バンドは、弦楽五重奏。
ポップスやジャズではなく、
ましてやクラシックでもない。
スパニッシュだけど今まで知っていた
フラメンコでもない。
重厚で情熱的、哀愁と慈悲の
混在したようなエモーショナルな
魂の歌声で予想以上に感動した。
その音楽の素晴らしさは、
これだけたくさんライヴに行く私が、
あまり体験したことのない、
曲が終わるたびの拍手の長さに
表現されていたように思う。
最後は、スタンディング・オベイション。
まさにスペインの至宝です。

シルビアは、初来日で昨日と今日、
合計4回の公演をした。
そのラスト・ショーを観たのだが、
本当に幸せそうで、バックの5人も
楽しくて仕方がない感じが伝わってきた。

ヴァイオリンのカルロスは、
ヴァイオリンをまるでウクレレのようにも
弾いたりした。
シルビアとカルロスがデュエットした曲は、
あまりに幸せすぎて、涙が流れた。
非常に貴重なライヴを観られたと思う。
会場には、SHANTI の姿もあったよ。

彼らは、明日にはバルセロナに帰るのだという。
やっぱり、行きたいな、スペイン。

[ MEMBERS ]
Silvia Perez Cruz /
シルビア・ペレス・クルス (vo)
Carlos Montfort /
カルロス・モントフォート (vln)
Elena Rey /
エレナ・レイ (vln)
Anna Aldoma /
アナ・アルドマ (vla)
Miquel Angel Cordero /
ミゲル・アンヘル・コルデロ (b)
Joan Antoni Pich /
ジョアン・アントニ・ピク (vc)

@ Blue Note TOKYO
2nd show







2018.5.14

ノーキー・エドワーズと井上堯之

ギターマガジンの最新号は、
ベンチャーズの特集です。
それを見るまで知らなかったのだけど、
3月12日に ノーキー・エドワーズ が
亡くなっていました。
享年82歳。

私は、ベンチャーズは超有名曲を
数曲知っているぐらいで、
ほとんど聴いてきていないのだけど、
私より一つ上の世代、例えば 石やん
(石田長生)や Char さん達は、
確実にベンチャーズの影響を受けて
いるわけで、そう思うとやっぱり
間接的にであっても、影響は
受けているんだと思う。
何しろ、ある意味エレキギターを
世界に広めた人たちだからね。

82歳と聞いて、そんなお歳だったのかと
ちょっと驚いたけど、考えれば、
自分が数年で還暦やからな。

もう一人、5月2日に井上堯之さんが
逝ってしまいました。
享年77歳。

私としては、ノーキー以上にショック。
井上堯之さんは、元スパイダースの
ギタリストで、『太陽にほえろ』や
『傷だらけの天使』などの
TV ドラマの音楽も手掛けていた人。

中学時代、『太陽にほえろ』の
サントラ LP を買ったよ。
B 面が『傷だらけの天使』でね。
大人になってからやけど、
堯之さんのソロ・アルバムも買った
覚えがあるなぁ。
あんまり、歌が上手じゃないの。
でも、なんか好きだった。

数年前、ライヴで『太陽にほえろ』と
『傷だらけの天使』のメインテーマを
メドレーで演ったことがあってんけど、
弾いててもカッコええなと思う曲やった。
特に『太陽にほえろ』のイントロのギターね。
(作曲は、どちらも大野克夫。)

あと、ジュリー(沢田研二)のバックやなぁ。
『カサブランカ・ダンディ』とか
『憎みきれないろくでなし』とか
今、聴いてもカッコええもんなぁ。
ギターがまた渋い。
ギブソンの L-6 ですぜ。
(あんまり使っている人いないギター)

1990年頃だったと思うけど、堯之さんが
FM でライヴの番組やっていて、
PINK CLOUD (Char のバンド) が
ゲストだった時、ホントに嬉しそうで、
その放送、録音したのをいまだに持ってて、
たまに聴くよ。

昨年、ムッシュかまやつが亡くなった時、
ギターマガジンだったか何かの記事で、
ずい分、痩せて年とった感じの堯之さんを
見てちょっとショックだった覚えがある。
そこで引退されたようなことを
読んだ覚えがあったのだけど、
堯之さんのウェブサイトを見ると
時々だけど、最近までライヴをされていたようだ。
観ておけばよかった・・・。

合掌。


[ 動画 ]
たくさんの追悼動画があがってますが、
あえてこれを選びました。

井上堯之バンドの名曲「太陽にほえろのテーマ」あれ俺だよ!?

『時の過ぎ行くままに』が最高。↓
2009年8月 井上堯之さん小樽イカ電まつりであの名曲を演奏





2018.5.15

内田勘太郎
ソロデビュー20周年Anniversary
ブルース漂流記


ソロ・デビュー20年だというのに、
勘太郎さんのソロ・ライヴは、初めてだった。

内田勘太郎(うちだ かんたろう)。
1954年、大阪生まれ。64歳。
憂歌団のリード・ギタリスト。

勘太郎さんのギター・プレイの素晴らしさは、
もちろん知っていたし、ソロ・アルバムも、
聴いたことがあったけど、どうしても
憂歌団というバンドの中での印象が強く、
ソロでどんなことをするのか、
あんまり分かっていなかった。
正直、ちょっと不安もあったのだけど、
期待、想像以上に素晴らしいライヴで
感動してしまった。

まずは、勘太郎さん一人で数曲演奏後、
ゲストの根本要(from スターダスト☆レビュー)を
ステージに招き入れた。
根本さんは、憂歌団のファンで高校生の時、
埼玉から東京に憂歌団のコンサートに来たのだという。

憂歌団のレパートリー『シカゴバウンド』などを
歌ったのだけど、根本さんも木村さんほどでは
ないにしろ、だみ声なので結構雰囲気が
あって、これはこれでありだなと思った。

2人の長いトークを挟みつつ、
1部が終わってみると、80分が経っていた。
ちょっとしゃべり過ぎでしょう。
楽しかったからいいけどね。

2部では、やはりソロで数曲演奏後、
再び根本さん登場。
そして、後半サプライズ・ゲストで
うじきつよし(子供バンド)が登場。
『サマータイム・ブルース』を替え歌で
勘太郎さんの20周年を祝った。

そのほか『嫌んなった』『ムーンリバー』
『キ−・トゥ・ザ・ハイウェイ』
『Stealin'』など。
そして、スタレビの『夢伝説』。
意外にも勘太郎さんのスライドがハマって
素晴らしい演奏だった。

本編の最後だったかな、
ちょっとゆっくり目の『おそうじオバチャン』。
アンコールは、3曲で、
ラストは、勘太郎さん一人で
ムッシュかまやつの『どうにかなるさ』。
ギター1本の録音してきた伴奏を
流してのスライドの演奏だったのだけど、
これまた素晴らしかった。
こんなスライド弾ける人は、
ほかにいないね。

憂歌団をやめようと決めた時、
夜中の3時に博多を歩いていて、
ばったりとムッシュに会ったらしい。
それで、「憂歌団をやめようと思う」と言うと
ムッシュは「おめでとう」と言ったそうな。
そして、「じゃあ行くか」と
まるで元々約束していたかのように
そのままバーに行き、ムッシュは、
スパーダースをやめた時の話なんかを
話してくれたのだという。
博多で夜中の3時。
なぜかこの話が私には妙に
突き刺さってしまった。
話を聞いていて、
憂歌団をやめることをムッシュが
止めるのかと思いきや
「おめでとう」と言ったということに
なぜかグッときてしまった。
・・・たぶん、ムッシュという人には、
「それはあかん」というようなことは
なくて、なんでも ありのまま
受け入れられたんやないか、と
ふとそんな風に思ったのでした。

勘太郎さんのギターは、ヤイリとチャキ。


ヤイリ(左)とチャキ(右)

チャキって、ピックアップ付いてないのに、
マイクだけで全く行ける。
普通、どうしてもピックアップ付に比べると、
線が細くなるような気がするんやけどね。
あのギターは特別だ。
ヤイリの音も太くて甘い。
たぶん、勘太郎さんの指弾きのせいもあると思う。

1部約80分、2部約75分。
休憩を含めて3時間!
たっぷり楽しいライヴでした。


[ MEMBERS ]
内田勘太郎(Gt,Vo)
ゲスト:
根本要(Gt,Vo)
うじきつよし(Gt,Vo)

@ eplus Living Room Cafe & Dining


SOLD OUTでした。


30年位前に大阪で、バンドで憂歌団の前座を
やらせてもらったことがあった。
いつ、ビール缶が飛んできても
おかしくないようなお客さんの雰囲気が
もの凄く怖かった覚えがある。
楽屋でくつろぐ木村さんのあまりに
普通な感じと、勘太郎さんの左手の指先が、
(固くなって)黄色かったのが忘れられない。


[ 関連エントリー ]
2014.6.1 憂歌団 復活!





2018.5.16

MARCUS MILLER &
BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
マーカス・ミラー & ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ
directed by エリック・ミヤシロ


今回のマーカス・ミラーの来日公演は、
ブルーノート東京オールスター・ジャズ・
オーケストラとの共演が、2日間4公演、
自らのバンドの公演が、ブルーノート東京、
モーションブルー(横浜)、ブルーノート名古屋、
合わせて 5日間10公演、それにホールが
山形テルサ テルサホール、静岡市清水文化会館
マリナートの2公演。
これだけでも、9日間16公演になるのだが、
これに加えて「クルーズスタイル・ジャズ・
クルーズ」という2泊3日の洋上 ジャズ・
クルーズにも出演する(1日だけ)。
スゴイなぁ〜。

ちなみに洋上 ジャズ・クルーズは、料金が
一番安い「ステートルーム J タイプ」という
部屋で ¥120,000 (1室2名利用時の1名料金)。
一番高い「ロイヤルスイート A 1001
アルカイック」という部屋になると
¥440,000 (1室2名利用時の1名料金) ですわ。
なんとマーカスの公演終了後、
ジャム・セッションも予定されているというから、
これまたスゴイ企画。
よっぽど腕に自信がないと、参加できひんやろけど。

さて、昨日今日と2日間行われた、
ブルーノート東京オールスター・ジャズ・
オーケストラとの共演のラスト・ショーを観てきた。

これがまた予想をはるかに上回る素晴らしさ。
マーカスも楽しそうやったなぁ〜。
バンドも良かった。
アレンジは、全てエリック・ミヤシロ。

マーカスはもちろん素晴らしいのだが、
印象に残ったのは、本田雅人のソロ。
ソロの回数が一番多かったけど、
この人にソロ吹かせたくなるの分かる。
他の人のソロも素晴らしいんやけど、
この人、なんかもう突き抜けてる感じ。

マーカスが「これ、めっちゃ難しいねん」と
英語で言って始めた、ジャコの "Teen Town"。
いとも簡単そうに弾いてましたが。
今朝、車の中で聴いたところだったのでビックリ。

ピアノ(青柳誠)とのデュオで
マーカスが、バス・クラリネットを吹いて、
"When I Fall in Love" 。
美しく、素晴らしかった。

それから、"TUTU" での納浩一のソロと
マーカスとの掛け合いも良かったなぁ。
納さんのベースは、フォデラの6弦。

マーカスは "TUTU" だけ、Sire のフレットレス。
他は、いつもの Fender。
もう1本、Sire のジャズベが置いてあったけど、
それは使わず。

アンコールは、"Blast" 。
最後は、スタンディングオベイションでした。
日本人がマーカスと一緒にこんな演奏が
できるなんて、大変に喜ばしい。
これ、2日間だけなんてもったいないな。
CD になれへんかなぁ。

[ SETLIST ]
1. TRAINS (バンドのみ)
2. Run For Cover
3. Papa Was A Rolling Stone
4. Snakes
5. Hylife
6. Teen Town
7. When I Fall in Love
8. Tutu
EC. Blast

(注) 1曲目の "TRAINS" は昨日のセットリストに
あったのでおそらく同じ曲だと思われる。

[ MEMBERS ]
Marcus Miller (b,bcl,vo)
エリック・ミヤシロ (tp,conductor)
本田雅人 (sax)
近藤和彦 (sax)
小池修 (sax)
庵原良司 (sax)
Andy Wulf (sax)
佐久間勲 (tp)
奥村晶 (tp)
二井田ひとみ (tp)
小澤篤土 (tp)
中川英二郎 (tb)
佐野聡 (tb)
半田信英 (tb)
山城純子 (tb)
青柳誠 (p)
納浩一 (b)
岩瀬立飛 (ds)
岡部洋一 (per)

@ Blue Note TOKYO
2nd show





さすがに洋上 ジャズ・クルーズは、
行く気にならなかったけど、
来週のマーカス・バンドも観に行くぜ!





2018.5.17

続く訃報 西城秀樹

先日、井上堯之氏の訃報を書いたばかりなのに
今度は、歌手の西城秀樹だ。
63歳と聞いてびっくり。
もう少し私より上だと思っていた。
脳梗塞を患ったことは知っていたけど、
ちょっと若すぎるなぁ。

秀樹といえば、
昭和歌謡の中でもスケールの大きい歌、
例えば、『ブルースカイブルー』
『若き獅子たち』『遥かなる恋人へ』
『この愛のときめき』などが印象的で、
合わせて『傷だらけのローラ』『激しい恋』
『ちぎれた愛』『薔薇の鎖』などの
ドラマチックな曲も忘れ難い。

合掌。





2018.5.20

Char
Live 2018 “Yaondayon”


今年2度目となる Char さんのライヴ。
今日は、野音(日比谷野外音楽堂)で
タイトルが「Yaondayon」。

2月に Billboard LIVE TOKYO で
観たとき
は、ドラムが Robert Brill だったけど
今日は、しーたか(古田たかし)。

開演は、17時。
野音のコンサートは、明るいうちに始まって、
だんだんと日が暮れていき、気が付いたら、
ステージに照明が点いていて、気が付いたら、
辺りは暗くなっていて、ええ「イキフン」に
なってるのが良い。
今日は、ええ天気でホンマ良かった。
そして、お酒を飲みながらの鑑賞は、
ライヴハウスと同じなのだけど、
野外という開放感が手伝うのか、
酔っぱらいの野次がインドアより多いと思う。
今日の私は、結構後ろの方の席だったが、
周りのおっさんたちがうるさいうるさい。
「黙って聴けよ」と言いたくなるぐらい
うるさかったです。

そんな風ですから、盛り上がったよ。
今日の Char さんは、声も良く出ていたし、
ギターソロもかなり冴えていたように思った。
アンコールを入れて、150分!休憩なし!
ギターは、ピンクのペイズリーのムスタング、
珍しく Gibson の SG、バーガンディミストの
Fender ストラトキャスター1959年製、
もう1本、バーガンディミストのストラト。
合計4本を使用。
2本目のバーガンディミストのストラトは、
おそらく発売が決定した、Fender
Custom Shop の復刻モデル
と思われる。
ちなみにそのモデルは、
CUSTOM BUILT が、615,000 円(税抜)、
MASTERBUILT が、20本完全限定生産で
1,500,000円(税抜)だぁ!
今日使ったのが、どっちか分からないけど、
持ち替えたの分からんぐらい、
オリジナルと同じような音しとったなぁ。
宝くじ、買おうかなぁ。

ところで、Gibson の SG で『Move On』を
演ったのだけど、チューニングはどうなって
いたのだろう。
あの曲は、キーが D で、以前は ESP の
ファニチャーという6弦が D までフレットのある
ギターで演奏されていたのだけど。
もしかしたら、全体に一音下げたチューニングに
していたのかな。
他の曲も そのまま SG を使用したので、
ちょっと謎。
もっと前の方で見たら、
分かったかもしれないけど。
沢田さんは、5弦ベースで対応。

特に印象に残った曲は、『籠の鳥』、
『Missin' You』『Cry Like A Baby』。
今日の公演は、CD&DVD になるので楽しみだ。



開演前 16:50頃


[ MEMBERS ]
Char(Gt, Vo)
澤田浩史(Ba)
古田たかし(Drs)
佐藤 準 (Key)

@ 日比谷野外音楽堂










 ひとりごと