2017年 9月
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2017.9.2
TOKYO JAZZ
FROM SHIBUYA TO THE WORLD
Sep. 2 (Sat) Evening
ホール会場を国際フォーラム Aホール
(有楽町)から、NHKホール(渋谷・原宿)に
移した、今年の東京JAZZ。
国際フォーラムは、駅前だったけれど、
NHKホールは、駅からちょっと歩く。
NHKホールには、以前に何かで一度行ったことが
あるような気がするのだが、何だったか
思い出せない。
昨年までの国際フォーラムの地上広場では、
無料のライヴを演っていたり、
出店が出ていたりでお祭り気分もあったが、
NHKホールの周辺でも同様に催されていた。
こっちの方が、広いかな。
客席は、国際フォーラム ホールA が約5000席
あったのに対し、NHKホールは、約3600席と
減っている。
国際フォーラムではステージの左右にあった
モニターが、NHKホールではなくなっていた。
これはそのスペースがないせいもあるだろうが、
後ろの方の席の人には有難くない変更だ。
今日の私の席は、前から7列目のど真ん中という
見やすい席。
(オケピットにテレビカメラが入っていたので、
7列目だけど、オケピットスペースにも
客席があったら、12列目になる。)
さて、本日(夜の部)の出演は3組。
各60分程度の演奏だった。
1組目は、全く知らなかった、
「H ZETTRIO」という日本人のピアノ・トリオ。
今時の若者のジャズといった印象。
スペシャル・ゲストとして 野宮真貴 という
名前がクレジットされていたのだけど、
この人のことも知らない人だと思っていたら、
ピチカート・ファイヴ のヴォーカルだった人。
『東京は夜の七時』演りましたよ。
2組目は、アル・ディ・メオラ。
ライヴで観るの初めて。
今年はアルバム『ELEGANT GYPSY』発売から
40周年ということでその記念ツアー。
『ELEGANT GYPSY』って一応ライブラリーに
入っているのだけど、ほとんど聴いた覚えがない。
たぶん、ちょっと聴いて好きにならなかったんだろうな。
アルのギターは、PRS(に見えた)の
黒いトレモロ付のシングル・カッタウェイ。
サブで Gibson らしきレスポールが2本
置いてあったけど、使わず。
ちょっとラテンな、ちょっとスパニッシュな音楽。
アルは、遠目には 布施明似。
3組目は、お目当ての、
リー・リトナー・ギター・サミット。
リーの曲を3曲演ったあと、
パット・マルティーノの登場。
2008年の JVC Jazz Festival (オーチャードホール)で
HARVEY MASON Trio(featuring Very Special guests
PAT MARTINO and TONY MONACO)で観て以来。
ちょっと残念だったのは、パットのギターの
音が聴きにくかったこと。
リーのギターは、ハッキリ聞こえるのだが、
パットの音は、機材のせいか、トーンのせいか、
PAのせいか、特に中低音になると聴きづらかった。
リーは、何度も舞台袖のモニターのエンジニアに
向かって、モニターの音量の調整を合図していた。
やりにくかったんだろうと思うが、
演奏中はいつもの笑顔。
やっぱり、プロやなぁ。
このメンバーで、クラブで聴きたかったな。
明日も行きます。
東京JAZZ。
Sep. 2 (Sat) Evening[ ARTIST ]
H ZETTRIO with special guest 野宮真貴
H ZETT M(pf/青鼻)
H ZETT NIRE(b/赤鼻)
H ZETT KOU(ds/銀鼻)
ゲスト:野宮真貴(vo)
アル・ディ・メオラ
ELEGANT GYPSY 40TH ANNIVERSARY ELECTRIC TOUR
アル・ディ・メオラ(g)
フィル・メガレインズ(key、Marimba)
エヴァン・ガー(vln)
ガンビ・オルティス(perc)
エリアス・トナ(b)
ルイス・アリシア(ds)
リー・リトナー GUITAR SUMMIT
リー・リトナー(g)
パット・マルティーノ(g)
デイヴ・グルーシン(org)
デイヴ・ウェックル(ds)
トム・ケネディ(b)
@ NHKホール
夜の部
(2017.9.19 追記)
東京JAZZのオフィシャルサイトで
セットリストが公開されたので転記しておく。
[ SETLIST ]
H ZETTRIO with special guest 野宮真貴
1. SEVEN
2. Beautiful Flight
3. NEXT STEP
4. あしたのワルツ
5. Dancing in the mood
6. Fiesta
7. 東京は夜の7時 / 野宮真貴
8. 男と女 / 野宮真貴
9. スイートソウルレビュー / 野宮真貴
10. DERBY〜栄光の道しるべ〜
11. Wonderful Flight
アル・ディ・メオラ
ELEGANT GYPSY 40TH ANNIVERSARY ELECTRIC TOUR
1. One Night Last June
2. Flight Over Rio
3. Babylon
4. Midnight Tango
5. Adore
6. Medieval
7. Danza
8. Chiquilin
リー・リトナー GUITAR SUMMIT
1. The Village
2. Waltz for Carmen
3. Stone Flower
4. Inside out
5. 4 on 6
6. Boss City
7. Impressions
2017.9.3
TOKYO JAZZ
JAZZ SHOWER
Sep. 3 (Sun) Evening
昨日に続き、東京JAZZ。
今日もその夜の部に行ってきた。
1組目は、レジェンド、ロン・カーターの
カルテット。
落ち着いた大人のジャズ。
ちょっと眠くて、あまりちゃんと聴けなかった。
2組目は、川口千里 TRIANGLE。
川口千里のことは知らなかったけど、
なんでも YouTube 総再生回数 3,900万回を
超えるという、20歳の若手ドラマー。
他の2人がアメリカからのレコーディング
メンバーということでデカかったせいも
あるのかもしれないけど、
ステージに登場したら、子供かと思うような
小柄の人だったが、演奏はパワフル。
上手いのは分かったけど、残念ながら
音楽的な魅力はあまり感じなかった。
好みの問題だろうけどね。
3組目は、本日のお目当て。
"渡辺貞夫 CALIFORNIA SHOWER 2017"。
16歳ぐらいの時、FMラジオから流れてきた、
「なんやこの気持ちええ音楽は!」と
思ったのが、渡辺貞夫さんのライヴで、
その時のギターがリー・リトナーだった。
その2人が共演。
しかも「CALIFORNIA SHOWER」という
タイトルまで付いている。
これは行かないわけにはいかない!
メンバーが登場した時の会場の拍手の大きさが、
私同様にこの Set 目当てのお客さんの多さを
物語っている。
メンバーは、貞夫さんに、デイヴ・グルーシン(p)、
リー・リトナー(g)、トム・ケネディ(b)、
ピーター・アースキン(ds)。
70年代後半から 80年代前半にかけて、
『CALIFORNIA SHOWER』の他にも
デイヴ・グルーシンのプロデュースで、
数枚のアルバムを残しているのだ。
昨日のリトナー・バンドでは、ドラムが
デイヴ・ウェックルだったけど、
今日は、ピーター・アースキン。
昨日は、3組それぞれに60分が割り振られていたが、
今日は、貞夫さんチームは 90分!
いやいや、素晴らしかった。
予想をはるかに超えた感動だった。
もう何度も泣きそうになった。
貞夫さんは、84歳。
昨年、一昨年もライヴに足を運んだが、
今回も年齢を全く感じさせないプレイ。
そして、ピーター・アースキンのドラム!
なんて深いんでしょう。
曲は、"Orange Express" に始まり
"California Shower", "Tembea",
"Chega De Saudade" など。
(ほかにも知ってる曲はあったけど、
タイトル分からず。
貞夫さんは、ちゃんとタイトル言ってくれてたけど、
メモってないので忘れてしまいました。)
最後に "花は咲く"。
いつだったかのライヴで、震災以来この曲を
ずっと演ってるって言うてはった。
スタンディング・オベイションで
拍手鳴り止まず。
再度一人でステージに登場した貞夫さん曰く
「練習した曲は全部演ったんで。」
そして、マイクの前へ出て(マイクを通さず)
無伴奏で "Carinhoso"。
本当に素晴らしいライブで、
その場にいられたことを幸せに思った。
"Morning Island" や "My Dear Life" も
聴きたかったけど、それは欲張りすぎやね。
リーのギターは、昨日と同じく
Gibson の L-5 シグネチャーモデルと
サンバーストのレスポール。
昨日に比べて、ギターの音のヌケが
イマイチだったのは残念。
10月のコットンクラブ公演は、
3日ともチケットが売り切れているのだけど
12月には、「リバップ・ナイト 」と称して
オーチャードホールの公演がある。
ホールよりクラブの方が いいのだけど、
やっぱり行きたいなぁ。
Sep. 3 (Sun) Evening[ ARTIST ]
ロン・カーター カルテット
ロン・カーター(b)
ウォレス・ルーニー(tp)
リニー・ロスネス(p)
ペイトン・クロスリー(ds)
川口千里 TRIANGLE
川口千里(ds)
フィリップ・セス(key)
アルマンド・サバルレッコ(b)
渡辺貞夫 CALIFORNIA SHOWER 2017
渡辺貞夫(sax)
デイヴ・グルーシン(p)
リー・リトナー(g)
ピーター・アースキン(ds)
トム・ケネディ(b)
@ NHKホール
夜の部
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2015. 6.29 SADAO WATANABE
2016. 7. 4 SADAO WATANABE
(2017.9.19 追記)
東京JAZZのオフィシャルサイトで
セットリストが公開されたので転記しておく。
ロン・カーター カルテット
1. Stablemates
2. Stardust
3. Blues in the Closet
4. You are my sunshine
5. Cut and Paste?All Blues
川口千里TRIANGLE
1. ZEMBLA
2. Wupatki
3. Am stram gram
4. Tucheze
5. Blue Ronde
6. Park Moderne
7. Flux Capacitor
渡辺貞夫 CALIFORNIA SHOWER 2017
1. ORANGE EXPRESS
2. BUTTERFLY
3. TREE TOPS
4. SONGOMA
5. ALL ABOUT LOVE
6. STRAIGHT TO THE TOP
7. CALL ME
8. I THOUGHT OF YOU
9. CALIFORNIA SHOWER
10. CHEGA DE SAUDADE
11. TEMBEA
12. LIFE IS ALL LIKE THAT
13. 花は咲く
EN. CARINHOSO
2017.9.4
渡辺貞夫とリー・リトナー
昨日の貞夫さんのコンサートの余韻が
まだ冷めない。
で、今日は貞夫さんのことをもう少し
書いておこう。
日本人に限らず、外国人アーティストも含めて
サックスで武道館や大阪城ホールで
コンサートが開けるのは、貞夫さんしか
いなかったんじゃないだろうか。
私は若い頃、特に貞夫さんの大ファンと
ないうわけでもかったし、
聴いたレコードも知れている。
10〜20代の時には、買った記憶はないので、
レンタルしたんだろう。
昨日も書いたけど、FM ラジオから流れてきた
貞夫さんのライヴを聴いて、
なんて気持ちええんやと思ったのが、16歳だった。
おそらく『CALIFORNIA SHOWER』が、
出た後のツアーだったんじゃないだろうか。
ギターがリー・リトナーだった。
それで、ギター少年だった私は、
貞夫さんのレコードを買わずに、
"LEE RITENOUR & HIS GENTLE THOUGHTS" の
レコードを買ったわけだ。
大阪玉造の駅前の小さなレコード店で、
迷って迷って、30分以上見てたら、
お店の人に 何か言われた覚えがある。
店員にすれば、「この子買う気あるのかな?」と
思ったとしても不思議ではない。
その時に買ったレコードが、
"LEE RITENOUR & HIS GENTLE THOUGHTS"
だった。
貞夫さんのレコードは、買わなかったけど、
若い頃にもコンサートには行ったことがある。
その時のチケット。
1984年の大阪城ホール公演。
"BRAVAS SADAO WATANABE IN SOUND '84
ランデブー" と題されたコンサート。
アルバム『ランデブー』の発売後の
コンサートだったのだろう。
確か円形ステージだったような気がする。
もう33年も前のことで、記憶があいまいだけど。
メンバーは、ベースがウィル・リーだったことは
間違いない。
飛び跳ねてベースを弾く姿に驚いたからね。
あとギターはエリック・ゲイル、ドラムが
スティーヴ・ガッドだったような気がする。
そして、ロバータ・フラックが
ゲストだったことも
このコンサートに行こうと思った理由の一つだった。
と、ここまで書いて、ググってみると
私が大阪城ホールで観た翌日、
1984年6月28日に日本武道館でのコンサートが
あったようで、その日の映像が YouTube に
アップされていた。
メンバーは、下記。
渡辺貞夫 (sax)
リチャード・ティー (key)
ロブ・マウンジー (key)
エリック・ゲイル (g)
ウィル・リー (b)
スティーヴ・ガッド (ds)
ラルフ・マクドナルド (per)
ゲスト:ロバータ・フラック (v)
最高のメンバーやんか。
その映像が、無料で観られることも凄い。
リチャード、エリック、スティーヴ、ラルフ、
そして、ロバータは『ランデブー』の
レコーディング・メンバー。
ちなみにレコーディングではベースは、
ウィル・リーではなく、マーカス・ミラーだった。
そして、リチャード、エリック、ラルフの
3人がもうこの世にいないことに時の流れを
感じずにはいられない。
渡辺貞夫'84-日本武道館
1984年の次にライヴを観たのが、
2005年のリチャード・ボナと共演した
スィートベイジルだったので、21年ぶりだった。
その次が10年後の2015年のブルーノート。
そして、昨年、今年と続けて観ている。
最近、1980年前後のアルバムを
よく聴いているが、とても良い。
最近のハイパーなフュージョンにはない、
「何か」があの頃の音楽にはあるように思うのは、
若い頃に聴いた音楽は、身体に染み込んで
いるからだけではないように思う。
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2010.8.19 GENTLE THOUGHT
2011.11.2 GENTLE THOUGHT Take 2
2015. 6.29 SADAO WATANABE
2016. 7. 4 SADAO WATANABE
2017.9.3 TOKYO JAZZ JAZZ SHOWER
ウォルター・ベッカー 死去
「Steely Dan が好き」なんて言うと、
ちょっと知的な感じがするのはなぜだろう。
彼らの音楽が、私には少し難解で、ハイソで、
インテリな印象だったんだな。
その Steely Dan の Walter Becker が亡くなった。
享年67歳。
若いなぁ。
Steely Dan 解散後、1982年に 『The Nightfly』という
ヒットアルバムを出した相棒の Donald Fagen に
比べて、私にはちょっと地味な印象の Walter Becker。
奇しくも 今月、Donald Fagen は、
「Blue Note Jazz Festival in Japan」で
来日する。
私は、昨日一昨日と 東京JAZZ に行ったことだし、
Blue Note Jazz Fes. の チケット(S席)が
24,000円だと聞いて、見送るのことにしたのだけど、
こうなると、観ておきたい気もするよなぁ。
「上原ひろみ x エドマール・カスタネーダ」も
合わせて。
でも、もうええ席は ないでしょうな。
後ろの立ち見はイヤだし。
(立ち見でも11,000円!)
今回のライヴは、Walter Becker の
追悼ライヴになるのかな。
合掌。
2017.9.6
幼な子われらに生まれ
重松清の小説を映画化ということで、
食指が動いたが、監督が『しあわせのパン』
『繕い裁つ人』の三島有紀子だと知って、
やや不安になった。
というのも、この2本とも劇場で鑑賞したのだが、
映画としての私の評価はイマイチだったから、
この監督とは、相性が良くないと
思っていたので。
さて、観賞してみての感想。
上記2作品に感じたリアリティのなさは、
本作にはなく、同じ監督の作品とは思えないほど、
リアルな人間像に迫っていた。
これは原作や脚本の力も大きいだろうけど。
子連れで再婚した家族のことを
「ステップ・ファミリー」というらしいが
血縁のない親子・兄弟などが
家族になっていくことの難しさを
描いた作品でもあるし、
サラリーマンの不条理も描いている。
また、男と女の違いもね。
血のつながりのない者同士が
家族のようになっていく映画は、
今までも何本もあったが、これは、
家族の中に血縁のある親子と
血縁のない親子が、
共存していくことの難しさだ。
特に思春期の女の子と血縁のない父親。
父親と母親の間に新しい子供が
出来ると自分は邪魔者に
なるんじゃないかという不安が、
思春期の女の子をますます難しくしていく。
父親は、一生懸命なのに全然うまくいかない。
おまけに家族を優先して、良いパパでいたら、
会社からリストラされて、倉庫に出向させられ、
給料は減ることはあっても増えることはない、
なんていう境遇に置かれる。
やってられへんよなぁ。
キャストは、再婚したサラリーマンに浅野忠信、
その妻を田中麗奈、別れた元妻に寺島しのぶ、
田中麗奈演じる妻の元夫に宮藤官九郎。
4人ともええ味出してた。
特に宮藤官九郎。
どうしようもない男やねんけど、
何年振りかで娘に会う時には、
ちゃんとネクタイしてきたあたりに、
なんというか ちっちゃい良心みたいなものを感じ、
観ていて、ちょっと緊張がほぐれたね。
子役の3人も良かったけど、一か所だけ、
「なんで今のテイクでOKにした?」と
思う子供の泣き声があって、
そこだけは白けてしまった。
他のところでは、数回泣かされましたが。
ラストシーンは、浅野忠信の笑顔で終わる。
最後に何か救いのようなものが感じられても
良いはずなのだけど、何か釈然としない。
笑顔のあとのエンドロールの不穏な音楽が、
その救いを感じさせない。
家族は少しだけ、前進したかのようにも
感じるが、何一つ解決したわけではない。
でも、人生とはそういうものかもしれないな。
予告編にも使われている、
寺島しのぶの、元夫への
「あなたは理由は聞く(訊く)けど、
気持ちは聞かない(訊かない)」というセリフ。
共感するようなレビューも読んだが、
残念ながら、この元妻は、
夫の気持ちを考えなかった人なのです。
なので、私は「何 勝手なこと言うとんねん」と
思いました。
お互い様でしょう、ここは。
★★★★☆
2017.9.7
ときどき写真展 73
Waterdrop On The Roof Of The Car
(Sep 4th, 2017)
雨上がりに車の屋根に残った水玉を撮ってみた。
良く見ると向かいの家や電線が写り込んでいる。
2017.9.8
ときどき写真展 74
Cycad New Leaves(ソテツの新芽)
(Sep 3rd, 2017)
2017.9.9
58年
今日は、両親の結婚記念日。
なんと58周年。
あと2年で60周年だ。
50周年が金婚式というのは、
知っていたが、60周年は、
ダイヤモンド婚式というようだ。
ちなみに65周年は、ブルーサファイア婚式、
70周年は、プラチナ婚式と続く。
なんか、凄いなぁ。
あずっちとのライヴ
「第2回 なおっちマルシェ」という
女性企業家ばかりが集まる見本市のような
イベントで、あずっち(fl)との デュオで
ライヴをしてきた。
先日の東京JAZZ以来、
すっかり貞夫さんづいており、
『Morning Island』をレパートリーに
入れてしまったよ。
何度も演奏しているオリジナル曲『不思議な妻』の
エンディング近くで、まさかのロスト。
なんとも恥ずかしい演奏になってしまったが、
過去にも別の曲で、同じような場面で
同じようなことがあった。
どこでおかしくなるんやろと、
ライヴ後一人で分析したところ、
コーダに入ったあたりで
「もうすぐ終わる」と思ったあとに
そのミスが起こるような気がする。
「もうすぐ終わる」と思ったとたん
気が緩むんじゃないかと思う。
油断というのか、隙というのか。
そして、それは同じような簡単な
循環コードの時に起きる。
自分でも信じられないほど、
簡単なコード進行で。
そして、1小節だけで戻ってこられれば
まだ良いが、予期せぬことに動揺し、
戻るのに数小節もかかってしまう。
なんとも情けない。
結局は集中力の問題ということなのか。
精進あるのみぢゃな。
[ MEMBERS ]
fl:恒松あずさ
gt:つつみしんや
[ SETLIST ]
1. Morning Island(渡辺貞夫)
2. Romeo and Juliet(映画音楽・Nino Rota)
3. No.005(つつみオリジナル/タイトル未定)
4. 不思議な妻 (つつみオリジナル)
5. 放課後の音楽室(ゴンチチ)
@ アートコンプレックスセンター(新宿区大京町)
2017.9.11
JOYCE MORENO
with special guest PEDRO MIRANDA
"100th Birth Anniversary Celebration of SAMBA"
一昨年の11月、リー・リトナーのライヴに
ゲスト出演したイヴァン・リンスが良かったので、
昨年 8月、イヴァンとジョイス・モレーノの
ライヴを観に行った。
(ギターは、一度は生で観たいと思っていた
レオナルド・ アムエドだった。)
で、初めて生で聴いたジョイスの歌が、
これまた素晴らしかったので、
また観たいなと思っていたら 今年も来日。
今年は、“サンバ誕生100周年記念” ということで
ペドロ・ミランダ という人をゲストに迎えての
東京4日間の公演(コットンクラブ2日間、
ブルーノート2日間)。
今日は、その最終日。
観たいライヴが多すぎて、
財布とスケジュールの都合が厳しい中、
ちょうどブルーノートのポイントが貯まり、
招待で観ることが出来た。
ペドロ・ミランダのことは、知らなかったが、
ブルーノートのサイトでは、
「サンバ新世代の代表格」と紹介されていた。
(vo,pandeiro) と書いてあったので、
「pandeiro」って何かと調べてみると、
ブラジル風のタンバリンのことだった。
以前、どこだったかのセッションで、
タンバリンの概念を覆されるような
もの凄い演奏を目の前で見たことがある。
その人は、ディズニーランドのショーに
出演しているようなプレイヤー(日本人)だったが、
もしかしたら、あれがパンデイロだったのかも知れない。
さて、ジョイス。
(たぶん)世界中の人がとりこになる、
ブラジルのサンバやボサノヴァ。
サンバ誕生100年、ボサノヴァの生みの親でもある
ジョビン生誕80年の年、極東の大都市の地下の
ジャズクラブで、地球の裏側の民族の
音楽を楽しめるという平和と贅沢に感謝だ。
ジョイスは、昨年 その印象を
「神秘的な、スピリチュアルな雰囲気の人」と
書いたけど、今年もそれは変わらず。
なぜか占い師にも見えたよ。
音楽は、平和そのもの。
盛り上がった時の疾走感がたまらない。
バンドのメンバーはホントに楽しそう。
40分くらい演って、ペドロ・ミランダの登場。
そんなにハンサムではないのだけど、
伊達男って感じ。
そして、ええ声。
カエターノ・ヴェローゾの声も
好きだけど、この人も良いぞ。
おじさんとおばさん(失礼)のバンドに
若者が入るとちょっとタイトになった感じ。
ジョイスのギターは、ヤマハのエレガット。
NTXだと思うが現行のモデルとはヘッドの形状が
違うので古いタイプかな。
難しそうなコードを いとも簡単に弾いていた。
バンドのメンバー3人は、昨年と同じだったが、
ギターのレオナルドがいないことは残念。
ボサのスタンダード "Desafinado" が素晴らしかった。
(ちなみに「Desafinado」はブラジルポルトガル語で
「音痴」「音はずれ」という意味だそうな。)
演奏曲はその他、"Forcas d'Alma"、"Feminina" など。
ジョイスの CD は何枚も聴いているけど、
ポルトガル語が多く中々曲名が覚えられない。
でも、英語の響きとはまた違う、
ポルトガル語の響きも心地よいものです。
[ MEMBERS ]
Joyce Moreno/ジョイス・モレーノ (vo,g)
Pedro Miranda/ペドロ・ミランダ (vo,pandeiro)
Tutty Moreno/トゥチ・モレーノ (ds)
Helio Alves/エリオ・アルヴェス (p)
Rodolfo Stroeter/ロドルフォ・ストロエテール (b)
@ Blue Note Tokyo
2nd show
9-11に思う
2001年9月11日にアメリカ合衆国で発生した
同時多発テロ事件から、今日で16年。
映画館では、事件を題材にした
『ナインイレヴン 運命を分けた日』が
上映されている。
予告編を観たが、あまり観たいとは
思えなかった。
なんか、観るのしんどいもん。
日本では、北朝鮮の核とミサイルのことが
毎日のように報道されている。
テロにしろ戦争にしろ、
人類はいつまで続けるのだろうか。
IS兵士や家族に日本人が含めれているという
ニュースを読んだ。
にわかには信じがたいが、本当なのだろうか。
2017.9.13
ソニーの快挙
私は、デジタル一眼レフカメラはニコン、
コンパクトデジタルカメラは、
ソニーとリコーを愛用している。
GR(左)と RX100(右)
コンデジのリコーは、GR。
とても良いカメラだが、使い手のセンスと
腕が求められる機種で、たとえばカメラの
知識がないママさんの、
子供の成長記録用には向いていないと思う。
ある程度、カメラを使いこなせないと
ろくな写真は撮れないような気がする。
イメージセンサーがコンデジにしては最大の
APS-Cサイズで、私のニコン(D7000)と
同じであることから、
位私は一眼レフのサブ的に置付けている。
望遠がないので、単焦点としてだけど。
ソニーは、RX-100。
後継機種が、RX-100M2、M3、M4、M5と
4機種も発売されているにも関わらず、
いまだに現行品としてカタログに
載っているということは、
それだけ優れた機種であることの
証なのだろうと想像している。
RX-100 の前に使っていた
ニコンの P300 は買ったときは感動したけど、
2年ほど使って不満が出てきた。
ところが、RX-100は すでに4年ほど
使っているが、買い替えたいと思ったことはない。
RX-100の新しい機種が出るたびに、
気にはなるけど、決定的な買い換え動機には
至っていないのだな。
まあ、GR と2つ使っているということも
買い替えに至らない理由のひとつにも思うけどね。
私の子供時代〜20代の頃(1970〜80年代)は、
ソニーといえばオーディオメーカーの
印象が強かった。
大ヒット商品カセット・ウォークマンの
音を初めて聴いた時の衝撃は、
今でもハッキリと覚えている。
(初代ウォークマンの発売は1979年)
CD、DAT、MDウォークマンまでは、
私も愛用したが、デジタル・プレイヤーが
主流になってからは、i-Pod に
完全に負けた感がぬぐえない。
そんなソニーが、今、カメラで凄い。
デジタル一眼レフといえば、
キャノンかニコンが強かったのだが、
アメリカとヨーロッパの市場では、
ソニーがニコンを逆転したのだという
記事を読んだ。
ドイツ、スペイン、オーストリアでは
キヤノンをも逆転し、トップなのだという。
ドイツのシェアは、キャノン30.5%に対し
ソニー42.1%だという。
確かにソニーのカメラは魅力的だ。
でも、ヨーロッパで売れているからと言って、
それだけではソニーに変える理由にはならないし、
すでにニコンでレンズも数本そろえた私が、
ソニーにチェンジするのはちょっと高く付きすぎる。
一眼レフでなくても、来月発売される
新商品の DSC-RX10M4 にも興味が惹かれるが、
価格は19万円前後するようで、
おいそれとは手が出ない。
まあ、道具に頼らず、腕を磨こう。
(ギターもそうやねんけど、
こっちの欲は、死ぬまでなくなりそうにない。)
それにしても、ソニー凄いなぁ。
2017.9.14
井上銘 & 馬場孝喜 ギターデュオ
ずい分久しぶりに馬場さんのギターを
聴きに行ってきた。
今日は、井上銘君とのデュオ。
この2人悪かろうはずがない。
馬場さんのことは、
一時、まるで追っかけのように
聴きに行っていたが、調べてみると
一昨年の5月の鈴木直人さんとの
デュオ以来2年ぶりだった。
ハコは、小岩の COCHI。
8年前に 吉田サトシ&馬場孝喜の
ギターデュオを聴きに行って以来だ。
小さなハコだが、出てる面々は凄い店だ。
その8年前も女性客が多いと書いているが、
今日もなんと9人中7人が女性。
女性はギター好きってことやろか?
さて、銘君と馬場さんのデュオ。
やはり期待通り素晴らしかった。
クールに攻める銘君、野性的な馬場さん。
スイングし、ドライヴし、ダンスする演奏。
ああ、あんな風にギターが弾けたなら、
どんなに楽しいだろうか。
知らない曲が多かったけど、
1部2部合わせて、130〜40分演ったかな。
あっという間だった。
残念ながら時間オーバーで、アンコールはなし。
また、観たい。
[ MEMBERS ]
井上銘 (G)
馬場孝喜 (G)
@ COCHI(小岩)
Blue Note JAZZ FESTIVA
開催中止
先日、ウォルター・ベッカーが
亡くなったことを書いた。
そのエントリーで、
今月23〜24日に予定されている、
「Blue Note Jazz Festival in Japan」での
ドナルド・フェイゲン の公演は、「ウォルターの
追悼ライヴになるのかな」と書いた。
私は、チケットを買っていなかったし、
行く予定にしていなかったが、今日、
この「Blue Note Jazz Festival in Japan」が、
開催中止だと発表された。
中止の理由は、ヘッド・ライナーとして
出演予定だったドナルド・フェイゲンの
急病によるキャンセルだという。
メインのドナルド・フェイゲン抜きの
開催は考えれれないという判断なのだろう。
主催者の苦渋の決断、そして、
楽しみにしていた多くのオーディエンスと
出演予定者の落胆はいかなるものであろうか。
私は、観に行く予定ではなかったが、
こういうニュースは残念だ。
ドナルド・フェイゲンの容態は
分からないが、深刻でないことを祈る。
Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN 2017
(9.23 sat., 9.24 sun.)開催中止のお知らせ
2017.9.15
粋歌の新作ベストコレクション
昨年1月、今年2月に続いて
3度目の三遊亭粋歌の新作コレクション。
ええ、結構好きです。
この人の新作。
先日まで、知らなかったのだが、
この人のご主人、今年真打に昇進した、
柳家小八(二つ目時代は「ろべえ」。)
真打になってからは、まだ観てないけど、
ろべえ時代には2度ほど観たことがあった。
小八は好きだった喜多八師匠の弟子で、
昨年その死を知った時はずい分ショックだった。
(その日のエントリー)
粋歌の旦那は小八だったと知って、
意味不明に嬉しい
さて、今日は「ベスト・セレクション」と
いうことでプロデューサーの広瀬和生氏が
選んだ粋歌の新作三席が高座にかけられた。
開口一番のあと、一席目は「卒業」。
17年間ストーカーし続けた、
その相手からの卒業という噺。
めちゃくちゃ面白かった。
粋歌本人によると、苦し紛れに作った演目の
ようだったが、シュールなようで
実際にもありそうなぶっ飛んだストーリー。
発想が、凄まじい。
二席目は「二人の秘密」。
旦那がボケてしまった夫婦の噺だが、
これは男性と女性で全く感想が違うらしく、
男性にとってはちょっとファンタスティックで
「ええ話」なのだが、女性にとっては
「冗談じゃない!」という物語らしい。
私も「ええ話やん」と思ったが、
一緒に行った妻に言わすと、
やはり女性にはええ話ではないそうな。
今日はゲストはなくて、プロデューサーの
広瀬和生氏とのトーク。
これも興味深い話が多かった。
休憩の後、「影の人事課」。
サービス残業で毎日終電近くまで
働く OL と、どうしようもない上司、
部下の噺。
これは、落語ファンでないとよく分からない
部分もあったが、面白かった。
広瀬氏とのトークで2人して
三遊亭白鳥を天才と讃えていたが、
私は白鳥より、粋歌の方が好きだな。
「粋歌の新作コレクション」は、
次も行きたいもん。
[ 演 目 ]
「子ほめ」 春風亭朝太郎(前座)
「卒業」 三遊亭粋歌
「二人の秘密」 三遊亭粋歌
トーク 広瀬和生・三遊亭粋歌
〜 仲入り 〜
「影の人事課」 三遊亭粋歌
@ 内幸町ホール
あなたは「言葉」でできている
ひきた よしあき (著)
2ヵ月ほど前に買って、
「積んどく」になっていた本
『あなたは「言葉」でできている』を読んだ。
2時間ぐらいで一気に読める、
読みやすい本。
たった2ヵ月前のことなのに
どうして、この本を買ったのか覚えていない。
なんとなく、レビューを読んで
良さそうだと思って買ったような気がするが、
そもそもどうして、この本のレビューを
目にしたのかは全く覚えていない。
やばいか、オレ。
ま、そんなことはどうでもよいことだな。
ほとんど毎日のようにこの「ひとりごと」で
文章を綴っている私には、
「言葉」というものは、重要な表現手段であり
ツールであり、そして、出来あがった文は
作品でもある。
この本で著者は、文章の書き方の
ハウツーというよりは、
豊かな文章が書けるように、
あるいは 話せるようになるための、
ワークのようなものから、
ちょっとした心がけまで
日々の訓練ともいえるものを
紹介している。
これを実際のセミナーで
ワークも取り混ぜながら、
一日かけてやれば、
数万円の参加費が徴収できるであろう
内容だと思うが、それが
たった1,620円で手に入るのね。
あとは、実践するかどうかだけだろう。
多くの割合を占めた「エピソードノート」に
ついては、55歳の今からやるのは、
まるでもう一つ趣味を増やすもののようだと
思うが、やればきっと面白く
新しい発見があるだろうと思うし、
自分を知るのに大いに役立つだろう。
私は、似たようなことの一部を
この「ひとりごと」で
「告白」と称してやってきている。
「告白」に書いたエピソードは、
自分の記憶にある印象的な事件ばかりだが、
「エピソードノート」を書けば、
自分が忘れているようなエピソードも
出てくるんじゃないかと思う。
著者の教え子のエピソードが
いくつか紹介されているが、
そのひとつ「お父さん新聞」は、
短い文章だけど、
思わず落涙のエピソードで、秀逸。
言葉の力強さを感じざるを得ない。
自分の人生にも
そういうエピソードがあればと思うが、
高校生になってウンコをちびったような話の方が、
自分らしいのかもしれない。
ただ、私の場合、深みに欠けるので、
もうちょっと 掘り下げた方がいいよね。
★★★★☆
あなたは「言葉」でできている
2017.9.17
和田明 (Vo) ヤマザキタケル (P) 山本連 (Eb)
3日前の 井上銘 & 馬場孝喜 ギターデュオに続き
今夜も小岩の COCHI でジャズ。
出演は、和田明 (Vo)、ヤマザキタケル (P)、
山本連 (Eb)のトリオ。
夕方4時頃、思い立ってお店に
電話をしてみたら、まだ座れるとのこと。
行ってみたら満席だったので、
最後の席だったのかもね。
やっぱりジャズは面白いなぁって、
今さら当たり前すぎることを
しみじみ感じるライヴだった。
細かい所までアレンジされた音楽も
それはそれで面白いけど、
メンバーが探りながら、
しかけたり、それに応えたりしながら、
その場で作り上げる音楽の方が、
なんというか「生きている」感じがする。
そして、誰でもがその創作に
参加できるわけではない。
技術とセンスが伴ってこそ、
「聴かせられる音楽」として成り立つ。
私もそこに行きたいのだが、
そこに行くためには、
まだまだ越えなければならない、
壁が立ちはだかっている。
いや、私のことは置いておいて、
今日のライヴ。
「今のはハプニングだろう」とか
「今、明がニヤッとしたのは、
意図が伝わって、ベースがノリを
変えたからだろう」などと
推測しながら聴くのも一興だし、
互いの反応のスピードや
コール&レスポンスの妙を楽しむのも良い。
全てライヴならではの醍醐味である。
明の歌声は、時にジェントルに、
時にファンキーに、時にコミカルに、
そしてパワフルに。
でも、全体として私には優しいのだな。
とっても。
連君のベースは、ウネウネとグルーヴしながら、
音楽のボトムを支える。
伴奏であっても、聞き惚れるような
ベースライン。
彼のことは、最近知ったのだけど、
梶原順さん(G)のバンドや、
鶴谷智生さん(Dr)とのトリオ
「白鶴山」などもやってきた超実力派。
ピアノのヤマザキさんは初めて。
2人に背中を向けての演奏は、
難しいだろうと思ったけど、
プロにはそんなこと関係ないのだな。
[ SETLIST ]
−1st show−
1. My Foolish Heart
2. Don't Let Me Be Lonely Tonight
3. A Foggy Day
4. (Inst.) Tell Me A Bedtime Story
5. 小瓶の中の平和
6. Love For Sale
7. Me and Mrs. Jones
−2nd show−
1. Love Is Here to Stay
2. Close To You
3. When Sunny Gets Blue
4. Day By Day
5. メロディー
6. 接吻
7. This Masquerade
−EC−
1. Skylark
2. Moanin'
[ MEMBERS ]
和田明 (Vo)
ヤマザキタケル (P)
山本連 (Eb)
@ COCHI(小岩)
2017.9.18
三度目の殺人
福山雅治主演、是枝裕和監督の映画
『三度目の殺人』。
殺人犯 三隅(みすみ)に 役所広司。
三隅の弁護士 重盛(しげもり)に 福山雅治。
殺された工場の社長の妻に今話題(?)の斉藤由貴。
その娘 咲江に 広瀬すず。
う〜ん、難しい映画です。
楽しい映画ではないし、面白い映画でもない。
法廷サスペンスということやけど、
ドキドキハラハラするわけでもない。
ひたすら、重厚な感じ。
そして観終わってもスッキリすることもないし、
何か希望や光を見るわけでもない。
以下、ややネタバレ含む。
犯人の三隅は、最後まで真実を語ろうとしないように
見えるので、真実は観客の解釈次第ということで、
賛否が分かれている面もあるようなのだが、
冷静に考えれば、一番 整合性があり、
矛盾がない解釈は、弁護士重盛の口から
語られている。
しかし、三隅は「そんなわけないだろ」と
突き放す。
観客の多くは、しっかりと納得できる
落としどころを求めるのだろうが、
そんなものを この映画は与えてくれない。
しかし、これは、法廷そのものなのだな。
途中、検事が「真実」という言葉を
口にしたとき、重盛は「真実?」と
半ばバカにしたように言う。
その背景には、「真実なんて、誰も知らない」と
いう確固たる信念がある。
「私が殺しました」と犯人が自白すれば、
それが真実なのか。
「この人が殺しました」と目撃者が言えば、
それが真実なのか。
裁判というものは、真実かどうかではなく、
弁護側と検察側のゲームでしかないと
言わんばかりの描写だ。
劇中にも金銭目的と怨恨で殺人の罪の重さが
違うというような話が出てくる。
同じ人殺しなのに。
怨恨の場合、殺してやりたい動機があるが、
金銭目的の場合は、ただの身勝手だという。
怨恨で殺すのは、身勝手ではないということか。
いや、身勝手だけど、金で殺すよりは、
分かるよねってことか。
なんかよう分からん。
観終わっても、タイトルの「三度目」の意味が、
分からなかった。
ネットで数人のレビューを読んで、
その意味を書いている人がいて、
ようやく、ああそういうことかと。
1回観ただけでは、私には分かりませんでした。
要は、本当は、
裁判では人を裁けていない、
ということなんじゃないか。
裁いた気になっているけど。
一点、疑問。
被告の三隅が、殺した社長の奥さんに
殺人を依頼されたと週刊誌の取材に答える。
奥さんからの「例の件お願いします」みたいな
メールも残っている。
奥さんは否定するが、金銭50万円の授受の証拠もある。
そうなると、この50万円が何の金だったか、
説明しなければいけないと思うのだが、
奥さんには、都合の悪いことがあって
本当のことを言わない。
でも、そこに迫らないと、委託殺人の可能性を
消せないように思うのだけど、
警察・検察は全くここんとこを軽視しているように
見えるのがどうも腑に落ちなかった。
★★★★☆
2017.9.19
樋口晶之
樋口晶之(ひぐちまさゆき)さんは、
クリエイション や カルメン・マキ&OZ に
在籍していたロック・ドラマー。
今日、知ったのだが、
今年 7月 3日に亡くなっていた。
享年63歳。
クリエイションは、テレビドラマ「プロハンター」の
主題歌でヒットした『ロンリー・ハート』が
有名だが、私は同じくテレビドラマ「ムー一族」の
主題曲だった『暗闇のレオ』が大好きで、高校時代、
シングル盤を買ったような記憶がある。
「ムー一族」は、郷ひろみや岸本加世子、
樹木希林などが出演していた人気ドラマ(1978年)。
サンバのリズムと、16分音符連続のメロディに
聴くたびにテンションが上がったね。
また、ロック少年だった私に
当時のクロスオーバーを身近に感じさせ、
ほんのりとジャズを匂わせた。
コピーしかけたけど、挫折したね。
ずい分あとになって、ウェス・モンゴメリーを
聴いた時、『暗闇のレオ』に出てきていた
フレーズを発見し、驚いた覚えもある。
↓
暗闇のレオ
そのクリエイションのギタリスト、
竹田和夫さんは、いまではアメリカと日本を
行ったり来たりの活動のようで、
今年春、日本ツアーの情報も目にしたが、
残念ながら、スケジュールが合わず
見そびれてしまった。
クリエイションも一度もナマでは聴いていない。
樋口さん。
63歳とは若すぎる。
死因をはっきり書いた記事は、
目にしていないが、病気で療養中だったとのこと。
合掌。
2017.9.21
Ema
今年3月に YouTube で偶然発見し、
気になっていたけど、中々ライヴに行けなかった
Ema のライヴにようやく行ってきた。
ちなみに、発見してすぐ
「このヴォーカルええんちゃう?」と
シェアした 友人の Aちゃんは、
この半年ほどの間に、5〜6回観に行くほどの
大のお気に入り。
今日は、その Aちゃんと代々木の NARU へ。
18:30頃、お店に着くとすでに満席。
ライヴは、19:15からなのに。
メンバーは、Ema のほか、
ピアノが 清水絵理子、ギターが 鈴木大輔。
ピアノの清水さんは、
どこかで観たような気がするが思い出せない。
ギターの鈴木大輔さんは、クラシック・ギタリストの
鈴木大介さんと同じ名前だが、字が違う。
貫禄のある Gibson L-5 で太い音を出してたね。
3ステージあって、最後まで観たよ。
1st ショーが終わると、サラリーマンの団体らしき
グループが帰って、ちょっと落ち着いた。
曲は、スタンダード中心で、
"Moon River"、"I've Never Been In Love Before"、
"Love You Madly"、"Cry Me A River"、
"Like Someone In Love"、"Teach Me Tonight"
など。
アンコールで、"What A Wonderful World"。
各ショーの頭にデュオで 1〜2曲インストも演った。
"Alone Together"、"Wave" など。
Ema は昨年ソニーから、メジャーデビューしたのだが、
そのアルバムでは、ジャズというより
ポップス中心になっている。
プロデューサーが、小倉智昭氏で、明らかに
マーケットを意識した選曲なのだろうが、
ライヴを観た限り、ご本人はジャズを
歌いたいように感じた。
3rd ショーの1曲目にそのアルバムにも
収録されている、尾崎豊の "I Love You"。
歌詞は英語だし、もう、別の曲です。
最近、日本人の歌の英語の発音が、
たいへん気になるようになったのだが、
Ema の英語は、かなり良いと思う。
劇団四季の「ライオンキング」で
子役の時に出演しており、
まだ27歳だが芸歴は長い。
プロフィールを見ると、「ライオンキング」に
出演していたのは、1999年とある。
ちょうど、その頃に「ライオンキング」を
観に行ったので、もしかしたら、
Ema が出ていたのかもしれないな。
ジャズ・シンガーも様々。
特に女性ヴォーカルは、
ちょっと重めでスモーキーな歌声が
ジャズらしいように感じるが、
Ema は、かわいらしい歌声。
歌うことが本当に楽しいのが伝わってくる。
[ MEMBERS ]
vo. Ema
pf. 清水絵理子
gt. 鈴木大輔
@ 代々木NARU
2017.9.25
JACOB COLLIER
presented by Quincy Jones Productions
数か月前、YouTube でこの動画を観た。
↓
Close To You - Jacob Collier
いろんな楽器をマスターしている人のことを
マルチ・プレイヤーと呼んだりするが、
この ジェイコブ・コリアーは、
それだけではない何かを感じた。
1994年生まれのまだ23歳。
また、とんでもない奴が出てきたもんだ。
2015年にはクインシー・ジョーンズに
認められ、モントルー・ジャズ祭に登場している。
ステージでも一人でパフォーマンスしているようで
YouTube にもライヴの様子がいくつか
アップされていた。
これは、一度はナマで体験しておきたいと
思っていたら、それからすぐ今回の来日を知った。
中止になった先週末の
「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN 2017」
にもエントリーしていたが、
ブルーノートでも昨日から明日まで3日間
単独公演が組まれていた。
「Blue Note JAZZ FES.」で
楽しみにしていたお客さんは気の毒だな。
今日のブルーノートは、
月曜日だというのに超満席。
さて、ステージはというと、
始まってしばらくは、
「なんじゃ、こりゃあ〜」という感じ。
CD や YouTube で 聴いてはいたけど、
ナマで聴くと まさに初体験のサウンド。
1曲目、スティービー・ワンダーの
"Don't You Worry 'bout a Thing "。
2曲目で "Close to You"。
ほぼこの動画と同じ感じだった。
興味のある方はご覧あれ。
↓
Jacob Collier - Don't You Worry - Live From Lincoln Hall
Jacob Collier - Close to You - Live From Lincoln Hall
(もしかしたら、今日の衣装もこれと同じだったかも。)
演奏は、その場で演奏した音をループさせる他、
演奏していないフレーズも聞こえていたところを
みると、事前に用意されたトラックも
流れているように思うが、あまりに
臨場感たっぷりで、生演奏に合わせて
打ち込みを流しているような違和感は全くない。
時々、どの音がループで、
どの音が今鳴っている音で、
どの音が事前に用意されたであろう音か
分からなくなった。
物凄いスピードで楽器を持ち替え、
持った瞬間に演奏を始める。
その持ち替えのスピードも恐ろしく早い。
客席を唄いながら一周して、
ステージに戻ってきた瞬間に
次の楽器を演奏し始める。
数秒遅れたら、そのタイミングで入れない。
一体、何がどうなっているのか分からない。
まるでマジックのようだった。
そして、ベースもギターもピアノも
ドラムもそれぞれが本職のプレイヤーのレベル。
しかも唄いながら。
この人は、きっと楽器の練習なんか
したことないんじゃないかと思った。
初めてその楽器を持ったときに
もう演奏してしまえる、
そういうタイプではないかと思った。
あんなの練習で身につくと思えない。
普通は、一つの楽器で精いっぱいやで。
そして、あの声。
天才というけど、
もう音楽のために生まれたとしか
言いようのない人だ。
アンコールは、"Blackbird"(ビートルズ)。
これは、キーボードだけの弾き語りだったけど
お客を楽しませるしかけもあり、
素晴らしかった。
ジェイコブ以外に4人のスタッフと
来日しているようで、それぞれ、サウンド、
楽器、ビデオ、身の回りの世話の担当で、
そのスタッフのこともステージから
承認していた。
あんなの一人じゃできないもんな。
誰が教えたのか、
若者の言葉使い「あざぁすっ」って言うのも
外人なら許せるね。
[ MEMBERS ]
Jacob Collier (vo,p,g,b,per,key,
melodica,harmonizer)
@ Blue Note Tokyo
2nd show
(2017.10.12 追記)
ブルーノートのサイトにセットリストが
発表されたので転記しておく。
2nd show [ SETLIST ]
1. DON’T YOU WORRY ‘BOUT A THING
2. CLOSE TO YOU
3. HIDEAWAY
4. DON’T YOU KNOW
5. DOWN THE LINE
6. SAVIOUR
7. YOU AND I
8. FASCINATING RHYTHM
EC. BALCKBIRD
2017.9.26
ときどき写真展 75
LIGHT and SHADOW
Shibuya-ku,Tokyo(Sep 24th, 2017)
2017.9.28
当選!
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
スペシャル・イベント
ピアニスト 上原ひろみのことは、
何度もここで書いてきた。
2011年震災の翌月、
急きょ決まったコットンクラブでの
ソロ・ピアノのライヴで、
彼女の演奏を初めてナマで聴き
衝撃を受けた。
それ以来、ザ・トリオ・プロジェクト、
ミッシェル・カミロ×上原ひろみ、
矢野顕子×上原ひろみ、オーケストラとの共演
トークイベント 等合わせて、
14回も彼女のライヴを観てきた。
12月の熊谷和徳との公演チケットも
すでに入手済みだ。
先日、発売された、ひろみのニューアルバムは、
ハープ奏者のエドマール・カスタネーダとの
デュオ・アルバム『ライブ・イン・モントリオール』。
2人は、昨年のモントリオール・ジャズ・フェスで
初めて出会ったのだが、その2週間後には、
NYのブルーノートで初共演を果たした。
その公演は、ザ・トリオ・プロジェクトでの
出演予定だったのだが、アンソニーと、
サイモンが健康上の理由で出られなくなり、
ひろみが急きょ、エドマールに共演を
依頼し実現したものだった。
たくさんの公演がきまっているのに
ひとつもキャンセルせず、色んな人との
組み合わせで、全ての公演を乗り越えた、
そのストーリーも凄まじいものがあったが、
エドマールとの共演は、昨年読んだ
インタビューの中でも特に印象深いものだった。
そして、2人が出会ったモントリオール・ジャズ・
フェスでの今年のライヴ演奏を収めたのが、
ニューアルバムだ。
先週開催予定だったが、ドナルド・フェイゲンの
公演キャンセルで、中止になった横浜での
「Blue Note JAZZ FES.」に
出演の予定(日本初公演だと思う)だった2人だが、
私は単独ライブがあることを期待し、
そのチケットを買わなかった。
先日、期待通り、11月から12月にかけて、
日本でのツアーが発表された。
もちろん、行く気満々だが、
一足先にその演奏をナマで聴いてきたぞ。
先週発売されたアルバム
『ライブ・イン・モントリオール』に
アルバム発売記念のスペシャル・イベントご招待に
応募の特典が付いていた。
アルバムが 9月20日発売で、
応募の締め切りが24日で、当選発表が25日。
そして、今日28日がそのイベント当日という
タイトなスケジュール。
あんまりくじ運が良くない(と自分で
思っている)私は、どうせ当たらないだろうな、
と思いながらも応募した。
すると、なんと当選したのだ!
今日の司会者の話では、
300名の当選に対し、応募数は、1,780通。
つまりは約6分の1の確立(約16.7%)
だったわけだ。
う〜む、もしかしたら、くじ運良いかも。
イベント会場は、銀座の王子ホール。
初めて行ったけど、きれいなホールだった。
まずは、司会者(レコード会社の人)が、
ひろみとエドマールにインタビュー。
そして、エドマールからハープの説明。
(これで約30分。)
ひろみも、昨年初めてハープの演奏を
聴いたと言っていたが、
確かにジャズ・ハープなんて、
聴いたことがなかった。
ハープというと、クラシックで、
ポロロロロ〜ンというような、
きれいな音色をイメージしていたが、
このハープは、ちょっと違う。
確かエドマールは「コロンビア・ハープ」と
言ったと思うのだが、それで検索しても
ヒットしなかった。
もうひとつ別の呼び方も言っていたけど、
メモらなかったので忘れてしまった。
いずれにしろ、あまりメジャーな
楽器ではない。
このコロンビア・ハープ(?)に
エドマールは、自分で改良を重ねてきたという。
ハープは、チューニングすると
一つのキーでしか弾けないが、
レバーを付けて、半音上げられるようにしたり、
ボディのサウンドホールの位置を変えたり、
弦を増やしたり、ピックアップを付けたりして、
独自の楽器に発展させてきたようだ。
高音部は右手で、低音部は左手で演奏し、
ちょうどギターとベースのように
使い分けているという。
実際に高音部にはギター用の、
低音部にはベース用のピックアップを
取付けて、出力していた。
そんなレクチャーの後、いよいよ演奏。
まずは、アルバム1曲目、エドマール作曲の
"A Harp In New York"。
もの凄い息の合い方!
続いてエドマールが、ジャコ・パストリアスに
インスパイアされて作ったという "For Jaco"。
3曲目は、"Moonlight Sunshine (月と太陽)"
これは矢野顕子とのデュオにひろみが書いた曲。
そっちでは、矢野顕子の歌入りだが、
インストでの演奏も なんとも美しい。
続いて、組曲 THE ELEMENTS の "FIRE"。
激しいです。
アンコールは、"Cantina Band"。
映画『スター・ウォーズ』のサントラの曲で
作曲は、John Williams。
色んな宇宙人がいる酒場みたいなシーンで
宇宙人がナマ演奏していた、ラグタイム調の曲だ。
ナマ演奏は、CDで聴く以上に
ハープのベース音が強烈だったね。
そして、エドマールのテクニック、
リズムがスゴイ。
ひろみと一緒に演れる人は、
誰でもよいわけではないのは当然だが、
初めて、一緒に演奏した後、
「やっと出会えたね」とエドマールが
言ったというのも分かる気がする。
演奏は、50分ぐらいだったかな。
とってもラッキーな当選でした。
エドマールのハープ。
低音部にピックアップが見える。
後ろにあるのはベースアンプ。
弦は、ナイロン弦。
でも、ギターのナイロン弦の音とは
当然違い、ハープの方がキラキラしている感じ。
上部のシルバーに見えるところが
半音上げるレバー。
ひろみのピアノは、もちろん YAMAHA。
[ 動画 ]
Hiromi & Edmar Castaneda - Fire (Live in Montreal)
(2017.10.7 追記)
ハープのもう一つの呼び方を
「メモらなかったので忘れてしまった」と
書いたけど、雑誌 JAZZ LIFE の
ひろみのインタビューに
「レバーハープ」と書いてあった。
音階を変えるレバーが付いているので、
そう呼ぶようだ。
2017.9.29
くじ運 ええんちゃうの
昨日は、CD購入の特典だった、
「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
スペシャル・イベント」に行ってきた。
CDを買えば誰もが行けるわけではない。
応募をして抽選で300名限定のイベントだった。
昨日も書いた通り、応募数は1,780で
約6分の1の確率に当選したのだった。
自分では、くじ運があまり良くないと
思っている。
山下達郎のコンサートの抽選に、
15回ほど応募してやっと当選したことなどは
その証拠だ。
ちなみに、その当選のあとも
数回はずれている。
先日、Char さんのアコースティック・ライヴの
抽選にも申し込んだが、これもハズレた。
しかし「待てよ」と思った。
約6倍の競争率の昨日のイベントに
当選しただけではなく、昨年12月の
「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」
の東京公演の抽選では、
くじ運が悪いからと、3日間の公演すべてに
応募したら、3日とも当選した。
しかも、1日目はまさかの最前列だった。
そういえば、今年の「矢野顕子×上原ひろみ」の
ツアーだって、念のためにと、
友人と2人で申し込んだら、2人とも当選したよな。
もしかしたら、ひろみとは相性がいいのか?
ひろみ×エドマール の公演は、
11月から12月にかけて、東京では
コットンクラブ3日間、ブルーノート3日間、
そして、すみだトリフォニーホールと
合計7日間予定されている。
クラブは入替制なので、時間が短いかもしれないが、
近くで観られる。
ホールは、たっぷり聴けるだろうけど、
後ろの方の席だとステージまで遠い。
悩ましいな。
まず、チケットが取れるかどうかなのだが、
ひろみのチケットは、当選する!と信じて
申し込むことにしよう。
2017.9.30
明日 本番
明日はいよいよ 明とのライヴ。
毎度のことながら、練習しても練習しても
練習が足りない。
こんなことなら、もっと早くから
練習しておくべきだったと、
これも毎回の反省。
進歩がない。
もう時間がないと、焦り出すと、
ますます上手く弾けなくなる。
昨日まで弾けていたことまで、
おかしくなってくる。
これは技術の問題ではなく、
メンタルの問題だ。
ちょっと練習の休憩に、昨年の
「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」の
パンフレットのインタビューを読む。
自分の甘さが情けない。
気を引き締める。
ちょっと、心が落ち着いた。
今日は、最終リハ。
本番で最高の演奏ができるように
ベストを尽くそう。