2013年10月
感想・ご意見は→
shinya◇shin223.com
メールをくださる方は、上記アドレスの◇を@に変えて送ってください。(スパムメール対策)
2013.10.1
人 口
今年のゴールデンウィークに
宮城県を旅行した際、撮影した写真。
どこかの 道の駅 か ドライブイン の
駐車場内で撮影。
・・・こ、これって、も、もしかして、
「入口」?
2013.10.3
大阿闍梨の「最後の言葉」
先日 (酒井雄哉 大阿闍梨が亡くなった翌日)、
千日回峰業を2回満行した 酒井 大阿闍梨が、
「人生最後に思ったことは、何だったのだろう」 と
書いた。
今日、電車の中で、
「大阿闍梨の『最後の言葉』」と書かれた
週刊誌 (週刊朝日) の中吊りを発見したので
早速購入した。
亡くなる3日前、担当編集者が、
酒井 大阿闍梨と会っていたのだ。
その一部を引用する。
ひと言、ひと言、ゆっくりと話す。
「思考力がなくなってきたんだよなあ。
痛みもなんもないんだよ。
人間の体はうまくできてんねえ」
いま、どんなことが頭に浮かぶかと
聞いてみると、
「それがねえ、なんにも、
思い出さないねえ……。
欲がなんにもなくなっちゃたの。
なんにもないんだな。
人間って、なにか持っているつもりでいて、
なにも持っていないんだな……」
そうして、こう言ってまた目を閉じた。
「ただ、感謝だな……」
その日、うっそうと茂る樹木の間から
斜めに差し込む日差しが、
なにか神々しく、しみ入るようだった。
もちろんこれは、息を引き取る直前の
ことではないので、人生最後に思ったことではないが、
なんというか、私には、大阿闍梨が、
人生の修行をすべて全うし、
空っぽになって、旅立っていったように感じた。
2013.10.4
職人であれ!
先日、某社が発売した、
「デジタル一眼レフ上達セミナーDVD」 なるものを
購入した。
実際に行われたプロのカメラマンが講師を務める
セミナーを撮影・編集したもので、
4つのテーマに分かれて、DVD は全部で9枚にも及ぶ。
で、昨日、その中の 「動体撮影」 というテーマの2枚を観た。
何度か友人の子供の運動会などの
撮影に臨んできたが、これが中々上手く撮れないのだ。
DVD の内容は、「なるほど」 と思うことも
多かったが、その中でも一番心に残ったのは、
「表現者である前に職人であれ」 という言葉だ。
アマチュア・カメラマンは、
「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」 的な撮影をしがち。
私も、そういうことがある。
特に動いているものを撮るときだ。
今年のゴールデンウィークには、
船上からカモメを500枚ほど撮影したもんね。
で、その中に (まあ、ええかな) という写真が、
数枚あればラッキーという撮り方だ。
「表現者である前に職人であれ」 という言葉は、
そういう 「たまたま良く撮れた写真を、
自分の表現だと言うな」 という厳しい言葉なのだ。
「たまたま良く撮れた」 ものは、
あくまでも 「たまたま」 「偶然」 でしかない。
撮りたいものを撮れるように精進し、
思い通りの写真を撮れるようになって、
初めて 「動きの中の偶然を狙う」 という
選択肢が生まれるのだと。
そんなレベルに達して、初めて、
いっぱい撮った中に自分の想像を超える写真が
あるのだと。
う〜む。
確かに偶然に頼っているうちは、
あまりにも二流だ。
音楽然り。
たまたまええ演奏が出来たのを
自分の表現だというのは、確かに はばかられる。
漠然と、「職人」 より 「表現者」 の方が、
カッコええという印象を持っていたが、
違うねんな。
「職人」 レベルの技術・知識・センスを
身につけてこそ、「表現者」 であれるのだ。
精進あるのみ。
2013.10.06
保育所最後の運動会
そんなわけで、職人を目指すことにした私だが、
今日は、友人の息子 G太郎 (5歳) の
保育所最後の運動会の撮影に行ってきた。
G太郎は、来年、小学生なのだ。
ちょうど3年前の今頃、私の一眼レフデビューが
G太郎 (当時2歳) とそのお姉ちゃん (当時5歳) の
この保育所での運動会だった。
あの時は、まだ、泣いていたG太郎も、
すっかり少年ぽくなり、お姉ちゃんは、
小学3年生でかわいい少女になった。
私は、50歳を過ぎて、ほんまもんのおっさんになった。
さて、毎度毎度、運動会のたびに書いていることだが、
運動会の撮影は、難しい。
邪魔が多すぎる。
でも、そんなこと言っても仕方ない。
その環境で、ベスト・ショットを狙う以外にないのだ。
3年前に比べると、私の写真も多少は上達したと
思うのだが、どうだろうか。
職人には ほど遠いが。
リレーでアンカーのG太郎くん
校庭に向けられたスピーカー (運動会と関係ないけど)
2013.10.7
SONY DSC-RX100
2年程前、コンデジ (コンパクトデジカメ) を
オリンパスからニコンに買い替えた。
当時、スゴイ評判だった 「COOLPIX P300」 という
機種だ。
最近のコンデジには、大きく2つの流れがある。
一つは、簡単に撮影ができて、スマホのカメラより、
色んな機能も使えるというタイプと、
もう一つは、一般的なコンデジでは、
満足できない人向けのちょっと高価なラインナップ。
2年前に購入した 「COOLPIX P300」 は後者で、
ニコンの中では、「高画質・本格派」 コンデジ、
Pシリーズの商品だ。
買った当時の感動は、ここに 書いたが、
人間の欲望というのは、果てしないものだ。
2年使ってきて、ちょっと不満に感じるようになった。
で、ちょっと前から、そろそろ買い替えようと、
調査を始めた。
ニコンの「P300」 は、昨年 「P310」、今年 「P330」 と
後継機種が発売されており、きっと進歩しているのだろうが、
何もニコンに限定する必要もないと思い、
他社機種を含めて検討を始めた。
いろいろ調べているううちに、
オリンパスのある機種が、そこそこ評判も良く、
安くなっているのを発見した。
昨年5月に発売され、4万円以上していたものが、
アマゾンで 12,770円で出ていたのだ。
で、買ってみたのだが、これがどうも納得いかない。
部屋で十数枚、試し撮りをしただけで、
オークションで、売っぱらってしまった。
ちなみに、その機種は、今日の価格ドットコムでの
最安値が、16,500円なので、私が買った、
12,770円は、破格に安かったことになる。
(おかげで、オークションでも良い値で落札された。)
それから、フジフィルムの 「XF1」 が気になり、
店頭で触ってみたが、どうもピンと来なかったので却下。
リコーの 「GR」 も候補に挙がったが、
これは、高級すぎる (8〜9万円) し、
単焦点なので、今回は却下。
(でもいつかは、欲しい。)
で、行き着いたのが、全く考えていなかったソニー。
私には、ソニーの (オーディオ) 製品と相性が悪い、
という自分の会話があったのと、やはり、カメラのメーカー
ではないことが、候補に入らなかった理由だ。
なぜ、元々 カメラのメーカーでないと候補に入れないのか。
デジカメが出始めた頃、何の知識もなく、
どこのメーカーを買って良いのかも分からなかった。
で、デジタルに詳しい人に、
どのメーカーを買えばいいのか相談したことがある。
彼の答えは、
「カメラのメーカーがいい。レンズが違う。」
というものだった。
それで、私はその時、オリンパスを選んだのだ。
もう10年以上も前のことなのに、
その言葉を守って来たというわけだ。
今回、購入したソニーの 「DSC-RX100」 は、
レンズにドイツのカールツァイスという
レンズ・メーカーのものを使っていて、
現在発売されているコンデジの中では、
最高という声もある。
何が違うか、細かいことは控えるが、
このサイト を見て欲しい。
これが、「DSC-RX100」 で
撮影した写真だ。
もちろん、これらの写真を撮った人達は、
ほかのカメラでも素晴らしい写真を撮れるだろうから、
このカメラを持てば 私にもそんな写真が
すぐに撮れるというわけではない。
でも、やはり、職人 (?) には 良い道具が 必要なのだ。
DSC-RX100
2013.10.11
頬杖をつく男
一週間ほど前から、歯ぐきに炎症があり、痛い。
これが結構、痛い。
2か月ほど前にも同じような症状があり、
歯医者に行って治療してもらった。
その時は、噛み合わせの調整をして、
薬を塗ってもらったら、割と簡単に痛みがなくなった。
今回もすぐに治るだろうと、3日前に同じ歯医者に行ったが、
どうも痛みがとれない。
昨夜の6時ごろ、あまりに痛みが治まらないので、
(これはもう1回、歯医者に行かなあかんな) と思い、
今日の昼の1時の予約を入れた。
夜遅くなって、ズキンズキンと痛みだし、
とうとう一睡も出来なかった。
こんなこと初めて。
特に朝4時ごろから6時ごろにかけてがピークだった。
午後1時の診察まで、あと7時間も8時間も
この痛みに耐えられるか不安なほど痛かった。
全く眠れなかったので、いつもより早く出社し
仕事をしていたら、そのうちに痛みは 幾分ましになった。
何かしていると、気が紛れるのか不思議とそんなに痛まないが、
寝ようとすると何もしないので、ただただ痛みだけが存在するのだ。
で、1時に歯医者に行き、痛みどめの薬を処方してもらった。
薬局に行くと、若い薬剤師が、
「お薬、ジェネリック薬品にしますか?
先発品にしますか?」 と訊くので、
「どう違うのですか?」 と訊くと
「ジェネリックの方が安いです」 という。
私にもそれぐらいの知識はあったが、
何と答えるのか興味本位で
「なんで 訊くんですか?」 と尋ねてみた。
すると 「同じ成分だからです」 という。
(なんか的を得てない答えやなぁ) と思ったが、
突っ込むのも面倒になり、
「じゃあ、ジェネリックでお願いします」 と言った。
その時、そばにいた年配の薬剤師が、
「どうして訊くのか、ですよね?」 と話しかけてきた。
「そうです」 というと、
「人によっては、ジェネリックを選ばない患者さんも
いらっしゃいます。
また、最近は減ってきましたが、
ドクターが先発品を指定してくることもあります。
同じ成分といっても、添加物まで同じというわけではなく、
先発品にこだわっているドクターもいるわけです。」
と、その背景を教えてくれた。
そして、その年配の薬剤師の話を聞いたあとで
はたと思った。
私の 「なんで 訊くんですか?」 は、
「同じ効果があるなら、安い方が良いに決まっているのに
わざわざどっちがいいか訊くのは、どういうわけだ?」
という質問だったが、若い薬剤師は、
「なんで訊くんですか?」 を
「(ジェネリック薬品は)なんで効くんですか?」 と聞いたわけだ。
その質問なら、「同じ成分だからです」 は、
正解でしょう。
ところで、歯医者の診断によると、私の歯ぐきの炎症は、
噛み合わせが悪いことが原因だという。
歯ぎしりををしていたり、強く噛むことで下の歯ぐきが
刺激されて炎症を起こしているんだろうと。
以前は、歯ぎしりの自覚があったが、
最近はない。
でも、これは睡眠中、無意識のことだから、
やっていないとは言い切れない。
そして、「頬杖つきませんか?」 と訊かれた。
ちょっと考えてみたが、心当たりがなく
「つきませんねえ」 と答えた。(3日前ね)
そのあと、気が付いたのだが、
頬杖、ついとるやんか!
仕事中でも自宅でも PC を見ながら、
右手はマウスを持ち、左手は左あごにあてて
頬杖ついとる!
びっくりしたぁ。
どんだけ無意識やねんって。
そういうわけで、今日、先生に
「頬杖ついてました」 って正直に言うたら、
笑ってたわ。
2013.10.14
くんちゃん
連休を使って、大阪へお墓参りに行ってきた。
今回は、素晴らしく良い天候に恵まれた。
何度も私は雨男だと書いてきたが、
実家に帰るとき、雨が降ることは滅多にない。
不思議だ。
さて、お墓参りは2箇所。
実家近くにある、両親が建てたお墓には、
父の両親 (私の祖父母) も入っている。
もう一つは奈良県にある、母方の祖父母が
眠るお墓。
母は、宮崎県の出身なのだが、
なぜ奈良にお墓があるのか、以前聞いたことが
あるように思うが、全く覚えていない。
今度、聞いてメモっておかなければ。
今回は、両親に会うことはもちろん、お墓参り、
同級生のやっている寿司屋へ行くこと、
姉のやっている居酒屋へ行くこと、
甥っ子、姪っ子、それぞれの彼女彼氏にあうことなど
盛りだくさんの旅だったが、予定になかったこともあった。
昨夜、私が大阪に来ているのなら、と
急遽会いに来てくれた人がいたのだ。
それは、母の6才下の弟、つまり叔父だ。
叔父のことは、子供の頃から 「くんちゃん」 と
呼んでいる。
くんちゃんと会うのは、3年半ぶり。
くんちゃんは、昔からお酒が大好きで、
大体いつも酔っ払っている。
数年前に大腸癌と食道癌を患ったが、
そんなことでは、お酒はやめない。
ほとんどアル中じゃないかというぐらい、
飲んでいる。
アル中のガン患者。
最悪に聞こえるが、本人はいたってご機嫌な人だし、
元気そうに見える。
叔母さんは、大変そうだけど。
私は、なんの遠慮もなく、言いたいことが言える、
くんちゃんとの関係が気に入っている。
72歳のくんちゃん。
まだまだ、長生きして、ご機嫌に酔っ払っていてほしい。
2013.10.15
イラスト調
先日、コンパクトデジカメをソニーの
DSC-RX100 に買い換えたことは書いた。
まだ、試し撮り中な感じで、
充分、実力を発揮させているとは言えないが、
中々面白い。
たとえば、「イラスト調」 という機能を使うと、
簡単にこんな写真が撮れる。
これは、電車の中を撮影したものだが、
はじめからこんな風に撮ることもできるし、
撮った写真をあとから編集で、イラスト調に
することもできる。
イラスト調以外にも水彩画調や絵画調などがある。
こういう機能は、前のカメラにも備わっていたが、
なんとなく、おまけみたいな感じだった。
でも、このイラスト調は、中々よろしい。
2013.10.17
そして父になる
6年間育ててきた息子が、実は、
病院で取り違えられた他人の子供だったという
ストーリーの映画 『そして父になる』 を
観てきた。
主演は、福山雅治。
その妻に尾野真千子。
そして、もう一方の、子供を取り違えられた夫婦が、
リリーフランキーと真木よう子。
自分の子供ではなかったからといって、
「じゃあ、取り替えましょう」 と簡単に行く話ではない。
かといって、今まで通りで良いかというと、
そういうわけでもない。
出口のない迷路のようなものだが、
どうするのか、選択をしなければならない。
取り違えた病院を責めて、
被害者になってばかりいても
道は開けない。
慰謝料をもらっても解決しない。
本当に頭の痛い問題だ。
そして、この赤ちゃんの取り違えは、
昭和30〜40年代あたりには、
実際に起こっていたようで、特集番組を
テレビで観た覚えもある。
そんな時代なら、まだしも、
この21世紀にどうしてそんなことが
起こってしまったのか。
映画では、その理由も解き明かされるのだが、
それはネタバレになるのでここでは控えよう。
さて、子供を取り違えられた二組の夫婦。
その対比が興味深い。
4人とも、それなりに癖がある人たちだが、
どこにでも いそうな普通の人々。
福山は、ちょっとイヤな男として描かれているが、
後半、挽回する。
リリーは、相変わらず自然。
この人、何しても自然やね。
タイトルは、『そして父になる』。
なるほど、母は子供を産んだ時から母だが、
父は、徐々に父になっていくんやな。
子役の2人が素晴らしかったが、
1人が関西弁だったのが、ちょっと気になった。
監督は、是枝裕和。
是枝監督作品は、全て観たわけではないが、
私的には、同じように家族を描いた
『歩いても 歩いても』 が一番印象に残っている。
本作は、それには ちょっと及ばなかったな。
でも、もし子供がいたら、評価が全然変わるかもね。
★★★★☆
20130.10.20
撮影の秋
昨日は、友人の子供たちの写真撮影に出かけた。
朝は、小学3年生 (女の子) の学芸会、
そのあと、中学1年生、2年生の兄弟の運動会。
3時からは、野球の試合。
まず、小学3年生の学芸会。
出し物は、「新西遊記」。
20分ほどの演劇だが、一つの役を複数の子供が
演じることで、より多くの子供に出番を作るという
工夫がなされているのがわかる。
親にしてみれば、
「なんでうちの子は、出番が少ないの?」
という不満は、重大だろう。
おかげで (?)、シャッターチャンスは、
非常に少なく、なれない体育館での撮影で、
あんまり満足のいく写真は、撮れなかった。
この経験を次回に活かそう。
さて、運動会の方は、子供らは中学生に上がり、
運動場も広くなった。
だからといって、撮影が簡単になるわけではない。
ただ、リレーや徒競走の撮影に関しては、
数々の失敗を重ね、ちょっとずつではあるが、
進歩している(と思う)。
運動場のトラック
校庭にて
2013.10.21
誰のせい?
一昨日、中学生の野球の試合を観ていて、
気になったことがある。
それは、相手チームのキャッチャーの身内だと思われる
大人の観客の声援だ。
例えば、ピッチャーが暴投をして、
キャッチャーがボールを取り損なったとする。
ボールが、転がっている間に1塁ランナーが
2塁へ走った。
その時、その人は、キャッチャーに対して、
「○○(キャッチャーの名前)、お前は悪くないぞ。
お前のせいじゃないぞ」 と声援 (?) を送っていた。
他の場面でも何度か、「お前は悪くない」
「お前のせいじゃない」 と言うので気になった。
果たして、野球の試合で、失点したり、
負けたりするのは、「誰かのせい」 だろうか?
あるとすれば、「せい」 ではなく 「責任」 だろうが、
その責任は、監督にあり、ひいてはチーム全員の責任だろう。
けして、「誰かのせい」 にするもんではないだろう。
あの 「お前のせいじゃない」 と声援 (?) を送っていた人は、
誰のせいだと言いたかったのか?
もし、私がピッチャーだったら、
「お前のせいだ」 と聞いてしまうかも知れない。
声援に (?) を付けたのは、あまりに個人的で、
チームへの声援には なっていないと感じたからだ。
私の考え過ぎかな?
2013.10.22
中林さん
今日は、久しぶりに中林さんの LIVE を観てきた。
中林さんとは、昨年9月に共演したが、
それ以来だ。
会場は、学芸大 (碑文谷) にある 「APIA40」。
4年前まで 「APIA」 という名前で、
渋谷にあった老舗ライヴハウスだ。
渋谷時代には、一度だけだが 私も出演したことがある。
さて、中林さんの出番は、8時過ぎだというので、
8時頃 会場に着くと、若い兄ちゃんが演奏中だった。
ギター1本での弾き語り。
その音楽が、く、暗い。
まるで、昭和のアングラなフォークソングのようだ。
こういう音楽を演っている若者がいることに
びっくり。
中林さんは、さすがに歳を重ねた分の
貫禄と落ち着きがある。
ギター教室をされているせいか、ギター演奏も
以前より安定しているように感じた。
今日は、一眼レフは持って行かなかったが、
RX100 を持っていたので、数十枚撮影した。
先日も紹介した、イラスト調で撮ると
こんな感じ。
2013.10.24
楽天ガンバレ!
先日、楽天ゴールデンイーグルスが、
パ・リーグの優勝を決めたニュースを見ながら、
妻と、日本シリーズは、巨人と楽天、
どちらが勝つかな という話になった。
私たちは、二人ともそんなに野球に詳しいわけではないが、
話がエスカレートして、
「じゃあ、きみずしを賭けよう」 ということになった。
負けた方が、旗の台にある美味しいお寿司屋さん
「きみずし」 でお寿司をおごるということだ。
どっちに賭けるかという話になったとき、
妻は、「どっちでもいい」 と言った。
つまり妻は、私が賭けなかった方のチームに
賭けるというのだ。
私が、「そんなんでええの?」 と訊くと、
自信満々に 「うん、私が賭けた方が勝つから」 と言う。
急に弱気になる私。
あんなに自信たっぷりに断言されると、
本当に彼女の言うとおりになりそうな気がしてくる。
全くもって、私のメンタルの弱さが露呈される場面だ。
「で、どっちに賭けるの?」 と、
迫り来る妻。
う〜ん、どうしよう・・・悩む私。
結局、私は楽天に賭けることに。
あれ?最初、星野監督のコメントを聞いて、
(これは、日本シリーズ、楽天負けるんちゃうか) と
思ったのに なんで楽天に賭けることになったんやろ・・・。
ま、そんなこと、どうでもいいや。
とにかく、楽天に勝ってもらおう!
2013.10.26
THE DUO 〜鬼怒無月&鈴木大介〜
職場から歩いて5〜6分のところに
G-Call サロンというのがあり、そこでは、
いろんなイベントをやっているようだが、
時々、ライヴもやる。
ライヴといっても、ライヴハウスのような
音響設備があるわけではいので、
基本少人数のアコースティックなライヴだ。
さて、昨日は、そのサロンで
鬼怒無月&鈴木大介によるギターデュオ、
その名も 「THE DUO」 の演奏を聴いてきた。
彼らのライヴは、4回目。
G-Call サロンでは、今年2月5月に続いて3度目だ。
(近所なのでつい観に行ってしまうね。
ワンドリンク付きで3150円というのもうれしい。)
ギターは、2人ともガットギター。
ピックアップのついたタイプだが、
あまりエレアコ臭さは感じない。
鬼怒は、ツヤのある、ややエレキっぽい音。
鈴木は、乾いたアコースティックな音色で
互いのキャラクターがはっきりしている。
フレーズもそれぞれで、今回アドリブでは、
鬼怒のフレーズの方が、好きだなと思った。
一方、クラシカルなフレーズになると、
鈴木の演奏は、さすがだと思った。
相変わらず息の合った演奏、
ゆるい MC でした。
目玉は、本編ラストの 「メラニシアン・サンズ」 やな。
そろそろ、私もギターデュオを再開したくなってきた。
セットリスト
一部
1.カントリー
2.スパニッシュ・ラヴ・ソング
3.セプテンバー・ソング
4.秋の歌
5.秋の蝉
6.恋の面影
7.ラウンド・ミッドナイト
二部
1.哀愁のヨーロッパ/Europa
2.How insensitive
3.Lullaby of Birdland
4.Blessed
5.Nowhere mind
6.空の映写技師
7.メラニシアン・サンズ
EN.黄昏のビギン
Summer Samba by The DUO 2013年5月25日 @G-Call サロン
2013.10.26
今日は、久しぶりに映画を2本鑑賞。
タイピスト!
1950年代のフランスを舞台にした物語。
主演は、デボラ・フランソワ と ロマン・デュリス。
ヒロイン、デボラが、魅力的。
「現代のオードリー・ヘプバーン」 と
言われるのも分かる気がする。
実際、場面によってはちょっと似ているような気もした。
ぱっと見は全然違うけど。
一方、デボラの上司役を演じるロマンは、
背も低いし、それほどのイケメンでもない。
ストーリーは、こんな感じ。
田舎から出てきたローズ (デボラ・フランソワ) が
保険会社の秘書になる。
ボスのルイ (ロマン・デュリス) は、
ローズにタイプの早打ちの才能があると見抜き、
タイプ早打ち大会に出場させる。
そのうち、二人の間に恋が芽生え・・・。
という、王道のラブ・ストーリー。
エンディングもご想像されるままの
ハッピーエンド。
実話を基にしているというので、
もっと感動するヒューマンドラマかと
勝手な期待を抱いて観たので、
ちょっと期待はずれだった。
でも、オープニングのポップさ、
50年代の雰囲気などは良い。
時代背景のせいか、ちょっと、登場人物が
タバコを吸いすぎな感じがしたな。
★★★★☆
潔く柔く
2本目は、長澤まさみ・岡田将生 主演の
『潔く柔く』。
「潔く柔く」、これ、読める?
「いさぎよく やわらかく」 と読んでしまいそうやけど、
「きよく やわく」 と読む。
映画館でチケット買うとき、
「いさぎよく・・・」 と言って、
カウンターのお姉ちゃんに笑われてしもた。
「やわらかく」 は 「柔らかく」 と書くから、
「柔く」 は、「やわく」 としか読めないねんけど、
「潔く」 は、「いさぎよく」 であって、
「きよく」 とは読まないだろう。
実際、変換されないし。
で、よく見ると映画のタイトルには、
「きよくやわく」 と読み仮名がふってあるね。
この 「きよく」 は、原作者の当て字なんやろな。
さて、前書きが長くなった。
物語は、心に傷を持った男女の再生のお話。
再生というか、過去を過去として受け入れることが
メインかな。
観るのも恥ずかしい、若者のラブ・ストーリーかと
思っていたら、結構、その心の傷が重たくて、
ヒューマンドラマ的な要素もあった。
でも、途中、(それは、出来すぎやろ) という
場面があって、そこは、減点やなと思っていたら、
実は、これ原作が少女漫画だったのね。
何も知らずに観たんやけど、
コミックが原作なら仕方ない。
「観るのも恥ずかしい」 と思うんやったら、
なんで観るねん?とツッコまれそうやけど、
これは、たまたま時間が合ったからでしかない。
長澤まさみが可愛いくて良いのだが、
いくらなんでも15歳のシーンは、無理があったな。
18歳ぐらいの設定なら、ギリギリいけたかもしれんけど。
15歳はなぁ。
彼女、今年で26歳やからなぁ。
★★★★☆
2013.10.30
笑福亭鶴瓶落語会
最近、落語が聞きたい私。
昨日は、赤坂ACTシアターへ、
笑福亭鶴瓶の独演会へ行ってきた。
発売からすぐに申し込んだおかげで、
前から3列目、ほぼ中央というラッキーな
席で観ることができた。
ACTシアターは、1300人収容できる、
そこそこ大きなホールなので、落語のような芸の場合、
演者の表情も観たいので、前の方の席というのは、重要だ。
18:30 に開演。
鶴瓶が登場し、約30分ほどフリートーク。
旬な 「半沢直樹」 ネタ、つい数時間前に起こった
エピソードなど、もう、これだけで十分おもろい。
そして、落語。
鶴瓶が真面目に落語をするのは、テレビで観たことが
あるような気もするが、確かではない。
鶴瓶の公式サイトには、
「演目 『お直し』 ほか一席」 となっているが、
本人の話によると、木梨 (憲武) に、もう1席やるように
言われ、増やしたそうな。
で、フリートークのあと、『悲しみよありがとう』、
『かんしゃく』、仲入りのあと、『お直し』。
いやぁ〜、思った以上に素晴らしかった。
あんなにテレビにも出ていて、いったい いつ稽古してるんやろ。
これがプロやな、と思た。
しかも。
この 笑福亭鶴瓶落語会、
仙台・東京・新潟・大阪・福岡の全国5都市、
合計12日のツアーで、東京は4日間あるのだが、
なんと毎日 ネタを変えるという。
スゴイなぁ。
ほんまにいつ稽古すんのやろ。
たぶん、いっつも稽古してるんやろな。
ブツブツ、小声で稽古してたら、
奥さんが 「変な声が聞こえる」 と言うたと
昨日も話していたもんな。
歌丸とは、全く芸風が違うが、どちらも素晴らしい。
もっと、ほかの落語家も観に行こう。