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つつみしんやのひとりごと 2011年 11月
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2011.11.1

夢ある社会?

近所を散歩していて見つけた。

東京電力の変電所の塀だ。

「夢ある社会へ」 という言葉がはがされていて、

見るからに なんとも 心苦しい。

今回の原発事故後に、はがされたものかどうかは不明だが、

「夢ある社会」 は、どこへ行ったのか。


i-phoneによる夜間の撮影のため見にくいです。





2011.11.2

$300になります

久しぶりに英語のお話。

買い物の会計のとき、

「合計で ○○円になります」 と言われることがある。

「合計で ○○円です」 ではなく、「○○円になります」 だ。

「なります」 という言葉が、未来形にも聞こえるので、

ちょっと違和感がないこともない。

面白いことに 英語でも、「$300になります」 は、

「That’ll be $300.」 と未来形で言うらしい。

たぶん、その時点では、まだ購入していないわけだから、

「もし、これらをお買い上げになるのでしたら、

合計で300ドルになりますよ」 という意味で

未来形なのではないか、と推測するのだが、どうだろう。

ただ、2つ以上の商品の合計金額のときにしか、

言わないようで、1つの金額のときは、現在形のようだ。

すると、この推測も当てはまらない。

う〜ん。

不思議。





2011.11.2

GENTLE  THOUGHT Take 2

つ、ついに発売された!

1977年発売のダイレクト・カッティング、フュージョンの大名盤、

Lee Ritenour & Gentle Thoughts 『GENTLE THOUGHTS』 の

"Take 2" がCDで発売されたのだ。

『GENTLE THOUGHTS』 については、昨年、ここでも触れたが、

要するに アナログ・レコード時代、2種類のテイクが、

商品化されていたのだが、その後、CD 化されたのは、

"Take 1" の方で、私が高校時代に買った "Take 2" Version では

なかったのだった。

それで、("Take 2" の方も CD になれへんやろか) と

ずっ〜と思っていたのだった。

その "Take 2" が、先月、ついに発売されたのだ。

たった今、それを聴きながら、これを書いているのだが、

やっぱり、こっちの方がええな〜!

しかも、最新リマスタリング!

いや〜、正直、まさか発売されるとは、思ってなかったので、

めちゃくちゃうれしい。

きっと、私のように願っていた人がたくさんいたんだろうな。

雑誌の記事で発売を知って、アマゾンで すぐに注文し、

今日届いたところなんだけど、今、アマゾン見たら、

「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」 って。

3,903円の輸入版まで 在庫切れになっとる。

(国内盤は 2,100円)

やっぱり、皆、待ってたんやで。


『GENTLE THOUGHT (Take2)』
  (Lee Ritenour and His Gentle Thoughts)








2011.11.3

Baked Potato Super Live!

昨日の 『GENTLE THOUGHTS "Take 2"』 に続き、

今日は、『Baked Potato Super Live !』 だ。

1982年にアナログ・レコードで発売された本作は、

1981年12月13、14、15日、L.A.の有名なクラブ、

「The Baked Potato」 でのライヴを収めたもの。

名義は、「グレッグ・マティソン・プロジェクト」 で、

メンバーは、グレッグ・マティソン (key)、スティーヴ・ルカサー (g)、

ジェフ・ポーカロ (ds)、ロバート・ポップス・ポップウェル (b) 。

これ、レコード発売と同時に買った覚えがある。

80年代にもCD化されたようだが、すぐに廃盤になったようだ。

その後、CD は 1999年に COOL SOUND から再発されたが、

大人の事情で オリジナル (Sony) のジャケットは使われなかった。

そのジャケ違いは、CDショップで見かけた覚えがあるが、

ジャケットが違うのもイヤだったし、その時は、あんまり欲しいと

思わず買わなかった。

そんな本作が今年、オリジナル・ジャケットに

最新リマスタリングで再発売されていた。

これは、買わなきゃ! と購入。

聴いてみると、(あ〜これ、これ!) って感じ。

結構、覚えてる。

やっぱり、名盤ですな。

4人とも素晴らしい。

このとき、ポーカロは、27歳。

ルカサーは、24歳。

ナマで観たかったな。


「Baked Potato」 には、1985年にアメリカを旅行した際、

LA滞在中に、確か3回行ったような気がする。

ラリー・カールトンとマイク・ミラー、もう1日は知らない

レゲエバンドだったと思う。

この 『Baked Potato Super Live !』 の音からは、

想像もつかないような、小さなライヴ・ハウスだった。

また行きたいけど、

もう、ルカサーやカールトンは出演してないよな。

・・・と書いて、何気なく Baked Potato のサイトを 検索してみたら、

ゲッ!

 LARRY CARLTON
 Two nights
 November 16th and 17th

 LARRY CARLTON on GUITAR
 ABRAHAM LABORIEL on BASS
 GREG MATHIESON on KEY
 JOHN FERRARO on DRUMS

 THE ALLSTARS OF ALLSTARS
 $25.00


で、出てる・・・。

しかも、25ドルって、1950円やで (78円換算)。

安!

なんと、キーボードは、グレッグ・マティソン!

(客) 並ぶんやろな〜。


The Official Baked Potato Website

『Baked Potato Super Live !』







2011.11.5

無 記

一昨年の11月に関西在住の旧友に 14年ぶりに会った。

そのときのエントリーがこれ

その再会をきっかけに、昨年は、彼が東京に来た3月と5月に

会った。

しばらく、会ってないような気がしたので、先日久しぶりに

メールをしたら、11月に東京に来るという。

そういうわけで、昨夜、約1年半ぶりに会うことになった。

7時に会って、気がついたら12時!

積もる話で 5時間が あっという間に過ぎた。

今回の上京も、書展のためだったのだが、

今回の彼の作品はこの2点。








ついつい、「何て書いてあるの?」 という質問をしてしまうのだが、

「読むのではなく、感じてください」 と言われた。

そりゃそうだ。

読むために書くなら、もっと読みやすく書くもんな。

これは感じるもんだ。

と、書いておきながら、解説するのも変だが、

上の方が、「回心 (えしん)」、

下の方は、「無記」 と書かれている。

どちらも、仏教書から見つけた言葉らしく、

「回心」 は、簡単に言うと 「窮すれば通ずる」 という意味。

「無記」 は、「判断しない」 ということらしい。

私は、この 「無記」 という言葉に惹かれた。

調べてみると、釈迦は、

「この世界は、どうなっているのか?」

「霊魂は存在するのか?」

「死んだ後は、どうなるのか?」 というような質問には、

一切、答えなかったらしい。

なぜならば、答えのない問題を議論することで、

仏教の実践から外れてしまう弊害を避けるためだったという。

それは、よく 「毒矢の例え」 で語られるらしい。

ある人が毒矢に射られたとして、医者が治療の前に、

毒矢は誰が射たのか、その者は何という名で、

どんな身分の者なのか、また、どんな材質の弓で射たのか、

などが明らかになるまで治療をしないとしたら、

その間にその人は死んでしまう。

今、やることは何なのか、その一点のみが重要だ、という教えのようだ。


茂木健一郎氏が、「無記」 について、分かりやすく書いていたのを

見つけたので、興味のある方は、読んでみてください。
 ↓
無記





2011.11.6

少年野球撮影

昨日 (土曜) の午前中は、友人の息子 G君 (小学6年生) の

野球姿を撮影に都内のある野球場へ行った。

残念ながら試合ではなく、練習だったのだが、

私にとっても 良い撮影の練習になった。


大人たち数人がコーチをしていたが、

G君のお父さんもコーチの一人のようだ。

私は、10:30頃行ったのだが、

練習は、朝 8:30からやっているという。

休日の朝早くから、子供たちの練習に付き合うとは、

コーチの大人たちも野球好き&子供好きなんだろうな。

午後からは試合があると聞いていたが、

午前の練習終了後、G君のお父さんがコートブラシで、

グランドの整備をしている姿が、なんとも感動的だった。



ヒットを打った瞬間のG君



何気なく撮った別チームの子供たち。たぶん、午後の試合相手だろう。
白黒とカラーと両方撮影したが、白黒の方が味わいがある。





2011.11.8

MICHEL CAMILO & TOMATITO

一度は、生 (ナマ) で観たいと思っていた、

「ミシェル・カミロ & トマティート」 のライヴに行ってきた。

ブルーノート東京での、5日間の公演。

今日は、その初日だ。

観に行ったのは、2nd ステージだったのだが、入場前、

1st ステージを終えて出てきたお客さんの様子から、

何やら凄かった模様がうかがえる。


ミシェル・カミロは、ドミニカ共和国が生んだピアノ・ヒーロー、

トマティートは、現代スパニッシュ・フラメンコ・ギターの最高峰。

この世界レベルの2人による、ピアノとギターのデュオだ。


このデュオ・プロジェクトは、1997年にスタートし、

2000年に 『スペイン』、そして2006年に 『スペイン・アゲイン』

2枚のアルバムを発表している。

私は、2枚とも持っているが、やっぱりライヴで聴く方が、

数倍強烈!

まあ、なにしろ凄い。

アイ・コンタクトという域を越えて、演奏中、

まるで、見つめ合っているかのような、このおっさん2人。

緊張と緩和、コール&レスポンス、嵐と静寂、動と静、

フォルテシモとピアニシモ、ラテンとスパニッシュ、赤と黒、

色んなものが、ピアノとギターで ひとつに奏でられる。

なんとなく、シャイでクールな印象のトマティート、

やっぱり、このおっさんはラテンやなぁ、という笑顔の

ミシェル。

マフィア映画に出てきたら、間違いなく悪役のような見かけの

この2人。(失礼)

演奏は、繊細で豪快。

こういう世界最高峰の演奏を間近で観ることができることに感謝。





とにかく、これを一度観ておくれ。
       ↓
SPAIN (Michel Camilo & Tomatito)





2011.11.9

1911

辛亥革命100周年記念、

ジャッキー・チェン映画出演100本記念の歴史巨編、

『1911』 を観て来た。

私は、世界史が苦手で、(というよりも嫌いで)

高校2年生だったか3年生だったかのテストで、

4点を取ったことがある。

(もちろん100点満点で。

0点かも、と思っていたのに、適当に書いた答えが

合っていたので良く覚えている。)

そんなわけで、日本の時代劇は別として、

歴史モノはあんまり観ないのだが、

本作は、予告編を観て興味を持ったのだった。

ジャッキーの前作 『ベスト・キッド』 が良かったこともある。

ところが、「辛亥革命」 とあっても、読み方も分からない私には、

やはり、少々難しかった。

もっと、ジャッキー演じる黄興 (コウコウ) 個人のことを

描いている映画かと思っていたのだが、

革命全体を描いている作品で、革命の背景や、

中国の歴史にある程度 明るくないと、

あんまり良く分からないし、感情移入も起こらない感じ。

日本語吹替え版で観たのだが、もし字幕版で観ていたら、

もっとチンプンカンプンだっただろう。

かろうじて、袁世凱 (えんせいがい) は、

『坂の上の雲』 (これもがんばって読んだなぁ) に出てきたので、

知ってる名前だったけど、どういう人だったかは、

もう覚えてなかった。

力作なのは、伝わってくるけど、

ちょっと描く範囲が広すぎて、残念ながら、

テレビの特番的な印象を否めない。


革命は成功し、皇帝は退位するのだが、

革命の指導者、孫文の理想の民主主義 (?) は、

今の中国で実現されているようには思えない。

なのに、こんな映画が作られることが興味深い。

いや、

だから作られたのかな。


★★★☆☆





2011.11.13

七五三に涙

今日は、友人K彦の7歳の娘と3歳の息子の

七五三のお参りの写真撮影に行ってきた。

お宮は、世田谷区喜多見の氷川神社。

11時前に神社に到着すると、

きれいに着飾った子供たちと、

その両親や、じいじ、ばあば と思われる数組の家族が

すでに来ていた。

友人家族も ご祈祷の申込をすると、

ほどなく名前が呼ばれ、本殿へ。

残念ながら、「本殿内での撮影はご遠慮ください」 と

言われたので、写真は撮れなかったが、

私も家族のように列席させていただいた。

子供たちが長時間の儀式には耐えられないであろう

配慮からか、それとも本来そんなもんなのか、

ご祈祷自体は、10分ほどの短いものであったが、

10人ほどの着飾った子供たちの後姿を 眺めながら、

神主さんのお話を聴いていたら、突然、泣けてきた。

何に感動したのか、説明不能だ。

あえて言うなら、七五三の本来の目的、

「子供らの "成長を祝うこと" に直接触れた」 とでも言おうか。

いやはや、年を取ったもんや。

そんな儀式に涙するなど、夢にも思わなかったので、

ちょっと戸惑った。

写真の方は、ご祈祷の前後で、約650枚ほど撮影。

七五三は、運動会よりは難しくないだろうと思っていたが、

撮ってきた写真を見ると、反省だらけ。

背景に余計なものが写っていたり、水平が傾いていたり、

どうしようもない構図だったり、

(なんで、撮ってるときにこのことに気付けへんのやろ)

と、我ながら情けない。

でも、それだけ学ぶことが多いということは、

それだけ上達するっちゅうことやろ。

と、前向きに思っている。


ところで、神主さんのお話に 「おうちの人」 というフレーズが、

何度か出てきた。

例えば、子供らに向かって、

「自分ひとりで大きくなったのではないよね。

おうちの人にありがとうを言いましょう」 てな具合。

私たちが子供の頃なら、「おうちの人」 ではなく、

「お父さん、お母さん」 だっただろう。

「お父さん、お母さん」 というフレーズは一度も出てこなかった。

(今は、色んな事情のある子供が多いんだな) と

ちょっと複雑な想いであった。



友人の娘と息子





2011.11.14

寿司屋でプロポーズ

先週の金曜日のこと。

よく行く近所のお寿司屋さんで、ちょっとしたイベント (?) があった。

常連客のカップル、2人とも、20代。

彼らは、この11月11日で付き合い始めて7年になるという。

その節目の日に、彼は彼女にプロポーズすることを決意。

ただ、プロポーズするだけではなく、

彼女にサプライズを用意したいと考えた彼は、

お寿司屋さんの顔見知りの常連客を集め、

自分と彼女の友達をこっそり集めた。

1階には、常連客。

2階には、自分たちの友人を十数人控えさせ、

何も知らない彼女を連れて、8時ごろ来店。

もちろん、席は決まっていて、カウンター席に予約がしてある。

いつもより、混んでいる感じで、

「予約してて良かったね」 などと言いながら着席。

ちなみに私は、彼の隣の席。

しばらくすると、店員が裏から彼の携帯に電話をかける。

彼 「あ、仕事の電話だ」 と席を立ち、店の表に出る。

何も知らない彼女は、周囲の常連客たちと話をしている。

すると、突然、店内の照明が落ち、真っ暗に。

(実際には、真っ暗というほどではなかったけど)

すぐに照明がつくと、カウンターの中には、

今まで立っていた板前ではなく、彼が白衣を着て立っている!

彼女 「えっ〜!?何してるの?」

彼 「何、握りましょう?」

そんなやり取りの後、彼が、神妙に話し出し、

「僕と結婚してください!」 と指輪を差し出したのだ。

彼女がその指輪を受け取ると、店内拍手喝采!

そして、2階に隠れていた友人たち十数人が、

「おめでとう〜!」 と登場。

彼女は、何がなんだか分からない状態。


私は、写真を撮ろうとしていて、うまく撮れないことに焦っていたけど、

なんとかこの決定的瞬間は押さえた。

ちょっと彼らの顔は出せないけど、

カウンター越しに指輪を差し出す彼と受け取る彼女の手だけ、披露。




考えてみれば、他人のプロポーズの現場に立ち会うことって、

そうそうないよね。

っていうか、人生初めてでした。(たぶん、その場にいた人みんな)

お2人には、きっと良い思い出になったことでしょう。

お幸せに!





2011.11.16

しあわせのパン

来年、『しあわせのパン』 という映画が公開される。

原田知世と大泉洋の主演だ。

2人は夫婦で、北海道・洞爺湖のほとりにある

小さな町で パン屋&カフェを営んでいる。

その店を訪れる人たちの人生を描くというもので、

良さそうな映画だ。

公式サイトで予告編が観られるので、

興味のある方は、チェックしていただきたい。

Panetteria ARIETTA は、この映画のサポーター店として、

現在店頭にポスターを掲示中。

近日中には、『しあわせのパン』 公式ブログにて

サポーター店として紹介される予定だ。

何よりもタイトルがええよな。



1月21日 北海道先行ロードショー
1月28日 全国ロードショー



公式サイトは、アクセスするたびに写真が変わるという

楽しい しかけだ。





2011.11.17

おそるべき コンパクトデジカメ

昨年、デジタル一眼レフカメラ (略してデジイチ)、

Nikon D3000 を購入し、写真に凝りだした。

今年、カメラを D7000 に グレード・アップ。

益々、深みに はまってしまった。

しかし、いつもデジイチを持ち歩くわけには行かないし、

時と場合によっては、デジイチでは、仰仰しいこともある。

それで、使えるコンパクト・デジカメ (略してコンデジ) が

欲しいなとちょっと前から考えていた。

コンデジは、OLYMPUS μ830 という機種を持っているのだが、

これが、液晶モニターの色がイマイチで、

買ったときから不満の機種だった。

その前に会社で買った OLYMPUS が

すごく使いやすく気に入っていたので、

自分用に μ830 を購入したのだ。(2008年春)

使えないわけではないので、妥協して使っていたのだが、

3年半経ったし、いよいよ買い換えることにした。

量販店に行くと、もう、たくさん機種がありすぎて、

どれが良いか分からない。

ネットで 調べてみると、Nikon の Coolpix P300 という機種が、

大そう評判が良い。

10年位前、初めて使ったコンデジから、

ずっと OLYMPUS 派だったのだけれど、

デジイチを Nikon にしたので、コンデジも Nikon に

することにした。

P300は、「ほんまいかいな」 というぐらい評価が高い。

特に、室内など、暗い場面での撮影に強いようだ。

というのも f/1.8 という明るいレンズなのだな。

もちろん、弱点もあるようだが、相対的には

かなり期待できそうなので、P300 に決めた。

発売から少し月日が経っているので、価格も2万2千円ぐらいと、

大分下がってきている。(今年3月の発売当初は4万円ぐらい)

昨日、手元に届いたので 今は色々試しているところだ。

確かにきれいに撮れる。

液晶モニターは、はめ込み画像かと思うほどきれいだ。

そして、ぶっとんだのがこの写真。

夜遅くに五反田を歩いていて、道路の反対側からラーメン屋を

撮影してみた。

ISO感度:200、WB:オート、画像サイズ:2592×1944、

手持ちで、フラッシュは たいていない。


クリックすると拡大(サイズは縮小してある)


今までのコンデジに比べるとビックリするぐらいシャープだ。

ISO 200 でこんなに撮れていることに感動。

適当に撮っただけでこれほど撮れるなら、

ちゃんと設定すれば、もっときれいに撮れるということか。

そして、上の写真のラーメン屋の窓の部分をトリミングしたものが、これ。




クリックすると拡大されるので見ていただきたい。

ほとんどぶれていない。

窓ガラス越しに店の中まできれいに写っている。


価格ドットコムのレビューの中には、P300 を購入して、

「デジイチの出番が減った」 という人までいたが、

一眼レフの描写力には劣るものの、このお手軽さで

この写真なら、そうなるのも分からないではない。

ボケ具合は、デジイチには及ばないだろうけどね。

そんなわけで、デジタルカメラの進歩に驚くと同時に

これでまた、深みに はまった私でした。





2011.11.18

JACO PASTORIUS BIG BAND
−Celebrating 60th Birthday−
with special guest
RICHARD BONA & PETER ERSKINE
and introducing DAMIAN ERSKINE


今年は、ジャコ・パストリアス生誕 60周年。

1987年に暴行事件で 35歳で亡くなった彼も

生きていたら、60歳なのだな。

私は、1985年に New York のクラブで一度だけ、

Jaco のライヴを観た。

(その時のギターは、ハイラム・ブロック だった。)

そのクラブでは、開演前から入場できて、

お客さんは開演まで飲み食いをしていた。

カウンターに、Jaco に似ている人が座って、

お酒を飲んでいた。

私がジロジロ見るもんだから、

その人は私に 「Hi」 と声をかけた。

私も、「Hi」 と答えた。

しばらくすると、その人が Jaco 本人だと分かった。

私は、このことを 「Jacoと直接話した」 ことに

している。

さて、今日は、Blue Note Tokyo へ、表題のライヴに

行って来た。



Blue Note Tokyo のサイトには、以下のように紹介されている。

 彼の生誕60年を記念して、ジャコ存命中の頃から指揮者を務め、
 ジャコが築いたサウンドを継承しているピーター・グレイヴスの
 ビッグ・バンドが登場。
 スペシャル・ゲストとして、大のジャコ・フリークとして知られる
 リチャード・ボナ、ウェザー・リポートでジャコと鉄壁の
 リズム・セクションを組んだピーター・アースキンが参加。


メンバーは、

Peter Graves (conductor) の他に、

キーボード、ギター、ベース、ドラムスとホーンが9人!

とっても、リッチなサウンドだ。

そして、ゲストに Richard Bona (b) 、

Peter Erskine (ds)、Damian Erskine (b)。

Damian Erskine は、Peter Erskine の息子かと思ったら、

どうも甥っ子のようだ。

1曲目、『Soul Intro〜The Chikin』 。

これが一番聴きたかったので、うれしい選曲だが、

今まで、Jaco のベースでCDを聴いてきたので、

ベースがちょっと物足りなかったな。

3曲目で ベーシストが、Damian Erskine に交替。

Damian も上手かったけど、

その後に登場した Bona は、やはり別格だった。

Bona の演奏を生で聴くのは、4回目か5回目だが、

いつもぶっ飛びのプレイだ。

正直、(この人地球人ちゃうな) と思った。

不思議なことに Bona が、早いフレーズを弾くと

ゆっくり弾いているように見えるし、ゆっくりに聴こえる。

そう早いのにゆっくり聴こえるのだ。

不思議でしょ。

他の人だと、早く弾いているように見えるし、早くに聴こえるのに。

ソロ・コーナーでは、日本語による歌も披露。

これがまた感動的。

Peter Erskine のドラムも良かったな。

一番強く感じたのは、Jaco は、いなくなっても、

彼の音楽は、継承され、生き続けているということ。

それが、素晴らしいと思った。


Blue Note Tokyo の公演は、昨日から20日までの4日間で、

今日は、2日目。

2nd ステージを観に行ったのだが、超満員。

金曜の夜という開放感も手伝ってか、非常に盛り上がりました。


メンバー:
Peter Graves (conductor) 、 Richard Bona (b) 、
Peter Erskine (ds)、Damian Erskine (b)、
Jason Carder (tp,flh)、Walter White (tp,flh)
Ken Faulk (tp,flh)、Dana Taboe (tb)
John Kricker (tb)、Mike Brignola (sax,cl)
Ed Calle (sax)、Billy Ross (sax,fl,piccolo)
Gary Keller (sax,fl)、Jim Gasior (key)
Randy Bernsen (g)、Jeff Carswel (b)
Mark Griffith (ds)


Jaco Pastorius - Soul Intro- The Chicken (Live 1982)





2011.11.19

アントキノイノチ

岡田将生、榮倉奈々 主演の

映画 『アントキノイノチ』 を観てきた。

タイトルは 何やらコミカルだが、

ストーリーはいたってマジメ。

重たいお話。

原作は、さだまさし。

予告編を観て、良さそうだと思って観た。

悪くはなかったし、結構 泣けたが、「う〜ん」 って感じ。


岡田演じる 杏平、榮倉 演じる ゆき は、

遺品整理業の会社に勤めている。

2人とも高校時代の事件で心に傷を負っている。

で、その2人に何があったかが、

徐々に解明されていき、再生の道を歩むという話だ。

でも、そこより、遺品整理業ら話を広げた方が、

良い映画になったんじゃないかと思った。

ま、そうすると、『おくりびと』 の二番煎じと言われるかも

知れないけど、遺品整理業も凄い仕事だ。

知らなかったけど。


(以下、ネタバレ注意)

前半、(ちょっと失敗したかな) と思うほど、

作品に入り込めなかったが、後半、「再生」 が

キーになるあたりから、良い場面が増えてきた。

ただ、最後にヒロインが死んでしまうのは、

(そんなことしたら、みんな泣くでしょ) って感じで、

ただ、泣かせるための展開のような気が

しないわけでもない。

せっかく、生きる気になったんだから、

生かせてやれよって感じ。

まあ、彼女が子供を助けて犠牲になるということに、

意味があるのかも知れないけど。

それでも、違う終わり方は なかったのかな、と思う。

あと、突っ込みたいところも結構あった。

高校の山岳部の登山で、生徒だけで、

あんな危険なところに行かすわけないでしょとか、

同級生に殺されかかったイジメっ子が、

イジメをやめない、そんな根性悪いやつおるか、とか

(おるかもしれんけど)、あと、

冒頭の岡田君のヌードは、何の意味があったんやろ、

とかね。

原作どおりなのかどうか分からんけど、

もうちょっとリアリティ持たせて欲しかったな。

でも、役者さんたちは良かった。

岡田も 榮倉も 難しい役を熱演していた。

榮倉の映画は、初めて観たけど、いいね。

彼らの上司役、ネプチューンの原田泰造も良かった。

私は、基本的に芸人が映画に出てくるのを

好まないが、本作の泰造は良かったね。

それと、ちょっとだけ登場する柄本明。

いつものことながら、やっぱり、上手いな〜。

あんなちょっとだけの役で、泣かせてくれるねんもん。

凄いわ。

そんなわけで、作品としては惜しいです。


★★★▲☆





2011.11.20

が〜まるちょば JAPAN TOUR 2011

今日は、「が〜まるちょば」 の公演に行ってきた。

(@天王洲銀河劇場)

10日ほど前、仕事関係の方から、チケットを頂いたのだ。

その人は、が〜まるちょばが好きで、ご家族で何度も

観に行ってるようだ。

私たち夫婦も、が〜まるちょばが好きで、

今までに4回観に行っている。

その人は、そうとは知らずに 「面白いものがあるよ」 と下さったのだが、

今回は、チケットを取っていなかったでの超ラッキーだった。

行ってみると前から2列目の中央付近という、

最高の席だった。

が〜まるちょばは、言葉を一切使わないサイレント・コメディ。

4年前に知って、観に行くようになった。

今日は、今まで以上に観客を巻き込んでの 「が〜まるSHOW」 と

新作の 「マジシャン」、メインの出し物も 「Hello Goodbye」

という新作。

「Hello Goodbye」 を観ながら、

ある意味、コメディという枠を越えて、芸術になりつつあると感じた。

ステージ上は、2人で演じているため、着替えなどの時間がかかり、

また、言葉で説明しない分、どうしても間延びしてしまうときがある。

それだけが残念だが、芸は一流で、大人でも子供でも楽しめるので、

知らない人は、ぜひナマで観てほしい。

たまにテレビに出てるけど、舞台を観ないと彼らの凄さは、

分からない。

休憩をはさんで、2時間15分、たっぷりやるからね。


言葉がないので世界中で通じるのだ。
  ↓
が〜まるちょば





2011.11.25

4日も更新をサボってしまった。

毎日、来てくれる方、ごめんなさい。



久しぶりのライヴは、超気持ち良かった

21日 (月曜日) は、原宿 bar dAZE で、

マスターの Go ちゃんのバースデイ・パーティ・ライヴだった。

昨年のバースデイ・パーティ・ライヴに引き続き、

屋代さんが Vocal で、私が Guitar 。

そして、今回は、Voice Percussion の マルさん が参加。

Voice Percussion というのは、声でドラムやパーカッションの

音を出す、この10年ぐらいで発展してきた、新しい分野だ。

今年7月に Geila Zilkha のライヴで 北村嘉一郎 という

Voice Percussionist を観てその凄さに驚いたことは、

ここ に書いた。

その時、日本に Jazz Voice Percussionist は、

その北村さんと、もう1人、つまり 2人しかいない と、

紹介されていたのだが、そのもう1人が、

21日に共演した マルさんだったのだ。

マルさんは、bar dAZE で、月一 ライヴをやっている関係で

今回の参加となった。

私は、マルさんとは、ライヴ当日が初対面。

リハーサルの後、色々話していて、2人のうちの1人が

マルさんだと分かり、ビックリ&感激!

Voice Percussion との共演は、初めてだったのだが、

実際に一緒に演奏してみると、ドラムやパーカッションとは、

明らかに違う。

何が違うのか、説明が難しいが、とにかく 気持ちよかった。

Vocal の屋代さんは、某飲食店を経営する会社の役員で

ふだんは特に音楽活動をしていないらしいが、

これまた、歌が上手く、伴奏していて気持ちの良いシンガーだ。

そこにマルさんが入ったもんだから、お客さんも大喜びの

ライヴができた。

「来年またやろう」 ということになったが、1年に1度では、

もったいないくらいのプロジェクトだった。




牛滝温泉

22〜23日は、一泊で 「牛滝温泉」 に行ってきた。

「牛滝温泉」 といっても知らない方がほとんどだろう。

私も今回行くまで知らなかった。

大阪府岸和田市にある天然温泉で、

そこの 「いよやかの郷」 という宿に泊まった。

今回は妻の仕事の関係で行くことになり、

大阪の私の両親も呼ぶことになった。

23日は、本来の日本人の心、魂を取り戻そうという

「美し国」 という運動をなさっている 菅家一比古先生の

講演会に参加。

勉強させていただいた。


さて、23日に撮影した両親の写真を公開しよう。








父、81歳、母、76歳。

一眼レフ・カメラを買った当時は、

人物を撮ることにあまり興味がなかったが、

最近は、風景より人物の方が、面白くなってきた。





2011.11.26

呉 善花

「呉 善花」 と書いて 「オ・ソンファ」 と読む。(韓国読み)

韓国済州島生まれで、現在は日本に帰化し、

拓殖大学国際学部教授。

そのオ・ソンファさんの講演会に行ってきた。

この講演会は、「ジャパン・ルネッサンス 日本復興の鍵」

というタイトルで、6回シリーズで行われる。

今日はその第2回だった。

第1回を聴いてきた妻が 「大変面白かった」 というので

聴きに行くことにした。

オ・ソンファさんは、1983年に来日、日本と韓国の文化の

違いに最初は ずい分 困られたようだが、

今では、日本生まれの日本人より、日本人のことを

よく理解しているかも知れない。

今日は、「おもてなし」 と 「ホスピタリティ」 の違い、

日本人の美意識についてなど、私たち日本人には、

透明で見えないようなことを中国、韓国、アジア諸国や欧米との

比較も交えて、分かりやすく聴くことができた。

2時間以上の講演だったが、長く感じることもなく、

「なるほど」 と 自分自身思い当たることや、

「そうだったのか」 と 新発見のことなど、

大変興味深い話ばかりだった。

たくさん、本も出されているので 読んでみようと思う。

これ あたりが面白そうかな。
 ↓
「私は、いかにして「日本信徒」となったか」





2011.11.27

悲しき父親

昨日 (土曜日) の昼間、地下鉄に乗った時のこと。

車内は、比較的すいていて、所々空席があった。

私が座った席の正面に 両親と娘だろうと思われる

3人組が座っていた。

娘は中学生か、もしかしたら高校生かも知れない。

私から見た左側に父親 (らしき人)、真ん中に娘、

右側に母親 (らしき人) が座っていた。

父親が、娘に何やら話しかけた。

その時、父親は娘に寄りかかるように、

顔を近づけた。

娘は、露骨に嫌な顔をして、身体を遠ざけた。

その様子を見ていた私に気付いたのか、父親は、

ちらりと私の方を見たが、娘に顔を近づけたまま

話し続けた。

私は、見てはいけないものを見たような気がして、

気付かぬ振りをして、下を向いていたが、

視界には入っているので様子はうかがえた。

父親の問いかけ (?) に娘は、父親を避けるように

身体を遠ざけたまま、ひと言ふた言答えると、

立ち上がって、空いていた母親の右隣に席を替えた。

父親と母親の間にポカンと空席ができた。

少しして、父親は ばつが悪そうに席を詰めた。

母親は、その娘の態度に全く無頓着に見えた。

私はイヤフォンで音楽を聴いていたので、

父親と娘が何を話したのか、分からない。

イヤフォンをしていなくても、

雑音で彼らの会話は聞こえなかったかもしれない。


次の駅に着いて 3人は降りていったが、

私は、なんともやりきれない気持ちになった。

あんな風に 娘に嫌われた父親って、

どんな心境だろう。


それとも問題は、父親の口臭や加齢臭かな。





2011.11.28

1000分の1秒の世界

昨日は、算数を教えている K 君 (小5) と、

そのお兄ちゃん G 君の野球の試合の写真を撮りに

品川区にある八潮公園のグランドへ出向いた。

先日、G 君の練習を撮影したことは、ここにも書いたが、

どうも一度や二度では、良い写真は撮れそうにない。

当たり前だけど。

最近、スコット・ケルビーという人の書いた

『デジタルフォト達人への道 1』 という本を読み終えたが、

そこには、スポーツ写真が一番お金がかかると

書かれていた。

読んでみれば、なるほどと、

私のような初心者でも容易に想像がつくことだった。


話はそれるが、この本はとても良かった。

デジイチを買って以来、数冊、撮影の指南書を

購入したが、初めて最初から最後まで読んだ。

大体、知りたいこと、すぐに役立つこと以外の

説明を書いている本が多く、なんとなく、

途中でやめてしまっていたのだ。

しかし、この本は、良い。

今の私くらいのレベルには、ピッタリだ。

このシリーズは、「2」 「3」 も出版されているので、

それらも読もうと思う。


話を戻そう。

そういうわけで、私のようなアマチュア・カメラマンの

機材では、「おおぉ!」 という写真は、

中々撮れそうにないが、とにかく、色々やってみないと、

カメラを使いこなすレベルにも到達していないので、

良い写真が撮れないことを機材のせいにせず、

とにかく チャレンジすることにした。


例えば G 君のこの写真。
            ↓


私は、完全に止まっている写真が撮りたかったのだが、

右手や顔がぶれている。

この写真は、シャッター速度 400分の1秒で撮影したが、

それでは、スポーツの速さは、止められないということだ。

前述の 『デジタルフォト達人への道 1』 には、

「最低 640分の1秒でないと止められない、

1000分の1秒が理想的」 ということが書いてある。

そのことを撮影途中で思い出した私は、シャッター速度を

640分の1秒に上げた。

これ。
 ↓


でも、まだ 右手がぶれてる。

もっと速いスピードで撮らないと動きを止められないということだ。

それだけ、投手の手はもの凄く速いスピードで

動いているということなのだな。

次回は、1000分の1秒で撮るぞ!





2011.11.30

進化するデジカメ

最近、妻がブログを始めた。

恐ろしくて、ここでは URL を紹介しないが、

興味のある方は、探してみて欲しい。

携帯電話で撮った写真をアップしているので、

デジカメを買ってあげることにした。(優しい夫)

彼女は超がつく 「メカオンチ」 なので一番簡単そうで、

安いもので良かろうと、思っていたら、

Nikon の COOLPIX S3100 が、アマゾンで

6660円で売っていた。

もちろん、新品だ。

6660円て、大丈夫かいなと思ってレビューを

読むと意外や評判も中々のもん。

今年 3月の発売時には、16800円ほどしていたものが、

一万円以上安くなっているのだ。

今日、届いたのだが、小さくて薄い。




COOLPIX P300 で撮影

が、侮るなかれ、写真はちゃんと撮れる。

室内で私の愛器 Crews のエレガットを撮影してみた。


COOLPIX S3100 で撮影

手持ち、フラッシュなし、オートで、こんなに明るくキレイに撮れる。

で、6660円・・・。

スゴイ時代になったもんや。



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