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つつみしんやのひとりごと 2014年 5月
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2014.5.1

テルマエ・ロマエ II

一昨年、公開され大ヒットした 「テルマエロマエ」 の

続編 「テルマエ・ロマエ II」 を観てきた。

公開して間がないし、今日は映画の日なので、

混んでいるだろうとふんでいたが、18:55からの

上映で、お客さんの入りは 7割ぐらいかな。

主演は、前作に続き、阿部寛、上戸彩。

市村正親、北村一輝、宍戸開 など、

前作からの濃い顔の人たちもそのまま。

平たい顔族は、笹野高史、竹内力は、

前作に引き続き。

そのほか、熊と仲良くする 松島トモ子や、

曙、琴欧洲も出演。

登場した時に一番びっくりしたのは、

ラーメン屋の店主役の 白木みのる!

何かが、強烈!

浪越徳治郎 (指圧の心は母心、押せば命の泉わく〜の人) が、

出てきて、(この人、まだ生きてはったんや) と思ってたら、

菅登未男 という役者さんだった。

なんか、浪越徳治郎が年取ったら、

こんな感じちゃうのって人。

(ちなみに浪越徳治郎は、2000年9月に94歳で永眠。)

監督は、前作と同じ、武内英樹。

前作は、まあまあ面白かった という感じだったが、

本作もぶっ飛びに面白いわけではないが、充分楽しめる。

残念なのは、予告編やCM で、見せすぎていること。

あのおならのシーンや、温水プールの滑り台シーンなど、

劇場で初めて見たなら、もっと笑えただろうに。

最後の最後は、なんとなく落語のオチのような終わり方でした。


★★★★☆


ところで、阿部寛って、映画に出ていると、

全く違和感がないのだが、銀行の CM やポスターを観ると、

どういうわけか、落ち着かないのは私だけだろうか?

何というか、「誰か分からない」 とでも言おうか。

今、テレビでやっている、「テルマエロマエ」 と絡めた

シャンプーの CM もどうもないねんけど、

銀行のCM と ATM コーナーに貼ってあるポスターは、

何度見ても、何かが変で気持ち悪い。

皆さんはどうもない?





2014.5.2

落語の面白さ

落語の深さ・面白さを知れる動画を紹介。





なるほどねぇ〜って話でしょ。

ちなみに、驚いたことに 志の輔と昇太、

同期だそうです。

志の輔は、昇太より年上だが大学卒業後、

サラリーマンを経ての入門なので、同期なのだな。

なので、昇太は志の輔にタメ口だそうです。

それにしても、志の輔さん、

よく噺家になってくれました。

聴けば聴くほど、サイコーです。

「ためしてガッテン」 や 「ペヤングソース焼きそば」 の

CM で、志の輔のことを知ってたけど、

落語を聴いたことなかったから、正直、この前まで、

こんなに素晴らしい噺家やということ、知らんかったよ。





2014.5.6

宮崎レポート
奇跡の一期一会 前編


今回の宮崎旅行は、5月3日から6日まで、

3泊4日のプラン。

1日目。

快晴とまではいかないが、雨が降っていないだけでも

雨男としては、ありがたい。

昼前に宮崎空港に着き、レンタカーで、

前日に予約をしておいた、宮崎市内の 「一心鮨 光洋」 へ。

食べログでは、宮崎で総合第1位のお店だ。

私はにぎりを、妻は会席を注文。

にぎりは、美味しかったけど、

しゃりが私の好みではなかったのが やや残念。

会席の方は、全部美味しかったようだ。

知らなかったけど、宮崎ってうにが漁れるのだ。

結構、大きなお店だが、店員のサービスは、

気持ちよく行き届いており、料理の器にも

こだわりが感じられる良いお店だった。


昼食のあと、車を南へ走らせた。

そんなに道は混んでいないが、

青島あたりは さすがに車も多かったね。

日南海岸には、岩が連なって巨大な洗濯岩のように

見える 「鬼の洗濯岩」 と呼ばれる岩がある。






道の駅で寄り道をしながら、海岸線を走り、

1泊目の予定地、日南市南郷に到着。

宿泊は、小さなビジネスホテルだ。

夕食の店は、あらかじめネットで調べて、

郷土料理の居酒屋をピックアップしていたが、

まさかそんな田舎で、満席もないだろうと、

予約をしていなかった。

ところが、7時頃だったか、行ってみると満席。

仕方なく、すぐ近くにあった別の郷土料理の

店に行くが、これまた満席。

駅前にあった、居酒屋のようなお店に

行ってみると、なんとここも満席!

街に、人は歩いていないのに、

どういうわけか、お店は満席なのだ。

そんなに大きな街でもないので、

たくさん飲食店があるわけでもない。

仕方がない、車でどっかに行こうかと、

ホテルに向いて歩いていると、

のれんのかかったお店があった。

ぱっと見、何屋か分からない。

よく見ると、のれんに 「鮓 江戸國」 と

書いてある。



お寿司屋さんだ。

う〜ん、お昼もお寿司食べたしなぁ、と

一瞬迷ったが、車で出かけるとお酒を飲めないし、

ここ以外、もうそのあたりにはお店はないので、

腹をくくって入ることにした。

入口の戸を開けてみると、

お、お客さんが誰もいない ・ ・ ・。

他の店は、あんなに混んでいるというのに。


(つづく)





2014.5.8

宮崎レポート
奇跡の一期一会 後編


(一昨日のつづき)

でも、今さら、入店をやめるというわけにも

いかないので、カウンターに座ることにした。


大将が、開口一番、

「どちらから?」 と訊いた。

地元のものではないことは、

すぐに分かるのだろう。

「東京からです」 と答え、何言か話したあと、訊いてみた。

「お店の名前 『江戸國』 は、江戸前風ってことですか?」

すると、大将、

「そうです。五反田にいたことがあるんです。」

私 「ひぇ〜! 私たち五反田です!

五反田のどちらですか?」

大将 「五反田と言っても、ちょっとハズレの方で。

荏原中延です。」

「ひぇ〜! 私たち、仕事が五反田で、

家は、荏原中延と戸越銀座のあいだです。

なんていうお寿司屋さんですか?」

「もう、ずいぶん前のことだから、

今はないかも知れないなぁ。

志げる寿司っていうんだけど。」

「志げる寿司!? 行ったことありますよ!

家から歩いて、2〜3分ですよ!」

「ホント!?」


南郷は、西武ライオンズが毎年キャンプに来るので、

マスコミ関係者も 東京から多く来るらしい。

でも、40年 南郷で商売をやっていて、

志げる寿司を知っているお客さんは、

初めてだったらしい。

大将は、かなり驚いていたが、

驚いたのは、私たちも同様だ。

宿泊地にを南郷を選んだのは、

適当に南宮崎の方で選んだだけで、何の意味もない。

そして、そんな田舎 (行ってみるとホンマに

田舎です) に、近所のお寿司屋さんで 50年も前に、

修行していた人がいるなんて、想像もつかない。

しかも、その 「江戸國」 に入るには、

3軒のお店が満席で 断られなければならない。

入っても、大将が 「五反田」 と口にしなければ、

志げる寿司のことまでは、発覚しなかっただろう。

50年前の志げる寿司が、今も続いていることも含め、

恐ろしい程の偶然が重なった、奇跡的な 出会いだった。


それから大将は、当時の東京の様子や、

思い出話をたくさん語ってくれた。

東京で初めて出来た深夜喫茶は五反田だったとか、

店主が 「どこでも出前に行きます」 と言ったものだから、

池袋から注文が来て、電車に乗って 持って行ったとかね。


東京の人なら分かると思うが、荏原中延と五反田は

二駅離れており、通常、一緒にはしない。

大将は、いきなり荏原中延といっても、

私たちが 知らないかもしれないと思い、

最初に 五反田と言ったらしい。


それにしても、不思議なことがあるもんやね〜。

近いうちに大将の写真を持って 志げる寿司へ

行ってみようと思う。





2014.5.9

Ralph MacDonald
松岡直也


知らなかったのだが、パーカッショニストの

ラルフ・マクドナルドが、2011年12月18日に

肺癌のため、亡くなっていた。

昨日、偶然、その記事 を見つけた。

享年67歳。

若いなぁ。

私が若い頃、アメリカのレコードのクレジットを見ると、

パーカッショニストは、ラルフ・マクドナルドか、

パウリーニョ・ダ・コスタのどっちかだったような

気がする。

まあ、他に知らなかっただけなんだろうけど。


ラルフ・マクドナルドは、グローヴァー・ワシントンJr の

代表曲 「Just The Two Of Us」 の作曲者として有名だが、

ロバータ・フラックの 「Where Is The Love」 もそうだったとは、

知らんかった。

ちょっと、遅くなったけど、合掌。


もう一人、訃報。

ピアニスト、作・編曲家、松岡直也。

4月29日に前立腺がんのため、永眠。

享年76歳。

15歳でプロとして活動を始めたというから、

60年以上、音楽活動していたことになる。

松岡直也といえば、私には 何と言っても80年代の

フュージョン・ブーム時のラテン・フュージョンが印象的。

曲名忘れたけど、是方博邦のギターをフューチャーした

カッコええ曲あったなぁ。

松岡さんは、そんなにたくさん聴いたわけではないけど、

やっぱり、若い頃に聴いたことがあるアーティストが

亡くなっていくのは、寂しく、複雑な思いです。

合掌。





2014.5.9

宮崎レポート
観光&グルメ編


ゴールデン・ウィークの宮崎旅行、

2日目は1日目より よく晴れた日だった。

前夜、鮓 江戸國の大将に、

「都井岬までの海岸がきれいですよ」 と

勧められたので、行ってみることに。


「100匹目のサル」 で有名な、芋を海水で洗って食べる

サルが住んでいる 幸島 (こうじま)。



島へは ボート (有料) で渡れるのだが、

以前、妻が屋久島で、サルに襲われたことがあり、

トラウマになっているので、渡らず。

サルなのに、トラ ウマ?

ちなみに妻は、「100匹目のサル」 のことを

「1匹目のサル」 と言うてました。


日南海岸最南端、都井岬からの景色。



都井岬には、半野生の馬がいる。

全く人間を怖がらず、道路に出てきて、

たびたび車を止めていた。

めっちゃ、のどか。


都井岬灯台



鳥居



御崎神社と書いてあるので、

行ってみると、こんなんでした。


(モデルは妻)


ランチは、串間で 「ぶりプリ丼ぶり」。



ぶりの他に野菜や温泉玉子も入った、

珍しい丼ぶりで、これが美味しかった。

あら汁は、白味噌。

妻は、宮崎名物、チキン南蛮定食。


2泊目の宿泊先は、延岡。

都井岬からは、100キロ以上 北だ。

夕食は、延岡のイタリアン 「トラットリア エンツォ」。



ここは完全予約制で、日曜日が定休日となっていたのだが、

2日前に 試しに電話をかけてみたら、

4日の日曜日は 営業しているという。

食べログのレビューに、「九州No.1 かも」と

書いている人もいるほど。

確かに 素晴らしく美味しかった。

東京にあれば、間違いなく再訪するだろうお店。


3日目。

ついに雨。

もちろん、行く前から天気予報で分かっていたことやけど、

やはり、私、雨男です。

ランチは、通りかかった 宮崎市島之内の 「うなぎのやまぐち」 で。

車で走っていると、鰻屋さんが多いなぁと思っていたら、

知らんかったけど、宮崎県は、鹿児島県、愛知県についで

国内第3位の鰻の出荷高なのだった。

で、この 「うなぎのやまぐち」 が大正解。

鰻重を注文したのだが、鰻がご飯の上に乗っておらず、

重箱 (外側 銀色!) が2段になっていて、下にご飯が入っていた。



関西人の私としては、日頃、東京の鰻は 蒸しているため、

ちょっと柔らかすぎて、たよんないと思っているのだが、

久々にしっかり歯ごたえのある鰻を食した。

タレも甘く濃い目で私の好み。

看板に 「日本一」 と書いてあったが、

確かに美味かった。

知らずに入ったのだが、ここも宮崎で有名な店のようだ。

食べなかったけど、メニューに 「うなぎのあらい」 があった。

機会があったら、ぜひ食してみたい。

前日のあら汁もそうだったが、この鰻屋も お椀は白味噌。

宮崎では、どうも、白味噌が一般的なようだ。

味噌汁は、普通のお味噌か 赤だしがいいな。





2014.5.10

宮崎レポート
初! 鯉のお刺身


妻の郷里、山形では甘辛く煮た鯉が

土産物屋で売られている。

骨まで食べられるぐらいに柔らかく 煮込んだもので、

食べた感じとしては 缶詰に近い。

かなり濃い味付けなのは、

鯉の臭みを消すためだと思う。

鯉に限らず、川魚は臭くて 生で食べられるものなど

ないと思っていたら、「鯉のあらい」 なる

料理があるという。

「あらい」 と 「刺身」 は厳密には違うようだが、

「あらい」 は、刺身の一種という記述も読んだので、

ここでは、刺身と呼ぶことにする。

叔母夫婦に 連れて行ったもらったのは、

宮崎県小林市にある 「泉の鯉」 という鯉料理のお店。

道路沿いに看板が出ているが、

知らなかったら、絶対に入ろうと思わないだろう。

お店に入る前に目につくのは、大きないけす。



そこには、まるまる太った鯉がいっぱい泳いでいる。



店内に入ると、鯉をさばいている調理場の横を通って、

客席に行く。

なんというか、臨場感たっぷり。

叔父の勧めで、鯉の刺身 (鯉コク付き)、鯉の丸揚げ、

鱒塩焼きを注文。

ここのメニューには、「あらい」 ではなく、

「鯉の刺身」 と記載されていた。

なんでも鯉は、昔、中国では薬とされていたようで、

メニューには、「薬用魚 鯉の効用」 として、

肝臓病、糖尿病、胃潰瘍、リュウマチ、痔などに良く、

咳を鎮めたり、母乳の出が良くなるとも書いてあった。


さて、人生初の鯉のお刺身、お味の方はというと、

全く臭くなく、歯ごたえがあって、おいしい。



酢味噌で食べるのだが、いくらでも食べられる感じ。



実際、4人前注文し、こんなに食べられるのかというほどの

量だったが、全部食べた。

臭くないのには理由があって、大きないけすの水は、

霧島連山からの湧き水。

きれいな水で育てられているのが、美味しさの秘訣のようだ。

鯉コクというのは、鯉の味噌汁というか鯉の味噌煮込み。

卵も入っている。



鯉の丸揚げは1匹だと多いから、半身にしてもらった。



から揚げに、野菜・シイタケ・豚肉などの入った、

甘酸っぱいあんがたっぷりかかっている。

鱒塩焼きも美味しくて、この通り。



  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓ 




宮崎に行ったら、また、食べに行きたいな。




宮崎レポート
まとめと写真


今回の旅行の目的は、宮崎観光と叔母の古希の祝いだった。

宮崎を堪能することができたし、叔母にも4年ぶりに

会うことが出来た。

前回 叔母と会ったのは、2010年の2月、

叔父 (叔母の弟) の葬式だった。

高齢化につれ、親戚に会うのが 誰かの葬式ということが、

これから増えていくだろうが、こんな風にお祝いで

会いに行けることに感謝したい。

ここ に書いた 祖父母の家の跡を見たくて、

近くまで行ったが、発見することが

できなかったのは、残念だった。

母が宮崎出身ということ、子供の頃の祖父母の家の思い出で、

宮崎に対しては、どうも特別に思ってしまう。

大人になってからは、1999年の新婚旅行 (宮崎〜熊本〜長崎)、

2009年の父母の結婚50年記念旅行と2度宮崎を訪れ、

今回が3回目だったが、不思議なことに

今までで一番 宮崎を感じたような気がする。


石波海岸 2014.5.4




日本の滝100選の滝 「関之尾の滝」 2014.5.6




霧島神宮 2014.5.6 (ここは鹿児島県です。




飛行機からの富士山 2014.5.3




なお、この数日で、ここにアップした写真は、

一眼レフ (Nikon D7000)、コンデジ (Sony DSC-RX100)、

スマホ (i-Phone) で撮影したものが混在している。





2014.5.11

ISO感度 40万

「ISO感度」 っていうのは、

カメラがどの程度の光の量で写真を撮影できるかという

国際的な規格のこと。

簡単にいうと、数字が大きいほど、

少ない光でも (暗くても) きれいに撮れるってことだ。

現在売られている一般的なデジタルカメラの ISO感度は、

1600 とか 3200 とかで、ちょっと良いのになると

6400 とか 12800 とかになる。

私の一眼レフ (ニコンD7000) は、6400、

コンデジ (ソニーRX100) も 6400 だ。

つい20年ほど前まで、一般的に使われていたフィルムは、

ISO、100〜400 程度で、それ以上のものも

あったのかも知れないが、高額だし素人が使うものではなかった。

なので、3200 とか 6400 とかいう数字は、

デジタルだからこそ可能になったことで、

フィルムの時代には考えられなったことなのだ。

ISO感度を上げれば、暗いところでもシャッタースピードを

落とさずに撮れるので、ブレを防げたり、

フラッシュを使わないことで、フラッシュによる不自然な仕上がりを

避けられたりという、うれしいメリットがあるが、

ISO感度を上げていくと、写真にノイズが増えていくという

デメリットもある。


さて、最近、ソニーが発表した ミラーレスカメラ 「α7S」 は、

ISO感度がなんと、40万!

それが、どういうことかこの動画をご覧ください。



ISO感度 1600 では、炎がチラチラ見える程度で、

ほとんど真っ暗だったのに、10万 あたりで夜が

明けてみたようにも見え、409,600 になると、

まるで昼間のようだ。

夜中に動物を赤外線カメラで撮影した映像を

テレビで観たことがあるが、これからは、

赤外線カメラなど不要になるということか。

スゴイ時代になったもんや。

ソニー、頑張ってるよなぁ。





2014.5.12

Billie Jean’s
All Stars


マイケルの声に合わせて、

マーカス・ミラー、ビリー・コブハムらが、

伴奏を録音した映像を発見。



かっこ良すぎ&渋すぎ。

Vocal : Michael Jackson
Bass : Marcus Miller
Guitar : Jean Paul "Bluey" Maunick
Drums : Billy Cobham
Trumpet : Enrico Rava
Piano : Stefano Bollani

ギターのおじさんは、インコグニートの人ね。





2014.5.13

PAUL McCARTNEY
at BUDOKAN


近々来日予定のポール・マーカトニー。

東京2日、大阪1日のスタジアム公演チケットは、

売り切れたようで、急遽、追加公演が決定した。

なんと、武道館!

1966年、ビートルズの来日公演会場だ。

48年ぶりにポールが武道館のステージに立つとあって、

そのチケット代は、ビックリな金額。

SS席 (アリーナ席)  100,000円
S席  80,000円
A席  60,000円
B席  40,000円


10万円てスゴイなぁ。

でも売れるんやろなぁ。

まあ、スタジアムなら5万人入るのだから、

1万人ぐらいの武道館なら、それぐらいの金額に

なるんでしょうかね。

ビジネスとしては。


武道館公演 特設サイト





2014.5.14

8月の家族たち

メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ らの

出演する映画 「8月の家族たち」 を観てきた。

先月、一度観に行ったけど、満席で観られなかった作品だ。

元々は、舞台で演じられていた物語のようで、

舞台は、ピュリッツァー賞とトニー賞を受賞している。

映画を観ると、確かに舞台で演じられそうな話だった。

メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツは、

本作でそれぞれアカデミー賞の主演女優賞、助演女優賞に

ノミネートされており、そういう面 (演技面) でも

確かに見応え充分。

3姉妹と母とその妹 (叔母)、5人の女の物語。

結構、盛りだくさんのストーリーで、

121分、全く退屈するヒマなし。

男も数名登場するが、本作にあっては、

ただの小道具でしかない。

(ただし、皆、演技は素晴らしい。)

ネットのレビューを少し読んで、「深くて重い」 とか

「救いがない」 とか書いてあったので、覚悟して

観に行ったが、救いがないとは思わなかった。

途中まで、罵り合う親子が滑稽でさえあったが、

後半に行くに連れ、あんまり笑えなくなった。

観ようによっては、どうしようもない親子だが、

人間は大なり小なり、彼らのように問題を抱えて生きている。

そして、家族というのは面倒くさいものであることは、

間違いない。

そういう観点で言うと、本作は、

「これが、人間ぞ」 「これが家族っちゅうもんぞ」 と

言っているようで、「救い」 云々の話ではないように

思った。

生きるということは、こういう、ややこしい、

面倒くさいことなのかも知れない。


★★★★▲





2014.5.15

記録メディアの寿命

この数十年で、文字や画像、音声、映像も

デジタルで残せるようになった。

デジタルデータは、基本的に劣化しないという強みがあり、

一見、便利になったようだが、実は弱点がある。

以前、こんな話をテレビで観た。

今から数千年後か1万年後だったと思うが、

現代の何が残っているかという検証だった。

デジタルデータは、データ自体は半永久的に劣化しないが、

CDの寿命が20年とか言われているように

メディア本体の寿命が意外と短い。

CDの場合、今のところ、20年以上前のものでも

再生可能だが、劣悪な環境で保管されていたものは、

そういうわけにもいかないらしい。

そして、ハードの寿命も これまた短い。

記録メディアが、問題なく保管されていたとしても、

電化製品の寿命を考えてみれば、

読み取るハードが何十年も持たないのは、明白だ。

もう一つ、デジタルには弱点があって、

次々と規格が変化していき、以前の記録メディアを

読み取るハードが生産されなくなっていく。

つまり、メディアがあっても、

読み取る機器がないという問題が起こるのだな。

現に私の周辺には、フロッピーディスクやMOディスクを

読み取る機器はない。

大切なデータが、それらに入っていたとしても

読み取れないというわけだ。

VHSテープだって、そのうち、観られなくなるだろう。


テレビ番組の話に戻ると、デジタル記録メディアが、

数十年でダメになり、紙で保存されていたものは、

数百年でダメになり、という風で

数千年後、1万年後に残っているものは、何もない。

唯一残っているのは、古代人が石に刻んだ文字だけだ、

というオチだった。

最も長持ちするというのが、最新のテクノロジーではなく、

最も原始的な記録メディアだということが、

なんとも皮肉で興味深かったのを覚えている。


さて、映画というのは、まだ100年ちょっとと歴史が浅いが、

最近は、デジタル化により、撮影にフィルムは使わず、

上映にもフィルムを使っていないらしい。

映画についても、デジタルデータでの長期保存は、

問題視されているようで、最近はデジタルデータの

フィルム保存というのが、始まっているようだ。

その保存寿命は、500年。

1本当たり、1500万円。

ハリウッドでも、映画の保存にはフィルムを使う会社が

多いという。

なんか、デジタルのアナログ保存って、感じでおもろいなぁ。


【参考記事】
500年後にもジブリ映画を
映画用フィルム 保存用に活路






2014.5.16

The Brian Setzer Orchestra
20th Anniversary Tour


今年は、例年になくロック・コンサートに

足を運んでいる。

来日したら観に行って当然でしょ、という、

大好きなアーティストから、普段はほとんど

聴かないアーティストまで。


さて、今日は、ブライアン・セッツァー・オーケストラを

観てきた。

@ 渋谷公会堂。

ブライアン・セッツァーをナマで観るのは初めて。

前述した 「普段はほとんど聴かないアーティスト」 に

入るけど、CDを買ったこともあるし、なんというか、

その存在にリスペクトがあるアーティストやな。


渋谷公会堂へ向かう道で、普段あんまり見かけない、

リーゼントのお兄ちゃん達をチラホラと見つける。

間違いなく、ブライアンを観に行くアニキ達だ。

開演予定の19時を10分ほど過ぎて、始まった。

立つだろうと覚悟はしていたけど、

メンバーを呼び込むBGMの時点で、総立ち&大歓声。

そんなにファンでもないのに、

なぜか、その時点で感動。

メンバーは、ブライアン (Vo&Gt)の他、

ベース、ドラム、コーラス (女性) が2人。

そして、ホーンがゴージャス。

トランペット 4人、トロンボーン 3人、

バストロンボーン 1人、アルトサックス 2人、

テナーサックス 2人、バリトンサックス 1人 という

総勢18名。

ギターは、もちろんグレッチ!

5〜6本持ち替えてた。

正直、曲名を言えるのは、

「スリープ・ウォーク」 ぐらいという

熱心なファンには、申し訳ないような私でも

ノリノリで楽めた。

本編60分、アンコールを入れても

80分ぐらいという短めのコンサートだったけど、

何回か、感動してしもた。

まさか、ロカビリーでウルウルするとは、

思えへんかった。

ロカビリーは、不滅やな。


ブライアンは、1959年生まれ、今年55歳。

さすがに、見た目に昔のようなシャープさは、

なくなったけど、この人は、スゴイわ。

カリスマやね。

それに、すごくファンを大切にしてるのが伝わってきたし、

素晴らしいエンタティナーだと思った。



ほんで、ロカビリーって、

ロックン・ロール、リズム&ブルース、ジャズ、

カントリー、ちょっとラテン、いろんな要素が

混ざってるんやなと感じました。


ロビーに展示されていた、グレッチのブライアン・セッツァー・モデル


ブライアン・セッツァー、どんなんかな?と思った人は、

この動画 を。

2001年のライヴやけど、今日もほとんどこんな感じでした。


【今回のジャパン・ツアー】
5月12日 大阪公演  なんばHatch
5月13日 広島公演  広島アステールプラザ 大ホール
5月15日 名古屋公演 名古屋市公会堂
5月16日・19日・20日 東京公演  渋谷公会堂
5月22日 仙台公演  東京エレクトロンホール宮城
5月24日 札幌公演  ニトリ文化ホール





2014.5.17

朝日名人会

桂歌丸師匠を目当てにチケットを取った、

今日の 朝日名人会 @ 有楽町 朝日ホール。

今月9日の時点で、歌丸師匠の体調不良による

休演を知らせるメールが届いた。

歌丸師匠の休演に当たったのは、

先月2日の横浜にぎわい座に続いて2度目だ。

横浜にぎわい座の時は、チケットの払い戻しも

可能だったような記憶があるが、

今回は払い戻しは なし。

その代わり、一席の予定だった柳家花緑が、

歌丸師匠の代打として、二席を演じた。

行ってみて分かったのだが、

朝日名人会というのは、今日が139回 目で

今までにここで演じられた高座が、たくさんCDに

なっており、歌丸師匠や文珍、志の輔など、

私がCDで聴いてきた噺は、この 「朝日名人会」 の

ものが多かったのだった。


さて、本日の番組は下記。

一、「寿限無」 入船亭ゆう京 (前座)
一、「磯の鮑」 柳亭小痴楽 (二つ目)
一、「安兵衛狐」 金原亭馬生
一、「竹の水仙」 柳家花緑
〜 仲入り 〜
一、「ちりとてちん」 柳家花緑
一、「髪結新三(下)」 五街道雲助

今日、聴いた噺家は全員初めて。

演目は、最後の 「髪結新三」 以外は、

聴いたことがある。


まず、前座の 「寿限無」。

これは、将来のためにお客さんが練習に

付き合っているようなもので、まあ面白くはない。

でも、皆、前座を通って上手くなっていくのだから、

真打で笑わせてもらう分、

前座にも付き合う必要があるのだろうな。


二つ目の柳亭小痴楽。

名前も知らなかったし、期待もしていなかったが、

結構、面白かった。

ちなみに父親は、5代目柳亭痴楽とのこと。

まだ26歳だが、10年目。

高校中退して弟子入りしただけのことはある。

将来有望だと思う。


3人目は、金原亭馬生、64歳。

11代目だという、由緒ある名前。

安定した芸風。


そして、仲入り前の 「竹の水仙」 が、

歌丸師匠が演じる予定だった演目。

「竹の水仙」 は、歌丸師匠が有名なので、

さぞ、やりにくかっただろうと思うが、

花緑のそれは、歌丸師匠とは全く別のテイストで、

爆笑もんだった。

花緑のことは 名前と顔は知っていたが、

落語を聴くのは初めてだった。

ちょっと志の輔にも通じる笑いで、

私は好きだな。

また聴きたい噺家。


仲入りをはさんで、再び花緑。

「ちりとてちん」 は上方の桂南光のものを

聴いたことがある。

上方とは、少し話が違うのだが、

ストーリーは南光の方が、面白いし自然やな。


トリは、五街道雲助。

今日聴いた印象は、この人は正統派。

今日の噺は、滑稽噺ではなく、

人情噺とも違うので、なんというのか

分からないが、お芝居の様な噺。

(芝居噺というのかな?)

上手なのは分かるが、笑える噺ではなく、

淡々と進むので、私の好きなタイプではなかったな。


ところで、歌丸師匠は大丈夫なのだろうか。

7月の独演会のチケットを入手済みなので、

早く復活されることをお祈りする。





2014.5.18

残 念
ポール・マッカートニー

ついに、その日がやってきたと、

めちゃくちゃ楽しみにしていた、

ポール・マッカートニー @ 国立競技場。

15:30開場、17:30開演という予定だった。

16時過ぎに表参道ヒルズで、ジュースを飲みながら、

場所を確認しようと、スマホで、「国立競技場」 と

検索すると、

ポール・マッカートニーさん体調崩す
国立競技場でのコンサートが延期に


という記事が目に飛び込んできた。

「えっ?」

一瞬、目を疑う。

私は、昨日の公演が、延期になったことを

知らなかったのだ。

記事には、昨日17日の公演が明日19日に

延期になったこと、今日の公演は、予定通り

行われること、ポールの謝罪の言葉などが

書かれていた。

慌てて、今日の公演のことが何か発表されていないか

探してみる。

それらしい記事はないので、ひと安心し、

表参道から、タクシーで会場へ向かった。


16:30。

国立競技場付近は、大勢の人が歩いていた。

が、なんとなく、帰っていく方向に

歩いているようにも見える。

会場に着いたが、何か変な感じだ。

普通は、観客は会場に吸い込まれるように

入っていくのだが、その流れが見えないのだ。

入口を探して歩いていると、

「本日の公演は、中止になりました」 という

係員のアナウンスが耳に入ってきた。

ゲゲッ!ショック!

「お客様へ」 と書かれた、配布されていた紙には、

今日と明日 (昨日の振替) の公演中止が

決定したことが書かれていた。

ポールの病状 (ウイルス性炎症) が回復しなかったようだ。

21日の武道館と24日の大阪公演は、

開催予定と書かれてあったが、

大丈夫なのだろうか。

おそらく、昨日の時点では、1日休めば、

回復すると判断されたのだろうが、

思っていたより、重症だったということか。

ギリギリまで、どうするか、検討していたのだろう。

あちこちで、係員がメガホンで案内をしているのだが、

しきりに、案内が遅れたことを詫びていた。

私たちのように東京で住んでいる者は良いが、

今日のために地方から出てきている人も多いだろう。

中には、宿泊までしている人もいるに違いない。

そういう方には、気の毒だが、

誰よりも心を痛めているのは、

ポール本人だろう。

早く回復して元気になって欲しい。



今のところ、振替公演があるのかどうか、

決定はしていない。

2〜3日で完全に回復したら、可能かもしれないけど、

国立競技場のスケジュールも考えると、

実現は、期待しない方が良いだろうな。

21日の武道館のチケットが、オークションに出ているので、

その気 (金を出す気) になれば、落札できるが、

本当に開催されるかどうか、ちょっと不安があるので、

入札するのも慎重になってしまうな。

今のところは、様子を見るとしよう。

もしかしたら、奇跡の振替公演が

あるかも知れないし。



それにしても。

数日前から、ビートルズやウィングス、

ポールのソロ曲なんかを聴いていて、

今日は、感動する準備万全だったので、

公演中止は、非常に残念。

と同時に、ポールの病状が心配。

ポールは、来月で 72歳なので、

無理せず、ゆっくり静養して欲しい。

そして、もう一度チャンスを欲しい。


グッズ販売はやっていたので、

せめて記念にと、Tシャツとキャップを購入。




昨日は歌丸師匠、今日はポール師匠と

2日続けての休演も珍しい。


 --- オフィシャルサイトの発表 ---

ポール・マッカートニー マネージメント広報より:

ポールは最善を尽くし、完治を目指していましたが、
医師の判断により絶対安静を命じられました。
長年のキャリアの中でもポールが予定通り公演を
行えなかった事は数える程しかなく、
この状況に本人も非常に心を痛めています。
皆さんの期待に答えられないのがポールにとって辛い事です。
今朝、ポールは今夜の公演を実施しようと
ツアースタッフに話していましたが、
医師の指示とチームの判断で叶いませんでした。
彼は日本のファンの皆さんからの暖かい励ましの
メッセージに非常に感動しています。
ポールは公演を振り替えて出来るよう強く希望しており、
現在その可能性を探っています。

ポールより:

皆さんの暖かい応援のメッセージをありがとう。
とても胸を打たれました。
残念ながら僕の体調は一晩では回復しませんでした。
是非とも今日は元気になると期待していましたが、
とても残念に思っています。
今日の公演を楽しみにしてくれていたファンの皆さんに
申し訳なく思います。
Love,
Paul




残 念
ASKA


ちょうど20年前、

1994年3月3日、大阪城ホールで、

「CHAGE & ASKA」 を観た。

公演当日、会場付近にいる コワイおじさんから

チケットを購入した。

そういうおじさんから、チケットを買ったのは、

その時が最初で最後だ。

スタンド席の後ろの方だったが、

観客の熱狂、圧倒的な雰囲気は、

今も覚えている。

コンサートに行ったのは、その一度だけだが、

当時、私はチャゲアスが好きで、

CDを買ったり、本を読んだりした。

カラオケに行くと、いつも チャゲアスや、

ASKA のソロの曲を 歌っていた。

「太陽と埃の中で」 「WALK」 「LOVE SONG」

「はじまりはいつも雨」 「君が愛を語れ」 あたりを。

元々は、20代の時に付き合っていた彼女が、

チャゲアス好きで、付き合っていた時は、

そうでもなかったのだけど、彼女と別れてから

よく聴くようになった。

きっかけは、彼女への未練という、

めめしい、哀しい思い出だ。

そのコンサートの日、会場で、

その別れた彼女とバッタリ会った。

そのツアーの大阪城ホール公演は、8日間も行われたのに

彼女も同じ日に行っていたのだ。

しかも 1万人もの観客がいる中で、

バッタリ会うのは、易しいことではない。


さて、そんな思い出の 「CHAGE & ASKA」 の

ASKA が逮捕された。

覚醒剤取締法違反の疑いだ。

自宅から薬物が発見されたようなので、

間違いないのだろう。

この数年は、彼の音楽を聴くこともなくなっていたが、

非常に残念です。





2014.5.19

世界の果ての通学路

昨夜は、ポール・マッカートニーの公演が

中止になったので、映画を観にった。

「世界の果ての通学路」 というドキュメンタリー映画。

予告編を観たことがあって、興味があった作品だ。

いくつかのドキュメンタリー賞を受賞している、

フランス製作の作品で、ケニア、アルゼンチン、

モロッコ、インドの何時間もかけて、

学校へ通う子供たちのドキュメンタリーだ。


ケニアのジャクソンは11歳。

妹と2人で、毎日片道15キロの道のりを

2時間かけて通学する。

家を出るのは、5時半だ。

途中、野生動物が生息するサバンナを通る。

毎年、象に襲われ命を落とす子供がいるという。

いつ、動物に襲われるか分からないからか、

ずっと小走りだ。

文字通り、命懸けで学校に通っているのだ。


アルゼンチンのカルロスも11歳。

こちらは、18キロの道のりを妹と2人、

馬に乗って、1時間半かけての通学。


モロッコの少女、ザヒラは、12歳

ザヒラが通うのは全寮制の学校だが、週末は家に帰るので、

毎週月曜日には、友達と3人で22キロの道のりを

4時間かけて歩く。


インドのサミュエルは、13歳。

足に障害があって、歩けない彼は、

ボロボロの車椅子に載せられ、

2人の弟がそれぞれ、押し、引っ張り、

4キロの道のりを1時間15分かけて

毎日通学する。


この4人の通学路に共通しているのは、

道ではないようなところを通るということだ。

冒頭に、「学校に行けることに感謝を」 というような

テロップが出る。

日本では、当たり前のように教育を受けることができ、

蛇口をひねれば当たり前のように水が出る。

道路が整備されていることも当たり前のように

なっているが、それらはけっして、

当たり前ではないことを改めて突きつけられる。

そして、4人の子供たちが素晴らしい。

前半は、学校に向かって歩く彼らを

淡々とカメラが追うだけだが、後半、彼らが

インタビューに答える。

なぜ、学校に通うのか、将来の夢は何か。

その目は、希望に満ち溢れている。


私には、彼らはその年齢よりも、

ずっとずっと、大人に見えた。

日本の子供たちにも観て欲しい作品。

インドの3人の兄弟愛は泣けるよ。


原題 「SUR LE CHEMIN DE L'ECOLE」 は、

翻訳サイトで調べたところ、「学校へ通う道で」 と

いうような意味だった。

邦題は、「世界の果ての通学路」。

ふと思ったのだが、世界に 「果て」 などあるのだろうか。

これらの地域は、果たして 「世界の果て」 なのだろうか。

向こうからすれば、こちらが果てなのでは ないだろうか。


世界の果ての通学路 オフィシャルサイト


★★★★☆





2014.5.20

全公演中止

心配していた事態になった。

本日付で、ポール・マッカートニーのツアーの主催者が、

明日の日本武道館公演、24日の大阪ヤンマースタジアム

長居公演の中止を正式に発表したのだ。

オフィシャルサイトには、

ポール・マッカートニー本人の体調の回復を待ったものの、
十分な演奏を行うまでに回復しないという事情で


とある。

病状は、思っていたより悪いということか。

これで、今回予定されていた4公演全てが、

幻の公演となってしまった。

ポール本人、バンド・メンバー、マネージメント・サイド、

日本の主催者の苦渋の決断を思うと胸が痛い。

チケットを買って、公演を楽しみにしていたファンは、

17万人だ。

私もその一人。


来日前に中止になった1975年、

成田で大麻不法所持の容疑で現行犯逮捕され中止になった

1980年に続いて、3度目の公演中止。

と、思ったら、1990年の東京ドーム公演 (ビートルズ後の

初来日) も体調不良を理由に 1公演、中止になっていた。

当初 予定されていたのは、3月2日、3日、5日、6日、8日、

9日、11日 の7公演だったのだが、2月のアメリカ・ツアーで

体調をくずし、「1日置きにして欲しい」 と10日ほど前に

6公演に変更したのだった。

2日と6日が、それぞれ13日、7日に振り替えられたのだが、

8日だけが、キャンセルされた。

8日のチケットを買っていた人の落胆はひどかったやろなぁ。

そういうわけで、ポールの公演中止は4度目だったのだ。

たぶん、たまたま日本だけそんなことになってしもたんやと思うけど。


私にとって、公演中止は今回で2度目。

1度目も今回同様、当日になって中止が決定した。。

1995年1月17日、阪神淡路大震災の日。

大阪厚生年金会館で、BAHO(Char と石田長生のデュオ) の

コンサートの予定だった。

正確にいうと、中止ではなく延期。

2月に振替公演が行われたが、ステージがお正月のセットで、

なんか間が抜けていた覚えがある。

当初から予定されていたことかどうかは分からないが、

この日はサプライズ・ゲストで、忌野清志郎が登場し、

盛り上がった。

清志郎を観たのは、それが最後。

その前は、18歳ぐらいの時に やはり大阪厚生年金会館で、

RCサクセションを観たなぁ。


ポールに話を戻そう。

ポール本人も早期 再来日を希望しているとのことなので、

早々に実現することを祈ろう。

というか、これは、実現するよ。きっと。

根拠ないけど。





2014.5.21

お 肉

20代 30代に比べると、

すっかり食べる量が減った。(今年52歳。)

体重は一向に減らないけど。

もう量は たくさん食べなくて良いので、

美味いもんを食いたい年頃になったのだ。

でも、時々ガッツリお肉を食べたい時もある。

焼肉というより、ステーキだ。

昔は、霜降りの和牛に感動したが、

最近は、脂っこいお肉は好まない。

そいうわけで、この数ヶ月間に行った、

ステーキ屋さんを紹介しよう。

3軒とも フロムUSAだ。


ウルフギャング・ステーキハウス (六本木)

今年オープンしたばかりのステーキハウス。

本店は、マンハッタン。

名物は、Tボーンステーキ。

これがメチャ美味い。

Tボーンステーキって、骨が 「T」 形なのは

知っていたけど、お肉は骨をはさんで、

サーロインとフィレだというのは、知らなかった。


ルース クリス ステーキハウス (虎ノ門)

こちらは、ニューオリンズがスタート。

コースを頼んだのだが、

サラダやスープがアメリカンな量で、

ステーキ12オンス (340g) は、

食いきれないかと思ったら、

意外とペロリと食べてしまった。

おまけにデザートまで。

霜降りの和牛だと無理やね。


アウトバック・ステーキハウス (品川)

こちらは、フロリダで誕生したカジュアル・ダイニング。

上記2店舗に比べると、雰囲気もお値段もカジュアル。

世界21ヶ国に960店舗もあるという。

(東京には6店、日本全体では10店舗。)

みんなで、ワイワイ行きたいお店。





2014.5.22

相棒 劇場版 III
巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

特に 「相棒」 シリーズのファンでもないのだが、

観たい 映画「プリズナーズ」 が、20:55からで、

その前に観るとちょうど 時間がええ感じになるので、

観てみることに。


社会派エンターテインメントとでも言うのでしょうか。

普段すっかり平和ボケの私でも、

少なからず 「国防」 とうことについて、

考えさせられる作品だった。

ある実業家が所有する孤島に、元自衛隊員が、

民兵組織を作り、訓練をしていた。

そこで、事件が起こり、特命係の二人が

島へ調査に乗り込むというお話。

民兵は、国防を真剣に考えている人たちだが、

ちょっと極端にイッテしまっている。

「攻められたら、守らねば」 というのもよく分かる。

でも、その時のために武器を準備するより、

攻めることも 攻められることもない世界を

作ることにエネルギーを使おうな、って思う。

こういうこと言うと、本作の室司 (伊原剛志) の

ような人に 「甘い」 って言われるんやろけど。

室司の考えは、偏っていると思うけど、

あれはあれで、国を憂いているのだと思う。

是非はともかく。

でもやっぱり、「核兵器を担保にした平和」 は、

危なかしくってあかんな。

脅しの上の平和って、平和なんかな。


そんなことを考える作品ではあったけど、

映画としては、何かが物足りないし、

突っ込みどころ満載。

男ばっかりの島に、釈由美子みたいな女が一人だけ

おったら、ただでは済まんでしょ!とか、

そんな方法で、そのやばいものを隠すのは、

あまりにも危険すぎるでしょ!とか、

もうその時点で、この組織は解散っちゅうか、

この島から退去でしょ!とか。

ねえ。


★★★▲☆




プリズナーズ

この数年間観た映画の中で 一番強烈だった作品はと

訊かれれば、答えは迷わず 2012年に観た、

「灼熱の魂」 だ。 (2日続けて観た!)

その 「灼熱の魂」のカナダ人監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴの

最新作とあって、期待の高まる 「プリズナーズ」 を観てきた。

2時間半を全く長く感じさせない、

気が抜けないスリリングな展開はさすが。

愛する娘を誘拐される父親役にヒュー・ジャックマン。

スゴイ迫力です。

刑事役にジェイク・ギレンホール。

「ムーンライト・マイル」 で知った、割と好きな役者。

出演作は結構 観ているが、本作では、ちょっとお腹が

ポチャっとしてきたように見えて残念。

(人のことは言えません。)


さて、本作、ただのサスペンスではなく、

正義とか倫理とかヒューマニズムを考えさせられる

ヒューマン・サスペンスとなっている。

娘を誘拐された父親が、証拠不十分で釈放された

容疑者を拉致し、娘の居場所を吐かせようと

リンチする。

この行為は、果たして子を思う親の愛なのか、

許される行為なのか?

もちろん許されるわけがない。

だが、早く発見しないと娘の命が危ない。

警察は、頼りにならない (ように見える)。

父親は、やるしかないと行動に出る。

一緒に娘を誘拐された友人は、その容疑者が、

真犯人かどうか分からないから 「やり過ぎだ」 と

止めようとするが、娘のことを思うと、

やっぱり 容疑者を逃がしてやることができない。

そんな行き場のない、切迫したシーンが続く。


「それでも夜は明ける」 でイヤなヤツを演じていた

ポール・ダノが、この容疑者を好演。

(もう7年も前に観た 「リトル・ミス・サンシャイン」 の

車の中で自分の色盲を知り、パイロットの夢が壊れる

ポール・ダノも、とても印象に残っている。)


後半、真犯人かと思う男が登場する。

彼が真犯人なのか。

リンチされている容疑者と共犯なのか。

娘は生きているのか。

ここから先は、劇場で!


原題の 「Prisoners」 は、捕虜とか囚人とか、

囚われの身のこと。

出演者は、皆、(何か・誰かに) 囚われている人たちだ。

ちゃんと複数形になってるね。


アカデミー賞を含め、いくつかの映画賞で撮影賞に

ノミネートされているが、そう言われると、

なんかそんな風に見えるなぁ。


プリズナーズ オフィシャルサイト


★★★★▲





2014.5.23

ポール・マッカートニー
順調に回復へ


心配なポールの容態だが、オフィシャルサイト

今日このような発表があった。

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Statement
Since contracting a virus last week that led to
the postponement of tour dates, Paul received
successful medical treatment at a hospital in Tokyo.

He will make a complete recovery and has been
ordered to take a few days rest.

Paul has been extremely moved by all the messages
and well wishes he has received from fans all over the world.


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訳してみる。

先週・ ・ ・ ウイルス・ ・ ・ 東京の病院で治療受けた。

彼は、完璧にリカバリーするでしょう、・ ・ ・ あと数日休んで。

ポールは、全てのメッセージ ・ ・ ・世界中のファンからの

・ ・ ・ 受けた。

なんのこっちゃ。

いっこも分からへん。

サイトには、もちろんちゃんと和訳も載っております。

-------------------------------------------------

先週、ウイルスによる炎症でツアーを中止せざるを
得ませんでしたが、ポールは東京の病院で治療を受け
順調に回復しています。
あと数日、静養をした後に完全に回復する見込みです
ポールは世界中のファンから寄せられた温かいメッセージと
励ましに大変感激しています。


-------------------------------------------------

深刻なことにはならなかったようで、一安心。




LOU DONALDSON
QUARTET


今もそんなにJAZZに詳しいわけではないけど、

今から15年ぐらい前、JAZZに興味があるけど

まだまだ知らなかった頃のこと。

知人の家で、色んなジャズメンの演奏が入っている

CDをかけていて、ある曲がかかった時に

そのカッコよさに思わずクレジットを確めた。

ルー・ドナルドソンという知らない名前だった。

ギターが、またカッコええと思ったら、グラント・グリーン。

その、ブルージィで ファンキーで ソウルフルな演奏に、

こんな渋いJAZZもあるんや、と思ったのを覚えている。

今日は、そのルー・ドナルドソンを聴きに行ってきた。

@ ブルーノート東京 (2nd Show)。

1926年生まれなので、御年87歳の生きる伝説。

11月1日の誕生日が来れば、米寿だ。

まさかアメリカで、「米寿」 は ないやろうけど。

あ、アメリカだけに 米寿か。


メンバーは、日米混合。

Lou Donaldson / ルー・ドナルドソン (sax)
Akiko Tsuruga / 敦賀明子 (Hammond B3 organ)
Randy Johnston / ランディ・ジョンストン (g)
Fukushi Tainaka / 田井中福司 (ds)

さすがに87歳ともなると動きはゆっくりだが、

なんでしょう、あの存在感。

1曲目 「Blues Walk」 の出だしで

シビレテしもた。

若いモンににはマネできまへん。

「What A Wonderful World」 も良かったなぁ。

一番最後の 「What A Wonderful World」 って

言うところだけ、しわがれ声で歌ってくれた。

あ、「Whiskey Drinking Woman」 も歌った、

というか、語りやけど。

これがまた渋過ぎ。

あと、「Alligator Bogaloo」 もやった。

それ以外は、曲名分からん。

アンコールはなかったけど、

もう、そんな贅沢は言えません。

来日してくれただけで、感謝です。




ところで。

ポールのツアーサイトの Statement は、

ほとんど わけわからんかったけど、

最近、英会話のCDを毎日少しやけど、

聴いているせいか、今日のMCは 割と聞き取れた。

といっても、「いつもよりは聞き取れた気がする」

という程度やけど。

「Whiskey Drinking Woman」 は、

ほとんど聞き取れた。

まあ、簡単な歌詞やねんけど。

もしかしたら、ヒアリング上達してるんかも。


----- 追記 (2014.5.30) -----

Blue Note のライヴ・レポート・サイトにセットリストが
発表されていたので、ここにも記載しておく。

LOU DONALDSON QUARTET
2014 5.23 FRI. 2nd Set List

1. Blues Walk
2. Wee
3. What A Wonderful World
4. Fast And Freaky
5. Whisky Drinkin' Woman
6. Alligator Bogaloo
7. There Will Never Be Another You
8. Gravy Train





2014.5.24

最近のお気に入り

桂よね吉 独演会


積極的に落語を聴くようになって、

半年ぐらいでしょうか。

数えてみたら、レンタルしたCDの合計が

130枚ほどになっておりました。

上方と東京と合わせると噺家の数は、

700人と聞いたことがありますので、

まだまだ知らない噺家さんも多いのでございますが、

最近、気に入ってよく聴いているのは、

立川志の輔、春風亭一之輔、柳家さん喬、

柳家喬太郎 あたりでございます。

一之輔、喬太郎は、落語会のチケットも入手済みでございますが、

志の輔師匠のチケットは中々手に入りません。

先日、1枚オークションに出ておりました。

元々3100円のチケットですので、4000円ぐらいまでならと、

ウォッチしておりましたら、8500円で落札されました。

もっとも、8500円が最低落札価格という、

「出品者さん、ちょっと 欲張りすぎじゃござんせんか」

と言いたくなるオークションでございました。


先日、二席ナマで聴いた柳家花緑も、これからもっと

聴いてみたい噺家ですし、名前はよく見かけますが、

まだ聴いたことのない、噺家さんも何人かいらっしゃいますので、

これは、当分、飽きることはなさそうだと、

楽しみにしております。

聴くだけではなく、そのうち、うちの妻をネタに一席作れたらな、

などと夢は広がるのでございます。


さて、本日は、上方落語でございます。

桂よね吉という、米朝一門、故 桂吉朝のお弟子さんの

独演会でございました。

会場は、渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール。

最近、江戸の落語を よく聴くようになりまして、

たまには、上方落語を聴いておきませんと

大阪弁を忘れてしまいそうなのでございます。(うそ)

どういうわけでございましょうか、

着物を着たご婦人が何人もいらっしゃいました。


本日のプログラムは、下記のとおりでございます。

桂二乗 「天狗さし」
桂よね吉 「愛宕山」
〜 仲入り 〜
桂あさ吉 「鯛」
桂よね吉 「子別れ」

思っていた以上に面白く、楽しませていただきました。

よね吉は、「愛宕山」 の前にたっぷりと長いマクラ。

仲入り後のあさ吉によりますと、1時間10分も

話したそうで、自分の時間が短くなったと

申しておりました。

このあさ吉でございますが、若手かと思いましたら、

よね吉の兄弟子と聞いてビックリ。

中々のキャラクターでございました。

演目の 「鯛」 は、六代目 桂文枝 師匠に

稽古してもらったとのことでした。

よね吉の 「子別れ」 は、しんみり聴ける、

子はかすがいというお噺。

大変満足な高座でございました。


よね吉の師匠の吉朝 (三代目 米朝の弟子) は、

DVDで 「子ほめ」 を観たことがございます。

それは、一度 胃がんの手術を受け、復帰したあとの

ものでございましたが、残念ながら再発し、

2005年に亡くなりました。

50歳という若さでございました。





2014.5.26

どんまい

こう見えても (どう見えるねん) 私は、

小学生の時、子供会でソフトボールをしていた。

そのソフトボールの練習や試合で、

誰かがミスをすると 「どんまい、どんまい」 と

声をかけ合っていた。

そこで初めて 「どんまい」 という言葉に出会った。

先輩が 「どんまい」 という声を出す状況から判断して、

私は、これは 「どうもない」 と言っているのだと

思い込んだ。

「そんなミスはたいしたことじゃない、

どうもないから、気にするな」 という意味で

「どうもない」。

それが、短くなって 「どんまい」 だと思ってた。

「どんまい」 が英語の 「Don't mind」 だと

気がついたのは、お恥かしいが 何年も後のことだ。

ところで、ネイティヴはめったに 「Don't mind」 と

言わないらしい。

そういう場面では、「Never mind」 というらしい。

そう言えば、映画でも 「Never mind」 は聞いたことあるけど、

「Don't mind」 は、聞いたことないな。





2014.5.27

GRACIOUS

「gracious」 という英語がある。

いくつか意味があるようだが、

私は 「優雅な・上品な」 という意味で覚えた。


水面を滑る白鳥は、水の下で必死に足を動かして

水をかいているという。

この話は、一見 優雅や華やかに見える人は、

見えないところで努力や苦労をしているものだという

例え話に使われる。


3月20日早朝、上原ひろみのトリオは、

シアトルからメキシコシティへ移動するため、

シアトル空港にいた。

その日の夜、メキシコシティでライヴがあるのだ。

その時の移動の一部始終がここに書かれている。
   ↓
メキシコへの長い長い旅」


なんでだろ、2回読んだけど、2回とも泣いてしまった。

彼女のギリギリの、限界を行く、最高を尽くす、

その生き方が、音楽になって現れるのだと思う。

ピアノのプレイだけに感動するのではなく、

その背景にある、人生に心を揺さぶられるのだと思う。


上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトは、

9月の Tokyo Jazz の出演と 11〜12月の

Japan Tour が 決まっている。

体調を整えておかねば。





2014.5.28

CHUCK LOEB'S SILHOUETTE BAND
with
PETER ERSKINE, JANEK GWIZDALA

& MATT KING

チャック・ローブ・シルエット・バンド の

コットンクラブ、3日間公演、

初日の2ndステージをを観てきた。

チャック・ローブは、2010年12月の FOURPLAY と、

2012年11月の WILL LEE’S FAMILY で 観ているので、

ナマで観るのは 今日が3回目だ。

今回は、自身のバンドで来日。

メンバーは下記。

Chuck Loeb (g)
Peter Erskine (ds)
Janek Gwizdala (b)
Matt King (p,key)

ドラムが ピーター・アースキンだし、

ベースが ヤネク・グウィズダーラ (いまだに名前覚えられへん)

なので、これは、観ておこうと。

ヤネク は、2012年に渡辺香津美のトリオで観て、

ぶったまげたベーシストだ。


今日の演奏は、上質なスムース・ジャズ。

アダルトで アーバンな ソフィスティケイティッドされた、

(無理やり横文字か!) そんなライヴでおました。

当たり前やけど、皆、上手い。

ヤネクのソロに期待してたけど、

香津美の時に比べて ちょっと控えめというか、

大人な印象。

見た目も、(あれ?こんな人やったかな?) と

思っていた感じと違ってた。

ちょっと痩せたんかな?


楽器。

チャックは、ストラトシェイプに HSHレイアウトの

ソリッドと、1ピックアップのfホールを塞いだフルアコ。

どちらもサドウスキー。

ヤネクは、フォデラの5弦。




先日、ルー・ドナルドソンのライヴで、

MCがいつもより聞き取れたような気がすると

書いたが、今日もハッキリ感じた。

かなり、聞き取れたよ。

もしかしたら、全然違う意味に聞いてるかも

知れんけど。

そういえば、30年くらい前、

スティービー・ワンダーのコンサートに行った時、

コンサートが終わってから、スティービーのMCについて、

「○○○○って言うてたよな」 と一緒に行ったバンド仲間に

話すと、全然違ったようで、えらい笑われた覚えがある。

彼は、ええ大学に通ってたので、

私よりヒアリングは確かだっただろう。

今日は、たぶん合ってると思うねんけどな。





2014.5.29

30年間 17億円

30年間、17億円をつぎ込んで、

SF映画に出てくるような、

飛行装置を開発した人の記事を読んだ。

空を自由に? 1500万円の個人用飛行装置が登場


若い頃、「頭の中で考えたことは実現できる」 という

話を聞いたことがある。

今、これを打ち込んでいるコンピューターだって、

もともと世界に存在していたものではなく、

誰かが頭の中で 「こんなものがあったらいいな、

こんなことが出来たら便利だな」 と考えたことが始まりだ。

コンピューターに限らず、人間が作り出したものは、

全て 最初は誰かの頭の中にあったもの。

そういえば、瀬戸大橋は、最初の構想から完成まで

100年かかったと聞いた。

頭の中にアイディアがあるなら、

あとは、その実現に本気で尽力するかどうかだけなのだな。

それにしても、30年間、17億円はスゴイなぁ。





2014.5.31

ビッグ・フェラー

三軒茶屋のキャロットタワーにある,

世田谷パブリックシアターで

内野聖陽 (うちのせいよう) 主演の

お芝居 「ビッグ・フェラー」 を観てきた。

私は、1998年から2005年まで、

三軒茶屋に住んでいたのだが、

パブリックシアターに行ったのは、今日が初めて。

芝居は、そんなに観に行かないので、

行く機会がなかったのだが、とても良い劇場で、

3階席だったが、大変 見やすかった。

内野聖陽のファンやろか、お客さんは 95% 女性。

「ビッグ・フェラー」 は、1972年から2001年までの

ニューヨークで活動する IRA (アイルランド共和軍) の物語。

結構、下品なセリフや 放送禁止用語も多かった。

アイルランドの歴史や IRA について、ほとんど何も知らないので

残念ながら よく理解できたとは、言い難いな。

休憩15分をはさんで3時間と結構 長編。




SIMON PHILLIPS "Protocol II"
featuring
Andy Timmons, Steve Weingart, Ernest Tibbs


夜は、サイモン・フィリップス・バンドを観てきた。

@ブルーノート東京 の2ndステージ。

メンバーは下記。

Simon Phillips / サイモン・フィリップス (ds)
Andy Timmons / アンディ・ティモンズ (g)
Steve Weingart / スティーヴ・ウェインガート (key)
Ernest Tibbs / アーネスト・ティブス (b)

サイモンは、ここ数年、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト、

TOTOなどで 観ているお気に入りドラマー。

残念ながら TOTOは脱退したけど、

この人は、歌もんよりインストの方が

合っているような気がするな。

最新アルバム 「プロトコルII」 でも、

サイモンのドラムが生き生きしているように

感じられるもんね。

ライヴの方は、超満員でメンバーが登場しただけで大歓声。

上原トリオのときは、舞台上手 (客席から見て右側) に

ドラムをセッティングしていたけど、今日は下手。

開演前にドラムセットを撮影。



ちょっとわかりにくけど、「タム何個あんねん!」

というセットです。

演奏は、期待通りの超高テンション・ハード・プログレ・フュージョン。

サイモンのタムの連打は気持ちええね。

57歳やけど、あれだけ激しいドラミングのあとに、

MCしても 息 全く乱れてない。

超一流っちゅうもんを目の当たりにするのだ。


アンディのギターは、アイバニーズのアンディ・モデル

(サンバースト、ハムバッキン搭載) と

シングルコイル3基の黒のアイバニーズ。

これがまたええ音しとる。

特にシングルの方のクランチは、ええ粘っこさで好きやな。

アンプは、メサブギー。

アンディのことは、2011年にリリースされた、

「Plays Sgt. Pepper」 というアルバムで初めて聴いた。

タイトルから分かる通り、ビートルズのアルバム

「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」 を

丸々1枚カバーしたアルバム。

そのアルバムも良かったが、サイモンの 「プロトコルII」 の

彼のギターの方が 私は気に入った。

結構、色っぽくエモーショナル。


キーボードのスティーヴは、楽しそうに笑顔で

メンバーとアイコンタクトを取るのが印象的。

思わず、サイモンも微笑み返す。

プレイもバカウマ。


ベースのアーネストは、ほとんどソロらしいソロはなく、

どちらかというと ボトムを支える役に徹していた。

弾きながら右手の指を舐めるねん。

そう言えば、リー・リトナー (Gt) も舐めてたな。

私も舐めてみようか。

上手く弾けるかも。





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