LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2017年 3月
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2017.3.1

調 律

古いピアノの調律に立ち会った。
ピアノは「Atlas」と書かれたかなりの年代物。
調べてみると「Atlas」は、
1960〜70年代には、ヤマハ、カワイに次ぐ
国産メーカーであったようだが、
現在は製造されておらず会社もないようだ。

長年 放置されており、
メンテナンスもされていなかったようだが、
5時間以上におよぶ、調整調律で生き返った。

調律師によると50年以上は、
経っているだろうというヴィンテージだ。
鍵盤は、今ではワシントン条約で取引が
禁止されている 象牙。
(最近のピアノの鍵盤には樹脂が使われている。)

仕事を終えた調律師は、
思っていた以上に良い状態にまで
持って行けたと満足そうだった。
良い仕事ができたのだろう。
調律後の音色を聴くと
ピアノが喜んでいるような気がした。

ギターのことには、それなりに詳しいつもりでいるが、
ピアノのことは、ほとんど知らないので
彼の話が興味深かった。

ピアノは、ある意味 弦楽器なので
弦が切れれば交換するということは
想像がつくが、弦を止めてある木材部も
古くなると交換するという。
ここが痛んでくると、チューニングが
狂いやすくなるのだという。
ハンマーは、コンサートで使われるような
グランドピアノなら、しょっちゅう
取り替えられるという。
それだけ重要な部品ということだ。


調整中の内部



生き返ったピアノ






2017.3.2

ムッシュ かまやつ

昨日(3月1日)、ムッシュかまやつが亡くなった。
作年5月に肝臓がん見つかったというので、
がんの発見からは1年持たなかったということか。

ムッシュの代表曲といえば、
ザ・スパイダース時代の『あの時君は若かった』
『バン・バン・バン』や吉田拓郎作詞作曲の
『我が良き友よ』などが挙げられるが、
私は何と言っても テレビアニメ
「はじめ人間ギャートルズ」のエンディング・テーマ
『やつらの足音のバラード』を挙げたい。
歌っているのは、ちのはじめという人で、
作詞は園山俊二、ムッシュは作曲で関わっている。
ギャグ漫画なのにエンディングで
独特の郷愁を呼び起こすメロディと歌詞が
子供心にも強烈に印象的だった。

それから、『シンシア』(1974年)。
吉田拓郎とのデュエットだ。(作詞・作曲も拓郎)
これはシングル・レコードを買った。
私は小学6年生だった。
B面の『竜飛崎』もええ曲だったな。
(作詞は岡本おさみ、作曲は拓郎)

あと、『どうにかなるさ 』もいいな。

調べていると『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』の
エピソード
があった。
この曲、バックの演奏が タワー・オブ・パワー
だったとは知らなかった。

一昨年の6月、Char の還暦記念コンサート
登場したのが、演奏するムッシュを観た最初で最後。
ステージではないが、ブルーノートの客席で
2度見かけ、(この人、JAZZ 好きなんやなぁ)と
思った覚えがある。
また、1990年代に私が働いていた BAR で何度か
テレビの音楽番組の収録が行われたのだが、
ムッシュも出演されるので、来店された。
撮影中、私は店の片隅で撮影が終わるまで、
毎回見学していた。

ここ数年は、「LIFE IS GROOVE」というバンドを
組んでいた。
結成当時(2013年)のメンバーの年齢が、
10代、20代、70代というバンドだ。
ギターの山岸竜之介は、当時 中学生。
ベースは、kenken(ジョニー吉長、金子マリの息子)。
一度、観ておくべきだったな。

「かまやつひろし」って
漢字を考えたことなかったけど、
本名で「釜萢弘」と書くそうな。

享年78歳。
合掌。





2017.3.3

ときどき写真展 71

Bottom Of The Bottles



東京 神楽坂(2017.2.25)





2017.3.4

ABDREW and SHIN, 1st LIVE

アンドリューとの初ライヴが無事に終わった。
たくさんのお客さんに来ていただいた。
ありがとうございました。
みなさん、結構楽しんで頂けたようなので
何よりだ。
といっても、演っている本人たちが
一番楽しんでいるのだけど。
妻の仕事の関係者の方がほとんどだったのだけど、
みなさんノリが良いので、演っている方も
気持ちがいい。
よくライヴは客席と創り上げるというような
ことをいうけど、ホントにそう思う。
片一方だけでは、あり得ない。
当たり前やけど。

セットリストは後述するが、
彼の選曲のおかげで、聞いたことのなかった
"I Don't Want to Be" (Gavin DeGraw) や
"Difference Maker" (NEEDTOBREATHE) を
演奏することが出来た。
いずれも比較的新しい曲だが、
所謂 流行りの音楽っぽくなく、
そういう曲を選んでくるアンドリューとだから、
上手くいったのかもしれないとも思う。

ヴァン・ヘイレンの "JUMP" を演りたいと
言い出した時には、(そんなんギター1本で
でけへん)と思ったけど、やってみるもんで、
なんとか乗り切った。
まだ、完成度は低いけど。

また、演ると思うので今回来られなった方は、
ぜひ次回は遊びに来てください。



[ MEMBERS ]
vo:Andrew Wright
gt:つつみしんや
b:麻生博文 (アンコールのみ参加)

[ SETLIST ]
- 1st show -
Jump / I Just Called To Say I Love You /
Boulevard Of Broken Dreams / Wonderwall /
Right Here Waiting / Change The World
- 2nd show -
Just The Way You Are / Georgy Porgy /
I Don't Want to Be / Difference Maker /
Could You Be Loved / I'm Yours /
(EC) What's Going On / Wonderful Tonight

@ bar dAZE (原宿)





2017.3.5

モノクロで楽しむスナップ写真の魅力 4

講習の第3回は、撮影実習で撮った
写真の中から2枚を選び、
参加者全員(17〜18人)に観てもらい、
講師の講評をもらうという機会だった。
迷った挙句、下の2枚を選んで持って行った。





データをUSBメモリーに入れて提出し、
会場では、大きなプロジェクターに
映し出される。

現像したものと現像前のデータを
出すので、どういう現像処理をしたのかも
見れば分かる。

自転車の影の方は、構図、現像処理ともに
まあまあの評価をいただいたが、
COFFEEのサインの方は、サッパリだった。

確かに撮影地が神楽坂で、テーマが
「光と影」にしてはかけ離れすぎている上、
大して面白くない。
講師の講評を聴きながら、
(オレ、なんでこれ選んでしもたんやろ)と
思った。
それならば、







の方が、良かったのではないかと。
街路樹の影の方は、あまり面白くないけど。

ただ、COFFEE のサインの方も
例えばコーヒーに関する写真ばかりを
集めて組み写真にするなら、
使えるだろうと言われ、
なるほど、それはそれで面白いと
思ったのだった。

他の参加者の写真の中には、
数枚「おぉ!」というものもあったが、
面白いことに作品2枚とも素敵だと思った人は
いなかった。

感心したのは、講師の講評。
その写真の何が優れているか、
何が魅力的か、何が成功しているか、
そして、もし撮り直すことができるとしたら、
何を改善・修正すべきかを、
非常に的確に言うのだが、
全部、その場で初めてみた写真なので、
予め準備していたわけではない。
なんとなく好きとか、なんとなく良いと思えないなら、
誰でも言えるだろうが、
パッとみて、そんな風に細部に至って、
観察し言葉にするのには、
中々出来ることではないだろう。
どんな観点で、写真を観ているのか
今度 質問してみようと思う。

次回は、3月25日に撮影実習だ。





2017.3.6

謎が解けた!

2015年7月7日にジャズ・ピアニストの
菊地雅章が他界した。
そのことを書いたエントリー
私は、こう書いた。

「30年ぐらい前にレンタルしたレコードがあって、
中にハンバーグの作り方のナレーションが入った
曲があった。
確か、この人のやったと思うねんけど、
アルバム名も曲名も思い出せない。
探してみたけど、それらしいものがない。
もう1回聴きたいねんけど、違う人かなぁ。」

私は、その曲がてっきり菊地雅章の曲だと
思っていたのが、探しても見つからなかった
わけが分かった。

昨日、ネットであれこれ見ているとき、偶然、
何かの拍子に「菊池ひみこ」という名前が
目に入ったのだ。
「あっ!」と思った。
そう、瞬時に謎が解けたのだ。
私が菊池雅章の曲だと思っていたのは、
菊池ひみこの曲だったのだ。

それにしてもえらい勘違い。
なにしろ、菊池ひみこさんは女性なのだ。
なんで男性だと思い込んでいたんやろ。

私は、菊池ひみこのアルバムをその1枚しか
聴いていなくて、詳しく知らないし、
菊地雅章に関しては、名前ぐらいしか
知らないというレベルなので
混乱してしまったのだと思う。
そのアルバムを聴いていたのは、30年以上前だし。

「菊池ひみこ」でググってみて分かったことは、
その時代のアルバムは、全て廃盤になっていること、
一部、タワーレコード限定で再発されたものが
あること、ご本人は現在 鳥取在住で、
東京ではあまり音楽活動をされている様子が
うかがえないことなど。

でも、その曲が何というアルバムに
収録されていたのか覚えていない。
何枚か画像で出てきた彼女のアルバムジャケットを
見たが、思い出せない。
「菊池ひみこ ハンバーグ」とググってみたが
何も出てこない。
YouTube で検索してみると、
何枚かアルバムがアップされているので、
順番にチェックしていき、ついに発見!

"WOMAN" というアルバムの5曲目、
"Fat ma Cooking" という曲だ!

あ〜 良かった。
スッとした。

で、この菊池ひみこの80年代のアルバムだが、
なぜ再発されていないの?と思うような
アーニー・ワッツ (Sax) が参加していたりする、
ええ感じのフュージョン。

この "WOMAN" も、2013年にタワーレコード限定で
再発されるも、すでに取扱い終了となっている。
残念。

レンタルにもないし、ヤフオクで検索したら、
1枚だけ、6,880円で出品されてた。
高!
まあ、YouTubeで聴けたので良かったけど、
配信でもいいから、欲しいなぁ。
関係者の方、よろしくお願いします。


Himiko Kikuchi - Woman
23分00秒〜 "Fat ma Cooking" です。





2017.3.8

笑福亭仁智 独演会 深川その4
芸能生活 45周年記念


仁智の独演会もこれで3回目。
3回の中では、今日が一番空席が目立った。
1回目のゲストが 一之輔
2回目のゲストが 兼好ときて、
今日のゲストは、瀧川鯉朝。
ゲストでこんなにハッキリと
客の入りが変わるものなのか。
それとも別の要因なのか。

東京でももっと売れて欲しいが、
チケット代が高くなったり、
取れにくくなったりするのは、
いややなぁ。
ファンとしては 複雑だ。

落語の方は、毎度、仁智ワールド全開。
一席目「源太と兄貴・純情編」は、
ヤクザの兄貴と弟分の源太の噺。
2年前、新世紀落語の会
「源太と兄貴」を聴いて
仁智ファンになった。
「純情編」は、そのバリエーション。

「だじゃれ禁止法」という法律が
施行され、だじゃれを言うと逮捕され、
おっさんたちは、隠れてだじゃれクラブで
だじゃれを言い合うという「だじゃれ禁止法」。
後半のだじゃれGメンとダジャリストの
だじゃれの応酬が圧巻。

大阪らしいというのか、とにかく、発想がスゴイ。



[ 演 目 ]
「平林」 笑福亭希光
「源太と兄貴・純情編」 笑福亭仁智
「街角のあの娘」 瀧川鯉朝
〜 仲入り 〜
「だじゃれ禁止法」 笑福亭仁智

@ 深川江戸資料館小劇場





2017.3.11

ネイチャーフォトガイド自然写真教室
〜 プロカメラマンが教える基本的な撮影技術 〜


数週間前に 偶然知った、ワークショップ、
「ネイチャーフォトガイド自然写真教室」。

「ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト」で
入賞した経歴もあるネイチャーフォトグラファーが
講師だというので、面白そうだと思い参加してみた。

「ベースアップコース」ということで、
ビギナー向けの部分もあったが、
私は基礎的なことを
なんとなく過ごしてきた部分もあったので、
整理ができた上に、
(おお、そういう設定方法もできるのか!)と
未だに使いこなせていないカメラ本体の
機能を知ることが出来て良かった。

テーマは「ネイチャーフォト」ということだが、
写真を撮る場合、被写体が自然だろうと
人物だろうと街の景色だろうと、
そんなに大きな違いはない。

要は「どんな風に撮りたいか」にかかっている。
その辺をかなり整理されてのレクチャーだったので、
今後の撮影に役立ちそうだ。

私は、さほど「ネイチャーフォト」には
興味がなかったが、
星空の撮影方法を聞いていて、
ちょっと撮ってみようかなという気になった。
機会があったら、試してみたいが、
星空撮影は、三脚が必要なので、
たまたま星の綺麗な夜があったとしても、
準備をしていなければちょっと無理だ。
「よし、星を撮りに行こう」という
決意と行動が必要なのだけど。


ネイチャーフォトガイド
講師
柏倉陽介 Yosuke Kashiwakura
亀田正人 Masato Kameda




井の頭恩賜公園と大道芸


写真教室の会場は、L.L.Bean 吉祥寺店の2階だった。
L.L.Bean から 井之頭公園まですぐだったので、
せっかくなので教室終了後、公園に行ってみた。
東京に来て、22年目になるが、
井之頭公園は初めてだ。

知らなかったけど、正式名称は、
井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)。



土曜日で天気も良かったせいか、
家族連れやカップルで大勢の人が訪れていた。

井之頭公園とえば、今から40年以上前、
『俺たちの旅』で何度も見ていたので、
なんとなくその記憶があったのだが、
今日は人が多かったせいか、
思っていた感じではなかった。
(当時は、それが井之頭公園だとは
もちろん知らなかったけどね。)

大道芸人や、出店がたくさん出ていて、
ブラブラ散歩するには、とても良い。
桜の木に小さなつぼみが見られ、
満開になれば良いだろうなと思った。
近くであれば、休みの日に行くのにな。

手品、楽器演奏、ジャグリング、
紙芝居、似顔絵書きなど色んな大道芸が
見られたが、中でも私が注目したのは、
「人間美術館」。
外国でもマネキンのように動かない大道芸人は、
見たことがあるが、私が見たとき、
この人は、片足で立っていた。



見ていると、ピクリとも動かない。
両足で立っているならまだしも
片足でこの姿勢だ。
横には「弥勒菩薩像(みろくぼさつぞう)」と
書かれたサインが。
カメラを向けると、ゆっくりとピースサイン。
そして、チップの箱を指さす。

この写真では、分からないかもしれないが、
表情が素晴らしいのだ。

金剛力士像


考える人


女性がチップを箱に入れると、
サービスですと言わんばかりに
腰に巻いた白い布をチラッとめくる。

気になったので、ネットで
「人間美術館」とググってみると、
色んな所でパフォーマンスされているらしく、
YouTube に動画まであった。

雪竹太郎という人で、長く大道芸を
続けている方のようだ。
今日、私が見たときにはやっていなかったけど、
YouTube には、観客を巻き込んでの
パフォーマンスもアップされている。

彼のことについて、興味深い記事も
発見した。→これ。
雪竹氏からの手紙を紹介しており、
芸に対する、人生に対する彼の考え方には、
何か揺さぶられるものがある。

東京都は、ヘブンアーティストといって
大道芸を許可制にしたのだが、
その東京都の制度について
行政が文化を管理するのはおかしいと
一石投じている。

行政と大道芸で、思い出した。
話は、ちょっと脱線するが。
私は、数年前、路上でギター演奏をしたとき、
警察官に止められたことがある。
繁華街の橋の上で、誰の迷惑にもならない
場所を選び、しかもそんなに大きな音を
出したわけでもない。
しかし、警察官は「苦情があったので」と言った。
路上でギターを弾いている人がいることを
面白くない人も世の中には いるだろう。
そんな人が、警察に苦情の電話を
入れたのかもしれない。
警察が、やめろいうのに逆らって
演奏を続ける気はない。
ただ、その時、私が疑問に思ったのは、
警察官が私の住所氏名を訊き、
それをメモったことだ。
なぜ、訊く必要があるのだろう。
やめろと言ったら、やめた。
それで良いではないか。
もちろん、任意だろうから、
答えなくても良かっただろう。
でも、答えないことで、ややこしくなる方が
面倒だと思った私は、素直に応じた。

悪いことはしていないのだが、
警察官に名前をメモられるのは、
あまり気持ちのよいことではない。
確か「なんで訊くんですか?」ぐらいの
質問はしたような気がするが、
「一応、何かあった時のために」みたいな
あいまいな返答だったような気がする。

雪竹氏の文面を読んで、
文化って、なんだろって考えさせられた。





2017.3.12

初 クラウン・ハウス

昨日ランチで食べた、
Crown House(吉祥寺店)
どうやって食べんねんという高さの
クラウンバーガー。



ハンバーガーに、ベーコン・エッグ・
レッドチェダーチーズをトッピング。
ボリューム満点。
1,430円也。

フレッシュネスバーガーの関連店のようだが、
今のところ吉祥寺と関内だけのようだ。
これから増えていくのかな。





2017.3.12

関内寄席 桂歌丸落語会

昨年5月、焦点の司会を引退した歌丸師匠。
この数年入退院の繰り返しもあり
健康状態が心配だったが、
今日は独演会に行ってきた。
歌丸師匠の独演会は、4年前の3月
落語にハマるきっかけになった独演会から
数えて9回目だ。

この1〜2年は歩くことがキツイそうで、
舞台袖から高座まで歩くこともままならないよう。
どん帳が開くと高座に座られていて、
落語が終わるとどん帳が降りるという風に
されている。
今日驚いたのは、酸素吸入器を付けての登場。
なんでも、年末に肺炎で入院されたそうで、
それから呼吸がつらいそうだ。
しかし、しゃべりはとてもしっかりしており、
声だけ聴いていると、
とてもそういう状況とは思えない。
ご本人の身体はしんどいのかもしれないけど、
口が動く限り高座に上がるぞとでも言わんばかりの
芸人魂を見せられた。

独演会だけど、二席は無理があるのだろう。
「竹の水仙」一席だけだった。
テレビの取材が入ってたようで、
カメラが回っていたし、
最後に古舘伊知郎さんがステージに上がられた。

ゲスト(?)は、鶴光。
鶴光と言えば、私が小中学生の頃は、
ラジオの深夜放送でよく聴いたものだが、
ナマで落語を聴くのは、今日が初めて。
小噺の連発の後、「試し酒」。
もう69歳なのに、
あんまり昔と変わっていない印象。

歌丸師匠は、いつも通り素晴らしかったが、
ただ今日は、どうにもこうにも
眠い日で、何度も気を失うかのように
寝てしまったのは残念。

[ 演 目 ]
「つる」 春風亭昇市
「初天神」 桂鷹治
太神楽 鏡味正二郎
「試し酒」 笑福亭鶴光
〜 仲入り 〜
「竹の水仙」 桂歌丸

@ 関内ホール 大ホール







2017.3.14

久しぶりのセッション

A ちゃんに誘われ、池袋の "SOMETHIN' Jazz Club" の
セッション に参加してきた。
セッションというのは、その場にいる人たちと
即席でバンド演奏をすること。

ハウス・バンドは、若手のプロたち。
皆さんお上手です。
結構、レベルが高い人達が参加しており、
初心者のような人はいなかった。

今日は、JAZZ ではなく、R&B、FUNK の
セッションということで、
ヴォーカルものが多かった。

私は、3曲ほど演奏しただけだが、
ああいう場でカッコ良く弾くためには
普段から、そのための鍛錬を
積んでおかねばならない。
練習しとけば、もうちょっと弾けるのになぁと
悔しい思いでした。





2017.3.17

22年ぶり

昼ごろ、F から電話があった。
F は 私が大阪にいたころ組んでいたバンドの
ベーシストで、私が上京後は一度も会っていない。
もう22年ほど会っていないことになる。

「会社の慰安旅行で東京に来ていて、
今、品川プリンスにいる。
時間があるから会わないか」というので、
夕方、会社の近くまできてもらって、
スタバで1時間半ほど話した。

会社の慰安旅行が東京というのも
なんかスゴイなと思ったが、
特に全員で観光の予定があるわけでもなく、
各々自由に夜まで時間を過ごし、
夜はホテルの近くで宴会があるそうだ。

30歳ぐらいの頃、F とやっていたバンドに
確か私は1年半か2年ほどいたのだが、
そのバンドは結構ライヴをやっていて、
心斎橋のクラブクアトロや、
江坂のブーミンホールなどに出演していた。

私が抜ける少し前、新聞社の主催の
社会人バンド・コンテストで、
準グランプリを受賞したし、
Vocal の M は、過去にも数々のコンテストで
受賞歴のある人だった。

当時のことは、詳しく覚えていないが、
私は違うバンドも始めていたし、
そのバンドでの限界を感じての
脱退だったように思う。

F とは 22年ぶりだったのだが、
会ってみると、何の違和感もなく
積もる話がいっぱいだった。

話の中で F がいつ結婚したのかという話題になった。
私は、出会った時に彼がすでに
結婚していたような気がしたのだが、
彼が言うには、結婚したのは、
一緒にバンドをやっていた時だという。
私が「披露宴に呼ばれてないで」と言うと、
「何言うてんねん、つっつん(私のこと)が
(披露宴の)司会をしてくれたやん」と言う。
全く覚えていない。
考えても思い出せない。
あの頃は、確かに多くの披露宴やパーティの
司会を引き受けたが、F の披露宴のことは
全く記憶にない。
う〜ん、今流行り(?)の
「私の記憶に基づくとそういう認識は
ございません」というのはこういうことか。
でも、「司会したやん」と言われれば、
なんとなくそんな気もしてきた。
なんてあてにならない記憶力だろう。

今、これを書いていて、彼の
新婚旅行(確かヨーロッパだった)の
土産にアルマーニの帽子をもらったことを
思い出した。
なので、バンドをやっている時に
彼が結婚したのは、やはり間違いない。

F は私より2歳年下だが、
あれから、この22年の間に父親になり、
肝臓癌の摘出手術を2回受けていた。
最近は、音楽活動はしていないようだが、
相変わらず私と同じく Char のファンで、
今年もコンサートに足を運んだという。

この22年の間に 彼や私の好きだった
多くのミュージシャンが亡くなった。
彼が、癌だったと聞いて、
今、自分たちが生きていることが、
急に「リアル」に感じられた。

術後10年が経過しており、
癌は完治し、今では癌のリスクは、
他の健常者と同じだというが、
さすがにもらった命を考えると
タバコは吸う気にはならずやめたらしい。

バンドのメンバーというのは、
友人関係とはまた違う関係で、
不思議な関係である。
音楽を一緒に創るという作業は、
かなり親密な時間を過ごすことになるのだが、
お互いの個人的なことを
さほど知らなくても成り立つし、
どんな人間かもよく分からなくても
音楽は出来てしまう。
仕事仲間に近いのかもしれないが、
それとも少し違うような気がする。

それにしても、時間があるから会えないか?と
電話をくれるのは、嬉しいことじゃないか。
次に会う機会があるのかどうか分からないが、
「いつか一緒に音出せたらええな」と別れた。
別れ際に不思議と何かがこみ上げてきた。
言葉に出来ない、思いもよらぬ感情だった。
次は22年も開けられないな。





2017.3.19

ドント・ブリーズ
DON'T BREATH
E

盲目の退陣軍人の家に泥棒に入った若者3人組が
家に閉じ込められ、その老人に逆襲にあう。
相手は、目が見えないのにめちゃくちゃ強い。
そんな映画『ドント・ブリーズ』。

予告編を観た時には、面白そうと
思ったけど、なんとなく観ずにいた。
昨年12月16日の公開で、
東京では渋谷の映画館1館で
一日一回の上映になっており、
いよいよもう上映が終わりそうだったので
ようやく観てきた。

空いているかなと思ったけど、
これが予想に反して9割ぐらいの混みよう。
なんか高校生ぐらいの若者が多かったけど。

「20年に一度の恐怖の作品」なんて
コピーが付いているけど、
それはちょっと大げさだったかな。

まあハラハラドキドキはするし、
こういう映画に付き物のビックリもするし、
気が付いたら結構 身体に力が入っていたりと
退屈することなく楽しめたのだけど、
「面白いか」と言われると
「う〜ん、それほどでも」
「怖かったか」と言われると
「う〜ん、それほどでも」てな感じだ。

終演後、高校生ぐらいの若い女の子が
「めちゃくちゃ怖かった」と言っていたので、
女子高生が観れば怖いのは分かるけど、
50歳過ぎたおじさんが女子高生と同様に
怖がっているのもなんか違うだろ。

ホラーはあんまり観ないのだけど、
こういう映画のパターンで
突然ビックリさせられるぞと
心構えが出来てしまうのが、
あんまり怖くない要因かもしれない。

それでも、その予想に反しての展開や、
油断してる時に突然仕掛けられると
ビクッとしてしまうねんけどね。

あんまり怖くないのだけど、
ドキドキハラハラはするのです。
その違い、分かってもらえるかな。

ストーリー的には、
突っ込みどころもいくつかあったけど、
盲目老人の不気味さが
有無を言わせず、ストーリーを
グイグイ引っ張ってゆく感じ。
まあ、こんなじじいホンマにおったら、
めちゃくちゃ怖いわな。

ゴーストタウン化したデトロイトの住宅街が
舞台だけど、本当にあんな風なんでしょうか。
そうだとしたら、この映画には、
アメリカの負の象徴というか
深いテーマがあるのかもな。

ちょっとスッキリしない終わり方だったのが、
気になったが、続編が作られるとの情報を知り納得。
あんまり後味の良い映画ではない。
でも、続編も観るかも。


★★★▲☆





2017.3.20

しゃぼん玉

映画『ラ・ラ・ランド』や『シング』も
観たかったのだが、今日はあえて、
人気のそれらを避けての2本を鑑賞。
1本目『しゃぼん玉』

直木賞受賞作家、乃南(のなみ)アサの小説が原作。
この人の本はまだ読んだことがない。

通り魔となって強盗を重ねてきた若者が、
宮崎県の山村で逃亡中にある老婆と出会う。
その村の人々と過ごすうちに、
少しずつ若者の心に変化が芽生え始めるという
ヒューマンドラマ。

逃亡中の若者に林遣都(はやしけんと)、
老婆には、市原悦子。
『家政婦は見た!』の印象が強すぎる人だが、
本作では、あの家政婦の印象ほどねっとりと
しておらず、田舎の素朴な老婆を好演。
その他の出演は、綿引勝彦、藤井美菜、相島一之 ら。

以下、ネタバレ。

ナイフで女性を脅し、金を奪ってきた伊豆見(いずみ)が、
山村で出逢い、好意を持った女性が、
実は都会で通り魔に襲われてショックを受け、
田舎に戻ってきたと知るシーンが、非常に印象的。
もう、耐え切れず吐いてしまう伊豆見。
初めて、自分の罪の重さを痛感する瞬間だ。
その辺の難しい心理を林遣都は
見事に演じていたと思う。
彼は心を入れ替え、償おうと自首する。
出所後に再び山村に戻った時のまなざしも良い。
あえて、老女との再会シーンを見せないエンディングも良い。

結局、人を救うのは「愛」なんだな。
宮崎北部の山村の風景も美しい。


★★★★▲




わたしは、ダニエル・ブレイク
I, DANIEL BLAKE


本日の2本目は、カンヌ国際映画祭で
パルム・ドール(最高賞)に輝いた
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
カンヌ以外にもたくさん受賞している。

予告編を観て、感動のヒューマンドラマと
ばかり思っていたら、なんとも強烈な
イギリスの社会(制度)批判であり、
問題提起の作品だった。

大工のダニエル・ブレイクは、
心臓病を患い医者から仕事を止められる。
国からの援助を受けようとすると、
就労可能と判断され、給付を受けられない。

職業安定所からは、就職活動をしないと
給付金(失業保険?)を受けられないと言われる。
医者には働くなと言われているのに
就職活動をしているという証明が必要なのだ。

そして、これらの手続きが、非常に面倒。
申請はオンラインと言われるが、
ダニエルはコンピューターが使えない。

窓口のスタッフは、規則一点張りで
融通が利かない。

弱い人々の味方である行政の機関が、
まったく不親切で、機能していないのだ。

そんな中、同様に困っているシングルマザーの
ケイテイとその2人の子供と出会う。
彼らを助けたことから、親密になっていくが、
現実は一向に良くならない。

日本の役所でもめんどくさいなぁと
思うことはあるが、もっと酷い。
イギリスって、ホンマにこんなに酷いの?

監督のケン・ローチは80歳で、
前作で引退を表明していたらしいが、
現在のイギリスの問題、世界中の格差や貧困にあえぐ
人々を目の当たりにして、今どうしても
伝えたい物語として引退を撤回してまで
本作を制作したのだという。
そりゃこの現実は、世界に訴えたくなるでと思った。

主役は、映画出演は初めてらしいデイヴ・ジョーンズ。
コメディアンらしいが、非常に良い味を出していた。

奇しくも今日1本目に観た『しゃぼん玉』同様、
赤の他人が家族のように結びつく点が
共通しており、「遠くの親戚より近くの他人」
ではないが、身近に愛を持っていてくれる人が
いることほど人生で心強いことはないなと思った。


★★★★▲





2017.3.21

SING/シング
SING


昨日は「『ラ・ラ・ランド』や『シング』も
観たかった」と書いたけど、
実はミュージカル映画はそれほど好きではない。

なのに何でそんなことを書いたのかと言うと
『ラ・ラ・ランド』に関しては、
それほどヒットしているならば、
映画ファンとしては 観ておかねばという
興味からで、つまらなければ
(やはり私にはミュージカルは合わない)と
思うだけだし、良かったら、
(ミュージカルは好きではないけど
『ラ・ラ・ランド』は良かった)と
記憶に残る作品になるだろうと思っている。

一方『シング』は、誰かが
「これはミュージカルではなく、
ミュージックに関する映画だ」と
書いていたことと、字幕版、吹替え版、
どちらも素晴らしく楽しめるという
レビューをいくつか読んだことで、
『ラ・ラ・ランド』以上に興味を持っていた。
ミュージカルではなく、ミュージックに
関する映画なら大歓迎だ。

で、今日は字幕版を鑑賞してきた。

まず、登場人物ならぬ登場動物の
表情が良い。
コアラやゴリラや象や豚なのに
皆、誰かに似ている。
こんな人おるで、と思いながら観ていた。

先に書いた通り、ミュージカルではなく、
ミュージックを題材にしたストーリー。
なので、セリフの代わりに突然歌ったりはしない。
歌は、歌として描かれている。
なるほど「SING」だ。
その歌や踊りがホントに楽しめる。
特に後半のショータイムは最高。

声の出演は、マシュー・マコノヒー、
リース・ウィザースプーン、
スカーレット・ヨハンソンら。

これは、ぜひ日本語吹替え版も観てみたい。
吹替え版を作って、
オリジナル版の方が良いと言われては、
作った甲斐もメンツもないだろうから
きっとの吹替えの制作スタッフも
気合が入ったはずだ。
期待大。

制作は、『ミニオンズ』などの
イルミネーション・エンターテインメント。
イルミネーション〜 の作品は初めて観たけど
ディズニーとは違うカラーで、
私はディズニーより好きだな。
『ミニオンズ』も面白いとは聞いていたけど、
観ていなかった。
ちょっとチェックしてみたい。


★★★★★


SING Official Site




THE TEMPTATIONS REVIEW

featuring Dennis Edwards


テンプテーションズ(The Temptations)は、
1961年にモータウンからデビューした
アメリカの黒人コーラス・グル―プ。
現在では、デビュー当時のオリジナル・メンバーは
残っていないようだが、
ポール・ウィリアムス・ジュニアは、
オリジナル・メンバー、ポール・ウィリアムスの
息子のようだ。

「featuring Dennis Edwards」となっている、
デニス・エドワーズは、リード・ヴォーカルとして
1968年に加入し全盛期を支えた一人だと言うが、
実は私はテンプテーションズのことは
メンバーの名前を一人も知らないぐらい、
ほとんど知らない。

知っているのは、60年代の大ヒット曲 "My Girl"
単純なのに非常に印象的なベースラインから
始まるこの曲を 50歳以上なら、
聴いたことがない人はいないだろう。
それから "Get Ready"
"Papa Was a Rollin' Stone" ぐらい。

今から30年ほど前、ホール&オーツの
ライヴ・ビデオを買ったことがある。
VHSだ。
それは、アポロ・シアターでのライヴで、
その中でテンプテーションズのメンバーが
ステップを踏みながら、"My Girl" を
歌っていたのが非常に印象に残っている。

前置きが長くなった。
今日は、そのテンプテーションズのライヴ。
ぴあポイントが貯まったので
それで観ることにした。

ホーン4人を含む9人のバンドと
ヴォーカル5人、総勢 14人で
古き良きソウル・ミュージックを
たっぷり堪能できた。
ちょっと残念だったのは、
デニス・エドワーズ の声が
出ていないというか、
聴いていてちょっとしんどかったこと。
ステージ中、何度も水を飲む様子から、
体調が優れないのかなとも推測したが、
隣のテーブルからは、
「デニス、前回よりも良いよ」という
声が聞こえてきた。

一番、声が出ていたと思うのは、
デヴィッド・シー。
ソロ・パートも多く、マイクから離れての
シャウトでも会場を沸かせていた。

曲は、前述の3曲("My Girl" はアンコール)の他、
"Rainy Night In Georgia"(ブルック・ベントン)や
"A Song For You"(レオン・ラッセル)など。
他にも聴いたことのある曲があったけど、
題名までは分からない。

テンプテーションズは、
デビューから56年も経っているわけで、
オリジナルメンバーはいないと言っても
現在のメンバーもそこそこ高齢になっている。
もしかしたら、オーケストラが
メンバーが変わってもずっと存続するように、
こういうグループは、メンバー・チェンジを
繰り返しながらも、ヒット曲を歌い継いで
ずっと存続していくのかもしれないなと思った。


[ MEMBERS ]
デニス・エドワーズ / Dennis Edwards (Vo)
デヴィッド・シー / David Sea (Vo)
マイク・ぺティーロ / Mike Pattillo (Vo)
クリス・アーノルド / Chris Arnold (Vo)
ポール・ウィリアムス・ジュニア / Paul Williams Jr. (Vo)
トラヴィス・ミルナー / Travis Milner (Key)
ティモシー・チャンドラー / Timothy Chandler (Key)
リック・アーチャー / Ric Archer (Gt)
ジェームズ・マッケイ / James McKay (B)
ルウェリン・ダン / Llewellyn Dunn (Drs)
レイモンド・ハリス / Raymond Harris (Tb)
ルイス・バジェ / Louis Valle (Tp)
竹内 悠馬 / Yuma Takeuchi (Tp)
アンディ―・ウルフ / Andy Wulf (T. Sax)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd Show







2017.3.22

GUILLERMO RIZZOTTO
& HIKARU IWAKAWA
JAPAN TOUR 2017

ギジェルモ・リソット& 岩川光 ジャパン・ツア―


新しいプロジェクトとして、
フルート奏者とのデュオを
やってみることにした。
長年続けている梅林さんとは
別の女性フルート奏者と。
彼女は、クラシック畑のようで、
JAZZなどは演奏しない。

で、3日前のこと、
何か参考になる音源はないかと考えていて、
ふとギジェルモ・リソットのことを思い出した。

ギジェルモは、アルゼンチン出身
スペイン在住のギタリスト。
2013年と2015年の来日時に合計3度も
最前列でその演奏を聴いた。

そのギジェルモが、フルートとのデュオも
やっているのだ。
久しぶりにその CD を聴きながら、
ギジェルモのサイトをこれまた
久しぶりに「また来日しないかなぁ」と
思いながら 覗いてみて驚いた。

なんと、3月から4月にかけて
JAPAN TOUR の予定が書かれており、
まさに来日中なのだった!

東京の予定を見てみると、22日と30日。
おう〜!両方とも空いている。
あと1週間ずれていたら、
見逃していたところだ。
奇跡。

連絡をしてみると、22日と30日、
両方とも予約ができた。
22日なんて、2日前に電話をして
予約が取れたよ。
私のようなファンで、ギジェルモの
来日を知らない人は、
きっと沢山いるだろうと思う。
ホントに奇跡。

ということで、今日は雑司ケ谷の
エル・チョクロというお店
(タンゴ・バー)に行ってきた。
一軒家を改装したようなお店で、
店内にはたくさんの LPレコード。
BGM はもちろんタンゴ。
30人も入れば満席のそんなに大きな
ハコではないが、グランドピアノも
置いてある。
ライヴもタンゴを中心にしょっちゅう
やっているようだ。

今回は、岩川光さんというケーナ奏者とのデュオ。
ケーナというのは、南米のたて笛で、
ちょっと日本の尺八に似ている。

1曲目から濃密なデュオ。
即興なのか、決まっているのか、
分からなかったが、
どうも即興的要素も多いように感じた。

今日は、ギジェルモの曲と岩川さんの曲から、
アルゼンチンにルーツを持つ
リズムやハーモニーの曲を選んだらしい。

ギジェルモのフルートとのアルバム
『EL PASO DEL TIEMPO”』に収録されていた
"Milonga De La Libertad" や
ギジェルモのソロで "Carnavalito" など。

どう言葉で表現して良いのか分からないけど、
ギジェルモのギターはいつまでも聴いていたいと
思わせる何かがある。
ヒーリングとか、そんな風には言いたくない何か。

ギジェルモは、期待通り素晴らしかったが、
岩川さんのケーナ演奏も素晴らしかった。
ケーナだけではなく、オカリナとサンポーニャという
笛も吹いたのだが、あんなにシンプルな笛が、
あんなにエモーショナルだとは思わなかった。
私は知らなかったが、岩川さんはその世界では、
アルゼンチンの巨匠らにも認められているような
プレイヤーだった。

2人はスカイプで、リハーサルをしたらしいが、
実際に会ったのは、このツアーが始まる
前日だという。
それで、この息の合いようか。
きっと深いところでつながっている2人なんだろう。
このデュオが、今回だけで終わるとは
とても思えないような演奏だった。

ギジェルモは、今回ギターを持たずに
来日したという。
そして、日本に来てから手に入れた、
「Echizen Guitar」で演奏した。
製作者の越前さんご本人も来られていた。
いいなぁ、あのギター。
いくらぐらいするんやろなぁ。

今日の入場料は、4,000円。
お客さんの数を数えながら、
ツアーでこれぐらいのキャパのところ
6ヶ所ぐらい周っただけでは、
ギジェルモの交通費やホテル代は
出ないんじゃないかと余計な心配をしていたら、
ギジェルモは岩川さんちに泊まっているのだという。

岩川さんいわく、ギジェルモは自分より
日本人のようで、お茶をたててくれるのだという。
そして、自分はマテ茶を飲んでいると
笑っていた。

ギジェルモの英語は、聞きやすいのだが、
やはり全部理解することは出来なかった。
今日は、英語が分かるお客さんが多かったようで、
だんだん日本も変わってきたなぁ。
やっぱり、英語必要やなぁ。
しみじみ。

ギジェルモのサイトには、
ソロ・ツアーのスケジュールも書いてあるのだが、
会場名までは書いていない。
ライヴ終演後、ニューアルバム(なんとギジェルモが
エレキギターを弾いている、しかもトリオ)を
本人から購入し、
「ソロ・ライヴはどこでやんの?」と
訊いてみた。
たぶん・・・facebook を見てねと
言っていたんだと思うが、
見ても発見できない。
まあ、その日程はすでに予定が入っているので、
難しいのだけどね。
30日に もう一度このデュオを聴きに行くので、
それから考えるか。


[ MEMBERS ]
Guillermo Rizzotto(Guitar)
Hikaru Iwakawa(Quena,Zamponia,Ocarina)

@Tango Bar エル・チョクロ(雑司ケ谷)




<ギジェルモ・リソット& 岩川光 ジャパン・ツア―>
3.18 [Sat] 岐阜 護国之寺 阿字観道場
3.19 [Sun] 大阪 旧H&H japan ショールーム
3.20 [Mon] 名古屋 BAR MOONGLOW
3.22 [Wed] 東京 雑司ヶ谷Tango Bar エル・チョクロ
3.25 [Sat] 水戸 にのまえ
3.30 [Thu] 東京 小さな喫茶店homeri


GUILLERMO RIZZOTTO

Echizen Guitar

私のギジェルモ・リソットのライヴ・レポート
2013.5.31 GUILLERMO RIZZOTTO
2013.6.14 GUILLERMO RIZZOTTO その2
2015.7.3 GUILLERMO RIZZOTTO 再び





2017.3.25

モノクロ楽しむスナップ写真魅力

ニコンの全5回の写真講座
「モノクロで楽しむスナップ写真の魅力」。
今日はその第4回で撮影実習だった。
場所は、原宿。
まあ、土日の原宿に行ってごらんなさい。
とんでもない人の数だ。
数年前より人がどんどん増えているように
思うのだがどうだろう。

竹下通りや明治神宮ではなく、
ちょっと裏通りなんかを攻めたのだが、
東京ってホンマにスゴイなと
今さらながらに思う。
どんどん繁華街が広がっていってるんちゃうか。
それとも私が知らんかっただけで、
昔からこんな風やったんやろか。

撮影の方は、初めてレンズに
NDフィルターを装着して撮影してみた。
モノクロの雰囲気を出すために
ISO 感度を上げて撮影するのだが、
日中の外の撮影では、明るすぎて
上手く撮れない。
それで、カメラの中に取り込む光の量を
減らすためにサングラスのような
フィルターをレンズに着ける。
そのフィルターのことを
ND(Neutral Density)フィルターという。
「Neutral Density」とは
「中立な濃度」という意味のようだ。

2時間ほどで約200枚撮影。
まだゆっくりと写真を選んでいないが、
この中から3枚を現像・プリントし
来週の講評会へ提出する。







2017.3.26

山下達郎
PERFORMANCE 2017


念願の山下達郎コンサートに行ってきた。
期待をはるかに上回る素晴らしさだった。

十数回、抽選に外れるも申し込み続けた甲斐あって、
今日は なんと前から4列目!
ほんの7〜8メートル前で達郎が歌っている。

会場は、群馬県前橋にあるベイシア文化ホール
(群馬県民会館)で、往復に5時間以上
かかったけれど、そんなこと全くどうでもよい。
あのショーが観られるなら、
もっと遠い所にだって行っていいと思った。

達郎は、今年64歳。
ご本人も調子が良いとは言っていたけど、
信じられないほど張りのある歌声。
聴き比べれば、若い頃より少しは声質が
変わっているのだろうけど、
ほとんど変わっていないんちゃうか。

1曲目『SPARKLE』!
そして、『SOMEDAY』『ドーナツ・ソング』と続く。
まさか、『クリスマス・イブ』や
『LET'S DANCE BABY』で
ウルウルくるとは想像もしなかった。
『蒼氓』では落涙です。

そのほか、『風の回廊』『FUTARI』『潮騒』
『Get Back In Love』『メリー・ゴー・ラウンド』
『高気圧ガール』『CIRCUS TOWN』
『Ride On Time』(アンコール)など。

カヴァーは、カラオケでいつも歌うという、
Tom Jones の 『It's Not Unusual』
アカペラコーナーでは、アカペラのオケを流して
『So Much in Love』『Stand By Me』

それから、人に提供した曲を歌うのは、
今回が初めてだと言って歌った『guilty』。
聞いたことがあると思ったら、
鈴木雅之が歌っていた曲だ。

そして一番のビックリは、アンコールの1曲目、
なんと『ハイティーン・ブギ』。
そうマッチの、あの曲。
知らなかったけど、
松本隆&山下達郎の作だったのだ。

最後は、『YOUR EYES』でしっとりと閉めた。

2,000人程度のホールを周り、
武道館やアリーナではやらないという主義。
でも、それは彼が音楽とお客さんを
大切にしているからなのだと感じた。
武道館でやるアーティストが、音楽や
お客さんを大切にしていないわけじゃないけどね。

そして、CDで聴く以上に、
とってもメッセージがある歌が多かった。
トークも楽しいし、色んな面で
想像していたのと違った。
良い意味でね。

今年のツアーは、全国25都市49公演。
約10万人がコンサートを体験することになる。
今日は、3月18日にツアーが始まっての3公演目。
今から46公演あるのだ。
東京は、中野サンプラザやNHKホールでの
公演が控えている。
う〜む。
もう一度観たい。

もうちょっと書きたいことがあるけど、
続きは明日。








2017.3.27

山下達郎
PERFORMANCE 2017
その2


昨日の続きで、達郎のコンサートについて
もう少し書いておきたい。

バンドは、達郎を含む10人編成。
完璧主義というか 妥協を許さない達郎が
選んだメンバーだ。
悪かろうはずがない。

[ MEMBERS ]
山下達郎 (Vo, Gt, Key)
佐橋佳幸 (Gt)
難波弘之 (Key)
柴田俊文 (Key)
伊藤広規 (B)
小笠原拓海 (Drs)
宮里陽太 (Sax)
三谷泰弘 (Cho)
ハルナ (Cho)
ENA (Cho)

ギター、キーボード、ベースは大ベテラン。
コーラスの三谷泰弘は、名前に見覚えがあると
思ったら、元スターダスト・レビューでした。
(昔、山弦のライヴにゲストで登場したような
記憶もあるが定かではない。)

達郎のギターはトレードマークともいえる
ブラウンのテレキャスター(70年代のものらしい)。
それから、エレアコを3本弾いた。
ボディの薄いソリッドっぽいものが2本。
1本は、Gibson Chet Atkins Model のようにも
見えたけど未確認。
それから、ベースとピアノとのトリオ・コーナーで
弾いたのは、(たぶんだけど)ギルド。
『FUTARI』『潮騒』では、キーボードを演奏。

バンドのギターは何年も前から佐橋さんが
やっていたのは知っていたので、
今回も佐橋さんだといいなと思っていた。
佐橋さんは、赤いストラトと1曲スライドで
グリーンのストラトを使用。
全体にギター・ソロも多く、
佐橋さんのギターも楽しめたね。

達郎ご本人の話では、CD が売れなくなって、
ライヴ中心の活動に舵を切ったのが2008年。
それから毎年のように
大規模なツアーを周っており、
今回が7シーズン目だという。

2008年当時は55歳で、その頃は
ライブは還暦ぐらいまでかなと
思っていたらしいが、来年でもう65歳なので、
これは70歳まではやろうかなと。

大瀧詠一や村田和人など、
鬼籍に入っちゃった人の分もやらなきゃと
言っていたけど、健康あってのことなので、
十分に気を付けて長く続けていただきたい。

30代の頃は、アルバムを発表しては、
そのプロモーションも兼ねたライヴを
行っていたので、ニューアルバムの曲が
中心になり、毎年セットリストが
変わっていたそうで、そのため長年
ライヴでやっていない曲もたくさんあるとのこと。

そんな長年やっていなかった曲も含め、
今年は、自分が好きな曲を中心に
初めて演る気になった、
他アーティストへの提供楽曲などで
セットリストを組んだそうだが、
私的には大満足だった。
まあ欲を言えば、『ボンバー』や
『FUNKY FLUSHIN'』『DOWN TOWN』
『恋のブギ・ウギ・トレイン』
『夏への扉』『愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-』
『あまく危険な香り』などなど、
聴きたい曲はいっぱいあるけどね。

達郎は、自分のことをオタッキーというほど、
マニアックで知られている人だが、
例えば『ドーナツ・ソング』で
『Willie and the Hand Jive』のフレーズが
出てきたり、『蒼茫』だったかな、
『People Get Ready』が出てきたりするのが、
いちいちカッコ良い。
他にも何曲も出てきた上に、
自身の曲もちょこちょこ出てきたり、
ホントに聴いていて飽きない。
終わってみると、185分!
3時間以上、休憩なしですぜ。
しまいには、マイクなしで2000人に向かって
アカペラまで披露。
どんな喉やねん。

そうそう、開演前に隣に座った男性(奥さんらしき女性と
2人連れ)が、クラッカー(お菓子ではなく、
パーティなんかで鳴らすあれね)を私に差し出し、
「使いますか?」と聞いてきた。
私は何のことか分からず
「いいえ」と断ったのだが、興味があったので
「達郎のコンサート、今日が初めてなんですけど、
そういうコーナーがあるのですか?」
と訊いてみた。
「"Let's Dance Baby" の 『心臓に指鉄砲』の
ところで鳴らすんです」という。
そう言えば、レコードではそこに、
「パン!」という音が入っていた。
実際その箇所に来ると、多くの人がクラッカーを
鳴らしたので、一瞬あたりが火薬臭くなったほど。
達郎は、歌いながら「(クラッカーの数が)
思ってたより多い」とコメントしていた。

『クリスマス・イブ』が、2015年に
30年連続オリコンチャートに入り、
ギネス世界記録に公式認定された件の話の時、
その記録のことよりも、長年レコードを
手にとってくれるリスナーがいることへの感謝が
メインのように聞こえたのが印象的だった。

最後にバンドメンバーがはけた後、
ステージに残っての達郎の挨拶も、
とても、お客さんへの愛と感謝にあふれていて、
それが伝わってきて、
その場にいられたことの幸せを
しみじみと感じたのだった。

Tシャツ、タオル、パンフレットを買っちゃった。

テレキャスターが描かれたタオル


ああ、また行きたいなぁ。

今回のコンサートのチケット販売と入場に関しても
少し書きたいことがあるので、続きはまた明日。





2017.3.28

山下達郎
PERFORMANCE 2017
その3


コンサート当日の達郎の MC で知ったのだけど、
昨年10月に新宿 LOFT でライヴを演ったらしい。
LOFT の40周年記念だったらしいが、
2日間で450人しか入れないのに
なんと6万人(3万組)の応募があったという。
6万人と聞いて、スタッフが「ドームでできますね」と
言ったらしいが、絶対やらないのだな、これが。
まあやって欲しくないしね。
それにしても、ライヴハウスで達郎なんて、
最高やろな〜。
当選した人、幸せやなぁ。

若い頃は、コンサートに行きたくても
お金がなかったので、そんなに度々は
行けなかったけど、お陰さまで ちょっとは
小遣いが増えたので、数年前から
「死ぬまでに観たいアーティスト・リスト」と
いうのを考えだした。
死ぬのは、アーティストでもあるし、
自分でもある。
どちらも限りある命なのだ。
生きている間に、素晴らしい音楽を
少しでも多く聴きたい。
それで、大ファンというわけでもなくても
興味のあるアーティストのライヴに
足を運ぶようになった。

山下達郎もそんなアーティストの一人だったが、
一昨日のコンサートを体験して、
なんで若い頃、達郎のコンサートに
行こうとしなかったのかが
不思議なほど、自分の中に過去に聴いた
達郎の音楽が一杯あることに気付いた。

もし、若いころ、達郎の音楽をカセットに
ダビングして車の中でよく聴いたなぁなんて
人がいたら、ぜひともコンサートに
足を運ばれることを大推薦する。
満足いただけることは、間違いない。

さて、今日は今回のチケット販売と入場についても
書いておきたい。

コンサートのチケットを転売目的で入手し、
インターネット・オークションで、
高額に売りさばく人がいて、
数年前から問題になっていた。

私も落語やコンサートのチケットを
何度かオークションで入手したことがあるが、
抽選に外れた場合、少しぐらい高くなっても
手に入るのなら仕方がないと思っていた。

しかし、どういう手段で入手するのか
分からないが、同じアカウントで複数枚
出品されているのを見ると、
明らかに転売目的で入手しており、
不当に利益を得ていることが分かるので、
なんとなく釈然としなかったことも否めない。

転売されると正規の値段で買える人の手に
チケットが行かず、また、不当な金額で
売られたその上乗せ分は、アーティストや
興行主とは関係のない人の
懐に入ってくということになる。

法外な金額でチケットが取引されているのに、
儲けているのは、音楽業界とは関係のない、
言ってみればダフ屋なのだ。

これでは、音楽を創っている側も、
真っ当に音楽を買おうとしている側も、
堪ったものではない。

私が知る限りでも、山下達郎のチケットは、
2015年でネット・オークションで
2〜3万円ぐらいしていた。
ペアで9万円で売り出されているのも見た。
元々の値段は、1枚 8,800円でっせ。

それで、だんだんと規制が厳しくなり、
とうとう、本人確認制になった。

チケットには名前が印刷されており、
写真付の身分証明書で本人確認が
出来ない限り、入場を断るという、
強気な手段に出たのだ。

例えば、私がチケットを2枚買うとすると、
買う時点で、同行者の名前も入力する必要がある。
買ってから、誰か友達を誘おうとか、
余ったら、オークションで売ろうという
選択肢はない。

では、仮に購入者本人や一緒に行く予定で
名前を入れた同行者が何かの都合で
行けなくなったときはどうするのか。
誰かに譲ることは出来ない。
キャンセルするのである。
キャンセル料がかかるし、
キャンセルには期限がある。
徹底的なのだ。

確か一昨年あたりは、
チケット購入段階では、
同行者の名前は入れなくても良かった。
名前の記載されたチケットの持ち主と
同行すれば入場できたのだ。
そのため、2枚購入し、1枚はオークションで
捌くという連中が現れた。

また、名前記載のチケットの本人確認も
写真付でない証明書でも良かった。
そのため、身分証明書を貸し出すという
輩まで現れた。
きっと、様々なトラブルがあったことだろう。

それで、とうとう完全本人確認制となったのだ。

今回のツアーの場合、開場時間の1時間前から、
本人確認の受付が始まる。
写真付の身分証明書を提示し、
本人と確認されると、
右手首にリストバンドを巻かれる。
これがチケットの代わりとなる。



身分証明書は、顔写真付で、有効期限内であること、
原本を持参することなど、条件が厳しい。
本当かウソか知らないが、
運転免許証の期限が切れていたため、
入場を断られたという話も聞いた。
妥協なしの姿勢だ。

では、顔写真付の学生証が発行されない学生は
どうするか。

1.本人の健康保険証
2.親の顔写真付き身分証明書(有効なものに限る)
3.家族全員(来場者・親を含む)が記載された住民票

この3点を全て持参する必要がある。
コンサートに行くのに住民票が要るのだ。

また、本人確認後、リストバンドを
外した場合は、無効になる。

一昨日の場合、開場時間は17時だったのだが、
16時半を過ぎた頃には、
本人確認を終えたお客さんが、
会場ロビーにあふれていた。
天気が良ければ、外で開場まで時間をつぶしたり、
並んでいたりすればよかったのだろうが、
結構寒かった上にあいにく雨天だった。

2階の小ホールで何かの発表会をやっていたが、
2階にまでお客さんが行っていて、
係の方は、困っていたようだった。

本人確認のためのスペースも必要だし、
観客は余裕を持って早めに会場に
行かなければならない。

それでも、このシステムのおかげもあって、
もしかしたら、抽選に通ったのかなと思うと、
めんどくさくても仕方がないなと思った。

嵐のコンサートでは、チケットが
オークションで数十万円で取引されたり、
偽物チケットが出回ったりしたこともあって、
とうとう顔認証システムが導入されたという
記事も読んだ。

転売チケットを誰も買わなければよいのだが、
ファンの高いお金を払ってでも観たいという、
その心理に付け込むあくどい連中が
後を絶たないので、こんなことになってしまった。

そのうち、転売チケットで、
変装して入場する者が現れ、
DNA 鑑定入場なんて時代が来るのかもな。





2017.3.29

ESPERANZA SPALDING
エスペランサ・スポルディング


2012年の 東京JAZZ 以来となる、
Esperanza Spalding のライヴ。
2012年のライヴも悪くはなかったのだが、
どうも彼女の音楽は、ハイソな印象で、
普段聴く音楽としては、
中々チョイスしにくいものがあった。
メロディのテンション感が強く、
例えば、鼻歌で歌えるような歌ではない。

それでも、あんな美人がベースを弾きながら
歌うのは とっても気になるので、昨年リリースの
アルバム『Emily's D+Evolution』もチェックした。
で、何がハイソだと思わせるのか、
普段聴くのに敷居が高いのは何故か。

彼女の音楽は、新しいのである。
聴いたことがないのだ。
そう、最先端と言って良いと思う。
ちょっと分かりにくいとも言える。
なので、賛否が分かれるし、
耳に馴染むまで ちょっと
難しい音楽に聞こえてしまう。

でも、アルバム『Emily's D+Evolution』の
"Unconditional Love" は、
中毒性のある曲だった。
"Judas" も ベースラインに中毒性あり。

そんなわけで、今日のライヴは、
とっても楽しみにしていた。
ギター・トリオだし。

最新のライヴ映像などを見ると、
アフロ・ヘアーではなくなっていて、
アフロの方が かわいいのになぁと思っていたら、
肩幅よりでかいアフロで登場。

ファッション・モデルだと言われても
疑いようのないルックス。
かわいカッコ良すぎ。
ナマで見ると、めっちゃ美人。
(前回はホールだったので遠くて
そこまではよく見えなかった。)
ギターとドラムの2人の見た目が
めっちゃおっさんなので、余計に華がある。
そして、ベースも歌も素晴らしい。
よくもあんなベースラインを弾きながら、
あんなメロディが歌えるもんだ。
天は二物を与えずというのはウソやな。
二物も三物も与えとるで。

『Emily's D+Evolution』の曲中心というライヴを
期待していたら、ちょっと違ったけど、
全くもって素晴らしかった。
ギターとドラムの2人も良かった。
特にドラムの ジャスティン・タイソン。

3人が楽器を置いたので、
(えっ?もう終わり?)と時計を見たら、
60分以上経っていた。
あっという間だった。
6年ぶりのブルーノートだそうで満席でした。


[ MEMBERS ]
Esperanza Spalding (vo,b)
Matthew Stevens (g)
Justin Tyson(ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd Show
(3日間6公演の最終公演)




残念ながら、今日は "Unconditional" も "Judas" も
演らなかったけど、ライヴ映像 紹介です。
カッコ良いです。

"Unconditional"
"Judas"
 ↑
このライヴで、バック・ヴォーカル&ギターを
務めているのは、今年1月偶然見つけて、
ここでも紹介した Emily Elbert
見つけたときは、エスペランサと
やっているなんて知らなかった。
アルバムにも参加している。
面白いなぁ。

アルバムタイトル『Emily's D+Evolution』の
「Emily」は、Emily Elbert のことではなく
エスペランサのミドル・ネームらしい。
ややこしいが。

「Emily's D+Evolution」については、
レコード会社のサイトに
「自身のミドルネームである“エミリー”を冠し、
誕生日の前の晩に見た夢の中に出てきたという
キャラクター(=もうひとりの自分)を
主人公として、人間の「進化(Evolution)」と
「退化(Devolution)」を表現する
ミュージカルのようなコンセプト」とある。





2017.3.30

GUILLERMO RIZZOTTO
& HIKARU IWAKAWA
JAPAN TOUR 2017

ギジェルモ・リソット& 岩川光 ジャパン・ツア―
その2

ギジェルモ・リソット& 岩川光 ジャパン・ツア―、
6回公演の千秋楽に行ってきた。
先日(3月22日)も観てきたので本ツアー2回目。
4月のソロ・ライヴはあいにく都合が合わず
見送ることにした。
まあ、2回も観られたから良いことにする。

今日の会場は、四谷3丁目にある
小さな喫茶店 homeri。
その名の通り、20名も入るか入らないかの
小さなお店。
今日は、ギシェルモまでの距離、150cmほど。
手を伸ばせば触れるぐらいだ。
そんな小さなお店なので、
PA(音響)は なし。
完全アコースティック。

目の前なので、ギターの音が良く聞こえた。
まだ新しいのに凄く鳴る楽器だと思った。
そういえば、2013年の初来日時は、
タカミネ(日本製)のギター、
2015年は、アルゼンチンの
Esteban Gonzalez だったけど、
今回は、また日本製のエチゼン・ギター。

今日のギシェルモの MC では、
南米とアジアの特別な関係に触れていたけど、
彼が日本製のギターを使うのも
何か特別な縁があるように感じた。
日本人へのサービスとかそういうレベルではなくね。

演奏の方は前回同様、濃密なデュオだったが、
ツアー最後ということもあるのか、
前回より、より自由度が増していたような
印象を受けた。
そして、魂の演奏という言葉が
ピッタリくるようなディープな演奏だった。

前回は、ギシェルモが英語で MC をするもんだから、
通じている風のお客さんが多く、
あんまり訳してくれなかったけど、
今日は ほとんどスペイン語で喋ったので、
岩川さんが訳してくれてよく分かった。
曲名も言ってくれるけど、
スペイン語(?)なので、覚えられなかった。

目の前に感じの良いおじさんが座っていたのだが、
この人が作曲家の笠松泰洋さんという人で
蜷川幸雄の舞台音楽を手掛けてきた人だった。
アンコール時には、その笠松さんがオーボエを吹き、
もう一人、三味線の北川綾乃さんという人が
参加して、カルテット。

ギターとケーナと三味線とオーボエなんて
カルテット、おそらく世界でも今日だけじゃないか。
笠松さんは今日のために1曲書いてきたらしいのだが、
ギシェルモたちの演奏を聴いた後で、
「これだったら、即興の方がいい」と言い出した。
先日、笠松さんちで食事をした時に
4人で即興演奏をしたらしいのだが、
それがとても良かったらしいのだ。
それで、即興にしようと。

ギシェルモが、三味線の北川さんに
演奏を始めるように促す。
北川さんは、ちょっと困った風だったけど、
弾き始めるとギシェルモがそれに合わせ、
やがて、岩川さんのケーナ、
笠松さんのオーボエが重なり始めた。

日本の三味線、南米アンデスのケーナ、
西洋のギターとオーボエ。
まさにボーダーレス。
三味線は結構 異質な感じがしてたけど、
これが意外にも違和感なく調和していた。

即興だけど、フリージャズのような
訳のわからないものではなく、
調性もある音楽的な演奏だった。
ああいうの、演ってみたいなぁ。

最後に、ギジェルモ・リソット& 岩川光で
もう1曲演った。
ライヴ CD 出してほしいなぁ。

先週、ギシェルモに直接話しかけたもんだから、
私の顔を覚えていてくれたようだった。
次の来日は、また2年後でしょうか。
それまで、覚えていてくれるかなぁ。


[ MEMBERS ]
Guillermo Rizzotto(Guitar)
Hikaru Iwakawa(Quena,Zamponia,Ocarina)
アンコール即興のみ
笠松泰洋(Oboe)、北川綾乃(三味線)

@小さな喫茶店 homeri(四谷三丁目)





ひとりごと