2015年 10月
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2015.10.1
高中正義
渋谷公会堂 FINAL
2011年9月の日比谷野音以来の高中の
コンサートに行ってきた。
会場は、渋谷公会堂。
ギターだけ(歌なし)で、2000人もの
お客(ほとんどおっさん、おばはん)を
楽しませるアーティストは、この人以外
いないんちゃうかと思う。
ほかにジェフ・ベックぐらいちゃうかな。
あい変わらずの高中節に
おっさんの声が飛び交う。
とっても、ファンに愛されているのが
よく分かる。
今日の席は、2階の後ろから3列目だったけど、
音響は良く、聞きやすかった。
ギターは、ストラトキャスター3本と
ブルーのヤマハSG。
ストラトは、グリーンと、
加藤和彦に借りているというイエロー
(ゴールドかも)とアンコールの
"I Remember Clifford" では、
ラメ入り海の色のシグネチャーモデル。
前回は、SG の方が良いと感じたのだが、
今日はストラトの音も良かったな。
曲は、"Thunder Storm" "Finger Dancin'"
"Earlybird" "Ready To Fly"
"Blue Lagoon" などなど。
もう、62歳なんだけど体型は若い頃と変わっていない。
きっとケアしてるんやろな。
[ MEMBERS ]
高中正義 (Gt)
斉藤ノブ (Per)
岡沢章 (B)
宮崎まさひろ (Dr)
小島良喜 (Key)
青柳誠 (Key&Sax)
稲葉ナルヒ (Gt)
ところで、表題の「渋谷公会堂 FINAL」は、
ツアーの千秋楽という意味ではなく、
10月4日をもって渋谷公会堂が建替えのため
一時閉館になるので、現存の渋公では最後の
高中公演という意味。
ちなみに、残りの3日間は、
ジュリー(沢田研二)の公演です。
知らんかったけど、渋公は、
昭和39年の東京オリンピックの重量挙げの
会場として竣工したらしい。
途中「渋谷C.C.Lemonホール」という名前だった
時代も含めて、東京に来てからこの20年、
覚えている限りで、Char、佐野元春、
Tedeschi Trucks Band(2回)、
The Brian Setzer Orchestra、
6人のギタリスト(渡辺香津美、野呂一生、天野清継、
小沼ようすけ、山本恭司、野村義男)が出演した
「GUITAR HARMONIZR vol.1」などを観た。
もっと、行ったような気がするけど、
思い出せない。
新しく生まれ変わる渋公で、
また素晴らしい音楽に出会えることが楽しみだ。
見納めの渋公
2015.10.2
ハワイの写真
今回の旅行は、子供連れだったので
どうしても、子供が被写体になり、
街中を撮影するというような機会が
少なかった。
やしの木を撮ると、どうしても
どこかで見たことあるような凡庸な
写真になってしまうのだが、
それでも、この南国感は撮らずにいられない。
(クリックで拡大)
2015.10.3
ハワイの写真 続
昨日アップした写真、クリックすると拡大版が
見られるようにしたので、良かったら見て頂戴。
2015.10.3
死ぬまでに観たいアーティスト
どうしたもんかのぅ。
山下達郎のコンサートのチケットが
入手できない。
昨年も行きたくて、チケットが取れなかった。
その件の昨年のエントリーは、これ と これ。
チケットは抽選制で、昨年は4回、
今年はすでに6回、合計10回も抽選で外れている。
今月から来年4月まで、長い全国ツアーが
あるのだが、抽選に外れたのは、11月の
中野サンプラザホール、神奈川県民ホールでの公演。
中野サンプラザは、12月と来年2月に、
またNHKホールでも来年3月に予定されており、
そのチケットはまだ発売されていないので、
チャンスはまだあるのだが、
10回も抽選に外れると、不安になってくる。
オークションという手もあるのだが、
先日、ウォッチしていたツアー初日の
千葉・市川市文化会館のチケットは、
24,000円で落札された。
もちろん、1枚の値段。
ちなみに元の値段は、8,800円だ。
15,000円ぐらいまでなら出してもええと思ってたけど、
24,000円ねぇ・・・。
さきほど、オークションサイトでチェックすると、
11月の中野サンプラザ公演が、2枚で
9万円で売りに出ている。
9万円で、買う人おるんやろかと思うけど、
9万円が無理でも 5〜6万円に値下げすれば、即売れるやろな。
ちなみに転売に関しては、チケットの発売元は、
非常に厳しく考えているようで、
入場時に本人確認書類の提示が必要とある。
どこまで、本気でチェックするのか知らんけど、
なんとなく世知辛い感じがする。
先の 9万円のペア・チケットは、当日 会場で、
出品者が落札者に身分証明書を貸し出すという。
そこまでしてやるか。
私は、なんとなく身分を偽ってまで、というのは
抵抗があるなぁ。
(そもそも金額があえへんけど。)
オークションをウォッチしていたと書いた、
千葉の公演は、出品者(チケット購入者)と同伴で
入場するので、身分証明は不要だったので、
いいなと思ったんやけど。
いずれにしろ、まだチャンスがあるので、
あきらめずに賭けてみよう。
ところで、私には、
まだ一度も ライヴを観たことのないアーティストの中で
「死ぬまでに一度はナマで観ておきたいアーティスト」
というリストがある。
明確に書き出しているわけではないけど、
頭の中にあるリスト。
「死ぬ」のは、私であり、また、そのアーティストでもある。
どちらが死んでも実現しないからね。
例えば昨年の ポール・マッカートニーや
ローリング・ストーンズのように、
ライヴ鑑賞が実現し、そのリストから消えていく
アーティストもいれば、BBキングのように、
観る前に逝ってしまうアーティストもいる。
BBに関しては、若い時に一度ぐらい観ておけば
良かったと後悔。
リストから消えるアーティストもいれば、
今まで気にしていなかったけど、
この頃になって、そのリストに入ってくる
アーティストもいて、一向に減ることはない。
そのリストの中から、今後観に行く予定
(チケット入手済)のアーティストは、
沢田研二、八代亜紀(!)、レオ・セイヤー、
ダイアナ・クラール。
あと今思いつくのは、山下達郎、Billy Joel、
Caetano Veloso あたりかな。
きっと、また増えるやろうけど。
2015.10.3
そこのみにて光輝く
タイトルが印象的だったせいか、
ずっと気になっていた映画『そこのみにて光輝く』を
配信レンタルで鑑賞した。(2014年公開作品)
監督は、呉 美保(お みぽ)。
よく目にする名前なので、彼女の作品は、
何作か観ているものと思い込んでいたら、
過去に観た作品は、今年観た
『きみはいい子』だけだった。
さて、『そこのみにて光輝く』。
北海道函館を舞台に、仕事で大きなトラウマを
追った者、前科者、お金のために体を売る者らの
生き様、愛を描いた作品。
けして、明るい楽しい物語ではなく、
見終わっても希望や救いがあるのかないのか、
良く分らない。
ただ間違いなくあるのは、主役の達夫(綾野剛)の
立ち直りというのか、再生と未来へ覚悟。
その覚悟は、達夫の愛と大きさの表れで、
それこそが、希望なのかも知れない。
最後にヒロインの千夏(池脇千鶴)がある行動を
するのだが、このタイミングで、
なんでそんなことするのかが、理解できなかった。
私の感性の不足か。
PCのモニターで観たので、
映画館で観たら、印象も違ったかも。
★★★▲☆
2015.10.4
徹☆座 公演
渡辺徹☆プロデュース お笑いライブ2015
先日、飲み会の時、友人が、
買っていたけど、行けなくなったという
チケットを取り出した。
見ると、お笑いライヴのチケットで、
大好きなナイツやサンドウィッチマンが
出演するではないか。
スケジュールをチェックすると、
ちょうど空いている。
ということで、その場でチケットを
買い取ったライヴが今日だった。
この公演は、お笑い好きの渡辺徹が、
大好きな芸人だけを集めてのライヴ。
6組の漫才コントのコンビが出演したが、
中々このラインナップで観られる機会は
ないだろうという面子で、全部面白かった。
あえて、苦言を呈するなら、
間に入る渡辺徹の「怖い話」は要らんな。
その分、もっと芸人のネタを聴きたい。
とはいうものの、休憩なしの195分。
十分笑わせてもらいました。
まさかの渡辺徹の『約束』も聴けました。
【 出演 】
渡辺徹
なすなかにし
ますだおかだ
TKO
ナイツ
サンドウィッチマン
中川家
@草月ホール
2015.10.5
テイク 6
Take 6
ぴあのポイントが貯まったので、
Take 6 のライヴ・チケットと交換。
そのライヴに行ってきた。
今回は、2枚交換したので、
11,000円×2=22,000円分。
とってもお得な気分。
さて、Take 6、ナマで聴くのは初めて。
人間業ではないハーモニーという印象が
あったが、予想と期待を裏切らない
パフォーマンスであった。
6人それぞれの見せ場がありつつ、
素晴らしいチームワークで、
文字通り息の合ったハーモニーは、
一聴の価値あり。
パーフェクトとも言えるパフォーマンスで
過去グラミー賞10個獲得というのも頷ける。
本物のアカペラを初めて体験した感じ。
"A Quiet Place" という曲では、
「世界で一番美しい音色は人間の声だった」と、
発見するほどのあまりに美しいハーモニーとサウンドに
思わず落涙しそうになった。
曲は、Stevie Wonder の "Overjoyd"、
Miles Davis の "Seven Steps to Heaven" など。
彼らのオリジナル曲は、全然知らないのだけど、
十分楽しめた。
もう少しブラック・コンテンポラリーな
サウンドを予想していたが、思っていたより、
ジャズよりなサウンド。
素晴らしいです。
値打ちあります。
[MEMBERS]
アルヴィン・チアー / Alvin Chea(Vo/Bass)
デイヴィッド・トーマス / David Thomas(Vo/Tenor)
マーク・キブル / Mark Kibble(Vo/Tenor)
ジョーイ・キブル / Joey Kibble (Vo/Tenor)
クロード・マックナイト / Claude McKnight(Vo/Tenor)
クリスチャン・デントリー / Khristian Dentley(Vo/Baritone)
@ Billboard Live Tokyo
2nd Stage
2015.10.6
ときどき写真展 43
SUNSET BREEZE
2015.9.22 Four Seasons Resort Maui at Wailea
2015.10.7
コミュニケーションのからくり
以前こんなことを教えてもらった。
コミュニケーションは、「何を言っているか」ではない。
相手が「どう聞いたか」が全てだと。
つまり、自分がどんなつもりで話そうとも、
相手がそういう風に聞いていなければ、
相手が聞いたことが、自分が言ったことになるのだ。
これは、自分の言葉を相手が「どう聞いているか」に
注意を払う必要があると同時に、
相手の言葉を「自分がどう(どんなコンテクストで)
聞いているか」に着目することの重要性を
言い表していると思う。
もうひとつ言えば、自分(相手)が何を言ったって、
相手(自分)は、
「聞きたいように聞く(聞きたいようにしか聞かない)」
ということでもある。
ニュース記事によると、こんなことがあったようだ。
テレビの生放送で菅官房長官が、キャスターに
「福山(雅治)さんの結婚、いかがですか」と訊かれ、
こう答えた。
「この結婚を機に、ママさんたちが一緒に
子ども産みたいとか、そういう形で国家に
貢献してくれればいいなと思っています」
キャスターが「なるほど、少子化にね」と、
相づちのを打つと、菅氏は「たくさん産んでください」
と笑顔で続けたらしい。
で、この発言が物議を醸しているらしい。
その場にいた(番組に一緒に出演していた)
尾木直樹氏は、お祝いの雰囲気の中で出た言葉で
自分には違和感はなかったと、コメントしている。
私もそうだろうと思う。
その一方で、一部の人たちが、
この発言に過剰に反応し、
声を上げるだろうということも推測できる。
特に「国家に貢献」なんていうと、
一部の人たちのスイッチを押してしまうやろうことは、
容易に推測できる。
その記事には、官邸幹部のコメントとして、
菅氏が福山雅治の結婚報道の後、
「支持者から『彼らと同級生の子どもが産みたい』との声
を多数聞いていた」ので、そういう発言になった旨の
説明(?)とともに、芸能レポーターが
「福山ファンのママたちはショックで受け入れられず、
一緒に産みたいとは思わない」と "断言" していると
書いてある。
「断言」するのか。
福山の子と同級生を生みたいと思う人がいないと。
スゴイな。
そして、記事には、ある大学准教授(女性)の
「菅氏の発言からは、『女性が輝く社会』を掲げながら、
内心では『産む機械』と見ている男社会の
根深い本音が透けて見える」というコメントが
書かれている。
そんな本音があるのかないのか、
私には分からない。
それは私が男であるからかなのかもしれないが、
少なくとも全ての女性がそんな風には、
言わないだろうと思う。(聞いてないけど)
また、その大学准教授は、
「昔は『産めよ増やせよ』と言い、
子どもが増えてきたら4人家族を推奨し、
また減ってきたら『増やせ』と言う。
女性の体を国家に使われているような感覚になる」
とも言っている。
「女性の体を国家に使われているような感覚」
なるほど、そんな感覚になるのか。
一体、どれくらいの女性がその感覚になるのだろう。
少子化が進むと若い人たちの負担が増え、
最後に困るのは、国民だと思うのだが。
私には、菅氏の発言より、
その発言に対する反応の方が、
気持ち悪く、ある意味怖い。
たぶん、私が書いていることは、
その反応している人たちにしてみれば、
菅官房長官の発言と同じ部類に聞こえるのかもしれない。
そして、彼らが自分の都合の良いように
聞いたのと同じく、私も一連の発言を
自分の聞きたいように聞いている。
相手が言っている通りに聞くのではなく、
自分の聞きたいように聞くのだとしたら、
自分がハッピーでいられるように聞きたいものだ。
2015.10.8
ブルーレイ
「この DVD、壊れてます!観られません!」
レンタルし、楽しみに持ち帰った韓国ドラマの
DVD が再生できなかった妻は、レンタルショップに
そのディスクを持って行き、クレームをつけた。
「この DVD、壊れてます」という言葉を受けて、
「これ、ブルーレイですよ」と言う店員。
ブルーレイの意味が分からないのに、
「そうですよ。壊れてて観られません。」と
答える妻。
そして、彼女は件の韓国ドラマを無料で
代わりの "DVD" に交換してもらってきた。
自分のミスで、DVD ではなく、
ブルーレイを借りたのに、
ディスクが故障しているとクレームをつけ、
無料で DVD を借りてきた妻。
凄いよな。
強いよな、知らんって。
妻に変わって、お詫びします。
ごめんなさい、ツ○ヤさん。
そんなことが、二度と起こらないように(?)
ついに我が家もブルーレイのプレイヤーを買った。
と言っても、再生専用の一番安いやつを、
貯まったポイントで 入手したんやけど。
併せて、新発売される、エリック・クラプトンの
『ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』の
ブルーレイ版を予約した。
どれくらいキレイな画面なのか、今から楽しみだ。
2015.10.9
天才
YouTube で見つけた動画を紹介。
6歳の女の子のソロ・ギター。
途中はにかむ笑顔がたまらなく可愛いね。
驚くべきは、1分10秒あたりから
右手も左手も見ずに弾いていること。
そして、極めつけは、ラストのVサイン。
こちらは、3歳児のドラム・ソロ。
座るとペダルに届かないからだろう、
スタンディングでプレイ。
最後に、以前にも紹介したけど、
中央の女の子の作り笑顔が、なぜか哀しい
ちびっこスーパー・ギター・バンド。
お願いです。
子供用ギターを買ってやってください。
2015.10.11
渋すぎる義父
妻の両親は、もともと山形県の出身だが、
昭和30年代後半から40年代前半にかけて、
東京に住んでいたことがある。
その間に妻は生まれ、妻が3歳ぐらいの時に
家族で山形へ引っ越したらしい。
なので、妻には 100% 山形の血が流れているのだが、
彼女は「私は東京生まれ」と言い張る。
確かに、東京で生まれたことには違いないが。
さて、義父と姪(妻の姉の子)が
昨日今日と2日間、山形から東京に来ていた。
姪(20歳)の目的は、ショッピング。
今年就職した彼女は、オシャレしたい盛り。
でも、聞くと驚く程、給料が安い。
そんなわけで、たった一人の孫(姪)が可愛くて
しょうがない祖父ちゃんや妻は、彼女の前では、
ついつい財布の紐が緩くなってしまうのだった。
義父の目的は、50年前に東京に住んでいた頃、
お世話になった方々に会いに行くこと。
残念ながら、その中の一人は既に他界しており、
目的は達成しなかったが、当時隣に住んでいて、
それこそ味噌や醤油の貸し借りをしていたような
家族で懇意な関係だった方との再会は、
果たしたようだった。
もう一人、この50年の間、一度だけ同窓会で会ったが、
それを除くと50年ぶりという同級生にも
会ってきたらしい。
その人は、同じ山形出身で、義父と同じ大工。
東京在住当時、一緒に仕事をしていた仲間らしい。
83歳になる義父は、とても健康で、
なんと、いまだに時々、仕事をしている。
さすがに現場は若い衆にやらせるのだろうが、
その段取りや取り纏めをしているようだ。
昨日は、その知り合いの家を訪ね歩き、
今日は朝から「中華街に行きたい」という姪の
リクエストで、ランチを食べに中華街へ。
電車での移動は、結構歩く距離もあり、
ハードだが、義父はしんどそうな顔一つせず、
私たちと同様に歩く。
私の両親には、無理だなと思う。
さて、この「ひとりごと」には妻の奇抜な
エピソードをいくつも紹介してきたが、
義父も私を唸らせてくれる。
昨日の朝、山形(赤湯駅)から、2時間半ほど
新幹線に乗ってきた、義父と姪。
我が家に来るために、山手線に乗り換えた。
電車は、結構空いていたらしく、
姪が「じいちゃん座ろう」と言うと、
「いや、新幹線で座ってたから立ってる」と
言って、座らなかったらしい。
前述のように今だに仕事をし、
さっさ、さっさと歩く義父には、
新幹線で2時間半もじっと座っているのは、
退屈で耐えられなかったのではあるまいか。
それにしても、「新幹線で座ってたから、
もう座らんでええ」というバランスの取り方が、
スゴイと唸ってしまったのだった。
普通の発想ではない。
義父は携帯電話を持っているが、
電話をかけるときは、手帳を見てかける。
姪の話では、何度かアドレス帳の使い方を
教えようとしたのだがダメで、
電話番号は、全て手帳に書いてあるのだ。
渋すぎる。
これまた、私を唸らせたのだった。
もう一つ、義父の荷物は、お土産のみ。
お土産を渡すとそれを入れてきたカバンさえ、
「要らない」と言い、完全に手ぶら!
「着替え?そんなもん、一泊ぐらいなら要らん。」
あまりにカッコ良すぎる義父なのだった。
2015.10.13
五反田 通り魔事件
今朝 11時ごろ、私のいるオフィスから
ほんの100メートルほどの距離の路上で
タクシー待ちをしていた男性が、突然、
後ろから男に刃物で背中を刺された。
犯人(33歳)は、すぐに捕まったようだが、
被害者男性と面識はなく、
「人を殺してみたかった」と供述しているという。
現場は日常的に私が歩いている通り。
ひとつ間違えば、自分が刺されていてもおかしくないほど。
犯人が、包丁を購入したというスーパー
(事件現場の前)も 週に1〜2度は利用する。
こんな事件をニュースで見るたびに、
どこかで自分には関係のない出来事のような
感じがしていたが、ここまで身近で起きると
さすがに気持ちが悪い。
被害者の男性(60代)の傷は、
命に別状のない程度ということで良かった。
ニュース映像 1
ニュース映像 2
2015.10.14
12人の怒れる男
『十二人の怒れる男』(原題:12 Angry Men)は、
ヘンリー・フォンダ主演の1957年のアメリカ映画。
子供の頃、テレビで放映されたのを観た妻は、
大きな衝撃を受けたらしい。
私は結婚後、妻に聞いて初めて(レンタルで)観たのだが、
今だに彼女に影響を与えている映画だ。
物語は、父親殺しの少年の裁判で 陪審員12人のうち、
11人が「どう見ても有罪だろ」という中、
1人(ヘンリー・フォンダ)だけが
「そんなに簡単に決めてもいいのか」と
無罪を主張する。
評決は、12人全員一致でなければならない。
さあ、どうなる、この裁判。
という感じで、大変に面白いストーリーだ。
ヘンリー・フォンダ版を観た後、
その役をジャック・レモンが演じている、
リメイク版(『12人の怒れる男 評決の行方』)も
(レンタルで)観た。
1997年の作品で、先の映画から40年経って
作られたものだ。
57年版(白黒)の陪審員は、全員白人だが、
97年版(カラー)では、陪審員に黒人が混ざっていたり、
扇風機だったのが、クーラーに変わっていたりと
設定が微妙に違っていることが
興味深かった覚えがある。
その97年版も 映画だとばかり思っていたが、
アメリカのテレビ映画だったようだ。
数年前には、蜷川 (にながわ) 幸雄 演出、
中井貴一 主演 の舞台も観た。
昨日、2007年にロシアで原題『12』として、
リメイクされた『12人の怒れる男』を DVD を
借りて観てみた。
2時間ぐらいで終わるやろと思って、
23:30頃 観始めたのが、2時間経っても
一向に終わる気配なし。
結局、160分ほどの長い映画だった。
大筋は、アメリカ映画と同じなのだが、
容疑者の少年が、チェチェン紛争の孤児であるなど、
背景にロシアの社会問題が絡んでおり、
ただの法廷もの以上の重みがある作品となっている。
いかんせん、夜遅くに観はじめたために
幾分、冗長に感じたくだりもあるが、
ラストには、アメリカ映画には
なかったことが付け足されており、
これはこれで、見ごたえがある。
ご覧になったことのない方には、
まずは、1957年のヘンリー・フォンダ版をお薦めする。
★★★▲☆
2015.10.18
運動会
昨日は、K 君(中学3年生)の運動会だった。
朝8時の時点で結構雨が降っており、
延期になるのかと思っていたら、決行だった。
なんでも、翌日曜日に延期すると、
模試やら高校見学やらと予定があり、
受験生に影響があるそうで、
小雨決行との判断であったようだ。
私は写真を撮りに行ったので、
小雨でも降っていると、
カメラを濡れないようにかばいながらの
撮影になり、思う存分に撮れない。
それでなくても、運動会の撮影は
難しいのに困ったもんだと思ってたら、
幸いお昼前には、雨は上がった。
運動会というと、校庭の周囲に
家族が応援のためにゴザを敷き、
座って観戦するものだと思うが、
ここの中学校では、ゴザを敷くのは
禁止されている。
持ち運び用の椅子を置いての観戦も
禁じられているらしく、父兄は皆、
立ったままの観戦だ。
なんでも、ゴザを敷くことを OK にすると
場所の取り合いになるので、
それを防ぐためらしい。
ゴザに座って応援し、弁当を食べるのは、
運動会のひとつの風物詩のように思う。
それができないのは、なんとなく寂しいな。
あれはダメ、これはダメという
昨今の風潮を、世知辛いと感じるのは、
年をとってきたということか。
盆踊りの音がうるさいと苦情が出るので、
無線で音を飛ばし、イヤホンで聴きながら
踊る盆踊りもあるらしい。
はたから見ると、無音で踊っているので、
甚だ不気味なようだ。
このままいくと、そのうち イヤホンで
「天国と地獄」や「ウイリアム・テル序曲」を
聴きながら、運動会を観戦する日が来るのかもしれない。
100メートル走のスタートラインに並ぶ K 君たち中学3年生。
2015.10.19
図書館戦争
THE LAST MISSION
一昨年の『図書館戦争』に続く、
岡田准一&榮倉奈々 主演の映画
『図書館戦争 THE LAST MISSION』。
メディアの検閲・規制を行う「メディア良化隊」と
読書の自由を守るための図書館の自衛組織「図書隊」の
戦いを描いた物語で、図書館の敷地内だけ
戦争行為が許されているという、
そこだけ見ると荒唐無稽なナンセンスにも
見える物語。
その荒唐無稽さから原作はコミックかと
思っていたら、小説だった。
映画は2作目に発展したぐらいだから、
前作もそこそこの成功だったんでしょう。
荒唐無稽、ナンセンスと言いながら、
前作に続き、観てしまいました。
前作同様、岡田くんはカッコイイ。
もう身長だけが、惜しいね。
誰と並んでも小さいねんもん。
榮倉奈々を見上げ、「でかっ」と言うあたり、
その身長も武器にしてます。
ストーリーは、なんでそんなことで
「殺しあわなあかんの?」という疑問は
最後まで払拭できないし、
「そんだけ弾当たったら死ぬやろ!」と
突っ込みどころはあるし、
こういう映画のお約束通り、
主人公に弾は当たりませんが、
アクションや戦闘シーンは、
結構見せてくれます。
タイトルに「THE LAST MISSION」と
あるので映画はこれで最後なのだろうか。
一応、ヒロインとヒーローは、
ハッピー・エンドで終わります。
★★★▲☆
(追記) 2015.10.20
「なんでそんなことで『殺しあわなあかんの?』と
いう疑問は最後まで払拭できない」と書いたが、
過去の歴史において、言論の自由を獲得するために
多くの血が流されてきたことは、周知のことだ。
言論の自由には、それだけの重みがある。
私が「疑問を払拭できない」と書いたのは、
そのことではない。
戦闘ではない他の解決があるように思え、
殺しあっていることに意味が見いだせないのだな。
その無意味感は、物語の一つの要素にも
なっているのだけど。
まあ、フィクションなので
マジで突っ込んでもしょうがないけどね。
ミッション:インポッシブル
ローグ・ネイション
トム・クルーズ主演の映画
『ミッション:インポッシブル
ローグ・ネイション』。
年とともに、この手の映画は、
観なくても良いようになってきてるねんけど
2006年の『M:i:III 』も、
2012年の『ミッション:インポッシブル/
ゴースト・プロトコル 』も劇場で鑑賞しているので
やっぱり本作も劇場で観ておこうかと思い立った。
もうそろそろ、上映終わりそうやし、
トム・クルーズ、私と同級生やし。
(関係ないか。)
さて、前作では、スタントマンなしで
トムが見せる高層ビルでのアクションが
売りやったけど、本作では、
飛んでいる飛行機にしがみつくシーンが
目玉のようだった。
そのシーンが、クライマックスかと思いきや、
始まってすぐそのシーンは訪れた。
もう、自分と同じ年とはとても思えない、
アクションの連続で、なんというか脱帽です。
ストーリーも退屈させない展開で、
アクションもたっぷりあり、
ハラハラドキドキもあり、娯楽映画、
スパイ映画としては言うことないでしょね。
★★★★☆
2015.10.20
滲出性中耳炎
先月、ハワイに行った時、
往路の飛行機の中で、ずい分と耳が痛かった。
気圧の変化のせいだ。
ハワイに到着してからも、しばらく痛みと
違和感が取れず、何かの拍子に耳の中で
「バリッ!」という大きな音がして、正常に戻った。
左耳だったような気がするが、確かでない。
ハワイから戻って、しばらくして、
耳がおかしいことに気がついた。
復路の飛行機では、往路ほど痛むこともなかったし、
旅行後からずっとおかしかったのか、
しばらくしておかしくなり始めたのか、
そのへんが自分でも曖昧だ。
ハワイに行く、4〜5日前から、
咳が出ていて、ちょっと気になってはいたが、
ハワイに行けば治るだろうと、軽く考えていた。
結局、その咳は 1ヶ月間続き、
この2〜3日、ようやく治まってきた感じだ。
耳がおかしいことと咳が関係あるのかどうか
分からないし、飛行機に乗ったことと関係あるのかも
今となっては、よく分からないのだが、
先週末あたり、その耳の違和感がピークに達した。
違和感というのは、
耳に水が入っている感じというか、
蓋がされている感じというか、
膜が1枚張っている感じというか、
とにかく、ちょっとこもっていて、
微かに聴力が落ちいている感じ。
聞こえにくい感じだ。
でも、自分の声や食事の時の自分の口の中の
音はいつもより よく聞こえる。
自分の声はよく聞こえるので、
話し声が小さくなってしまっていたのだろう、
妻に「声が小さくて聞こえない」と言われた。
自分では、いつも通り話しているつもりなのに。
その耳が塞がった感じもずっと右耳だと
思っていたが、この数日は、左耳にも
違和感を感じ始め、とうとう どっちの耳が
おかしいのか確信が持てなくなってしまった。
耳が塞がった感じは、人と話すとか
外部の音を聞かないと自覚がないのだが、
静かなところで黙っていても、
おかしなことが起こる。
頭をまっすぐにしていると
何も聞こえないが、キーボードを
打とうと下を向くと、右の耳に
「ひゅ〜」と風が吹いているような
音が聞こえるのだ。
海辺で耳に貝殻を当てると音がする、
あの感じだろうか。
海辺でなくてもええねんけど。
痛みもなく、熱が出るわけでもない。
放っておいてもそのうち治るだろうと、
ひと月近くが経過したが、一向に良くならない。
自分の声量がわからなくなったようなので、
いよいよ、これは放っておくと
まずいことになるかも、と不安になりだした。
何か別の大きな病気の前兆でも困る。
それで、昨日、やっと重い腰を上げて
耳鼻科に行ってきた。
耳鼻科なんて、子供の頃以来だ。
幼稚園の時、中耳炎になった。
小学校でも3年生か4年生の時に
中耳炎になり、「プールに入ってはダメ」と
水泳にドクター・ストップがかかり、
体育の授業の水泳がイヤだったので、
嬉しかったのを覚えている。
それはさておき。
診察はまず、鼓膜の写真を撮った。
その場で、モニターに映し出す。
「こことここに水が溜まっていますね」と先生。
どうも、両耳とも鼓膜内に水が溜まっているようだ。
素人には、見ても分からんけど。
続いて、聴力検査。
結果は、両耳とも聞こえにくくなっているが、
特に左耳が聞こえにくくなっている。
続いて先生がこう問うた。
「強いですか?」
「えっ?」
「強いですか?怖がりですか?」
この質問は十分に怖い。
次の治療に何が待ち受けているのかと
患者をビビらせるには、十分な質問だろう。
「あ、はい。怖がりです。
かなり、怖がりで、弱いです」と私。
「じゃあ、痛かったら手を挙げてくださいね」
げっ、痛いのか!
しかし、仕方ない。
やるしかない。
長い綿棒のようなものを鼻の穴から奥に突っ込む。
まあ、我慢できる程度。
何度もやるの嫌やけど。
続いて「空気を通します」と、鼻の穴に
細いホースのような物を突っ込み、
空気を噴射。
鼻から耳へ空気を通すのだ。
あんまり、楽しい治療ではない。
「ちょっと良くなりましたか?」と先生。
そんな気もするけど、良く分からない。
もう一度、鼓膜の写真を撮ると、
少し改善されているようだ。
これまた、素人目には分からない。
その後、「鼓膜のマッサージをします」と
音と振動の出る器具を耳に突っ込む。
まあ、色んなものがあることにビックリ。
診断は、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)。
中耳に液体(滲出液)が溜まる病気らしい。
先生曰く、
「今、飛行機乗ると、痛いですよ。
もし近々、飛行機に乗るんだったら、
鼓膜に穴を開けたほうが良いです。」
鼓膜に穴を開ける・・・。
そんな治療があるんか。
開けた穴は、どうなんのやろう。
ま、今のところ、開ける気はないので、
深く聞かんでええことにした。
薬を2種類処方してもらい、
しばらく様子を見ることに。
今日の時点では、まだ改善は感じられない。
完治するには、しばらくかかるようだ。
2015.10.21
小曽根真ワークショップ
自分で見つける音楽 Vol.3
昨年12月、ピアニスト 小曽根さんの
「自分で見つける音楽」 という テーマの
ワークショップに行った。
その日のエントリー を読むと、
「来年もあるなら ぜひまた行きたい」と
書いている。
うん、素晴らしかったもんね。
で、今年もワークショップに行ってきた。
今回はゲストはなしで、小曽根さんが
あれこれと音楽について話しては、
ピアノで実際にデモンストレーションを
して見せてくれた。
また、ピアノ演奏も数曲。
アンコールも含めて、120分。
前半、小曽根さんの音楽との出会いの話は、
かなり興味深く、2歳にしてすでに
"ミュージシャン" であったことを伺わせた。
もちろん、お父さんがミュージシャン、
お母さんが元宝塚歌劇団員という
環境や血筋もあるだろうけど。
小学校時代、モーツァルトを聴いて、
「スイングしてない」と言ったとか、
面白いエピソードもたくさん聞けた。
音楽は、言葉にするのは大変難しい。
「スイング」している演奏を聞かせず、
スイングを説明するのは、至難の業だろう。
なので、小曽根さんの話していることの
一体、何分の一を理解できたのか疑問だけど、
それでも、音楽が底なしに奥深いということは
改めて感じた。
音楽用語で「pp(ピアニシモ)」は
「とても弱く(ソフトに)」の意味だが、
小曽根さんが、力のこもった(意図的な)ピアニシモと
ただ弱く弾いただけのピアニシモの違いを
実際に弾いてみせてくれる。
確かに違う。
だが、何が違うのか言葉で説明できない。
それどころか、説明を聞きながら、
その音を聞いているので、違うことが分かるが、
何も聞かされずに違いをキャッチできるかと
言われると、正直、自信がない。
それほど繊細な話なのだ。
そして、その繊細な違いの集合が、
素晴らしい音楽とそうでない音楽の差なんだと思う。
その繊細な違いを聞き分けられるか、
また、弾き分けられるかは、
結局は、それぞれの感性にかかっている。
感性は、生まれつきの部分が大きいと思うが、
後天的に磨けないとは思わない。
それを磨くには、どれだけ音楽に没頭するかに
かかってるのだろうな。
その没頭できるか否かが、
結局、才能だと私は思うのだが。
チケットは、昨年同様 1500円。
内容にしては、安すぎ。
@ 東京文化会館 小ホール
2015.10.23
SHANTI
昨日は、今年4度目(通算5度目)となる
SHANTI のライヴに行ってきた。
会場は、初めてのミューザ川崎シンフォニーホール。
クラシック向けのコンサート・ホールだ。
ホールの主催なのだろうか、ライヴのタイトルは、
「MUZAアコースティック・ライヴ Vol.4
秋の夜長はスウィートなヴォーカルで」と
なっている。
アコースティック・ライヴと謳っていても
実際は、エレクトリックの楽器を使ったり、
電気的に増幅し結構な音量で聴かせる
ライヴが多い。
昨日のライヴは、クラシックのホールということもあって、
本当に上品な音量の演奏だった。
何しろピアノにもドラムにもマイクが立っていない。
生音のみである。
2000名近く入るホールで、マイクを立てないというのは、
ロックやポップスでは考えられないことだが、
クラシックでは、当たり前のことだ。
ギターやベースは、さすがにマイク付き、
またはエレクトリックだったけど、
それでも、生のピアノに合わせて
バランスを取っているためか、
驚くほど控えめな音量だった。
SHANTI もいつもより、マイクをオフ
(口から遠ざける)で歌っていたように思う。
曲目は、"Fields Of Gold"、"Beautiful"
"How Insensitive"、"So Many Stars"、
"Both Side, Now" など。
"Time After Time" では、トミー・スナイダー
(ゴダイゴのドラマー)が登場し、デュエット。
アンコールは、山下達郎の "Down Town" 。
オーラスは、ピアノとふたりで
"Lullaby (Goodnight My Angel)"。
音量控えめ、曲数も控えめな
上品なライヴでした。
[ MEMBERS ]
ヴォーカル:SHANTI
ギター:西山'HANK'史翁、木原良輔
ピアノ:宮本貴奈
ベース:クリス・シルヴァースタイン
ドラム:鎌田清
ゲスト・ヴォーカル:トミー・スナイダー
@ ミューザ川崎シンフォニーホール
探検隊の栄光
藤原竜也、ユースケ・サンタマリア、
小澤征悦らの出演する映画『探検隊の栄光』。
20世紀の終わりごろという設定だが、
80年代にあったテレビの探検隊番組を
モチーフにした喜劇。
秘境の地へ伝説の三つ首の大蛇「ヤーガ」を
求め探検しながら、テレビ番組を撮影するという
話なのだが、それが、行き当たりばったりの
バカバカしい番組作りなのだ。
当初、その適当さに戸惑う俳優・杉崎(藤原竜也)だが、
だんだんとバカバカしいことを本気で取り組む、
プロデューサー(ユースケ・サンタマリア)や
ディレクター(小澤征悦)に感化されていく。
面白いシーンもあったけど、
コメディとしてはちょっと物足りなかったな。
ななめ45°の岡安が、ええ味出してた。
★★★☆☆
2015.10.24
お気に入りレストラン
私が住んでいるのは、品川区の平塚という町。
最寄駅は、戸越銀座駅で家から徒歩5分ほど。
戸越銀座駅からは、乗換はあるものの
渋谷駅、品川駅なら15分以内、
新宿駅、東京駅なら30分以内で行ける。
地下鉄 (浅草線) も通っており、
銀座 (東銀座駅) へ15分、六本木へ
25分 (乗換あり) で出られる。
おお、書いていてなんて便利なところだと
思ってしまった。
そして、私がここを気に入っている
理由のひとつに商店街の充実がある。
戸越銀座商店街
中延商店街
戸越公園商店街
武蔵小山商店街パルム
この4つの商店街に徒歩10分以内で
アクセスできるのだ。
この中では、もしかしたら、
戸越銀座商店街が一番有名かもしれないが、
飲食の充実度では、断然、武蔵小山商店街
(以下、パルムという) である。
パルムは、全長800メートルの
アーケード商店街で雨の日でも濡れない。
商店街の本通りだけでなく、
その周辺にも店があり、規模としても
上記4つの中では、一番大きい。
つまり正確にいうと、商店街が
充実しているというより、
商店街を含むその界隈が充実していると
いうことになるが、ここでは
それもまとめてパルムと呼ぶことにする。
私が今の家に越してきて6年経ったが、
その前に住んでいた目黒本町時代にも
パルムは徒歩圏内であったので、
その利用は10年ほどになるが、
この数年、パルムの飲食店のレベルが
上がっているように思う。
あるイタリアンは、商店街から外れた
裏通りのような場所にあるにもかかわらず、
いつも満席で、予約をしないと入れないほどだ。
そんな中、私の最近のお気に入りが、
Ristorante FILO (フィーロ)。
リストランテといっても、
カジュアルなイタリアンで、
かなりコストパフォーマンスは高い。
今までに数回行ったが、2人で
1万円を超えたことはない。
妻と行った場合、彼女は飲まないと
いうこともあるが、私がグラスワインを
2〜3杯飲んでも1万円でお釣りがくる。
安い時には、7000円代だったりする。
そんな値段設定のレストランは、
いくらでもあるが、そういうところは、
味もそれなりになってしまう。
が、ここは、「この味でこの値段は、
優秀でしょう!」 と思えるのだ。
私んちからは近いが、武蔵小山駅からは
歩くと7〜8分かかるせいか、
それほど混んでいないのも嬉しい。
(お店としては、嬉しくないやろけど。)
写真は、今日の夕食。
前菜の盛り合わせ
サラダ
サンマのマリネ
ズワイガニと野菜のリゾット
あとパスタも食べたけど、
写真撮るの忘れた。
こういうお店が近所にあるのは、
大変よろしいな。
2015.10.25
運動会
昨日は、K さんの息子、Hくん(6歳)の
幼稚園の運動会。
渋谷区にある、小学校に併設された幼稚園で、
小学校の運動場を使っての運動会だ。
まず、校内に入って、
その運動場の狭さに驚いた。
幼稚園の運動場としては十分だが、
小学校の運動場としては、
私が通っていた小学校に比べて、
4分の1ぐらいの印象。
うちの近所(品川区)の小学校の運動場は、
もうちょっと広いけど、
これが、渋谷区(都会のど真ん中)の
小学校の実態なのかな。
天候は、朝のうち多少雲はあったものの、
日中は暑いぐらいで、半袖で十分だった。
さて、私の目的は、写真撮影。
園児が少ない(32人)上、狭い運動場といっても
撮影のために動くスペースは、十分あって、
今まで行った運動会の中では、
一番撮影しやすかった。
それでも、撮影中、前にいた保護者が突然、
誰かを指さすために上げた、その手が写りこんで、
決定的瞬間がおじゃんになったり、
私と被写体の間に急に先生が立ちはかだったり、
あい変わらず運動会の撮影は、難しい。
写真は、100分の1秒や1000分の1秒の世界だが、
シャッターを押すまでの準備時間は、
数秒から数時間と結構長い。
運動会の場合、自分がどの位置で撮るか、
どんな構図で撮るか、被写体はどっち向いているのか、
どこからどこへ移動するのかなど、瞬時に
判断しなければならないことが多い。
つまり、準備時間が短い場面が多いのだ。
また、撮り直しがきかない場面も多く、
とてもハードな現場だ。
それでも、決定的瞬間がうまく撮れた時の
満足はひとしおやね。
あんまりないけど。
昔はなかったと思うけど、最近の運動会には、
「敬老席」なんていうコーナーが設けられている。
昨日は、こんな席がありました。
2015.10.26
さつま白波
写真の焼酎は、近所の寿司屋に
ボトルキープしているもの。
この店には、2009年7月に今の家に
引っ越してすぐに行くようになった。
もう 6年通っていることになる。
ボトルに書かれた「76」は、このボトルが、
76本目のキープであることを示している。
目印にぶら下がっているのは、
黒のストラトキャスター(ギター)だ。
当初は、月に 2〜3本のペースで 焼酎 1本を
空けていたが、ここ3〜4年は 1ヶ月に1本、
空くか空かないかという程度まで 飲む量が減った。
特に痛風発症後は、ますます、
飲む量が減っている。
最近は、刺身を食いながら、お水だけ飲んで、
アルコールを一滴も飲まない日もある。
たまに「今日は飲むぞ」と
決めて飲む日もあるけど。
そのお店には、数百本の焼酎を
キープした常連客が何人もいるので、
76本なんて、全然大したことないのだけど、
76本ボトルを並べたら、壮観でしょね。
2015.10.27
滲出性中耳炎 2
先週月曜日に耳鼻科に行き、
「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」との診断を受けた。
2種類の薬を処方されたが、飲みはじめて
3日目の夜あたりから、ふくらはぎや腕に
発疹が出始めた。
薬との因果関係は不確かだが、
5日目に服用はやめた。
その発疹は、いまだに消えず結構痒い。
耳の塞がった感は、いくぶん右耳は
ましになったような気がするが、
左耳は一向に良くならない。
それどころか、どんどん耳が
遠くなっているように感じる。
歩きながら話している時など、
人の右側に立ち、左耳で聞こうとすると、
非常に聞こえにくく、不便を感じ始めた。
この2〜3日はあくびをした時に
耳の奥で「バリッ」とか「ベリベリ」とか
音がするようになった(痛みはない)ので、
何か変化が起こっているのだろうとは思う。
自然に治癒するものだろうと楽観視していたが、
時間がかかり過ぎているような気がするし、
何よりも不便を感じ始めたので、
今日、2回目の診察を受けに行った。
まず、鼓膜の撮影。
鼓膜の写真を撮ると、右耳は先週より、
改善されているようだが、左耳は悪化しているようだ。
右耳が改善された分、余計に左耳が
聞こえにくく感じるのだろう。
先生 「ちょっと痛いけど、やってしまおうか?」
私 「えっ?」
看護師 (笑顔で)「大丈夫。大したことないですよ」
先生 「臆病?」
私 「はい。臆病です」
先生 「でも、こないだも大丈夫だったよね」
私 「は、はい・・・」
そんな会話の後、鼓膜に穴をあけ、
中に溜まった水分を吸いだすことに。
まあ、終わってみればホントにどうってことない
治療なのだけど、歯の治療と一緒で、
自分の身体に器具を突っ込まれ、
見えないところで何かされるというのは、
いくら先生を信頼していると言っても、
気持ちの良いものではない。
ちょっと先生の手元が狂い、
ブスッと耳を突いたら・・・なんて考えると
身体に力が入ってしまうのは致し方ない。
そういうわけで、注射針で鼓膜に穴をあけ、
溜まっていた水分を取りだしたところ、
完治とは言わないが、かなり、塞がった感が
取り除かれた。
聴力も大分回復した感じ。
問題は、水が溜まる原因が解消していなければ、
また水が溜まるということだが、
これは、しばらく様子を見るしかない。
今日の診療の明細書を見ると
「鼓室穿刺」と書いてある。
漢字を見るといかにも痛そうな治療だ。
読めないので調べてみたら、
「こしつせんし」と読むみたい。
それにしても、鼓膜って穴をあけても
平気やねんね。
知らんかった。
レオ・セイヤー
Leo Sayer
その曲を聞くと、なんともノスタルジックな
気持ちになるという音楽が、
誰にでも数曲は あるのではないだろうか。
ファンで、ずっと聴き続けているアーティストでは
なくて、聴くとなぜか懐かしい感じになる曲。
例えば、10cc の "I'm Not in Love" (1975年)や
Leo Sayer の "When I Need You" (1977年)
あたりが、私にはそれに当たる。
それらの曲は、ティーンエイジャーの頃、
きっとラジオで、繰り返し流れていたんだろうな。
いまだにそれらを聴くと
不思議と、独特な感情が沸き起こる。
面白いことに、10cc も Leo Sayer も
イギリスのアーティスト。
そういえば、Paul McCartney の
"My Love" (1973年)あたりにも
上記の2曲に通じるものを感じるのだが、
アメリカよりイギリス人の生む音楽に
何かノスタルジーを感じる要素でもあるのだろうか。
では、アメリカの曲にノスタルジーを感じる
ものはないのかと問われれば、
そんなことはないのだけど。
例えば、J.D.Souther の "You're Only Lonely"
(1979年)とかね。
でも、ちょっとノスタルジーさ(?)が
違うねんなぁ。
うまく説明できないけど。
さて、今夜は、その レオ・セイヤーを
聴きに行って来た。
実は、レオのレコード(CD)は買ったことがない。
知っている曲も
"When I Need You(遥かなる想い)" と
"More Than I Can Say(星影のバラード)" の
2曲だけ。
今日のライヴの予習にと思って、ベスト盤を聴いた。
なんとなく聞いたことがあるような曲はあったものの、
この2曲以外は、やはり知らなかった。
でも特に "When I Need You" は、
私のノスタルジー度が高い曲なので、
一度はナマで聴いておこうと思って
ライヴに行ってきた。
1曲目、バンドのメンバーがステージに
上がると、"More Than I Can Say" の
イントロが始まった。
1曲歌い終わると、レオはお客さんに通訳を
してくれと言って、色々話し出した。
レオは、34年ぶりの来日公演で、
ずいぶん嬉しいようだった。
お客さんが通訳するまでもなく、
多くの観客が英語を理解しているような
リアクションだった。
一体、いつからこんなに英語を理解する
日本人が増えたんやろう。
それとも、東京だからか。
ギロッポンだからか。
所々しか英語が分からない私は、
あい変わらずの悔しい思い。
う〜ん、本気で英語勉強しようかな、と
この瞬間だけは、切実に思う。
今年67歳のレオは、とても元気そうで、
歌声もパワフル。
YouTube で観る若い頃の可愛らしさは
欠片もないが、ひょうきんで、
エンターテイナーだった。
スローから、ディスコ・チューン、
ロックンロールまで、多彩な曲調で楽しめた。
もちろん念願の "When I Need You" も
聴けました。
ニューアルバムからも数曲披露。
ええ感じの曲やった。
BBL のサイトにバンドメンバーの
クレジットがないので、名前がわからないが、
レオ以外にギター、キーボード、ベース、
ドラムスの 4人編成。
キーボードとベースがオーストラリア人で、
ドラムスがイタリア人と言っていた(と思う)。
レオは、数曲でハーモニカを演奏。
@ Billboard LIVE Tokyo
2nd Stage
2015.10.28
UFO学園の秘密
大川隆法 製作総指揮、
長編アニメーション映画
『UFO学園の秘密』。
大川氏の著書は、もう20年ぐらい前に
1冊読んだ覚えがあるが、それきりで、
この映画にも全く食指が動かなかったのだが、
前売り券をもらったので、観に行ってきた。
文化祭の自由研究に UFO や 宇宙人の存在を
テーマに選んだ高校生5人組が、
事件に巻き込まれていくというストーリー。
途中までは、人間の覚醒、霊的な進化・成長が
テーマかと思いきや、最後には、
神頼みで終わるという、私には残念な結末。
悪に勝ったのは、信心・信仰、
信じる力というのは、分からないではないが、
女子高生の「私、宗教頑張る!」という
セリフは、信仰を持たない一般人には、
不気味なのではないか。
壮大なテーマを扱っているようで、
どうも空回り感を否めない。
幸福の科学の信者でなくとも、
納得できる作品をぜひ作って欲しい。
タイトルに「Part 0」とあったけど、
続編が作られるのかな。
★★☆☆☆
2015.10.29
春風亭一之輔 独演会
2015 落語一之輔 二夜
第一夜
昨年の今頃、聴きに行った一之輔の
独演会が、「春風亭一之輔 独演会
2014 落語一之輔 一夜」という
タイトルだった。
この独演会は、1年目は一夜、
2年目は二夜、3年目は三夜、と
増えていき 5年目には、五夜の公演を行い、
5年合計で十五夜になるという
乙な企画だったのだ。
そんなこととは知らずにチケットを買ったのだが、
たまたま 1年目に行ってしまった私は、
これは、5年間十五夜、通しで聴いてみたいと
いう衝動にとらわれてしまった。
もちろんスケジュールが合わなければ、
行けないことなので、十五夜達成は
どうなるかわからんのだけど、
今年の二夜は、チケットを入手した。
今日は、その第一夜。
(ややこしいが、二夜の第一夜ね。)
昨年は『文七元結』の初演を聴けたので、
今年も初演が聴けるかもと、
期待して会場よみうり大手町ホールに向かった。
一之輔の演目、まずは「時そば」。
一之輔のそれは、聴いたことがあるようで
初めてだった。
2人目の蕎麦屋のキャラ(日本シリーズを
イヤホンで聴いていた)は、一之輔ならでは。
そばに入っていたのが、チクワではなく、
トローチというのも、すごい。
そら、「ふざけている」と言われても
仕方がないが、発想が好きだな。
二席目は、「笠碁」。
これは、其好きの旦那 2人の喧嘩の話だが、
2人とも微笑ましく可愛い旦那だ。
仲入り、曲芸をはさんで、
三席目は、本日が初演だという「三軒長屋」。
この噺は、全く初めての噺だった。
CD や DVD、ナマの落語会・寄席も合わせると、
この 2年半で のべ1000席以上の落語を聴いたが、
まだまだ聴いたことのない古典があるというのは
うれしいな。
しかも初演というのがいい。
初演というのは、その噺家にも
一度しかないことなので、
聴く方にとっても、希少な体験だからね。
【演 目】
「宮戸川」 春風亭朝也(二つ目)
「時そば」 春風亭一之輔
「笠碁」 春風亭一之輔
〜 仲入り 〜
太神楽曲芸 鏡味仙三郎社中
「三軒長屋」 春風亭一之輔
@ よみうり大手町ホール
2015.10.30
春風亭一之輔 独演会
2015 落語一之輔 二夜
第二夜
昨日に引き続き、一之輔の独演会、
その第二夜。
開口一番は、来年3月に真打昇進が
決まっているという林家たけ平。
割と好きな軽い芸風やな。
演目は初めて聴いた「袈裟御前」。
さて、一之輔は、まずは「堀の内」。
粗忽者(慌て者)の物語。
サゲを最初に言ってから、落語に入るという
斬新なスタートで、それがまた仕掛けになって
いるという一之輔スタイル。
二席目は、「短命」。
これは粗忽者ではなく、鈍い男の噺。
そして、最後は「百年目」。
昨日の「三軒長屋」に続き、
本日が初演とういことだ。
50分以上かけて、たっぷり丁寧に
演じられた。
主人公は番頭だが、お店(たな)のだんな様が
とても大きな人で、なんというか
勉強になる噺。
数えてみると、一之輔の高座は
今年、11回目だった。
12月も独演会に行くので、
今年は月一で聴きに行ったことになる。
おっかけか。
【演 目】
「袈裟御前」 林家たけ平
「堀の内」 春風亭一之輔
「短命」 春風亭一之輔
〜 仲入り 〜
粋曲 柳家小菊
「百年目」 春風亭一之輔
@ よみうり大手町ホール
2015.10.31
ハロウィンに思う
今日は、ハロウィンで、
仮装した子供や若者を何人か見かけた。
渋谷は大騒ぎで、逮捕者まで出たようだ。
一体、いつから日本でハロウィンが
こんな風に扱われるようになったのだろう。
少なくとも30年前の日本人のほとんどは、
ハロウィンを知らなかったはずだ。
1985年10月の終わりごろ、
私はアメリカ、ロサンゼルスに行った。
その時、街のディスプレイを見て初めて
ハロウィンのことを知った。
それまでは、聞いたこともなかった。
それから10年以上経って、
日本でもハロウィンのことを目にするようになった。
東京ディズニーランドのイベントや、
菓子メーカーのハロウィン商戦がきっかけのようだ。
1985年にハロウィンを知ったといっても、
なぜ仮装するのか、なぜかぼちゃなのか、
多分その時も、説明を聞いたか読んだかしたのだろうが、
覚えていないし、今だに何の祭りなのか分かっていない。
果たして、今日仮装していた若者や子供は、
ハロウィンが何の日か知っているのだろうか。
クリスマスが、キリスト教徒でもない人の
イベントになったように、ハロウィンは、
仮装して大騒ぎするか、子供がお菓子をもらう
イベントの日として定着するのかもしれない。
メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮
5月に観た映画『メイズ・ランナー』の続編。
あの時は、期待していたほど面白くなかったと
書いたけど、この続編は期待せずに観たせいか、
思っていたより、楽しめた。
途中、ゾンビ映画のようになった時は、
ちょっと(え〜っ!)って思ったけど、
突っ込みどころはありながらも、
ドキドキハラハラ感はそれなりにあり、
結構楽しめた。
3部作なので、続きがまだあるわけだが、
たぶん観てしまうと思います。
『メイズ・ランナー』とタイトルに付くけど
もう迷路は走りません。
★★★▲☆