LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2017年 4月
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2017.4.1



今日は、ニコンの全5回の写真講座
「モノクロで楽しむスナップ写真の魅力」の最終日。
先週原宿で撮影した作品を 各自3枚A4サイズに
プリントし、先生の講評をもらう機会だった。

これだ!と思える写真がなく、
ずい分と迷ったが下の3枚を選んだ。
(RAW現像済)









ところが、1枚目の写真とほとんど同じ
構図の写真を別の参加者が先に発表した。
これは、表参道にある、1965年に建った
元祖高級マンション「コープオリンピア」。
建物自体が非常に魅力的で、
何枚もシャッターを切ったが、
中々良い写真が撮れなかった。
駐車場入り口にあるミラーに
映ったこの写真は、面白いかなと
選んだのだが、誰でも考えることは同じである。

で、その人が先に出してくれたおかげで、
その講評を聞くことが出来たので、
私は急きょ違う写真に替えて発表した。



これも「コープオリンピア」。
雰囲気が出るように現像してみたものの
何か面白みがないなとはずしたのだが、
先生の評価は3枚の中で一番良かった。

前回の講評時にも書いたが、先生の、
写真を一目見て、その写真の特徴を
言葉にする観察眼というか表現力は
ホントに凄い能力だと思った。

前述の「コープオリンピア」のミラーの
映り込みの写真についても、
私は先に発表した人の写真と自分のが
同じに感じたのだが、先生に見せると
全然違うフィードバックが返ってきた。
なるほど〜って感じだった。
自分にはまだまだ写真を観る目が
育っていないと思った。

前回の神楽坂での撮影の発表は、2枚ずつだった。
その日のエントリーには
「他の参加者の写真の中には、
数枚『おぉ!』というものもあったが、
面白いことに作品2枚とも素敵だと思った人は
いなかった」と書いた。
今日は、ある参加者(おじさん)の作品が
3枚とも素晴らしくて、
プロの写真家の作品だと見せられても
疑わなかっただろうし、内心
(オレ、この人の写真集だったら、
買うかも)と思ったほどだった。

その人の作品で、カップル(多分外人)が
キスをしている写真があったのだが、
偶然居合わせて撮影したのではなく、
「キスをしてくれ」と頼んだのだという。

私は、「写真を撮ってもいいですか?」と
訊くのも中々できないほどの意気地なしなので、
キスをしてくれなどと
とてもじゃないが言えそうにない。

別の人も、あるお店の窓ガラスに店内から、
サインを書いていた店員を撮ろうとしたら、
引っ込んでしまったので、
写真を撮りたいからと声をかけて、
撮らせてもらたという。

被写体が人間であれば、
こちらが心を開かないと
良い写真が撮れないというのは、
理屈では分かる。

でも、撮影時に私の心は
閉じている。
完全に。

だから、自然とカメラが人ではなく
物体に向かってしまう。

本当は、「わぁお!」と思うような
人の表情が撮りたいと思っているのに。

友人や知り合いなら、抵抗なくカメラを
向けられるけど、知らない人に
コミュニケーションをして、
カメラを向けるのは、ホントに苦手だ。

今日、色んな人の作品を観て、
先生の講評を聴きながら、ふと思った。

人の写真を撮るためには、
人に興味がないとダメなんじゃないか。
私は、出来上がった写真には興味があるけど、
レンズの向こうの人に興味があるわけじゃ
ないんじゃないか。


もう一つ、ギター演奏と比べて。

ギターを弾くときのテーマは「解放」だ。
自分を解放すること。
ありとあらゆる呪縛から。
呪縛なんていうと大げさに聞こえるけど。
「上手く弾こう」
「失敗しちゃダメ」
「次、ちゃんと弾けるかな」
演奏中に音楽以外の邪念が、邪魔をする。
これは、私には瞑想に近い修行だ。

そして、写真撮影のテーマは「覚醒」だ。
撮影時にどれだけ目覚めていられるか。
水平や垂直はもちろん、
光はどこから射しているか、
余計なものは写り込んでいないか、
構図はこれでよいか、
絞りは、露出は、等々。

後から見てみると、
なんでこんな構図でとったんや、
もうちょっと右やろ、とか
うしろのおっさん通り過ぎてから
シャッター押せばよかったとか、
撮影時にどれだけ無意識であったかに
驚くことがある。
まあ、シャッターチャンスを
逃したくないので、余裕がない場合が
多いというのが言い訳だけど。

そして、ギター演奏の「解放」と
写真撮影の「覚醒」の結びつく先が
「集中」なのだな。
「夢中」と言ってもよい。
つまりは、自分(エゴ)がなくなっていて
演奏者・撮影者そのものである状態なのだと思う。


・・・とここまで書いて読み直して気が付いた。
写真撮影時にもギターを弾くときと同じ
「解放」が必要なのだと。
「写真撮ってもいいですか?」は、
自分を解放(開放でもあるな)していないと
口から出ない。

ああ、結局、行きつくところは、
そこですか。





2017.4.2

渋谷に福来たる SPECIAL 2017
〜 百花繚乱 〜


2011年から始まったという、
落語フェス的な「渋谷に福来たる SPECIAL」。

2014年に一度、行ったことがある。
その時は、「古典モダニズム」 というタイトルで
志らくと白酒の二人会だった。
この2人の高座は、その時が初めて。
毎年、面白い組み合わせで
演っているのは知っていたけど、
スケジュールが合わず行けなかった。

今年は、好きな 雀々、馬石、兼好が出演の
出ている会のチケットを取った。
もう一人、名前は時々見るけど
高座は初めて聴く瀧川鯉昇、計4人の出演。
タイトルは、「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」。

まずは4人が登場し、オープニング・トークで爆笑。

落語は、兼好がちょっと珍しい「大安売り」。
以前に誰かのを聞いたことがあるけど、
あんまり聞かない演目だ。
マクラでも爆笑。
柳家喜多八師匠亡き後の落語教育委員会の
メンバーになったのも全く頷ける芸です。

続いて雀々の「花ねじ」。
マクラでは、上方四天王の思い出話で爆笑。

仲入りをはさんで馬石の「締め込み」。
この人、いいなぁ。
好きやなぁ。
もっと聴きたい噺家の一人。

トリは、鯉昇師匠。
今日の4人の中では一番芸歴の長い師匠。
とぼけた感じが面白い。
演目は「ねずみ」。
残念ながら、途中で突然 睡魔が・・・。


[ 演 目 ]
おしゃべり (兼好・雀々・馬石・鯉昇)
「大安売り」 三遊亭兼好
「花ねじ」 桂雀々
〜 仲入り 〜
「締め込み」 隅田川馬石
「ねずみ」 瀧川鯉昇

@ 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール






bar dAZE 9周年 "GO fes Vo.6"


落語のあとは、ギターを抱えて
原宿 bar dAZEへ。
お店の9周年パーティ。

数年前との大きな違いは、
客席に乳児や幼児がいること。
お客さんに子供ができ始めたんやね。

私はサチとデュオで3曲。
『Mas Que Nada』
『星影の小径』
『Bat Habits(SACHIのオリジナル)』

和田明も出演。
この人の歌、ホントに素晴らしい。
デビュー・アルバム "ESSENCE" を
発売日(4月8日)より一足先に
ご本人より入手!





2017.4.3

小さなこと 些細なこと

ハービー・山口のフォトエッセイ集、
『雲の上はいつも青空』に
こんな話があった。

ハービーがバイクで仕事に出かけた際、
途中でバイク便がハービーを追い越した。
その追い越しざま、バイク便のライダーが、
左手を挙げ、ハービーに礼を送って行った。
ハービーは、その小さな行為が嬉しくて、
その日、良い仕事ができたと書いている。

そして、彼はこう続けている。
「我々は日々、自分達の心を清く優しくして
くれるものを無意識のうちに探している。
そして、幸運にもそれに出会った時、
我々はひとときの生きている幸せを実感するのだ。」

この話を読んで、私はある友人のことを思い出した。
彼は、高校時代の同級生で、高校卒業後、
中型だったか大型だったかのバイクの免許を取った。

19〜20歳の頃のことだ。
バイクで九州まで行って戻ってきたとき、
こんな話をしてくれた。

何時間も運転して、疲労がピークになり、
眠気も襲ってきて、運転がつらい時、
すれ違うライダーが、手を挙げて
挨拶をしてくれた。
それはライダー同士の慣習だったのかも知れないけど、
彼はその見知らぬライダーの
小さな行為が嬉しくて、力づけられ、
運転を続けることが出来たと。

すれ違いざまに、ただ、片手を挙げた。
ほんの小さなことである。


先日、車を運転していて、
2車線が1車線に合流するところで
ひどく渋滞していた。
2車線のどちらかに優先権があるわけではない。
こういう場面では1台ずつ交互に進んでいくのが、
ドライバーのマナーのように思う。

もう1本の道から来た車が私の前に割り込んだので、
当然、次は私が行くものと車を前に出した。
が、もう1本の道から来ている軽自動車が
前の車に続いて、私の前に割り込んできた。
その割り込み方がちょっと無理矢理な感じがしたので、
私は反応でそのドライバー(女性)を睨みつけた。
が、彼女は私の方を見ようともしなかった。

割り込んで来る時、彼女が手を挙げるなり、
ちょっと会釈するなりすれば、
引っかからなかったに違いない。

ああ、前の車の連れなのかなとか
急いでいるのかなと、
考えることもできただろう。

でも、彼女はあえてこちらを見ないように
割り込んで来ているかのようにさえ感じた。

ほんの些細なことである。

ちょっと、身振り手振りで
コミュニケーションをすれば、
気持ちよく済むことだ。

いや、そんなことでイライラするお前の
了見が狭すぎると言われればそれまでだが。


話は変わるが、先日の山下達郎のコンサートで
隣の席に座った40代ぐらいの
夫婦らしきカップルと開演前に話をした。

私の隣だった男性の方が、クラッカーを差し出し
私に「使いますか?」と訊いてきたのがきっかけだった。
クラッカーは、"Let's Dance Baby" の
「心臓に指鉄砲〜」の ところで鳴らす、
観客の小道具だった。

彼らは山下達郎のファンであること、
以前は東京に住んでいたけど、
現在は高崎在住であること、
私は東京から来たこと、
その日の会場 ベイシア文化ホールは、
音が良いこと(これは達郎自身も言及した)など
コンサートが始まるまで、
おそらく5分ぐらいは会話をしたと思う。

終演後、彼らに一言あいさつをしようかと
思ったが、何も言わずに席を離れた。
彼らは、通路に出ようと立っていたのだが、
私は反対の通路が空いていることを見て、
そっちへ歩き出したのだ。

彼らから離れてから、しばらく、
何も言わずにきたことが気持ち悪かった。

もう一生会うことのない人たちだろう。
それでも、「コンサート良かったですね。
じゃあまたどこかの会場お会いすることがあれば」
ぐらいの大人の挨拶をしても良かったのに、
何も言わなかった。

大した理由などない。
シャイだと言えば聞こえは良いが、
なんかメンドクサイ+自分から声をかけるのが
苦手というだけで。

ほんの些細なことだ。
「じゃあまた」と言うだけの。

あんなに素晴らしいコンサートのあとで
そんな些細なことで、たとえ一時的にしろ
自分の心の中に何かもやもやしたものを
作りだしてしまった。


電車の中で足を踏まれて
謝られなかったり、
雨の日に傘が足に当たっても
謝られなかったり、
たったそれだけで、しばらく
気分が悪いことがある。

そんなことで不機嫌になるのは
お前の了見が狭すぎると
言われればそれまでだが。

でも、実は白状するが、
駅のホームで足を踏んでしまっても、
謝らなかったこともある。
ほんの少し当たっただけだとか、
謝るタイミングを逸したとか
後から色々言い訳をつけて。

でも、自分はいつも知っている。
謝るべき場面で謝らなかった。
礼を言うべき場面で
礼を言わなかった。

全部些細なことである。

人間は思っている以上に敏感だ。
自分が感じたことは、
相手も同様に感じているだろう。
自覚があるかどうかはともかく。

人生の質の何割かは、
その些細なことが
決めているような気がする。





2017.4.4

RAUL MIDON TRIO
ラウル・ミドン・トリオ


久しぶりにラウル・ミドンの
ライヴに行ってきた。
彼のライヴは4度目なのだが、
2007年11月に初めて観たとき
衝撃があまりにも強烈で、
その後の2回(2009年2013年)も
もちろん素晴らしかったのだけど、
あの初回のインパクトは、超えていない。

2007年、2009年はラウルのソロ、
2013年は、リチャード・ボナとの
コラボだったが、今回はトリオということで、
楽しみにしていた。

最近、ニューアルバムが出たことは
知っていたので聞かなきゃと思っていたら、
昨日になってしまった。
昨夜、YouTube をチェックしてみると
ご本人のチャンネルに
アルバムの曲がアップされている。
こんなことしたら、
アルバム売れへんのちゃうの。
ええんかいな。

ブルーノート東京 3日間公演の初日の 2nd Show。
思っていたよりお客さんの入りが少ない。
一緒に行った妻曰く、
「新年度に入ったところで忙しいから」らしい。

1曲目、Bill Withers と書いた、
ラテンフレーバーの "Mi Amigo Cubano" でスタート。
その他、ニューアルバムのタイトル・チューン
"Bad Ass And Blind" や アルバム『State Of Mind』
から、"Suddenly"、"Sunshine" など。

以前より、JAZZ色を増しているように感じたのだが、
ウッドベースが入った曲でより一層その印象は強まった。

以前にも観たが、"Sunshine" では、
右手でボンゴを叩き、左手でギターを
タッピングで鳴らし、
口ではマウストランペット。
いったいこの人の脳内はどうなっているんだろう。

そしてギタープレイ。
今日は、すごく良く見える席だったけど
どうやって弾いているのか、
よく分からないシーンが何度もあった。

アンコールは、"State Of Mind"。
途中、ベースとドラムが入ってくるところが、
めちゃくちゃカッコ良かった。

ギターは、Jeff Traugott Guitars
美しいギターだ。


[ MEMBERS ]
Raul Midon / ラウル・ミドン (vo,g,p,per)
Romeir Mendez / ロミエール・メンデス (b)
Billy Williams / ビリー・ウィリアムズ (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd Show




ニューアルバムのタイトルは、"Bad Ass And Blind"。
「悪いお尻と盲目」?
調べてみると「bad」(悪い)と「ass」(お尻)を
合わせてできたスラング「Bad Ass(Badass)」は、
「かっこいい」「すごく良い」という
スラングのようだ。


Giant Steps
恐ろしい "Giant Steps" の弾き語り。
何をすんねん!

RAUL MIDON (ラウル・ミドン)


--------------------------------------
(2017.4.15 追記)
ブルーノートのサイトにセットリストが
発表されていたので、転記しておく。

2017 4.4 TUE. 2nd Show
[ Set List ]
1. Mi Amigo Cubano
2. Waited All My Life
3. Bad Ass And Blind
4. Suddenly
5. Sunshine (I Can Fly)
6. Ride On A Rainbow
7. Wings Of Mind
8. If Only
9. There Is No Greater Love
Ec. State Of Mind





2017.4.5

SINGER AKIRA WADA

先日の "Go Fes." で、4月8日にデビューアルバムが
発売される、ジャズ・シンガーの和田明を撮った。

ちょっとカッコ良く撮れたんちゃうかな。












(ご本人に掲載の許可を得ています)

そのデビュー CD "ESSENCE" をご本人から買ったので
発売前に聴くことが出来たが、良いです。
私が聴くのは、ロックは男性シンガーの方が多いが、
ジャズは圧倒的に女性シンガーが多い。
ジャズでは中々気に入った男性シンガーが
少ないのだが、明はお気に入りです。



"ESSENCE" 収録曲
1 Skylark
2 Come Fly With Me
3 Do You Know What It Means To Miss New Orleans
4 The Shadow Of Your Smile
5 Close To You
6 But Not For Me
7 Day By Day
8 Shiny Stockings
9 My Ever Changing Moods - Style Council
10 Just The Way You Are
11 All The Way





2017.4.6

アルゼンチン

20代の頃、アルゼンチンに行くのが夢だった。
なぜ、アルゼンチンに行きたいと思ったのか、
もう覚えていない。
特にタンゴに興味があったわけでもない。
ただ、地球の裏側だからという
理由だったのかもしれない。
アルゼンチンのことは何も知らないし、
調べたこともない。
ただ漠然と、遠い遠い異国へ行ってみたいという
憧れだったのかもしれない。

先日、ライヴに行った Guillermo Rizzotto は、
バルセロナ在住だが、アルゼンチン出身の
ギタリストだ。

話はそれるが、先日のライヴで
バルセロナに住むことになったいきさつを
話していた。

スペインに旅行をした際、
帰りの航空券を買っていた航空会社が倒産し、
急きょ、飛行機が飛ばないことになった。
もちろん、他のチケットを取れば
アルゼンチンへ帰ることはできるのだが、
いつかは、ヨーロッパに住みたいとは
思っていたギジェルモは、
これは「帰るな」ということだと思い、
そのままバルセロナに残ったのだという。
そんな、不法(?)な滞在から始まっため、
3年間スペインから出られなかったと
言っていたけど。

話を戻そう。
アルゼンチンだ。

ギジェルモのギターを聴きながら、
にわかにアルゼンチンへの想いが蘇ってきたので、
フォルクローレの CD をレンタルしてみたり、
「アルゼンチン音楽手帖」という
アルゼンチン音楽のディスクガイドを
買ってみたりした。

今月23日、Dominic Miller というギタリストの
ライヴに行く予定をしている。
ドミニク・ミラーは、STING の
"Shape Of My Heart" で非常に印象的な
ギターを弾いている人。

ドミニク・ミラーのことを調べていたら、
彼はアルゼンチン生まれだと知った。
(父はアメリカ人、母はアイルランド人。
現在はロンドンに在住。)

また、先日、ライヴに行った Raul Midon は、
アメリカ人だけど、父親がアルゼンチン人だ。

そんな風になぜか急に
アルゼンチンなこの頃なのです。


アルゼンチンとは関係ないけど。

Sting and Dominic Miller - Shape Of My Heart





2017.4.7

レセプション と オタク

シンガー、ダンサーとして活動している SACHI から
パーティで数曲歌うから伴奏してくれないかと
連絡があったのは、1週間前だった。

JEAN NASSAUS というアパレル・メーカーが、
"LIKE THIS" というフリーペーパーを発刊した。
明日、その発刊イベントが行われるのだが、
今日は特別なお客様を招いてのレセプションだった。

SACHI は、"LIKE THIS" のモデルも務めている。

アパレルとかファッションとかとは
縁遠い私なので、ちょっと緊張したけど、
スタッフがとても良い方々で、
パーティが終わってからも楽しい時を
過ごすことが出来た。
用意されていたお弁当もめちゃくちゃ美味しかったし。

JEAN NASSAUS のシャツを衣装としてお借りし
演奏したのだが、2人とも着替えてから
写真を撮っていなかったことに気付いたので
こんな写真になってしまった。



演奏は4曲だけで、
十分準備して行ったつもりだったけど、
本番は、あんまり上手く弾けなった。

言い訳はいくらでもできるけど、
言い訳を考えるよりも、
どんな環境であっても最高のパフォーマンスを
引き出せないのは、それが自分の実力だと
認めて前へ進む方が、建設的だ。
何十年もやっているのに
同じような反省を繰り返しているような
気がするのは情けないが。


社長さんは、私より2歳年下で同年代。
音楽も大好きなようで、話に花が咲いた。
社長さんが「音楽はオタクというほどでは
ないけど、服にはオタクです」というので、
「服にオタクってどんなんですか?」と
訊いてみた。
音楽のオタク、車のオタクとかなら、
想像がつくけど、服のオタクって、
どんな風なのか分からなかったからだ。

聞くと、若いころから、例えばリーバイスや
ラングラーなどの古着を買いあさり、
生地や縫製を研究し、見ればメーカーはおろか
工場まで言えるという。
う〜ん、工場まで・・・立派なオタクです。

話を聴いていて、オタクというのは結局、
そのものに対する愛と情熱を
どれだけ持っているかという証なのだと思った。

音楽でも、レコードや CD を
プレスした国や工場が違うと同じ曲でも
音が違うと言って、何枚も買うオタクもいる。
エレキギターのコンデンサーを云々する方々もいる。

私も まあまあ音楽には詳しい方だと思うが、
そういう人たちに比べると、
全然オタクとは言えないな。

オタクって言葉は、最初の頃は、
あんまり良いイメージで使われていなかったような
気がするけど、最近では自分から
「〜〜オタクです」と名乗れるぐらい、
肯定的な意味も持つようになったと思うのだけど、
どうでしょう。





2017.4.9

和田明
"ESSENCE" レコ発ライヴ


昨日、アナログLP と CD が発売になった、
和田明の レコ発ライヴに行ってきた。
昨年、ちぐさ賞を受賞しこのデビューの
チャンスを手に入れたらしいが、
今日の会場はそのちぐさ賞の審査が行われた、
横浜の Jazz Spot DOLPHY。
40人ほどで満席の会場は、
意外にもオジサンオバサンが多かった。

ジャズ・シンガーと、
ジャズの曲を歌うシンガーとは、
似ているようで全然違う。
ジャズ・シンガーは、
楽器のジャズ・プレイヤーと同じように
自分の声でアドリブをとるが、
ジャズの曲を歌うシンガーは、
アドリブが出来ない。
この違いは、大きいのだ。
明は間違いなくジャズ・シンガーだ。
そのアドリブもダイナミック。

デビューというと新人と思ってしまうが、
すでに何年も歌ってきた明には、
新人という印象はない。
完全に自分のスタイルを持っていて、
安心して聴いていられる。
迫力あるロング・トーン、
バラードでの甘い声、
おまけにコミカルな MC で、
これからどんどん人気が出るだろう。

今日のライヴは、ジャズの醍醐味でもある
ライヴならではのメンバーとの熱いやり取りから
シルキー・ヴォイスのバラードまで、
ホントに楽しめました。
バンドも良かった。
最前列で観ました。


[ MEMBERS ]
和田明(vo)
掘秀彰(pf)
小牧良平(b)
山田玲(drs)
小西遼(a.sax)

@ Jazz Spot DOLPHY(横浜)

[ SET LIST ]
1st show
1. My Ever Changing Moods
2. Skylark
3. Do You Know What It Means To Miss New Orleans
4. But Not For Me
5. Love For Sale

2nd show
1. Love Is Here To Stay
2. Close To You
3. Day By Day
4. Just The Way You Are
5. Shiny Stockings
EC
1. This Masquerade
2. All The Way







2017.4.10

夢の共演!

急な告知だが、明後日(4月12日水曜日)、
渋谷のカフェ MUD SOPT で
ミニライヴを演る。

この日は、以前からアンドリューとのデュオで
出演が決まっており、
ここのトップページにもいったん、
その旨の案内を載せていたのだけど、
数日前にアンドリューから
都合が悪くなったと連絡があった。

それで、急きょ予定を変更し、
和田明 との共演となった。
そう、昨日、レコ発ライヴを観てきた 明 です。

彼は、昨日も今日も横浜でライヴ出演しており、
中々打合せも出来ず、ホンマにやるんかいなと
心配だったので、今日まで発表せずにきた。
今日 ようやく電話で本人と軽く打合せできたので、
本決まりとなりました。

明とは、一緒に出来たらなぁとは思っていたけど、
まさかこんな形で実現するとは。
彼は、そうそうたる面々と共演してきており、
私なんぞが一緒に演るのは恐れ多い。
でも正直、嬉しい。
ただ、リハーサルなし、
ぶっつけ本番というのが、
これまた、恐怖なのだが。

まあ、楽しくやろうと思う。

ミニライヴということで、
ほんの数曲(3曲×2回)ですが、
良かったら遊びに来てください。


Wednesday, 12th Apr.
1st / 19:30〜
2nd / 20:30〜
at MUD SPOT(Shibuya)
[Members]
vo&gt:和田明
gt:つつみしんや

MC 無料。
要ドリンクオーダー。
ミニ・ライヴです。





2017.4.11

ファーストクラスの罪?

乗客同士の争いや客室乗務員を怒鳴りつけるなど
旅客機内で起こる騒ぎについて、
(ちょっと古いけど)興味深い記事を読んだ。

ファーストクラスがある旅客機に乗っている
エコノミークラスの乗客が騒ぎを起こす確率は、
ファーストクラスがない旅客機の 3.84 倍だという。

そして、搭乗時にファーストクラスの区画を通って
エコノミークラスに入った乗客が騒ぎを起こす確率は、
直接エコノミークラスに入った場合の 2.18 倍だという。

カナダのある大学の准教授が発表した論文らしいが、
「人は貧しさや不平等を感じると
行動に出る傾向が強まる」ということらしい。

私も飛行機に乗った時、
ファーストクラスを通って
エコノミークラスの座席に着いたことが
何度かあるが、その贅沢な空間や豪勢な座席に
羨ましさと妬みの混ざった何とも言えない
気持ちを感じた覚えがある。

それが無意識に、騒ぎを起こすような行動を
引き起こす要因になっているとしたら、
ちょっと怖いなと思った。

騒ぎを起こすのは、
エコノミークラスの乗客だけではない。

ファーストクラスとエコノミークラスで
それぞれ別の入り口がある場合より、
乗客全員がファーストクラスを通って登場する機の方が、
ファーストクラスの乗客が騒ぎを起こす確率が、
なんとほぼ12倍だという。

つまりは、「社会的に高い地位にある人が
自分の地位を意識すると、
反社交的で高慢な態度になり、
思いやりが薄れる傾向がある」のだという。

ファーストクラスでくつろぎながら、
エコノミークラスの座席へ向かう庶民を見て、
なんか勘違いしてしまうということやろな。

エコノミークラスの人間が
不平等感や不満を感じて、騒ぎを起こすよりも、
ファーストクラスの人間が騒ぎを起こす
心理の方が、より人間の卑しさが
滲み出ていると感じるのは、
私がエコノミークラスの人間だからでしょうか。

イタリア旅行に行った際、
12時間以上、あの狭いエコノミー席に
座り続けたのはホントにストレスだった。
今度行く時は、せめてビジネスクラスに
乗れたらなぁと思っているけど、
もし実現しても 高慢な態度にならないよう
気をつけなきゃ。


元記事
機内で暴れる乗客、ファーストクラスの存在が原因?
(CNN)





2017.4.12

夢の共演! その2

一昨日に告知した、和田明とのライヴ。
本番直前、店の片隅でエレキギターの
生音だけで、軽くリハ。
雑音だらけの状況で、
よく聞こえないのにもかかわらず、
その時すでに気持ち良い。
なんじゃ、この感じ。

ああ、もっとちゃんと準備して出来たなら、
どんなに良いかと思ったけど、
その場で創り上げるのがプロの現場。
私にはそこまでの実力もセンスもないけど、
明のおかげで乗り切った。

今日が最初で最後かなと思っていたけど、
なんと!次回が決まった。
6月の予定です。

今日は、自分としてはめちゃくちゃ不十分で、
納得いかない演奏だったけど、
今度は、ちゃんと準備して望めるので、
ちょっと安心。
詳細は、また!


[ MEMBERS ]
vo&gt:和田明
gt:つつみしんや

[ SET LIST ]
1st show
1. What You Won't Do For Love
2. Just The Way You Are
3. Close To You
2nd show
1. This Masquerade
2. Don't Let Me Be Lonely Tonight
3. 接吻

@ MUD SPOT (Shibuya)







2017.4.13

サ ビ

音楽で、曲の盛り上がりの部分を「サビ」というが、
語源について考えたことはなかった。
サビは、英語では「Chorus」と呼ばれることが
多いので 英語でないことは知っていたけど、
日本語なのか外来語なのかも知らなかった。

先日、ネットで偶然「お寿司のワサビからきている」と
書かれているのを見て、興味がわき調べてみると、
「ワサビ説」と「侘び寂び」の「寂び」から
来ている説とあるようで、
ハッキリとはしていないようだ。

2つの説について、日本語俗語辞書には
以下のように書かれている。

[ ワサビ説 ]
寿司のワサビは鼻にツンときて表情に変化を
与えることから、曲の表情が変わり、
盛り上がる部分をサビと呼んだというもの

[ 侘び寂び説 ]
松尾芭蕉が俳句の一番美しい部分を
「寂(サビ:ワビ・サビからきている)」と
呼んだことからきたというもの

私には、ワサビ説はピンとこないな。
サビを聴いたり、演奏したりして、
ワサビを連想するのには、無理がある。

「侘び寂び」の「寂び」の本来の意味は、
「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものが
おのずと感じられる美しさ」らしいので、
ポピュラーソングの「盛り上がり」とは
ちょっと離れるような気もするけど、
そのものの味わい深い点、趣のある点
という意味では、ワサビ説より有力な気がする。





2017.4.14

12年ぶりの NORAH JONES

ノラ・ジョーンズは、大好きなシンガーではあるけど、
大きな会場で聴く音楽ではないと思っていた。
2012年の武道館公演は観ていないのだが、
その前の2005年の来日公演は、
東京国際フォーラムのホールAで観て、
そんな印象を持ってしまっていた。

今回も武道館と発表され、
ずい分考えた末、チケットを取った。
やっぱり、ナマで聴きたいもんね。

今日は、2階南西の後方というあまり良い席で
ないにも関わらず、物凄く聴きやすい音で、
「大きな会場で聴く音楽ではない」という
認識を改めざるを得なかった。
なんで、そんな風に思ってしまってたんやろって感じ。

18:30ちょうどに開演。
まずサポートアクト、まあ前座ですが、
Aloysius 3 という3ピースバンド。
40分ぐらい演った。
始まってすぐ眠くなってしまい、
ちゃんと聴けなかったけど、
割と好きなサウンドだった。

ノラのバンドは、ギター、キーボード、ベース、
ドラムの4人に数曲でペダル・スティールが参加。
ノラは、ピアノ、エレピ、アコギ、
エレキ(ギター)を演奏。
ヴォーカルだけという曲はなし。

とにかく、やはり声が良い。
ライヴならではのアレンジも所々に
施されているのだが、基本的に余計なことしない、
シンプルな演奏で歌をたっぷり聴かす感じ。
やっぱり、小さなクラブで観てみたいなぁ。

オペラグラスを忘れて行ったもんで、
使用したギターなど、詳しいことは分からないのだが、
遠目に見た感じは、アコギは2本使ったけど
1本はギブソンの J-45 のように見えた。
もう1本はサンバーストに見えた。
エレキは、赤かったけど何か分からず。
何かの映像でムスタングを弾いているのを
見た覚えがあるが、そんな感じにも見えた。

昨年リリースされた4年ぶりの
アルバム『デイ・ブレイクス』は、
世界38か国の iTunes アルバムチャートで
1位を獲得した大ヒット作だが、
そのアルバムから、印象的な "Tragedy"、
"Carry On"、"Don't Be Denied" など。
もちろん、"Don't Know Why" も聴けた。
心もちゆったり目で、ソウルフルな歌だった。

アンコールは、ステージの端に5人集まって、
"Sunrise"、"Creepin' In"、
"Come Away With Me"。
全部で100分弱ぐらいだった。

メンバー紹介はあったのだけど、
ネットで探しても見当たらず、名前は書けない。
コンサートが終わって、3時間しか経ってないけど、
ネットにはもうセットリストが上がってたので、
転記しておく。

[ SET LIST ]
1. Peace
2. I've Got To See You Again
3. Tragedy
4. Out On The Road
5. Sinkin' Soon
6. Don't Be Denied
7. Chasing Pirates
8. Rosie's Lullaby
9. Tell Yer Mama
10. Stuck
11. Don't Know Why
12. Little Broken Hearts
13. Travelin' On
14. Painter Song
15. Carry On
16. Flipside
17. And Then There Was You
Encore
18. Sunrise
19. Creepin' In
20. Come Away With Me

@ 日本武道館




【ノラ・ジョーンズ ジャパン・ツアー 2017】
4/ 9(日) 仙台 ゼビオアリーナ仙台
4/11(火) 札幌 ニトリ文化ホール
4/13(木) 東京 日本武道館
4/14(金) 東京 日本武道館
4/15(土) 東京 日本武道館(追加公演)
4/17(月) 大阪 大阪城ホール
4/18(火) 福岡 サンパレス
4/19(水) 広島 広島文化学園HBGホール
4/21(金) 名古屋 センチュリーホール





2017.4.15

第3弾CD発売記念
春風亭一之輔 独演会

日本のシェイクスピア三遊亭円朝にも迫る、一之輔ぐぐぐ


春風亭一之輔。
初めて高座を観たのが3年前の4月。
演目は『雛鍔 (ひなつば)』だった。
それを聴いてファンになり、
今日を含めると、この3年間で
一之輔の高座に 33回 足を運び、
聴いた演目は、のべ67席にのぼる。
たくさん観ている噺家の中でダントツ。

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも
取り上げられ、今週月曜日に放映された 。
噺家としては、人間国宝・柳家小三治に
続いて2人目(だと思う)。

今日は、CD 発売記念の独演会。
5月10日に新しい CD が出るのだが、
特別に会場で先行発売があったので、
買ってきた。



サイン入りだ。
2枚組で4席収録されている。
演目と公演日を見ると昨年7月2日の
「らくだ」が入っていた。
その公演を私は観に行っていて、
その日のエントリーには、
「感動して泣きそうになった」と
書いている。
CD は、まだ聴いていないけど、
聴くのが楽しみだ。

さて、今日の高座。
開口一番は、柳家小はぜ(二つ目)の「平林」。
落語の中で、どうしても面白いと思えない噺が、
この「平林」と「つる」。
始まった途端に(平林かぁ・・・)と
思っていたら、最後にクスッとやけど、
笑ってしもた。
「平林」でも笑うポイント作れるんやと
新発見でした。

続いて一之輔、マクラでは当然、
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の
話題が出た。
裏話というのか、これが面白かった。

落語の方は、三遊亭白鳥作の「任侠流山動物園」。
以前、柳家喬太郎が演るのを聴いたことがある。
一之輔は、圧倒的に古典が多いので、
白鳥の新作は意外だったが、かなり面白かったなぁ。

仲入りのあとは、ゲスト。
唄うアコーディオン弾き、遠峰あこ。

そして、最後は「文七元結」。
「任侠流山動物園」とのギャップがスゴイ。
最後には、グッときました。
何度聴いても、そんな風に聴けるというのは、
演目も素晴らしいのだけど、
やはり演者の力でしょうね。

いつもは、ちょっとやり過ぎに感じるところもある
一之輔だが、今日はそんな風に感じるところはなく、
なんというか、大きくなったというのか、
違うレベルに行ったような印象を持った。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」に
取り上げられたり、
写真本(春風亭一之輔の、いちのいちのいち)が
出たりしていることが、関係あるんでしょうか。

会場は、新大久保にある東京グローブ座。
初めて行ったけど、見やすく聴きやすい、
良い会場だった。


[ 演 目 ]
「平林」 柳家小はぜ
「流れの豚次伝より 任侠流山動物園」
(三遊亭白鳥作) 春風亭一之輔
〜 仲入り 〜
アコーディオン弾き語り 遠峰あこ
「文七元結」 春風亭一之輔

@ 東京グローブ座(新大久保)







2017.4.16

ムーンライト
MOONLIGHT


映画『ムーンライト』。
アカデミー賞では、8部門でノミネートされ、
うち3部門(作品賞、助演男優賞、脚色賞)で受賞。
その他にも数々の映画賞を受賞している。

シリアスなテーマだとは思っていたけど、
よく分からなかったというのが正直な感想。

黒人であること、シングルマザー、ドラッグ、
同性愛など いくつかの要素が絡んでいるのだが、
どう受け止めてよいのか分からず、
(結局、何が言いたかったんだろう)という
疑問が残った。

これはアメリカ人にしか分からない映画なのかなと
言いたいところだが、日本人でも素晴らしいと
言っている人達がいるので、
そうするとこれは、感性のことなのかな。

助演男優賞受賞のマハーシャラ・アリは、
前半しか出演しておらず、
あれで受賞というのもどうなんだろう。
それほどのインパクトも感じなかったけど。

ただ、はっきり感じたのは、人生の不条理。
ヤクの売人が、子供を救おうとする。
その子供の母親は、
その売人からヤクを買っているいわばお客様。
その子供は、イジメを受け続け、
最後にはキレて暴力をふるう。
そして、大人になった時、
彼はヤクの売人になっていた。
これが、人間の姿なのか。


★★★▲☆





2017.4.17

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組

本作がデビュー作となる 今村翔吾 著の
時代小説「火喰鳥(ひくいどり)羽州ぼろ鳶組」。

時代小説は滅多に読まない私が、
これを読んだのには訳がある。
著者の今村翔吾の母親は、
私の姉の中学時代から40年以上の友人で、
私の高校の先輩でもある。
そして彼女の弟(著者の叔父に当たる)は
私の中学時代の友人でもある。
著者本人とは面識がないが、
そんなわけで、読んでみようと思った。

江戸の火消の話で、ちょっとマニアックと
言えなくもない。
若い人がこんな時代小説を書くことは
素晴らしいと思うが、
難しい漢字が多くて読みにくかった。
初めて出てきたときにはルビが振られていても
あとから出てきたときには、
その読み方を憶えていないのだ。(年?)

また、「偽り」とか「瞬く」とか読めるのに
ルビが振ってあるものもあるのに
ルビがなくて読めない(自信がない)
漢字も結構あった。

「大団扇」
「捕方」
「儂」
読めますか?
私は、読めませんでした。

「おおうちわ」
「とりかた」
「わし」です。

まあ、時代モノを読んでいる人には、
当たり前の漢字なのかもね。

「不世出(ふせいしゅつ)」や
「稀代(きだい)」は読めなくもないが、
普段使わない言葉だから、自信がない。

「吝嗇家(りんしょくか)」なんて、
ルビが振ってあっても意味が分からないものも。
(けちんぼうの意味)

これは、私の勉強不足と言ってしまえば、
それまでだが、サクサクと読み進むことが出来ず、
集中力がいるので、続編が出ても読もうとは思えない。
そういう意味では、好き嫌いが分かれるだろう。

ストーリーはサスペンス仕立てでまあまあ面白く、
主要登場人物数人のキャラクターも
分かりやすい点は良いと思う。

火事のシーンは、言葉で表すのは難しいだろう。
映画『バックドラフト』を観ていたので、
朱土竜(あけもぐら)のことはイメージ出来たけど、
知らなかったら、難しかったと思う。
映画かテレビドラマになると面白いかもな。

それにしても、この小説を書くために、
どれほど江戸の火消やその時代のことを
調べたのだろうと思うと気が遠くなるような
作業に感じた。


★★★▲☆





2017.4.17

ギタリストの訃報

先日まで知らなかったのだが、
ラリー・コリエルが2月19日に亡くなっていた。
享年73歳。
死因は、自然死とか老衰と書かれているが、
73歳ではちと早すぎないか。

また、昨日4月16日には、
アラン・ホールズワースが亡くなった。
享年70歳。

この2人に関して、私は詳しくないが、
ラリーは渡辺香津美との共演で
聴いたことがあるし、
アランはワイド・ストレッチなコードの押さえ方が
たびたびギター誌に取り上げられたので、
その名には馴染みがあった。

合掌。





2017.4.18

矢野顕子×上原ひろみ
TOUR 2017 「ラーメンな女たち」


矢野顕子×上原ひろみ。
やはり、一度は観ておきたいデュオだ。

で、過去にもチケットを取ろうと
申し込んだことがあるが、抽選に外れた。
今回は、友人と2人で申し込んだら、
なんと2人とも当選してしまった。
そんなもんやな。
たまたま、行きたいという知人が現れたので、
ダブったチケットは譲ることが出来た。
まあ、このデュオなら、
チケットが無駄になることはないけど。

今回のツアーは、4月15日から30日まで、
「ARABAKI ROCK FEST.17」を含み、
7都市9公演。
東京は追加公演を合わせて3公演で、
今日は3公演目、東京の初日だ。

会場は、東京文化会館 大ホール。
小ホールは何度か行ったことがあるけど、
大ホールは初めてだった。
一緒に行ったレコーディング・エンジニアの
K彦によると、音が良いことで有名な
ホールだそうだ。

さて、ライヴはというと、
音楽ファンなら
やはり一度は観ておくべき演奏だったね。

1曲目、So What な『ラーメンたべたい』で
始まった。
そのほか『東京は夜の7時』『真っ赤なサンシャイン』
『Children In The Summer』『Dreamer』
『ホームタウン・ブギウギ』『飛ばしていくよ』など。

矢野顕子がこのデュオのために
めちゃくちゃピアノの練習をしたというような
話をしていたけど、そうだろうなと思う。
素晴らしい演奏でした。



[ MEMBSERS ]
矢野顕子 (pf, vo)
上原ひろみ (pf)

@ 東京文化会館 大ホール



終演予定 21時とあるが、
終わったの、21:55でした。
休憩(30分ぐらい)を挟んで 2時間50分ほど
やりました。





2017.4.19

HELEN MERRILL
- Farewell SAYONARA Concerts -


“ニューヨークのため息” ヘレン・メリル
(86歳)が、引退を宣言した。
「フェアウェル さよなら コンサート」は
今日から3日間ブルーノートで行われる。
その初日の 2nd show を観てきた。

2015年に初めてそのライヴを観たが、
その日のエントリーには、
(今後もたびたび来日するのは難しいかも) と
書いている。
実際、2012年から、13、14、15年と
毎年来日していたが、昨年は来ていない。
そして、いよいよの引退宣言だった。

前回は、「激渋カワイイ」と書いたが、
今回もその印象は変わらず。
86歳とは思えない、ロングトーンも
聴かせてくれた。

曲は、
"It Don't Mean A Thing(If It Ain't Got That Swing)"
"Bye Bye Blackbird"、"All Of Me"、
"Autumn Leaves"、"Summertime" など。
"You'd Be So Nice To Come Home To" では、
CD に合わせて口パクし、
バンド演奏に突入するという趣向もあった。
あのレコードは、1955年の発売だから、
62年も前のものなのだな。
アンコールは、"S'Wonderful"。

バンドは、一昨年と同じメンバー。

引退というのは 寂しいけれど、
フェアウェル・コンサートを
観られて良かった。
良い時間でした。
ありがとう、ヘレン。

客席には、八神純子さんの
姿もありました。

[ MEMBERS ]
Helen Merrill (vo)
Ted Rosenthal (p)
Sean Smith (b)
Terry Clarke (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




(2017.5.5)
Blue Note のLive Reports より転記

2017 4.19 WED. 2nd show
[ SETLIST ]
1. IF I SHOULD LOSE YOU
2. THEME FROM TCHAIKOVSKY SYMPHONY NO,5
3. IT DON'T MEAN A THING(IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
4. AM I BLUE
5. SUMMERTIME
6. AUTUMN LEAVES
7. I GOT IT BAD
8. MARGIN OF ERROR
9. PEOPLE WILL SAY WE'RE IN LOVE
10. LOVER MAN
11. BYE BYE BLACKBIRD
13. ALL OF ME
14. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
EC. S' WONDERFUL





2017.4.20

桂りょうば落語会

「東の志ん朝、西の枝雀」と言われた
2代目 桂枝雀は、59歳で自らの命を絶った。
1999年のことである。

枝雀の長男が、噺家になったということを
私は先日まで知らなかった。
一昨年8月、43歳で桂ざこば(枝雀の弟弟子)に
入門し、昨年8月末に年季明けになったらしい。
年季明けというのは、東京でいうと
二つ目昇進みたいなものだ(と思う)。
わずか1年の修行での年季明けは、
異例のスピードらしい。
今日はその桂りょうばの落語を初めて聴いてきた。

まずは、ざこば師匠と2人でご挨拶トーク。
りょうばは、ミュージシャン(Drumer)や
役者として活動していた。
8年ほど前からアマチュアとして
落語をやり出し、40歳を過ぎて
ついにプロになったということだった。
ざこば師匠は、「枝雀兄ちゃんには、
世話になった」と言っていたけど、
そんな兄弟子の息子を弟子にとる心境は、
どんな風なんだろう。

りょうばは、父親が偉大だっただけに、
色々と難しい面もあるだろうが、
本人は至ってマイペースな人のように感じた。
ただ、声が枝雀そっくり。
話し方も所々で枝雀を思わせる。
ざこば師匠は、
「そういう風に聴かんと、
りょうばとして聴いてやってください」と
言っていた。
確かにそう思うが、若い頃に枝雀落語を
聴いたものとしては、難しいな。

挨拶のあと、鶴光の弟子の希光の「動物園」。
続いて、りょうばの「子ほめ」。
ざこば師匠の「上燗屋(じょうかんや)」。
前半の飲み屋と道具屋の部分は好きだけど、
後半の「首提灯」部分はナンセンス過ぎて、
あまり面白くない。
ざこば師匠も「サゲの意味分からんでしょ」と
言っていた。

仲入りをはさんで、りょうばの
「蜆(しじみ)売り」。
この噺は、最初に聴いたのが、
志の輔師匠の CD だった。
それは、どちらかというと
重めの人情噺に仕上がっているのだが、
今日のりょうばのは、
上方らしく、もう少し軽いトーンだった。
設定もサゲもちょっと違っていたが、
面白かった。

りょうばは、今年45歳だが、
当目には20代でも通るんちゃうかと
思えるほど若く見える。
もう少し年を取るともっと味が
出てくるんちゃうかと思った。

今日は、桂りょうば落語会(東京)の
第一回ということだったが、
以前、20年近く東京に住んでいたということで、
今後、東京でも活躍されていくことだろう。


[ 演 目 ]
ご挨拶 ざこば・りょうば
「動物園」 笑福亭希光
「子ほめ」 桂りょうば
「上燗屋」 桂ざこば
〜 仲入り 〜
「蜆売り」 桂りょうば

@ 深川江戸資料館小劇場







2017.4.22

午後8時の訪問者
LA FILLE INCONNUE/THE UNKNOWN GIRL


予告編を観て面白そうだなと思った映画
『午後8時の訪問者』。

少女が、診療所のドアベルを鳴らすが、
診療時間外だからと応じなかった女性医師ジェニー。
その後、その少女は遺体で発見される。
名前も分からない。
自分が、ドアを開けていたら、
少女は死なずにすんだと悔いるジェニーは、
刑事まがいに少女のことを調べ出す。

予告編では、
「新たなサスペンス
かつてなく力強いラストにおいて、
圧倒的な真実が明らかになる」と
紹介されていた。

確かにサスペンス的要素が
ないわけではないが、
これはサスペンス映画でなないだろう。
そして「かつてなく力強いラスト」や
「圧倒的な真実」は、ちょっと大げさ。
最後に明かされるネタに衝撃などないし、
「力強いラスト」とあるが、
あんまりスッキリもしない。

ネット・レビューでは、
サスペンス映画だと思って観に行った人たちの
怒りの声が結構見られる。
最初から、ヒューマンドラマだと
売ればそんな誤解もなかっただろうに、
監督自身が「サスペンスです」って
言うてしもてるから、どうしようもない。
日本人とフランス人の認識の違いでしょうかね。

私は、そんなレビューにも目を通した上で
観たのでそれほどガッカリはしなかったけど、
面白かったかと言われると、う〜んって感じ。

フランス語だったので、舞台はフランスの
どこかだとばかり思っていたら、
ベルギーのセランという都市らしい。
(本作は、フランス・ベルギーの合作。)
ベルギーってベルギー語かと思っていたら、
調べてみると公用語は、
オランダ語、フランス語、ドイツ語とあった。
ベルギー語なんてないねんな、
初めて知ったよ。

ベルギーでは、映画に描かれているように
町医者が患者の家を診療をして
周っているのだろうか。
昭和の日本のような感じだ。

そして、主人公の女医さんの
プライベートがない。
真面目な人として描かれているが、
友達も家族も登場しない。
なんかそのへんもなぁ。


★★★☆☆




よってたかって春らくご'17
21世紀スペシャル寄席 ONEDAY


この落語会「よってたかって〜」は、
私の好きな噺家が多く出る会なので、
何度も観に行っている。

今日もかなり面白かった。
まあ、好きな5人(前座以外)が
出ているのだから、当然と言えば当然だが。

白酒の「短命」。

喬太郎は、良くあることやけど、
半分以上マクラ。
落語は、10分ぐらいでしょうか。
新作「母恋いくらげ」。

一之輔は、「かぼちゃ屋」。
途中で「唐茄子屋政談」と絡めるのが
好きだな。

白鳥は、新作「豆腐屋ジョニー」。
あいかわらずの白鳥ワールド。

そして、トリが三三。
三三は、この5人の中では、
私の中で一番地味というか正統派な
印象だったのだけど、
今日はその印象を改めさせられたね。
演目が、白鳥作というのも驚き。

先日、一之輔で観た「任侠流山動物園」も
白鳥作なのだけど、白鳥の落語って、
白鳥じゃない人が演る方が面白いんとちゃうか。


[ 演 目 ]
「やかん泥」 三遊亭あおもり
「短命」 桃月庵白酒
「母恋いくらげ」 柳家喬太郎
〜 仲入り 〜
「かぼちゃ屋」 春風亭一之輔
「豆腐屋ジョニー」 三遊亭白鳥
「殿様と海」 柳家三三

@ 有楽町よみうりホール






キングコング:髑髏島の巨神
KONG: SKULL ISLAND


中学2年生の時に友達と3人で
電車に乗って映画館へ『キングコング』を
観に行った。
映画の中身より、ジェシカ・ラングの
オッパイばかりが気になった覚えがある。
ああ、思春期。

あれから、41年。
中学2年生の童貞野郎も、今年55歳だ。

今回のキングコングは、ニューヨークには
連れてこられない。
エンパイアステートビルや
世界貿易センタービルに登ったりしない。

現代の話かと思っていたら、
1973年が舞台で、髑髏島の調査に
ベトナム戦争に出ていた兵士達が
かり出される。
その辺のシーンは、『地獄の黙示録』への
オマージュもあるようだ。

感想はね。
ドキッとさせられるシーンもあって、
予想より面白かった。
もう完全に怪獣映画やね。
昨年の『シンゴジラ』より
余計なメッセージがない分、
娯楽に徹しており、楽しめた。
で、その怪獣、キングコングと
巨大生物の戦闘シーンが、迫力満点。

突っ込みどころはあるけれど、
それは、まあ怪獣映画なんだからと
いうことで、許してしまおう。

で、エンドロールのあとに、
おまけの映像があるんやけど、
これがちょっと日本人としては嬉しい。

以下、ネタバレ。
太古の時代、地球を支配していたのは、
コングだけじゃなかったと言って、
ゴジラ、ギャオス(?)、モスラ、
キングギドラの壁画が出てくるの。
これって、日本の怪獣映画への
リスペクトちゃうのかな?
そして、それらの続編があると
におわせているのかな。

出演は、トム・ヒドルストン(ええ男です)、
ブリー・ラーソン(ええ女です)、
サミュエル・L・ジャクソン、
ジョン・グッドマン など。
冒頭の1944年のシーンで
日本軍のパイロットとして、
ギタリストの MIYAVI が出演しているが、
役名が「イカリ グンペイ」って・・・。


★★★★☆





2017.4.23

DOMINIC MILLER TRIO
ドミニク・ミラー・トリオ


STING のバンドのギタリストとして
名が売れた ドミニク・ミラー。
映画『レオン』(1994年)の主題歌、
"Shape of My Heart" の
印象的なギターがドミニク・ミラーだ。

ドミニクの最新アルバム『Silent Light』は、
アコースティック・ギターだけ(数曲で
パーカッションが参加)で作られており、
マイナー調の落ち着いた
インストゥルメンタルに仕上がっている。
(STING の "Fields of Gold" も
インストでカバー。)
ちょっと絵画的というのか、抽象的というのか
同じガットギター(数曲でスチール弦ギターも
使用)のインストでも、先月聴きに行った
ギジェルモ・リソットとは違い、
この人の奏でる音楽は、何かが哀しい。

さて、今日はそのドミニクのライヴに行ってきた。
ライヴでもそんな風に哀しい演奏なのだろうかと
思っていたら、哀しいというより静かな曲では、
厳かな感じさえ覚えた。
ヨーロッパの中世の、ちょっと暗めの教会を
思い起こした。
そんなん行ったことないねんけど、
何か宗教的とでもいう感じかな。
上手く書けないけど。

今日は日曜日だったので、ドミニクが観客に
「教会行ったかい?」って訊いてた。
彼が熱心な信仰を持っているのかどうかまで
知らないけど、そんなこと訊くぐらいだから、
やっぱりそういう感じがしたのかな。

1曲目、"La Belle Dame Sans Regrets" で始まり、
ニューアルバム『Silent Light』から、
"What You Didn't Say"、"Water"、"Baden"、
"Fields Of Gold"、"Valium" 、
そして、"Shape of My Heart"、
ビートルズの "A Day In The Life" など。

ドミニクのギターは、やや小ぶりなエレガット
メーカーは、分からなかったが、
帰ってきてからググってみると、
どうやら、ヤイリ(日本のギターメカー)製のようだ。
1曲だけ、スチール弦を使ったのだが、
Alvarez(ヤイリの海外向けブランド)だったので、
エレガットもヤイリである可能性は高い。
フランスのヤイリのサイトには、
ドミニクのページまであったので、
今日のギターもヤイリとみて
ほぼ間違いないだろう。

ベースは、ヤマハの5弦でした。

アンコールでは、ドミニクが
「ムーディなのがいい?
ファンキーなのがいい?」と
観客に問いかけ、手を挙げさせた。
(私は両方に手を挙げた。)
どちらも同じくらい手が上がると、
迷ってるドミニクに「両方!」という声が。
で、2曲やるのかなと思っていたら、
ムーディなパートとファンキーな
パートのある曲を演奏。
曲の後半、ドミニクは最前列の
女性客の前に座り、彼女の目を見つめながら、
そのムーディなパートを弾いた。

全体に演奏の緩急が素晴らしく、
ライヴは期待以上に良かった。
ライブに行く前より、ドミニクの音楽を好きになった。
明日も行きたいぐらい凄く良かったよ。

STING の公演以外では、ほとんど日本では
ライヴをやったことがないようだが、
今回の来日では、コットンクラブで
4日間8公演が組まれており、
明日と明後日もあるのです。


[ MEMBERS ]
Dominic Miller (g)
Nicolas Fiszman (b)
Miles Bould (ds)

@ COTTON CLUB
2nd show




参考
Acoustic Guitar World Dominic Miller Interview





2017.4.24

三遊亭圓歌 死去

昨日、三遊亭圓歌 師匠が、亡くなった。

2015年の 8月に一度だけその高座を観た。
東京で開催された 桂米朝 追善落語会の
ゲストで登場されたのだ。
その日のエントリ―に私はこう記している。

この圓歌師匠が凄かった。
なんというか、その存在が凄くて、
私は噺を聞いているだけで、
わけもなく涙が出てきた。
今日は、圓歌師匠を聴けただけでも
行った甲斐があるほど


その会の目当てだった、
桂 ざこば・南光・米團治を
しのいで インパクトがあったことを
覚えている。

その日、本人が自分の年齢を
「85歳か86歳か分からない」と
言っていたが、今日の報道でも
85歳としているものと
88歳と報じているものがあった。
落語協会のプロフィールでは、
1932年1月10日生まれとなっているせいか、
85歳と書いている報道が多い。

一度しか観られなかったけど、
ハッキリと記憶に残る高座であった。
(演目は「中沢家の人」。)

合掌。




Paul McCartney コンサート間近


2013年、2014年、2015年、そして2017年。
昨年を除いて、毎年のように来日してくれる
ポール・マッカートニー。

2013年にポールのコンサートに行った人の
話を聞き、行かなかったことを悔やんだ私は、
2014年の公演は、絶対に行こうと思った。
先行抽選に申し込むも落選した私は、
一般発売を待ちきれず、
ネット・オークションで
ちょっと高めのチケットを入手した。
にもかかわらず、
公演はポールの体調不良で、
当日、中止になった。
観客は会場まで出向き、中止を知った。

そして 2015年、思ったよりも早く
ポールは戻ってきてくれた。
それで、やっと初めてポール(73歳)の
コンサートを体験することが出来た。

中止があったものの3年続けて来日したから、
次があるとしても、数年先かと思っていたら、
今年、またまた来日。

迷ったけれども、
やっぱり最後かもしれないと思うと
観ておかなくてはと思い、
チケットを取った。
今週の土曜日(29日)東京ドームの公演だ。

2015年は、大阪(京セラドーム)1公演の後、
東京ドーム3公演、そして追加公演として
日本武道館での公演が1回あった。
武道館の SS席は、10万円だった。

1966年にビートルズが武道館で
公演したということもあり、
ポールのファンにとっては、
武道館で観られるというのは
特別な意味を持つ。
2014年の武道館公演も中止になったし、
大人のファンが多いだろうから、
10万円出して観てみたいという人も
いるのだろう。

今回も武道館公演があるのだが、どうも
チケットの売れ行きが良くないようだ。
というのも、武道館公演は明日(4月25日)
なのだが、3日前の22日の時点で、
ぴあから当日引換券販売のお知らせメールが届いたし、
今日(前日ですぜ)は e+ から同様の
お知らせメールが届いた。

22日のぴあでは、SS席(10万円)、S席(8万円)、
A席(6万円)について空席があった。
「残りわずか」ではなく「空席あり」と
なっており、B席(4万円)のみ
「空席なし」(つまり売切れ)になっていた。
今日の e+ の状況は、チェックしていないけど。

普通は、ええ席から売切れていくもんだと思うが、
ええ席が売れ残っているというのは
チケットが高いから起こった現象に違いない。

今朝の FM 放送でも、まだ座席がありますと、
アナウンスしていたし、
かなり売れ残ってしもたんかなと思った。

一昨年、10万円出してポールを観た
多くの人が、今回は(今回も行くなら)
東京ドームにしようと思ったんじゃないだろうか。
そんなに続けて10万円のコンサートに
行く人がたくさんいるとは思えない。
推測だけど。

ドームで観るために
地方から東京に出て来る人の中には、
交通費と宿泊費で、
5万円以上かかる人だっているだろう。
チケット代と グッズも買ったとすると
合わせて10万円近くになるかもしれない。

私だって、ドームより武道館で観たい。
でも、10万円はちょっと高すぎやしませんかねぇ。

でも、一度10万円で売り出したものを、
次回値下げするのも難しいだろうな。
次回があるとしてだけど。

チケット代が高いという不満話になってしまった。
ポールのせいではない。

もうすぐ75歳になるポール。
明日から始まるジャパン・ツアー、
今回も無事に楽しく観られることを祈ります。





2017.4.25

端午の節句

なんとなく、
カーネル・サンダースおじさんが
気の毒に見えるのは 私だけでしょうか。







2017.4.26

THE DOOBIE BROTHERS
ドゥービー・ブラザーズ


死ぬまでに一度は観ておきたいアーティスト、
今夜はドゥービー・ブラザーズ 。
時々 来日はしていたけど、
日本武道館での公演は、21年振りらしい。
私は観るの初めて。




開演直前

1曲目、"Jesus Is Just Alright"。
ギター3人とベースの4人が、
フロントに並ぶ姿は、とてもかっこいい。
ザ・ロックバンドって感じ。



2011年に観たイーグルスは、
なんとなく日曜大工のパパ達感があったけど、
ドゥービーの面々は、見た感じもロックバンド。
何が違うのか考えてみたけど、
パトリック・シモンズの存在が大きいように感じた。
イーグルスは皆、髪の毛が短くなっていたけど、
パトリック・シモンズは、長髪のままで
カウボーイハットだからね。
体型も、スリムなままだし。

曲は "Jesus Is Just Alright" の他、
"Rockin' Down The Highway"、
"Black Water"、"Long Train Runnin'"、
"China Grove" など。

マイケル・マクドナルドがいないので、
"What A Fool Believes" や
"Minute By Minute" は、演らなかったけど、
"Takin' It to the Streets" は、演ったよ。
パトリックの歌い方が、心なしか
マイケルに似せているように感じたのは
思い過ごしかな。

アンコールは、"Without You" と
"Listen To The Music"。

会場が大合唱になってた。
みんな 歌詞覚えてるんやな。
私なんかよりずっと本物のファンが
大勢いたんだろう。

アンコールを入れて、
約90分とやや短めのコンサートだった。

ところで、ドゥービー・ブラザーズ の
オフィシャルサイトを見ても
チラシやポスターを見ても、写真はご覧のように



トム・ジョンストン、パトリック・シモンズ、
ジョン・マクフィーの3名のみ。
一応、この3人がドゥービー・ブラザーズ で
あとメンバーは、サポートということなんだろうか。

ギターは、トム・ジョンストンのエレキが
PRS を2本(だったと思う)と
アコギ(メーカー未確認)。
パトリックのエレキは、Fender ではなさそうな、
ロッキントレモロ付のストラトと
ノーマルなストラト 他 を使用。
アコギはテイラーと他のも使ってた。
ジョン・マクフィーのエレキギターは、
Line6 の Variax に見えたけど未確認。
数曲でアコギ、フィドル(ヴァイオリン)も弾いたし、
ハープも吹いた。

トム・ジョンストンのアクションが、
なんかプロレスラーを思わせて微笑ましかったな。

金沢、東京、名古屋、大阪の4公演で、
ツアーは、明日、明後日と続きます。


[ MEMBERS ]
Patrick Simmons - Gt/Vo
Tom Johnston - Gt/Vo
John McFee - Gt, Fiddle, Vo
Bill Payne - Key
Marc Russo - Sax
Ed Toth - Drs
John Cowan - B/Vo

@ 日本武道館


ちなみに明日は、サンタナのコンサートで、
また武道館なんだけど、今月の前半には、
オーストラリアで、
"Santana With Special Guests
The Doobie Brothers"

というツアーを周っていたようだ。
その流れで、ジャパン・ツアーなのかも。


(2017.4.27 追記)
ネットで SETLIST を発見したので転記しておく。

1. Jesus Is Just Alright
2. Rockin' Down the Highway
3. Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
4. Another Park, Another Sunday
5. Clear as the Driven Snow
6. Spirit
7. World Gone Crazy
8. Eyes of Silver
9. Dark Eyed Cajun Woman
10. Sweet Maxine
11. Takin' It to the Streets
12. The Doctor
13. Black Water
14. Long Train Runnin'
15. China Grove
Encore:
16. Without You
17. Listen to the Music





2017.4.27

SANTANA
サンタナ


今日も武道館。



昨日のドゥービーに続いて、
死ぬまでに一度は観ておきたい
アーティスト、今夜は SANTANA。

SANTANA は、ギタリスト、
カルロス・サンタナを中心にしたグループで、
1969年にデビューしているので、再来年には
デビュー50年を迎える 老舗バンド。
デビュー当時のメンバーは、
カルロス以外残ってないけど。

SANTANA といえば、私たちの年代で、
『哀愁のヨーロッパ』を
聞いたことがない人はいないだろう。
この『哀愁のヨーロッパ』、
泣きのギターの代表曲としても有名だが
原題は『Europa』。
「哀愁の」と付けたのは正解やろな。
日本人、「哀愁」好きやからなぁ。

私は高校生の頃、LP レコードを
たくさん買うお金がなくて、
シングル盤も買っているのだが、
サンタナの『君に捧げるサンバ』の
シングル盤も買った。
これの原題は、『Samba Pa Ti』。
正しくは「Sanba para ti」と書くようだが
意味は「君のためのサンバ」なので、
結構直訳だったのでね。
出だしのタメたメロディが、
私には、とてもノスタルジックで、
今も好きな1曲だ。

さて、サンタナの初コンサート。
ラテンの血が騒いだねぇ。
そんなもん流れてんのんかと思うけど、
流れてんねんなぁ、これが。
日本人誰でも数パーセントは流れてんちゃうか。

ほんで、サンタナがなんで 50年近くも
第一線で演ってこられたか、
ライヴを観て分かったような気がする。

なんというか、セクシーで官能的なんですわ。
カルロスが、と違うで、音楽がやで。

そのセクシーな音楽は、人間の本能に
直接届くんとちゃうかと思った。
まあ、音楽ってそういうもんやろうけど、
特に「ラテン」は、官能的やと思った。

ステージ上のバックスクリーンには、
ライヴの映像だけではなく、
暗示的な映像が映し出されたり、
カルロスの若い頃の映像が映し出されたり、
ダンスするどこかの原住民が、
演奏する音楽に合わせて
踊っているように見えたりと、
演出もよく考えられていた。



オープニングには、仏陀(?)かと思う
像が映し出された。
実際、カルロスが以前使っていた
ヤマハの SG というギターには、
仏陀のインレイが施されていたしな。

彼は、瞑想するし、信仰深くて
スピリチュアルな人という
印象を持ってたけど、
今日のコンサートでも
世界平和へのメッセージを発信してた。

また、途中ステージの上から、
カルロスが前の方のお客さんに向かって
合掌するので、何かなと思ったら、
僧侶らしき人がお客さんの中に
いたようだった。

何かの曲の途中で
バックスクリーンに映し出された
メッセージ。



MAY THE HEAVENS OPEN UP
AND THE ANGELS BLESS
EACH AND EVERYONE
WITH THE DEEP AWARENESS
OF THEIR OWN LIGHT

天国が開かれるかもしれない、
そして、天使たちは
光の深い認識によって、
誰もを祝福する

私の適当な訳なので、
全然違うかもしれない。
(たぶん、違ってる。)

曲は、そんなにたくさん知らないのだけど、
"Europa"、"Black Magic Woman"、
"Oye Como Va"、"Smooth" など。
"Samba Pa Ti" が聴けなかったのは残念。

バンドは、リズム隊が超強力!
女性ドラマーに男性パーカッションが2人。
3人とも、ソロが凄かった。
ドラムは、Lenny Kravitz のバンドにもいた、
シンディー・ブラックマン・サンタナ。
名前に「サンタナ」が付くから、娘かなと
思って調べたら、なんと、奥さんでした。
なんでも、2010年にステージで
プロポーズされたとか。

ティンバレスは、昨年10月、
日米混合ファンク・バンド
Nothing But The Funk でも観た、
カール・ペラーソ。
たぶん、サンタナ以外のメンバーでは、
一番古い人だと思う。
カウントを出したり、リーダー的な
印象も受けた。

もう一人のパーカッション、
コンガ担当は、パオリ・ メヒアス。

カルロスのギターは、鮮やかな赤の
PRS のシングルカッタウェイ。
アンコールでは、同じく PRS の
ゴールドトップを使用。

途中1曲で、テレキャスの形の
ニットノ・ギターのエレアコを使用。
          ↓


ニットノ・ギターは、日本人である
ニットノトオルさんの作るギター。

今回のツアーは、盛岡、大阪、名古屋、
そして東京の4公演だった。
(今日が最終日)
カルロスは、今年70歳になる。
これからも元気でええギターを聴かせて欲しい。


[ MEMBERS ]
カルロス・サンタナ (G)
シンディ・ブラックマン・サンタナ (Ds)
ベニー・リートヴェルド (B)
カール・ペラーソ (Timbales)
アンディー・バーガス (Vo)
トミー・アンソニー (G)
デイヴ・マシューズ (Key)
パオリ・ メヒアス (Congas)
レイ・グリーン (Vo)

@ 日本武道館

今日は、1階席の正面、3列目
(南の C列)で、見やすかった。





(2017.5.5)
setlist.fm より転記。

[ SETLIST ]
1. O Paradiso
2. Are You Ready People
3. Toussaint L'Ouverture
4. Maria Maria
5. Foo Foo
6. Corazon espinado
7. Incident At Neshabur/ Europa
8. Jingo
9. Evil Ways/ A Love Supreme
10. Orinoco / Rain / Kate / La Jean
11. She'S Not There / Marbles
12. Black Magic Woman / Gypsy Queen
13. Oye Como Va
Encore:
14. Soul Sacrifice-(Cindy Solo)
15. Smooth
16. Love, Peace and Happiness





2017.4.29

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
LION


5歳の時にインドで迷子になり、
オーストラリアの養父母に引き取られ
育った青年が、25年後、Google Earth で
自分の家を探すという、実話を基にした映画。

主人公のサルー役に
『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル。
サルーの子供時代を演じる、
サニー・パワールが とても良い。
サルーを引き取る養母にニコール・キッドマン。

サルーが迷子になるのが1986年(だったと思う)。
戦後の混乱期なら分かるが、
80年代に 日本ではこんな迷子は
起こりえなかっただろう。
インドでは今でも年に8万人もの迷子がいるという。
一体そのうち何人が家族のもとに戻れるんだろう。
映画にも暗示されているが、
人身売買や臓器売買など悪人の餌食に
されてしまうなど日本では考えられない
現実があるのだろう。

映画は、結末が分かっていても感動的だった。
サルーが Google Earth で故郷を
見つけるというだけの話ではなく、
サルーを引き取った、
タスマニアの夫婦が凄いと思った。
子供が出来ないから養子を取ったのではなく、
人口が膨れ続ける地球で、自分たちの子供を
持つことよりも困っている子供を助けたいと。
そんな考えで、外国の、会ったこともない
子供を引き取る夫婦が実際にいるんやね。

そしてこれは、苦悩の物語でもある。
幼い弟を見失った兄の苦悩。
幼い息子が帰ってこない母親の苦悩。
大好きな兄や母と離れ離れになった5歳児の苦悩。
今も自分を探し続けている兄や母が
どこにいるのかも分からない苦悩。
養子を引き取った養母の苦悩。
ストーリーに描かれていない苦悩や葛藤までもに
思いは巡る。

映画の最後に明かされる
タイトルの「LION」の意味には、
どういうわけか、心を揺さぶられる。
「LION」が強さの象徴だからだろうか。

また、迷子になったときにはぐれた兄のその後は、
あまりにも悲し過ぎる。
事実は小説より奇なりというが、
これがフィクションではないところが、
この作品の力強さだと思う。


★★★★★


おまけ
ラストでタイトル「LION」の意味が
明かされたとき、私は嗚咽が漏れそうになった。
そして、一緒に観た妻の映画館を出ての第一声。
「なんで『ライオン』っていうタイトルやの?」
もう、ひっくり返りそうになったで。
なんでも本人が言うには、泣きすぎて、
そこんとこ字幕が読めなかったというのだが。




Paul McCartney
ONE ON ONE JAPAN TOUR 2017




行ってきました、東京ドーム。
ドームのコンサートは、イーグルス、
ストーンズ、前回のポール・マッカートニーに
続いて4回目なのだが、
初めてアリーナ席に座ることが出来た。
アリーナ席と言っても真ん中より後ろなのだけど、
それでもスタンド席に比べたら、
大分ステージに近い。
ステージとの距離は、武道館の1階席の
一番後ろぐらいの感じかな。

ステージの正面(向かってやや左寄り)だったので
サイドのモニターもステージ上のモニターも
良く見えた。
前回は、ステージ上のモニターが
見えにくい席で不満が残ったもんね。

メンバーがステージに登場するや否や、
アリーナ席は総立ち。
内心、座って観たいなぁと思いながら
(年寄りか)も立たないと見えないので私も立った。
ポールのファンの凄さは、
スローな曲の時でも座らないこと。
結局、コンサート終了まで立ちっぱなしでした。

今年75歳になるポール。
元気そうで、お茶目な印象は前回と同様。
でも、さすがにツアーはキツイのか
年のせいもあるのか、
何回か声がしんどいところがあったけど、
全体としては、年齢を感じさせない
ステージだった。
日本語でたくさん喋ってくれたし、
英語の時は、即座に訳がモニターに
映し出され、ファンへのサービスも満点。
今回も一度も水分を摂らなかったよ。

ステージ演出も、セット、ライティング、
レーザー光線、モニターに映しだれる映像など
どれをとっても豪華。
前回もあったけど "Live and Let Die" での
花火や炎も 恒例なのかな。

1曲目 "A Hard Day's Night" で始まり、
ビートルズ、ウイングス、ソロの曲まで
たっぷり 39曲! 2時間35分ほど。
"I Wanna Be Your Man" は、
「初めて演ります」と言っていたので、
ライヴでは演ってこなかった曲ということかな。
"Let It Be" を聴きながら、初めてこの曲を聴いた、
44年前の小学5年生の日のことを思い出し、
なんとも不思議な感覚になった。

ポールのベースは、ヘフナーの
バイオリン・ベースのみでリッケンバッカ―はなし。
ギターは、派手なペイントのレスポールと、
アンコールでサンバーストのレスポール。
アコギは、マーティンと思われるもの。
"Something" では、前半、ウクレレを弾いた。
アンコールで登場したときに、
エピフォンのテキサンを持つと、
会場で歓声が上がった。
私でも知っているくらいだから、
さすがにファンの間では、このギターを持つと
"Yesterday" を演るというのは常識なんだろう。

ギターのラスティ・アンダーソンと
ブライアン・レイは、かなり多くのギターを使った。
ブライアンは、ポールがギターやピアノを
弾くときにベースを担当するので、
それほどでもないけど、ラスティは、
少なくても7〜8本は使ったな。

2015年は大阪公演もあったけど、
今回の来日は、東京の4公演のみ。
だんだん公演回数も減っていくのかもしれない。

ポールは、「See you next time!」と言っていた。
次があることを祈ろう。



[ MEMBERS ]
Paul McCartney (Vo, B, Gt, Pf)
Rusty Anderson (Gt)
Brian Ray (Gt, B)
Paul Wix Wickens (Key, Gt)
Abe Laboriel Jr. (Drs)

[ SETLIST ]
1. A Hard Day's Night
2. Save Us
3. Can't Buy Me Love
4. Jet
5. Temporary Secretary
6. Let Me Roll It
7. I've Got a Feeling
8. My Valentine
9. Nineteen Hundred and Eighty-Five
10. Maybe I'm Amazed
11. I've Just Seen a Face
12. In Spite of All the Danger
13. You Won't See Me
14. Love Me Do
15. And I Love Her
16. Blackbird
17. Here Today
18. Queenie Eye
19. New
20. The Fool on the Hill
21. Lady Madonna
22. FourFiveSeconds
23. Eleanor Rigby
24. I Wanna Be Your Man
25. Being for the Benefit of Mr. Kite!
26. Something
27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
28. Band on the Run
29. Back in the U.S.S.R.
30. Let It Be
31. Live and Let Die
32. Hey Jude
Encore:
33. Yesterday
34. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
35. Hi, Hi, Hi
36. I Saw Her Standing There
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End

@ 東京ドーム

終わってすぐスマホで見てみたら、
セットリストがアップされているのには驚いた。


[ ポール関連エントリー ]
2014.4.21 ポール・マッカートニー 行くでぇ!
2014.5.13 PAUL McCARTNEY at BUDOKAN
2014.5.18 残念 ポール・マッカートニー
2014.5.20 全公演中止
2015.1.29 ポール・マッカートニー 4月来日決定!
2015.4.23 ついに! ポール・マッカートニー
2015.4.25 ポール・マッカートニー
2017.4.24 Paul McCartney コンサート間近





2017.4.30

イタリア映画祭 2017
愛のために戦地へ

In guerra per amore / At War With Love


日本で未公開の最新のイタリア映画を
上映するイタリア映画祭。
昨日(4/29)から、5月6日まで東京は
有楽町の朝日ホールで開催されている。
今回が17回目ということだが、
今年は15本の日本未公開作品と
5本のアンコール作品が上映される。

私は2013年にこのフェスを知ってから、
毎年 2〜3本を観に行っている。
本当は全作品観てみたいところだが、
そういうわけにもいかない。
今年は 2本をチョイス。

その 1本目。
今日は『愛のために戦地へ』を観てきた。
原題は「愛のための戦争で」という意味で、
英語のタイトルは『At War With Love』。

上映の前に
ピエルフランチェスコ・ディリベルト監督の
挨拶があり、上映後に観客との質疑応答の
時間が設けられていた。
こういうのは、映画祭ならではで、
1,450円のチケット代でずい分得した気分だ。



物語は、第二次大戦中の1943年が舞台。
ニューヨークのレストランで働くシチリア出身の
アルトゥーロは、レストランのオーナーの姪、
フローラと相思相愛だが、フローラには
許婚がいて、結婚が出来ない。
結婚するためには、シチリアにいるフローラの
父親に会って、許しをもらうしかないが、
シチリアに行くお金もない。

そんな時、アメリカ軍はシチリアを
開放するためにマフィアと手を結び
シチリアに上陸する作戦を練っていた。
偶然そのことを知ったアルトゥーロは、
志願し、米軍兵としてシチリアに行くことになる。

というような展開だ。
この米軍とマフィアが手を組んだというのは、
実話らしい。
マフィアの協力を得て、
上陸をスムースに進めることの引き換えに
米軍はマフィアの犯罪者たちを解放した。
米軍はファシズムから、
島民を解放したかもしれないが、
再び島はマフィアの管理下に置かれることになった。

その様子を、アルトゥーロの恋物語を
絡めながら描いている。

監督は、コメディですと言っていた。
途中、お客さんは笑っていたシーンも
結構あったけど、私はほとんど笑えなかった。
声を出して笑っているご婦人たちが、
不謹慎に感じるほど、私にはシリアスだった。

明るく描かれている部分はあるけれども、
市民をマフィアの手に渡したのは、
やはり戦争の悲劇に感じた。

マフィアの復活に疑問を感じ、
ルーズベルト大統領に手紙を書く
米軍中尉は、主人公のアルトゥーロと
間違われて、マフィアに殺されてしまう。

ラストは、アルトゥーロが
その手紙を大統領に手渡そうと、
ホワイトハウスの前でフローラとともに
大統領を待つシーンで幕を閉じる。


上映が終わってから 監督が、
アメリカはイタリアの敵だったのに
米軍が来ると「解放された」と
イタリア人が手のひらを返したことを
みっともない(そんなニュアンスだった)と
思うと言っていたのが印象的だった。
「何からの解放だ?自分達か?」と。

そして、ドイツ国民は戦後も自分たちの
過去の過ちを問い続けているが、
イタリアは、全部ヒトラーのせいにして、
そんなことしていない、と。

そんなシリアスな話をしながらも、
ディリベルト監督は、とっても笑顔で、
ひょうきんなイタリア人という印象。
映画撮影の裏話も聴けて面白かった。
次の映画は、「東京で撮る」と
言っていたので楽しみだ。


★★★★☆





イタリア映画祭 2017



ひとりごと