私の音楽活動とギターに関するもの 2018
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2018.1.13
ギターサポート
先月、シンガー・ソングライターを
目指している若い女性のライヴの
サポートをしてくれないかという
依頼があった。
とりあえず、2曲音源を聴かせてもらい
ご本人にもお会いし、話した上で
引き受けることにした。
うまくいくかどうかの心配は、
年齢の差などではなく、
音楽の指向性の違いだ。
明らかに普段聴いている音楽や、
好きな音楽が違う人との共演・コラボは、
ハマれば面白いものができるだろうし、
ダメな場合は途中で空中分解だ。
まあ、もう若くないので途中で空中分解は
ないだろうけど。
曲は、彼女のオリジナル曲。
10曲ほどのライヴを来月行う予定で、
今日はその1回目のリハーサルだった。
大体は、上手くいったが、
難しいのは、「カッコいい」と
思うものが違う場合。
これは、やはり難しいなぁ。
妥協はしたくないが、
形にしていかなくてはならないし。
自分のやり方に執着するエゴに振り回されながら、
執着を手放した先の、まだ見ぬ表現を
模索するしかないと言いましょうか、
まぁ葛藤しながらやるしかないわな。
2018.1.22
ライヴのご案内
昨年12月10日に予定していたが
延期となった 和田明とのライヴ。
3月4日(日)にやります。
先日、横浜 Motion Blue でのライヴを
満席で成功させ、また1ランクアップし、
そしてちょっと痩せた 明 とのライヴ。
私も とっても 楽しみなのだ。
皆様 ぜひ、お出で下さい。
すでに、ご予約をいただいております。
あと数席 空席がございますので、
ご予約はお早めにお願いいたします。
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3月 4日(日)
あきらとしんや
Open 18:00
1st show 18:30〜
2nd show 19:30ごろ〜
MC 無料。チップ制。
シートチャージ700円。要ドリンクオーダー。
at bar dAZE(原宿)
〜 Members 〜
vo>:和田明
gt:つつみしんや
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2018.2.19
永岩菜月 ライヴ
昨日は、今年最初のライヴだった。
永岩菜月ちゃんという女性のサポート。
11曲、全曲 彼女のオリジナル曲でのライヴ。
昨年11月の終わりごろだったか、
彼女が習っているギター教室の先生に
紹介され、サポートを務めることになった。
数曲でコードアレンジから、イントロや間奏を
作るまでのアレンジをしたが、
自分では中々の出来だったと思っている。
本番の演奏は、90点ぐらいかな。
まあまあ上手く弾けたよ。
満席御礼。
[ MEMBERS ]
永岩菜月 (vo, gt, harmonica)
つつみしんや (gt)
@ bar dAZE(原宿)
2018.2.21
ギターを買おう!
アメリカのギター・メーカー、
ギブソン社が倒産危機というニュースが
この2〜3日に飛び交っている。
う〜む。
エレキギターが売れなくなっていると
いう記事は、読んだことがあるが、
そこまで酷い状況か。
ギブソン社は、この数年、私なんかでも
(えっ?そんなん出すの?)と
思ってしまうようなモデルも出しており、
それが実は、経営困窮の表れだったようだ。
ちなみに私もギブソンのギターは、
1本持っており、55年の人生で
一番高かった買い物が、
なんとそのギターだ。
(2009年製 Historic Collection Byrdland)
まあ、車を新車で買ったこともないし、
住宅も買ったことがないので、
高価な買い物は
ギターぐらいしかないのだけど。
この記事には、ギターが売れなくなった原因を
ワシントンポストのインタビューに
ポール・マッカートニーが
こうコメントしたとある。
「電子音楽が増えて、若者は以前と
違った聴き方をしている。
私はジミ・ヘンドリックスに憧れたものだが、
ギターのヒーローは、もういないんだ。
かつては誰もがギターを
欲しがったものだが......」
若者がギターを買わなくなったという
データもあるようなので、
ポールの言うことも一因かも知れないが、
私は今までにギターを作り過ぎたんじゃないかと
勝手な推測をしている。
メーカーは、新品が売れないと商売に
ならないが、市場は中古ギターで
あふれ返っている。
今、ヤフオクを覗いてみても、
エレキ、アコギ合わせると約6万本もの
ギターが出品されている。
中には、楽器店が出している新品もあるが、
ほとんどは個人なり業者が出品している
中古品だ。
まあ、売りに出されているだけで、
売れているかどうかは分からないので、
私の推測は、全くあてにならないが。
おまけに安いギターが増えた。
これは、技術の進歩で安く良いものが
出来るようになったからだ。
ギター好きの私としては、
ギブソンが倒産するのは、大変残念なので、
なんとか生き残って欲しいと願っている。
色んなメーカーが経営母体が変わっても
そのブランドは残っているところが多いので、
ギブソンも消えてしまうことはないと
思っているのだけど、どうだろう。
ちなみに、私はまだまだギターが欲しいので、
ギター業界に貢献し続けます。
ギタリストの中には
「我々ギタリストは一生買い続けるしかない」
という至言を残した人もいるようで、
それを聞いて自分は間違っていなかったと
安心したよ。
さあみんな、ギターを買おう!
[ JAZZ GUITAR BLOG 関連記事 ]
エレクトリック・ギターのゆるやかな死
エレキギターが売れなくなった本当の理由は何なのか
[ ワシントン・ポストの記事 (英語なので読めませんが)]
Why my guitar gently weeps
2018.3.4
明とのライヴ (その3)
3回目となる、シンガー和田明とのライヴ。
本日も満席のお客様で、楽しいライヴでした。
中には、約20年ぶりに私の演奏を
聴きに来てくれた方もいて、
ホント嬉しい楽しいライヴでした。
明とは25歳年の差があるのだけど、
親子ほど年が離れていても、
一緒に何かをクリエイトできる楽しみと
喜びを授かれるというのは、
音楽のおかげ以外の何ものでもない。
そういう意味では、今となっては
11歳の時にギターをチョイスした自分は
正解だったねと言ってあげたい。
若い時の夢だったプロ・ミュージシャンには
なれなかったけど、それは自分の
才能とセンスと努力の不足だということは、
十分わかっている。
それでも、プロにはならない(なれない)と
決めた時からも、ずっとプロ並みの
演奏を目標にして続けてきた結果、
少しはまともなギターを弾けるように
なってきた(と思う)。
と言っても、まだまだ自分でも
100点には程遠いのだけど。
プロとアマの間には、
楽器を演奏したことがない人には
想像できないような深い深い溝がある。
越えられそうで決して
越えられない溝がある。
その溝が見えた人は、プロになることを
潔く諦められるのだと思う。
その溝が見えない人は、
知らないうちにその溝を超えているか、
溝の存在さえ気づかずに自分がプロに
なれると勘違いしているかのどちらかだと思う。
私もずい分長い間、勘違いしていたくちで、
今となっては恥ずかしいのだけどね。
ライヴに話を戻そう。
明は音楽的にだけではなく、
人間的にも とても魅力のある人で、
なおさら、一緒に音楽を奏でることに
幸福を感じる。
それは回を重ねるごとに深まっていく感じ。
リハーサルで彼の歌を聴けることさえ、
特権に感じてしまう。
また、演りますので、今回来られなかった方も
ぜひお出で下さい。
詳細決まりましたら、発表します。
[ SETLIST ]
- 1st show -
1. All Around Me
2. Sweet Memories
3. パレード
4. Here There And Everywhere
5. Pink and Blue
6. A Song For You
- 2nd show -
1. Voices
2. Sunny
3. 猫の街 (明オリジナル)
5. Fly Me To The Moon [アカペラで]
6. あきらとしんやのテーマ(つつみオリジナル/インスト)
7. Stay with Me Tonight(つつみオリジナル)
8. 気絶するほど悩ましい
9. New York State Of Mind
- EC -
1. This Masquerade
2. 虹職人 (明オリジナル)
[ MEMBERS ]
和田明 (vo, gt, cajon)
つつみしんや (gt)
Guest : 麻生博文 (b) (This Masquerade)
@ bar dAZE(原宿)
(2018.3.10 写真追加)
2018.3.9
アマチュアとプロフェッショナル
最近、毎日のようにチェックしているブログに
「JAZZ GUITAR BLOG」があるのだが、
興味深いエントリーが多く、ためにもなる。
少し前のエントリーだが
「アマチュアとプロフェッショナルの違いとは」には、
唸らされること、耳が痛いこと、
なるほどと気付かされることが書いてあった。
例えば、
アマは何かを達成したらそこでやめる。
プロは最初の達成が
はじまりにすぎないことを知っている。
とか
アマは最初の失敗であきらめ、
自分が落伍者だと決めつける。
プロは失敗を成長と熟達への道筋の
一部であると捉える。
とか
アマは良い結果を生み出すと
それが自分の才能のおかげだと考える。
プロはそれが幸運の産物であると考える。
とか
アマチュアは願望ベースで考え、プロは
冷静に現実を見てそれに対処する術を模索する。
アマは傷付くことを恐れ、
自分と正直に向き合うことを恐れる。
とか。
プロの中にも、音楽を音楽としてではなく、
例えば有名になる手段であったり、
エゴの満足の道具としている人も
いないわけではなさそうだが、
私が、最近の自分の演奏から
感じとているのは、音楽とエゴの
バランスの悪さだ。
生きている限り、エゴはあるのだから、
エゴを全否定したり、ないもののように
抑え込むのは、それはそれで次なる問題を
生み出すのは知っている。
エゴが、良い音楽を生み出すことに
役立っているのか、それとも、
音楽を台無しにしているのか、
大事なのは、そのバランスだと思う。
ここぞという場面でトリッキーなフレイズ
(というほどのものでもないねんけど)を
入れてみたりする時、私の場合、
後でその演奏の録音を聞き直すと
十中八九は、「余計なことをしたな」
と思わざるを得ない。
もちろん、たまにカッコよく出来たと
満足出来ることもあるが、大体は良くない。
特に本番。
そして、もっと深く観てみると、
そのフレイズ自体が良くないわけではない。
その時、自分が「それを何のために弾いたか」が
その良し悪しを決定しているように思う。
例えば、「弾かない」という選択は、
非常にレベルが高いと思う。
人の話を黙って聴き続けるのが
難しいのと同じくらい。
「この人は、ただ話を聴いて欲しいだけなんだ」と
知っていても、つい、自分の考えや意見を
言いたくなるだろう?
同様に演奏中に弾かないというのも
自分をコントロールする高い能力と
音楽を深く知っている知恵と
音楽へのコミットが求められる。
「弾かない」のが音楽のためであったとして
「弾いてしまう」のはエゴであることが多い。
先に「自分がそれを何のために弾いたか」と
書いたが、同じフレイズを弾いても
「音楽のために弾いた」のと
「自分のため(自分がええかっこしたいため)に
弾いた」のとでは、全く違う。
それは、聴いている人にも
伝わるんじゃないかと思う。
それぐらい人間は繊細な感性を
持っているように思う。
2018.3.10
AER Bingo U
たかがスポンジ、されどスポンジ
2005年に購入した AER というメーカーの
ギターアンプ "BINGO U"(Made in Germany)。
ライヴやイベントで時々使用しているが、
AAD の "CUB" を買ってからは、
出番がすっかり減ってしまっている。
ギターとマイクを入力したい時には、
"BINGO U" を使うけれど、
ギターだけの時は、 "CUB" の方が
小さくて軽量なので持ち運びが楽なのだ。
ただ、 "CUB" には、リバーヴが付いておらず、
別に持っていかなければならないのが面倒だけど。
"BINGO U" は、現在は、商品名が変わり、
"Compact 60/3" というのが
その後継機種となっている。
プロでも使っている人が多く、なんと
トミー・エマニュエル・モデルも出ている。
これは通常モデルよりちょい高だが、
DIアウトからはエフェクトがかかっている状態での
出力が可能になるなどの改良点があり魅力。
さて、私の "BINGO U" だが、
購入から13年近く経ち、フロントの
スポンジ(グリル・ガードというらしい)が
ボロボロになってきた。
触ると、ボロボロと粉のようになって
崩れてしまうのだ。
ああ、無常。
"BINGO U" の中古品の多くが
このグリル・ガードが欠品しているようだが、
そういう事情なのだな。
このグリル・ガードだけ売っていないかと
ググったところ、「AER」の文字の入った
純正品(?)を見つけたけれど
6,480円もする。高!
「AER」の文字が入っていなくてもよいから
安いものはないかと探したけど、
これがありそうでない。
スポンジのメーカーのサイトも見たけれど、
売っているものが大きすぎて、
また欲しい大きさに加工してもらうと
加工賃もかかって余計に高くなる。
同じ問題にぶち当たった人は、
やはり今までに何人もいたようで、
ホームセンターで売っている、
薄いスポンジを切って代用したという
ブログを発見した。
それなら1,000円でお釣りがくる。
音も変わらない、と書いてあった。
仮に多少変わったとしても、
たぶん、私の耳では分からないだろうと
思ったが、もっと調べていくと
スピーカーに使われるスポンジでは、
なんでも良いわけではないことも
分かってきた。
そうなると、気持ちの問題だけど、
ホームセンターのスポンジでは、
気に入らなくなってきてしまった。
(もしかしたら、同じかもしれないのに)
グリル・ガードなしで使うということも
考えたが、それもイヤなので、
結局、6,480円+送料で、
「AER」のロゴ入りのグリル・ガードを購入。
高くついたけど、これがダメになるのは、
また10年以上先だから、まあいいやと思って。
生まれ変わった My BINGO U。
2018.3.20
リフレット(初)
指でギターの弦を押さえる板のことを
指板(Fingerboard)という。
その指板には、フレットという金属の
棒状のものが打ち込まれている。
押さえる位置によって、そのフレットが
弦を区切り、音程を決定する役目をする。
ヴァイオリンやヴィオラなどは、
そのフレットがないため、正確な位置で、
弦を押さえないと音程が狂ってしまう。
エレキ・ギターやスチール弦の
アコースティック・ギターの弦は、
金属製であるため、フレットは、
長年の使用で徐々に減ってしまう。
私の moon のストラトモデルのフレット。
フレットが、削れて減ってしまっている。
特に弦が当たる部分は、
溝のようにへこんでいる
こういう状態がもう少し進行すると、
音詰まりが起こり、演奏に支障を
きたすことになる。
フレットが減り過ぎると、
弦を押さえてもまともに音が鳴らないと
いう事態にもなる。
それで、このフレットを全部抜いて、
新しいフレットに付けかえる作業を
リフレット(Refret)という。
この作業は素人には難しく、専門の
リペアマンに依頼するのが通常である。
私は、今までギターを合計で30本ほど
所有してきたが、リフレットが
必要な状態まで行ったことがなく、
一度もリフレットしたことがなかった。
また、リフレットするほどではなくても、
波打ったフレットをフラットにする
「すり合わせ」という作業があるが、
それもやったことがなかった。
1985年にニューヨークで買ってきた、
St Blues の Bluesmaster が、
ちょっと弾きづらくなってきたので、
このたび、ついにリフレットを決意。
知る人ぞ知る 石井正人さんに依頼した。
石井さんによると、そのギターの状態では
すり合わせではなく、リフレットすべき
レベルということだった。
そのギターが、先日戻ってきた。
非常に丁寧な仕上げで満足。
リフレット前のフレットの写真も
撮っておけばよかったが、
そこまで気が回らなかった。
次は、上の(減ったフレットの)写真の
moon のストラトモデルの大幅な改造を
計画中なのだ。
2018.4.5
村山義光
音楽という高い山
大阪に村山義光さんというギタリストがいる。
プロフィールによると1962年生まれ。
私と同じ年だ。
馬場孝喜さん(Gt)と何年もデュオを続けていて、
YouTube には、たくさんの動画がアップされている。
一度は、ナマで観たいと思っているのだが、
中々機会がない。
昨日、スケジュールをチェックしたら、
3月に関東に来て、数日間ライヴやレッスンを
されていたようだ。
気付くのがちょっと遅かったが、
特に埼玉県熊谷市の「Space 1497」という
ハコで行われたギター・トリオ
(村山義光・馬場孝喜・竹中俊二)の
ライヴは、観たかったなぁ。
その日の動画がこれだ。
" Cherokee "
" Donna Lee "
こういう演奏を聴くと、私はプレイヤーとして、
音楽という高い山の入口に
ず〜っと立っているような気がする。
いっこも登ってないような気がするのだ。
これは、別に自分を卑下しているわけでないのだけど。
まあ、あまりに精進が足らんというか
レベルが違い過ぎるのですわ。
今度、東京に来られた時は見逃さないよう
チェックしよう。
演奏だけではなく、村山さんの
ワークショップや、何かについての
レクチャーの動画も YouTube には、
結構あって、それらの話も大変に興味深い。
話が、深すぎて、半分ぐらいしか
理解できないけど、要は、
自分は何も分かってないということは
分かります。
年をとってくると、もっと若い時に
気付けば良かったのにと思うことが、
いっぱいあるんやけど、
そんなこと言うても仕方がない。
「若い時に気付けば良かったのに」という
発想自体が、もうアウトなんやと思う。
2018.4.26
ライヴのお知らせ
和田明 との次回のライヴが決まった。
今度で4回目だけど、
ありがたいことに毎回満席です。
まだ2ヵ月ほど先ですが、今回も満席必至です。
お席を確保いたしますので、ご希望の方は、
お早めに私宛に人数を書いてメールをちょうだい。
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6月24日(日)
― あきらとしんや vol.4 ―
Open 18:00
1st show 18:30〜
2nd show 19:30ごろ〜
入替なし。MC 無料。チップ制。
シートチャージ700円。要ドリンクオーダー。
at bar dAZE(原宿)
〜 Members 〜
vo>:和田明
gt:つつみしんや
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前回(2018年3月4日)の模様
それから、9月には4年ぶりとなる、
ベースのよっしー(古賀圭侑)との
デュオも予定しております。
詳細が決まったら、ご案内いたします。
前回(2014年10月19日)の模様
2018.5.2
ギブソン 破産法申請
ちょっと前に米国のギターメーカー
ギブソン社が経営危機に陥っていることをうけて
「ギターを買おう!」というエントリーを書いた。
そのギブソンが、ついに(?)破産法の適用を
米裁判所に申し立てた。 → 記事
記事には「これは、事実上の経営破綻で、
負債は最大5億ドル(約550億円)」とある。
今後は、「ギターを含めた楽器ビジネスに
専念するとしている」とのことで、
なんとなく私はホッとしている。
というのも、大型電気店のオーディオコーナーに
ギブソンのレスポールをイメージする
スピーカーが展示されていることに
なんとなく違和感を感じていたからだ。
そのくせ、フェンダーのギターアンプ型の
Bluetooth スピーカーは欲しくて仕方ない。
フェンダーのスピーカーは、
フェンダー好きなら誰もが欲しくなりそうな
商品であることに対し、ギブソンのそれは、
ちょっと違うねんな、と思わざるを得ない。
その辺が経営の違いになって表れているのだと思う。
最近いつも読んでいる、
JAZZ GUITAR BLOG の少し前の記事に
非常に興味深いものがある。
ギブソン社の CEO ヘンリー・ジャスキーヴィッツと
フェンダー社の CEO アンディー・ムーニーの
観点の違いがよく分かるものだ。
ギブソンは、業績の悪化を完全に人のせいに
しているように読めるが、フェンダーは、
冷静に物事を見つめ、先を見た商いを
している印象を受けた。
この考えの違いが、業績の違いのように思う。
あまりに対照的なので、楽器に興味のない人でも
読んでみると面白いと思う。
↓
ギブソンCEOヘンリー・ジャスキーヴィッツが
考える理想のギターショップ像とは
フェンダーCEOアンディー・ムーニーが語るギター業界の
未来 同社がレッスン・サイトを立ち上げた理由とは
ということで、心を入れ替えた
ギブソン救済のために一肌脱ごうかな。
[ 関連記事 ]
オンキョーがギブソンの破産についてコメント、「業績に影響はない」
ギターのGibson、米連邦破産法申請。楽器に集中して事業継続
大手楽器メーカーGibsonが倒産法適用を申請
2018.5.9
セッション
友人に誘われて、新宿歌舞伎町の
「GOLDEN EGG」というライヴハウスへ
ギターを担いでセッションに行ってきた。
セッションといってもジャズのそれではなく、
ポップス中心。
キーボード&ヴォーカルの女性がホストで、
集まった演奏者は、おっさんばっかり8人。
全員、50代か60代。
ホンマにおっさん。
なんで若い人おらへんのやろな。
去年も同じ友人に誘われ、
池袋へセッションに行ったのだけど、
そこには割と若い人たちがいたのにな。
とはいえ、おっさんならではの選曲で、
おっさんの私としては、楽しかったよ。
『Let It Be』『Come Together』
『White Room』『It's Too Late』
『Isn't She Lovely?』『慕情』
『Just Once』『True Colors』
『You Are The Sunshine Of My Life』
『Don't Let Me Be Lonely』
『California Dreamin'』などの他
おっさんの持ち込んだオリジナルソングなど、
あっという間の3時間でした。
23時半ごろ店を出て、歌舞伎町を歩いて驚いた。
呼び込みなのか、観光客なのか、
何をしているのか分からないけど、
日本人より断然 外国人の方が多い。
もう日本じゃないみたい。
2018.5.25
スピーカーとイヤホン
もう1年ぐらい前かな。
友人の BOSE の Bluetooth Speaker の
音を聴いてぶったまげて、
凄く欲しくなった。
見た目からは、想像できない音だったのだ。
でも、家にも会社にもスピーカーは
あるし、家で夜中に音楽を聴くのは、
ヘッドフォンが多し、別になくても
困らないし、どうしたもんかなぁと
思っていたら、FENDER(ギターの
メーカーね)からも Bluetooth Speaker が、
発売された。
値段は大差なく、買うならどっちがいいだろうと
ずい分迷ったけど、やっぱり、
ギター弾きとしては、FENDER だ。
クラシック・ギター・アンプのような
小箱から結構迫力のある音が聴けますぜ。
(このサイズで30W。)
もう一つ、イヤホンも新調した。
数ヶ月前、使っていたイヤホンが壊れてしまったので、
以前使っていたあんまり気に入っていない、
某社のイヤホンを使っていたのだが、
やはり不満に耐え切れず、
とうとう買い換えることにしたのだ。
色々調べた結果、初の SHURE。
SE215SPE-A。
イヤホンで音が全然違うというのは、
知ってはいたけど、これぐらい違うと
買ったかいがあるというものだ。
音的には大変満足。
シュアーがけに慣れていないので、
いまだに脱着に少し時間がかかるけど。
今までのイヤホンでは、
落語を聴いていると、山手線の駅の
アナウンスや、電車の通過音で
聞き取れなくて、ストレスだったが、
これはかなり高い遮音性で、
そのストレスからも解放されそうだ。
道を歩きながらは、気を付けた方が
良いくらい。
イヤホンは、4〜5年も使えば、
大体ケーブルがいかれてしまって、
ダメになるが、これは、ケーブルを
交換できるタイプなので、
長く使えそうなのも良い。
2018.6.1
MY NEW GEAR
以前から、P−90 タイプのピックアップの
ギターが欲しかった。
レスポールにするか 335 にするか、
テレタイプにするか、はたまた YAMAHA の
REVSTER にするかと しょっちゅう
脳内ショッピングをしていた。
先日、デジマートで DEVISER の
ROSETTA VESSEL SOAPBAR という
モデルを発見。
このモデル、今まで弾いたことはなかったけど、
10年以上前だろうか雑誌の広告で
何度か見たことはあった。
いつか欲しいなぐらいに思っていたら、
そのうちに製造が終わってしまった。
で、f ホールも魅力的だし、
中古品だけど、比較的美品のようだったので、
迷ったけど「えい!」とクリック。
試奏なしで購入。
このモデルは、あんまりたくさん
作られなかったのか、中古の流通量も少ない。
販売サイトには「マホガニーボディ、
マホガニーネック、ローズ指板仕様」と記されていた。
確かにマホガニートップのモデルも存在するが、
こいつは、バックはマホガニー、トップはスプルースだ。
そして指板はローズではなく、エボニ―だ。
ピックアップは、CREWS VEGAS 搭載という記事も
目にしたが、確かではない。
大きな傷もなく、フレットも9割残っているので
あまり弾かれていなかったようだ。
あんまり意味の分からない指板サイドの
スキャロップ加工、ネックジョイント部の
ヒールレス加工、サイドポジションマークは
蓄光素材など各所にアイディアが活かされているが、
何よりも軽いのが嬉しい。
家の体重計で測ると 2.7キロ。
ほとんどのエレキギターが、3キロ後半から
4キロ前半なので、これはかなり軽い。
ピックアップのカバーをクリーム色に
交換しようかと考え中。
2018.6.5
着せ替えギター
先日、入手したギター、
ROSETTA VESSEL SOAPBAR の
ピック・アップ・カバーをブラックから
アイボリーに交換してみた。
交換前
交換後
うむ。
狙い通り。
私はこっちの方が好きだな。
ところで、こんなただのプラスチックの
品物が意外に高い。
私が買ったのは、ホスコという会社の
SCUD というパーツ・ブランドの物で
ネット・ショップで1個378円(税込)。
ALLPARTS というブランドの物は、
倍以上の918〜1,296円(税込)もする。
(店によって値段が違う。)
それどころか、Gibson 社の純正品だと
1,814〜2,216円もするのだ。
こんなん、100円ショップでも
売ってくれたらいいようなものやで。
まあ、買う人ほとんどおれへんから
絶対、売らんやろけど。
そういうわけで、ギターのパーツは、
意外に高いというお話でした。
今回の費用:送料合わせて1,350円。
SCUD、1個378円って書いたけど、
今、メーカーサイトで確認したら、
「定価 300円+税」って書いてあるやん!
2018.6.14
AS It Happens
リハーサル進行中
今日は、来週日曜日の明とのライヴのリハ。
今回も新たにレパートリーに入れる曲もあり、
以前演った曲もブラッシュアップされた感じで、
リハでさえ演っていて、ホントに楽しい。
来られる予定の方、楽しみにしていてくださいね。
昨年4月に初めて共演した、
ぶっつけ本番のミニライヴを除くと、
来週6月24日の明とのライヴは、4回目。
1回目が昨年の6月25日だったので、
ちょうど1年目になる。
そんなわけで、2人のユニット名を考えた。
"AS It Happens"
辞書を引くと「たまたま」「偶然」の意味とあるが、
使い方によって色んな意味があるようだ。
予想外の話をする時の「実は」のような
ニュアンスもあるみたいで、
例えば "As it happens, I know him." なら
「実は(たまたま)彼のこと知ってるよ」的な感じ。
「起こるまま」「あるがまま」という意味の時も
あるし、なんとなく気に入ってしまった。
頭の「AS」は、Akira と Shinya の頭文字でもある。
昨年4月のカフェのミニライブがきっかけで、
実はたまたま始まったデュオということと
Akira と Shin が、ハプニングした(する)という
意味もこめて、「AS It Happens」。
「アズィットハプンズ」と読んでください。
末尾の「ズ」はハッキリ言い過ぎないよう
軽く言うとなおよし。
2018.6.25
AS IT HAPPENS(あきらとしんや)
ライヴ その4
昨日は、4回目となる 明とのライヴでした。
お出で下さいました皆様、
ありがとうございました。
ライヴは、お客さんなしでは
成り立ちません。ホントに感謝です。
今回は、コンビ名、いえ、ユニット名を
「AS IT HAPPENS」としての初ライヴ。
「ユニットらしくなってきた」という
お声も頂きました。
昨年、私にとっては「夢の共演」として、
偶然始まったこのプロジェクト、
演るたびに音楽が深まる感のある、
非常に意味のあるデュオです。
ギターが「上手になった」とのお声も頂きました。
自分としては、まだまだだと思う面もありつつ、
55歳にして、少しずつ上達していることも
感じております。
継続は、力ですな。
次回は、10月に予定しております。
詳細は、また後日 発表いたします。
衣装もそろえてみました。
写真の具合で、明がでかい!
[ SET LIST ]
-- 1st show --
1. WINDY LADY
2. Voices
3. In My Life
4. Come Together
5. 君の涙が乾くまで (オリジナル)
6. トランジスタラジオ
-- 2nd show --
1. ノーノーボーイ
2. Close To You
3. All Around Me
4. Stay with Me Tonight(オリジナル)
5. Sunny
6. おかえり (オリジナル)
EC. あこがれ(オリジナル)
[ MEMBERS ]
和田明 (vo, gt, cajon)
つつみしんや (gt)
@ bar dAZE(原宿)
2018.6.26
告白 オリジナル・ソング
最近は、たまにしか作曲しなくなった。
作詞は、もう10年以上してないと思う。
たくさんというほどではないけど、
そこそこ、曲を書いていた時期があった。
20代後半から、30代半ばぐらいまで。
33歳で上京してからは、デモテープを作って、
業界の人に手渡したりもしたよ。
作家としてのデビューを狙ったんやけど、
まあ、今から考えると甘かったな。
昨日のライヴでは、そんな私の
オリジナル2曲を明に歌ってもらった。
『Stay with Me Tonight』と
『あこがれ』という2曲。
どちらも、25年以上前、20代後半に書いた。
『Stay with Me Tonight』は、
当時の彼女と上手くいかず、
かなり精神的に参っていた時に、
降りてきたメロディだ。
「降りてきた」と書いたけど、
本当にそんな感じだったことを覚えている。
ラジカセの録音ボタンを押して、
ギターで最初のコード「F69」を弾いたら、
そのままワンコーラス最後まで止まることなく、
メロディが口から出てきた。
だから、作ったという感じではない。
そういうことは、稀にあったけど、
最初から最後まで一気というのは、
この曲だけかもしれない。
その後、これには英語の歌詞を付けようと思い、
当時の心境を表している文章を
英語の歌数曲の中から、探し出して、
組合せてなんとか仕上げた。
『あこがれ』は、その彼女と別れた後、
中々心の整理が付かず、悶々としていた
時期に曲も詞(日本語)も書いた。
皆が皆、そういうわけではないだろうけど、
人生が上手く行っていない時の方が、
曲が出来たり、詞が書けたりするというのは、
なんとも皮肉な感じがする。
もちろん、幸福な時にも創作は出来るけど、
若い頃の失恋や片想いからくる、
創作パワーに勝てるものはないような
気がするのは、私が本物でないからだろう。
職業作家なら、そんなこと言っていられない。
でも、先日、会った
シンガー・ソングライター(女性)に
「人生上手く行ってない時の方が、
曲が作れますよね?」と訊いたら、
「そうそう」とうなずいていたので、
ネガティヴな状況と創作の関係は、
まんざら私だけではないだろう。
エリック・クラプトンの "Layla" なんて、
友達(ジョージ・ハリスン)の嫁さんへの
えげつない想いの歌やもんね。
さて、そんな私の曲たち。
いつか、歌の上手い人に歌ってもらいたいと
思い続けてきたが、明のような、
超上手いシンガーに、歌ってもらえるなんて、
ホントに夢のようなことで幸せです。
できれば、いつかちゃんと録音したいなぁ。
そういえば、Paul McCartney が、5年ぶりの
ニュー・アルバム『エジプト・ステーション』を
発売する。(9月7日)
今年、76歳。
枯れることのない才能です。
新曲 Video
Paul McCartney - I Don’t Know (Lyric Video)
Paul McCartney - 'Come On To Me (Lyric Video)'
2018.6.29
SENNHEISER HD25
SENNHEISER(ゼンハイザー)というのは、
ドイツの音響機器のメーカー。
このヘッドフォンは、SENNHEISER HD25。
プロの音楽、音響関係者も使っている品。
サウンドハウスの購入履歴で確認すると、
2007年02月26日に購入している。
購入価格 税込 25,325円!
(今では、もっと安くなっている。)
ちょっと張り込んで買ったのだ。
11年以上使っており、
機能自体には問題がないのだが、
もうイヤ―パッドがボロボロで、
ずいぶん見た目が汚くなっていた。
イヤーパッドは、もともと黒いカバーで
覆われていたが、破れてしまい、
その一部しか残っていない。
スピーカー部分のスポンジも
穴が開いてしまっている。
ここは、触らないところなので、
音でボロボロになって破れたのだろうか。
ヘッドクッションも然り。
粘着テープの効果が弱まっており、
すぐに外れてしまう状態。
自分しか使っていないからいいけど、
他人が使ってこうなっていたら、
絶対借りて使いたくないなぁ、と思う汚さ。
で、買い替えも考えたのだけど、
ふとイヤ―パッドの交換が出来ると
以前 聞いたことを思い出して、
探してみたら、ありました。
ゼンハイザーの純正品ではないけど、
YAXI というイヤーパッドのメーカー品。
イヤーパッドとヘッドクッションの
セットで 4,930円 (税込) 。
安くはないけど、新しいヘッドフォンの
購入に比べれば、全然安いし、
なんとなく物を大事に使っている感も
あってよい。
で、付け替えてみた。
意外に取付に苦労したけど、
イヤ―パッドもヘッドクッションも赤くて、
若返った(?)感じ。
これで、また10年は使えるかな。
でも、次はケーブルがダメになるだろうけど、
ケーブルだけでも交換出来るみたい。
2018.7.19
Laguna Moon 13年目
ギターとフルートのデュオ、
Laguna Moon は、今年で13年目。
ここ数年は毎年、春ごろから秋口まで、
練習をするプロジェクトになっている。
今年もすでに6回、毎回2時間ほどの
2人のセッションを行なった。
ここのところ、アントニオ・カルロス・ジョビンの
曲ばかりに取り組んでいる。
ジョビンには、"The Girl From Ipanem",
"Wave", "Corcovado", "Chega de Saudade",
"One Note Samba", "Desafinado" など
有名曲が多いが、全く聞いたこともないような
曲をフルートの梅林さんが見つけてきて、
演ってみるのだが、やはり有名曲の方が、
良く出来ている曲が多い。
それでもやっぱり、ジョビンの曲には
ユニークなものが多いと思う。
ほとんど毎回のように、初見で知らない曲に
取り組むのだが、この初回の演奏が
とても面白い。
聴いたことのない音楽を自分が演奏しながら
初めて聴くという、音楽を演らない人には、
体験し得ない体験なのだ。
そして、お手本がないので、
全くのその場で自分のアイディアと勘で
演奏することになる。
それは、人に聴かせられるレベルでは
ないのかもしれないけど、
演っている本人たちは、大変楽しいことなのだ。
2018.7.22
ジャズ・セッション
昨日は、ベースの A ちゃんの誘いで
青山のシーバードというお店で
月一で行われているらしい、
JBジャズ・セッションに行ってきた。
ジャズのセッションなんて、
10年ぶりくらいだろうか。
ホストのJBさんの素晴らしいマネージで
どんどんメンバーが入れ替わり、
次々と色んな曲が演奏され、
あっという間の4時間半でした。
私も(覚えてないけど)10曲近く
参加したでしょうか。
参加者は、かなりのツワモノから
中級者まで色々。
もろ初心者はいなかったな。
やっぱり4ビートは、難しい。
私が一番ジャズから遠い演奏を
していたと思う。
今度行くときは、せめて数曲は、
練習・準備してから行きたい。
2018.8.9
THIS IS MY NEW GEAR
海外では、新しく買ったギターを
ネットで紹介するのに
「NGD」「MNG」なんて表すらしい。
「NGD」は、「New Guitar Day」の略、
「MNG」は、「My New Gear」の略ね。
さて、一時期は本数の減った私のギター達、
どういうわけかこの数年は、再び増え続けている。
どういうわけかって、買うから増えるんやけど。
先日も「これはもうギター弾きの宿命だから
あきらめてくれ」と妻に言い放ち、
56歳の自分の誕生日プレゼントという、
名目でギターを購入した。
これは、2週間ほど前にネットで見つけ、
もう、完全に一目惚れ。
しかし、3ヶ月ほど前にも1本買ったばかり。
う〜む、困った。
どうしたものか。
別に困らんでもええねんけど。
で、一旦は買わんでええやろと思ったのだが、
どうしても諦めがつかない。
あんまり見たことのない、というか
初めて見たタイプのギターで、
そうそう出会えるものではないのは明確。
「一期一会だぞ」と悪魔がささやく。
考えた末に「誕生日(8月7日)まで
売れ残っていたら、買うことにしよう!」
と思いついたのが、7月の終わりだったか。
もし、8月7日までに売れてしまったら、
縁がなかったと諦める。
そう決めてから、売れていないことを
祈りながら、件の楽器店のサイトを
チェックする毎日。
黒人の男の子が、ショーウインドウの
トランペットを毎日眺めているあの感じです。
(どの感じ?)
で、ついにその日が来た。
チェックしてみると、幸い売れていない。
いや幸いかどうか分からんけどな。
これが、そのギター。
昨日 届きました。
MATON MS T-BYRD 。
ええ形。
ええ色(Tobacco Sunburst)。
美しい木目。
そして、憧れのローラー社の
チャーリー・クリスチャン・ピックアップ。
この PU が付いているギターも
1本は欲しかったのだ。
MATON(メイトン)は、
オーストラリアのギター・ブランド。
メーカーサイトには、Joe Walsh もこのモデルを
使っていると書いてあり、
写真をググってみたけど、発見できず。
モデル名「MS T-BYRD」の「MS」は、
1958年に発売された「Mastersounds」に
由来していると思われる。
そして、現在このモデルは、製造中止(休止?)に
なっており、今後は入手困難になると思われる。
まあ、もともと MATON のエレキは
日本にはあんまり入ってきておらず、
過去に違うモデルを一度見かけたことが
あるだけだった。
MATON は、エレキ・ギターより
アコースティック・ギターの方が有名なメーカー。
MATON を有名にしたのは、やはり
オーストラリアの トミー・エマニュエルだろう。
私もトミーが弾いているので、
MATON を知ったくちだ。
エレアコの方は、日本にも正式に輸入されており、
そのトミーのシグネチャー・モデル(エレアコ)も
ずっと欲しいものリストに入ったままなのだが、
最近は、アコギを弾く機会がないので、
買わずに済んでいる。
アコギを弾く機会が発生したら、
きっと買ってしまうでしょうな。
そうそう、昨日たまたま観たんやけど、
日本予防医薬(株)の疲労感軽減ドリンク
『イミダペプチド』のテレビ CM で、
小林旭(80歳!)が弾いているアコギが、
MATON です。
MS T-Byrd SPECS
Model:MST-Byrd
Shape:Chambered
Body:Chambered Quandong With Rock Maple Cap
Binding:White ABS
Neck:Queensland Maple (Bolt On Neck)
Finger Board:Rock Maple
Fingerboard Inlays:6mm Black Dots
Fret Size:Jumbo Jim Dunlop 6130
Number of Frets:22
Machine Heads:Grover Mini Rotomatic
End Pin/Strap:Chrome
Scale Length:25.5"(約647.7mm)
Fingerboard Radius:304.8mm (12")
Nut Material:Bone
Nut Width:42 mm
Bridge Pickup:Lollar Special T Series
Neck Pickup:Lollar Charlie Christian
Bridge/Saddle:Willkinson Compensated T style Bridge (Brass Saddles)
Hardware finish:Chrome
Controls:Vol 1. (Master), Tone 1. (Master)
Finish Body:UV Gloss
Finish Neck:Natural Satin
Features Summary:Chambered Body, Maton Sound Hole, T-Byrd Headstock
Case:Hiscox Flightcase
Made in Australia
Maton Guitars
2018.9.22018.9.24
よっしーとデュオ(4年ぶり)
ベーシスト 古賀圭侑 との4年ぶりのデュオ。
ありがたいことに満席でした。
お出で下さった皆様、ありがとうございます。
気が付いたら、デュオ(二重奏)という
形態で演奏する機会が、とても多くなった。
ヴォーカルと、フルートと、ギターと、
そしてベースと、デュオの相方も様々。
大阪でロックバンドを演っていた頃には
ほとんど機会がなかったのだけど、
今は、この形が自分の修行(?)には、
ピッタリのように思う。
もちろんバンドで演るのも
楽しくても好きやけど、
人数が少ないほど、ごまかしがきかず
演奏の難易度は上がる。
本当は、そうじゃないのだろうけどね。
さて、今日のライヴ。
最近、井上堯之さんやムッシュかまやつが
亡くなったこともあって、
彼ら所縁の曲ををやりたいなと
思っていたら、ジョー・サンプルや
深町純のことも浮かんできて、
結局、オリジナル以外は、
作者か演奏していた人が
亡くなってしまった曲を選んだ。
ほんとは、もっと候補があったのだけど、
時間の都合と練習の都合で、
今回は見送ったので、また次の機会に。
演奏は、またまた課題が
大きく浮かび上がる結果となった。
まだまだ精進が足りません。
やり続けるしかないです。
[ SETLIST ](作者または所縁の演奏者)
- 1st -
1. Put It Where You Want It(ジョー・サンプル)
2. SARA SMILE(深町純/エリック・ゲイル)
3. Take These Chains from My Heart
(ハンク・ウィリアムス/レイ・チャールズ)
4. While My Guitar Gently Weeps(ジョージ・ハリスン)
5. BIRDLAND(ジョー・ザヴィヌル)
6. Uncle(よっしーが亡くなったおじさんに捧げた曲)
- 2nd -
1. カサブランカ・ダンディ(阿久悠/井上堯之)
2. やつらの足音のバラード(かまやつひろし)
3. Soul Intro 〜 The Chicken(ジャコ・パストリアス)
4. Three Views of a Secret( 〃 )
5. サスペンス [つつみオリジナル]
6. 不思議な妻 [つつみオリジナル]
EC. Poinsiana (ビング・クロスビー/グレン・ミラー)
[ MEMBERS ]
つつみしんや (gt)
古賀圭侑 (b)
@ bar dAZE (原宿)
〜 ライヴのお知らせ 〜
AS IT HAPPENS LIVE vol.5
和田明&つつみしんやのライヴも
5回目を迎えます。
前回から コンビ名、いやユニット名を
「AS IT HAPPENS」としました。
ますます活躍の場を広げ、
UIN での楽曲配信も始めた、
和田明が普段は歌わない曲も唄う
楽しいライヴです。
ご都合よろしければ ぜひおいで下さい。
ぜひお早めのご予約をお願いいたします。
-------------------------------------------
10月14日(日)
Open 18:00
1st show 18:30〜
2nd show 19:30ごろ〜
入替なし。MC 無料。チップ制。
シートチャージ700円。要ドリンクオーダー。
at bar dAZE(原宿)
[MEMBERS]
和田明 (vo>)
つつみしんや (gt)
-------------------------------------------
ご予約ご希望の方は、下記アドレスの
◇を@に変えてメールを送ってください。
shinya◇shin223.com
2018.10.14
AS IT HAPPENS(和田明&つつみしんや)
LIVE vol.5
和田明との5回目となるライヴ、
本日も満席を頂きました。
お出で下さいました皆様、
ありがとうございました。
今日は、2曲だけですが、
曲の一部を 私が明とハモるという
チャレンジをさせて頂きました。
人前で歌うのは、10年ぶりくらいやろか。
自分では、微妙やなぁと思ったけど、
優しいお客さんの評判はそれほど
悪くもなく、これからもっと
練習して精度を上げていこうと
思った次第です。
あ、安心てメインでは歌わなから。
毎回ですが、明とのライヴは、
リハーサルの時点から、
とっても楽しく、おまけに刺激的で
勉強になるという贅沢なひと時です。
次回は、年明けになりそうだけど、
また新しいレパートリーも増やしていきたい。
4649!
[ SETLIST ]
- 1st -
1. SPARKLE
2. WINDY LADY
3. In My Life
4. ノーノーボーイ
5. Nowhere Man
6. パレード
- 2nd -
1. All Around Me
2. Voices
3. トランジスタラジオ
4. Close To You
5. おかえり (明オリジナル)
6. This Masquerade
EC1. Fly Me To The Moon
EC2. あこがれ(つつみオリジナル)
[ MEMBERS ]
和田明(vo,gt)
つつみしんや (gt)
@ bar dAZE (原宿)
2018.10.16
直面してみる
初めてギターを弾いたのは、
11歳になる年の春だったから、
私はギターを始めて、もう45年になる。
お〜、芸歴(?)45周年や。
最初に取り組んだ曲は、
吉田拓郎の『落陽』やったなぁ。
45年も弾いているとギターは、
もう身体の一部のようだ。
と、言いたいところだが、
全くそんなことは感じられず、
やってもやっても、自由に
コントロールできるようにならない。
厳密に言うと、ギターをコントロール
できないのではなくて、
自分をコントロールできない。
自分のマインドも指先も思い通りにならない。
私は、数年前からピックを使わずに
ギターを弾いているが、
弾く指が弦にひっかかって
リズムが乱れたり、押弦している指が
隣の弦を触って余計な音が出たり、
または音が途切れたりと、
音楽以前に自分の運動神経の
鈍さに辟易することも珍しくない。
まあ、これは練習不足だと言われれば
それで終わりだけど。
身体もそうだがマインドも厄介だ。
一昨日のライヴの録音を聴いて
驚いてしまった。
『SPARKLE』は、私のカッティングから
始まったが、これがめちゃくちゃ速い。
あかんやろ、そんなテンポで弾いたら。
でも、演っている最中には、
テンポが速いことをキャッチしていない。
本番に心が高揚し、テンポが速くなり、
自ら技術的な難易度を上げて
自爆するというトホホな状態なのだ。
演奏する前に、落ちついて、
テンポをしっかり確認して、演奏を始める。
そんなん 基本中の基本。
なんで出来ひんのやろ。
ここ何年も本番前に「あがる」とか
「緊張している」とか感じなくなったけど、
感じていないだけで、
実は めちゃくちゃ 心乱れとるやん。
ちょっと前の JAZZ GUITAR BROG に
「"Let's face it" という潔く素敵な言葉」
というタイトルの記事があった。
ヴィック・ジュリスという人の教則DVDで、
”Let’s face it, we can only improvise
in the positions we’re familiar with.” という
言葉があったそうだ。
筆者の訳は「よく考えてみましょうよ。
自分がよく知っているポジション以外で
アドリブなんかできないでしょう。」
この “Let’s face it” という英語、
先の訳では「よく考えてみましょう」と訳して
あるけど、直訳すると「直面しましょう」。
筆者は、
「正直に現実を観察して、それを受け入れましょう」
と解釈している。
正直に現実を観察して、それを受け入れて、
自分の得意なこと、不得意なことが分かる。
得意なことは伸ばし、不得意なことには、
対策を打つ。
しかし、直面して(観察して)自分を
知らなければ、不得意な分野を
克服するためのアイディアも行動も生まれない。
そんな風なことが書いてあった。
読みながら、
「オレ、直面しない(避ける)なぁ」と思った。
フォークギターを始めた人が
「F」のコードを押さえられなくて、
挫折したというような話を
たまに聞くことがある。
私はギターを始めて何年も
Fコードをきれいに鳴らせなかった。
が、Fコード克服のために練習したことなど
一度もない。
そんなことに真っ向から立ち向かったら、
根気よく物事に取り組むことが苦手な私は、
早々にギターを諦めていたかもしれない。
私の場合、なるべくFが出てこない曲を
弾いていたような気がするし、
出てきたとしても、Fコードがきれいに
鳴っていなくてもおかまいなしだった。
簡単に言うと、適当にごまかしていたんだ。
まあ、聞いている人にはバレバレだから、
ごまかしていたのは、自分に対してだけど。
前述の拓郎の『落陽』にも F が出てくる。(Capo 4で)
もちろん、当時はちゃんと弾けていなかった。
Fのところだけ、和音ではなく雑音が
鳴っていただろう。
『落陽』、今、弾いてみたら、
コード進行をちゃんと覚えてるわ。
凄いなぁ、子供の頃に覚えたものって
忘れへんねんなぁ。
最近覚えた曲は、1ヶ月も弾けへんかったら
忘れてしまうのになぁ。
話を戻そう。
ギターを始めて、何年も経ってから
ある日、Fコードがきれいに鳴らせる
ことに気付いた。
"おぉ、やってるうちに出来るようになるもんや。"
この中途半端な成功体験(?)が
ますます 私のええ加減な練習法を
助長したんだろう。
若い頃は、「壁に当たったら、よける」
ぐらいに思っていたもんね。
なんとなくやっているうちに
身に付くことも確かにあるだろうが、
それは、ある程度までのことであって、
もっと上を目指すなら、「なんとなく
やっているうち」は上達しないんだと思う。
最近の自分の演奏を聞くと、
私はいまだにきれいに鳴らせない、
Fコードを弾いているような気がしてきた。(汗)
2018.10.27
同窓会でライヴ
私の出身高校は、大阪府立清水谷高校。
明治時代に出来た歴史のある高校だ。
その同窓会は「清友会」といって、
東海支部や東京支部もある。
今日は、一年に一度の東京支部総会。
そこで、シンガー和田明とのデュオ
「AS It Happens」で演奏してきた。
10年前には、フルートの梅林さんとのデュオで
出演させていただいたので、
10年ぶり2度目の出演だった。
誠に光栄でありがたい機会です。
大阪から現在の校長先生や、
もう退職された先生、先輩、後輩、
同級生など50数名の方々の前で
約50分のステージだった。
今朝、明が 鹿児島から帰ってくるという
スケジュールだったので、
万一飛行機が飛ばないようなことがあったら、
私一人で本番をどうしようという
不安もあったけど、無事、
帰ってきてくれて、ライヴも楽しく出来ました。
よかった、よかった。
金屏風の前で演奏する2人
[ SETLIST ]
1. Close To You
2. パレード
3. Nowhere Man
4. ノーノーボーイ
5. トランジスタラジオ
6. Fly Me To The Moon
7. This Masquerade
EC. おかえり(明オリジナル)
[ MEMBERS ]
vo, gt:和田明
gt:つつみしんや
@ 大手町サンケイプラザ
(清友会東京支部総会)
2018.12.12
アイアイ・ミュージック・フェア
先日(12月9日)、妻の仕事の関係の
クリスマス・イベントに2組のライヴ出演をした。
ひとつは、アイアイ・バンドと言って、
妻の仕事の仲間たちで歌と演奏を披露するというもの。
それには、私の書下ろしの『アイアイの唄』という
オリジナル・ソングの発表もあった。
普段、音楽活動はしていない、
言ってみれば素人の集まりのバンドだったが、
聴きに来てくれた人の中には、
感動して涙を流している人もいたほどだった。
改めて、音楽って凄いなぁ。
もう一つは、なんと9年ぶりとなる
PICOちゃん(vo)との共演。
PICOちゃんとは、2001年から2002年にかけて、
「Peace Of Mind」というユニット名で
活動していたのだが、もう、16年も前のこと。
最近、彼女がアイリッシュにハマっているとの
ことで、数曲アイリッシュの曲を演り、
ティン・ホイッスル(アイリッシュの笛)を
吹いてもらった。
素朴で、良い音です。
そして、今週末もまた、アイアイ・バンドは、
イベントです。
2018.12.19
に じ
12月9日と15日、妻の仕事の関係の
クリスマス・イベントに2週続けて出演した。
アイアイ・バンドという名前で組まれた、
バンドと言っても、シンガー12名に、ピアノ、
パーカッション、そしてギターの私という
15人編成での演奏だった。
シンガーの中に中学生の女の子が
2人含まれていて、
彼女たちは、「にじ」を歌った。
「にじ」は、幼稚園などで歌われている
いわゆる童謡のような曲で、
どういうわけか、この曲を聴いて
泣いてしまう大人が多いようだ。
そのイベントの時も、客席を見ると、
何人もの人が涙を流していた。
もう、涙と鼻水で、ズルズルになっている
おばちゃんもいた。
その中学生の無垢な歌声は、伴奏している
私でさえ、真剣に聴いてしまうと
ちょっとヤバそうだった。
真剣に聴き入らないように伴奏するなんて、
言語道断、全くもっておかしな話だが。
もちろん、誰が歌っても泣けるわけではない。
大人のシンガーの中には、
聴衆を感動させたいと思っている人も
少なくないだろう。
でも、「感動させよう」と思って、
人は感動させられるものではない。
件の中学生は、「感動させよう」なんて、
そんな邪(よこしま)な考えは、
これっぽっちも持っていないだろう。
でも、その無垢な歌声は、
ちょいと汚れてしまった大人の心の
ひだに染み入ってくるのだな。
「無垢」だとか「純」だとか「ピュア」だとか
分かったように書いてしまうけど、
本当のところ、こいつらの正体を
私は、分かっていない。
それは、演奏の技術とか歌唱力とかと
関係ない、目に見えないものなのだ。
私もピュアに演奏したい、
そう思うほど、不純なのだった。