2011年 9月
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2011.9.1
うどん
「そばとうどん、どちらが好き?」 と訊かれれば、
迷わず 「そば」 と答えてきた。
自分から うどんを食べるのは、一年に一度あるかないか、
多分過去には、一年間一度もうどんを食べなかった年も
あっただろう。
そんな私が、最近になって うどんのおいしさに目覚めた。
なんのことはない、今まで美味いうどんを知らなかっただけだ。
「美味い」 と思ったのは、ここのところ、たびたび訪れている
五反田駅前にある 「おにやんま」 というお店。
ここは、10人も入れば一杯の立ち食いの店。
時間帯によっては、並ばなければならないが、
立ち食いなので、回転が早く、長く待たされることはない。
立ち食いとあなどるなかれ、その繁盛ぶりからも分かる通り、
美味いのだ。
うどんも天ぷらも。
そして、安い。
夏は、冷やしうどんが最高。
私のお気に入りは、「冷やしデラックスぶっかけ」 。
肉がたっぷりに、温泉たまごが入って、
別皿で 天ぷら3品 (とり、えび、やさい) がついて、580円。
先日は、「冷やしきつねぶっかけ (350円)」 も試したが、
あげが大きくて、食べ応えもあり満足。
おそらく、立ち食いだからできる値段設定だろうが、
他の立ち食いうどんとは、明らかに違う。
きっと世の中には、まだまだ美味いうどんがあるに違いない。
これからは、美味いうどん屋探しも楽しみの一つにしよう。
そういえば、友人の T が、先日 四国に長期出張になった。
「一年か 一年半は いる」 と言ってたので、
本場、讃岐のうどんツアーも考えてみよう。
2011.9.2
大阪レポート
先週末、高校の同窓会で大阪へ帰省したことは書いた。
土曜日の夜は、両親と食事の約束をしたが、
それまで少し時間があるので、久しぶりに大阪の街を
ブラブラしながら、写真を撮ろうと思っていたら、
あいにくのどしゃ降りだった。
(私は、かなりの確率で、旅先で雨が降る。)
結局、ミナミの地下街と ビックカメラで時間をつぶした。
(なんで、大阪まで来て ビックカメラやねん) と思いながら。
私が大阪にいた頃は、大阪には まだ ビックカメラは、
なかったのに、あの頃の (ミナミの) プランタン が、
ビックカメラになっていたのだ。
翌日曜日は、めちゃええ天気。
同窓会は2時からなので、それまで、ブラブラしながら、
写真を撮った。
ミナミを歩いていて、気がついたのだが、
大阪って、店の看板とかディスプレイが東京とは違う。
この一角だけかも知れんけど、
ベタベタ大阪な ミナミの町並みを紹介。
かに (割と有名、東京にもあるかに道楽)
昔は、大きなえびも道頓堀にはあったけど、
今はなくなっていた。
たこ (ご想像通り、たこ焼き屋です)
ふぐ (大阪では有名なふぐ料理店です)
龍 (お店の名前が金龍なので・・・)
このあたりまでは、まあ良しとしてだんだんすごくなってくるよ。
牛が宙に浮いている (ホルモン焼き)
寿司 (回転寿司)
たぬき (お好み焼き屋 なんで?)
赤鬼 (これもたこ焼き屋)
家族 (ホルモン焼き。宙に浮く牛と同じ店です)
100円玉 (コインパーキング)
おっさん (もう、何の店か分かりません)
何かがスゴイよな。
ちなみに最後の 「おっさん」 は、串カツ屋。
番外編 として、最後に皆さんにも考えていただきたい写真を一枚。
これも、ミナミを歩いていて発見した、沖縄料理店の前にあった
おばちゃんの人形。
ねえ、「キムラ君」 って何?
2011.9.3
東京JAZZ その1
昨年に引き続き、今年も 東京JAZZ へ行ってきた。
@ 国際フォーラム・ホールA。
東京JAZZ は 2002年から続いており、今年が記念すべき
10回目の JAZZ コンサートのイベント。
私は、東京JAZZ はこれで、4度目。
過去には、チケットを買ったのが遅くて、2階席の一番後ろで
観たこともあったが、今年は割と早めに買ったので、
今日 (夜の部) は、1階席の14列目だった。
明日の夜の部も行くのだが、それは、12列目。
今日 (夜の部) の出演は、
1. quasimode
2. インコグニート
3. 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アンソニー・ジャクソン & サイモン・フィリップス
お目当ては、もちろん 上原 + A.ジャクソン + S.フィリップス。
1組目の 「quasimode」 は、日本人のクラブ・ジャズのバンドで、
名前も知らなかった。
会場は、盛り上がっていたけど、私としては悪いけど何かがイマイチ。
2組目の 「インコグニート」 は、ゴキゲンなバンドなので
一度は、ナマで観たいなと思っていた。
UK の アシッド・ジャズ、ファンク・バンドで、ええグルーヴやった。
リーダーの ブルーイが、最後の曲の前に長いことしゃべった。
英語なのであんまり分からんが、地震と津波の話。
日本人は、略奪とかしなくて、素晴らしい、
自分たちは、喜んで日本に演奏しに来た、音楽は 力だ。
そんな風に聞こえた。
意味は、良く分からなくても感動的な スピーチだった。
そして、
「TOKYO JAZZ FESTTIVAL の 『Festival』 とは何か?
『Festival』 とは、『Celebration of Life だ』 」
と言ったのが印象的だった。
3組目、本日のお目当ての上原トリオ。
今年4月、彼女のピアノ・ソロを聴きに行き、
強烈な体験をしたことは、ここに書いた。
今日は ソロでなく、ピアノ・トリオ。
だが、ただのトリオではない。
ベースが、アンソニー・ジャクソン、
ドラムが、サイモン・フィリップスだ。
やっぱり、凄かった。
「スゴイ」 以外の言葉が見つからない。
上原のソロも凄かったが、このトリオも凄い。
ひと言で言うと、ス・ゴ・イ。
1曲目から、Something が 降りてきてるのが分かる。
たまに表現したいことに技術がついていかないプレイヤーが
いるが、上原の場合、どこまで行っても技術が追いつかないことは
ないだろう。
上原はこのトリオで、今年、ニューアルバム 『VOICE』 を出した。
実はそのCDは、まだ未聴だったので、1曲目がそのCDの
タイトル曲 『VOICE』 だと知らなかったのだが、
演奏が始まったとき、その荘厳というか、おどろおどろしい曲調に、
あの地震と津波を感じ、311以降に作られた曲かと思った。
しかし、CDは、3月16日に発売されているので、
もちろん311以前に作られた曲だ。
それから、今日演奏された ベートーヴェンの
ピアノソナタ 第8番 「悲愴」。
上原流にめちゃくちゃアレンジされているので、
クラシックのそれとは、別ものだが、非常に印象的だった。
この曲も ニューアルバムに収録されている。
(早速、帰り道、携帯で 注文したよ。)
最後は、会場中、スタンディング・オベーション。
それにしても、この人、一体、どこへ向かってるんやろ、
どこまで行くんやろ・・・。
YouTube で探したら、このトリオで演ってるの見つけた。
今年7月22日のルーマニアでの演奏だ。
↓
Hiromi Trio Project Garana Jazz Festival 2011
アンソニー・ジャクソンの不思議。
ベースのアンソニー・ジャクソンは、指弾きもピック弾きもする。
で、ピックを使わないとき、よくギタリストがやるように
ピックを口ではさんでいる。
今日、ステージ横の大画面にアンソニーの顔が何度も
アップになったので気付いたのだが、
ピックが、唇に引っ付いているのだ。
口が開いているのに、ピックが落ちないので、
最初は、歯で挟んで止めているのかと思ったが、
そうではない。
何度も映ったが、唇も歯も完全に開いているのに、
ピックは、下唇に乗っかっている。
いや、普通、乗っているだけなら 落ちるだろうから、
引っ付いているとしか思えないのだ。
下唇に両面テープでも貼っているのか?
特別、ネバネバした唇なのか?
どういうことやろ?
2011.9.4
東京JAZZ その2
今夜も昨夜に続き、東京JAZZ へ行ってきた。
会場で 神保彰 を発見。
本日 (夜の部) の出演は、
1. 日野皓正 SPECIAL PROJECT
feat. 佐藤允彦、dj honda with 石井彰、日野JINO賢二、
須川崇志、田中徳崇、矢野沙織、荻原亮
2. TOKYO JAZZ SUPER GUITAR SESSION
directed by リー・リトナー
with special guests : マイク・スターン、布袋寅泰、
ジョン・ビーズリー、メルヴィン・デイヴィス、デイヴ・ウェックル
3. DMS (ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、デヴィッド・サンボーン)
すごい面子でしょ。
昨夜のテーマは、「GROOVE」 だったけど、
今夜のテーマは、「THE JAZZ SPECIAL」。
まさにスペシャルなラインナップ。
まず、「日野皓正 SPECIAL PROJECT」。
正直、(何やってるのか分からん) って感じで、
あんまり楽しめなかった。
普通に演奏することに飽きると (?)、あんな風に
やりたくなるのだろうか。
ずっ〜と不協和音が鳴ってるような感じ。
79年の 『シティ・コネクション』 をニュー・アレンジで演ったけど、
昔のアレンジのまま、今の音で聴きたかったな。
そして、音のミックスも悪く聴きづらかった。
残念。
2組目、「TOKYO JAZZ SUPER GUITAR SESSION」。
今年2月、「LEE RITENOUR & MIKE STERN
with THE FREEWAY JAM BAND」 を2回観に行った。
このセッションは、その再演とも言えるが、
ドラムがサイモン・フィリップスから、デイヴ・ウェックルに
変わっている。
どっちかというと、サイモンの方が、ロックなイメージがあるが、
2人とも世界のトップレベルなので、私としてはどちらでも
大歓迎。(ちなみにサイモンは、昨日、上原トリオで出演。)
そして、そのメンバーに 日本から 布袋寅泰 が加わった。
布袋は、後半の3曲に参加。
マイクのバラード 『Wing and a Prayer』 のあと、リーが、
「さあ、ギアを変えましょう。ここからは、ロックです」 とMC。
確かに布袋が登場すると、世界が変わった感じ。
リーもマイクもラフな格好 (マイクは、黒のTシャツ!) なのに、
布袋は、黒のダブルのスーツにネクタイ、革靴、という
いでたちで、白のストラト (Fender) と Zodiac の
布袋モデルを弾いた。
フロントの3人が、凄く楽しんで演奏しているのが伝わってきて、
とても良かった。
2月に観たとき、「是非、DVD にして欲しいな」 と書いたが、
このたび、あの時の公演が DVD+CD で発売された。
昨日、買って ちょっと観たのだが、面白そうだ。
私が観た日では ないが、ゆっくり楽しむとしよう。
そして、東京JAZZ、今年の最後、「DMS」 だ。
DMS は、ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、
デヴィッド・サンボーンの 頭文字を取ったスペシャル・ユニット。
3人のほか、ここ数年のマーカス・バンドのメンバー、
Federico Gonzalez Pena (Key) と Louis Cato (Drs)。
どんな曲するんやろと思ったら、3人のそれぞれの曲を
演奏していたようだが、私は、サンボーンをあまり聴いてないので、
知らない曲もあった。
となりの兄ちゃんは、曲が始まるたびに反応していたので、
デュークやサンボーンの曲も知っていたら、もっと楽しめたのだろう。
マーカスの曲は、全部知ってたけどね。
でも、『SWEET BABY』 を聴けたのは、うれしかった。
この曲、Stanley Clarke と George Duke の
「クラーク・デューク・プロジェクト」 の 1981年のヒット曲。
なんか、懐かしかったな〜。
東京JAZZ、良かったし、来年も行くだろうけど、
やっぱり、ジャズ・クラブで観る方がええなぁ。
2011.9.5
キムラ君の正体
数日前のエントリー 「大阪レポート」 で書いた、
沖縄料理店の前で見た 「キムラ君はじめました」 の
サイン。
「キムラ君って何?」 と書いたら、
大阪の読者 (同級生) が、メールをくれた。
「『キムラ君』 は 『キムチ』 と 『ラー油』 を使った
メニューのことで、検索したら、すぐヒットします」
とのことだったので、調べてみた。
大阪、千日前のうどん店が キムチとラー油を使ったメニュー
「キムラ君」 を始めたのがきっかけで、周辺の飲食店も
オリジナルの 「キムラ君」 を提供し始めたらしい。
「キムチ」 と 「ラー油」 で、「キムラ君」 とは、気付かなかったが、
大阪人が考えそうなことだ。
詳しくは、この なんば経済新聞の記事 にあるが、
記事には、「香川県や石川県でも 『キムラ君』 を提供する
飲食店がある」 と書かれている。
この記事が書かれたのは、6月なので、もしかしたら、
もうすでに東京にも 「キムラ君」 を出しているお店が
あるかのしれない。
食べてみたいな。
って、「キムチ」 「ラー油」 って 書いてたら、
頭のてっぺんに 汗 出てきたやんか。
2011.9.6
VOICE
先週 土曜日に 東京 JAZZ Festival で、観てきた、
「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」 の CD 『VOICE』 が、
昨日 届いたので、早速 昨夜、夜中に聴いた。
ネット・レビュー (Amazon) でも、非常に評価が高い作品だ。
曰く、
「期待を大きく超えました」
「全方位に向けた 『音楽』」
「(上原の) 代表作になると確信します」
「一瞬一瞬、一音一音魂がこもっている一枚です」
「これを超える作品は、今後10年でないのではないかと
思わせるくらいの傑作」
「五つ星では足りない」
というような賛辞が並ぶ。
褒めすぎちゃうかと思うが、聴けば分かる。
確かにこれは、凄くて、素晴らしい。
先日、ライヴで観たばかりということもあるのだろうが、
あの興奮がよみがえる演奏だ。
普通は、CD (スタジオ録音) を聴くと、ライヴに比べて、
どうしても、ちょっと面白みに欠けてしまうことが多い。
が、こいつは、違う。
CD でも十分、興奮するぞ!
アンソニー・ジャクソン & サイモン・フィリップスという、
チョイスは、大正解だ。
聴けば分かるが、いわゆるジャズっぽくない。
「上原はジャズではない」 などと言う、頭の固いジャズ・ファンに対し
「これをジャズと呼ばねば、ジャズに未来はない!」 という人もいれば、
「上原はジャズではなく、 ピアノそのもの。彼女こそがピアノである」
と書いている人もいる。
その人は、「あえてジャンルに分けるなら、このアルバムはロック」 と
書いている。
同感。
私も、プログレ・ロックだと思う。
だが、もう、ジャンルなど どうでも良い。
とにかく 聴け!
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
フィーチャリング・ アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
VOICE
↑
初回限定版は、DVD 付。 急げ!
それにしても、変拍子って、こんなに気持ち良かったっけ?
ちょっと早いけど、今年のCD、NO.1 決定。
2011.9.7
テーブルフォト講座
今日は、Nikon のカメラ教室 「Nikon College」 の
「テーブルフォト講座」 の3回目 (最終回) だった。
パン屋の仕事でパンの写真を撮る機会がある。
物撮りは、スナップとは全然違うので、
一度は、プロの話を聴きたくて参加したのだ。
1回目は 講義、2回目は 実習、そして 今日3回目は、
それぞれが撮ってきた写真を発表し、
先生から講評をいただくというもの。
知らないことがたくさんあって、とても勉強になった。
そして、結論は、「私は写真への姿勢を正さねばならぬ」 と
いうことだ。
こういう機会があると、いかに自分が面倒くさがり屋かが、
分かる。
テーブルフォトの場合、準備が90%以上、写真の出来を
決める。
私は、「適当な準備で 露出や絞りを変えながら、適当に撮影し、
たくさん撮っておけば中には使えるものがあるだろう」
という、なめた姿勢で撮っていたのだ、ということを思い知った。
要は、面倒くさがり屋なのである。
だが、それでは良い写真は撮れないのだ。
準備が命なのだ。
まあ、それは、写真に限らず何でもそうだが。
今回の講座に参加していた方々は、皆さん上手でびっくりした。
たぶん、自分であれこれやって、うまくいかないので
講座に参加されたんだろう。
そして、目的 (撮りたいもの) が明確だ。
素人目には、(これ、プロやん) と思える写真も数枚あった。
そんな中で、残念ながら、私の作品が一番 稚拙な感じがした。
でも、先生が素晴らしく、褒めるところ (少ない) は、
ちゃんと褒めてくれてた。
えらいな、あの先生。
私は、「コンパクトデジカメより、一眼レフの方が、
良い写真が撮れるだろう」 と思っていたのだが、
そのためには、センスとスキルが求められるのだった。
考えてみたら、当たり前やけど。
今回の講座で、いくつか課題が明確になったので、
次 (のパンの写真) は、少し レベルアップの予定。
まだまだ修行中の写真
↓
2011.9.8
自分が悪人になる瞬間
昨日、家賃 (店舗) を滞納している借主に、
滞納家賃の催促と、今後も契約を続けたいなら、
新たな契約をする必要があるため、その条件を
提示しに行った。
会いに行く前、先月、8月23日付けで、
8月末で 滞納家賃と9月分家賃を支払わない場合、
契約を解除する旨、異議がある場合は、
当方へ連絡をする旨を内容証明郵便で送った。
(内容証明郵便を利用したのは、何度電話をかけても、
電話に出ない上、留守番電話にメッセージを残しても
コールバックもないため、この2ヶ月ほどは、
電話をかけることを やめたためでもある。)
しかし、8月末日まで 何の連絡もなかった。
もちろん 先方は、家賃を滞納していること、
その連絡をこちらにしていないことに、自覚があったはずだ。
そして、8月末に入金がなかったため、9月1日付けで、
契約解除と物件の明け渡し請求を内容証明郵便で 送った。
その後、先方から 電話がかかってき、昨日、会うことになったのだ。
私は、今年、家賃滞納者を相手取り、裁判をした経緯もあり、
被害を最小に抑えるべく、対処をしたのだが、
相手にとってみれば、それは ひどい、慈悲のない仕打ちで、
挙句の果てに ヤクザ呼ばわりされた。
彼女 (借主は50代女性) が、感情的になり、
私を非難しだした瞬間、
(ああ、この人にとって、私は悪人なのだ) と感じた。
彼女は、自分が家賃を滞納していること、そのことについて、
連絡をしなかったことへの謝罪もなく (謝って欲しいわけではないが)、
私を ひどい人 として、扱いだした。
私は、自分のビジネスをしているだけで、
自分のことを 非道だとは思わない。
ヤクザ呼ばわりされるような、言動もとっていない。
(そんなこと、私にできるはずがないだろ?)
自分の会社の権利、利益を守ることは当然のことだし、
そのために誰かを傷つけているわけでもない。
それにしても、
人間てスゴイな、と思った。
自分の正当化のためには、自分が契約不履行なのに、、
そのことは棚に上げ、相手を悪者にしてしまう。
客観的に見れば、全て自分が招いた結果なのに、
(自分は悪くなく) 相手がひどい人なのだ。
自分も人生のどこかで、そんな風に生きていないか、
ふと心配になった。
2011.9.9
OS
最近、ノートパソコンを新しく買い換えた妻が、
質問してきた。
「どうしたら、印刷できるの?」
印刷するには、プリンタ・ドライバをインストールする必要がある。
そういうのは、私の仕事だ。
で、そのノートパソコンを見てみると見慣れない画面だ。
私は、いまだに 自宅、会社ともに Windows XP を愛用しているが、
妻のニュー・マシンは、新しいOS のようなので、訊いてみた。
「これって、OS 何?」
「意味わからん」
「ウィンドウズ XP とか、あるやろ?」
「ウィンドウズ 2010」
そんなもんあるかぁ!
・・・ちなみに 正解は、「ウィンドウズ 7」 でした。
あしたのパスタはアルデンテ
約4週間ぶりの映画は、イタリア映画、
『あしたのパスタはアルデンテ』。
いわゆる、ハートフル・コメディ というのだろうけど、
もうちょっと良い映画に仕上げられたんじゃないかと思える、
残念な、不完全燃焼な感じが残った。
パスタ会社社長の息子トンマーゾは、会社を継ぐのではなく、
小説家になりたいと思っている。
そして、そのことも、自分がゲイだということも隠していた。
思い切って、そのことを家族に打ち明けようと 決心し、
まず、兄に話す。
そして、いよいよ皆に告白しようとした矢先・・・
その矢先、あることが起こるのだが、
その 「あること」 が、予告編を見ると分かってしまう。
もし、そのことを知らずに見たなら、その部分は
もっと 驚きで、もっと 楽しめたような気がする。
つまり、予告編が ネタばらしなのだ。
で、それ以上の驚きは、本編にはない。
こりゃいかんな。
本作には何やら、深いメッセージもあるのかもしれないが
分かりにくい。
そこそこ、笑えるシーンもあるので、惜しいと思う。
原題は、『Mine Vaganti』 で、
直訳すると 「浮遊機雷」 という意味らしい。
『あしたのパスタはアルデンテ』 という、
この邦題のセンスは、どうなんだろうな。
★★★☆☆
2011.9.10
版画展
友人の Uちゃんが、ちょっと前から銅板版画を始めた。
横浜の 銅板版画工房 へ習いに 通っているらしい。
彼の銅板版画は、写真では見たことがあったが、
実物を見たことはなかった。
9月6日から11日まで、横浜みなとみらいの
クイーンズスクエアで、その工房の展覧会をしているというので、
今日、見に行ってきた。
銅板版画のことは、全く知らなかったか、
大変 細かい描写が出来る繊細なもので、
作品によっては、色付けしてあるものもあった。
20人程の作者のものが、それぞれ5〜6品ぐらいずつ
展示してあったが、それぞれ作者の個性が表れていて、
面白かった。
隣のブースでは、絵手紙教室の展覧会が開催されていたので、
そちらものぞいてみた。
中には、とても感動的なものもあり、こちらも興味深かった。
私は、小学生の頃、一番好きな科目が図画工作だった。
今は、ギターとカメラで精一杯だが、
引退 (?) して時間が出来たら、何かやりたいな。
どちらかというと絵画よりも 粘土細工とか 彫刻がいいな。
難しそうだけど。
Booker T. Jones
主に1960年代、ブッカー・T & ザ・MG's として、
オーティス・レディング、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケット
など、R&B の音を作ってきたとも言える、
Booker T. Jones (org、gt、vo) のライヴを見てきた。
@ Blue Note Tokyo。
ザ・MG's のメンバーは、Steve Cropper (g) 、
Donald "Duck" Dunn (b) 、Al Jackson Jr. (dr) だったが、
今年5月に予定されていた、スティーヴ・クロッパー と
ドナルド・ダック・ダン のライヴは、残念ながら震災の
影響で中止になり、観られなかった。
ブッカー・Tジョーンズは、まさに ソウル・レジェンド なのだが、
外見は、親戚のおっちゃんを ファンキーにしたようで、
なんとなく親しみがある。
今回のメンバーは、
Booker T. Jones (organ,g,vo)
Vernon Ice Black (g)
Jeremy Curtis (b)
Darian Gray (ds)
ギターのヴァーノンが、ソロの時、ちょっとロックっぽさが
過ぎたのが残念だったな。
もっとイナタイ方が良いのに。
ジェレミーとダリアンのコンビは、適度にいなたくて、
ファンキーで良かった。
ブッカー・T.ジョーンズは、オルガンは素晴らしいのだが、
今日はギターも弾いて、数回、明らかにミストーンを出していた。
ギターもとても味のあるプレイだっただけに、惜しかった。
本人も苦笑いしてたけど。
演奏曲目は、『グリーン・オニオン』 や 『ジャマイカ・ソング』 など
往年のヒット曲のほか、最新作 『ザ・ロード・フロム・メンフィス』
からも数曲。
他に 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 (ボブ・ディラン) や、
『ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン』 (アルバート・キング) の
カバー、そして、『ドッグ・オブ・ザ・ベイ』 は聴けなかったけど、
『I've Been Loving You Too Long』 を演ったよ。
やっぱり、私は こういうの好きなんだなと再確認。
一度でいいから あのバンドでギター弾きたい。
2011.9.11
初 写真集
最近、この 「ひとりごと」 に 時々 登場する ヒカル君。
彼は、この9月11日で、めでたく 2歳を迎えた。
そのお祝いに ヒカル君の写真集を作った。
私が一眼レフカメラを購入してから、一番たくさん撮った被写体は、
ヒカル君で、その数は この9ヶ月間で 2000枚を超える。
その中から 70枚を厳選、35ページの フォトブック にしたのだ。
これは、ヒカル君の成長の記録であると同時に
私の写真の記録でもある。(そんな たいそう なものではないが。)
「70枚を厳選」 と書いたが、実は、選別した時点では、
80枚以上の写真があった。
当初のプランでは、1ページに1枚の写真で
作成するつもりだったのだが、あまりに数が多いので、
1ページに数枚の写真のページも設け、なんとか70枚に
絞り込んだ。
出来上がったものを見て、やはり、1ページに1枚にすれば
良かったと思った。
本当に良いと思う写真だけに絞り込むのは、とてもキツイ作業だ。
だが、あれもこれもと 欲張ると 結局、印象が散漫に
なってしまうのも事実。
次回は、1ページ1枚にしよう。
これが、特に私のお気に入り。
↓
2011.9.12
DMS
featuring
GEORGE DUKE- MARCUS MILLER- DAVID SANBORN
ビルボードライブ東京にて、" DMS " のライヴを観てきた。
DMS は、ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、
デヴィッド・サンボーンのユニット。
9月4日に、「東京JAZZ」 で観たのだが、
その時は、東京国際フォーラムという大きな会場だった。
今夜は、クラブでのライヴ。
当然、クラブの方がステージが近いし、お酒も飲みながら
楽しめるので、断然良い。
さて、ライヴの方は、やはり会場のせいだろか、
先日の 東京JAZZ での演奏より、
皆、リラックスしているように感じた。
5月の全米ツアーから始まった DMS のツアーも
明後日の札幌公演が最後のようだ。
今日は、東京公演の最終日ということもあってか、
観客も大いに盛り上がっており、後半は、半ばディスコ状態だった。
この3人がそろって盛り上がらないはずがないよな。
前半、ちょっとベースの音が 聴きづらく 気になったが、
演奏は、ファンキーで良かった。
東京JAZZ の時より、ドラムの Louis Cato が、
featuer されており、昨年9月の来日公演に比べて、
彼の成長を感じた。
といっても、プロフィールを見ると、
彼は結構ベテランのようなので、成長というほど
若くはないのかも知れないな。(若く見えるけど)
2歳からドラムを叩いているとあるから、キャリアは長いね。
毎年、マーカスのライヴには 行っている妻は、
アンコールに出てきた マーカス と握手し、大喜び。
「マーカスとアイコンタクトをとった」 と、のたもうておられた。
スマップのコンサートに行って、
「キムタクと目が合った」 というのと同じね。
2011.9.13
ダイエット 中間報告 -2
今朝の体重は、72.7キロ。
前回の中間報告 (8月2日) 時が、75.1キロ。
あれから約40日で、2.4キロダウン。
6月の始めの80キロからいうと、7キロ以上痩せたのに、
あんまり 人に気付かれない。
どういうこと?
まだまだ、足らんていうこと?
ま、別に 人に なんか言われたくて、減量してるわけちゃうから、
ええねんけど。
目標では、今日の体重は 71.5キロなので、
約1キロほどビハインドだ。
お盆までは、計画通りの減量だったが、
盆明けから、2週間は全く落ちずだった。
それまで、順調に落ちていたため、ちょっとサボった感は
否めないが、増えていないのはえらい (ということにしておく)。
73〜74キロぐらいまでは、過去にも落ちたことがあったが、
72キロ台は、今回が初めて。
これからは、未知の世界に突入だ。
しかし、
この調子だと、年内65キロは難しくなっていくので、
(そろそろ本気にならねば) と思っているところへ、
「食欲の秋」 が、すぐそこまでやってきている。
やばいぞ!
果たして 達成できるのか?
つづく
2011.9.14
勝負作
先日、ヒカル君の写真をアルバムにするのに、
写真を絞りきれず、当初1ページ1枚のつもりだったのに、
1ページに複数の写真を載せるページが出来てしまったことを
書いた。 (→ これ)
結果的には、それでも良いページもあったのだが、
いずれにしろ、当初の予定通りには作れなかった。
その 「写真を絞りきれない」 ということが、
あることに似ていると 気付いた。
それは、私がミュージシャンになりたかった頃のデモ・テープだ。
デモ・テープは、1曲で勝負すべきなのだが、
「これを聴けば (私のこと) 分かります!」 という 勝負の1曲が
なかったために、「こんなんもあります」
「他には、こういうタイプの曲も、あります」 と、
ついつい、たくさんの曲を入れてしまうのだった。
1曲 聴いて、興味を持たれれば、
「他のも聴かせて」 と先方が言ってくるだろう。
それぐらいでなければ、通用しないだろう。
なぜなら、プロは 1曲で勝負している。
例えば、テレビの歌番組で 1曲だけ、しかも、CD より短めに歌い、
ファンを獲得しなければならないのだ。
有線でかかったその1曲で、
「これ、誰の曲?」 と興味を持ってもらわねば ならないのだ。
「これ、気に入らんのやったら、他の 聴いてください」 は、
ないのだ。
写真集の場合、1枚で勝負ということはないが、
コンクールやコンテストなら、やはり 1枚だ。
勝負の1枚を選ばねばならない。
と いっても、
コンクールやコンテストに応募する予定はないねんけどな。
2011.9.15
ゲット・ラウド
これは、マニアックな、マニアックな、ドキュメンタリー映画。
このひとりごとをお読みの皆さんのなかで、
この映画に興味がある人は、いるのだろうか。
今日、六本木のTOHOシネマズで、21:25からの上映を
ひとりで 観たが、観客は12〜13人ほどだった。
U2 の ジ・エッジ、レッド・ツェッペリン の ジミー・ペイジ、
ザ・ホワイト・ストライプス の ジャック・ホワイト という
ギター弾き 3人が、ギターと音楽について語り、
一夜限りのセッションをするという内容。
ちなみに私は この 3人のファンではない。
レッド・ツェッペリン も U2 も、聴かないし、
ジャック・ホワイト に至っては、この映画で
初めて知ったほどだ。
それでも、「エレキ・ギターの映画」 と聞けば、
観ないわけにはいかない。
それぐらい、「エレキ・ギター」 が好きだ。
映画は最後に、世代も出身も違う、この 3人がアコギで、
ザ・バンドの 『ザ・ウェイト』 を演奏して終わる。
(あれ? エレキ・ギターの映画ちゃうの?
なんで、アコギ?)
と 思ったら、私の思い違いで、
別に 「エレキ・ギターの映画」 というわけではない。
これは、ギターと音楽と人生のドキュメンタリー。
(演奏シーンのほとんどは、エレキギターやけど。)
マーティ・フリードマン は、本作を
「ギター・マニアのファンにはこれはエロビデオじゃん!」
と言っているが、私はジミー・ペイジより、エリック・クラプトン や
ジェフ・ベック の方が好きということもあってか、
残念ながら、それほど楽しめなかった。
でも、ジミー・ペイジが セッション・ギタリスト
(スタジオ・ミュージシャン) として、成功していたのに、
創作的でない仕事に嫌気がさして、自分の音楽を始める話や、
古いレコードをかけて、子供のようにうれしそうに語る姿は、
良かった。
★★★☆☆
ゲット・ラウド オフィシャルサイト
2011.9.18
今日は、ロードショー邦画の二本立てだ。
うさぎドロップ
松山ケンイチと最近超売れっ子の子役、
芦田愛菜 主演のヒューマン・ドラマ。
原作は、人気コミックということだが、私は知らない。
27歳独身のダイキチ (松山ケンイチ) は、
亡くなった祖父の隠し子の6歳の少女りん (芦田愛菜) が
施設に入れられそうになるのを見ていられず、
自分が引き取ると 言ってしまう。
あとは、想像通りのドタバタあり、笑いあり、涙ありの物語。
残念なのは、演出・脚本の悪さか、(それはないやろ) という
白々しいシーンがあった。
あのシーンは 要らんし、やるならもっと上手く見せて欲しいな。
芦田愛菜はテレビや映画で 観ているが、
本当にかわいらしいし、演技も上手い。
本作は、原作ファン、アニメファン (テレビでやっているようだ) には、
評価が低いようだが、私は 先入観なく観たので
それほど悪くはなかった。
★★★★☆
探偵はBARにいる
札幌・ススキノを舞台に、大泉洋 と 松田龍平 が
演じる探偵のお話。
「傷だらけの天使」 や 「俺たちの勲章」 とか、
なんとなく、昭和の匂いを感じる作品。
あの時代だったら、大泉の演じる探偵は、
間違いなく 松田優作 だな、などと思いながら鑑賞。
そんな作品に優作の息子が出演しているのも面白い。
大泉洋 と 松田龍平 のインタビューでは、インタビュアーが、
「実は、『探偵物語』 と本作には、同じにおいを感じました」 と
言っている。
私は、『探偵物語』 を 観ていなかったので、分からないが、
たぶん、「昭和の匂い」 ということは、そういうことでもあるんだろう。
展開が最後まで読めず、(たぶんこういうことだろう) という
推測も、いったんは当たるのだが、その後、ひっくり返されたりと
ストーリーも 中々こっている。
アクションも スタントは、ほとんどなしで撮影したらしいが、
これも見所だ。
娯楽作品としては、充分楽しめるのだが、
暴力のシーンも多く、ちょっと痛い。
でも、シリーズ化して欲しいな。
大泉も、松田もとても良い。
そして、あんまり好きじゃない 高嶋政伸 が、
悪役で出演してるのだけど、初めて良いと思った。
この人、こういう悪人役の方が良い。
あと、カルメン・マキが 歌手役で出演してたのに ビックリ。
★★★★☆
2011.9.20
ギタリストという人種
参加者が多い飲み会のときなど、
最初に座った自分の席を立って、
こまめに席を周って、色んな人と話す人いるよね。
私は、最初に座った席から、最後まで動かないタイプ。
たまに、親戚などの集まりで (挨拶に周った方が、
いいかな?) と思うことがあっても、
滅多に動くことはない。
動くときは、仕方なくだ。
何かポリシーがあるわけではなく、ただ、動くのが面倒くさいのと、
その時、目の前に座っている人と話していれば、
それでいいやん、と思っているのだ。
先月の5年ぶりの同窓会の2次会でも、
「そろそろ、席替えをしましょう」 と誰かが言っても、
私は動かなかった。
しまいに、何度も 「席替えをしましょう」 というので、
(そんなに席を替わりたければ、替わりたいやつだけが
勝手に替わればええやろ) と、思ったぐらいだ。
せっかく、話しているのに 中断されるのは、快くないだろ?
さて、ギター・マガジンの10月号に、3人のギタリスト
(田中義人、真鍋吉明、CHOKKAKU) の
トーク・セッションが載っていて、面白いことが書いてあった。
トーク・セッションは、その3人のほかに 松原正樹 や
野呂一生 など、合計9名のギタリストで 作られた
『TIME MACHINE』 というギター・インスト・アルバムが、
今月 発売されたのに合わせてのギター・マガジンの企画だ。
その興味深い部分を引用する。
●(インタビュア) このプロジェクトの発足に先立って、
参加ギタリスト全員で 飲み会をやったそうですね?
C(CHOKKAKU) 冬だったね。1月?
● なんでも、一旦席が決まったら、誰も積極的に動く人が
いなかったと聞いてます。ギタリストらしいなと(笑)。
全員 (爆笑)
真鍋 まさにそうですね(笑)。
● ギタリストってそういう人種ですよね。(笑)
真鍋 これまで色んな打ち上げに行きましたけど、
動かないのはギタリストだけですよ。その代わり、
ベーシスト、ヴォーカリストは、動きますからね。
ギタリストだけは、誰かが来るのを待ってる(笑)。
C&田中 そうそう(笑)。
例えば、トランペットの人は明るい人が多いとか、
バンドでも オーケストラでも 担当する楽器によって、
その人の性格や特徴などが、分かったりする、という話は、
今までにも聞いたことがあるし、自分でもバンド・メンバーに
対して感じたこともある。
でも、ギタリストが、席を動かないというのは、
初めて聞いた。
が、この3人に受けているのだから、本当なんだろう。
ギタリストが、席を動かないのか、席を動かないタイプの
人間が選ぶ楽器が ギターなのか、卵と鶏の話のようやけど、
いずれにしろ、私が席を動かないことと、ギタリストであることが
結びつくとは思わなかったので、非常に興味深かった。
ちなみに私は、高校に入学したときのように、
誰も知っている人がいないようなところに、
自分が置かれたときも、けして、自分から動いて誰かに
話しかけるということをしてこなかった。
それは、今でもそうだ。
それを自分では、「社交的でない」 「シャイだから」 と
思っていたが、これも、もしかしたらギタリストの特徴か?
んなわけないよな。
2011.9.23
山根麻衣
山根麻衣という歌手をご存知か?
1979年にデビューした、ロック・シンガーだ。
私は、1982年に発売された彼女の 『WILL』 という
アルバムが好きで、当時 よく聴いた。
80年代、彼女のほかのアルバムも数枚聴いたが、
『WILL』 が一番好き。
あと、『THE DAY BEFORE YESTERDAY』 も良い。
『THE DAY 〜』 が1984年のリリース。
余談だが、このあと、テクノロジーの進歩とともに、
日本の (世界の?) 音楽は面白くなくなるのだ。
実際、『THE DAY 〜』 の次のアルバム 『月光浴』 では、
エレクトリック・ドラムになり、とたんに面白くない。
まだ 「打ち込み」 で ないだけ ましだが、
どうもいただけない。
あの当時は、それが新しいことだったのだから、
エレクトリック・ドラムが悪いわけではないのだが、
音楽に面白みが無くなったのは確か。
歌謡曲も然り。
その辺のことは、機会があったらまた書こう。
さて、今日、部屋を整理していて ずっと聴いていない
カセット・テープを いよいよ処分しようと思って、
大事にとってあった、山根麻衣のカセット (3本) を
久しぶり (たぶん20年以上ぶり) に聴いてみた。
あ〜やっぱり、ええなぁ。
ということで、思わず、MP3 で録音。
ちょっと音は悪いけど、充分聴ける。
もう、ほとんど30年前に録音したカセット、
レコードの ブチブチノイズが、逆にええ雰囲気や。
そういえば、たぶん86年だったと思うけど、大阪に来たとき、
ライヴ観にいったなぁ。(@バナナ・ホール)
確か、チケット買ったのが遅かったので、立ち見やった。
ロッド・スチュワートの曲、カバーしてたの覚えてる。
80年代前半の彼女のアルバムは、
今のところ CD化 されていないようだ。
テイチクさん、是非、CD化してください。
『WILL』 と 『THE DAY BEFORE YESTERDAY』 は、
必ず買いまっせ。
彼女、今は自主レーベルで、
「山根麻以」 に改名し 活動しているようだ。
2011.9.24
高中正義 “デビュー40周年” ツアー
今年5月、「ギター・マガジン・フェスティバル」 で、
久しぶりに観た 高中正義 に感動したことは、ここ に書いた。
「40年周年ライブも行こうかな」 と、書いていたが、
結局、行ってきた。 (^ ε^)
@日比谷野外大音楽堂。
チケットを買った時期が遅かったので、後ろから2列目だったが、
思っていたより 良く見えた。
5月の 「ギター・マガジン・フェスティバル」 は、
ギター・マガジンという雑誌の30周年を記念したイベントでも
あったのだが、あの時、高中は、
「30年前のギタリスト人気投票では、1位だったけど、
最近のギター・マガジンの 『100人のギタリスト』 という
企画では、何番目かな、と思って見たら、100人の中に
入ってなかった。
これは、ギター・マガジンからの 『がんばれ』 とい
うメッセージだと受け取っています」
というようなことを、話していたけど、
今日は、立ち見も一杯で、高中の人気の高さを感じた。
ステージには、パームツリーが配置されて、南国ムード満点。
メンバーは、
重実 徹 (Keyboard)
河野啓三 (Keyboard)
稲葉ナルヒ (Guitar)
岡沢 章 (Bass)
斉藤 ノブ (Percussion)
宮崎 まさひろ (Drums)
という、ベテラン勢で、当然だが、皆 上手い。
毎度、高中のコンサートは、客層は おっさんが多い。
40周年ということだが、私は 彼の音楽を聴いていた頃から、
30年で、あの頃の曲を演奏されると、特別 感慨深く、
何度か、ウルウルしてしまった。(年、とったなぁ。俺。)
ギター1本で、あれだけ観客を惹きつけられるのは、
彼の楽曲の良さだと思う。
もちろん、ギター・プレイも良いのだが、そのプレイが生きる、
彼のメロディと、アレンジ。
そして、歌心。
ギターは、1〜2曲ごとに持ち替えていたが、
ストラトより YAMAHA SG の音の方が、私は好きだな。
(彼の音楽では。)
そういえば、19歳の時、高中にあこがれて、
青色の YAMAHA SG モデルを買ったな〜。
ずい分前に 売ってしもたけど、やっぱり、ええよな。(危険)
2011.9.25
MISERY
昨夜は、珍しく DVD (映画) をレンタルして 観た。
先日、ある人と話していて、たまたま話題に出た 『ミザリー』 だ。
スティーヴン・キング原作で、1990年の作品。
20年位前、友人宅で 数人と ビデオで 観たのだが、
何の予備知識もなく観たせいもあってか、
もの凄く怖かった覚えがある。
なので、出来れば、まだ観ていない人は、
これを読まずに DVD をレンタルして観て欲しいのだが、
そうわけにもいかないので、ネタバレのないように書こう。
先日、その話が出たときに、「怖かった」 ことは、
良く覚えているのだが、細かい部分は、
ほとんど覚えていないので、もう一度観ようと思ったのだった。
さすがに、昨日は初めて観た時ほど怖くはなかったが、
それでも、結構ハラハラしたね。
本作は、ホラー映画ではないが、怖いのだ。
何が 怖いって、キャシー・ベイツ演じる アニー という女。
キャシー・ベイツは、本作で、アカデミー主演女優賞を受賞し、
ハリウッドの仲間入り。
それまで、彼女は舞台女優だったらしい。
昨日、観ていて、途中 気になったところがあった。
保安官が、ある本を読んでいて、その本の中の
一節をメモるのだが、そのメモが、後に大事な役目をする。
何の脈略もなく、メモしたように見えたので、
(そんなうまいこと、その文章だけ、メモするかぁ?) って
思いながら観ていた。
本編鑑賞後、監督や脚本家、出演者のトークの
特典映像を観ていたら、保安官は、その文章をどこかで
読んだことを覚えていたので、メモをとったと 話していた。
保安官は、いちいち説明しないキャラの設定だったのでね。
なるほど、それなら良く分かる。
たまたま、特典映像まで観たから分かったけど、
(ああ、注意深く観てないと、分かってないんやな) と
思ったのでした。
2011.9.26
満席の日 すれ違う夫婦
今夜は、妻と2人で食事をする約束で、
大崎広小路駅前で待ち合わせた。
目当ての韓国料理店へ行ってみると、
予約がいっぱいで、満席。
しょうがないので、もう一つの候補であった
高輪台のトラットリアまで、タクシーを飛ばした。
到着してみると、これまた、予約で満席。
月曜なのに、なんで?
給料日後だからかな。
で、その辺りにあった中華料理店で食事をしたのだが、
そこも 食べてるうちに混んできた。
食後、五反田まで ブラブラ歩き、妻がスーパーで
買い物するというので、同じビルの5階にある
スターバックスでコーヒーを飲んで待つことにした。
5階スタバに行ってみると、なんと、満席!
(4階にベンチがあるから、そこで座ってよ) と思い、
4階に行くと、ベンチ満席!
おなじ4階にカフェがあるので、仕方なく、そこに入ることにした。
席に着くと、妻の携帯電話に
「スタバ満席。4階のカフェにいる」 とメールを送った。
10分ほどすると、私が座っている目の前を
妻が歩いていくのが、ガラス越しに見えた。
私の方ではなく、ショップの方を見ながらだったが、
歩いている先にトイレがあるので、トイレに行ったんだと
分かった。
それから、10分以上待っても やってこないので、
(何をしてんのやろ?) と思い、電話をかけてみたら、
留守番電話だ。
もう一度、かけ直した時に ハッと 気がついた。
妻が買い物するので、私は妻のバッグを持ってきていたのだが、
そのバッグの中で、携帯がブルブル震えているのだ。
(あ、あいつ、携帯持ってない!
ってことは、俺がここで待ってること 知らんのや。
さっき、目の前、通ったけど、気付いてないんや!)
初秋の すれ違いの夫婦であった。
なお、妻はトイレに行ったあと、もう一度、私の前を
通り過ぎたらしいが、そのときは、2人とも気付いていない。
(私は、暇つぶしに携帯のゲームをしていた。)
とほほ・・・。
2011.9.28
ちょっと早いんちゃうの?
今朝、マフラー巻いてる人(女性)見た。
TOTO
昨日、5月に予定されていたが、震災の影響で延期になった
TOTO のコンサートに行ってきた。
@ 武道館。
メンバーは、
スティーヴ・ルカサー (g, vo)
デヴィッド・ペイチ (key, vo)
スティーヴ・ポーカロ (key, vo)
サイモン・フィリップス (ds)
ジョセフ・ウィリアムズ (vo)
ネイザン・イースト (b)
と、コーラス2名
おぉぉ! またもや、サイモン・フィリップス!
リー・リトナー&マイクスターン (2回)、上原ひろみ に続いて、
今年、4回目のサイモンだ。
私は、TOTO については、1978年のデビューアルバム、
『TOTO (邦題:宇宙の騎士)』 が一番好きで、
1982年の4枚目のアルバム 『TOTO IV (邦題:TOTO IV 聖なる剣)』
で、終わっている。
90年代のアルバムも2枚買ったが、あんまり好きになれず、
ほとんど聴いていない。
そんな私のなので、初期の曲をたくさん演って欲しかったのだが、
1曲目が、1st アルバムの "Child's Anthem" で、ゾクゾクしてしまった。
その他、"Georgy Porgy" 、"Hold the Line"、"Rosanna" 、
"Africa" 、 "Afraid of Love" が、初期4枚からの演奏曲。
って、1枚目と4枚目からやけど。
私としては、もっと初期の曲をやって欲しかったけど、仕方ないな。
意外なところで、マイケル・ジャクソンの "Human Nature"。
MC で言ったのかもしれないけど、
(なんで、"Human Nature" なんやろう?) と思っていたら、
知らんかったけど、この曲、スティーヴ・ポーカロの作曲だったのだ。
音響バランスが悪く、多少不満もあったが、
何よりも、オリジナルメンバーの、スティーヴ・ルカサー、
デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ポーカロの3人が元気で、
来日してくれたことに感謝。
やっぱり、サイモン・フィリップスは良かったし、
ネイザン・イーストも溶け込んでいたのは、さすが。
譜面も見てなかったし、やっぱり一流はちゃうな。
2011.9.29
KURT ROSENWINKEL STANDARDS TRIO
今年2月、初めて観に行って 感動した
カート・ローゼンウィンケル が、早くも、またまた来日したので、
観に行ってきた。
前回 (@ 新宿 PIT INN) は、入れ替えなしだったので、
5000円で たっぷり 2時間半ほど 観れたが、
今回は会場も コットンクラブに替わり、入れ替え制となった。
しかも、6500円に値上がり。
前回の休憩挟んで 3時間立ちっぱなしは つらかったし、
まあ、仕方ないか。
今回のメンバーは、
Kurt Rosenwinkel (g)
Eric Revis (b)
Justin Faulkner (ds)
前回とは、ドラマーが替わっている。
今回の来日は、東京公演の 3日だけだったようで、
今日は最終日だった。
(このあと、10月1日は Seoul、2日は Hong Kong で公演予定。)
一昨日 27日は、急遽 フライトがエンジントラブルのため
キャンセルとなり、エリックとジャスティンが間に合わず、
カート のソロ公演となったようだ。
それは、それで、貴重な公演だ。
観てみたかったな。
さて、今日の公演、演奏は素晴らしかったが、
音響があまり良くなくて、ちょっと残念だった。
前回の公演では、ギターの音を
「丸くソフトなのに強くて芯のある音」 と書いているが、
今日は、後半の 「強くて芯のある」 に やや欠けた感じ。
同じギター (D'Angelico のThinline) に 同じアンプ
(ツイン・リヴァーブ) なのに、なんでかな。
ベースは、ソロのとき、音程を聞き取れないような 音色だった。
おまけに、演奏が盛り上がるとドラムの音に比べ、
ギターが小さくて、聴きづらかった。
コットン・クラブで 音が悪いと感じたことは、
なかったような気がするので、益々残念。
3日間で 6公演に増えたためか、続けての来日のためか、
お客さんも思ったより、少なかった。
演奏は、一緒に行った 友人 K彦が
ドラマーを絶賛していたが、確かに一瞬、
カートを食ってしまうようなプレイもあったほど、
ええ感じだった。
カートは、前回ほどの衝撃はなかったが、
それでも、凄いことに変わりはない。
この1週間で、高中、TOTO、カート と、
3度のコンサート、ライヴ。
フュージョン、ロック、ジャズ とジャンルも色々。
ん? 高中って、フュージョンかな?
来週も、再来週もライヴの予定あり。
幸せなことや。