LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2020年2月
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2020.2.1

永遠のソール・ライター
Forever Saul Leiter




渋谷 Bunkamura で開催中の写真展
『永遠のソール・ライター』に行ってきた。
開催初日(1月9日)に続いて2回目。

今日は、前回よりモノクロのデボラ(妹)と
ソールのパートナーであったソームズ・バントリーの
写真が、なんというか入ってきたなぁ。

ソームズが若いモデルだった頃に
ソールとソームズは、出会っている。
ソールにとっては、良い被写体であっただろうし、
彼女も画家だったので、
絵画のことでも話が弾んだんだろう。
写真とソールの短い文章から、
ソールがソームズを愛していたことが伝わってくる。

写真展は、3月8日までなので
もう一度行きたいな。




ゴッホとヘレーネの森
クレラー=ミュラー美術館の至宝
VAN GOGH:TRA IL GRANO E IL CIELO



ドキュメンタリー映画
『ゴッホとヘレーネの森
クレラー=ミュラー美術館の至宝』。
昨年10月の公開だったが、東京では
新宿武蔵野館のみ上映だったようで、
見損ねていた。
今日から一週間、下高井戸シネマで
上映されているので観てきた。

映画は、オーヴェル=シュール=オワーズの
教会から始まる。
映画のナビゲートを務めるのは、
フランスの女優、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。

オランダ有数の資産家であった
ヘレーネ・クレラー=ミュラー は、
ゴッホの死後、ゴッホに惚れ込み
コレクションをはじめた。
そして、資材を投じて美術館まで
作ってしまった。
2人は同じ時代に生きていたが、
会ってはいない。

ヘレーネは、ゴッホの魂に触れてしまい、
ゴッホの作品を守り、後世に伝え、
残さねばと思ったのだろうが、
ゴッホだけではなく、芸術にかけるその
情熱は、命がけだ。
肖像画や写真が出てくるが、
聡明な人だったのだろう。
鋭い目つきなのに美人で優しそうだ。

1938年にクレラー=ミュラー美術館は
開館する。
ヘレーネの集めた美術品は、
彼女の死後、評価されたという。
まるでゴッホだ。

映画は、途中からゴッホの絵の解説が
中心になった印象。
もう少しヘレーネ自身のこと、
ヘレーネとゴッホの関係を知りたかったな。

クレラ=ミュラー美術館には、
ゴッホ美術館に次ぐ最多のゴッホの作品が
所蔵されている。


★★★▲☆


(2020.2.2 追記)
音楽は、Remo Anzovino(レモ・アンツォヴィーノ)と
いうイタリア人で、サントラが欲しいと思うぐらいに
とっても素晴らしかった。
ただ一点、ゴッホが日本の影響を受けたという
くだりのBGM が、どうにも中華なメロディだったのは、
残念だった。
日本と中国のメロディの違いなんて、
欧州の人には分かりにくいんだろうなぁ。





2020.2.2

音楽の力

以前、テレビ番組であるシンガーの
ドキュメンタリーをやっていた。
コンサートの直前、そのシンガーと
バンドのメンバーが円陣を組み、
最後の意思統一のようなことを行う。
よく見られる光景だ。
その時、シンガーが言った言葉で
私は白けてしまった。

「お客さんを感動させよう!」

キャリアもあり、それなりのレベルの
シンガーだと思っていただけに、
ガッカリだった。
自分が客を「感動させる」ことが
できると思っていることにだ。

話は、ぶっ飛ぶが10代の頃、
片思いの女の子に
「どんな人が好きなの?」と
訊いたことがあった。
彼女の答えは「尊敬できる人」だった。
その時、私は
「よし、尊敬される人になろう」と
思った覚えがある。
アホである。
全く恥ずかしい。
ごめんなさい。(誰に?)

尊敬されたい、などと思っている人は、
尊敬されない。
話を戻すと、尊敬だろうと、感動だろうと、
相手が勝手にすることであって、
される側がしてもらおうと思って
コントロールできることではない。

それなのに件のシンガーは、
「感動させよう」と真面目に言ったので
観ているこちらが冷めてしまったというわけだ。

先日、坂本龍一の記事を読んだ。
(朝日新聞デジタルの有料記事)
彼は、「音楽の力」という言葉が嫌いだという。
音楽に力がないと思っているのではなく、
発信する側が、「音楽を使ってとか、
音楽にメッセージを込めて」とか言うのが
嫌いなのだという。

音楽の感動というのは、基本的に
個人個人のことで、
感動するかしないかは、その人の勝手。
同じ音楽を別の時に聴いて
いつも同じように心が動くわけではない。
つまり、音楽の感動は誤解。
その誤解(感動)は、受け手のものであると。

全く同意である。
しかし、それでも、時々
「音楽に力がある」と勘違いしてしまう。
感動する自分の力ではなく、
外側にある音楽の力だと。
そう思う方が、自分の力を認めなくて
良いからかもしれない。

音楽に何か力があるのではないのに
「音楽を作る側がそういう力を
及ぼしてやろうと思って作るというのは、
言語道断でおこがましい」と
坂本はいう。

例えば、高校生ら少年が
音楽やスポーツの場で「勇気を与えたい」
とか言うことは恥ずべきことなのに
大人が言うから真似しているんだと。

では、音楽の力とは何か。
それは、良い音楽を作る力のこと。
感動を与えるかどうかではない。

私の解釈を言えば、
「良い音楽を作ることが、目的であって、
感動を与えることや癒しを与えることは、
結果であって、目的ではない」
ということになる。
でも、残念ながら、
勘違いしている音楽家は、
少なくないような気がする。

まあこれは、一つの意見なので、
「感動させたい」と思って
何かに取り組むことは、悪いことではないけど、
それだと欲しいものが手に入らないというだけだ。

ところで、坂本龍一といえば、
「地雷ZEROキャンペーン」を
やっていたじゃないかと思う方が
いるかもしれない。
それについては、音楽の力を使ったのではなく、
自分の有名性を使って、
メッセージを発信しただけだという。
一貫してるわけです。


「良い音楽を作ることが目的」と書いた。
ちなみに私もそう思って、演奏をしている。
では「何のために良い音楽を作るのか?」
それは「解放のため」である。
自分自身の解放である。
本当に良い音楽を創作するには、
自分を手放し、今、ここにいて、
自分を超えた存在とのコネクトが
必要なのだと考えている。
つまり、自分を解放しないうちは、
エゴにまみれた音楽しか創り出すことが
できない。
「解放」は「悟り」といっても良い。
言い換えれば、私にとっての音楽は
「修行」なのだが、楽しい修行なのだ。
そして、解放への道は長く険しい。
生きている間にたどり着けるかどうか分からない。
音楽に力があるとしたら、私にとっては
その道ということかもしれない。





2020.2.4

エフォートレス・マスタリー
〜あなたの内なる音楽を解放する〜




日本での初版発行が、2019年12月10日で
あったため、最近書かれた本かと思っていたら、
1996年に書かれた本だった。
日本語になるのに、どうして20年以上も
かかってしまったのだろうか。
でも、20年前だったら、私はこの本を
途中で投げ出してしまったかもしれない。
そういう意味では、タイムリーに出会った。

『エフォートレス・マスタリー(Effortless Mastery)』
は、ピアニスト・作曲家のケニー・ワーナー
(Kenny Werner)が、ミュージシャンのために
書いた精神的な指南書。

いわゆるスピリチュアルな本で、
読者を選ぶかも知れないが、
「瞑想」が出てくるまでの前半は、
「スピ系」が苦手な人でも参考になることは多いだろう。
しかし、「瞑想」するしないは別にしても
結局、聴くにしろ、演奏するにしろ
表面的ではなく 音楽を深めていくと、
スピリチュアルな体験を伴うことになる。
本当の音楽の素晴らしさは、
その分野なしにはあり得ないだろう。

私は、いつ頃からかは覚えていないけど、
たぶん20年ぐらいは前から、
音楽には秘密があって、一流の演奏家達は、
その秘密を知っていると思っていた。
彼らは別に秘密にして隠しているわけでも
ないのだけど、私からしてみれば、
理解することも掴むことも容易ではない
ことなので、秘密同然に思っていた。

この本には、その秘密ともいえる
演奏の鍵が記されている。
そして、これを読んだからといって、
途端に劇的に演奏が上手くなるわけでは
ないのだけど、私には演奏上の精神安定剤の
ような役割の本であった。
読み始めから読み終えるまで、
1ヶ月以上を要したのだけど、
その間にも自分の演奏に変化を感じ始めた。
まあ、まだ練習中だけのことなので、
勘違いかも知れないけど、勘違いでも構わない。
この感覚は大事にしたい。
この感覚を失わないためには、
この本を繰り返し、読む必要があると感じている。
何よりも、一回読んだだけで理解できるほど
浅い話ではないしね。

タイトルの「Effortless Mastery」は、
直訳すると「楽(簡単)な熟達」。
苦労なしにマスターすることだ。
もちろん練習なしにマスターする
近道はないのだけど、
多くのプレイヤーが間違った練習方法、
間違った心構えで演奏に向き合って
いることを ケニーは指摘している。

今年で私は58歳。
元気でいれば、あと20年くらいは、
ギターを弾いていられるだろう。
その間に、どこまで行けるかだ。

2014年にケニーは、バークリー音楽大学の
「エフォートレス・マスタリー研究所」
芸術監督に就任した。
そんな研究所があることにもビックリ!


★★★★★





2020.2.7

ミッドナイト・イン・パリ
MIDNIGHT IN PARIS




ポスターの一部に
ゴッホの絵『星月夜』が使われているので、
気になっていた2011年の映画
『ミッドナイト・イン・パリ』をビデオで鑑賞した。

パリに来たアメリカ人のギルが
夜中に1920年代のパリにタイムスリップし、
フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、
コール・ポーター、ピカソ、ダリなどなどに
会うというファンタジー。
脚本監督は、ウッディ・アレン。
ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の
脚本賞をW受賞、それぞれ
その他3部門でもノミネートされた作品。

ギルは、1920年から1880年にも
タイムスリップする。
1880年ならゴッホも生きていたけど、
残念ながら出てこない。
ゴーギャンは出てくるんやけどな。

なのでなぜ、ゴッホの絵が使われたのか、
分からない。
でも、主人公ギルがセーヌ川沿いを
歩くシーンでは、あきらかに
ゴッホの『ローヌ川の星月夜』を
連想させる光景が出てくるので、
ウッディ・アレンには、何かゴッホへの
思いがあるのかもしれないな。

以下、ネタバレ。
ギルは1920年代のパリに憧れている。
夜のパリで迷子になったギルは、
1920年にタイムスリップする。
1920年に行くとピカソの愛人
アドリアナは、1880年がパリの
黄金時代だという。
1880年に行くと、ゴーギャンは、
「ルネッサンスの時代に生まれたかった」という。
それを聞いて、ギルは過去への憧れは
幻想だと気づくという、
大人向けのメッセージのあるファンタジー。

ギルを演じるのは、オーウェン・ウィルソン。
ええ味出してます。
ギルの婚約者イネスにレイチェル・マクアダムス。
とっても美人でセクシーだけど、
だんだんイヤな女に見えてくる。
そして、1920年のアドリアナに
マリオン・コティヤール。
これまた美しい。
あと、キャシー・ベイツも出てます。


★★★★☆





2020.2.8

ゆるすこと

「過去を完了する」という言葉がある。
この場合、「完了する」というのは、
「そのままで良し」とすることだ。
別の言い方をすれば、
「受け入れる」ともいえるし
「許す(赦す)」ともいえるだろう。

私の身近に 夫への何十年も前の恨みを
いまだに口にする人がいる。
そこそこ高齢な人なのだが、先日、
「その思いのまま死ぬのか」と聞いてみた。
本人は、そんな思いのまま死ぬのは、
イヤらしいが、相手を許すものイヤらしい。
はたから見ているととても不幸に見える。


友人が、Facebook にシェアしていた記事が
素晴らしかったので、紹介する。
両親は耳が聞こえないという、
五十嵐大さんというフリーライターの記事だ。
ぜひ読んで見て下さい。

あのとき母は初めて怒った。

謝罪した M さんも素晴らしいが、
お母さんの器がめちゃくちゃでかいよね。

もう一つの記事も合わせて読んで見て下さい。
これ、泣きます。

耳の聴こえない母が大嫌いだった。


五十嵐さんのお母さんのように
大きな人でありたいと思うのだが、
あまりにも自分はかけ離れている。
私には、こんな強烈な体験はないのだけど、
時々細かいことで、いやもっと言えば
くだらないことで、人を許せずにいる自分を
持て余すことがある。

この記事の素晴らしさを
どんな風に自分に活かせばいいのか
分からずにいる。

ちなみに「許す」は英語で「forgive」。
「for+give」で、「完全に与える」という
意味だそうです。





2020.2.9

ジョジョ・ラビット
JOJO RABBIT


今日は、映画を4本観たよ。
3本は何度もあるけど、
4本は初めてかも知れない。
まずは、アカデミー賞作品賞ほか6部門に
ノミネートされている『ジョジョ・ラビット』。



第二次大戦中のドイツの少年の物語だけど、
コミカルに風刺が効いていて素晴らしかった。
主役の少年ジョジョを演じる、
ローマン・グリフィン・デイヴィスが素晴らしい。
ジョジョの母親役のスカーレット・ヨハンソンは、
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされている。
ドイツ軍の大尉役に『リチャード・ジュエル』にも
出ていたサム・ロックウェル。
完全にこの人のこと好きになってしもたよ。

ドイツ人なのに全員英語を話しているというのは、
映画の冒頭、ちょっと引っ掛かってしまうのだけど、
アメリカ製作の映画では、よくあることだ。

戦争はイヤだし、悲しいこともあるのだけど、
観終わった時、世界って素晴らしい、と
思える作品。


★★★★★




音 楽
ON-GAKU: OUR SOUND




10年前に友人が大橋裕之 (著) の
『音楽と漫画』というコミックを
プレゼントしてくれた。
表紙を見て、買わずにはいられなかったらしい。
その時のエントリー

その大橋裕之の原作を基に、
岩井澤健治監督が約7年もかけて
ほぼ個人制作で作り上げたという
アニメーション映画『音楽』。

71分と短いが、オタワ国際アニメーション
映画祭では、長編部門グランプリを獲った作品。
インディーズっぽい作りが逆に新鮮。

他校生とのケンカに明け暮れる
楽器を演奏したことのない不良3人が
バンドを結成し、町のロックフェスティバルに
出演するという物語。
初めてバンドで音を出した時の感動が良い。

岡村靖幸も声で出演。


★★★▲☆




ザ・ピーナッツバター・ファルコン
The Peanut Butter Falco
n



施設を脱走したダウン症の青年ザックと
社会のはみ出し者漁師タイラーの
ロード・ムービー。
ザックを演じるのは、実際のダウン症の
役者ザック・ゴッサーゲン。
タイラーにシャイア・ラブーフ、
ザックを探す施設のスタッフにダコタ・ジョンソン。

ネットでの評価も高く、
『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーが
贈る最新作、ということもあって、
ちょっとハードルを上げて観てしまった。

面白くなかったわけではないが、
ラスト近くのわざとらしい演出に疑問があり、
私的にはそこでちょっと減点だな。
他にも突っ込み所はあるけど、
それはさほど気にならなかったのだけどね。


★★★★☆




前田建設ファンタジー営業部




坂上忍が テレビ番組の中で、
漫才コンビ「おぎやはぎ」の 小木博明 のことを
「来年の助演男優賞だ」とまで絶賛していた上に
映画も高評価なので、これは観てみたいと
思っていた映画『前田建設ファンタジー営業部』。

前田建設ファンタジー営業部」は実存する組織。
アニメなどに登場する架空の建造物を
実際に作ったら、どれくらいの工期、費用で
できるのかということを真面目に積算する、
大人の遊びのようなプロジェクト。

2003年に「マジンガーZ」の格納庫の建設を
検証することから始まり、いまだに続いているようだ。
本作はその「マジンガーZ」格納庫の物語。
実際には作らないで、ウェブで公開するためだけに
設計図を出し、工期を立て、見積もり書を
完成させる。
なんとも意味にあるような、ないようなことを
大の大人たちが本気で取り組む。
アニメの世界のことなので、
実際の建造など前提にされていないので、
問題は山積み。
さあ、どうやってクリアしていくのか、
という プロジェクトX 的な作品でもある。

当初、やる気のなかったメンバーが、
少しづつプロジェクトに燃えていき、
自分の会社に誇りを持ち、
力を合わせて乗り越えていくというのは、
ありがちな話だが、『陽はまた昇る』
(VHSの開発の物語)のような
真面目なタッチではなく、
コミカルに描かれているので、
観る方も割り切って楽しめた。

出演は、前述の小木のほか、
高杉真宙、上地雄輔、岸井ゆきの、
六角精児ら。
確かに小木は、役者としても良いけど
助演男優賞は大げさかな。


★★★★☆





2020.2.10

志の輔らくご
〜PARCO劇場こけら落とし〜




渋谷のPARCO劇場が建替えのために
休館したのは、2016年8月7日だというから、
3年半も前だったのだな。
時の流れの速さに、毎度のことながらびっくり。
そのPARCO劇場が新しくなり、
1月24日にこけら落としとして
「志の輔らくご」が始まった。
1月24日 〜 2月20日の全20公演。
PARCO劇場公演を毎年開催していた
志の輔師匠が選ばれたのは、
当然な事かもしれないが、
芝居のための劇場のこけら落としが
舞台に一人きりの落語というのも面白い。
と、思っていたら志の輔師匠は、
そのわけを、いきなり大勢の劇団が出ると
何が起こるか分からないから、
一番被害の少ない落語にしたんだろうと
冗談を言っていたけど、そういう面も
無きにしも非ずかもな。

何度公演カレンダーを見ると、
今日は14日目だと思うのだが、
志の輔師匠は、13日目と言っていたのが
気になるなぁ。

劇場の客席数は、458席から636席に
増えたので、劇場自体がひと回り
大きくなったということだろう。
客席がゆったりめで、後ろから3列目
だったけど、とても観易かった。
良い劇場だと思う。



オープニングは、「こけら落とし」には
付きものだというお祝いの舞を
師匠自らが踊られた。

そして、プログラムに「こけら落としの一席」と
書かれていたのは「ぞろぞろ」。
神様が登場する古典落語だ。
劇場の新しい神棚のマクラから、
流れるように入っていった。

「ぞろぞろ」が終わると、
一旦、暗転しビデオが流れる。
師匠の20年間のパルコ公演のハイライトが流れ、
高座に上がった51(52だったかな?)席が、
テロップで流れた。

そして、2席目は「メルシーひな祭り」。
これは、以前に「メルシー!おもてなし」
として、中井貴一の主演の舞台を
観たこともあるが、演劇向きな噺だ。

休憩を挟んで「おめでたい一席」として
「新・八五郎出世」。
私は、この噺は4回目だったが、
なんとパルコ劇場では一度も高座に
上げたことがなかったのだという。

終わってみると(休憩を入れて)
2時間45分ほど。
完全なる「志の輔ワールド」で、
もう落語を超えたと思うね。
素晴らしくてとっても満足です。


[ 演 目 ]
「ぞろぞろ」 立川志の輔
「メルシーひな祭り」 立川志の輔
〜 仲入り 〜
「新・八五郎出世」 立川志の輔

@ PARCO劇場


 




ジョジョ・ラビット


昨日観た映画『ジョジョ・ラビット』のことを
もう少し書こう。
今日のアカデミー賞授賞式で、
タイカ・ワイティティ監督が脚色賞を受賞した。
映画には、主役のジョジョ少年の空想の友人として、
アドルフ・ヒトラーが登場する。
このヒトラーが、あまり似ていない。
似ている役者はいくらでもいるだろうに、
ちょび髭だけ合わせていて、中途半端な
ヒトラー感も皮肉な演出の一部かと思っていたら、
タイカ・ワイティティ監督自身だった。

原作小説をワイティティ監督に勧めたのは、
ユダヤ人である実母だったというのも興味深い。
記事




第92回 アカデミー賞


作品賞と監督賞に、韓国映画
『パラサイト 半地下の家族』。
英語以外の作品は、史上初だという快挙。
私的に作品賞は(ノミネート作品を全ては
観ていないけど観た中では)、『ジョーカー』、
『フォードvsフェラーリ』、『ジョジョ・ラビット』の
いずれかで、米国人が選ぶのだから、
『アイリッシュマン』や『ワンス・アポン・ア・タイム・
イン・ハリウッド』でもおかしくないと思っていた。
『パラサイト 半地下の家族』は、面白かったけど
途中から失速した感があって、まさか受賞するとは
思っていなかった。
でも、英語以外の作品が受賞したということは
日本映画にも可能性があるわけだし、
ハリウッドも変わってきたということだ。
新しい時代の到来なのかもしれないな。

--- 受賞結果(★印が受賞)---

【作品賞】
★『パラサイト 半地下の家族』
『フォードvsフェラーリ』
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『マリッジ・ストーリー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』


【監督賞】
★ポン・ジュノ(パラサイト 半地下の家族)
マーティン・スコセッシ(アイリッシュマン)
トッド・フィリップス(ジョーカー)
サム・メンデス(1917 命をかけた伝令)
クエンティン・タランティーノ(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)


【主演男優賞】
★ホアキン・フェニックス(ジョーカー)
アントニオ・バンデラス(ペイン・アンド・グローリー)
レオナルド・ディカプリオ(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)
アダム・ドライヴァー(マリッジ・ストーリー)
ジョナサン・プライス(2人のローマ教皇)


【主演女優賞】
★レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)
シンシア・エリヴォ(ハリエット)
スカーレット・ヨハンソン(マリッジ・ストーリー)
シアーシャ・ローナン(ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語)
シャーリーズ・セロン(スキャンダル)


【助演男優賞】
★ブラッド・ピット(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)
トム・ハンクス(ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド)
アンソニー・ホプキンス(2人のローマ教皇)
アル・パチーノ(アイリッシュマン)
ジョー・ペシ(アイリッシュマン)


【助演女優賞】
★ローラ・ダーン(マリッジ・ストーリー)
キャシー・ベイツ(リチャード・ジュエル)
スカーレット・ヨハンソン(ジョジョ・ラビット)
フローレンス・ピュー(ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語)
マーゴット・ロビー(スキャンダル)


【脚本賞】
★『パラサイト 半地下の家族』
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
『マリッジ・ストーリー』<Netflix作品>
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』


【脚色賞】
★『ジョジョ・ラビット』
『アイリッシュマン』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『2人のローマ教皇』



女優賞の2本は観ていないので何も言えないけど、
男優賞は、主演、助演ともに納得。





2020.2.13

シリちゃん

昨日、夜中に酔っ払って スマホを
触っていたら「シリ」(Siri:iPhone の音声
アシスタント機能)が起動してしまった。
思わず「何してんの?」って訊いたら
「ゲームのお手伝いをしています」と言いやがった。
私はゲームなどしていないので、
(厳密にはその直前、カードゲームを
していたけどシリに手伝ってもらってるとは
思ってなかったので)
「嘘つき!」と言ってやった。
そしたら、「私は、嘘をつくようには
出来ていません」と来やがった。
なんや、こいつ、ご主人様に口ごたえかと、
思わず「やかましい!」と言うと・・・
どうなったと思う?



シリ は、
何も言わずに
自動的に
終了しました。

ちょっと寂しかった・・・。


で、シリをもう一度 起動して
「ごめんね」って言うたら、

「気にしないでください」やて。


AIが人間の話し相手になる日は、
もう来ているよ。





つるしこ

私が若いころ、大阪で「冷麺」といえば
「冷やし中華」のことだった。
(今でも言うのかな?)
そのころ、焼肉屋に冷麺があったかどうか
覚えていない。
あったとしても食べなかった。
「せっかく焼肉を食べに行ったのに、
なぜ冷麺で腹を膨らますねん。
思いっきり肉を食いたい」という
原始的(?)な欲求があるからだ。
なので、焼肉屋の冷麺を初めて食べたのは、
結構 歳を取ってからだった。
今でも腹いっぱい焼肉を食べたいので
自ら冷麺を注文することはほとんどない。

もう10年以上前になるが、
盛岡(岩手県)に行ったとき、
初めて盛岡冷麺を食べ、美味しくてビックリした。
そんなに美味しいとは思っていなかったので、
良い意味で大きく期待を裏切られたのだった。

会社の近くに冷麺専門店があって
「盛岡冷麺」という文字があったので、
ずっと気になっていたのだけど、
今日ようやくランチに行ってみた。

「つるしこ」というお店。
前述のように盛岡冷麺もあるのだけど、
気になる「トマトバジル冷麺」を注文。


トマトバジル冷麺(¥1,180 / 630kcal)

おぉぉ〜、旨い。
麺は店名通り「つるつる」「しこしこ」。
冷たいスープパスタのようだが、
麺が強烈に「パスタではありません」と
主張して来よる。
イタリアン風なのに、イタリアンではない。
スープも旨い。
これは、ほかのメニューも食べてみたい。
リピ確定やな。


冷麺ダイニングつるしこ





2020.2.14

CP+2020 開催中止

毎年、パシフィコ横浜で開催される、
カメラと写真の総合イベント「CP+」。
毎年行こう行こうと思いながら、
中々行かず昨年初めて行ったのだが、
とても面白かったので、今年も行こうと
思っていたが、本日、中止が発表された。

中止の理由は、昨日、国内初の死者が出て
いまだに収束の気配を見せない、
新型コロナウイルスだ。
2週間前に迫った4日間の大型イベントの
中止は、大きな損失だろうし、
関係者には苦渋の決断だろう。

今回のコロナウイルスの件については、
あまり身近に感じたことがなかったが、
こうやって自分に直接影響があると、
とたんに身近になり、リアリティを持つ。
対岸の火事とはよく言ったものだ。

観に行く予定ではなかったけど、
4月に予定されていたビリー・コブハムの
公演が中止になった。
アジアツアーが中止となっているので
もしかしたら、コロナウイルスが
関係しているのだろうか。
なぜ中止になったかは見当たらないのだけど。

とにかく、一日も早い収束を祈る。





2020.2.15

ラストレター



岩井俊二監督の映画最新作。
松たか子、広瀬すず、福山雅治、神木隆之介、
森七菜をメインに、庵野秀明、中山美穂、
豊川悦司らが脇を固める。

以下、ネタバレ含みます。
姉(美咲)の死を伝えるために、
妹(裕里)は、姉の高校の同窓会に
向かうのだが、会場で裕里は同窓生から、
美咲と間違えられてしまう。
おいおい、それはないやろ。
いくら似てたとしても(高校時代の
シーンもあるがそんなに似ていないし)、
25年ぶりやいうても、高校時代3年間
一緒に過ごしたんやから 本人か妹か分かるで、
と一発目の違和感。

間違えられた裕里は、間違えられたまま、
姉になりすまし(姉が生徒会長だったので)
壇上に上がり挨拶までする始末。
そして、会の途中で逃げるように帰ってしまう。
いやいや、あかんやろ、そんなことしたら、
っていうか、そんな奴おらんやろ。
と、二発目の強力な違和感。
あまりにもリアリティがない。

「これ、もしかしたら原作は少女マンガ?
それならええけど」などと思いつつ
話が進んでいくと、そんな違和感は
ぶっ飛んでしまった。

裕里の口から、「(姉の死を伝えに行ったけど)
とても言える雰囲気ではなかった」という
言い訳があったこともあるけど、
そもそもこの違和感を抱く設定がないと
この物語が成立しないねんな。
そして、物語の展開が、同窓会部分の
違和感を超えてきよった。

タイトルや予告編から、
昔送ったラブレターにまつわる、
薄っぺらいラブストーリーかと(失礼)
思っていたのだけど、適度にヘビーさもあり、
甘酸っぱさもあり、結局、結構泣きました。

25年 美咲を想い続けてきた乙坂(福山雅治)や、
美咲の娘の鮎美(広瀬すず)、
裕里(松たか子)の娘の颯香(森七菜)が、
人生の新たな一歩を踏み出すことで
希望と救いがある。
人の死には、周りの人の再生がなければね。

後悔もあるし、できればやり直したいことも
あるけど、どうにもならないのが人生。
人には、その人が生きてきた以外の
人生はないのだもの。

福山雅治が、ちょっとパッとしてない、
売れない小説家役で、
あんまり二枚目でないのがいい。
豊川悦司が、イヤな男の役で怪演。
出番は少ないけどインパクトを残します。

印象的なのは、乙坂が高校時代に、
美咲に恋に落ちる瞬間の描き方。
神木隆之介の表情がいい。

森七菜も可愛いけど、
広瀬すずは、可愛いというより美しいなぁ。
同級生でなくて良かったよ。(なんで?)

広瀬すずは、高校時代の美咲と
現代の美咲の娘・鮎美の二役。
森七菜は、高校時代の裕里と、
現代の裕里の娘・颯香の二役。
2人ともちゃんと演じ分けてたのも素晴らしい。

あと、見たことあるけど、
パッと誰だか分からない人が数人出てた。
エンドロールで名前(小室等、水越けいこ、
木内みどり、鈴木慶一)を見て、
ああーそうかと。
皆年取ったよな。(俺も)

以下、超ネタバレ。
ツッコミ所というか、
「それ、気づくやろ」と思ったこと。
死んだ美咲になりすまし、妹の裕里が
乙坂に手紙を書く。
(乙坂は、美咲ではなく裕里だと
最初から見抜いていたのだけど。)
その返事を乙坂は美咲の実家に送るもの
だから、美咲の娘・鮎美も美咲になりすまし、
乙坂に手紙を書着始める。
この時点で、乙坂は2人の美咲からの
手紙をもらうわけで、当然筆跡も違うだろうし、
話が微妙に噛み合わなくなってきているのだけど、
そのことには触れないのが、ちょっと不自然でした。

そんなこと以上に、ヤフー映画にボロクソに
書いてるレビューがあった。
普段は、自分が良かったと思った映画の
ネガティヴなレビューを読むと、あまり
良い気がしないのだけど、
その人のレビューは、全くそうだと同意できた。
だからといって、私の評価は変わらないのだけど、
こんなこと初めてだから、書いておく。
このレビュー


★★★★▲




1917 命をかけた伝令
1917




宣伝では、「驚愕の全編ワンカット映像」と
謳っているので、思わず三谷幸喜の
『大空港2013』を思い出した。
予習のために観る前にちょっとググると、
ワンカットに見えるが、実際は、
複数回の撮影を編集してあるとのこと。
なんじゃそら。

確かにワンカットのように観える映像だが、
完全に暗転するシーンもあり、
「全編ワンカット」は明らかに誇大広告だ。
ワンカットのように編集できたのは、
もの凄い編集技術の進歩があったかららしいが、
その編集も映画の演出の一部であって、
メインではないと思う。

さて、映画の方は1917年4月6日、
第一次世界大戦中のヨーロッパ(フランス?)。
若いイギリス兵士2人に重要な任務が
命じられる。
最前線にいる味方の部隊に、
作戦の中止の命令を伝令に行くのだ。
今から100年前だと、無線も発達しておらず、
電話線を切られると、命令は
兵士が手紙を持って直接届ける以外に
方法はなかった。
任務を受けた、スコフィールド (ジョージ・マッケイ) と
ブレイク (ディーン=チャールズ・チャップマン) は、
塹壕を出て、決死の覚悟で伝令へと向かう。

カメラワークのおかげもあって、
臨場感が凄い。
ちょっと『ダンケルク』を思い出した。

死体の臭いが臭ってきそうなぐらいの
リアリティ。
何が何でも伝令を届けなければならないという
使命が、スコフィールドを捨て身にさせます。
死んでしもたら、目的は達成できないけど、
死ぬのを怖がっていても、達成できない、
という究極の状態。

サム・メンデス監督が祖父から聞かされたという
話を元にしているそうで、もし本当にあったことなら、
スコフィールドの勇気は、
1,000人以上の味方を救ったことになる。

アカデミー賞10部門にノミネート。
残念ながら主要部門での受賞はなかったけど、
うち3部門で受賞(撮影賞、録音賞、視覚効果賞)。
英国アカデミー賞では、7部門受賞。
ゴールデングローブ賞ドラマ部門、作品賞、
監督賞受賞など、 53の賞、163部門で
受賞&ノミネートというのも頷ける仕上がりだ。。

IMAX で観た。
確かに迫力のある音声だが、
プラス 500円は、ちと高くないか。


★★★★▲





2020.2.16

日曜美術館
「写真家ソール・ライター
いつもの毎日でみつけた宝物」


現在、渋谷 Bunkamura では、
写真展「永遠のソール・ライター」が
開催中だ。
先週、NHK Eテレで放送され、
録画しておいた「日曜美術館
『写真家ソール・ライター
いつもの毎日でみつけた宝物』」を観た。

ソール・ライターの写真を紹介しながら、
なぜ、ソールの写真が日本人に人気が
あるのか、ソールの写真の魅力は何か、
などを解いてい行く。

須藤蓮(俳優)のコメントが、
興味深かった。
この人のことは、知らなかったけど、
若いのにとても深いコメントに聞こえた。

ソール・ライター風の写真の
フォトコンテストが行われるほどの人気で、
好きな人は、ソール風に写真を撮りたく
なるものだが(私も何枚か撮った)、
ソールの写真と、ソール風の写真は、
当然ながら違う。

映画『写真家ソール・ライター
急がない人生で見つけた13のこと』の
字幕翻訳を担当された、柴田元幸さんの
言葉と須藤蓮の言葉を重ね合わせると、
ソールの写真と、ソール風の写真の違いは
より明確になった。

ソール風の写真を撮れたとしても、
ソールになれるわけではない。
影響を受けたら、自分の血肉にしなければ
オリジナルは生まれない。
そのための正解はない。
探求と模索、試行錯誤しかないのだろうな。

そもそも「奇をてらっていない」
「狙った感じがしない」
「作為的な感じがない」写真を
"意図的" に撮るなんて、出来るのか。
その瞬間に「狙った」「作為的な」写真に
なってしまう。
そんなパラドクスの中から、
「自分らしさ」を見つけるしかないのだろうな。







2020.2.22

結 婚 式

ずい分更新をサボってしまった。
今日は、渋谷のホテル(結婚式場)で
姪の結婚式と披露宴があった。
新婦(姪)は、妻の姉の娘で 25歳。
新郎は40歳。
15歳差というと、ちょっとした年の差婚なのかも
しれないけど、新郎が若く見えるので、
見た感じは、15歳も離れているとは見えない。
数回、一緒に食事をしたけど
新郎はとっても優しそうで、イイヤツだ。

妻と結婚した時、姪はまだ4歳だった。
姪と私は、血は繋がっていないわけだけど、
今日のように親族が集まると
おおそうか、親戚が増えたのかと思ったね。
そして、何度出席しても結婚式は、特別な瞬間。
人生の新しい誓いと門出だからね。

今日は、人前結婚式というものだった。
人前結婚式では、参列者は証人ということで
式に立ち会うことになる。
そういえば、2年前の甥の結婚式も人前だったが、
信仰もないのに神前で式を挙げることに
違和感を持つ若者が増えたということなのか。
厳かなムードより、カジュアルに楽しくやりたいと
いうことなのか。
時代の流れなのか。
神社や教会で式を挙げる人がいなくなったわけでは
ないので、皆が皆というわけではないのだろうけど。



ロビーには、額に入れられた新郎新婦の写真が
おしゃれに飾られていた
こういうのも今風だ。


ところで、私たち夫婦は結婚式を挙げていない。
参列して、見ている分には良いが、
自分が式を挙げるのは、
恥ずかしすぎて耐えられない、と思ったのだ。
幸い妻も式を挙げることに、
こだわりはなかったので、
スタジオで記念写真だけ撮って終わった。





2020.2.23

東京グランド花月



昨年5月に子供の時以来数十年ぶりに
「花月」を観に行き、予想以上に
爆笑した
ので、今年も観に行ってきた。

前半は、漫才とコント。
8組出演した。
全組面白かったけど、特筆すべきは、
ウーマンラッシュアワーの村本。
この人の超高速おしゃべりは、
まずそのスピードが凄いのだが、
内容に「ROCK」を感じる点が好きだな。
それから、大御所のオール阪神・巨人。
安定の芸風、芸歴45年の貫禄です。
あ、それと前説で登場した、
スクールゾーンというコンビも面白かった。

新喜劇の方は、昨年面白かっただけに
期待し過ぎてしまったのか、昨年ほどの
大爆笑ではなかった。
メンバーが全然違うので、
それぞれのチームによって、
違いが出るのは仕方がないな。
でも、たまには良いよ、新喜劇も。


[ 出演者 ](順番違うかも)
(前説:スクールゾーン)
EXIT
オズワルド
ウーマンラッシュアワー
トレンディエンジェル
とろサーモン
ジャングルポケット
テンダラー
オール阪神・巨人
〜 休憩 〜
【吉本新喜劇】
座長:川畑泰史
佐藤武志、安尾信乃助、新名徹郎、
松浦真也、もりすけ、末成映薫、
島田珠代、佑希梨奈、森田まりこ、
小寺真理、鮫島幸恵、湯澤花梨

@ よみうりホール(有楽町)
1回目(開演11:30)




AMY HANAIALI'I with JEFF PETERSON
エイミー・ハナイアリイ・ウィズ・ジェフ・ピーターソン




聴いているうちにこれは、
ハワイアン・ソウル・ミュージックだと思った。
初めてライヴに行った エイミー・ハナイアリイ。
黒人のように迫力のある歌声を
聴かせたかと思うと、とても優しい
美しいスピリチュアルな歌も聴かす。
ハワイのトラッドに、適度にブルースや
カントリーなどアメリカンミュージックが
ブレンドされている感じ。
1曲「サンバ」って言ってたけど、
ブラジリアンな曲もあった。
ハワイ語の曲が多かったけど、
意外なところで「枯葉」も。

「フラダンスが踊れる人は、ステージに上がって」
と、言うとどうやらフラの先生らしき女性が
ステージに出て1曲彼女らの演奏に合わせて踊った。
フラダンスって、平和です。

ジェフ・ピーターソンのギターは、James Goodall。
90〜00年台は、ハワイにてギターを
製作していたルシアーで、日本に入ってくる
本数も少なく新品であれば、
優に100万円を超えるギターだ。
楽器は素晴らしいのだろうが、
今日の出音は、私としてはやや不満。
システムを調整すれば、
もっと良いトーンが出るはずだ。

ジェフ・ピーターソンは、スラックキーギター
(ハワイアン・ギターのチューニングの総称)の
名手とも言われており、今日は、
2曲インストを演奏してくれた。
めったに聴かないけど、スラックキー・ギターも
独特のゆるさがあって良いね。


[ MEMBERS ]
Amy Hanaiali'i (vo)
Jeff Peterson (g)

@ Cotton Club
1st show

----------

ところで。
昼間に観た「東京グランド花月」の
お客さんは、半数ぐらいがマスクをしていて、
数人の芸人がそのことをいじったり、
マスクをして登場する芸人までいた。
後日読んだら、何のことか分からないと思うので
書いておくと、今日現在の日本(というか
世界数か国)では、新型コロナウイルスが深刻な
問題になっており、イベントが中止になったり、
国によって、入国の制限がされたりしている。
今日も大型クルーズ船に乗っていて感染した
80代の日本人男性が死亡し、日本での死者は
4人となった。
一昨日(2月21日)のデータだが、
世界の感染者数は、76,018人(うち75,465人が中国)、
死亡者数は、2,245人(うち2,236人が中国)と
なっており、この2日間で世界中で増え続けている。

そんなわけで、ドラッグストアに行っても
マスクが売り切れて入手困難なのだが、
皆さんは、マスクをして花月に来ていた。
夜のコットンクラブでは、音響スタッフが
一人マスクをしていただけで、
お客さんは誰一人マスクをしていなかっので、
その対比がなんだか興味深かった。
客層の違いなのか、イベントの質の違いなのか。





2020.2.24

男と女
UN HOMME ET UNE FEMME




1966年のフランス映画『男と女』をビデオで観た。
当時、カンヌ国際映画祭のパルムドールや
アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を
受賞した名作だ。

この映画を観ようと思ったのは、
今、上映されている『男と女 人生最良の日々
(The Best Years of a Life)』を
観たいと思ったからだ。
『男と女 人生最良の日々』は、
『男と女』から53年を経て、
同じ監督、主演男優女優で撮られたのだ。
それだけで奇跡だと思う。
何度か予告編を観て、これを観るには
まず『男と女』を観ておかなければならないと
思ったのだった。

『男と女』は、互いにパートナーと死別した
男女が出逢い、恋に落ちるラブストーリー。
主演は、アヌーク・エーメと
ジャン=ルイ・トランティニャンで、
役名もアンヌとジャン。
イイ女とイイ男です。
男性目線では、アンヌは超魅力的です。

ストーリーとしては、そんなに
大したことないのだけど、
大人のラブストーリーで良いです。

印象的なのは、セックスの最中の
冷めたアンヌの表情。
冷めたわけではなく、ジャンに抱かれながら
死んだ夫のことを思い出してしまい、
冷めた表情になってしまうのが
なんとも辛い。
求めあって、やっと結ばれたのに
満足がないって悲しい。
一応、ハッピーエンド的に終わるけど。

本作は、クロード・ルルーシュ監督の出世作。
DVD 付録映像の監督のインタビューを観ると、
撮影当時、会社は倒産寸前だったらしい。
なんでも、撮影時には配給会社も
決まっておらず、予算の都合で、
白黒で撮ろうとしたところ、
「テレビで放映するなら」とスポンサーが
現れたそうな。
それで、屋外のシーンはカラーで、
屋内のシーンは白黒で撮影することに
なったのだという。
(厳密には屋外でも白黒のシーンあり。)
映画を観ると、現在のシーンが白黒で
挟まれる回想シーンがカラーだったり、
その逆だったり、またアンヌとジャンの
シーンで分けられていたりしたので、
そういう意図的な使い分けかと思ったら、
結果的にそうなったということなのかな。
だとしたら、それはそれでスゴイ。

超有名なフランシス・レイのテーマ曲が
中々出てこない。
半分ぐらい進んでやっと流れる。
1回聴いたら忘れへんメロディ。
名作に名音楽ありですな。

ジャンの職業がレーサーで
先日観た『フォード VS フェラーリ』でも
重要な舞台だった「ル・マン24時間レース」や
「モンテカルロ・ラリー」などレースシーンもあり、
不思議な感じがした。


★★★★☆







ひとりごと