2009年 1月
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2009.1.1
謹賀新年
あけましておめでとうございます
本年もご愛読ください。
さて、カウントダウンを過ぎて、初詣に行ってきた。
近所にある 碑文谷八幡宮 と 円融寺。
この街に来て、4度目の新年だが、それらへの初詣は初めて。
碑文谷八幡宮は、思ったより参拝客が多く、30分以上並んだ。
屋台も出てて賑わっていた。
円融寺は、ガラガラ。
やっぱり、みんな、初詣はお寺より神社へ行くんだな。
でも、どちらもそれぞれの厳かさがあって良かった。
今年も、健康で無事、楽しく暮らせますように!
今日から、大阪の実家に帰省。
3日に東京へ戻る予定。
2009.1.4
パコと魔法の絵本 と デトロイト・メタル・シティ
今年、初めての映画は、表題の2本立て。
どちらもそんなに悪くはないけれど、
正直、期待していたほどではなかった。
「パコと魔法の絵本」 は、普遍的なテーマを個性的に
ファンタジーらしく、うまくCGを使って楽しませてくれたけど、
ヒステリックな観ていてイヤなシーンが多かったのが残念。
主演の役所広司や、子役のアヤカ・ウィルソンが良かっただけに
そのマイナス部分が惜しい。
でも、そのヒステリックさが、
この映画の個性をより引き立たせているのだろうけど。
「デトロイト・メタル・シティ」 は、原作のコミックは、読んだことないが、
広告を観てもっと面白いコメディかと思ってしまった。
期待が大きすぎんだな。
あんまり面白くないだろうと思って観たら、面白いだろう。
母親役の宮崎美子は好演。
KISS のジーン・シモンズの登場は、ロックファンにはうれしいかも。
2009.1.7
Graffiti on my head
お正月、実家で酔っ払って眠ってしまったところ、
姉(48歳、典型的な大阪のおばちゃん)にいたずら書きされた上、
写真に撮られた。
ヅラつけて。
スカーフ巻いて。
う〜ん、マンダム。(ぶれとるがな)
ちなみに私の後頭部です。(念のため)
2009.1.8
P M G
← Blue Note の看板
昨夜は、今年初の LIVE、Pat Metheny Group。
Pat Metheny の LIVE は、初めて。
メンバーは、
Pat Metheny (g)
Lyle Mays (p,key)
Steve Rodby (b)
Antonio Sanchez (ds)
12月30日から、1月8日まで、東京ブルーノートでは、
大晦日のカウントダウン・ライヴを含めて、8日間の公演があった。
(1月1、2日は休演)
1日2ステージなので、合計16公演あるわけだが、
自由席で13,650円、センターボックス席は16,800円もするのに
全公演完売だったようだ。
私が観たのは、7日目の1stステージということで、
今回の13回目の公演だったわけだが、もちろん満席で、大盛況。
スゴイ人気だ。
1曲目、「Phase Dance」。
この曲、以前は LIVE の1曲目だったようだが、
最近は、そうでもないようだったので、ナマで聴けて うれしかった。
全体を通して、スキがないというのか、何というのか 凄い完成度。
途中、音楽を聴いているというより、完成された現代アートを
観ているような不思議な気分になった。
東京以外では、名古屋で2日間あるだけ。
今回は、大阪もなし。
東京に住んでることの幸せよ。
余談だが、Pat Metheny って、いつも 寝起きで爆発したような髪型。
彼の頭を見ると私は、いつも ライオン丸を思い出す。
2008.1.11
チャゲ&飛鳥
2、3日前、TV で チャゲ&飛鳥が解散すると報道していた。
オフィシャル・ウェブサイトで確かめたところ、
「一部メディアにおいて解散との報道がありましたが、
そのような事実はございません。」
と記されている。
どうも、ファンクラブ向けの会報に 「無期限活動停止」 と書いたことを
マスコミが、勝手に 「解散」 と書きたてたようだ。
確かに、ここのところ、それぞれのソロ活動が中心で、
チャゲ&飛鳥としての活動が、ほとんどなかったことなど、
解散してもおかしくない背景があるようだが、
本人たちが、言っていないことを勝手に報道するマスコミの
体質には、うんざりする。
「解散」 してくれた方が、スポーツ新聞や週刊誌は、売れるんだろうが。
最近は聴かなくなったが、
今から、15年位前、彼らのことが好きだった時期があって、
本 「プライド」 も読んだし、大阪城ホールのコンサートにも、
ひとりで行った。
周りは、若い女の子が中心で、
振り付けの練習をしてきたかのように 観客のほとんどが
曲に合わせて手を振り上げたりする中、
ひとり静かに音楽を聴いているのも
なんとなく居心地が悪かった覚えがある。
今ではもう書かなくなったけど、その頃、自分で作詞もしていて、
作詞の面では、飛鳥と松井五郎に影響を受けた。
いつか、ここに載せよう。
読みたないか?
2009.1.12
コレラの時代の愛
今日は、愛と結婚 がテーマの映画 2本立てを観てきた。
1本目、「コレラの時代の愛」。
舞台は、内戦とコレラのまん延する18世紀末から20世紀前半のコロンビア。
ひと目惚れした女性を52年近く待ち続ける男の純愛(?)物語。
主人公フィオレンティーノは、ひと目ぼれしたフェルミーナと
手紙のやり取りしかしていないが、彼女に一生の愛と貞操を誓う。
が、彼女は、数年で二人の恋愛が幻想だと気付く。
そして、はっきりと、彼を振る。
でも、彼はあきらめない。
そのうち、彼女は、医者と結婚する。
でも、彼はあきらめない。
彼は、心の痛み(?)から、癒し(?)を求めて、他の女性を抱く。
その数、52年間で622人!
ちゃんと、ノートに女性たちの名前と特徴をメモしていくあたりに
彼の性格が表れている。
彼は、彼女の亭主が死ぬまで待つことを誓う。
そして、ついにその時がやってくる。
彼は、亭主が死んだその日に、彼女に52年間の変わらぬ愛を
伝えに行く。
そして・・・当然のごとく、「出て行け!」 と、彼女の怒りを買う。
なにしろ、ご主人が亡くなった日だから。
そして、ラストは・・・・
それは、観てのお楽しみ。
それにしても、これって、純愛物語だろうか。
フィオレンティーノは、心はフェルミーナ一筋だけど、
カラダは、他の女性に行きまくる。
70歳過ぎても、20歳そこそこの女性と関係を続ける。
ストーカー&セックスマシーンって感じ。
異常でしょ。
主演は、「ノーカントリー」 でアカデミー賞に輝いたハビエル・バルデム。
彼って 「海を飛ぶ夢」 もそうだったけど、老け役が上手い。
今作も30代ぐらいから、70代まで演じている。
一方、ヒロイン役のジョヴァンナ・メッツォジョルノは、
年老いてからが、日本の2時間ドラマを思わせるような、
メイクでイマイチだったのが惜しい。
20歳くらいから、72歳まで演じるのだから大変だろうが、
若さが隠せないのだ。
ただ、最後ヌードは、合成でうまく作られていた。
セリフも面白いので、137分でも退屈しなかったが、
彼のバカさかげんに会場は女性の失笑が多かったので、
ちょっと、彼に同情してしまうという 妙な心境になってしまった。
あぁ、結婚生活
2本目は、「あぁ、結婚生活」。
これは、ロードショー時から面白そうだなと 観たかった映画。
愛人と結婚したいがために妻と離婚したいが、
妻を傷つけるのがイヤで、離婚を切り出せず、
ついに、妻を毒殺することを計画する中年男の物語。
ラヴコメディということだったが、ブラックユーモアだ。
ちょっとハラハラ、サスペンス的要素もあるし、
シリアスに考えさせられる面もある。
宣伝コピーが、
「隣で寝ている人(妻・夫)の本心を知っていますか?」
というような文句だったが、
そう言われると、分かっていないような気がするな。
「結婚とか愛とかって、理屈では説明つかないもんだな」、
というのが観終わった時の感想。
映画の感想になってないけど。
主演は、クリス・クーパー、友人役に ピアース・ブロスナン、
妻役に パトリシア・クラークソン、愛人役に レイチェル・マクアダムス。
2009.1.17
チャーリー・ハンター
昨夜は、Charlie Hunter Trio のLIVEへ行ってきた。
コットンクラブの「新春特別ご招待キャンペーン」 なるものに
応募していたのが、当たったので、
6,500円のミュージック・チャージはタダ!
そういえば、昨年もこのキャンペーンに応募したら当選して、
Oleta Adams を聴きに行った。
ツイてるよな〜。
さて、チャーリー・ハンターというギタリスト、
ちょっと変わった楽器を使っている。
ギターとベースが一緒になっているのだ。
弦は8弦。
低い方の3本に、べース弦が張ってあり、残りの5本がギター弦。
ここにソロ演奏の映像があるので、興味のある人はどうぞ。
実は、友人宅でちょっと聴かせてもらったことがあるくらいで、
ちゃんと彼の演奏を聴いたことがなかったのだが、
昨日のLIVE、予想以上に良かった。
ギターの低音では、物足りないからベース弦を張った楽器を
弾いているのかと思っていたが、そういう発想ではない。
明らかに、彼は、ベースとギターを同時に弾いている。
ずっと、ベースラインを弾きつつ、ギターでソロを弾くのだ。
当然、指が、常に1〜2本ベースパートに使われていて、
ギターは残りの2〜3本の指で弾くことになる。
が、そんな不自由さは、聴いていても見ていても全く感じられない。
音だけ聴いていたら、二人で演奏していると思うに違いない。
そして、音楽が良い!
適度にPOPなメロディで、グルーヴィ。
ダンスフロアがあれば、踊りたくなるようなリズムだった。
私は踊れないけど。
メンバーは、Charlie Hunter (g), Erik Deutsch (org), Tony Mason (ds)。
ワールド・オブ・ライズ
中東を舞台に、アメリカ(CIA)とテロリストの闘いを描いた映画、
「ワ−ルド・オブ・ライズ」 を観てきた。
冒頭、「フィクションだけど本当にあってもおかしくない話」 というような
テロップが出る。
実際、テロリストは今も活動しているだろうし、戦争もなくならない。
これが、ただの娯楽作品なら、意見も変わるが、
娯楽作品のように見せつつも、重要なメッセージがあるような気がする。
受け取るメッセージは、観る人によって違うのだろうけど。
主演は、レオナルド・ディカプリオ。
「ブラッド・ダイヤモンド」 「ディパーテッド」 と
ハードな役が似合う男になったな。
ラッセル・クロウが、イヤな役で出ている。
太ったのも役のためとどこかで読んだが、本当か?
原題は、「BODY OF LIES 」。
なんで、「ワールド・オブ・ライズ」 にしたんやろ。
それにしても、
日本は平和だ。
2009.1.19
オペラ座の怪人
渋谷 Bunkamura で、「ミュージカル映画特集」 をやっている。
「シカゴ」 や 「ドリームガールズ」 など6本を、
日替わりで上映しているのだ。
その中の一本、「オペラ座の怪人」 を観てきた。
2004年というから、もう5年も前の作品になるのだが、
興味があったのに観そびれてしまった作品だ。
評価の高い作品だが、やはり私のような
ミュージカル好きではない人間には、ちょっと辛かった。
ミュージカルやオペラ好きには、たまらない作品のようだが。
私が、観て良かったと思えるミュージカル映画は、
「Ray」 や 「アクロス・ザ・ユニバース」 のように
セリフはセリフとしてちゃんとしゃべり、
音楽は音楽としてストーリーの中にうまく組み込まれている作品だ。
今作のように、セリフを歌にされると、
ストーリーが停滞してしまったように感じてしまうのだ。
今度は、ミュージカルでない 「オペラ座の怪人」 を観てみたい。
そんなのあるのかどうか知らんけど。
2009.1.24
禅
もう、15年くらい前になるが、とある霊能者に見てもらったところ、
「前世、お坊さんでした」 と言われたことがある。
その後、別の人に
「前世、修行僧でした。修行を途中で投げ出しました」 とも
言われた。
この 「途中で修行を投げ出した」 という中途半端さが、
今回の人生でも、基本になっているような気もする。
さて、映画 「禅 ZEN」 を観てきた。
(「ZEN」 と英字表記がついているのは、外国人へのアピールか。)
観終わった後、心を洗われたようなすがすがしさと、
映画館を出た後、背筋を伸ばし、襟を正したくなる作品だった。
映画自体も良かったが、
特に道元を演じる中村勘太郎、
北条時頼を演じる藤原竜也 が 素晴らしかった。
歌舞伎役者の中村勘太郎は、ミリ単位で体を動かし演技できるらしい。
まだ、20代なのに年老いた道元まで見事に演じていた。
藤原竜也も、苦悩する権力者、北条時頼を迫力を持って演じていた。
キャストについて苦言を呈するなら、冒頭の道元の子供時代の
役者のセリフがあまりにもひどかったように感じる。
映画の始まり部分なので残念だ。
あと、(余計だな)と思うシーンが結構あったのも残念。
短い映画の中では、道元の人生を描ききることさえ、難しく、
とてもじゃないが、「禅」 のことを一般の人が理解できるレベルに
説明するのは、無理だろう。
短絡的に 「欲を無くすことが悟りだ」 みたいな解釈をしてしまうと、
この映画の良さも見落とすだろうし、
「禅」 のことも勘違いしてしまうことになる。
と言っても 私も 禅のことは知らないのだけど、
そんな簡単なことではないことは分かる。
私は、座禅はしたことがないが、ある瞑想法を学んだことがある。
その瞑想と 道元の座禅はかなり似ていると思った。
考えてみれば、どちらも元は釈迦の説いた
ひとつの悟りへの道であったのだから、当然のことかも知れない。
そのおかげで、道元が言わんとしていることも、
少しは理解できたと思うが、何も知らずに観たならば、
映画自体の評価も変わっていただろう。
只管打坐。
ただ、座る。
悟りのためにではなく、ただ、座る。
もっと、道元のことを知りたくなった。
2009.1.25
妻が結婚を決めたこと
妻が、なぜ 私と結婚しようと思ったか?
読者の皆さんには 興味のないことかも知れないが、
最近、真実を知ったのでここに記しておこう。
一部の友人知人の間では、
「彼女が、私の髪の毛の少なさが可哀想で一緒になった」
とか
「結婚したら、妻ががっぽり稼いで私を遊ばせてくれる、と
約束したので、私が結婚に踏み切った」
とか、いくつかの説がある。
上記のふたつは、いずれも嘘ではないが、
本当に彼女が、「この人(私)と結婚したい」 と思った瞬間の話を
最近、本人に聞かされた。
私と妻は、ある仕事を通じて、お互い顔と名前は知っていたが、
個人的な付き合いは、なかった。
今から、11年前の3月、共通の友人の結婚パーティで、
久しぶりに再会し、その時、初めて個人的に話した。
パーティのあと、最後には、新郎新婦と妻と私の4人になった。
4人でしばらく飲んだ後、
新郎新婦は、「疲れた」 と言って、私たち2人を残し帰ってしまった。
後で聞いたら、それは、私たちを2人きりにする友人の目論見だったのだが。
その後、2人で何を話したか、もう覚えていないが、
その時、電話番号を教えあったりしたんだな。
で、帰りにタクシーに乗って、彼女の家まで送った。
タクシーを降りて歩いていく彼女を、
私は、(彼女が私の方を振り向くだろう、
もう一度、手を振ってくれるだろう) と、見つめていた。
が、私のそんな心とは裏腹に、
彼女は、振り向くことなく、家の中に消えていった。
いつまでも、彼女の方を見つめている私に向かって、
運転手さんが、言った。
「もう、(車)出してもいいですかぁ?」
家に帰った私は、早速、彼女に電話をかけ、
その話をしたらしい。(私は覚えていない。)
もちろん、大阪人的に最後のタクシーの運ちゃんのセリフがオチだ。
その話を聞いて、自分が振り向くまで待っていてくれる、
この人と結婚しようと、決めたらしい。
彼女の中では、「バイバイ」 を言ったあと、
もう一度振り向いて手を振るなんて、考えたこともなかったらしい。
一方、私は、くさい恋愛ドラマのように、何度も何度も振り向きながら
手を振って別れるような恋愛をしてきた。
特に恋愛の初期は。
だから、それが当たり前と思っているから、彼女が振り向かなかったことが、
ちょっと驚きだし、新鮮だったわけで、
彼女の方にしてみれば、振り向くまで待ってたなんて、
言われたこともなかったし、驚きだったわけだ。
いずれにしろ、「自分が振り向くまで待っていてくれる、
この人と結婚しようと、決めた」 というくだりに、
我ながら、(ええ話やなぁ〜) と、思ってしまったのだった。
えっ?
お前はどうして、彼女との結婚を決めたのかって?
そのことだが、
ここだけの話、
私は、
まだ どうしようか迷っている・・・。
2009.1.26
実は、ナルシスト
昨日のひとりごとを読み直し、なぜ、
「自分が振り向くまで待っていてくれる、
この人と結婚しようと、決めた」 というくだりに、
我ながら、(ええ話やなぁ〜) と、思ってしまったのか、
考えてみた。
この話は、よくよく考えてみると美談でもなんでもない。
私は、「“彼女が振り向いた時のために” 彼女が見えなくなるまで
彼女を見つめていた“自分”」に、
「なんて、ひた向きなんだ!」
「なんて、一途なんだ!」
「ああ、私は、私が、いぢらしい!」
と、感動したのであった。
かなりの“ナル”である。
2009.1.27
つつみしんやのギター達 更新。
Ovation 1866 Legend 12弦だ。
やっとこれで、持ってるギターは全部載せた。
と思ったら、実家にもう1本、
高校時代 使っていたグレコのストラトがある。
そのうち、載せれるといいな。
2009.1.28
地球でいちばん幸せな場所
たぶん、初めてのベトナム映画。
両親を無くし、叔父の工場で強制労働させられる10歳の少女 トゥイ。
彼女は、一人で生きていこうと叔父のところを出て、
ホーチミンへ行く。
そこで薔薇の花売りをしながらの5日間を描いたハートフルな物語。
ストーリーは、ベタベタだが、泣ける。
そして、ベトナムの貧困、児童労働、ストリートチルドレンといった問題が
リアルに描かれている。
孤児たちを預かる施設に入れば、食事も寝床も確保できるのに
そこよりも、薔薇の花を売りながらのストリートの生活を選ぶ少女たち。
日本では考えられない重いテーマをさりげなく見せつつ、暗くならない。
主役の少女、ファム・ティ・ハンが良い。
2007年ロサンゼルス映画祭観客賞<最優秀作品賞>など、
数々の賞を受賞した作品だ。
↑
昨年の公開なので古いバナーですが・・・。
2009.1.29
LIVE Information
2月21日(土)、渋谷センター街にある Bar ONYX で演奏することになった。
Mellow Fravor での出演だが、木本陽香ちゃんにも数曲
歌ってもらう予定。
これはライヴというより、お店の営業中のBGM演奏といった趣きだが、
やることにあまり違いはない。
強いて言えば、私のMCがない。(残念?)
うまくいけば、定期的に出演させてもらおうと考えている。
演奏は、8時ごろから、20〜30分を数回。
ミュージック・チャージは、取らない。
Bar ONYX
その翌22日は、原宿の bar dAZE での イベントに出演。
久しぶりの PICO ちゃんとの共演だ。
こちらは、完全予約制。
もうひとつ、4月12日(日)、@原宿 bar dAZE。
久しぶりの Laguna Moon。
ここんとこ、ほとんど、プーケットに行きっぱなしの梅林さんが、
2週間ほど帰国するので、LIVE をします。
Laguna Moon は、もう、あんまり観られなくなってきたので、
是非来てください。
@原宿 bar dAZE
Open:19:00
1st:19:30〜
2nd:20:30〜
ミュージックチャージ無料(チップ制)
白い馬 赤い風船
昨日の 「地球でいちばん幸せな場所」 は、
「白い馬」 「赤い風船」 との 3本立てだった。
といっても 「白い馬」 「赤い風船」 は2本あわせても
1時間15分ぐらいで、2本セットで上映されている。
「白い馬」 は、1953年のカンヌ国際映画祭でグランプリ、
「赤い風船」 は、1956年の年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。
「白い馬」 は白黒で、「赤い風船」 は、カラーだ。
2本とも監督は、アルベール・ラモリス。
確かに2本には共通点が多い。
まず、子供が主役、セリフはほとんどなく、映像でストーリーを見せていく。
子供と馬、または風船との心の交流みたいなものを描いていて、
ラストシーンも共通している。
そして、2本ともどうやって撮影したんだろうというシーンも多い。
「白い馬」 で主人公の弟役を演じているのが、3歳ぐらいの頃の
パスカル・ラモリス、監督の息子。
そして、3年後の作品、「赤い風船」 彼は主役を演じている。
観てて気がつかなかったけど。
2本とも子供が美しい、と思った。
あまり日本では観ることが出来ず、半ば伝説のような作品だったようで、
昨年、日仏交流150周年の記念上映として、
デジタルリマスター版の上映となったようだ。
私も今回、初めて知った作品だ。
赤い風船/白い馬 公式サイト
2009.1.30
アトムの子
NHKで特集番組 「手塚治虫 漫画 音楽 そして人生」 を
やっていた。
今年は、手塚治虫 生誕80周年、没後20年ということらしい。
番組には、藤子不二雄A、山下達郎や坂本龍一、
手塚作品の音楽を手がけた冨田勲や三枝成彰など、
多くの方が出演され、手塚作品と音楽との関係など、
非常に興味深い話が聞けた。
山下達郎が 「アトムの子」 という曲を書いているが、
手塚治虫といえば、幅広い年代の日本人が影響を受けているだろう。
私も、子供の頃、TVで 「リボンの騎士」 「ワンダースリー」 「ビッグX」
「鉄腕アトム」 「ジャングル大帝」 「海のトリトン」 などを観ていたし、
少年チャンピオンに連載されていた 「ブラックジャック」 を読んでいた。
さて、その特集番組を見ていて、驚いたことがある。
「ジャングル大帝」 が、カラーなのだ。
1965年放送開始なのにカラーだったのだ。
それから、(これはアニメではなく実写版だが) 「マグマ大使」 も
1966年放送開始で、カラーだ。
なぜか、私の記憶と違っている。
両方、白黒のイメージなのだ。
ちょっと考えて、謎が解けた。
我が家のテレビが白黒だったのだ。
我が家にカラーテレビが来るのは、確か私が小学6年生、1974年だ。
これは、世間に比べると、遅い。
小学低学年の時、映画 「ガメラ」 をTVで放映した翌日、
友達たちが、「ガメラの血ィ、みどり色やったな」 と話しているのを
話の輪に入れずに うつむいて聞いていた覚えがある。
また、5年生の時には、クラスメートの K君に
「白黒〜、白黒〜」 とからかわれ、たまたま K君ちが、
長屋住まいだったので、「長屋〜、長屋〜」 と言い返した覚えがある。
子供ってスゴイ言い合いをするもんだ。
各々の親が聞いたら、泣くだろう。
話がそれたが、手塚治虫ってホントに凄い人だったんだな。
今年は、「MW」 や、ハリウッド版 「アトム」 など、映画も楽しみだ。
NHK BS2 では、「手塚治虫 2009 〜いのち・科学・未来へ GO!」 と題して、
2月8日から5夜連続で、特集番組を放映する。
面白そうなのだが、我が家は、いまだにアナログテレビの上、
BSを観るシステムもない。
今なら K君に、「アナログ〜、アナログ〜」 と からかわれるのかも知れないな。
<参考>
「ジャングル大帝」 は、日本初のカラーアニメシリーズ、
「マグマ大使」 は、日本初のカラー特撮番組だった。
2009.1.31
幼稚園時代の思い出
この 「ひとりごと」 に書いている告白シリーズなど、
自分の昔のことのいくつかは、今まであまり人に話すことが
なかったものも多い。
そういう意味では、こういう形に残せるのは意味があると思う。
どんな意味?って聞かないでね。
さて、今日もそういう種類の話。
私の幼稚園時代の思ひ出を。
一つ目は、幼稚園に入園してたぶん初日だったんじゃないかな。
一日が終わり、皆、お母さんが迎えに来ていて、教室の後ろにいる。
先生が、名簿を見ながら名前を呼び、名前を呼ばれた人から
帰っていくという風だった。
出席番号順に呼ばれていくので、席の順に呼ばれていくのだが、
どういうわけか、先生が私を飛ばした。
席の順なので子供の私にも分かったのだ。
私は、呼ばれなかったものだから、席から離れることが出来ず、
ずっと座ったままだ。
そして、最後の子供が呼ばれて、席に残っているのは私一人になったが、
先生は、私を飛ばしたことに気付いていない。
一人、席に残された私は、母の方を見、目が合ったとたんに泣き出した。
まだ、幼稚園入園したての5歳だからね。
先生が自分のミスに気付いたかどうかは、私には分からぬが、
泣きながら、母の元へ行ったら、母は笑いながら、
「泣かんで、ええやろ」 と言った覚えがある。
確かに泣かんでええ。
今から考えたら、泣かんでええ。
でも、その時はどうして良いか分からず、泣く以外のオプションが
私にはなかったのだな。
笑って、「先生、ボク、飛ばしたでぇ」 と言える私なら、
今ごろ、何かで大成功しているだろう。
松本先生といったかな、たぶん20代前半の若い先生だった。
お遊戯 (体操)の時間、先生が両手を上げると、スカートの下から
下着が見える。
今もそう呼ぶのかどうか知らないが、当時、そのような下着を
“シミーズ” と呼んでいた。
私は、生意気にも “シミーズ” という名称を知っていたのだな。
すぐ泣くくせに。
関係ないか。
で、先生の “シミーズ” が見えるのを我慢できずに
「せんせい、シミーズ みえてるで」 と言ったのだ。
先生がなんと言ったか覚えていないのが残念だが、
何か、「余計なこと言わんとやれ!」 みたいな感じで
怒られたことだけは確かだ。
もうひとつ、運動会の練習中、
自分には身に覚えがないのになぜか怒られて、
お弁当の時間も教室に入れてもらえず、
運動場にひとりでいたことがある。
たぶん、先生は不真面目な誰かと間違ったんだと思う。
数十人いるから、前から見ていると誰か分からないだろ?
で、皆がお弁当を食べ終わった頃、先生は、
(もう、この子も反省したでしょう) という感じで
近づいてきて、ひと言 「分かったか?」 と言ったのだ。
私は、もちろん何のことか分からなかったが、
「うん」 と答えて、教室に入れてもらった。
考えてみると、幼少の頃から、ええかげんな人生やなぁ。
まあ、その時も何を言って良いのか分からなかったんだと思うけどね。
さすがに、40歳を過ぎた今は、何を言って良いのか分からない、
なんてことはない、と言いたいが、これが、あるんだなぁ。
松本先生、生きておられたら、60代か・・・
もしこれを読んでいたら、メールください。
読んでないっちゅうねん!