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つつみしんやのひとりごと 2008年 8月


2008.8.2

平均寿命

一昨日、厚生労働省は日本人の「平均寿命」 を発表した。

女性が85.99歳、男性が79.19歳で、いずれも過去最長らしい。

日本は、世界でも長寿国で、女性は世界1位、男性は世界3位。

女性は、23年連続1位だという。

で、意外と知られていないのが、「平均寿命」 の意味。

自分たちが、平均、その年齢まで生きられると思っている人もいるようだが、

もし、そうなら、平均なんだから、85歳以上のおばあちゃんも、

たくさんいないと 成り立たないだろ?

この「平均寿命」 と、私たちが平均 何歳まで生きられるかは、全く関係ない。

「平均寿命」 は、現在の0歳児が何歳で亡くなるかの予測の平均。

つまり、今年生まれた子供の平均 「余命」 というわけだ。

だから、自分の年齢の「平均寿命」 を知りたかったら、

自分の生まれた年に発表された「平均寿命」 を見る必要がある。

でも、結局、自分が何歳まで生きられるかは、その「平均寿命」 とも

関係ないな。





2008.8.5

MY BLUEBERRY NIGHTS

ノラ・ジョーンズが主演なので観たいな、と思っていた

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」 、やっと観てきた。

特に劇的なストーリーでもなく、ドキドキハラハラするわけでもない。

感動的なわけでもなく、シンプルなストーリー。

でも、いいなぁ。

なんとなく、好きだなぁ。

ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウは、もちろん脇役の役者陣も、良い。

音楽 (ライ・クーダー) も、GOOD。

特に、メンフィスのシーンで、Otis Redding がかかる辺りが、いいなぁ。

それは、R&B、Soul Music ファンにしか 分からない話だけど。

(Otis って、ジョージア州の出身だけど、テネシー州メンフィスの

スタックス・レコードから大ヒットし、ビックになったのだ。

というか、彼のおかげでスタックス・レコードも大きくなったのだ。)

あと、ポスターになっていたキスシーン。

ずるいな〜、くやしいな〜って感じ。 (なんで?)





2008.8.6

継続することの大切さ

私には、上達したいことが2つある。

もちろん、生きること自体、上達したいのだが、

そういう意味ではなく、具体的なことで。

それは、ギターと英語。

おかげで、どちらについても、家にはたくさんの教材がある。

「売ったろか?」 というぐらい持っている。

何十万円もする教材は持っていないのだが、

数千円のものが、たくさんある。

数千円だからか、ちょっとやっては、違うものが欲しくなって、

それっきりになったり、ひどいものは、買っただけで、

何もしていないものまである。

で、英語について、ひと月ほど前からひとつの教材にしぼって、

ほとんど毎日、数十分〜1時間ほど取り組んでいる。

それは、中学生レベルの英単語で簡単な英作文をする教材だ。

買ったのは、たぶん、1年以上前で、少しやっては、違う教材を

また少しやり、また違う教材を少しやり、という風だった。

なので、いつも最初の方をやることになる。

つまり、前進しない、ということになる。

で、ちょっと1冊、完全にマスターするまでやってみようと

始めてみたのだが、これが、良い。

何が良いって明らかに英語力がついているのが、自分で分かる。

色んな文型の簡単な英作文をすることで、

中高時代嫌いだった英文法のことが、少しずつ分かって来たのだ。

はは〜ん、そういうことか、ってな感じだ。

なぜ、その教材にしたかというと、今まで色々な教材をかじって、

付録のCDを i-Pod に入れて聴いたりしているので、

少しずつ聴き取れるようにはなっているような気がするものの、

一向にスムーズに話せるようには ならなかったので

話せるようになるには これが一番いいだろうと思ったためだ。

実は、外人の話す英語が ほぼ完全に聞き取れるのに

英語が話せない日本人は結構いるようで、

それは、明らかに語学の習得の仕方を間違っているからなのだが、

そういう日本人自身が、話せるようになるために編み出した

習得方法の教材なのだ。

今、中学2年レベルの途中。

これ、最後までやってマスターしたら、かなり話せるようになると思う。


考えてみれば、ギターの教材でも1冊を全部やりきったものなどない。

いくつかのエクセサイズをちょこっとやってみるだけで、

「マスターする」という言葉からはほど遠い。(トホホ)

もちろん自分に合った教材でなければならないだろうが、

これと決めたものを最後までやることの大切さを

今更ながらに実感しているのであった。(遅!)

でも、すぐに他の教材に浮気したくなるので、

その欲求を抑えるのも大変なんだけど。





2008.8.9

これでいいのだ

今月2日、赤塚不二夫さんが亡くなった。

私が最初に接した赤塚作品は、「おそ松くん」 だった。

たぶん、幼稚園ぐらいだっただろう。

今でもはっきり覚えていることがある。

「おそ松くん」 に登場するチビ太が、

「おでん」 を好きで、度々おでんが登場するのだが、

そのおでんというのが、串にネタを刺してあり、

めちゃくちゃおいしそうだったのだ。



当時、私はおでんを食べたことがなかったのだが、

食べたくて仕方なかった。

後に初めておでんを食べた時、

串に刺してなかったので、がっかりした覚えがある。

たぶん、甘いお菓子のようなものを想像していたのだろうか、

味もあんまり喜べなかった記憶がある。

もうひとつ、私が人生で初めて出席した結婚式が、

叔母(母の妹)の結婚式だが、その席で、姉と2人で

「シェー!」 のポーズをとっている写真が残っている。

たぶん、3歳ぐらいじゃないかな。



「おそ松くん」 「ひみつのアッコちゃん」 「もーれつア太郎」

「天才バカボン」・・・

私たちの世代では、赤塚作品を観なかった子供はいないだろう。


葬儀でのタモリの弔辞は、

原稿が白紙だったとのうわさがある。

確かに白紙に見える → YouTube

白紙でなくても素晴らしいが、

白紙だとしたら、ちょっとスゴイ。

 ↓

8月の2日に、あなたの訃報に接しました。
6年間の長きにわたる闘病生活の中で、
ほんのわずかではありますが、回復に向かっていたのに、
本当に残念です。
われわれの世代は、赤塚先生の作品に影響された
第一世代といっていいでしょう。
あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクターは、
私達世代に強烈に受け入れられました。

10代の終わりから、われわれの青春は赤塚不二夫一色でした。
何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して 九州から上京して、
歌舞伎町の裏の小さなバーで ライブみたいなことをやっていたときに、
あなたは突然私の眼前に現れました。
その時のことは、今でもはっきり覚えています。
赤塚不二夫がきた。
あれが赤塚不二夫だ。
私をみている。
この突然の出来事で、重大なことに、私はあがることすらできませんでした。

終わって私のところにやってきたあなたは
『君は面白い。お笑いの世界に入れ。
8月の終わりに僕の番組があるからそれに出ろ。
それまでは住む所がないから、私のマンションにいろ』
と、こういいました。
自分の人生にも、他人の人生にも、影響を及ぼすような大きな決断を、
この人はこの場でしたのです。
それにも度肝を抜かれました。
それから長い付き合いが始まりました。

しばらくは毎日新宿のひとみ寿司というところで 夕方に集まっては、
深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタをつくりながら、
あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。
お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。
ほかのこともいろいろとあなたに学びました。
あなたが私に言ってくれたことは、未だに私に金言として心の中に
残っています。
そして、仕事に生かしております。

赤塚先生は本当に優しい方です。
シャイな方です。マージャンをするときも、相手の振り込みで上がると
相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしか上がりませんでした。
あなたがマージャンで勝ったところを みたことがありません。
その裏には強烈な反骨精神もありました。
あなたはすべての人を快く受け入れました。
そのためにだまされたことも数々あります。
金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。
しかしあなたから、後悔の言葉や、相手を恨む言葉を聞いたことが
ありません。

あなたは私の父のようであり、兄のようであり、
そして時折みせるあの底抜けに無邪気な笑顔は
はるか年下の弟のようでもありました。
あなたは生活すべてがギャグでした。
たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀のときに、大きく笑いながらも目から
ぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺のときたこちゃんの額をピシャリと叩いては
『このやろう逝きやがった』 とまた高笑いしながら、大きな涙を流してました。
あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。

あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、
受け入れることです。
それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、
また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に
明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。
すなわち 『これでいいのだ』 と。

いま、2人で過ごしたいろんな出来事が、場面が思い出されています。
軽井沢で過ごした何度かの正月、伊豆での正月、
そして海外でのあの珍道中。
どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのか と思うばかりのすばらしい
時間でした。
最後になったのが京都五山の送り火です。
あのときのあなたの柔和な笑顔は、お互いの労をねぎらっているようで、
一生忘れることができません。

あなたは今この会場のどこか片隅に、ちょっと高いところから、
あぐらをかいて、肘をつき、ニコニコと眺めていることでしょう。
そして私に 『お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ』 と
言っているに違いありません。
あなたにとって、死も一つのギャグなのかもしれません。
私は 人生で初めて読む弔辞があなたへのものとは 夢想だにしませんでした。

私はあなたに生前お世話になりながら、
一言もお礼を言ったことがありません。
それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言うときに漂う
他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。
あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。
しかし、今お礼を言わさせていただきます。
赤塚先生、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
私もあなたの数多くの作品の一つです。
合掌。
平成20年8月7日、森田一義






2008.8.10

Char と 英語

私がChar ファンであることは、以前にも書いたが、

昨夜深夜にTVで Char の番組をやっていた。

ギタリストをゲストに迎えて、ふたりでセッションするというものだ。

「Char meets ???? 〜TALKING GUITARS〜」 という

フジテレビ721で放映している番組で、

タイトルの「????」 には、その日のゲスト名が入る。

昨夜は、地上波で、そのダイジェスト版だったようで、いってみれば、

全部観たければ、フジテレビ721を視聴してくれ、ということなんだろうな。

うちでは、フジテレビ721は観れないのが残念だが、

昨日のダイジェストだけでも十分楽しめた。(全部観たいけど。)

昨日は、マーティ・フリードマン、土屋公平、ジェイク・シマブクロ、

そして、先ごろLIVEが行われたChar のバンドのメンバー、

ドラマー、ジム・コウプリーとベーシストのポール・ジャクソンと3人に

よるセッション。

特に印象的だったのは、ジェイク・シマブクロとのセッション。

ジェイクは、ハワイ出身日系5世の31歳、天才ウクレレプレイヤー。

すごく 2人とも楽しそうだった。

Char は英語がしゃべれるのだが、ジェイクと英語でペラペラに

しゃべっていた。

マーティ・フリードマンとも、マーティは日本語で話すのに

Char は英語で答えていた。

そして、最後にジムとポールとも、もちろん英語で冗談を言い合っていた。

ギターも何もかもカッコよすぎ。

やっぱり、英語しゃべれるようになろ!





2008.8.11



北島康介。

男子100メートル平泳ぎ決勝で世界新記録での優勝。

2大会連続、金メダル。

スゴイなぁ〜!

世界一やもんな。

200メートルも獲って欲しいな。





2008.8.16

ノスタルジー

夏休みに、蓼科(たてしな)へ行ってきた。

「蓼科」、 関東の人には、読めるのかもしれないが、

関西人の私には、なじみのない漢字で読めない。

信州、蓼科は高地なので涼しい。

所謂、避暑地で夏でもクーラーは要らない。

別荘がいっぱいだ。

2日間滞在したが、白樺湖まで行ったり、

ロープウェイに乗ったりと、結構楽しめた。

そんな中、気になる看板をいくつか見つけた。

70年代〜80年代、例えば、「来人来夢」 と書いて、

「ライムライト」 と読むような、店名が流行った。

一時は、それが時代遅れのように感じたが、

今となっては、流行遅れを通り越し、ノスタルジックに感じる。

こんなのだ。↓



ポエム




ジュテイム・・・




オリンピック

TVでは、連日オリンピック。

北島選手、200メートルも「金」 獲ったね。

おめでとう。

他にも日本勢は、レスリングの吉田選手など

金7つを含む、17のメダルを獲得しているが、

中国は、金27を含む47のメダルを獲得し、

メダル数ではダントツの1位だ。(8/16 現在)

スポーツは、参加することに意義がある、とか言っても

やっぱり、勝ちたいよな。

今年は、五輪のおかげで高校野球があまり注目されず、

ちょっとかわいそうだな、なんてと思ってしまうが、

ボールを追いかける球児には、そんなこと、関係ないんだろうな。


さっき、メダル数を調べようと Google に 「オリンピック」 と入れて

検索したら、JOC (日本オリンピック委員会の公式サイト) より上に

スーパーのオリンピックが、表示された。

これって、どーなのよ?




西の魔女が死んだ

映画「西の魔女が死んだ」 を観てきたことは、

7月28日に書いた。

その時は、一人で観たので、実はその後、

妻ともう一度観てきた。

何がそんなに良かったのか自分でも良く分からないが、

もう一度観ても良いと思っているぐらいだ。

普通は、「どうせ観るなら違う作品を」、と思うのだが。


映画を観て 原作も読もうと思っていたので、

蓼科滞在中に読んだ。

そんなに長くもないので一気に読めた。

原作も良い。

ほんの少し、映画とは違うところがあったが、

やはり、ラストには泣いてしまった。

そして、原作には、主人公のその後が短編として描かれていて、

それが、また良い。

この人(梨木香歩)の作品、他のも読みたくなった。

「梨木香歩」 で検索していたら、

彼女の作品に 「ぐるりのこと」 というのがあった。

先日、予告編を観て気になっている映画が、

「ぐるりのこと」 というタイトルだったので、

「え、あの映画もこの人の原作なの?」 と調べてみたら、全然違ったわ。





2008.8.17

English-4

日本語と英語の違いを理解することは、

英語を習得する上で有効なことだろう。

「Did you enjoy the movie?」 は、

「その映画、面白かった?」 と訳すのが自然だろう。

「あなたは、その映画を楽しんだ?」 なんて言わないもんな。

英語では、「you」 が主語だが、

日本語では、「その映画」 が主語だ。

その辺、分かっとかないと、日本語を英語にする時、

「映画」 を主語に考えてしまう。

この場合は、「the movie」 を主語にして、

「Was the movie interesting?」 でも通じるんだろうけど。

要は、ネイティヴが、普段、どう表現するかだ。

それをたくさん知る必要がありそうだ。

道のりは長い。





2008.8.19

What Happens in Vegas

昨日は映画 「ベガスの恋に勝つルール」 を観てきた。

特に観たかった訳ではないが、映画館に行ったのが、

夜遅かった(9時過ぎ)ので、それしか観られなかったのだ。

ところが、これがまあまあ面白かった。

いわゆる ラブコメ というジャンルなのだろう。

「実際にはあんなことないでしょ」 という感想を

ネットのレビューで読んだが、そんなの当たり前だ。

コメディだもの。

映画を作っている人も、演じている人も、

分かり切って楽しんでいるのに、

観ている人がそんな感想を持ってしまい、

楽しめないのは残念だ。

主演は、キャメロン・ディアス と アシュトン・カッチャー。

出だし、キャメロンって年取ったなぁ、と感じたが、

だんだんかわいく見えてくるから不思議だ。

プロフィールには、1972年生まれとあるから、今年で36歳。

「チャーリーズ・エンジェル」は、もう8年も前か・・・。

原題は、「What Happens in Vegas」。

「ベガスで何が起こりますか」 と訳しそうだが、

「?」 が付いてないので、

たぶん、「ベガスで起こること」 って感じなんだろう。

邦題は、一生懸命考えたんだろうけど、私としてはイマイチ。

映画は結構笑えるよ。





2008.8.20

久しぶりのLIVE決定!

ようやく、次のライブが決まった。

今回の相方は、矢野さん。

彼は、歌とギターで、私(ギター)とのデュオだ。

2001年11月、六本木のクラブを借り切って演ったのが

初めてで、今回で彼とのライブは4回目。

だから、2〜3年に1度くらいのペース。

演るのは、J−Pop、ニューミュージック、フォークと呼ばれるもので、

以前は、70〜80年代の曲が多かったが、前回あたりから、

最近の曲の割合が増えてきた。

最近の曲の中でも大人が聴いても 「いいな」 と思える曲ね。

例えば、前回 (一昨年) には、ゴスペラーズの 「永遠に」 や、

一青窈の 「もらい泣き」 なども演った。

最近の曲と言っても、40過ぎてると、5〜6年前でも最近だが、

ティーンエイジャーなら、5〜6年前の曲は、ナツメロだろうから、

最近 とは言わないだろうな。

それはさておき、今回の曲目は、当日のお楽しみ。


矢野すすむ と つつみしんや LIVE
 10月26日(日)
 18:00 オープン
 18:30 1stスタート
 19:30 2ndスタート
 ミュージックチャージ無料 (チップ制)
 原宿 bar dAZE にて


その後、年内には、Mellow Fravor のライブも予定している。

乞うご期待!





2008.8.20

Hiram Bullock

さっきまで、知らなかったのだが・・・、

アメリカのギタリストのハイラム・ブロックが亡くなった。

7月25日のことらしい。

死因は、舌癌、食道癌、喉頭癌、薬物関連と

いろいろな説が飛び交っているが、

本人は3月にブログで食道癌であることを告白していたようだ。

私は、彼のことが好きで、CDも10枚以上持っているし、

数年前、Blue Note東京でのLIVEにも行ったことがある。

その時は、ベースがウィル・リー、キーボードがレイラ・ハサウェイだった。

(ドラムは覚えていない。)

ハイラムとウィルが調子に乗って、客席のテーブルに上がって

演奏するのを、レイラ・ハサウェイが、

「アンタ達、ホントにしょうがないわね」

というようなあきれた目で見ていたのが印象的だった。

ハイラムのフレイズと音色は、とても個性的で、独特だ。

誰かのアルバムに参加していれば、クレジットを見ずとも、

一発で彼と分かるほどだ。

70〜80年代は、カッコよかった。

 ←スリムだったHiram

それが、90年代に入って、すごく太って

カッコ悪くなった。(ルックスの話ね)

太ってたことと、死因と関係あるかどうか分からないが・・・。

 ←太っちゃったHiram


ここ2〜3年は、あんまり聴かなくなったのに、

3週間ほど前、、「ハイラムの曲で、ええ曲あったなぁ」 と思い立ち、

久しぶりに、「Leeza」 という曲を聴いて、

今度、LIVEでやろうかなと、先日、ギターデュオの相方の山ちゃんに

音源を渡したところだった。

ちょうど亡くなった頃だったのかも知れない。

偶然では、ないような感じ。


1955年9月11日、大阪堺市生まれ。

そう、彼は大阪生まれのアメリカ育ちなのだ。

52歳かぁ、まだまだやのにな。


そういえば、85年にNYに行った時もLIVEを観た。

あの時は、ワウを使って 「アイ・ショット・ザ・シェリフ」 を演ったのが、

今でも印象に残っている。

その日のベースは、なんと故ジャコ・パストリアスだった。

今ごろ、天国で、ジャコとジャムってるのかな。


合掌。





2008.8.21

薩摩黒豚 フランク

スーパーの食品売り場で、ある意味スゴイ商品を発見した。
 ↓



「農協ハム」 とあるから、農協で作ってるんだろう。

大きめのフランク、 2本入りで608円だから、ちょっと高価な商品だ。

問題は、ラベルの 「薩摩黒豚 ふるさと逸品」 と書かれた下の部分だ。

以下は、私の推測。

農協のおじさんは、ワープロやPCなど使ったことがなく、

手書きで、ラベル業者に次にように発注した。

  かごしまの
  自然と生産者が、
  じっくり育てあげました。

その時、そのおじさんは、「かごしま」 の 「し」 を 癖で、

カタカナの 「ン」 のように書いてしまった。

時々いるだろ? 年配の方で、「し」 を 「ン」 みたいに書く人。

そして、「育てあげました」 と書いたのだが、

これまた そのおじさんの癖で、

「ま」 の輪の部分が小さすぎて、「モ」 のようになってしまった。

でも、おじさんは全然気にせず、そのまま、その手書きの原稿を、

ラベル業者に(きっとFAXで) 送ったのだ。

たまたま、そのラベルの担当になった人は、東南アジアの某国から

働きに来ていて、日が浅く、まだあまり日本語が達者でなかった。

彼の上司は、読めない日本語があったら、聞きに来るように言った。

彼は、一生懸命、そのおじさんの日本語を読んだ。

そして、全ての文字を読むことが出来たので、

上司を驚かせて、喜んでもらおうと、チェックを受けず、印刷に出した。

そして、出来上がったラベルが、これだ。
 ↓







2008.8.24

アドレナリンと世界新

エレーナ・イシンバエワ選手が、棒高跳で世界記録を更新し、

金メダルを獲ったことは、皆さんご存知だと思う。

彼女は、今年、2月16日に室内の世界新、4.95m、

7月11日に屋外の世界新、5.03m、

同じく7月29日に、5.04m、

そして8月18日、北京で、5.05m、と、

今年だけで4回、世界新記録を出している。

ジュニア、ユースの頃の世界新も合わせると、トータルでは、

28回世界記録を更新したようだ。

その彼女が、興味深いことを言っていた。

「練習では、もっと高く飛んでいるのでは?」 の問いに

「練習では、4.80mまでしか、飛びません」 と。

試合と練習では、アドレナリンの量が違うようで、

試合でこそ、記録が出せるというのだ。

素人の私には、

「練習で出来ていることが、本番(試合)で出来るかどうか」 が、

ポイント (実際、私のギター演奏ではその通り) のように思うのだが、

そうではないらしい。

室内と、屋外で世界記録が違うのは、屋外の方が、

大きな会場で観客も多く、アドレナリンも大量に出るということか。

そして、練習で 4.80m しか、飛ばないことについて、

「基本が大切」 とも言っていた。

気の遠くなるような、基本練習の先に、アドレナリンの力も加わり、

新記録が出せるということなのだろう。

「練習で出来ることが、本番で出来るか?」 が、テーマのうちは、

まだまだなんだ、と痛感した。




2008.8.25

ダークナイト

そう、バットマンの映画だ。

初めて、タイトルから「バットマン」 という言葉を外したことも

話題になっている。

「ダークナイト」 は、「暗い夜」 ではなく、「暗黒の騎士」 だ。

「ナイト」 のスペルが、「NIGHT」 でなく、「KNIGHT」 なのだ。

前作、「バットマン・ビギンズ」 も、それなりに面白かった記憶が

あるが、今作も、そこそこ評判が良いようだ。

前半、ちょっとストーリーのスピードについて行けないところも

あったが、そのうち、完全に飲み込まれてしまった。

152分が長いとは感じない面白さ。

テーマは 「光と影」 「善と悪」 「憎悪と良心」 。

中々、深いテーマで考えさせられる。


ジョーカー役の ヒース・レジャー が、いい。

彼は、あの 「ブロークバック・マウンテン」 で、

オスカーにノミネートされた役者だ。

今後が期待されていた若手だったのに、今年1月に急死したらしい。

今回のジョーカー役が、素晴らしかっただけに、惜しまれる。

まだ、28歳だった。


「バットマン」 シリーズは、ほとんど観たような気がするが、

これまたほとんど覚えていない。

どんなんだったかDVD借りて観たくなった。





2008.8.30

告白 〜嘘つき〜

高校1年生になった時、初めてアルバイトをした。

毎週日曜日、バイト先は、スーパーマーケットの中にある魚屋だ。

仕事は、魚を店頭に出すため、白いトレイに載せ、

ラップをかけたり、値札をはったり、時には、

閉店時間が近づくと叩き売りのようなことをやったりで、

ジーパンが洗濯しても魚臭かった覚えがある。

その店では、うなぎの蒲焼が売り物のひとつだった。

何をしていたのか覚えてないのだが、焼く前のうなぎに

何かをするのも仕事だったのだろう。

うなぎの顔が めちゃくちゃ かわいかったことを覚えている。

機会があったら、是非見てほしい。

ホントにかわいい顔してるから。


さて、本題に入ろう。

ある日、店長が、たくさんの商品をかかえ、

お店の裏(仕事場)に戻ってきた。

どうも、値札ラベルの値段が間違っていたようだ。

そして、皆に聞こえるように、こう言った。

「誰や、これ貼ったのは〜?」

それは、怒っている風ではなく、割とやさしいトーンだった。

その時、今から考えると本当に何故か分からないのだが、

私は、「ボクと違います」 と言った。

「お前がやったのか?」 と訊かれたわけでもないのに、わざわざ、だ。

すると店長は、「よく、言うわ」 と苦笑いした。

私は、(なんで、そんなこと言うんやろ? ボクと違うのに) と思ったが、

それ以上、店長は何も言わなかったので、その話は、それで終わった。

それから、1時間も経った頃だろうか、私は突然、思い出したのだ。

あのラベルに印字し、商品に貼ったのは、

まぎれもないこの自分であることを!

そのことに気付いた時の、衝撃!

(あ、あれは、俺がやったんやんか!)

自分が、あんなに堂々と嘘をついた、あまりのその衝撃と、

どうして良いか分からない動揺のため、改めてそのことを

店長に謝ることもしなかった。

きっと、店長はじめ、他の従業員の人達もみんな思ったことだろう。

(なんや、この子、嘘つきやな) と。

ちょうど30年前のことだけど、この場を借りて、謝ります。

「あれを貼ったのは、ボクです。ごめんなさい。」


それにしても、不思議なことに 「ボクと違います」 と言った時は、

本当に、自分がやったのとは、思ってなかったのだ。

が、よく考えると、わざわざ、 「ボクと違います」 なんて言うのは、

無意識に何かが働いたに違いない。

犯罪を犯して、「自分はやってない」 って言う犯人は、

あんな風なのかも知れない。





2008.8.31

告白 〜嘘泣き〜

昨日に引き続き、好評(?)の告白シリーズだ。

あれは、森進一の 「港町ブルース」 が流行っていた1969年、

私の小学校1年生の冬休みの出来事だ。

電車で1時間ほど離れたところに、叔母夫婦が住んでいた。

私は、母より10歳若いその叔母を 「広子ねえちゃん」 と呼び、

慕っていた。

その冬休み、私は初めて、一人でその叔母のうちに泊まった。

夕方、私が2階にいた時、「ご飯ができたよ」 と呼ばれたので、

子供がよくやるように、ふざけた格好で階段を下りようとして、

たまたま置いてあった置時計にさわり、階段から落としてしまった。

もちろん、置時計は、壊れてしまった。

びっくりした私は、とっさに大好きな叔母に叱られると思い、

どうして良いか分からないまま、泣き出した。

謝ることなど思いもつかず、ただ、叱られるのを避けるため、

泣き出したのだ。

(はっきり覚えているのだが) しかも、こう言いながら泣いた。

「ボクとちゃうねん、ボクとちゃうねん〜」

もちろん、叔母は叱るわけはなく、

というより、いきなり、階段から時計が落ちてきて、

7歳の子供が泣き出したら、(何が起こったの?) と

彼女の方が、驚いたことだろう。

今、この場を借りて謝ります。

あの時計、落としたのボクです。

そして、あれは、言ってみれば嘘泣きです。

ごめんなさい。


この話、今度ホントに直接話そう。


それにしても、昨日書いたアルバイトの一件といい、

この話といい、結局、私は嘘つきなのではないか。





2008.8.31

homogenized

ちょっと前のことなのだが、スーパーマーケットで、

こんな名前のソーセージを見つけた。

忘れていたのだが、PC 内の写真を整理していたら、

出てきたのでお見せする。

これだ。
 ↓


メーカーサイトで確認したところ、

 「ホモソーセージ」の『ホモ』は、英単語の"homogenized"
 (均一する)からとったものです。
 魚のすり身を全体が均一になるよう、よく混ぜ合わせた生地を
 使用しているからです


と、真っ当な説明があった。

なるほど、そういうことか、安心した。(何が?)

調べてみると、「ホモ牛乳」 とか、普通にある言葉なんだね。

ただ、「ホモ」 と 「ソーセージ」 だったので、

なぜか、関連付けてしまったのだ・・・。


で、調べてると、こんなのも出てきた。

森永乳業の、その名も 「ホモちゃん」。



しかも、色んな表情がある・・・。

森永の牛乳プリンのパッケージに描かれているので、

なんとなく見たことがあるような気がするが、

名前が、ホモちゃんだとは、知らなかった。

森永のサイトには、な、なんと、「ホモちゃんの秘密」 も

書かれている。

 【商品キャラクター「ホモちゃん」の秘密】
 ホモちゃんは1952年(昭和27年)に発売された「森永ホモ牛乳」の
 パッケージキャラクターとして誕生しました。
 「ホモちゃん」という名前は、牛乳が分離しないように乳脂肪分を
 均質化する「ホモジナイズ」という製造工程に由来しています。

 ホモちゃんの顔のイメージは「太陽」です。
 日光浴で得られる、ビタミンDをはじめとする豊富な栄養を
 含む「森永ホモ牛乳」のキャラクターとして、
 明るく爽やかな太陽をイメージしたデザインになっています。
 「森永 牛乳プリン」シリーズのパッケージに描かれている
 キャラクターの表情は全部で24種類。
 ほくろや眉毛、そばかすなど微妙に異なるホモちゃんの
 かわいい表情も、皆様から愛される理由の一つかもしれません。

そうか、ホモちゃんのイメージは太陽か。

さっきまでの自分の考えが恥ずかしくなってきた。



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