LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2022年2月
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2022.2.2

ぞろ目の時

会社で。



家で。






2022.2.5

沖仁×大萩康司×小沼ようすけ
"TRES




フラメンコとクラシックとジャズ、
同じギターでも奏法も音色も違う
3人の共演を観てきた。

フラメンコ・ギタリストの沖仁、
クラシック・ギタリストの大萩康司、
そして、ジャズ・ギタリストの小沼ようすけ。

沖、小沼は何度もライヴで観ているけれど、
大萩康司は、初めて。
名前を見たことがあるという程度で
予備知識なしだった。

タイトルの「TRES」は、スペイン語の「3」。
これは、面白い企画だったな〜。

まず、沖がソロ・ギターで一曲演り、大萩を紹介する。
大萩のソロ・ギターの出だしを聴いて驚いた。
フラメンコギターとクラシックギターは、
見た目がほとんど同じで、ギターに
詳しくなければ見分けがつかないだろう。
使われてる木材も違うし、奏法も違うし、
プレイヤーの個性もある。
当たり前のことなのだが、全然音が違う。
沖のパリッとした硬質なトーンに対し、
大萩のそれは、とても柔らかく優しいトーンだった。

大萩のソロ曲は、現代のキューバのギタリスト、
作曲家(今はアメリカに亡命したらしい)、
レイ・ゲーラの『そのあくる日』という曲だった。
とても美しい曲で、一気に好きになった。

でも、曲名も作曲家の名前も覚えられなかった。
調べれば分かるだろうと思っていたけど、
終演後、駐車場で偶然にも大萩さんに会ったので
「あの、一曲目のタイトル教えてください」と
声をかけた。
『そのあくる日』。
そうだ、MCで大萩さんがレイ・ゲーラに
「そのあくる日って、何のあくる日?」って
訊いたけど、教えてくれなかったって話してた。
早速、この曲も収録されている、
2005年のハバナでのライヴDVDを買ったよ。

沖×大萩 デュオ(「カルメン」より
『ゼギディーリャ』)のあと、
休憩を挟んで、小沼の登場。
彼も今日はナイロン弦ギター。
当然、これまた全く違うスタイル。
一部のふたりの演奏に触発されたらしく、
沖に言わせると
「リハーサルとは別の曲のようだ」ったという。
そんな風に自在に変化されることが
出来るのがジャズの深さであり、面白さだろう。

続いて、沖と小沼のデュオ。
『黒いオルフェ』は、(有名曲ということも
あるかも知れないけど)私的には今日一番良かった。

そして、最後にトリオで演奏。
本編ラストは、『アランフェス協奏曲』。
トリオ用のアレンジも素晴らしい。
アンコールでは、『タンゴ・アン・スカイ』。

会場のヤマハホールは、330人ほど入るホールだか、
音響のことを考えられて作られていることもあるんだろうし、
各々の楽器のポテンシャルもあるんだろう。
ソロとデュオは PA を使わず生音のみだったが、
音量の不足は感じなかった。

最後に、沖が「一回で終わらせるのは、
もったいない」と、言っていたけど確かに。
またやって欲しいな。
今度はホールではなく、ジャズクラブで聴きたい。


[ MEMBERS ]
沖仁 (gt)
大萩康司 (gt)
小沼ようすけ (gt)

@ YAMAHA HALL (銀座)




山中千尋トリオ




今日は、久しぶりのライブのハシゴ。
夜は、ブルーノートで山中千尋トリオのライブ。
山中千尋は、ずいぶんと前に「東京ジャズ」で
観たことがあるが、この数年、観たいなと
思いながら、中々タイミングが合わなかった。
昨年は、チケットを取ったもののコロナのせいで
延期になり、都合が合わなくなった。

さて、今日はブルーノート公演にしては珍しく、
アンコールまで、110分たっぷりの演奏。
あの小柄で、華奢な身体から、
こんな音が出るんだと驚かされる、
ダイナミックな演奏だった。

『マイ・フェイヴァリット・シングス』に始まり、
キース・ジャレットの曲(タイトル失念)、
最新アルバムから『グッド・モーニング・ハートエイク』
ゴダイゴの『サンキュー・ベイビー』などなど。
そして、昼間のギタートリオ・ライヴでは、
「今日は『スペイン』は演らないんだ」と
思っていたらここで聴けました。
(ギタ−のデュオやトリオでは、『スペイン』は
定番なので、今日も演るかなと思っていた。)
本編ラストは『八木節』。
昨年の「東京ジャズ」の配信での
山中千尋・石若駿・須川崇志の『八木節』も
良かったけど、今日も良かった。
アンコールの『ソー・ロング』も好きな曲。


[ MEMBERS ]
山中千尋(ピアノ)
山本裕之(ベース)
橋本現輝(ドラムス)

@ BLUE NOTE TOKYO
2nd Show





2022.2.11

引っ越しました

数日更新をサボったのは、
引っ越しのためでした。

約4年間住んだ家から、先日引っ越しました。
年末に急に引っ越しを決めたので
バタバタでした。
って、急でなくても引っ越しは
毎回バタバタやけど。

1995年の暮れに大阪から上京して、
東京での6つ目の住まい。
前回(4年前)の引っ越しは、
上の階からの水漏れ事故があって、
引っ越しせざるを得ないことになった。
今回は、更新の際、大家さんが
賃料1万円の増額を要求してきた。
2年前の更新で、1万円の値上げに
同意したのにまた上げてきたので
いくらなんでもそれはないやろ、と
値上げを拒否したら、出ていくことになった。
まあ、こんなこともありますわ。

さて、4年前の引っ越しでは、
物件探しから、引っ越し業者の選定、
引っ越しの荷物の整理で感じたことなど、
結構な数のエントリーをここに書いたのだけど、
今回は不思議と書こうと思わなかった。
なので、今日初めて書いている。

先日、本やCD、DVDをブックオフに
持ち込んで処分したのだが、
170点ほどで 22,000円ほどだった。
なんとなく、3万円以上にはなるような
期待があったので、ちょっとガッカリしたのだけど、
4年前のエントリーを読むと、
「171 点で、23,750円」で「予想より大幅に
多かった」と喜んでいる自分がいる。
なんだか、自分の感覚があてにならない。

4年前の引っ越し関連エントリー

引っ越し先は、築20年ほどでまだ古くはなく、
オートロックや宅配ボックスの設置された
低層のマンション。
前の賃料より1万円以上安い。
何よりも駅が近くなったのは、嬉しい。
同じ区内の引っ越しで、前の住居とは隣町。
歩いても15分程度だと思うけど、
それでも何か雰囲気が違う。

私としては、新たに飲食店を開拓するのが楽しい。
すでに、お気に入りのピッツェリアを見つけたよ。

あと、駐車場が遠くなったのは、残念。
前の家の駐車場がホントに近くて便利だったのと
比べるから、そう思うのであって、もともと
こういうもんだと思えば大したことではない。





2022.2.16

国際音楽祭 NIPPON 2022
諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル

〜J.S.バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会




久しぶりのクラシック音楽は、
諏訪内晶子さんのヴァイオリン・リサイタル。
バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会だ。
厳密には、2日間に分けての全曲演奏会で
今日はその前半だった。
聴きに行こうと思った動機は、
無伴奏、つまりソロ・ヴァイオリンの演奏だからだ。

私はソロ・ギターに取り組んでいるが、
ヴァイオリンは、ギターよりも制約が大きい。
ギターの弦は6本だが、ヴァイオリンは4本。
しかも、弓を使うと、2本以上の弦を
同時に鳴らすことが出来ない。
つまり、ギターのような和音を鳴らすことが
出来ないわけだ。
そんな楽器で無伴奏。
もちろんバッハの曲なのでメロディに
コード(和音)感があるのは分かるが、
それでもどんな演奏なのか、ぜひナマで
聴いてみたいと思ったわけだ。

で、聴いてみた感想。
参った。
まず、音色。
CD(厳密には配信で購入した音源)で聴くより
数倍深い。
ヴァイオリンって、こんな音がするんや、という感じ。
柔らかくて、強い。
そして、何より深い。
言葉に出来なくて、自分の語彙の不足に
直面する。
プログラムにあった、那須田務さんという
音楽評論家の言葉を借りるなら、
「持ち前の音楽の優れた分析力と知性、
強い精神性と高度な技術に裏打ちされた、
たいへん表現の純度の高い演奏」
ということになる。(CDについての文言)
音色にも感嘆したが、もの凄い技術と音楽性で、
精進し続ければ、人間にはこんな表現が
可能になるんだと、思い知った。

ヴァイオリンは、2音の和音しか鳴らせないのだが、
この2音の和音(ヴァイオリンでは重音と
呼ぶようだ)の響きが深い。
ギターでは、こんなハーモニーは出せないと思う。

ギターは、指やピックで弦をヒットして音を出す。
鳴った瞬間が一番音が大きくて、
あとは減衰していく。
しかし、ヴァイオリンは弓で弾くと、
弾いている間中、同じ音量を保つこともできるし、
クレシェンド(段々大きくする)することもできる。
発音の仕方が全く違うのだな。
ハーモニーの力強さや深みの違いは、
この発音の違いに依るところが大きいと思う。

使われているヴァイオリンは、
グァルネリ・デル・ジェズ。
本数が少ないため、ストラディバリウスよりも
高い値が付くことも珍しくないという、
18世紀に作られた名器だ。

今日は、CD収録曲の半分だけで、
もう一日のリサイタルと合わせて
全曲集となる。
明後日、2日目があるのだが、
思わずチケットを購入したよ。
まだ良い席があった(6列目)。

会場は、東京オペラシティ コンサートホール。
舘野 泉さんのピアノリサイタル以来、
7年ぶりだったけど、素晴らしい音響でした。



表題にある「国際音楽祭 NIPPON」とは、
諏訪内さんが芸術監督を務める音楽祭。


[ 曲 目 ](プログラム1)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003

@ 東京オペラシティ コンサートホール


(2022.2.20 追記)
ジャパンアーツ(主催)のウェブサイトに
アンコールの情報があった。
この日のアンコールは、
「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
 ハ長調 BWV1005より 3.Largo」
プログラム2に含まれる1曲を披露したというわけだ。





2022.2.17

ヴァイオリンと父、尾高さん

昨日の諏訪内晶子さんのヴァイオリン・
リサイタルを聴いて感じたことを
もう少し書いておきたい。

このリサイタルは、全くのソロ(独奏)で、
ステージの上には(クラシックなら当たり前だが)
何の装飾もなく、ただ譜面台がひとつ
置いてあるだけだった。

演奏の素晴らしさ、楽器グァルネリ・デル・ジェズの
素晴らしさ、楽曲の素晴らしさはもちろんのこと、
ホールの素晴らしいリバーヴ(残響)も相まって、
ソロでありながら、音量的にもハーモニー的にも
全く不足を感じなかった。
(前から5列目だったこともあるかも知れないけど)
これは、期待・予想以上だった。

昨日、諏訪内さんの演奏を聴きながら、
父のことを思い出した。
昨年4月、90歳で死んでまった父は、
若い頃、ヴァイオリンを弾いていた。
実家には今も、父のヴァイオリンが、
3挺(ちょう)か4挺ある。
その中のひとつ、ストラディバリウスに似た
名前のモノは、生前、父から形見にもらう約束を
したのだが、実家に置きっぱなしになっている。

父は、若い頃どこかの楽団で
ヴァイオリンを弾いていたらしい。
子供にヴァイオリンを教えたりもしていたようで、
母が奉公先の子供のヴァイオリンのレッスンの
付き添いをしていたので、父と知り合ったというのが
両親のなれ初めらしいが、母から聞いた
話ばかりで、父からは何一つ聞いたことがない。

そう言えば、父のヴァイオリンの演奏を
私は一度も聞いたことがないし、
何がきっかけでヴァイオリンを始めたのか、
どうしてやめてしまったのかも、聞いたことがない。
昨日のリサイタル中、そんなことを
思いながら、聴いていた。
父は専門的な教育を受けていなかったので、
諦めざるを得なかったと、母から聞いたことはあるが、
本人とは、何も話したことがないのだ。

今も実家には、色んな楽器が置いてある。
ヴァイオリンの他、チェロやホルン、
クラリネットやフルートなど。
これらは、父が仕事の関係でお払い箱になった
楽器を引き取ってきたものだと思う。
そこに私が中学時代に吹いていたトランペットや
リコーダー、クラシックギターなども混ざって
ガラクタ楽器ばかりが飾られている。
あれら、今後、どうするんやろな。

幼稚園の頃には、家に足踏み式のオルガンがあった。
小学校5年生になってもカラーテレビではなく、
白黒テレビで友達に馬鹿にされたのに、
そんなものは、あったんだ。
そのオルガンもおそらく古いものを父がどこかから
引き取ってきたんだろう。
オルガンがあったおかげで、私はかなり早い時期に
「ドレミ」を理解し、小学1年生か2年生で
リコーダーで最初の作曲をした。
私の音楽好きは、父の影響(DNA?)であることは
間違いない。

昨日のリサイタルでもらったたくさんのチラシの中に、
NHK交響楽団と諏訪内晶子さんのコンサートの
チラシがあった。
指揮者は尾高忠明さん。

父は、大阪の某オーケストラの事務の仕事していた。
そこに客演だったのか、何度も尾高さんが
指揮に来ていた。
子供の頃、そのオーケストラの定期演奏会には
何度も行ったことがあり、尾高さんの指揮も
ナマで何度か聴いたことがある。
その楽しそうに指揮棒を振る姿は、
子供心にも印象的で、一時期、指揮者に
なりたいなんて、夢を持ったのも尾高さんの
影響があったと思う。
父にねだって、定期演奏会のプログラムに
尾高さんにサインを書いてもらったこともあった。
昨日もらったチラシに写っている、尾高さんは
私の記憶の尾高さんとは、全く違い、
ずい分とお年を取られていて驚いた。
当たり前だ、私の記憶は50年前のものだもの。

ああそうか、開演前に尾高さんのチラシを
見たことも、リサイタル中に父のことを
思い出した伏線になっているんだな。

昨日は、5列目の左ブロックだったけど、
明日は、6列目の右ブロックです。
違う角度で観られるのも一興かな。

ああ、なんだか尾高さん指揮のN響と
諏訪内さんの演奏会も聴きに行きたくなってきた。

ところで、今日の今日まで、
諏訪内さんは「すわうち」さんだと思っていたら、
「すわない」さんだったよ。





2022.2.18

国際音楽祭 NIPPON 2022
諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル

〜J.S.バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会
「プログラム 2」


諏訪内晶子さんのヴァイオリン・リサイタル、
一昨日のプログラム1に続き、プログラム2を
聴きに行ってきた。

会場は一昨日と同じく東京オペラシティの
コンサートホール。
とんでもなく天井が高い。
おそらく最高の音響を考えてのことだろうが、
確かに素晴らしい響きだと思う。

さて、一昨日は、5列目左ブロックだったけど、
今日は6列目の右ブロック。
ヴァイオリンに対して、私のいる位置が違うので
厳密には、聴こえ方も違うのだろうけど、
同時に聴き比べて判断できるわけではないので、
これは何とも言えないな。
ちょっと今日の方が、一昨日より音が硬めに
聴こえたけど、気のせいかな。

クラシックの有名曲に「シャコンヌ」と
いうピアノ曲があって、何人かのピアニストの
演奏を(CDで)聴いたことがあった。
私は、クラシック音楽に詳しくないので、
このたびの諏訪内さんを通して知ったのだが、
なんとそのピアノの曲だと思っていた
「シャコンヌ」がヴァイオリンの独奏のために
バッハが書いた曲をピアノにアレンジしたものだった。
いや、ヴァイオリンでも聴いたことがあったのだろうけど、
ちゃんと分かっていなかったんだな。

「シャコンヌ」は、正確には、
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 の
第5楽章「シャコンヌ(Ciaccona)」。
とても印象的なメロディで、なんというか
ちょっと悲壮感があって私は好きだ。
そして、ピアノよりヴァイオリンの方が
断然良いと思うな。
出だしのヴァイオリンの重音でやられてしまう。

今日も「シャコンヌ」がハイライトのように感じたが、
アンコールで演った2曲もこれまた凄かった。
MC が一切ないので、曲名も分からないのだけど。
このリサイタルのためにどれほどの練習を
積み重ねられたかと思うと、それだけで
気が遠くなりそうだ。
名古屋・東京4日間のリサイタルの
最終日ということで、諏訪内さんは
今日はきっと旨い酒を飲まれたことだろう。
って、お酒飲みはるかどうか知らんけど。

今回のバッハの独奏曲は、6曲(それぞれ4楽章〜
8楽章まであるものもある)なのだが、
短調が4曲、長調が2曲で、今日は
その2曲の長調が含まれていた。
「シャコンヌ」を含むパルティータ第2番だけが
今日の短調(D Minor)だった。
2日間リサイタルを聴いて、分かったことは、
ヴァイオリンの曲は、私は長調より短調の曲の方が、
好きだということ。
なんだろう、短調の方が、とてもスピリチュアルな
感じがするんだ。
長調は軽快に、短調は厳かというか。

300年前にドイツで作曲された曲が、
300年近く前にイタリアで製作された楽器で
21世紀に日本で演奏されるという、
奇跡を感じる夜でした。

昨日、尾高さん(指揮者)のことに触れたけど、
結局、月曜日にある、尾高さん指揮のN響と
諏訪内さんの演奏会も聴きに行くことにしたよ。
我ながら、凝り性だと思うけど。


[ 曲 目 ](プログラム2)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006

@ 東京オペラシティ コンサートホール





(2022.2.20 追記)
ジャパンアーツ(主催)のウェブサイトに
アンコールの情報があった。
私が「凄かった」と書いたのは、
「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
 イ短調 Op.27-2より 1.Obsession」
「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番
 イ短調 BWV1003より 3.Andante」
特に「イザイ」が凄かった。
バッハの方は、プログラム1の曲。





2022.2.20

カレーはスポーツだ!#30
チキン&ベジタブル/イエローカンパニー(恵比寿)
★★★▲☆


職場が、恵比寿になって早5年。
4〜5年前に一度だけ入ったことのある、
「イエローカンパニー」に久しぶりに入ってみた。
ここは、札幌から進出してきたスープカレーのお店だ。

スープは、トマトスープか 海老スープ
(+150円)から選べる。
トマトスープで、具は、チキン&ベジタブルをチョイス。
1,250円。
ミニグリーンサラダ280円を追加。



辛さは、14段階から選べるのだが、
下から2番目の「小辛」にしてみた。
さほど辛くはなかったが、
私の場合、それでもそれなりに汗をかく。

ここの売りは、大きくカットした野菜、
肉がゴロゴロ入っていることだろう。
1,250円のカレーは安くはないが、
この具であれば、それだけの価値はあるように思う。
が、それほどスープカレーが好きではない私は、
食べながら、この店に来るのが5年で二度目だと
いうことに妙に納得したのであった。
もちろん、まずいわけではないのだけど、
これは好みの問題だから仕方ないな。
私はトロトロのカレーの方が好きだ。
スープカレーと言えば、原宿の「SHANTi」には、
何度か行ったことがあるが、そっちの方が私の好みだな。

とはいうものの、海老スープにも興味があるので
次回は、150円足して試してみよう。







2022.2.21

尾高忠明 指揮
NHK交響楽団
諏訪内晶子(ヴァイオリン)




またまた諏訪内晶子さんの演奏を聴きに行ってきた。
今日は、尾高忠明 指揮/NHK交響楽団との共演。
会場は、同じく東京オペラシティ コンサートホール。

尾高さんのことは、子供の頃から知っていたことは、
ここ に書いたけど、彼の指揮を観るのは、
おそらく45〜50年ぶりぐらいだろう。
そんなわけで、尾高さんが登場しただけで、
ちょっと感動してしまった。
私の記憶の尾高さんは、前述の通り、
約50年前の尾高さん。
1947年生まれらしいから、私が観たことの
あるのは、彼が20代後半ぐらいだっただろう。

さて、数年に一度程度しか聴きに行かない
クラシック音楽だが、この度は1週間に3度目。
やはりオーケストラは、良いなぁ、
演奏が始まった途端にそう思った。

曲は、(クラシックに明るくない私には)
知らない曲ばかりで、1曲目、オーケストラによる
シベリウス作曲「ペレアスとメリザンド」組曲は、
楽曲としてやや地味な印象。

2曲目、諏訪内さんが登場しての
デュティユー作曲「ヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲
『同じ和音の上で』」。
これは現代音楽だなと思って聴いていたら、
やはり、2002年に書かれた曲で、
ちょっと聴いてるのしんどい、マニアックな曲。

休憩を挟んで、本日のメイン。
ブラームスんの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」。
この曲もたぶん初めて聴いたと思うけど、
さすがにヴァイオリンの見せ場たっぷりで
カッコ良い曲でした。

それにしても、何十人ものオケをバックに
それに負けない演奏をするソリスト(今日の場合
ヴァイオリンの諏訪内さん)って、演奏技術も
楽器も凄いことやな、と思ったのでした。
ポピュラーミュージックなら、マイクを付けて
PA でバランスを取るけど、クラシックの場合、
そういうことせずに演奏するからね。

終了後、尾高さんと諏訪内さんが
マイクを持って少し MC をした。
今回のコンサートの協賛に TOYOTA が
入っているので、尾高さん曰く
「(トヨタの車・コロナにかけて)新型コロナって
言うけど、2年も経ったらもう新型じゃないよ。
旧型だよ」と笑いを取っていました。
そして、師匠の斎藤秀雄に
「良い指揮者になりたかったら、喋るな」と
教わったと、オチを付けて終わったよ。

斎藤秀雄で思い出したのだけど、
私の父が関わっていたオーケストラに
斎藤先生も指導者として関わられていた。
これも50年ほど前の話だけど、
ある外国人の指揮者か演奏家が来日し、
演奏会が終わった後に、斎藤先生に
挨拶に来られたそうだ。
その外国人は、斎藤先生に日本で
覚えた最高の挨拶をしたそうな。
「モーカリマッカ?」
それを聞いた、斎藤先生は、瞬時に
若き日の尾高さんの仕業だと見抜き、
「忠(ちゅう:尾高さんのこと)を呼べ!」
と言ったという。
当時、その話を何度も楽しそうに父が話していたな。

なんだか、尾高さんの演奏を聴きに行ったのは、
父への弔いだったような気がしてきたよ。


[ 曲 名 ]
シベリウス:「ペレアスとメリザンド」組曲 Op. 46
デュティユー:ヴァイオリンと管弦楽の夜想曲
         「同じ和音の上で」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77

[ 出演者 ]
尾高忠明(指揮)
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
NHK交響楽団

@ 東京オペラシティ コンサートホール





2022.2.22

カレーはスポーツだ!#31
カレーおにぎり/東印度カレー商会(不動前)

★★★▲☆


本日ご紹介するのは、カレーライスではない。
カレー屋さんの作るおにぎりだ。



写真の奥から、
ソーセージマヨ、豚カレー、鮪カレー。
個々の値段は忘れたけど、
3つで800円だった。
(たぶん、200円と300円ふたつ。)
嬉しいことに具は、おにぎりの上に
乗っているだけではなく、ご飯の中にも入っている。
そんなに大きくないのだけど、3つはちょっと多かった。
私のランチには、2つ半ぐらいがちょうど良いな。
温めずに食べたけど、温めたらもっと美味しいだろう。






2022 02 22 22:22


一応、記念(?)に撮っておきました。







2022.2.23

SAVE LIVE MUSIC
ラーメン・どんぶり




年明け早々に注文した、
上原ひろみとブルーノート東京の
コラボレーション「“SAVE LIVE MUSIC”
ラーメンどんぶり」が届いた。



上原ひろみが、コロナ禍の中、
大変な音楽業界(ブルーノート)を
救うために企画したオリジナル・ラーメンどんぶり。
私にとっては、大切な音楽と、
音楽を聴ける大切な場を守るための企画。
立派などんぶりで感激!

龍の顔は、どう見てもひろみ。
龍のカラダは、ピアノの鍵盤です。



裏底には、
「SAVE THEMUSIC Blue ♪ Note TOKYO」



これで、ラーメン食べよう!





2022.2.26

カレーはスポーツだ!#32
ビーフカレー/りゅうげつ(恵比寿)

★★★★☆




先日、3カ月ぶりにランチで訪れた「りゅうげつ」。
前回の印象は忘れていたので、
その日のエントリーを読み直してみると、
今回とほぼ同じ感想であった。

一口目、二口目にすぐ
「旨い」とは感じないのだけど、
食べ進むうちに段々と旨くなってくるのだ。
ビーフカレー、サラダとスープが付いて 1,000円也。

前回も書いたけど、女将さんのたたずまいが
なぜか不思議な安心感をもたらしてくれる。




カレーはスポーツだ!#33
キーマカレー/MAT COFFEE(渋谷/恵比寿)

★★★★☆




MAT COFFEE のキーマカレー。
サラダ・ドリンク付き、目玉焼きが載って
1,000円也。

以前は、ひよこ豆ってそんなにおいしいと
思わなかったけど、最近はなぜか
ひよこ豆の良さが分かってきた。
ひき肉との相性も良いんだな。





2022.2.26

太平洋の奇跡
- フォックスと呼ばれた男 -




2011年に劇場で鑑賞した映画、
『太平洋の奇跡 - フォックスと呼ばれた男 -』を
DVD で鑑賞した。
今回の引っ越しで、引っ越し前に処分しきれなった物
色々を整理中なのだが、その中に本作の
DVD があった。
これは、映画を観たあと、私が父に
プレゼントしたものだが、昨年、父の遺品の中から
見つけて、持って帰ってきたものだった。

父は、昭和5年生まれで、終戦時15歳。
戦争に行きたくても行けなかった世代だ。
本当に戦争に行きたかったのかどうかは
分からないけど、子供の頃、そんな話を
誰かに聞いた覚えがある。
この映画は、ある意味、日本人の矜持を
描いているとも言えるので、父に観せたいと
思ったのだな。

細かいことは忘れてしまっていたので、
自分は、どんな感想を持ったのだろうと、
このひとりごとに書いたエントリーを読んで驚いた。
なんと、この映画を観たのは、
2011年の2月26日。
11年前の今日だったのだ。
なんという偶然だろう。

その日のエントリー。

映画は、日本陸軍の 大場栄 大尉の
実話を基にしている。
サイパンで約200人の民間人を守り抜いた人で
最後まで生き残った兵隊たちの命も救った人だ。
特典映像の出演者たち(竹野内豊、唐沢寿明、
井上真央、阿部サダヲ)のインタビューを
観ると、過酷な撮影であったことが窺える。
が、実際の戦場は、当然、映画の撮影どころでは
なかっただろう。
改めて、戦争は死ななくて良い人が大勢
命を落とす全く馬鹿げた行為だと思った。

「日本人の矜持」と書いたけど、一つ間違うと、
それは人を死に向かわせることもあることも
描いている。


★★★★☆


奇しくも先日、ロシアがウクライナに侵攻した。
すでに民間人が犠牲になったとの報道もある。
ロシア国内で起こった反戦デモの参加者をも
拘束しているという。

プーチン大統領に告ぐ、
その愚行を 今すぐにやめなさい。





2022.2.27

カレーはスポーツだ!#34
黒毛和牛カレー/菜々笑(不動前)

★★★★★


最近、お気に入りの洋食屋さん
「菜々笑(ななえ)」。
メニューを見ると食べてみたいものが
たくさんあるのだが、その中にとても
気になるメニューがあった。
それは「黒毛和牛カレー」。



1,700円と、カレーにしては安くないが、
その値打ちはある。
カレーの上に150〜200グラムぐらい
ありそうな黒毛和牛が
ドッカーン!と乗っかっている。
これが、スプーンでも簡単にほぐれるほどに
トロトロに煮てあって、旨い。
ルーは、さほど辛くないが、もの足りなさはない。
これは、リピ確定。
しかし、ヒレカツカレー(1,400円)も
試したい!







ひとりごと