2012年 4月
感想・ご意見は→
shinya◇shin223.com
メールをくださる方は、上記アドレスの◇を@に変えて送ってください。(スパムメール対策)
2012.4.1
継続の難しさ
この 「ひとりごと」、毎日書きたいが、書くことが思いつかない日や、
酔っ払ってしまい、それどころじゃない日もあって、時々、
お休みしてしまう。
始めて もうすぐ5年になるが、連続更新記録は、
何日だろうか。
実は、ここのところ、1ヶ月 (31日) 連続更新を企んでいて、
2月の7日から28日まで、22日間連続で更新したが、
2月29日、酔っ払って寝てしまい 更新しなかった。
3月1日から再チャレンジするも、17日間連続更新した後、
18日は、体調不良のため更新を断念。
その後も、数日更新をさぼった。
継続するって、難しい。
まあ、1ヶ月あるいは、それ以上連続したとしても、
「だから何だ?」 っていう気もする。
別に何でもない。
ただ、やってみたいだけだ。
達成すると、ただ1ヶ月毎日更新しただけのことで、
それ以上でもそれ以下でもないことも知っているのだが、
ただ、やってみたいだけだ。
「なんで?」 と自分でも思うが、理由はないな。
あえて言うなら、出来てないからか。
2012.4.2
知行合一
「知行合一(ちこうごういつ)」 という言葉に出会った。
「ちぎょうごういつ」 とも読むようだ。
文字通り、「知っていること」 と 「行動」 が、
合致しているという意味だ。
中国の明時代に王陽明という人が、
おこした学問である陽明学の命題のひとつらしい。
一般的には、「知識」 と 「実践」 は、分けて考える。
でも、「知行合一」 は、「知っていて行わないのは、
まだ知らないことである」 という意味だ。
「知らないのと同じだ」 と言っているのではなく、
「知らないのだ」 と言っているのだ。
そこに、「知識」 と 「実践」 の分別はない。
「知っているけど、やっていない」 ということは、
ありえないわけだ。
そう考えると、知らんことばっかりやな。
ここに詳しく書いてあるけど、難しくてよく分からん。
↓
知行合一 (四字熟語図書館)
2012.4.3
お酒の味
小学4年生の時のある日、いとこの兄ちゃんが
遊びに来ていて、食事のとき、私の両親とビールを
飲んでいた。
普段は、お酒に興味のなかった私は、その日、
なぜか 「味見させろ」 と親にせがんだ。
私の父は、そういうことが絶対に許容できない
マジメな人間で、「ダメだ」 の一点ばりだった。
母は、一口飲めば (子供は) 「おいしくない」 と
言うだろうと、「一口ぐらいいいじゃない」 と言うのだが、
父は、一歩も譲らない。
そのうち、かんしゃくを起こした私は、
階段を ドンドン 音を立てながら、怒って2階に上がった。
その態度が、気に入らなかった父は、
私を追いかけてきて、私に馬乗りになり、
往復ビンタをぶちかましてきた。
その時、ビンタで痛いことよりも、あまりの勢いに
息ができず、心の中で 「ビンタしてもいいから、
息させて」 と思ったことをはっきり覚えている。
翌日、ほっぺた全体が内出血で痛かったことも
覚えている。
私の記憶にある父に殴られた唯一の思い出だ。
ちなみに母には、何度も叩かれている。
中学生ぐらいになって、朝、中々起きない私を母は、
手が痛くなるからと、竹の物差しで尻を叩いて、
起こそうとしていた。
でも、寝ぼけている時って、全然痛くないねんな。
これが。
困ったことに。
2012.4.4
(500)日のサマー
平日の夜に 映画 2本立て鑑賞は、久しぶりだ。
観たかったのは、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演の
『(500)日のサマー』。
この映画、2010年1月公開で、公開前から何度も
予告編を観ており、(面白そうだな) とは、思ったものの、
結局、観なかった。
今年に入って観た、ジョゼフ主演の 『50/50』 が、
すごく良かったので、本作も機会があれば観たいと
思っていたのだ。
ストーリーは、恋愛観の違う女性 サマーを
好きになってしまった トムという青年の切ない、
胸が痛い、恋の物語。
途中、アニメを使ったり、ミュージカル仕立てになったりしても、
それらが効果的で、嫌な感じもなく、GOOD。
そして何より、最後のオチがめちゃくちゃ良い!
予想以上に楽しめた、また観たいと思える作品だった。
★★★★★
モテキ
2本目は、日本映画 『モテキ』。
出演は、森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、
真木よう子、リリー・フランキー ら。
31歳の彼女なしの男に、突然 “モテキ” が訪れるが、
思い通りにはならないというお話。
原作は、コミック。
本作も、何度も予告編を観ていたが、全く興味が沸かず、
観たいとは思っていなかったが、2本立てだったので鑑賞。
(子供向けだろう) と勝手に思い、期待もなく観たら、
これがどうして、結構面白かった。
『(500)日のサマー』 同様、男の恋の物語で、
これまた同じく、ミュージカル仕立ての演出もあったが、
残念ながら、こちらはややくどい感じがした。
そういうシーンは、もうちょっと短かくていい。
でも、音楽は結構楽しめた。
挿入歌が、(知らない曲が多かったが) 大江千里の
『格好悪いふられ方』、橘いずみ の 『失格』 、
岡村靖幸 の『カルアミルク』 など、個人的には、
「おおぉぉ〜」 な曲がかかり、面白かった。
ラストがよく分からず、あの終わり方でなかったら、
もっと良かったのに、と思った。
あの終わり方って、ハッピー・エンドなんだろうか?
それさえ分からない。
もし、ハッピー・エンドという意味なら、残念。
ハッピー・エンドじゃなく、そして、希望・未来のあるラストに
して欲しかった。
そうすると、『(500)日のサマー』 と同じになってしまうねんけど。
★★★▲☆
2012.4.5
ROBERTA GAMBARINI
ロバータ・ガンバリーニ のライヴに行ってきた。
@ COTTON CLUB。
ジャズ・ヴォーカルは、そんなにたくさんは知らないのだけれど、
2008年にリリースされた ハンク・ジョーンズ (Pf) との
アルバム 『You Are There』 を たまたま試聴して、購入。
その歌の素晴らしさに、一度は、ナマで聴きたいと思っていたのだ。
今日のメンバーは、
Roberta Gambarini (vo)
Eric Gunnison (p)
Neil Swainson (b)
Willie JonesV (ds)
4日間公演の最終日の 2nd ステージ。
4日間なので、8ステージもあるせいか、観客の入りは、
イマイチ。
40%ぐらいかな。
もったいないな〜。
1曲目、いきなり、無伴奏で歌いだした。
数曲、歌から入ったり、カウントで伴奏と同時に歌い出したり、
ピアノに音をもらったりしないところは、さすが一流。
なんというか、この人の歌には、「joy」 がある。
今朝、通勤中に聴きながら、(カレン・カーペンターに
通じる何かがあるなぁ) なんて思っていたら、
ライヴで、カーペンターズのナンバーを3曲も歌ったので、
ビックリした。
(『 雨の日と月曜日は』 『マスカレード』 『Close to You』)
あとで、Cotton Club のサイトで読んで知ったが、
これは、東日本大震災に心を痛めたロバータが、
日本のファンのために何ができるかを考え、また、
感謝の気持ちを込めて、日本で人気があるカーペンターズの曲を
歌ったとのことだ。
ロバータのことは、CD のジャケットの写真でしか、
見たことがなかったので、実物が出てきたときには、
少し驚いた。(そういえば動画も観たことなかった。)
ちょっと私のイメージとは違い、凄いボディコン、ミニスカートだったのだ。
彼女は、イタリア人。
そのせいか、英語が凄く聞き易く、
珍しく、ほとんど言うてることが分かった。
もとい、「ほとんど」 は言い過ぎや、「大体」。
ロバータは、スキャットが素晴らしいが、
『Estate』 では、ラッパ風のアドリヴも披露。
その 『Estate』 の動画を発見。↓
この曲、ブラジルもんだと思っていたら、
ジョアン・ジルベルトが有名にしたけど、
イタリアのブルーノ・マルティーノという人の曲だった。
The Dizzy Gillespie All-Star Big Band との共演で、
Roy Hargrove と、スキャット合戦。↓
いや〜、素晴らしい。
次回の来日公演も行きたい。
2012.4.7
Charizma
ギターのお話。
Char のファンだということは、ここにも何度か書いたが、
その Char のシグネチャー・モデル “Charizma (カリズマ)” が、
Fender Custom Shop より発売された。(200本限定)
昨年8月、その発売を知り、思わず予約してしまった。
Char の事務所 ZICCA でも、取り扱うことを知り、
普段は、CD なんかをオンラインで買っている、ZIICA に
予約を申し込んだのだ。
申し込んだときは、キャンセル待ち状態だったのだが、
その後、キャンセルが出て、購入権利を得た。
もしかしたら、楽器店で買った方が、値引きが可能だったかも
知れないけど、ZICCA ならではの 「特典」 というのに惹かれた。
その、半年以上前に予約した “Charizma” が、
今朝、ついに届いた。
美しいでしょ。
他には ない色だ。
それもそのはず、「銀煤竹 (ぎんすすだけ)」 という、
日本の伝統色らしい。
Char は本名が、竹中 なので、「竹」 なのだな。
このギターの特徴として、3フレットと5フレットの
ポジションマークが、ドットではなく、「C」 になっている。
これは、「Char」 の 「C」 であると同時に、
そこを押さえると 「C」 の音 (ド) が鳴るというわけだ。
まだ、小さいアンプでしか音を出してないけど、いいよ〜。
ずっと、(良いストラトが1本欲しい) と思っていたので、
とっても満足。
スペシャル特典は、2つあって、
1つは、ZICCA 特製のギター・ケース (ギグ・バッグ)。
そして、もう1つ、DVD がついてきたのだが、
これが凄い。
私のためだけに撮影されたものなのだ。
まず、Char が私の買ったその “Charizma” を弾き、
昨年9月に送ったアンケートの私の回答を読みながら、
色々話すという、思いも寄らぬ特典だったのだ!
約10分くらいかな、いやぁ、これは凄いよ。
でも、公開はできないんだな。
そのあと、Char が、カリフォルニアの Fender へ、
行ったときのドキュメンタリーが約10分。
もちろん、未公開映像だ。
これが、結構、感動的。
ああ、やっぱり、ZICCA で買って良かった。
ギターもDVDも 家宝にしよう。
ところで、あのアンケート、担当者がギター調整の参考に
するだけと思ってた。
いい加減に書いたわけじゃないけど、Char が直接読んで、
こんな風に使うと分かっていたら、もっと色々書いたのになぁ。
2012.4.9
漢字テスト
友人の息子2人に週に1〜2回、
算数や国語を教えているのだが、
お兄ちゃんが この4月から中学生になった。
弟は 6年生だ。
弟の方は、昨年の4月5日に始めたので、もう1年が過ぎた。
早いなぁ。
お兄ちゃんの方は、12月からなので、4ヶ月。
勉強嫌いだった私が、子供に勉強を教えているというのが、
不思議だ。
10年ぐらい前、不登校の中学生のフリースクールの
仕事をしたことがあって、その頃に、少しだけ数学や理科を
子供に教えたことがあるものの、教えることに関しては、
特にトレーニングを受けたわけでもない。
素人だ。
なので、今も手探り状態で進行中だ。
先週は、弟君に漢字のテストをした。
私が、漢字ドリルを見ながら問題を出し、
彼がその漢字を書く。
分からない字は、ヒントを出す。
そのドリルは、5〜6年生用だったので、
彼はまだ習っていない字も載っているわけだが、
そのことに気付いていなかった私は、どんどん
先へ進んで問題を出していた。
「じゅうどう」
「あ〜、その字、いつも書けないんだ、変な字だよね」
「じゅうは、柔らかいっていう字」
そんな風にヒントを出すと たいていは書けるのに、
「この字は、覚えられないんだ」 という。
私が書いてみせると、初めて見る字を書くように
何度か書いた。
そして、
「何ページ?」 と訊いてきた。
私が、「柔道」 という字が載っているページを見せると、
「まだ、そこ、習ってないよ〜。
『いつも書けない』 って、俺、何言ってんだ」
と、自分に突っ込んでた。
爆笑。
2012.4.10
CHICKENSHACK
先日、そのリユニオン・ツアーに行ってきた、
チキンシャック。
ギターの山岸さんは好きだが、チキンシャック自体は、
あんまり聴いていなかった、と書いた。
ライヴが良かったので、改めてチキンシャックを聴き返すため、
CD を探してみると、その全てが廃盤になっており、
中古盤で高いものでは、アマゾンで1万円を超えている。
レンタルで数枚探し出し、聴いてみると、ええではないか。
山岸さんのギターが好きなのに、どうして今まで、
チキンシャックをそんなに真剣に聴かなかったのか。
1980年代から90年代前半というと、ギター的には、
音楽があまり面白くなかった時代なのだ。
で、どちらかというと、チキンシャックは、その面白くない時代の
影響を受けているという風に、なぜか感じていたのだな。
具体的には、「打ち込み」 ということが挙げられる。
「打ち込み」 とは、ナマのドラムではなく、ドラム・マシーンに
文字通りドラム・パターンを打ち込んで鳴らし、
それと一緒に他の楽器奏者が演奏しているのだ。
私の持論では、1984年に日本の歌謡曲が
急激につまらなくなったのは、この打ち込みのためである。
打ち込みを使えば、人間のドラマーを雇う必要がなく、
安い予算で音楽が作れる。
と、同時にその頃のクリエイターは、その打ち込みが
(たぶん) 面白かったんだろう。
新しい道具は、何でも使いたくなるのが人情だ。
チキンシャックの演奏全てが 打ち込みなのではないが、
時代的に、なんとなく、そういう印象を受けていたんだな。
それと、演奏が大人しいという印象も。
で、その頃、山岸さんは、David T Walker らと、
BAND OF PLEASURE という別のバンドを始めており、
(1st アルバムが、1992年発売) 私は、もっぱら、
そっちを聴いておったわけだ。
今、チキンシャックを聴いてみると、BAND OF PLEASURE と
近い部分もある。
それもそのはず。
ギターの山岸さんだけでなく、キーボードの続木さんも
両方に属していた。
別々のバンドに2人も同じ人がいれば、似ている部分があって当然。
でも、その BAND OF PLEASURE は、超アナログで、
打ち込みとは程遠い平和なブルース、R&B を
やっとったわけです。
ちょっと、横道にそれたが、チキンシャック、
改めて聴いてみると、多少その時代のニオイはするものの
これが良いのだ。
ああ、やっぱり、山岸さんは素晴らしい。
初めて告白するが、(そんな大そうなことではない)
ライヴを観に行って、日本人のギター・ソロで初めて
泣いたのが、この山岸さんなのだ。
先日のエントリーでも書いた、今は亡きマービン・ベイカーとの
ライヴ、大阪バーボン・ハウスでの、ソロ名義のライヴで
何の曲だったかは忘れたが、彼の黒人音楽へ対する
あこがれとリスペクトが胸に刺さり、そのギター・ソロは、
涙なくしては聴けない演奏だった。
そういうわけで、彼がニューオリンズへ移住したと知った時は、
(ついにやりましたか) という祝福の気持ちと、
遠い人 (元々近い人ではないけど) になってしまったような、
寂しさも感じたものだ。
昔、ヤマハの人に頼んでもらってきた、
山岸さんのサインが、実家にあるはず。
今度、探してみよう。
そういえば、以前に Podcast で 石やん (石田長生) の
番組を聴いていたら、山岸さんの話題に触れ、
(石やんと山岸さんは、同じバンドでも活動した同志)
山岸さんのお母さんが、国語の先生で、
生徒に 「ジミヘンを聴きなさい」 と言っていたと
言うてたけど、ホンマやろか。
Youtube で、山岸さんとチャーのセッションを発見した。
チャーは、件のギター “Charizma (カリズマ)” を
弾いており、冒頭、山岸さんに、「ええやろ」 と自慢します。
(山岸さんは、それには答えませんが。)
それにしても、2人とも上手い、美味い、巧い、旨い。
2012.4.14
山岸潤史
先日、「Char meets 山岸潤史」 の動画を紹介したが、
Youtube を色々観ていると 「ギター物語」 なる動画を発見。
どうも、BS の番組を Youtube にアップしたようなのだが、
私は、テレビをあんまり真剣にチェックしていない上、
我が家では、BS を観られる環境さえ整えてないので、
こういう番組があることさえ知らなかった。
Youtube って、ありがたいなぁ。
さて、その 「ギター物語」。
ギターその物ではなくて、ギタリストに焦点を当てた番組で、
色んなギタリストが、ギターを弾きつつ音楽について語る、
という番組のようだ。
その 「ギター物語」 に、山岸さんが出演したようで、
観てみると、昨年12月にアップされており、収録されたのも
最近のようだ。
全部で30分以上あったので、読者の皆さんは、
よほど音楽・ギターに興味のある方しか観ないと思うが、
一応、あとで貼り付けておく。
で、私は結構ファンなので、山岸さんの経歴などは、
割と、知っていたけど、ご本人が語る話の中には、
全く初めて知る話もあって、非常に興味深かった。
特に、彼がウエストロード・ブルース・バンドで、1972年に
BBキングの大阪公演の前座をしたときのこと、
お婆ちゃんが、観に来ていて、BBのことをこう言ったそうな。
「潤 (山岸さんのことね)、この人 (BBキング) は、凄い。
めちゃくちゃでかい。あんた、やるんやったら、この人の
ようになりなさい。(あんたとは) 全然違うわ。」
ちなみにおばあちゃんは、寺内タケシが好きだったけど、
ブルースのことは よく知らなかったらしい。
私が、感動したのは、そんなこと言うお婆ちゃんがいたこと。
そして、山岸さんは、後 (1990年) に BBキングと
共演する機会を得る。
そこで彼は、世界で誰もやったことのないことをやろうと、
BBに デュオ (2人だけでステージで演奏) を申し出る。
BB は、「そんなのやったことないから、途中から、
バンドを入れたらどうか?」 と言ったそうだ。
そこで、山岸さんは、
「いや、2人だけでやりたい」 と。
「ほな、やってみよか」 と、BB と2人でリハをしたら、
BB が 「Let’s Do It」 と言い、実現した。
彼は、BB だけでなく、デヴィッド・T・ウォーカー、
ジェームズ・ギャドソン、ボビー・ウーマック、シュギー・オーティス、
と共演を重ね、ついにニューオリンズへ渡る。
ニューオリンズでは、パパ・グロウズ・ファンク と
ワイルド・マグノリアス に参加している。
昨年は、ジョー・サンプル、レイ・パーカー・Jr らと来日。
彼の夢をかなえたのは、その音楽への真摯な姿勢と、
ピュアな心に違いない。
2012.4.15
アーティスト
アカデミー賞を5部門受賞した話題の映画
『アーティスト』 を観てきた。
白黒&サイレント、というのが注目の訳だが、
ハリウッドが舞台なのにフランス映画というのも面白い。
サイレントなので、セリフはなし。
時々、字幕でセリフが出るが、実際に登場人物が
しゃべっているであろうセリフの10分の1ぐらいじゃないかな。
観ながら、(こんなに言葉がなくても通じるのか) と、
ちょっと驚いた。
1920年代、映画がサイレントからトーキーに移り変わる時、
スターになっていく新人女優と落ちぶれていくスターの物語。
もし、このストーリーを普通にトーキーで作っていたら、
特に注目されるような作品ではなかったかも知れない。
白黒&サイレントで製作したのは、大成功だ。
現代人にとっては新鮮だし。
脇役の犬が素晴らしかった。
助演賞あげたいぐらい。
★★★★☆
2012.4.16
私は正しい・・・のか?
昨年は、(不動産の仕事で) 人生初の裁判を経験した。
と言っても、刑事事件でなく、家賃を滞納したテナントを
訴えた、かわいらしい (?) 裁判だ。
今、また、弁護士と準備を進めていることがある。
今度は、家賃の滞納ではなく、もうちょっとややこしい。
訴えるかどうかは、通知を出してからの相手の出方しだいだが、
弁護士と話していて、発見したことがある。
私は、「自分の言い分が正しく、相手が間違っている」 という
ことに がんじがらめだ ということだ。
弁護士に何度か、
「そうです。そうです。全くおっしゃる通りです。
でも、相手は、こう言いますよ」 と、予想される反論を
言われた。
言われたとたん、私は返す言葉を失ってしまう反論だ。
なぜなら、私にすればその反論は、めちゃくちゃだからだ。
「そんなこと言うの?めちゃくちゃやん!
話にならんやん!」 と思うようなことだ。
しかし、その相手が 言いそうなことなのだ。
私の言い分は、私の尺度と標準の中で、
「いかに私の言っていることが真っ当で、そして、
あなたの言っていることが、非常識で間違っているか」 を
主張している。
そして、それは、(信じられないけど) 相手も全く同じなのだ。
相手も、「自分が正しい、お前は間違っている」 と
思っているのだ。
そして、お互いの尺度と標準が違っており、
そこに利害もからんでくると、これはもう、どうしても、
お互いの考えが、折り合うはずがない。
だから、第三者 (裁判) にジャッジを仰ぐことになるのだけれど。
割と冷静に考え、客観的にも観ているつもりでいたが、
自分がこんなにも 「自分が正しい」 に縛られていることを
発見して、ビックリ。
それだけでも、大きな収穫だった。
って、これから始まるのだけれど。
そして、やるからには、少しでもこちらの主張を通すべく、
作戦を練らねば。
正しいか、間違っているかではなくね。
2012.4.17
さぬきうどん
昨年は、今までの人生で一番たくさん うどんを食べた。
それまでは、そんなにおいしいと思ったことのないうどんが、
実はおいしいものを食べていなかっただけだと気付いたのだ。
五反田駅前の立ち食いのさぬきうどん屋 「おにやんま」 の
うどんがおいしくて、何度も通ったのだが、実は冬の間は、
ほとんど食べなかった。
というのも、冷たいぶっかけうどんがおいしくて、
何度もリピートしたのだが、温かいうどんはそれほどでも
なかったからだ。
けっして、おいしくないわけではないが、ねこ舌の上に
熱いうどんを食べると鼻水まみれになる私は、
寒い間、ちょっとうどんから遠ざかっていた。
しかし、ようやく冷たいうどんがおいしく食べられる季節が
やってきた!
この10日ほどは、「おにやんま」 へも行きだした。
今日は、大崎にある、さぬきうどんの 「丸亀製麺」 で
昼食をとった。
以前から、あるのは知っていたが、入るのは初めて。
11:40頃だったが、すでに10人ほど並んでいた。
と言っても、座れないから並んでいるのではなく、
注文をするために並んでいるのだ。
ここは、うまくできていて、まず、うどんを注文し、
トレイに載せてレジまで進むのだが、それまでに、
天ぷらが並んでいて、セルフ・サービスで取るように
なっている。
私は、肉ごぼうぶっかけうどん (冷) を注文した。
当初、天ぷらを食べる気はなかったのだが、
並んでいて、揚げたての天ぷらを見ていると
知らず知らずのうちに手が伸びてたわ。
おまけに、「イカ天、揚げたてで〜す!」 なんて、
音声でも攻めてくるねんもん。
で、うどんの味だが、これがうまかった!
食べ終わって店を出ると、12:05ぐらいかな。
数えると、40人近くの行列が出来ていた。
やっぱり、うまい店は人気があるのだな。
2012.4.18
ハルトラ
東京駅八重洲南口からすぐの Bar “got music?” へ、
ハルトラのライヴを観に行ってきた。
ハルトラのライヴは昨年の2月以来だから、
ちょっと久しぶりな感じ。
“got music?” は、初めて行った店だが、ゆっくり音楽を
聴くという雰囲気ではなく、仕事帰りのサラリーマンで
にぎわっている、活気のある店だった。
東京駅の駅前やもんな。
バーテンダーが全員女性で、ええ感じ。
昨年は、陽香ちゃん (ハルトラのヴォーカリスト) と、
年末のイベントで共演したが、山ちゃん (ハルトラのギタリスト) との
ギターデュオをやらなかったので、今年はやろうと思う。
って、もう今年も 3分の1 終わったようなもんやから、
はよせな、今年が終わってしまうな。
このデュオも始めて、5年になる。
早いもんや。
あっという間に じじい になりそう。
2012.4.19
春やなぁ。
歩いていて、たまたま見つけた花壇。
↓
クリック!
2012.4.20
名詞と動詞
久しぶりの英語ネタ。
英会話の勉強は、進んでない。
完全に止まっているのだけれど、毎日 (平日のみ)、
Eメールで短いセンテンスを解説付きで送ってくれる無料の
サービスがあって、それは 読んでいる。
先日のは、興味深かった。
「今、話題になっています」 を英語で何と言う?
難しいよな。
まず、「話題」 って英語で何や?
「topic」 か?
でも、英語ではそんな名詞は使わない。
「今、話題になっています」 は、
「Everyone is talking about it.」 だと。
なんと簡単。
そして、言われるとなるほどなと思う。
英語では、いかに簡単な単語で表現するか。
この辺にセンスが要るんやと思う。
そのヒントは、動詞だ。
英語は、動詞を基本とする言語だそうだ。
例えば、英語では、 「imagine (動詞)」 が基本で、
名詞にすると、「imagination」 になり、長くなる。
一方、日本語では、「想像 (名詞)」 が基本で、
動詞にすると、「想像する」 と長くなる。
つまり、日本語では名詞でも、英語では動詞を
使った方が簡単に言えることが多いというのだ。
なるほどね〜。
2012.4.21
Black & White / ブラック & ホワイト
東京では、昨日公開の映画、
『Black & White / ブラック & ホワイト』 を観てきた。
アクション・ラブ・コメディ ってやつで、
結構、面白くて笑った。
CIA のコンビ2人が、ひとりの女性を取り合うという
設定だが、そのために職権を乱用し、衛星カメラや、
ハイテク機器を使うという、現実にはありえない話。
98分とやや短めで、退屈することもなく、テンポも
良かったし、娯楽作品としては、かなり楽しめたのだが、
ただ一点、ヒロインが可愛くない。
あのヒロインがもっと美人か可愛いかったら、
もっと良かったのにな。
そのヒロイン役、リース・ウィザースプーンは、
アメリカでは人気があるようだが、日本ではあまり
人気がないようだ。
日本人男性の好みではない、ということか。
一方、その女を取り合う男2人は、2人とも良かっただけに、
あの彼女になんで、そんなに惚れてしまったのかが、
分かりにくいのが残念。
でも、まあ、何も考えず楽しめるので良いよ。
原題は、『THIS MEANS WAR』。
映画を観ると、なるほどねってタイトルだが、
邦題の 『Black & White / ブラック & ホワイト』 は、
「白黒つける」 ってことなんやろか?
なんで、英語と日本語両方ならべてるんやろな。
『ブラック & ホワイト』 という、別の映画があるからかな?
なんとなく、邦題がイマイチ。
★★★★☆
2012.4.22
財産状況報告集会
数日前、(不動産の仕事で) 裁判所へ 行ってきた。
財産状況報告集会 というのに出席するためだ。
昨年、家賃を滞納したので、出て行ってもらった、
飲食店 (会社) が破産したので、その財産状況の報告会だ。
その会社は、数店舗経営していたのだが、
全店舗を閉めたようだった。
報告を簡単にまとめると、その会社の債務が約7000万円、
そして、残っていた現金が約220万円。
7000万円の借金を抱えて つぶれたようなものだ。
こういう場合、その220万円を債権者に配当するようなのだが、
残念ながら、私の会社は一銭も取り返せない。
というのは、まず、配当が優先される債権があるのだ。
それは、公租公課 (税金) と、労働債権 (給料)。
その 公租公課 と 労働債権 にも 財団債権 と
優先的破産債権 という2種類があり、
財団債権 の方が優先順位が高い。
私の会社の持つ債権は、一般破産債権 と言われるもの。
金額は控えるが、けして、安い金額ではない。
破産者とは、昨年の賃貸借契約 解約後、1年間での
分割支払いを約束していた。
無理のないよう、分割での支払約束にしたのだ。
11月末、1回目の約束の振込みがないので、
電話かけたがつながらない。
なんとなくイヤな予感がしていたら、その後、
「破産手続き開始通知書」 なるものが
裁判所から送られてきたのだ。
あれだけ、「必ず払います」 と言っていたのに。
まあ、その時点では、破産する気はなかったんやろうけど、
そういう言葉は信用でけへんっちゅうこっちゃ。
前述した220万円は、破産管財人の報酬などを
差し引くと100万円ほどしか残らない。
その100万円を まず優先順位の高い、財団債権に
配当するのだが、それだけでも、650万円ほどあり、
全く話にならない。
まあ、お金があれば破産などしていないだろうから、
こういう状況は、この場合当たり前なのだろう。
この会には債権者、十数人 (実際の債権は61件) が
出席していたが、中に見覚えのある男性がいた。
そのお店で働いていた中国人従業員だった。
その場にいるってことは、お給料を もらってないってことだ。
労働債権は、国から幾分かは保障されるようだが、
給料も払っていなかったのなら、あの時、悪人呼ばわりされても
契約解除して正解だった。
情けを出して、(もう少し様子を見よう) なんてやっていたら、
こっちの損害がもっと大きくなっていただろう。
2012.4.23
エンディングノート
昨日、昨年10月に公開され、ずっと気になっていた映画、
『エンディングノート』 を大森の映画館まで行って
やっと観てきた。
エンディングノートというのは、ラフな遺書のようなもので、
自分の思いや希望を家族などに伝えるためのノートのことだ。
本作は、『誰も知らない』 や 『歩いても 歩いても』 などの
監督、是枝裕和の助監督を 務めたことのある砂田麻美監督が、
末期癌を宣告された自分の父親と家族を撮り続けた
ドキュメンタリー作品。
是枝監督は、本作のプロデューサーだ。
この数年、「死」 について考えることが多くなった私は、
どうしても観ておきたくて、妻を誘って観に行って来た。
主人公の 砂田知昭 さんは、67歳で退職後、
第二の人生を歩み始めたとたんの癌の宣告だった。
毎年、検診を受けていたらしいが、そんなの関係なく、
いきなり 「ステージ4」 だ。
ちょうど今読んでいる本が、「死ぬなら癌で死ぬのが良い」
というような内容の本なので、そこに書かれていることとも
照らし合わしながらの鑑賞となった。
亡くなった砂田さんは、幸せな人だったと思う。
癌告知から半年、69歳での幕引きは、
ちょっと早すぎて無念でもあっただろうが、
家族にめぐまれ、愛に包まれての最期だった。
抗がん剤も使ったようなので、本当は苦しんだのかも知れないが、
映画の中には、そのようなシーンはなく、衰弱してきても
ユーモアのある、前向きな砂田さんがいた。
作品中には、砂田さんが癌になるよりも何年も前の
映像もある。
ある日の朝食の姿だったり、定年退職の日のパーティ
だったり。
それらを監督 (娘さん) はずっと撮り続けてきたのだ。
きっと、お父さんのことが大好きだったんだろうな。
ご本人は、そんなに早く逝くとは思っていなかったようだが、
家族の中で、葬式のことや死ぬことについて、
淡々と話し合われるシーンもある。
いや、実際は、「淡々と」 ではなかっただろう。
癌宣告後、大きなショックが家族を襲ったであろう。
それを乗り越えてのあれらのシーンであったに違いない。
だが、癌の宣告を受けずとも私たちは、いつも死と
向き合っている必要があると思う。
それが、「どう生きるか」 につながっているのだ。
「死」 は遠い未来のことではなく、
いつも隣り合わせにいることを 忘れてはならないと思う。
「この数年、『死』 について考えることが多くなった」 と
前述したが、正確には、「死ぬまで どう生きるか」、
また、「家族の死、自分の死とどう向き合うか」 を考えている。
「考えている」 というと、何か考えがあるようだが、
実際は、「どうしよう・・・」 と思っているだけに近いねんけど。
★★★★▲
エンディングノート 公式サイト
こんなん見つけました。
↓
エンディングノート印刷できます。
2012.4.24
必読書
これは、全国民 必読ですな。
中村 仁一著 『大往生したけりゃ医療とかかわるな』
アマゾンのサイトには、たくさんのレビューが寄せられている。
一部、否定的な意見もあるが、これらのレビューを読めば、
この本を読んだ方が良いのも分かるだろう。
著者は、医師で、点滴注射も酸素吸入もいっさいしない
数百例の 「自然死」 を見届けてきた。
だから内容にも説得力あり。
何よりも、癌は痛くないって知らなかった。
癌で苦しむんじゃなくて、治療で苦しむみたい。
自分の死に際、鼻や身体にチューブをつながれて、
スパゲティ状態で死にたくない人、人間らしく死にたい人は、
本書を読んで、自分がどんな風に死にたいか、考えよう。
先日観た映画 『エンディングノート』 に、主人公の
「私は、うまく死ねるだろうか」 という言葉があった。
年老いてからの癌なら、凄く上手に死ねるようだ。
ただし、治療をしなければね。
やはりここでも最終的に語られるのは、(死ぬまで)
「どう生きるか」って話なんだ。
素晴らしい内容だったが、ただ一点、本書の内容に
同意できなかったのは、
「食事は薬だと思って、食欲がなくても食べる」 というところ。
これには、同意できないな。
断食派 (?) の私としては。
でも、それ以外は、面白いし、考えさせられるし、
勉強になるし、大変お薦めです。
★★★★★
2012.4.25
普通?
昨日、何の話だったか、私は妻に
「どうせ覚えてないんやろ」 と言った。
妻の回答は、
「私のこと普通だと思わないで」
だった。
読者の皆さんに意味が通じるだろうか。
つまり、私が言ったことを覚えてないことに対して、
彼女は、「自分は普通じゃないので覚えてないよ」 と
言いたかったわけだ。
念のために言っておくが、出会ってからこの14年間、
私は妻のことを「普通」 だと思ったことは、一度もない。
まあ、「普通」 の定義は難しいが、「一般的」、
「大多数」 ということにしておこう。
ちなみに、私が一緒に仕事をしている K さんも、
かなり “レア” な人で、とてもじゃないが 普通とは言いがたい。
私は、家に帰れば 妻、会社に行けば K さんと
毎日、普通じゃない人と係わっていることが、
普通になってしまい、だんだん、自分も普通じゃ
ないことが 普通になってきたような気がする・・・。
それって、普通?
2012.4.27
パラレルワールド・ラブストーリー
東野圭吾 著
『パラレルワールド・ラブストーリー』。
文庫本の帯には、
アイディアが生まれたのは20代。
小説にしたのは30代。
そして今ではもう書けない
―― 東野圭吾
とある。
まあ、よくこんなストーリーを思いつくもんだ。
途中まで、一体何がなんだか分からない。
同じ登場人物で、別の2つの話が進んでいく。
タイトルから、パラレルワールドの話かと思って読んでいくと、
実は・・・・って感じ。
サスペンスらしく、ハラハラドキドキもあり、
「ラブストーリー」 とあるように恋愛の苦しさもあり、
最後には、なぜか分からんけど、じ〜んとくるものあり、
面白かった。
冒頭に書いた、著者の帯の言葉、
「今ではもう書けない」 は、どういう意味だろう。
著者は、今、50代だ。
この恋愛のタッチは、若いときにしか書けない、
という意味だろうか。
「自分なんていない。あるのは、自分がいたという記憶だけ」
というセリフがある。
その記憶が、本当だと 思っているだけ。信じているだけ。
でも、考えてみると、本当かどうかなんて、確かめようがないねんな。
えっ?人に訊けば分かるって?
その人の言ってることも、本当のことかどうか分からへんで。
★★★★☆
2012.4.28
PABLO CRUISE
先日、チキンシャックのライヴで、ギタリストの山岸さんが、
「音楽はタイムマシンや。その音楽を聴いたら、
その時代に戻れる」 と言っていた。
若い頃、特に 18〜20歳の頃、聴いていた音楽というのは、
特別な想いがあるものが多い。
ちょうどその頃、サーフロックなるものが、流行っていた。
カラパナ、パブロ・クルーズがその代表だが、
ジャクソン・ブラウン、イーグルス、ドゥービー・ブラザーズなど、
ウエストコースト・ロックも サーファー達は好んで聴いていた。
私も、いっちょ前にサーフボード (中古) を買い、
和歌山や伊勢の海へ、友達と サーフィンしに出かけた。
全部で、10回も行ったかな、という程度なので、
サーファーだったとは、ちょっと言いにくい。
今、考えるとぞっとするが、台風の来ている海に入ったりした。
恐ろしいのは、「私は、大して泳げない」 ということだ。
当時でも、25メートルがやっとじゃないだろうか。
水泳だけではなく、運動は全般的に得意ではない。
なので、基本的に足がつくところでやっていた。(なんやそれ)
サーフィンしていたとは、恥ずかしくて言えない。
ほとんど 波にもまれて、「はぁ、はぁ」 言うてただけだ。
そんなことは、さておき、今日の話題は、
「パブロ・クルーズ」 というバンド。
10年ぐらい前かな、彼らの 『パート・オブ・ザ・ゲーム』 という
CD を見つけ、購入した。
これは、サーファー時代 (?)、レコードを友人に借りて、
カセットテープに入れ、よく聴いたものだ。
その2曲目 『I Want You Tonight』 は、ギターもカッコよくて、
コピーもした。
当時、ディスコでもかかっていたなぁ。
で、もう1つ 「カラパナ」 というハワイのバンドも聴いたもんだ。
ずっと曲名が分からず、探していた曲があったのだが、
私は、その曲を 「カラパナ」 の曲だと思っていた。
2〜3年前、カラパナの CD でジャケットに見覚えのあるものを
3〜4枚借りてみたが、目当ての曲は収録されておらず、
そのままになっていた。
その曲は、インスト (歌なし) なのだが、ドラマチックで
カッコええ曲だった。
それが、「カラパナ」 ではなく、「パブロ・クルーズ」 の
曲だったと、今日、分かった。
どこかで勘違いしてしまったようだ。
よく考えてみると、その曲の熱さは、「パブロ・クルーズ」 なんだな。
なぜなら、同じサーフ・ロックでも 「カラパナ」 は、さわやかで、
「パブロ・クルーズ」 は、どっちかというと、熱い、暑い音楽なのだ。
分かったきっかけは、「パブロ・クルーズ」 が再結成しており、
8月に来日するという情報。
(へぇ〜、懐かしいな〜) と、そのサイトを見てみると、
動画が貼り付けてあり、聴いてみると、
その私が探していた曲だったというわけ。
うれしいな〜。
8月の公演も観に行こ!
これが、その曲 『Zero to Sixty in Five』 。
最近のライブのよう。めちゃカッコええ!
↓
2012.4.29
Beef Jarkies あらため・・・
昨日のライヴ・レポート。
石川早苗 (vo)、小林鈴幹 (尺八など) & 馬場孝喜 (gt)。
ライヴ @ bar dAZE。
「Beef Jarkies」 というバンド名だったが、
名前を変えたようだ。
「サニー&なんとか」 と言うてたが、忘れてしもた。
石川&馬場のライヴを観るのは、これで5回目。
デュオが2回、ギターがもう一人 (松尾由堂) 加わったトリオが1回、
そして、昨日の3人組が、2回目。
前回観たのが、一昨年の11月と約1年半前だったが、
この1年半の間にも彼らは3人で、定期的に活動していたようで、
その進化ぶりに、ぶっ飛んだ。
まず、小林さんが、前回は、尺八とピアニカだけだった (と思う) が、
それら以外に、ギター、ループを使ってのヴォイス・パーカッション、
コーラスとめちゃ芸達者。
そして、馬場さんも、ループは使うわ、オクターバー踏んで、
ベースをやるわ、コーラスもするわで、とでも3人とは、
思えない演奏だった。
2部だけ観たのだが、1曲目の 『ムーン・リバー』 は、
幻想的で素晴らしかった。
それにオリジナル曲も着実に増えているよう。
馬場さんの今日のギターは、Archtop Tribute の175の
シンライン・タイプ。
最近は、これを使っているそうで、以前メインだった
Gibson ES−175 は、あまり弾いていないとのこと。
(Archtop Tribute は、渋谷の楽器店のオリジナル・ブランドで、
フルアコ、セミアコを専門に作っている。)
いや〜、ええライヴやった。
また、観に行こ。
2012.4.30
昨日は、一昨日 (土曜日) に公開されたばかりの邦画
2本を鑑賞してきた。
HOME 愛しの座敷わらし
水谷豊主演のファミリードラマ。
意外なことに、水谷豊の映画を観るのは初めてだった。
夕方、4時台の上映を観たのだが、
同じ時間帯の 『テルマエ・ロマエ』 が満席で
売り切れだったのに比べ、本作は ガラガラだった。
なんでやろ?
ストーリーは、お父さん (水谷豊) の転勤で、
東京から岩手に引っ越した家族の再生の物語。
その再生に、引越し先の古民家にいる 座敷わらしが
からんでいるのだが、家族の再生というほど、
この家族は壊れていない。
多少、チグハグやギクシャクはあるものの決定的には、
壊れていない。
ファンタジーとしては、いいけど、ちょっとゆるゆるな感じ。
現実は、そんな甘いもんやないもんな。
でも、ちょっとうるっとくるシーンもあるし、
岩手の農村の景色は、美しく、行ってみたいと思わされる。
田舎暮らしもいいよね。
本作のテーマは、「家族が一緒にいられる時間は、あと少し」
というセリフに象徴されていると思った。
★★★★☆
テルマエ・ロマエ
実は、こちらを先に観ようと思って映画館へ行ったのだが、
30分前だったにも関わらず、満席で売り切れだったのは、
前述した通り。
で、チケットだけ購入し、夕食後に鑑賞したが、
その回も ほとんど満席だった。
凄い人気やね。
まあ、予告編とかCM 観ると面白そうやもんな。
原作は、コミックで マンガ大賞2010と、
手塚治虫文化賞短編賞というのを受賞したらしい。
私は、原作は読んでいないが、映画は、まあまあ面白かった。
(めちゃくちゃ面白そう) と期待していたので、
期待していたほどではなかったけどね。
主演は、阿部寛、上戸彩。
古代ローマ人の浴場設計技師 (阿部寛) が、
タイムスリップして、日本の銭湯やら、家の風呂やらに出現。
そこで、見た風呂のしくみを古代ローマで、
再現し、浴場設計技師として成功していく。
古代ローマのシーンでは、日本語を話しているのに、
現代日本のシーンになると、ラテン語を話し、
言葉が通じないということもちゃんと描いている。
まあ、荒唐無稽な物語なのだが、コメディとしては良い。
濃い顔の俳優、阿部寛、北村一輝、市村正親らが、
ローマ人を演じ、上戸彩、笹野高史らが “平たい顔族”、
つまり現代日本人。
上戸彩、良かったなぁ。
残念ながら、後半ちょっと、失速したかな。
★★★★☆