福岡マラソン 2025
2025.4.15
そろそろ 練習 再開
昨年11月にフルマラソンを走ってからも
週一ぐらいでジョギングを続けていたのだが、
冬場は、寒くてやめてしまっていた。
ジョギングの最後は12月11日。
その日のメモには
「気温は10℃を切っていたようだ。
風も強くて寒くて、走っていると鼻水も出るし、
1周でやめた」とある。
「1周でやめた」というのは、練習用のコースを
決めていて、2周走るつもりでいたのに
寒くて断念したということなんだ。
そのコースは1周が4,360メートル。
それからも、例えば青山や品川あたりから
4~5キロぐらい歩いて帰ることは、
月に数回あったけど、しっかり「歩く」「走る」という
意識で練習としてはやっていなかった。
ようやく再開する気になったので、
先日からボチボチと始めた。
11月のマラソン全体でみると、1キロあたり
9分35秒で走ったことになるのだが、
12月の練習では、4,360メートルの1周目なら
8分30秒台で走れるようになっていた。
もちろん、距離が延びればそこからどんどん
ペースは落ちるのだけど、昨年の夏、
ジョギングを始めた時のことを思うと
これは自分的には凄いことなんだ。
めちゃくちゃ遅いけど。
今日は、そのコースを1周走ったが、
いきなり張り切ったら、故障の元なので
かなりゆっくり目にジョギングしたら、
1キロ10分を超えるスローペースだった。
(歩いているのと変わりません)
これから徐々に戻していきたいと思う。
昨日は、クラプトンのコンサートの後、
武道館から歩いて帰った。
距離にして約10キロ。
5キロぐらいなら全く疲れないのだけど、
昨日は驚くほど疲れた。
100キロウォークの練習をしていた時には、
10キロなんて全く疲れなかったのに、
やはり続けていないと体力は見事に落ちるんだな。
知ってはいるけど、改めて痛感。
ジョギングでもウォーキングでも
どちらでもいいから、その日の気分で
練習と意識してやろうと思う。
2025.5.6
アルトラ 買いました
当たり前のことだが、歩いたり走ったりするのに、
靴はとても重要なツール。
しかし、スピードや快適さを追い求めるあまりに
現代の靴は、本来の人間の足が持っている力を
奪ってしまっている。
『歩く マジで人生が変わる習慣』 (池田光史著) を
読んでそんな風に感じた。
その本で、知ったアルトラ(ALTRA)という
アメリカのシューズ・メーカーがある。
昨年のフルマラソン用に買ったアシックスの
シューズは、ちょっとクッションが良すぎるような
気がしていたのだが、その本を読んで、
俄然 アルトラのシューズに興味が湧いた。
銀座に世界初となるアルトラのフラッグシップ
ストアが、この2月にオープンしていたので、
GW中の一昨日に行ってきた。
ショップに到着したのは、午後3時ごろだったと
思うが、入店の人数を制限しており、外に
5~6人が並んでいた。
20~30分ぐらい待っただろうか、
ようやく店内に入れたが、それからもスタッフが
先に来ている客の対応が終わるまで、しばらく待った。
マラソンの初心者であることを伝え、
スタッフの説明を聞いてから、試着してみた。
アルトラの靴は、「ゼロドロップ」といって、
かかととつま先の高低差がないものがある。
それが理想なのだけど、かかとが高い靴に
慣れている者がいきなりゼロドロップの靴で
走ると足を傷めることがあるので、徐々に
慣らしていった方が良いらしい。
そういう初心者向けの靴があるんだ。
4ミリかかとが高い「EXPERIENCE」という
シリーズで、適度なクッションもある。
で、購入した靴「EXPERIENCE FLOW」がこれ。
靴の形が足の形
靴底の厚みを「スタックハイト」というらしい。
この靴のスタックハイトは、つま先側が 28ミリ、
かかとが 32ミリで、ドロップ(厚みの差)が
4ミリというわけだ。
調べてみると、昨年買ったアシックスの
「GEL-KAYANO 31」は、靴底の最大の厚さが
約 40ミリと記載があった。
かかと側のデータが記載されていないので、
ドロップは分からない。
一昨年、100キロウォークのために買った、
ニューバランスのウォーキング・シューズ
「MW880」は、調べてみたけど、
「スタックハイト」は、公表されていないようだ。
ALTRA の店では、靴に値札が付いていなかった。
事前にネットで見た感じでは、2万円台前半という
印象だったが、EXPERIENCE FLOW は、17,600円。
ちなみに、アシックスの GEL-KAYANO 31 は20,900円、
ニューバランスの MW880 は、12,100円。(全て税込)
今年もフルマラソンを走ることにした。
先日、11月の福岡マラソンに応募したが、
人数が多いと抽選になる。
6月の末には結果が出る予定だ。
暖かくなってきて練習を再開していたので、
昨日 新しい靴で走ってみた。
クッションの少ない分、少し足に衝撃があるような
気もするが、5キロ程度のスロージョグでは、
あんまり分からない。
でも、気分が大事だからね。
ところで、アルトラのショップで店員に
「どこで(アルトラを)お知りになりましたか?」と
訊かれた。
お店には前述の本『歩く マジで人生が変わる習慣』が、
置いてあったので「あの本で知りました」と
答えると「そういうお客様、多いです」と言っていた。
そうだろうなと思う。
歩くことに興味があって、実際に歩いている人なら、
本を読めば「その靴、履いてみたい」と思うだろう。
ただ、本では「アルトラの宣伝か」と思うほどの
書き方もされていたのは少し気になった。
著者が、それだけ アルトラに惚れ込んだと
いうことだろうけど。
お店に行ったのが日曜日だったので混んでいたけど、
平日ならそれほどでもないらしい。
2025.7.16
フルマラソン6時間切りへの道 その1
今年もフルマラソンに出場すると決め、4月に
11月9日開催の福岡マラソンの抽選に申し込んだ。
なんでわざわざ福岡と思うかも知れないが、
日本で開催されるマラソン大会は、
ほとんど 制限時間が6時間。
それで昨年は制限時間7時間の富山マラソンを
走り、6時間44分14秒という記録でゴールした。
今年の目標は6時間を切ることだが、
今のところ、これが中々手ごわそうだ。
6時間を切れずに途中で失格になることはイヤだし、
今回は妻も走るというので制限時間7時間の
大会を探し、福岡マラソンに申込んだというわけだ。
(富山マラソンでも良かったけど、日程が合わなかった。)
先日、その抽選発表があり、当選の連絡が来た。
ホテルも予約したし、福岡往復の航空券も予約した。
あとは、準備、練習を積むだけだ。
ちょうど1年前、7月15日に練習を始めた。
何十年も走っていなかった私が、
その日走ることが出来たのは、10分。
距離にして1キロちょっとだった。
11月にフルマラソンを完走した後も、週一ぐらいで
走っていたのだけど、12月に寒くなってやめてしまった。
4月からぼちぼち練習を始め、3か月経って
ようやく体力もスタミナも戻ってきた感じだ。
昨年7月15日にはたった1キロしか走れなった私が、
1年後の昨日は、10キロを 91分で走った。
それだけでも、昨年に比べるとかなり心強いが、
そのペースでは6時間は切れない。
富山マラソンは、1キロあたり9分34秒で走って
6時間44分14秒。
6時間を切るためには、1キロを8分30秒で
走らなければならない。
つまり、昨年より1キロにつき1分以上、
時間を縮めなければならない。
言ってみれば、1キロあたり9分34秒で走ったのは
ベストを尽くしてのことだ。
それを1分縮めるというのは、中々手ごわいことなのだ。
ポジティブにとらえれば、1キロ3分で走る選手が
2分に縮めるのは現実的ではないが、
9分半を8分半に縮めるのは、充分に可能なことだけどね。
今のところ、あまり暑くなかった先日、調子も良く、
6キロを1キロあたり8分25秒で走れた日があった。
しかし、そのペースで42キロ走ることは、今の私には
まだまだできそうにない。
あと3か月半ほどでどこまでやれるかの挑戦なのでした。
ただ、面白いなと思うのは、昨年は練習中走りながら、
「42キロ完走できるやろか」
「いける!できそうや!」
「あかん、無理かも」
と完走できるかどうかを考えながら走っていたけど、
今年は完走できるかどうかは考えない自分に驚いた。
考えるのは「6時間を切れるかどうか」であって、
完走する前提でいるのだ。
でも、今年だって、完走できるかどうか分からんのだよ。
42キロをなめたらあかんのだよ。
人間の心理というものは、面白いなぁと思う。
あと、昨年もそうだったけど、この時期は暑い。
暑くて湿度も高い日は、本当に体力が奪われるのが分かる。
これも走ってみてよく分かったことだ。
本番まであと116日。
福岡マラソン 2025 公式サイト
2025.9.9
フルマラソン6時間切りへの道 その2
本番まで60日となった 福岡マラソン。
昨年は、9月11日に「フルマラソン完走への道
その8」を書いているが、今年はようやく「その2」。
練習をしていないわけではないが、
昨年ほど自分の中で盛り上がっていない。
やはり初挑戦ほど熱いものはないのだな。
「練習をしていないわけではない」と書いたけれど
8月は暑さを言い訳にほとんど走っていなかった。
練習は、8月6日を最後に9月2日まで
4週間近くもサボってしまった。
まあ、あの暑さでは中々走る気にならない。
という言い訳。
9月に入って「このままではまずい」と練習を再開。
今月はすでに30キロ以上走っている。
4週間近くも走らなかった割には、ペースは
衰えていないと思う一方で、思ったほど
スタミナが持続しない。
5、6キロならええペースで走れるけど、
10キロになると後半ヘロヘロになってしまうんだ。
昨年は、持続力のためのサプリを飲んでいたことを
思い出し、注文した。
そんなもん、どれくらい効いているのか分からんけど、
とにかく思いつくことは全部した上で、本番に
臨まないとね。
今のところ、完走出来たとしても
とてもじゃないけど、6時間は切れそうにない。
昨年と同程度か、調子が良くても
少し早いぐらいだろう。
まあ、それでもいいや。
とにかく今年も完走だ。
2025.9.30
フルマラソン6時間切りへの道 その3
本番まで39日と迫った福岡マラソン。
8月は暑さのせいで充分練習をしなかった分、
9月はそれなりに頑張り、練習(ジョギング)すること
11回で 距離は合計 105キロ走った。
まだまだ暑い日もあり、日によって調子も違う。
恐ろしくゆっくりしか走れない日もあるのだけど、
調子が良ければ、最近はようやく
10キロを90分切ることが出来るようになった。
90分を切った一回目は、85分30秒。
1キロ8分33秒のペース。
そして、その記録を先日更新し、
10キロを 85分で走った。
もしこのペースで 42・195キロを走り切ったなら
5時間59分で完走出来ることになる。
もちろん、途中でトイレに寄ったり、
水を飲んだりするので、
ずっと走りっぱなしではない上に
走れば走るほど どんどんペースは落ちて来るから、
6時間で完走するのはまだまだ現実的ではない。
私のマインドは、とうに6時間切りを
諦めてしまったのだけど、それでも少し光が
見えたようで嬉しい。
「練習は裏切らない」というと
「そんなに甘くないよ、裏切る時もあるよ」という声も
あるので、楽観はしてないにしても、一年前と比べて
自分の成長は素直に嬉しい。
ちなみに昨年11月2日の富山マラソンでは
最初の10キロに 93分以上かかっており、
最後の10キロは 約100分かかっています。
ちょっと早歩きの速度と変わらない。
2025.11.6
フルマラソン6時間切りへの道 その4
あっという間に本番3日前になってしまった。
明日から現地(福岡)に乗り込み
最終調整をする。
というと何やら本格的に聞こえるが、
実は今さら何も調整するようなことはない。
マラソンの申し込みが前日、
前々日ということもあるけど、
要は観光を兼ねて早めに行くだけだ。
残念なのは、せっかく食べ物が美味い
博多に泊まるのに、本番終了まで
アルコールが飲めないこと。
正確には、飲めないのではなく、
飲まないと自分で決めているだけだけど。
日曜日、本番を終えたら飲むぞ!
絶対美味いぞ、馬刺し、モツ鍋と焼酎。
禁酒期間は2週間だけだけど、
こういうの気持ちの問題やからな。
結局、当初の目標「6時間切り」は
思っていた以上に手強く、数ヶ月の我流の
緩い練習では達成しそうにない。
はい、すでに諦めています。
無理です。
断言しておきます。
予想では、6時間20分を切れば
立派なもんだと思っております。
そのタイムでも、ケガなく完走すれば、
スポーツをしてこなかった 63歳の自分には上出来です。
と、自分を褒めることにしました。
完走したら、だけど。
練習で走ったトータルの距離は昨年は
3カ月半で 410キロほど。
今年は倍近い6カ月半で 450キロほど。
期間が長いのにトータルは少ない。
8月暑さで4週間走らなかったこともある。
この8週間は一回に走る距離を
最低10キロと決めて走った。(最長は15キロ)
8週間で16回走ったから、週2ペース。
走った回数は昨年より少ないけど、
一回あたりの距離は伸びた。
もしかしたら、これを一年ぐらい続けたら、
タイムにも違いが出てくるのかも知れない。
でも、もうタイムはいいや。
今年は、走ってない時に普通に歩けないほど、
普段痛んだことのない所(ひざではなく何でここが
痛い?と思うような所)が痛い日もあった。
翌日にはどうもないんだけど。
今日も少しだけ左足のスネの辺りが痛んだ。
当日、この痛みが来たら、100%棄権だ。
だから、とにかく無事完走したい。
このフルマラソン、妻も申し込んでいるのだが、
彼女の場合、はなから完走は問題ではなく、
第一関門(5・3キロ)、第二関門
(9・9キロ)を時間内に通過できるかどうかが
問題で、それ以外は専ら旅行気分でいるようで、
いささかお気楽に見える。
というと怒るかも知れないけどね。
福岡マラソン
2025.11.10
フルマラソン6時間切りへの道 その5
< いよいよ福岡へ >
昨日は、福岡マラソンの本番だった。
結果を書く前に福岡入りから本番までの
道のりを書いておこう。
本番2日前(11/7)、12:25 に福岡空港に
到着後、レンタカーでマラソンの受付会場、
博多市役所に向かう。
受付を済ませ、アスリートビブスと
靴に付けるチップ、予め申込んであった
Tシャツを受け取る。
アスリートビブス
計測チップ(靴に取り付ける)
Tシャツは、申込者全員が貰える大会もあるが、
本大会では有料だった。
申込会場には、スポーツ用品や地元企業などの
ブースが並び、さながら何かのフェスのような感じだ。
(昨年の富山マラソンもそんな感じだった。)
受付会場にて
大会前日(11/8)。
前日に申込みを済ませたので、早起きして
レンタカーで一日ゆっくり観光をと思っていた。
ところが、朝起きると喉がおかしい。
声がガラガラで、明らかに風邪の症状だ。
2週間ほど前から風邪気味で、
一旦治ったかのように思っていた。
前日には風邪の気配は感じなかったのだけど。
熱はないし、咳や鼻水もほとんどないけど、
頭はぼうっとしてる。
早起きは取りやめて、とりあえず寝る。
前日、ホテルの目の前にあるマッサージ屋さんを
11:30に予約していたので、11時に起きてマッサージへ。
マッサージ後も体調は戻らず、気持ちは沈んだまま。
頭の中では
「こんな体調でフルマラソンなんて絶対無理」
「いや、途中リタイヤでもいいから
とにかくスタートするんだ」
「無理無理、スタートラインに立つ気力もない」
という自己話が続く。
おまけに天気予報では翌日の博多は
降水確率95%で、雨の中のマラソンになる。
ますます気が滅入る。
私の心では、棄権率 95%。
完全に心は折れ、メンタルやられました状態。
昼食後、観光を楽しみにしていた妻には悪いが、
再びホテルに戻り寝ることに。
さて、翌日走ることが出来るのだろうか。
(つづく)
2025.11.12
フルマラソン6時間切りへの道 その6
< マラソン本番当日 >
マラソン本番前日(11/8)の朝、
声はガラガラで走る気力も失っていた。
その日の観光を取りやめ、ホテルで寝ていたが、
妻に風邪薬とユンケルを買って来てもらい、
飲んだら夕方にはなんとか
「これなら出場できるぞ」というところまで
気力が戻って来た。
当日(11/9)6時に起床。
天気予報は、前日より少しだけ降水確率が
減っており、午後には雨が上がる様子。
ホテルからスタートラインまでは歩いて10分ほど。
7時過ぎにホテルを出発。
じゃじゃ降りというわけではないが、傘を差して向かう。
手荷物を預けたり、準備をしている間に
雨はどんどん小雨になり、スタートラインに
並んだ8時頃には完全に上がっていた。
8:20、スタート。
何しろ1万3千人が走るレースだ。
私達は後方の「J」グループなので、
スタート地点を通過したのは、8:34を過ぎていた。
妻は私よりゆっくりのペースなので
数分で分かれた。
私は、練習の時と同じぐらいのペースで
走っているつもりだけど、どうも速い。
6キロ通過時点でキロ8分のペース。
「そんなに速く走ってないのに」と思うが、
本番では普段ではない何かが
作用しているのかも知れない。
雨は上がって良かったと思ったが、
湿度が高く暑い。
この数週間にはないほど、かなり汗をかいた。
10キロ地点を 83分10秒で通過した。
新記録だ。
走りながら計算する。
これなら、6時間切れるんちゃうか。
6時間切りなんて無理だと諦めていたが、
光が差して来る。
中間地点(21・1キロ)を2時間57分02秒で通過。
なんとハーフマラソンを3時間切った。
つまり、このペースなら6時間を切れるということだ。
28キロ地点(約3分の2)を4時間ちょうどで通過。
ややペースは落ちてきているが、まだ
6時間切り射程圏内だ。
しかし、フルマラソンはそんなに甘くない。
30キロを超えたあたりで足が痛くなり、
急にペースが落ちた。
右足の太ももの下の方からひざの裏あたりが痛い。
このままだとつるんじゃないかという痛み。
こんな所がつったら完全にリタイヤだ。
場合によっては歩けず、車椅子ということもあり得る。
なんとか最後まで持って欲しいと思う。
そのうち雨が降り出した。
小雨程度のが降ったり止んだりを繰り返す。
一度だけ、素肌にあたる雨が痛かったほど
本降りのように降った。
その時は足が痛いのと雨で寒いのと
ダブルパンチだった。
右足の次は左の太ももの付け根、
お尻の横あたりが痛み出した。
練習時でも痛かったひざは、30キロを
超えているのだから当然痛い。
でも、ひざより右足の太ももの裏、
左のお尻あたりの傷みがひどい。
たぶん 33キロあたりからは、
気持ちだけが走っていて、フォームも
スピードも早歩き程度だったと思う。
もう走ることを放棄したかのように
普通に歩いている参加者も多くいたが
私は性格的なものなのか、
そんな風には歩けず、気持ちだけは
走り続けていた。
そういう人たちとスピードは、
大して変わらないのだけどね。
結局、前半のペースから大きく落ちて、
6時間33分38秒でフィニッシュ。
(記録は 6時間47分47秒だけど、
スタート地点通過に14分9秒かかっているので、
それを差し引いたネットタイム。)
なんとか完走だ。
昨年の「6時間44分14秒」より
10分ほど縮まった。
せめて1キロ30秒、全体で21分縮めたかったけど、
そんなに 甘くなかった。
前半を2時間57分で走り、
後半に3時間36分かかったことになる。
前半の調子の良さが、後半に響いた感じ。
練習では、10キロから15キロぐらいを
走っていたわけだから、考えてみれば、
これは当然の結果だろう。
トータルのペースは、1キロ9分19秒。
昨年より 15秒だけ速い。
記録は大したことないけど、
ハーフを3時間切れたのは嬉しい。
妻は「第一関門(5・3キロ)、第二関門
(9・9キロ)を時間内に通過できるかどうか」と
言っていたが、なんと第四関門(19・8キロ)まで
走ってタイムオーバーで失格。
練習で走った最長が8キロと言っていたので、
その倍以上走れたと本人は満足の様子。
2025.11.13
フルマラソン6時間切りへの道 その7
< 今回のマラソンを振り返って >
本番前日の「メンタルやられました」は、
本当にひどい状態だった。
よく完走するまでにあの短時間で回復したものだと思う。
福岡入りする前日には、寝不足のまま早朝から
大阪に行って日帰りしたし、福岡に行った日も
十分に睡眠は取れていなかったので、
体調不良の原因は、そういうことの重なりだったのかと思う。
2週間、お酒を控えるなどの準備はしてたけれど、
生活のリズムもきっちり整えておく必要が
あると痛感したのでした。
さて、主催者の結果報告によると、本大会の
フルマラソン出走者数は、13,212人で
完走者数は、12,724人(完走率 96.3%)。
この完走率の高さは、ひとえに制限時間
7時間によるところが大きい。
6時間だと、完走率はかなり減ると思う。
ちなみに私は「男子60~64歳」という種目で
641人中 620位だった。
ベッタ(最下位)でなくて良かった。
全体では、完走者12,724人中 10,034位。
後ろに2千人もいたんだ。
〔順位はグロスタイム(8:20スタートからの
タイム)によるもの。〕
地方のマラソンの楽しみの一つは、走りながら
観る風景に加えて、給食で出されるご当地名物。
今回も、お菓子はもちろん、うどんや冷やしぜんざい、
とり団子なんてものもあった。
ただ今回は途中で何度も雨に降られたので、
雨の中の給食や給水は、雨水がかかって
あまりよろしくない。
仕方ないけど。
サロンパスがスポンサー企業のひとつだったので
35キロあたりだったかな、エアーサロンパスの
試供品を配ってくれた。
そういうのはありがたい。
あと富山マラソンもそうだったけど、
沿道での地元の人による声援。
時々、なんだか うるさいのもいるけど、
天邪鬼な私でも特に後半は力づけられた。
参加者のアンケートを読むと、数は少ないけど
「アップダウンの多いハードなコース」
「後半の山道が険しく」
「道路の傾きや坂が多くあって走るのが大変」
などの書き込みがあった。
私は、全くといって良いほど坂道は
気にならなかった。
これは、ふだんの練習コースが結構な坂道を
含んでいるためだと思う。
それは良い練習になっていた証だろう。
坂道といえば昨年の富山の新湊大橋の
方がよっぽどしんどかった。
ゴール直後
完走のメダル
昨年の記録と比べてみる。
年月日 2024/11/02 2025/11/09 大会 富山マラソン 福岡マラソン 10km 1:33:01 1:23:10 20km 3:07:42 2:47:40 HALF 3:18:47 2:57:02 30km 4:43:50 4:21:41 40km 6:23:00 6:10:02 42・195km 6:44:14 6:33:38 1kmあたり 9分34秒 9分19秒
ご覧のように昨年に比べ、前半は快調だったのが
分かるが、40キロを超えて最後の2・195キロは、
昨年の 21分14秒に対し、
今年は 23分36秒もかかっている。
それだけ、今年の方が足が痛かったということだ。
靴は昨年は、アシックスの「ゲル・カヤノ 31」だったが
今年は、アルトラの「EXPERIENCE FLOW」。
今後もアルトラを使うと思う。
ALTRA EXPERIENCE FLOW
二度目のフルマラソンを走ってみて思うのは、
42キロ走れる身体は全然出来ていない、ということ。
20キロや25キロを超える練習を積まないと、
フルマラソンは厳しいということがよく分かった。
しかし、練習で日常的に20キロ以上走る身体も
まだ出来ていないと思う。
今は 12~13キロだな。
身体は、マッサージ、オイルのおかげもあってか、
日曜日に走って、翌日(月曜日)の足の痛みも
昨年よりマシ。
火曜日には、かなり楽になっていて、
今日には 98% 回復している感じで、
もう普通に走れるような気がしている。
走り終えた直後は「もうフルマラソンはいいや」と
思ったけど、こうやって昨年との記録を
比べたりしていると、もっと走れるんやないか、
という気もしてくる。
90歳を過ぎてフルマラソンを走っている人の
話を見聞きすると、心の中に何かが芽生えてきそうだ。
まぁ、フルマラソンは、考えることにしよう。
いずれにしろ、ジョギングは続けたいと思っているので
そのうち ハーフ・マラソンぐらいなら出てみるかも知れない。
スタート前写真