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2020年 MUSIC

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2020.1.4

STANLEY CLARKE TRIO
スタンリー・クラーク・トリオ


2020年、一発目のライヴは、
スタンリー・クラーク!
ブルーノート3日間6公演の
2日目の 2nd show。
いやぁ、新年早々、ええもん観たわ。

今回は、新トリオでの来日。
その編成もユニークだ。
ベース、鍵盤、に通常ならドラムと
来るところだが、ドラムではなくタブラ。
知らない人のために書いておくと
タブラというのは、インドの太鼓。
イメージとして、ボンゴぐらいの大きさだが
音はボンゴより硬質というのかな、
叩き方も違うし、鳴りもユニークだ。

お店の受付で、私の顔を覚えてくださっている
スタッフが「今日は、堤さん泣きますよ」と
言ってきた。
そんなに素晴らしいのかと思ったと同時に
いや期待すると裏切られるから、
あまり期待しないようにしよう、
などと思いながら席についた。

メンバーは定刻(20時)通りに登場。
結構な歓声だ。
スタンリーの人気が分かる。

ステージには、コントラバスもあるが、
1曲目、スタンリーはエレキベース。
トレードマークのアレンビックだ。
アレンビックは、ショートスケールなので
フェンダーなどに比べると小ぶりなのだが、
それにしても、楽器が小さく見える。
スタンリーがでかいからだ。
スタンリーには、あんなに細いネックでは
弾きにくいのではないかと思ってしまうが、
彼は(扱いにくいらしい)アレンビックを
完全に使いこなしている。
まあ、当たり前やろうけど。

そして、スタッフさんの予言通り、
その1曲目ですでにウルウル。
私は、特にスタンリーのファンと言うわけではないが、
素晴らしい演奏だった。
ああ、今年は良い年だ。
そんな感じ。(意味不明)

見た感じ、どうみてもロックバンドの
メンバーでしょうという感じのアメリカ人
キーボードのキャメロン・グレイヴス。
そして、両親がアフガニスタン人でドイツ生まれの
タブラのサラー・ナダー。
演奏はタブラだけでなく、エレクトリックの
パーカッションも使っていた。

曲名は『School Days』と
『Goodbye Pork Pie Hat』しか
分からなかったけど、どの曲も素晴らしく、
タブラのリズムが心地よくて、
一晩中聴いていられそうな
演奏だった。(軽いトランス状態?)

今、とても面白い、ためになる本を読んでいる。
ケニー・ワーナー というピアニストが書いた
『エフォートレス・マスタリー』という
楽器演奏者のための本だ。
もしかしたら、違う言葉で今までも
聞いていたことなのかもしれないが、
楽器をマスターするとはどういうことか、
この本を読んで初めて明確になった。
その本の背景から今日の演奏を
聴いたので、今までなら気が付かなかった
かも知れない、あるいは、感じていても
明確に言語化出来なかったかもしれないことを
非常に明確に掴むことが出来た。
「ああ、この人(スタンリー)は、
完全にベース(エレクトリックもコントラバスも)を
マスターしている」と明確に区別できたのだ。

あえて書いておくが、プロミュージシャンだからと言って、
全員が楽器を「マスターしている」わけではないのだ。
この区別は、私自身のギター演奏にも
おそらく今後影響が出てくると思う。
私がギターをマスターできるという意味ではないし、
練習しないとその影響も表現されないのだけどね。


[ MEMBERS ]
Stanley Clarke (b)
Cameron Graves (key,pf)
Salar Nader (tabla、perc)

@ BLUE NOTE TOKYO
2nd show







2020.1.17

The King Trio
「キングの誕生会」


昨日は、キングトリオのライヴ
(キングの32歳のバースデー・ライヴ)だった。
このトリオを観るのは、4度目だけど
なんと1年半ぶりだったよ。

弾語りあり、銘君とのデュオあり、トリオあり
ゲストの夏海ちゃんとのデュオあり、カルテットあり、
そして、アンコールでは、トランペットの
曽根麻央も参加というバラエティに富んだ構成で
とても楽しいライヴでした。

銘君のギターは、Gibson L-5S。
ねちょっとしたええ音してた。




[ MEMBERS ]
和田 明(vo,g)
井上 銘(g)
山本 連(b)
―Guest―
夏海(p,vo)
曽根麻央(to)(ECのみ)

[ SETLIST ]
- 1st -
1. 丸の内サディスティック
2. Sweet Memories
3. 接吻
4. But Not For Me
5. Don't Let Me Be Lonly Tonight
6. Street Walking Man
7. Love For Sale
8. Moanin'
- 2nd -
1. Voices
2. 小瓶の中の平和
3. Close To You
4. My Foolish Heart
5. 東京は夜の七時
6. 猫の街
7. 銀河鉄道999
8. スニーカー似合わない
9. Isn't She Lovely
EC. This Masquerade



@ JZ Brat
入替なし





2020.1.28

ベベウ・ジルベルト
Bebel Gilberto


昨年7月に亡くなった、ボサノヴァの父、
ジョアン・ジルベルトの娘であり、
一昨年12月に亡くなった シンガーの
ミウシャを母に持つ ベベウ・ジルベルト
ベベウのことは、全く知らなかったのだけど、
ちょうど「ぴあ」のポイントが貯まったので、
観に行くことにした。

昨年は、『ジョアン・ジルベルト ライブ・
イン・トーキョー』
を映画館で観たり、
映画『ジョアン・ジルベルトを探して』を観たり、
そして、ジョアンが亡くなったりした年。
そんな記憶も新しいうちのベベウの来日だ。

編成はバンドではなく、ギターとのデュオ。
ブラジルの女性シンガーというと、
この数年、ジョイス・モレーノは来日の度に
観に行っているが、ベベウはジョイスとは
また違う感じ。
変な言い方だが、ジョイスが高いところで
スピリチュアルだとすると、ベベウは低いところで
地球とつながっているとでも言えばいいかな。

1曲目は、"Wave"、そして "Disafinado"、
"Ela E Carioca"、"Corcovado" と
ボサノヴァのスタンダード、ジョビンの曲が続いた。
それから、知らない曲が数曲続いたので、
ベベウのオリジナルかもしれない。
"So Nice" とフランシス・レイの『男と女』を
メドレーで演ったあと、
ゲストにもう一人のギター、MASA清水が登場。
知らなかったけど、彼は 2000年代に
数年間、ベベウのバンドにいたようだ。
ニューヨークにいた頃は、日野"JINO"賢二と
バンドをやっていたような人なのだけど、
今日は、超控えめな演奏でバッキングに
徹していた。
まあベベウの音楽に派手なインプロは、
要らないのかもしれないな。

アンコールを入れて、80分強。
歌い終わると、「Thank You. アリガトウ」と
言って涙を流していた。
あいかわらず、MCが聞き取れなくて、
涙を流すほどの背景が、ちょっと分からなかった
のだけど、2日間4公演のラスト・ショーと
いうこともあって、泣いてしまったのかもな。

ベベウがお客さんも歌に参加させようとするが、
今日のお客さんは、ノリが悪いというか、
反応が良くないというか、おとなしい。
私の場合は、自分が歌うよりも聴いていたいと
いう感じもあって、なかなか参加しにくい。
これ、ブラジルやったら、めっちゃ盛り上がるんやろな
と思っていたら、終演後のお客さんの反応は、
結構良かったよ。


[ MEMBERS ]
ベベウ・ジルベルト / Bebel Gilberto (Vo)
ギレルミ・モンテイロ / Guilherme Monteiro (Gt)
Guest : マサ清水 / Masa Shimizu (Gt)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show





2020.1.29

僕の心臓

2007年生まれ。
7歳よりウクレレを始め、
9歳で大人も出場するコンテストで優勝。
ソニー・ミュージックと契約。
小学6年生にして、ジェイク・シマブクロの
初プロデュースでメジャーデビュー。
中学1年生にして史上最年少で
「フジロック・フェスティバル」に出演。

そんなウクレレプレーヤー、近藤利樹君の
記事を読んだ。

母親がフラダンスの講師をしていて、
家にはハワイアンが流れていたという環境のもと育った。
6歳のとき、コストコで初めてウクレレを観たとき、
「神様が『弾いてみなさい』と言ってる気がした」という。

「一日でも弾かないと心残りで苦しくなる。
ウクレレは僕の心臓のようなものです。」

12歳の少年の言葉に、57歳のおっさんは、
込み上げる熱いものを抑えられないのでした。


[動 画 ]
SEARCH LIGHT (近藤利樹オリジナル曲演奏MV)

歌も唄う。

デッカイばあちゃん
NHK みんなのうたで流れていたようだ。
このビデオのおばあちゃんは本当のおばあちゃんらしい。





2020.1.30

小倉博和
60th Anniversary LIVE
〜No Guitar , No Life〜


ギタリスト小倉さんの還暦記念ライヴに行ってきた。
小倉さんは、サザンオールスターズ、桑田佳祐、
福山雅治、槇原敬之、森山良子、大貫妙子、
渡辺美里、吉田拓郎、今井美樹などなどの
レコーディングやステージをサポートしてきたギタリスト。
時々、テレビの歌番組でも弾いているので、
皆さんもきっと耳にしているはず。

小倉さんを知ったのは、もう30年近く前になる。
まだ私が大阪にいた頃だから、90年代前半。
佐橋さんとギター2本で桑田佳祐さんの
ソロ・プロジェクトでのサポートをしているのを
テレビ番組で観た時だった。
明確に覚えているので、
結構インパクトがあったんだろうな。

私が上京して間もないころ(96〜98年頃)、
勤めていた BAR に一人でぶらりと来られて、
それから、何度も来られるようになった。
ちょうど佐橋佳幸さんと、「山弦」という
アコギ・デュオを始められた頃でもあり、
佐橋さんとも何度か来られた。
佐橋さんも好きなギタリストだし、嬉しかったな。
(佐橋さんが初めて来たときのエントリー)
おふたりのサイン入りの CD は今も持っているよ。
「山弦」では、ふたりのギターのコントラストが
好きだった。
佐橋さんは、ちょっと知性的な感じで、
小倉さんは、野性的な感じ。

そういえば、小倉さんが一人で来られて、
他のお客さんが誰もいなかったときに、
私の曲のデモを聞いていただいたこともあったな。
そんなときは、ギターの話もたくさんさせて頂いた。

前置きが長くなった。
そんな小倉さんの還暦記念ライヴ。
一夜限りのスペシャルライブということで
出演陣が超豪華なので楽しみにしていた。

[ MEMBERS ]
小倉博和(g)
佐橋佳幸(g)
今剛(g)
斎藤有太(key)
井上鑑(key)
有賀啓雄(b)
高水健司(b)
亀田誠治(b)
林立夫(ds)
山木秀夫(ds)
三沢またろう(perc)
大貫妙子(vo)
山本拓夫(sax)

中々、ドラムに林さん山木さん2人がいる
ライヴはないよ。
亀田さんは、1st show には出ておらず、
2nd show だけのゲストだったよう。

何よりも「山弦」が聴けたのは、嬉しかったね。
ライヴで聴くのは 何年ぶりだろう。
たぶん20年ぶりとちゃうかな。

佐橋さんから小倉さんへの還暦プレゼントは、
「還暦=12年×5」ということで、
12弦ギターの弦を5セット。
笑かしよる。

小倉さんは、白いマグネットピックアップの付いた
ソリッドのようなエレアコ(メーカー不明)と、
マーティンタイプのエレアコに、
エレキは赤いギブソン ES-335。
佐橋さんは、やはりマーティンタイプの
エレアコだったが、たぶんおふたりとも
マーティンではないように見えた。

アンコール入れて、全部で98分ぐらい。
凄く良かった〜。
また「山弦」やって欲しいなぁ。

ちなみに「還暦記念ライヴ」というのは、
私が言っているだけで、公式タイトルは
「60th Anniversary LIVE」。
サブタイトルが「No Guitar, No Life」。
いいねぇ。




@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show


[ SETLIST ](一部 曲名が分からないものあり)
1. 「 」 小倉ソロ
2. 「春」 小倉・佐橋・斎藤・亀田・三沢
3. 「 」 小倉・佐橋・斎藤・有賀・林・大貫
4. 「あなたを想うと」 同上
5. 「Joy Ride」 小倉・佐橋・斎藤・有賀・林・三沢
6. 「スプリング・ホイール」 小倉・井上
7. 「Clean Up」 小倉・井上・今、高水・山木・三沢・山本
8. 「Feliz Amigo」 同上
9. 「TQ Flower」 同上
10. 「No Guitar No Life」 全員
EC 1. 「Song For James」 小倉・佐橋
EC 2. 「Moon River」 小倉ソロ(ハープウクレレ)



ロビーに飾られていた三木楽器から贈られたチョコレート・ケーキ





2020.2.23

AMY HANAIALI'I with JEFF PETERSON
エイミー・ハナイアリイ・ウィズ・ジェフ・ピーターソン




聴いているうちにこれは、
ハワイアン・ソウル・ミュージックだと思った。
初めてライヴに行った エイミー・ハナイアリイ。
黒人のように迫力のある歌声を
聴かせたかと思うと、とても優しい
美しいスピリチュアルな歌も聴かす。
ハワイのトラッドに、適度にブルースや
カントリーなどアメリカンミュージックが
ブレンドされている感じ。
1曲「サンバ」って言ってたけど、
ブラジリアンな曲もあった。
ハワイ語の曲が多かったけど、
意外なところで「枯葉」も。

「フラダンスが踊れる人は、ステージに上がって」
と、言うとどうやらフラの先生らしき女性が
ステージに出て1曲彼女らの演奏に合わせて踊った。
フラダンスって、平和です。

ジェフ・ピーターソンのギターは、James Goodall。
90〜00年台は、ハワイにてギターを
製作していたルシアーで、日本に入ってくる
本数も少なく新品であれば、
優に100万円を超えるギターだ。
楽器は素晴らしいのだろうが、
今日の出音は、私としてはやや不満。
システムを調整すれば、
もっと良いトーンが出るはずだ。

ジェフ・ピーターソンは、スラックキーギター
(ハワイアン・ギターのチューニングの総称)の
名手とも言われており、今日は、
2曲インストを演奏してくれた。
めったに聴かないけど、スラックキー・ギターも
独特のゆるさがあって良いね。


[ MEMBERS ]
Amy Hanaiali'i (vo)
Jeff Peterson (g)

@ Cotton Club
1st show

----------

ところで。
昼間に観た「東京グランド花月」の
お客さんは、半数ぐらいがマスクをしていて、
数人の芸人がそのことをいじったり、
マスクをして登場する芸人までいた。
後日読んだら、何のことか分からないと思うので
書いておくと、今日現在の日本(というか
世界数か国)では、新型コロナウイルスが深刻な
問題になっており、イベントが中止になったり、
国によって、入国の制限がされたりしている。
今日も大型クルーズ船に乗っていて感染した
80代の日本人男性が死亡し、日本での死者は
4人となった。
一昨日(2月21日)のデータだが、
世界の感染者数は、76,018人(うち75,465人が中国)、
死亡者数は、2,245人(うち2,236人が中国)と
なっており、この2日間で世界中で増え続けている。

そんなわけで、ドラッグストアに行っても
マスクが売り切れて入手困難なのだが、
皆さんは、マスクをして花月に来ていた。
夜のコットンクラブでは、音響スタッフが
一人マスクをしていただけで、
お客さんは誰一人マスクをしていなかっので、
その対比がなんだか興味深かった。
客層の違いなのか、イベントの質の違いなのか。





2020.2.26

Saigenji ソロ



約5年ぶりに Saigenji のライヴに行ってきた。
Saigenji のことは5年前、偶然知って
興味を持って、観に行った。

良かった記憶があるのだが、なにしろチェックしたい
ライヴが多すぎて、気が付くと5年も経っていた。
今日のハコは、初めて行く「公園通りクラシックス」。
渋谷の公園通りにある、
東京山手教会の地下にある、ライブハウスだ。
思ったよりも空いていて、一番前で聴くことが出来た。
まず、Saigenji のギター。



アップにすると



スゴイ貫禄だ。
塗装どころか、トップ材が剥がれている。
最初、このギターで弾き出した時、
なんか感動してしもた。
こいつは、きっと全部見てきたんだよ。
長年使っているのだろう、サウンドホールの中を
覗いたけど、暗いのと、文字が薄くなっているのとで
どこのメーカーか読めなかった。

ギターも上手い。
前回「ブラジリアンが日本人の血になっている」と
書いたけど、今回も同様なことを感じた。
この人は南米風の音楽を演っているという
感じではない。
完全に「doing」の域を超えて「being」の
次元で歌い、ギターを弾いていると感じたね。

MC で、時折挟まれる南米の話が、
その印象を確固たるものに変えていく。
「この曲歌っている人、日本でいないですよ。
いやアジアでもオレ一人だと思う」と言って
聞いたことのないフォルクローレの曲を歌う。
それが、「練習して覚えてきました」感がない。
昔から、ずっと歌っている感じ。
事実そういう曲が多いんだろう。

前回は、置いてあったけど吹かなかったフルート。
今夜は、本編最後とアンコールで吹いた。
一人きりなので、当然伴奏なしで。
こちらの腕も、本職並みと見たね。

1部2部アンコール(3曲)合わせて
120分以上は演った。
南米の匂いがプンプンするのだが、
日本語であることに違和感のないオリジナルや
"Close To You" などのカバー、南米の民族音楽と
多国籍なのに統一感のある音楽。
素晴らしいと思った。
凄く満足なライヴだった。
そんなわけで、すっかりファンになってしまった。
4月にもライヴがあるから、行こうかな。
弾き語りと、バンドと2つあるので悩ましい。

今日の会場は、詰めれば50人以上入りそう。
こういう(コロナウイルスのこと)時期だからか、
お客さんが20人くらいと、やや少なめだったのは残念。
大勢いれば、もっと熱くなったやろな。

「Saigenji」は、ご本人の本名(西元寺哲史)から。


[ MEMBER ]
Saigenji (gt, vo, fl)

@ 公園通りクラシックス(渋谷)







2020.2.28

ANDY McKEE
アンディ・マッキー




昨年5月、トミー・エマニュエルの来日ツアーで
サポートアクトを務めていたアンディ・マッキー。
残念ながら、私がトミーを観たブルーノート公演では、
サポートアクトのコーナーはなかったので、
私がアンディのライヴを観るのは2016年5月以来だ。

アンディは、トミーと同じくアコースティック・
ギタリストだが、タイプは全く違う。
若干、アンディの方がニューエイジっぽいかな。
トミ―の場合は、超絶技巧でもギターを
演奏している感じがするけど、
アンディの場合は、あまりにも奏法が違って、
もうギターではない、別の楽器だな。

今日も指の動きより多い音が聞こえてきて、
一体どうやって弾いているのか見当もつかない
場面もあった。
タッピングが正確で、美しい。
ギターは結構大きかったので、
前回同様、バリトンギターだろう。
曲の度にチューニングを変えていたけど、
いったい何種類のチューニングを
使い分けているのだろうな。



2本とも GREENFIELD GUITARS。
めちゃええ音でした。
高そうやなぁと思って 調べてみたら、
$12,000 とか $14,500 で、
アンディモデルは、$23,000 でした!
ひぇ〜!

アンディは、坊主頭に首に数珠をかけており、
見た目は、完全に僧侶です。

ほとんど曲名が分からないのだけど、
1曲目に演った曲は、「こんなん練習してたら
確実に腱鞘炎になるで」というタイトルを
付けたくなった。
"She" は、2016年には別れた彼女の曲と
聞こえたのだけど、今日は奥さんの話をした後に
演奏したので、別れた彼女というのは、
聴き間違いだったのかもしれない。
そのほか、TOTO の "Africa" や、
ダディに捧げた曲は、前回も演っていたので、
これらはライヴの定番なのかも。


[ MEMBER ]
Andy McKee (g)

@ Cotton Club
2nd show


********************

日本では、コロナウイルスの影響で
多くのイベントが中止になっている。
コンサートもドームなどの大きな会場のものほど
中止になっている状況だ。
来日アーティストも、あの311の時ほどではないが、
キャンセルが出ている。
昨日、Billboard Live は、今日(2月28日)から
3月11日までのビルボードライブ東京と大阪の
全公演を中止を発表した。
イベントの中止が、果たして効果があるのかどうかも
分からないけど、何もしない訳にもいかないのも分かる。
普段、ライヴをしてくれるアーティストがいて、
聴きに行ける健康と平和があることに
改めて感謝である。
これが、当たり前だと思ってはいけないのだけど
すぐに忘れてしまうねん。





2020.3.7

マッコイ・タイナー死去

3月6日、米国ジャズピアニストの
マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)が亡くなった。
81歳だった。
マッコイ・タイナーは、ジョン・コルトレーンとも
演っていたジャズ界の巨人。

私はマッコイについて詳しくはないが、
10年以上前に『Guitars』という
タイトルのアルバムを買ったことがある。
(2008年発売)



マッコイ (pf)、ロン・カーター (b)、
ジャック・ディジョネット (dr) のトリオに
ゲストのギタリストを迎えて録音されたものだ。
ギタリストは、マーク・リボー、
ジョン・スコフィールド、ベラ・フレック(バンジョー)、
デレク・トラックス、ビル・フリゼールという布陣。
ちょっと癖のあるギタリストの選出は、
プロデューサーの手腕だろうか。
5人のギタリストの個性の違いが激しい。
5人中3人(ジョンスコ、デレク、ビル)は
複数回ライヴに行っている大好きなギタリストと
いうのも嬉しいアルバム。

合掌。


"FLY WITH THE WIND"
2009年の東京JAZZでの演奏。
マッコイ・タイナー(p), ジョン・スコフィールド(g)
ジェラルド・キャノン(b), エリック・カマウ・グラヴァット(ds)





2020.3.25

"ACOUSTIC WEATHER REPORT"
featuring ERIC MIYASHIRO, MASATO HONDA




コロナウイルスの影響で
多くのライヴやイベントが
中止(延期)になる中、
久しぶりのライヴに行ってきた。
なんと、ブルーノート東京で3月に
開催されるライヴは、今日だけだ!

お店の入り口では、スタッフが
観客一人一人の額に何やら
測定器を向けて体温を測定。
熱のある人は、入れない体制だろう。
私は、初めてのことだったので、
どうしてよいか分からず、
「どうすればいいの?」と訊いたら
「じっとしてください」って言われた。
そして、手をアルコール消毒。
スタッフは、全員マスク姿。

3月の公演は全て延期・中止になったのに
どうして今日のライヴはやるんだろう、と
若干不思議な感じがしていたが、
どうも撮影をしていたようなので、
そのせいもあったのかも知れない。

お店としては、消毒や換気など
かなり注意を払っている様子だったが、
観客の中に感染者が紛れていれば、
防ぎようのない部分もあるだろうな。

自粛して来なかったお客さんも
いたのかも知れないが、
客席を見渡すと、満席状態で、
マスクをしている人は、
10%に満たないように見えた。
ドリンクやフードを頼むのに、
マスクしてられへんわな。

さて、ライヴの方はというと、
ウェザー・リポート の曲を
アコースティックな編成で
演奏しようというコンセプトの
“アコースティック・ウェザー・リポート”
というユニット。
メンバーは、クリヤ・マコト(Pf)、
納浩一(B)、則竹裕之(Dr)という
ベテラン勢にゲストで エリック・ミヤシロ(Tp)、
本田雅人(Sax)が加わる。

実は私は、ウェザー・リポートは、
そんなに聴いてきたわけではなく、
数曲程度しか知らないのだけど、
ジャズ・ライヴを聴くのには
そんなことは関係ない。
これは面白そうだと思って
チケットを申し込んだ。

これは、正解やったね。
かなり、熱い演奏だった。
“アコースティック・ウェザー・リポート” は、
ピアノのクリヤさんがリーダーなのかも
知れないけど、クリヤさんのピアノ・トリオ
という感じではなく、3人のバンドという印象。
納さん、則竹さんは、それぞれ何度か
生演奏を体験しているが、誰かのバックでは
ないせいか、今日が今までで一番良かった。
(って比較でけへんねんけど、
そういう感じがしたってことね。)
則竹さんは、ソロで炸裂していたね。
納さんも、プレイはキレキレだったが、
ちょっとつらそうで具合が良くないように
見えたのだけど、気のせいなら良いのだが。

そしてこのトリオに エリック・ミヤシロ、
本田雅人の2人が加わるわけだから、
悪かろうはずがない。
本田さんは毎回聴くたびに、
ホンマに上手いと唸らされる。
吹いている姿は、いたってクールなのに。

あえて苦言を呈するならば、
エリックさんのペットの音がでかいので、
本田さんのボリュームをもう少し上げて欲しかったな。


[ MEMBERS ]
クリヤ・マコト(Pf)
納浩一(B)
則竹裕之(Dr)
エリック・ミヤシロ(Tp)
本田雅人(Sax)

@ Blue Note Tokyo
2nd Show


(2020.4.2 SETLIST 追記)

[2020.3.25 WED. 2nd show SETLIST]
1. RIVER PEOPLE
2. DONNA LEE
3. DEEP INSIGHT
4. HAVONA
5. LUSITANOS
6. ELEGANT PEOPLE
EC. BIRDLAND

Blue Note LIVE REPORTS より





2020.3.31

ジャニス
リトル・ガール・ブルー
JANIS : LITTLE GIRL BLUE



2016年に公開された、
ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画
『ジャニス リトル・ガール・ブルー』。
劇場では観そびれてしまったが
気になっていた作品で、ようやく
DVD で鑑賞した。

観てから分かったことだが、
奇しくも今年は、ジャニスの没後50年。
10月4日が命日なので、夏から秋に向けて、
何か企画があるかも知れない。

私は、ジャニスについて詳しいわけではないが、
20代前半の頃、1枚だけ LP レコードを
買ったことがある。
どうして、その1枚を選んのだか
覚えていないのだが、そのアルバムは、
彼女の遺作となり、死後に発表された
『Pearl』というアルバム。
"Move Over" "Cry Baby"
"Half Moon" などが収録された、
めちゃくちゃカッコイイ作品だ。

たぶん、『Pearl』が遺作だということぐらいは
過去に知っていたと思うのだけど、
このドキュメンタリーを観て、改めて
『Pearl』が頂点の作品だったのだと感じた。

ジャニスの人生は、全く違うのだけど、
エリック・クラプトンと共通する。
この人も「人生がブルース」な人なのだ。

高校時代はいじめられ、成功してから、
同窓会に出席するも孤独。
だから、あんな歌が唄えたんやね。
あの歌は、練習して唄えるもんとちゃうもんな。
そういう意味では、この人は
天然、野生の天才ブルース・シンガーだったんだと思う。

そして、シンガーとしての成功は、
「多くの人からの愛を得るため」と、
本人が公言するほど、寂しい人だったんだな。

当然、寂しい人にはドラッグと
アルコールが付きまとう。
享年27歳の死因は、ヘロインだった。

残念。
合掌。


ジャニスを知らない人は、これを聴いてくれ!

MOVE OVER by Janis Joplin
死ぬ約100日前です。
カッコ良すぎ。

27歳でいっぱい死んでるんよね。
ロバート・ジョンソン、ブライアン・ジョーンズ、
ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、
ジム・モリソン・・・みんな27歳。
この人たちには「J」が付くので、
「"J" の呪い」なんていう人もいるぐらい。
そして、カート・コバーン、尾崎豊も享年27歳。
実際には、27歳が特別多いわけでは
ないようだけどね。





2020.4.1

THE UNIVERSAL MIND OF BILL EVANS
ユニヴァーサル・マインド・オブ・ビル・エヴァンス




YouTube でも観られるのだけど、
YouTube では、字幕がないので DVD で鑑賞。
ジャズピアニストのビル・エバンスが、
ジャズについて語るインストラクション・ビデオ。

ビルの兄、ハリー・エヴァンスが
インタビュアーを務める。
1966年の制作で、演奏シーンはほんの少し。

タイトルの「The Universal Mind」は、
「普遍的な音楽の心」と訳され、本編は
ビルの「普遍的な音楽の心は、
誰の中にもある。私はそう信じている」
という言葉で始まる。

ビルのジャズ観、ジャズとクラシックの関係、
問題の大きさと自分の能力の関係など
興味深い話が満載だったが、1回観ただけでは、
おそらく半分も理解できていないだろうな。

ビル本人が自分は才能がないと
思っていなかったからこそ、努力した。
話の端々から伝わってくるのは、
とっても地味な練習の連続。
天才は一日にしてならずなのだ。







 ひとりごと