2023年3月
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2023.3.1
パンッ!
先日、自宅で PC に向かっている時、
突然「パンッ!」という大きな音がした。
どこで音がしたのか分からず、棚の上から
何かが床の上に落ちたのかと思ったが、何もない。
CD を PC に取り込み中だったのだが、
見てみると、iTunes の読み込みが止まっている。
読み込んでいたものとは、違う音楽を再生中
だったのだが、それを停止することも出来なくなっていた。
仕方なくタスクマネージャーを起動し、
iTunes を終了した。
いやな予感がしながら、CD ドライブの
トレイを開けてみると・・・
ご覧のように CD は粉々になっていた。
あの音は、CD が割れた(というか粉砕した)
音だったのだ。
件の CD は、レンタルしたもの。
とりあえず、レンタル屋さんの問合せフォームから、
状況の報告を送った。
こんなことは初めてだったので、
原因が分からなかったが、
「PCの中 CD 粉々 破損」などと
キーワードを入れて検索してみると、
同様の事故は、たまに起きているようだ。
どうやら、クラック(ひび)の入った CD を使うと
割れてしまうことがあるらしい。
CD は、かなりの高速で回転しているので、
クラックに耐えられないんだな。
12年ぐらい前の記事だと、クラックのことを
書いている記事もあったけど、
まだ一般的ではなかったようで、
レンタル CD を弁償させられたという記事もあった。
私の問い合わせには、CD の破損については、
おとがめなしだった。
しかし、壊れてしまったCD ドライブの修理代は、
自分で負担するしかないだろうな。
ダメもとで「修理代は出ますか?」と
訊いてみようかとも思ったのだけど、
なんとなく厚かましいような、
みっともないような気がしてやめた。
CD にクラックが入っていたことは、
証明しようがない上、CD を買わずに
安くあげようという了見なんだから、
それぐらいは、当然だろう。
まあ、今までに数千枚の CD を
読み込んできて初めてのこと。
確立にすれば、0.0数%だ。
次回からは、クラックの有無をチェックしよう。
ただ、結構傷だらけの CD でもちゃんと
読み込んだりするので、危険なクラックを
見抜けるかどうかは自身がない。
2023.3.2
100km ウォーク 完歩への道 その2
ウォーキング・シューズ購入
6月に100キロ・ウォークに挑戦しようと
思っている。
1月29日に初めて、このために「歩く」という
練習を始めて、この1ヶ月間で計9回
トータル 約54キロを歩いた。
普段はいている Columbia のスニーカーで
歩いていたけど、さすがに本番(100キロ)は
これでは歩けないかも知れないので、
ウォーキング用のシューズを買うことにした。
何が良いのか分からないので、
ABC Mart で、見つけた New Balance の
MW880 というモデルを購入した。
ランニング・シューズで 100キロ歩くという記事も
読んだのだけど、ウォーキングに的を絞って
開発された靴の方がなんとなく楽に
歩けそうな気がしたので、これにした。
定価 12,100円を 10% OFF 10,890円で入手。
New Balance の靴は初めて買った。
ウォーキング用のシューズ、確かに軽くて歩きやすい。
(ような気がする。)
2023.3.3
ギタリスト 爪問題
エレキギター、アコースティックギターは、
多くの人が フラットピック を使って弾いている。
フラットピックというのは、ギターを弾くときに使う
三角形の道具。
フラットピック
素材は、一般的にセルロイド、ナイロンが
多いが、その他にもべっ甲、石、木、と様々。
形も厚みも様々で、弾き心地も音も違う。
また、指に付けるタイプのピックもあって、
親指用をサムピック、それ以外の指用を
フィンガーピックと呼ぶ。
サムピック
フィンガーピック
ピックと指弾き両方という人も結構いる。
まれに指弾きのみという人もいる。
クラシックギターの場合、私の知る限り
ピックは使わないので、皆指弾きだろう。
たぶんピックを使ってはクラシックの曲は、
弾けないと思う。
指弾きの人の中には、フィンガーピックや
サムピックを使う人もいれば、何もつけずに
自分の指だけで弾く人もいる。
私は、ギターを弾いて今年で50年になるが
弾き始めてから、ずっと指弾きと
フラットピック弾き、両方でやっていた。
といっても半々というわけでなく、
8割以上ピックで弾いていた時期が長かった。
指弾きは、フィンガーピックやサムピックは
使わない。
10年以上前から、指弾きとピック弾きの
音量差に悩みだして、それならば全部指弾きに
しようと試みたのが、今度はプレイによっては、
指で弾くと物足りなくて、結局ピックを持って
しまうということの繰り返しの時期があった。
そういう時期を経て、全くピックを持たなくて
全て指で弾くようになったのは、
この5〜6年ほどのことだ。
ピックを使わずに弾くことに憧れていたので、
それは嬉しいことなのだけど、
次の問題が発生してきた。
爪だ。
フラットピックでやっていたような、
コード・カッティングを爪でやるために
爪が摩耗し、割れてしまうのだ。
そのため、長時間の練習は避けなければならない。
今週の月曜日ライヴを演ったが、
ライヴの時、つまり本番は手加減せずに
力いっぱい弾くので当然、爪へ負担も大きい。
本番までにある程度練習も重ねているので、
爪は本番の時点で、すでにある程度の
ダメージを受けている上で、手加減なしの
演奏をすることになる。
YouTubeにアップしているソロ・ギターのときは、
爪を使うことは、ほとんどないのだけど、
今回のライヴで演った曲は、結構、
ギターをかき鳴らす曲もあったのでなおさら、
爪は、損傷する。
上の写真は、ライヴから2日後に撮ったもので、
少し手入れをした後だ。
ライヴ直後は、もっと酷かったわけだ。
写真の爪の左側が、大分削られた上、
へこんでいる部分は、割れてしまったんだ。
で、この状態になると、激しいコード・カッティングの
プレイはしばらく出来ないことになる。
やり続けると、今度は爪がもっと削り取られ
やがて血を流しながらの演奏になるだろう。
血を流すのも痛いのも好ましくないが、
何より爪がなくなることで、出したい音を
出せなくなるのは困る。
写真は親指だけど、人差し指、中指、薬指も
時々爪を使うので、やり過ぎるとこれも損傷する。
練習はしたいけど、手加減しなければならにという
ジレンマに陥る。
全て爪で弾くギタリストもいて、彼らにもこれは、
いつも問題となっている。
それで、人によってはフィンガーピックを使ったり、
つけ爪を付けたり、自分の爪を堅くするために
薬品(たとえば聞いたことがあるのは、接着剤の
アロンアルファ)を爪に塗ったりと、各々工夫と
探求が繰り返されてきた。
これは、個人個人によって、正解が違うという、
ギタリストにとっての永遠の大きなテーマなのだ。
私は基本的に指の腹で弾きたい人で、
必要な時に爪で堅い音を出したいんだ。
そうすると、演奏時だけ付ける、
フィンガーピックやサムピックでは、
(もちろん試したことはあるのだけど)
思ったプレイは出来ない。
また、困ったことに私の爪が柔らかい。
すぐ割れる。(栄養足らんのか?)
先の写真は右手の親指だったけど、
昨日、左手の中指の爪が
ご覧の通り割れてしまった。
これは、ギターとは関係ないと思うのだけど、
爪の先がギター弦に当たって割れ目が入った
所から割れた可能性も拭いきれない。
まあ、左手の爪の損傷は、珍しいことなので、
それほど問題ではないが、右手の特に
親指は、いよいよ何か対策をしないと、
練習さえできない、という状況に陥ってしまった。
(左手の爪は問題はないと書いたけど、痛いよ。)
まずは爪に貼り付けるタイプの
つけ爪(ギタリスト用)を買ってみた。
試しに親指に付けてみたのだが、
かなり微調整を施さないと快適な演奏は出来なさそうだった。
う〜ん、道は長い。
つけ爪
これを両面テープで爪に貼り、爪切りで切って
形を整える。
ギターを弾くたびにそれをやるとなると、
結構面倒だ。
2023.3.5
『ピカソのセラミック−モダンに触れる』展
Picasso Ceramics: The Modern Touch
昨日は、東京、青山にあるヨックモック
ミュージアムでピカソのセラミックを観てきた。
セラミックというのは、陶磁器のことだ。
ピカソのことは、長い間、変な絵を描く画家
というイメージしか持っていなかったのだけど、
昨年、国立西洋美術館で「ピカソとその時代
ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」で
その実物を見て、印象が変わった。
やはり、美術品は実物を見ないと分からないんだ。
ピカソは絵画だけでなく、版画、彫刻、陶器も
数多く製作したアーティスト。
今回の展示会では、ビデオも数本観られたのだが、
陶芸家がろくろを回して作った瓶を
あれよあれよという間にハトに作り変えたり、
陶器に絵を描いたりするそのスピードに驚いた。
とてもじゃないが、考えてやっている風には見えない。
最初から、完成形が見えているのか、
何も考えずお構いなしにやっているのか
分からないが、とにかく彼が多作な
芸術家であったことが頷けるビデオだった。
驚いたことに、ピカソは自分が作った作品を
陶芸家たちに複製して量産することを認めていた。
それは、ピカソが世話になった陶芸の工房への
恩返しでもあったようだ。
もちろん、複製の製作にはピカソは
監修として関わり、チェックをしていたようで、
ビデオのインタビューに答えていた陶芸家は
ピカソに「俺より上手い」と言われ、
とんでもないことをしたと思い、
作り直したというエピソードを話していた。
ピカソは、教え方も上手かったのだという。
その複製は「エディション」と呼ばれ、
実物を見れば、ちゃんとピカソの手による
オリジナルか、エディションかは分かるように
なっているのだが、素人が観たら分からない。
それに、エディションもその時にピカソ本人の
監修のもとに作られたものだけだから、
複製といえども十分に価値があるものなのだ。
展示されているセラミックを観て感じたのは、
それらの作品が、とても大衆的な印象であること。
とてもシンプルなのに、踊る人の絵がとても躍動的であること。
どうかすると、和風に見える(例えば魚の絵)
ものもあったこと。
そして、一見、雑なのに繊細さも同時に
持ち合わせていることなど。
やはり、本物を観るのは学びがあるね。
別れる決心
Decision to Leave
予告編を観て、面白そうだと思っていた
韓国映画『別れる決心』。
サスペンスだと思っていたら、確かに
サスペンス的な要素もあったけど、
それよりもそのサスペンスに絡めた、
刑事と旦那殺しの被疑者の間の
ラブ・ストーリーがメインの物語だった。
以下、ややネタバレあり。
前半のストーリーは説明的要素が少なく、
ちょっと分かりにくい上、どの登場人物にも
感情移入が出来ず、おまけに結末も後味の
悪いものでなんだか、鑑賞後は無口に
なってしまうような映画だった。
ふたりが恋に落ちていく様子も
全然ドキドキしないし、
真面目な刑事(しかも奥さんいる)としての
矜持が、女への想いでほだされてしまうには、
やや説得力のない脚本・演出だったと思う。
宣伝文句にあった「韓国で社会現象!
世界中を魅了!!珠玉のサスペンスロマンス」は
大げさやと思った。
「韓国のアカデミー賞」とも言われる映画祭
「青龍賞」で監督賞をはじめ6冠獲得というのも、
カンヌ映画祭で監督賞受賞というのも、
私には、あんまり頷けない映画でした。
★★★☆☆
監督 パク・チャヌク
出演 パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
2022年/韓国/138分
2023.3.6
CORNER COFFEE & Design
以前、一緒に仕事をしていたデザイナーの
Oちゃんは、神奈川県平塚市在住。
一昨年6月、地元でカフェをオープンしたのは、
知っていたけど、一度も行ったことがなかった。
ドライヴがてらにちょうど良い距離なので、
久しぶりにOちゃんに会いに、
昨日、お店にお邪魔してきた。
店名の通り、角にあるお店は、
とても開放感のあるスペースで、何より
コーヒーもサンドイッチもスイーツも美味しかった。
お昼ご飯も兼ねて 妻とふたりで合計だけど、
コーヒー4杯、サンドイッチ3つ、
イチゴの乗ったスイーツ(ケーキ?)と
結構頂きました。
コーヒーにはうるさい妻も
ドリップコーヒーの味を絶賛していた。
コーヒー豆は、京都発の今や世界的
コーヒーブランド「%Arabica Kyoto」のもの。
店名に「Design」とある通り、Oちゃんデザインの
Tシャツやマグカップ、地元の写真家の写真や
プリザーブドフラワーなども販売している。
近所だったら、しょっちゅう行くんやけどなぁ、
というお店。
やはり、都心ではないからこそなのか、
この感じは、東京でもありそうでないようなカフェ。
Oちゃんの長年の仕事の経験が
生かされています。
平塚に行く機会があったらぜひ。
クロワッサンサンドとコーヒー
CORNER COFFEE & Design
2023.3.8
小島良喜&山木秀夫 DUO
初めて聴く、小島さん(pf)と
山木さん(dr)のデュオ。
ドラムとのデュオというのは珍しい。
今までにライヴを観た覚えがあるドラムとの
デュオは「桑原あい(pf)×石若駿(dr)」と
「渡辺香津美(gt)×山木秀夫(dr)」だけかな。
これらの組合わせにベースが加わると、
ピアノ・トリオ、ギター・トリオとなるわけだが、
ベースがいない分、それぞれの自由度が
増えるとともに音楽として完成させる難易度は
上がるような気がする。
ふたりにセンスと技術が求められると思うのだ。
さて、本日のデュオ。
おそらく様々な場面で共演してきたであろう
お二人だが、一体、どの程度の打合せ、
リハーサルをやった上での、本番の演奏なのだろうか。
ジャンルで言えば、ジャズなので、
基本的には、Improvisation
(インプロビゼーション:即興演奏のこと)なのだろうけど。
印象としては、小島さんが好き勝手(失礼)に
演っているのに、山木さんが乗っかって
合わせていくというか、創作していくように
感じだのだけど、実際、あのふたりの
心理的な内面や、脳内で何が起こっているのかは
全く想像がつかない。
ただ言えるのは、「迷いのなさ」と「反応の早さ」だ。
演奏後、ふたりが「楽しかった」と言ってたけど、
ああいう境地で演奏が出来たら、
本当に楽しいんだろうなと思う。
山木さんとのデュオも素晴らしかったけど、
今度は、ぜひ鶴谷さん(dr)とのデュオも観たい。
[ MEMBERS ]
小島良喜(pf)
山木秀夫(dr)
@ BLUES ALLEY JAPAN
入替なし
2023.3.9
Generations On Da Table
ジェネレーションズ・オン・ダ・テーブル
昨年6月の「FAB4 featuring 山岸潤史」
以来の山岸さんを観てきた。
山岸さんは、日本人でありながら、
アメリカで活躍する数少ないギタリスト。
私が初めて観たのは、18歳の時だから
40年以上、聴き続けているギタリストだ。
今日のメンバーは、昨年の「FAB4」と
ベースの KenKen、ギターの TAKU が同じ。
KenKen のことは何度か書いたけど
素晴らしいベーシストだ。
そして、ギターの TAKU。
昨年「かなり好きなギター」と書いたけど、
今日も良かったなぁ。
黒いセミアコだったんだけど、トーンも良かったし、
フレーズも適度にジャジーで、ちょっとタイプは
違うねんけど、一瞬、弾いている顔が
石やんに似てると思ってしまった。
今日は、キーボードいなかった分、
ギターが聴けたのでギター好きには
これはこれで、嬉しいな。
ドラムはたぶん初めて観たんじゃないかな、
SATOKO という女性ドラマー。
なんだろう、他のメンバーが濃いい分、
この人のプレイだけ、入ってこなかった感じ。
このメンバーと演っているのだから、
十分上手いんだけど、他の人たちが
外に向かって演奏しているのに彼女だけは、
内側を向いているような印象だった。
上手く説明できないけど。
山岸さんは、(たぶん)moon の
サンバーストのシンライン・テレキャスター・タイプ。
フロントがハムバッキンで、太めのええ音でした。
控えで、いつもの Xotic の白いテレキャス・タイプも
置いてあったけど、出番はなし。
インストを2曲演ったあと、マリさんの登場。
石やん作の『最後の本音』、
ムッシュかまやつの『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』
ジョニー吉長(マリさんの元夫)の『ありがとう』
と、ゆかりのある、故人の曲が続く。
あー、そういうことなんだよな。
順番にいなくなっていくけど、
音楽と故人の想い出は、こうして残っていくんだ。
マリさんは、ウエストロード・ブルースバンド
(山岸さんがデビューしたバンド)の1枚目の
レコーディングに19歳で参加していたらしい。
マリさんは、石やん(石田長生)とも
チャーさんともバンドを組んでいたけど、
山岸さんとは、何度も共演歴はあるのに
一緒にバンドをやるのは、これが初めてだという。
なるほど、そういえばそうだな。
そういうことが出会って50年目に
起きるんだから、人生って面白い。
マリさんが山岸さんを
「ギタリスト界の大谷翔平」と紹介していた。
なるほど、ジョー・サンプルのバンドに
入るなんて、まるでメジャーだわ。
[ MEMBER ]
山岸潤史 (g)
KenKen (b)
金子マリ (vo)
SATOKO (ds)
TAKU (g)
@ COTTON CLUB
2nd show
2023.3.10
顔 見たい
先日、近所の飲み屋のカウンターで、
ひとりで飲んでた時のこと。
後のテーブルに若い女性のふたり組が
座っていた。
別に聞きたくないけど、話し声が聞こえてくる。
片方の女性が言う。
「私、高校の時、モテてたの。
大げさではなく、ホントにモテてた。
半年に一回告白されてたよ。」
「私ってね、人を思いやることしかできないの」
「私、自分のハードルを下げることで、
コミュニケーションを円滑にしてるの」
などなど。
どんな顔してる人なんかなぁ、
あー顔見たい。
で、お会計の時、それとなく、
というより、意図的にがっつり見てしまった。
コメントは控えますね。
こういう人間観察で、
コットンきょんは YouTube ネタ
作ってるんだろうなぁ。
2023.3.11
100km ウォーク 完歩への道 その3
初の20km
初めて 20kmに挑戦した。
4日前、12kmを歩いたので、次は15〜16km
ぐらいかなと思ったけど、20kmに挑戦した。
少しずつ距離を延ばすのは、
100km歩ききるために成功体験を
積み重ねるためでもある。
いきなり 40kmや 50km に挑戦して
挫折したら、100km 歩くのイヤになりそうなので
自信を付けるために少しずつ距離を
伸ばすことにしたんだ。
今日の距離は、20.6km。
途中 10kmぐらいで、喫茶店に入って
25分ほど休憩した。
その休憩時間を含んで4時間28分。
休憩時間を除くと4時間歩いたわけだ。
12km 以上は未知の体験で、
さすがに3時間(15km)以上歩くと
身体の一部が悲鳴とまでは言わなくても
ちょっと 声をあげだしたね。
なるほど、100kmは手ごわそうだ。
2023.3.12
100km ウォーク 完歩への道 その4
インソール問題
先日、100km ウォーク用にウォーキング・シューズ
(New Balance MW880)を購入した。
この靴は「幅広サイズ」となっていたので、
買う時に、「幅が広くないものはありますか?」と
店員に訊いてみたのだが、ないという。
28センチのものを試着してみて少し大きいような
気がしたのだが、靴ひもをきつく結べばいいやと
思って、そのまま買ってしまった。
実際に歩いてみると、27.5 センチも
試着してみれば良かったと少し後悔した。
まあ、インソールを敷くという手もあるかと思って
調べてみると、ウォーキング用のインソールが
あることを発見した。
レビューを読むと、賛否が分かれている。
合う合わないは個人差がありそうなので、
これは、試してみないと分からないと思い購入した。
(2,420円)
[アシマル] インソール ウォーキングII
届いてすぐに装着してみると、土踏まずの部分が痛い。
土踏まずのアーチを保つためにプラスチックが
入っているのだが、それが当たって痛いのだ。
(ああ、これは失敗した)と思ったけど、
説明書きに「足になじむまで少し時間がかかる」と
いうようなことが書いてあったので、しばらく試すことにした。
元々入っているインソールは、
外すように書いてあったので、外したが、
元々のインソールより厚みがあったため、
サイズ感はちょうど良くなった。
インソールを入れて歩いて、10〜20分ほどで
当初の痛みは感じなくなった。
なるほど、足になじんだということなのだろう。
そして、少し歩きやすくなったような気がした。
思い込みの効果かも知れないけど。
しかし、昨日 20km歩いてみて、
結構、足(足首から下)が疲れたので、
このインソールが本当に良いのかどうか疑問が
湧いてきた。
というのは、もともとこの靴は、ウォーキングに
特化して作られた靴なのに、インソールを
替える必要があったのだろうか、ということだ。
インソールを入れようと思ったのは、
靴が少し大きいなと感じたからであって、
ちょうど良ければその発想はなかったんだ。
なので、元々のインソールでも 20kmの
距離を歩いてみないと比較が出来ないんだな。
インソールを替える前、12km歩いた時は、
それほどの疲れは感じなかった。
これが、インソールのことなのか、
単純に距離のことなのかが分からない。
なので、次回 20km歩くときはインソールを
元のものに戻して歩いてみようと思う。
2023.3.13
糸
2020年公開の映画『糸』。
主演は、菅田将暉、小松菜奈。
その他の出演は、斎藤 工、榮倉奈々、
倍賞美津子、二階堂ふみ、松重 豊、
山本美月、高杉真宙など。
公開時は、観ようかどうしようか迷って
結局、観なかったんだけど、少し前に観た
YouTube で 社会学者の宮台さんが、
良い映画だと言っていたので、気になっていた。
途中で、結末は予想が付くのだけど、
(えっ?もしかしたら、そうじゃないの?)
と思うほどハラハラさせてくれた。
評価は、賛否が分かれているのだけど、
私は好きだな。
菅田将暉演じる高橋漣の頼りないような、
それでいて、頼りがいのあるようなキャラも
良かったし、小松菜奈演じる園田葵の
強さともろさも良かった。
彼女が脇役で出ていた映画は観たことがあったが、
主演作は初めて観た。
芸能情報に疎い私は、観終えてから、
調べて知ったのだけど、このふたりは、
この映画のあとホンマに結婚しているんやね。
中島みゆきの曲『糸』を原案として
創作されたストーリーらしいが、
あの曲を聴いて、こういう物語が
出来るというのが、凄い。
あんなに(映画のように)運命の糸が
ほつれている人も、そんなにいないと思うけど、
人生は、出会った人で作られていくから、
確かに糸があるように思える。
死ぬまで繋がっている糸、
途中で切れてしまう糸、
切れたと思ってたら、まだ繋がっていた糸など
色々やけど。
日本アカデミー賞、優秀主演男優賞
(菅田将暉)、優秀主演女優賞(小松菜奈)、
優秀音楽賞(亀田誠治)を受賞している。
★★★★▲
2023.3.12 Amazon Prime Video で鑑賞。
2023.3.14
ギタリスト 爪問題 その2
先日、ライヴをして右手の親指の爪が
割れたので、対策として両面テープで
貼り付けるタイプのつけ爪を買ってみた。
一度しか試していないのだけど、
ギターを弾くたび(弾く前)に つけ爪を貼り付け、
爪切りとやすりで形を調整するというのは、
不精な私には向いていない。
おまけに微調整が難しく、快適に
弾けるように爪をセッティングできるように
なるのは、かなりの熟練が必要だと感じた。
何よりもそのことに時間を使うのが
私にはストレスで、これは無理だと気付いた。
というわけで、一度試しに付けてみただけで、
つけ爪案は却下だ。
次の案として、爪の強化。
爪が割れないように保護するベースコートを
発見した。
Kaina(カイナ)という日本のメーカーの
爪用保護ベースコート、その名も
「The Guitarist(ザ・ギタリスト)」。
おお、なんて頼もしい名前!
それもそのはず、フラメンコ・ギタリストの
沖 仁が監修したという商品。
フラメンコ・ギターは、かなり激しく弾くのだが、
ギターがナイロン弦なので、私のようにスチール弦
対策としてどれほど効果があるかは不明だが
ちょっと期待が持てる。
昨日、早速試してみた。
付け爪に比べて、とても簡単。
1分ほどで(完全ではないけど)乾く。
二度塗りして、90分ほど練習した。
ライヴで割れた部分がまだ完全には
伸びていない上、二度塗り程度では、
まだ強い爪が出来ていないので、
結論を出すにはまだ早いが、
丁寧に爪を育てるつもりで取り組んでみようと思う。
あるサイトには「ギター弾きにとって爪は
楽器の一部。ギター本体と同じで、
爪も一生使い続けるには日々のメンテナンスを
怠らないことが大事」と書かれていたもんね。
写真は、今日(練習の翌日)、もう一度
(これで三度塗り)ベースコートを塗った状態。
爪左部分のベースコートが少し面で剥がれたように
見えるのは、おそらく練習で剥がれてしまったものと思われる。
パッと見た目は、塗った爪と塗っていない爪とは
それほど差はない。
よく見ると塗った方が爪が乳白色というのか、
白っぽい程度。
それにしても、あんまりきれいな指先じゃないね。
2023.3.15
カレーはスポーツだ!#53
SP KEEMA CURRY / BUBBLE(恵比寿)
★★★▲☆
「週3食べたくなる!」という看板が
気になっていたカレーをランチで食べた。
店内にはウイスキーのボトルが並んでいたので
どうやら夜はバーのようだ。
ランチ営業は、間借りかも知れない。
カレーは、キーマカレー。
ご飯の量、辛さ、トッピングは、
選択できるシステムだが、
メニューにあった、4種のトッピングがされた
「SP KEEMA CURRY」1,600円をオーダー。
(トッピングなしは、1,200円)
感想。
辛さは「0辛」にしたので、辛くはなかったけど、
味は可もなく不可もなく、といったところ。
「週3食べたくなる」は、残念ながら私にはない。
期待し過ぎたかも知れないな。
トッピングは、イカリング、フライドオニオン、
ナス(のフライ)、(茹でた)ほうれん草だった。
生たまごは、標準でトッピングされている。
カレーとは関係ないけど、「SP KEEMA CURRY」の
4種のトッピングについて メニューにこう書かれていた。
「トッピング内容はスタッフ迄 お伺いください」
おそらく若い人が、作成したのだろう。
「お伺いください」とは 気持ち悪い日本語だ。
「伺う」は、自分の行動について使う謙譲語なので
使い方を間違えている。
この場合は「スタッフまでお尋ねください」だろう。
こんな風に細かい言葉使いが気になり出したら、
完全にオジサンということか。
そうでもなくても、十分完全にオジサンやけど。
2023.3.17
ボビー・コールドウェル 死去
ミスターAORこと ボビー・コールドウェルが
3月14日に亡くなった。
この数年は、闘病生活だったようだ。
享年71歳。
ちょっと若いなぁ。
1st アルバム『イブニング・スキャンダル』(1978年)
からは、"What You Won't Do For Love"、
"Special To Me"、"Come To Me" と
ヒットを飛ばし、文字通り彼の代表アルバムとなった。
私と同年代なら、特に "What You Won't Do For
Love"(邦題『風のシルエット』)を聞いたことが
ない人は おそらくいないだろう。
多くの人がカヴァーしているが、
私もライヴで数回演奏したことがある。
合掌。
Bobby Caldwell - What You Won't Do for Love
CDドライブ 奇跡の復旧!
先日、PC で CD を読込中、
突然「パンッ!」という大きな音がして、
CD ドライブの中で CD が粉々に破損した。
(その件のエントリー)
それから、毎日 PC の電源を入れるたびに、
CD トレイのふたが開いては閉まりを
繰り返していた。
CD ドライブの中に破損した CD の破片が
残っているのは間違いなく、それらを取り除いても
CD ドライブが正常に作動するかどうか
分からないし、どうやって CD ドライブの
中の破片を取り出せば良いのかも
分からないまま、3週間ほどが過ぎた。
どうせ、壊れているだろうから、
やれるだけやってみようと、一昨日、
PC 本体(Desk Top タイプ)を開けてみた。
しかし、CD ドライブ の取り出し方が分からない。
あれこれ、やっているうちになんとか
外せたが、CD ドライブも箱をあけないといけない。
これにも手こずったが、なんとか開けることができた。
中に残っていた CD の破片は、
思ったよりも多かった。
こんなん中に入ってたら、そらトレイが
開いたり閉まったりするわな。
機械自身、どうしてええか分からんやろ。
CD の破片と一緒に CD ドライブの
中からプラスチックの欠片が、出てきた。
明らかに内部で折れてしまったもののようだが、
どうしようもない。
で、CD ドライブを元通り PC 本体に
戻すのにもずい分苦労したが、
なんとか元に戻すことが出来た。
電源を入れて、CD をちゃんと認識するか、
全く予想が付かなかったけど、なんと、
ちゃんと動いたよ!
ただ、PC の起動時に今までしなかった
音がするけどね。
あの割れた部品のせいかもしれないな。
それにしても、ろくに知識もないのに
よくできたと自分でも驚いております。
まさに奇跡の復旧!
2023.3.19
富士と桜
―北斎の富士から土牛の桜まで―
@ 山種美術館
勤め先オフィスから歩いて数分のところに
山種美術館という美術館があることは
以前から知っていたのだが、行ったことがなかった。
最近、美術館巡りに目覚めたので、
こんなに近所にある美術館に行かない手はないと
思い行ってきた。
開催中の展覧会は
「富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―」。
富士山の世界遺産登録10周年記念の
特別展でもある。
日本人の大好きな、というより
もう日本人の心と言ってもよい、
富士山と桜。
有名なところでは、チラシにもなっている
葛飾北斎の「冨嶽三十六景」の
「凱風快晴(がいふうかいせい)」から
聞いたことのない画家のものまで。
古くは18世紀(江戸時代)のものから
21世紀(2001年)のものまで
作品56点が展示されていた。
その中で一番気に入ったのが、
奥村土牛(おくむらとぎゅう)(1889ー1990)
という画家の「吉野」という作品。
なんと奥村が88歳の時の作品。
いつまででも観ていられると思ったほど、
これには魅了された。
桜の美しさと儚さが見事に描かれていて
観ていると、なんだか心が落ち着いてきて
整えられる。
そしてちょっと心が明るくなる感じ。
結構大きな作品で、正確な大きさは
分からないけど、横幅が150〜200センチ
ぐらいあったのではないかと思う。
館内は撮影禁止だったけど、1枚だけ
なぜか撮影OKの写真があった。
それがこれ。
横山大観、65歳の時(1933年)の
作品「富士山」。
横山大観は生涯で富士山を
1500点描いたという。
今回の展覧会では4点が展示されていた。
私のように美術に詳しくない人間が、
こうやって、美術展に出向くのは、
まだ知らない作品、画家に出逢える楽しみがある。
記憶の残る作品、画家は少ないけど、
今回は、奥村土牛という人を知ることが出来た。
奥村土牛「醍醐」1972年(83歳)
小松均「赤富士図」1977年(75歳)
比較的、作者が高齢になってからの作品が多く、
もしかしたら、富士や桜は、
人間としての年月を経ないと書けないの
かも知れないと思ったのでした。
初バスケット試合観戦
今日は、Kさんの息子H君(小学6年生)を
連れて、バスケット試合観戦に行った来た。
会場は、青山学院記念館。
サンロッカーズ渋谷 VS アルバルク東京。
観客は、3,100人以上で、結構な盛り上がりだった。
結果は、54対67 で、アルバルク東京の勝利。
ただ、バスケットの試合を観たことのない素人と
しては、プロ・バスケの印象がテレビで観る、
ハイライトシーンのダイジェストなので、
その期待から観ると、こんなにもシュートが
決まらないものなのかと、ちょっと物足りない感じだったね。
試合中
チアガールのパフォーマンスがあったり、
試合以外の見世物も充実していたけど、
60歳のおっさんには音楽が騒がしかったな。
2023.3.21
春風亭昇也
真打昇進披露興行 FAINAL
何度か真打昇進披露や
襲名披露興行を観たことがある。
それらは、普段の落語会では聞けない
面白い話が聞ける貴重な機会だった。
昨日は、お笑い芸人から春風亭昇太に入門し、
落語家に転身した春風亭昇也の
真打昇進披露興行を観てきた。
タイトルに「FINAL」とある。
真打に昇進したのは、昨年5月のことで
もうその披露興行も終わりということだろう。
結構、長い間演っていたのか、コロナの
影響で実は回数は少なかったのかは、分からないけど。
出演者が豪華だった。
今や笑点のレギュラーとなった、
桂宮治、春風亭一之輔に笑点の司会者を
務める、昇也の師匠である昇太。
会場はほぼ満席に見えた。
開口一番は、昇太の十番弟子だという
昇ちくによる「子ほめ」。
続いて宮治の「棒鱈(ぼうだら)」。
この人を始めて観たのは、2014年だったから
もう9年も前。
当時、彼はまだ二つ目で、面白さよりも
そのテンションの高さが鼻につく感じで
あまり好きになれなかったが、
今では、笑点のレギュラーの座も得て、
テンションの高さはそのまま、面白さはそのままに
いい感じに角が取れたというか、
歳を重ねてきていると思う。
全く上から目線で、申し訳ないけど。
マクラでも十分に笑いを取っていたよ。
師匠である昇太は新作落語の
「オヤジの王国」。
お父さんの悲哀を爆笑にして、昇華。
休憩を挟んで、口上。
司会は宮治。
宮治と昇也は同期なのだという。
まあ、このメンバーなので、厳かさのかけらもなく、
爆笑で終わったよ。
そして、一之輔は「加賀の千代」。
もう5回ぐらい高座で聴いているけど、
ご隠居さんの甚兵衛さん愛が
突き抜けていて好きだな。
そして、いよいよ昇也。
演目は「子は鎹(かすがい)」。
「子別れ」とも言う。
酒でしくじって、3年前に女房と息子を
追い出した大工の熊さん。
心を入れ替え、酒もやめ仕事に励むある日、
別れた息子、亀とばったり出会い、
女房ともよりを戻すという人情話。
今まで、色んな噺家の口演で聴いてきたけど、
昇也バージョンは、隠された演出があった。
出入り先の番頭さんに木場へ誘われ、
その道でばったり亀と会うのだが、
実は、番頭さんが亀と会うように
意図的に仕組んだことだったんだ。
熊さんが、ひとり身で何かと苦労しているし、
寂しいだろう、おみつさん(前のおかみさん)は、
良い人だった、なんとかよりが戻らないものかと
思ってのことだったんだな。
もしかしたら、今まで聞いた中にも
そういう背景で語られていたものも
あったのかも知れないけど、
初めて気付いたよ。
こういう新しい発見があるのも嬉しい。
昇也はあまり観た覚えがなかったが、
記録を見てみると、なんと2013年3月25日、
ちょうど10年前に一度だけ観ていた。
それは、「桂歌丸独演会」(@関内ホール)で、
私が落語にハマるきっかけとなった、
始めて行った落語会だったのだ。
そこで歌丸師匠の芸に感銘を受け、
落語会に通うようになったのだ。
昇也は、昇太が才能があると認めるだけある芸だった。
しかし、才能があっても常に向上心を持たないと、
ダメになっていく世界、そういう人をたくさん
見てきたとも昇太が言っていた。
確かに。
何の世界でもそうだろうが、
特にエンタテイメントの世界は厳しいだろうな。
【 演 目 】
「子ほめ」 春風亭昇ちく
「棒鱈」 桂宮治
「オヤジの王国」 春風亭昇太
― 仲入り ―
口 上 (昇太・昇也・一之輔・宮治)
「加賀の千代」 春風亭一之輔
「子は鎹(かすがい)」 春風亭昇也
@ 銀座ブロッサム
2023.3.21
100km ウォーク 完歩への道 その5
20km2回目とインソール問題
100km ウォークに向けて、週に2回は
歩こうと思っているのだけど、
先週の火曜日に 12km 歩いてから、
1週間ぶりのウォーキングとなった。
10日前に初めて 20km 歩いたのと
同じコースを今日は、逆周りで歩いてみた。
前回、20.6kmと書いたけど、もう一度
キョリ測で測ってみたら、20.08km だった。
前回の 20kmで、ウォーキング用のインソールに
疑問が生じたので、今日は元々 靴
(New Balance MW880)に付いていた
インソールに戻して 歩いてみた。
結果、20km 歩き終えたあと、
前回と比べて驚くほど足が疲れていない。
前回は、歩き終えたあと、足首から下に
かなりの疲労を感じたのだけど、
今日は、まだまだ歩けると思ったほど、
足も気持ちも疲れていなかった。
これがインソールのことなのか、身体(足)が
ウォーキングに慣れてきたのかは不明だが、
あのウォーキング用のインソールは、やめることにした。
今日も 10km ぐらいで休憩をとったので、
次回は休憩なしで 20km 歩いてみようと思う。
1月29日に始めたウォーキングは、
合計 120km 25時間を超えた。
大会出場(6月3日)までに 練習で 250km 歩こうと
目標を立てたが、それはクリアできそうだ。
2023.3.25
エンニオ・モリコーネを観る その5
鑑定士と顔のない依頼人
原題)La migliore offerta(伊)
英題)The Best Offer
エンニオ・モリコーネが音楽を担当した
映画の鑑賞シリーズ。
前回観た『マレーナ』(2000年)に続いて、
ジュゼッペ・トルナトーレ監督 2013年の
作品『鑑定士と顔のない依頼人』を観た。
これは、公開時に劇場で観て(2014年1月)、
「面白かった」という記憶があったのだけど、
ラストの衝撃的なシーン以外は、何も覚えていなかった。
そのラストも一体誰が犯人だったのかを
覚えていなかったので、
ほとんど初めて観るのに近かったよ。
以下 ネタバレ含む。
簡単にまとめてしまうと、美術鑑定士として
成功をしていた初老の金持ちの男が、
美術品の査定の依頼をしてきた若い女に
狂って(というのは言い過ぎか)しまう。
この男、結構な潔癖症で、
その年(たぶん60代)になるまで、
女性と関係を持ったことがないという初心(うぶ)。
恋愛に免疫がない分、
簡単に恋に落ちてしまう。
で、長年集めてきた大切な大切な美術品
コレクションをその女(達)にそっくり持っていかれてしまう。
これが、何人もの人が関わっている、
もの凄く壮大な詐欺。
主要な登場人物のほとんどが、詐欺に
関わっているのだけど、男は全く気が付かなかった。
その男が、ひどいヤツならまだしも、
べつに悪い人じゃないんだな。
まあズルして、自分のコレクションを
増やしているのは事実だけど、
そんな仕打ちを受けるほどではないんだな。
でも、彼を恨んでいる人がいて、
その恨みは結構 根深いんだ。
その恨んでいる人も詐欺チームの一員な
わけだけど、何より、依頼人の女性への
男の恋心・愛が本物だっただけに、
哀しい悲しい結末だ。
その男、主人公の美術鑑定士役、
ジェフリー・ラッシュがとても良いです。
ええ味出してます。
伏線の回収の仕方も秀逸。
音楽の方は、やや控えめな印象。
とはいえ、後半とてもモリコーネらしい
メロディが流れます。
★★★★☆
DVDで鑑賞
2023.3.26
YouTube
そろそろ ソロ・ギター No.36
"Country" (Keith Jarrett)
3ヵ月ぶりに YouTube に演奏動画をアップした。
この度のお題は、ジャズ・ピアニスト、
キース・ジャレットの『カントリー』。
シンプルで美しい曲で大好きだ。
あまりジャズらしくないシンプルな
コード進行にどこか郷愁を誘うメロディ。
キースは、アメリカ人なのだけど、
この曲は、ノルウェー人と組んだ
ヨーロピアン・カルテットと言われている
メンバーと1977年にレコーディングされた。
スタジオもオスロ(ノルウェー)だったようだ。
この曲が、ノルウェーで書かれたものか
アメリカで書かれたものかは分からないのだけど、
メンバーや録音地の影響は当然、
演奏に現れるだろう。
色んなアーティストがカヴァーしていて、
もうスタンダードと言っても良いだろうな。
ジャズの人たちはもちろん、
山弦(佐橋佳幸&小倉博和)、
The DUO(鬼怒無月&鈴木大介)という
二組の日本人ギターデュオもカヴァーしている。
Steve Gadd の『Gadditude』に収録された
ヴァージョンも渋くて良いが、
何よりオリジナルが良いと思う。
キース・ジャレットは、一度はナマで聴いておくべき
アーティストだと思う。
しかし、何度も来日していたのだが、残念ながら
その機会を逃してしまった。
脳卒中の後遺症で、現在は活動しておらず、
今後の復帰も難しいらしい。
キースのことを知ったのは、1996年。
95年の暮れに東京に出てきた私は、
自由が丘のオーセンティックな BAR で、
バーテンダーの修行をすることになった。
修行というほど厳しいものではなく、
研修といった方がよいかも知れない。
その BAR ではそれまで私が聴いたことのない
音楽を流していた。
たとえば、ポルトガルのマドレデウスや、
アイルランドのエンヤ、
イギリスのマイク・オールドフィールなど。
そんな中にキース・ジャレットの
『ケルン・コンサート』もあったんだ。
これらは、店主のKさんのセレクトだった。
Kさんは、普段はロック好きなのだけど、
お店で流す音楽には、こだわっていた。
たまにレッド・ツェッペリンなんかも流してたけど、
不思議と違和感がなかった覚えがある。
私が、キースを知った1996年には、
すでに彼は体調を壊し始めていた。
その後も来日はしたんだけどね。
そろそろ ソロ・ギター "Country" (Keith Jarrett)
2023.3.26
SIMON PHILLIPS
"Protocol V"
2019年6月以来、約4年ぶりの
サイモン・フィリップスのプロトコル。
今回は、"Protocol V(5)"。
昨年3月、アルバム『プロトコル V』を
リリースしていたのだが、知らなかった。
今回の来日メンバーは、2019年の来日
メンバーで、アルバムも同様と思われる。
ブルーノート東京、3日間公演
初日の2nd ショー。
例によって、ハイテンションなハード・フュージョン。
2014年、2015年の来日時の「プロトコル」の
ギターは、アンディ・ティモンズで、
2018年がグレッグ・ハウ。
2019年が今回と同じアレックス・シルだったが、
私はアンディのギターが一番好きだなぁ。
アレックスのプレイは、アンディに比べると現代的。
ギターはヘッドレス・タイプを2本使用。
1本は、スタンドに固定されたエレアコ的なもの。
会場は、満席でおおいに盛り上がっていた。
席が、ドラムに近かったので、
サイモンをたっぷり観られたのは良かったが、
途中2曲ほどあのハードな演奏の中、
なぜか睡魔に襲われて参った。
2014年のエントリーには、サイモンが
激しいドラミングのあとのMCで息が
乱れていないことを書いているが、
今日は、激しい曲のあとのMCで
「はぁ〜はぁ〜」いうてた。
あの時は 57歳やったけど、
今は 66歳やからなぁ。
健康に気を付けて、続けて欲しいけど、
80歳で あのプレイはちょっとイメージできない。
だから、これからどんな風になっていくのか
楽しみでもある。
80歳でもあんな風に演ってたりして。
[ MEMBERS ]
Simon Phillips (ds)
Otmaro Ruiz (key)
Ernest Tibbs(b)
Jacob Scesney (sax)
Alex Sill (g)
@ Blue Note Tokyo
2nd show
[ 関連エントリー ]
2019.6.5 SIMON PHILLIPS "Protocol" -30th Anniversary Tour-
2018.1.7 SIMON PHILLIPS "PROTOCOL IV"
2015.6.19 SIMON PHILLIPS “Protocol III”
2014.5.31 SIMON PHILLIPS "Protocol II"
(2023.6.4 追記)
Blue Note のサイト(Live Reports)に
セットリストがアップされていたので、
こちらにも記しておく。
2023 3.26 SUN.
2nd show Setlist
1. NIMBUS
2. SOLITAIRE
3. PENTANGLE
4. WHEN THE CAT’S AWAY *
5. DARK STAR *
6. RED ROCKS
7. THE LONG ROAD HOME *
8. JAGANNATH *
EC. CELTIC RUN
* Protpcol V 収録曲
2023.3.27
YouTube
視聴回数5万回突破!
YouTube の私のチャンネル総視聴回数が
5万回を超えた。
3万回から4万回の1万回は、
2ヶ月ほどだったが、
4万回から5万回の1万回は、
約1ケ月半と 少しだがペースが上がった。
あいかわらず『Tears in Heaven』の
独走状態は続いており、この動画だけで
26,000回を超えている。
つまり、36曲の動画があるのだけど、
半数以上は『Tears in Heaven』が
稼いでいるというわけだ。
凄いよね、『Tears in Heaven』。
これは、楽曲の力であることは間違いない。
私的には、他にももっと聴いてほしいなと
思う曲があるのだけど、そうはいかないんだな。
これは、全期間(2021/5/18〜)の
視聴回数のグラフ。
右側4分の1あたり(2022年11月)から、
急に増えたのが分かるが、
その時に何があったのかは不明だ。
そして、緩やかだが右上がりに
増え続けているように見える。
その部分のアップ
2021年5月に1曲目をアップした時には、
視聴回数なんて気にするとは思っていなかった。
ただ、ソロギターを弾くために
何か目標が欲しかっただけなんだ。
でも、視聴回数が増えてきて、
数は少ないけど、コメントが入るようになると、
人間って、見事に欲が出てくるんだね。
まあ、それがやり続ける張り合いになるなら
それも良いだろう。
そして、そんな数字にとらわれず、
新しい曲にチャレンジし続けようと思う。
【2023年3月27日現在 記録】
視聴回数:50,022回
総再生時間:931時間
チャンネル登録者数:234
↑
とらわれとるやないか。
2023.3.28
JACKSON BROWNE
Japan Tour 2023
ジャクソン・ブラウン、6年ぶりのジャパンツアー。
3月20日大阪、22日広島、24日名古屋と
周ってきて、27、28日が東京。
その東京公演は、売り切れたようで
30日には、追加公演がある。
今日28日は、東京公演の2日目を観てきた。
会場は、前回(2017年)、前々回(2015年)と
同じ渋谷の Bunkamura オーチャードホール。
メンバーは、ギターのひとりが Val McCallum から
Mason Stoops に、キーボードが
Jeff Young から Jason Crosby に
変わっている以外は、前回と同じ。
ギターの Greg Leisz が変わらずいてくれたことは嬉しい。
現在74歳のジャクソン・ブラウン。
1972年にアルバム・デビューしているので、
もう芸歴(というのか?)は 50年を越えている。
74年のアルバム『Late For The Sky』は、
アメリカの国家保存重要録音登録制度
(National Recording Registry)に登録され、
米議会図書館に「文化遺産」として、
永久保存されているという。
その長いキャリアで今回が12回目の来日だという。
さて、そんなジャクソンのコンサート。
前回、「20分ほどの休憩を入れて、
2時間45分ほどのショー。
来年で70歳とは思えないパフォーマンスでした」と
書いたけど、今日は、15分ぐらいの休憩を入れて、
2回のアンコールを入れて約2時間50分!
74歳とは思えぬ声!
そして毎度のことながら、客席から飛び交う
リクエストの声に応えるシーンも幾度かあった。
今日も なんだか分からないけど、
心に突き刺さってくる歌声で、
何度かウルウルしてしまった。
ジャクソンはピアノも弾いたけど、基本的にはギター。
2人のギタリストと合わせると、
ギブソンやフェンダー、見たことのない物も含めて
ステージで弾かれたギターは、20本ぐらい
あったのではないだろうか。
Greg Leisz のペダル・スティールと
ラップ・スティールが素晴らしい。
昨年リリースされたアルバム
『Downhill From Everywhere』
からも『Downhill from Everywhere』
『Until Justice Is Real』『The Dreamer』
など数曲演奏。
『Doctor My Eyes』『Late For The Sky』
『Running On Empty』などはもちろん、
今日のハイライトは、前回 前々回は
聴けなかった『Stay』が聴けたことだな。
それから、今日ジャクソンのMCで知ったのだけど、
3月3日にデヴィッド・リンドレー(gt)が亡くなっていた。
それから、前回 前々回バンドメンバーだった
キーボードのジェフ・ヤングも2月27日に
亡くなっていたんだ。
ジャクソンは、今日のショーは、
彼らに捧げますと言っていた。
David Lindley、享年78歳。
Jeff Young、享年?歳。
合掌。
[ MEMBERS ]
Jackson Brown (Vocal/Guitar)
Bob Glaub(Bass)
Mason Stoops(Guitar)
Mauricio Lewak(Drums)
Greg Leisz(Guitar)
Jason Crosby(Piano/Violin)
Aletha Mills(Vocals)
Chavonne Stewart(Vocals)
@ Bunkamura オーチャードホール
--- Jackson Browne Japan Tour 2023 ---
3月20日(月)大阪・中之島 フェスティバルホール
3月22日(水)広島・JMSアステールプラザ 大ホール
3月24日(金)愛知・名古屋市公会堂
3月27日(月)東京・渋谷 Bunkamura オーチャードホール
3月28日(火)東京・渋谷 Bunkamura オーチャードホールT
3月30日(木)東京・渋谷 Bunkamura オーチャードホール〈追加公演〉
[ 関連エントリー ]
2015.3.13 JACKSON BROWNE
2017.10.17 JACKSON BROWNE
[ 参考 ]
memories of Jackson Browne in Japan
↑
熱烈なファンの方が作ったと思われる、
ジャクソン・ブラウン日本公演セットリスト。
今年の分は、まだアップされていないけど。
(2023.4.3 追記)
ネットにセトリがアップされていた。
3月28日 @Bunkamuraオーチャードホール
[ SETLIST ]
1. Before the Deluge
2. World In Motion
3. Walls And Doors (Carlos Varela cover)
4. Never Stop
5. The Barricades Of Heaven
6. For A Dancer
7. Fountain of Sorrow (悲しみの泉)
8. Rock Me On The Water
9. Jamaica Say You Will
10. Downhill From Everywhere
11. These Days
12. For Everyman
-- Break --
13. Until Justice Is Real
14. The Dreamer
15. The Long Way Around
16. Your Bright Baby Blues
17. Sky Blue and Black
18. Doctor My Eyes
19. Late For The Sky
20. The Pretender
21. Running On Empty (孤独なランナー)
-- Encore --
22. The Load Out
23. Stay
24. Take It Easy/
25. Our Lady Of The Well (泉の聖母)
2023.3.29
似
先日、サイモン・フィリップスのライヴを観に行った。
席が、ドラムの近くでサイモンの顔が良く見えた。
演奏中、あることに気付いた。
サイモン、
高田純次に似てる・・・
以前、ボズ・スキャッグスが高田純次に
似ていると書いたことがある。
↓
2009.7.12 似
でも、サイモンの方が似ているな。
そして、
3人ともいい男だよな。
2023.3.30
カレーはスポーツだ!#54
肉だく牛スパイシーカレー/吉野家(恵比寿)
★★★☆☆
吉野家の期間限定メニュー、
「肉だく牛スパイシーカレー」
679円(税込)なり。
うーん、やはりというか、ちょっと残念だが、
ファストフードの域を出ないな。
当たり前か。
ファストフードだもん。
以前から感じていたことだけど、
カレーはM屋の方が旨いと思う。
まぁ、好みの問題やけどね。
ハンバーグが食べたい! #15
魚竹 / 恵比寿
★★★▲☆
時々、ランチを食べる和食の「魚竹」。
魚料理がメインなのだが、
その日の日替わりランチは
「和風ハンバーグ」だったので、食べてみた。
ごはん、味噌汁、サラダ、小鉢が
付いて 1,300円なり(税込)。
ハンバーグは、言うまでもなく洋食なのだが、
おろしポン酢で仕上げるあたりに
日本人の外国文化の取り入れ方を感じるね。
2023.3.31
ハンバーグが食べたい! #16
Grillマッシュ / 恵比寿
★★★★☆
恵比寿の「Grill マッシュ」。
一度行ってみたいと思っていた、
洋食(ステーキ)屋さんで ランチした。
ハンバーグか ステーキか迷ったので、
ならば両方(!)ということで
ステーキコンボをチョイス。
ハンバーグ 160g とハラミステーキ 90g のセットだ。
それぞれのソースが4種類あって
組み合わせは決まっているようだった。
ハンバーグには、王道のデミグラスソース、
ハラミには、西洋ワサビのテリヤキソースの
組み合わせ「コクまろ・コンボ」にしてみた。
このテリヤキソースが、旨かった。
ご飯のすすむ味です。
デミグラスの方も、普通に旨いのだけど、
テリヤキソースの方が断然好みだったな。
このソースでハンバーグを食いたいぐらい。
サラダ、ライス、ドリンクが付いて
1,800円(税込)。
他のものも食べてみたい。