2023年6月
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2023.6.1
100km ウォーク 完歩への道 その11
開催間近・台風接近
GWに 30キロを歩いて、腰の調子が悪くなり
すっかりネガティヴになった私は、整骨院に通い出した。
(と言っても、2回行っただけだけど。)
1回目(2週間前)に整骨院の先生に
「股関節の可動範囲が狭い」
「そのことをカバーしようと腰を反らして歩いている」
と指摘を受けた。
2週間ストレッチをしてきて、股関節は
かなり柔らかくなったような気がしている。
(「かなり」と書いたけど、元々が硬すぎたので、
実際には大したことはない。)
そして、本番前日の明日も整骨院の予約を
入れている。
最終的な身体の調整のつもりだ。
先日見つけた、夏島隆さんという
メディカルトレーナーの『10秒でほぐす』という
本を読んでいると、普段の立ち方、
歩き方、座り方で知らず知らずのうちに
身体に負担をかけていることが分かってきた。
まあ、「10秒でほぐす」のは私には難しいけど、
参考になることがいくつも書いてあった。
実際に自分の姿勢に注意をし出すと、
仕事中、椅子に座っていて、無意識に
背中を反らしていることに何度も気が付いた。
コンピューターに向かって仕事をしていると
ついつい、猫背姿勢になってしまう。
その姿勢に気付くと今度は、
背筋を伸ばそうとして、背中を反らしてしまう。
その姿勢が、少し気持ち良い、というか
楽なんだな。
だから、それからしばらくは、背中を
反らしたままで仕事を続けるんだ。
しかし、自分が楽な姿勢は、実は
身体には負担をかけていることが多いようだ。
その本にも指摘があったけど、
背筋を反らしたり、胸を張ることが
正しい姿勢だと勘違いしている人は多いようだ。
正しい姿勢とは、最も身体に負担がない姿勢。
つまり、地球の重力の影響を最も受けない
姿勢のことなんだな。
そんなわけで、立っている時、歩いている時、
座っている時にその姿勢に注意を払うように
なってきた。
まだ、腰には不安があり、100キロ 完歩できるか
どうか不安なまま、当日が近づいてきた。
そして、台風2号もやってきた。
昨日、100キロウォークの開催事務局から
メールが届いた。
「6月3、4日開催の東京エクストリームウォーク
100 は、3日午前5時時点で気象庁から大雨、
洪水、暴風・強風、波浪、高潮警報、
特別警報のいずれかが発令されている場合、
中止とし、速やかにHPで発表します」
さらに
「大会途中でも、大雨、洪水、暴風・強風、
波浪、高潮警報、特別警報のいずれかが
発令された場合、発令が予想される場合は、
主催者の判断により中止とする場合があります」
とある。
今日の時点では、天気図を観ると、
6月3日の午後から夕方あたりに、
ちょうど神奈川県から東京都の南に
台風がいそうな予想だ。
そうなると、台風の勢いが よほど
衰えない限り、中止の色が濃い(と思う)。
この4ヶ月間で、約320キロ、70時間近くを
歩いたことで、十分に準備をした、という自分だ。
だから、途中、腰さえ不調にならなければ、
なんとか完歩できるのではないかと、
(甘いかも知れないけど)思っている。
しかし、仮に中止にならなかったとしても、
それなりの雨の中を 100キロ歩くのは、
心が折れそうでかなり気が進まない。
腰のことだけでも不安なのにそこに雨まで
加わると、正直心の中で「中止になってくれ」と
思う自分が現れ出した。
3日は、朝7時スタートの組なので、
前日(明日ね)の夜はスタート地点である
小田原のホテルを予約してある。
そして、中止かどうかの決定が、
当日3日の朝5時。
とっても微妙ね。
まあ、明日の夕方まで様子を観よう。
2023.6.3
100km ウォーク 完歩への道 その12
開催中止
天候に恵まれれば、今頃私は、
横浜市内あたりを歩いていただろう。
残念ながら、台風2号の影響で、
「東京エクストリームウォーク 100」は、
開催中止となった。
午前5時時点で神奈川県に大雨警報が
発令されていたためだ。
(出発地が神奈川県小田原市)
中止のメールは、午前5時1分に送信されている。
東京は、昼には完全に雨が上がっていたので、
台風が半日早ければ、開催は叶っただろう。
主催者は、なんとか開催の可能を探っていたようで、
100キロ中止決定後も、午前7時時点で
警報等が解除された場合は、33キロの「練習会」を
実施しようとしていたが、その開催も叶わなかった。
私は、昨日の18時の時点で「中止になる」と
判断し、小田原へは行かなかった。
仮に開催されても雨の中を歩ききる自信が
なかったこともある。
ここにも書いてきた通り、まだ少し腰に
不安があったので、開催中止は、
ちょっと安心した面があるのも否めない。
でも、ここまで練習も積んできたし、
歩くことが好きになってきたので、
ウォーキングは続けようと思う。
そして、改めて 100キロ・ウォークに挑戦するつもりだ。
次回の「東京エクストリームウォーク 100」は、
10月21日 (土)、22日 (日) に決定している。
今回の申込者には、割引があるとの発表もあった。
しかし、大会の前日 20日と当日 21日、
両日ともテデスキー・トラックス・バンドの
コンサート・チケットを買ってるんだよな。
まあ、前日はコンサート観てから、
小田原に移動すれば良いか。
遅くなるけど。
当日(21日)は、コンサートは諦めるか。
実は、東京公演は3日間あって、
3日ともチケットを買ったので、21日の公演を
観なくても2回観れるんだが、どうしようかなぁ。
いずれにしろ、今回のような不安のない
コンディションで臨みたいね。
カレーはスポーツだ!#59
チキンカツカレー/ゴーゴーカレー(新橋)
★★★▲☆
金沢発のゴーゴーカレー。
「金沢カレー」には定義があるらしい。
曰く、
(1)ルーは濃厚でドロッとしている。
(2)付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
(3)ステンレスの皿に盛られている。
(4)フォークまたは先割れスプーンで食べる。
(5)ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
たぶん、過去にも食べたことがあると思うのだけど、
どんな味だったか、覚えていなかった。
先日、銀座ヤマハの帰りに新橋駅前で
見つけたので立ち寄った。
食券を買うシステムなのだが、
間違って「大」の食券を買ってしまった。
1,050円なり。
食べ終えてから、メニューをよく見ると
「大」はライスが 400グラムだった。(食い過ぎや)
途中で、ルーが足りなくなったので、
追加(150円)したよ。
カレーは、それほど辛くない。
確かにドロッとしていて、やや懐かしい感じ。
なんだか学食のカレーを思い出した。
チキンカツは、脂身(皮)がなくて 私の好み。
カツカレーのカツにソースをかけるのも
私的には OK、というか ソース かけるね。
2023.6.4
写真集食堂 めぐたま
気になっていた「写真集食堂 めぐたま」に
先日、やっと行って来た。
オフィスから歩いて5、6分にあるので、
いつでも行けそうなのに
なぜか普段は、思い付かないんだ。
名前の通り、写真集がなんと5,000冊もある。
その日は平日のランチタイムだったもので
結構 混んでおり、写真集をゆっくり物色したり
観たりする雰囲気ではなかった。
他のお客さんが、本棚ギリギリに座ってる所もあり、
空いていないとちょっと難しいな。
休みの日の午後とかにゆっくり訪れたい。
ランチは数種類あったけど、
「季節の一汁五菜ランチ」(1,650円)にしてみた。
スタッフは全員中高年の女性ということも
あってか、家庭的な味付け。
煮物が美味かったね。
今度は、キーマカレーを食べてみよ。
2023.6.4
落語ドマーニ ひるの会
100キロ・ウォークに申し込む前に
チケットを取っていた落語会。
リセールに出したけど、1週間前になっても
売れずで、誰かにあげようと思ったけど、
行ける人もいなかったので、無駄になるかと
思っていたけど、100キロ・ウォークが
中止になったおかげで、結局 行くことが出来た。
タイトルになっているドマーニ(domani)は、
イタリア語で「明日」の意味。
さしずめ「落語の明日」という意味の会かな。
前座を入れて、今日は四席とも当たりだった。
開口一番は、三遊亭まんとの「寿限無」。
続いて、マクラで岸田総理の息子の件で
かなりキワドイ笑いを取った、
白酒の「化物使い」。
雀々のマクラは、若い頃にやらされた
散々な仕事のエピソード。
演目は、「夢八」。
初めて聴いた演目で、まだまだ知らない
落語があることが嬉しい。
仲入りのあと、喬太郎。
高座に見台がセットされていたので、
どうしてかなと思っていたら、喬太郎は
足が悪くて正座が出来ないらしい。
立ち食い蕎麦やウインナーの話しで
たっぷり笑いを取ったあとの演目は
とても渋い「錦木検校」。
演じるのは難しそうだし、笑いのない噺だけど、
ちゃんとくすぐりを入れてくるのが喬太郎の上手さだな。
一緒に行った友人(落語4〜5回目かな)も
大満足の落語会だったよ。
【 演 目 】
「寿限無」 三遊亭まんと(前座)
「化物使い」 桃月庵白酒
「夢八」桂雀々
― 仲入り ―
「錦木検校」 柳家喬太郎
@ 大手町三井ホール
(チラシに兼好がいるが、彼は夜の部の出演)
カレーはスポーツだ!#60
チキンカレー/ルーキー(不動前)
★★★★☆
2度目の「カレースタンド ルーキー」。
今回は、チキンカレー(850円)に
季節の焼き野菜(250円)を
トッピングして、税込 1,100円なり。
トマトベースのルーで、爽やか辛さ。
チキンは脂身のない胸肉(?)と、
骨付きの手羽が一本。
一緒に行った妻は、エビカレー(900円)に
同じく季節の焼き野菜をトッピング。
半ライス(50円引き)で1,100円。
こちらは、ココナッツミルクを使った、
クリーミーなカレーで、やや甘め。
どちらかというと、チキンカレーより、
エビカレーの方が私の好みだったな。
季節の焼き野菜 250円は、
結構な量で、かなり価値あり。
2023.6.5
両親と裏磐梯と写真とインスタ
先週、妻の両親に会いに山形に行ってきた。
先にお母さんが施設に入っていたのだが、
奇跡的にお父さんも同じ施設に入れたのだ。
お父さんには、去年の4月にお会いしたが、
お母さんとは、コロナで 2019年の夏以来
会えていなかったので、ほぼ4年ぶりだった。
会えたといっても、ビニール越しだったけどね。
ガラス越しじゃないだけましだ。
今年は、GWもどこにも行かずだったので、
旅行がてら、福島、裏磐梯に一泊し、
山形へレンタカーで行くことにした。
裏磐梯や福島駅からは、車で1時間程度で
そんなに遠くないんだ。
あいにく、雨だったけどね。
もう私の雨男は、かなり前から確定しており、
8割以上の確率で旅行中に一度以上は雨が降る。
今回も然り、2日ともほとんど雨。
裏磐梯は初めてだったけど、良い所だったね。
泊ったペンションのご主人夫妻もとても
ユニークな方々で、食事中ずっと会話に
花が咲いたよ。
泊ったのが日曜日だったせいか、
他のお客さんがおらず、宿泊客は私達だけで
貸切状態だったんだ。
雨が上がった隙に撮ったペンション付近の写真。
写っている湖は、曽原湖(そはらこ)。
ところで、昨年の10月26日から、
インスタグラムに毎日写真をアップしている。
今のところ、1日も休むことなく、
忘れることもなく。
今日でちょうど 223(ツーツーミ)日目だった。
こちら がそのインスタグラム。
これらは、アップしたその日に撮った写真と
いうわけではなく、撮りたいものが目に入ったら、
スマホで撮影し、撮りためたものをアップしている。
そんなわけで 日頃からいつもいつも、
被写体を探しているような感じだ。
これは、写真を撮る者にとっては
良い訓練なのではないかと ポジに解釈している。
ちなみに撮ったものは、ほぼ全てスマホ内で
好みの色に編集してからアップしている。
そのせいで、撮影欲が満たされているのか
なんだか分からないけど、最近、
あまりカメラを持って写真を撮っていなかった。
やっぱり、カメラで撮らなきゃね。
こちらは、インスタにアップした、
スマホで撮った写真
諸橋近代美術館。
とても美しい建物。
開催中の展覧会は「ダリとハルスマン」。
ダリには、あまり興味がなかったのと、その時は
鑑賞する気力がなかったので、美術館には
入らなかったけど、せっかく行ったので
観ておけばよかったなとやや後悔。
2023.6.7
ANTONIO SANCHEZ
"BAD HOMBRE"
アントニオ・サンチェスを観るのは、
2009年の Pat Metheny Group 以来かな。
今回は「バッド・オンブレ」という
ヴォーカル入りのバンドで来日。
最近は、観に行くライヴが多い上に、
記憶力の低下もあって、なぜこのライヴを
観たいと思ったのか覚えていないことも多い(汗)。
今日もそんな感じで、アントニオ・サンチェス
だから観ておこうと思ったのは不思議では
ないのだが、演奏が始まってちょっと戸惑った。
1曲目から JAZZ という感じではない。
なぜかオリエンタルなムードも感じる曲。
思っていたのと違う、という戸惑いだ。
2曲目、なんとラップ、ヒップホップだ。
3曲目は、スペイン語だったかな。
全体的な印象は(ジャズ的要素も含んだ)
エレクトロ・ポップとでもいうのだろうか。
その手の音楽は、あまり聴かないので、
3曲目ぐらいまでは「ちょっと好みではないなぁ、
失敗したかなぁ」と思いながら聴いていた。
ところが、この音楽、中毒性があるのか何のか、
途中からいつまででも聴いていたい状態に
トランスしてしまった。
何しろ、最後には立ち上がって拍手したほど
楽しんだよ。
アンコール入れて、90分近く。
もちろん、演奏は素晴らしかった。
やはりアントニオのドラミングは、
素晴らしかった。
特に本編最後の曲で、4小節に一度
3拍子が入るリフの上でのドラムソロは、
素晴らしかった。
スリップ・ビートというレベルを超えてたね。
めちゃくちゃ叩いてるんちゃうかと思っていたら、
ピタッと合わせて来るのには驚いたね。
ヴォーカルのタナ・アレクサは、
ヴォーカルのエフェクトやループを多用。
ルーパーを使い、その場でハーモニーを重ね、
バックトラックの一部を作るあたりなど、
21世紀のヴォーカル・パフォーマンスを聴かせてくれた。
途中のアントニオのMC、
「She is married to me. I’m very lucky」で、
タナ・アレクサがアントニオの奥さんだと知ったよ。
ベースのレックス・サドラーは、
「From Australia」と紹介されていた。
エレキ・ベースだけではなく、キーボード・ベース、
マニピュレーター的な仕事もしていたよ。
そして、キーボードのビッグユキ。
見るからに日本人っぽいな、と思っていたら
「Prime minister」「From Japan」と紹介された。
この人のこと、全く知らなかったのだけど、
調べてみると、2015年にアメリカの「JAZZ TIMES」誌が
行った読者投票の「ベスト・シンセサイザー奏者」部門で
ハービー・ハンコック、チック・コリア、
ロバート・グラスパーに次いで4位を獲得という
スゴイ日本人だった。
世界は広いなぁ。
昨日今日がブルーノートで2日間4公演。
明日はコットン・クラブで2公演、合計6公演。
ええもん観ました。
[ MEMBERS ]
Antonio Sanchez (ds)
Thana Alexa (vo)
BIGYUKI (key)
Lex Sadler (b)
@ Blue Note Tokyo
2nd show
2023.6.11
休みないねん
土曜日曜と大阪に帰省していた。
実家は、近鉄大阪線沿線にある。
今日、東京に戻るため、
その近鉄線に乗っていた時のこと。
ある駅で小学1年生か2年生くらいの児童と
引率者らしき大人達の団体が、乗ってきた。
子供達は、全員同じロゴの入ったキャップを
かぶっており、引率の大人達は、
そのロゴの入ったTシャツを着ていた。
私の正面に座った女の子の話し声が
耳に入ってきた。
「月曜日は水泳、
火曜日は公文、
水曜日はバレエ、
木曜日は習字、
金曜日は公文、
土曜日は○△X、
だから、休みないねん」
たぶん正確ではないけど、そんな感じ。
すごいなぁ、今の子供は。
その団体が、何のグループか気になったので、
そのロゴを手がかりに調べてみると、
子供達にキャンプなど野外活動を通して、
体験学習を提供している NPO だった。
ってことは(今日は日曜日だったので)、
その女の子は、日曜日には、
その活動に参加しているということか。
(毎週ではないかも知れないけど)
私がその年頃には、毎日友達と、
遊んでいたので、なんだかその子は、
幸せなのかなって、心配をしてしまった。
余計なお世話だね。
2023.6.12
ハンバーグが食べたい! #23
粗挽きハンバーグステーキ定食
/ヴィア ビア オオサカ(新大阪)
★★★★☆
大阪に行くときは、いつもお昼頃に
新大阪に着くようにしている。
新大阪駅構内でランチを食べるのが楽しみで、
もう何年もがんこ寿司(回転寿司)で
食べるのが恒例となっている。
がんこ寿司は、大阪で創業60年になる会社で、
今では大阪に色んなジャンルの店が
数十店舗あり、関東や海外にも進出している。
私は大阪在住の頃、40年以上前から時々、
がんこ寿司の居酒屋を利用していたので
馴染みがあるんだ。
で、がんこ寿司は旨いんだけど、その店の前に
ハンバーグやステーキの店があって気になっていた。
この看板見たら、食べたくなるでしょ。
前回、東京に戻る日の夕食にそこへ
行ってみると、食べたかったハンバーグがない。
昼と夜ではメニューが違っていたのだった。
食べられないとなると、ますます食べてみたい。
というわけで、今回の帰省でようやく
そのハンバーグを食べることができた。
焦がしニンニク醤油味、250グラム。
1,480円(税込)なり。
ハンバーグは、レアに仕上げられているので、
鉄板の上の丸い部分で焼きながら
食べるようになっている。
「焦がしニンニク醤油味」とあるが、
ソースをかけたり、ソースに付けたりするのではなく、
ハンバーグ自体にしっかりと味が付いている。
粗挽き感も程よく、味も旨いのだが、
食べ始めから数分間は鉄板が結構熱く、
焼く度に油が飛ぶので、箸を持つ手にも油がかかる。
店内のテーブルの上が、やけに油っぽいと
思ったが、なるほどそれは油まみれになるわな。
ライスの盛られた皿が小さく、そこはかとなく
醸し出されるB級感も大阪っぽい。
(ええ、偏見です。)
2023.6.20
60歳のある日に思うこと
なんとなく、さしたる理由もなく、
「ひとりごと」の更新を1週間サボっていた。
書くネタがないわけではないのだが、
最近 身辺がにわかに気ぜわしくて、
ついつい更新がおろそかになってしまっている。
気ぜわしさの言い訳は、いくつかある。
会社が移転することになったが、
移転先が決まっていなかったこと。
(これはやっと決まったけど。)
移転の準備があれこれとあること。
年内で退職するための準備があること。
(これが結構やっかいだ。)
なるべく早く片付けなければならない、
頼まれている仕事がいくつかあること。
練習しようと思っている曲の練習が
はかどっていないことなどだ。
世間にはもっとたくさんの重要な案件を
抱えている、本当に忙しい人達もいるだろうから、
私の忙しさなど、大したことではないのは
分かっているし、一度にできる仕事は、
ひとつなので焦っても仕方ないことも
重々分かっている。
年を取って、随分と(良い意味で)鈍感に
なって来たように思うのだが、この程度で
「気ぜわしい」と思うということは、
まだまだだなと思う。
気ぜわしさの背景の一つかもしれないが、
先月、大阪にいる姉(62歳)に癌が見つかった。
あまりよろしくない状況なのだが、
驚くほどに本人は冷静だ。
こういう時は、本人より周りの人間の方が
あたふたするものなのかも知れない。
弟の私が言うのもなんだが、
その落ち着きっぷり(というか受け入れ方)は、
天晴れとも言えるほどだ。
本人は「もっと若かったら、ショックだったと思う」
と言っているから、年齢というのも大きな
要素だろうけど、姉に比べて、
明らかに色んなことに執着の強い私が
もし癌の宣告を受けたら、
あんな風に笑っていられる自信はない。
老いや死は、生まれた瞬間から
ずっと変わらず私たちの人生には
身近だったはずだけど、60歳を過ぎると
こんなにも現実的になるんだな。
以前「死を見つめて生きるために」という本を
読んでから、ことあるたびに
「私達はいつも 死につつある」と
意識していたつもりだった。
が、姉の癌宣告は、それはとても概念的な
理解でしかなかったと気付かせてくれた。
その本の感想に私は、
「死ぬのが自分であれ、家族や友人であれ、
死ぬ前に正直に死と向き合い、
分かち合わなければ、相手とも自分とも
本当の親密さは生まれない」と書いた。
これを書いたのは、本を読み終えた直後で、
それなりの理解や洞察があったんだろうけど、
どんなレベルで何を理解し
そう書いたのかなんて、覚えていない。
しかし、姉の癌宣告のおかげで
その言葉の意味を体験したよ。
2年前に父が死んだけれど、
それは90歳の老人の死であり、
十分に準備の時間を与えられた死であり、
言ってみれば当たり前の死であり、
受け入れ難いものではなかった。
つまり、父の死さえ、どこか概念的だったのでは
ないかと思えてきた。
例えば、子供の頃や若い頃に親を亡くしたり、
配偶者や子供や親しい友人の死に遭った人なら、
もっと「死」が強烈で身近な体験なのかもしれないが、
幸い(なのか?)私は、そういう経験がない。
この歳まで生きてれば、それなりの数の
親戚や友人、知合いの死を経験したわけだけど、
その人たちと死を前に、本当に親密な
関係であったかと問われると「ノー」なんだ。
中には癌で死ぬと分かっている人もいたけど、
その人と、死について話したことなど一度もなかった。
これからの人生できっと、本当に親密な人の
死を経験し、今までとは違う人生の
レッスンが始まるんだと思う。
それは、先に逝く立場であれ、
残される立場であれね。
本当にもう「死」を忌まわしいなどとと
避けている場合じゃないんだ。
どういう死に方をするかは、
自分では選べないと思うけど、
その時までどういう風に生きるかは、
自分次第だろう。
残りの人生は、毎日、毎分毎秒
今この瞬間も短くなり続けていて、誰も
そのカウントダウンを止めることはできない。
生まれてくる時と、死にゆく時は、
ひとりだが、その生と死の間の
「人生」というものは、人間はひとりでは
生きられない。
自分以外の人たちによってのみ
人生は、形付けられ、彩られ、
深みを与えられる。
その仕組みの絶妙さに
改めて感嘆するのだった。
2023.6.21
世界中に存する善きものすべてに感謝
昨日、死について少し書いた。
2010年9月に読んだ『死を見つめて生きるために』
という本の感想にリンクを貼ったのだけど、
そのリンクが開くのに時間がかかり、
まず、そのページのトップが表示される。
奇しくもそのトップのエントリーが
「遺書」というタイトルなんだ。
このエントリー、13年も前に書いたことで
全く覚えていなかった。
読んでみるとその年の8月に46歳で
亡くなった今 敏 (こん さとし) さんという、
漫画家・アニメ監督の最後のブログ
(タイトル「さようなら」)について書いていた。
古いブログは閉じられてしまっているものも
少なくないが、このブログは今も読むことができる。
↓
2010年8月25日(水曜日)さようなら
読み直してみても 13年前に読んだことさえ
思い出せなかったが、当時と同様に
感動してしまった。
自分なら、死ぬ直前にこんなに冷静に
書けるんだろうか。
死んでから、「あ、あれも書いといたら良かった」
「これも書いといたら良かった」って
後悔するんやないかとバカなことを考えてしまった。
最後を締めくくる、
「世界中に存する善きものすべてに感謝」という
言葉の美しさと尊さにも心が清められる思いだ。
果たして、46歳にして
「膵臓ガン末期、骨の随所に転移あり。
余命長くて半年」と宣告される衝撃は
どれほどのものか。
「妻と二人で聞いた。二人の腕だけでは
受け止められないほど、唐突で理不尽な運命だった」
「筆舌に尽くし難い」という言葉は、
こういう時のためのものだろう。
しかし、両親への言葉や奥さん、友人への
感謝の言葉を読むと、人間はどんな時でも
崇高で気高い存在でいることも可能なんだと
教えてくれているのだった。
親に対し、
「幸せを感じる力を育ててもらったことに感謝」
なんて言葉、出てこないよ。
2023.6.22
エリック・クラプトン
アクロス 24 ナイツ
Eric Clapton ACROSS 24 NIGHT
1991年に発表されたエリック・クラプトンの
『24ナイツ』というアルバムは、
エリックが、ロンドンのロイヤル・アルバート・
ホールで1990年1〜2月に行った18回の
ライブと1991年2〜3月に行った24回の
ライブからの音源を15曲収録したものだった。
演奏は、4ピース・バンド、9ピース・バンド、
ホーンセクション入りの13人編成、
ゲストを迎えたブルース・ナイト、
オーケストラとの共演と盛沢山だった。
90年と91年、合わせて42回もの公演は、
全てフィルムに記録されていたらしいが、
今年(あ、明日発売や)は、
『The Definitive 24 Nights /
ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』という
スーパー・デラックス・ボックスとして
なんと「6CD+3Blu-ray」という形で
発売される。
全47曲中36曲が未発表音源だという。
で、今日観てきた
『エリック・クラプトン アクロス 24 ナイツ』は、
そのダイジェストとも言える内容の
ライヴ映像の劇場版。
いやぁ、素晴らしかった。
期待以上に 良かった。
編集も選曲も良かった。
もちろん、他にも聴きたい曲はあったけどね。
当時、エリックは、44〜45歳だけど、
一番カッコ良かった時ではないだろうか。
鋭い眼差しに精悍な顔つき。
長い髪にベルサーチのスーツ。
ベスト・テイクというだけあって、
演奏は、どれも素晴らしい。
(91年のライヴの直後、彼は息子コナーを
事故で亡くすという悲劇に見舞われるのです。)
特に印象に残ったのは、
4ピース・バンドによる、
『Knocking on Heaven’s Door』は、
泣きそうになってしまった。
4ピース・バンドは、90年と91では、ドラムが違うんだ。
90年がスティーブ・フェローンで、91年がフィル・コリンズ。
『Knocking on Heaven’s Door』では、
バンド・メンバー4人がステージに並んでの演奏で、
フィル・コリンズは、ハイハット・シンバルのみで
演奏しているのだが、これが素晴らしく良い。
とにかくこの曲の演奏には痺れたね。
ネイザン・イーストも若い。
ブルース・ナイトでの、アルバート・コリンズと
バディ・ガイの野生放し飼い度も良かった。
もうスクリーンからブルースのニオイが
して来そうだったよ。
実は、『24ナイツ』というアルバムは、
発売当時はあまり聴いていないんだ。
ライブ盤より新曲を聴きたいということもあったし。
『24ナイツ』が2枚組だったため、高くて手が出せず、
安い輸入版のカセット・テープを買ったような記憶がある。
しかし、今日の映像を観て、
「スーパー・デラックス・ボックス」の購入を決めたよ。
と書いて、買おうとしたら、アマゾンも
タワーレコードも、HMVも注文できない状態。
完全生産限定盤なので
もしかして、早々に売切れか?
仕方ない、ボックス・セットではなく
バラ売りもしてるのでそっちを買うか。
でも、バラ売りの方は、Blu-ray ではなく DVD なんだよな。
Eric Clapton ACROSS 24 NIGHT
[ SETLIST ]
1. 前奏
2. Crossroads
3. I Shot The Sheriff
4. White Room
5. Knocking on Heaven’s Door
6. Lay Down Sally
7. All Your Love
8. Black Cat Bone
9. My Time After A While
10. Edge of Darkness
11. Holy Mother
12. Tearing Us Apart
13. Cocaine
14. Wonderful Tonight
15. A Remark You made
16. Layla
17. Sunshine of Your Love
2023.6.25
SADAO WATANABE GROUP 2023
4月にはすみだトリフォニーホールで、
5月にはビルボードライブ横浜で、
貞夫さんのライブを観たので
3ヶ月連続のライヴ鑑賞だ。
5月のライヴのエントリーに
「2日間ある6月のブルーノート公演は、
他のライブと重なって行けない。
次はいつ観られるかなぁ」と書いた。
この時、すでに私は今日の貞夫さんの
ライブのチケットを取っていたんだけど、
最近はいちいち覚えていられなく
なっているので、そんな風に書いたんだ。
たぶん、ブルーノートに行けないことが
わかって、今日のチケットを取ったんだと思う。
今日の会場は、神奈川県大和市の
やまと芸術文化ホール。
初めて行ったホールだが、自宅からは
ドア・トゥ・ドアで1時間とそんなに遠くない。
おまけに自宅からだと乗り換えなしの
一本で行けるので便利だったよ。
実は、ジャズ・クラブで観るより、
ホールで観る方が演奏時間は
長いのでたっぷり聴ける。
入替なんてないからね。
そして、ジャズ・クラブよりホールの方が
チケット代はたいていの場合安い。
でも、ホールの場合、会場が広い分、
席によっては、ステージから遠い。
今日は、2階席の後ろから
2列目の一番端。
売切れの公演なのに、一番後ろの列は
何故かお客さんを入れていなかったので
実質、最後列だ。
料金は、全席指定の7000円。
うーむ、最前列とこの席が同じ料金というのは、
いつになっても解せんなぁ。
何度か最前列に当たったことがあるから、
人生はバランスだなとも思う。
まあ、キャパ1000人程度のホールなので、
一番後ろでもそんなに遠くはない。
すみだトリフォニーホールでは、2階の
最前列だったのだけど、それよりも
ステージは近かったかも知れない。
今日のメンバーは、ピアノの小野塚さん、
ドラムの竹村さんは変わらずで、
それ以外は、先月のライブから入れ替わっている。
といっても、他のメンバーも貞夫さんの
ライヴでは観ている人たちで
初めて観る人はいないんだけど。
ベース(須川崇志)がエレベだったせいか
ややフュージョン寄りで、セットリストが、
ここ最近とちょっと違う選曲に感じた。
『RENDEZVOUS』や『TEMBEA』が
聴けたのは良かったな。
貞夫さんのプレイは、相変わらず
年齢を感じさせない。
むしろ若返っているのではないかと
思ったほどだった。
ドラム(竹村一哲)とパーカッション
(ンジャセ・ニャン)のユニゾンが、
何度かあったけど、素晴らしかったね。
竹村さんのドラムは、どんどん好きになっていくね。
途中20分ほどの休憩を挟んで
約2時間10分ほど、
平和で素晴らしい演奏でした。
[ MEMBERS ]
渡辺貞夫(アルト・サックス)
小野塚晃(ピアノ、キーボード)
養父貴(ギター)
須川崇志(ベース)
竹村一哲(ドラムス)
ンジャセ・ニャン(パーカッション)
@やまと芸術文化ホール
[ SETLIST ]
第1部
1. PEACE
2. RENDEZVOUS
3. ONE MORE TIME
4. BASIE'S AT NIGHT(A NIGHT AT BASIE)
5. ONLY IN MY MIND
6. FIREFLY(蛍)
7. ALALAKE〜LOPIN'
8. TEMBEA
第2部
9. QUILOMBO
10. SANGOMA
11. BUTTERFLY
12. I'M A FOOL TO WANT YOU
13. I THOUGHT OF YOU
14. SONG OF MAY
15. NOT QUITE A SAMBA
16. IMAGINE / GIVE PEACE A CHANCE
EC 1. HARAMBEE
EC 2. CARINHOSO
LiveFans より
残虐記
桐野夏生 著
最近読んだ何かの記事に
小説『残虐記』のことが、出てきた。
とても興味が湧いて読みたくなった。
10歳の少女が、男に一年余りに
わたって監禁される。
彼女は、助けられた後、その監禁されていた間に
何があったのか、男に何をされたのかについて
一切口を閉ざした。
誰にも理解してもらえないと思ったからだ。
助かった後は、周囲の人々の
想像を浴びることになる。
事件も酷いのだが、その憶測や想像
も十分に少女を傷付けるのだった。
実際にも似たような事件があった。
新潟少女監禁事件は、9歳の
少女が約9年2か月間にわたり
監禁された。
朝霞少女監禁事件では、
13歳の少女が約2年間監禁された。
本当にあったことのことを事実と言うなら、
事実は本人以外は、知り得ないんだ。
そして、その事実と呼ばれることにさえ、
当事者それぞれの視点、思惑、
受け取り方が加味され、現実には
事実ではない部分をも私達は、
事実だと思い込んでいる。
『残虐記』でも、主人公景子の視点は分かるが、
犯人のケンジが何を考えていたかは
全て景子の視点を通った推測のようにも
読み取れる。
これは、あくまでもフィクションであろうが、
実際に一年以上少女が監禁された事件が
あったと考えると背筋が寒くなるのだった。
いくつか、どうも解せない点があるのは、
仕方ないか。
★★★▲☆
本とは、関係ないけど。
父が60歳を過ぎたころだったと思うけど、
文庫本をプレゼントすると「字が小さい」と
喜ばれなかった覚えがある。
当時は「読めるやろ」と思ったものだが、
ついに私も
「文庫本は字が小さくて読みにくい」
と思うようになったよ。
大人になったでしょ。
2023.6.27
デビュー45周年企画
Char JLC & PINK CLOUD
トリビュートライブ
Day 1 ”JLC Session”
昨年11月18日・19日に予定されていた
Char さんのデビュー45周年記念ライヴ2Days、
1日目「Johnny, Louis & Char Session」、
2日目「PINK CLOUD Session」は、
ご本人の体調不良により延期になった。
もちろん2日間通し券を買っていた。
会場や出演者の調整等、大変だったんだろう、
半年以上延びて、やっと今日明日の開催が叶った。
会場は、昭和女子大学人見記念講堂から
LINE CUBE SHIBUYA に変更となった。
今日の座席は、下手側ブロック6列目10番
(実質4列目)とまあまあ悪くない。
オペラグラスの要らない距離だ。
今日は、”JLC session” ということで
ゲストは、金子マリさん。
うん?ここのところ、よくマリちゃんを
観ているなぁ。
ご存じでない方のために書いておくと、
「JLC」というのは、「Johnny, Louis & Char」
のことで、チャーさんがデビューした後、
1978年にジョニー吉長(dr)、
ルイズ・ルイス加部(b)と組んだトリオ・バンド。
ふたりともチャーさんより年上ですでに故人だ。
ゲストのマリちゃんはジョニーの元奥さん。
今日の Charさんは、声もよく出ていて、
若返ったみたいだった。
見た目は、だいぶん年取ってきたけどね。
ギターも冴えてた。
今日のギターは、クリーム色のムスタング。
アンコールで1曲か2曲 ピンク・ペイズリーの
ムスタングを弾いたけど、最後にまた元の
ムスタングに替えた。
このムスタングが良い音なんだなぁ。
ムスタングにコーラスかけたコードって
ホントにええなぁ。
『You Keep Snowin'』とか最高やったわ。
欲しいと思って買うときっとガッカリするんやろなぁ
曲は覚えているだけで『Kindesalter』、
『Wasted』、『Song In My Heart』、
『Finger』、『風に吹かれてみませんか』、
『籠の鳥』、『You Keep Snowin'』、
『You’Re Like A Doll Baby』などなど。
マリさんは途中で登場し、数曲参加。
ジョニーが唄っていた『Cloudy Sky』や
『Open Your Eyes』を Charさんと
ハモる姿は、なんとも言えないね。
『Don’t Cry My Baby』が聴けたのも
良かった。
この曲は、マリさんのアルバム収録だけど、
バックは、JL&C の3人なんだ。
アンコールは、『Apple Juice』、
『からまわり』、マリさんが再び登場して
『Natural Vibration』。
珍しく『Smoky』を演らなかったのは、
明日のためだと読んだ。
ゆくゆく2日間のライヴ映像を商品化するのに
1日目と2日目で曲が被らないように
配慮したのではないかと、勝手に想像している。
ロビーには、ベースやギターが展示されていた。
ベースは、加部さんのものかな。
加部さんの楽器に私は詳しくないのだけど、
今日、澤田君が弾いていたのは(Char さんが
「良いベースだね」「使用料かかるよ」とか
言っていたので)もしかしたら、
加部さんのベースなのかもしれない。
アンコールを入れて約100分は、
やや短めな印象だが、
期待以上に良かったので、明日も楽しみだ。
明日も同じ席なので、ありがたい。
[ MEMBERS ]
Char (vo, gt)
澤田浩史 (b)
ZAX (dr)
guest : 金子マリ (vo)
@ LINE CUBE SHIBUYA
2023.6.28
デビュー45周年企画
Char JLC & PINK CLOUD
トリビュートライブ
Day 2 ”PINK CLOUD Session”
2日目、行ってきました。
今夜は ”PINK CLOUD Session”。
昨日と被っている曲はなし。
素晴らしいね。
Char さんご本人も言ってたけど、
昨日と今日と全く違うセットリストを
準備しなければならなかったわけだから、
大変だわな。
曲は『B・Y』、『Pink Cloud』、
『Headsong』、『Sunset Blues』、
『Cross Road』、『Sing,Sing,Sing』、
『Uncle Jack』、『Without Love』、
『Future Child』などなど。
アンコールは、ゴールデン・カップスの
『長い髪の少女』、ジョニーが唄っていた
『Only For Love』、もう1曲ライヴで演るの
初めてと言ってた曲(曲名失念)、
そして、『Drive Me Nuts』。
2度目のアンコールで、
昨日の予想通りの『Smoky』!
今日は、昨日より10分ほど長く、
アンコールを入れて約1時間50分だった。
ゲストは、ゴダイゴのイメージが強いミッキー吉野。
ミッキーさんは、加部さんとゴールデン・カップスで
一緒だったんで、今日は加部さんの話しが
たくさん聴けた。
ゴールデン・カップスのオリジナル・メンバーは、
もうエディ藩しか生きていないんだって。
(ミッキーさんは途中参加のメンバー。)
Char さんのギターは『Smoky』で昨日と同じと
思われるムスタングを使った以外は、
バーガンディミストのストラトキャスター1本。
オリジナルかレプリカかは分からないけど、
たぶんオリジナルなんじゃないか。(推測)
ムスタングといい、ストラトキャスターといい
2日ともとても良い音だった。
(たまになんか違うなぁっていう日もあるです。)
そして、驚くほどにチューニングが狂わない。
素晴らしいセットアップなんだろうな。
昨日、コーラス(エフェクター)のことに
触れたけど、コーラスの音が良い。今日も然り。
Char さん(オフィシャル)のインスタの写真によると
コーラスは、BOSS CE-1 Chorus Ensemble。
もう40年以上前のアナログの機材だが、
これがとても暖かく太い音なんだな。
デジタルではかなわない。
他にも『Last Night』、『Wasted』、
『Restaurant』、『Would You Like It』、
『Everyday, Everynight』、『Life Of Mine』、
『金星のライオン』、『BB Joke』、『去年の雨』、
『Close Your Eyes』などなど、考え出すと
この2日間で聴きたかった曲がいっぱいあるある。
改めて、「JL&C = PINK CLOUD」という
バンドの偉大さ、素晴らしさ、魅力を
感じた2日間だった。
スモーキー・メディスン、JL&C、
PINK CLOUD と来たのだから、次はぜひとも、
"PSYCHEDELIX Night" をやって欲しいな。
これまた相棒の Jimmy Copley は、
すでに故人(2017年 63歳没)なんです。
[ MEMBERS ]
Char (vo, gt)
澤田浩史 (b)
ZAX (dr)
guest : ミッキー吉野 (key)
@ LINE CUBE SHIBUYA
2023.6.29
カレーはスポーツだ! #61
牛すきカレー/上等カレー(渋谷)
★★★★☆
たまに食べたくなる「上等カレー」。
牛すきカレー(940円)に
チーズ(120円)をトッピング。
ルー大盛り(150円)で、トータル1,210円。
券売機を前に何も考えずに注文したら、
この組合せになったのだけど、以前のエントリー
(昨年9月)を読むと同じ注文してるね。
その時は、らっきょう(50円)も注文してるけど。
結局、好みは変わらないんだろうな。
私が入店したとき、外国人客ふたり、
日本人客ふたりの二組の客がいた。
私が食べている間に6人組、2人組が
入店してきたけど、全員外国人だった。
すっかり、コロナ前に戻った感じだ。
渋谷の道路を外国人観光客が
カートに乗って走り去るもんね。
今は、円安なので外国からの観光には
良いのかも知れないね。
外国人は、日本のカレーライスを
どう思うんだろうな。
ところで、知らなかったのだけど
上等カレーを営む「得正(とくまさ)」は、
大阪の会社だった。
なるほど、大阪人好みの味かも知れないと思う。
今は、大阪だけで30店舗ぐらいある。
私が東京に出てくる前に住んでいた街にも
あるみたいだが、30年前(私が大阪在住の頃)
には、そんなにはなかったんだろうと思う。
他店の話になるが、大阪在住の頃は、
「サンマルコ」のカレー(特になすびカレー)が
好きでよく食べた。
こちらも大阪の会社(とんかつのKYKが有名)。
東京には、以前、新宿の小田急ハルクの
地下にあったので、行くたびに何度も食べたけど、
もう何年も前に閉店してしまった。
そのあと、池袋の東武百貨店の中に
見つけて、一度か二度食べた覚えがある。
結構好きなんだなぁ、なすびカレー。
近くに出来ないかなぁ。
2023.6.30
LARRY CARLTON
"Thru the decades"
約1年ぶりのラリー・カールトン。
昨年は、ビルボードライヴ東京で観たけど、
今年はブルーノート東京だ。
5日間10公演の最終公演を観てきた。
最終日最終公演、金曜日の夜ということも
あってか、超満員の観客席は、大盛況だった。
タイトルになっている「Thru the decades」は
「数十年にわたって」というような意味。
そういえば最近、何かの記事で
「デケイド」という言葉が出てきて、
意味が分からず調べた覚えがある。
デケイド(decade)は、一般的に
10年間のことを指す言葉だ。
今回のメンバーは、ドラムス以外は昨年と
同じセクステット。
今日のドラマー、ビリー・キルソンという人なのだが
もの凄く素晴らしかった。
ドラムにばかり耳がいくほどだったのだが、
メンバー紹介の時にラリーが、
「スペシャル・ゲスト」と言ったので、
やはりただ者ではないようだ。
若く見えたけど、調べてみると
1962年生まれだから私と同じ歳。
曲は、"My Mama Told Me So"、
"Put It Where You Want It"、
"It Was Only Yesterday"、
"Smiles And Smiles To Go"、
"Minute By Minute" などなど。
アンコールは、もちろん "Room 335"。
クルセイダーズやスティーリー・ダンの
曲も含めての選曲で、「この数十年」という
意味も分かったよ。
個人的には、"It Was Only Yesterday" が
今日のハイライトだな。
アンコール含めて約75分のショーだった。
ラリーのギターは、昨年同様ギブソンではなく、
自らプロデュースした Sire(サイアー)の
H7(335 タイプ)。
一時期、この H7 にも興味が湧いた。
きっとコスパは良いだろうと思う。
でも、ナット幅が 40ミリと知ってダメだと思った。
私には細すぎる。
隣の席の私と同年代と思わるおっさん
二人組のうちのひとりが、ギターのことを
「ギブソン 335、え〜音してるなぁ」と
言っているのが、聞こえてきて、
「あれ、ギブソンちゃうで」と言いそうになった。
言わなかったけど。
どうしてもサイア―よりギブソンの方が、
良い(というか好きな)トーンに思ってしまうのは、
先入観か、バイアスだろうかね。
ブラインドテストしても当てられるような気がするけど、
どうだろう。
ラリーは、今年75歳になった。
元気そうで、楽しそうだった。
そういえば、トラヴィス・カールトン
(息子/ベース)は、あんまりソロを弾かない
イメージだったけど、今日はフューチャーされてた
曲があったよ。
そして、ビリー・キルソンのドラムソロ!
ぶっ飛びでした。
[ MEMBERS ]
Larry Carlton (g)
Travis Carlton (b)
Mark Douthit (sax)
Barry Green (tb)
Ruslan Sirota (key)
Billy Kilson (ds)
@ Blue Note TOKYO
2nd show