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つつみしんやのひとりごと  2014年 MUSIC−2
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2014.7.1

山下達郎

レイ・チャールズとか、一度もナマで観ることなく、

死んでしもた人は仕方ないとして、

生きているアーティストで観たい人は、

ほとんどナマで観たなぁ。

ありがたいことに。

まだ観ていない人で、できることなら

観ておきたい外タレは、今年公演中止になった、

ポール・マッカートニー、それから、BBキング、

ビリー・ジョエル、あとは、え〜っと・・・

あ、30年以上前に一度観たけど、

ロッド・スチュワートは、もう一度観たいなぁ。

もっといてるかも知れんけど、

今思いつくのは それぐらいかな。

日本人も大体観たので、あんまりいてないねんけど、

一度は観ておきたいのが 山下達郎。

この人も、私の青春ど真ん中やからな。

8月に東京公演があるので、チケットを申し込んでんけど、

抽選制で、残念ながら外れてしもた。

一発で 完売ですわ。

当然、ネット・オークションに出てくると思って

ウォッチしてたんやけど、高い!

NHKホールの公演、正規の値段は8,800円やねんけど、

先日、落札されたのは、2枚で60,100円とか

1枚で28,000円 とか 35,000 円 !

とにかく 高すぎるぅっ!

主催者側もチケットの転売や不正売買には

厳しくなってきていて、最近では、

入場時に本人確認書類を提示して、

購入者と同一人物でないと入場できないとか、

そんな公演も出てきた。

達郎のコンサートは、まさにそれで、

オークション出品者の中には、本人確認書類を

貸し出すという者までいる。

そのために保証金5千円預かると書いてあるけど、

そんなことしだしたら、トラブルの元やろな。

または、同伴入場。

チケット購入者は、本人確認が必要やけど、

同伴者は本人確認不要なので、当日、

現地で会って一緒に入場しましょうという類。

これ、2枚買って、1枚を元の倍以上で売れば、

自分の分、タダになるもんね。

本人確認書類とか借りるのイヤやから、

まだ同伴入場の方がええけど、

正規の3倍以上の値段は、ちょっとどうかなぁ。

高いなぁ・・・。

けど、観たいなぁ。

なんとかならんかなぁ。





2014.7.7

Steve Vai

大きなホールのコンサートだったら

観に行かなかったかもしれないけど、

会場が ビルボードライブ東京 なので、

これは観てみたいなと、

スティーブ・ヴァイのライヴに行ってきた。(初)

普段、スティーブ・ヴァイを聴くことはないねんけど、

以前、色んなギタリストが クリスマス・ソングを

弾くというアルバムで、ヴァイが弾く

「Christmas Time Is Here」 を聴いて

そのギターの歌い方が ええなぁと思ったことがある。

ヴァイを初めて知ったのは、80年代中頃、

ヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴィッド・リー・ロスの

バンドだった。

その時も、人の声のような音色をギターで出していて、

驚いた覚えがある。

で、彼のアルバムを数枚レンタルしたこともあるけど、

結局、あんまり聴いていない。

でも、ナマで間近に観られるなら、

観てみたいもんね。

メンバーは下記。

スティーブ・ヴァイ / Steve Vai(Gt,Vo)
デイブ・ウェイナー / Dave Weiner(Gt)
フィリップ・バイノー / Philip Bynoe(B)
ジェレミー・コルソン / Jeremy Colson(Drs)

もう一人、上記に名前のないローディらしき兄ちゃんが、

数曲でギターを演奏。

アンコール2曲を含めて、たっぷり90分以上やったね。

2ndステージを観たんやけど、満席で大盛り上り。

曲によっては、日本人が好みそうな哀愁のあるメロディ。

ムード歌謡でもおかしくないようなメロに

ハード・ロックのリズム。

アレンジ変えてやってみたいなと思う曲もあった。

全体的に音楽というより、

スティーブ・ヴァイ・ショーって感じで、

まあ、次から次へと出るわ出るわ、ギター芸。

テクニックとしては、かなり高度なことをやっているし、

ファンにはたまらんのでしょうけど、

私は、後半ちょっと飽きてきてしもた。

でも、楽しかったよ。

今年観た ジェフ・ベックもギターのコントロールが

素晴らしかったけど、この人も然り。

エモーショナルな感じやけど、きっと

綿密に計算されてるんやろなという気もした。

で、すごくエンターテイナー。

ステップを踏みながら弾く姿を見て、

なぜか宝塚を連想してしまった。


ギターは、アイバニーズの自身のモデルJEM数本と

JEMではない (と思う) アイバニーズを1本。

エレアコは、Washburn に見えたけど自信ない。

もう一人のギタリスト、デイブ・ウェイナーは、

ポール・リード・スミスを2本かな (?)。

エレアコも PRS に見えたけどこれも自信ない。


ヴァイの年齢なんて考えたことなかったけど、

1960年6月6日生まれなんで、

私と 2つしか、変われへんやん。

もっとお兄さんかと思てた。





2014.7.9

David T. Walker
tribute to Marvin Gaye


今年の2月には、ラリー・カールトンとの

共演を観た デヴィッド T.ウォーカーの

ライヴに またまた行ってきた。

@ ビルボードライブの2ndステージ。

一昨日は、同じ会場でスティーヴ・ヴァイを

観たけど、音楽も観客も何もかもえらい違いです。

デヴィッドは、もう10回以上は観ているけど、

今回のライヴは、

「マーヴィン・ゲイ・トリビュート」 という企画。

マーヴィンが死んで今年でちょうど30年。

その節目の年に、マーヴィンのレコーディングや

ライヴに数多く参加していたデヴィッドが、

マーヴィンの曲を中心に演奏するというので、

どんなんかな〜? と思ってたら、半分以上は、

いつもと同じ感じで、後半長めのマーヴィン・メドレーを

やりました。

何を弾いても デヴィッド節になるのは、

オンリー・ワンの証し。

メンバーは下記。

デヴィッド T.ウォーカー / David T. Walker(Gt)
ジェフ・コレラ / Jeff Colella(Pf, Key)
バイロン・ミラー / Byron Miller(B)
レオン・ンドゥグ・チャンクラー / Leon "Ndugu" Chancler(Drs)

昨年2月の来日と同じメンバーだ。

なんか、バンドっちゅう感じやったな、今日は。

ドラムのチャンクラーは、本当に嬉しそうに

ドラムを叩く人。

今日も笑顔だったけど、前より ちょっと痩せたように見え、

心なしか笑顔も いつもよりは少なかったように感じたが、

気のせいならいいけど。

2〜3年前かな、デヴィッドは 立ってギターを弾くのが

しんどいようで、ほとんど座って弾いていたのだが、

今日は、ほとんど立っていて、一時期より元気に見えた。

先月73歳になったが、まだまだバリバリやって欲しい。


デヴィッドのギターを聴いたことのない人は、

これ聴いてちょうだい。(今日も演りました。)
   ↓
David T. Walker - Lovin' You (Live)
David T. Walker - What's Going On (Live)




2014.7.10

山下達郎 その2

先日、山下達郎のコンサート・チケットの

抽選に外れ、オークションでの入手を考えるも

あまりに高いので入札を躊躇していることを書いた。

そのエントリーを書いた後、

2回目の抽選申し込みの機会があった。

1回目の抽選で当選しながらもお金を払わなかった人が

いるので、その席が再度売り出されたようだ。

一体、何席ぐらいあるのか見当もつかない。

行くことが可能な東京公演が3日あったので、

3日とも当たったら困るなぁと思いながらも、

その3日ともに申し込んだ。

結果は、3日ともハズレ。

なんとくじ運の悪い。

もう、今年はあきらめようかな。





2014.7.14

チャーリー・ヘイデン
Charlie Haden

チャーリー・ヘイデンは、ジャズ・ベーシスト。

あんまりたくさん聴いたことはないのだが、

パット・メセニー (Gt) とのデュオ 「ミズーリの空高く」 や、

キース・ジャレット (Pf) とのデュオ 「ジャスミン」 は、

私のライブラリーにも入っている。

どちらも、なんとも優しい独特の世界観がある作品だ。

じっくり聴くに良し、BGMに良しという感じ。


最近、キースとのデュオの新譜が発売されたことは、

雑誌の記事で知っており、聴いてみたいなと思っていた。

新譜といっても、「ジャスミン」 録音時の未発表の

音源なのだけど。

その新譜 「ラスト・ダンス」 の

6月30日に書き込まれたアマゾンのレビューに

「タイトルが 『Last Dance』 で、ラストの曲が

『Goodbye』 ということに何か深い意味があるのでしょうか?」

というものがあった。

チャーリーは、長く 「ポリオ後症候群」 という病気を

患っていたようで、7月11日に他界した。

享年76歳。

「Last Dance」 や 「Goodbye」 は、偶然とは思えないが、

どうだろう。


ミュージシャンの死が、以前より心に染み入るのは、

私の歳のせいか。


R.I.P.





2014.7.16

スタンリー・スミス
Stanley Smith


スタンリー・スミスは、アメリカのミュージシャン。

先日、生きている間に観たいミュージシャンの名前を

数名書いたが、うっかり 見落としていた。

この人も観たい。

ミュージシャンとしてのキャリアは長いが、

2002年、57歳にして 初ソロ・アルバム を

出した渋いおっさん。

そのアルバム 「イン・ザ・ランド・オブ・ドリームス 」 は、

グッド・オールド・アメリカンな、枯れてて、渋くて、

カッコええ、私のお気に入りの1枚だ。

CDリリースの2002年と、その後2011年に

来日しているのだが、来日を知らずに観逃してしまった。

知っていたら、絶対観に行ったのに。

なかなか機会がないだろうな と思っていたら、

10月25日(土) に 「Peter Barakan's Live Magic!」

というイベントに出演するという情報をキャッチ。

ピーター・バラカン氏が、プロデュースするイベントで、

スタンリー・スミスの他、ジョン・クレアリー、

細野晴臣、 告井延隆、久保田麻琴などが出演するようだ。

(おお、これは行かねば!) と思って手帳を開けたら、

なんと、10月22日から29日まで

イタリアに 行くことになっているではないか!

う〜む、これは仕方がないが、その旅行の前後に

どこかで単独公演を観られないだろうか。

しかし、25日に東京で出演するということは、

単独公演があるとしても、その前後2〜3日やろなぁ。

旅行の日程、もろにかぶっとるやないか。

残念・・・と思って色々見ていたら、

ホイホイレコードというところが、

2011年のライブ、横浜・京都・広島3日分を

CDRで販売している!

まず、これを購入してちょっと気持ちを鎮めよう。

プチッ。





2014.7.17

重なり過ぎ!

以前から一度バレエを観たいと思っていたので、

9月6日の東急シアターオーブでの

マシュー・ボーンの 「白鳥の湖」 のチケットを

取ったのが確か4月。

その後、今年の Tokyo Jazz は、

9月6日〜7日にが開催されると発表があった。

6日、昼の部は観られるが、

夜の部はバレエと重なってしまった。

6日の Tokyo Jazz 夜の部の出演は、

「高中正義」、「ベイビーフェイス」、

「チャカ・カーン」 と、いいラインナップだ。

う〜ん、バレエは、何日も公演があるので、

別にその日でなくても良かったのに〜。

ちなみに昼の部は、

「ミシェル・カミロ × 上原ひろみ」、

「ランディ・ブレッカー、 マイク・スターン、 小曽根真」 が

出るので、もちろんチケットを入手。

翌7日も、Tokyo Jazz 夜の部のチケットを購入。

「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」 が

出演するので、これはマスト。

しかし、7日の夜は、ビルボードライブ東京で

「高中正義」 の公演もあるし、

「佐橋佳幸(祝)芸能生活30周年記念公演

〜東京城南音楽祭 T.J.O〜三茶編」 という

イベントもあるのだ。

ビルボードでの高中も もちろん観てみたいし、

佐橋さんのイベントのゲストが これまた凄い。

小田和正 / EPO / 大貫妙子 / 小倉博和 / 小坂忠 /

佐野元春 / Char / 仲井戸 “CHABO” 麗市 /

根本要 / 松たか子 / 渡辺美里・・・

たぶん、こんなライヴないで。

観たいなぁ。

DVD出ぇへんかなぁ。

そんな風に、9月6日7日には、

行きたいイベントが集中してしまった。

が、カラダは一つしかないので仕方ない。





2014.7.19

ジョニー・ウィンター 急逝

一度はナマで観ておこうと、今年4月18日、

六本木・EXシアターへ そのライヴを観に行った、

ジョニー・ウインターが、死んでしもた。

7月16日、滞在先のスイス、チューリッヒのホテルで。

70歳だった。

死因は、今のところ不明。

12日のオーストリアでの公演が最後になったようだ。

2011年の遅い遅い初来日で、

4月の公演は、3度目の来日だった。

その時のエントリーにも書いたが、

渋い渋いジジイだった。


「一度は観ておきたい」「最後かもしれんから」 と

思って観に行って、ホンマに最後になると複雑な心境だ。

でも、よく考えると、年齢に関係なく、

毎日全てが最後かもしれないのだ。


合掌。





2014.7.24

SOOO
BAAD

REVUE

ついに伝説のバンド 「ソー・バッド・レビュー」 を観てきた。

@ duo MUSIC EXCHANGE (渋谷)

ライヴの宣伝文句は、

フジロック前夜!今夜ここだけ。
奇跡の再結成復活ギグ!!

とあった。

明日のフジロックには出演するのだが、

それ以外では、今日だけということらしい。


ソー・バッド・レビュー (以下、SBR)は、

1976〜77年ごろ活動していた関西のバンド。

当時のメンバーは、

山岸潤司、石田長生のツインギターに

北京一&砂川正和のツインヴォーカル、

キーボードも2人で国府輝幸とチャールズ清水、

ベースに永本忠、ドラムがべーカー土居。

このひとりごとにも何度か書いたが、

山岸潤司&石田長生は、ともに一時期良く聴いた

大好きなギタリストなのだ。

昨年は山岸さんの、一昨年は石やんのそれぞれの

還暦記念ライヴに足を運んだぐらい。

SBR活動当時、私は中学生で、

残念ながらリアルタイムに体験していない。

SBRの解散後、SBRの砂川正和 (Vo)、

石田長生 (Vo&Gt)、国府輝幸 (Key)に、

サウス・トウ・サウスのリズム隊、藤井裕 (B)、

正木五郎 (Dr)、そして、渡辺悟 (Key)、

金子マリ (Vo) で1981年に結成されたのが、

「THE VOICE & RHYTHM」。

確か20歳の時、私はどこかの大学祭 (だったと思う)の

オールナイト・ライヴで、このボイス&リズムを初体験した。

その時の砂川さんの歌 「BOOGIE MAMA」 が

大変衝撃だったのを覚えている。

その後、ボイス&リズムは、石やん、裕ちゃん、五郎ちゃんの

トリオとなり、活動を続けた。

このトリオ時のライヴは、大阪のバナナホールへ

数回、観に行った覚えがある。


さて、話をSBRに戻そう。

今日の再結成メンバーは、下記。

北京一 (Vo)
石田長生 (Vo&Gt)
山岸潤史 (Vo&Gt)
チャールズ清水 (Key)
永本忠 (B)
土居正和 (Dr)

北京一 (きた きょういち) 、「カタツムリ」 最高。

ドラムのベーカー土居、渋すぎ。


残念ながら、2004年10月11日、

砂川さんは、 48歳という若さで他界した。

今日、砂川さんにもステージにいて欲しかったな。

オープニングは、砂川さんがジャンベを叩く

ビデオに合わせて、砂川さんの娘さん (だと思う) が

ダンスを踊った。

メンバーは、たぶん皆、還暦を超えていると思うが、

こうやって、集まって演奏してくれるのは、うれしい限りだ。

最後に 「またやるで」 と言って終ったけど、

本当にまたやって欲しい。


ギターは、石やんはテレキャス2本とストラト、

山岸さんは、テレキャス (not Fender) 1本。

これがええ音してた。



終演後のステージ


観客のおっさん度、85%。





2014.7.30

Candy Dulfer
キャンディ・ダルファー

ファンキー・セクシー・オネエチャン・フロム・オランダ、

キャンディ・ダルファーのライヴに行ってきた。

いやぁ〜楽しかったなぁ〜。

初めて行ったんやけど、こんなに楽しいとは

思ってなかった。

ブルーノート東京の会員になっているのだが、

ポイントが貯まるとご招待があるのだ。

で、前回ブルーノートへ行った時に

招待状をもらったんやけど、期限があるので、

どれにしようかと ずい分迷ったあげく、

キャンディ・ダルファーにしたのだ。

そんなにファンというわけでもないのだが、

1回観ておこうって感じで。

大正解やったね。

現在44歳のキャンディ。

やっぱりミニスカートで登場。

美人でスタイルが良くて、サックスも歌も上手くて、

おまけにショーがめちゃくちゃ楽しいとくりゃ、

そら大人気やわな。

今日は、東京5回公演の初日やったけど、超満員。

2ndステージを鑑賞したのやけど、

アンコールを含めて、たっぷり90分!

メンバーは下記。

Candy Dulfer / キャンディ・ダルファー (sax,vo)
Ulco Bed / ウルコ・ベッド (g)
Manuel Hugas / マニュエル・ヒューガス (b)
Jan van Duikeren / ヤン・ヴァン・ダウケレン (tp)
Arjen Mooijer / アルイェン・モイヤー (key)
Andy Ninvalle / アンディ・ニンヴァレ (MC/rap)
Nicky Loman / ニッキー・ローマン (ds)
Ricardo 'Phatt' Burgrust / リカルド“ファット”バルグルスト (vo)


キャンディがソロを吹きながら、

客席を一周した時には、私にウインクしたよ。

すごいエンタテイナーでした。

見どころ満載のショーで、ウルコ・ベッドの

「Nikki's Dream」 のギター・ソロも良かったし、

ヴォーカルのファットが これまた おもろかった。

この人 ね。

で、アンディとファット、2人のコーナーがまた最高。

この動画 の53分43秒あたりの

「ビリー・シーン」 をぜひ聴いてみて。

この動画は観たことがあり、

まさかナマで聴けるとは思ってなかったので、大満足。


音楽にそんなに詳しくなくても、

「Pick Up The Pieces」 は耳にしたことあるんちゃうかな。

この曲、元は Average White Band の曲なのだが、

本家より、キャンディのカバーの方が有名なんちゃうかと思う。

もちろん、今日も演りました。


また行きたいね。








2014.8.7

AKIKO YANO TRIO
featuring
WILL LEE & CHRIS PARKER


矢野顕子のことは、

特にファンというわけではないねんけど、

このトリオは、一度は観たいなぁと思っていた。

メンバーはこの3人。

Akiko Yano / 矢野顕子 (p,vo)
Will Lee / ウィル・リー (b)
Chris Parker / クリス・パーカー (ds)

ウィル・リーは、ホンマに色んな人と演っているので、

色んなバンドで観たなぁ。

渡辺貞夫、ハイラム・ブロック、オズ・ノイ、

スティーヴ・ガッドとチャック・ローブ、

新井田孝則とトモ藤田と養父貴など。

で、今回はピアノ・トリオ。

矢野顕子は、過去には アンソニー・ジャクソン (b)、

クリフ・アーモンド (ds) という布陣でのトリオも

やっていたが、ここ数年はウィル&クリスとの

トリオで毎年恒例になっているようだから、

人気があるのだろうと思っていたら、満席で大盛況。

実は、矢野顕子の歌い方は、

どちらかというと苦手だったのだが、

ライヴで聴くと、すぐに慣れてしまい、

その世界に引きずりこまれてしまった。

3曲目やったかな、ウィルがシンセ・べースを

担当して始まった曲の歌詞が、

「君が思うよりきっと僕は君が好きで・・・」

(あれ?この歌詞知ってるぞ) と思ったけど、

聴いていても何の曲か分からない。

よく似た歌詞の曲があるんやなぁと思っていたら、

「振り返らないで 今 君はすてきだよ」

「あなたを連れてゆくよ 手を離さないで」

って、これ、オフコースの 「YES-YES-YES」 やん!

オフコース・ファンが聴いたら、怒りそうなぐらい

原曲のイメージをぶち壊したアレンジ。

事実、終わってから妻にその話をすると、

気づいていなかった。

私も歌詞が聞き取れなかったら、気がつかなかっただろう。

それぐらい、原曲の影はなかった。

もう、完全に別の曲。

いや〜、スゴイね。

矢野ワールド。

独特で強烈すぎる。

「いせたんたん」 って歌ってた曲があって、

まさかと思ったけど

伊勢丹オフィシャルソングやった。

そんな矢野ワールドに引き込まれ、

あっという間の楽しいショーでした。

アンコールを含めて、1時間15分ぐらいかな。

思っていたより、ロックでテクノな感じ。

ウィルのベースは、4弦の白い Sadowsky。

シンセ・ベース (鍵盤)、歌、ハーモニカと

芸達者。

クリス・パーカーは、きっと過去にも

誰かのライヴで観てると思うけど、確かでない。

なんというか、綺麗なドラムを叩く人でした。








2014.8.11

ディーン・ブラウン・グループ
DEAN BROWN GROUP

一時期、マーカス・ミラーのバンドのギタリストとして、

数回観たことのあるディーン・ブラウン。

エモーショナルなプレイはええねんけど、

いかんせんギターを弾いている姿が

どうにもカッコ悪かった。

マーカスと並ぶとそのカッコ悪さは、倍増してしまう。

まあ、そんなこと音楽と関係ないっちゅやぁ

関係ないねんけど。

何度か自身のバンドでも来日していて、

メンバーは、ウィル・リーとデニス・チェンバースだったり、

ウィル・リーとビリー・コブハムだったり。

一度は、観てみたいけど なんとなく観に行かずにいたのだが、

コットン・クラブから誕生月のご招待という

メールが届いたので、昨日 観に行ってきた。

今回のメンバーは、ギター・トリオではなく、

この布陣。

Dean Brown (g)
Bernard Maseli (electric vibes)
Ernest Tibbs (b)
Marvin "Smitty" Smith (ds)

ディーンは、ギターを弾いている姿がカッコ悪いと書いたが、

昨日は、それほど思わなかった。

横にマーカスがいなかったせいやろか。

この人は、ジャズの人なんだと感じさせる

フレイズが多かったね。

見たことのないブランドのギターやったけど、

軽く歪ました時の音が気持ちよかった。

ベースのアーネスは、今年5月に

サイモン・フィリップス・バンドで観た人。

あの時は、ソロらしいソロもなく、

地味な印象だったが、今日はソロもあったし、

結構ブイブイ来てました。

ドラムのマーヴィンは初めてだったが、

結構 派手目なパワフルなドラミング。

そして、エレクトリック・ヴァイブの

バーナードも素晴らしかったね。

エレクトリック・ヴァイブ というのは、

ヴィブラフォンの電気版。

エレクトリックなので、共鳴の筒とか付いてない。

メンバー皆が楽しそうだったのも印象的でした。








2014.8.30

OZ NOY TRIO
featuring DAVE WECKL
& ETIENNE MBAPPE


オズ・ノイはイスラエル出身のぶっ飛びギタリスト。

前回2011年12月2日に観た時は、

ベースに Will Lee、ドラムに 現 TOTO のドラマー、

Keith Carlock だったが、今回は、

Dave Weckl (ds), Etienne Mbappe (b) という布陣。

オズは、エフェクターを駆使し、

ウネウネト 変態フレイズを連発。

音はレガートで、時折、エリック・ジョンソンを

思わせるトーンを出す。

かなりのテクニシャンだ。

ギターは、フェンダーのサンバーストのストラトキャスター。

ラージヘッドでかなり弾きこまれている感じ。

ドラムのデイヴは、好きなドラマーのひとり。

端正な顔立ちが、真面目な人柄を思わせる。

時々ややこしいキメがあるにも関わらず、譜面はなし。

さすがです。

ベースのエティエンヌ・ムバペは、初めてだと思う。

右手にも左手にも手袋をはめてベースを弾いていた。

ちょっと珍しいな。

というか、手袋してベース弾く人、他に思い付けへん。

今日は、1部が14時30分から、2部が16時45分からで、

(えらい早いなぁ) と思てたら、彼らはどうも今夜、

札幌へ飛ぶらしい。

明日は Sapporo Jazz Festival に出演、

その後は、香港、上海を廻るようだ。

今日は 思っていたよりお客さんが入っていた。

日本でも人気が出てきたようだな。



@ Cotton Club
2nd show




Lisa Loeb
リサ・ローブ


今日は、ライヴハウスのハシゴ。

2つめのライヴは、一度は観たいなぁと思っていた、

リサ・ローブ。

@ ビルボードライブ東京 (2nd show)

今から20年近く前、大阪にいた頃、

ある女性シンガーのバックバンドを引き受けた。

その時、彼女が 歌いたいといった曲が、

リサ・ローブの曲だった。

私は、リサのことを知らなかったが、

そのライヴのためにリサの 1st アルバム 「Tails」 から

3曲 コピーし演奏した覚えがある。

今日は、その3曲のうち 「Do You Sleep」 と

「Stay」 を聴くことができた。

「Stay」 は、最近 テレビドラマ 「若者たち」 の中で、

長澤まさみが弾き語るシーン があったらしく、

その動画を YouTube で観ることができる。

長澤まさみって歌 中々うまいやん。

ギター演奏は、本人かどうか怪しいけど。

その影響で、リサの 「Stay」 が再びヒットしているらしい。

リサに話を戻そう。

リサは、1968年生まれなので、今年46歳。

時々、ジャズ・シンガーでイメージしていたより

ずっとふくよかな体型の方が登場し、

驚くことがあるので、ちょっと不安だったけど、

全くもってイメージ通りの可愛い女性が登場した。

遠くから見たら20代でも通るような可愛らしさ。

バンドは、歌を大切にした演奏。

歌モノだから歌を大切にするのは当たり前なのだが、

時々、楽器の爆音で歌どころではないライヴがあるのだ。

今日の演奏はよく歌を聴くことができた。

ギターのマットが、1曲だけキーボードを弾いたが、

基本的にギター・バンドというのも私には嬉しい。

リサのギターは、テイラーのエレアコ。

(長澤まさみが動画で弾いているのもテイラー、偶然?)

マット (左利き) は、(多分) グレッチ。


思ってもしなかったけど、

最後にはなんか感動してしもた。

ああいうポップスも演りたいなぁ。


メンバー:
リサ・ローブ / Lisa Loeb(Vocals, Guitar)
マット・ベック / Matt Beck(Guitar, Keyboard)
ジョセフ・キグリー / Joseph Quigley(Bass)
ロニー・クロウフォード / Ronny Crawford(Drums)








2014.9.6

第13回 東京JAZZ
THE JAZZ POWER


東京JAZZは、毎年今頃 開催される、

ジャズ・フェスティバル。

2日間、昼夜公演の他に、コットン・クラブでの公演や、

会場が東京国際フォーラムに移ってからは、

広場での無料の公演など、

国内最大級のジャズ・フェスとなっている。

今年が第13回ということだが、

ここ数年は、毎年どの公演かに行っている。

今年は、今日の昼の部と明日の夜の部のチケットを

取った。

どちらも、上原ひろみが出演してるのだ。

本当は、今日の夜の部 (高中正義、ベイビーフェイス、

チャカ・カーン) も観たかったけど、

公演発表の前に、夜は別のチケットを

取っていたので、諦めた。

さて今日の (昼の部) 出演は、下記。

● JAGA JAZZIST
 ラーシュ・ホーントヴェット (g, cl, sax, key)
 マーティン・ホーントヴェット (ds)
 リーネ・ホーントヴェット (tu, fl, per, glockenspiel and vo)
 オイスタイン・ムーエン (synth, p)
 アンドレアス・ミョース (vib, g, key, per)
 エーリク・ヨハネッセン (tb, per, vo)
 マルクス・フォシュグレーン (Eg,effects)
 エーヴェン・オルメスタ (b, key)

● ミシェル・カミロ × 上原ひろみ
 ミシェル・カミロ (p)、 上原ひろみ (p)

● ランディ・ブレッカー、 マイク・スターン、 小曽根真
 ランディ・ブレッカー (tp)、 マイク・スターン (g)、
 ライオネル・コーデュー (ds)、 トム・ケネディ (b)、
 小曽根真 (p)


1組目 「JAGA JAZZIST」 のことは、知らなかったが、

ジャズというより、ソフトなプログレ、または

ニューエイジっぽい音楽で、エレキギターが

3人もいるに関わらず ギター・バンド感はなし。

そのギタリスト達も、キーボード、サックス、

ヴィブラフォン、スチールギターなどを

曲によって持ち替えていた。


2組目、ミシェル・カミロ と 上原ひろみ の

ピアノデュオ。

これは観ておかないとね。

このデュオ、過去にも演ったようだが、

私は初体験。

超絶技巧と高い高い音楽性のコラボ。

同じヤマハのピアノなのに2人の音が違う。

上原のツヤと勢いのある音に比べ、

ミシェルの方が、ちょっと枯れた大人の音に感じた。

1曲目が一番素晴らしかった。

曲名分からんけど、ぶっ飛び演奏。

そのほか、「キャラバン」 「ビリーズバウンス」 など。

アンコールは 「スペイン」 かと思っていたが、

今年6月に亡くなったホレス・シルバーの曲でした。

2人がホントに楽しそうに演奏しているのが印象的でした。


3組目、マイク・スターン・バンド。

ドラムのライオネル・コーデュー以外は、

何度も観ているバンド。

残念ながら、聴きたいのに睡魔が・・・。


明日は、夜の部。

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト です。




(9/9 追記)
9月6日 ミシェル・カミロ × 上原ひろみ
セットリスト
1.TROPICAL JAM
2.CARAVAN
3.BESAME MUCHO
4.DESERT ON THE MOON
5.BILLIE'S BOUNCE
En.THE GODS OF THE YORUBA





2014.9.7

第13回 東京JAZZ
DISCOVER


なんと! 今日は最前列!

チケットには、5列目と書かれていたので、

5列目だと思って行ったら、

オケピットにテレビカメラが入っていたため、

4列目までの席は、撤去されており、

私の座る列が最前列だったのだ。

これは、ちょっとスゴイかったね。

たぶんテレビに映ってると思う。


東京JAZZでは、2日間のホール4公演に

それぞれテーマがある。

昨日観に行った昼の部は 「THE JAZZ POWER」。

今日の夜の部は、 「DISCOVER」 というテーマだ。

プログラムは、下記。

● アーマッド・ジャマル
アーマッド・ジャマル (p)、 マヌエル・バドレーナ (per)、
レジナルド・ヴィール (b)、 ハーリン・ライリー (ds)

● 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール スペシャルゲスト UA
菊池成孔 (vo, sax, cdj)、 林正樹 (p)、 鈴木正人 (bs)、
早川純 (bdn)、 堀米綾 (hp)、 大儀見元 (per)、
田中倫明 (per)、 梶谷裕子 (vln1)、 高橋暁 (vln2)、
河村泉 (vla)、 森田香織 (vc)、 UA (vo)

● 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
上原ひろみ (p)
アンソニー・ジャクソン (b)
サイモン・フィリップス (ds)


1組目、アーマッド・ジャマルのことは知らんかったけど、

今年、84歳のジャズ・レジェンドだ。

メンバーのアーマッドに対する注意が凄い。

というのも、アーマッドは、しょっちゅう、

メンバーに指を指してキューを出すのだ。

キューを出したら、時々、ご本人は腕組みをしたり、

時にはピアノに肘をついて、メンバーの演奏に

耳を傾ける。

そして、何がそんなに楽しいの? というぐらい、

楽しそうに演奏するメンバーたち。

幸せな演奏でした。

終演後は上原ひろみがアーマッドへ

花束を贈るために舞台に登場。


2組目、菊地成孔のことは名前を見たことがある程度で、

演奏を聴くのは初めて。

ペペ・トルメント・アスカラール というオーケストラは、

来年で10周年だという。

パーカッション2人にバンドネオン、ハープ、

ストリングスなどの変わった編成で、

今日は、昭和っぽいムード音楽から、ジャズ、

ラテン、タンゴっぽいものまで色々。

ゲストのUAの歌も初めて聴いた。

手振りが時々、坂田利夫 (アホの坂田ね) に

見えて可笑しかった。

菊地成孔のMCも面白かった。

主催者から、誰かゲストを入れないと、

自分たちだけでは、出してもらえないと聞き、

UAに出演を依頼したそうな。


さて、東京JAZZ、大トリは、

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト。

このトリオを観るのは、これが5回目。

一番 観たい聴きたいピアノ・トリオだ。

2011年に1枚目のアルバムを出した時には、

こんなに続くとは思ってなかったけど、

今年、3枚目のアルバムをリリースした。

最前列だと書いたが、直線距離では、

上原に一番近い席。

わずか6〜7m先で彼女がピアノを弾いている。

1曲目 「Move」 に始まり、アンコールの

「Spirit」 まで、75分くらいかな、

なにかに取り憑かれているかのような、

強烈で壮絶な演奏でした。

「Spirit」 では思わず落涙。


上原の海外プロデビューは、2002年の

ウンブリア・ジャズ・フェスティバルだった。

そのフェスで上原を世界に紹介したのが、

今日、出演していたアーマッド・ジャマルだったという。

調べてみると、彼女のファーストアルバムの

プロデューサーとしてもアーマッド・ジャマルの

名前がある。

上原は、「プロデビューして12年 (一回り) で

こうしてアーマッドと同じステージに立てることは、

大変に意義のあることです」 というようなことを

語った。

アーマッドに花束を贈ったのは、

そういうわけだったのね。


今夜のテーマ、DISCOVER・・・

確かにいくつも発見がありました。


東京JAZZ 放映予定 【NHK BSプレミアム】
 10月14日(火)23:45〜25:15
 10月21日(火)23:45〜25:15
 10月28日(火)23:45〜25:15
   ↑
今日の夜の部は、きっと私が映ってるよ。


夜は風船に点灯



(9/9 追記)
9月7日 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
セットリスト 
1.MOVE
2.PLAYER
3.WARRIOR
4.DREAMER
5.ALIVE
En.SPIRIT





2014.9.9

名渡山遼

一昨日、銀座を歩いていたら、

ちょうど山野楽器で店頭ミニライヴを

演っていた。

名渡山遼 という若者のウクレレ・ソロだ。

最後の1曲しか聴けなかったが、

オリジナル曲で、これが中々素晴らしかった。

最近、ニューアルバムが出たようで、そのプロモだったようだ。





ウクレレといえば、10年以上前なら、

ハーブ・オオタさん、最近ならジェイク・シマブクロが

有名だが、二人ともハワイの人だ。

名渡山遼は、デビューして2〜3年経ってるようだが、

日本人でこんな人がいるとは知らなかった。

まだ、21歳で大学生だというから驚き!

中学生の頃から、ウクレレ天才少年と

呼ばれていたらしい。

ちょっとこれ聴いてみて。
  ↓
ニューアルバムの1曲
Tears Of Joy / Ryo Natoyama



ああ、ウクレレ欲しなってきた。

以前、980円のウクレレ買ったことがあるけど、

フリーマーケットで売ってしもた。

今度は、ちゃんとしたのを買おう。

あんなオモチャみたいな楽器やけど、

これが結構、高いねん・・・。





2014.9.11

キナ・グラニス
Kina Grannis


ぴあのポイントが貯まったので、

何がええかなぁと、交換できるチケットを

見ていたら、キナ・グラニスという知らない

シンガー・ソングライターを発見。

YouTube でチェックしてみたら、

これが中々よろしい。

で、昨日がその公演でした。

@ ビルボードライブ東京。

キナは、日系アメリカ人で日本人とのハーフということで、

おそらく彼女も日本には、特別な思いがあるのだろう、

発音の良い 「ありがとうございます」 などを聞くと

ほかの外タレとは違う親近感を感じるのは、

私の気のせいか。

先日観た、リサ・ローブとはまた違うテイストの

シンガー・ソングライター。

バンドは4人で、キナがギターとヴォーカル、

ギター、キーボード、ドラムスというベースレスの編成。

キナは、オール・コアのテイラーのエレアコ。

おお、そう言えば、リサ・ローブも

ギターはテイラーやったな。

もう一人のギターは、ギブソンのES−335。

途中1曲だけギターを交換し、キナが335を弾いた。

曲調は、ナチュラルでオーガニックな感じで

なかなか良かったです。


メンバー:
キナ・グラニス / Kina Grannis (Vo, Gt)
ジェシー・エプスタイン / Jesse Epstein (Cho, Gt)
ダーラ・ホーン / Darla Hawn (Cho, Drs)
ジョン・テェティンリングテン / Jon Titterington (Cho, Key)


Am I Wrong - Nico & Vinz (Kina Grannis Cover)
335弾いてます。

MAGIC! - Rude (Cover by Kina Grannis)
テイラー、オールコア弾いてます。




2014.9.29

山岸潤史 × 渡辺香津美
〜 Super Session 〜


この二人の共演を観るのは、1986年の

勉強トリオ以来、28年ぶりだ。

(勉強トリオは、山岸潤史、渡辺香津美に

石田長生のギター・トリオ。)

山岸さんは、95年に渡米してからしばらくは、

日本では観る機会がなかったが、

この数年は、ジョー・サンプルのバンド・メンバーとしてや、

CHICKENSHACK のリユニオン、先日は、

SOOO BAAD REVUE としてのライヴ、

有山岸 など、嬉しいことにその機会が増えている。

ジョー・サンプルと言えば、

今月12日に亡くなったことを 先日知った。

享年75歳。

肺がんで闘病中だったらしい。

ジョー・サンプルのことは、クラプトンのバックとしてや、

クルセイダーズ、ジョー・サンプル & ザ・クレオール・

ジョー・バンド で観たし、ニルス・ラングレン (Tb) や

ヴィッド・T・ウォーカー (Gt) とのアルバムなどでも

聴いていた。

彼の代表曲の一つでもある 「ストリート・ライフ」 は、

私も何度か演奏したこともある。

残念だ。

合掌。


さて、今日のライヴに話を戻そう。

1曲目、「Cold Duck Time」 で渋くファンキーに。

2曲目、「世界中どこへ行っても 『Cissy Strut』

なので、違う曲を演ります」 と ミーターズの

「Funky Miracle」。

3曲目、山岸さんがジョー・サンプルの思い出を

少し語ったあと、ジョーに捧げると言って

「Put It Where You Want It」。

次に知ってるけど曲名出てけえへん曲。

それから、「Georgia On My Mind」。

そのあと、ベンチャーズでちょっと遊んで、

ほんで本編最後が 山岸さんのエグいカッティングで

始まった「Unicorn」!

アンコールにイエロー・ジャケッツの

「Revelation」。

全曲 良かったね。

かなり山岸色を感じた選曲もグッド。

こういうライヴ、もっとやって欲しいなぁ。

ギターは、山岸さんは、白いテレキャスと

「Georgia On My Mind」 でセミアコ (たぶん 335)。

アンコールの後半で、白っぽいストラト。

香津美は、シングルカットの PRS と Collings の

セミアコ (たぶん SoCo DLX)。


メンバー :
山岸 潤史 / June Yamagishi (Gt)
渡辺 香津美 / Kazumi Watanabe (Gt)
グレッグ・リー / Greg Lee (B)
大槻 "KALTA" 英宣 / Hidenobu Karuta Otsuki (Drs)

@ビルボードライブ東京





2014.9.30

ポール・ポッツ "ワン チャンス"
JAPAN TOUR 2014


携帯電話ショップの営業マンから、2007年に

イギリスのオーディション番組で、グランプリを取り、

デビューに至ったことは有名な話で、今年は、

その伝記映画も公開となったポール・ポッツ。

今日は、一度はナマで聴いてみたいと思っていた彼の歌を

聴いてきた。

@ Bunkamura オーチャードホール

3年ぶりの来日らしい。

発売まもなく購入したためか、

端の方だったが なんと最前列。

演奏は、 東京フィルハーモニー交響楽団 で

指揮は、渡邊一正。

1曲目、ビートルズの 「サムシング」 で幕を開けた。

途中、ソフィー・エバ ンズ という 21歳の歌手が

「虹の彼方に」 と 「レット・イット・ゴー」 を歌う。

彼女は、ロンドンで 「オズの魔法使い」 のドロシー役を

つとめていたらしく、若いのに堂々としていたね。

途中、休憩をはさみ 2部が始まってから気がついたが、

ポールの歌は、2部の方が良かった。

しかも後半になればなるほど、

良くなっていったように感じた。

1部は、ちょっと硬い印象で、頑張って声を出している

感じがしたのだが、2部の方が楽に声が出ていて、

のびのび歌っているように感じた。

特に素晴らしかったのは、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」、

「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、ソフィーとのデュオの

「ザ・プレイヤー」。

いずれも 2部の曲だ。

そのほかに歌ったのは、1部では、「この素晴らしき世界」、

「ニュー・シネマ・パラダイス」、「デスペラード」 など。

2部では、「ロミオとジュリエット 愛のテーマ」、

「ムーン・リヴァー」、「青い影」 など。

そして、アンコールは予想通り、

「誰も寝てはならぬ」。

オーディション番組で、感動を呼んだあの歌だ。

ポールは、オーディション時の映像と見比べると、

大分お腹が出て丸くなっていたね。

なんとなく、垢抜けない感がこの人の魅力でもあるな。


クラシック歌手としての実力については、

色々言われているようだが、そんなことは、

専門家に任せるとして、普段クラシックに親しみのない

一般オーディエンスに 会場へ足を運ばせる力は、

その話題性とともに、やはりパワフルだと思う。





2014.10.2

ボストン
BOSTON


ついにこの日が来た。

1979年の初来日から35年ぶりの奇跡の来日。

来日を知った時の興奮は、ここに書いたが、

あの時は半年も先のことだったし、

その後、ポール・マッカートニーの公演中止もあったし、

正直、実現するのか不安もあったけど、

ついにその日が来たのだ。

35年前、大阪のボロボロの府立体育館で観た時、

高校生だった私も、52歳のおっさん。

残念なことに、リード・シンガーだった

ブラッド・デルプは、2007年に他界し、

あの時のメンバーで残っているのは、

トム・ショルツひとりになってしまった。

ボストンのオフィシャルサイトを見ると、

今年6月から9月にかけて、「HEAVEN ON EARTH TOUR」

として68公演のスケジュールが書かれているが、

そのうち、64公演はアメリカ本国での公演で、

残りの4公演 (東京2回、名古屋、大阪) が日本。

つまり、アメリカと日本だけのツアーということのようだ。

ウドー音楽事務所、えらい!

今日は、来日4公演のその初日。

会場は、武道館。

席は、1階スタンド東のF列。

ほとんどステージの横から観る感じ。

「More Than a Feeling」、「Don't Look Back」、

「Rock & Roll Band」、「Smokin'」 など

結構1枚目2枚目からの曲も多く、良かったのだけど、

なぜか、思っていたほどグッとは来なかった。

やはり、メンバーが違うせいだろうか。

聴きたかった 「A Man I'll Never Be」 は、

残念ながら演らなかった。


トム・ショルツは、なんと67歳。

ビックリ。

メンバーには若そうな人もいたので、

もしかしたら、バンド結成時には、

生まれていなかった人もいるかも。


トムは、ゴールド・トップのレスポールでした。


メンバー:
TOM SCHOLTZ (トム・ショルツ) / Gt, Key, Vo
TOMMY DeCARLO (トミー・デカーロ) / Vo, Key
GARY PIHL (ゲイリー・ピール) / Gt, Vo
JEFF NEAL(ジェフ・ニール) / Drms
TRACY FERRIE (トレイシー・フェリー) / B
KIMBERLEY DAHME (キンバリー・ダーム) / Gt, Vo
SIOBHAN MAGNUS(シボーン・マグナス) / Vo






開演前








2014.10.4

井上銘 × クリス・デフォート

今日は、ヤマハ銀座スタジオで、「東京ハプニング」 と

銘打った、井上銘 (g) とクリス・デフォート (p) の

デュオを聴いてきた。

井上銘のことは、何度か聴きに行ったし、

ここでも書いているが、クリス・デフォート という

ピアニストのことは、今回初めて知った。

ベルギー出身で、ジャズから管弦楽の作曲まで

演る人らしい。

ピアノとギターのデュオは、あんまりないので、

貴重な機会だ。

今日は、即興演奏がテーマだったようで、

半分以上は、即興のようだった。

アンコールでやった 「All The Things You Are」 が

とても良かったので、私としては即興より、

スタンダードのデュオをもっと聴きたかったな。

即興って、演っていると楽しいねんけど、

聴いてるとちょっとしんどなってくるからね。

まあ、好みの問題やけど。


井上銘のギターは、以前のディアンジェリコから、

変わっていた。

コリングスのようにも見えたけど

違うようにも見えた。

知らないブランドのものかもしれない。





2014.10.7

最 強!

こ、こんなジャムがあったのか!

John Lennon, Eric Clapton, Keith Richards, Mitch Mitchell

最初に Mick も。





2014.10.11

GONTITI
ダブル還暦フェスティバル


昨日は、ゴンチチのコンサートに行ってきた。

ゴンチチのコンサートは、確か1991年だったと思うが

大阪フェスティバルホールで観た覚えがある。

ということは、23年ぶりだ。

ゴンチチは、ゴンザレス三上とチチ松村の

大阪のギターデュオ。

ご存知ない方も、きっと音は耳にしているはず。

今、テレビで流れているソフトバンクのCMの曲がそうだし、

映画音楽 (「無能の人」 「誰も知らない」

「歩いても 歩いても」 など) も手がけている。

今回は、チチさん、松村さん、お2人が還暦を

迎えられたということで、

大阪フェスティバルホールと

東京国際フォーラム ホールC、

2公演のみのスペシャルコンサート。

ゲストは、大阪とはメンバーが違っているが、

元ちとせ、EGO-WRAPPIN'、原田知世、

高中正義 と豪華。

チチさんが9月に還暦を迎え、

松村さんは12月に61歳になるというので、

ダブル還暦は、この3ヶ月間だけということだ。

活動36年、レコードデビューは1983年。

1982年の夏、大阪南港でのロック・フェスに行った。

出演は、サザンオールスターズやアンルイス、

ハウンドドッグや山下久美子などだったが、

出演者の入れ替えの際 (幕間) に、ステージの

端っこでゴンチチが演奏していたのを覚えている。

あれは、レコードデビュー前だったのだな。

でも、私は 「ゴンチチ」 という名前を

知っていた覚えがあるから、関西では、

すでに 結構 活動していたんだろうな。

20年ぐらい前には、チチさんの本にハマった。

この人、変わった人で有名なのだが、

「それゆけ茶人」 など、本も面白かった。


前置きが長くなったが、昨日のコンサートのこと。

真っ赤なスーツに、真っ赤なギター (Ovation) で登場。





ひとことで言うと、かなり良かった。

途中20分ほどの休憩を挟んだが、

終わってみると、ほとんど3時間。

休憩を除いても2時間半は演奏があったことになるが、

全く長く感じず、楽しむことができた。

以前にもコンサートに行ったと書いたが、

実は 私は普段、彼らの音楽を聴かない。

だから、曲もほとんど知らない。

でも、楽しめるねんな。

チチさんのゆるいMCに、

松村さんの超おとぼけキャラ。

本番中に 「しんどい」 「疲れた」 と言うても、

なぜか、許されるコンビ。

音楽もしゃべりも、あの独特の世界は、

やはりゴンチチならではなのだな。

原田知世の 「時をかける少女 」、

ボサノバ・バージョンを聴けたのも良かった。

若いねぇ、原田知世。

もう、47歳でっせ。

高中は、ブルーのヤマハ SG で登場。

機材の調子が良くないようだったのが残念。

アンコールで、ソフトバンクのCMに使われている

「放課後の音楽室」。

美しいメロディです。


【 Set List 】
第1部
01. 南方郵便船
02. 楽しみな週末
03. 風の国
04. Tiny Lips
05. いつか風になる日 (feat. 元ちとせ)
06. Floating Bell
07. 28
08. QED
09. 修学旅行夜行列車南国音楽
10. テネシーワルツ (feat. 中納良恵)
11. 色彩のブルース (feat. EGO-WRAPPIN')

第2部
12. Nickei Dance
13. 水影
14. メドレー(チョコレート粉砕工場〜アンダーソンの庭
〜ココナッツバスケット)
15. Acoustic Eel
16. 課外授業
17. 時をかける少女 (feat. 原田知世)
18. Moon River (feat. 原田知世)
19. マルセルでさえも
20. 誰も知らない
21. My Favorite Things
22. 夏の理由 (feat. 高中正義)
23. NDD (feat. 高中正義)
24..闇のシダール (feat. EGO-WRAPPIN')

アンコール
25. 放課後の音楽室
26. シンコペーティッドクロック


【 バンド 】
羽毛田丈史 (p)
青柳誠 (key,sax)
一本茂樹 (b)
渡嘉敷祐一 (ds)
藤井珠緒 (per)
桑野聖カルテット (弦楽四重奏)
越智兄弟 (per)


@ 東京国際フォーラム ホールC





2014.10.14

徹子の部屋

「徹子の部屋」 を録画までして観たのは、

人生で初めて。

今日のゲストは、

ピアニスト、上原ひろみだったのだ。

その録画を観る前に 23:45から90分、

NHK・BSで

上原ひろみも出演した 東京JAZZを観た。

9月7日の夜の部を観に行ったとき、

最前列だったので

「たぶんテレビに映ってると思う」 と

書いたけど、ホンマにバッチリ映ってた。

気づいた人がいるだろうか?

(おれへんっちゅうねん!)

東京JAZZの放送は、来週と再来週の火曜の

夜にもあるので、興味のある方はぜひ。

録画したかったけど、BSの録画の仕方が

分からない。

困ったもんや。


さて、徹子の部屋。

ひろみのピアノ・ソロ演奏 「上を向いて歩こう」

(えらいショート・ヴァージョン) と

「Seeker」 (ややショート・ヴァージョン) を

聴けたのは良かったが、

やはり強烈なのは、徹子さん・・・。

番組最後の話が、中村紘子さん(クラシック・ピアニスト)の

話で、誰か (紘子さん?) の家の畳に

ピアノの足の跡がついてて、

座布団おいて 隠してたみたいな話。

なんじゃそれは。

ぶっ飛び! 徹子。





2014.10.16

藤井裕 逝去

「サウス・トゥ・サウス」 のベーシスト、

藤井裕 (ふじいゆう) が、今朝7時35分に亡くなった。

今年5月中旬、体調不良で精密検査を受けたところ、

食道癌と診断されたらしい。

診断から5ヶ月かぁ。

今年3月、キー坊 (上田正樹) のライヴを観に行ったとき、

キー坊が、「今年は、サウス・トゥ・サウスを

再結成する。早よやらな、誰か死んでしまう」 と言うてた。

その時は、藤井裕の癌は発覚してなかったわけやから、

半分は冗談やったろうに、ホンマにメンバーが

逝ってしまった。

6月の三重県松阪 M'AXA の

「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」 再始動ライヴを、

9月15日に延期した
けど、復帰はかなわず、

その日は、ゲストという形で 岡沢章がベースを弾いたようだ。

藤井裕本人は、アンコールでサプライズ登場したらしい。

東京公演の情報は まだ見ていないけど、

あったら、絶対観に行くから、非常に残念だ。


「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」は73年結成で、

私はリアルタイムでは観ていないが、その後、

まだ私が大阪にいた頃は、石やんが結成した

「ボイス&リズム」 で何度も、藤井裕のベースは聞いている。

渋い顔をして、TUNE のベースを弾く姿をよく覚えている。

東京に来てからは、1997年、

ラリー・カールトンと Char のセッションを観に行ったが、

その時の Char バンドは、ベースに 藤井裕、

ドラムに 島田吉隆 というトリオだった。

最後に観たのは、一昨年、石やんの還暦ライヴ。

享年 62歳。

ちょっと若すぎるよなぁ。

合掌。


なんか、今年は例年より多くのミュージシャンが

亡くなっているように思うけど、気のせいか。

昨年末から振り返ってみると。

12月10日 ジム・ホール 83歳
12月23日 リッキー・ローソン 59歳
12月30日 大瀧詠一 65歳
 1月 3日 やしきたかじん 64歳
 1月16日 佐久間正英 61歳
 3月15日 安西マリア  60歳 
 7月11日 チャーリー・ヘイデン 76歳
 7月16日 ジョニー・ウインター 70歳
 9月12日 ジョー・サンプル 75歳
10月16日 藤井裕 62歳

そのほか、俳優では
 2月 2日 フィリップ・シーモア・ホフマン 46歳
 8月11日 ロビン・ウィリアムズ 63歳

う〜ん、60代が目立つなあ。





2014.10.17

死ぬこと

歳をとってきた証拠やろか、

人の死が気になる。

昨日は、藤井の裕ちゃんの訃報を書き、

昨年暮れから亡くなった人の名を連ねたが、

漏れていた人がいた。

4月29日に亡くなった 松岡直也。

享年76歳

調べてみると、チューリップのギタリスト、

安部俊幸も7月7日に亡くなっていた。

享年64歳。

そして、今日もまた訃報が。

マンハッタン・トランスファーのリーダー、

ティム・ハウザーが亡くなったと、

ビルボードライブが、発表した。

(検索してもまだニュースになっていない。)

享年72歳。

マンハッタン・トランスファーは、来月、

東京と大阪で公演があるのだが、

代役を立てて、ライヴは予定通り行うらしい。


昨日の追加で、今年亡くなった日本の俳優。

(なんか、年末の企画みたいになってしもたけど。)

1月11日 淡路恵子 80歳
3月14日 宇津井健 82歳
3月30日 蟹江敬三 69歳
6月 4日 林隆三 70歳

昭和がどんどん遠のいていくなぁ。


死ぬことは、お花畑のような所に行くことなのか、

はたまた星になって、空からこの世を

眺めることなのか、な〜んにもなしに

なることなのか、死んでみるまで

分からないけど、私は、死は生とセットなので

悪いことじゃないと思っている。

この世の別れは辛いけど。





2014.11.1

ジャック・ブルース 逝く

早いなぁ、もう11月や。

今年もあと2ヶ月・・・。

さて、またもや、ミュージシャンの訃報だ。

10月25日、ベーシストの Jack Bruce が

逝ってしもた。

享年71歳。

ニュースには、「長い闘病生活の末」、

「肝臓の病気を患っていた」 とあるが、

いつ頃からだろうか。

というのも、一昨年8月、ジャック・ブルース (b)、

Char (gt)、屋敷豪太 (drs) の トリオの

ライヴを観たのだ。

その時のエントリ―が これ

もしかしたら、あの時には既に悪かったのかもしれない。

ジャック・ブルースといえば、エリック・クラプトン、

ジンジャー・ベイカーとのロック・トリオ、

クリームが有名だが、個性の強い3人のバンドで

長続きしなかった。

1966年から68年の2年間の活動だったが、

3500万枚のアルバムを売り上げたという。

R.I.P.





2014.11.11

ネイザン・イースト
Nathan East


1955年生まれだから、

来年で還暦を迎えるネイザン・イースト。

ネイザンは、エリック・クラプトン、

マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、

スティービー・ワンダー、チャカ・カーン、

ダイアナ・ロスなどなど、そうそうたるメンバーの

アルバムやステージでベースを弾いてきたベーシスト。

小田和正など日本人の録音にも

数多く参加している。

音楽に詳しくない人でも彼のベースは、

必ずや耳にしているはずだ。

そのネイザンが今年、キャリア40年目にして初の

ソロ・アルバムを発表した。

今日は そのネイザン名義のライヴを観てきた。

メンバー:
ネイザン・イースト / Nathan East (Vo, B)
ケイレブ・ジェイムス / Kaleb James (Key)
マイケル・トンプソン / Michael Thompson (Gt)
ジェームズ・イースト / James East (B)
ジャック・リー / Jack Lee (Gt)
スティーヴ・フェローン / Steve Ferrone(Drms)
ノリヒト・スミトモ / Norihito Sumitomo (EWI, Sax, Key)
Guest : TOKU (Tp)

@ Billboard LIVE Tokyo


私は、ネイザンをエリック・クラプトン、TOTO、

Fourplay などで観てきた。

Fourplay では、音楽的リーダーシップを

感じたこともあるが、やはり今日のライヴは

特別で、予想以上に素晴らしかった。

素晴らしすぎて、ちょっとうるうるしてしもた曲も

2曲ほどあった。

まず、バンドがええもんね。

日米韓、ブラック、ホワイト & イエロー混合バンドだ。

メンバーのジェームズ・イースト (B) は、

ネイザンの弟。

兄弟してベーシストなのね。

マイケル・トンプソンのツボを押さえたプレイも

良かったし、ゲストで2曲参加した TOKU の

トランペットも良かった。

曲は、アルバムから 「101 Eastbound」

「Sir Duke」 「Overjoyed」 「Daft Funk」 などの

他にスタンダード (曲名失念!) なども。

ネイザンは、ボディに大きな日の丸と

小さな星条旗、ユニオンジャックのシールが

貼られた、白のヤマハ 6弦ベース。

マイケル・トンプソンは、見たことのない

ヘッドシェイプのストラト・タイプ。

ジャック・リーは、赤いディアンジェリコと

ローランドの古い (?) ギターシンセ。


メンバーの通り道 近くだったので、

ネイザン、スティーヴと握手。

そういえば、90年代に ネイザン、スティーヴの

コンビでクラプトンのバックをやったことも

あったなぁ。





2014.11.15

徳武弘文
Rock ' N ' Roll Night:Respect Les Paul & Mary Ford
Special Guest : 細野晴臣・高橋幸宏


初めて 徳武弘文 のライヴを観てきた。

@ ビルボードライブ東京。

徳武弘文は別名 「Dr. K」。

イニシャルに 「K」 はないのに

なんで 「ドクターK」 なんやろ? と思っていたら、

この凄い動画の中でその謎が解き明かされた。

「トクタケ」 が言いにくいにので

「トクタケ」 → 「ドクタケ」 → 「ドクターケー」 に

なったというのだ。

レスポールさん、ホンマに分かったんやろか。

それはさておき、この映像すごいよなぁ。

2008年3月31日 at N.Y. Iridum Jazz Club。

日本人で、こんな風にレスポールのステージに

飛び入りした人、他にいてるんやろか。

レスポールといえば、2008年に彼の

ドキュメンタリー映画を観て、感銘を受けたものだ

その時、レスポールはまだ存命中 (93歳) で、

週一でニューヨークのクラブ (Iridum Jazz Club) に

出演していたが、その後、2009年に亡くなった。

徳武弘文は、そのレスポールにも大きな影響を

受けたらしく、今日のライヴは、

Respect Les Paul & Mary Ford

と銘打たれたものだった。

私は、Les Paul & Mary Ford のことは、

ほとんど知らないのだが、

それでも、ギターの音が歪んでいない頃の

古き良きアメリカン・ミュージックを

たっぷり聴かせてもらった。

「ピーターガン」 や 「キャラバン」 などの

ギター・インストも。

徳武のギターは、ビグスビー付きのグレッチ、

レスポール、テレキャスター。

3本ともええ音してましたねぇ。

なんか、泣くような音楽ちゃうねんけど、

途中でウルウルしてしもた。

それから、ペダル・スティールがまた

ええ音してんねん。

この尾崎さんていう人、知らんかったけど、

ええなぁ。

ペダル・スティールも弾きたいなぁ。

あ、ペダル・スティールっちゅうのは、

あのハワイアン・バンドで弾いてる、

置き型のギターです。

アンコール、最後は 「バイアコンディオス」。

ええ曲やなぁ。


【 メンバー 】
鉱石ラヂヲ(Crystal Set):
 徳武 弘文 / Hirofumi Tokutake (Gt)
 六川 正彦 / Masahiko Rokukawa (B)
 高杉 登 / Noboru Takasugi (Drms)
 尾崎 孝 / Takashi Ozaki (Pedal Steel Gt)
 三浦 秀美 / Hidemi Miura (Vo)
 TOMOKO / Tomoko (Vo)
 青柳マミ / Mami Aoyagi (Vo)
スペシャルゲスト:
 細野 晴臣 / Haruomi Hosono
 高橋 幸宏 / Yukihiro Takahashi


ああ、ビグスビー付いたギター欲しいなぁ。





2014.11.20

フュージョン・フェスティバル・
イン・トーキョー vol.1


フュージョンってギターだけの音楽と違うねんけど、

今日のコンサートは、完全にギターが主役だった。

出演:
<Guitar>
 野呂一生
 渡辺香津美
 リー・リトナー
<Support>
 清水興(Bass)
 則竹裕之(Drums)
 安部潤(Keyboards)

@ 豊洲PIT

新しく出来たホールだ。

前から4列目のええ席でした。

1曲目、ギタリスト3人が並んで、

Weather Repor の 「Birdland」 で始まった。

フージョン祭りということで、色んな人の曲を

演るのかと思ったら、人の曲はこれ1曲で、

あとは3人の曲だった。

2曲目ステージのギタリストは、

野呂だけが残り、まず 「Asayake」。

イントロで、一部のお客さんが立ち上がります。

あい変わらず、人気あるんやなぁ。

その後、野呂コーナーで5曲演り、香津美の登場。

ギタリスト2人で 「Fight Man」 (Casiopea の曲)。

それから、香津美コーナー。

「Splash」 「Lonesome Cat」 など4曲演奏後、

リーが登場し、一緒に 「Unicorn」。

それから、リーのコーナー。

「Matchmakers」 など4曲演奏。

途中1曲に野呂が参加。

そして、もう一度ギタリスト3人が揃って

「Manhattan Flu Dance」。

この曲、私、高校3年生の文化祭で演りました。

おお、怖。

次にたぶん カシオペアだと思われる曲を

1曲演って、ラストは 「Rio Funk」。

アンコールは、「Captain Caribe」!


ギターは、香津美が PRS のシングル・カッタウェイと

最近発売された History の渡辺香津美 シグネイチャー・

モデル 「Tidewater」。

リーは、チェリーサンバーストの Gibson レスポールと

ヤマハのサイレント・ガット。

野呂は、ヤマハの自身のモデルと、

1曲でヤマハのホロウSG のフレットレスを使用。


トータルで、たっぷり150分、楽しめました。

サポートの3人が素晴らしいね。

ギタリストは、出たり入ったりやけど、

サポートの3人は、出ずっぱり。

フュージョンなのでキメだらけ。

リーは、則竹が気にったのか、

何度もドラムとのデュオのパートを作ってた。

ギターは、好き好きが分かれるやろけど、

この3人では、私はリーが一番好きやな。

一人アメリカ人で アウェイなはずやけど、

貫禄あって、めちゃくちゃ余裕があって、

全体をリードしてるという印象やった。

レスポールの音も良かった。


お客さんは、ネクタイ締めたおじさんが多かったね。





2014.12.7

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アンソニー・ジャクソン
&サイモン・フィリップス
『ALIVE』 日本ツアー2014


一番観たいピアノ・トリオ、

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトの

コンサートに行ってきた。

@ 東京国際フォーラム Aホール


 開演前のスクリーン


何度観ても凄いトリオやけど、

今日もなんか降りてきてたね。

上原ひろみという人は、もしかしたらやけど、

その会場の空気中に漂っている、

観客の色んな色んな思い・想いをキャッチして、

音にできる人なのではないかと、

今日は思った。

MCで、ライヴが出来るのは、観客があってこそだと

言っていたが、確かに観客のいないホールで演るのと

満席のホールで演るのとは違うだろう。

それは、物理的にその場に人間がいるということ以外に

観客がいることによって、例えば5000人いれば

5000人分の人生がその会場のスペースを満たしていて、

上原は、そのスペースから何かを汲み取って

演奏しているのではないか、そう思ったのだ。

というのも、彼女は演奏中時々、宙を見つめながら

凡人には見えない、感じ得ない何かを

つかみ取っているように見えたのだった。

渾身のプレイとは、こういうのをいうのだろう。

言い換えれば、命を削っているようにも見える。

凄まじい演奏でした。


あいかわらず、尋常ではないツアー、

この4ヶ月のスケジュールは、こんな風だ。





今日の Set List
1. Warrior
2. Player
3. Dreamer
4. Seeker
5. Flashback
--- 休憩 ---
6. Move
7. Wanderer
8. Margarita !
9. Firefly
10. Alive
En. Sprit





2014.12.9

Music Weeks in TOKYO 2014
小曽根真 ワークショップ
〜 自分で見つける音楽 Vol.2 〜


小曽根さんは、神戸出身のジャズ・ピアニスト。

1961年生まれだから、私と一つしか違わない。

ボストンのバークリー音楽大学を首席で卒業し、

米CBSから世界デビューしたという経歴の、

関西人なのに 品の良さを感じる (どういう意味や) 人。

マイク・スターンとの共演や、昨年の東京JAZZでの

ボビー・マクファーリン 来日中止による

代替えプログラムでのボブ・ジェームスとの

ピアノデュオなど、数回ライヴを体験したことがある。

その小曽根さんが、「自分で見つける音楽」 という

テーマでワークショップをするというので、

興味がわき、行ってきた。

@ よみうり大手町ホール

1500円。(安!)


まず、小曽根さんが登場し、ピアノソロで1曲。

一昨日の上原ひろみとは対照的に、

ピアノの前に座るなり、というより

まだお尻が椅子に付いてないんちゃうかというぐらいの

タイミングで演奏が始まった。

(うん? クラシックや。

そうか、小曽根さんはジャズとクラシックと

両方演る人だった。

今日は、クラシック寄りの話なのかな) と

思って聴いていると、

(あれ? これ 「Chega De Saudade」 やん。)

演奏が終わってからのご本人の話では、

「Chega De Saudade」 (アントニオ・カルロス・

ジョビンのボサノバ曲) をバッハ風に

始めてみたとのこと。

それから 30分強ぐらい、小曽根さんの

レクチャー。

音楽はリズムが最も大事だというあたり、

ジャズマンだなぁと思って聴いていたら、

モーツァルトのお父さんが、

「音楽のキモはリズム」 と本に書いているそうだ。


それから、ゲストの パキート・デリベラ の登場。

この人のこと知らんかったけど、

小曽根さんは30年ほどの付き合いらしい。

キューバ出身のクラリネット/サクソフォン奏者。

デュオで1曲演奏後、質疑応答に突入。

会場の人に挙手してもらい、質問を聞き、

2人に回答してもらうというコーナー。

ある人が、「'The Christmas Song' のような曲は

アドリブが難しいのですが」 と質問したら、

パキートがいきなり 'The Christmas Song' を

クラで吹き出した。

小曽根さんもそれに合わせる。

いやぁ、素晴らしかったね。

間違いなく即興。

全く感動的な演奏。


質疑応答で 印象的だったのは、

「どうやって言語 (フレーズ) を増やすのですか?」

という質問への小曽根さんへの回答。

「自分で見つける。

人に教わったことは忘れるかもしれないけど、

自分で見つけたものは絶対忘れない。

だから、このワークショップの名前は、

『自分で見つける音楽』 です。」

それと、

自分の演奏でリズムを取るのではなく、

自分の体の中にリズムがあって、

演奏するという話。

うまく書けないけど、

ちょっと目からウロコだった。

出来るかどうかは別としてやけど。


あっという間の90分。

鳴り止まぬ拍手にアンコールで

「黒いオルフェ」。

素晴らしいワークショップでした。


これ、「Music Weeks in TOKYO」 という

クラシックのイベントのワークショップで、

去年もあったようだ。

来年もあるなら ぜひまた行きたい。








2014.12.30

EX THEATER ROPPONGI PRESENTS
Char the Recital “リサイタル” 2014




今年のライヴ納は、Char でした。

すごいな、タイトルが 「リサイタル」 やもんな。

チャーが、ロバート・ブリル、佐藤準と演る

このライヴ、実は昨年も年末に3日間あったのだが、

残念ながら日程が合わず 涙を飲んだ。

今年も演るというので、今回は見逃さずに

行ってきたというわけだ。


メンバーは、この4人。

Char (Gt/Vo)
Robert Brill (Dr)
佐藤準 (Key)
澤田浩史 (B)

ロバート・ブリル、佐藤準は、Char の

デビュー・アルバムから3枚目まで (1976 〜 78 年)

の レコーディング・メンバー。

つまり、「Smoky」 のオリジナル・ヴァージョンの

メンバーなのだ。

ロバートのドラムは、初めて (ナマで) 聴いたけど、

Char との相性はとても自然な感じがしたね。

Char は、普段はギター・トリオで演ることが多いけど、

キーボード、ピアノが入ることでサウンドが

リッチになったのも良い。

曲は、やはり初期からの曲が多く、

ピンク・クラウドやサイケデリックスの曲は

1曲もなし。

そのへんの曲もやって欲しかったなぁ。

「ICE CREAM」 が聴けたのは良かったけど。

それと、3曲ほど Char がピアノを弾いたのは、

私としては、ギターの方がええのに、と

思ってしまった。

来年は、Char も還暦。

新曲だと言って演った曲で、

「2015年は還暦〜」 というような歌詞が出てきて、

なんかグッときてしもた。

そうか、還暦かぁ・・・。


ギターは、クリーム色のムスタング、

フェンダー・カスタムショップのストラト (Charizuma)、

ピンクのムスタング (Pnkloud)、

ゴールド・トップのレスポールと

アンコールでバーガンディミストのストラトを

使いました。たぶん。

「たぶん」 と書いたのは、

今日は、スタンド席の一番後ろだったのに

メガネを忘れてしまったのだ。失敗。


途中、20分ほどのブレイクを挟むも、

アンコール2回、終わってみると3時間の

ライヴだった。

1回目のアンコールは、客席からのリクエストに

答えて 「闘牛士」、そしてお決まりの 「Smoky」。

2回目のアンコールは、

佐藤準と10代の頃に演奏していたという

「Moonlight Serenade」。渋。


来年も演ると言うてました。





2014.12.31

2014年ベスト・ライヴ

今年は、過去最高54本のライヴ、コンサートへ

足を運んだ。

実は、55本だったのだけど、5月18日、

ポール・マッカートニーのコンサートが

当日中止という、悲しい結果に終わったのだ。

来年、再来日という噂も既にあるので、

実現することを祈ろう。


さて、ポールは観損ねたが、今年は大物を観たねぇ。

Tedeschi Trucks Band を2回、

Eric Clapton、The Rolling Stones、Jeff Beck、

TOTO、The Brian Setzer Orchestra、BOSTON。

そして、4月18日に観た Johnny Winter。

残念ながら、その約3ヶ月後、

7月16日に彼は死んでしもたけど。


日本のアーティストでは、

憂歌団、上田正樹、SOOO BAAD REVUE、

ゴンチチと関西勢も多く観たね。

複数回 観たのは、Char、 上原ひろみ

井上銘がそれぞれ3回、

David T. Walker、Lee Ritenour、渡辺香津美が

それぞれ2回。


「ベスト・ライヴ」 とタイトルに書いたけど、

順位はつけられへんなぁ。

印象に残っているのは、やっぱりミック・ジャガー。

最後のツアーかもしれないエリック・クラプトン。

それから、バート・バカラックも良かったなぁ。

憂歌団も良かったなぁ。

Candy Dulfer も楽しかったし、

東京JAZZ で観たアーマッド・ジャマルの平和な演奏も

印象的でした。


一時期、ほとんどロックを聴きに行かなかった時期が

あったんやけど、最近は、ロックもジャズもポップスも

何でもありです。

The Bawdies から、Roberta Gambarini まで、

Lou Donaldson から、ポール・ポッツまで、

憂歌団から、上原ひろみまで、

って感じです。




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