2020年5月
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2020.5.1
コロナの影響 拡大 12
ヒトケのないシブヤ
仕事で渋谷へ出た。
私のオフィスからだと渋谷は、
歩いても20分程度なので、
明治通りをブラブラと歩いて。
これは、13時過ぎのスクランブル交差点。
普段より、劇的に人がおりませんな。
神宮通りを少し北へ歩いて、神南一丁目の
交差点から公園通りを臨むと。
見事に人がいてない。
ウィル・スミス主演の映画『I Am Legend』を
思い出したよ。
あの映画は、ウイルス感染により、
世界人口60億人のほとんどが
絶滅したという設定やった。
ニューヨークのゴーストタウンぶりが凄くて、
どうやって撮影したんやろと、思ったものだ。
テレビでやってたけど、ビデオの
サブスクでは、感染モノの映画が人気らしい。
人気というのも変だが、
観たくなる気持ちは分からないでもない。
2020.5.2
ポイントとコンマ
ステイ・ホーム・GW ど真ん中です。
緊急事態宣言からそろそろ4週間だが、
今日の東京の新たな感染者数は、165人。
2日続けての160人超えで、
一向に収束の気配がない。
国内の死者数は、500人を超えた。
本当に長期戦になるな。
5月2日現在
東京都の累計感染者数:4477人
国内の累計感染者数:14,879人
さて、このひとりごと、
すっかり更新がおろそかになってしまった。
コロナのせいにはしたくないけど、
ライヴや映画のネタに頼っていたのが
よく分かる。
そんなこと以外にも自分から何か
発信したいと思うのだが、
わざわざ発信するほどのことは
これまたあんまり思いつかない。
そんなわけで、今日のネタも大したことない。
この写真は、某駅近くの宝くじ売り場の
小屋に貼られていたもの。
年末ジャンボミニ宝くじの
1等前後賞合わせて、5千万円の当選が
この売り場で販売されたくじから出ました、
という知らせだ。
お気づきの通り、これでは
「5千万円」ではなく「5万円」の
意味になってしまう。
意外に大人でも分かっていない人が
いるようで驚いてしまうのが、
この「.」(ポイント)と「,」(コンマ)の区別だ。
千の数値を表記するならコンマを使って
「1,000」と書くのが正しいのであって、
「1.000」だと「1」に小数点以下が
「000」と表記されていることになってしまう。
そんなことは、小学校で習うことなのだけど、
以前、仕事で取引先からもらった書類に
「10.000円」(一万円ね)
と書いてあって、書いてきた相手は、
私より年配の方だったし、
指摘すべきかどうか悩んだことがあった。
まあ、通じているのだけど、気持ち悪いので
丁寧に修正の依頼をしたけどね。
調べてみると、なんと国によっては、
この「.」と「,」が逆のところもあるらしい。
例えば、 日本で「1,234.56」と
書くところをイタリアやフランスなどでは、
「1.234,56」と書くそうな。
知らんかった。
こんなん世界共通かと思てたわ。
件の取引先の人は、フランス帰りか。
そんなわけなかろう。
2020.5.5
コロナの影響 拡大 13
ステイ・ホーム・ゴールデン・ウィーク
GW も明日で終わり。
連休中、1度だけランチを食べに出たのと、
2回近所を散歩したのと
食料の買い物数回以外、見事に家にいたよ。
でも、褒められたもんじゃない。
かなり怠惰で不規則な生活になってしまい、
運動不足で体重は増えたし、
色々片付けようと思っていたことは、
ほとんどやっていない。
ギターは、まあまあ練習したな。
ソロ・ギターのレパートリーを増やそうと
思っていて、数曲取り組んだ。
ソロ・ギター用の楽譜はたくさん持っているけど、
その通り弾くことはなくて、大なり小なり
自分流にアレンジしている。
ヒントか元になるようなソロ・ギター用の
楽譜がない曲は、一から自分でアレンジする。
簡単にまとめられる曲もあるんやけど、
途中で頓挫している曲も数曲ある。
連休中に取り組んだ、ポール・マッカトニーの
『No More Lonely Nights』は、意外に
上手くまとまって嬉しい。
この曲、好きでずっと弾いてみたかったんや。
1984年のポール主演の映画
『ヤァ!ブロード・ストリート』の
サントラ盤収録曲でこのアルバムからは、
『No More Lonely Nights』と『Silly Love Songs』
(セルフ・カバー)がヒットした記憶がある。
レコーディングに スティーヴ・ルカサー(Gt)や
ジェフ・ポーカロ(Dr)が参加したことが
当時のバンド仲間の話題だったな。
ところで、新型コロナの今日の
新たな感染者数は、121人と一時に比べると
かなり減ってきていて、東京は3日連続で
2ケタに抑えられている。
しかし、まだまだ油断は禁物で、
緊急事態宣言は、今月31日まで延長となった。
自治体によっては、休業要請を緩め始める
所もあるようだが、当然東京都は、
外出、イベントは自粛だ。
緊急事態宣言が、5月6日までの予定
だったので、「6日迄休業します」という
お店も多かったが、どうするのだろうか。
これ以上は休めんやろうなぁ。
そういえば、TV で聴いたかネットの記事で
読んだか忘れたけど、誰かが、
「自粛」を「要請」するのは、
言葉としておかしいと言っていた。
「自粛」は、自らするから「自粛」なので
あって、要請されてやるものではないと。
なるほど、もともとの言葉の意味合いから
いうとそういうことかもしれない。
すると、この度の場合は何といえば
良いのだろう。
遠慮?
遠慮要請?
「ご遠慮ください」は、言葉としては
要請っぽいけど、「撮影ご遠慮ください」
とか「駐車ご遠慮ください」という風に
たびたび「禁止」というか「お断り」の
意味で使われてるな。
そういう意味では、「自粛」より
効き目があるかも。
今日は、ちょっとぼやく。
政府の専門家会議が出してきた
「新しい生活様式」の中に
「料理に集中 おしゃべりは控えめに」と
いうのがあった。
なんじゃそら。
「おしゃべりは控えめに」だけでええと思う。
「料理に集中」してるかどうかは、
ポイントちゃうやん。
っていうか、大きなお世話やん。
「帰省や旅行はひかえめに」というのも
よう分からんなぁ。
「帰省や旅行はひかえる」と言われれば、
「行くな」の意味だと解釈できる。
が、「ひかえめに」というと
「ひかえめにする」という意味にとれる。
この文に続いて「出張はやむを得ない場合に」
とあるので、
「帰省や旅行はひかえめに(する)
出張はやむを得ない場合に(する・限る)」
ってことでしょう。
「帰省や旅行はひかえめに(する)」って、
2泊3日を1泊2日にしろってこと?
3回行くのを2回にしろってこと?
遠い所に行かずに近場で済ませろってこと?
そうじゃなくて、今は「行くな」ってことやと
思うねんけど、ストレートに言えないのかな。
報道には、こうある。
「専門家会議の提言では、新たな
感染者の数が限定的となった地域では
再び感染が拡大しないよう長丁場に
備えて『新しい生活様式』に
切り替える必要があるとして
具体的な実践例が示されました。」
しかし、東京は「感染者の数が
限定的となった地域」なのかどうかも
よく分からんのです。
2020.5.6
コロナの影響 14
思うこと
タイトルの「コロナの影響 拡大」から
「拡大」を削除した。
今日の東京都の新たな感染者数が 38人と、
この1ヶ月で最も少ない人数になった。
グラフでみるとピークは越えたように見える。
収束に向かっていると、祈りも込めての削除だ。
コロナのおかげでコロナ関連の、
または、コロナ以外の新たな
問題が起きてきている。
経済のことは大きな問題だけど、
それ以外に例えば、DV であったり、
離婚であったり。
ダンナが在宅勤務になり、家にいるもんだから、
妻のストレスが激しいようだ。
自粛しないで外出する夫に価値観の
違いを感じたり、家にいるのに家事や
育児を手伝わない夫にうんざりしたり、
夫の収入が減って生活が苦しくなったり。
こう書くと、妻のストレスばかりのようだけど、
夫側にも在宅勤務でも、(ヒマそうに
見えても)やることがいっぱいあると
言い分があるようだけどね。
今回のような異常事態になると、
普段は見えないその人の考えや本性のような
ものが現れるんだろうな。
例えば、外出は極力控えるべきという人と
この時期に平気でパチンコに行くような人は、
一緒に暮らすのは難しいだろう。
自分を観察していて 感じるのは、
自分の中の厄介な「正義」だ。
それは、もう強烈な「正しさ」として、
相手を非難する。
と言っても、実際に言葉に出して、
非難するわけではなく、心の中での話やけどね。
そんなこと、コロナがなくてもいつものことやねんけど、
なんか、似たようなことを2011年の震災の
あとにも感じた覚えがあるので、
やっぱり、こういう非常事態ならではの、
無意識レベルの動揺みたいなものが、
あるんやろなと、思う。
だから、冷静な時なら言わないようなことを
言ってしまう人もいて、それにまた、
反応してしまう自分がいるんやろ。
ニュースで、開店前のパチンコ店に並んでいる
客をスマホで撮影しながら、大声で
非難しているおっさんを見た。
彼は自分が正しいと思っているに違いない。
自治体から休業要請が出ているにも
関わらず、「パチンコするとは不届き千万!
ゆるさん!」というわけだ。
(「不届き千万」って、初めて使ったわ。)
自分は我慢しているのに、
好き放題している人に対し、
その不公平さから、人は怒りを覚えるのだと
どこかで読んだが、そういう要素もあるだろうな。
私の場合、パチンコに行く人に対しては、
寛容な気持ちは持てないけど、
それほどの怒りもない。
そういう人は、一定数いるもんだと思う。
もう、中毒だろうから止めても無駄だろう。
お店側には営業しなければやっていけない
事情があるだろうし、自粛しても保障はない。
今の日本の法律では限界がある。
それよりも、現場まで行って、
並んでいる人たちを怒鳴りつけるおっさんの方に
嫌悪を覚えるから、そんなことしないけど、
自分にも似たようなところがあるんだと思う。
しかも、このおっさんは、マスクをせずに
大声で叫びまくっていたので、
どないやねん、という感じだ。
もし彼がウイルスキャリアだったら、
コロナをまき散らしているのは、
他ならず、そのおっさんやからな。
人のことは置いておいて。
普段でも自分の「正しさ」に嫌気がさすことは
多いが、こういうときはそれが際立つような気がする。
究極は、「人それぞれ」であって、
コロナに対しても、経済に対しても、
もっと言えば命の扱いに対しても、
「こうでなければならぬ」というようなことも、
「これが正解」ということもないのだと思う。
社会的に生きている以上、
あるレベルの秩序や良識は必要なので、
相模原障害者施設事件の犯人のように
振り切った考えの人は、社会が許容しないけど。
人は、時には自分の考えを命より
大事にすることがあると、何かで読んだことがある。
自分の正当化のためには、
命だって捨てることがあるというわけだ。
「お前は間違っている」と人を非難している最中には、
自分が自分の「正当性」の奴隷になっているとは
気が付いていない。
相手の間違いは真実であり、
自分の正しさも真実だと思い込んでいる。
そんなもんは観点の違いに過ぎないのに。
何年か前に「ダイバーシティ(diversity)」と
いう言葉を初めて聞いたときは、
てっきりどこかの街の名前かと思っていたが、
「多様性」のことだった。
多様性は、すなわち観点の多様性でもある。
自分の考えと違う考えを、否定するのではなく、
ああ、そういう考えもあるなと、認められたら、
どんなに楽だろう。
それは、心の大きさということかもな。
---[記録]---
5/5現在
国内の累積感染者:15,069人
国内の死者数:521人
5/6現在
世界全体の累積感染者:約360万人
世界全体の死者数:25万人超
GW 中の国内(東京都)の新たな感染者数
4/29 273人(47人)
4/30 234人(46人)
5/01 191人(165人)
5/02 263人(158人)
5/03 294人(91人)
5/04 218人(87人)
5/05 174人(58人)
5/06 ? (38人)
2020.5.9
コロナの影響 15
ステイホームで音更ぎょうざ
東京都の新型コロナの新たな感染者数は、
昨日が39人、今日が36人と
だいぶ 落ち着いてきた感がある。
そのせいかやや人出が増えており、
気の緩みによる再びの感染拡大が
心配されている。
今日は、クリーニングを出しに商店街へ出た。
人出はそれほど気になるほどではなかった。
酒の肴でも買おうと KALDI に入ったら、
もともと狭い店内に「これはめちゃくちゃ
『密』でしょう」という人の数。
KALDI は、最近、コロナの影響で、
17時に閉店している。
17時だと、平日、仕事帰りにはもう
閉まっているわけだ。
平日に行けないお客さんで、休みの日の
昼間に混むのは仕方がないような気もする。
しかし、そうなると何のために
営業時間を短縮しているのか、分からんやん。
こういうひずみは、KALDI に限ったことではなく、
色んな所で起きているんだろう。
あまりの人の多さに、マスクをしていない私は、
店内の奥へ入っていく気がせず、
何も買わずに店を出た。
夕食は、「音更(おとふけ)ぎょうざ」。
北海道十勝の音更町にある「宝永」という
ぎょうざ屋のお持ち帰り専門のショップが、
戸越銀座商店街にあって、
以前から一度試してみようと思っていた。
冷凍40個で、1,960円。
機械ではなく一つずつ手作りで作られている。
これが、予想以上に美味い。
リピート確定だ。
通販でも売っていて、ショップで買うより
少し安いのだけど北海道からの送料(冷凍)が、
関東なら1,400円かかる。
音更ぎょうざの宝永公式通販サイト
2020.5.11
五月晴れ 富士山
仕事で河口湖まで行ってきた。
東京に比べれば涼しいだろうと思っていたら、
30℃近くあったんじゃないだろうか。
半袖でも十分暑かった。
めちゃくちゃ気持ちの良い晴れ具合で
富士山もこの通り。
河口湖畔の観光ホテルやカフェは、
ほとんど休業してた。
コロナが収まったら、今度は観光で行こう。
2020.5.12
ベビーブーム
この1ヶ月ほどの間に、私が知っている、
5人の女性が出産した。
ひとりは姪っ子。
ひとりは取引先の事務の女性。
(この人は、産休中なので、
出産したかどうか分からないけど、
そろそろ生まれた頃だと思う。)
そして、なんとも不思議なことに
私が共演したことのある女性シンガー3人。
この少子化の時代に
「何で?」っていうぐらいに
出産の時期が重なった。
不思議やなぁ。
おめでとうと同時に
コロナのややこしい時期に大変やろと
思うけど、頑張ってね。
2020.5.13
真鯛らぁめん まちかど
「真鯛らぁめん」という看板を見て
ずっと気になっていたラーメン屋に
先日ようやく入った。
「ラーメンに鯛」という時点で、
ややキワモノっぽい。
味の想像がつかないけど、一度は食べてみたい。
と、思っていたら、知らなかっただけで、
ラーメン界には「鯛ラーメン」という
ジャンルがあるようだ。
どうせならと、鯛の切り身が倍、
オマール海老ワンタンの入った、
「真鯛らぁめんスペシャル」(1,350円)を注文。
(真鯛らぁめん は950円)
見た目はご覧の通り彩りが美しく、
スープは、しっかり鯛の味がする。
ピリ辛のオリーブも置いてあって
意外にも相性が良い。
イタリアで修業したシェフが、
魚のパスタをラーメンにアレンジしたと
読んで納得。
結構スープパスタに近いかも。
あまりラーメンを食べない私が、
リピートしても良いぐらいに美味しかった。
パスタから生まれた「真鯛らぁめん まちかど」の鯛ラーメン
2020.5.14
Bill Withers
ビル・ウィザーズ
ギターマガジン最新号に、
ビル・ウィザーズの追悼特集があった。
知らなかったけど、ビル・ウィザーズは
3月30日に亡くなっていた。
享年81歳。
思っていたより、高齢だった。
ビル・ウィザーズの声を初めて聴いたのは、
たぶん Grover Washington, Jr. の
アルバム『Winelight』(1982年)の
"Just The Two Of Us" 。
きっと多くの人が聴いたことがあるだろう。
The Crusaders の "Soul Shadows"
(1980年)も好きだし、Char さんが
『MOON CHILD』(1982年)で
カヴァーしていた "Lean on Me"(Vo は
金子マリ)のオリジナル(1972年)が、
その後、ビル・ウィザーズだったと知った。
この曲は、好きでライヴでも演ったことがある。
ちなみに "Just The Two Of Us" の
邦題は、『クリスタルの恋人たち』。
なんかスゴイな。
このアルバム『Winelight』に参加した、
Grover Washington, Jr.、
Eric Gale、
Richard Tee、
Ralph MacDonald、そして、
Bill Withers が亡くなってしまった。
寂しいなぁ。
合掌。
この数カ月にも多くのミュージシャンが
逝ってしまった。
3月6日 マッコイ・タイナー(ピアニスト)81歳
3月10日 ジョージ大塚(ドラマー)82歳
3月30日 ビル・ウィザーズ(シンガー)81歳
4月1日 バッキー・ピザレリ(ギタリスト)94歳
4月13日 川崎燎(ギタリスト)73歳
5月9日 リトル・リチャード(シンガー)87歳
5月12日 浅野孝已(ゴダイゴのギター)68歳
バッキー・ピザレリは、やはりジャズ・ギタリストの
ジョン・ピザレリのお父ちゃん。
スタジオ・ミュージシャンの仕事もしていて
レイ・チャールズのアルバム「我が心のジョージア」、
ロバータ・フラックのアルバム「愛は面影の中に」、
ジャニス・イアンのアルバム「愛の余韻」などに
参加していたらしい。
川崎燎は、ニューヨークでも活躍していた
日本人ギタリスト。
73歳は、ちょっと早いなぁ。
リトル・リチャードは、引退していたせいもあってか
生きていたとは知らなかった。
私には、チャック・ベリーと並ぶ、ロケンロールの父。
そして、昨日飛び込んできたニュースは、
ゴダイゴのギタリスト、浅野孝已氏の訃報。
死因は、「虚血性心不全」と発表されたが、
68歳は若いなぁ。
今、浅野さんのバンド「T.A.G.C TOKYO」の
2010年のアルバム『新月』を久しぶりに
聴きながら書いています。
合掌。
2020.5.24
コロナの影響 16
届いたよ!アベノマスク
政府が配ってくれたマスクが、
ようやく自宅(品川区)に届いた。
会社(渋谷区)には、4月中には
届いていたけど、ちょっと遅かったねぇ。
もうマスクは普通に手に入るようになったもんね。
このマスクの予算は466億円。
今頃来てもありがたみもないし、
466億円と聞くとなんか複雑やなぁ。
と、自分の観点だけで判断するのは
良くないことかな。
日本のどこかには、マスクが手に入りにくい所も
あるのかもしれないからね。
安倍首相がマスクの投函を言い出したのは、
4月1日だったらしいが、厚労省の
サイトを見ると、今日5月23日現在、
全ての都道府県で「配布中」となっており、
配布が完了した都道府県はまだ一つもない。
私は、安倍さんの支持者ではないけど、
ここまでくると気の毒やと思うね。
やることやること、呪われてるみたいに
上手く行ってないもんね。
黒川検事長の賭けマージャンも然り。
さて、今日の東京都の新型コロナウイルスの
新たな感染者は2人。
3月16日の新たな感染者がいなかった日
以来の最も少ない人数で、
9日連続で20人を下回っている。
明後日25日には、東京都も緊急事態宣言が
解除される方向で政府は調整に入ったとのこと。
問題は、解除後どうなるかだ。
2020.5.26
NICHOLAS NIXON
LAS HERMANAS BROWN 1975-2017
たまたまネットで見て興味を持った写真集。
米国のニコラス・ニクソンという写真家が、
4人の姉妹を1975年から2017年まで
42年間撮り続けたというものだ。
タイトルの「LAS HERMANAS BROWN」は、
スペイン語で「ブラウン姉妹」の意。
Amazon で購入したものだが、
出品者は、スペインの書店だった。
4月6日に注文して、すぐ発送され
4月18日配送予定と連絡が来たものの
4月の終わりになっても届かなかったので、
問い合せてみた。
英語の回答を自動翻訳にかけると、要は
「出荷済みではあるけどコロナの影響で
送れている」という内容だった。
一時的に郵便の受け入れが、ストップした
国や地域もあるようなので、これはいたし方ない。
気長に待つしかなかろうと思っていたら、
ようやく昨日届いたよ。
1ヵ月以上、何処かで足止めを
食っていたんやな。
新型コロナの被害が大きいスペインから
届いたと思うと、言葉に出来ない感慨がある。
なんて思っていたら、封筒には差出国が
スイスと書かれたシールが貼ってあった。
封筒に印刷された住所や差出人の
住所はスペイン、マドリード郊外なのだけど、
国際郵便は、いったんスイスに行くのだろうか。
よく分からない。
海外からの梱包は、日本のそれより
雑なことが多いので、心配だったが、
厚手の段ボールの封筒に入っており、
届いた写真集は、痛みもなく無事だった。
作りが、多くの日本の本より
頑丈なこともあるかもな。
さて、写真集。
4人の姉妹を42年間も撮り続けたわけだが、
初めて出版されたわけではなく、何度か
出版されてきたようだ。
購入したものは、タイトルも本文もスペイン語
なのでスペインで出版されたものだろう。
2018年以降も撮り続けているなら、
45年間、50年間のものが、今後、
出版されるのかも知れない。
4人の姉妹のひとり、べべは、
写真家ニコラスの奥さん。
なるほど、奥さんなら撮り続けることも
あり得るとは思うけど、奥さんだけでなく、
3人の姉妹も一緒にとなると、
中々難しいこともあったのではないかと思う。
1975年、妻の実家に行ったときに
ふと思いついた気まぐれで撮り始めたらしい。
その時は、まさか42年も撮り続けることに
なるとは夢にも思わなかっただろう。
1975年から1枚1枚 丁寧に眺めながら、
ページをめくる。
数年分見たところで、笑顔がないことに気づく。
時折 穏やかな表情のものもあるが、ほとんどが
口を一文字に結び、真面目というか、
厳しい表情をしている。
1988年にようやくほんの少し笑みを
浮かべたように見える写真が登場。
その後も、厳しいとも思える表情のものが
多く、明らかに笑っている写真は1枚もない。
もちろん意図的なんだろうけど。
写真を眺めていると、30数年を過ぎた頃、
2000年代後半あたりから、
どういうわけか泣けてきた。
外国の知らない若いオネエチャン4人が、
ページをめくるたびに1歳ずつ年を取り、
しわくちゃのオバチャンになっていく、
ただそれだけの写真なのになぜか泣けてくるのだ。
説明不能。
ネットで写真をある程度見てから、
写真集を買ったのだけど、
モニターで見るのと、紙に印刷されたものを
見るのは全然違う。
出来れば、写真集で見ていただきたいけど、
ここに40年分(1975-2014)あるので
興味のある人は見てください。
↓
40 Years of the Brown Sisters
(追記)
上にリンクを張った記事のソースとなっていた
ニューヨークタイムスの記事を日本語訳にして
読むと、私がこの写真集に感動したわけが
なんとなくだけど分かった。
↓
Forty Portraits in Forty Years
(The New York Times Magazine)
2020.5.27
ヨーコぶるーすばんど
『おっさん何するんや』
Amazon Music を契約して、
ずいぶんとたくさんの音楽を聴けるように
なったものの、いまだに CD を買ったり、
借りたりすることも多い。
できれば、所有物は増やしたくないので、
データで購入出来るものは、なるべく
データで買うようにはなってきたけれどね。
そのうち、CD はなくなるという話もあるけど、
今のところ、まだ先のことのようだ。
先日、宅配レンタルのサイトで
「ヨーコぶるーすばんど」という文字が
目に入ってきた。
「あっ!」と思った。
長らく思い出さなかったバンド名だが、
1978年にデビューした
日本のブルース・バンドだ。
デビュー曲は『おっさん何するんや』
歌詞は、こんな感じ。
おっさん何するんや ウチのどこさわってるんや
おっさん何するんや ウチのどこさわってるんや
何の権利あって ウチの体さわるんやおっさん
ドブネズミみたいな背広着て
趣味の悪いネクタイしめて
虫も殺せん顔をして
ウチのうしろでコソコソと
おっさん何するんや・・・
と、痴漢のことを大阪弁で唄ったブギ。
当時、おそらくそう何度も聞いたわけでは
ないだろうけど、1回聴いたら忘れられない
インパクトのある曲で、私の記憶に
しっかり残っていた。
2007年に CD 化されたようだが、
すでに廃盤になっていて、今、アマゾンでは
12,800円ですわ。
で、早速、借りて聴いてみた。
これが素晴らしい!
『おっさん何するんや』以外の曲は、
初めて聴いたのだけど、なんというか
予想以上に良い。
大阪弁のブルースというと、
上田正樹や憂歌団のイメージがあるけど、
どちらかというと大塚まさじを思い出したね。
調べてみると、ヴォーカルのヨーコさんは、
デビューのあと、数年日本で活動後、
本場のブルースを歌いたいと1984年に渡米。
シカゴで活動。
アメリカ人(たぶん)のサックス奏者と結婚。
時々、帰国して日本でもライヴをしていたようだが、
最近の情報は、ググっても中々ヒットしなかった。
ようやく見つけたのが、
昨年の8月の FORBES JAPAN の
インタビュー記事。
↓
「Who am I?」を探求して見えたもの。
シカゴと大阪をブルースでつなぐ経済記者
次に来日(帰国?)した時は
絶対ライヴに行くぞ!