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つつみしんやのひとりごと 2010年12月
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2010.12.1



初体験。

たまに行く、焼きとん屋で、

豚の脳みそを食した。

ナマで見るとちょっと引くが、焼いてしまうと

見た目には何か分からない。

食感は、白子。

そう言われて出されれば、食べても脳みそだとは、

気付かないだろう。

どう?




ノーウェアボーイ

気になっていた

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』 を鑑賞。

11月5日公開だったので、どうも今週ぐらいで

終わるようで、観に行けてよかった。

21:40 からの回を観たのだが、映画の日のせいか

ほぼ満席。

両隣は、おじさんだった。

『ノーウェアボーイ』 は、ビートルズ結成前の

ジョン・レノンの物語。

音楽映画というよりは、青春ものであり、

ひとりの少年の成長の物語であり、

家族、特に母親とのことを描いた作品だった。

予想に反して、数回落涙。

映画の キャッチコピーに

 歌ってなんかいなかった。
 愛を叫んでいたんだ。

とある。

正にそんな感じ。

生みの母と育ての母 (伯母)、2人の母を持ち、

複雑な生い立ちで育ったジョン。

彼が、音楽に興味を持ち、バンドを結成し、

ポールとジョージに出会うあたりの物語。

だから、「ビートルズ」 という言葉は登場しない。

でも、映画の冒頭、ジャーンと鳴らされるコードは、

「A Hard Day's Night」 のイントロ。

良い始まりだ。


今年は、ジョンの生誕70年、没後40年の年。

来週、12月8日は命日だ。

そして、私が生まれた1962年は、

ビートルズのデビューの年。

歳を取れば取るほど、彼らの偉大さが分かる。

というか、私の中で ビートルスが 偉大になっていく。

本作を観て、ジョンの叫びが少しだけ分かった。


★★★★▲





2010.12.4

夢でも弾けない

先日観た映画 『インセプション』 で

「夢の中ではどうやってそこに来たのか分からない」

というようなセリフがあった。

確かに夢の中では何の脈絡もなしに

突然、昔住んでいた家にいたり、

行ったことも見たこともない所にいたりする。

どうやってそこに行ったのか夢の中では考えたこともなければ

説明したこともない。

夢の中では何だって可能なのだ。


さて、今朝観た夢で、私はギタリストのチャーの家にいた。

チャーのほかにも数人プロのギタリストがいた。

その中の一人、鈴木茂にチャーが、

「ギター何使ってるの?」 なんて話しているのを

私は横で聞いていた。

そのうちギターを持って、鈴木茂と私がセッションを始めた。

良く知っている曲なのに ところどころコードが分からず、

ごまかしながら弾いていたら、鈴木茂が突然演奏を

やめてしまう。

そして、「もうええやろ」 みたいなことを言った。

私のヘタクソさがイヤになってやめたようで 私は動揺してしまう。

面白いことに動揺しながらも

(これで 「ひとりごと」 に鈴木茂とセッションしたって書けるな)

なんて思っている。

そのあたりで目が覚めた。

先日の録音と、12/11のための一昨日のハルトラとの

リハーサルを通して、自分が上手く弾けないことへの

イライラが募っていたことは自覚している。

もう、人前で弾くのは止めようと思うほどの

焦燥感、恥ずかしさ、敗北感、みじめな感じ、

それらが夢に現れたんだと思う。

それにしても、現実と夢と2回もそんなこと思わんでええやろに。

せめて夢の中ぐらい、上手く弾けてもええんとちゃうん。

夢やねんから。

と、思ったのであった。




武士の家計簿

本日、ロードショーの 『武士の家計簿』 を観てきた。

好きな堺雅人が出ているし、

最近、良くなってきたなぁと思う仲間由紀恵も出ているので

楽しみにしていたのだ。

江戸時代末期、加賀藩の会計係だったそろばん侍と

その家族の物語。

結論から言うと豪華キャストにも関わらず

グッとくるものがなく、何か物足りない印象で終わった。

ちょっと がっかり。

う〜ん、何だろうこの物足りなさ。

脇を固めるのが、中村雅俊、松坂慶子、草笛光子、

西村雅彦、それに主演のふたり。

このキャストでこの物足りなさ

もったいないなぁ。

監督は、森田芳光 。

たくさん観てないけどこの人とあんまり相性が良くないようだ。

『海猫』 とか 『模倣犯』 とか 『間宮兄弟』 とか、

観たの全部イマイチだったからね。


★★▲☆☆





2010.12.5

撮影実習

昨日は、デジタル一眼レフカメラ初級講座の

第4回、撮影実習だった。

まず、浅草、浅草寺界隈で撮影後、

隅田川の堤防を歩き、牛嶋神社へ行き、

浅草まで戻るというコース。

13:00から16:30まで、立ちっぱなし歩きっぱなしで

いい運動にもなった。

昨日は、正に雲にひとつない晴天で、気温もあまり低くなく

気持ちよく撮影できた。

浅草は、すごく混んでいたけど。

撮影は、やっと露出をいじりながら、絞りをいじりながら

撮り始めたところ。

といっても、「絞りをこうすればこういう写真になる」 と

いうことはまだ分かっていないので、

とにかく あれこれやってみている段階。

たくさん撮ってみて (昨日は、約570枚撮影) よく分かったことは、

光の扱いが難しいということ。

光がなければ写真は撮れないわけだが、

光が多すぎても少なすぎても、思うような写真は撮れない。

それをカメラで調整しながら撮るのが テクニックなのだが、

これが難しいのだな。

全然、思うように撮れないのだ。

それでも、昨日のように撮ることは初めてだったので、

結構楽しかった。


きっと、アマチュアカメラマンは増えているのだろう。

浅草寺では、一眼レフをぶらさげた人を多く見かけた。

デジタルになったおかげで フィルム代 現像代がかからず、

思いっきり撮りまくれるようになったからね。


まだまだだとは思うが昨日の作品の一部を紹介。



仲見世のお面屋






五重塔






仏像






ビルに映るスカイツリー






隅田川に映るスカイツリー






日没時







2010.12.7

なぜ、出ない!

今朝の夢。

私は、劇場みたいなところにいる。

誰かの講演か何かだったようだが覚えていない。

座席は、なぜか便座でもある。

私は、大便をしたかったのだが、

トイレに行く暇がなく、(座席で出来るからいいや) と

ズボンとパンツを下げて、最前列の席についた。

両隣の席は空いていて、一つあけた左隣に

見知らぬ人が座っていた。

その見知らぬ人が、私の方を見たのであわてて前を隠した。

そして、用を足していると、うんこが途中まで 出て止まってしまった。

一生懸命、気張るのだが、途中から動かないのだ。

めちゃくちゃ、気持ちが悪い。

(なんで、半分だけ出て止まってしまうねん!)

と、必死に気張るが 出ない。

そうこうしているうちに焦ってきて 目が覚めたら・・・




















パンツが思いっきり、お尻に食い込んでたわ。



あ〜よかった。

うんことちごて。




FOURPLAY


一昨日は、FOURPLAY のライヴに行ってきた。

(@Blue Note Tokyo)

FOURPLAY は、1990年、Bob James (key)、Lee Ritenour(g)、

Nathan East (b)、Harvey Mason (ds) の4人で

結成されたアメリカのフュージョンというか

スムースジャズのバンド。

1998年に ギタリストが Lee Ritenour から

Larry Carlton に交代した。

私は、このバンドは あまり聴いておらず、

ライヴも 昨年 初めて観た。

昨年のライヴは、すごいことをやっているのだろうが、

皆 上手すぎるのか、正直 面白みに欠けた感があり、

Nathan East の芸達者さだけが印象に残った。

今年、ギタリストの Larry Carlton が抜け、

Chuck Loeb が加入。

Chuck Loeb のCD は 1枚持っているが

それほど印象に残っておらず、今回の彼の参加による

FOURPLAY のライヴにもあまり興味がなかったところ、

友人がチケットが余ったので 安く譲ってくれるというので

行くことに。

そしたら、なんと今年の ライヴ・ベスト5 に入る素晴らしさ。

Lee、Larry に比べると 知名度、人気の点では劣る

Chuck Loeb。

それなりのプレッシャーはあっただろうが、

熱い素晴らしい演奏だった。

もちろん、今回は Chuck の FOURPLAY としての

初ライヴということもあるだろうから、

メンバーも彼を立てたところもあるかも知れない。

それを差し引いても 彼は 見事にバンドに溶け合い、

新しい風を吹き込んでいたと思う。

このメンバー・チェンジは、Chuck にとっても

オリジナルメンバーの3人にとっても 良かったと思う。

CD で聴くと、Chuck のトーンは どうも きれいすぎて

好きにはなれなかったのだが、ライヴでは、

気にならなかったし、めでたしめでたし。


そういえば、近くのテーブルに T-SQUARE の安藤さんが

観に来てた。

行く前に たまたま雑誌で安藤さんのインタビューを

読んでいたので、ちょっとびっくり。





2010.12.8

作 文

小学生の頃、作文は嫌いだった。

読書感想文も嫌いだった。

そんな私が今、こうして本の感想を書いたり、

映画の感想を書いたり、日頃のことを作文しているのは、

おかしなもんだ。

要は、書きたくもないものを書かされるのがイヤだったんだな。

かといって、あの頃、「自由に何でも書いて良い」 と言われても

書けなかったかもしれないけど。

さて、小学生対象の 「いつもありがとう」 作文コンクールと

いうのがあるようだ。

(朝日学生新聞社主催、シナネングループ共催)

今年で第4回だったようだが、

広島市の小学校1年生の片山悠貴徳 (ゆきのり )君が

最優秀賞に輝いた。

3年前、亡くなったお父さんへ贈る

「ぼくとお父さんのおべんとうばこ」。

全国3万3421点の応募作から選ばれたらしい。

何ともいじらしい、泣かせてくれる作文だ。


最優秀賞 「ぼくとお父さんのおべんとうばこ」


これもいい。
  ↓
シナネン賞 「父のおみやげ」


いつもありがとう作文コンクール入賞作品

asahi.com の記事





2010.12.9

基礎講座修了

今日は、デジタル一眼レフカメラの基礎講座の

第5回、最終回だった。

ここには、初級講座と書いたり、いい加減な書き方を

してしまっていたが、正確には、

「Nikon College 基礎講座」 という 。

さて、今日は先週の浅草での実習で撮った写真を

各自3枚ずつ持ち寄り、先生の講評をいただくというもの。

今日の出席者は12名だったが、

全員が同じ所に行っていても、撮るものや 撮り方が

違うというのは、面白かった。

そして、写真には、どれかが正解で、

どれかが間違いということがない。

撮影者がOKなら、OKなのだ。

(プロになると クライアントがOKじゃないと

OKじゃないだろうけど。)

人の写真を見ると、(なるほどそういう撮り方もあるのか) と

自分が思いつかない 構図やアングルが興味深かった。

写真に限らず、表現というものは、

「その人」 を表現しているのだな。

私は以下の3枚を発表したのだが、先生の講評は、

撮影時に考えもしなかったことで、大変ためになった。

次回からの撮影に間違いなく反映できるフィードバックだった。










上の仏像横顔は、数日前にここに発表したものとは違う。

前に発表したものの方が、私は好きなのだが、

大きくすると手ぶれしているのが分かる。

で、こちらの手ぶれのない方を今日は持って行ったというわけ。

ちなみ今のデジカメでは、ピンボケはないらしい。

私たちが普段デジカメで撮って 「ピンボケ」 と言っているのは、

全部 手ぶれ、または被写体ぶれ。

オートフォーカスは、人間よりよっぽどジャストにピントを

合わせているらしい。


Nikon では、初心者から上級者向けの講座まで

色々準備されているので 来年は 実践講座というものを

受講しようかと考えている。

違う先生 (プロ・カメラマン) のレクチャーも聞いてみたいしね。

自分では、最近、雑誌やポスターなんかの写真の見方が

変わってきたのも面白い。

良かった。

老後の趣味がひとつ増えて。

じじいか。





2010.12.10

初訴訟

自分には裁判なんて関係ない、起こらない、と思っていた。

ところが、全く人生というやつは面白いもので、

このたび初めて、某会社を相手取り、訴訟を起こすことになった。

私 (会社) が原告、と呼ばれる立場になったのだ。

相手 (その会社の代表者) とは電話で数回話しているものの、

一度も会ったことはない。

好きでも 嫌いでもなく、個人的恨みも 憎しみもない。

ただ、相手の契約不履行に対し、訴えを起こし、

裁判所の審判を仰ぐだけだ。

(あ、こういう感じで訴訟ってするの?) と

非常に意外だった。

私には裁判って、なんとなく ドロドロしていて、

憎しみあっている印象があったから。

もちろん中にはそういう訴訟もあるのだろうけど、

私の知る、裁判慣れ (?) している、某社長など、

半ばゲームのように裁判を楽しんでいるような節さえ見える。

なので、今回 私も滅多に経験できない訴訟を

(一体、どうなっていくんやろ!?) とちょっと楽しみにしている。

まあ、身内の殺傷沙汰とか、こちらの死活問題とか、

そういう裁判じゃないから、のん気なこと言ってられんだろうけどね。





2010.12.12

ハルトラにゲスト参加

昨日は、ハルトラのライヴにゲスト出演 (@ bar dAZE)。

ハルトラは陽香ちゃん (Vo) と Ya'mangelo (Gt) のユニット。

デュオで演ったり、サポートメンバーを入れて

バンドで演ったりしている。

昨日は、デュオに私が参加という形。

忘年会シーズンのせいか、お客さんが極端に少なかったのが

残念だったかが、2人の演奏は、素晴らしかった。

ギターの Ya'mangelo こと山ちゃんとは、

2007年の夏ごろからギターデュオの練習を始め、

その年の12月1日に初ライヴ。

その時、陽香ちゃんにもゲストで数曲歌ってもらった。

早いもので、初共演から3年になる。

昨日のライヴでは、改めて若い2人の成長を実感し、

自分の年齢と練習不足を感じたのであった。





2010.12.12

David T. Walker

7月、マリーナ・ショウ のバンドで来日したのを

観たので、今年2回目の ナマ David。

初めて、David をライヴで観たのは、

Band of Pleasure としてで、17〜8年前だ。

この数年、ソロとして来日が続き、ナマ David を観るのも

これで 7〜8回目。

今回のライヴは、なんと招待券が当たったのだ。

ラッキー!

彼の指先から奏でられる音色は、正にマジック。

アメリカは、David を人間国宝にすべき。

今日の演奏は

最近、ギターを弾くと迷いだらけの私には、、

「誰かみたいにならなくて いいのだよ。

あなたのままで、そのままでいいのだよ」 と

言っているかのような演奏だった。





2010.12.14

マテオ

この数年、CD ショップに行くことは、ほとんどなくなった。

CD の購入枚数自体、一番多く買ってたころに比べると、

少なくなっているのだが、購入は Amazon か、

ものによっては iTunes で ダウンロード 購入もする。

以前は、渋谷や新宿の タワーレコードや HMV に行くと、

試聴コーナーにある興味のある CD を片っ端から

聴いたものだ。

CD ショップって BGM が 結構な音量で流れているので、

試聴の邪魔だなぁ と思いながら。


さて先日、目黒のHMV を何気なしに覘いてみて

試聴したのがこれ。



Mateo Stoneman という人の 『Mateo』 というアルバム。

1曲目、歌を2〜3小節聴いただけで、購入決定。

素晴らしい歌。

ライナーノーツによると、

彼は、アメリカ人で 元々ロックミュージシャンを目指し、

LA に出てきたようだが、貧困から悪事を働き、

窃盗犯として捕まり 4年服役した。

その服役中、刑務所の中で

映画 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 を観て、

キューバ音楽の素晴らしさに目覚め、

スペイン語、キューバ音楽の基本を服役中に

身につけたらしい。

つまり、アルバム 『Mateo』 は、

アメリカ人の歌うキューバン・ミュージックなのだ。

このアルバムは、彼がキューバに赴き、

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のメンバーをバックに

2004年に吹き込んだもの。

6年を経て 日本での発売となったようだ。

いやぁ〜素晴らしい!

2曲目では、泣きそうになったよ。

ヴォーカル (特に男性ヴォーカル) で

感動することって滅多に ないのだが、この人は素晴らしい。

カエターノ・ベローゾ を発見して以来の衝撃。

彼は、出所後、LA のレストランで弾き語りを始め、

それが評判を呼び デビューに至ったようだが、

今も弾き語りを続けているらしい。

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 は、

ギタリストのライ・クーダーが、中心になって1999年に

製作されたキューバン・ミュージックのドキュメンタリー映画で、

当時、私も観たが、この映画も素晴らしかった。

その映画を観た直後は、キューバっていいな、と思ったが、

普段、キューバンを聴かないのですっかり忘れていた。

今回、『Mateo』 を聴いて、またキューバに行ってみたくなった。

今年の CD、No.1 決定です。

「音楽」 が好きな人には、是非聴いていただきたい。


1曲目のイントロ前に カウントが聞こえる。

カウントのタイミングとしては、「4、1」 なのだが、

それが、日本語で 「3、4」 と聞こえるのが面白い。

日本盤は、ボーナス・トラック 4曲入り。

英語で歌っている曲もあるが、

スペイン語の方が雰囲気があって GOOD。





2010.12.15

さよなら渓谷

今年、映画を観、原作も読んだ 『悪人』。

その 『悪人』 と同じく 吉田修一 著の 『さよなら渓谷』 を読んだ。

これまた、犯罪がらみの男と女の物語で、

ミステリー的要素もあり、面白かったが、

明るい話ではないので、読んで幸せな気分になるものではない。

登場人物の俊介と内縁の妻 かなこの関係は、

ちょっと想像を超えるもので、Amazon のレビューを読むと、

そこには共感できない人も多いようだが、

私は 小説としては、充分に受け入れられるものだった。

あとがきにも書かれているが、

これは、映画にしたら良いんじゃないか、と思う作品。

ラストに かすかな救いと希望を見ることができるので、

映画化には そこんとこ うまく表現してほしいね。





2010.12.16

停滞と上昇

先日の撮影実習での自分の写真を見ていて、

気付いたことがある。

そこそこ満足なのである。

現時点での、まあまあ満足、という意味であって、

もちろん、もっともっと良い写真が撮れると思っている。

だから、これからも写真の腕を磨いて行きたいと思っている。

ところが、ギターはどうだ。

やればやるほど、限界を感じる。

腕を上げたいとは思っているが、少々の練習では、

上達が見えないのだ。

やるほどに、自分の才能のなさ、決定的な運動神経の欠如、

リズム感の欠如を感じる。

カメラは、初心者だから楽しいのは当たり前。

それは、自分の伸びしろが見えるから、

可能性を感じられるから、だと思う。

ギターも最初はそうだった。

まあ、こういうもんは停滞と上昇の繰り返しだと思うので

何も結論付けない方がいいのだろうけどね。





2010.12.17

ANN BURTON

先日、Bar でイイ感じの Jazz Vocal が流れていたので、

店主に 「誰?」 って訊いたら、「ハンバーグ」 だという。

(へえ、ドイツ人かな? そんな名前のシンガーおるんや) と

思って聴いてたら、あまりに良いので、

(これは チェックしよう) と、もう一度、ちゃんと名前を聞いたら

「アン・バートン」 でした。

調べてみると、アン・バートンは、1933年にオランダ生まれ。

1989年に亡くなっているから、56歳という若さで永眠。

喉頭がんだったようだ。

どちらかというと、ディープでスモーキーなジャズ・ヴォーカルの

声ではないが、私は、彼女ぐらいの感じが好きだ。

大好きな曲が3曲も入っているので、

1977年東京録音の 『雨の日と月曜日は』 を購入。

メンバーは、ピアノに ケン・マッカーシー、

べース 稲葉国光、ドラムス 大隈寿男。

その大好きな3曲は、

@ 「I Thought About You」
A 「Desperado」
B 「Still Crazy After All These Years」

@ はジャズのスタンダード、

A は言わずと知れた Eagles の名曲、

B は、ポール・サイモンの曲。

その他、カーペンターズで有名な

「Rainy Days And Mondays」 や、ヘレン・メリルで有名な

「You’d Be So Nice To Come Home To」 なんかも

入っている。

ジャズだけではなく、ロックやポップスをカバーしているあたりも

好きだな。

ジャズメンの演るロックやポップスのナンバー、

白人の演るソウル・ミュージックやブルース、

イギリス人の演るアメリカン・ロック。

大体、私はそういうのに好きなのが多い。


雨の日と月曜日は

良いアルバムです。





2010.12.21

よみがな

Q.次の漢字に読み仮名 ふってください。

 ・原因

 ・全員


コンピューターを始めた頃、または、ワープロを始めた頃、

ふだん使っている言葉なのに、漢字に変換されない、

そんな経験はなかったか?

今もよく覚えているのが、「原因」 と 「全員」。

口語では、「原因」 は、「げいいん」 だったり、

「げえいん」 だったりする。

ほとんど 「げんいん」 とは、発音しないよね。

最初、「げいいん」 と打ち込んで、

「原因」 に変換されなかったので

「あれ?」 って感じだった。

「げんいん」 と気付くまでに 数秒かかった。

「原」 は、けっして 「げい」 とは読まないのにね。

「全員」 も同じく。

口語では ほとんど 「ぜーいん」。

これまた、「ぜいいん」 と打ち込んで変換されず、

気付くまでに 数秒かかった。


私の知っている外国人は、メール (日本語) で

「一様、〜〜〜」 と打ってきます。

これは、「一応、〜〜〜」 なんだと思うが、

口語では、「いちおう」 だか 「いちよう」 だか、分からないもんね。

コンピューターのおかげで、めっきり文字を書かなくなったけど、

代わりに気付くこともあるのだな。





2010.12.24

妻のトーク

昨日は、今年最後のライヴ。

ライヴといっても、ただのライヴではなく、

言ってみればイベントで、色んなプログラムがあった。

楽しいイベントだったが、なぜか途中から、

妻が司会として、舞台に上がっていた。

その トーク が、私にしてみれば、めちゃくちゃで、

冷や汗もんだった。

例えば、

では、時間もないので ソクソク 進めましょう。
   ↓
「サクサク」 の間違いである。

それではしばらくの間、会談 (怪談?) ください。
   ↓
「歓談」 の間違いである。

○○に払拭され・・・
   ↓
「触発」 の間違いである。

尚、彼女は、話すことを仕事にしている。

こんなんで ホントに大丈夫なのか?!





2010.12.25

ねごと

子供の頃は、よく寝ぼけた。

2階で寝たのに、目覚めたら1階の居間にいたこともあった。

私の妻は、子供の頃、寝ぼけて近所の肉屋までいったらしい。

そこまでいくと、寝ぼけてるのではなく、夢遊病のようだが。


大人になるとともに寝ぼけることはなくなったが、

寝言はたまに言うようだ。

私は、たま〜にだが、自分の寝言で目が覚める。

夢の中で しゃべっているんだが、

興奮のあまり、実際に声を出してしまうんだ。

昨日の未明も、大声を出して目が覚めた。

「それを集団リンチって言うんや!」

と、言って目が覚めたのをはっきり覚えているのだが、

どんな夢だったかは、全く覚えていない。

集団リンチって・・・

どんな夢やってんやろ・・・。





2010.12.26

告白

今年8月、映画を観た 『告白』 の原作を読んだ。

原作は、湊かなえ著、彼女のデビュー作のようだ。

デビュー作でありながら、

2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で第1位に、

このミステリーがすごい!で 第4位にランクイン、

2009年に本屋大賞を受賞した。

映画の方は、観てから4ヶ月経っているからか

あんまり覚えていない。

まずそのこと (自分の記憶力のなさ) に驚く。

で、自分の感想 (ひとりごと) を読んでみる。

 人間のダークサイドにばかり焦点を当てていて、
 ヘビイで、救いがあるとは思えないのだが、
 ずっしりと見ごたえのある作品。

なるほど、原作にも救いはない。

原作を読んで思い出したのだが、

映画のラスト、松たか子演じる 主人公の森口が、

娘を殺された復讐で 犯人に対し ある行動に出る。

その行動が (映画の中で) 本当のことなのか、

犯人を懲らしめるために嘘を言ったのか、判断つきかねた。

原作もやはり、犯人にそのことを言って終わる。

読んでいれば分かるが、森口は 脅しでそんなことを

言うような人ではなく、本当にやる人だ。

だが、私は、どこかで彼女にそんなことをしないで欲しいと

甘い願い、希望、を抱いてしまったようだ。

あとがきに 映画化した中島哲也監督のインタビューが

載っており、そこで彼は、

「本の登場人物が、本当のことを言っているとは限らない」

と発言していた。

なるほど、これは 嘘で、これは本当で、と判断するのは

読者の自由だ。

そういう風に考えると、森口の最後の言葉をどう読むかも

自分次第、自分だけの 『告白』 が出来上がるわけだ。

著者がどういうつもりで書いたかも関係なく、

解釈は読者に委ねられる。

結局、読者は自分の読みたいように読むことになる。

その解釈を 望んでいるかどうかは、別として。


本作の感想はね。

ひと言で言うと、

人間は哀しい。





2010.12.28

SPACE BATTLESHIP ヤマト

TV の 『宇宙戦艦ヤマト』 は、1974年放送なので、

私は、ヤマト世代だ。(私は、1962年生まれ)

中学時代の友人など、かなり ヤマトに 心酔していた

覚えがある。

が、私は TV 版も 劇場版も 『宇宙戦艦ヤマト』 は

観ていない。

ちなみに 『銀河鉄道999』 も観ていない。

別に 松本零士 が苦手なわけではない。

割と早めにアニメを卒業してしまった、というところかな。

さて、そんな私が、今 劇場で公開されている

映画 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 を観てきた。

まあ、なんとなくヤマト世代なので観ておこうと

思っただけなのだが、結論から言うと、

思ったより楽しめた。

途中まで。

後半、失速した。

特にクライマックス、ラストの10〜15分、

完全に白けてしまった。

それまでは、まあまあだったし、ウルウルくるところもあったのに、

最後でなんか、台無しにしたような感じ。

「そんなことしてる場合ちゃうやろ!」 って

突っ込みたくなった。

で、最後の最後も、(その終わり?) っていう 終わり方。

おまけに、エンディングの歌が、Steven Tyler 。

なんか、『アルマゲドン』。

「それは、エアロスミスやないか」 って 突っ込むとこか。

日本の CG も結構進化したと思うし、キムタクも割と良かったし、

黒木メイサも良かったし、その他の役者陣も豪華だったし、

まあまあ、楽しめたんやけど、イマイチ残念。

『宇宙戦艦ヤマト』 のファンではないおかげで

あんまり怒りはないけどね。

ネットのレビューを見ると、怒ってる人多いからね。


★★★☆☆





2010.12.29

本年の ライヴ・ベスト 5

早いなあ。

今年もあと2日かぁ。

年々、時間の経つスピードが加速されているように感じるなぁ。

さて、今年は、28のライヴを観に行った。

順位はつけられないが、印象に残ったライヴを5つ挙げよう。(月日順)

1.Savion Glover (4/30 @Cotton Club)

  これは、バンドと神技タップダンスのコラボ。
  人間の可能性の凄さを思い知らされた。

2.KAZUMI WATANABE TOCHIKA 2010
  featuring TOCHIKA ALL STARS
  (Warren Bernhardt, Omar Hakim, Mike Mainieri
   and Marcus Miller)
  (9/5 @国際フォーラム・ホールA)

  これは、もしかしたら2度と観られないライヴ。
  渡辺香津美のインタビューによると、リハーサルは、
  前日3時間のみ。
  マーカスは、ちゃんと自分のパートを予習してきたらしい。
  それにしても 3時間のリハだけであの演奏、恐るべし。

3.Marcus Miller & Larry Graham
  (9/7 @Billboard Live東京)

  マーカスのライヴにスペシャル・ゲスト、ラリー・グラハム。
  傑作ライヴ。
  望 DVD 化。

4.TONINHO HORTA & JACK LEE (10/7 @Cotton Club)

  滅多に観れないブラジル人と韓国人のギターデュオ。
  トニーニョと演れるのがホントにうれしそうだったジャックが
  印象的。

5.FOUR PLAY (12/5 @Blue Note Tokyo)

  メンバーチェンジした FOUR PLAY。
  新ギタリスト Chuck Loeb がバンドに新風を吹き込んだ
  熱いライヴ。

その他、David T Walker、Lee Ritenour も良かったし、

馬場 (孝喜) さんのライヴは、8回も行った。

来年も 良い音楽を たくさん聴きたいな。


そうそう、イーグルスが、3月に来日する。

東京ドーム公演なのだが、私はドームのコンサートは

どうも行きたくなくて、今まで一度も行った事がない。

が、イーグルスの来日は、これが最後という噂もあり、

いよいよ行くことにした。

メンバーは、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、ジョー・ウォルシュ、

ティモシー・B・シュミット。

4人とも 62〜63歳。

残念ながら、ドン・フェルダーは来ない。

7年前の来日時は、なぜかあまり興味を持たなかったのだが、

やはり、私の青春時代の音楽。

一度はナマで 『ホテル・カリフォルニア』 を聴いておきたい。





2010.12.30

今年の映画 ベスト 5

もしかしたら、明日 今年最後の映画を観に行くかも

知れないが、今日の時点で今年のベスト 5 の発表。

今年は、42本の映画を (映画館で) 観た。

昨年の 61本に比べると少ない。

なんだかんだと忙しくて、ひと月に1本も観なかった月が、

4月、7月とふた月もあるのが、少ない原因だ。

実は 43本観たのだが、自分の中でカウントしていない1本がある。

感想もここに書いていない。

それは、生田斗真 主演の 『人間失格』。

爆睡してしまったため、観たとは言えないのだった。

さて、ベスト 5 だが、順位はつけにくいので 観た順に書こう。

1.『今度は愛妻家』  泣いた。

2.『僕らのワンダフルデイズ』  笑った。

3.『マイ・ブラザー』  考えさせられた。

4.『プチニコラ』  幸せ。

5.『雷桜』  蒼井優最高。

次点で、『ジュリー&ジュリア』 『孤高のメス』 『ベストキッド』

『キャタピラー』 『ノーウェアボーイ』 あたりが良かった。

ワースト あるいは、残念な作品は、

『山形スクリーム』 『踊る大捜査線 THE MOVIE 3』

『食べて、祈って、恋をして』 『武士の家計簿』

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 あたりだな。


ちなみに42本中 24本と、邦画が半分以上を占めた。

来年も良い作品にたくさん出会えますように。





2010.12.31

最後の忠臣蔵

(ネタバレ注意!)

昨日、今年の映画 ベスト 5 を発表したが、

大晦日の今日、今年最後の映画を観てきた。

『最後の忠臣蔵』。

なんとなく、年末にふさわしいでしょ。

「何観るの?」 と訊かれ、

「忠臣蔵」 と答えたとき、妻は、ちょっとイヤな顔をしたのだが、

結果、2人とも大泣き。

これぞ、忠誠、これぞ、忠義。

これぞ、日本の心。

主役は、役所広司演じる瀬尾孫左衛門。

彼は、討入り前夜、大石内蔵助から直々に密名を受け、

姿をくらました。

その密名とは、大石の隠し子を育て上げること。

ひたすら、自分の身分とその隠し子 可音 (かね) の身分を隠し、

立派に育て上げる。

討ち入りから16年後、もう一人、大石から討ち入り後の

使命を与えられ、生き延びた寺坂吉右衛門 (佐藤浩市) と

孫左衛門が再会する。

吉右衛門と孫左衛門は、元、無二の親友。

それでも、孫左衛門は、吉右衛門にさえ、

秘密を打ち明けようとしない。

それどころか、切ろうとまでする。

なんという忠誠心。

しかし、可音が嫁ぐことになったとき、全てが明らかになる。

その嫁ぐシーンが素晴らしい。

あれを観て、泣かない日本人はいないだろう、というような

シーン。

しかし、大石から受けた使命を果たした孫左衛門は、

その命を大石に返す。

腹を切るのだ。

もしかしたら、外国人には、孫左衛門の切腹の意味は

分からないんじゃないだろうか。

タイトルが 『最後の忠臣蔵』 というぐらいだから、

あの結末しかないのかもしれないが、

私としては、生き延びて欲しかった。

(死なんでもええのに) と思ってしまう私は、

本当の忠義、武士道を知らぬのか。


役所広司、佐藤浩市、可音役の桜庭ななみが素晴らしい。

133分は長く感じない。

今年の映画ベスト 6 に入れることにする。


★★★★▲


0.5点の減点は、最後に孫左衛門に

死んで欲しくなかったから・・・。


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