2013年 MUSIC
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2013.1.3
2012年のベスト・ライヴ
昨年は、46本のライヴを鑑賞。
劇場で観た映画数と並んで、これも新記録。
好きな映画や音楽をたくさん楽しめるのは、
ありがたい、幸せなことだ。
さて、一番、印象に残っているライヴは、
2月8日に渋谷公会堂で観た Tedeschi Trucks Band。
これは、次回来日したら、必ず観に行くね。
他に良かったのは、Jesse Van Ruller、
渡辺香津美 Tricorollトリオ、CHICKENSHACK、
Roberta Gambarini、Larry Carlton、Marcus Miller、
Pablo Cruise、Fried Pride、Will Lee's Family ・・・・
ああ、たくさんあるなぁ。
残念だったのは、何といってもチケットを入手しておきながら、
二日酔いの上に熱を出してしまい行けなかった、
上原ひろみ The Trio Project。
もう、こんなことのないようにしたい。
あと、私が観たライヴが最期となってしまった、
ドナルド・ダックダン。
こういうショッキングなことも初めてだった。
何よりも健康に生きていなければ、
音楽を楽しむことはできない。
演る方も聴く方も。
昨年50歳を迎えた私は、これからもっと、
いつ死ぬか分からないことを意識しながら
生きていくことになるのだろう。
そして、
今年もいっぱいええライヴが観られますように。
2013.1.9
JEFF PORCARO
ジェフ・ポーカロというドラマーがいた。
今から20年ほど前、1992年の8月に
逝ってしまった。
当時、「自宅で殺虫剤をまいていて死亡」 と
報道された後、ドラッグだったという 「うわさ」 も
流れたが、定かではない。
お父さんジョー・ポーカロもジャズ・ドラマーで、
弟のスティーブ・ポーカロ (Key) も マイク・ポーカロ (B) も
ミュージシャンという音楽一家。
38歳という若さで亡くなったジェフだが、
幸運にも私は、TOTO の1980年と1982年の
来日公演で、ジェフの生ドラムを2回も聴くことができた。
1980年のTOTO 初来日時、ジェフのドラミングに
目を奪われたのは、はっきり覚えている。
私は、高校3年生で 今から考えると 音楽のことも
あまりよく分かってなかったと思うのだが、
スティーヴ・ルカサーのギターより、ジェフのドラムが
印象に残っているのだから、やはり目の前で観ると
凄かったんやろうな。
さて、先日 「JEFF PORCARO SESSION WORKS」 という
CD を発見した。
2枚出ていて、1枚目は2008年、2枚目は昨年の
8月にリリースされている。
もちろんすでに持っている音源も含まれていたのだが、
持っていないもの、聞いたことのないものも
含まれており、こういう風に並べて聴いてみたいとも
思い2枚とも購入した。
いや〜いいねぇ。
特に2枚目が気に入った。
『ジョージー・ポージ』 のディスコ・ヴァージョンなんて、
あるのも知らんかったものも含まれている。
Feat. シェリル・リン で 12インチ・ヴァージョン だったようだ。
こら、踊りたなるで。
マイケル・マクドナルドの 『アイ・キープ・フォーゲッティン』 なんて
たぶん20年以上ぶりに聴いたわ。
そてにしても、こうして聴いてみるとホンマええドラマーやなぁ。
JEFF PORCARO SESSION WORKS
JEFF PORCARO SESSION WORKS U
2013.1.23
TRIOSENCE
久しぶりの早朝覚醒。
昨夜は、そこそこ酔っ払い11時前には、
ふとんに入ったが、3時過ぎに目覚めてしまった。
今、午前 5:48。
昨日、届いたCDを聴きながら、
これを打っている。
そのCDは、先日、横浜でたまたま入ったCDショップで、
試聴したもの。
気に入ったので、Amazon で輸入版を購入した。
(その方が安いから。)
2010年、ドイツの Triosence というピアノトリオが、
アメリカのシンガー、Sara Gazarek をゲストに迎え、
作った 歌モノのアルバムで、どちらかというと
上質なポップスという感じで、JAZZ 色は強くない。
Sara Gazarek は、2005年のアルバム 『Yours』 を
持っているが、それほど聴いていない。
Triosence のピアニスト、ベルンハルト・シューラーが、
サラ・ガザレクにラヴコールを送って実現した
プロジェクトのようだが、確かにこの組合せは、
正解だと思う。
ジャケットも良いし。
←試聴できます
Triosence は、ピアノトリオだけど、本作には、
ゲストでギターも入っていって、それもまた良い。
彼らの他のアルバムも聴いてみたい。
2013.1.25
Earl Klugh
今日は、アール・クルーを観にコットン・クラブへ行ってきた。
意外なこと (?) にアール・クルーの単独講演は、
これが初めて。
1988年5月19日、大阪厚生年金会館大ホールにて
「ジョージ・ベンソン&アール・クルー」 のコンサートを
観ているが、それ以来なのだ。
ちょうど2人がコラボのアルバムを出した後の
来日公演だったのだが、何も覚えていない・・・。
さて、今回の来日は、(地方公演については、
調べていないけど) ブルーノート東京 2日間、
モーションブルー横浜 1日、そして、コットンクラブ (東京) で、
今日明日と2日間の公演だ。
今日の2nd ショーを観てきたのだが、
ほぼ満席で、日本での人気の高さを感じる。
メンバーは、下記。
Earl Klugh (g)
Nelson Rangell (sax,fl)
David Spradley (key)
Al Turner (b)
Ron Otis (ds)
サックスの Nelson Rangell は、アルト、ソプラノのサックス、
フルート、ピッコロの他に口笛を披露。
この口笛が美しく、素晴らしかったね。
キーボードの David Spradley は、
一見、日本人?と思うようなおっちゃんだった。
ベースの Al Turner は、演奏が始まってすぐ、
ツワモノだと感じた。
ベース・ソロがないのが不思議だったが、
アンコールの 『Dr.Macumba』 では、
スラップの派手なソロを披露。
ソロが終わった時の どや顔 が印象的。
ドラムの Ron Otis も良いドラムを叩くドラマーだったが、
曲調によっては、もう少し控えて欲しいな、
と思う場面が何度かあったのが残念。
でもまあこれは、好みの問題だけど。
さて、主役の Earl Klugh 。
1977年の 『Finger Paintings』 や 1981年の
『Crazy for You』 のジャケットの印象が
強かったが、アールも今年 (9月) で、還暦。
なんというか、その平和そうな笑顔は、
何度見ても、人の良い僧侶を思わせた。
比較的最近 (2009年) の写真。実際はもっと僧侶っぽい。
ギターは、上の写真同様、カッタウェイのついていない、
ガット・ギターのエレアコ・タイプ。
(この人は、カッタウェイの入っていないタイプの方が、
多く使っているように思うが、結構、高いフレットまで、使う。)
非常にきれいな音だったので、どこのメーカーのものか、
興味があり、演奏終了後ステージ前まで行ったが、
よく見えなかった。
ラインで出して、あんな風な音がするなら、絶対欲しい!
たぶん、特注なんだろうな〜。
アールの演奏は、どちらかというと、
アドリブで爆発するタイプではなく、
その美しい音色で、美しいメロディを楽しむもんかなと
いうのが、今日の感想。
レコードでは、スリリングなアドリブも聴けるが、
今日の演奏は、(おっ、おっ!) と
こちらが盛り上がって来たあたりで、ソロが
終わってしまうという、やや不完全燃焼な感じが
何度かあったのだ。
でも、演奏全体は素晴らしかったです。
2013.1.27
大人の音楽映画祭〜レジェンドたちの競宴〜
音楽ファンにはちょっと気になる、
『大人の音楽映画祭 〜レジェンドたちの競宴〜』
と題された映画祭が開催される。
2月9日から4月12日まで、
東京、有楽町角川シネマ (有楽町の
ビックカメラの8階) で。
すでに DVD で観たものもあるが、
やはり大画面で楽しみたいね。
私もいくつか観に行くぞ!
ラインナップは下記。
『ポール・マッカートニー/ライヴ・キス2012』
『ダイアナ・クラール/ライヴ・イン・リオ』
『ストーリー・オブ・ザ・ドゥービー・ブラザーズ』
『ジェフ・ベック/ライヴ・アット・イリディウム〜レス・ポール・トリビュート』
『サンタナ グレイテスト・ヒッツ・ライヴ・アット・モントルー2011』
『TOTO ライヴ・イン・アムステルダム』
『クイーン ハンガリアン・ラプソディ:ライブ・イン・ブダペスト'86』
『ワン・プラス・ワン』
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』
『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』※PG12
『ディスコ・レボリューション』
『アントニオ・カルロス・ジョビン』
『シュガーマン 奇跡に愛された男』
2013.2.3
神業 DEREK TRUCKS
先日届いたDVDを夜な夜な、観た。
THE DEREK TRUCKS BAND の
『Songlines Live』 という 2006年1月の
シカゴでのライヴの模様を収めたものだ。
Amazon で 輸入版で、送料無料で 1133円。
ああ、なんという幸せ。
日本人はこうやって、円高の恩恵だって受けているのだ。
(ちなみにアマゾンでは 国内盤は、なんと 15,880円、
中古でも 4,700円だった。)
エンドクレジットまで入れて、2時間20分ほど
あるのだが、これがホントに素晴らしい。(一気に観た)
夜中に観ながら、何度 声を出したことか。
何度、思わず拍手してしまったことか。
テレビやビデオを観ながら、そんなことをするのは、
冷静な私 (?) には極めて珍しいことなのだ。
デレクって、本当に冷静そうにギターを弾く。
顔だけ観ていたら、まさかこんなにエモーショナルな、
またはトリッキーなフレーズを弾いているとは、考えられない。
そういえば、20代前半の頃、私はギターを弾いている時の、
顔 (表情) を褒められたことがある。
今から考えてみれば、褒められたんは、顔であって、
けっして ギター・プレイではなかったことに、
注目すべきなのだが、その頃は それだけで、
(そうやろ!) と心の中で、自尊心の満足に
浸ってしまったものだ。
それから、私は益々ギターを弾く時、特に、
チョーキング (ギターの弦を指で押し上げる奏法) 時、
顔をゆがめるようになってしまった。(なんやそれ)
そんな話は、さておき、デレクはほとんど
表情も変えずに、表情豊かなギターを弾くのだ。
なんなんでしょうね。
彼の精神状態は、一体どうなってるんでしょうね。
昨年2月、テデスキ・トラックス・バンド としての
来日公演を観て興奮したことは記憶に新しいが、
本DVDは、その時のメンバーともデレク以外、
Mike Mattison (cho) と
Kofi Burbridge (key, flute) がダブっている。
昨年のメンバーではないが、
ベースの Todd Smallie が、とても良い。
THE DEREK TRUCKS BAND のCDは、数枚、
i-Pod に入っていて時々聴くが、(ベースがええなぁ) と
思っていたので (確認していないが) たぶん 彼なのだろう。
ギターのボトルネック奏法というのは、通常に弾くより
数倍難しいと私は思っているが、デレクの、
指、弦、トーンのコントロールは、正に神業ですな。
また早く来日して欲しいもんだ。
2013.2.7
LEVEL 42
六本木ミッドタウンに ビルボードライブ東京
(ライブ・ハウス) がある。
行く度にアンケートを書いて帰っているのだが、
アンケートに答えた人の中から、
抽選でライブの招待券が当たる。
これが、年に1回ぐらい当たるのだ。
で、その招待当選で一昨日、
LEVEL 42 のライブ (1st ステージ) に行って来た。
LEVEL 42 の音楽は聴いたことがなかったけど、
名前は知っていて、フュージョン・バンドだと思っていた。
確か、ベーシストのプレイに定評があったような、
記憶もあった。
そんなわけで、楽しみにして観に行ったのだ。
席に着くと、スタッフにこう言われた。
「今日のお客様は、盛り上がって 立たれます。
立ち上がっていただいても結構ですが、
ご自分の席から動かないでください」
(立ち上がる・・・?)
もちろん、ジャズやフュージョンの
ライヴでも盛り上がって観客がスタンディングに
なることは珍しくないが、そのスタッフのコメントには、
ちょっと異なものを感じた。
その日は、3日間公演の2日目だったので、
前日は、すごく盛り上がったということだろうと解釈した。
で、いよいよバンドが登場すると、
なんと演奏がまだ始まっていないのにも関わらず、
立ち上がる人達がいる!
そして演奏が始まると半分以上の人が立ち上がった。
熱狂的な声援と共に。
一緒に行った友人の K彦と顔を見合わせる。
(なんや、これ)
そして、音楽は期待していたフュージョンではなく、
歌入りのポップス。
80年代、ディスコでかかっていた様な音楽だ。
これには、ちょっとビックリと 正直 がっかり。
ファンらしき観客が大盛り上がりするも、
どうも、好きなタイプの音楽ではない。
彼らのヒット曲を演奏しているようなのだが、
1曲も知らんし。
そういうわけで、残念ながらあまり楽しめずに
終わったのでした。
9000円もの席 (×2) を招待していただいて、
不満を書くのもなんだし、ファンの方々には水をさすようで
申し訳ないが、こういうことは私には珍しいんで記しておこう。
今さらだが、音楽ってホンマに
個人的な好き嫌いなのだなぁ。
2013.2.18
THE DUO 〜 鬼怒無月&鈴木大介
ギタリスト、鬼怒無月と鈴木大介による、
ギター・デュオ・ユニット、その名も 「THE DUO」。
2007年以来、今までに 4枚のアルバムと
1枚のベスト盤をリリースしている。
ギター・デュオ好きの私としては、
1枚目発売当時から 注目しており、
アルバムも4枚とも持っている。
鬼怒さんは、ジャズ・ギタリストという感じではないが、
かといってロックの人でもないような独特な ところにいる人。
鈴木さんは、クラシック畑の人だが、
映画音楽のソロアルバムを出していたりしている。
楽器は、クラシック・ギターだが、
演奏ではピックも使う。
彼らは、アドリブをいっぱい聴かせるのではなく、
アレンジされた部分が多くあり、それに加えて、
アドリブも演る感じで、
よくあるジャズのギター・デュオとは 一線を画する。
独特なのだ。
さて、一昨日、その 「THE DUO」 のライヴに行って来た。
五反田のとあるサロンが会場で、
お客さんは40〜50人の小さな会場だ。
彼らのライブは、2009年10月に、代官山の
「晴れたら空に豆まいて」 という名のライブハウスで、
観て以来。
ジプシー・ジャズ、ピアソラ (タンゴ)、スタンダード・ジャス、
ポップス、そしてオリジナルと、
CD を聴いている時以上に、音楽性の広さを感じた。
そして、次の CD は、オリジナル曲集になる予定だそうで、
初演奏の曲や、まだ題名も付いていない曲も演奏された。
2曲、すごく気に入ったオリジナルがあったので、
今からリリースが楽しみだ。
CD ではエレキ・ギターやスチール弦も弾いている
鬼怒さんだが、今回のライブは、2人ともピックアップ付きの
クラシック・ギター1本。
演奏だけでなく、2人の音の違いも興味深かった。
鬼怒さんのギターは、パリッとしたハッキリ明るい固めのトーン。
鈴木さんのギターは、柔らかい優しいトーン。
残念ながら、2本ともメーカーは分からなかったが、
ピック・アップの音も良かった。
2013.2.25
David T. Walker
昨日は、ビルボードライブ東京へ、
デヴィッド T.ウォーカー を観に行ってきた。
今回の来日は、大阪1日、東京2日間、合計6ステージ。
その最終公演となる昨日の2ステージ目だ。
早めに予約していたので、整理番号が4番!
スゴク ええ席で観ることが出来た。
(ビルボードライブの自由席は、予約した順に
整理番号をもらえるのだ。)
デヴィッドから4〜5メートルぐらいの距離で、
真正面から鑑賞。
初めて気付いたけど、指長いね〜。
特に小指。
中指と同じぐらいに見えたで。
なまデヴィッドを観るのは、昨日で (たぶん) 8回目やけど、
何度観ても素晴らしい。
一発でそれと分かるあの独特のトーン。
ギターを変えても、やっぱりデヴィッドの音がするから
不思議。
世界の人間国宝やと思う。
彼は、1941年生まれなので、今年で72歳。
90年代、バンド・オブ・プレジャーで観たころは、
立ってギターを弾いていたけど、
この数年は椅子に腰掛けて弾いている。
時々、立ち上がるけど。
まだまだ、元気でいてあのメロートーンを聴かせて欲しい。
今回のメンバーは下記。
David T. Walker (Gt)
Jeff Colella (Pf,Key)
Byron Miller (Ba)
Leon "Ndugu" Chancler (Drs)
ドラムとベースはいつものメンバーで、
キーボードのクラレンス・マクドナルドが体調不良で不参加。
代わりにジェフ・コレラという、デヴィッドのアルバムにも
参加したことのあるキーボーディストが参加。
ドラムのチャンスラーは、いつも通り、満面の笑顔で
ドラムを叩いている。
「どんだけうれしいねん!」 って
突っ込みたくなるほどの笑顔です。
David T. Walker
2013.3.1
沖 仁
今日は、ブルーノート東京へ 沖 仁 のライブに
行って来た。(2nd ステージ)
いや〜かっこ良かったな〜、沖 仁。
昨年9月21日、渡辺香津美のソロ・アコースティック・
ギター・プロジェクトのライブで、ゲストで登場し、
初めてその演奏を目の当たりにした、沖 仁。
絶対、彼のライブを観に行こうと、その時決めたのだが、
ようやくその機会が来たのだ。
あの時は、私の座った席から、沖の右手が
見えず、一体どうやって弾いてるんやろうと
思ったのだが、今日は、真正面の前から5列目で、
右手もバッチリ見ることが出来た。
沖は、1996年から4年ほどスペインで、
フラメンコ・ギターの修行をし、2010年には、
フラメンコギター国際コンクールで、
日本人で初めて優勝した経歴を持つ、ホンモノ。
いやいや、上手い、巧い。
またまた、ギターの概念が変わったね。
フラメンコ・ギターでは、ピックを使わず指弾きなのだが、
カッティングなど、ピックを使うより早いんちゃうのと
思うほどのスピード。
そして、きれいね、音というか演奏が。
今日がツアーの初日だったらしいが、
まず、数曲ソロ・ギターで演奏し、本日のゲスト、
野崎良太 (ピアノ) の登場。
あと、ベースに藤谷一郎、ドラムスに 大槻“カルタ”英宣。
クラブ・ジャズ風に始まった 『Spain』 が印象的だった。
『Spain』 て、なんであんなに盛り上がるんやろな。
「新しいフラメンコを発信したい」 と本人が言うように、
ワウを使ったりして、伝統的なフラメンコではない、
オリジナリティを感じた。
カルタのドラムも良かった。
アンコール含めて、約90分、たっぷり楽しんだよ。
あ〜、フラメンコ弾きたいなぁ。
沖 仁 をご存じない方は、これ観てちょうだい。
↓
フラメンコギター即興演奏
クラシック・メドレーをフラメンコ・アレンジで
2013.3.6
SHANTI
昨日は、中目黒の楽屋 (らくや) というライブハウスへ、
SHANTI のライブを観に行ってきた。
SHANTI のことは最近知ったのだが、
歌良し、声良し、見た目良しなのだ。
おまけに英語の発音も良い。
それもそのはず、お父さんはゴダイゴの
トミー・スナイダーだ。
ライブのお客さんは、70〜80%が40〜50代のおっさん。
なんでか、若い男の子はおらん。
演奏が始まると、おっさんが多いのもうなずける。
これは、お父さん、癒されるわ。
という歌声。
しかも、色っぽいし。
バックは、レコーディングにも参加しているギター2人、
西山"HANK"史翁 と 木原良輔。
西山は、エレキ、木原はアコギ。
SHANTI も数曲、アコギを弾いた。
アルバムを数枚聴いたのと昨日のライブの感想を言えば、
彼女に合ってるなと思う曲調と そうでないものがあった。
どちらかといえば、あまり声をはらず、
しっとりと歌うタイプが一番魅力的だと感じた。
あと、ジャズよりフォーク・ロック調のものが良いと思う。
一番好きなのは、『そして僕は途方に暮れる』 の
カヴァー・ヴァージョンなのだが、その動画がなかったので、
『Love matters』 のプロモーション・ビデオを
貼り付けておきます。
↓
SHANTI は昨日もこのギターを使っていた。
2013.3.7
タンゴの歴史
鈴木大介 & His Friends
昨日は、銀座のヤマハホールへ、
鈴木大介のタンゴを聴きに行って来た。
メンバーは下記。
鈴木大介 (ギター)
荒川 洋 (フルート,ギター)
北村 聡 (バンドネオン)
吉田 秀 (コントラバス,ギター)
まずは、鈴木のギター・ソロで始まり、
ギターとフルート、ギターとギター、
ギターとバンドネオン、そして4重奏と
色んな編成でのタンゴを聴くことができた。
私の目当ては、ピアソラの 『タンゴの歴史』。
この曲は、ピアソラがギターとフルートのために
書いた4楽章からなる組曲で、生演奏で聴くのは
初めてだった。
4楽章のうち、2、3楽章は、フルートではなく、
バンドネオンとギターのデュオだったが、
バンドネオンの哀愁を帯びた音色は特に
2楽章 (カフェ1930) に合っていると思った。
ここにも書いたことがあるが、この 『タンゴの歴史』 は、
フルートの梅林さんとのデュオで私も演奏したことがある。
といっても、1、2楽章だけで、3、4楽章はめちゃくちゃ
難しく、テンポを落としてもまだ弾けなくて、
そのままになっている。
どんな風に弾くのか、とにかくナマで聴くのが初めてだったので
興味津々だったが、流石は一流。
難なく弾いているように見えた。
鈴木大介は、先月、鬼怒無月とのギターデュオを
観たところだが、昨日はクラシックの一流プレイヤーとの
共演だったせいか、会場がライブハウスではなく、
ホールだったせいか、ギターデュオの時より、
幾分格式を感じた。
席は、前から2列目の中央あたりという、
ええ席でした。
2013.3.13
羽仁知治トリオ
今日は、横浜モーションブルーへ
羽仁知治のピアノ・トリオを聴きに行ってきた。
メンバーは、羽仁知治 (pf, key)、Chris Silverstein (b)、
加納樹麻 (ds) の3人。
演奏曲目は、オリジナルの他、ビートルズ、スティング、
プリンス、ジェームス・ブラウン、ノラ・ジョーンズなどの
カバー。
ジャズのスタンダードと言って、
『The nearness of you』 を演ったが、
それも ノラが演っているという紹介だった。
ロックやポップスを アドリブを入れながらインストでやる、
というコンセプトは、私がギターデュオでやりたいこと
そのもので、聴いていて楽しかった。
いわゆるジャズも良いが、こういうのも好きだ。
羽仁知治のことは、2年ぐらい前に偶然知った。
ギターデュオで、プリンスの 『Purple Rain』 を
演りたいなと思い、(インストで演ってる人おるんかな?) と
探していて、羽仁知治の演奏を見つけ、ダウンロード購入した。
なので、実は今日まで彼のプレイを
その1曲しか聴いていなかった。
あ、YouTube で上田正樹の伴奏してるのも聴いたな。
いずれにせよ、あんまり知らなかったのだが、
ふた月ぐらい前に 今日のライブのことを知り、
行きたいなぁと思っていたのだ。
そんな折、モーションブルーの 「メルマガ特別企画・公演ご招待」
というのに今日のライヴを希望し、応募したら、
当選して、ご招待のメールが届いたのだ。
すごいでしょ。
大好きな 『In My Life』 ( ビートルズ) や、
件の 『Purple Rain』 をナマで聴けて満足。
羽仁のピアノは、繊細でブルージィ。
そして、ファンキー。
ベースのクリスは、ウッドとエレキ、両方弾いたが、
エレキの方が良かったな。
ドラムのは、加納樹麻 (じゅあさ) は、
初めて観たけど、好きなドラムでした。
2013.3.15
KURT ROSENWINKEL QUARTET
一昨年の2月、新宿ピットインで、初めて
カート・ローゼンウィンケル を観て、ぶっ飛んだ。
この時は、入れ替えなしで2ステージたっぷり聴いて、
ミュージック・チャージが 5000円だった。
立ち見だったから、しんどかったけど。
同年9月、コットンクラブでは、入替性になり、
チャージは 6500円と値上がりした。
今日は、それ以来、3度目となる生 (なま) カートを
観てきた。
今回も入替性だったが、会場を横浜の
モーションブルーに移したためか、よく分からんが
チャージは、4500円だった。
2nd ステージだったが、ほぼ満席。
客層は、若い男が多い。
今回のメンバーは、一昨年9月のメンバーに
ピアノの Aaron Perks が加わったカルテット。
Kurt Rosenwinkel (g)
Aaron Perks (p)
Eric Revis (b)
Justin Faulkner (ds)
実は、ピットインでの初体験が強烈で、
2度目はそれに及ばなかった。
今回 (3度目) も、3曲目までは、
イマイチ乗り切れなったのだが、
4曲目で何かが変わった。
前回にも増して、ドラムのジャスティンが、凄い。
カートも もちろん素晴らしいのだが、
何度か、完全にジャスティンが食ってるやんと
思う場面があった。
繊細で知性的にして、ワイルドでエモーショナル。
彼のドラムを聴いているだけで飽きない。
今後も ジャスティンのドラムは、要注目だ。
カートは、やはり D'Angelico のThinline を使用。
相変らず、淡々とえげつないフレーズを弾いてたよ。
2013.3.18
CHAR
一時期、ロックをあまり聴かない時期があったが、
最近は、また聴くようになった。
といっても、聴くロックはかなり限られている。
その代表は、Char だ。
何度も書いているが、私は Char のファンだ。
コネで 楽屋まで行って、サインをもらって、
一緒に写真を撮ってもらったこともある。
ピンククラウド、サイケデリックス、BAHO、ソロ、
セッション、合わせると、一番数多くライブを観ている
アーティストだろう。
さて、その Char は、昨年10月から12月にかけて、
全国20ヶ所のツアーを周った。
私も12月9日、 江戸川区総合文化センター大ホールの
ライブを観に行った。
Char は、その20ヶ所のライブを全て録音し、
CD-R にして、販売するという今までにない企画を
実施した。
しかも、注文すると ライブから数週間で届いた。
「CD」 と言わずに 「CD-R」 と呼んでいることからも、
正式な CD とは製作過程が違うのだろう。
でも、音質は充分だ。
結局、4ヶ月かけて何回かに分けて、
20枚全部を買ってしまった。
(3月いっぱいの限定販売なので、
もう手に入らなくなるだろう。)
もう、全部聴いたが、かなり面白かった。
絶対、正式な CD としては発売されないような、
ご当地ソングが聴けるのだ。
例えば、『愛のメモリー』 とか 『あずさ2号』 とか。
しかし、それはあくまでも おまけで、
やはり、メインはギターだ。
今さら言うまでもないし、今まで何度も何度も
うならせられてきたが、上手い!
ホンマに素晴らしい。
今日、最後に届いた、10月29日の福島での
演奏を聴いていて、泣いてしもた。
それも 『SMOKY』 で。
泣く曲ちゃうやろ。
でも、なんかグッときたんやな、これが。
会場が福島ということも関係あるんかも知れん。
そんなわけで、この20枚は、
大事なコレクションになったのでした。
来月は、日比谷の野音だぁ!
2013.3.23
Eric Clapton
先日、Char のことを書いたが、
その Char が中学生の時に一生懸命ギターを
コピーしたのが、Eric Clapton。
いまも 『Crossroads』 や 『White Room』 などは、
Char のレパートリーだ。
今日は、その Eric のことを書こう。
私は、70〜80年代の Eric が好きで、
最近のものは、あんまり聴いていないが、
ニューアルバムが出ると必ず買っている。
ニューアルバムが発売された際、
買うかどうしようか考えない、つまり、
買うのが当たり前になっているアーティストが、
何人かいるのだが、Eric もその一人だ。
で、先日、『Old Sock』 というニューアルバムを購入した。
日本盤発売に先がけ、輸入版での購入だ。(その方が安い)
これが、良い!
リラックスしたレゲエあり、80〜90年代風のロックあり、
レイドバックしたカントリーあり、
クラプトン流ジャズ・スタンダードありで、
なんというか、ちょっと遠くに行っていた Eric が
帰ってきたような印象。
もしかしたら、ロックから離れていた私が
戻ってきたのかも知れないが。
ポール・マッカートニー、チャカ・カーン、J.J.ケイル、
スティーヴ・ウィンウッド、スティーヴ・ガッド、ウィリー・ウィークス、
タジ・マハール、ジム・ケルトナー、ドイル・ブラムホールUなど、
ミュージシャンやゲストも豪華。
ところで、私は、Eric のアルバムの中で、
1974年の 『461 Ocean Boulevard』 と
1977年の 『Slowhand』 が 特に好きなのだが、
先日、偶然 amazon で
『スローハンド 35th アニヴァーサリー
スーパー・デラックス・エディション』 というものを
見つけてしまった。
そう、見つけてしまったのだ。
2004年には、発売30周年ということだったのだろう、
『461 Ocean Boulevard』 のデラックス・エディションが、
発売された。
それには、セッション・アウトテイクと、1974年の未発表の
ライヴ音源が収録されていた。
Eric が (チャップリンの) 『スマイル』 をライヴで
演っていたなんて、そのCDを買うまで知らなかったし、
想像もしなかった。
その CD は2枚組みで、3670円だったから、
迷うことなかったが、今回発売された、
『Slowhand』 のデラックス・エディションは、
CD3枚、LP1枚、DVD1枚 (音声のみ) に 当時の
コンサート・パンフのレプリカ3種がついて、
なんと 15,000円だ。
なんちゅうことをすんねん!
う〜む、どうしたものかのぅ。
と考えること、数十秒。
気がつくと、お買い上げボタンをプチっと・・・。
15,000円のところ、12,045円だったし、
まあええか。
ということで、また一つ、お宝が増えたのであった。
(追記)
「Ericが 『スマイル』 をライヴで
演っていたなんて、知らなかった」と
書いておるのだが、
「Timepieces 2: Live in the 70's」という
ライヴアルバム(80年代に発表?)に
しっかり収録されており、
エリックのファンだと言っておきながら、
勉強不足丸出しだった。
しかし、この「Timepieces 2」は、ジャケットに
見覚えがあるので過去に聴いていたと
思うのだが、どういうことだろう。
若い頃は、『スマイル』を
チャップリンの曲と知らなかったこともあり、
なんとなく聴き流してしまっていたのかも知れない。
(2017.2.17)
2013.3.24
羽仁知治ピアノ・ソロ
昨日は、羽仁知治のピアノを聴きに行って来た。
会場は、昨年5月にオープンした五反田の
G-Call Clubサロン。
先月、THE DUO (鬼怒無月&鈴木大介
ギター・デュオ) もここで観たが、ライブに限らず
色んなイベントを催している会場だ。
近所にこういう会場が出来たことは、
うれしいことだ。
さて、羽仁知治は、今月13日に ピアノ・トリオを
聴きに行ったところだったが、
昨日はピアノ・ソロだった。
会場の関係だろう、残念ながら
アコースティック・ピアノではなく、
エレクトリック・ピアノだったが、最近のエレピは、
ちょっと聞いただけでは、生ピかと思うほどきれいな音だ。
楽器は、NORD という スェーデンのものだった。
「映画音楽とJazzの夜」 というタイトルで、
『ニューシネマ・パラダイス』 『シェルブールの雨傘』
『星に願いを』 などの映画音楽のほか、ジャズは、
『枯葉』 『ニアネス・オブ・ユー』 『恋とは何でしょう』
『サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー』
『ナイト・アンド・デイ』 『マイ・ロマンス』 。
それに、ビートルズの 『イン・マイ・ライフ』、
ノラ・ジョーンズの 『ドント・ノウ・ホワイ』、
スティグの 『フラジャイル』。
あと、オリジナルが2曲だったと思う。
5曲ほど 先日のピアノ・トリオでの演奏曲と
ダブっていたのは、それらが最近のレパートリーだという
ことだろう。
『イン・マイ・ライフ』 と 『シェルブールの雨傘』 が
印象的だった。
2013.3.27
日本人の愛する洋楽アーティスト50
昨夜の11:45から、3時間、NHK BS で、
「日本人の愛する洋楽アーティスト50」 という
番組が放送された。
これは、インターネットで一般の人が、
10人 (組) 選んで投票し、順位を決めるという企画だ。
私も投票したけど、10人に絞るの苦労したよ。
好きなアーティストいっぱいおるからな。
そのウェブサイトには、
「日本人が本当に好きなアーティストは誰なのか?」
と書かれている。
投票する年齢層で、こんな順位はコロッと変わるだろうから、
順位自体には、全く意味がないと思うし、
1位になった外タレが、「日本人が本当に好きな
アーティスト」 というわけでもないやろ。
それは、それとして、番組は、
普段中々 観られない映像もあって、良かった。
ビリー・ジョエル、サイモンとガーファンクルとか
60年代や70年代の映像の後に続けて、
2000年代の映像が映ると、感動したね。
あと、カーペンターズの日本でのライヴ映像なんかも
(もしかしたら、DVD で 売ってるのかも知れないけど)
初めて観た。
50位から順に発表されて行くのだが、
4位までに、クラプトンも ツェッペリンも
イーグルスも スティービー・ワンダーも
ローリング・ストーンズも 出た。
残るベスト3は、マイケル・ジャクソンと
クィーンは分かったけど、あと1人が思いつかない。
ダイアナ・ロスとか、レイ・チャールズとか、
プレスリーとか、ブルース・スプリングスティーンとか、
ロッド・スチュワートとか、50〜4位に出てこなかった
アーティストも結構いるけど、ベスト3 ではないやろと
思うと、あと1組が思いつかなかった。
すると、なんと!
第3位、ビートルズ!
完全に見落としてたね。
もう、ビートルズは、クラシックぐらいに
なってる感があるもんね。
そして、1位だろうと思っていたマイケルが 2位で、
堂々の1位が クィーンだった。
やっぱり、この順位には意味がないよな。
いや、クィーンの1位に文句があるんとちゃうよ。
順位なんか決められへんと言いたいのだ。
知らんアーティストは、一組もなかったけど、
やっぱり、レイ・チャールズやロッド・スチュワート、
それに私としては、ボストンあたりが入っていないのは、
少々不満。
順位は、こちら。
↓
日本人の愛する洋楽アーティスト ランキング 50
2013.3.30
Eddi Reader
聴いたら知ってるけど、曲名もアーティスト名も
分からないっていう曲が、たまにある。
フェアグラウンド・アトラクション というバンドの、
『パーフェクト』 という曲が、その1曲だった。
昨日は、友人 K彦に誘われ、ビルボードライヴ東京へ
Eddi Reader のライヴを観に行ってきた。
Eddi Reader は、前述のフェアグラウンド・アトラクションの
ヴォーカリストだった女性。
そんなわけで、彼女のことは、ほとんど知らずに
聴きに行ったのだが、思っていた音楽と
ちょっと違った。
『パーフェクト』 の印象から、シンディ・ローパー的な
ポップスをイメージしていたのだが、
もっとフォーキーで、トラディショナルな匂いで、
ヨーロッパのカントリーっていう感じだった。
結構、好きな感じで、良かった。
一瞬、イギリスのパブにいるような錯覚に陥ったり。
行ったことないねんけど。
バンドは、アコーディオン、ギターが2人、ウクレレ&ギター、
ベース、そして、ヴォーカルのエディ という構成。
エディが、メンバー紹介する時、ウクレレのオヤジを
「new husband」 と紹介し、アコーディオンのオヤジを
「old husband」 と紹介してたけど、ホンマかな。
メンバー:
エディ・リーダー / Eddi Reader (Vocals, Guitar)
ブー・ヒュワディーン / Boo Hewerdine (Guitar, Vocals)
ジョン・ダグラス / John Douglas (Guitar)
イアン・カー / Ian Carr (Guitar)
ケビン・マグワイアー / Kevin McGuire (Double Bass)
アラン・ケリー / Alan Kelly (Accordion)
2013.4.1
Shuggie Otis
シュギー・オーティス。
と言っても、あんまり知っている人は いないやろうな。
白人でありながら、のちに “R&Bのゴッド・ファーザー” とまで
呼ばれた ジョニー・オーティス (昨年1月17日永眠、
享年90歳) の息子。
1953年生まれだから、今年、還暦か。
昨日、そのシュギーの来日公演を観に行ってきた。
@ ビルボードライヴ東京
今から25年以上前だと思うけど、大好きなギタリスト、
山岸潤史さんのインタビュー記事で、
シュギーのことを知った。
シュギーは、10代ですでにギタリストとして成功しており、
山岸さんは、17歳の時に自分と同じ年の
シュギーのレコードを聴いて、ぶっ飛んだというような、
記事だったと思う。
それで、興味を持って LPレコード (たしか2枚) を
買った覚えがあるが、そんなには、聴いていない。
今回の来日を知り、久しぶりに名前を見て、
ぜひ観に行こうと思ったのだ。
調べてみると、どうも初来日のようだ。
60歳にして初来日とは遅いが、
シュギーは 「早すぎた天才」 と呼ばれており、
10代の活躍の後は、イマイチで、
長らく第一線からは遠ざかっていたようだ。
昨年、11月に復活をとげ、ツアーを開始したようだ。
ライヴの感想は・・・。
なんやろ、ちょっと複雑な印象を持ったライヴだった。
昨日は初日で、その 2nd ステージだったが、
登場しただけで大歓声を浴び、本人やバンドも
ちょっと戸惑っているようにも見えた。
思ったより、お客さんが入っていたこと自体、
私も意外だったが。
さて、演奏が始まると、どうもギターの音が
気に入らないのか、シュギーはアンプをいじったり、
演奏に集中できないようす。
「サウンドチェックで、開場が遅れています」 と
少し待たされたのに、まだ しっくりきていないようだ。
時々、音も外れているように聞こえる。
そして、どんどんギターのボリュームを上げていく。
盛り上がると、耳が痛いほど。
それに、バンド内でのコミュニケーションが
うまく行っていないのが見ていて分かる。
ソロが被ったり、メンバーが、シュギーのサインを
観ていなかったりと、なんかスムースじゃない感じ。
それでも、お客さんは大喜びやし、私も楽しんだ。
でも、アンコールの2曲目で、それまでも大音量やったのに、
めちゃくちゃな大音量になり、ただただ、でかい音を
出しているハードロック状況になった時、ちょっと引いてしもた。
面白いことに、周りを見渡すとその大音量に
熱狂的に盛り上がっている客と、私のように、
半ば呆れ顔で ステージを見ている客がいた。
愛情を持って言わせてもらうが、
B級R&B っちゅう感じやったな。
シュギーのギターは、ゴダンのストラト・タイプと
エピフォンのセミアコ (シェラトンかな?) 。
参考までに 今年、1月10日のNYCでのライヴ。
↓
Shuggie Otis - Inspiration Information
映っているメンバーは、昨日と同じ。
残念ながら、この人は、レコードの方がええと思う。
ライヴでは、歌もギターも 上手いんかなんか分からん。
メンバー:
シュギー・オーティス / Shuggie Otis (Vocal&Guitar)
ジェイムス・マニング / James Manning (Bass)
ラッセル・スチュワート / Russell Stewart (Keyboards)
エリック・オーティス / Eric Otis (Guitar)
アルバート・クオン・ウィング / Albert Quon Wing (Saxophone)
マイケル・トゥーレ / Micheal Turre (Saxophone)
ラリー・ダグラス / Larry Douglas (Trumpet)
ニック・オーティス / Nick Otis (Drums)
ドラムのニックはどことなく、シュギーに似ていた。
弟か従弟かな?
2013.4.7
陽香 & The Super Traffic Jams
今日、4月7日は、「陽香 & The Super Traffic Jams」 の
ミニアルバム、『Ripple Of Love』 と 『Ripple Of Peace』 の
2枚同時発売の日だというメールが届いた。
「陽香 & The Super Traffic Jams」 の陽香 (Vo)と
Ya'mangelo (Gt) とは、何度も共演させていただいた
ことがあり、ぜひとも大きく成功してほしいと思っている。
Ya'mangelo とは、ギターデュオも (時々だけど) やってるしね。
で、早速、購入しようと、アマゾンにアクセスしたら、なんと!
在庫切れ!
発売日に即、在庫切れとは、すごいね。
要 注目!
Ripple Of Love
Ripple Of Peace
2013.4.8
Leonardo Amuedo
一昨日のエントリーに、私が買ったのと
同モデルのギターを Leo Amuedo という人が弾く、
動画を貼り付けた。
これは、件のギターを試奏している動画はないかと
探していて見つけたもので、
このギタリストのことは、知らなかった。
この動画を見て、(中々ええやん) と思い、
彼が演奏する他の動画も いくつか観た。
Trijntje Oosterhuis という女性シンガーと
演っているのが いくつもアップされていて、
このシンガーが、また中々よろしい。
変わった名前なので、調べてみると、
オランダ出身のオールラウンドシンガー
Trijntje Oosterhuis (トラインチャ・オーステルハイス)。
Traincha (トレインチャ)とも呼ばれ、英語とオランダ語で歌う。
という記事を見つけた。
(トレインチャ?持ってるぞ) と自分のライブラリーを
見てみると、やはりあった。
『Never Can Say Goodbye』 という、
マイケル・ジャクソンのカバー・アルバムだ。
2〜3年前、どこかで偶然耳にし、気に入って、
アルバムを 購入した覚えがある。
これが、またええアルバムなのだ。
トレインチャの歌もええし、バック・トラックが、
オーバー・ダビングはしているものの、楽器は、
(1曲、パーカッションが入っている以外は)
全曲ギターだけなのだ。
で、見てみると、そのギターが、
Leonardo Amuedo だった!
確かに、このアルバムを聴いたとき、
ギターもええと思った覚えがあるけど、
名前までは、覚えていなかった。
Leonardo Amuedo は、ウルグアイ出身の
ジャズ・ギタリスト。
’94年には、祖国の最優秀ギタリストに輝いているとか。
で、今度は、Leonardo Amuedo の 2002年の
『Angel De La Guardia』 という アルバムを探してみたら、
アマゾンでは、「再入荷の見込みなし」 となっていた。
でも、iTune では、売ってたよ。
ああ、ダウンロード販売の良さは、こういうことなのだな。
CD が店頭から なくなっても、買うことができるわけだ。
Angel de la Guardia [Leonardo Amuedo]
2013.4.9
祝 初来日 ギジェルモ・リソット
昨日に続いて、ギタリストネタ。
昨年、ここ に Guillermo Rizzotto (ギジェルモ・リソット) という
アルゼンチン出身バルセロナ在住のギタリストの
ことを書いた。
2005年にリリースされ、昨年、日本でもリリースされた
『Solo guitarra』 というアルバムは、この手のCDにしては、
好調なセールスだったようで、某CDショップは、
「お店のBGMで流していたら確実に 『これ誰ですか?』 と
聞かれる作品 」 と紹介している。
彼が使っているギターの1本に 「高峰 (タカミネ)」 という
日本のメーカーのものがある。
タカミネは、1970年代後半、ライ・クーダー、
ジャクソン・ブラウン といったアメリカのミュージシャンが、
使用したことで有名になったメーカーだ。
特に、イーグルスが使用したことは、話題になった。
あの 『ホテル・カリフォルニア』 のイントロが、
タカミネのギターらしいのだ。
高校生の頃、イーグルスが日本製のギターを
弾いているというのは、ある意味、衝撃だったので、
よく覚えている。
話を ギジェルモ・リソット に戻そう。
彼の使っているタカミネは、日本では発売されていない
モデルなのだが、昨日、「日本未発売モデル」 という
タカミネのギターがオークションに出ているのを発見した。
タカミネの海外モデルは、似たような品番が多く、
結局それは、ギジェルモ・リソット が、
使用しているものとは、違った。
もし、そうだったら、危ないところだった。
というのは、今まで、そんなにタカミネのギターに
興味がなかった私だが、ギジェルモ・リソット が、
使っているということで、ちょっと興味が沸いていたのだ。
しかも、通常、国内で手に入らないとくれば、
それは、危険だ。
で、そのあたりのことを検索しているうちに、
なんと ギジェルモ・リソットが来日するという情報を
キャッチ!
こういうのって、ホンマに知らんうちに公演が
終わってるということが多い。
いや、来日してたことさえ、知らん場合が多い。
(例えば、Stanley Smith や Amos Garrett などは、
知らんうちに来日にし、知らんうちに公演が終わってた。)
ブルーノートとかに出演してくれれば、
目にする機会もあるかもしれんけど、
聞いたことないような、会場でやってたりすんねんな。
今回も、下北沢の教会ですわ。
しかも、ぴあ とかでチケット売ってないし。
でも、良かった〜、見つけて。
早速、予約した。
ナマで聴けるなんて、そうそうない機会だぞ。
そして、ニューアルバムも近日発売だ!
これも予約したぞ。
ギジェルモ・リソット ジャパン・ツアー
2013「ソロ・ギターラ」〈2013/5/31〜6/16〉
2013.4.14
野音の Char
今日は、昨年の12月9日以来の、
楽しみにしていた、Char のライヴ。
@日比谷野外大音楽堂。
メンバー:
Char (Gt,Vo)
澤田浩史 (Ba)
古田たかし (Dr)
詳細はまた明日。
開演直前 17:25頃
2013.4.15
続 野音の Char
昨日は、日比谷野音の Char のライヴ。
Char と野音は、特別な関係なのだが、
それは、マニアックな話なので、おいておこう。
昨年、何かの時に 「Char のライヴで聴きたい曲は?」
という、アンケートを書いた覚えがある。
昨日の選曲は、まるで私のリクエストに
答えてくれたかのようだった。
昨年のツアー、20公演のライブ CDR を全部、
購入したが、それらの CD にも収録されて
いない曲が数曲あった。
たぶん、演ったのは、久しぶりなんだろう。
例えば、『Open Your Eyes』、『Move On』、
『Rainbow Shoes』、『Half Rain』、 『金星のライオン』
などは、ずい分久しぶりにナマで聴いたと思うし、
『Endless Dream』 は、たぶん、
ナマで聴いたのは初めてだと思う。
また、ピンククラウド では、
ジョニーが リード・ヴォーカルをとっていた
『Would You Like It』 なんかも演ってくれた。
客層は、おじさん中心。
パラパラとおばさん。
若者は、ほとんど見当たらず。
なのに、Char が登場しただけで、
演奏する前から、総立ち。
(昨年の江戸川区総合文化センターでは、
後半になって、Char が 「そろそろ立とう」 と言うまで、
立たなかったことを考えると、やはり、
野音という会場は、特別なんやな。)
内心、(ええ〜、もう立つのぅ、しんどいなぁ) という
じじい心を押し殺し、私も立ち上がる。
まあ、ステージにいる Char の方が、
年上 (57歳) やから、客がしんどいとか言うたら、
あかんわな。
ギターは、ほとんど、ピンク (日本の伝統色 「撫子」) の
マスタング (Char のシグネチャーモデル、Pinkloud) で、
途中、小学校の同級生に譲ったという、戸越銀座の
質屋で買ったVOXのコピーモデルを その友達から
借りてきたとかで、数曲使用。
そのギターでは、聞いたことのないイギリスのバンド
(グレープフルーツとか言うてたな) のカバーや、
モップスの売れなかった曲やドアーズの
『Light My Fire』 を演奏。
アンコール、『Move On』 で、ESP の Char モデルを使用。
最後に、濃い緑 (日本の伝統色 「御召茶」) の
マスタング (これもChar のシグネチャーモデル、
Free Spirits) を使用。
舞台袖には、ストラト (Charizma) や、ゴールドトップの
レスポールも用意されていたが、弾かなかった。
それにしても、いくつになっても、カッコいい人だ。
そして、昔よりサービス精神が旺盛になっているように
感じるな。
たぶん、昨日の選曲もあのアンケートが間違いなく
反映されていると思う。
私が、アンケートに書いた曲 (確か『Open Your Eyes』、
『Move On』、『金星のライオン』 あたりを書いたと思う) は、
たぶん、ギタリストが聴きたい曲だろうから、
他にも書いた人がきっといたと思うな。
そういう、ファンのリクエストにちゃんと
答えてくれているわけだ。
また、行こう。
2013.4.17
浜田真理子
「浜田真理子って知ってる?」
「ああ、モダンチョキチョキズにいた、関西弁の・・・」
「それは、濱田マリ やがな」
「ああ、あのヘヴィ・メタル歌ってた・・・」
「それは、浜田麻里や!」
というわけで、あんまりご存じないと思うが、
今日は、浜田真理子というシンガーについて書こう。
もう9年も前になるが、2004年、
確か渋谷のタワーレコードの試聴コーナーで、
彼女の歌声を聴いた。
昭和歌謡とブルース、洋楽、民謡、ごっちゃ混ぜの
独特の世界観があり、その場で その CD を購入した。
島根県松江市在住で、1998年に
CD を500枚作ったら、東京のマスコミに取り上げられ、完売。
東京でのメジャーの話もあったようだが、
松江在住のまま、自分のペースで
音楽を続けておられるようだ。
先日、たまたま、5月に東京でライヴがあることを発見。
久しぶりに聴いてみたら、ナマで聴きたくなり、
チケットを購入した。
7月に5枚目となるニューアルバムの発売を
控えており、それに先立っての、発売記念ツアーだ。
で、何気なくそのニューアルバムのことを書いた
彼女のブログを読んでいたら、レコーディング参加
ミュージシャンの中に、ベースの水谷浩章さんの名前を発見。
レコーディング中の写真もあった。
なんか、不思議な感じがした。
私は、水谷さんのことは、ライヴでは何度か観たが、
直接面識があるわけではない。
私の友人 K彦が、水谷さんと大学のJAZZ研で
一緒だったらしく、レコーディングエンジニアの
K彦は、今も、水谷さんと仕事をしたりしている。
言ってみれば、友達の友達なのだ。
その友達の友達が、私が以前、CD ショップで
たまたま聴いた松江在住のシンガーと
仕事をしているということが、
なんとも不思議な感じがしたのだ。
「だから何だ?」 と訊かれても
何もないねんけど。
ただ、
自分に全く関係のない、
縁などないと思っている人が、
もしかしたら、友達の友達か、
その友達ぐらいにいるかもしれないということ。
世界は、意外と小さいのかも知れない。
だから、世界に平和を。
街の灯り〜Mr.Lonely 浜田真理子
あなたへ 浜田真理子
2013.4.28
ビーフ・ジャーキーズ
(前回、いつ観たっけ?) と調べてみたら、
なんと 昨年の4月28日。
ちょうど1年ぶりの 「beef jerkies」 の
ライヴに行ってきた。@bar dAZE
メンバーは、
石川早苗 (ヴォーカル)
小林鈴勘 (尺八、ギター、コーラス、他)
馬場孝喜 (ギター)
芸達者な、小林&馬場をバックに
石川が、ジャズ、ポップス、オリジナルを
のびのびと歌うというユニット。
観るたびに進化していて面白い。
相変らず、馬場さんのギターは良い!
2013.4.30
沖 仁 & 上妻宏光
昨年9月、渡辺香津美のライヴに
ゲストで登場した時、 初めて観て、
その凄さにぶっ飛んだ、
フラメンコ・ギタリストの沖 仁。
今年3月1日のブルーノートの公演に
続き、昨日、またまた観に行ってきた、
@ Motion Blue。
今回のゲストは、
三味線の上妻宏光 (あがつまひろみつ)。
もう大分前になるが、津軽三味線の若手が、
一気に出てきた時があった。
その時に、テレビで数人の三味線奏者を観たが、
弾いている時の姿・姿勢が、
この人が一番美しかったのを覚えている。
中には、背中を丸めて弾いている人もいて、
演奏云々の前に 見るからにカッコ悪かったのだが、
上妻は、背筋がピンと伸びていて、美しかった。
昨日のライヴ、1部を観に行ったのだが、
15時から整理券を配るというので、
15時に行ったら、もうめちゃくちゃ並んでる!
100人以上は並んでた。
しかも、80%女性!
14時には、Motion Blue のある赤レンガ倉庫に
着いていたのだが、そんなに並んでいるとは、
想像もしなかったので、近くの芝生の上で
寝っころがっていたのだ。
昨日は、すごく天気も良かったのでね。
ええ席で観ようと、整理券配布開始時間に
行ったのだが、甘かったなぁ。
14時に並べばもっとええ席で観られたのにと、
ちょっと悔しい。
ライブの方は、まず1曲、沖が、ソロ演奏。
その後、3月のブルーノートでもやっていた
恒例 (?) の プチ・フラメンコギター講座。
そして、上妻の登場。
上妻も、プチ津軽三味線講座を披露。
で、いよいよデュオ。
津軽三味線とフラメンコギターのデュオって、
想像できなかったけど、これが素晴らしかった。
いや、実を言うと、演奏が始まった瞬間は、
なんとなく、サウンドが溶け合わないような
気がしたのだが、ほんの3〜4小節もいくと、
その違和感は、全く消え、この2つの楽器は、
もう何百年も前から、デュオをしていたのではないかと
錯覚するほどになっていた。
思えば、最初の違和感は、そのサウンドを
初めて聴いたからこそのことだったのだ。
「段々息が合ってきた」 と、本人たちも言っていたが、
セッションという域を越えてたね。
沖は、何度観ても信じられないプレイ。
上妻は、あんまり聴いたことなかったけど、
三味線の音が良かった。
特に強く弾いたときの、力強さには、
なんでしょう、音の魂を感じたね。
このデュオで、また演って欲しいなぁ。
3月1日、ブルーノートで観たのが、この
「SPRING TOUR 2013 〜Dialogo〜」 の初日だったが、
昨日は、その最終日だった。(と、昨日のMC で知った)
先日の名古屋の公演では、ゲストが雅楽の東儀秀樹
だったようだが、上妻と玉置浩二が飛入りで、
参加したと、ブログに書いてあった。
それも、観たかったなぁ。
そういえば、1ヶ月ほど前、ミュージック・フェアに
安全地帯が出たとき、沖が出てきて 『ワインレッドの心』 を
一緒に演ってたのを観た。
また、行きたい、と思うライヴだった。
何も知らされず、連れて行かれた妻も、
満足のご様子。
ライヴの後は、中華街までブラブラ歩き、食事。
というわけで、今年のゴールデンウィーク前半は、
映画、ライヴとたっぷり楽しんだのだった。
2013.5.12
KAZUMI WATANABE
× JEFF BERLIN
× VIRGIL DONATI
渡辺香津美の新しいギタートリオを
観てきた。(@Blue Note Tokyo)
昨年3月に観た、ヤネク・グウィズダーラ (B) と
オベド・カルヴェール (Dr) とのギタートリオも
凄かった覚えがあるが、今回もすさまじいリズム隊だ。
ベースに、Jeff Berlin ジェフ・バーリン。
ドラムスに、Virgil Donati ヴァージル・ドナティ。
この、 ヴァージル・ドナティ のことは、
知らなかったが、スティーヴ・ヴァイや
アラン・ホールズワースと演っていた人のようで、
笑ってしまうぐらい、凄かった。
なんか、一発一発がパワフル。
筋肉隆々で、楽器は 力で演奏するものではないが
あの肉体あってのあのサウンドという気がした。
ほんで、手がマンガみたいに早かった。
ジェフは、「アメリカにいる息子に教育を
受けさせるため、CD を買ってくれ」 と、
ユーモアのあるMC。
めちゃ凄いフレーズを、軽〜く弾いているように見えた。
香津美のギターは、前半がヤマオカギターで、
後半はPRS。
ヤマオカギター良かったなぁ。
香津美のプレイは、いつもよりロックな印象だった。
このトリオは、現在、アジア・ツアー中で、
一昨日に香港、そして今日が東京、
このあと、名古屋、韓国、台湾と周るようだ。
最近、ブルーノートの座席システムが変わった。
自由席がかなり減り、いくらか出せば、指定席に
座れるようになった。
今回は、+1050円の席を選び、
良い席で観ることができた。
ただし、相席だし、狭いのが難。
客は、先日の沖仁と打って変わって、
90%以上は男。
しかも、40代50代のおっさん、多かった。
2013.5.13
レスポール
アメリカでは、Coors (ビール) の、
こんなカッコええコマーシャルが流れてたんや!
ご存じない方のために解説すると、
このおじいさんは、レス・ポールという名のギタリストで、
世界一有名なギター、ギブソン社の レスポールという
モデルの生みの親なのだ。
ギターを弾いている若者の中には、レスポールが、
人の名前だと知らない者もいるかもしれないが、
それはとんでもないことなのだ。
90歳を過ぎても、週一でクラブに出演していたが、
2009年8月、レスポールは、惜しくも94歳で他界した。
2008年に観たドキュメンタリー映画、
『レスポールの伝説』 のことを、ここ に書いたので、
ご参考に。
2013.5.15
ロッド・スチュワート
70年代後半のロッド・スチュワートが好きだという
ことは、以前にも書いた。
80年代以降のロッドは、あんまり聴いていないのだが、
先日、発売された ロッド・スチュワートの
ニューアルバム 『time』 は、久しぶりに買ってみた。
何も知らずに買って聴いたのだが、これが良い!
まさに あの頃のロッドだ。
調べてみると、オリジナル・アルバムは、
なんと 約12年ぶりだという。
ここんとこ、カバー・アルバムばかりで、
どうも おとなしくなってしまった印象だったのだが、
新作は、違うぞ!
タイトルの 『タイム』 には、本人曰く、
「古き良きロッド・スチュワートのアルバム」 という
意味なのだそうだ。
まさに!
こないだ発売された、エリック・クラプトンの
ニューアルバムも良かったし、おじさんとしては、
うれしい限りぢゃ!
1945年生まれだから、エリックと同じ68歳!
来日 望む!
でも、来たらアリーナやろなぁ。
Rod Stewart - 'Time' Album Preview