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海外旅行 2
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2014.12.6

無事帰国

フィリピン、マニラから無事帰国した。

今回の旅は、4泊とも同じホテルで、

移動がなかったので、その分 楽やったね。

SOFITEL PHILIPPINE PLAZA HOTEL という

海に面した、プールも設備されている、

リゾートっぽい、ええホテルだった。

観光というより、

プラベートないくつかの用事で行ったので、

イタリアの時ほどレポートすることはないのだけど、

ちょっと整理してから いくつか書こうと思う。




ホテルの部屋からのマニラ湾





2014.12.10

夕 陽

マニラの夕陽は大きい。







2014.12.24

フィリピン・レポート
その1


2ヶ月近くかかって、やっと

イタリア旅行レポートをまとめることができ、

ようやく、フィリピンのレポートを

書くことができる。


フィリピンへは、今月の2日から6日まで

4泊5日で行ってきた。

宿泊は4泊とも、マニラの海沿いにある

Sofitel Philippine Plaza Hotel。

フィリピンといえば、日本に比べ物価が

安いだろうと思われるかもしれないが、

このホテルは、宿泊も飲食も、

それなりのお値段。

リゾート・ホテルのようだった。


1日だけマニラから車で3時間ぐらいの

パンパンガ州というところに行ったけど、

5日間、ほとんどマニラで過ごした。

フィリピンならセブ島やボラカイ島のような

きれいな海のリゾート地もあるが、

私見だが、マニラは どちらかというと観光に行く

感じではない。


フィリピン人は、時間にルーズという

イメージがあるが、フィリピンに限らず

南国の人たちの大らかな感覚なのだろう。

日本でも沖縄時間というのがあるもんね。

時間にええ加減なのは、南国だからという

だけではなく、マニラは車の渋滞がひどく、

約束しても約束の時間に到着できない、

ということもあるのかも知れない。

それほど、渋滞はひどい。

そして、それが当たり前。


マニラ全体の印象は、灰色。

何というか、スカッとした色ではなく、

ちょっとスモーキーなのだ。

7年前にもマニラに行ったのだが、

その時より、高層ビルが増えたように感じた。

実際、工事中のビルも多かった。





いわゆる高度成長の時代なのだろう。

いろんな分野でこれから伸びていく

可能性を持った国だ。

何と言ってもフィリピンの平均年齢は23歳。

人口もフィリピンは1億人を超えた。

1億人いて、平均年齢が23歳の

パワーって、すごいでしょ。

対して、日本の人口は1億2700万人で、

平均年齢は45歳・・・。

倍ですぜ。


貧富の差の激しさは、肌で感じた。

車に乗っていて、交差点の赤信号で

止まると、車に乗っている人たちに、

色んなものを売りに来る。

ミネラル・ウォーターだったり、

お菓子だったり、何かよく分からんものだったり。

何かを売りに来るのは、まだ良い方で、

道を歩いているとやせ細った子供が、

金をくれと手を出してくる。

ヨボヨボのお婆さんが、道端に座り込んで

物乞いをしている。

どうしようもない格差の現実を

まざまざと見せ付けられるのだった。





2014.12.28

フィリピン・レポート
その2


フィリピンでは、夕陽が印象的だった。

これは、マニラ湾に沈む夕陽。




もう1枚、こちらは田園風景に沈む夕陽。







2014.12.31

フィリピン・レポート
その3


今回のフィリピン旅行は、私たち夫婦の他に

Hさん家族も一緒に行く予定だった。

Hさんの16歳になる息子さんT君が、

マニラから車で3時間ほどのパンパンガ州の

ある街に、英会話留学しているのだ。

Hさんの話によると、T君があまりに言うことを

聞かないもので、中学卒業後、

片道切符を持たし、一人きりでフィリピンへ

送ったのだという。

それだけ聞くと、中々 過激な父親のようだが、

「可愛い子には旅をさせろ」 を地で行っている人だ。

4月から留学し、一応4ヶ月で留学を終えたあと、

T君は、その英会話スクールのスッタフとして、

働いているのだという。

その英会話スクールは、まだ30歳ほどの

日本人青年が、大手証券会社を退社し、

2年ほど前に独立・創業したスクール。

全寮制で1週間から数ヶ月間、

英会話を集中的に学ぶためのスクールで、

昨今は、日本や韓国資本のこの手のスクールが

フィリピンには増えているそうな。


そのT君に会うため、Hさん、Hさんの奥さん、

娘さん (Tくんの妹) の3名が、私たちと

一緒にフィリピンへ向かうはずだった。

12月2日、フィリピンへ行く当日。

羽田空港でのチェックイン時に、Hさんの

奥さんが飛行機に乗れないことが発覚した。

奥さんのパスポートの期限が3ヶ月しか

残っていなかったのだ。

たった5日間で帰国するのだから

3ヶ月もあれば十分だと思っていたらしいのだが、

実はフィリピンに入国するためには、

パスポートの期限が6ヶ月以上残っていないと

いけないのだった。

通常、旅行代理店などを通して、航空券の

手配をしていれば、その辺りのことも

事前に知る機会があったのだろうが、

今回の旅行は、現地に行けば

アテンドしてくださる方がいることもあり

航空券も個人で予約していたために

そういう事態が起こってしまったのだった。

息子さんに会えると思っていた奥さんは、

大変なショックだったようで、

娘さんもお母さんが行けないのならと、

行くのを取りやめにし、

結局、Hさんと私たち夫婦3人で

フィリピンへ行くことになった。


当初は、Hさん家族3人でT君に会いに行き、

私たち夫婦は、その日は別行動の予定だったが、

Hさん一人で行くことになったため、

妻がT君と面識があったこともあり、

私たち夫婦もその英会話スクールまで同行することになった。


マニラ滞在中、ずっと私たちの運転手をしてくれた、

チーナの運転で、走ること3時間。

チーナも場所がよく分からないらしく、

何度も車を止めて、道を訊くが、

教えてくれる人たちがええ加減なことを

言うのか、中々たどり着けなかった。

さんざん迷った末に なんとか無事に着いた。


スクールのある一角


片道切符で、フィリピンの片田舎に送られる

15歳 (当時) って、どんな男の子だろうと

思っていたら、とてもしっかりした、

頼もしい青年だった。

きっと、ずい分とたくましくなっていたのだろう。

Hさんもその成長と変化に驚きと喜びを

隠せないようだった。

親元を離れて、知らない土地で8ヶ月も生きれば

一人前の男になれるのかも知れない。

英語もかなり習得した様子。

また、フィリピンという風土も彼には

合っているように感じた。

今後、T君がどうなっていくのか、楽しみだ。


この写真は、そのスクールに掲げられていたもの。



英語を学ぶ3ステップとして、

1. Take notes (メモをとる)

2. Copy correct English (正しい英語をコピーする)

3. Use what you learned (学んだことを使う)

と書かれていた、この3つを消して、

1. Try

2. Try !

3. Try !!

と書き直してあった。

なんか、野性的で、力強くて、良い。


*  *  *  *  *  *


フィリピン・レポート、年内に終わらせたかったが、

年をまたいでしまうことになった。

あと数回分、ネタがあるのでお付き合い願いたい。





2015.1.5

フィリピン・レポート
その4


もう帰国してから1ヶ月経ってしもたけど、

フィリピン・レポート、あと数回 続きます。

よろしく。


海外に限らず、旅行の楽しみのひとつは、

食事だろう。

ベトナム料理店、タイ料理店はあるのに

フィリピン料理店は、見たことがない。

フィリピン・パブ、クラブならいっぱいあるのにね。

フィリピンの料理は、どんなんかなと言うと、

中華料理とはちょっと違うし、

タイ料理やベトナム料理に似ていなくもないけど、

そんなに辛くない。

言葉で説明するのは、難しい。


マニラで行った、フィリピン家庭料理の

ファミリー・レストランのような店、

「Aristocrat」。



「貴族」 とか 「最高のもの」 という意味だ。

この場合、後者やろな。




痛風発症以来、飲んでいなかったけど、

一応、味見ということで、

まずは、フィリピンのビールを。




見た感じ、焼きそばっぽいけど、

中華のそれとも日本のソース焼きそばとも

違うね。




見た感じ、カレーみたいやけど、

全く違う、お肉の煮込み (?)。




これは、私の口には合わなかった

やや酸っぱいスープ。


写真を撮りそこねたんやけど、

この店では、チキン・バーベキューが

甘辛い味付けで一番美味しかった。

串に刺さってて、言わば焼き鳥。


お店のサイトの メニュー・ページ





2015.1.7

フィリピン・レポート
その5


初めて沖縄那覇の牧志公設市場に

行った時、東南アジアのどこかに

来たような感覚に襲われた。

その時は、フィリピンにも行ったことがなく、

東南アジアなんて行ったことなかったんやけど。

牧志公設市場は、見たこともない魚や

豚の顔なんかが売られていて、

ちょっと衝撃と言って良いほどの

インパクトだった。

売られている魚介類は、市場の2階の

食堂に持ってけば、調理してくれるという

システム。


マニラのシーサイド・マーケットは、

牧志公設市場よりも数倍強烈!

ここが本物やったんや、と思ったほど。

やはり、レストランが併設されており、

調理してもらえる仕組みだ。

まず、マーケットに入ると水槽にエビが泳いでいる。




40センチぐらいあるシャコは、

取り出すときに 危険だからか、水槽の中で

さらに ペットボトルに入れられている。




これが買ったシャコ。



533ペソだったので、1400円ぐらい。

このサイズのシャコは、日本だと数千円はする。


こちらは、カニ。




エビだらけ。




お魚たち。






魚屋の兄ちゃん。(この店では買わなかったけど。)




そして、レストランに入り、

調理してもらったのがこれら。

エビ。




カニ。




こちらは、パイナップル・チャーハン。




シャコの唐揚げは、写真撮りそこねた。

調理方法も注文すんねんけど、

どんなんが出てくるか予想でけへんね。

味付けは、う〜ん、という感じのもあったけど、

マニラに行ったら、行く価値はあり。

ただ、現地の人に連れて行ってもらったから、

行けたけど、自分たちだけだとちょっと

勇気要ります。





2015.1.10

フィリピン・レポート
その6


フィリピンの食べ物に

「バロット」 というものがある。

ゆで卵なのだが、普通のゆで卵とは

ちょっと違う。

卵は有精卵で、孵化前のものを

加熱して食べるのだ。

話には聞いていたが、卵の中で

鳥の形になった雛を食べるわけだ。

日本人には、ちょっと気持ち悪いだろう。

でも、成長したトリは食べるわけだから、

考えてみれば、気持ち悪い食べ物ではない。

気持ち悪いのは、見た目だけだ。

フィリピンに行った際、機会があれば

食べてみようと思っていた。

最後の夜の食事の際、

「バロット」 の話が出たが、

そこには置いていなかったので

食べられなかった。

すると、ホテルへの帰り道、

運転手のチーナが、途中で車を止め、

買ってきてくれた。

茹でたてのようで、まだ、暖かい。



ホテルの部屋に戻り、

思い切って、カラを割ってみた。

羽が生えた、雛鳥を想像していたが、

どうも早い時期の卵だったようで、

黄身と白身と黒っぽい身に

分かれていて、鳥の形とは程遠いものだった。



見た目は、そんなに気持ち悪くはない。

食べてみたが、塩も何にもなかったので、

あんまり美味しくはなかった。


わたしは今日までずっと、

あれはニワトリの卵だと思い込んでいたが、

調べてみたら、アヒルの卵だったようだ。

ウィキペディアによると、

マニラの南東にあるパテロスでは、
雛の形ができつつある状態の有精卵をアブノイと呼び、
形が作られた物をバロッと呼び、
殻を破って出てくる直前のものをウコボと呼び分ける。


とある。

私が食べたものは、「アブノイ」 だったんだろう。


さて、帰国する日、ホテルのラウンジで食べたのが、

ホットドッグ。



妻は、ハンバーガー。



ホットドッグは、でかすぎて途中で飽きてしまった。

ハンバーガーの方が美味かったね。





2015.1.10

フィリピン・レポート
その7


フィリピンで飲んで美味しかったのが、

この グリーン・マンゴー・シェイク。



店によっては、グリーン・マンゴー・ジュース

だったかもしれない。

通常のマンゴー・ジュースは、

熟れたマンゴーをジュースにしているので、

黄色だが、これは熟れる前のマンゴーを

使っているので、色も薄緑色で、

あんまり甘くなく、さわやかな酸味で

飲みやすく美味しかった。

日本でも飲めるといいのにな。


これは、ココナッツ・ジュース。



白い甘い飲み物を期待して注文したのだが、

このココナッツの中に入っているのは、

ほとんど甘味のない透明の水。

これが、本物のココナッツ・ジュースのようだ。


外国に行って、日本料理を食べようとは、

思わないが、日本食が人気だと言われて久しい。

これは、大きなショッピング・モール内にあった

ファースト・フードっぽい和食屋の看板。






こちらは、マニラの空港内の和食屋の

看板とメニュー (日本語)。





1ペソ2.7円で計算すると、

牛丼 688円、海老天丼 580円なり。





2015.1.13

フィリピン・レポート
その8 (最終回)


この教会は、マニラのサン オウガスチン教会。



昨年10月には、イタリアに行ったが、

外見は イタリアで見た教会と似ていなくもない。

これが、ナポリの大聖堂。



だが、印象はちょっと違った。

マニラの教会の方が写真を見ると、

重たい感じがする。

それは、色のことだけではない。

中に入った印象もマニラの教会の中は、

厳かな感じというより、何か重たい感じがした。

街全体の印象が灰色だと書いたが、

教会の中もなんとなく重苦しい感じがしたのは

私の気のせいだろうか。


最後に写真を数枚紹介して、

フィリピン・レポートを終わりにしよう。


往路の飛行機から見た富士山。




のどかな風景。




夕陽とカモメ。






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