2010年 2月
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2010.2.1
As A Man Thinketh - 2
(昨日の ひとりごと 「As A Man Thinketh」 を読んでからお読みください。)
ウェブ版 『考えた通りに』 を読んだ。
書籍 『「原因」と「結果」の法則』 と続けて読んだために
より理解できたように思う。
そして、いっそう 仏陀の教えに近いものを感じた。
それにしても 翻訳 という作業は、難しそうだ。
同じ原文が、訳者によってずい分違う訳になる。
もちろん、言いたいことは同じなのだろうが。
『「原因」と〜』 で、「理想家」 と訳されていたことが、
『考えた〜』 では、「夢想家」 となっていた。
『考えた〜』 を翻訳された高橋さんは、プロの翻訳家ではない分、
出版社の考えや意見が入り込んでいないだろう。
その分、純粋かも知れないし、偏っているかもしれない。
『「原因」と〜』 は坂本さんという方が訳者だが、
出版社の考え・意見が反映されている分、公平かも知れないし、
偏っているかも知れない。
また、その文体によっても受ける印象が変わってくる。
著者の言いたいニュアンスをそのまま読み取るのに
一番良いのは、原文で読むことなんだろうけど、今んとこ無理。
さて、「As A Man Thinketh」 のエッセンスのひとつは下記の文章に
集約されているように思う。
私たちが手にするものは、私たちが手にしたいと願い、祈るものではなく、
私たちが公正な報酬として受け取るものです。
私たちの願いや祈りは、私たちの思いや行いがそれと調和したもので
あるときのみ叶えられるのです。
『「原因」と「結果」の法則』 より
人は、願ったり祈ったりしたものを得るのではなく、
受けるに値するものだけを得る。
願いや祈りは、それが考えや行動と調和した時にのみ満たされ、
聞き入れられるのだ。
『考えた通りに』 より
これは、「私が受け取っている人生は、
わたしが 『思っている・考えている』 人生そのものです」 と
いう意味だ。
種 → 花 → 果実
という自然の法則は誰も否定しない。
リンゴの種からは、リンゴしか実らない。
けっしてみかんは実らない。
その法則が、人生にもある。
正しい良い考えからは、悪い結果は生まれない。
逆も然り。
種 → 花 → 果実
を人生に置き換えると、
考え・思考 → 行動 → 結果(環境)=喜び or 苦痛
ということになる。
つまり、「日頃の考えを改めよ」 ということだ。
これは、『引き寄せの法則』 にそのまま当てはまる。
いや、アレン (著者) は、「日頃の考えを改めよ」 とは、説いていない。
「人生はあなた次第だ」 と教えてくれているだけだ。
12月に健康診断したら、中性脂肪と尿酸値の値がよろしくない。
このままだと、病気になるだろう、という数値だ。
お腹も出て、完全にメタボだ。
もはや、ヘビメタだ。
で、痩せなければならないのだが、運動はしたくないし、
食事も減らしたくない。
何もしたくないのだ。
そして、何も努力なしに状況を改善できる方法が、
あるんじゃないかと、探している。
が、ないのだな、これが。(当たり前)
アレンは、「自己犠牲なしには、何も得られない」 と言う。
小さな達成には小さな犠牲を、大きな達成にはそれなりに
大きな犠牲が必要だと。
全く、理にかなっている。
メタボ・肥満は、心 (原因) が創り出した結果だ。
その心を変えずに、結果 (環境) だけを変えようというのは、
自然の法則に逆らっているので、無理なのだな。
そんな簡単なことも分からんのか、と自分の愚かさにあきれる。
心を変えると、行動が変わる。
それは、食べることを我慢することかも知れないし、
運動することかも知れない、
いずれにしろ何か自分の欲望を犠牲にすることだ。
そして、それは心を鍛錬することでもある。
心を変えずに環境を変えたい。
卑近な例だったが、多くの人が人生において、
このような自然 (宇宙) の法に逆らったことを
繰り返し続けているようである。
目を覚まさねば。
2010.2.1
板尾創路の脱獄王
(ネタバレ注意)
映画の日。
面白そうだと思っていた 『板尾創路の脱獄王』 を鑑賞。
板尾自身の企画・監督・主演ということで 笑わせてくれると
期待したが、ちょっと肩すかし。
木村祐一、宮迫博之、千原せいじ、オール巨人、ぼんちおさむ、と
吉本の芸人がたくさん出てくるのに、笑いはない。
ただ、脱獄をくり返す囚人がいるだけで、暗い感じ、やや退屈、
(これ、どうなって終わるんやろ・・) と思っていたら、
最後に、ごっついオチが待っていた。
爆笑ではないけど、最後に笑わせてくれた。
えっー!そのオチのためにこの長いフリ〜?
いや、スゴイわ、板尾。
たった、それだけのオチのためにこんだけやるのは、スゴイ。
しかも、全編、板尾のセリフは、なし!
途中でなんでか、突然、中村雅俊の 「ふれあい」 を歌い出す。
そのあたりもシュール。
刑務所に雷のシーンは、『ショーシャンクの空に』 のパロディか?
最後に出てくる、笑福亭松之助 が良い。
映画としての評価は、分かれるだろうが、私は嫌いではない。
ただ、94分なのにちょっと長く感じたのは残念。
★★★☆☆
夢の中でもネタ探し
夢を見た。
四国のどこか、行ったことのない町で、
ホームセンターのような店に、なぜかエクステリアの部品を
買いに行く。
するとその店に なんと25年前のバンドのメンバーが働いている。
もう、20年くらい会っていない人だ。
そして、彼に会った瞬間、
「えっ〜!なんで ここにおるの?」 と、めちゃくちゃビックリしながら、
(このこと、ひとりごとに書こう、え〜ネタできた) と、
思っている自分がいた。
目覚めてから、
夢の中にも関わらず、そんな風にネタ探しをしている自分に
ちょっと驚いた。
自分では意識していなかったけど、
そんなにネタに苦しんでいるのか?
2010.2.2
雪だるま
昨夜の東京は雪。
夜中にゴミ出しに出た妻が、
「明日、ドア開かないよ!雪かきしなくっちゃあ!」
と、はしゃいでいた。
ドア開かないほど積もるわけないやろ。
さて、今朝、通勤時に近所で見た雪だるま。
何かが、悲しい。
オレーッ!
エリザベス・ギルバート という作家、私は名前も知らなかったのだが、
昨年の彼女の講演の動画を ネットで偶然見つけた。
"創造性をはぐくむには" という日本語のタイトルがついている。
評価された作品の次の作品への人々の期待と、
芸術家自身のプレッシャーについて、面白可笑しく語られた彼女の話は、
感動的で、なぜか最後にはウルウルさせられる。
19分あるので、時間のある時に聴いていただきたい。
物を生み出す仕事、クリエイティブな仕事をしている人は、特に。
タイトルの 「オレーッ!」 の意味も分かります。
エリザベス・ギルバート 講演 "創造性をはぐくむには"
まったく余談。
最近、妻が観ていたテレビドラマのエンディングに
トム・ウェイツの歌が流れていて、曲は、知っているのに
誰が歌っているか分からず、「誰だっけ?」 と
話していたら、「この前もそう言ってたよ」 と妻に言われた。
トム・ウェイツのことは名前ぐらいしか知らないのだが、
エリザベスの話の中に トム・ウェイツ が出てくる。
続けて、名前に出合うとちょっと不思議な感じがする。
CD 聴いてみようか。
2010.2.3
チラシ広告サイト
あらためてインターネットの凄さを実感。
数日前、たまたま テレビで観たのだが、
なんと、全国のスーパーや量販店のチラシが見られるサイトがある。
(今日は、○○方面へ出かけるから、どの店で何が安いか
見てみよう) なんてことも出来るわけだ。
試しに大阪の実家付近のスーパーを見てみると
残念ながら、私がよく行った ダイエーは なかったが、
隣町の イズミヤ や ライフ のチラシは見ることができた。
これは、面白い。
↓
インターネット チラシ サイト オリコミーオ
2010.2.7
今井美樹@オーチャードホール
昨年、ビルボードライブ東京でピアノとのデュオを聴き、
ぜひバンドでのライヴも観たいと思っていた、今井美樹。
昨日は、その楽しみにしていたコンサートだった。
会場は、渋谷 オーチャードホール。
4日ある今回の東京公演の初日。
2150席のホールは、ほぼ満席のようだった。
客層は、年齢やや高め。
落ち着いた大人が多い印象。
今回のチケットは、ぴあ の 「プレリザーブ」 という
一般発売の前の抽選を申込み、入手した。
チケット代に 特別販売利用料 という名目で1枚につき
500円も加算されたにも関わらず、1F中央部より後方の右端の席。
ここのところ、ホールでの鑑賞は、割と良席に恵まれていたので、
ちょっと不満。
席から、観客の後ろ姿を眺めると、なぜか、ハゲ頭が多い。
一緒に行った妻も同意していたので、私の思い過ごしではない。
さて、コンサートの方は、期待通り素晴らしかった。
彼女の歌はもちろん、バンドが良い。
ストリングス6名 (ヴァイオリン4名、ヴィオラ1名、チェロ1名)、
キーボード2名、ギター、ベース、ドラム、コーラス と総勢12名の
なんとも贅沢な編成。
あえて言うなら、ヴァイオリンの音色がイマイチ耳に痛かったけど、
それも、数曲目で (慣れて) 気にならなくなった。
演奏は、知っている曲も新たなアレンジが施され、
たっぷり聴かせてくれた。
途中、15分の休憩まで 曲が終わるごとの拍手はあるものの、
歓声、スタンディング、曲中の手拍子など一切なく、
(なんて、お行儀のいい、静かな観客なんだ) と思っていたが、
2部からは、ノリの良い曲では 手拍子もあり、一部立ち上がる人も現れ、
「みきちゃ〜ん!」 なんて、おっさんの歓声もちらほら。
最初から、(ドラムがええなぁ〜) と、気になっていて、
顔が判別できる距離ではないので、(山木秀夫?) なんて思っていたのだが、
休憩中、チラシを見てみると なんと、大好きな 鶴谷智生 ではないか!
歌もののバックに回っても、鶴谷さんのドラムは良いのだと納得。
ギターの田中義人も良かった。
この人のこと知らなかったけど、葉加瀬太郎、森山良子、森山直太朗、
中島美嘉、スガシカオ、など、結構色んな人のサポートやレコーディングを
しているようだ。
最新アルバム 「corridor」 からの 「宝もの」 (NHKドラマの主題曲)、
「ひとひら」 (TOYOTAのCM曲) も良かった。
メンバー
Vo/今井美樹
Brother Ship:
音楽監督&Pf/河野圭、Key/村田昭 、Gt/田中義人、
B/松原秀樹、Dr/鶴谷智生 、Cho/川江美奈子
Strings:
後藤勇一郎 ほか
昨年のピアノとのデュオライヴは、DVD 化され発売されるようだ。
ぜひ、バンドでのライブも クラブクラスでやって欲しい。
2010.2.8
シンクロニシティ その4
1月14日のひとりごとで紹介した友人からのメール、
彼の娘さんの合格祈願と いよかん のシンクロニシティの
話だったが、その娘さんが中学受験に合格したと、
先日 メールをいただいた。
そして、またもやシンクロが!
正月に塾の先生が半紙に激励の言葉を書き、
その娘さんにくださったそうで、彼女は、それを
勉強机の前に貼って受験勉強に励んでいたそうな。
そして、受験当日、国語の試験に
「 『画○点睛』 の○に当てはまる漢字を」 という問題が出た。
その言葉こそ、先生がくださった激励の言葉だったというのだ。
正解は、「画竜点睛」。
う〜む、正解を聞いても知らない。
しかも、読めない。
中学受験、小学6年生への問題ですぜ。
読み方は、「がりょうてんせい」。
「事を完成するために最後に加える大切な仕上げ」 という意味で
正に受験勉強のラストにふさわしい言葉。
彼女、この言葉、一生忘れないだろうな。
2010.2.8
今度は愛妻家
豊川悦司、薬師丸ひろ子 主演の映画 『今度は愛妻家』。
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ネタバレなので観ようと思う人は読まないで。 いや、読むな!
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いやぁ〜泣いた、泣いた。
ちょっと久しぶりぐらい泣いた。
予告編は、何度も観ていたけど、予告編からのイメージ以上に
泣かされた。
これは、ほとんど人のウィークポイントでしょ。
ここ突かれたら、泣きますってとこでしょ。
悲しいのではなく、切ないのだな。
でも、見終えて、ちょっとさわやかでよろしい。
トヨエツのダメなだんな振りが素晴らしい。
薬師丸ひろ子 演じる、妻、さくらが かわいすぎる。
薬師丸ひろ子って、こんなにかわいかったっけ?
そして、オカマ役の 石橋蓮司 !
強力!
この3人は、今まで観たそれぞれの中で 私的には一番。
実は、この作品には、仕掛けがある。
ネット上のレビューを読むと、「映画前半でその仕掛けに
気付いた」 と書いてる方も 結構おられるが、
私は、主人公 俊介 (豊川悦司) が、そのことを口にするまで、
全く気が付かなかった。
考えてみれば、その少し前から、ネタばらしが始まっていて、
注意深く観ていれば分かりそうなものの、全く分からなかったのだ。
自分のその鈍感さに、ちょっとビックリ。
だが、そのおかげで、主人公がそのことを口にしたとき、
衝撃的だったので、インパクト大。
中には予告編を観ただけで、分かった、という人までいる!
そんなんやったら、おもろないやろに。
なので、何も予備知識なく観た方が良い。
って、ここまで読んだらあかんがな。
★★★★▲
中盤ちょっと中だるみしてしまう感があり、星4つ半。
そこだけ非常に残念。
でも、大人向けの良い作品です。
そして、今度は 仕掛けが分かった上で、もう一度観てみたい。
きっと、1回目に気付かなかったこと、たくさん発見しそう。
2010.2.10
師 と 士
電車の中吊り広告で 「看護師募集中」 という文字を見た。
そういえば、「看護婦」 とは言わなくなったけど
「看護師」 より、「看護婦」 の方が、優しそうで好きやな、
と思いながら、ふと、
(なんで 看護士 と違って 看護師 なんやろ?) と
「師」 と 「士」 の違いが気になった。
教師、医師、薬剤師、美容師 などは 「師」、
税理士、会計士、消防士、設計士 などは 「士」。
違いが分からん。
検索してみると、同じ疑問を持った人は、
過去にもたくさんいたようだ。
「“師” の方は 先生と呼ばれる職業だ」 と書いている人も
いたが、それは間違っている。
税理士、会計士、設計士 も みんな 先生 と呼ばれているし、
詐欺師 は先生とは呼ばれない。
ちょっと調べただけでは、「そういうことか!」 と
腑に落ちる 答えは見つからなかったが、
「師」 は学問、技術、芸能を教える人、または技術者のことをいい、
「士」 には仕えるという意味があり、資格、役割を持つ人のことを
いいます。
というのが、割と良い答えかな。
ほな 詐欺師は、どうなんねん、と言うと、
詐欺師は 「資格の有無に拘らず、技を極めている人」 のことを言う
そうだ。
「看護士」 と 「看護師」 の違いは、
かつては、女性を 「看護婦」、男性を 「看護士」 と呼んだ時代が
あったのだが、それを統一するときに 「看護師」 になったそうな。
そうすると、さっきの答えに矛盾が出てくるねん。
なので、明確な 回答は見つからず。
2010.2.11
空気人形
予告編を観たことがあって、ちょっと興味のあった
映画 『空気人形』。
監督は、私と同じ歳の 是枝裕和。
『誰も知らない』 『歩いても 歩いても』 など国内外で
高く評価されている監督だ。
その2作も映画館で鑑賞しているし、『歩いても 歩いても』 は、
印象に残っている作品だ。
ネット上での評価もそこそこ良いので期待して観たのだが、
一番、重要とも言えるシーンで何が起こっているのか、
理解できず、不完全燃焼で終わってしまった。
帰宅してから、ネットのレビューを読んでいて、
そのシーンの意味がようやく分かった。
そういうことだったのか、と。
もし、観ながら意味が分かっていたら、感想もずいぶん
違っているような気がする。
映画は、男性の性欲の処理のために作られた
空気人形 (ラブドール) が、心を持ってしまうというストーリーで、
その人形役を韓国人女優の ペ・ドゥナ が演じていている。
彼女の感情を抑えた演技、空気が漏れていくときの表情、
好きな人に空気を吹き込んでもらう時の表情など、切なく美しい。
人のレビューを読んで、いくつも、(ああ、そういうことやったんか) と
思うことがあり、この作品の素晴らしさを知ることになった。
私の理解力が足らず、残念。
★★★▲☆
劇中、吉野弘という方の 「生命は」 という詩が読まれる。
とても印象に残った。
できれば、作品中で聴いていただきたいが、紹介しよう。
生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思えることさも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光りをまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
色即ぜねれいしょん
本日2本立ての2本目。
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督の青春もの。
舞台は、1974年。
文科系高校生の成長を描いた物語なのだが、
ボブ・ディランをロックだと言っているのが、気になった。
私的には、ディランはロックではないのだな。
が、ティーンエイジャーの男子の妄想には共感できた。
おかん役の堀ちえみが良かった。
★★★☆☆
2010.2.13
早朝覚醒
1時ごろ、酔っ払って寝たのに
4時前に目が覚めた。
かすかにアルコールが残っている感じもするが、
割とスッキリしている。
3時間ほどの睡眠なのに。
2、3日前にも5時に目が覚めて、そのまま起きた。
その時は、前日、10時ごろ寝たから、7時間ぐらい寝たけど。
私は、どちらかというと、たくさん寝れる人で、
こんなこと、今まで考えられなかった。
年なのか。
一昨日の休みには、10時間ぐらい寝たけど。
最近、夜、寝付けないこともあるので、不眠症なのかな、と調べてみた。
不眠症というのは、睡眠時間が短い人のことを
いうのではないらしい。
睡眠時間が短くて、目が覚めてしまう人でも、
身体に不調がなく、スッキリ目が覚めるなら、
それは、不眠症ではないようだ。
詳しくは → 不眠症対策.com
2010.2.14
ゴールデンスランバー
最近 注目している役者、堺雅人 主演の
映画 『ゴールデンスランバー』 を観てきた。
『アヒルと鴨のコインロッカー』 『フィッシュストーリー』に続く、
中村義洋監督による伊坂幸太郎原作の映画化だ。
伊坂幸太郎 と言えば、昨年、私のベスト5に入った、
映画 『重力ピエロ』 も彼の原作だ。
が、そういうことは、全て 観終わってから知ったことで、
観る前は、予告編程度の知識で観た。
まず、堺雅人 は期待通り良い。
彼は、首相殺しの犯人に仕立て上げられ、逃げる役。
そして、通り魔役で登場する 濱田岳 が良い。
彼の出演作、全てを観たわけではないが、
先日観た 『今度は愛妻家』 にも出演していたし、
中村監督の 『アヒルと鴨の〜』 『フィッシュ〜』 にも出演していた。
どちらかというと、気の弱い、優しい役柄を演じていた彼が、
一変、通り魔だ。
が、これが良い。
充分、コワイ。
その他の出演者も皆さん良かったのだが、
ちょっと 途中 (なんで?) と思うシーンが、いくつもあって、
映画としては、やや残念。
原作は、2008年、本屋大賞、山本周五郎賞を受賞しているので
きっと面白いのだろう。
私が (なんで?) と思ったことも、原作ではその背景描写が
充分になされていて疑問に思わないんだろうな (たぶん)。
あと、ちょっと ちゃちな CG があったのも残念。
でも、グッと来るシーンもある。
堺演じる 容疑者 青柳の親父 (伊東四朗) が、マスコミに
息子は 犯人じゃない と言ったとき、
「息子さんを信じているんですか?」 と聞かれ、
「信じているんじゃない。知っているんだ。」 と答える。
元カノ (竹内結子) も、会社の先輩 (渋川清彦) も、
彼は犯人じゃないと言う。
「信じる」 ではなく、「知っている」 の方が、断然レベルが高い。
果たして、自分は何人の人のこと知っていると言えるのか、
そんなこともこの作品のテーマのような気がする。
★★★▲☆
2010.2.18
叔父 急逝
先週の土曜日に大阪の叔父が亡くなった。
母の一番下の弟で、62歳だった。
母は6人兄弟の上から2番目で、その叔父が還暦を迎えた時、
全員が60歳を越えて生きていることを
ずい分喜んでいた。
が、その一番若い弟が亡くなった。
私とは、15歳しか歳が離れておらず、
「登 (のぼる) 兄ちゃん」 と呼んでいた。
火曜日、水曜日と大阪で一泊。
お通夜、告別式、初七日法要に参列。
お骨を拾ったのは、何度目だろうか。
何度目であっても、強烈だ。
2時間前には、まだ (遺体として) 存在していたのに、
本当に焼けた骨以外、何も無くなってしまう。
そして、その骨も小さな骨壷に入れられ、
あとは残された人々の記憶の中だけに生き続ける。
合掌。
2010.2.19
KRANTZ CARLOCK LEFEBVRE
ウェイン・クランツ (ギタリスト)。
そんなに大好きというわけではないが、 CD と DVD (海賊版) は、
1枚ずつ持っている。
そのクランツのライヴに昨日、行ってきた。(@ COTTON CLUB)
メンバーは、
Wayne Krantz (g)
Keith Carlock (dr)
Tim Lefebvre (b)
最新アルバムは、このメンバーでレコーディングしているようだ。
で、ライヴはどうだったかというと、
ジャズとかフュージョンとかいうより、私には、
クリームを髣髴させるインプロヴィゼーション・ロックだった。
音もでかい。
ベースもドラムも派手 (演奏が)。
キース・カーロック (dr) はスティング、スティーリー・ダンとの
セッションでも評判の凄腕ドラマー。
ティム・ルフェーヴル (b) はクリス・ボッティ等のサポートでも
知られるトップ・ベーシスト ということで、2人とも超実力派のよう。
特にドラムはすごかった。派手。
アンコールで ウェインが歌ったけど、楽器の音がでかすぎて
歌はほとんど聞こえましぇん。
ちょっと、店側も心配だったのだろう。
会計の時に、店のスタッフに
「ライヴはいかがでしたか? 音量とかどうでした?」 と
訊かれた。
そんなこと、今まで訊かれたことない。
リー・リトナーやラリー・カールトン、マイク・スターンなんかに
比べると知名度も人気もそれほどでもないので、
お客もあんまり入ってなかったけど、
アンコールが終わって BGM が流れても拍手をやめない人たちが、
何人もいた。
好きな人には、たまらんのだろうな。
2010.2.20
そら、怒るわな。
今日、近所の寿司屋のカウンターで、
隣に座っていたアベック (死語!) の
女性の怒りを含んだ声が
なぜか、そこだけ ハッキリと 聞こえてきた。
「だってさ、チャーシュー待ちで ラーメン のびてんだよ!」
2010.2.21
沖縄タウン
ずい分前に テレビで観て、いつか行ってみようと思っていた
杉並区の沖縄タウンへ行ってきた。
新宿から京王線で2駅目、代田橋駅から5分ほどで
沖縄タウン。
沖縄の雰囲気を味わえるかと思ったが、ちょっと期待はずれ。
日曜日のランチタイムにも関わらず、ほとんど人通りもなく、
ちょっとさびしい感じだった。
「首里製麺」 という沖縄すば (そば) の店で、ソーキすば を
食べてきた。
ソーキはうまかったし、悪くはないが、やはり、
沖縄で食べた 「首里そば」 (那覇市)、「岸本食堂」 (国頭郡)
には及ばないな。
そんなにたくさん食べたわけではないが、
中々東京では ホントにおいしい沖縄そばに出会えない。
僕らのワンダフルデイズ
本日の映画鑑賞は、「竹中直人の2本立て」 ということで、
1本目は、「僕らのワンダフルデイズ」。
53歳の藤岡徹 (竹中直人) が自分が末期癌だと知り、
高校時代のバンドを復活させるという物語。
監督は、星田良子という、元々はテレビドラマの監督や
プロデューサーをしていた人だ。
さて、作品は、笑って笑って泣ける人情物語。
かなり面白かった。
竹中直人の演技は、オーバーだとか言う方も多いが、
私はそんなに気になったことはないし、本作でもはまり役だったと思う。
そして、ほかの出演者、宅麻伸、斉藤暁、段田安則、稲垣潤一、
浅田美代子、紺野美沙子、貫地谷しほりなど、みんな
はまっていた。
人間って、滑稽。
良い映画です。
★★★★▲
山形スクリーム
さて、2本目は、「山形スクリーム」。
これは、竹中直人監督によるホラー・コメディ。
怖くもなければ、面白くもなく、ほとんど笑えない。
途中で何回も 「もう、ええよ」 って、言いたくなるほど
つまらなかった。
バカバカしい映画を作りたかったんだろうけど、
バカバカしいというより、くだらない。
色んな映画のパロディが含まれているそうだが、
それも私には、分からなかった。
「僕らのワンダフルデイズ」 が良かっただけに余計に残念。
★☆☆☆☆
2010.2.22 (平成22年2月22日!)
医療費のお知らせ
今から、20年位前、大阪府東大阪市在住で、
国民健康保険料を払っていた頃の話。
1年間一度も病院にかからなかった年があった。
すると、東大阪市から粗品が送られてきた。
2年、送られてきた覚えがあるのだが、
一回は、弁当箱のセット、
もう一回は、縄跳びとか入った健康のためのセット。
医療費を使ってないので、優秀という意味だったのか、
市からの感謝の意味だったのか、覚えていないが、
(そんなことするなら、保険料を安くしてよ) と
思った覚えがある。
さて、社会保険料は、毎年のように値上がりしている感があるが、
今年も この4月から 健康保険料率が上がる。
東京都の場合、8.18%から、9.32%、
介護保険料が、1.19%から、1.50%になる。
都道府県によって保険料率は違うのだが、全国平均で、
給料が20万円 (税引前) の人で、月額 約1,100円、
40万円 (税引前) の人なら月額 約2,300円の増額だ。
しかも、40歳以上の人なら それに介護保険料が加算され、
合計で、給料が20万円の人で月額 約 1,410円、
40万円の人で月額 約 2,920円の増額になる。
そのため場合によっては、所得税がいくらか減額される人も
いるが、もちろん、増える方が断然多い。
そして、上記と同額、事業主の負担も増える。
社会の高齢化が進み、医療費が増え、
保険料が足りなくなるので、ある程度は仕方がないことだと思う。
が、どうも気になるのは、年2回、全国健康保険協会から
送られてくる 「医療費のお知らせ」 というやつだ。
期間中一度も、病院に行かなければないのだが、
一度でも病院に行くと送られてくるのだ。
今回、私の手元には、昨年8月の歯医者と、
9月のアニサキス事件の内科の記録が送られてきた。
(なんでこんなもん送ってくるのかな、ムダなのに) と思うが、
「医療費のお知らせ」 には、
健康保険で診察を受けられたご加入者の皆様に、
健康に対する意識を高めていただくことを目的とし、
定期的に 「医療費のお知らせ」 を発行しています。
と書かれている。
これを見て健康に対する意識が高まる人がいるのか?
いや、いるのかもしれない。いるとしよう。
でも、私のような、不要だと思う人にまで送るのは、
経費のムダではないのか?
その費用だって、保険料か税金だろ?
しかも、現在ではその医療費の情報を見たければ、
全国健康保険協会のウェブ・サイトで ID と パスワードを
取得すれば インターネットで確認することが出来るという。
インターネットは、まだ使えない、という人もいるだろう、
それならば、欲しい人にだけ有料で、
その 「医療費のお知らせ」 を発行すれば良いのではないか?
「医療費のお知らせ」 は、送られてくるといっても自宅ではなく、
会社に社員の分がまとめて送られてくる。
そして、我が社の様な人数が少ない会社でも、
「退職された方の分は、返送してください」 と ご丁寧に
返信用封筒まで、同封されている。
それをムダに感じてしまうのは、私の問題か?
昨年2月、 「医療費のお知らせ」 が届いた時に
全国健康保険協会のウェブ・サイトにある 「理事長への手紙・メール」
というところから、「ムダだと思うのでやめて欲しい」 とメールを出した。
ムダだと思っているのは、私一人じゃないだろうと思うんだけどな。
今年は、長妻大臣と、厚生労働省にメールしておいた。
だって、保険料は、少しでも安いほうがいいだろ?
そのためには、ムダを省かなきゃ。
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と、ここまで書いてから、「医療費のお知らせ ムダ」 と入れて
検索してみた。
私と同じ考えの人がいると思ったからだ。
すると、この Q&A を見つけた。
「医療費のお知らせ」 の発行は、
「医療機関の不正請求を抑止する役割」 が主な目的ということらしい。
では、
健康保険で診察を受けられたご加入者の皆様に、
健康に対する意識を高めていただくことを目的とし
というのは、建前?
確かに自分が受けた覚えのない治療が記載されていたら、
問い合わせるだろう。
そうやって、不正が暴かれたことが実際にあるようだ。
医療機関が不正をしていないかをチェックする目的。
でも、本当にそうだったら、そういう風に 明記すべきではないか。
だって、調べる前に、大臣にまでメールしてしもたやんか。
2010.2.25
錯 覚
1分40秒、時間のある方は、この動画をじっと見て、
終わったら、画面から目をそらしてみてください。
↓
Natural Hallucinogen
結構、面白い。
そして、体験と現実は必ずしも一致していないんだと、
思い知らされる。
2010.2.26
馬場孝喜 トリオ
昨年8月以来、なんと8回目という馬場さんのライヴ。
こんなに頻繁に聴きに行く人は初めてだ。
今までの聴いた馬場さんのライヴは、ほとんどギター・デュオや
ヴォーカルとのデュオが多かったのだが、
今日は、初めて聴く 馬場孝喜のリーダー・ライヴ。
もちろん 馬場さん、弾きまくり。
オリジナル曲も2曲演奏。
今、録音したものを聴きながら書いているのだが、
これまたすごく良いバランスできれいに録れていて うれしい。
メンバーは、
gt. 馬場孝喜
b. 須川崇
ds. 柴田亮
この3人での演奏は、初めてということで、
演奏しているうちに馬場さんが、予定していた曲より、
このメンバーならこの曲を、と演奏曲目を変更していく。
ってことは、もちろんぶっつけ本番なわけで打ち合わせもなく
演奏しているわけだ。
それが、JAZZ なのだが、なんというか、聴きながら、
私は、(もう、人前で JAZZ を演奏するのはやめにしようか) と
本気で 考えてしまう。
やめたら、それでストップしてしまうので、自分のペースで
ボチボチやったらええやんか、と自分をなだめるのだが。
ハコは、初めて行った 「上町63」 という横浜にあるお店。
ライブハウスというより、Bar。
15〜16人ほどで満席の小さなお店だが、
ドラムセットも、ピアノ (アップライト) もある。
2010.2.28
僕の初恋をキミに捧ぐ
本日の映画 2本立て、1本目は、「僕の初恋をキミに捧ぐ」。
ティーンエイジャーの恋愛物ということで、
観る気はなかったのだが、もう1本の方を観たかったので、
観ることにした。
主演は、岡田将生&井上真央。
岡田将生は、昨年の 「重力ピエロ」 が印象に残っている役者だ。
ティーンエイジャーの恋愛物だから、50前のおっさん向けでは
ないだろうと思っていたら、これが結構 泣かされた。
心臓病で 20歳まで生きられない 岡田 演じる逞 (たくま) と
その主治医の娘の 繭 (まゆ) の恋物語。
途中、ちょっと突飛だなと思う場面があったが、
観終えてから原作は、コミック (青木琴美 作) だと知り、納得。
発行部数750万部突破のヒット作らしい。
子役2人が素晴らしく、井上真央もかわいくて良い。
残念なのは、学園のアイドル役の細田よしひこ。
いくら 少女マンガの世界でも、あんなんでは アイドルにならんやろ。
★★★★☆
なくもんか
予告編を何度も観ていて、面白そうだなと思っていた作品。
結構、笑えたし、面白かった。
主演の阿部サダヲが強烈。
彼のことは知っていたが、不思議とテレビドラマも映画も出演作を
観たことがなかった。
彼は、色が濃すぎて好き嫌いが分かれそう。
ある意味、竹中直人的。
出演は、阿部のほか、
竹内結子、瑛太、いしだあゆみ、片桐はいり、伊原剛志ら。
観たら、ハムカツが食べたくなるよ。
★★★★☆