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つつみしんやのひとりごと 2013年 8月
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2013.8.4

リニューアル・オープン

東五反田にある 「Panetteria ARIETTA」 が

昨日、リニューアル・オープンした。

店内は明るくきれいになり、

外観は白と赤でポップに引き締まった印象になった。

新作のパンも販売を始めた。








まさか自分がパン屋の経営に関わるとは、

考えたこともなかったが、私がこのパン屋に関わって、

丸6年が経つ。

人生は、不思議なことの連続だ。

ちなみに店自体は、来年で10周年を迎える。

まだお試しでない方は、この機会に

美味しいパンをぜひ、ご賞味いただきたい。

通信販売もしております。
  ↓
Panetteria ARIETTA





2013.8.8

51歳 と きみずし

昨日、私は51回目の誕生日を迎えた。

10代20代の時に想像していた51歳とは

全然違う。

なんか、中身は20代の頃と変わってないような

気がする。

もちろん、経験とともに大人になった面は、

たくさんあるし、若い人の発言を聞いて、

(ふっ、青いな) と思うこともある。

がしかし、なんか、大して大人になってないような

気がする。

友人と 高校生がするような、エッチな話題で

盛り上がったりするところなどは特に。


さて、昨日は妻にお寿司をご馳走してもらった。

旗の台の 「きみずし」。

ここは、美味い。

かなりのお気に入りだ。

ネタはもちろん、店内の清潔感や大将の人がらも

良い。

そして、何といっても、その丁寧な仕事ぶりに

感動する。

お店は、夕方 5時から9時半までしか営業していないが、

大将は、あさ5時半から仕込みをしていると言う。

そして、開店前に 30分も休憩できれば良い方だと言う。

そりゃあ、美味いはずだ。


高いお金を払えば、美味いもんを食えるのは

知っているが、いつもいつも誰かにご馳走していただける

わけではない。

そうなると、問題は、自分で払えるかどうかだ。

(正確には、自分で払ってでも行きたいかどうかだ。)

「きみずし」は、普段使いはできないが、

たまになら、行こう、いや、行きたい!と思う料金帯。

次は、何のイベントに かこつけて行こうかな。





2013.8.9

幸せ三昧

なっかなか予約のとれなかった、

和食 「幸せ三昧」 に やっと行ってきた。

渋谷駅と恵比寿駅と広尾駅と表参道駅の

真ん中にあるようなお店で、アクセスは、

けして良いとは言えないが、いつも予約で

いっぱいの様だ。

アクセスが良くないと言っても、

上記の駅から歩けないわけではなく、

バスもあるし、タクシーに乗っても、

(たぶん) どの駅からもワンメーターだ。

スタイリッシュな店内。

料理人は、皆まだ若い。

料理は、4800円のコースのみのようだ。

今日のコース、全部は覚えていないが、

トマト豆腐 (初めて食べた)、毛蟹のお寿司、

タコの柔らか煮、鱧の天ぷら、お造り、

太刀魚の塩焼き、鮎の炊き込みご飯、お味噌汁、

デザート2品 などなど。

種類で言えば、これの倍ぐらいあった。

う〜む。

これは、かなりの コスパだ。

また行きたいぞ。








2013.8.12

睡眠中も

午前3時半ごろ目が覚めた。

寝たのは、11時ごろだったかな。

もう一度 眠ろうとしたが眠くない。

久々の早朝覚醒だ。

起きようかどうしようか迷っていると、

隣で眠っている妻が、突然笑い出した。

「うふふっ」 って。

聞き取れなかったが、笑ったあとに、

何やらボソボソとしゃべった。

続けて手を宙に上げて、動かしている。

踊っているのか?

顔をのぞいて見ると、何やらうれしそうだった。

幸せなヤツだ。





2013.8.13

ギターの魔術師
Tommy Emmanuel


昨年、YouTube で、偶然その動画を観て、

初めて Tommy Emmanuel というギタリストを

知った。

その時のエントリーが これ (動画は削除されている) で、

そこに書いたように 私はてっきりアメリカ人だと

思っていたら、実はオーストラリア人だった。


2ヶ月ほど前、「アコギの神様のライブ」 という

情報をキャッチ。

名前を見ると、「Tommy Emmanuel」。

あれ? どっかで聞いたことあるぞ。

そう、昨年偶然見つけたあのおっさんだ。

改めて、動画をいくつか観てみると、おもろそうやないか。

これはぜひ、ナマで観ようと予約。

そのライヴが昨日だった。

会場は、コットンクラブで、昨日1日だけの公演。

その2部を観た。


恥ずかしながら、私は トミーのことを昨年まで

知らなかったが、行ってみると超満員!

ゲッ、こんなに日本で人気あったんか!

って、感じで ビックリ。

トミーは、ギター・ソロだ。

バンドはいない。

ひとりでギターを弾き、数曲、歌も歌った。

演奏は、ぶっ飛び、感動!

マジで神業の連続。

なんか、ちょっと前に誰かのライヴを観て、

「ギターの概念が変わった」 と書いた覚えがあるが、

今回も然り。

私は、ギターの可能性を知らなさ過ぎると、

思い知った。

ギターのボディの一部の塗装が剥げている。

最初、(なんであんなところの塗装が剥げるんやろ?) と

疑問に思っていたら、数曲目で疑問解消。

なんと、その部分を右手でこすって、

ドラムのブラシのような音を出したのだ。

その間、ギターは左手の押弦だけで、

音を出し、右手はずっとボディをこすり、

ドラムのような効果を出した。

その他、本当にブラシを取り出し、

マイクとギターを叩き、パーカッションのように

演奏したりと観ていて、飽きさせない。

トリッキーな奏法だけを取り上げると、

音楽的な面より、そっちの方が印象的なように

取られそうだが、そんなことはない。

まず音楽として素晴らしい。

激しい曲は激しく、美しい曲は究極に美しい。

そして、エンタテイメント。

観客を楽しませることを良く知っていて、

本人も存分に楽しんでいるのが伝わってくる。

曲のタイプも、カントリー調、ニューエイジ風、

ポップス調、ブギー、と色々。

トミーのオリジナルのほか、

「オーヴァー・ザ・レインボウ」、「ムーン・リヴァー」、

そして、マーティン・テイラーの 「ワン・デイ」 も演奏。

めちゃくちゃ、素晴らしいライブだった。

本気で、バンドなんか、要らん。

そう思ったよ。


ギターは、3本使用。

3本とも (たぶん) Maton (オーストラリアのブランド) の

エレアコ。

3本目に使ったギターは、新しいギターで、

それだけ、音がイマイチだったのが残念。

他の2本は、ええなぁ〜、欲しいなぁ、と思うギターだった。

それにしても、あんな弾き方してたら、

ギターの寿命は短いやろな。


ところで、会場に、布袋寅泰の姿を発見。

確か今は、ロンドン在住だったと思い、妻に、

「ロンドンから、(このライヴを) 観に来たんかなぁ?」 と

言うと、妻曰く、

「お盆だから 帰ってきてるのよ。」


Tommy Emmanuel に興味を持たれた方は、

こちらの動画をどうぞ。





2013.8.15

怖 い 夢

2夜連続で、怖い夢を見た。

1夜目は、こんな夢。

私は、女性と一緒に住んでいるようだ。

結婚しているのか、同棲なのか、

その辺は分からないが、相手の女性は、

知らない人だった。

その彼女が、部屋の片隅のカーテンを

指差して、「あそこが怖い」 と言う。

風もないのに、時々動くというのだ。

私は、「なんでもない」 と言うのだが、

彼女があんまりしつこく言うので、

そのカーテンに近づき、

「ほら、何もないだろ?」 と言おうとした。

すると、そのカーテンの束の陰に

直径10〜15センチぐらいの空中の穴、

ブラックホール (?) があることに

気付いた。

直感的に、そこに吸い込まれたら、

二度と出てこられない、と思った。

そこで、ゾッとして、目が覚めた・・・。


2夜目の怖い夢。

そこそこ広いホールでライブをやるようだ。

客席に知り合いもいるようだ。

バンドというには、多すぎる人数が、

ステージで準備をしている。

私もそのメンバー (ギター担当) だ。

私は、自分用の扇風機も設置した。

よく、ロック・コンサートで、プレイヤーの前に置く

タイプの扇風機だ。

前の席のメンバーに、

「扇風機の風が邪魔だったら、合図するから、

止めてね」 と伝えた。

私のいる所からは、見えないが主役の

シンガーがいる。

1曲目の始まりは、私 (ギター) と

シンガーのデュエットで始まり、

2番から、バンドが入ってくる構成だ。

オープニングの音楽が鳴り止み、

いよいよ、本番だ。

私がイントロを弾き出さなければならない場面だ。

私は、焦った。

出だしのコードが分からない。

「F」 だったけ?

「F」 だとして、次のコードは何だ?

ヤバイ。

ライブの準備に気をとられ、練習を怠っていたようだ。

コードところか、どんな曲だったかも全く思い出せない。

ヤバイ。

ヤバイぞ。

どうしょう〜。

そこで、ゾッとして、目が覚めた・・・。

こわ。





2013.8.16

31年目の夫婦げんか

トミー・リー・ジョーンズ と メリル・ストリープという、

大ベテラン2人が、夫婦を演じる映画、

『31年目の夫婦げんか』 を観てきた。

なんとなく、コメディのような期待を持って

観に行ったら、結構シリアス。

笑えるところもあるが、それは、

シリアスであるがゆえの人間の滑稽さだ。

(怖いな) と思ったのは、夫は何の疑問も

持っていない結婚生活に、妻は不満を溜めこんで

いる点。

不満の対象は、夫の態度。

目を見て話さない、身体に触れない、セックスしない、

寝室も別、ゴルフ番組ばかり観る、もらってうれしい物を

プレゼントしてくれない (ex.湯沸かし器)、などなど。

これでは、2人の労働者が同居してるだけで、

結婚生活ではない、という妻。

一方で、夫の方は妻に不満がない (ように見える)。

結婚生活を見直したい妻は、

夫婦でカウンセリングを受けたいと言い出す。

いやいや、カウンセリングに付き合う夫。

夫婦は、どうなる?

という、物語。


原題は、『HOPE SPRINGS』。

2人がカウンセリングに向かうのが、

メーン州のグレート・ホープ・スプリングスという、

海辺の小さな町だ。

「ホープ」 という言葉が入っているので、

何か別の意味もあるのかもな。


先日観た、『終戦のエンペラー』 では、

渋くマッカーサーを演じていた、

トミー・リー・ジョーンズ が、根はやさしくて、

ちょっと情けないけど、こういう人、多いんだろうなと

思わせる夫を好演。

メリル・ストリープは、ダンナのことが好きで好きで

たまらないのに、満たされていない、かわいい妻を好演。

作品は、まあ、考えさせられる面もあるが、

夫婦は、千差万別だし、

いったん、仲直りしたからと言って、

一生安泰なわけでもないだろう。

そういう意味では、あんまり刺激や発見はなかった。


夫は何の疑問も持っていない結婚生活に、

妻は不満を溜めこんでいるのは、(男として)

怖い、と書いたが、一緒に観た妻に言わすと、

「だから、熟年離婚が増えていて、退職金半分持って

行くのよ」 とのこと。

世のお父さんは、気をつけよう。


エンドロールでおまけの映像がついているが、

これはちょっと感動する。


★★★▲☆





2013.8.17

原始人の洞窟

13日から、2泊3日で妻の実家、

山形へ行ってきた。

全国的に猛暑の続く、この数日間だが、

山形も暑い。

けど、やっぱり北国やなぁ。

朝夕は、めちゃくちゃ 涼しい。

寝る時にエアコンは要らない。

明け方は、毛布がいるぐらいで、寒いくらい。


さて、今年は、特に観光らしいことは、

しなかったが、唯一、高畠町にある、大立洞窟

(おおだちどうくつ) という洞窟を見てきた。

なんでも、縄文時代前期の遺跡らしく、

この地域には、こういう洞窟がいくつか残っていると

いうことだ。

近くまで、車で行ったが、そこから70メートルの山道が

結構な登り坂だった。

私は半ズボンだったので、虫に刺されるのが、

イヤで、あんまりゆっくりとは見物しなかった。

間口が13メートル、奥行きが7メートルということだったが、

高さがないこともあって、怖くて中には入らなかった。

中には、祠 (ほこら) みたいなものが作ってあった。



妻の実家は、米沢の北、東置賜 (ひがしおきたま) 郡と

いうところにある。

縄文時代の始めごろ、そのあたりは、

大きな湖だったらしい。

妻の祖先 (?) は、その湖で魚を獲り、山では獣を追い、

この洞窟で暮らしていたのだろう。

ウィキペディアによると、縄文時代は、

 年代でいうと今から約1万6,500年前
 (紀元前145世紀)から約3,000年前

とのこと。

なんか凄いよな。





2013.8.19

はだしのゲン

小学生の頃、週刊漫画誌で

「はだしのゲン」 を読んだ。

「はだしのゲン」 は、著者の 中沢啓治 自身の

原爆の被爆体験を元にした漫画だ。

小学生の私に、けっして楽しい面白い読み物では

なかったが、以前ここにも書いたように、

小学生の頃の私は、第2時世界大戦の

戦車や戦艦などの兵器に興味があったことと、

私の誕生日 (8月7日) が、広島に原爆が

落とされた日の翌日ということもあって、

何か興味を持たずにいられないということもあった。


小学6年生の時、地元の市民会館で アニメ映画

「はだしのゲン」 を上映することになり、

担任の先生がチケットの希望者を募った。

その時、手を挙げたのは クラスで私一人だった。

観に行った映画の内容は、覚えていないけど、

クラスで自分だけが手を挙げたことが、とても印象的だった。


さて、「はだしのゲン」 は、その後、10ヶ国語以上の言語に訳され、

世界中で 戦争と核兵器の恐ろしさを訴えているようだ。

その被爆国である日本の、島根県松江市教育委員会が

市内の小中学校に学校図書館で、「はだしのゲン」 の

子どもへの閲覧や、貸し出しを中止するよう要請していることがわかり、

「自由に読めるように戻してほしい」 と求めるネット署名が

2日間で6000人分集まったという。

本作品に首を切ったり、女性に乱暴したりする描写があり、

小中学生には過激であるというのが、

松江市の貸し出し中止の理由のようで、

貸し出しのためには教師の許可が要るという。

つまりは、誰もが自由に読めないわけだ。


日本は、言論や表現の自由が認められたという

大前提の上で、世界唯一の被爆国という過去を

背負っている。

戦争は、「小中学生には過激である」 どころか、

大の大人にも “過激でえげつない” ものである。

未来を背負う子供たちに、本当のことを伝えないで、

何が教育か!

その過激な描写を子供たちに説明する責任を

負わずして何が教育者だ!

と、私は腹が立った。


私は、大人になってから、子供の頃読んだ、

「はだしのゲン」 の作者が、本当の被爆者だと知り、

衝撃を受けた。

あれは、フィクションではなかったのだと。


松江市教育委員会は、もう一度、

考え直して欲しい。

真の平和を築きたければ、徹底的に戦争の

恐ろしさと愚かさを 教えるべきだ。


ところで、

私は間違いなく小学6年生の時 (1974年) に

市民会館で映画を観たように記憶しているのだが、

ウィキペディアを見ても、1974年前後に

アニメ映画が公開された記述がない。

どういうことやろな?

1976年の実写版と勘違いしているのか?

いや、そんなはずはない。

小6の時の担任の先生が、教壇に立って、

「『はだしのゲン』 を観に行く人〜?」 と

訊いていた場面を覚えているのだ。





2013.8.20

Victor Wooten

久しぶりに ヴィクター・ウッテン を観てきた。

会場は ビルボードライヴ。

東京 2デイズ4ステージの ラスト・ショーだった。

メンバーは下記。

ヴィクター・ウッテン / Victor Wooten(Bass)
ジョセフ・ウッテン / Joseph Wooten(Keyboards)
レジー・ウッテン / Regi Wooten(Guitar)
デリコ・ワトソン / Derico Watson(Drums)
クリスタル・ピーターソン / Krystal Peterson(Vocals)

ヴォーカルのクリスタル・ピーターソン以外は、

2010年4月来日時と同じメンバー。

ただし、その時は、

「Wooten Brothers Featuring Derico Watson」 という

名義だったが、今回は、

「Victor Wooten Featuring Regi & Joseph Wooten」 と

なっている。

さて、ライヴの方は、東京ラスト公演ということもあってか、

1曲目から、「ライヴ最後の曲ちゃうん?」 というほどの

盛り上がり。

ヴォーカルのクリスタル (女性) のみ、白人で、

なんとなくアメリカ人ぽくない (私にはヨーロッパ的だった)

のだが、不思議と調和していて面白かった。

全体的な印象から言うと、3年前に観たときより、

かなり良かった。

あまりに素晴らしすぎて、最後には、感動して

ウルウルしてしまったほど。

スポーツの世界では、オリンピックなどで

世界新記録が更新され続けているが、

音楽も進化を続けている。

エレキ・ギターやエレキ・ベースの奏法なんて、

もう出尽くしたと思っていたら、とんでもない。

見たこともない芸が、飛び出してくる。

それだけ、一流の彼らは、日々精進しているという

ことの証だ。

今回のぶっ飛びは、ヴィクターのベース・ソロ中の

パフォーマンス。

ギターを背中に掘り投げ、一周させるという芸は、

見たことがあったが、なんと、ヴィクターは、

楽器はそのままに自分が一回転して見せた。

(言葉では説明しにくいなぁ。)

これには、会場も沸いた。

そして、もう一つ、ヴィクターとギターのレジーとの

ソロの掛け合いの途中、お互いの楽器を弾き始めた。

二人羽織みたいにして、後から片手を出して、

一つの楽器を弾くという芸は、珍しくないが、

正面に向かい合って、互いに 「前にならえ」 のように

腕を伸ばし、その腕の上に自分の楽器を載せ、

相手の楽器を弾き合うという、今まで思いつきも

しなかった奏法をやってみせたのだ。

これにも会場は、大盛り上がり。

そんな、パフォーマンスだけではなく、

音楽がとにかく、渋く、カッコええ。

めっちゃくちゃ、難しいことを演っているのだが、

観ていると、まるで何でもないように演る。

いやぁ、素晴らしいなぁ。

ヴィクターは、サイレント・タイプのチェロも演奏。

時間の関係か、アンコールがなかったのは大変残念。

BGM が鳴っても、拍手をやめなかった今日のお客さんは、

強かったが、結局、メンバーが挨拶に出てきただけで、

アンコールはしなかった。


さて、来週末には、これまた大好きなベーシスト、

マーカス・ミラーのライヴがあるぞぅ!





2013.8.21

解放創造非常識

昨日のヴィクター・ウッテンのライヴについて、

もう少し書こう。

ライヴの最中に感じたことを思い出したのだ。

それは、「解放」 「リリース」。

演奏するヴィクターを観ていて、

その 「解放」 を感じたのだ。

「解放」 という言葉以上の説明は付けたくないのだが、

敢えて書くなら、「精神の解放」 「魂の解放」。

「こうであらねばならぬ」 からの解放。

「こうであってはならぬ」 からの解放。

というと、「何でもありか?」 ということに

なりそうだが、「何でもありか?」 という

問いからさえも 「解放」 されている。

ヴィクターの演奏は、そういう境地に感じた。


先日、仕事で、ある人と話していて、

私は、彼の言うことを受け入れられず、

ずい分と否定的な発言をしてしまった。

その人は、デザイナーでクリエイターだ。

世間の常識などには、捕われていないように

見える人。

後になって、そのことを顧みて、

何にもないところから、何かを創り出す人種と

過去の記憶や色んな概念に捕われている、

自分との違いを痛感したのだ。

クリエイターの彼の発言が、実現するか、

成功するかは、分からないが、最初から、

否定している私には、その未来はない。

世の中を変えていくのは、そんな捕われから、

解放されている、ある意味 「非常識な」 人たち

(クリエイター=創造者) なのだ。


話を戻そう。

ヴィクターの演奏は、非常識だ。

それは、創造以外の何ものでもない証拠なのだ。





2013.8.22

4000 より 8000

イチローが、

ついに日米通算4000本安打を達成した。

米大リーグでも、4000本以上打った選手は、

なんと、2人しかいないらしい。

ということは、大リーグでも 3位ということだ。

歴代最多の4256本の ピート・ローズ という

選手の記録を超えられるんちゃうの!

と思うのは、早計か?

さて、今回、私が書きたかったのは、

4000本安打に対する、イチロー自身のコメント。

「4000本打つために、

8000回は悔しい思いをしています」

というものだ。

きっと、そうでしょう。

単純に4000本を喜ぶだけじゃないところに

私は、イチローらしさを感じる。

というほど、イチローのこと、知らんねんけどな。





2013.8.23

Melissa Kuniyoshi

YouTube で偶然見つけた少女、メリッサ・クニヨシ。

ブラジル在住の日系四世だ。

メリッサの祖父母は、ブラジルを引き上げ、

今は沖縄・読谷村に住んでいるらしく、

そのことと からめた日本のテレビ番組もあったようで、

ご存知の方もいるかも知れないが、

私は、彼女のことを全く知らなかった。

ブラジルのテレビ番組にもたくさん出演しているようで

その動画も YouTube で観ることができる。

子供の歌をこんなに真剣に聴き入ったのは

初めてかもしれない。

彼女が、歌を歌うために生まれてきたのは、

間違いなさそうだ。


Seto No Hanayone

永遠の愛が今

Hanamizuki





2013.8.25

沖 仁 & 渡辺香津美

昨年9月、渡辺香津美のソロ・ギター・ライブに

ゲストとして登場し、初めて 沖 仁 のギターを

聴いた。

そのギター・デュオが、あまりに素晴らしかったので

ぜひまた演って欲しいと思っていた。

その後も、今年は、3月 (ブルーノート)、4月

(モーションブルー) と、沖のライブを観に行った。

そして昨日、ついに香津美とのデュオの日が来た。

会場は、上野の東京文化会館 小ホール。

昨年、Ana Vidovic を観た会場だ。

香津美の MC によると、そこは、クラシック・ギターの

聖地のような会場らしい。

なので、珍しく、香津美はネクタイを締めて登場。

カジュアルな服装の沖は、

(あまりに2人の衣装が違いすぎるので)

「前もって言ってくださいよ〜」 と言っていた。

さて、1年近く楽しみに待っていたライブにも関わらず、

始まったとたんに強烈な睡魔。

直前に食事をし、ビールを1杯飲んだのがいけなかったか、

睡眠不足のせいか、たまたまの体調のせいか、

眠りに落ちるほどではないのだが、

音楽は鳴っているだけで、聴いてはいない状況。

時々は、ハッキリするものの、しばらくすると

また朦朧としだす。

これには困った。

結局、ほとんど本編終わりまで、

そんな状況が続いた。

アンコールでは、まさかの玉置浩二が登場。

来月発売される沖の新譜に収められている、

「屋根の下のsmile」 を披露。

そのあと、もう1曲、ギター・ソロで 「スーパー・ムーン」。

本当にちゃんと聴けたのは、このアンコールの

2曲ぐらい。

本編最後の 「スペイン」 でさえも、

断片的にしか聴けなかった。


沖のブログ を読むと、

自身が 「自分史に残るようなライブ」 と書いている。

ああ、もったいないことしたが、仕方ない。


アンコールで登場した、玉置浩二は、

近所のおっちゃんのような感じだった。

私は、20年ぐらい前、玉置浩二が好きで

当時、2回か3回、彼のコンサートに行った覚えがある。

安全地帯の時代ではなく、ソロになってからだ。

昨日の玉置は、その頃とは、全く別人のように

見えた。

どんな風かって、うまく書けないけど。





2013.8.27

社員の辞めない飲食店

先日 (8/24) 、平野さんという方の、

講演会に行ってきた。

平野さんは、「居酒屋はサラリーマンの

永遠の恋人」 という企業理念のもと、

新橋駅を中心に飲食店を30店舗以上を

経営されている会社の代表だ。

新橋に1号店を出してから、20年以上経つのだが、

なんでも、社員が辞めない (1人も辞めていないと

いうわけでは、ないだろうが) という噂を聞き、

興味を持った。


多くの飲食店は、慢性的に人手不足で、

スタッフの定着率の低さに頭を痛めていると聞く。

そんな業界で、社員が辞めない会社って、

どんなんだろう。

まず、飲食店というと、

休みが少ない印象があるが、その会社は

基本的に土日祝日が休み。

これは、土日には人がいない、新橋という

土地柄にも因る。

給料も明朗会計で、売上が上がれば、

給料も上がるしくみ。

そして、ユニークな独立システムも魅力的だ。

現在の30数店は、数年後に全店舗を社員に譲り、

独立させるという。

独立する社員は、一から店を作るのではなく、

今まで働いてきた店が、自分のものになるという

わけだ。

その際、内装の買取はなく (たぶんもう支払は、

終わっているのだろう)、準備するお金は、

大家さんへ預ける敷金だけだという。

内装費不要で、事業計画はすでに実績がある、

という極めてローリスクな独立だ。

まだ、独立事例がないので、独立後どうなるのかに

興味のあるところだ。


ところで、全店舗を社員に譲った平野さんは、

一から何かを始めるという。

現在52歳 (だったと思う) 。

起業家のやることは、違うなぁ。





2013.8.29

更新 お休みのお知らせ

今ままで使っていた私のPC は、平成17年3月に

購入したもの (OS:XP) で、丸8年以上使った。

ちょっと前から、時々不具合が起こったりしていて、

そろそろ寿命だろうと思っていたが、

OS が変わると、面倒な気がして、

買い替えずに今まできた。

会社で使っているのも いまだに XP だ。

XP は、来年サポートを終了するとかで、

会社の方も買い替えなければならないので、

まず自宅用を入れ替え、Windows 7 の

具合をみることにした。

(Windows 8 は、評判がイマイチなので、7 にした。)

数日前に新しいPC が届き、少しずつ

セットアップしながら、データを移行したり

しているのだが、今のところ、

使いにくさは感じていない。

今までの XP より、かなり高性能にしたので、

かなり早い感じ。

今までのだと、写真の大きいデータを

編集すると、気が遠くなるぐらい時間が

かかってしまい、やる気にならなかったので、

ちょっと奮発して高性能にしたのだ。

さて、今日の時点では、新旧2台のPC が

使える状態なのだが、そろそろ、完全に

移行しようと思っている。


この 「ひとりごと」 は、ホームページビルダー11で

作成してきたが、Windows 7 では、そのヴァージョンは、

使えず、ホームページビルダー17 を購入せざるを得ない。

そうすると、古いファイルがちゃんと表示されない

可能性もあるようで、対策が必要なようだ。

そんなわけで、完全にニューマシンに移行するまで、

これから数日間は、「ひとりごと」 の更新を

お休みさせていただく。

たぶん、1週間もあれば完了すると思う。

何事もなく順調に行けばね。

出来れば、この機会にデザインも一新したいが、

それは、難しいかな〜。

新しいホームページビルダーの具合を

見てからやな。


では、皆さん、数日のお別れですがお元気で。

明日の東京は、暑いそうです。





2013.8.30

準備完了

昨日は、ホームページビルダーの設定に時間がかかると思い、

更新を数日休むと書いたが、意外と簡単にできてしもた。

もしかしたら、後で何か不具合が起きるかも知れんけど。

とりあえず、めでたしめでたし。

ということで、更新はお休みしません。

デザインの変更は、またの機会に。




MIKE STERN BAND
featuring MAKOTO OZONE,
DAVE WECKL & TOM KENNEDY


毎年、来日のたびに観に行っている、

アーティストの一人、マイク・スターンの

ライヴに今年も行ってきた。

メンバーは下記。

Mike Stern (g)
小曽根真 (Hammond B3, p)
Dave Weckl (ds)
Tom Kennedy (b)

ここんとこ数年は、ランディ・ブレッカーと

一緒だったが、今年はホーンはなしで、

小曽根真がメンバーに。

小曽根真とマイク・スターンは、

2007年以来の共演のようだ。

昨年は、ベースが ジョン・パティトゥッチだったが、

今年は、トム・ケネディ。

私は最近、トム・ケネディが気に入っていて、

トム名義の CD を聴いたりしている。

さて、ライヴは、ブルーノート東京で明日まで

4日間あるのだが、今日はその3日目。

その 2nd ステージを観てきた。

超満員。

2nd ステージのせいか、1曲目から

ボルテージが高い。

相変わらず、マイクはお茶目で楽しそう。

トムも小曽根もホンマに楽しそう。

デイヴは、あんまり笑わないけど。

マイクは、ライヴでは、あんまり鍵盤を入れないが、

小曽根とは相性がよいと思う。

(小曽根はマイクの曲を録音したりしてるしね。)

ぜひとも今後もこのメンバーでやって欲しいと

思うライヴだった。

とにかく 4人とも上手い。

巧いだけではなく、上手い。

あんな風に演奏できたら、

どんなに楽しいだろうと思う。


ところで、マイクは今回も黒のTシャツ (長袖)。

(マイクは、いっつも黒のTシャツなのだ。)

そのことは、最初から気づいていたが、

途中で気がついたことがある。

なんと全員、黒のTシャツだ!

小曽根は、プリント入りだったが、

トムは、半袖 黒の無地、

デイヴは、ノースリーブで黒の無地でした。

皆でそろえたんかな。





2013.8.31

さよなら渓谷

7月に映画を観た 『さよなら渓谷』 の原作を読んだ。

著者は、『悪人』 の吉田修一。

幼児殺害事件の容疑者の隣に住む、男女の物語。

感想は、映画を観たときより、作者が言いたかった

ことが分かったような気がした。

映画の表現が足りなかったのか、映画を観た上で

原作を読んだおかげで、より理解が深まったのかは、

分からないが。


大学時代に、魔が差したのか集団レイプ事件を

起こしてしまった尾崎俊介と、その妻の物語。

ネタバレになるが、その妻 (といっても籍は

入れていない)が、そのレイプの被害者なのだ。

なぜ、被害者と加害者が一緒に住めるのだ?

一見、非現時的なようだが、犯した罪を

悔やみ続ける俊介と、レイプ事件の後、

ひどい人生を歩むことになった、かな子となら、

あり得ると思える。

レイプするのもされるのも人生の闇だが、

そんな中でも光を見出すこともできる物語。

ハッピーエンドではないが、この2人には、

すべてを乗り越えた先にたどり着いて欲しいと

心底思う。


★★★★☆



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