LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2019年 10月
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2019.10.2

どうすんねん

どうやら私は、新人の落語家のようだ。
今日は、何人もの落語家が高座に上がる
数百人入る会場での落語会。

もう、落語会はスタートしているのに、
私は演る演目が決まっていない。
っていうか、出来る演目が思いつかない。
なのになぜか全く焦っていない。

マネージャーのような人が
主催者に向かって、「〇〇はどうですか?」と
私が演る演目の交渉をしてくれている。
横で、(それ、出来ないんだけどな)と
思いながら聞いている。

「〇〇はどうですか?」と問うても、
主催者は「それは、ダメです」となんだかんだと
理由をつけて断ってくる。
「×× か △▽ はにしてください」と
言ってくるが、私はその演目は覚えていない。
というか、この時点で出来る演目など
全く思いつかない、という状況だ。

私は、「じゃあ自分でいく(マクラだけ)」と言う。
主催者は「自分で行く?嘘やろ何言うてんねん。
そんなんでは出せない」と言う。
「いやいや、シーンとなるか大爆笑かどっちかやで、
賭けやけど、大爆笑取るで」と私は、大胆な提案をする。

そんな状況なのに、なぜか全く怖くない。
そして、主催者に「そんなんじゃ出せません」と
断られた。

出演できないことになってしまった。
出来る演目がないくせに、全く
怖くなくて、出る気だけは満々な私。

客席には、知り合い、母、親戚、
先日43年ぶりに会った友人など
私目当てに来ているお客さんがいっぱいいる。
特に最前列は知っている顔だらけ。
不思議なことに目が合うと手を振ってくる人は、
全く誰だ分からないのに、知っている人であることは
間違いないという不思議な状況。

その人たちが、私の出番を心待ちにしているのが
伝わってくる。
私の姿が、客席から見えると、
「ついに出るよ」みたいにスマホで連絡とり合ってる。

誰かの口演が終わって、次の人がなぜかステージの前で
待機している状態で、我慢できなくなった私は、
無手鉄砲にも、出演させてもらうため、
スタッフの制止を振り払って、直談判しに
主催者がいる前方の席へ向かった・・・。

ここで、やっとドキドキしてきて、目が覚めた。
あのあとどうなったんやろな。
あんまり続きは見たくないけど。





2019.10.3

LA FAMILIA LOPEZ-NUSSA
ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ


3年前の東京ジャズで、
キューバの若手ピアニスト、
アロルド・ロペス・ヌッサの
ピアノトリオを初めて聴いた。

その日のエントリーには
「いわゆるジャズっぽくなくて、
キューバだけにラテン的で時には
ロックのようでもあり、
ダンサブルで、とても楽しめた」
「このトリオなら、是非、クラブでも観たい」
と書いている。
そして、「聴きながら、キューバに
行ってみたくなった」とも書いている。

昨年、キューバ旅行が実現したのは、
そんな風にキューバへの想いが
少しずつ募っていったんだな。

そのトリオは、ピアノがアロルド・ロペス・ヌッサで、
ドラムがアロルドの弟、
ルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサだった。
(べースは、セネガル出身のアルネ・ワデ。)

今日は、3年ぶりにアロルド達を観てきた。
「クラブでも観たい」と思ったことが
実現したのだ。
ピアノトリオではなくて、Sextet。
(六重奏って、ずっと "Sixtet" だと
思っていたけど、"Sextet" なのだね。)

バンド名は、「ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ」。
「ロペス・ヌッサ一家」って感じかな。

これが、予想を超えて素晴らしかった。
ブルーノートのポイントが貯まると、
招待状がもらえるのだけど、
今日はそれを使って観てきた。
招待状がなければ、行かなかっただろうけど
お金を出して観に行っても良かったと
思える素晴らしい演奏だった。

メンバーは、ピアノ2人、
ドラム(パーカッション)2人、
トランペット、ベースという変則編成。

ピアノのアロルドを中心に書くと、
ドラムのルイ・ロペス・ヌッサは、父親。
もう一人のピアノ、エルナン・ロペス・ヌッサは
叔父さん(父の弟)。
そして、もう一人のドラム、
ルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサは、前述した通り、
トリオでも一緒に演っているアロルドの弟だ。
そこに、アロルド達の幼馴染でもある、
マイケル・ゴンザレス(tp)と
フリオ・セサール・ゴンザレス(b)が加わる。
マイケルとフリオ・セサールは、
同じゴンザレス姓だが、たぶん他人だろう。

3年前のピアノトリオを
「いわゆるジャズっぽくない」と書いたけど、
今日も然り。
キューバのジャズは、アメリカやヨーロッパの
それとは明らかに違う。
違うのは表面的なリズムだけではないと思う。
なんやろ、国民性とか歴史とか
そういうのが全然違うんやと思う。
もう中には、複雑なリズムに聞こえて
何拍子か分からないのもあったよ。

さすがにブルーノ―トのステージに
グランドピアノ2つに、ドラムを2セットは
置けないので、ピアノの1台は、
キーボードだった。
グランドピアノとキーボードをアロルドと
エルナンが交代で弾く。
曲の途中でも交代してたよ。

圧巻は、連弾で演った "Momo" だ。
連弾というのは1台のピアノを
2人で弾くことだが、1人が高音部、
1人が低音部と担当を決めた演奏ではなく、
途中で場所を入れ替わるのだが、
それがまた素晴らしい。
低音部のリフを一瞬で交代したのだが、
同じリフなのに微妙にピアノの音が違ったのは
興味深かった。
同じピアノなのにプレイヤーが
変わると音が違うのだ。

ドラムの方は、アロルドの父、ルイは
一般的なドラムセット。
その息子のルイ・アドリアンは、
ドラムセットにコンガやボンゴも混ぜた
パーカッション的なドラムセット。
それぞれのソロのあと、2人で叩いて
そこにピアノの2人が参加した瞬間は、
感動して泣きそうになったよ。
ステージには、父ちゃんと息子2人、
父ちゃんの弟という一家だけの演奏だ。
いや、家族だから感動したわけと違うよ。
演奏が素晴らしかったのだ。

調べてみたら、父ちゃん(ルイ・ロペス・ヌッサ)は、
1957年生まれだから62歳。
叔父さん(エルナン)も60歳前後だろう。
その2人の演奏が、若いというのか、
エネルギッシュというのか、パワフルというのか、
アグレッシヴというのか、ホントに素晴らしかった。

3日間公演の初日の 2ndショー。
日本では、まだまだそれほど有名ではないのか
ちょっと空席が多かったけど、
これは多くの人に聴いて欲しいと思う
演奏だった。
もう一度観たいぐらい良かった。
そして、またキューバに行きたくなった。


[ MEMBERS ]
Harold Lopez-Nussa (p,key)
Ruy Adrian Lopez-Nussa (ds)
Ernan Lopez-Nussa (p)
Ruy Lopez-Nussa (ds)
Mayquel Gonzalez (tp)
Julio Cesar Gonzalez (b)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




ステージあった SETLIST をスマホで撮ってきた。
たぶんこの通りだっただろうと思うけど
7曲目8曲目は、読みにくくて、
それにあたる曲を発見できず、やや自信なし。

[ SETLIST ]
1. Guajira
2. Dinga Dunga Donga
3. Blue Bossa
4. Capullito de Aleli
5. Isla
6. Momo
7. Parados (?)
8. Conga (?)
EC. Esto No Tiene Nombre


最近のコロンビアでのライヴ映像を発見。
Familia Lopez Nussa - Jazz al Parque 2019 HD
まだゆっくり観ていないけど、
1曲目が "Guajira"、
37分ちょうどの所から連弾の "Momo"。
そのあと、ドラムソロ、アンコールも同じ曲なので
今日と同じような構成と思われる。
9月15日とあるから、ついこないだだし。


【 Blue Note の記事 】
ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ、
キューバン・ジャズの歴史と歩む名門家の物語




(2019.10.5 追記)
ブルーノートのサイトに Live Report
アップされた。
セットリストを見てみると
7曲目は "Parados" で合っていた。
8曲目は "CONGA LOPEZNUSSISTICA" となっている。

[ SETLIST ] 2019 10.3 THU. ( 1st & 2nd )
1. GUAJIRA
2. DINGA, DUNGA, DONGA
3. BLUE BOSSA
4. CAPULLITO DE ALELI
5. ISLA
6. MOMO
7. PARADOS
8. CONGA LOPEZNUSSISTICA
EC. ESTO NO TIENE NOMBRE





2019.10.5

10月の真夏日

幸い私は、仕事中にネクタイを締めたり
スーツを着なくても良い。
なぜ、「幸い」なのか分からない人も
いるだろうけど。
夏場は、Tシャツかアロハシャツに
短パンといういでたちで、出社する毎日だ。
高校生の頃、朝の通学電車の中で
「毎日ネクタイを締めて、満員電車に
乗るのはイヤだ」と思っていた。
いくつもの夢が妄想に終わったが、
その夢は実現している。

今年は、10月に入っても暑い日が続き、
今だに短パンで通っているよ。

今日は、友人の息子(小6)の
運動会の撮影に行って来た。
こないだ保育園に通っていたと思ったら、
もう6年生。
時の流れの速さにただただ驚くばかりだ。

今日の東京の最高気温は
なんと 31.2度。(練馬区で観測)

最高気温が30度以上の日を真夏日というが、
10月の真夏日は、記録が残る1875年
(明治8年)以降で17日だという
記事を読んだ。

10月の真夏日 暑いのも程がある

その記事によると、真夏日が2日あった10月は、
1915年、2013年、2016年、2018年の
4年だけだったそうだ。
が、今年も昨日に続き、今日が2日目の
真夏日となり、5年目の年となったわけだ。
140数年間で5年。
その4年が2010年代に集中していることを
考えても、地球の気候が変わってきたことは、
間違いない。
しかも2年連続。

先日、国連の気候行動サミットで演説した
16歳のスウェーデン人少女、
グレタさんの演説を聞いた。
彼女の言う通り、今すぐ何かを手を打たないと
本当に深刻な未来になってしまいそうだ。

10月でこんなんなのに来年7~8月に
開催される東京オリンピックは、大丈夫なのだろうか。
死人が出なければいいが。

今日は日差しも強く、真夏ほどではないにしろ
日向にいるとじっとしてもいても汗が出るほど暑かった。
運動会は、熱中対策のため、
午前中も午後も、途中で15~20分の
休憩を取り、児童たちをいったん教室に
入れるという措置が取られた。
色んなことが、昔とは変わってきている。

そして、運動会の撮影は、毎度難しい。
今日は、組体操中ターゲットの児童を
一度も見つけられず、焦った。
焦れば焦るほど見つけられないのに。

今年はカメラを新しくしたおかげで、
徒競走の連写には強くなった。
楽しみに撮った写真を見てみると
(全部ではないが)ピントが合ってないやないか。
使いこなすためには
もっと練習が必要だ。


晴天に はためく校舎に掲げられた日の丸






2019.10.8

ジンジャー・ベイカー逝去

クリームやブラインド・フェイスのドラマーだった
ジンジャー・ベイカーが亡くなった。
享年 80歳。

「死ぬまでにナマで観るべきアーティスト」が、
また一人いなくなってしまった。

ジンジャー・ベイカーは、エリック・クラプトン、
ジャック・ブルースとロック・トリオ・バンド
"CREAM" を1966年に結成。
個性の激しい3人ゆえか、
2年と少しの活動期間だが、
ロック界に強烈な影響を与えた
伝説のバンドだ。

ジャック・ブルースは一度だけ観れた。
2012年8月に ジャック、Char、
屋敷豪太のトリオを観ることが出来たのだ。
その時は、クリームのレパートリーが中心だった。
Char の雑誌のインタビューで、
あんまりちゃんとしたリハーサルなしに
本番だったようなことを読んだ記憶がある。

クリームは、2005年に再結成ライヴを行ったが、
英国米国だけで、来日公演はなかった。
ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)の
公演が、DVD になっているので、
ジャックを偲んで観なきゃな。




SILVIA PEREZ CRUZ & MARCO MEZQUIDA

シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ


昨年5月の初来日公演を観て
すっかり魅了されてしまった、
スペインの歌姫、シルビア・ペレス・クルス。
数ヶ月前に今年も来日が決まったと、
ブルーノートのサイトに発表されたのだが、
2日間ある公演日(10月9、10日)が
両日とも別のライヴのチケットを
購入したあとだった。
シルビアの公演の発表が先だったら、
間違いなく優先したのだけど仕方がない。

どうしたものかと考えた末、思い切って
7日の名古屋公演に行くことにした。
そんな交通費まで使うなら、9日か10日の
公演をキャンセルすれば良いとも思ったけど、
この際、欲張って全部観ることにしたのだった。
ちなみに9日は、スティング、
10日は、シンディ・ローパーだ。

そんなわけで、昨日は名古屋に行ってきた。
ここまでくると、どうせならと、
1部2部、両方通しで観ることにした。

昨年は、弦楽五重奏との来日だったが、
今年はスペイン、メノルカ島出身のピアニスト、
マルコ・メスキーダとのデュオ。

ブルーノート名古屋は、初めて。
東京より少し狭いけど、
座席は東京よりゆったりしている。
これは、やはり土地の値段の差だろうか。
自由席だったけど、空いていたおかげで
凄く良い席で観ることができた。

18時、ほぼ定刻に2人が登場。
1曲目歌い出した途端に琴線直撃。
この人の歌、というか声は
聴けば聴くほどにハマってしまう。
天使の声とか、この世のものとは思えぬとか、
歌声にも色んな表現があると思うけど、
ちょっと形容する言葉が見つからない。
声質、ヴィブラート、ダイナミクスなど
全てがこの人独特。
歌っている時の雰囲気や表情も良い。

来日公演初日、その1st show だが、
とてもリラックスしているようで、
濃密なデュオを聴かせてくれた。
"Sound Of Silence" が、素晴らしかったな。
殆どがスペイン語だったが、
"My Funny Valentine" は、英語だった。

シルビアは、数曲でギターを演奏。
ピアノも少し弾いた。
ステージには、グランドピアノとアップライトピアノが
置かれていて、マルコは数曲でアップライトを弾いた。
最後には、トイピアノも登場したよ。

1曲終わる毎に次の曲を相談していたように
見えたが、ピアノ横のステージ床に
セットリストが置いてあった。
写真を撮って見てみると、どうやら演奏順は
関係なく書かれた曲目表のようだ。
この中から、演る曲をその場で選んでいたようだ。

2nd show は、名古屋へ出張に来ていた妻も合流。
1st より、MC はやや短め。
1曲目は同じ曲だったけど、
1st では演らなかった曲も演ったし、
同じ曲でも明らかに新しく演奏されていた。
もう一度聴きたかった、
"Sound Of Silence" はやらず。

宗教色を感じるような曲では厳かに、
時には情熱的に、時には哀しく、
時には楽しく、
ブルースやタンゴも見え隠れしたし、
ちょっと中近東的なサウンドもあり、
幅の広さを感じた。
2nd show は、アンコールを入れて 90分弱。
1st show より15分ぐらい長かった。

残念だったのは、1st も 2nd も
お客さんが少なかったこと。
東京は、追加公演を入れて3日6公演に対し、
名古屋は1日2公演なんだけどな。
まだまだ日本では、知られていないということだろう。
昨年の初来日公演は、多分、東京だけだっただろうから、
1日でも開催地が増えたというのは発展だし、
何千人も入るホールではなく、
クラブで聴けるというのは、嬉しいことだけどね。

2nd では、お客さんの中にスペイン人らしい
6~7人の女性グループがいて、
終演後シルビアと話していた。


シルビアのギブソン

ところで、昨日の名古屋公演を
予約してしばらくしてから、
10月11日のブルーノート東京の
追加公演が発表された。
一瞬、え~っ?と思ったけど、
ちょうど、ブルーノートのポイントが貯まり、
招待状をもらったところだったので、
11日も行くことにした。
名古屋公演を予約する前に、
追加公演が発表されていたら、
おそらく名古屋へは行こうとは
思わなかっただろう。
結果的には、来日初日2公演と
最終日最終公演を観ることができたわけで、
良かったと思う。


[ MEMBERS ]
シルビア・ペレス・クルス(vo,g)
マルコ・メスキーダ(p)

@ Blue Note NAGOYA
1st & 2nd show




[ 関連エントリー ]
2018.5.7 SILVIA PEREZ CRUZ
2018.5.12 SILVIA PEREZ CRUZ





2019.10.9

S T I N G

2017年6月以来、2度目のスティングの
コンサート。
前回は日本武道館だったが、
今回は幕張メッセ。
幕張メッセでのコンサートは、初めて。
まだ大阪に住んでいた頃、一度だけ、
仕事で展示会に来た覚えがある。

それはさておき、スティング。
スゴイです。
声が、体つきが、68歳とは思えない。
声は、「鉄の喉」と呼ぼう。
おでこがかなり禿げあがっているのに
何故かハゲには見えない。
見るからに知的で、カッコ良すぎる。



今回は、オープニングアクトはなしで、
前回同様、アンコールまで入れて100分強。
ちょっと短い気もするけど、
内容は素晴らしいもので、
特に "Every Breath You Take" では、
ウルウルしてしまった。

バンド・メンバーは、ギターのミラー親子と
ドラムのジョシュ・フリーズは、
一昨年と同じで、そこにキーボード、
バックコーラスが2人、ハーモニカ&コーラスが
加わった、総勢(スティングを入れて)8人。

前回より、レゲエものが多かったような
印象だが、キーボードのケヴォン・ウェブスターが、
"From Jamaica" と紹介されていたので、
そんな関係もあるのかな。

1曲目、"Message in a Bottle" に始まり、
アンコールの最後は、"Fragile"。
すぐにセットリストが、ネットにアップされるだろうから、
見つけて、また追記することにしよう。

ドミニク・ミラーは、ストラト1本でした。
息子のルーファスは、レスポール。


ミラー親子

"Fragile"でギターを弾くスティング。



この時は、ルーファスがベースを担当。

写真は、3枚ともモニターをスマホで撮影。


[ MEMBERS ]
Sting(スティング)/ Vo, B
Dominic Miller(ドミニク・ミラー)/ Gt, Vo
Rufus Miller(ルーファス・ミラー)/ Gt
Josh Freese(ジョシュ・フリーズ)/ Dr
Kevon Webster(ケヴォン・ウェブスター)/ Key
Gene Noble(ジーン・ノーブル)/ Back Vo
Melissa Musique(メリッサ・ムジーク)/ Back Vo
Shane Sager(シェーン・セイガー)/ Harm

@ 幕張メッセ 7・8ホール(千葉市)




[ 来日公演スケジュール ]
10月7日 福岡国際センター
10月9日  幕張メッセ 7・8ホール
10月10日  幕張メッセ 7・8ホール
10月12日 ゼビオアリーナ仙台
10月15日 丸善インテックアリーナ大阪



[ 関連エントリー ]
2017.4.23 DOMINIC MILLER TRIO
2017.6.6 スティング/STING
2017.6.7 STING 57TH & 9TH TOUR
2018.5.26 STING Live at the Olympia Paris
2019.2.28 DOMINIC MILLER “THE ABSINTHE TOUR”


(2019.10.10 追記)
setlist.fm に昨日のセットリストがアップされた。

[ SETLEST ] Oct. 9th 2019
1. Message in a Bottle *
2. If I Ever Lose My Faith in You
3. Englishman in New York
4. If You Love Somebody Set Them Free
5. Every Little Thing She Does Is Magic *
6. Brand New Day
7. Seven Days
8. Whenever I Say Your Name
9. Fields of Gold
10. If You Can't Find Love *
11. Shape of My Heart
12. Wrapped Around Your Finger *
13. Walking on the Moon *
14. So Lonely *
15. Desert Rose
16. Every Breath You Take *
Encore:
17. King of Pain *
18. Roxanne *
19. Driven to Tears *
20. Fragile

* The Police song

サイトを開くと頼んでないのに勝手に
翻訳してくれる。(設定できるんやろけど。)
で、その翻訳が結構おもろい。

The Police → 警察
(いやいや、バンド名ですから。)

Every Little Thing She Does Is Magic
→ 彼女のするどんなささいなことでも人を魅了します

Wrapped Around Your Finger
→ 指に包まれて
 (「君の意のまま」という意味みたい)

Every Breath You Take
→ あなたのつくすべての息
 (「見つめていたい」という邦題は秀作やな)

Fragile → 壊れやすい(確かに)


蛇足。
スティングが「トーキョー!」と言うたびに、
心の中で「ここ、千葉やねんけどな」と
突っ込んでいた私。
終演後、近くにいた観客が、
「スティングは、ここが千葉って分かってるのかな」と
話しているのが聞こえてきた。
皆の思いは、同じということか。
イギリス人から見たら、きっと千葉も埼玉も
「トーキョー」なんだろうな。
ま、千葉県にあっても、「東京ディズニーランド」
っていうぐらいやしな。







2019.10.10

CYNDI LAUPER
シンディ・ローパー


死ぬまでに観ておきたいアーティスト、
今夜は シンディ・ローパー の
コンサートに行ってきた。
デビュー35周年 Anniversary Tour だ。

といっても、シンディの曲で知っているといえるのは、
"Girls Just Want To Have Fun"、
"Time After Time"、
"True Colors" の3曲ぐらい。
とてもファンとは言えない。
他に「聴いたことがある気がする」という曲が
2曲あっただけで、
ほとんど知らない曲だったのだけど、
予想以上に良くて、途中で数回感動してしまった。
音楽にというよりは、シンディのまがいない、
100%の姿というか、彼女の存在自体に。

何度も通訳をステージに呼んで、
MC をしたのだけど、
ロックやポップスのコンサートで、
わざわざ通訳を入れてまで、
MCをする人は、あんまりいない。
それだけオーディエンスに、
ちゃんとメッセージを伝えたくて、
理解して欲しいという姿勢の表れだろう。
エンタテイメントであること、
社会的責任を負っていること、
ファンを愛していることは、
ステージング全般に感じられ、
感動してしまったのだった。
人気の高さにも納得だ。

シンディは、1953年生まれだから、66歳。
とにかく、元気で動きもダンスも可愛い。
66歳とは思えない身のこなし。
声も昨日のスティング同様、めちゃくちゃ出てた。
スティングとは、全く違う世界で、
お客さんも昨日より今日の方が、
ちょっとポップでカラフルなファッションの
女性が多かったよ。
ほとんどは、普通のおっちゃん、おばちゃんやったけど。

開演前


シンディ登場


バンドは、4リズム(Gt, Key, B, Dr)に
バックコーラスの女性が一人の5人編成。
女性といえば、ドラムとギターも女性だった。
サウンドは、パワー・ポップ・ロックという感じ。
シンディは、"Time After Time"、
"True Colors" など数曲で
アパラチアン・ダルシマー(またはマウンテン・
ダルシマーとも言うようだ)を演奏。
琴のような楽器で、アメリカの民族楽器だ。

アンコールはなく、90分ほどの短めのショーだったが、
大変に満足だった。
不思議だったのは、アンコールがないのに
客電が付いた途端に拍手が止んだこと。
コンサート中の盛り上がりの割には、
淡白なお客さんという印象だ。
私は、ああいう状態からの
アンコールを何度も経験しているが、
それには、お客さんの熱意が必要だからね。

デビュー35周年 Anniversary Tour と
あったのだけど、シンディのデビューは、
1980年、「Blue Angel」というバンドだった。
あんまり売れなかったため、バンドは解散。
その後、1983年にアルバム『She's So Unusual』で
再デビューしている。
このアルバム収録の
"Girls Just Want to Have Fun"
"Time After Time" の大ヒットで、スターになった。

新しいタイプのインフォメーション



[ MEMBERS ]
Cyndi Lauper (Vo)
他のメンバー、名前分からず。

@ Bunkamuraオーチャードホール(渋谷)



[ ツアー・スケジュール ]
10月8日 仙台サンプラザホール
10月10日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)
10月11日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)
10月15日 名古屋市公会堂
10月18日 本多の森ホール(金沢)
10月21日 広島上野学園ホール
10月23日 グランキューブ大阪
10月25日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)


当初 は、6都市7公演と発表されたが、
東京の2公演が即日完売ということで、
10月25日の追加公演が発表された。





2019.10.11

SILVIA PEREZ CRUZ & MARCO MEZQUIDA
シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ


3日連続のライヴ鑑賞。
一昨日は、イギリス(スティング)、
昨日は、アメリカ(シンディ・ローパー)
今日は、スペイン(シルビア・ペレス・クルス)と
国際色豊かな3日間となった。

「シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ」
の東京公演は、もともとは、
昨日と一昨日の2日間だったが、
スティング、シンディのチケットを
買っていたため、観られないと思い、
7日の名古屋公演を観てきたことは、
先日書いた通り。
名古屋公演を予約後、今日の追加公演が
発表され、結局、行くことにしたのだった。

今日もホントに素晴らしかった。
このデュオの CD は、まだ出ていないのだが、
東京公演は、CD にするようなことを
(私の聞き違いでなければ)言っていた。
スタンドマイクには、ウインドスクリーンが
取り付けられていたので、録音していることは
間違いないだろう。
最後のショーということが、関係しているのか
どうか分からないが、先日の名古屋公演よりも
重厚に感じた。
名古屋公演では演らなかった曲もあった。

アンコールの2曲目に
「本当に最後の曲です」と言って
日本語の曲を歌った。
「ありがとうございます
皆さんこんばんは
私は日本語ができません
申し訳ありません
ありがとうございます」という歌詞。
ここでついに涙腺決壊。

そして、もう1曲、名古屋の 1st show で
聴いて、もう一度聴きたいと思っていた
"Sound Of Silence" を歌ってくれた。
CD に入るといいな。

アンコールを入れて、80分ぐらい。
今回は、3公演も観ることが出来て、
本当に良かった。
次回は、全公演観たいぐらいです。

ところで、名古屋公演のレビューに私は、
シルビアの歌を「ちょっと形容する言葉が
見つからない」と書いて、ボキャブラリーの
乏しさを露呈したのだけど、
ブルーノートの NEWS & FEATURES に
渡辺亨さんという音楽評論家が、
こんな風に書いている。

シルビアの歌は、燃えさかる炎や
深紅の薔薇のようであり、
乾いた土や孤独の匂いもすれば、
苦い血の味もする。
艶やかな光彩を放ち、官能が匂い立つ。


え~表現やなぁ。
やっぱり、プロの表現は違うなぁ。

初来日公演が伝説化、シルビア・ペレス・クルスが再び

それから、ブルーノートの LIVE REPORTS
東京公演の初日(10月9日)の
セットリストが発表されたので、
最後に記しておこう。
今日は、マルコが曲を決めていたようで、
セットリストは違うだろうけど、参考までに。

REPORT には、
「パフォーマンスの音が
消えるまでじっと聴き入り、その後、
一拍おいて猛烈な拍手と歓声を送った
オーディエンスの真摯さも、シルビア、マルコ
両人を大きくインスパイアしたに違いありません。」

と書かれている。
(レポーターは、原田和典さん)

先日の名古屋公演(1st)の際、
曲終わりの拍手のタイミングが早い客がいて、
凄く嫌だった。
ほとんどの曲で、最後の音が消える前に
拍手をし始める。
「まだ曲が終わっていないのに、
なんて、繊細さを欠いたタイミングで
拍手をするんだろう」と、思った。
特にバラードなら、最後の音が完全に
消えるまで聴いてから、拍手するもんでしょう。

ちゃんと聴いていないのか、我慢できないのか、
誰よりも先に拍手をし始めたいのか、
とにかく、音楽的でないのだ。
ステージは、オーディエンスも一緒になって
創り上げていくものなのだから、
拍手だって、演奏の一部ともいえる。
それぐらいの気持ちで、拍手のタイミングにも
気を使って欲しいもんだ。
というか、音楽を「聴いていれば」、
おのずと拍手のタイミングは分かるもんだ。
今日は、それほど酷いお客さんはいなかったけど。
たまに「ちょっと早いで」という人はいたね。

シルビアは、「また、来日したい」と
言っていたので、早めの再来日を期待しよう。

帰りにこのデュオの主なレパートリーが
書かれたカードが配られた。
カードの写真のシルビアは、
なぜかえらい太った猫を抱っこしている。
飼っている猫だろうかね。


[ MEMBERS ]
Silvia Perez Cruz(vo,g)
Marco Mezquida(p)

@ Blue Note TOKYO
2nd show


【 参 考 】
2019 10.9 WED.[ SETLIST ]
---1st---
1. ESTRELA
2. VESTIDA
3. PLUMITA
4. MANANA
5. ASA BRANCA
6. NINO MUDO
7. ENSUMO L’ABRIL
8. ORACION DEL REMANSO
9. SOUND OF SILENCE
10. SIGA EL BAILE
11. CHRISTUS~LONELY~MY FUNNY VALENTINE
EC. NO SURPRISES
---2nd---
1. ESTRELA
2. MENORCA
3. VESTIDA
4. MALLORCA
5. MANANA
6. ASA BRANCA
7. BARCO NEGRO
8. NINO MUDO
9. ENSUMO L’ABRIL
10. LLORONA
11. SIGA EL BAILE
12. NO SURPRISES
EC1. JOIA~JAP
EC2. PEQUENO VALS





[ 関連エントリー ]
2018.5.7 SILVIA PEREZ CRUZ
2018.5.12 SILVIA PEREZ CRUZ
2019.10.8 SILVIA PEREZ CRUZ & MARCO MEZQUIDA





2019.10.11

大型台風接近中

大型で非常に強い台風19号が、
日本に近づいている。
9月に千葉に猛烈な被害を
もたらした台風15号より大きいようだ。

明日は、色んなイベントが中止になり、
多くの商店が休業、ディズニーランドも休園。
交通機関も運休する路線が多く出ている。

明日、明後日は家から出ず、
月曜日のライヴの準備をするつもりでいる。
今夜は、もう激しい雨になるだろうと
昨夜のうちに食料の買い物を済ませた。

23時ごろ、大して雨が降っていないので
豆腐を買おうと、家の近くのスーパーに
行って驚いた。

豆腐が全部売り切れていて、
ひとつもない!

豆腐売り場


豆腐だけではない。
肉も卵もパンも全く商品がない。

肉売り場


たまご売り場


パン売り場



これぐらい、何もなかったら
変に気持ちええなぁ。
野菜も葉物類は売り切れており、
あるのは芋ぐらい。

明日の昼頃から明後日にかけて
関東は、暴風雨のピークとなるようだが、
経験したことのない台風ということで
警戒が叫ばれている。
大きな被害が出ないことを祈るばかりだ。
一応、自転車が飛ばされないように
紐で括り付けたけど、50mの風が
吹いたら、飛ばされるかも知れない。





2019.10.12

言い切ったな。


銀行のATMコーナーの貼り紙




この世を生き切る醍醐味
樹木希林


『この世を生き切る醍醐味』。
昨年3月、亡くなる半年ほど前に
行われた、樹木希林さんの3日間7時間に
及ぶロング・インタビューをまとめた本だ。

一映画ファンとして、彼女の演技、
出演作品には、本当に楽しませもらったし、
その発言のユニークさや、
内田裕也氏との一風変わった
結婚にも興味があったが、
読み終えて、何というか、
色んな疑問が解けたような気がする。

ああ、だから、あの演技なのだ。
ああ、だから、あの結婚なのだ。
ああ、だから、あの発言なのだ。
と、いう風に。

希林さんだけではなく、娘の也哉子さんの
インタビューも収められており、
より「樹木希林」という人を知ることが出来る。

人との関わり、家族との関わり、子育て、
モノとの関わり、仕事との関わり、
そして自分との関わり、人生との関わり。
也哉子さんも書いているが、
こんな風には、生きたくても
中々生きられない。
でも、刺激的だ。
そして、こんな風に生きられたら、と憧れる。
だから、希林さんは魅力的なんだ。

一般に考える「芸能人」とは、
かけ離れた生活でありながら、
「芸能人」であることの覚悟も凄い。
也哉子さんのそれらの受け継ぎ方も
腹が座っている。

以前、 宮崎奕保 (みやざきえきほ) さんという
僧侶の言葉「悟りとは平気で生きること」

衝撃を受けたことがある。
平気で生きる。
そういう意味では、希林さんは、
悟っていたんだと思う。
「諦観・諦念」と言ってもよい、そういう
感覚を持っていたんじゃないかと思う。

モノに溢れた生活を送る今の自分には、
耳の痛いことも多かったし、
人生も後半戦に入った私としては、
大変 考えさせられた。
そして、彼女の映画をまた観たくなった。

役所広司と共演した『わが母の記』の
希林さんのことを
「座っている姿だけで、凄い」と書いた。
彼女は、役所演じる小説家の母親役なのだが、
年を取るごとにどんどん小さくなっていくのだ。
撮影当時、彼女はまだ60代だった。
一体どうしたら、そんなことが出来るのかと
思っていたが、そのことについても
触れられていて、その回答がまたスゴイ。

また、内田裕也氏のことを良く知らないまま、
余り良い印象を持っていなかったのだけど、
ちょっと印象が変わったよ。

これを読んで、希林さんのことを
もっと知りたくなった。




★★★★★





2019.10.13

台風19号通過

大型の台風19号が通り過ぎた。
いくつもの川が氾濫し、土砂崩れが起き、
今のところ、19人死亡、16人が行方不明と
報道されている。
私の自宅付近は、大きな被害は
なかったようだが、東京都内でも多摩川が
氾濫し、世田谷、大田、江戸川、
墨田区などで停電もあったようだ。

防災対策だけでなく、こういう非常事態は
色んな問題を浮き上がらせる。
東京都台東区では、自主避難所と
なっていた小学校で、
「区民のための避難所」という理由で、
ホームレスの男性の受け入れを
区職員が断ったという。
男性は、軒下でビニール傘を広げて
一晩を過ごしたらしい。
命より住民票の登録地を重要視するという
とんでもなく真面目な区職員の話だ。

ちなみに渋谷区では「原則区民向けだが、
人命にかかわるとして受け入れた」らしい。

***** ***** *****

台風とは関係ないのだけど、
川の氾濫のニュースを見ていて思い出したことがある。
もう20年ぐらい前にある人(占い師?霊能者?)から
「水の近くに住まないように」と言われた。
「苗字が堤(堤防の意)なのに、
川辺や池のそばに住まない方が良い」という
ことが印象に残った。
だから、川のそばに住んでいないわけではなく、
そういう所に引っ越す機会がなかっただけなのだけど。

改めて「堤」という漢字を調べてみると、
「堤防・土手」という意味以外に
「ため池・貯水池」という意味もあってビックリ。


(2019.10.14 追記)
台風19号による死者は、
14日の午後3時現在で、52人になった。
行方不明者は、16人。
けが人は168人とのこと。
堤防の決壊は、7つの県で
37河川の52か所だという。
とんでもない、大きな被害になってしまった・・・。





2019.10.14

AS IT HAPPENS LIVE vol.8

シンガー和田明とのライヴも
8回目を迎えた。
初ライヴが、一昨年の6月25日だったから、
1年に3回のペースで続いていることになる。
この間に、明は、Motion Blue や JZ Brat に
出演するようになり、MALTAさんのステージに
ゲスト出演したり、布川俊樹(gt)さんと
デュオアルバムをリリースし、
桑原あいちゃん(pf)のアルバムにゲストで
参加したりと大きく活躍の場を広げてきた。

何十年もいつもいつも何かに迷いながら
音楽を続けてきた私が、明との共演で
いつも感じることがある。

それは、「音楽は楽しい」。

とてもシンプルなことだが、
音楽を創り出すことの醍醐味を
味わうことが出来るのだ。
それは、彼が日頃、厳しいプロの世界で、
しのぎを削って生きているからこその
ことだと思っている。
もちろん、アマチュアとの演奏であっても
音楽は楽しい。
(私がアマチュアですからね。)
しかし、私が感じているのは、
アマチュア同士のそれとはまた違うものだ。

今日のライヴ、雨の中、多くの方に
お出でいただき、満席となった。
半分以上の方が、初めてこのデュオを
聴く方で、楽しんでいただけた(と思う)。


頑張ってコーラスをする筆者

[ SETLIST ]
---1st show ---
1. パレード
2. All Around Me
3. Don't Let Me Be Lonely Tonight
4. 気絶するほど悩ましい
5. あこがれ(つつみオリジナル)
6. Satisfaction
--- 2nd show ---
1. My One And Only Love
2. I Shot The Sheriff
3. Oh! Darling
4. Voices
5. You Are So Beautiful
6. Close To You
7. This Masquerade
EC. 虹職人(明オリジナル)

@ bar dAZE

Guitar : MATON MS T-Byrd


余談だが、2~3日前から
左手の親指の付け根辺りに違和感があり、
ギターでコードを押さえるとき、
フォームによっては軽い痛みがあった。
このまま酷くなったら、ギターが弾けなくなると
ちょっと不安だったのだが、昨夜、
寝るときに パーレ を当てて寝たら、
今日は大分ましになっていて、一安心。

じつは、同じような軽い痛みが
右手にもあるのだが、右手の方は、
今のところギター・プレイに影響がない。
いずれにしろ、還暦がもう目の前に
迫っている年になると、若いころのように
ノーメンテナンスでOKというわけには、
いかなくなってきた。

先日、年を取ると(特に男は?)、
身体の不具合や病気を自慢したがると
いう話を聞いた。
確かに、尿酸値が「7」を超えたぐらいで、
話題にされると、私の「9.4」の記録を
言いたくなる。
自慢しているつもりはないけど、
自慢と言われれば確かにそうだ。

体のあちこちの不具合をこの「ひとりごと」に
自慢してきたが、どうやら、これは
今後ずっと続くんちゃうやろか。

真面目に書くと、
自分の身体のことの備忘録の意味もあって、
ここに書いている面もあるんだけどね。





2019.10.15

1974 ONE STEP FESTIVAL その1

沢田研二&井上堯之バンド


1974年というと、私は小学6年生だった。
その年の8月、福島県郡山で、
「ONE STEP FESTIVAL」という
日本初のロック・イベントが開催された。

ウッドストックの映画に触発された、
郡山の一青年が、4年がかりで準備し、
内田裕也らがプロデュースを引き受け、
日本からは39組、アメリカからは、
ヨーコ・オノ&プラスティック・オノ・スーパー・バンドと
クリス・クリストファーソン&リタ・クーリッジが
参加したという5日間に及ぶ大イベントだった。

先日まで、こんなイベントがあったことを
全く知らなかった。
まあ、大阪の片隅の小学6年生が、
こんな情報を知っているわけもない。
その後、大人になってから、
どこかで見聞きしたことがあったのかも
しれないけど、記憶にはなかった。

日本からの出演者は、
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、
ウエスト・ロード・ブルース・バンド、
シュガー・ベイブ、トランザム、
沢田研二&井上堯之バンド、
センチメンタル・シティ・ロマンス、
上田正樹&サウス・トゥ・サウス、
キャロル、ミッキー吉野グループ、
イエロー、クリエイション、四人囃子 などなど、
今並べてみても、めちゃくちゃ凄いメンツだ。

まだレコード・デビュー前だった Char は、
スモーキー・メディスン で出演予定だったが、
開催前に解散したために出演していない。

この「ONE STEP FESTIVAL」が、CDに
なっているのを発見した。
2005年に4枚組で発売され、
2013年には、5枚組BOXセット、
そして、2017年にCD21枚組で発売された。
出演全41組のうち37組の音源が収録されており、
そのうち30組が演奏全曲ほぼノーカット収録という
凄いセットだ。
昨年から今年にかけて、
その21枚の中の何枚かがバラ売りされていた。

これは面白そうだなと思い、
「沢田研二&井上堯之バンド」
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」
「加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド」
の3枚を買ってみた。
セットのバラ売りと書いたけど、、21枚組では、
「宮下フミオwithフレンズ」と
「加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド」が
1枚になっていたので、バラ売りの際に
アーティストごとに分けたようだ。

まずは「沢田研二&井上堯之バンド」。
メンバーは、沢田研二(vo)、井上堯之(g)、
速水清司(g)、大野克夫(key)、
岸辺修三(b)、田中清司(dr)、
ゲストで 内田裕也(vo)。
嬉しいのは、『恋は邪魔もの』『追憶』などの
歌謡ヒット曲に混ざって、
『Move Over』(ジャニス・ジョプリン)
『C.C Rider』(E.プレスリー他)
『What'd I Say』(レイ・チャールズ)などを
演っていること。
「のってるか~、イェーイ」の連呼は、
ちょっと冷めるけど。
そして、ベースが素晴らしい。
岸辺修三(この時期は「おさみ」と読んでいる)。
今ではすっかり役者の岸部一徳である。
ベースをブリブリ言わせてるよ。
この人は、もともとハードロックが好きだったようで、
日本の音楽が、クロスオーバーに向いて行った時期に
音楽への情熱を失ったというような記述を
読んだことがある。
そういえば、何年か前に CM で Char と
木村拓哉と出演してちょっとベースを弾いていたっけ。

それにしてもよく、録音が残っていたもんだ。
ラインからの録音で、もう少しオーディエンスの
声がバランスよく入っていれば良かったけど、
これが聴けるだけでもありがたいことだ。
なんせ45年前やからな。






1974 ONE STEP FESTIVAL その2
上田正樹&サウス・トゥ・サウス


ジュリーに続いて、
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」。

1974年ということは、キー坊は、
レコード・デビューはしているけど、
『ぼちぼちいこか』も『この熱い魂を伝えたいんや』も
1975年リリースなので、それらの出る前ということだ。
メンバーは、上田正樹(vo)、有山淳司(g)、
堤和美(g)、荻原義郎(g)、宮内良和(key)、
藤井裕(b)、上場正俊(dr)、
そして、石田長生(g)!

頭3曲が、『ぼちぼちいこか』的、
有山淳司とのアコースティック・ブルース、
そして、4曲目からは、
『この熱い魂を伝えたいんや』的、
ファンキー・チューン。
基本的にこの2枚のアルバムに繋がっていく
時期の演奏だ。

キー坊の声が、若い(25歳)けど
今よりもずっとガラガラです。
録音のせいもあるかもしれないけど。

こんなん CD にしてええんか、という
放送禁止(下ネタ)用語(大阪3文字
東京4文字)を発しております。

そして、藤井裕のベースが良い。
ドラムは、正木五郎の加入前で、上場正俊。

石やん、この時22歳やけど、
すでに石田節の匂いプンプンです。

スモーキーメディスンが、確か名古屋やったと思うけど、
何かのイベントに出演した時、
石やん(大阪のバンド)が、ステップ踏んで
ギター弾いているのに Char が驚いたという話を
聴いたことがあるけど、1974年、
初めて大阪弁のブルースを聴いた関東在住の
人々は、一体どんな感想を持ったんやろう。



シュガーベイブも聴きたいけど、
21枚組にも入っていなかったし、
おそらく達郎がOKしないんだろうな。(推測)





2019.10.16

アフィニティについて考える

「アフィニティ(affinity)」という英単語がある。
いくつかの意味があるようだが、
ここでは「親近感」という意味で、
「アフィニティ」について書こうと思う。
ならば、日本語で「親近感」と書けば良いのだが、
「アフィニティ」という言葉を使い慣れると、
「親近感」とはちょっと違うニュアンスも
含まれている感じがしてくる。
それが何か、説明が難しいのだけど。

例えば、街中を歩いていて、
すれ違う赤の他人には、アフィニティはない。
どうかすると、人だとは思っていないぐらいに
アフィニティがない。
初対面の人にも、あまりアフィニティは
感じないものたが、その人が同郷だと
分かったり、共通の友人がいることが
分かったりした途端に急にアフィニティを
感じることがある。
そんな経験は、誰しもあるんじゃないだろうか。
「アフィニティが近くなる」感じだ。
これは、目には見えない。
見えないけど、確かにあるのだ。

まれに初対面なのに、
妙にアフィニティのある人に出会う。
前述の例のように、何かの共通項を発見して、
アフィニティが接近するのではなく、
出会った瞬間からそう感じるような人だ。

私の体験を観察するに、
それは私が相手にアフィニティを
感じるというよりは、いきなり相手が
非常に近いアフィニティを持って現れたという感じだ。
初対面なのに、
「あれ?この人、前から知り合いだったかな?」
そんな錯覚を覚えてしまう。
それは、相手が同性でも異性でも。
とても、不思議な現象だ。

たまに、良く知らないのに
馴れ馴れしい人がいるが、それとは違う。
馴れ馴れしい人に対しては、
軽い違和感、一種の嫌悪感は感じても、
アフィニティは感じない。
むしろアフィニティは遠ざかる。

最近、とてもアフィニティのある人と知り合った。
彼女のことは、名前以外何も知らない。
今までに数回お会いしたが、
初対面の時から彼女の私に対する態度、
雰囲気は何十年も前からの知り合いのようだった。
中学高校の時、仲の良かったクラスメイトに
同窓会で、何十年ぶりに会ったぐらいの
アフィニティといえば、分かり易いだろうか。

このアフィニティの近さは、
相手も感じているのかどうかは分からない。
妻も同様に、彼女に出会った時から、
アフィニティの近さを感じているというから、
私個人のことではないように思う。
彼女の持つ特質なのかもしれない。

アフィニティは、人に対してだけではない。
物に対してもある。
例えば、装飾品などが分かりやすい。
それを普段は、好みということで片付けているけれど、
「affinity」には、「好み」や「相性」といった
意味もある。
「好む」ということは、アフィニティがある、
ということでもある。

ところで、
ウイスキーとベルモットを使ったカクテルに
「アフィニティ」と名付けられたものがある。
残念ながら、飲んだこともなく、
これにはアフィニティは感じない。





2019.10.17

1974 ONE STEP FESTIVAL その3
加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド


1974年8月、福島県郡山で
開催された日本初のロック・フェス
「ONE STEP FESTIVAL」の録音盤。
先日の「沢田研二&井上堯之バンド」
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」

続いて、「サディスティック・ミカ・バンド」だ。

1974年は、私はまだ小学生だったので、
「サディスティック・ミカ・バンド」なんて
知りもしなかったわけだが、
メンバーを見れば、スーパーバンドで
あったことが分かる。
この時のメンバーは、
加藤和彦 (vo, Gt)、ミカ (vo)
高中正義 (Gt)、小原礼 (B)
高橋幸宏 (Drs)、今井裕 (Key)。
(結成時のドラマーは、つのだひろだった。)

このバンドは、当時、日本よりイギリス・ロンドンで
評判になったというのも面白い。
このフェスは、『黒船』というアルバムを英国の
クリス・トーマスのプロデュースのもと、
レコーディングを終え、リリースの前という時期にあたる。
CD の中の MC で加藤和彦が
「3日前にヨーロッパ公演が決まった」と
発表している。
そういう充実した時期であったわけだ。
それは、演奏からもバンドの一体感や
グルーヴとして感じられる。

1975年、加藤和彦・ミカの離婚を機に
解散ということだが、その後のメンバーの
活躍を考えれば、個性の強い人たちの
集まりだったことは間違いない。

CD には、未発表だった『銀座カンカン娘』の
カバーも収録されている。
バンドの全盛期を収めた貴重なライヴだ。



ところで、CDのジャケットの裏面に当時の
チラシかポスターが載っているのだが、
そこには、「YOKO ONO WITH
PLASTIC ONO SUPER BAND」と
書かれた下に「ROBERTA FLACK」の名前がある。
リタ・クーリッジとクリス・クリストファーソン夫妻が
出演した記載は、見つかるのだが、
ロバータ・フラックのことは、どこにも触れられていない。
おそらく出演しなかったんだろうというのは
想像できるけどと、ググっていると、
中学2年生の時にこのフェスに参加したという
人の記事を見つけた。→ こちら

榎本高さんというベーシストが、
2003年に書かれたコラム。
そこには、やはりロバータ・フラックの出演は、
直前にキャンセルされ、代わりにリタ・クーリッジと
クリス・クリストファーソンが出演した旨が
書いてあった。
中学生でこんなフェスを経験すると、
人生に大きな影響を受けただろうなぁ。
きっちり、プロになってはるもんなぁ。
(つのだ☆ひろ & Jap's Gap'sでプロ・デビュー)



ポスターをよく見ると、入場料が書いてある。
「4日-5日-10日 各1500円
6日-7日-8日-9日 各300円
通し券 4800円」とある。
前述のコラムを読むと、外タレが出る日は、
1500円、日本のアーティストのみの日は、
300円であったようだ。





2019.10.18

そろそろソロ・ギター vol.4

今年の春から、「そろそろソロ・ギター」と称して、
ソロ・ギターにチャレンジするプロジェクトを始めた。
今日は、そのライヴの4回目。
ライヴといってもカフェでBGM的に演奏するので、
ミュージック・チャージもフリーだ。



今日は、雨のせいかお客さんが少なかった。
1曲目 "Bridge Over Troubled Wate"。
楽譜を見ずに弾いていたのだが、
イントロから、テーマに入って数小節目で
何を弾くのか、真っ白になり止まってしまった。
もう一度、最初から始めたが、
やはり同じところで、真っ白になったが、
めちゃくちゃなまま続けた。
とてもじゃないが、人前で演る演奏ではなかった。
情けない。
中学生の文化祭でも、もうちょっとましだろう。
2曲目 "Change The World" も
けして良い出来ではなかった。
久しぶりのひどい演奏だった。

なんで、こんなことになるんだろうな。
言い訳は、いくらでも言えるけど、
結局、練習不足としか言いようがないな。
精進が足りんのだ。
ソロ・ギターの難しさをなめてはいかん。
これに懲りずにまたやるぞ。

今回のソロ・ギター新曲は、
"For No One" と "You Are So Beautiful"。
相変わらずスローナンバーだ。
"For No One" は、ビートルズの曲だが、
アヴィシャイ・コーエン(b)が、
『1970』というアルバムで歌っているのが、
めちゃくちゃ気に入ったので、
その感じをギターで表現してみた。
"You Are So Beautiful" は、
ジョー・コッカーで有名だが、ビリー・プレストンの
曲で上田正樹も歌っていたバラード。
先日の明とのライヴでも演ったのだが、
ギター1本でも弾けるようにアレンジしてみた。

ゲスト・ボーカルに ダイアナ。
フィリピンのシンガー、レジーン・ヴェラスケスの
"Of All The Things" というナンバーに初挑戦。
この人のことは、知らなかったけど、
フィリピンでは、知らない人がいないほどの
国民的歌手らしい。
美しい曲だ。
もう1曲、ジャーニーの "Open Arms"。
若い人は、マライア・キャリーで知った人も多いだろう。
ダイアナとも数回の共演で、
少しずつ進歩を感じている。
このデュオならではの、演奏を創っていきたいな。


[ MEMBERS]
gt:つつみしんや
Guest Vo:DIANA



[ SETLIST ]
--- 1st show ---
1. Bridge Over Troubled Wate
2. Change The World
3. For No One
4. La Vie En Rose
5. やつらの足音のバラード
6. Killing Me Softly With His Song (with Daina)
7. I Say A Little Prayer (with Daina)
--- 2nd show ---
1. Thank You, Reggie (おおきに。レジやん)(つつみオリジナル)
2. Surfer Girl
3. You Are So Beautiful
4. The Dock of the Bay
5. My One And Only Love
6. Of All The Things (with Daina)
7. Open Arms (with Daina)
EC. つぐない (with Daina)
Extra Live. ライオンハート (with Yashiro)

@ MAT COFFEE(渋谷)







2019.10.19

真 実
LA VERITE / THE TRUTH


『万引き家族』でカンヌのパルムドールを
受賞した是枝裕和監督の『真実』。
本作は、フランス・日本の合作で、
カトリーヌ・ドヌーヴが主演だ。

私は、是枝作品は好きな方だが、
好き嫌い・賛否が、観客によって分かれるだろうと思う。
私にとっては、非常に考えさせられた、
『万引き家族』を観たある人が
「何が良いのか分からない」と言っていたのを聞いた。
本作もネット上の評価は、それほど高くないし、
観客を選ぶ作品だと思う。

以下、ネタバレ含みます。

タイトルの「真実」は、ドヌーヴ演じる大女優
ファビエンヌが出版した自伝本のタイトルだが、
「本当のことを書いていない」と、
娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)は
母を責める。
子供の頃から、母と娘の確執があったようで、
娘は、母親のことを許していなかった。

後半、ファビエンヌが娘に正直な気持ちを
話すシーンがある。
しかし、私はそれが彼女の本心かどうか、
本当のことかどうか分からなくなっていた。

物語には「真実」と「嘘」が出てくる。
言いようによっては、女優が「演じている」のは
「嘘」とも言える。
マネージャーのリュックを引き止めるために、
ファビエンヌは、娘に脚本を書いてと頼む。
そして、リュックの引き留めに成功する。
娘は、孫におばあちゃんである
ファビエンヌを喜ばせるセリフを言わせる。
これらは、「嘘」といえば「嘘」だし、
「本当」だと言えば「本当」になる。

ファビエンヌが、娘に話したことが
本心なのか、本当なのか、分からなくなったと
書いたが、観終えたあと考えてみても、
それは変わらない。
どちらの解釈も可能だからだ。

記憶が当てにならない、というセリフが
2回出てくる。
これは、「私たちが『真実』だと信じていることは
当てにならない」というメッセージに聞こえた。

それならば、「真実」だと「思っている」ことを
語るより、家族が幸せでいられることを
語る方がいいんじゃないか、と思った。

それは、孫が「それって真実?」と母親に訊く
シーンに集約されているように思う。

そういう解釈で、私には良い映画だった。
そのテーマだとしたら、日本人キャストでも
撮れたんじゃないかと思うけど、
やっぱり、創作者は新しいことに
チャレンジし続けないとね。

リュミールの夫役のイーサン・ホークが
ええ味出してます。
孫役のクレモンティーヌ・グルニエがかわいかった。
音楽も良い。

映画の中で、ファビエンヌが出演する
『母の記憶に』という映画の撮影が進んでいくのだが、
こちらも母と娘の映画となっており、
そちらの映画も出来れば観てみたい作品だ。

ひとつ気になったのは、
ドヌーヴがタバコ吸うシーンが多すぎね。


★★★★▲







イエスタデイ
YESTERDAY


『スラムドッグ$ミリオネア』『127時間』の
ダニー・ボイル監督作品『イエスタデイ』。

世界で12秒間の停電が発生。
売れないシンガー・ソングライターが、
その時に交通事故に遭い、
目覚めるとビートルズが、存在していない
世界に生きていた。
ビートルズの曲を知っているのは、
世界で自分だけだ。
どうする?売れないミュージシャン。
という、ファンタジーな設定。

予告編を観て、最後どうなって終わるんやろうと
思っていた。
何かの拍子に、元の世界に戻ってしまい、
全部夢だったみたいなことになるのかなと。

で、なるほど、映画ならそうなるわな、という
落としどころに終わります。

主人公ジャックが、あれよあれよと売れていく中、
元マネージャー、エリーとのラヴ・ストーリーも
並行して進んでいく。
もう、タイトルをいっそのこと
『いとしのエリー』にしたら?と思ったぐらい。

とっても、ビートルズ愛に溢れた作品で、
最後に流れるあの曲で、涙腺決壊。
エド・シーランが本人役で出演。


★★★★▲








2019.10.21

ソニー アルファ・アカデミー
秋本番に備える。風景撮影テクニック


カメラをニコンのAPSCから、ソニーの
フルサイズ・ミラーレスに替えて、早半年。
レンズも合わせると結構な出費だったが、
撮影の機会が少なく、
まだまだ使いこなすレベルにない。
宝の持ち腐れとは言わないが、
それに近い感じ。
前のカメラだって、そうだったけど。

昨日は、ソニーの写真講座
アルファ・アカデミーに参加してきた。
「秋本番に備える。風景撮影テクニック」と
いうタイトルで、講師は高橋良典さんという、
奈良県在住の主に奈良の風景を
撮られているプロフォトグラファー。
奈良県の観光ポスターや雑誌などの
お仕事が多いようだ。
講師の撮った写真に魅力を感じなければ、
講座に参加したいとは思わない。
講座申し込み時にネットでチェックしたが、
高橋さんの写真は素晴らしいと思った。

講座は、川崎の貸し会議室で
1時間座学があり、それから、
登戸の日本民家園で、
2時間レクチャーを受けながら撮影。
参加者は15名だったが、
先生から個別にその場でアドバイスを貰えたり、
お手本となる写真を撮って見せて貰えたり、
貴重な機会であった。
先生がその場で撮るお手本がまた素晴らしい。
それから、また川崎の貸し会議室に戻って、
撮影した中から、自分で2枚選んで、
モニターに映し出してもらい、講評会。
11時に始まり、19時前に終了という
1日がかりの講座だった。

あんまり良い写真が撮れなかったが、
上手く撮れた作品の発表の場ではない。
上手く撮れなかった写真の
どこを直せば良くなるのか、
イマイチ何か足りないと思うのは、何なのか、
そんな写真の講評をしてもらう方が役に立つ。
上手く撮れた写真を見せて
褒められたいのが人情だけど。

民家園は、意外に人が多かった上、
15人の生徒と先生、スタッフ、合わせて
17人で移動するため、中々思うように
撮影ポジションが確保出来ないなど
条件的には難しい面もあったが、
それは仕方ない。
ゆっくり撮りたければ、また日を改めれば良い話だ。

秋の風景写真というと、紅葉がメインだろうが、
元々は、秋の風景の撮り方を習いたくて
この講座に申し込んだのではなかった。
近々予定しているパリ旅行の
撮影のヒントになればと思ったのと、
もう少しカメラを使いこなしたいというのが、
動機だった。

結果を言うと、今まで思いつきもしなかった
撮り方を学ぶことが出来た。
写真の撮り方に正解はないだろうが、
昨日の私のレンズのチョイスは、
間違っていたのが、少々悔やまれる。
その辺も勉強になった。
あとは、それを今後に生かせるかどうかが重要だな。








2019.10.21

2019 落語一之輔 七夜 第一夜

2014年たまたま買った春風亭一之輔の独演会が
「2014 落語一之輔 一夜」という
タイトルだった。
その年は一夜、翌年は二夜、次の年は三夜と
毎年一夜ずつ増えていき、5年目(2018年)には
五夜となり、5年合計で十五夜になるという
乙な企画だった。
2014年の「一夜」に行って、初めてそのことを
知った私は、「よしそれなら5年、十五夜全部
聴いてやる!」と決意した。
そして、その決意の通り 2017年の「四夜」まで、
合計十夜の公演を制覇したのだが、
昨年の「五夜」は、都合が合わなかったり、
チケットが取れなかったりで、
残念ながら、一日も行けなかった。

昨年の「五夜」で終わりだと思っていたら、
なんと今年は「六夜」を飛び越し、「七夜」。
七夜全部は、無理なので
今日、その第一夜に行ってきた。
もちろん、七夜ともソールドアウトの公演だ。

昨年までの合計十五夜では、
毎夜ネタ下ろし(初演)があったのだが、
さすがに七夜連続ネタ下ろしは、無謀だろう。
オープニングのトークで、ご本人曰く、
この七夜では、昨年までの十五夜の
ネタ下ろしの十五席の中から一席と、
仲良くしているお友達(演目)を
演るとのことだった。

開口一番は、一之輔の一番弟子きいち。
私が一之輔を始めて観た時には、
まだ彼には弟子がいなかった。
その後、2014年11月に きいちが弟子になり、
高座に上がるようになった。
私は、一之輔の独演会を
何度も観に行っているので
きいちの高座も何度か観ている。
当然、最初のころは面白くなかった。
今年5月にきいちは、二つ目に昇進。
名前も「きいち」の「き」を漢字
(七が三つ)に変えた。
7月にも二つ目昇進後のきいちの
高座を観たのだが、その時よりも
今日は大きく成長した感があった。
思えば、落語を聴くようになって6年半。
ようやく噺家の前座スタート時からの
変化というか成長を観られるように
なったわけだ。
前座時代には、マクラはない。
どうかするとめくり(高座横にある口演者の
名前を書いた紙)に名前さえないことも
珍しくない。
それが、二つ目に昇進すると、
羽織を着て登場し、マクラも話す。
今日は、きいちの成長に感動さえ覚えたよ。
演目は『親子酒』。

そして、一之輔。
まずは『鈴ヶ森』。
そして、二席目、
「連れて行ったやったらどうだい」と
いう女性のセリフで始まった。

「連れて行ったやったらどうだい」
「イヤだと言ってるだろう」
「そんなこと言わずにさ、連れて行っておやりよ」

ここで会場から、クスクス笑い声が起きる。
『初天神』だ。

「なんで笑っているんだい」と
会場の笑いも即座にネタにする。

私は、一之輔の演目中でも子供と隠居さんが
出てくる噺が好きで、『初天神』も大好きな演目。
しかし、今日は後半まさかの展開が待っていた。
明らかに古典ではなかったパートが付け足され、
しまいには、お奉行様(大岡越前守)まで
登場する始末。
なんとも大胆なアレンジが施されていたのだ。
終演後、ロビーに貼り出された演目表には、
『初天神』ではなく『団子屋政談』と
書かれていた。
(調べてみると『団子屋政談』は
すでに絵本(!)になっていた。


そして、最後は、『ねずみ』。
これにも今まで聴いた『ねずみ』には、
出てこなかった登場人物が付け足されていた。

進化し続ける一之輔に
改めて畏敬の念を抱いたのでした。


[ 演 目 ]
春風亭一之輔 オープニング・トーク
春風亭きいち 「親子酒」
春風亭一之輔 「鈴ヶ森」
春風亭一之輔 「団子屋政談」
~ 仲入り ~
春風亭一之輔 「ねずみ」

@ よみうり大手町ホール





昨年までの5年十五夜は、DVDになると
聞いていたが、ついに発売が決定したようで、
そのチラシも配られていた。(12月16日発売)
DVD 15枚組(45席)+書籍1冊の
DVD BOOK で 39,900円(税別)!
まあ、十五夜全部行けば、
それぐらいの木戸銭になります。


[ 関連エントリー]
2014 落語一之輔・一夜
2015 落語一之輔・二夜
2016 落語一之輔・三夜
2017 落語一之輔・四夜





2019.10.22

GINGER BAKER TRIO

先日亡くなったドラマーのジンジャー・ベイカー。
亡くなってすぐ、インスタに ビル・フリーゼル (gt) が、
ジンジャーとの若いころの写真をアップしていた。
2枚あって、1枚はジンジャーとビルの2ショット。
もう一枚は、チャーリー・ヘイデン (b) との3人の
写真だった。

ジンジャー・ベイカーがジャズも演るのは
知っていたけど、この組み合わせは意外だった。
というのも(私が知らないだけだろうけど)
ジンジャーは、クリームのイメージが強くて、
激しいドラミングの人という印象。
一方、ビルもチャーリーもどちらかと言うと
「静」のイメージがあったのだ。

Amazon Music で探してみると
『Falling of the Roof』というアルバムが
出てきた。

1996年の作品だ。
聴いてみると、曲によっては、
ジンジャーのドラムが、バタバタと
叩き過ぎで、音もでかい感がある。
まあ、その辺は好みもあるからな。
ジンジャー・ベイカー・トリオという
名義だから、ジンジャーがリーダーな
わけだしね。

チャーリー・ヘイデンも2014年に亡くなってしまった。
ビルのアルバム『WHEN YOU WISH UPON A STAR』や
ブルーノート・レーベルからリリースされた最新アルバム
『HARMONY』には、チャーリーの娘(三女)、
ペトラ・ヘイデンも参加している。

ビルのギターは、ジンジャー・ベイカー・トリオの
時より今の方がなんというのか、
熟しているというか、枯れている感じがする。
より、スピリチュアルとも言えると思う。





2019.10.23

半世界

DVD で鑑賞。
稲垣吾郎主演の映画『半世界』。

稲垣吾郎というと、15年ぐらい前に
『笑いの大学』を観たのだが、
あまりに共演者の役所広司との
演技に差があり過ぎて、
観ていられなかった覚えがある。

『半世界』は、評判が良かったので
気になっていたのだけど、
劇場では見損ねていた。

わけがあって、自衛隊を辞めて地元に
戻ってきた瑛介(長谷川博己)は、
自分は世界を見てきたと思っていて、
ずっと地元にいる中学の同級生、
紘(稲垣吾郎)と光彦(渋川清彦)に
「お前らは世界を知らない」と言う。
しかし、自分の住んでいる世界が
世界だと思っている人こそが、
実は世界を知らないんだな。

瑛介が、数人相手に立ち回りをするシーンがある。
それ以上やると相手が死んでしまうという
場面で、紘は口で「やめろ」というだけで、
本気で止めに入らなかった。
そのシーンが、私には不自然に見えた。

しかし、付録のブクレットの監督のインタビューには、
「ああいう状況でパッと止めに入っていける人は、
そうはいないと思います。(中略)紘があそこで
逡巡せず飛び込んでいける男なら、
もっと嫁に優しいでしょうしね」とあった。

う~ん、見知らぬ人ならまだしも、
友達やねんから、普通、止めに入るやろ、と
思うねんけどなぁ。
確かに、紘はちょっと事なかれ主義的に
描かれていたのは分かるけど、
あれだけ友達と関わって行く人なので、
そのシーンには、不満が残ったな。

しかし、稲垣吾郎は、『笑いの大学』の
イメージを払拭してくれた。
あれから、15年やもんな。
ちょっと、結末があっけない気が
しないでもないが、人生はそんなものだし、
それが「世界」なんだろうな。

それにしても、池脇千鶴は上手い。
稲垣吾郎の妻役だったのだが、
あるシーンの演技が素晴らしく、
ちょっとみんな持って行った感じもする。
映画館で観たかった。

監督は阪本順治。
私が観た作品では、『大鹿村騒動記』、
『北のカナリアたち』、『闇の子供たち』、
『亡国のイージス』などの監督。


★★★★☆







BLUE NOTE
Francis Wolff’s photos


9月13日にドキュメンタリー映画
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』を観た。
出てくるアーティストの写真が素晴らしかったが、
それは、ブルーノート・レコードの創立者のひとり、
フランシス・ウルフが撮影したものだった。
その日にすぐ Amzon.com で
「Blue Note」というタイトルの中古の写真集を
注文したのだが、きっと船便なんでしょうな、
40日かかって、今日ようやく届いたよ。

思ったより大きく(縦33cm)、そして重い。
1940年代~60年代の写真で、
めちゃくちゃカッコいい写真だらけ。

表紙は、ハービー・ハンコック(1963)



"Blue Train" のジャケットにもなった
コルトレーン(1957)



渋すぎ ジョージ・ベンソン(1967)



これまた激渋 グラント・グリーン(1961)



若かりし チャリー・ヘイデン(1966)



その他、アート・ブレイキー、オーネット・コールマン、
チック・コリア、ウェイン・ショーター、マイルス・デイビス、
セロニアス・モンク、デクスター・ゴードン、
ルイ・アームストロング、ロン・カーター、
クリフォード・ブラウン、ケニー・バレル などなど
100枚以上の写真が収録されている。

中古本だったため、角が痛んでいたのは残念。







2019.10.30

PARIS REPORTS その1
現行犯逮捕 編


4泊6日でパリに行ってきた。
初めてのフランス旅行だ。
昨年7月に妻が『超解釈 サルトルの教え』
という本を出版した。
それでサルトルの墓参り旅行の企画が
持ち上がったのだった。
妻の仕事関係の仲間11人と私たち夫婦、
そして、ガイドに昨年のキューバ旅行でも
お世話になった W さん、合わせて14人の旅だった。

私は、写真が撮りたくて付いて行ったのだが、
妻の目的は、サルトルの墓参りの他に、
ゴッホの墓参りとオルセー美術館
(ゴッホの絵の鑑賞)など だった。
それらのレポートは、また後日にするとして、
記憶が薄れないうちに書いておきたいことがある。

パリ旅行に行く3週間ほど前に
偶然入った喫茶店でのこと。
お店を経営するのは、ママさんと
イラストレーターの娘さんだった。
店内には、その娘さんの書いたイラストが
飾られていた。
一角に何やら小物が並べられていた。
ママさんが、「パリで買ってきたモノを
売っていますので良かったら見てください」と
声をかけてきたので、私は
「そうですか、今月パリに行くんですよ」と
答えた。
すると、それを聞いた娘さんが、
「初日に全財産をすられた」と話し出した。
パリの横断歩道で信号待ちしている間に
背中に背負ったリュックから、
財布をすられたらしい。
財布には、全財産が入っており、
いきなり無一文になったらしいが、
お母さんと二人の旅行だったので、
なんとかなったという話だった。
「リュックは、背中に背負ってはダメですよ」と
娘さんは、教えてくれた。

私は、日本にいてもリュックに財布を
入れることはないし、
ショルダーバッグでも前に持つほど、
その辺には気を付けている。
日本にいても、駅などで
リュックのチャックが開いている人に
注意したことも何度かある。
パリでも財布を入れたウエストポーチを
けっして後ろに持つことはなく、
前に持っていたので、スリ対策は
十分だと思っていた。
ところが。

旅行3日目のこと。
ルーブル美術館へ行った後、
オペラ座の見学に行った。
オペラ座は、公演やリハーサルのない時に
見学が出来るのだ。
(残念ながら、その日はホール内の見学は
出来なくて、劇場内のロビーや階段、
ホワイエのみの見学だったけど。)
オペラ座を出た後、一行の数人は、
ベルサイユ宮殿見学に行くというので、
2つに別れた。
ベルサイユ宮殿に行かない私たち7人は、
いったんホテルに戻ることにし、
地下鉄の駅に向かった。
事件は、その "Opera駅" で起きた。



ホームに着いてから、電車が来るまで数分待った。
ガイドの W さんが、
「(電車が)混んでいたら、一本待ちましょう」と
言ったのだが、来る電車が混んでいたなら
待っても次も混んでいるんじゃないかと思った。
ちなみにその日の朝乗った地下鉄は、
それほど混んではいなかった。

電車がやってきた。
結構、混んでいた。
ドアが開いた。
一瞬、降りる人と乗る人の人ごみにもまれた。
後ろから来た見知らぬ乗客に押されたようにも感じた。
後ろから W さんの
「白い服の女の子に気を付けて!」という
声が聞こえたが、私に向かって言っているとは
思わなかったし、どの女の子のことか
分からなかった。
人ごみにもまれながら、ウエストポーチの辺りに
何か異変を感じた。
ウエストポーチに手を当てると、
財布がなくなっていることが分かった。
目の前の女と目が合った。
「こいつだ!」
私はその女に手を伸ばし、捕まえようとした。
女は、横にいた仲間(女)に財布をパスした。
(あ、仲間がいる、ダメだ)と思った。
財布を仲間から仲間にパスされてしまったら、
誰が持っているのか分からなくなる。

まだ、電車の扉は閉まっていない。
その時だった。
私の背後から、背の高い(180cm以上)
黒い服の男性(以下、イケメンと呼ぶ)が現われ、
その女たちを捕まえて、ホームに引きずり下ろした。
私の同行者数人は、電車の中だったが、
一旦閉まりかけたドアが開き、全員降りることが出来た。

犯人は、3人組の女だった。
(最初は、4~5人いたように思ったが、
逃げたのかも知れない。)
3人のうち1人は、まだ若い妊婦(たぶん)だった。
あとの2人は、どう見ても子供(10代)だった。

電車を降りたあと、財布を持っていた犯人(子供)は、
私に財布を投げ返した。
捕まったので観念したのかもしれない。

イケメンは、当初、警官かと思ったのだが、
結局は保安員か警備員か何かのようだった。

返された財布を検めると
被害はないようだったので一安心。
ユーロの全財産、日本円のほかに
クレジットカードや免許証も入っていたので
取られたら、大変 面倒なことになっていた。

イケメンが「IDを見せて」というので、
パスポートを見せ、被害はないことを伝えた。
「被害がなかったので、もう行くよ」と
言うと、「警察が来るまでいてくれ」と言う。

そのうち、イケメンがちょっと変なことを言い出した。
取り返した私の財布を「貸してくれ、
10分で戻ってきて返すから」と言うのだ。
それは、ちょっと気持ち悪い。
たとえ警察官であっても、気持ち悪い。
その時の犯人トリオの反応が面白かった。
私に向かって「絶対渡しちゃだめだ」
「こいつ(イケメンのこと)はマフィアだ」
「警察官も皆マフィアだ」というのだ。
イケメンは、苦笑い。
「この人がマフィアだったら、お前らは何だ?」
と言うと
「私たちもマフィア。あなただけがマフィアじゃない。」
と言うので、思わず
「俺はジャパニーズ・マフィアだ」と言い返したら、
「オ~、ヤクザ!」だと。

イケメンは、ID まで提示したが、
財布を貸すことは断った。

同行者に元英語教師の N さんがいたので
英語通訳をしてくれたが、
イケメンの英語が大したことがないので
結構、会話は難しかった。

犯人の一人は、しきりに私に
「もう行け」「ここにいるな」と
さも、ここにいると私に不利益があるかのように
目くばせをしてくるが、イケメンは、
「お願いだから、警察署に行ってくれ」と、
頼んでくる。
「わかったよ。行くよ」と言うと、
「ありがとう~」と握手までしてきた。

考えてみれば、被害者がいなくなったら、
警察が来ても犯人たちが
「イケメンが嘘をついている。
私たちは何もしていない」と言えば、
警察としても証拠がないので
どうしようもなくなるもんな。
せっかく捕まえた犯人を釈放するような
羽目にならないためにも
イケメンは私にいて欲しかったわけだ(たぶん)。
実際、イケメンに捕まった直後、犯人は、
「彼が、財布を落としたので、
拾って返してあげただけ」だと のたもうてたもんな。

それから、しばらくして制服警官3人が到着。
犯人2人に手錠をかけた。
初めて目撃する、現行犯逮捕の瞬間!
妊婦の犯人は、捕まってしばらくしてから
具合が悪そうにしゃがみこんだままだった。

その警官にイケメンと私たちで、
一通りの事情を説明。
話しているうちにこの人たちは、
地下鉄内の警官(鉄道警察?)であって、
パリ警察ではないことが分かる。
地下鉄内の警官と言えども、見た目は
普通の警察と同様に制服に防弾チョッキ、
そしてピストルを装備していた。

警察署へは、妻も一緒に行きたがったが、
パトカーに乗れないだろうということで、
通訳として N さんだけに残ってもらい、
他のメンバーには、ホテルへ帰ってもらった。

そのうち、救急隊員が到着。
具合が悪そうにしていた、妊婦犯人が
車いすに乗せられ連れて行かれた。
当初、具合が悪そうにしているのは、
どうせ逃げるための演技だろうと
思って見ていたが、本当に具合が
悪かったのかもしれない。

事件発生から、1時間以上経って、
ようやくパリ警察が到着。

駅を出て、地上に上がると
パトカーが待機していた。
N さんがホームで、警官に
「犯人とは違う車ですよね?」と尋ねたとき、
「違う車だ」と答えていたけど、
結局、犯人と同じ車で、警察署へ移動。
(8人乗り。警官3人、イケメン、犯人2人、
N さんと私)

人生で初めて乗るパトカーが、パリ警察!
また、パトの運ちゃんの運転が荒い!
絶対日本では、あり得ないような運転。
犯人を追いかけているならともかく、
犯人は捕まえて、移送中なのに。
しかも被害者も乗っているというのに!

なんで警察が現場に来るまで1時間以上も
かかったのかというと、道が混んどる。
その渋滞の中をサイレンを鳴らしながら、
ギリギリの隙間さえもビュンビュンと飛ばしていく。
まさか、パトカーでパリ観光が出来るとは
思ってもみなかった。

到着したのは、バスティーユ広場近くの
外壁に「HOTEL DE POLICE」と書かれた警察署。
犯人2人は、手錠をかけられたまま、
奥の部屋に連れて行かれた。



私と N さんは、ロビーで待つように言われた。
警官がやってきて、パスポートを見せろという。
現場で、イケメン、地下鉄警察官、警察官に
見せたので、これで4回目の提示。
たぶん、コピーを取ったんだろうな。

それから、大分待たされた。
時計を見ていないのでハッキリした時間は
分からないけど、30分は待ったな。
その間に、また女性がひとり、
手錠をかけられて連れてこられたよ。
あの人もスリだろうかね。

そのうち、なんか分からんままに、
「帰ってええよ」ってなことに。
事情聴取もなく。
これやったら、警察署まで来んで
よかったやん的な終わり方だが、
来た結果、そうなったんだから、仕方がない。

で、待っている間にどうやってホテルまで
帰るか N さんと相談していた。
私は地下鉄でも良かったけど、
乗り換えして30分ほどかかる。
スリにあった日にもう一度、地下鉄に
乗るのは、あまり気持ちの良いものでもない。
じゃあタクシーで帰ろうということになり、
警察官に「タクシーを呼んでくれ」と頼んだ。
警官は、日本語(カタカナ)で「〇×△タクシー」
と書かれたスマホの画面を見せてくれた。
が、10分15分経っても
一向にタクシーが来る気配がない。
そもそも、警察署の入り口は、
施錠されていて、中から開けない限り、
入ってこれない。
タクシードライバーが、車を置いて、
警察署の中まで呼びに来るようには思えない。
受付にいる警官に
「タクシーが来たときに、ここで待っていてもいいのか?」と
訊くと、その警官も英語がほとんどしゃべれない人で
スマホの翻訳機能を使って見せてきた画面には
「お気に召すままに」と書かれていた。

これは、あかんで。
たぶん、タクシー呼んでない。
あの見せてくれたスマホの
「〇×△タクシー」という画面は、
「このタクシー会社に連絡しなさい」と
いう意味だったのかもしれない。

外に出て、タクシーを拾おうとしたが、
これまた走っていない。
タクシーは、流しているのではなく、
タクシー乗り場で乗った方が良いと、
ガイドさんに聞いていたが、
タクシー乗り場がどこにあるのかも分からない。
少し歩いていると、大きな交差点に出て、
地下鉄の駅もあった。
最悪、地下鉄で帰るしかないと思いつつ、
ショッピングモールらしき建物が見えたので、
あそこならタクシー乗り場もありそうだと
近くまで行くと、ありました、タクシー乗り場。

乗ったタクシーのドライバーは親切で、
私が車内から窓を開けて、
エッフェル塔の撮影をしていると、
車を停めてくれたよ。



ところで、なぜ私が狙われたのか。
首からカメラをぶら下げた、平たい顔族なので
観光客だというのはバレバレだろう。
しかし、振り返ってみると、狙われた理由は、
それだけではなかった。

オペラ駅のホームに着いた私は、
のどが渇いたので自動販売機で水を買おうと
ポーチから財布を出した。
その自動販売機は、クレジットカードが
使えそうだったので、試しにクレジットカードを
使ってみようと、財布からクレジットカードを
取り出し、支払おうとしたが、
カードは使えなかった。
仕方なく、コインを出して水を買った。
そして、財布を腰のあたりのポーチにしまった。
その一連の行動を犯人たちは、見ていたわけだ。
つまり「ここに財布がありますよ」と
犯人たちに教えていたわけだな。
そこに、あの一瞬の混雑。
いや、ガラガラでも奴らはぶつかってきて、
取ろうとしたかもしれないし、
一緒に電車に乗って、どこかで実行できる
スキを窺ったかもしれない。

いずれにしろ、ポーチを前に持っていれば、
スリに遭わないだろうという私の考えは、
いとも簡単に崩れ去った。

不幸中の幸いは、あのイケメンがいてくれたこと。
彼がいなかったら、おそらく
財布は取り返せなかっただろう。

「自分は大丈夫」という自信が
油断のもとだと、身をもって知ったのでした。

ガイドさんに、スリはジプシーだと聞いた。
試しに「パリ ジプシー スリ」で検索すると
結構色んな手口の例がヒットした。
日本では、考えられないことばかりだ。
これらを読むと、いかに自分が
不用心だったかと思う。

それにしても、子供たちが、
(たぶん)物心ついた時から、
犯罪に手を染めて生きるというのは、
一体、どうすればよいのだろう。
パリの地下鉄で「子供がうろついていたら、
間違いなくスリ」という記述まで見つけた。
なんか、悲しくなってくる。
捕まっても、未成年なので
おそらく数日で出てくるんやないやろか。
一回捕まったら、もう二度としません、
という類とは思えない。
彼女たちは、そうやって生きていくしかないのだろうか。

いずれにしろ、パリに行かれるときは、ご注意を。
パリだけでなく、どこでもだけど。



オペラ駅構内のユニクロの広告





2019.10.31

沖縄のシンボル 首里城

今朝未明、世界遺産でもある沖縄県の
首里城で大規模な火災が起き、
主要な建物の「正殿」「北殿」「南殿」が
全焼した。

2005年に初めて沖縄に訪れたとき、
いわゆる沖縄病にかかり、
真剣に移住を考えたほどだった。
それから、2006年、2011年、2012年、
今年2019年と気が付くと5回も
沖縄を訪れていた。

大切なシンボルが焼けたことは悲しい。
それを悲しむ沖縄の人々を見ることは、
もっと悲しかった。

1945年の沖縄戦で焼失した首里城。
1950年代から少しずつ復元が始まって
いたようだが、ニュースを見て驚いたのは、
全ての復元工事が完了したのは、
なんと今年の1月だったという。
(正殿の復元は、1992年。)

玉城知事の「必ず復元させる」という
言葉は力強いが、何十年もかかるだろう。
沖縄という土地の
繰り返される哀しみと、
立ち上がる力強さに
言葉にできない想いが
溢れてくるのでした。

2005年の首里城 正殿


2011年の首里城 正殿



そういえば、先日のパリ旅行では、
今年4月に焼けてしまった
ノートルダム大聖堂を遠くから
眺めるだけだった。
諸行無常を受け入れるのは、
人間には難しい。
永遠にたどり着けそうにない。




26日は?

仕事の書類に目を通していると、
10月26日という日付があった。
一週間ほど、日本を離れ仕事をしていなかったので、
曜日の感覚が狂っていた私は、
「26日って何曜日やったっけ?」と
卓上に置いてあるカレンダーに目をやって驚いた。

な、ない!
26日が ない!



これは、昨年末に取引先にもらったカレンダー。
もちろん、その会社のミスではなく、
カレンダーを作った会社のミスだろう。
カレンダー作る会社としては、
絶対あかんやろ。



ひとりごと