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つつみしんやのひとりごと  
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2009.1.8

P M G

← Blue Note の看板

昨夜は、今年初の LIVE、Pat Metheny Group。

Pat Metheny の LIVE は、初めて。

メンバーは、

Pat Metheny (g)
Lyle Mays (p,key)
Steve Rodby (b)
Antonio Sanchez (ds)

12月30日から、1月8日まで、東京ブルーノートでは、

大晦日のカウントダウン・ライヴを含めて、8日間の公演があった。

(1月1、2日は休演)

1日2ステージなので、合計16公演あるわけだが、

自由席で13,650円、センターボックス席は16,800円もするのに

全公演完売だったようだ。

私が観たのは、7日目の1stステージということで、

今回の13回目の公演だったわけだが、もちろん満席で、大盛況。

スゴイ人気だ。


1曲目、「Phase Dance」。

この曲、以前は LIVE の1曲目だったようだが、

最近は、そうでもないようだったので、ナマで聴けて うれしかった。

全体を通して、スキがないというのか、何というのか 凄い完成度。

途中、音楽を聴いているというより、完成された現代アートを

観ているような不思議な気分になった。

東京以外では、名古屋で2日間あるだけ。

今回は、大阪もなし。

東京に住んでることの幸せよ。


余談だが、Pat Metheny って、いつも 寝起きで爆発したような髪型。




彼の頭を見ると私は、いつも ライオン丸を思い出す。







2009.1.17

チャーリー・ハンター

昨夜は、Charlie Hunter Trio のLIVEへ行ってきた。

コットンクラブの「新春特別ご招待キャンペーン」 なるものに

応募していたのが、当たったので、

6,500円のミュージック・チャージはタダ!

そういえば、昨年もこのキャンペーンに応募したら当選して、

Oleta Adams を聴きに行った。

ツイてるよな〜。

さて、チャーリー・ハンターというギタリスト、

ちょっと変わった楽器を使っている。

ギターとベースが一緒になっているのだ。

弦は8弦。

低い方の3本に、べース弦が張ってあり、残りの5本がギター弦。

ここにソロ演奏の映像があるので、興味のある人はどうぞ。

実は、友人宅でちょっと聴かせてもらったことがあるくらいで、

ちゃんと彼の演奏を聴いたことがなかったのだが、

昨日のLIVE、予想以上に良かった。

ギターの低音では、物足りないからベース弦を張った楽器を

弾いているのかと思っていたが、そういう発想ではない。

明らかに、彼は、ベースとギターを同時に弾いている。

ずっと、ベースラインを弾きつつ、ギターでソロを弾くのだ。

当然、指が、常に1〜2本ベースパートに使われていて、

ギターは残りの2〜3本の指で弾くことになる。

が、そんな不自由さは、聴いていても見ていても全く感じられない。

音だけ聴いていたら、二人で演奏していると思うに違いない。

そして、音楽が良い!

適度にPOPなメロディで、グルーヴィ。

ダンスフロアがあれば、踊りたくなるようなリズムだった。

私は踊れないけど。

メンバーは、Charlie Hunter (g), Erik Deutsch (org), Tony Mason (ds)。





2009.2.3

SOUL MEETING

目黒の Jay J’s Cafe に Guitarist 高嶋 宏が

出演するので観て来た。

「高嶋宏 ソウルミーティング」 というのは、グループ名だろうか、

今日の LIVE のタイトルだろうか。

メンバーは、高嶋宏 (gt)、Q・いしかわ (ts)、西川直人 (org)、

吉岡大輔 (dr)。

ブルージィな演奏の似合う人で、今日も Blues や、

「Mercy,Mercy,Mercy」 などが特にゴキゲンだった。

やっぱり、オルガンとギターって、いいなあ。

一度、オルガンと演奏したいなぁ。





2009.2.27

ORITO

私の大好きなソウル・ナンバーのひとつに

「Let's Stay Together」 という曲がある。

1971年、アメリカはテネシー州メンフィスのハイ・レコードから

リリースされた、アル・グリーンの大ヒット曲だ。

プロデューサーは、ウィリー・ミッチェル。

ウィリー・ミッチェルは、グラミー賞も受賞したメンフォス・ソウル界のドンだ。


今から14年前、私は、ORITO という日本人シンガーの

デビューCD 「SOUL JOINT」 に出逢った。

本名、折戸都志郎。

1993年、彼は、メンフィスを訪れ、ウィリー・ミッチェルに

オーディションを申し込む。

あこがれの大物プロデューサーの前で歌うだけでも

夢がかなったようなもの。

が、彼は、ウィリーに認められ、なんとウィリー・ミッチェルの

プロデュースでデビューすることになる。

もちろん、日本人としては初の快挙だ。

そのアルバムで、「Let's Stay Together」 も歌っているのだ。

アルバム 「SOUL JOINT」 は、アメリカ、イギリスでも発売され、

メンフィスで行われたデビュー・ショウケイスの模様は

日本人としては初めてメンフィスの 「名誉市民」 として

認められたこともあり、CNNで全世界に配信された。

当時、私は、ORITO のその行動力と根性と才能に 感動し、あこがれた。

ちょうど、私が東京に出てきた年のことだ。

その後、2枚目のアルバムが出たことまでは、知っていたが、

ORITO の名前を見ることもなくなり、ほとんど忘れてしまっていた。

実際、2002年から数年間、彼は休養していたようだ。


今度、「Let's Stay Together」 を演りたいな、と思い、

アル・グリーンの CD を探したら、なんと持っていない。

(ああ、そういえば、ORITO も歌ってたなぁ) と ORITO の

「SOUL JOINT」 を引っ張り出し聴きながら、

何気なく、「ORITO」 と Google に入れてキーをたたいた。

検索された画面には、一番上に ORITO のオフィシャルサイトが

出ていたのだが、それより、2番目にあった、「訃報:ORITOさん」 という

文字が目に飛び込んできた。

知らなかった。

昨年2月23日に、大阪のホテルで亡くなっていた。

その記事は、シンガーの CHAKA のブログで、

なんと、その日、ORITO との ライヴのはずだったという。

前日、彼は元気にライヴをこなし、ホテルに帰り、

翌日、発見された時には、亡くなっていた。

急性心不全、43歳だった。

一度もライヴを見る機会がなかったが、この映像 (ORITO の

「Let's Stay Together」)
を観たら、、観たかったなぁと残念でならない。

そして、ライブで語られる、ウィリー・ミッチェルに

オーディションしてもらうまでの秘話。

この話は、知らなかった。

彼は命がけだったんだ・・・。


43歳か。

まだまだ歌いたかっただろうな。

合掌。


ORITO オフィシャルサイト


最後に、感謝の歌





2009.3.11

陽香&Traffic Jams

時々、一緒にやることのあるシンガー、木本陽香ちゃん。

彼女のバンド、「陽香&Traffic Jams」 が、本日 3/11、

ユニバーサル・ミュージックから 配信限定でデビュー!

「Traffic Jams」 は、ギターデュオの相方、山ちゃんもいるバンド。

メンバー全員がアメリカへ音楽留学の経験もあるツワモノバンドだ。

デビュー曲は、カーペンターズのカバー3曲。

 「Yesterday Once More」
 「青春の輝き」
 「雨の日と月曜日は」

今年は、カーペンターズの結成40周年らしい。

是非、ダウンロードして、22歳とは思えぬ彼女のふくよかな声を聴いて下さい。

購入(ダウンロード) は、こちらから

iTune Store からも購入できます。


陽香&Traffic Jams ウェブサイト





2009.3.25

YELLOWJACKETS FEATURING MIKE STERN
@ COTTON CLUB


素晴らしい。

音楽が立体的に聴こえる。

そんな演奏だった。


Yellowjackets というバンドのことは、その名前と、

80年代に Roben Ford がいたということぐらいしか知らず、

CD も最新作まで買ったことがなかった。

80年代に どのアルバムだったか忘れたが、

どこかで聴かせてもらったが、あまり興味がわかなかった覚えがある。


最新作 「LIFECYCLE」 では、Mike Stern が、ギターで

しかも 名義が、「Yellowjackets Featuring Mike Stern」 なので、

もちろん、Mike 好きの私としては、無条件に購入した。

(もう昨年の5月のことだが。)


今日は、その来日公演に行ってきたのだ。

CD で聴く以上に、Mike 色が強いように感じた。

Feat. Mike Stern なので彼を主役にしたてての演奏なのか、

Mike の個性の強さなのか、曲によってはまるで Yellowjackets が

Mike のバック・バンドを務めているかのような 印象さえ持った。

Key の Russell Ferrante が凄く控えめな演奏だったのが、

その要因の一つと感じたが、あれが彼のスタイルなのか、

Mike を立てていたのか、普段の Yellowjackets を知らないので、

よく分からない。


演奏は、そのアルバムからだけではなく、

Mike の曲の中でも 特に私が好きな 「Wishing Well」 を

演ってくれたのは、うれしかった。

そういえば、この曲は、何度も Mike のバンドでナマ演奏を

聴いたことがあるが、今日のそれは、いつもとは違う印象があったので、

ちゃんと Yellowjackets のサウンドだったということだろうな。

先ほど書いたことと矛盾してきたが。


本編最後の曲が、「Revelation」 という曲で、

これは、Roben Ford の 「Talk To Your Daughter」 という

1988年のアルバムに入っていて、Roben の曲だと思っていたら、

なんと オリジナルは、Yellowjackets だったのね。

知らんかった。

しかも、さっき検索して試聴してみたら、なんと Vocal 曲。


アンコール含めて、約1時間半。

とても幸せな時でした。

このツアーの LIVE アルバムか、DVD 出ないかな〜。





2009.4.11

森山良子

1994年に 森山良子・玉置浩二 名義で

『手の中に・・・』 というシングルCD がリリースされた。

その頃、玉置浩二が好きだった私は、その CD も購入した。

もちろん、森山良子 というシンガーのことは知っていたが、

森山良子といえば、『この広い野原いっぱい』 のイメージが強く、

おとなしめの優等生フォークシンガーという印象だったこともあり、

それまで積極的に聴いたことがなかった。

その清純なイメージは、『手の中に・・・』 でも 変わらなかったが、

美しく澄んだその声を、私は好きになった。

といっても、ベスト盤をレンタルして聴いてみたぐらいで、

それ以上、聴くことはなかった。

昨年暮れ、あるミュージシャンと飲んでいて、

その方が、森山良子の話をした。

酔っ払っていて、内容はほとんど覚えていないのだが、

「森山さんのコンサートは良い」 というような内容だった。

その時、(一度、コンサートに行きたいな〜) と思った私は、

その数日後、コンサートがないかチェックしてみた。

ちょうど、今年3月から始まるコンサートツアーがあり、

4月11日の東京公演のチケットを申し込んだ。

なんと、前から3列目の真ん中あたりという、特等席が取れた。


前書きが長くなったが、今日は、そのコンサートに行ってきたのだ。

会場は、渋谷 オーチャードホール。

2部構成で、1部はニューアルバムからの選曲。

休憩をはさんで、2部は、ヒット曲やJAZZもまじえての選曲。

結論から言うと、期待以上に素晴らしかった。

おとなしい音楽を想像していたが、曲によっては、

激しく、パワフルで、踊りながらというものもあり、

良い意味で裏切られた感じ。

今年、61歳とは思えない。

(というか、昨年の小田和正でも そんな風なことを思ったが、

結局、還暦を迎えてもまだまだ若く、元気で十分やれる、

ということなのだな。もちろん、健康であればだけど。)

TVで観るより、彼女はずっとパワフルで、

まじめでおとなしい人と 勝手にイメージしていたが、

ひょうきんで、おちゃめな MC で笑わせてくれた。

エンターティナーなのだな。

バックバンドも素晴らしかったし、何よりも歌がうまい。

今年1月、孫が生まれたそうで、

彼女自身が、平和で幸せな人であるから、

こんな歌が歌えるのだと感じた。

また、歌を聴きながら、こんなにも多く人のことを

思い浮かべたコンサートもなかった。

そういう意味でも、良いコンサートだった。

いや〜行って良かった。正解。


サポートメンバー
 ギター:三好"3吉"功郎
 ベース:佐藤慎一 (パンフレットによると納浩一の日もあるようだ)
 キーボード:古川初穂
 ドラムス:藤井摂


インターネットって、ホントに凄いな、と思うのは、
こういうのを簡単に発見した時。
  ↓
森山良子・玉置浩二 「手のなかに」





2009.4.18

守屋純子 Three Saxophones

昨日は、渋谷 JZ Brat へ 「守屋純子 Three Saxophones」 を

観に行ってきた。

メンバーは、守屋純子(p)、近藤和彦(as,ss)、小池 修(ts)、

宮本大路(bs)、高瀬 裕(b)、安藤正則(ds)。

守屋純子の音楽は聴いたことがなかったが、

2005年、セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、

東洋人としてまた、女性として初の優勝を果たしたことは、

雑誌の記事で知っていた。

今回、たまたま、 JZ Brat の招待券をいただいたので、

行ってみることに。

音楽は、編成からして、私が普段聴くものとは違っていて、

演奏される曲も 「スタンダードで〜」 と紹介されても

知らない曲ばかりだったが、3本のサックスのアンサンブルは、

美しく、楽しかった。

特に彼女のオリジナルと紹介された曲が、印象に残った。

なるほど、作曲部門で優勝するわけだ。

が、CDではなく、彼女の著書 「なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?」 に

サインをしてもらって、買ってきた。


2日続けての JAZZ LIVE。

今日は、Blue Note へ、FOURPLAYを観に行ってくる。





2009.4.18

FOURPLAY

FOURPLAY は、Bob James (key)、Larry Carlton (g)、

Nathan East (b)、Harvey Mason (ds) の4名からなる Fusion Band。

今日は、彼らの LIVE に行ってきた。

Bob James 以外のメンバーは、それぞれ 別々にナマで聴いたことが

あるが、このバンドで聴くのは初めて。

スムースジャズ、フュージョン界のスーパーバンドらしく、

6日間、12公演もあるのに、会場 Blue Note Tokyo は、満席。

もう、メンバーが登場しただけで、凄い歓声、盛り上がり。

よほどのファンなのだろう、まだ演奏してないのに立ち上がって

拍手している人も数人。

演奏の方はと言うと、当たり前だが、さすがに上手い。

以前、確か 「このバンドにはリーダーがいない」 とメンバーの

誰かのインタビュー記事を読んだ記憶がある。

バンドのリーダーはいないのかもしれないが、

ステージを観ると、Nathan East が中心のような印象を受けた。

4人とも世界の一流なのだが、特に Nathan のプレイが光っていた。

残念ながら、Larry Carlton は、イマイチな場面が数回あった。

彼らの曲は、アンサンブルを考えられたものが多く、

JAZZ にしては、アドリブが短かいと感じた。


FOURPLAY は結成当時 (1990年)、ギターが Lee Ritenour だったが、

1998年に Larry Carlton に交代した。

Lee Ritenour が抜けた後、Jonathan Butler も候補に挙がっていたらしい。

Jonathan でも面白かっただろうな。





2009.5.2

SOULGRASS

昨日は、ギロッポン、Billboard Live へ、ライヴを観に行ってきた。

Bill Evans Soulgrass Special Edition
featuring Victor Wooten / Dennis Chambers
Christian Howes / Ryan Cavanaugh

お目当ては、主役の Bill Evans (sax) ではなく、

Victor Wooten (b) と Dennis Chambers (dr)。

ふたりとも相変わらず、グレイトでアメイジングな演奏。

あとの二人は、有名なのかもしれないけどよく知らない。

Christian Howes が ヴァイオリンで、Ryan Cavanaugh がバンジョー。

Bill がサックスを吹かないときに、ちょこっとシンセを弾いていたけど、

基本、鍵盤レス、ギターレスな変わった編成。

でも、バンジョーも ヴァイオリンも エレクトリックで、エフェクターも踏むし

(ヴァイオリンなんて、ワウまで使ってた)、 時々、ギターかと思う音も

聞こえてた。

演る音楽はジャズ・フュージョンなんだけど、どことなくカントリー、

というユニークな音楽。

で、タイトルの 「SOULGRASS」 。

これは、Bill のアルバムタイトルにもあるのだが、

ジャズとファンクとブルーグラスをブレンドした音楽ということだ。

なるほど、このメンバーなら、SOULGRASS だ。

それにしても、Dennis Chambers のドラムソロは、凄い。

何度かナマで見たことがあるのだが、

昨日は、彼が何度も千手観音に見えたし、

どういうわけか、北島三郎がドラムを叩いている風にも見えた。

神技。

そして、Victor Wooten 。

1曲、彼のソロがあり、The Lesson を聴くことができた。

この人も神技。





2009.5.2

映画音楽

夕食を食べに入った近所の中華料理店で、子供の頃、耳にした

懐かしい音楽が流れていた。

映画のサウンドトラックだが、何の映画だったか思い出せない。

お店は有線なので店員に聞いても分かるはずもない。


子供の頃、テレビで観た映画で忘れられない一本がある。

戦争中、動物園の象をスイスまで連れて行く、という映画で、

とても印象に残っているのだが、タイトルどころか、

誰が出演していたかさえ、分からない。

で、どうしてもあの映画のタイトルを知りたくなって、検索してみた。

インターネットってスゴイ。

「象 映画」 で検索したら、ちょっと無理だったけど、

「象 戦争 スイス 映画」 って入れてみたら、すぐ分かった。

タイトルは、『脱走山脈』。

1968年のイギリス映画。

音楽は、あのフランシス・レイだ!

フランシス・レイ といえば、『男と女』、『ある愛の詩』、『遥かなる影』、

『ロミオとジュリエット』 などを手がけたフランスの作曲家。

色々検索して、やっと 『脱走山脈』 の試聴できるサイトを発見。

聴いてみたら、残念ながら、中華料理店で聴いたものとは違う。

う〜む、絶対知ってるはずなので、曲名が知りたい。


『脱走山脈』 を観た頃、ラジオの映画音楽特集をカセットに

録音し、繰り返し聴いた覚えがある。

その中に、『脱走山脈』 も入っていたような気がしたので、

もしかしたらと思ったのだが、違ったのだった。

その中には、『パリは燃えているか?』 も入っていた。

これまた色々検索の結果、試聴できるサイトを見つけました。

結果、ピンポン!

今日、中華屋で流れていたのは、『パリは燃えているか?』 でした。

『パリは〜』 もテレビで観た覚えがあるが、

これは、音楽が先だったので映画は それほど印象に残っていない。

子供だったから、難しかったのかも。


それにしても、35年くらい経っていても、記憶にしっかりと

刻み込まれている音楽ってすごいな。

子供の頃は、音楽が今ほど安くなかったし、貴重だったから、

同じものを繰り返し聴いたからだろうか。


『脱走山脈』 と 『パリは燃えているか』、近々借りて観よう。


(2017.11.4 訂正)
「フランシス・レイ といえば、『男と女』、『ある愛の詩』、
『遥かなる影』、『ロミオとジュリエット』 などを手がけた
フランスの作曲家」と書いていますが、
『遥かなる影』は、バート・バカラック、
『ロミオとジュリエット』は、ニーノ・ロータの間違いです。





2009.5.4

ROCK の死

忌野清志郎が、逝っちゃった・・・。

闘病中だとは知っていたが、昨年復活コンサートもしたし、

映画 『たみおのしあわせ』 に出演していたのを観て、

すっかり元気になったのかと思っていた。

清志郎といえば、RCサクセション。

彼らの代表曲、「スローバラード」 「雨あがりの夜空に」

「トランジスタ・ラジオ」 などは、私にとっては青春の象徴だ。

情景が目に浮かぶ、日本語リズム&ブルースの傑作 「スローバラード」。

高校生にとって、強烈にインパクトのある歌詞だった 「雨あがりの夜空に」。

まるで自分たちの気持ちを表現していたかのような 「トランジスタ・ラジオ」。

また、洋楽を日本語でカバーして、反核・反原発を歌い、

発売中止になったり (後日レコード会社を変えて発売)、

メンフィスまで行って、あこがれのブッカー.T&MGSとレコーディングしたり

(アルバム 『Memphis』)、彼の活動は刺激的だった。

だが、ナマで彼を観たのは、2度だけだ。

一度目は、高校を卒業した年のRCサクセションのコンサート。

2度目は、1995年、BAHO (Char&石田長生) のコンサートに

ゲストで登場した時。

観客は、予期せぬゲストに大盛り上がりだった。


享年58歳。

ちょっと若すぎる、日本のROCKの死だ。

合掌。





2009.5.11

Bei Xu

Bei Xu と書いて ベイ・シュー と読む。

中国・重慶出身で、交換留学生としてアメリカに渡り、

インディアナ大学在籍中に歌とピアノを学び、

卒業後はニューヨークに移り、ヴォーカルを学ぶ。

2006年にCDデビュー。

今日は、その Bei Xu のライヴに行ってきた。

会場は、COTTON CLUB。

ちょっと、アンニュイな感じもしつつ、スモーキーな独特の声。

1曲目、キャロル・キングの 「So Far Away」 で始まり、

数曲、中国語の曲 (中国のポップス歌手の曲だと紹介していた) を

はさみながら、Jazz や Pops 、オリジナル曲を演った。

私としては、オリジナル曲や中国語の曲よりも、

70年代のアメリカン・ポップスのカバーばかり聴きたかったな。

バンドは日本人だったが、曲によってムラがあるように感じたのが

残念。

本編、最後から2曲目の途中で、バンドが間違ったのか、

Bei Xu が、間違ったのか、歌とバンドが合わなくなった。

なんとか、持ちこたえ取り戻したのだが、むしろ、そのことで

バンドに一体感が生じたかのように その途中からと、

最後の曲は、吹っ切れたかのような演奏になった。

面白いもんやな。

そして、アンコールは、MISIA の 「Everything」 を中国語で。

悪くはなかったが、全体として ちょっと物足りないライヴだったな、と思って

周りを見渡すと、おじ様連中は、割と満足げだった。


最新アルバムでは、Billy Preston の名曲、私の大好きな 「You are so beautiful」 をカバー。





2009.5.14

音楽鑑賞会

昨日は、代々木の高層マンションに住む友人ちへ遊びに行ってきた。

彼が、スティーヴィー・ワンダーの昨年の LONDON での LIVE の

ブルーレイを入手したので、シャンパン飲みながら、

ARIETTA のパン食べながら、観たのだ。

ああぁ、リッチなひと時。

でも、おっさんふたり・・・。

スティービーは、娘、アイシャにエスコートされ舞台に登場。

そのまま、アイシャは、バックコーラスに加わった。

私も時々演奏する、スティーヴィーのヒット曲、

「Isn't She Lovely?(邦題:かわいいアイシャ)」

に歌われているのが、その娘、アイシャ・モーリスだ。

後半にアイシャが1曲歌うコーナーがあった。

スティーヴィーも人の親なのだな。

もちろん、スティヴィーのステージは素晴らしかったのだが、

その後観た、昨年1月に放映された NHK の 「SONGS」、

忌野清志郎の復活 LIVE を観て、うるうるしてしまった。





2009.5.16

ギターデュオ

今日は、渋谷の BAR、ONYX での Mellow Flavor

LIVE 、4回目。

3rd Session のみ、Vocal の 陽香ちゃん参加。

全部で15曲演奏。

その前に、12時から5時間、山ちゃんと二人で練習して

行ったから、ヘトヘトに疲れましたわ。

本番の前に、5時間もやるもんじゃないな。

でも、それぐらい練習しての本番は、初めてのことではないと思うので、

今日は、特別疲れが出る日だったんだな。

そういえば、今週は睡眠時間、少なかったし。

さて、話は変わるが、

一番最近買った CD が、Bireli Lagrene & Sylvain Luc の

『Summertime』 なのだが、これが素晴らしい。

ギター二人だけで、他の楽器は一切なし。

彼らは、2000年にもその名も 『Duet』 というアルバムを

作っていて、今作は、9年ぶりの新作。

前作も良かったのだが、今作はそれ以上に良い。

タイトル曲の 「Summertime」 や、「Spain」 「Wave」

「Can't Take My Eyes off You」 「All the Things You Are」 など、

Jazz から Pops までカバーしていて、選曲も演奏も素晴らしい。

ギターデュオの面白さが分かる作品だ。

私たちの演奏は、というか主に私の演奏は、

まだまだ修行が足りんのだが、少しずつでもああいう自由な

演奏ができるようになりたい。

そう思って、精進します。

次回の ONYX 出演は、6月27日(土)。

遊びに来てください。





2009.5.19

フルートとギター

ここんとこ、不定期の活動になっているが、

3年前に アルト・フルート との デュオ (Laguna Moon) を始めた。

ジョー・ベック & アリ・ライアソン みたいにやりたくて 始めたのだが、

中々、難しくてあんな風にはできない。

ギターとフルートの組み合わせは、ありそうで、

パーマネントに活動しているデュオは意外と少ない。

(私が知らないだけかもしれないが。)


さて、最近、私の通うジャズ・ギター道場の師匠 宮之上貴昭氏が、

フルートの Miya さんの WEB 動画番組にて、

デュオ演奏 (フルートとギター) を公開した。

5分ほどのトークの後、トークをはさんで 2曲演奏している。

特に2曲目のブルースが、圧巻。

宮之上さんのことを ご存知でない方は、この機会に知ってくだされ。
  ↓
Miya のTalk Session 【第4回】 ゲスト:宮之上貴昭


余談だが、もう2年前、ジャズ・ギター道場に入門した時の話。

私が、不安そうに見えたのだろうか。

宮之上さんは、私に向かって こう言われた。

「堤さん。大丈夫ですよ。年配の方もいらっしゃいますから。」

年配て・・・。





2009.6.21

Mike Stern Band

もう6〜7年、毎年観に行っている Mike Stern 。

今年は、3月の YELLOWJACKETS との公演も観たので2回目。

3月6月と続けて来日したせいだろうか、

いつもより、ちょっとお客さんが少ないような気がした。

今回のメンバーは、昨年6月と同じ、

MIKE STERN(g)、RANDY BRECKER(tp)

DAVE WECKL(ds)、CHRIS MINH DOKY(b)

昨年にも増して、一層 バンド感が感じられた。

特に、MIKE、DAVE、CHRISの3人。

昨年も書いたのだが、DAVE が良かった。

以前は、彼のドラムの良さが分からなかったのだが、

今日も凄く良かった。

RANDY は、昨年 一昨年と、その太り具合がちょっと心配だったが、

昨年よりも少しだけ、お腹がへっこんだように見えた。


彼らの演奏を聴きながら、

(彼らが演っているものを音楽というなら、

私がやっているものは、とても音楽とは呼べない。

そんなもの人前で演奏する意味があるのだろうか) と、

不毛な疑問がわいた。

at Blue Note Tokyo





2009.7.6

NO2



NO2 with Special Guest 宮之上貴昭。

今日は、そのライヴを観に Motion Blue (横浜) へ行ってきた。

NO2 のギタリスト、太田雄二 さんは、私の通うギター道場の師範代で、

昨年9月から今年の5月まで、私は彼のクラスにいた。

(6月にクラス替えがあり、今は違う師範代のクラス。)

そして、そのギター道場の師匠が、今日のスペシャルゲストの

宮之上貴昭 さんである。

太田さん自身、高校生の頃から5年間、その道場で宮之上さんに

師事したわけで、いわば今日は師弟共演なのだ。

もちろん、今までも二人は何度も共演しているのだが、

NO2&宮之上貴昭、という組み合わせは、初めてだったようだ。

NO2 というのは、太田雄二(g)、西川直人(org)、太田耕平(ds) という

トリオで、昨年7月に、「First Alubm」 をリリースした。

ドラムスの太田さんは、ギターの太田さんの兄であり、

宮之上貴昭スパーギタートリオ、宮之上貴昭スーパーカルテットの

ドラムスでもある。

さて、ライヴはどうだったかというと、1部、NO2 の3人で2曲演奏後、

「高校生の頃からお世話になってます。

こういう共演が実現できてうれしく思います」 と

太田さん (g)が、宮之上さんを紹介。

そうだろうな、 と、その言葉だけで妙にウルウルしてしまった。 (涙腺 弱)

私と太田さんや宮之上さんとの共演など、かなわぬ夢も良いところ。

いや、今、仮に 「一緒に演奏しましょう」 と言われても、

尻込みしてしまう自分がいる。

ああ、情けない。

いや、私のことはどうでも良い。

ライヴのレポート。

相変わらずの宮之上さんの 「何をすんねん奏法」 。

私が勝手にそう呼んでいるだけだが、観ていて思わず、

「何をすんねん!」 と叫びたくなる超絶技巧奏法だ。

そして、太田さん。

これまた、宮之上師匠にひけをとらないドライブ感。

彼のレッスンは、彼の模範演奏を聴くだけでも、楽しかったが、

本番となると、またこれが良い。

全曲かっこよかったのだが、自分でもギターデュオをしている私としては、

2部でやったデュオ2曲 (イパネマの娘、Day by Day)が、

特に印象に残った。

たまにこの2人でも、デュオライヴをしているので、今度は観に行かねば。

ああ、このデュオでCD出してほしいな。





2009.7.11

クラシックと砂肝

昨夜は、友人にチケットをもらったクラシックのコンサートに行ってきた。

会場は、初めて行く 赤坂の 紀尾井ホール。

紀尾井シンフォニエッタ東京 の定期演奏会で、

指揮は下野竜也氏。

演目は、ドヴォルザークの 「伝説」 第1曲〜第10曲、

ジョリヴェのファゴット協奏曲 と モーツァルトのファゴット協奏曲。

知らない曲ばかり。

特にジョリヴェにいたっては、その名前さえ初めて。

ジョリヴェは、20世紀のフランスの作曲家 (1905-1974) で、

曲もいかにも現代音楽。

モーツァルトの方が、親しみやすい曲だったが、

アンコールでやった曲 (曲名不明) が、一番ファゴットに合っている

ように感じた。

今回、初めてファゴットが主役の音楽を聴いた。

ファゴットは、別名 バスーン ともいう。

どちらかというと音色も地味だし、クラリネットやフルートほどの

知名度もないだろう。

昨夜のファゴット奏者は、ノルウェー出身の ダグ・イェンセン という人。

ジョリヴェの難しい旋律を暗譜しているのは、スゴイと思った。

プロなら、それぐらい当たり前なんだろうけど。


ドヴォルザークの 「伝説」 は、たぶん1曲あたり4〜5分だろう。

それが第10曲まである。

初めて聴いたからか、有名曲、たとえばドヴォルザークなら、

「新世界より」 のようなインパクトには欠けるように感じた。

(ドヴォルザークって、それしか知らないんだけど。)

アンコールで指揮者が

「知らない曲ばかりだったでしょうから、皆さんご存知の曲を

やります」 と言って演奏した曲 (ホントに誰でも知ってる曲だと

思うけど、曲名がわからない) は、短いながらも とてもドラマチックに

感じた。

有名な曲は、人の心に強い印象を与えるから、

有名になったんだろうな、と感じた。


帰り、一緒に行った友人と四谷の焼き鳥で一杯。

軍鶏 (しゃも) の店で、めったにない砂肝の刺身があった。

薄くスライスしてあるのだが、砂肝2個か3個分だな。

それで、680円。(高!)

美味かった。





2009.7.11

鈴木大介

昨夜、コンサートに一緒に行った友人とクラシックの

コンサートホールについての話をしていて、

クラシック・ギターのコンサートってどれくらいの音量なのか、

どれくらいのキャパまで、生 (ナマ) で出来るのか、という話になった。

「そう言えば、クラシック・ギターのコンサートって行ったことないわ」 と

私が言うと、友人は、

「明日、行くよ」 と成城ホールで行われる 鈴木大介 の

コンサートのチラシをくれた。

鈴木大介は、クラシックだけにとどまらず、

鬼怒無月 (ジャズ・ギタリスト) とギターデュオをしたり、

映画音楽のCDをリリースしたりと、その活動範囲は広い。

どうしても行きたくなったので、当日券で行くことに。

成城ホールは、キャパ300人ぐらいの小ホールだが、

自由席だったおかげで、前から2列目の良席を確保。

ふだん、電気で増幅された音を聴く事が多いので、

生ギターで、ホールコンサートってどんな音量なのか

想像できなかったが、思った以上の音量だった。

後ろの方だと小さな音だったかも知れないけど。


一部は、タレルガの 「アルハンブラ宮殿の思い出」 など、クラシック曲。

二部は、映画音楽やクラシックの中でも ショパンの

「ノクターン」 など親しみのある曲を演奏。

当たり前だが、やっぱり上手いし、巧い。

印象に残ったのは、マンシーニの 「ひまわり」 と、

アンコールで演った 「ディアハンター」 。

ギターだけで、音が少ない分、美しく、物哀しい。


彼の顔を見てから思い出したのだが、2004年、

Martin Taylor のコンサートに行った時、彼がゲストで、

Martin とデュオをした。

あの時は、Martin 目当てだったのであんまり印象に

残らなかったのだが、今日は、とても良かった。

ジャズもいいけど、あんな風にも弾いてみたい。

弾けないけど。


ステージには、大きな生け花があった。

コンサートが始まる前、女性が大勢、その生け花の写真を撮っていた。

何だろう?と思っていると、

花は、假屋崎省吾が生けたもので、ご本人も会場におられた。

一応、私も撮ってきた。
  ↓


文中 敬称略。





2009.7.16

調 和

一昨年、妻が友人に誘われ、「ベルリンフィル12人の金管奏者たち」

のコンサートに行った。

それが、素晴らしかったらしく、次に来日したら行こう、と

誘われていたのだが、今年の公演は、その友人が妻と私を招待してくれた。

ベルリンフィルといえば、カラヤンが指揮していたことでも有名な

世界一流のオーケストラだ。

そのオーケストラの金管奏者12人によるアンサンブル。

編成は、トランペット5人、ホルン1人、トロンボーン5人、

テューバ1人の合計12人。

曲によって、人数は変わり、トロンボーン四重奏というものもあった。

全員が 「第1級のソリスト」 といわれるような名手による演奏。

私自身、中学高校とブラスバンドに所属し、トロンボーン、

バリトン (ユーフォニウム)、トランペットを吹いていたのだが、

ラッパって、こんなにふくよかで 美しいハーモニーだったのか、

とそのハーモニーと感動する。 (比べたらあかんな)

そして、ピアニシモとフォルテシモ。

ポップスやジャズでも、もちろん強弱はつけるのだが、

やはりそのあたりは、クラシックの方が繊細だと思った。

曲目は、ヘンデルやバッハなどクラシックから、映画音楽、タンゴ、

グレン・ミラーと多彩。

私の印象に残ったのは、『タンゴ・ジェラシー』、

映画音楽組曲の中の 『クワイ河マーチ』、

グレン・ミラー・ストーリーの中の 『ムーンライト・セレナーデ』、

『真珠の首飾り』。

それから、2回目のアンコールで演った 『浜辺の歌』。

やはり、日本人なのだな、無条件にグッときてしまうメロディに、

美しすぎるハーモニー。

泣くよ、おとうさん。

12人が演奏しているのではなく、ひとつの楽器の音に聴こえてくる。

こういうのを “アンサンブル” というのだな、としみじみ思った。





2009.7.25

池上線

池上線沿線に越してきたので、今日は 池上線に関して。

東京で東急線というと、

田園都市線や東横線がちょっといい感じ、

目黒線は、ちょっと庶民的、

池上線は、マイナーなイメージを持っているのは私だけだろうか?

さて、そんな (勝手に) マイナーなイメージのある池上線。

それをタイトルにした 『池上線』 という歌がある。

西島三重子が、1976年に出したシングルで、

サビが 「池上線に揺られながら 今日も帰る私なの」 という歌詞だ。

野口五郎の 『私鉄沿線』 あたりを思わせる、ちょっと暗めの昭和の歌謡曲だ。

お聴きになりたい方は、こちら(YouTube)

この曲とは、全く関係ないのだが、『ご案内』 という曲がある。

ヤマハのポプコンから1972年にデビューした 「ウィッシュ」 という

フォークの姉妹デュオの曲で、何の案内の歌かというと、お葬式だ。

歌の出だしが、「今日 お葬式をします」 という 強烈な歌詞で始まる。

お葬式といっても、どうも人が死んだのではなく、失恋の歌のようだが、

「同情も今はいりません」 だの

「お棺は秋の木の葉を二枚そっとくるみましょう」 だの

「どうぞ列席してください」 と、かなりのインパクトだ。

お聴きになりたい方は、こちら(YouTube)

なぜ、この2曲のことを書いたかというと、

私は 『ご案内』 のタイトルが、どういうわけか 『池上線』 だと思い込んでいて、

(今日は、ウィッシュの 『池上線』 というタイトルの お葬式の歌 について書こう)

と思い、ちょっと調べてみたら、全然別の曲だったのだ。

どこでどう 『池上線』 と 『ご案内』 が混ざったのか分からないが、

私の記憶もかなり ええかげんだな、と思ったのであった。

それにしても、改めて聴いてみて 『ご案内』 はスゴイな。

上記リンクで見れる、『ご案内』 の写真、70年代ファッションもいいな。

ああいう、昭和な写真を見て、独特のノスタルジーにおそわれるのって、

1980年代以降に生まれた人たちにはないんだろうな。

何かとても大切な感覚のような気がして、大事にしたい。

なお、「ウィッシュ」 は、当然、DAIGO とは関係ない。





2009.7.28

釈迦宅

「しゃかたく」 と入力し、変換キーをたたくと

「釈迦宅」になってしまった。

スゴイな、何がスゴイか分からないけど、スゴイ。

で、「シャカタク」 である。

1982年、「Night Birds」 が大ヒットしたフュージョングループ。

当時、あのアルバムは繰り返し聴いたものだ。

さて昨日、そのシャカタクのLIVEに行ってきた。

覚えてないのだが、以前、Billboard LIVE に行った時に

アンケートに記入したようで、抽選に当たり、招待券が送られてきたのだ。

何でも書いておくもんだな。

8500円のLIVEにペアで招待だから、17,000円分だ。

ラッキー!

シャカタクは、結構、日本では人気があるようで、

毎年のように来日しているようだし、

昨日もファンらしき人達が多くいたように思う。

「UKジャズ・ファンク/フュージョン界の大御所グループ」

なんて、紹介文も見たことがあるが、音楽は、そんなに

ファンキーじゃないし、ジャズでもない。

どちらかというとイージーリスニング的な印象を受けた。

皆、ベテランだし、上手いんだろうけど、何というか

スリリングな感じがしなかったな。

予定調和とでもいうのだろうか。

それに、私は主にアメリカの音楽が好きなもので

彼らがイギリスのバンドだからか、どうもローカルバンドという

印象で あか抜けた感じがしなかった。

いや、昨日はイギリスのバンドと分かっていたのではなく、

見るからに、聴くからに、アメリカではない、

ヨーロッパのどっかの国のバンドって感じだったのだ。

だからといって、楽しくなかったわけではないけど、

ちょっと期待はずれだった。

ただで観ておいて、何だけど。





2009.8.9

デュオ

昨日、昨年9月から 今年の5月まで 私のギターの先生であった

太田雄二さんの演奏を聴きに行った。

今回は、Voval (瑞季さん) との デュオということで、

デュオ演奏が多い私には、興味深かった。

4ビートにおけるバッキングとソロは、とてもじゃないが、

あんな風には弾けない、と思って聴いていたのだが、

何曲目かで、ふと気付いた。

(彼は、誰かのように弾こうとはしていない) と。

もう Jazz は、弾けるようにならないんじゃないか、と

この数ヶ月、(自分の練習不足を棚に上げて) ややスランプ気味だった

のだが、(別にプロのジャズギタリストのように弾かなくても

自分らしく弾けば、いいんじゃないか) と、少し光が見えた。

大げさにいうと、ギターは 私にとって 「本当にこの私で良い」 と

生きるための 学びであるような気がしたのだった。

昨夜の会場は、私が ライヴで たびたびお世話になっている

原宿の bar dAZE

店主の 剛ちゃんが、どこかで 瑞季さんと知り合いになり、

昨日のライブに至ったとのことだが、世間って狭いな〜と

驚いたのであった。

もしかしたら、そういうのを 「縁」 というのかな。


太田さんと別れ際に、酔った勢いで、

「ここで ギターデュオ やりましょう!」 と言ってしまった。

彼は、「やりましょう」 と言ってくれたが、ホントにいつか実現するといいな。

もうちょっと 腕を上げてからやりたいので 急がねば。

彼が、もっと有名になってしまうと かなわないだろうからね。





2009.8.12

スーパーギターバトル

昨日は、四谷のポコタンへ 「スーパーギターバトル」 を

聴きに行ってきた。

出演は、宮之上貴昭、太田雄二、萩原康介 3名のギタリスト。

宮之上ギター道場の 師匠と師範代2名の セッションだ。

お客さんは、9割以上が男。

たぶん、半分くらいは道場生。

3人いるとデュオ以上に、それぞれの個性がはっきり分かり、

面白かったし、ジャズギターの魅力満載のライヴだった。


途中、道場生の期待の星、17歳のM君が、1曲参加。

宮之上師匠とのデュオ 『Day by Day』。

まあ、堂々たる演奏。

ギター始めて2〜3年なんだろうけど、スゴイです。

M君のお父さんも道場生なのだが、なんでも

M君が習い始めて、2ヶ月でぬかれたとか。

これからが楽しみなギタリスト。





2009.8.19

ギターデュオ

今月3度目の太田雄二。

今日は、高円寺の After Hours へ、

太田雄二馬場孝喜 ギターデュオのライブへ行ってきた。

太田さんのギターは、もちろん好きで聴きに行ってるのだが、

今日初めて聴いた、馬場さんがこれまた良かった。

フレイズ、スピード感、バッキング全てにおいて、かなり好きなギターだ。

またひとり、好きなギタリストが増えた。

7:30頃、店に入るとお客としては、1番乗りで、

2人は、リハーサル&打ち合わせ中だった。

ふだん見れない打ち合わせや リハーサルが見れてしまうのも

こういう小さなハコならではだ。

あれだけの打ち合わせから、この本番の演奏が出てくるというのは、

やっぱり、スゴイ。

ほとんど何も決めずに、お互いの音を聴きながら、

あとは時々、目配せで、音楽を 「今」 創りあげていく。

やっぱり、楽しい。

う〜む。

この2ヶ月、ちょっと休憩していたが、そろそろ活動再開したくなってきた。





2009.8.28

CHRISTIAN McBRIDE & INSIDE STRAIGHT

昨日は、クリスチャン・マクブライド & インサイド・ストレートの

ライヴを観にCOTTON CLUBへ。

これまた、今月は誕生日月ということで、ご招待。(ラッキー!)

いやぁ〜最高だった。

今年のベスト3に入るライヴ。

クリスチャン・マクブライドだけが、良いのではなく、

バンド全員が素晴らしい。

素晴らしすぎて、何度もウルウルしてしまった。

まるで、自分のJAZZへの理解が深まったのではないか、と

思ってしまうほど、JAZZの素晴らしさを感じたライヴだった。

あと、どういうわけだか、クリスチャンとは友達になりたい、と

思った。

ライヴを観に行って、あんまり、そんなこと思ったことないのに。

メンバー
Christian McBride(b)
Peter Martin(p)
Tim Green(sax)
Warren Wolf(vib)
Carl Allen(ds)





2009.8.30

リー・リトナー ギター・セミナー

山野楽器 銀座本店、イベント会場で開催された

リー・リトナーのギターセミナーへ行ってきた。

これは、ヤマハのナイロンストリングス・ギターの新製品、

『NXシリーズ』 の発表も兼ねたセミナーで、大阪、京都、名古屋、

東京3ヶ所で行われ、今日がその最終日だった。

約1時間40分のセミナーの内容は、リーによるその新製品の紹介、

ソロギターのデモ演奏が合計3曲、会場からギタリストをあげてのセミナーと

セッション、質疑応答、そして、スペシャルゲストに渡辺香津美を

迎えてのセッション2曲、と盛りだくさんで楽しめた。

特に渡辺香津美の登場は、今日だけのサプライズ・ゲストのようで

ラッキーだった。

これで、2500円は、大満足!

2人が弾いたのは、NCX2000という¥399,000のモデルで、

ライン出力とは、思えないほどナチュラルな音で、特にフォルテシモで

弾いてもギターがしんどそうでないあたりが、かなり魅力に感じた。

あれで、ナット幅が45〜48ミリぐらいなら、即買ってしまいそうだ。

(ナット幅は52ミリ。)

しかも今日は、10万円引きだった。

でも、とりあえず、今日は冷静に帰ってきた。

香津美とのセッションは、2人の個性が対照的でとても興味深かった。

もしかなうなら、この2人でデュオのライヴをやって欲しい。

絶対 観に行くよ。





2009.9.5

東京JAZZ 2009

2年ぶりの 「東京JAZZ」 。

今年は5回公演があるのだが、今日の昼の 「Groove」 という

テーマの部に行ってきた。

会場は、有楽町の東京国際フォーラムA。

出演は、

@神保彰 featuring Abraham Laboriel & Otmaro Ruiz
 with very special guest "Lee Ritenour"
AJohn Scofield and the Piety Street Band
B東京スカパラダイスオーケストラ
CGeorge Clinton & PRALIAMENT / FUNKADELIC


まずは、神保彰。

メンバーは、Otmaro Ruiz (key)、Abraham Laboriel (b)

そして、スペシャルゲストに Lee Ritenour (g)だ。

神保彰は、元カシオペアのドラマー。

私は、カシオペアには、はまらなかったので神保彰の音楽を

積極的には聴いてこなかった。

もちろん、80年代初めのフュージョンブームの頃には、

多少は カシオペアも聴いたけどね。

数年前、神保彰(ds)、鳥山雄司(g)、和泉宏隆(key) による

ユニット、PYRAMID の CD がリリースされ、そのライヴで

初めてナマで神保彰のドラムを聴いた。

その CD も、お気に入りなのだが、

少し前に初めて、彼のソロ名義のCDを聴いてみたら、

これが中々ゴキゲンだった上、今回のライヴには、

Lee Ritenour が、ゲストで参加するというので、

観に行くことにしたわけだ。

神保さん、まあ、姿勢の良いこと。

背筋がピンと伸びて、見ていて気持ちの良いドラミング。

リトナーは、335、L5、YAMAHAのガットギター、

サイレントギター を持ち替えての演奏。

ぜひ、この4人でレコーディングをして欲しいな、と思う

演奏だった。

おそらく、ほとんどリハーサルとかしてないんだろうけど、

決まるところは、ビシッと決まるのは、さすが。


2番目、ジョン・スコフィールド。

もう、20年以上前に大阪でライヴを観たことがあるのだが、

その頃は、何をやっているのか分からなかった。

この数年は、彼の音楽のカッコ良さも分かるようになったので

今日は、リトナーに次いで楽しみにしていたのだが、

なんと、1曲目から Vocal 入りのR&B。

最新アルバムが、ニューオリンズもののようで、

ジョン・クリアリーが参加しており、今回も同行。

ジョン・クリアリーは、今から17〜8年前、

大阪のバナナホールで、山岸潤史のバックで来日した時に

観ており、その時の印象は、イギリスのビジネスマン

(彼はイギリス人) のようだったが、今回は、アメリカ南部の

おっさん化している印象だった。

もうちょっとJAZZっぽいの聴きたかったな。


東京スカパラダイスオーケストラ。

全部、同じに聴こえるし、騒がしすぎてちょっと苦手。


ジョージ・クリントン。

名前は、もちろん知っていたけど、意外と音楽は聴いたことなかった。

会場は、今日の4組の中で一番盛り上がっていたから、

このバンド目当てのお客さんが多かったんだな。

7年ぶりの来日だったようだし、待ってました!って感じ、

ムンムンだった。

パーラメントとファンカデリック、彼が率いる2つのバンドの

合同だったせいか、人数は多いわ、変なカッコのおっさん(おむつ姿)

おるわ、ダンスは下品やわ、まあすごかった。

NHKのBSで放送するらしいけど、あの下品なダンスは、

映せないだろうな。

それにしても、日本には、コアなファンが結構いるんやな。

ジョージが、まるで新興宗教の教祖に見えた。



もうひとつ、夜にライヴを観てきた。

濱のぞみ (Vo) & 山口友生(g) @ bar dAZE。

濱さんは、ちょっとジュリアン・ムーア似の

しっとり、大人の魅力の Jazz Singer。

山口さんは、辻本さんのバックでの演奏を聴いたことがあったが、

バンドではなく、デュオで聴くのは初めて。

う〜む、上手い。(プロなんだから、当たり前か。)

今日は、数曲、ウクレレも演奏。

80年以上前のマーティンのウクレレらしいが、

素晴らしく良い音で、演奏も素晴らしかった。

ああいうのを聴いて、気軽に私もウクレレを、と思ってはいけない。


というわけで、今日はライヴ三昧の一日だった。

明日は、Mellow Flavor の相方、山ちゃんの ライヴに

数曲参加予定。(@ bar dAZE)

来週の土曜日(9/12)も、急遽、横浜でのライヴに出演することに

なった。

ぼちぼち、活動再開である。





2009.9.13

Marcus Miller

昨夜は、Marcus Miller のライヴ。@ビルボードライヴ東京。

(昨年、SMV で観て以来だな、いつだったっけ?) と記録を

見てみると、なんと 9月12日!

ちょ〜ど、1年ぶりのマーカスだった。

それにしても、昨日のライヴは凄かった。

ちょっと泣けてくるほど、素晴らしかった。

あんな演奏、毎日できないだろ?

いや、それとも彼らは毎日やってるのか?

メンバーは、

Marcus Miller (bass, b.cla)
Christian Scott (trumpet)
Federico Gonzalez Pena (keyboards)
Ronald Bruner (drums)
Alex Han (saxophone)

この数年のいつものメンバーは一人もおらず、

全員初めて見る顔ぶれ。

そして、(キーボード以外の3人は) 若い。

トランペットとサックスがすんばらしかったので、チェックしてみたら、

トランペットの クリスチャン・スコット (26歳) は、

なんと今年1月には自己のバンドで来日もしているではないか。

昨年には、ソウライヴ、マッコイ・タイナーとも来日している

超売れっ子だ。

かなり、色っぽい演奏。要チェックだ。

サックスのアレックス・ハンは、まだ21歳のようだが、

14歳の時、すでにデビューアルバムをリリースしている。

もう、笑ってしまうぐらい、エモーショナル。これまた要チェックだ。


よく見ると、今回のツアーは、

Marcus Miller Tutu Revisited
The Music of Miles Davis
featuring Christian Scott

と書いてある。

で、本編最後に演った 「Tutu」 が特に圧巻。

もう一回、言いたい。

あんな演奏、毎日できないだろ?

いや、それとも彼らは毎日やってるのか?


9月15日、19:00〜フジテレビNEXT (CS) で、

彼らのライヴが、生放送される。

観られる環境の方はぜひ。


Marcus Miller Tutu Revisited Tour は、この後、

ヨーロッパ、アメリカを周り、今年いっぱい続くようだ。


Christian Scott

Alex Han
14歳の時の演奏や、昨年のマーカスバンドでの演奏 (映像) もある。

Marcus Miller





2009.10.9

The DUO

デュオ・3デイズ。

というのは、私が勝手に名づけたのだが、

昨日、今日、明日と3日間たまたま観たいデュオが重なったのだ。

その1日目 (昨日) は、代官山にある 「晴れたら空に豆まいて」 という

変わった店名のライヴハウスで、「The DUO」 のライヴ。

初めて行ったが、名前だけでなく、店内もユニークなお店。

「The DUO」 は、クラシック・ギタリストの鈴木大介と

ジャズ・ギタリストの鬼怒無月のギターデュオ。

CDは、2枚とも持っていて、以前から一度ライヴに行きたいと

思っていたのだ。

昨夜は、ギターデュオ数曲のほかにゲストに

アコーディオン、ピアニカの佐藤芳明、ドラム、パーカッションの

芳垣安洋を迎えての演奏だった。

クラシック・ギタリストとジャズ・ギタリストのデュオということで、

演奏は、いわゆるJAZZではない。

ジャンルを説明しにくい感じ。

つまり、彼らのオリジナルな演奏だ。

強いていうなら、クロスオーバーな感じなのだが、

思っていた以上にアレンジされた演奏で、曲によっては、

譜面台を2つ並べて、5〜6ページの譜面を置いていた。

アドリブは、比較的少ないのだが、中にはかなりフリーな部分もあり、

きっちりアレンジされた部分との対比が、またクロスオーバーな

印象だ。

2人ともガット・ギターで、1曲だけ鈴木さんがウクレレを弾いた。

次回は、全曲デュオで聴いてみたい。

意外や、MCが面白かった。




加藤泉&山口裕之 デュオ

デュオ・3デイズの2日目は、加藤 泉(g)、山口裕之(b) のデュオ。

ハコは今年1月、池袋にオープンしたジャズ・バー 『P's Bar』 。

なんと10人入れば、満席という小さなお店だ。

加藤さんのギターは、CDで聴いたことがあるが、ナマは初めて。

見るからにヴィンテージなギター (1962年製のGibson ジョニー

スミス・モデル) で、ゴリゴリ、パキパキと男っぽいギターを弾く。

元々、今日のライヴは、加藤さんのウェブサイトに、

山口友生さん (g) とのギターデュオと記されていた。

加藤さんの演奏も一度聴きたいと思っていたところへ、

先日レッスンを受けた山口さんとのデュオなら、ぜひ!と

思って予約しようと、お店のサイトへ行くと、

ギターの山口 (友生) さんではなく、ベースの山口 (裕之) さんとの

デュオになっていた。(ああややこしい)

お店に確認したところ、やはりベースとのデュオということだったが、

せっかくなので行くことにした。

行ってみると、なんと、たまたま仕事を早く終えたという山口友生さんが

来ていた。

結局、2部は、ギターの山口さんも参加し、アンコールを含め、

4曲をトリオで演奏した。

タイプの違うギタリストがいることで、お互いに触発しあうんだろう、

ギターが2人になる方が、音楽が断然面白くなると感じた。

来月は、ギターデュオで出演するということなので、また行きたい。

それにしても、毎度のことながら、その場で曲を決めて、

何の打ち合わせもなしに、あんな演奏が出来るって、

やっぱりプロはちゃうな〜!





2009.10.10

吉田サトシ&馬場孝喜

デュオ・3デイズ の最後は、吉田サトシ&馬場孝喜 ギターデュオ。

今日のハコは、これまた初めての小岩にある 「COCHI」 というお店。

今日は、全くのふたり。

ゲストなしの全曲デュオだった。

馬場さんは、8月に太田 (雄二) さんとのデュオを聴いて以来、

ファンになり、先月はレッスンも受けた。

吉田さんは、2007年の5月、六本木STBで行われた、

「華麗なる日本のジャズギタリスト達」 というライヴイベントで

聴いているのだが、その時は、岡安芳明、小沼ようすけ、布川俊樹など、

ギタリストが総勢12名も出演したので、あんまり覚えていない。

ただ、その日の演奏の中で一番印象に残ったのが、

岡安芳明&吉田智のデュオで演奏した 「You Don't Know What Love Is」

だった。

その後、その日のライヴは、CD化されたのだが、残念ながら、

その演奏は収録されなかった。

話を戻そう。

今日のギターは、吉田さんが、ちょっとオールドな Byrdland、

馬場さんは、やや新しめの ES-175、ともに Gibson 製だ。

実は、吉田さんが 2001年、馬場さんが 2005年の

Gibson Jazz Guitar Contest の最優秀賞を受賞している。

野生的だけど理知的な馬場さんのプレイと、色っぽい吉田さんの

プレイがお互い触発しあいながら、音楽を創り上げていく。

私が弾くと、つまらないな、と感じる曲も2人の手にかかると、

楽しく、美しい演奏になるのは、やはりプレイヤーの腕前だ。

お客さんが少ないのがもったいない、と思うライヴだった。

普通、ジャズ・ギターのライブって圧倒的に男が多いのに、

7人の客のうち、5人が女性だったのは、

イケメン吉田サトシのせいか?





2009.10.14

今井美樹

今から、18年前、29歳の時、初めて就職した。

その会社に、同じ歳の T 君がいた。

初めて話した時、音楽の話になり、

「どんなん聴くの?」 と訊いたら、

彼は、「今井美樹」 と答えた。

当時、私はROCKやSOULを聴いていたので、

心の中で、(ふっ、軟弱なやつ) とちょっとバカにした。

そんな私が、今日、初めて 今井美樹のライヴに行ってきた。

T 君、ごめんなさい。

今井美樹、最高っす。


彼女の歌をいいな、と思い始めたのは、

もう10年以上前なのだが、決定的だったのが、

1997年のアルバム 『PRIDE』 だ。

このアルバムは、J-POPの名作だと秘かに思っている。

まあ、ヒットした作品なので、秘かに思わなくてもいいんだけど。

大体、この数年、J-POPなんてほとんど聴いていない。

そんな私が、たまに聴きたくなる歌が今井美樹なのだ。

そういうわけで、以前から一度、ライヴに行きたいと思っていたが、

中々、機会がなかったのだ。

今日のライヴは、ピアニストの倉田信雄さんとのデュオ。

(おお、またデュオだ!)

ピアノと歌だけで、こんなに幸せなのか!と思うライヴだった。

そう、興奮するとか、かっこいいとか、癒されるとか、ライヴの感想も

色々あるが、“幸せ” なのである。

なんだろう、彼女の歌の魅力。

カレン・カーペンターに通じる何かを感じる。

曲によっては、私の涙腺は刺激され、心を洗われるようで、

(そんなに、私の心は、汚れているのか!?) と、思ってしまった。

ピアノの倉田さんが また良い。

もう職人。

気持ちええやろ。

あんなピアノをバックに歌ったら。

半分ぐらいは、知らない曲だったけど、

聴きたかった 『PRIDE』、『GOOD BYE YESTERDAY』 が聴けて良かった。

ほんとは、あと一曲 『私はあなたの空になりたい』 も聴きたかったな。

会場は、Billboard Live TOKYO。

ホールではないので、近くで観れたのも良かった。

いつも行くJAZZのライブとは、ちょっと客層が違っていたな。

普通のおじさん、おばちゃんが多かったような気がする。


昨年彼女は、7人のピアニストと1曲ずつ録音した 『I Love a Piano』 という

アルバムを発表した。

ピアニストは一人だけど、今日のライヴは、そのコンセプトを

引き継いでいて、バックがピアノだけということで、より一層、

彼女の魅力を味わえたと思う。

次回は、バンドをバックにしたライブも観てみたい。

出来れば、だんな (布袋寅泰 Gt) との共演も観てみたい。


布袋といえば、元BOOWYだが、私は、BOOWYは、聴いていない。

それでも、彼のギターのセンスやカリスマ性は、知っている。

彼は、世界的に認められているギタリストだ。

あの見た目と 『PRIDE』 の作詞作曲というギャップに興味を持ち、

2、3年前に出版された 「秘密」 も読んだ。

内容は、詳しく覚えていないけど、激しい人生だな〜と思った覚えがある。

ちなみに私は、彼自身の作品より、今井美樹の作品で聴かれる彼のギターが

好きだ。

ええ仕事してまっせ。





2009.10.21

悲しくてやりきれない

今月16日に自ら命を絶った音楽家の加藤和彦さん。

彼の代表曲のひとつでもある 「悲しくてやりきれない」 を

ライヴでも演奏したことのある私として、彼の死について

何かをここに書いておきたいと思い、数日考えたのだが、

何も思い浮かばない。

遺書には、自分が実際に作っていた音楽がこの世に

必要だったのかといった、疑問を投げかける内容が

書かれていたという。

子供の頃は、「帰って来たヨッパライ」 をよく聴いた覚えがあるし、

サディスティック・ミカ・バンドだって、日本のポップミュージックに

与えた影響は多大だ。

そんなこと、もうさんざん言い尽くされてきたこと。

ただ、冥福をお祈りするしかない。


久しぶりに 「帰って来たヨッパライ」 を聴いてみた。

エンディングで、お経がビートルズの 「A Hard Day’s Night」 に

変わり、そのバックに 「エリーゼのために」 が流れる。

なんとシュールな・・・。





2009.10.26

週末の報告

2日更新をサボっただけで、いっぱい書くことが

溜まってしまった。

今夜は、山ちゃんと Mellow Flavor の練習で帰りが遅くなり、

書きたいのに、書くことがあるのに、眠たい。

あ、そうそう、今週の土曜日、久々の 渋谷ONYXでのライヴを

予定していたが、今日の雨で、お店の方にちょっとアクシデントが

あったようで、延期になった。

楽しみにしていた方 (いるのか?) ごめんなさい。

土曜日は、たぶんどこかの路上でやります。

ONYX は、来月やります。


さて、週末のこと簡単に書いておこう。

土曜日は、昼から友人宅でワインを飲みながら、音楽 ライヴDVD

(TOTO、Love Notes、C.LAUPER) を鑑賞。

シンディ・ローパーって歌、うまいんやな。

CDより、ライヴの方が、よく分かる。

夜は、映画2本立て。

ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr. 共演の

「路上のソリスト」 と ミッキー・ローク主演の 「レスラー」。

「路上のソリスト」 は、実話を基にした話で、

救いのあるような、ないような、う〜んやっぱりあるのかな、

って感じの話。

ジェイミー・フォックスは、やっぱりいいな。

★★★★☆


「レスラー」 は、ミッキー・ロークがアカデミー主演男優賞、

マリサ・トメイが助演女優賞にノミネートされた作品。

ミッキー・ロークといえば、「ナインハーフ」 が強烈な印象だが、

あの頃とは、別人。

本作では、落ち目になったプロレスラーを演じているが、

試合シーンは、ホンマに痛い。

ストーリーもイタイ。

結末をどういう風に観るかは、観客にゆだねられているが、

私はあんまりハッピーにはなれなかった。

助演のマリサ・トメイが良い。

★★★☆☆


昨日は、bar dAZEへ 清水早苗 (vo) & 馬場孝喜 (gt) の

ライヴへ。

残念ながら都合で、2部からしか観られなかったが、

やっぱり、馬場さんサイコー。

ヴォーカルとのデュオということで、ギターひとりでどんな伴奏、

ソロを弾くのかと期待したが、とても良かった。

ホンマに上手いし、巧い。

清水さんの歌もパワフルで、中々、相性が良いコンビに感じた。

ライヴ後、馬場さんと話していて、酔っ払った勢いで、

「何かやりません?」 と、2曲もセッションしてしもらいました。

あー幸せ。

でも、技術&センスに差、ありすぎ!





2009.11.18

ライブ・レコーディング

台東区の入谷という所にある、「なってるハウス」 という

変わった名前のライヴハウスに行って来た。



30人も入れば、満員のこじんまりしたハコだ。

出演は、加藤崇之(gt)、 さがゆき(vo)、 潮先郁男(gt) 。

ギタリストの2人は、どこかで名前は見たことがあるが、

音を聴くのは初めて。

ヴォーカルのさがさんも初。

レコーディング・エンジニアである友人から、今日のライヴを録音する、

という話を聞き、ギターデュオにヴォーカルというフォーマットにも

興味があったので、行ってみることに。

加藤さんのウェブサイトのプロフィールに

「ジャズ・フリージャズ・ブラジルミュージック」 と書かれていたので、

なんとなく、勝手にイメージを作ってしまい、聴きに行ったら、

今日の3人で奏でられた音楽は、想像と全然違って、ど真ん中の

JAZZ だった。

知らない曲も多かったけど、たぶん、ほとんどがスタンダードなんだろう。

比較的、ゆっくりの曲が多く、おだやかで、ゆったりしたライヴだった。

ヴォーカルのさがさんは、楽しそうに歌う人だ。

レコーディングしていることを、観客が知っていたせいか、

皆、おとなしく、行儀よく静かに聴いていた。

ギターは、2人とも Gibson ES−175。

加藤さんのは、P−90の1ピックアップタイプ、潮先さんのは、

2ピックアップで、2本とも見るからに古そうで貫禄のある

ギターだった。

潮先さんは、昭和8年生まれというから、今年76歳。

いくつになっても、現役でいられる音楽は素晴らしい。





2009.11.21

鈴木勲ギターワークショップ

今日は、楽しみにしていたライヴ 「鈴木勲ギターワークショップ」。

横浜の KAMOME というジャズクラブへ行ってきた。

出演は、鈴木勲 (b)、力武誠 (ds) に、

ギタリスト4名、天野清継、市野元彦、吉田智、そして、馬場孝善。

ギター・デュオあり、トリオあり、カルテットあり、全員出演ありと、

盛りだくさんで楽しかった。

ギタリストが、2名以上、一緒に演奏すると、

よく 「ギターバトル」 なんて言葉が使われるが、

今日の演奏には、一切の 「バトル (闘い)」 などなく、

誰かがソロを弾いている時、その人を見つめる他のギタリストの視線や

表情は、愛と尊敬に満ちていて、それを見ていたら、泣けてくるほどだった。

ああ、なんて素晴らしい、なんて平和なんだ!

今日のリーダーのベーシスト、鈴木さんは、1970年、アートブレイキーに

見出されてニューヨークへ単身渡米し、ジャズメッセンジャーズの一員として

活動したごっつい経歴の持ち主。

ギターが好きで、こういうライヴをされるようで、NY時代には、

ジム・ホール(g)、ケニー・バレル(g) らとの共演もある。

1933年生まれというから、今年76歳。

そのいでたちは、まるで仙人のよう。

若手育成にも力を入れておられるようだが、

今日は、上記メンバー以外にゲスト2名、ドラマーとギタリストが出演。

若手も若手、なんと、2人とも高校生!

ドラマー (名前失念) は、高校2年生、そして、ギターの井上銘君は、

以前、このひとりごとでも書いたことのあるスーパー高校生3年生。

2人とも、「もうどうなってるねん!」 っていうくらい ハイパーな演奏。

しかも、このメンバーの中に入っても堂々と。

それもそのはず、なんと、銘君は、

すでに鈴木勲バンドのメンバーとして、活動している!ぎょえっ!

今日は、お父さん、お母さんも観に来られていた。

今後が楽しみだな〜。


鈴木勲 / What a Wonderful World





2009.12.2

POWER OF THREE

私の聴く音楽は、その80%以上がギター中心なのだが、

もちろんギター以外でも心を動かされる音楽がある。

昨年リリースされた、チック・コリア (p) と上原ひろみ (p) の

デュエットを最近になって聴いたのだが、これが、

そのライヴに行かなかったことが悔やまれるほど素晴らしい。

で、ひと月ほど前だったか、年末に Blue Note で、

上原ひろみのソロ・ピアノ・ライヴがあることを知り、

(これは行かねば) と思っていた。

発売日の夜、ネットで見てみると、なんと2日間4回の公演が

完売!

スゴイ人気だ。

そういえば、彼女がデビューし、話題になり始めた頃も一度、

チケットを取ろうとしたら、ソールドアウトだった覚えがある。

行けないとなるとますます観たいのが人情というもの。

で、昨晩、(う〜む、上原ひろみが観られないのだったら) と

どうしようか、どうしようか、と迷っていたチック・コリアのライヴの

情報をもう一度 覗いてみると、なんと今日が最終日で、チケットが

まだあるではないか!

ちょっと高いけど (13650円)、え〜い!と申し込んだ。

そして、行って参りました。

東京公演6日間の最終日の2ndステージ。

POWER OF THREE。
 チック・コリア (ピアノ)
 スタンリー・クラーク (ウッド・ベース)
 レニー・ホワイト (ドラムス)

私は、チック・コリアの音楽をたくさん知らないが、

「Softly,As a Morning Sunrise 」 や、

「Waltz For Debby」、そして、チック・コリア夫人を

ゲスト・ヴォーカルに迎えての 「Someday My Prince Will

Come」 など、意外とスタンダードが多かった。

それにしても、早い。

何がって、あの3人の互いの反応。

超一流って、そういうことなんだなと思い知らされる。

それとて、私のジャズの聴き方がちょっとは進歩したから、

分かることで、2年前にはそのことさえも聴こえなかっただろうし、

今だって、聴こえていないことが、たくさんあるに違いない。

そう思うと、ホントにホントに深い。

そして、スタンリー・クラーク!

昨年の SMV でもぶっ飛んだが、今日も素晴らしいソロを

聴かせてくれた。

アンコールで演った 「Spain」 が、短かったのがちょっと残念だったけど、

充分に幸福。感謝。




チック・コリア&上原ひろみ 『Spain』 TV番組の収録のようだ。





2009.12.7

Raul Midon

渋谷O-EASTにて、2年ぶりの Raul Midon

盲目のシンガー・ソングライターだ。

2年前にそのぶっ飛んだライヴの感想をこのひとりごとにも

書いたが、今日は、より鋭さを増したような印象だった。

相変わらず、ギターはどうやって演奏しているのか目の前で

見ていても分からない。

今日は、右手でボンゴを叩きながら、左手でギターをタッピングしながら、

歌う、という離れ業までやって見せた。

そして、ヒューマンホーン、口 (くち) トランペットも、より楽器らしい

フレイズを発するようになったように感じた。

ラグタイムブルース、レゲエ、ボサノヴァ、何もかも Raul 流に

オリジナルな音楽に聴かせる。

一体、彼はどこまで行くのか。

ちょっと太ってお腹が出てきたので、健康に気をつけて、

これからも素晴らしい音楽を聴かせて欲しい。

Raul のことをご存じない方は、ぜひ YouTube

「Raul Midon」 と検索して観て欲しい。

(一昨年、貼ったリンクは、大分消滅していたので、

リンクは、貼らないことにする。)


Raul とは、関係ないが、鶴田真由さんが観に来ていて

私のすぐ近くにいた。あ〜ドキドキ。





2009.12.8

Last Moment

このところ3冊続けて、A..スマナサーラ (スリランカ上座仏教長老) の

本を読んだ。

私は、宗教 「仏教」 には、興味がないのだが、

お釈迦様が何を説いたかには興味がある。

仏教は、本来、お釈迦様の教えであったはずだが、

宗教 「仏教」 は、本来の仏陀の教えではなくなっていることは、

色んな人が言っているようだし、私も、そう思う。

さて、その教えの中で一番重要な 「無常」 については、

そのうち書きたいと思っているが、昨日の Raul Midon の

ライヴで、ある曲の演奏前に (私の Hearing が間違っていなければ)

彼はこう言った。

 Every moment could be last moment.
 Enjoy.
 It could be last moment.

私には、彼が無常を語っているように聞こえた。


今日は、12月8日。

ジョン・レノンの29回目の命日である。





2009.12.14

David T Walker

@Billboard LIVE Tokyo

これで、6回目かな、生 David。

東京2日、大阪1日だけのツアー、今日その初日の

1st Show を観てきた。

相変わらず、ピースフルで、ソウルフルな演奏。

Billboard LIVE のスケジュール表には、「Soul/Guitar」 と

記載されている。

そんなカテゴライズ出来る人、この人と Cornell Dupree ぐらいか。


今日は、私の耳がおかしかったのが、どうもチューニングが

合っていないような気がして仕方なかった。

あのレベルの人達は、演奏中でもチューニングするし、

出来なければ、ギターを持ち替える。

今日も、控えのギターが2本もステージにあったのに、

1本のギターを使い続け、チューニングをしようともしなかったと

いうことは、私の耳がおかしかったのだろう。

大体、少々、狂っていても気がつかないほど、あいまいな耳なのに

なんで今日は、あんなに気になったんだろ。





2009.12.23

北浪良佳+馬場孝喜+伊藤志宏

8月に初めて、演奏を聴いて以来、大ファンになったギタリストの

馬場孝喜さん。

彼が、「面白いことやってるから」 と以前、薦めてくれていた

北浪良佳 (Vo) さんのライヴに、昨夜、行ってきた。

(馬場さん出演のライヴは、8月以来これで5回目!)

今回のハコは、大塚にある GRECO というお店。

こんな所にライヴハウスがあるの?と思う住宅街の中にある

普通のおうちの1〜2Fが、お店になっている。

メンバーは、北浪良佳 (Vo)、馬場孝喜 (Gt)、伊藤志宏 (P)。

演奏するのは、クリスマスソング、スタンダード、ポップスのカバー、

オリジナル、クラシックとジャンルを越えている。

北浪さんは、音大声楽科を出ておられるのでクラシックも

出来てしまうのだ。

何をやっても北浪ワールドで、オリジナリティがあり、

馬場さんが 「面白いよ」 というのもうなづけた。

1部と2部の間に北浪さんと少しお話が出来たのだが、

「スピリットはジャズです」 と言っておられた。

CD を置いてあったので、ニューアルバムを買ってサインもらった。

馬場さんも参加しているので馬場さんのサインも。

残念ながら、ピアノの伊藤さんは、その CD のレコーディングメンバーでは

なかったのだが、この伊藤さんがまた素晴らしいピアノで、

ぜひ、彼のライヴにも行こうと思ってしまった。

北浪さんは、馬場さんとのデュオ、伊藤さんとのデュオも

やってるということだったので、それらも聴いてみたい。


というわけで、今年のライヴ鑑賞は、これが最後 (かな?)。





2009.12.26

クリ約

昨夜は、2001年以来、続いている小田和正の音楽ライヴ番組、

「クリスマスの約束」 の放映があった。

(略して 「クリ約」 というらしい。)

私は、特別、小田さんのファンではないのだが、昨年は、2度も

彼のコンサートに足を運び、長年のファンの皆さんには、

申し訳ないような、良席で鑑賞し、感動した。

特別、ファンではないと言っても、私がティーンエイジャーの頃の

オフコースには、多少なりとも音楽的影響を受けていることは

否めない。

20歳ごろかな、高校時代の同級生のバンドのベースが抜けたので

頼まれて、ベースで参加していた時期があるのだけど、

そのバンドはオフコースのコピーバンドだった。


さて、昨日の 「クリ約」。

小田さんが 「前からずっとやってみたかった企画」 ということで、

総勢21組34名に及ぶアーティストたちが一堂に会し、

それぞれの代表曲を全員で歌い継いで行く、ノンストップのメドレー。

タイトルは、そのメドレーの時間で 「22分50秒」。

これが、圧巻でした。

スゴイ、エネルギー。

歌の、音楽のパワーを侮ることなかれ。

出演したアーティストは、財津和夫、佐藤竹善、鈴木雅之、

藤井フミヤ、山本潤子、根本 要などのベテランから、

一青 窈、平原綾香、AI、スキマスイッチ、Crystal Kay、

松たか子、夏川りみ など 比較的最近の人、

この頃の J-POP のことは、よく分からないので、

初めて見る人まで、超豪華。

そして、さすがに小田さんが選んだ人達だけあって、全員うまい!

アレンジも素晴らしい。

いや〜良かったよ。

色んな壁を乗り越えての本番だったようで、出演者、特に

小田さんが一番感動しただろうな。

「一生で聞いた一番長い拍手だ」 って彼が言ったけど、

いつまでも拍手が鳴り止まなかったもんね。

ああ、こんな風に書くと見損なった人、悔しいだろうな。

再放送、あるのかな?


「クリスマスの約束」 って検索したら、

「ウィキペディア」 にあって、びっくり。 (これ。

2001年からの演奏曲や、ゲストまで全部記載されている。

こりゃすごい。

ただ、歌の権利関係の問題で DVD 化は難しいみたい。

いつか解禁されるといいね。





2009.12.29

今年のベスト5 ライヴ編

今年、ライブは、35本観た。

その中で、特に良かったのは下記の5本だ。

・Marcus Miller featuring Christian Scott (9/12 @Billboard Live東京)

・CHRISTIAN McBRIDE & INSIDE STRAIGHT (8/27 @Cotton Club)

・Yellowjackets Feat. Mike Stern (3/25 @Cotton Club)

・森山良子 (4/11 @オーチャードホール)

・今井美樹 (10/14 @Billboard Live東京)

それから、馬場孝喜さんのライヴ。

何しろ、8月から5回も観に行ったのだから、その惚れようもかなり。

来年もいっぱい、良い音楽に出逢えますように。



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