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つつみしんやのひとりごと  2014年 MUSIC−1
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2014.1.3

2013年のベスト・ライヴ

昨年は、47本のライヴを鑑賞。

一昨年は、46本で新記録だったので、

記録更新となった。


昨年も、いろいろ素晴らしい音楽を聴いたが、

印象に残っているものは、なんと言っても

5月と6月に2回観た初来日の 「Guillermo Rizzotto」。

これは、貴重なライブを2回とも最前列で鑑賞という

幸運に恵まれた。

それから、5月と11月にこれまた2回観た

「浜田真理子」。

彼女のライヴも今年が初めてだった。

「Kurt Rosenwinkel」 も

「THE DUO (鬼怒無月&鈴木大介)」も2回。

「沖 仁」、「habanero」 は3回も観に行った。

そのライヴが、DVD&CD としてリリースされた、

「Char」 の4月14日の野音。

ぶっ飛びだった、「Victor Wooten」、「Tommy Emmanuel」。

何をすんねんトリオの

「渡辺香津美×Jeff Berlin×Virgil Donati」

毎度お楽しみの 「Marcus Miller」「David T Walker」

「Mike Stern」「Lee Ritenour」。

そして、「山岸潤史 芸歴40周年&還暦記念ライブ」 や

「古田たかし ドラム生活40年祭」 も楽しかったなあ。

「Buena Vista Social Club featuring Omara Portuondo」 も

「Raul Midon & Richard Bona」 も素晴らしかったなぁ。

ほんで、締めくくりが 「上原ひろみThe Trio Project」 と。

いやぁ、こうやって並べてみると、

スゴク贅沢に音楽を楽しませてもらってるな。

ほんまにありがたいこっちゃ。


今年は、これまた大物ラッシュで、

すでにチケットを入手しているのが、

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、

テデスキ・トラックス・バンド。

それにローリング・ストーンズも

ボブ・ディランも来日する。

それにしても、チケット高いなぁ。

ボブ・ディランは、スタンディング (立ち見) で

13,000円。

会場は、Zepp Diver City で、立ち見やで。

ボブ・ディラン観に行く人って、たいがいの年齢やろから、

会場選べっちゅうねん。

ストーンズは、ドームで S席 18,000円 / GC席 80,000円!

思い切って先行予約 (S席) を申し込んだら、

外れたよ〜。


実はボブ・ディランやストーンズは、そんなに

聴いてきていないし、特別な思い入れもないねんけど、

こうなってくると、もう自分が先か、奴らが先か

分からんけど、最後の機会のような気がして、

やっぱり、音楽をかじってきた人間として、

20世紀のレジェンド達を 体験しておかなあかんよな

気がすんのよね。

昨年のポール・マッカートニーを観に行った人の

話を直接聞いて、めちゃくちゃ後悔したのでね。

ポールは、行くべきでした。(反省)





2014.1.4

大瀧詠一 死去

年末年始ほとんどニュースを観なかったので

さっきまで知らなかった。

12月30日に 大瀧詠一 が亡くなっていた。

65歳。

自宅でリンゴを食べていて倒れたらしい。

死因は、解離性動脈瘤というやつで、突然死だ。

若すぎるなぁ。

大瀧詠一といえば、私たちの世代では、

1981年にリリースされたアルバム、

『A LONG VACATION』 と、

翌年のナイアガラ・トライアングル

(大滝詠一、佐野元春、杉真理) の 『A面で恋をして』。

もうちょっと上の方々なら、はっぴいえんど だろう。


『A LONG VACATION』 は、

ジャパニーズ・ポップスの傑作の1枚だと思う。

他にも 『夢で逢えたら』 (吉田美奈子)、

『冬のリヴィエラ』 (森進一)、『風立ちぬ』 (松田聖子)、

『さらばシベリア鉄道』 (太田裕美)、

『熱き心に』 (小林旭) など、記憶に残る名曲が多い。


合掌。





2014.1.7

たかじん逝く

最近、訃報が続いているが、今、テレビのニュースが

やしきたかじんの死去を伝えた。

1月3日のことらしい。

昨年、食道癌から一度は復帰したものの、

再び体調を壊し、療養していたらしい。

先日の大滝詠一は65歳やったけど、

たかじんは64歳。

ちょっと若いよなぁ。

東京に来てからは、あんまり (テレビで) 観ることが

なかったけど、大阪にいた頃は、特に深夜の番組で

よう観たもんや。

おもろい しゃべりで、

私の中では、歌手というより、

限りなく 芸人に近かかった人。

合掌。





2014.1.9

Eric Clapton

この2月には、初来日から数えて

20回目の来日をする、エリック・クラプトン。

通算で、206公演170万人動員したことになるらしい。

スティーヴ・ウィンウッドと来日した 2011年は

8都市 13公演だったが、今回は 4都市 7公演と

半分近くに減っている。

クラプトンも もうすぐ69歳。

さすがにハードなツアーは、きつくなってきたのだろう。

今回 私は、2月21日 (武道館の3日目) の

チケットを入手した。

これが、12回目 (もしかしたら13回目) の

エリックのコンサート鑑賞となる。


ところで、昨年リリースされた最新アルバム、

『Old Sock』 は、中々良かったと書いたが、

そういうニューアルバム以外にも、

次々と ファン泣かせの CD が発売されている。

昨年は、『スローハンド 35th アニヴァーサリー

スーパー・デラックス・エディション』 という

15,000円 (購入価格12,045円) の

アルバムセットを買ってしまったが、

先日は、’74年’75年の作品をまとめた、

『Give Me Strength: The '74/'75 Recordings』

なるものが発売された。

これは、クラプトンの中でも私が大好きなアルバム、

『461 Ocean Boulevard』 の時代の録音を集めたもの。

輸入盤で購入したので、6,188円だったが、

今日見ると、8,414円になっていた。

(Amazon は、しょっちゅう価格が変動する。)

良い日に注文したようだ。

ちなみに日本版の定価は、15,750円。


ジェフ・ベックも昨年、BBA の

『ライヴ・イン・ジャパン - 40周年記念盤』 が、

発売され、迷った挙句、結局買ってしまった。

普通なら、聴けなかった音源が発表されたり、

リマスターで音が良くなったりすることは、

大いに歓迎だが、おじさんのお小遣いは、

若い頃以上に音楽に消えていくのであった。


【クラプトン 公演予定】

日本武道館(東京)
2014年2月18日(火)・20日(木)・21日(金)・28日(金)
18:00開場 19:00開演

横浜アリーナ(横浜)
2014年2月23日(日)
16:00開場 17:00開演

愛知県体育館(名古屋)
2014年2月25日(火)
18:00開場 19:00開演

大阪城ホール(大阪)
2014年2月26日(水)
18:00開場 19:00開演





2014.1.21

"JIM HALL Tribute"
featuring RON CARTER with
LARRY CORYELL & PETER BERNSTEIN


一昨日、"JIM HALL Tribute" という

ライヴを観てきた。

ブルーノート東京では、

この1月19日・20日の2日間、

ジム・ホール と ロン・カーター (b) の

デュオ・ライヴが予定されていた。

しかし、12月20日にジムが、

83歳で永眠したため、"JIM HALL Tribute" と

銘打ち、下記のメンバーでのライヴとなったのだ。

Ron Carter (ロン・カーター)(b)
Larry Coryell (ラリー・コリエル)(g)
Peter Bernstein (ピーター・バーンスタイン)(g)

それほど、ジム・ホールのファンでもなかった私にも

今回のライヴは、正にトリビュートという感じ。

2〜3度ウルウルしたね。

きっと、ジムも喜んでいることでしょう。



ブルーノートのカウンターに飾られたジムの写真


ラリー・コリエルも、ピーター・バーンスタインも、

ナマで観るのは初めてでした。





----- 追記 (2014.5.30) -----

Blue Note のライヴ・レポート・サイトにセットリストが
発表されていたので、ここにも記載しておく。

2014.1.19 SUN. 1st Set List

1. Alone Together
2. How Deep Is The Ocean?
3. Don't Blame Me
4. I'm Getting Sentimental Over You
5. Love Is Here To Stay
6. Receipt, Please
7. St. Thomas
8. Bag's Groove
9. There Will Never Be Another You





2014.1.21

また 訃報

佐久間正英が亡くなった。

四人囃子、プラスチックスの元メンバー (b) で、

プロデューサーとしては、

BOOWY、GLAY、JUDY AND MARY、

L'Arc〜en〜Ciel、JUN SKY WALKER(S)

ザ・ブルーハーツなどを手がけた、

日本のロック・ポップスの中心にいた人物だ。

ニュースによると、

「昨年4月にスキルス胃がんと診断され、

7月に脳腫瘍が見つかり、8月には肝臓、ひ臓にがんが転移。

治療を続けながら不屈の精神で音楽活動に励んでいた」 という。

享年 61歳。

大瀧詠一、やしきたかじん、佐久間正英と

まだまだやれる60代の訃報が続く。


佐久間正英のブログは、昨年10月27日が

最後で、そこには末期ガンの苦しさと、

生きていることの悦びという相反する2つが

記されており、ブログは、こう終わっている。

 プロデューサーとしての仕事はそろそろ終わりかも知れない。
 ライブを出来る機会はいつになるか、もう無いのか。
 会いたい人たちにも会う時間が来る保証などどこにも無い。
 やりたいこと、やり残したことも山積みになってしまうに違いない。
 
 それでも人生ってまだまだ楽しく面白い。


* * * * *

60代ではないが、女優の淡路恵子 (享年80)、

1974年まで フィリピン・ルバング島で戦い続けた、

元日本兵小野田寛郎 (享年91歳)、

船井総合研究所創業者・船井幸雄 (享年81) も

亡くなった。

(敬称略)





2014.1.22

小沼ようすけ & 井上銘 Guitar Duo

六本木アルフィーで、ギターデュオを観てきた。

小沼ようすけと井上銘。

若手二人と言いたいところだが、

小沼は、今年もう40歳だ。(ビックリ!)

井上は、ここでは何度も紹介してきたが、

1991年生まれの22歳。

高校3年生で鈴木勲のグループに参加。

2011年、20歳でメジャー・デビューし、

今は日本とアメリカを行ったり来たりしている。

最近2枚目のCDが発売された。

アメリカでの暮らしが彼をたくましくしたのだろう、

ジャケットの写真からは、精悍さが伝わってくる。

井上の生演奏は、2012年7月以来なので、

楽しみにしていた。

ギターは、小沼がフルアコ (たぶんエイブ・リベラ

じゃないかと思うのだが自信ない) とテイラーの

エレガット。

井上は、ディアンジェリコのセミアコ。


まず1曲目に 「Sandu」。

始まってすぐ、ゾクゾクってきたよ。

ああ、ギター好きには至福の時間。

ギター名手2人による、ギターだけの演奏。


小沼をライヴで見るのは、今回で (たぶん)

5回目やねんけど、今日が一番良かったな。

2011年のギター・マガジン・フェスティバルに

おける、渡辺香津美とのデュオより良かった。

小沼は、デビューから数年して、

ピックで弾いていたのを止めて、

指弾きに転向したのだが、私はどうも

ピック時代の方が好きだったのだが、

今日は認識を改めた。

指で良い。(えらそうですが)

そして、今まであんまり良いと思わなかった、

テイラーのエレガットも今日はOKだった。

それは、ギターデュオというフォーマットだった

ことと、ピックアップの音だけではなく、

マイクを立てていたせいも あるかもしれない。


井上は、CDのジャケ写は精悍なんだけど、

実物はやはりまだ22歳 (5月で23歳)、

ギターを弾いている姿は、どことなくあどけなさの残る

青年だった。

演奏の方は、さすがの本場仕込みで素晴らしかった。

ほとんど、指板を見ずに弾いてたね。

あえて苦言を呈するなら、伴奏に回ったとき、

2〜3曲 ちょっと出すぎに感じたのが残念。

小沼が、繊細な弾き方をするので、

そうなってしまうのかも知れないが、

次回に期待。


お客さんは、6割女性で満席。

なぜか おばちゃん度が高かった。


ところで、井上のご両親も来ておられた。

自分の息子が、あんな風になって行くのって、

どんな感じなんだろうか。

2〜3年前まで、言ってみればお金払って

観ていたミュージシャンと 息子が目の前で、

共演しているのだ。

そして、これからもっとビッグな人と共演を

果たすだろう。

日本人にとどまらず、世界のね。

普通はそんなこと、思ったことないのだけど、

たまたまお父上と知り合いで、同年代なもので

演奏中、ご両親の背中を見ながら、

ふとそんなことも考えた。

今度、訊いてみよう。

あさっては、井上の2ndアルバム発売記念ライヴだ!


― Set List ―

(1st)
1.Sandu
2.You Are The Sunshine of My Life
3.Affirmation
4.Old Folks
5.Donna Lee

(2nd)
1.Darn That Dream (井上ソロ)
2.Flyway (小沼ソロ)
3.Feel Like Makin' Love
4.James
5.(バラード・聴いたことあるけど曲目不明)
6.Oleo
7.(Encore)Someday My Plince Will Come





2014.1.24

井上銘 2ndアルバム発売記念ライヴ

一昨日、小沼ようすけとのギターデュオを観てきた、

井上銘の 「2ndアルバム発売記念ライヴ」 に

行ってきた。

今回の会場は、ジャズクラブではなく、

代々木公園近くのハクジュホール。

普段は、クラシックのコンサートが

行われる、天井の高いホールだ。

メンバーは、2011年、2012年に観たライヴと同じ。

井上 銘 (g)
泉川貴広 (key)
若井俊也 (b)
柵木雄斗 (ds)。

ホールなので、普段のようにお酒を飲みながら

聴くのではないのだ。

2部制で途中20分の休憩が入った。


1部は、ギターの音がやや小さく、

曲が盛り上がりバックの音が大きくなると、

ギターがよく聴こえないという状態に

少々不満があったが、2部はそのことも

改善された。

(むしろ ちょっとギター大きない? と

いう場面も。)

そのせいか、演奏も2部の方が良かったように

感じた。

演奏曲は、全曲1枚目2枚目の CD から。

CD とは、少しアレンジを変えていたりする面も

楽しめた。

特に印象的だったのは、本編最後の

『My Favorite Things』。

キレキレでした。

そして今回は、ドラムスが印象的だった。

なんというか、エモーショナルでワイルド。

叩く姿が野性的。

特に顔の表情がスゴかった。

お客さんはやはり (?) おばちゃんが多いように感じた。

今度は、ジャズクラブで観たい。


― Set List ―

(1st)
1.Hawk's Eyes
2.Song Bird
3.迷路
4.奄美
5.Hope

(2nd)
1.Travelers
2.Ganeze
3.Waiting For Sunrise
4.What A Wonderful World
5.My Favorite Things
6.[Encore] Alfie (gt. solo)



ギターは、ディアンジェリコとゴダン。





2014.1.26

SHINE A LIGHT

『SHINE A LIGHT』 は、2006年に

ニューヨークのビーコン・シアターで行われた

ローリング・ストーンズのコンサートを

マーティン・スコセッシ監督が撮った

ドキュメンタリー映画。

過去のインタビューを交えながら、

進行していくその構成。

2008年公開で、劇場で観たときのエントリーがこれ


1ヶ月後に控えた、人生初のストーンズ・コンサートを

前に予習の意味で この『SHINE A LIGHT』 を

レンタルして観てみた。

余談だが、別に観たくもない映画の予告編が

本編の前に 15か20分ぐらいある。

言ってみれば CM だ。

VHS の時代は早送りしたもんだけど、

DVD では、予告編は飛ばせないしくみになっていて、

強制的に観させられるようだ。

それがイヤなら、借りるんじゃなく、

買えってことか。

さて、劇場で見たのは、もう5年前なので、

細かいことは覚えていない。

ただ、これを観て、ストーンズへの認識を

新たにしたのと、ミックがやたらカッコよかったことは、

覚えている。

(忘れていたけど) コンサートは、

クリントン元大統領の紹介で始まった。

本番前、キースがクリントンのゲストに挨拶するのが

ちょっと面倒そうな場面も映っている。

演奏シーンがメインであるのは間違いないが、

間に挟まれるインタビューも非常に興味深い。

デビューして2年のミックが、

「バンドは何年続きそう?」 と質問されて、

「成功すると思ってなかった。

あと1年ぐらいはいけると思う」 と。

1972年のインタビューでミックは、

「60歳になっても続けてる?」 と訊かれて、

「もちろん」 と答えているが、

当時、ミックはまだ29歳だ。

訊いた側は、そんなこと有り得ないと思っていただろう。

キースが若い頃、「生き残りの秘訣は?」 と

訊かれて、「あんまり分析しないこと」 と応える。

そう、キースが生き残りの方法を練ってたら、

イヤでしょ。

ロニーにインタビュアーが

「(キースと)どちらが (ギター) 上手?」 と訊く。

ロニーはすかさず、「自分だ」 と答える。

同じ質問をキースにすると、

「そんなの関係ない」 と答える。

インタビュアーが、

「ロニーは自分だと言ってましたよ」 と言うと、

キースは 「彼がそう言うならそうだ」 と。

そして、「2人揃うと最強だ」 と。


コンサートは、出演者全員で挨拶したあと、

メンバー4人でもう一度、挨拶をして終わる。

4人は、ロックの歴史を作った男たちだ。


この時、ミックは、64歳目前の63歳。

今年の誕生日 (7月26日) で、71歳なので、

来月のコンサートが、果たしてどれくらいの

パフォーマンスなのか、想像もつかない。

ただただ、4人が元気で揃ってくれることを祈る。

そして、公演中止にならないことも。

(1973年の初来日は、過去の大麻所持を理由に

外務省が入国拒否をし、公演は中止になった。)


ストーンズの結成は、1962年。

私が生まれた年なのだ。





2014.2.3

たましいの音楽

昨日は、早川義夫著の 『たましいの場所』 という

本のことを書いた。

本を読み終えて、初めて YouTube で

「早川義夫」 と検索し、その歌声を聴いた。

強烈だ。

読み終えた 『たましいの場所』 に

書かれていた色んなことと、その歌がつながり、

合点が行く。

ああ、そうか、これが歌なんだな。

浜田真理子同様、じっと歌を聴いていたい、

あの感じだ。

佐久間正英と演っている動画もある。

いくつか動画観ていると、凄いヴァイオリンとの

デュオを発見。
  ↓
からっぽの世界



ヴァイオリニストは、HONZI。

HONZI のことも本の中に出てきたので、

ちょっと興味を持っていた。

聴けて良かった。

確かに素晴らしいヴァイオリンや。

いや、ヴァイオリンが素晴らしいとかいうの、

超越しとるな、と聴き入った。

コメントが1つ書き込まれている。

 もうホンジーのバイオリンが聴けないかと思えば、
 とても悲しく泣けてきます。


えっ? と知らべてみると、

このライヴは、2007年5月12日なのだが、

その4ヶ月後の9月27日に、

HONZI は、死去していた。

癌だった。

見るからに まだ若い。

なんか、こういうの多いなぁ、この頃。


そして、HONZI が亡くなる1ヶ月前に録音されたという

『 I LOVE HONZI 』 という ライヴ CD を発見。

メンバーを見てもう一度衝撃、

早川義夫、HONZI、そして、

佐久間正英。

ああぁ。





2014.2.6

TEDESCHI TRUCKS BAND

2012年以来の来日となる、

テデスキ・トラックス・バンドを観てきたぞ!

会場は、2年前と同じ渋谷公会堂。

今回は2階席だったが、前から3列目ということもあって、

割とよく見えた。

東京3日間、あとは名古屋、大阪という5回公演。

今日はその初日。

チケットは、ソールドアウトだった模様。

もう、バンドが登場しただけで、大歓声。

すごい人気やね。

1曲目 「Made Up Mind」 でウルウルしてしまった。

スーザンは、ミニスカートでストラトで登場。

(途中でテレキャスターも使用。)

ちょっと声太なったんちゃうか。

毎日シャウトしてたら太なるかもね。

デレクはギブソンのSG。

毎度あの涼しい表情で、もう、弾きまくり。

ほんで、今回は、ドイル・ブラムホールUが

数曲でゲスト参加。

何年か前のクラプトン・バンドの再現のようです。

いやぁ、良かったなぁ。

大好きやなぁ。

このバンド。

2年前の公演があまりに良かったので、

実は今回は11日の 昭和女子大学 人見記念講堂 の

追加公演も買っちゃったのだ。

なので、もう一度、観られるのだ〜!

Tシャツも 3枚も買っちゃった。(ミーハー)


今日は、公演中、携帯で写真撮っている人、

結構いたなぁ。

日本も変わってきたんやなぁ。

そういえば、2年前も録音OK とか

いうてたっけ。



開演直前のステージ





2014.2.8

Keziah Jones

キザイア・ジョーンズ。

ナイジェリア出身のアーティストだ。

1992年にデビュー。

当時、そのギター (奏法) に結構インパクトがあって、

私は4枚目あたりまでアルバムを買い続けたのだが、

実は、あんまり聴いていない。

1st アルバムの 『Rhythm is Love』 という曲は、

印象的で覚えているが、他は覚えていない。

キザイアは、MIYAVI が演る何年も前に、

アコースティックギター(エレガット) で、

スラップを始めていた人だ。

昨日、そのキザイアを観てきた。

@ビルボードライヴ東京 (2nd ステージ)。

私はビルボードライブの会員になっており、

ライブに行くたびにポイントが貯まるのだが、

一般8500円のところ、会員向けのサービスで

300ポイント (3000円相当) で観ることができたのだ。

メンバーは3名。

キザイア・ジョーンズ / Keziah Jones(Vocals, Guitar)
オットー・ウィリアムズ / Otto Williams(Bass)
ネイサン・アレン / Nathan Allen(Drums)

肌の色も音楽も真っクロ。

そのクロさがいわゆるアメリカのソウル・ファンクとは

一味違う。

言葉で表すのは難しいが、アフロ・ファンクっちゅう

ことなんやろう。

ギターは、ソリッドのエレガット。

チェット・アトキンス・モデルではなく、

メーカー不明のものとゴダンを使用。

なんでこの人は、ガット弦を選んだんやろ。

確かにエレキギターとは、微妙にニュアンスが

違うのだが、逆にガットやと弾きにくいんちゃうかと

思ってしまった。

おまけに、激しいカッティングで弦が切れる。

昨日も3本ぐらい切ったね。

途中で持ち替えたギターが2本しか弦を

張っておらず、もともと2本しか張っていないのか

1stステージで残りの4本を切ったのか、

分からんかった。

普通に考えたら、4本弦の切れたギターは

使わへんと思うねんけど、この人の場合、

そんなこと関係ないような気もした。

思っていた以上にお客さんも入っていて、

盛り上がり、カラダがじっとしてられへん、

ええライブやった。

アンコールは、せえへんかったけど、

たぶん最後の曲がアンコール分やったんやろう。


メンバーは違いますが、こんなんでした。
   ↓


昨日も、途中でシャツを脱ぎ、上半身ハダカで、

マントを羽織っておりました。





2014.2.11

TEDESCHI TRUCKS BAND
その2


2月6日に渋谷公会堂で観た、

テデスキ・トラックス・バンドの追加公演に

行ってきた。

追加公演は、東京だけ。

会場は、昭和女子大学 人見記念講堂。



TTB の客は、圧倒的におっさんが多く、

華やかなキャンパスには不似合いだ。

まあ、私もこういう時しか女子大に入る機会は

ないのだが。

今日は、1階前から12〜3列目のステージ向かって一番左端。

割とよく見えたね。

先日とはセットリストも一部違い、

スーザンのソロコーナーがあるなど、楽しめた。

やっぱり、デレクは何度観ても凄いわ。

今日は、あの髭面が仙人に見えたよ。


メンバー:
スーザン・テデスキ (Vo, G)
デレク・トラックス (G)
コフィ・バーブリッジ (Key, Fl)
タイラー・グリーンウェル (Dr, Perc)
J.J.ジョンソン (Dr, Perc)
ケビ・ウィリアムズ (Sax)
モーリス・ブラウン (Trp)
サンダース・サーモンズ (Trb)
マイク・マティソン (Chor)
マーク・リバーズ (Chor)
ティム・ルフェーヴル (B)
ドイル・ブラムホールU (G)



そのうち、今日のセットリストも

発表されるだろうが、ウドーのサイト

2月6日のセットリストが発表されていたので、

ここにも転記しておこう。


2014年2月6日(木) 渋谷公会堂 Set List
1. MADE UP MIND [A]
2 .DO I LOOK WORRIED [A]
3. IT'S SO HEAVY [A]
4. MISUNDERSTOOD [A]
5. I KNOW [B]
6. ST. JAMES INFIRMARY
7. MEET ME AT THE BOTTOM
8. ALL THAT I NEED [A]
9. PART OF ME [A]
10. PALACE OF THE KING
11. MIDNIGHT IN HARLEM [C]
12. BOUND FOR GLORY [C]
13. THE STORM [A]
14. 〜 ENCORE 〜 SPACE CAPTAIN

[A]『MADE UP MIND』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2013)
[B]『ALREADY FREE』(THE DEREK TRUCKS BAND/2009)
[C]『REVELATOR』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2011)





2014.2.12

NIK WEST

近年、タル・ウィルケンフェルド、

エスペランザ・スポルディングなど、

女性ベーシストの活躍が目覚ましいが、

ニック・ウェストという、

新たなファンキー・ネエチャンの登場だ。

彼女のお父ちゃんはギタリストで、

音楽一家に育った彼女は、今では、

Bootsy Collins のベース講座のゲスト講師まで

務めるというホンマモン。

実は、先日までその存在を知らなかったのだが、

ブルーノート東京で 初来日公演が

あるというので、どんなんかいなと

チェックしてみたら、これが、ええやないか。

というわけで、今晩、観に行ってきた。

東京2日間4公演のラスト・ショーだ。



思っていた以上に結構お客さんも入ってて、

盛り上がりました。

ニックは、フェンダーの4弦ベース。

時々、座り込んだり寝そべって弾いたり、

リズムもカラダもウネウネしてた。

メンバーは、下記。

Nik West ニック・ウェスト (b,vo)
David Schulz デヴィッド・シュルツ (key)
Hubie Wang ヒュービー・ワン (g)
Brittany Maccarello ブリタニー・マッカレッロ (ds)

意外や、YouTube でチェックしていたような

黒人バンドではなく、ニック以外は白人だった。

ドラムのブリタニーも若い女性。

このドラムが、またパワフルで、

ニックのベースと混ざると、めちゃくちゃグルーヴィ。

ギターのワンは、東洋人のようだったので、

チャイニーズか?

途中で 2曲、ファットなおばちゃんヴォーカルが、

ゲスト (?) 参加。

何者か紹介したのでしょうが、聞き取れず。

ティナ・ターナーという名前が聞き取れたのだが、

意味分からず。

曲は、オーティス・レディングの

「I've Been Loving You Too Long」 (ともう1曲)。

帰って調べたら、この曲、ティナ・ターナーも

歌ってたのね。


ニックは、結構長い MC で、プリンスがどうした、

ラリー・グラハムがどうしたと話してくれたのだが、

3割ぐらいしか意味分からず。

どうも彼女、プリンスのファンで、

共演が叶った時の話のようだったが、よく分からず残念。

英語、勉強せななぁ。

私は、ファンクに詳しくないのだが、

スライの 「Thank You」 とかもやってて、

“その筋” のお客さんには、めちゃ受けてました。



 ↑
今日は、こんな頭にこんな衣装で、

やや いかつかったけど、彼女モデルもしてるとかで、

こういう可愛い感じでもやってます。
 ↓






2014.2.13

女性ベーシスト

昨日は、ニック・ウェストのことを書いたが、

今日は、別の女性ベーシストを紹介しよう。

ベースという楽器は、男性が弾いても

大きく重たいものなのだが、彼女たちを見ていると、

そんなこと 全くお構いなしのようだ。


まず、Tal Wilkenfeld (タル・ウィルケンフェルド)。

1986年生まれ、オーストラリア・シドニー出身。

21歳でジェフ・ベックのバンドのベーシストに!

Jeff Beck 「哀しみの恋人たち」
  ↓


1分45秒あたりから、タルのベース・ソロ。

これが、21歳の女子のプレイか!

ジェフも思わず ひれ伏せておられる。

自動車事故で、2012年10月の来日が中止になってから、

その後、ニュースを聞かないがどうしてるんでしょと

心配していたら、今日届いた雑誌 JAZZ LIFE の

NAMM SHOW (アメリカの楽器ショー) の

レポートに写真が載ってた。

ああ、良かった。


それから、

Esperanza Spalding (エスペランサ・スポルディング)。

2012年に東京JAZZ でナマで観たんやけど、

音楽がちょっとハイソ過ぎて、実はよく分からんかった。

こんなん弾きながら歌われへんで。
  ↓



昨日のニックも、今日紹介したタルもエスペランザも

3人とも、みんな美人でめちゃウマですな。

YouTube 観てたら、他にも美人ベーシスト発見!

Fabienne Gilbert

Marta Altesa





2014.2.14

The Best Cover of 'Africa' by Toto
You've Probably Ever Heard


東京は、珍しく 2週続けての雪です。

さて、友人が FaceBook でシェアしてた動画なのだが、

まず、これ をご覧あれ。

(YouTube の動画が張れなかったので、
 リンク先でご覧下さい。)

iHeart RADIO というサイトでは、

2 Guys In A Pizza Shop Perform
The Best Cover of 'Africa' by Toto You've Probably Ever Heard

ピザ屋における2人のおっさんの演奏。
おそらく今まで聴いた TOTO の 「アフリカ」 のカバーでベストだ

と紹介していた。

確かに。

この2人が何者なのか、現時点では分からないが、

原曲のイメージを全く損なうことなく、

素晴らしい歌とハーモニーを聴かせてくれる。

冒頭、

Live at the Pie Pizzeria
August 7, 2010
South Jordan, UT

と字幕が出る。

8月7日、おお、私の誕生日だ。

それは、どうでもええねんけど、

ユタ州ですから、まあ、田舎でしょう。

そんな田舎のピザ屋でこんな演奏が聴けるとは、

アメリカってやっぱりスゴイよな。


ちなみに私は、1985年に このサウス・ジョーダンの近くの

ソルト・レイク・シティ (同じくユタ州) へ

行ったことがある。

そう、2002年の冬季オリンピックの開催地ね。

1泊しかしてないけど、

人口の多くがモルモン教徒とかで、

ごっつ静かな平和な街やった覚えがある。

確かお酒飲むようなお店もなかったような気がする。

今ではどうか分からんけど。


同じ Mike Masse and Jeff Hall による

The Sound of Silence

聴きごたえあり。





2014.2.21

ERIC CLAPTON LIVE at BUDOKAN



エリック・クラプトンを 観てきた〜。

今年は、エリック初来日から40年目で、

20回目の来日。

私が観た今日は、日本公演202回目にあたる。


1985年、初めて観たとき、

40歳だったエリックも、今年で69歳。

事前情報で、パンフレットに 「今回のツアーが、

最後になるかもしれない」 というエリックからの

メッセージが載っているというので、

もう何年も買うのを止めていたコンサートの

パンフレット (2,500円) を久しぶりに購入してみた。

そこには、エリックからの サヨナラのメッセージが・・・。


コンサートが始まる前に、それを読んだだけで、

ウルウルしてしまった私は、コンサート中、

(ああ、私はこの人の音楽が 本当に好きだったんだ) と

しみじみ、ウルウル。


1曲目 「Pretending」 に始まり、

「Key To The Highway」 「Tell The Truth」

「Hoochie Coochie Man」 「After Midnight」 「Layla」

「Tears In Heaven」 「Before You Accuse Me」

「Cross Road Blues」 「Cocaine」 などなど、

アンコールを入れて、1時間50分。

少しテンポを早めにして、レゲエの匂いもさせた、

「Wonderful Tonight」 では、久々の落涙。


エリックは、1963年から活動しているので、

昨年で デビュー 50周年だった。

正にその50年 (今年で51年目) の

集大成のような演奏だった。

でも、エリックは きっと集大成などとは、

思っていないだろう。

ソチでは、オリンピックの真っ最中で、

某スケート選手の演技を 4年間の 「集大成」 などと

書いているメディアがあるが、演技や演奏などの表現者は、

毎回毎回が それまでの活動の、人生の、集大成なのだと思う。

特別な機会だから、集大成なのではなくね。

演奏を聴きながら、そんなことを思ったのであった。


メンバーは、下記。

エリック・クラプトン (G, Vo)
ネイザン・イースト (B, Vo)
スティーヴ・ガッド (Dr)
ポール・キャラック (Or, Vo)
クリス・ステイントン (Key)
ミッシェル・ジョン (Chor)
シャロン・ホワイト (Chor)

オルガンの Paul Carrack が3曲歌った。

聴いたことあるような、ないような曲だったが、

彼のことは知らなかった。

アメリカ人だと思っていたら、

調べてみると イギリス人だった。

中々ええ感じやったので、チェックしてみようと思う。


エリックのギターは、濃いいグレー (に見えた) の

フェンダー・ストラトキャスターと、

マーティンのネイビー・ブルーのアコギの 2本だけ。

PA (音響) も、聴きやすかったし、

2階席やったけどステージの正面で見やすかったし、

満足でした。

あ、でも、ちょっと困ったことがあった。

周りの誰も手拍子していない曲でも、

後ろの席の人が手拍子するねんけど、

そのリズムが 微妙に おうてなくて、気持ち悪くて、

非常に聴くのに邪魔になった。

皆が手拍子すれば、少々ずれてても気にならないもんだが、

一人だけ (しかも すぐ後ろ) で手拍子されると、

ハッキリ聞こえるねんな、これが。

「手拍子すんな」 とは、言えないし、

気にすんな、手拍子聞くな、と思えば思うほど、

例によってドツボに はまっていく私であった。

それは、余談やけど。


終演後、武道館を出て、駅まで歩く帰り道も

なぜかウルウルしてしまうようなコンサートだった。

不満を言えば、もうちょっと聴きたかったなと

いうことと、アンコール (1曲) を、

ポールが歌ったので、エリックに歌って欲しかった

ということやな。


パンフレットには、1963年の4月から、

2013年の6月まで50年間の

コンサートの日付と場所が書いてある。

この手の本は、たびたび世に出回ってきたが、

現在ある中で、もっとも正確かつ完璧だろうと

書いてある。

ところで、エリックは50年間で何回のコンサートを

したと思う?

なんと、約3000回。

住んでいる国 だけでするのではない。

世界中で演るのだ。

まわった国は、六大陸、58カ国にのぼり、

これまたなんと、延べ20億人以上の人たちの前で、

演奏を聴かせてきたことになるという。

20億人・・・。

ギターを弾いて 歌うことで、20億人・・・。


さて、日本でエリックを観られることは、

本当にもうないのだろうか・・・。


(2014.2.24 追記)

2014/02/21 日本武道館 Set List

1. Pretending
2. Key to the Highway
3. Tell The Truth
4. Hoochie Coochie Man
5. Honest Man (Paul Carrak / Vocals)
6. Wonderful Tonight
7. After Midnight
8. Driftin'
9. Nobody Knows You When You're Down and Out
10. Alabama Woman
11. Layla
12. Tears In Heaven
13. How Long (Paul Carrack / Vocals)
14. Before You Accuse Me
15. Crossroads
16. Little Queen of Spades
17. Cocaine
------------------------------
18. High Time We Went (Paul Carrack / Vocals)





2014.2.23

ROBERTA GAMBARINI
LIVE at COTTON CLUB


昨日、2012年4月以来 2度目となる、

ロバータ・ガンバリーニ を観てきた。

一昨年観たときに 「次回の来日公演も行きたい」 と

書いているが、昨年も来日したのに なぜか 観に行かなかった。

最近では、記憶力が低下してきたのか、

ライヴを観ても よほどインパクトがない限り、

良かったのかどうかも覚えていられない。

そのため、このひとりごとが自分の備忘録としても

大変役立っている。

自分が書いた 「次回の来日公演も行きたい」 と

いう言葉ほど アテになるものはない。

そんなこと、思ってもないのに

ここに絶対書かへんからね。


今回のメンバーは、

Roberta Gambarini (vo)
Justin Robinson (a.sax)
Sullivan Fortner (p)
Ameen Saleem (b)
Quincy Phillips (ds)

一昨年のピアノ・トリオとは 総入れ替えで、

今回はピアノ・トリオ+サックスだ。

やっぱり、Roberta の歌は良いなぁ。

聴く人を幸せにする歌やね。

曲は、「ソー・イン・ラヴ」 「ボディ・アンド・ソウル」

「ニュー・シネマ・パラダイス」 「マスカレード」

「シガジ・サウダージ」 「エスターテ」 など。

アンコールは 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。

やっぱり、また聴きに行きたいわ。





2014.2.24

馬場孝喜,沢田穣治 & 芳垣安洋
「Gray-Zone」 発売記念ライブ


ギタリストの馬場さんが、昨年11月に

ついにリーダーアルバム 「Gray-Zone」 を出した。

その CD発売記念ライブに行ってきた。

会場は、国立の No Trunks というハコ。

国立というと ちょっと遠いような気がするが、

五反田から国立まで所要時間は、50分ぐらいなので、

仕事が終わってからでも、まあ行ける範囲。

国立って田舎かと思ったら、駅前は大きな

ロータリーで、お店もいっぱい。

東京って、ホンマにでかいなぁと

改めて思うね。

大阪やったら、繁華街から50分も電車乗ったら、

奈良とか和歌山とか兵庫の山ん中やで。

それはおいといて、今日は、

馬場孝喜 (gt)、沢田穣治 (b)、芳垣安洋 (ds) という

そのアルバムのレコーディング・メンバーによる

ライブだった。

No Trunks は、20人も入れば満席という小さな

お店だが、でっかいアルテックのスピーカーが、

2発置いてあり、迫力満点。

壁には、たくさんのアナログ LP レコードが

飾られている。



演奏は、2部あり、CD 収録の曲を中心にされた。

ああ、やっぱり音楽は、ライヴやなぁ。

CD もええねんけど、目の前の生の演奏を

聴くほうが、エキサイティングや。

「Take The T Train」 「Look Up Into The Sky」

「Petrol Station Blues」 が、特に良かったなぁ。

馬場さんいわく 「Look Up Into The Sky」 は、

日本語で 「空見れど」 というタイトルに

したかったそうな。

というのも、曲中(Key in E♭で) 「ソラミレド」 と

いうメロディが出てくるのだ。

CD には、短い2曲のインプロヴィゼイションと

馬場さんの作曲の6曲、ベースの沢田さん作曲の

5曲が収められている。

テーマがメロディアスな馬場さんの曲と

幻想的というか浮遊感があるというか、

独特のニオイのする沢田さんの曲と、

両方楽しめるライヴだった。





2014.2.25

ザ・ローリング・ストーンズ ! (前夜)

明日は、いよいよ ザ・ローリング・ストーンズ を

初体験するのだ。

ストーンズは、8年ぶり6回目の来日中で、

今回は、東京ドームの3公演のみ。

明日は、その初日だ。

チケット代は、今まで行ったコンサートの中で

一番高額の 18,000円!

全公演完全ソールドアウトのため、

10,000円で 「参加席」 という席を

急遽売り出していた。

なんでも

「出演者並びに舞台の一部が見えにくい席となります。

あらかじめご了承の上、お買い求め下さいませ。」

と注意書のある席だ。

10,000円出してもちゃんと見えへんかもしれんって

スゴイ話や。


ストーンズは、1962年、ロンドンで活動を

開始したので52年目のバンド。(私と同じ年)

私は、それほど ストーンズのファンというわけではないが、

死ぬ前に一度は観ておきたいアーティスト・リストには

当然入っている。


52年ロックしてきた じじぃたちだぜ!

観ないわけにはいかないだろ!(ロケン・ロール口調です)





2014.2.26

ザ・ローリング・ストーンズ !

行ってきたぞ〜!

初体験、ローリング・ストーンズ!

東京ドームは、2011年のイーグルス以来、

2度目やけど、やっぱりステージ遠いねぇ。

私の席は、野球でいえば内野席で、

ファーストの正面あたり、スタンドの25列目。

野球なら ええとこやけど、コンサートは、

バックスクリーンあたりにステージが

組まれているので、遠い遠い。


さて、コンサートは 開始予定時刻の 18:30 を

30分ほど過ぎて始まった。

SE が流れ、メンバーが登場すると

いきなり スタンドまで総立ち!

演奏が始まったら、ゾクゾク〜ッてきたわ。

何が凄かったって、ミック・ジャガー。

70歳やで。

半年もせんうちに71歳やで。

ステージの横幅は、数十メートルあるやろけど、

端から端まで動き回り、時には走り、スキップし、

バレリーナのように踊ってた。

もう超人、化けもんやね。

普段、どんな生活してるんやろ。

70歳の人、観た方がええね。

年齢の既成概念がくつがえされるで。

「ドウモアリガトウ! ミンナ、サイコー!

ミンナニ アイタカッタ!」

「ヒサシブリー!」

モニターに若い女性が映ると、

「チョー カワイイ!」 と日本語で言うてた。


世界一テレキャスターの似合う男、キース・リチャーズ。

ミックと同級生で70歳。

演奏と歌には、微妙なところも時々あったけど、

そんなこと言うたら、キース・ファンに

怒られるな。

そういうこと、この人には関係ないんやろな。

昔、雑誌のインタビューで読んだことある。

インタビュアーの

「(ギター) 練習していますか?」 の問いに

キースは答える。

「オレは、ストーンズをやってるんだぜ」 って。

(練習なんかせえへん、ってことね)


チャーリー・ワッツ 72歳。

ひょうひょうとリズムを刻むチャーリー。

メンバー紹介のとき、ちょっと嫌がるチャーリーを

ミックが無理やりステージの前の方まで

引っ張り出した。

その2人を見ていたら、なんでか泣けてきた。

今、思い出しても泣けてくる。


ロニー・ウッド 66歳。

この人、ストーンズに入って良かったなぁ。

本人にも、バンドにも。

ギター・プレイは、私としてはキースより

安心して聴いていられる。

画家としても成功してるし、二物を与えられたね。


私は、この動く4人を観られただけで、幸せですが、

おまけにスペシャル・ゲストとして、

1969年にブライアン・ジョーンズの

後任としてストーンズに加入した、

ミック・テイラー (65歳)。

彼は、1974年まで在籍し、

その後釜が、ロニー・ウッド。

ミック・テイラー は数曲しか登場しなかったけど、

ストーンズの4人がスリムなのに、彼だけ

ポッチャリしてて ちょっとカッコ悪かった。


それからサポートメンバー。

ベースにダリル・ジョーンズ。

キーボードが1人、テナー・サックスが2人、

コーラスが2人。

アンコールの 「You Can’t Always Get What You Want」

では、日本人のコーラスが20〜30人と

フレンチホルンが登場。

ホルンの人は、あの数小節吹くために来日したんやろか。


終演後、メンバー全員でステージ中央に集まって挨拶したあと、

4人+ミック・テイラーの5人でもう一度挨拶。

なんとも言えん光景でした。


メンバー4人の年齢を考えると、

来日公演は、これが最後かなぁ。





ロッキン・オンのサイトで早速、

今日のセットリストをアップしているので コピペ。

Get Off Of My Cloud
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Wild Horses
Emotional Rescue
Doom And Gloom
Bitch (Fan vote)
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and
       Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Brown Sugar
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)


確か、「Honky Tonk Women」 も演ったんやけど、

私の思い違い?

いや、確かに演ったで。





2014.2.27

続 ザ・ローリング・ストーンズ !

昨日のローリング・ストーンズのことを

もう少し書こう。


ギターのこと。

キースもロニーも、もしかしたら 1曲ずつ

ギターを持ち替えてたんちゃうかと思うぐらい、

持ち替えてた。

ベースのダリルもそうだ。

だからと言って、曲数分のギターを弾いたのではなくて、

数本のギターをとっかえひっかえ持ち替えていた。


キースは、テレキャスターが数本と、

レスポール・ジュニア、黒のES-355。

テレキャスター・カスタムは出てこなかったように思う。


ロニーは、ストラトキャスター、ファイアーバード、

レスポール、レスポール・スペシャル、テレキャスター、

ESP テレタイプ、ヴァーソウル (フィンランドのギター)、

そして、エレクトリック・シタール (と思う)。


ミック・ジャガーも2曲でギターを弾いた。

テレキャスターと黒のストラトキャスター。

ミック・テイラーは、ビグスビー付きのレスポールと

アンコールの 「Satisfaction」 でアコギを弾いてた。


上記が全てではないかも知れないけど、

とにかくそんな感じで、使われたギターだけでも、

数千万円になるんちゃうか。

詳しくは、来月か再来月のギターマガジンに

載るやろ。


昨日、アップされていた、ロッキン・オンのサイト

ローリング・ストーンズのセット・リストは、

やはり、「Honky Tonk Women」 が抜けていたようで、

今日見たら、追加されていた。


2014/2/26 Set List (修正版)

Get Off Of My Cloud
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Wild Horses
Emotional Rescue
Doom And Gloom
Bitch (Fan vote)
Honky Tonk Women
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and
        Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Brown Sugar
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)


同じく ロッキン・オンの ライヴ・レポート を読むと、

昨日はキースが本調子でなかったように

書かれている。

私が微妙に感じたのも そのことだったんだろう。


昨日は書かなかったけど、そのレポートには、

サポートのコーラス、サックスの名前があったので、

ここにも記しておこう。

コーラス : リサ・フィッシャー、バーナード・ファウラー

サックス : ボビー・キーズ、ティム・リース

そして、アンコールで登場したコーラスは、

洗足学園音楽大学の在学生・卒業生を中心とした

合唱団ということだ。

ストーンズと共演できるなんて、

一生の思い出になるやろね。


さて、先週金曜日から今度の日曜日までの10日間は、

6回のライヴ・コンサートと1回の落語と映画1本という

ハードなスケジュールになってしまった。

そのうち、わずか6日の間に

エリック・クラプトンとローリング・ストーンズを観るというのは、

歴史的な事件やで。





2014.2.28

Larry Carlton
& David T. Walker


さてさて、今日は (も) スペシャルなライヴを

観てきた。

ラリー・カールトン&デヴィッド・T・ウォーカー。

2人は、同じアルバムで共演したことはあるものの、

一緒にステージん立つのは、これが初めてという。

そういう世界初の光栄なライヴが、この日本で

行われるという素晴らしい機会に恵まれた。

2月19日が、札幌市民ホール、

20日から24日は、ビルボードライブ大阪、

25日から28日が、ビルボードライブ東京。

なんと10日間ぶっ続けだ。

札幌は、1ステージだったようなので合計19ステージ。

そのラストショーとなる、今日の2ndステージを

観てきた。

当然、満席だ。


まず、ラリーが一人で登場し、ソロ演奏を披露。

次にベースとドラムを呼び込み、トリオで1曲。

そして、キーボード、サックスとともに、

「Very Secial Guest」 と、デヴィッドを招き入れた。

「Nite Crawler」 のテーマを デヴィッドが弾く!

ラリーがハモる!

おお、想像できなかった世界が目の前で

展開されている。

デヴィッドがソロを取ると、ラリーの曲であっても

完全にデヴィッド色になる。

「Soul food cafe」 も良かったなぁ。

それと、スロー・ブルースでサックスのポーリーが

ヴォーカルをとってんけど、

これがまた雰囲気があって 良かった。

そのエンディングのギターの掛け合いも

カッコ良かったなぁ。


それにしても、ラリーとデヴィッドが並んで

目の前でギターを弾いているというのは、

中々凄いね。

今日はとても良い席で、デヴィッドの正面

5メートル、ラリーからも6〜7メートルだった。

ギターは、ラリーが 例の ES-335、

デヴィッドは、ここ数年の いつものギター (メーカー名失念)。


行く前は、10日間ぶっ続けで疲れているんちゃうかと

ちょっと心配していた。

特にデヴィッドは、今年で73歳で、

昨年 観たとき、1ステージ通して 立ってギターを

弾くのも難しいように感じていたけど、

今日は座ることなく、終始立って演奏。

にこやかなラリーに比べ、ちょっと笑顔が

少なかったように感じたが、演奏はいつも通り、

ワン&オンリー。


アンコールは、2人が共演した代表アルバムとも言える

マリーナ・ショーの 「Who Is This Bitch, Anyway?」 から

「Feel Like Makin' Love」。

ちょっと短めだったので、もっと聴きたかったなぁ。

「Room 335」は、演らなかったけど、

10日間のうち、どっかで演ったんやろか。

もし、演ったんやったら、デヴィッドの弾く

「Room 335」、聴いてみたかったなぁ。


メンバー :
Larry Carlton (Guitar)
David T. Walker (Guitar)
Travis Carlton (Bass)
De Marco Johnson (Keyboards)
Paulie Cerra (Saxophone, Vocals)
Gene Coye (Drums)

ベースのトラヴィスは、ラリーの息子。

ちなみに ラリーは、あさって 3月2日で66歳。

10日も演ってんから、CD か DVD 出して欲しいな。





2014.3.1

Char
2014 TRADROCK Tour


今年の Char のツアーは、1月25日の愛知

(ZEPP名古屋) に始まり、5月18日の長野

(塩尻市文化会館レザンホール) まで、

全国28ヶ所を回る。

元々は、4月12日の愛媛 (松山市総合

コミュニティーセンター) がラストだったのだが、

2月15日に予定されていた長野公演が、

例の雪のため、5月18日に延期になったのだ。


さて今日は、その東京公演に行ってきた。

会場は、練馬文化センター 大ホール。

(東京公演は、3月23日にもパルテノン多摩で

行われる。)


メンバーは、このところ固定のこの3人。

Char (Gt,Vo)
澤田浩史 (Ba)
古田たかし (Dr)

Char のコンサート、ライヴはもう数えられないぐらい

観ているが、何度も観てもカッコイイ。

ギターを持った姿は、日本一、いや、世界一

カッコイイと思う。


今日は、前半 (55分) がアコースティック・セット、

15分ほどの休憩を挟んで、後半がエレクトリック・セット。

私としては、アコースティック・セットは、もう少し

短くてもええなと思う。

Char は、やっぱり エレキだ。

エレキといえば、楽器のことを 「エレキ」 と

呼ぶのは世界中で日本だけだと、今日 Char が

言うてたけど、確かにそうやろな。

Char が中学生の頃、近所のおばさん連中に

「竹中さんの次男坊、エレキやってるらしいわよ」 と

言われていたらしい。

当時 「エレキ」 をやってるというのは、

不良だったのだ。


1曲目、「Shinin' You Shinin' Day」。

1976年のデビューアルバムからの1曲。

最近は、「空模様のかげんが悪くなる前に」

「気絶するほど悩ましい 」 「TOKYO NIGHT」

「表参道」 「ふるえて眠れ」 など、

初期アルバム3枚からの曲が増えたなぁと思う。

アンコールでやった 「Smoky」 は、もちろん

1st アルバムやしね。

その分というわけでもないやろけど、

今日は、サイケデリックス時代の曲が1曲も

なかった。

私としては、さびしい。

ピンククラウド時代の曲は、やったけどね。

「Song In My Heart」 が良かったな。


ギターは、アコギがいつものヤマハのカスタム。

Char は、オベイションやタコマを使ってきたけど、

結局あのヤマハが一番みたいやな。

エレキは、ピンクのシグネチャーモデルのムスタング、

バーガンディミストのストラト、濃い緑の方の

シグネチャーモデルのムスタング、アンコールでは、

濃いいブルーのハムバッキン付きのムスタングを使用。

もちろん全部フェンダー。


途中の休憩も入れると、ほぼ3時間だった。

来年6月で還暦の Char。

まだまだ元気で演っていて欲しい。


なお、このツアー28公演は、全て録音され

CD で販売される (期間限定)。

1公演 (1枚) 1500円で、

28枚セットは、35000円。

2012年のツアーの CD は、結局20枚全部、

数ヶ月かけて買うたんやけど。

う〜む、困った、どうしょうかなぁ。





2014.3.9

LET IT BE

昨年、ポール・マッカートニー来日公演を

観なかったことは、大変に後悔した。

その穴埋めにというわけではないが、

昨日、「ビートルズ・トリビュート・ライブの

決定版」 という謳い文句の 「LET IT BE」 を

観てきた。

会場は、初めてとなる渋谷ヒカリエにある、

東急シアターオーブ。

新しいだけあって、中々ええホールだ。

古いホールだと、座席が狭苦しいところがあるが、

ここは、ゆったりしてるとまでは言わないが、

狭苦しくはなく、何よりもきれいだ。


「LET IT BE」 は、2012年9月にロンドンで

幕を開け、昨年はブロードウェーでも幕を開け、

今回日本に上陸となった。

東京は、3月4日〜9日の6日間8公演。

座席は、2階の3列目だったが、

ステージはそんなに遠くなく、良い席だった。

幕が上がると、キャバーンクラブを模したステージで、

演奏が始まった。

「Please Please Me」、「She Loves You」、

「I Want To Hold Your Hand」、「Can't Buy Me Love」、

「A Hard Day's Night」 など初期の曲が続く。

スクリーンに当時の映像と今のステージ上とが

交互に映し出される。

ライヴの映像も白黒なので、まるで当時の

本人たちの映像かと思ってしまうが、

よく見ると目の前で演奏している彼らだ。

アメリカのスタジアム・コンサートの再現のコーナーでは、

スクリーンに絶叫し、号泣し、失神するファンが映し出され、

曲が終わると、大歓声が流れる。

休憩を挟んで、サイケな衣装とステージに変わり、

「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・

バンド」 だ。

その後、後期のアルバム 「ホワイト・アルバム」

「アビイ・ロード」 「レット・イット・ビー」 収録の曲が続く。

4人とも素晴らしかったが、特にポール役が素晴らしい。

遠めに見ていると顔も似ているし、

何よりも声が似ている。

歌い方も研究したんやろ、かなり似ている。

あんまり知らん人が聴いたら、本人と思うぐらい。

アンコールは、ジョンのソロの曲、

「Give Peace a Chance」 から、「Let It Be」へ。

「Give Peace a Chance」 をビートルズとして

演ることなんてなかったやろうから、

これは創作やろね。

そして、2回目のアンコールとして 「Hey Jude」。

最後は、会場皆で大合唱で幕を閉じた。


使用ギターについて。

ジョンとジョージは、リッケンバッカー、グレッチ、

ギブソン、エピフォン、フェンダーを持ち替え、

ポールもヘフナーとリッケンバッカーを使い分けていた。

あと 「Yesterday」 の時ポールは、

ちゃんとエピフォン・テキサンを弾いていたので、

それぐらいしか分からないが、

楽器もきっと実際に使われたものに

忠実にチョイスされているんやろう。

雑誌で見た覚えのある、サイケなペイントのストラトとか、

オール・ローズのテレキャスとか、フェンダーの

6弦ベースも登場してた。


休憩を除いてまる2時間あまり、たっぷりと

ビートルズを聴くことが出来、満足のいくショーだった。

そう、コンサートというよりは、ショーという方が

ふさわしいステージだった。

私は、ビートルルズ・ファンというよりも

ビートルズに好きな曲が多いという感じで、

4人のマニアックなファンではない。

そういう私でも十分に楽しめ、好きな曲をたくさん

究極に本物に近い演奏で、ナマで聴くことが出来たのは、

嬉しい限りだ。

しかも実際には、ライヴで演奏されなかった曲も

今日は、聴くことができたんやから。

「Here, There and Everywhere」 が

演奏されなかったのは、残念やったけど。

あと、あえて苦言を呈するならポール役が、

左利きでなかったことぐらいかな。


メンバー:
Paul : Peter John Jackson / Iain Hornal
John : Ryan Coath / Paul Canning
George : Paul Mannion
Ringo : Phil Martin / Chris McBurney
Keys : Ryan Alex Farmery


上記2名の名前ある、それぞれのキャストを

どちらが演じていたのを観たのかは、不明。

最後にメンバー紹介があったけど、覚えられなかった。

あ、John は、Paul Canning だった。

John なのに Paul やと思ったから それは覚えてる。


レット・イット・ビー 公式サイト


ちなみに、今から38年前、

人生で初めて買った洋楽の LP は、

ビートルズの 「Help!」 だった。





2014.3.14

NIACIN
Billy Sheehan/Dennis Chambers/John Novello


「ナイアシン」 というバンドのライヴを観てきた。

約8年ぶりの来日で、大阪1日、東京2日間、

1日2ステージで合計6公演、その最終公演だ。

@ビルボードライブ東京、2nd ステージ。

メンバーは、ビリー・シーン (ベース) と

デニス・チェンバース (ドラムス) と

ジョン・ノヴェロ (ハモンドオルガン)。

バンド名 「ナイアシン」 というのは、

ビタミンB3 のことで、

ハモンドオルガンに B3 という機種があり、

それと ビタミンB3 をかけている。

普段、ギターの入った音楽を聴くことが断然多い私だが、

このトリオは、ぜひナマで聴いてみたかった。

昨年2005年以来の新譜をリリースし、

8年ぶりの来日ということもあってか、ほぼ満席。

ドラムのデニ・チェンは、マイク・スターンのバンドで

何回か観ているが、他の2人は初めて。

デニ・チェンは、大好きなドラマーの1人。

ビリー・シーンは、ジャズ・プレイヤーとはトーンも

アプローチも違い、ロックなイメージだが、

こういうハードなフュージョンも かなりいけてます。

オルガンのジョン・ノヴェロのことは、

よく知らないのだか、チック・コリアなどと

共演してきた人らしい。


いやいや素晴らしかった。

70分ほどのステージだったが、観ごたえ、

聴きごたえのあるショーだった。

やはり、恐るべしデニ・チェン。

それに加えて、ビリー・シーン。

スリップ・ビートっていうんかな?

あるリズム (リフ) の上で、違うビートを

ドラムが叩くやつ。

正確には、違うビートを叩いてるんと違て、

ちがうビートに聞こえるんやろうけど、

そのスリップの仕方が、尋常やない。

何やってるか、全然わからへん。

ビリーは、洒落なのでしょうが、

指おってリズムとってる。

何をすんねん、無茶しよんなぁ、って感じ。

マイクと来た時も、1ステージに1曲は、

そのスリップ・ビートのドラム・ソロがあんねんけど、

今日のは特に凄かった。


アンコールは、ウェザーリポートの 「Birdland」。

これが、また良かった!

素晴らしすぎて、終わったとき、

ちょっとウルってきてしもた。


カメラ撮影が入っていたので、DVD になるんかな。

出たら、買うで。

そして、次回の来日も、ぜひ観たい。

今日は、カジュアル席というて、

ちょっと上から観る席やったけど、

今度は、もっと近くで観たい。


メンバー:
Billy Sheehan(Bass)
Dennis Chambers(Drums)
John Novello(Organ)








2014.3.16

訃報 安西マリア

「涙の太陽」 の安西マリアが、15日夜、

急性心筋梗塞のため亡くなった。

2月に入院していたらしい。

60歳。

若いなぁ。

また60代や。


改めて、「涙の太陽」 を聴いてみると、

よう出来た曲や。

知らんかったけど、

この曲、安西マリアが オリジナルとちゃうねんな。

エミー・ジャクソンという人が、1965年に出した曲。

エミー・ジャクソンは、日本の歌手だが、

イギリス生まれで、父方の祖父がイギリス人というから、

クォーターということだな。

「涙の太陽」 も、英語で歌っていた。

そのオリジナル・ヴァージョンも聴いてみたが、

サーフロックのようなアレンジで、

個人的には、安西マリアのいかにも日本の

歌謡曲らしいアレンジの方が、好きやなぁ。

安西マリアもドイツ人とのクォーターらしい。

美人やったもんな。


合掌。


涙の太陽 /安西マリア 1973





2014.3.17

THE BAWDIES
ROCKIN' THIS JOINT TONIGHT


3年ほど前に、その存在を知ったバンド、

「THE BAWDIES」

その時のエントリーが これ

 体がついて行かないだろうから (トホホ)、
 たぶんライヴには行かないけど


と書いていたが、ついに (?) そのライヴに

行ってきた。

ビルボードライブ東京での 1st ステージ。

客は、8〜9割ぐらい若い女の子やった。

THE BAWDIES は、今年1月1日で結成10周年。

今月、50〜60年代の R&R、R&B の

カバーアルバムをリリースしたばかりで、

演奏曲は、そのアルバムからが中心だったようだ。

まず4人で2曲演奏後、ゲストプレイヤーの

ベーシストとピアニストを招き入れ、6人編成で数曲。

ピアノがいったん引っ込んで、5人で数曲やったあと、

ホーン4人とピアノを入れ、ヴォーカルのゲストも入れて、

11人で2〜3曲。

ホーンが入ると、やっぱりサウンドがリッチに

なってええよなぁ。

カバー曲は、あまりにも渋すぎて、

ハッキリ知っていると言えるものは、

「Bring It On Home To Me (Sam Cook)」、

「What'd I Say (Ray Charles)」、

「Soul Man (Sam & Dave)」 の3曲だけだった。

あとは、聴いたことあるような ないような、

あの頃のあの手の音楽。


ROY が、リトル・リチャードを聴いた時の衝撃を語っていた。

「今の音楽にはあの頃の音楽の熱さがない。

それは、演奏する側の問題だ」 っていうようなこと。

その熱さが、今は全くないわけではないと思うけど、

60〜70年代前半あたりのアメリカって、

時代的に、公民権運動、ブラック・パンサー、

ベトナム戦争、反戦など、エネルギーがなんというか

特別やったと思うねん。

音楽にもそのエネルギーがあふれてたんやろなと思う。

彼らの音楽は、その熱さを持ってるね。

ロックンロールって、こんなにええねんで!

ロックンロールでハッピーになりましょう!って、

エネルギーにあふれてる。

あと 「Soul Man」 や 「What'd I Say」 を聴いていると、

もちろん演奏者にもよるんやろうけど、

もうその楽曲自体に すごいエネルギーがあるように感じた。


ゲスト・ヴォーカルの Haruhiko Aoyama のことは、

知らんかったけど、中々雰囲気出してました。


THE BAWDIES は、小学校からの同級生3人と

高校の同級生で結成されたバンドということやけど、

小学校から一緒でバンドやってるって、

どんな感じなんやろなぁ。

そういや、ミックとキースも幼馴染やったな。

THE BAWDIES も長いこと続けて欲しいな。

しょっぱなの ROY のカウントがめちゃくちゃ

カッコ良かったなぁ。


Member;
ROY (Vo, B)
TAXMAN (Gt, Vo)
JIM (Gt, Cho)
MARCY Y(Drs, Cho)

Guest Musician ;
NARGO (東京スカパラダイスオーケストラ) (Trp.)
原雅彦 (東京スカパラダイスオーケストラ) (Trb.)
GAMO (東京スカパラダイスオーケストラ) (T.Sax.)
谷中敦 (東京スカパラダイスオーケストラ) (B.Sax.)
ハマ・オカモト (OKAMOTO'S) (B)
MABO (El.P)
Haruhiko Aoyama (The Fave Raves) (Vo)


----- 2014.3.18 追記 ------
ビルボードライブのサイトにセット・リストが発表されたので、
転記しておく。

3月17日(月)六本木・ビルボードライブ東京 1st Stage Set List:
01.1-2-3
02.I BEG YOU
03.SHAKE A TAIL FEATHER
04.GOOD LOVIN’
05.SOMEBODY HELP ME
06.DANCE NIGHT AWAY
07.I GOT A WOMAN
08.SPOONFUL
09.BRING IT ON HOME TO ME
10.DADDY ROLLING STONE
11.DANCING TO THE BEAT
12.THE NEW BREED
13.SOUL MAN
En-1.ROCK ME BABY
En-2.WHAT’D I SAY





2014.3.18

Fried Pride

約1年半ぶりに フラド・プライドのライヴに

行ってきた。

ビルボードライブ東京の2ndステージ。

2日続けての ビルボードライブだ。

フラプラのライヴには、かれこれ10回以上は、

足を運んでいるが、毎回 満足のある楽しいステージだ。

今回も然り。

1曲目 「パート・タイム・ラヴァー」 から、

アンコール 「イマジン」 まで、たっぷり90分。

曲は、ニューアルバムから、

フラメンコな「ソウル・シャドウズ」、

しっとりと 「オール・バイ・マイ・セルフ」、

激しく 「パープル・ヘイズ」。

そのほか 「ラ・ラ・ミーンス・アイ・ラブ・ユー」、

「ストリート・ウォーキング・ウーマン」 など。

今回は、横田さんのソロ・コーナーがあり、

素晴らしい 「スペイン」 を聴かせてくれた。

ぜひ、沖仁とのデュオを演って欲しい!

どういうわけか、横田さんを観ていると

自分もギターを弾かねば、という気にさせられた。

横田さんのギターは、エレガット (ホセラミレスかな?) と

ゴダンの Multiac Jazz SA を数曲で使用。


メンバー
Vo : Shiho
Gt : 横田明紀男
Per : ? (名前失念)





2014.3.20

情熱のピアニズム

ミシェルは、骨形成不全症という障害を持って生まれた。

全身の骨が折れた状態で 生まれたという。

幼少期には歩くこともできず、

成人しても身長は1メートルしかなかった。

代わりに神は、彼に音楽の才能を与えた。


ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani) は、

フランス人ジャズ・ピアニスト。

私と同じ1962年生まれで、生きていれば51歳だ。

私はジャズ・ピアノに詳しくなく、

ミシェルを知ったのは、彼が1999年1月6日、

36歳で亡くなってから、数年後だった。


もう10年ぐらい前のことで、

何がきっかけだったかは覚えていないが、

ミシェルが、スティーヴ・ガッド (Dr) と

アンソニー・ジャクソン (B)とのトリオで

演奏した DVD を見つけ、購入した。

そこに収録されていた 「Cantable」 という、

美しい曲を聴いて泣いた。

このトリオで来日もしており、1997年の

ブルーノート東京における公演は、CD 化されている。

その CD にも 「Cantable」 は収録されているが、

テンポが速く、あまり好きではない。

断然 DVD (1998年ドイツでの演奏) の方が良い。


さて、そのミシェルのドキュメンタリー映画、

「情熱のピアニズム」 が、DVD で発売された。

映画は、2012年秋に公開されていたのだが、

全く知らなかった。

知っていたら、絶対 映画館へ観に行っている。

こんなに映画や音楽のことを気にして生きているのに、

そういう情報を見落としてしまうのは、

どういうわけやろ。

ホンマに悔しい。

DVD の発売を知って、映画の存在も 知ったぐらい。

2ヶ月も前に予約していた その DVD が

ようやく発売となり、数日前に届いた。


ミシェル本人、ミシェルの家族、周囲の人たち、

ミュージシャンのインタビューと貴重な映像で、

ミシェル・ペトルチアーニという人が、

どんな人間であり、どんな風にその短い数奇な生涯を

駆け抜けていったのかが、見事に描かれていた。

本人の若い頃から、晩年 (と言うても30代やけど) までの

映像を見ると、普通の人の倍以上のスピードで、

老化していったように見える。


演奏中に何度も指や腕の骨や鎖骨などを骨折した話、

何度も結婚と離婚を繰り返した女性関係、

息子も同じ障害を持って生まれてきたことなど、

たくさん印象的なエピソードがあるが、一つだけ

選ぶとしたら、このエピソードを書いておきたい。

スタインウェイ (アメリカのピアノ・メーカー) の

工場へ自宅用のピアノを選びに行くシーンがある。

調律師が先に行って、10台ほどのピアノを弾き、

一番良いピアノ、ミシェルが選びそうなピアノを

前もって調べて、ミシェルが来るのを待っていた。

ミシェルは、部屋に入ると、調律師とは話さず、

数台のピアノを弾いたあと、「あのピアノにする」 と、

まだ弾いていないピアノを指差す。

そして、こう言う。

「部屋に入った時から、決まっていた。

ピアノが話しかけてくるんだ。」

そのピアノは、調律師が 「これだ」 と

思ったピアノと同じだった。


Cantabile / Michel Petrucciani, Anthony Jackson, Steve Gadd


この曲は、「情熱のピアニズム」 の中でも

一番ええところで使われいる。


本作、JAZZ に興味がない人でも、

誰しも観る甲斐のあるドキュメンタリーです。


情熱のピアニズム オフィシャル・サイト


★★★★★





2014.3.21

上田正樹

キー坊こと 上田正樹のライヴを観てきた。

@ブルース・アレイ・ジャパン。

一昨年7月の石やん (石田長生 (g)) の還暦記念ライヴ、

昨年6月の 山岸潤史 (g) の 芸歴40周年&還暦記念ライヴに

それぞれ、ゲストとして登場し数曲歌ったキー坊。

20代の一時期、すごく好きでよく聴いていたのだが、

不思議とライヴを観ていなかった。

一度だけ、たくさんアーティストが出る、

大晦日の年越しライヴか何かで観たような気がするが、

30年ぐらい前のことで 記憶が怪しい。

今日のライヴのタイトルは、

上田正樹 LIVE
“ この熱い魂はあの頃のまま2013 ” 〜 Since1972

メンバーは下記。

上田正樹 (Vo/G)
正木五朗 (Ds) (ex.サウストゥサウス)
樋沢達彦 (B)
堺敦生 (Key)
Yoshie.N (Cho/Vo)
Guest:有山じゅんじ (G/Vo)

ライヴのタイトルにある、「1972」は、

キー坊がデビューした年。

私は、有山とのアルバム 「ぼちぼちいこか」 が

デビューかと思っていたら、それは1975年なので、

その3年前に 「金色の太陽が燃える朝に」 という

シングルでデビューしていたのだった。

昨日、YouTube で初めてその曲を聴いたが、

昭和歌謡のニオイもしながら、中々カッコええ。


さて、ライヴの方はというと、間の20〜30分の

休憩を入れると2時間半、たっぷり、キー坊のR&Bを

聴かせてもろた。

今日、本人の話で聞くまで、知らなかったけど、

キー坊は、その海外での活動が認められて、2007年の

Newsweek 誌の 「世界が尊敬する日本人100」 に

選ばれていた。


1曲目、すっかりアレンジを変えた 「扉を開けろ!」。

歌いだすまで全然分からんかった。

めちゃカッコええ。

この曲は、1982年の 「No Problem」 という

アルバムの1曲目。

このアルバムもよう聴いたなぁ。

LA 録音で、ネイザン・イーストやデヴィッド.T.ウォーカーが

参加しているのだ。

ジミー・クリフの 「Many Rivers To Cross」 を知ったのも

このアルバムやったなぁ。

今日やった曲は、「ドック・オブ・ザ・ベイ」、

「ピープル・ゲット・レディ」 なんかのR&Bから、

キー坊最大のヒット曲で、毎年、大阪の歌の1位に

選ばれるという 「悲しい色やね」 など。

2部では、ゲストの有山を含んでの ” ぼちぼちいこか ” コーナー。

「あこがれの北新地」、「みんなの願いはただひとつ」、

「買い物にでも行きまへんか」、「梅田からナンバまで」。

もう、サイコーやね。

聴いたことない人に聴かせてあげたい。ナマで。

「ぼちぼちいこか」 というアルバムは、廃盤になることもなく、

40年近く地味に売れ続けているらしく、

キー坊いわく、「ちょうど パチンコに行けるぐらいの

印税が入る」 らしい。

それから、「線路は続くよどこまでも」 の原曲

「I've Been Working on the Railroad」。

知らんかったけど、これって、アメリカの歌やってんな。

原曲は、線路を敷く工夫たちの歌で、歌詞は、

「線路工事しとったら、自分ちが見えて、

キッチンで嫁はんが他の男といちゃついとる」 っちゅう歌で、

日本の歌とは程遠い内容。

それから、東日本大震災の話をチラッとしたあとの、

「My Old Kentucky Home」 では、泣いてしもた。

なんちゅうか、歌を歌うことの志みたいなものを

感じて、改めてこの人は、ホンマもんやなと思た。

日本を代表するR&Bシンガーやと思う。

以前、雑誌のインタビュー記事で読んだことがある。

キー坊がニュー・ヨーク (やったと思う) で

レコーディングした時のこと。

スタジオに入ってきた黒人が、そのプレイバックを聴いて、

「えらい、日本語のうまい黒人やなぁ」 と言うたらしい。

それは、最高の褒め言葉や。

最初は黒人のマネやったけど、ずっとマネしてたら、

しまいには血となり肉となったんかな、ちゅうような話やった。


コーラスの Yoshie.N は、中々ファンキーで良かった。

ソロでも活動しているようなので、

機会があったら観てみたい。

ドラムの正木五朗は、石やんがやっていた

ボイス・アンド・リズム のメンバーでもあったので、

大阪にいた頃、何度も観ている。

梅田で見かけたら、(あ、ゴローちゃんや) と

分かったもんやけど、20年ぶりぐらいに見たら、

もう分からへんかった。


私の席は、出演者がステージに行く通り道だったので、

演奏が終わって楽屋に戻っていくキー坊に

手を差し出し、握手をしてもろた。

握手をしたあと、キー坊が、「おおぉ」 と言いながら、

私を指差した。

明らかに知り合いに対する態度やった。

誰と勘違いしたんやろ・・・。


さて、キー坊も今年で65歳。

今年は、サウストゥサウス を再結成すると言うてた。

理由は、「はよやらな誰か死んでまうから」。

観に行くでぇ!





2014.3.29

LEE RITENOUR & FRIENDS
featuring ABRAHAM LABORIEL,
PATRICE RUSHEN, AKIRA JIMBO
with special guest NAOKO TERAI


昨夜は、ブルーノート東京へ、

リー・リトナーを観に行ってきた。

「リー・リトナー&フレンズ」 という名義で、

メンバーは下記。

Lee Ritenour (g)
Abraham Laboriel (b)
Patrice Rushen (p,key)
神保彰 (ds)
Guest : 寺井尚子 (vln)

今回のブルーノート公演は、昨日と今日

2日間公演の上、ドラムが神保彰、そして、

ゲストに寺井尚子ということもあってか、満席だった。

ゲストは、昨日がヴァイオリンの寺井尚子、

今日は ギターの渡辺香津美。

私は、香津美の日を予約したと思っていたら、

どういうわけか、寺井尚子の日を予約していた。

気がついた時には、香津美の日は売り切れに

なっていたので変更ができなかった。

最初、売り出した時には、両日にゲスト2人が出演するような

記載だったような気がするのだが、明日 (3/30)、

鎌倉芸術館 大ホールで、そのゲスト2人を迎えて、

「Special Jazz Concert in Kamakura Vol.2」 という

ライヴがあるので、そのことと混乱していたのかもしれない。


リトナーと神保の組み合わせは、

2009年の東京JAZZで、観ている。

その時は、

神保彰 featuring Abraham Laboriel & Otmaro Ruiz
with very special guest "Lee Ritenour"

ということで、リトナーがゲストという扱いだった。

ベースは、今回と同様 Abraham Laboriel。

エブラハムと神保は、何枚もアルバムを作っている仲なので

気心もしれているのだろう。


さて、ライヴはまず 「Wesbound」 など数曲を 4人で演奏。

その後、ゲストの寺井を呼び入れ、「Spain」 (チック・コリア)、

「Cantelope Island」 (ハービー・ハンコック) と、

リトナーには珍しい曲を演奏。

「Rio Funk」 も演ったね。

このメンバーでやれば何をやっても、

素晴らしくないわけがない。

ヴァイオリンの寺井もその実力を改めて実感。

さすが、このバンドのゲストになるだけのことはある。

アンコールは、大好きな 「Captain Caribe」。

リトナーのギターは、ギブソンのL5 リトナーモデルと、

チェリーサンバーストのレスポール。

ステージには、ヤマハのサイレント・ガットギターも

あったが、使用しなかった。


昨日は、まず、神保が侍に見え、パトリースが教師に見え、

エブラハムが田舎の寺の和尚に見えた。

リトナーは、しばらくイメージが定まらなかったが、

パブかスーパーのオヤジ、つまりはビジネスマンだろうか。

寺井は直ぐに くのいちだと分かった。





----- 追記 (2014.5.30) -----

Blue Note のライヴ・レポート・サイトにセットリストが
発表されていたので、ここにも記載しておく。

2014.3.28 FRI. 2nd Set List

1. Wes Bound
2. Jimbomba
3. Spain
4. Waltz For Carmen
5. Cantaloupe Island
6. Rio Funk
7. Captain Caribe





2014.4.5

JAZZ WEEK TOKYO 2014
エレクトリックギターの夕べ
Char


昨日は、先月1日に続いて、今年2度目の

Char のコンサート。

@ Bunkamura オーチャードホール (渋谷)

先月のコンサートは、「Char 2014 TRADROCK」 という

全国ツアーの1日だったが、昨日はそのツアーには

含まれていないコンサート。

「JAZZ WEEK TOKYO 2014」 という、

6日間に渡って行われる、いわばフェスのような

コンサートの1日で、「エレクトリックギターの夕べ」 という

タイトルが付いていた。

メンバーはいつものトリオ。

Char (Gt,Vo)
澤田浩史 (Ba)
古田たかし (Dr)

Char と Jazz は、結びつきにくいようだが、

コジカナツル という ジャズ・ピアノ・トリオや、

増尾好秋 (Jazz Guitarist) のライヴのゲストで

Char が出演したのを 観に行ったこともある。

昨年秋には、JR東海の 「そうだ京都、行こう。」 の

テレビCMに Char の演奏する 「My Favorite Things」 が、

流れたので、皆さんも気づかぬうちに聞いているやも知れない。

まあ、それの演奏はジャズっぽくないけどね。


さて、昨日のコンサート、「JAZZ WEEK」 ということだし、

どんな選曲で来るのかと楽しみに出かけたところ、

まっ〜たく、いつもと同じ Char だった。

「エレクトリックギターの夕べ」 なのに、

アコースティック・セットで、まず30分。

選曲は、ホンマにいつも通りで、

「JAZZ WEEK」 だからという曲は、1曲もなし。

まあ、考えてみればそうやな。

本人曰く、

「今日はいつもよりジャジィに演奏しています」

バリバリ、ロックやんか。


曲は、アコ・セットで

「Rippa na Slippa」、「All Around Me」、

「My Favorite Things」、「気絶するほど悩ましい 」、

「表参道」、「Zig Zag Zone」。

エレキに持ち替えて、

「Dazed」、「Falling Star」、「Song In My Heart」、

「Tokyo Night」、「Anytime」、「Pipeline」、

「Crossroad」 など。

「Crossroad」 は、ジャジィ・ヴァージョン、

ファンク・ヴァージョンをちょこっと演ったあと、

「今日は正調で」 ということで、クリームの完コピ・ヴァージョン。

「今、これ弾かせたら、クラプトンより俺の方が上手い」 と

言うてたけど、ホンマにそう思う。

前にも書いたことあるけど、クラプトンを超えていると思う。

ギターは、Fender の Pinkloud (シグネチャーモデルの

ピンクのマスタング)、Free Spirit (同じくオリーブグリーンの

マスタング)、バーガンディミストのストラト、

「Crossroad」 では、ゴールド・トップのレスポール、

アンコールは、ハムバッキンのついた改造マスタングで、

「Natural Vibration」、「Smoky」。


前から10列目で、まずまずの席だった。

昨日は、8ビートおばさんは見当たらず。



開演前のステージ






2014.4.6

Gov’t Mule

「ガヴァメント・ミュール」 と読む。

「政府のラバ」 って、どういう意味やろ?

その 「ガヴァメント・ミュール」 というバンドが来日中だ。

東京は、4月1〜2日と今日6日の3日間公演。

@ ビルボードライブ東京。

その最終公演となる2ndステージを観てきた。

メンバーは下記。

ウォーレン・ヘインズ / Warren Haynes(Gt, Vo)
マット・アブツ / Matt Abts(Drs)
ダニー・ルイス / Danny Louis(Key)
ヨルゲン・カールソン / Jorgen Carlsson(Ba)


いやぁ、予想以上に 良かった〜。

まさか泣くとは 思ってなかったけど、

泣かされてしもた。

正直、このバンドのことは知らなかったのだが、

ウォーレン・ヘインズ 率いるバンドだと知り、

観に行くことにしたのだった。

ウォーレンは、オールマン・ブラザーズ・バンドで

活躍しているギタリストで、2年ほど前に、

このひとりごとで、ウォーレンとテデスキ・トラックス・

バンドがホワイトハウスで共演している動画を

紹介したことがある。→ これ

実は、ウォーレンはCDを買ったものの

そんなに聴いていないし、「ガヴァメント・ミュール」 に

至っては、1曲も聴いたことがないような状況だったのだが、

これが、素晴らしかった。

客は、女性もチラホラいるものの、基本的に男。

男くさい。

そうでしょう、サザンロックは、車やバイクと

同様に基本的に男のものなのだと思う。

たまに、それらを好きな女性がいるけれど。


ウォーレンのギターの音がええね。

変な言い方やけど、ロックの教科書に

載っているようなええ音。

ギターは、1曲目がPRSやったけど、

あとは、ほとんどギブソンのレスポールか

ファイアーバード。

1曲だけ、ES−335を使用。

有名な 335 だけあって、持っただけで

歓声が上がる。

(その335を基にしたモデルが最近、ギブソンから

発売されているのだ。)

レスポールや335はもちろん、

ファイアーバードがええ落としてたなぁ。

ほんで、アンコールで黒のストラトを

持ったかと思うと、曲はジミヘンの 「Little Wing」 と

スローブルース。

そのスローブルースは、

イントロで歓声が上がっていたところを見ると、

ファンには、外せない曲なのかもしれない。


ところで、知らずに行ったのだが、

今日4月6日は、ウォーレンの54回目の誕生日だった。

ウォーレンが登場するなり、会場のあちこちから、

「Happy Birthday !」 という声が上がる。

途中、曲間でウォーレンがチューニングしている時には、

観客の誰かが 「Happy Birthday」 を歌いだし、

会場で大合唱になる場面もあった。


本編最後の 「Soulsine」 で、演奏中何度か見せた

ウォーレンのピース・サインが印象的だった。

ソウルフルな、ええライヴでした。(涙)





2014.4.7

JEFF BECK
JAPAN TOUR 2014


今年は、新旧3大ギタリスト6人のうち、

4人が来日公演というスゴイ年になった。

旧というか元祖3大ギタリストが、

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、

ジミー・ペイジの3人。

そして、新3大ギタリストが、

デレク・トラックス、ジョン・メイヤー、

ジョン・フルシアンテの3人らしい。

「らしい」 と書いたのは、新3大ギタリストなんて

呼んでいると 知らなかったからだ。

今年の前半、その6人のうち、エリック、ジェフ、

デレク、ジョンの4人が来日した (する) のだ。

エリックとデレクのコンサートに

行ってきたことは ここにも書いたが、

今日、元祖3大ギタリストの1人、

ジェフ・ベックのコンサートに行ってきた。

ジェフのコンサートは、1986年に

大阪厚生年金会館で観たので、なんと28年ぶり!

その時は、ドラムがサイモン・フィリップスで、

キーボードがヤン・ハマーだった。

今回のメンバーは、下記。

Jeff Beck (Gt)
Rhonda Smith (Ba)
Nicholas Meier (Gt)
Jonathan Joseph (Drs)

キーボードレスで、ジェフの他にもギターが一人。

ベースが、Tal Wilkenfeld だったら、

嬉しかったけど、今回のベースは、プリンスの

ベースを長く演っていた、女性ベーシスト、ロンダ・スミス。

曲によって、フレッテッド、フレットレス、アップライトを

使い分けており、最後にはラップも聴かせてくれた。

会場は、東京ドームシティホール。

ここ、2回目やったけど、バルコニー席からも

ステージが近くて良い。

私は、2階バルコニー席の1列目という、

割と ええ席だった。

全くMCもなく、淡々と演奏だけが進んでいく。

昨日の Warren Haynes も、ギターのコントロールが

素晴らしいと思ったけど、ジェフはコントロールという

域を超えとるね。

コントロールしてるっちゅう感じやないもん。

指先と楽器本体の操作だけで、ようもあんなに

色んなトーンが出せるもんや。

「Where Were You」 のアーム操作なんか、

普通、思いつけへんやろ。

ため息もんでした。

全体に1曲1曲がコンパクトで、ほとんど

ジェフのソロばかりなのに 飽きることなく、

どんどん曲が進んでいく。

3曲目やったかな、なんと昨日も Gov't Mule で聴いた

「Little Wing」!

私は、ジェフの演奏は、激しい曲より

メロディをたっぷり聴かせてくれる方が好きなので、

「Where Were You」 の他、「Danny Boy」 や

「A Day in the Life 」 が聴けたのはスゴク嬉しい。

「Danny Boy」 もスゴク良かったけど、

「A Day in the Life 」 (ビートルズの曲ね) は、

ジェフの演奏を聴いて、ええ曲やと気付いたぐらい。

まさか今日聴けるとは、思ってなかったので

ホントに嬉しかった。

欲を言えば、あと 「Over The Rainbow」 が

聴けたら言うことなかったのにな。

でも、「Cause We've Ended as Lovers」 も

聴けたし満足です。(アンコールで演った。)

確か、1986年に 観に行った公演では、

やれへんかったような気がする。

昔のことで あてにならん記憶やけど。


ギターは、1曲目だけ白いテレキャスターで、

あとは白いストラトキャスター。

持ち替えていたので、同様のストラトが2本だと思う。


ジェフは、今年の誕生日 (6月24日) で70歳。

古希です。

このおっさん、まだまだ、いけまっせ。


今回のツアーは、下記 10公演。

4日、東京 (NHKホール / 追加公演)
5日、大阪 (あましんアルカイックホール)、
7日〜9日、東京 (東京ドームシティホール)、
11日、札幌 (ニトリ文化ホール)、
13日、岩手 (岩手県民会館)、
14日、横浜 (パシフィコ横浜)、
15日、愛知 (名古屋市公会堂)、
16日、大阪 (フェスティバルホール)








2014.4.14

An Evening
with
BURT BACHARACH 2014


ああ、本当に音楽好きで良かった。

こんな音楽を聴けて本当に幸せ。

涙でウルウルしながら、そんな風に思ったライヴだった。


バート・バカラック。

例えば、

Raindrops Keep Falling On My Head / 雨にぬれても」、

カーペンターズで有名な

(They Long To Be)Close To You / 遙かなる影」、

クリストファー・クロスの 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」

(原題は、「Arthur's Theme (Best That You Can Do)

このあたりは、誰もが耳にしたことのある曲だろう。

他にも 「I Say A Little Prayer」、「The Look of Love」、

I'll Never Fall In Love Again」、「Alfie」 、「Walk on by」、

Baby It's You」 などなどを作曲した、

間違いなく20世紀の天才ソング・ライターの一人。

そのバカラックの 来日公演に行ってきた。

@ビルボードライヴ東京、2ndステージ。


バカラックの曲に、ええ曲がたくさんあることは

知っていたが、いずれも色んな人が歌っているので、

耳にし 知ったわけで、実は私はバカラック自身の

ファンというわけではなかった。

「なかった」 と 過去形で書いたのは、

今日を持って 彼のファンになったのからだ。


コンサートや落語会のチケットを

たびたび 「ぴあ」 で購入するのだが、

知らず知らずのうちに 「ぴあ」 のポイントが

結構貯まっていた。

貯まったポイントは、賞品と交換できる。

賞品は、コンサートや芝居、スポーツの試合などの

チケットなのだが、枚数が限られているので、

いいなと思うものは、たいてい 「予定枚数終了」 となっていた。

そういう人気のあるものは、交換が始まってすぐに

申し込まないとダメだなと思い、マメに賞品のサイトを

チェックしていたら、先日、バート・バカラックの

ビルボードライブ東京公演がアップされていた。

調べてみると、バカラックは、85歳 (来月には86歳) だ。

そして、ビルボードライブのチケットは、

自由席で1枚 24,000円!

う〜む、これを招待で観られるのは、またとない機会だ。

と、たまったポイントを使うことにしたのだった。


メンバーは下記。

バート・バカラック / Burt Bacharach(Piano, Conductor)
ジョシィ・ジェイムス / Josie James(Singer)
ジョン・パガノ / John Pagano(Singer)
ドナ・テイラー / Donna Taylor(Singer)
デイヴィッド・ジョイス / David Joyce(Keyboards)
ビル・カントス / Bill Cantos(Keyboards)
マーリース・マルティネス / Marlyse Martinez(Violin)
デニス・ウィルソン / Dennis Wilson(Saxophones)
トム・エレン / Tom Ehlen(Trumpet)
デイヴィッド・コイ / David Coy(Bass, Gear Coordinater)
ジョン・フェラノ / John Ferraro(Drums)


はっきり言って、バカラック以外、

超有名なプレイヤーもシンガーもいないバンドだ。

期待をしていなかったというより、どんな演奏、

ステージになるのか予想がつかなかったと言った方が正しい。

でも、凄かった。

ほとんど、メドレーのようにヒット曲の連続。

バカラックに詳しくない私でも半分ぐらいは、知ってた。

たぶん90分ぐらいたっぷり演った。

終わりごろには、バカラックの存在自体に

手を合わせたくなるような、そんなステージだった。

基本的には、3人のシンガーが交代で歌うのだが、

5〜6曲バカラック自身が歌った、その歌がまた凄い。

上手いとか、そういうことではない。

85歳の、あの枯れたしわがれ声で歌われたら、

だ〜れも勝たれへん。

琴線にビシバシ触れる。

ほんの数小節で、ノックアウトされた。

ああ、ホンマに観に行って良かった。

とてもリッチなひと時でした。


ちなみに会場には、著名なミュージシャンの姿もちらほら。

私が見かけたのは、井上鑑 (キーボディスト)、

田島貴男 (オリジナルラヴ)。

そして、24,000円というチケット代にも関わらず、

ほぼ満席。

東京では、NHKホール + ビルボードライブで

6公演やったことを考えると、その人気の高さも良くわかる。


今回の来日は、オーケストラ公演とバンド公演の2通り。

オーケストラ公演:
4月10日(木)NHKホール(東京)
4月18日(金)京都コンサートホール

BAND公演:
4月16日(水)NHK大阪ホール
4月11日(金)12日(土)14日(月)ビルボードライブ東京





2014.4.16

BOSTON
来日決定!


1976年、トム・ショルツ を中心に結成された、

アメリカのバンド 「BOSTON」。

1979年の最初で最後の来日公演を

当時高校生だった私は、改築前のボロイ大阪府立体育館で観た。

その頃のBOSTONは、1976年の 「幻想飛行 (Boston)」 と

1978年の 「ドント・ルック・バック (Don't Look Back)」 の

2枚しかアルバムを出していなかったのだが、

私は2枚目の 「ドント・ルック・バック」 を先に聴いて、

大好きになった。

なにしろ、カッコええ。

今でも、そのアルバムの1曲目 「Don't Look Back」 を

聴くとゾクゾクするし、「A Man I'll Never Be」 を

聴くと、泣きそうになる。

私の年代なら、多くのギター・フリークが、

「レスポールといえばジミー・ペイジ」 と答えるんちゃうかな。

でも、レッド・ツェッペリンを通らなかった私にとって、

レスポールといえば、トム・ショルツなのだ。

サラサラした髪をなびかせて、ゴールド・トップのレスポールを

弾く姿に憧れたものだった。

そして、トムは ロック・ミュージシャンには珍しい

MIT (マサチューセッツ工科大学) 卒の秀才なのだ。


その BOSTON だが、3rdアルバム 「Third Stage」 が、

リリースされたのは、2ndアルバムから、8年後の1986年。

それから、1994年、2002年、と8年周期でアルバムを出すという、

気の長い (?) バンドになってしまった。

私は、1986年の全米1位の 「Amanda」 ぐらいは、

知っているが、3枚目以降をまともに聴いていない。


さて、昨年、11年ぶりに6thアルバムを発表した、

その BOSTON が、な、な、なんと今年10月、来日するという!

ウドーは、「奇跡の来日公演」 と銘打っているが、正に。

残念なのは、高校時代に聴いていた BOSTON の声、

リード・シンガーのブラッド・デルプが、2007年に

55歳という若さで他界しており、今回のツアーでは、

彼の声が聴けないということだ。

1979年当時のメンバーは、今やトムだけだが、

それでも、来日は嬉しい。


ほとんど半年も先やけど、

先行販売で 10月2日武道館のチケットをゲット!


Boston - Don't Look Back

Boston - A Man I'll Never Be - LIVE 1978


来日公演情報 UDO





2014.4.18

春なのに
Johnny Winter
Japan Tour 2014


100万ドルのギタリスト、

ジョニー・ウインターを観てきた。

会場は、出来てまだ間のない 六本木・EXシアター。

ジョニー達は、すでに名古屋、大阪、広島を周り、

今日は、東京公演3日間の初日だ。

今年、70歳になったジョニー、

90年代には、体調の悪化で演奏活動から

遠ざかっていたようだが、最近は活動をしているようだ。

知らんかったけど、初来日は2011年と遅い。

デビューから40年以上経っての初来日だった。

2012年にも来日し、今回が3回目。

よほど、日本が気に入ったんでしょう。


ジョニーは、白人ブルース・ギタリストとして、

マディ・ウォーターズに 「義理の息子」 とまで

言わせた人。

若い頃、少し聴いたことがあるぐらいで、

私は、あんまりジョニーのことを知らないのだが、

やっぱり、一度はナマで観ておこうと思って。


来日メンバーは、下記。

Johnny Winter (gt,vo)
Paul Nelson (gt)
Scott Spray (b)
Tommy Curiale (drs)

若い頃のジョニーの写真は、一目見れば、

アルビノ (白子) であることが分かったが、

70歳になった彼は、そんなことは感じさせず、

ただただ 「渋いじじぃ」 だった。

そして、声が出ていなかろうが、ギターの音が

はずれていようが、そんなことはどうでもよい。

ただ、この人が目の前で歌い、ギターを弾いている、

それだけでええやないか、と思わされてしまう、

そんなライブだった。

観客は、見たところ90%は、男。

平均年齢やや高め。

中には、スーツを着てネクタイを締めた白髪混じりの、

普段はロックンロールやブルースと縁のなさそうな

オジ様もチラホラ。

演奏曲は、「Johnny B. Goode」、「Jumpin' Jack Flash」、

「Got My Mojo Walking」 など。

いわゆるスローバラードなどはなく、

ひたすらブギー、ロックンロール、そして、ブルース。

アンコールを含めて、80分ぐらいかな。

ギターは、ギブソンではないレスポール・シェイプの

ボディに彫刻のような模様のあるギター。

アンコールで、ついにギブソン・ファイヤーバード (!) を

持って 「Dust My Broom」。

バンドのもう一人のギター、Paul Nelson も

上手かったねぇ。


冒頭の 「100万ドルのギタリスト」 とは、

レコード会社との契約金が、数十万ドルと

巨額であったことからついた異名。


ああ、アメリカン・ミュージックは、奥が深い。







2014.4.20

trigragh

以前、「Beef jerkies」 という名前で活動していた、

石川早苗 (Vo)、馬場孝喜 (Gt)、

小林鈴勘 (尺八etc) のトリオが、

「trigraph」 と名前を変え、先月CD をリリースした。

昨年の4月28日以来、1年ぶりに彼らの

ライヴを観てきた。

@ bar dAZE (原宿)

2009年に初めて観たときは、石川さんと馬場さんの

デュオだったが、その後、小林さんが加わりトリオになった。

この小林さんという人が強者で、尺八、ピアノ、

ギター、コーラス、ボイスパーカッション、シェイカーと

まさにマルチ・プレイヤー。

しかも、それぞれがちょっと弾けますというレベルではない。

今日は、サンプラーを使い、尺八+ボイス+シェイカーで

その場で伴奏を多重録音をし、

その上で尺八のソロを吹くという技を披露。

ホンマに芸達者。


バンドとしてますます進化している感じで、

これからも楽しみなトリオだ。

CD を購入し、3人にサインをしてもらった。



楽しいライヴでした。





2014.4.21

ポール・マッカートニー 行くでぇ!

昨年、その公演を観た人の話を直接聞き、

観に行かなかったことをずいぶん後悔した、

ポール・マッカートニー来日公演。

そのポールが、5月にまた来る。

奇跡の再来日と言われているが、

1年も経たないうちの再来日は、

ホンマに奇跡やで。

もう一生、ナマでは観られへんかもしれへんと、

思ってたのに、スゴイよな。

私のために来てくれるんちゃうか。

これは、何が何でも観に行かねばと、

3月に受付のあった先行抽選に申し込んだけど、

残念ながら、落選。

(ちなみにストーンズの時も先行抽選に落選し、

一般発売でチケットを入手した。

どうも、くじ運は強くない。)

4月19日 (土) が一般発売日だったのだが、

どうせええ席は取られへんやろと思い、少々高くついたが、

先週、先行抽選の当選券をオークションで入手した。

19日の一般発売は、当然、即売り切れたようだ。

2日間だけなので、そら売り切れるわな。

私が行くのは、5月18日 (日)、国立競技場。

席はアリーナだが、どうも後ろの方のようだ。

昨年の公演では、ビートルズの曲をたくさんやったようだが、

今年も ぜひビートルズをたっぷりと、ほんで

「ノー・モア・ロンリー・ナイツ」 や

「シリー・ラヴ・ソング」 あたりを聴かせて欲しいな。

泣くね。きっと。


Paul McCartney OUT THERE JAPAN TOUR 2014


あと26日!





2014.4.26

TOTO

2011年9月以来の来日となる TOTO を 観てきた。

(1980、1982、2011年と今回で通算4回目)

もし、武道館だったら、行くのやめようかとも

考えていたのだが、東京ドームシティホールの

追加公演が決まったので、チケットをゲット。

東京ドームシティホールは、ステージが近くていい。

今日は、音響も良く非常に聴きやすかった。

ちょっと立ち見もいました。

メンバーは、下記。

スティーヴ・ルカサー/Steve Lukather(G, Vo)
デヴィッド・ペイチ/David Paich(Key, Vo)
スティーヴ・ポーカロ/Steve Porcaro(Key, Vo)
ジョセフ・ウィリアムズ/Joseph Williams(Vo)
ネイザン・イースト/Nathan East(B)
キース・カーロック/Keith Carlock(Ds)

あと、コーラスが2人 (男女)。

前回の来日メンバーとは、ドラマーが替わった。

残念ながら、サイモン・フィリップスが脱退し、

後任としてキース・カーロックが加入したのだ。

サイモンは、来月、自身のバンドで来日する。

キース・カーロックって、ジャズの人のような

印象があったけど、全然ロック、OK。

まあ、あのレベルの人は何でも演れるんでしょうけど。

きっちり、TOTOのドラマーに成りきってたね。

ただ1曲 「99」 のドラムパターンが、

オリジナルとちょっと違い、気になったけど、

他はバッチリ。

私は、1982年までのTOTOが好きなのだが、

今日は、2枚目のアルバム 「ハイドラ」 (1979年)からの

曲が 「Hydra」、「St. George and the Dragon」、

「99」、「White Sister」 と4曲。

1st アルバム (1978年) からは、

「Hold the Line」 だけやったかな。

ちょっと寂しいなぁ。

1stアルバムは、全曲好きやからなぁ。

4枚目 (1982年) からは、お決まりの 「Rosanna」、

「I Won't Hold You Back」、「Africa」。

ジョセフ・ウィリアムズの歌もいいけど、

初期の曲をやると、ボビー・キンボールの声が恋しいなぁ。

ジョセフは、遠目に見ると、

デューク更家 (ウォーキングの人) に

見えてしょうがなかった。

ルークは、MUSIC MAN の自身のモデルを (たぶん)

4本と 「99」 で、ヤマハのエレガットを使用。

改めて、当たり前やけど、ルークは上手いね〜。

今日は、ギターの音が聴きやすかったこともあって、

余計にそう感じた。


ところで、先日のジョニー・ウィンターの時は、

スマホによる撮影もうるさく注意していたが、

今日は、スマホの撮影は解禁だった。

私は2階バルコニー席だったが、

1階アリーナの客席は、スマホの画面が

いっぱい見えたね。

ああ、時代が変わってきたなあ、っちゅう感じ。

結構、動画も撮っていた人いたやろな。

一応、カメラやプロ用機器での撮影は禁止してたけど。

私も何枚か撮ってみた。








【今回の日本ツアー】
・ 4月23日 名古屋市公会堂 (名古屋)
・ 4月24日 フェスティバルホール (大阪)
・ 4月26日・27日 TOKYO DOME CITY HALL (東京)
・ 4月28日 日本武道館 (東京)
・ 4月30日 東京エレクトロンホール宮城 (仙台)
・ 5月2日 ニトリ文化ホール (札幌)





2014.5.9

Ralph MacDonald
松岡直也


知らなかったのだが、パーカッショニストの

ラルフ・マクドナルドが、2011年12月18日に

肺癌のため、亡くなっていた。

昨日、偶然、その記事 を見つけた。

享年67歳。

若いなぁ。

私が若い頃、アメリカのレコードのクレジットを見ると、

パーカッショニストは、ラルフ・マクドナルドか、

パウリーニョ・ダ・コスタのどっちかだったような

気がする。

まあ、他に知らなかっただけなんだろうけど。


ラルフ・マクドナルドは、グローヴァー・ワシントンJr の

代表曲 「Just The Two Of Us」 の作曲者として有名だが、

ロバータ・フラックの 「Where Is The Love」 もそうだったとは、

知らんかった。

ちょっと、遅くなったけど、合掌。


もう一人、訃報。

ピアニスト、作・編曲家、松岡直也。

4月29日に前立腺がんのため、永眠。

享年76歳。

15歳でプロとして活動を始めたというから、

60年以上、音楽活動していたことになる。

松岡直也といえば、私には 何と言っても80年代の

フュージョン・ブーム時のラテン・フュージョンが印象的。

曲名忘れたけど、是方博邦のギターをフューチャーした

カッコええ曲あったなぁ。

松岡さんは、そんなにたくさん聴いたわけではないけど、

やっぱり、若い頃に聴いたことがあるアーティストが

亡くなっていくのは、寂しく、複雑な思いです。

合掌。





2014.5.12

Billie Jean’s
All Stars


マイケルの声に合わせて、

マーカス・ミラー、ビリー・コブハムらが、

伴奏を録音した映像を発見。



かっこ良すぎ&渋すぎ。

Vocal : Michael Jackson
Bass : Marcus Miller
Guitar : Jean Paul "Bluey" Maunick
Drums : Billy Cobham
Trumpet : Enrico Rava
Piano : Stefano Bollani

ギターのおじさんは、インコグニートの人ね。





2014.5.13

PAUL McCARTNEY
at BUDOKAN


近々来日予定のポール・マーカトニー。

東京2日、大阪1日のスタジアム公演チケットは、

売り切れたようで、急遽、追加公演が決定した。

なんと、武道館!

1966年、ビートルズの来日公演会場だ。

48年ぶりにポールが武道館のステージに立つとあって、

そのチケット代は、ビックリな金額。

SS席 (アリーナ席)  100,000円
S席  80,000円
A席  60,000円
B席  40,000円


10万円てスゴイなぁ。

でも売れるんやろなぁ。

まあ、スタジアムなら5万人入るのだから、

1万人ぐらいの武道館なら、それぐらいの金額に

なるんでしょうかね。

ビジネスとしては。


武道館公演 特設サイト





2014.5.16

The Brian Setzer Orchestra
20th Anniversary Tour


今年は、例年になくロック・コンサートに

足を運んでいる。

来日したら観に行って当然でしょ、という、

大好きなアーティストから、普段はほとんど

聴かないアーティストまで。


さて、今日は、ブライアン・セッツァー・オーケストラを

観てきた。

@ 渋谷公会堂。

ブライアン・セッツァーをナマで観るのは初めて。

前述した 「普段はほとんど聴かないアーティスト」 に

入るけど、CDを買ったこともあるし、なんというか、

その存在にリスペクトがあるアーティストやな。


渋谷公会堂へ向かう道で、普段あんまり見かけない、

リーゼントのお兄ちゃん達をチラホラと見つける。

間違いなく、ブライアンを観に行くアニキ達だ。

開演予定の19時を10分ほど過ぎて、始まった。

立つだろうと覚悟はしていたけど、

メンバーを呼び込むBGMの時点で、総立ち&大歓声。

そんなにファンでもないのに、

なぜか、その時点で感動。

メンバーは、ブライアン (Vo&Gt)の他、

ベース、ドラム、コーラス (女性) が2人。

そして、ホーンがゴージャス。

トランペット 4人、トロンボーン 3人、

バストロンボーン 1人、アルトサックス 2人、

テナーサックス 2人、バリトンサックス 1人 という

総勢18名。

ギターは、もちろんグレッチ!

5〜6本持ち替えてた。

正直、曲名を言えるのは、

「スリープ・ウォーク」 ぐらいという

熱心なファンには、申し訳ないような私でも

ノリノリで楽めた。

本編60分、アンコールを入れても

80分ぐらいという短めのコンサートだったけど、

何回か、感動してしもた。

まさか、ロカビリーでウルウルするとは、

思えへんかった。

ロカビリーは、不滅やな。


ブライアンは、1959年生まれ、今年55歳。

さすがに、見た目に昔のようなシャープさは、

なくなったけど、この人は、スゴイわ。

カリスマやね。

それに、すごくファンを大切にしてるのが伝わってきたし、

素晴らしいエンタティナーだと思った。



ほんで、ロカビリーって、

ロックン・ロール、リズム&ブルース、ジャズ、

カントリー、ちょっとラテン、いろんな要素が

混ざってるんやなと感じました。


ロビーに展示されていた、グレッチのブライアン・セッツァー・モデル


ブライアン・セッツァー、どんなんかな?と思った人は、

この動画 を。

2001年のライヴやけど、今日もほとんどこんな感じでした。


【今回のジャパン・ツアー】
5月12日 大阪公演  なんばHatch
5月13日 広島公演  広島アステールプラザ 大ホール
5月15日 名古屋公演 名古屋市公会堂
5月16日・19日・20日 東京公演  渋谷公会堂
5月22日 仙台公演  東京エレクトロンホール宮城
5月24日 札幌公演  ニトリ文化ホール





2014.5.18

残 念
ポール・マッカートニー

ついに、その日がやってきたと、

めちゃくちゃ楽しみにしていた、

ポール・マッカートニー @ 国立競技場。

15:30開場、17:30開演という予定だった。

16時過ぎに表参道ヒルズで、ジュースを飲みながら、

場所を確認しようと、スマホで、「国立競技場」 と

検索すると、

ポール・マッカートニーさん体調崩す
国立競技場でのコンサートが延期に


という記事が目に飛び込んできた。

「えっ?」

一瞬、目を疑う。

私は、昨日の公演が、延期になったことを

知らなかったのだ。

記事には、昨日17日の公演が明日19日に

延期になったこと、今日の公演は、予定通り

行われること、ポールの謝罪の言葉などが

書かれていた。

慌てて、今日の公演のことが何か発表されていないか

探してみる。

それらしい記事はないので、ひと安心し、

表参道から、タクシーで会場へ向かった。


16:30。

国立競技場付近は、大勢の人が歩いていた。

が、なんとなく、帰っていく方向に

歩いているようにも見える。

会場に着いたが、何か変な感じだ。

普通は、観客は会場に吸い込まれるように

入っていくのだが、その流れが見えないのだ。

入口を探して歩いていると、

「本日の公演は、中止になりました」 という

係員のアナウンスが耳に入ってきた。

ゲゲッ!ショック!

「お客様へ」 と書かれた、配布されていた紙には、

今日と明日 (昨日の振替) の公演中止が

決定したことが書かれていた。

ポールの病状 (ウイルス性炎症) が回復しなかったようだ。

21日の武道館と24日の大阪公演は、

開催予定と書かれてあったが、

大丈夫なのだろうか。

おそらく、昨日の時点では、1日休めば、

回復すると判断されたのだろうが、

思っていたより、重症だったということか。

ギリギリまで、どうするか、検討していたのだろう。

あちこちで、係員がメガホンで案内をしているのだが、

しきりに、案内が遅れたことを詫びていた。

私たちのように東京で住んでいる者は良いが、

今日のために地方から出てきている人も多いだろう。

中には、宿泊までしている人もいるに違いない。

そういう方には、気の毒だが、

誰よりも心を痛めているのは、

ポール本人だろう。

早く回復して元気になって欲しい。



今のところ、振替公演があるのかどうか、

決定はしていない。

2〜3日で完全に回復したら、可能かもしれないけど、

国立競技場のスケジュールも考えると、

実現は、期待しない方が良いだろうな。

21日の武道館のチケットが、オークションに出ているので、

その気 (金を出す気) になれば、落札できるが、

本当に開催されるかどうか、ちょっと不安があるので、

入札するのも慎重になってしまうな。

今のところは、様子を見るとしよう。

もしかしたら、奇跡の振替公演が

あるかも知れないし。



それにしても。

数日前から、ビートルズやウィングス、

ポールのソロ曲なんかを聴いていて、

今日は、感動する準備万全だったので、

公演中止は、非常に残念。

と同時に、ポールの病状が心配。

ポールは、来月で 72歳なので、

無理せず、ゆっくり静養して欲しい。

そして、もう一度チャンスを欲しい。


グッズ販売はやっていたので、

せめて記念にと、Tシャツとキャップを購入。




昨日は歌丸師匠、今日はポール師匠と

2日続けての休演も珍しい。


--- オフィシャルサイトの発表 ---

ポール・マッカートニー マネージメント広報より:

ポールは最善を尽くし、完治を目指していましたが、
医師の判断により絶対安静を命じられました。
長年のキャリアの中でもポールが予定通り公演を
行えなかった事は数える程しかなく、
この状況に本人も非常に心を痛めています。
皆さんの期待に答えられないのがポールにとって辛い事です。
今朝、ポールは今夜の公演を実施しようと
ツアースタッフに話していましたが、
医師の指示とチームの判断で叶いませんでした。
彼は日本のファンの皆さんからの暖かい励ましの
メッセージに非常に感動しています。
ポールは公演を振り替えて出来るよう強く希望しており、
現在その可能性を探っています。

ポールより:

皆さんの暖かい応援のメッセージをありがとう。
とても胸を打たれました。
残念ながら僕の体調は一晩では回復しませんでした。
是非とも今日は元気になると期待していましたが、
とても残念に思っています。
今日の公演を楽しみにしてくれていたファンの皆さんに
申し訳なく思います。
Love,
Paul





残 念
ASKA


ちょうど20年前、

1994年3月3日、大阪城ホールで、

「CHAGE & ASKA」 を観た。

公演当日、会場付近にいる コワイおじさんから

チケットを購入した。

そういうおじさんから、チケットを買ったのは、

その時が最初で最後だ。

スタンド席の後ろの方だったが、

観客の熱狂、圧倒的な雰囲気は、

今も覚えている。

コンサートに行ったのは、その一度だけだが、

当時、私はチャゲアスが好きで、

CDを買ったり、本を読んだりした。

カラオケに行くと、いつも チャゲアスや、

ASKA のソロの曲を 歌っていた。

「太陽と埃の中で」 「WALK」 「LOVE SONG」

「はじまりはいつも雨」 「君が愛を語れ」 あたりを。

元々は、20代の時に付き合っていた彼女が、

チャゲアス好きで、付き合っていた時は、

そうでもなかったのだけど、彼女と別れてから

よく聴くようになった。

きっかけは、彼女への未練という、

めめしい、哀しい思い出だ。

そのコンサートの日、会場で、

その別れた彼女とバッタリ会った。

そのツアーの大阪城ホール公演は、8日間も行われたのに

彼女も同じ日に行っていたのだ。

しかも 1万人もの観客がいる中で、

バッタリ会うのは、易しいことではない。


さて、そんな思い出の 「CHAGE & ASKA」 の

ASKA が逮捕された。

覚醒剤取締法違反の疑いだ。

自宅から薬物が発見されたようなので、

間違いないのだろう。

この数年は、彼の音楽を聴くこともなくなっていたが、

非常に残念です。





2014.5.20

全公演中止

心配していた事態になった。

本日付で、ポール・マッカートニーのツアーの主催者が、

明日の日本武道館公演、24日の大阪ヤンマースタジアム

長居公演の中止を正式に発表したのだ。

オフィシャルサイトには、

ポール・マッカートニー本人の体調の回復を待ったものの、
十分な演奏を行うまでに回復しないという事情で


とある。

病状は、思っていたより悪いということか。

これで、今回予定されていた4公演全てが、

幻の公演となってしまった。

ポール本人、バンド・メンバー、マネージメント・サイド、

日本の主催者の苦渋の決断を思うと胸が痛い。

チケットを買って、公演を楽しみにしていたファンは、

17万人だ。

私もその一人。


来日前に中止になった1975年、

成田で大麻不法所持の容疑で現行犯逮捕され中止になった

1980年に続いて、3度目の公演中止。

と、思ったら、1990年の東京ドーム公演 (ビートルズ後の

初来日) も体調不良を理由に 1公演、中止になっていた。

当初 予定されていたのは、3月2日、3日、5日、6日、8日、

9日、11日 の7公演だったのだが、2月のアメリカ・ツアーで

体調をくずし、「1日置きにして欲しい」 と10日ほど前に

6公演に変更したのだった。

2日と6日が、それぞれ13日、7日に振り替えられたのだが、

8日だけが、キャンセルされた。

8日のチケットを買っていた人の落胆はひどかったやろなぁ。

そういうわけで、ポールの公演中止は4度目だったのだ。

たぶん、たまたま日本だけそんなことになってしもたんやと思うけど。


私にとって、公演中止は今回で2度目。

1度目も今回同様、当日になって中止が決定した。。

1995年1月17日、阪神淡路大震災の日。

大阪厚生年金会館で、BAHO(Char と石田長生のデュオ) の

コンサートの予定だった。

正確にいうと、中止ではなく延期。

2月に振替公演が行われたが、ステージがお正月のセットで、

なんか間が抜けていた覚えがある。

当初から予定されていたことかどうかは分からないが、

この日はサプライズ・ゲストで、忌野清志郎が登場し、

盛り上がった。

清志郎を観たのは、それが最後。

その前は、18歳ぐらいの時に やはり大阪厚生年金会館で、

RCサクセションを観たなぁ。


ポールに話を戻そう。

ポール本人も早期 再来日を希望しているとのことなので、

早々に実現することを祈ろう。

というか、これは、実現するよ。きっと。

根拠ないけど。





2014.5.23

ポール・マッカートニー
順調に回復へ


心配なポールの容態だが、オフィシャルサイト

今日このような発表があった。

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Statement
Since contracting a virus last week that led to
the postponement of tour dates, Paul received
successful medical treatment at a hospital in Tokyo.

He will make a complete recovery and has been
ordered to take a few days rest.

Paul has been extremely moved by all the messages
and well wishes he has received from fans all over the world.


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訳してみる。

先週・ ・ ・ ウイルス・ ・ ・ 東京の病院で治療受けた。

彼は、完璧にリカバリーするでしょう、・ ・ ・ あと数日休んで。

ポールは、全てのメッセージ ・ ・ ・世界中のファンからの

・ ・ ・ 受けた。

なんのこっちゃ。

いっこも分からへん。

サイトには、もちろんちゃんと和訳も載っております。

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先週、ウイルスによる炎症でツアーを中止せざるを
得ませんでしたが、ポールは東京の病院で治療を受け
順調に回復しています。
あと数日、静養をした後に完全に回復する見込みです
ポールは世界中のファンから寄せられた温かいメッセージと
励ましに大変感激しています。


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深刻なことにはならなかったようで、一安心。




LOU DONALDSON
QUARTET


今もそんなにJAZZに詳しいわけではないけど、

今から15年ぐらい前、JAZZに興味があるけど

まだまだ知らなかった頃のこと。

知人の家で、色んなジャズメンの演奏が入っている

CDをかけていて、ある曲がかかった時に

そのカッコよさに思わずクレジットを確めた。

ルー・ドナルドソンという知らない名前だった。

ギターが、またカッコええと思ったら、グラント・グリーン。

その、ブルージィで ファンキーで ソウルフルな演奏に、

こんな渋いJAZZもあるんや、と思ったのを覚えている。

今日は、そのルー・ドナルドソンを聴きに行ってきた。

@ ブルーノート東京 (2nd Show)。

1926年生まれなので、御年87歳の生きる伝説。

11月1日の誕生日が来れば、米寿だ。

まさかアメリカで、「米寿」 は ないやろうけど。

あ、アメリカだけに 米寿か。


メンバーは、日米混合。

Lou Donaldson / ルー・ドナルドソン (sax)
Akiko Tsuruga / 敦賀明子 (Hammond B3 organ)
Randy Johnston / ランディ・ジョンストン (g)
Fukushi Tainaka / 田井中福司 (ds)

さすがに87歳ともなると動きはゆっくりだが、

なんでしょう、あの存在感。

1曲目 「Blues Walk」 の出だしで

シビレテしもた。

若いモンににはマネできまへん。

「What A Wonderful World」 も良かったなぁ。

一番最後の 「What A Wonderful World」 って

言うところだけ、しわがれ声で歌ってくれた。

あ、「Whiskey Drinking Woman」 も歌った、

というか、語りやけど。

これがまた渋過ぎ。

あと、「Alligator Bogaloo」 もやった。

それ以外は、曲名分からん。

アンコールはなかったけど、

もう、そんな贅沢は言えません。

来日してくれただけで、感謝です。




ところで。

ポールのツアーサイトの Statement は、

ほとんど わけわからんかったけど、

最近、英会話のCDを毎日少しやけど、

聴いているせいか、今日のMCは 割と聞き取れた。

といっても、「いつもよりは聞き取れた気がする」

という程度やけど。

「Whiskey Drinking Woman」 は、

ほとんど聞き取れた。

まあ、簡単な歌詞やねんけど。

もしかしたら、ヒアリング上達してるんかも。


----- 追記 (2014.5.30) -----

Blue Note のライヴ・レポート・サイトにセットリストが
発表されていたので、ここにも記載しておく。

LOU DONALDSON QUARTET
2014 5.23 FRI. 2nd Set List

1. Blues Walk
2. Wee
3. What A Wonderful World
4. Fast And Freaky
5. Whisky Drinkin' Woman
6. Alligator Bogaloo
7. There Will Never Be Another You
8. Gravy Train





2014.5.27

GRACIOUS

「gracious」 という英語がある。

いくつか意味があるようだが、

私は 「優雅な・上品な」 という意味で覚えた。


水面を滑る白鳥は、水の下で必死に足を動かして

水をかいているという。

この話は、一見 優雅や華やかに見える人は、

見えないところで努力や苦労をしているものだという

例え話に使われる。


3月20日早朝、上原ひろみのトリオは、

シアトルからメキシコシティへ移動するため、

シアトル空港にいた。

その日の夜、メキシコシティでライヴがあるのだ。

その時の移動の一部始終がここに書かれている。
   ↓
メキシコへの長い長い旅」


なんでだろ、2回読んだけど、2回とも泣いてしまった。

彼女のギリギリの、限界を行く、最高を尽くす、

その生き方が、音楽になって現れるのだと思う。

ピアノのプレイだけに感動するのではなく、

その背景にある、人生に心を揺さぶられるのだと思う。


上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトは、

9月の Tokyo Jazz の出演と 11〜12月の

Japan Tour が 決まっている。

体調を整えておかねば。





2014.5.28

CHUCK LOEB'S SILHOUETTE BAND
with
PETER ERSKINE, JANEK GWIZDALA

& MATT KING

チャック・ローブ・シルエット・バンド の

コットンクラブ、3日間公演、

初日の2ndステージをを観てきた。

チャック・ローブは、2010年12月の FOURPLAY と、

2012年11月の WILL LEE’S FAMILY で 観ているので、

ナマで観るのは 今日が3回目だ。

今回は、自身のバンドで来日。

メンバーは下記。

Chuck Loeb (g)
Peter Erskine (ds)
Janek Gwizdala (b)
Matt King (p,key)

ドラムが ピーター・アースキンだし、

ベースが ヤネク・グウィズダーラ (いまだに名前覚えられへん)

なので、これは、観ておこうと。

ヤネク は、2012年に渡辺香津美のトリオで観て、

ぶったまげたベーシストだ。


今日の演奏は、上質なスムース・ジャズ。

アダルトで アーバンな ソフィスティケイティッドされた、

(無理やり横文字か!) そんなライヴでおました。

当たり前やけど、皆、上手い。

ヤネクのソロに期待してたけど、

香津美の時に比べて ちょっと控えめというか、

大人な印象。

見た目も、(あれ?こんな人やったかな?) と

思っていた感じと違ってた。

ちょっと痩せたんかな?


楽器。

チャックは、ストラトシェイプに HSHレイアウトの

ソリッドと、1ピックアップのfホールを塞いだフルアコ。

どちらもサドウスキー。

ヤネクは、フォデラの5弦。




先日、ルー・ドナルドソンのライヴで、

MCがいつもより聞き取れたような気がすると

書いたが、今日もハッキリ感じた。

かなり、聞き取れたよ。

もしかしたら、全然違う意味に聞いてるかも

知れんけど。

そういえば、30年くらい前、

スティービー・ワンダーのコンサートに行った時、

コンサートが終わってから、スティービーのMCについて、

「○○○○って言うてたよな」 と一緒に行ったバンド仲間に

話すと、全然違ったようで、えらい笑われた覚えがある。

彼は、ええ大学に通ってたので、

私よりヒアリングは確かだっただろう。

今日は、たぶん合ってると思うねんけどな。





2014.5.31

SIMON PHILLIPS "Protocol II"
featuring
Andy Timmons, Steve Weingart, Ernest Tibbs


夜は、サイモン・フィリップス・バンドを観てきた。

@ブルーノート東京 の2ndステージ。

メンバーは下記。

Simon Phillips / サイモン・フィリップス (ds)
Andy Timmons / アンディ・ティモンズ (g)
Steve Weingart / スティーヴ・ウェインガート (key)
Ernest Tibbs / アーネスト・ティブス (b)

サイモンは、ここ数年、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト、

TOTOなどで 観ているお気に入りドラマー。

残念ながら TOTOは脱退したけど、

この人は、歌もんよりインストの方が

合っているような気がするな。

最新アルバム 「プロトコルII」 でも、

サイモンのドラムが生き生きしているように

感じられるもんね。

ライヴの方は、超満員でメンバーが登場しただけで大歓声。

上原トリオのときは、舞台上手 (客席から見て右側) に

ドラムをセッティングしていたけど、今日は下手。

開演前にドラムセットを撮影。



ちょっとわかりにくけど、「タム何個あんねん!」

というセットです。

演奏は、期待通りの超高テンション・ハード・プログレ・フュージョン。

サイモンのタムの連打は気持ちええね。

57歳やけど、あれだけ激しいドラミングのあとに、

MCしても 息 全く乱れてない。

超一流っちゅうもんを目の当たりにするのだ。


アンディのギターは、アイバニーズのアンディ・モデル

(サンバースト、ハムバッキン搭載) と

シングルコイル3基の黒のアイバニーズ。

これがまたええ音しとる。

特にシングルの方のクランチは、ええ粘っこさで好きやな。

アンプは、メサブギー。

アンディのことは、2011年にリリースされた、

「Plays Sgt. Pepper」 というアルバムで初めて聴いた。

タイトルから分かる通り、ビートルズのアルバム

「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」 を

丸々1枚カバーしたアルバム。

そのアルバムも良かったが、サイモンの 「プロトコルII」 の

彼のギターの方が 私は気に入った。

結構、色っぽくエモーショナル。


キーボードのスティーヴは、楽しそうに笑顔で

メンバーとアイコンタクトを取るのが印象的。

思わず、サイモンも微笑み返す。

プレイもバカウマ。


ベースのアーネストは、ほとんどソロらしいソロはなく、

どちらかというと ボトムを支える役に徹していた。

弾きながら右手の指を舐めるねん。

そう言えば、リー・リトナー (Gt) も舐めてたな。

私も舐めてみようか。

上手く弾けるかも。







2014.6.1

憂歌団 復活!

数年前、妻の姉さんと姪っ子と妻と4人で

カラオケに行った。

私は、憂歌団の 「おそうじオバチャン」 を歌ったが、

悲しいことに 誰も知らんかった。

憂歌団は、大阪のブルースバンド。

「おそうじオバチャン」 は、1975年リリースの

彼らのデビュー曲で、発売から一週間で

放送禁止になった いわくつきの曲。


大阪でバンド活動をしていた頃、

今はなき バーボンハウスというライヴハウスで

一度だけ 憂歌団の前座をやらせてもらったことがある。

客からビールの缶が、いつ飛んできてもおかしくない、

あの緊迫したムードは、もう27〜8年前のことだが、

今でもハッキリと覚えている。

憂歌団は、1998年にバンド活動を停止、

その後、2012年にドラマーの島田さんが死んでしもた。

その憂歌団が、昨年、再結成を発表した。

昨年も東京の公演があったようだが、知らなかった。

今日はその憂歌団のコンサートに行ってきた。

@ 日比谷野外大音楽堂。

メンバーは、木村充揮 (Vo&Gt)、内田勘太郎 (Gt)、

花岡献治 (B)、そして、ドラムに元RCサクセションの

新井田耕造。

期待を大きく上回って、めちゃくちゃ良かった。

もう、最強無敵のバンドやと思った。

客席から、ず〜っと ヤジと声援 (?) が聞こえてる。

これだけ、客がうるさいバンドもないやろ。

なんていうんかな、バーボンハウスでやってた頃と、

な〜んも変わってない。

一瞬、ここは大阪城公園の野音かと錯覚したわ。

大きな会場であっても、全くの自然体で、

素晴らしいほど マイペース。

改めて、ようもこのバンドの前座を努めたもんやと

ビビってしもた。

(その前座を務めたバンドは 当時 大阪では、

割と知名度のあったバンドで、私は途中参加だった。)


開演前のステージ


曲は、「サマータイム・ブルース」 「胸が痛い」

「おそうじオバチャン」 「シカゴ バウンド」

「嫌んなった」 「10$の恋」 「Stealin'」

「キスに願いを」 などなど。

1回目のアンコールが終わり、BGMが流れるも

熱狂的な声援に応えて、2回目のアンコールに登場。

もう、客席はぐじゃぐじゃ。

客席 大合唱の 「君といつまでも」 って どーやねん。

けど、そんな 「君といつまでも」 の、

木村さんの 「ぼかぁ、死ぬまで歌い続けるぞぉ」 って

セリフで泣いてしもたわ。


「パチンコ〜ランラン・ブルース」 「エーメン」 が

聴けなかったのは残念やけど、また行きたいな。

勘太郎さんのギターも良かった。(ギターはヤイリ)


必見!
おそうじオバチャン






2014.6.6

作品と反社会行為と
コンプライアンスと出荷停止


ASKAが覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことで、

CHAGE&ASKAとASKAソロ作品が出荷停止になった。

CDや映像合わせて全74商品もあるらしい。

こういうケースの出荷停止には、明確な基準があるわけではなく、

レコード会社の独自判断だという。

レコード会社側は、「コンプライアンスを重視すべき立場」 として、

出荷停止に踏み切ったようだが、

世の中には、「作品には罪はないだろう」 という声もある。

ちなみに カラオケは本人のCDの音源を使っていないので、

(今のところ) 配信停止の予定はないらしい。


出荷停止する レコード会社の損失は大きいと思うが、

週刊誌なんかは ASKAの記事で大分稼いでいるやろ。

作品を売ったら、コンプライアンスに関わるけど、

記事で儲けるのは、(報道という大義名分があるので)

ええっちゅうのが、おもろいな。

私はどちらかというと、出荷停止にしなくても良いと思う派。

作品は作品だから。

(どうかすると、本人が作っていなかったっていう

ケースもあったでしょ。)

そして、聴きたくない人は買わなければ良いと思う。

でも作品の印税が、反社会的な人に入り続けるのも

どうかと思う。

そのあたりについて 酒井政利氏がこんな風に書いてた。

アメリカのエンターテインメント界のように、
契約時に反社会的行為をした場合の制裁条項を
組み込むのも必要ではないか。
その場合、作品に制裁を加えるのではなく、
例えば売り上げを社会貢献に使うなども
前向きに考えてみてはどうか。


もと記事

それ、ええアイディアやと思うねんけど。





2014.6.13

Chega De Saudade 新解釈

アントニオ・カルロス・ジョビンとともに

ボサノバを作ったと言われている、

ジョアン・ジルベルトの代表曲に

「Chega De Saudade」 がある。



「サウダージ」 というポルトガル語には、

「郷愁」 「やるせない想い」 という意味らしく、

ブラジルのポルトガル語では、ポルトガルの

ポルトガル語より、もっと切ない感じが強いらしい。

「Chega De Saudade」 は、

「やるせない想いは、もうたくさん」 というような意味らしい。

英語では ちょっと歌詞の内容が違うらしいのだが、

「No More Blues」 として有名だ。

「ブルースは、もういらん」 という感じだな。

誰が訳したのか、日本に紹介されたとき、

(たぶん1960年代だと思うが)

「想いあふれて」 という邦題で発売されたようだ。

原題には、その 「 『あふれる想い』 はもうたくさん」 という

意味があるようだが、この邦題ではそこまで表現されていない。

「想いあふれて」 ってごろ的にはええと思うねんけど。


さて、その 「Chega De Saudade」、

こんな風にやってしもた人たちを発見。



ボサ・メタル?

何度も聴き返したいとは思わないが、

1回聴くには面白い。





2014.6.21

MIKE STERN
RANDY BRECKER
BILL EVANS
SUPER BAND

featuring
CHRIS MINH DOKY &
DENNIS CHAMBERS (激やせ)


もう10年以上、ほとんど毎年観に行っている、

マイク・スターン@ブルーノート東京。

今年も行って参りました。(2ndステージ)

今年のメンバーは、下記。

マイク・スターン / Mike Stern (g)
ランディ・ブレッカー / Randy Brecke (tp)
ビル・エヴァンス / Bill Evans (sax, key)
クリス・ミン・ドーキー / Chris Minh Doky (b)
デニス・チェンバース / Dennis Chambers (ds)

なんと昨年のメンバーとは、総入れ替えだ。

ちなみに昨年のメンバーは、マイクの他、

小曽根真、Tom Kennedy、Dave Weckl という

布陣であった。

今回は、表題にあるとおり、マイク、ランディ、ビルの

スーパー・バンドということらしい。

確かにビルがセンターで、マイクと同じくらいMCもしていた。

ランディは、もともと喋る人じゃないんやろな、

喋ってんの見たことない。

さて、今回の一番の驚きは、

デニス・チェンバースの激やせぶり。

3月14日に NIACIN のライブで見たときは

そんなに痩せていた覚えがないのだが、

今日は、知らずに見たら、デニ・チェンと気がつかないほど

別人のように痩せていた。

あの独特の (ええ意味での) ふてぶてしさみたいなものも

消え失せ、山寺の僧侶のような顔つきになっていた。

(あい変わらず、キャップはかぶっていたけど。)

3ヶ月であの痩せ方は、ダイエットとかそういうんでは

ないような気がする。

どっか身体、悪いんちゃうやろか。

そうだとしたら、心配やな。

デニ・チェン、今年55歳です。

いつもより音量がないように感じたのは、

気のせいであって欲しい。

でも、スリップ・ビートは、観るたびに、

進化しており、もう凡人には何がどうなっているのやら、

よう分かりません。

ただ、聴いていておもろい。

アンコール含めて、約90分。

超満員のお客さん大満足のショーでした。

あい変わらず、マイクは楽しそう。

そして、やはり黒のTシャツ。






ひとりごと  ひとりごと