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つつみしんやのひとりごと 2008年 12


2008.12.1

ハンサム★スーツ

塚地武雅が出ているので、観てきた。

映画 「ハンサム★スーツ」。

定食屋を営む ブサイクな大木琢郎(塚地武雅)が、

偶然出会った “ハンサム・スーツ” を着て

ハンサム男、光山杏仁(谷原章介)に変身するというラブコメディー。

塚地は、割と好きな役者。って、芸人だけど。

大爆笑というほどではないが、結構笑えた。

でも、もうちょっと、笑わせて欲しかったな。

音楽は、80年代のJ-POP。

劇中、何度も出てきて、本作のテーマソングでもある

渡辺美里の「My Revolution」。

これ、作曲が小室哲哉なのだな。

11月1日にこの映画が封切され、4日に小室は逮捕。

この映画は、もう一度、彼の楽曲の良さを認めてもらえる機会でも

あっただろうに、なんとなく、皮肉な感じ・・・。





2008.12.3

言いまつがい

NHK でどこかの大学の先生が、

最近の大学生の大麻の問題について話していた。

「大麻を吸うと、ふだん面白くないことでも

腹をころげて笑う」 と真顔で 言っていた。

たぶん、「腹を抱えて笑う」 と 「笑いころげる」 が、

ごっちゃになったんだろうな。

マジメに話していただけに、可笑しかった。





2008.12.7

Just Practice

昨夜は、半年振りの MELLOW FLAVOR の LIVE だった。

なんと、満席で座れずに帰られたお客さんが数名いた。

来てくださった皆様、ありがとうございました。

そして、アンコールを2度も!

2度目のアンコール曲は、準備していなかったので、

ちょっと寒い出来で、申し訳なかったなぁ。

ああいう時に、ビシッと決めれるようになりたいもんだ。

何度も観に来ていただいてる方に、

「ギター上手くなったね」 とお褒めの言葉をいただいた。

確かに1年前、2年前と比べると、多少は進歩しているだろうが、

まだまだ自分が弾きたいようには弾けていない。

もっともっと練習する必要がある。

時間は限られているので、有効な練習をせねば。

とはいうものの、上達に早道はない。

最近、どこだったか忘れたけど、こんな言葉を見た。

「No Trick,Just Practice」

コツなんてない、練習あるのみ。



間接セッション

一昨日は、原宿クエストホールへ、奥土居美可さんの LIVE へ行ってきた。

彼女とは、数年前友人の紹介で知り合い、一度彼女の LIVE で

ギターを弾いたことがある。

その時は、私ともう一人のギタリストと3人のLIVE だった。

1991年、確か、リクルートのコマーシャルだったと思うが、

吉田拓郎の 「人間なんて」 を女性が歌っていたのを覚えているだろうか?

「人間なんてララーラ〜ラララ、ラ〜ラァ」 って、曲だ。

CMで流れていたあの曲を歌っていたのが、彼女だ。

さて、その奥土居さん、2002年ごろから JAZZ SINGER として

活動している。

私が共演した後、2005年に彼女は、スティーブ・ガッドや、

ウィル・リーらとレコーディングしたので、

「私はガッドと “間接セッション” をした」、と

全く意味のないことを思って喜んだりした。(子供か!)





2008.12.9

無知の怖さ

以前、このひとりごとで紹介した「薩摩黒豚 フランク」。

自分としては、傑作だと思っていたのだが、

大きな勘違いだったことが、友人の指摘により判明。

まずは、問題のひとりごとを読んでちょうだい。


薩摩黒豚 フランク


さて、ここでまるで私が、この製造者をからかったように

書いた 「かごンま」 と 「あげモした」。

わざわざ、カタカナで書かれていることが、キーだったようだ。

私は本気で製造者のミスだと思っていたのだが、

実は、これは、両方とも方言だったのだ。

つまり、わざと地方色を出すためにその言葉を使い、

強調するがごとく、カタカナにしてあったようだ。

そうなると、自分の無知をさらけ出しただけで

いっこもおもろい話では なくなってしまった。

宮崎県に住む叔母に電話して確かめたが、

確かに鹿児島の方では、そんな風に言うらしい。

物を書くためには、もっと勉強せなあかんのや、

と思い知らされたのであった。





2008.12.12

血液型の話

先日、友人と私と妻で話していたとき、

血液型の話になった。

友 「血液型 何型?」

妻 「O型。だけど、輸血したら変わるでしょ」

またアホなことを・・・とその時は、笑ったのだが、

な、なんと、今日たまたまTVで 歌舞伎俳優、市川團十郎が、

血液型が変わったと話していた。

同種末梢血幹細胞移植という白血病の治療のために

変わったのであって、単に輸血して 変わったのではない。

そりゃそうだ。

A型の人にO型の血を輸血するはずはない。

でも、ちょっとビックリした。


サンスポ記事  AからOに!市川團十郎、血液型変わった





2008.12.14

Vincent

数日前、妻がゴッホの絵を観に行こうと言った。

詳しいことは、知らないが、どこかで展示しているようだ。

彼女が行こうと言った日に私は予定があり、断ったが、

別の日にひとりででも行こうかと、漠然と思っていた。


今度の土曜日、辻本明子さんの生徒さんの発表会があり、

数曲、ギター伴奏を頼まれている。

一昨日、そのリハーサルを行った。

ギターのみの伴奏曲、2曲を合わせた。

それ以外にもバンドで伴奏する曲にも参加してください、と

言われた。

曲名を聞くと、「Vincent」 という知らない曲があった。

コードがあったのでちょっと弾いてみると、きれいな曲だ。

画家のゴッホ(Vicent Van Gogh) のことを歌った曲だという。


今日は、友人にチケットをもらったので noon のLIVEに 行ってきた。

会場は、青山の草月ホール。

noon は、Jazz と Pops の中間のような音楽性で癒し系の音楽。

LIVEは、今回が2度目。

今日のメンバーは、noon(Vo)の他、笹路正徳(Key)、西海孝(Ag)、

布川俊樹(Eg)、バカボン鈴木(B)、渡嘉敷祐一(Ds)

と、超ベテランぞろい。

よく知っている、70年代の曲を中心に noon らしく歌っていく。

バンドは、ツボを心得た歌伴。

そして、2部の途中、ギターの布川さんと noon のデュオで、

「Vincent」。

あぁ、また出てきた。

シンクロニシティ。

こうなると、絵も観に行くしかない。


Vincent

Vincent /Josh Groban version と歌詞
ここには、Josh Groban の曲のように紹介されているが、
オリジナルは、1972年にヒットしたドン・マクリーンのようだ。





2008.12.15

SHINE A LIGHT

カッコよすぎ、ミック・ジャガー。

「SHINE A LIGHT」 を観て来た。

ザ・ローリング・ストーンズの大ファンであるマーティン・スコセッシ監督が、

2006年秋、二ューヨークのビーコン・シアターで開催された

彼らのライブを、アカデミー賞受賞 (『ディパーテッド』) 撮影監督率いる

撮影チームを使い撮影した音楽映画。

時々、インタビューが混ざるが、ほとんどフィルムコンサートだ。

正直、私はストーンズのファンではない。

ミック・ジャガーより、ロッド・スチュワート、

キース・リチャーズより、エリック・クラプトン、が好きだった。

なのに何故、この 「SHINE A LIGHT」 を観に行ったのか、

自分でも良く分からないのだが、この作品の公開を知った時から、

なんとなく、これは押さえておく作品だな、と思っていたのだ。

そんなに熱烈なファンでもないし、曲もたくさん知らないし、

もしかしたら、退屈かも、と覚悟して観に行ったのだが、

退屈など とんでもない!

1曲目、「Jumpin' Jack Flash」 で、鳥肌!

ミック、カッコよすぎ!

この撮影時、64歳でしょ。

もう怪物。

今年は、小田さん(小田和正)にも衝撃受けたけど、もっとスゴイ。

でも、どうして今まで一度も ミックのことをカッコいいと

思ったことがなかったんだろう・・・と 帰り道、考えてみた。

で、思いついた。

実は、私がバンドを始めた16〜7歳の頃、

2〜3歳年上のバンドをやっている人達と

一緒にイベントなんかをする機会が数回あった。

そこに、いたのだ、ストーンズにかぶれたバンドが。

その頃、私はストーンズをちゃんと聴いたことがなかった。

言わば、彼らのコピー演奏で、ストーンズを知ることになったのだ。

そして、そのバンドのヴォーカルは、

もちろんミックのように踊り、ミックのように歌う。

が、当然、ミックではないので、カッコよくない。

その時、きっと、ストーンズってカッコよくない、と思ってしまったんだ。

だから、レコードもCDも買ったことがない。

あ、そういえば、80年代、ミックの1st ソロアルバムは、買ったけど、

あんまり聴いた覚えがない。

(FMでたまたま録音した、ストーンズの『刺青の男』 は、

割とカッコええやん、 と、ちょっと聴いてた覚えがあるけど。)

そんなわけで、ミックのカッコよさも知らずに ここまで来てしまったわけだ。

認識を改めよっと。


映画では、

キースが映っている時は、キースの音が大きくなり、

ロニーが映っている時は、ロニーの音が大きくなるという風に、

編集されているので、普通のライヴ・ビデオとは、違う臨場感が

楽しめる。

カメラワークもさすが。


昔、スティングが 「40歳を過ぎて、ステージを走り回るのなんてイヤだ」

と、ロックを続けることを否定した言葉を読んだ覚えがあるが、

このおっちゃん達、60歳を過ぎていますぜ。

まあ、走り回ってるのは、ミックだけだけど。


なお、この映画は、DVDなどで自宅で観てはいけません。

映画館の大画面で観るのが正しい観方なのだ。


SHINE A LIGHT 公式サイト




2008.12.16

特命係長 只野仁

夜中にビール片手に何度か観たことがあったTVドラマ、

「特命係長 只野仁」。

「最後の劇場版」 と銘打っているからには、

それなりの作品なのかと思って観に行ったら、

こりゃ、TVの2時間スペシャルだな、というのが感想。

映画館でやる意味あるのかな〜って感じ。

そうすると、そもそもTVドラマの劇場版って、

TVのスペシャルと どう違うんだろう? って考えてしまった。

まあ、そんな難しいこと言わず、楽しむ作品なのかも。

TVシリーズ ファンは楽しんでいるようだし。

ただ、あの役に、西川女医は失敗だと思う。





2008.12.19

新しいのか?

生年月日と生まれた時間からその人の個性をみる

天分個性学というものがある。

数年前に流行った動物占いの基になったものらしく、

細かく見ていくと720万通りのタイプに分類できるらしいが、

通常いくつかの大きな分類だけで、かなりその人の個性が分かる。

私は、ある分類では 「先端」 というグループに属するらしい。

簡単に言うと、新しいものが好きということだ。

もちろん、自分が興味ある分野によるが、確かに音楽雑誌を買っても

一番先に新製品紹介と、新譜紹介のぺージを見る。

先月発売されたCDより、今月発売されるCDに興味が引かれる。

さて、最近発売されたマクドナルドの新しいハンバーガーのCMを見ながら

妻が言った。

妻 「これ、食べたいんでしょ」

私 「うん。食べたい」

妻 「やっぱり “先端” だもんね。新しいもんが好きなんだ」

私 「そうやねん。新しいのがええねん。だからそろそろ、

  奥さんも新しいのにしようかな」

さて、私のこの言葉に妻は、何と言ったか?

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

妻 「大丈夫。私、毎日新しいから」


ちょっと、ちゃうねんなぁ。

あの人、毎日新しいんと違て、

あんまり覚えてないだけやねん。





2008.12.22

END TITLE

土曜日は、辻本明子さんの Vocal と Piano の生徒さんの発表会だった。

私は、5曲の伴奏に参加。

それとは、別に私のソロコーナーの時間を取っていただいていた。

何を演奏しようかとずい分考えた末、

「東京ラブストーリー」 のサントラから、「エンド・タイトル」。

美しい切ない曲だ。

ドラマは、もう14年も前になる。

そんなにTVドラマを観ない私が、たまたま第1回を観てしまったために

観続けることになった作品。

でももう、内容は覚えてない。

テーマ曲の 「ラブストーリーは突然に」 も大ヒット。

サントラは、日向敏文。

日向さんは、これより1年前、NHK連続TV小説 「ええにょぼ」 の

主題歌になった中山美穂の 「幸せになるために」 を作・編曲している。

「幸せに〜」 も美しい曲だ。

さて、その切ない曲 「エンド・タイトル」 を美しく弾こうと、

それなりに練習をしていったものの、

本番では、ちょっとあがってしまい、あんまり上手く弾けなかった。

う〜む、ホントは、もっときれいな曲なのになぁ〜と 悔しい。

これは技術ではなく、精神の問題。




SALUS

最近は、無料なのに写真もカラーで、

読み物もそれなりに面白い雑誌が増えた。

東急沿線の駅には 「SALUS」 という雑誌が置いてある。

これも無料だ。

毎号、東急沿線のお店など、スタイリッシュに紹介している。

その1月号のパン屋紹介のページにに Panetteria ARIETTA が載った。

この雑誌、お店は載せるが地図は載せない、という独特のこだわり。

電話番号や住所は記載されているので、

本当に興味を持った人は、探して行くんだろう。

東急線の駅を通りかかったら、手にしてみておくれ。




と、書いてから、SALUS のサイトを見たら、

ちゃんと地図が載せてある。

なるほど、雑誌とウェブで完結しているわけだ。





2008.12.22

Across The Universe

ビートルズの曲を使ったミュージカルと聞いて、

てっきり、オリジナルが劇中に流れるのかと思っていたら、

全33曲を登場人物たちがカバーしていた。

これは、スゴイ。

映像も面白い。

監督は、舞台版 「ライオンキング」 の演出を手がけた

ジュリー・テイモア 監督。

といっても、ミュージカルに疎い私は、この名前も初めて知った。

私はミュージカルは、積極的には観ないのだが、

今作は、面白そうと思って観に行ったら、アタリ。

物語は、ベトナム戦争の頃、60年代のアメリカの

若者を描いているのだが、ビートルズの曲がどれも

ピッタリとはまっていて良い。

そして、みんな歌うまい。

改めて、ビートルズの楽曲の素晴らしさも実感。

ええ曲、多い!

そして、今作で歌われるそれらは、そのカバーとしても質が高い。

おまけにジョー・コッカー、ボノも登場。


ビートルズは、私はそんなに熱烈なファンではなかったが、

音楽をやっていると彼らの影響は免れない。

初めて買った洋楽LP が 「Help!」 だったし(中1の時)、

小学5年生の時、近所の2つ年上のお兄ちゃんに

「Hey Jude」 と 「Let It Be」 を聴かせてもらった時のことは、

今でもはっきり覚えている。

「Hey Jude」 で鳥肌が立ったことも。

そしてもうひとつ、私はどういうわけかこの時代60〜70年代の

ベトナム戦争時のアメリカに独特の憧憬に似た想いがある。

「カリフォルニア・ドリーミング」 や 「ビッグ・ウェンズディ」 、

「フォレスト・ガンプ」 といった映画になぜだか惹かれるのだ。


Across The Universe で Let It Be が流れるシーン

Across The Universe で Hey Jude が流れるシーン

映画を観るとこれらのシーンの意味が良く分かるよ。





2008.12.23

2008 ベスト・ライヴ

今年もあと1週間ほど。

毎年、思う、光陰矢のごとし。

2008年は、プロアマ合わせて27本のLIVEを観た。

もっと観たいと思うが、日本では音楽を見る料金が高く、

あきらめたLIVEも多い。

さて、その27本の中から、今年のライヴ・ベスト5 を決めようと思う。

第5位 David T Walker (11/21 @Billboard Live Tokyo)

 ギターで歌う、ということはどういうことか、David を聴けば分かる。
 昨年に引き続き、自分名義での来日。

第4位 小田和正 (6/19 @代々木体育館 & 9/10 @武道館)

 60歳とは思えぬ声とパフォーマンス。
 なんと2回も、しかも良い席で観ることが出来た。

第3位 Martin Taylor (11/25&26 @Cotton Club)

 ギター1本のみで、あそこまで豊かな音楽を奏でる人は他にいない。
 2日続けて観ることが出来、幸せ。

第2位 SMV (9/12 @Billboard Live Tokyo)

 Stanley Clarke, Marcus Miller, Victor Wooten 3人の
 スペシャル・プロジェクト。贅沢な極上LIVE。
 Marcus とVictor が目当てだったが、意外や Stanley に感動。

そして、第1位は、
Bobby McFerrin & 新日本フィル (1/23 @すみだトリフォニーホール)

 新日本フィルの指揮を Bobby が務めたが、
 良かったのは、彼のソロパフォーマンス・コーナー。
 そりゃもう世界遺産でしょ、って感じ。

というわけで、2008ベスト・ライヴでした。

来年もたくさん良いライヴが観れますように!

近々、映画部門も発表予定!





2008.12.24

百万円と苦虫女

今は、ほとんど忘れてしまっていた 「若さ」 の映画だ。

「若い」 ってことは、初々しく、純朴で、頼りなさげで、もろく、儚く、

迷い、怖れ、さまよい、たどたどしく、暴力的で、痛々しく、

不器用で、力強く、ほろ苦くて、甘酸っぱいものだった。

そんなこと、忘れていたのに この映画を観て思い出した。

蒼井優がそれらを見事に演じている。

「男たちの大和/YAMATO」 も印象的だったし、

「フラガール」 も素晴らしかったが、

今作では また違う彼女が観れる。

「えっ〜!?そこで終わるのぉ〜!?」 というエンディングも良い。

あまり話題にならなかった映画だが、TVでさんざん宣伝していた

「なんとか係長」 より、よっぽど見ごたえがある。


百万円と苦虫女 公式サイト


年間50本映画館で映画を観ようと、この数年毎年思うのだが、

まだ一度も達成していない。

大体、20〜30本台。

今年は、これで45本目。

年末休みにあと5本観れるか〜?





2008.12.25

女の子

先日、友人夫婦宅へ遊びに行った。

その夫婦には、3歳の女の子と1歳の男の子がいる。

半年に一回ぐらい子供たちに会うので成長を見るのが面白い。

3歳の女の子は、もう、自分で着る服を選ぶという。

すごいなぁ、3歳からもう 「おしゃれ心」 が芽生えているなんて。

そして彼女は最近、お父さんとお風呂に入ることを嫌がるらしい。

なんでも、お父さんと一緒にお風呂に入ると、

「大きなおちんちんがうつる」 そうだ。

いいなぁ、大きなおちんちんで。


そういえば、私の姉の友人で、3歳か4歳になるまで、

お父さんとお風呂に入ったことのなかった女の子がいた。

初めてお父さんとお風呂に入った時、彼女は、こう叫んだ。

「おとうちゃん、前におっきいうんこついてるでぇ!」

いいなぁ、おっきいうんこで。





2008.12.26

K-20 怪人二十面相

めちゃくちゃ面白いのではないかと思っていたので、

期待していたほどではなかったけど、まあまあ面白かった。

松たか子出てたし、

金城武のアクションも良かったし、

戦争がなかったという設定の1949年の日本の町並みも

VFXの進歩に感心せざるを得ない。

でも、途中からお腹の具合が悪くなって、

我慢して観ていたけど、いよいよ、危険になってきたので

ラスト10分前に映画館を出た。

なので、全部観てない。トホホ。

怪人二十面相が誰か分かって、大体結末が読めたところで

出たけど、きっと、最後まで観ないと分からない描写なんかも

あるだろうし、結局、結末の推測は、推測でしかない。

でも、そのラスト10分のためにもう一度観たいというほどではない。

金城武が、時々、ココリコの田中に似ていると思った。





2008.12.27

転々

オダギリジョーと三浦友和という組み合わせ。

意外にこれが良かった。

そして、小泉今日子もイイ感じ。

物語は、84万円の借金を返せない主人公 (オダギリジョー) が、

借金取り 福原 (三浦友和) の散歩に100万円の謝礼で付き合わされる、

というもの。

散歩の目的地は、警視庁で、福原の妻殺しの自首のためなのだが、

その数日間に、彼らは、擬似親子になっていく。

オダギリジョーの映画は、何本も観ているが、

三浦友和の映画を観るのは、「ALWAYS」 のチョイ役以外では、

1989年の 「悲しきヒットマン」 以来と思う。

あんまり観る機会がなかったが、今後注目したいと思った。

新境地を開いたって感じ。





グーグーだって猫である

もっと猫中心の物語かと思って観たら、

割と猫は脇役で、小泉今日子演じる漫画家 小島麻子の物語だった。

舞台は、吉祥寺。

吉祥寺に訪れてみたくなるように うまく街を使い紹介している。

さて、小泉今日子が良い。

今作の評価は、彼女の魅力が大きいだろう。

今年公開された 「トウキョウソナタ」 の小泉より、

断然こちらの方が魅力的。

それは、 「トウキョウソナタ」 が作品として良くなかったのではなく、

彼女の演じるキャラが、今作の方が私の好みだった、という意味で。

タイトルから、イメージするに軽快でコミカルな作品かと思ったら、

そうでもない。

森三中の3人が出演しているくらいだから、もちろんコミカルな面も

あるのだが、コメディではない。

特別ドラマチックなストーリーというわけでもないが、

観終えた時、少しすがすがしい感じ、救われた感じがした。

ひとつ、マイナス点を上げるなら、マーティ・フリードマンが出演して

いるのだが、肝心なシーンでの彼の日本語がヘタだったこと。

重要なシーンだっただけに、惜しい。

それと、猫好きが猫の映画だと思って観ると、ガッカリするよ。

それにしても、キョンキョンは良い。





2008.12.30

2008年 印象に残ったCD

今年もあと一日となった。

年賀状作成ソフトのテンプレートの中に

「今年も良い年でありますように」 というあいさつ文があったが、

「今年“も”」 という為には、前年も良い年でなければならない。

2008年は、あまり良い年ではなかった人が多いだろうから、

これは、使えないな、と思った年の暮れであった。


さて、今年もたくさんの音楽を聴いた。

何年も前に発表されたCDを 今年初めて聴いたというものもあるし、

今年、発売されたCDもある。

合わせると数十枚になるが、今年発売されたものの中から、

印象に残った数枚を紹介しよう。(順不同)

Victor Wooten 「Palmystery」
 美しいベースソロを聴かせる Victor。
 彼のCDを買ったのは、これが初めてだが、素晴らしい。
 今年は、SMVでナマVictorを観たが、
 是非、彼名義のLIVEを観てみたい。

小島良喜 「KOJIMA」
 大好きなピアニスト小島良喜の1st アルバム。
 Jazz、Blues、Rock、Pops の垣根を感じさせない一人。
 夜、車を運転しながら、一曲目の「KATAOMOI」 で泣いた。

Martin Taylor 「Double Standards」 「Freternity」
 「Freternity」 は、本国イギリスでは昨年の作品だが、日本では、
 新作 「Double Standards」 と合わせて、2枚同時にリリースされた。
 ソロギターの演奏が多い Martin だが、「Freternity」 では、
 久々のバンドでの演奏。
 しかもそのDVDも付いての発売。
 「Double Standards」 は、ソロギターを発展させて、自分一人で
 2度弾いて、オーバーダビングしているのだが、これがスゴイ。
 アイディアは、昔からあることで同じように録音した数人の
 ギタリストのCDを持っているが、どうしても、そういう風に
 録音すると音楽の躍動感みたいなものが失われてしまうのだが、
 Martin の場合は、本当に同時に二人で弾いている様だ。

David T. Walker 「Thoughts」
 世界平和のために聴きましょう。

Pat Metheny Trio 「Day Trip」 「Tokyo Day Trip」
 Pat のCDは、以前から数枚持っていたのだが、
 彼のギターのトーンがあまり好きになれず、
 そんなに聴いていなかったのだが、段々良さが分かってきた。
 「Day Trip」 はギタートリオで、発売は今年だが、録音は2005年。
 その頃のLIVEを録音したものが、「Tokyo Day Trip」。
 新春の来日公演も行くことにした。

手嶌 葵 「虹」
 これは、シングル。
 映画 「西の魔女が死んだ」 の主題歌。
 まあ、これは映画が良かったから買ったCDだけど、
 秋の夜中によく聴いた。

他には、SMVの 「Thunder」、L-5 Brothersの 「Heartmade」なども
印象に残っている。

来年も、良い音楽にたくさん出逢えますように!





2008.12.31

2008年の映画

年末にあと2本観て、今年、初めて50本を達成しようと

思っていたら、30日、31日は、ほとんど何もせず

家でゴロゴロと過ごしてしまった。

というわけで、今年は48本、映画館で観た。

「西の魔女が死んだ」 を3回観たので、48本というのは、

のべで、実本数は、46本。

総論としては、日本映画のほうが面白かった。

いや、きっと洋画にももっと良いのがあるんだろうけど、

観られなかった。

では、つつみしんや的2008年ベスト映画を発表。

No.1 「西の魔女が死んだ」
No.2 「おくりびと」
No.3 「あるいてもあるいても」
No.4 「ぐるりのこと」
No.5 「エディットピアフ」

5本中、4本が邦画になってしまった。

洋画は、「最高の人生の見つけ方」 や、

「奇跡のシンフォニー」、「僕のピアノコンチェルト」、

「マンデラの名もなき看守」 など、

良かったものもあるが、振り返ると邦画の方が印象が強い。

あと、印象煮に残っているのは、

コメディでは、「マジックアワー」 (これも邦画)。

ドキュメンタリーは、「レスポールの伝説」 も、

「Shine A Light」 も GOOD。

ミュージカルは、「アクロス・ザ・ユニバーズ」 が良かった。

サスペンスでは、「容疑者Xの献身」。

もちろんこれらの評価は、私の主観で、映画の出来や、

質とは関係ない。

来年も良い映画がたくさん観られますように!


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