2022年7月
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2022.7.1
腎臓がいかれたか? その2
起床時の背中の痛みの原因は、
腎臓なのではないかと素人ながらに疑ったが、
検査の結果、腎臓に異常は認められず、
筋肉のことだろうということになった。
体調が優れない時や、身体のどこかが
痛いときに行く整体がある。
いつも、K先生を指名して
もう何年も診てもらっている。
と言っても、今年は2回目だし、
空くときは1年以上行かないこともある。
一度、K先生がお休みの日があって
「違う人でも まあいいや」と思って
施術を受けたら、これが全然良くなかった。
痛いし、気持ちよくないし。
施術する側の技術なのか、
いわゆる相性なのか からないけど。
昨日、60分K先生に身体をほぐしてもらったおかげで
今朝は、昨日の朝に比べてかなり痛みが、軽かった。
昨夜は、酔っぱらって10時ごろに寝てしまったのだけど
夜中に何度も目が覚めては、「あ、背中 痛ない」と
半分無意識に確認していた。
たぶん5〜6回かもっと目が覚めているので、
あんまり熟睡できていないのかも知れない
結局、朝起きたときは、痛かったんだけど。
11時間ぐらい寝たので、寝過ぎのせいもあるかもな。
K先生に「寝返りしてますか?」と訊かれた。
以前、腰が痛い人は寝返りの回数が少ないと
いうのをテレビで観たことがある。
寝返りを打たないことで、長時間同じ姿勢で
寝ていることになり、身体の一部が圧迫されたり、
血流が悪くなったりすることで、
背中や腰が痛くなる。
そのテレビ番組を観たときに、若いころに比べたら、
私も確実に寝返りが減っていると感じた。
K先生に「寝返りしてますか?」と訊かれて
気が付いたのだが、夜中に何度も目が覚めるのは、
同じ姿勢でいることに身体がつらくなって
寝返りを打つためなんだ。
寝ていて無意識に寝返りを打つのではなく、
目が覚めて(といっても半分寝ているような状態)
自分で(半)意識的に寝返りを打つのだな。
もう、我慢できなくなって目が覚めるのだろうから、
すでに身体にはそれなりの負担がかかっていると
いうことではないだろうか。
う〜む。
年を取ると身体が色々変化してきよるのぅ。
なんとか、自然に寝返りを打てないものかね。
あと、寝る前にやると良いという体操があるらしいので
調べてみようと思う。
光化学スモッグ注意報発令
東京品川区では、昨日も今日も
「光化学スモッグ注意報」が発令された。
全国的には知らないけど、私が小学生の頃は、
しょっちゅう「光化学スモッグ注意報」が発令されていた。
「注意報」ならまだいいけど、これが「警報」になると
かなり危険だったと記憶している。
確か信号の色の見分けが付かなくなって
交通事故が起きやすくなったんではなかったかな。
全然違うかも知れんけど。
長い間聞かなかったような気がするけど、今でもあるんやな。
知らんかっただけやろうけど。
本日のスマホへの通知 ↓
光化学スモッグ注意報発令
緊急
更新:7/1(金) 12:29
〔防災行政無線の放送内容〕
こちらは品川区役所です。
只今、光化学スモッグ注意報が発令されました。
ご注意ください。
※繰り返し
備考:外出、屋外での運動は控えてください。
2022.7.2
らくごDE全国ツアー Vol.10
春風亭一之輔のドッサりまわるぜ 2022
ちょっと久しぶりの一之輔の独演会。
Vol.10 とあるが、このツアーは
2013年にスタートして、10年目だという。
今年は、過去最多の33公演を廻るらしいが、
今日はその9日目。
このツアーでは、いつも冒頭に一之輔が私服で
登場し、10〜15分程度のトークをする。
落語のマクラにも近いけど、もっと砕けた感じ。
まあ、一之輔のマクラはかなり砕けているけれど。
(鶴瓶になると、このフリートークを2時間
やってしまうのだけど、彼は特別だ。)
フリートークの後、昨年二つ目に昇進した
一之輔の二番弟子による「金明竹」。
去年聴いた時も上手いと思ったけど、
今後を期待できる人だと思う。
今日は、マクラでやや滑りな感じもしたけどね。
一之輔は、たっぷりのマクラのあと、
「加賀の千代」、そして高座を下りず
続けてまたマクラを振った後、「反対俥」。
「加賀の千代」は、甚兵衛さんとご隠居の
関係が、以前より発展しているようで面白い。
「反対俥」は、私の知っている古典落語の
「反対俥」ではなく初めて聴いた噺。
創作だろうか。
今日は演目が貼り出されていなかったので、
確認していないのだけど、ネットで調べたところ、
どうやら、これが一之輔の「反対俥」のようだ。
50年ぶりに人力車を引く老人と客のやり取りで、
かなりぶっ飛びな話で面白かった。
おじいさんが、ちょっと志村けんのようだった。
仲入りを挟んで「百年目」。
この噺、私は結構好きな演目。
固くて遊びを知らない、真面目だと
思われているが、実は隠れて遊んでいるという
番頭が、花見で酔っぱらって羽目を外して
いるところで、お店(たな)の旦那と
バッタリ会ってしまう。
番頭は、「これで暇を出されてしまう、
自分の人生終わった〜」と恐恐としているところを
旦那に呼び出される。
というような内容で、人の上に立つものの
了見を考えさせられるええ噺。
今日も旦那が番頭に話すシーンで
泣いてしまった。
最近は、落語を聴きに行く回数も減って
しまったけど、やっぱり一之輔はいいねぇ。
まだ44歳なのだけど、出てくるワードが、
めちゃくちゃ昭和。
落語は、全体的にお客さんの年齢層が
高いので、そのために勉強しているんだろうか。
単にそういうカルチャーが好きなんだろうか。
例えば、「浦辺粂子」だったり、
「スチュワーデス物語の片平なぎさ」
(めちゃピンポイント)だったり
そういうのが、自然に出てくる感じ。
[ 演目 ]
「金明竹」 春風亭与一
「加賀の千代」 春風亭一之輔
「反対俥」 春風亭一之輔
〜 仲入り 〜
「百年目」 春風亭一之輔
@ 有楽町よみうりホール
このツアーの東京公演は、ずっとよみうりホール
だったようで、そういえば数回このホールで
観た覚えがある。
よみうりホールは、有楽町駅前の
ビックカメラの7階にある。
私などは、ビックカメラのビルという印象だが、
このビルは、読売会館と言う名前で
2000年までは、そごうが入っていた。
私は、1995年の12月に東京へ出てきたので
2000年なら そごう時代を知っていそうだが、
その頃は、有楽町や銀座に出かけることは
なかったので、そごうだった時代は一度も
入ったことがない。
読売会館は、来年改装工事を行うようで、
来年の「ドッサりまわるぜ」は、
違う会場になるだろうとのこと。
割と見やすい会場だけど、座席が引っ付き
過ぎなので もうちょっとゆったりなるといいなぁ。
エルヴィス
ELVIS
オースティン・バトラーが、エルヴィス・プレスリーを
演じる、映画『エルヴィス』を観てきた。
トム・ハンクスもマネージャー役で出ているが、
あんまり良い人の役ではないし、
とにかく年を取ったなという感じ。
たぶん、かなりメイクもあるだろうけど。
オースティン・バトラーは、一見すると
エルヴィスには似ていないのだけど、
途中で本人かと思うようなシーンが
何度も出てくる。
歌も上手い上、若い時と30代とで
貫禄というか雰囲気も違ってくる。
特に歌唱シーンで。
これは、メイクや特殊技術もあるのかも
知れないけど。
映画はエルヴィスがビッグスターに
なっていく過程を中心に描かれているのだが、
エルヴィスに詳しくない私には、
知らないことだらけだった。
今から65年ほど前のことだけど、
腰を振って唄ったら逮捕されるかもしれないなんて。
ビートルズもそうだったし、日本のエレキギターや
ロックもそうだったし、いつもいつも若者の
新しい文化は、頭の固い保守的なジジイどもには
理解できないのさ。フッ。
でも、エルヴィスの生き方は、ロックだった。
マネージャーのアドバイスなんて聞かず、
彼はやりたいようにやった。
それを聴衆が望んでいたからね。
結局、ほかのスターと同様にエルヴィスも
心のより所を失い、ドラッグに頼ってしまう。
お金か女か酒かドラッグか。
大体、パターンは一緒やねんな。
42歳というのは、若すぎた死やな。
1977年のエルヴィスの訃報は、
なんとなく覚えている。
1935年生まれやから、うちのオカンと一緒や。
生きてたら、87歳。
エルヴィスが若い頃、BBキングが、
相談相手だったり、テレビ収録で弾いていた
エレキ・ギターが Hagstrom の
Viking II だったり、スコティ・ムーア
(エルヴィスのバンドのギタリスト)のギターが
Gibson の ES-295 だったりと、
マニアックなことも楽しめます。
ところで、今回 初めて「DolbyCinema」で観た。
通常料金が、1,900円やけど、
「DolbyCinema」は、2,500円もする。
「IMAX」では数本観たけど、そんなに凄いと
思えなかったので、通常のスクリーンでもええかなと、
思ったけど、「IMAXを超えた」という文言を
見かけたのと、一度は体験しとかんと、と思ったので、
あえて「DolbyCinema」で観ることにした。
丸の内ピカデリーの「DolbyCinema」だったのだけど、
まず、座席がゆったりしていたのが良い。
かなり前の席との隙間が広いので
足を組んでも前の椅子に触らない。
左右も広くて、両サイドに自分用のドリンクポケットがある。
そして、確かに音が良いし、画像もきれいだ。
音が良いのは、映画に入り込んだら、
当たり前になってしまうねんな。
映画の途中でいちいち「おお、ええ音やなぁ」とか
思えへんからな。
一番違うと思ったのは、「黒色」。
上映前に「DolbyCinema」の宣伝が
流れてその中で「黒が違う」と言っていたのだけど、
確かに今までない「黒」だった。
+600円はちょっと高いけど、
総合的に「IMAX」より良いと思った。
あと、ひと月ほどで「シニア割引」で
観られるようになる。うれしいな。
★★★★☆
エルヴィスと言えば、1985年のアメリカ旅行で
メンフィス(テネシー州)を訪れた際、
彼の邸宅(グレイスランド)を訪れた。
映画の中でも何度もこの家が映る。
エルヴィスが死んだのもこの自宅。
彼の死後ここは、観光地(ファンの聖地)となっていて、
彼の衣装やジェット機なんかも展示されていた。
そこで、なんだか短いドキュメンタリー映画を観て、
特にファンでもなかったのに感動して
泣いてしまった覚えがある。
その時、メンフィスで撮った写真。
グレイスランド (Graceland)
娘の名前「Lisa Marie」と名付けたジェット機
エルヴィス像
2022.7.3
どうしよう
幻聴が止まらない・・・
昨日は落語会で有楽町へ出かけるのに
JR山手線に乗った。
うまい具合に席が空いていたので座った。
私は、読書をしていたのだが、
しばらくすると、音楽が聞こえてきた。
私の左の方から聞こえる。
誰かがスマホのスピーカーから音を出して
いるような音だ。
公共の場所で、そういうことしたらあかんやろ、
と思いながら、見渡したが犯人は分からなかった。
品川駅で、席が空くと私の左隣に座っていた
若い女性が、一つ席を移動した。
単に空いたから引っ付いて座っている必要は
ないので移動しただけかも知れないけど、
なんとなく変な感じがした。
(あ、オレ、臭いのかな)とも思った。
音楽は一向に止まない。
もしかしたら、イヤホンから漏れる音か?
それにしては、でかすぎるぞ。
イヤホンからこんだけ漏れてたら、耳壊れるで。
有楽町に着いたので、電車を降りた。
落語会の会場に着いて席に座った。
一息つくと、今度は何やら英語のラジオの
ような音声、男性の喋り声が聞こえてきた。
こんなとこで誰が何をしてんねん、と
周囲のスマホを観ている人を見渡したが、
それらしき人は、見つからない。
ふと、凄く近くでその音が鳴っていると気づいた。
電車の中の音楽といい、これはどういうことや?
えっ?
俺の幻聴?
まさかぁ〜。
念のため、席を立って会場を出てみた。
外に出て、音が聞こえなければ、
会場内の誰かのスマホの音ということになる。
ロビーに出て耳を澄ますと・・・
聞こえるではないか!
さっき、席について聞こえていた、
英語の男性の喋り声が、聞こえるのだ!
ヤバイ!
俺の頭の中で鳴ってるんや!
こんなはっきり、幻聴が聞こえるなんて、
かなりおかしくなってるということか!
と、思った瞬間、ふと、ポケットの中の
スマホを取り出すと、スマホが BBC ラジオを
流してました。
どっひゃ〜!
そら、電車で隣に座った人、離れるわ。
ポケットの中で、何かの拍子に ON になったようでした。
やれやれ。
2022.7.4
サムライ
(『プロジェクトX』のナレーション風に読んでください。)
* * * * * * * * * * * * * * *
ポールは、南フランスの小さな村で育った。
高校生の時、アジアの歴史の授業で
日本のサムライのことを知った。
いつか日本へ行ってサムライに会いたいと思った。
それから、10年後、パリのホテルの
ビュッフェで働いていた時だった。
国際的にビジネスを展開している
日本人実業家に声をかけられた。
ポールの仕事ぶりに惚れて、
日本で働いてみないかという誘いだった。
あまりの突然のことに、
その場では答えることが出来ず、
「家族と相談します」とだけ答えた。
以前からポールの日本好きを知っていた妻は、
「あなたならやれるわよ」と背中を押してくれた。
1994年9月、ポールはついに日本の地に降り立った。
仕事が軌道に乗れば、家族も呼び寄せる予定だった。
日本語はろくに喋れなかったが、
日本へのあこがれと、やる気だけは十分だった。
来日して、数年間その実業家の経営するレストランで
働いたあと、どうしても学びたかった日本料理の
店に修行のため入った。
師匠である長谷はとにもかくにも厳しかった。
あまりの厳しさに、若い日本人が長続きせず、
次々と辞めていった。
しかし、ポールはどんなに怒鳴られても
叱られても、辞めなかった。
ただただ、和食を、長谷の腕と味とを 学びたかった。
毎日毎日、「はい」と「すいません」の繰り返しだった。
5年ほど勤めたとき、2週間の休暇をもらい、
フランスに里帰りすることになった。
明日から休暇だという日、長谷はポールに
「これは日本の餞別だ」と言って、
一通の封筒を渡した。
お金が入っているんだろうと予測がついた。
5千円かな1万円かなと思うポールの期待を裏切り、
封筒には5万円が入っていた。
驚きだった。
フランスから戻ると、長谷はポールに閉店後
店に残るように言った。
他の従業員が帰ったあと、
長谷とポールの特別授業が始まった。
長谷は、魚の捌き方から、出汁の取り方など
遅くまで丁寧に教えた。
そんな日が何日も続いた。
終電がなくなると、長谷はポールも一緒に
タクシーに乗せ、自宅まで送った。
それから2年、ポールは次の店に移ることになった。
店を辞める日、ポールは長谷からあるものを贈られた。
刺身包丁だった。
同僚が「それ、7万円するよ」と教えてくれた。
ポールにとって、長谷は神様のような存在だった。
その人に認められたと思った。
その後、ポールはパリの三ツ星ホテルのシェフだった
フランス人と南仏風料理のビストロを始めた。
しかし、家ではフランス料理は食べない。
家では、もっぱら和食しか食べない。
自宅に招かれる日本人の友人は、
フランス料理が食べれるのかと思って期待するが、
ポールは和食しか出さない。
そんな日には、師匠にもらった刺身包丁が活躍する。
料理人の包丁は、サムライのカタナ。
ポールにとって、長谷は日本で初めて
出会ったサムライなのだった。
完
* * * * * * * * * * * * * * *
(あとがき)
最近、あるフランス人に聞いた話を
ベースに書いてみました。
名前や細かい点は、私の創作です。
2022.7.5
山弦(小倉博和 & 佐橋佳幸)
「山弦三十祭」
すんごい久しぶりの「山弦」。
「山弦」というのは、ギタリスト、小倉博和さんと
佐橋佳幸さんのアコースティック・ギター・デュオ。
25年ぐらい前に、大好きで何度もライヴを観に行った。
セッションマンとして、とっても忙しいふたりなので、
いつの間にか、活動が止まっていた。
一昨年、小倉さんの還暦記念ライヴで
一曲だけ、山弦(完全にデュオ)で
『Song For James』が聴けたのだけど、
「山弦」名義のライブは、本当に久しぶり。
私が観た前回の山弦ライヴは、20年以上前かも知れない。
で、その小倉さんの還暦ライヴのライヴを機に、
また山弦が動き出したそうな。
大阪のラジオ局の依頼で、録音を始めたのが
きっかけとなり、昨年、コロナ禍の中、
17年ぶりのアルバム、『TOKYO MUNCH』を出された。
これが、完全にリモートで録音、つまり、
一度も一緒に演奏することなく、
ふたりが別々に録音したというのだが、
全く別々に録音したなんて、分からない。
まあ、一流のプロだから当たり前と言えば
当たり前なんだけど。
一人が仮に2本のギターを(つまり相手の分も)
弾いて、その音源を受け取った相方が、
それを聴きながら、自分のパートを弾く。
そんなやりとりを数回繰り返すことによって、
結局、一緒に演奏したような音楽が出来上がるわけだ。
このアルバムには、キース・ジャレットの
『Country』や佐橋さんのソロ・アルバムで
好きだった『Little Crimes』なども
収録されていて嬉しい。
さて、結成から昨年で30年だという山弦のライヴ。
全国10か所でのツアー中だ。
東京は今日、明日の2日間4公演。
初日の 2nd show を観てきた。
席は最前列!
1曲目、1stアルバム『JOY RIDE』収録の
『春 (SPRING)』。
もう音楽が美しすぎて、ギターの音色が
美しすぎて、1曲目から泣きそうになった。
音響は、映画『音響ハウス Melody-Go-Round』に
佐橋さんと共に出ていた飯尾芳史さん。
ニューアルバムと 1st アルバムの曲が
多かったのは嬉しかった。
1st アルバム『JOY RIDE』は当時、よく聴いたもんね。
プレイの方は、小倉さんのボディ・ヒットを
取り入れた奏法が進化していて面白かった。
ギターは、二人とも見た目はマーティンだけど、
メーカーは、未確認。
きっとアコースティック・ギター・マガジンか何かに
載るでしょう。
小倉さんは、ヤマハの AG Stomp という
20年ぐらい前の機材を今も使っていて、驚いた。
私も持っていたけど、ちょっと大きいし重いし、
もう古いと思って、ヤフオクで売ってしもたよ。
ギターの音は、機材のせいだろうか、
小倉さんのギターの方が、生っぽいナチュラルな
音に感じた。
どの曲も良かったけど、ハイライトは『JOY RIDE』かな。
素晴らしかった〜。
会場には、小田さんからの花束が。
[ MEMBERS ]
小倉博和 (gt)
佐橋佳幸 (gt)
@ Billboard LIVE TOKYO
2nd show
[ SETLIST ]
1. 春 (SPRING) **
2. 夏なんです ***
3. Istanbul (Not Constantinople) *
4. Mrs. Robinson *
5. Where Have All The Flowers Gone *
6. SONG FOR JAMES **
7. 祇園の恋 (GION) **
8. JOY RIDE **
9. HARVEST **
EC1. Crazy For You *
EC2. Country *
* 『TOKYO MUNCH』収録曲
** 『JOY RIDE』収録曲
*** 『INDIGO MUNCH』収録曲
佐橋さんの足元
DI らしき箱と BOSS のチューナーと
未確認のペダルが一つ。
小倉さんの足元
ヤマハ AG Stomp とボリュームペダルが2台。
小倉さんのサイドテーブル
ヤマハ AG Stomp (予備?まさか2台通してる?)、
L.R.Baggs Para Acoustic D.I. 、未確認のぺだるが2つ。
[ 関連エントリー ]
2007.12.29 佐橋さん
2020. 1.30 小倉博和 60th Anniversary LIVE
2020.11.16 音響ハウス Melody-Go-Round
2022.7.6
花はどこへいった?
Where Have All The Flowers Gone?
昨日、「山弦」のライヴで『花はどこへ行った』を
演奏する際の MC で聞いた話が、
とても 興味深かったので詳しく調べてみた。
『花はどこへ行った』は、タイトルを聞いて
分からなくても、歌を聞けば誰もが知っているような曲。
原題は『Where Have All The Flowers Gone?』。
簡単な英語なので、中学の英語の教科書に
載っていたこともあるようだ。(今も載っているかも)
昨年、リリースされた「山弦」のアルバム
『TOKYO MUNCH』にそのカバーが収録されている。
何か古いフォークソングをカバーしようと、
この曲を選んだらしい。
アメリカでも日本でも多くの人がカバーしていて、
反戦歌として有名なこの曲、
歌詞の内容をかいつまんで書くと、こんな感じだ。
花はどこに行ったの?
↓
少女たちがみんな摘んで行った
↓
少女たちはどこに行ったの?
↓
男たちのところに嫁いで行った
↓
男たちはどこに行ったの?
↓
兵士になって戦場に行った
↓
兵士たちはどこに行ったの?
↓
戦死してお墓に入った
↓
お墓はどこに行ったの?
↓
お花でいっぱいになった
↓
花はどこに行ったの?
↓
少女たちがみんな摘んで行った
ひとつのの問いかけと答えがセットで
ワンコーラスになっており、必ず
「いつになったら分かるんだろう?」と続く。
戦争の無意味さを、
人間は、いつになったら気が付くのか、
と問いかけているのだ。
この曲は、ロシアのミハイル・ショーロホフの
小説『静かなドン』のに出てくるウクライナ
(コサック)民謡をヒントに、1955年、
フォーク歌手のピート・シーガーが、
3番までの歌詞を書いた。
その5年後、ジョー・ヒッカースンが、
4番5番を書き足した。
これで、歌詞の内容が、また1番に戻り、
終わりなき循環となるのだ。
世界で戦争が繰り返されていることの
象徴にもなっているんだ。(たぶん)
山弦が録音した時点(昨年)では、
ロシアのウクライナ侵攻はなかったわけで、
リリース後、こんなことが起こるなんて、
誰も想像していなかったんだ。
世界中で有名な反戦歌の元ネタが
ウクライナ民謡(子守歌という記述も見た)
だなんて、皮肉というのか、
ちょっとなんて言ったら良いのか、
言葉が見つからない。
ちなみに調べてみたところ、日米では、
こんな人たちが唄ってます(ました)。
Pete Seeger、Joe Hickerson、
Peter, Paul & Mary 、Kingston Trio 、
The Brothers Four、Bobby Darin、
Roy Orbison、Joan Baez、Harry Belafonte、
Earth, Wind & Fire、Yellow Magic Orchestra、
デューク・エイセス、梓みちよ、雪村いづみ、
ザ・ピーナッツ、倍賞千恵子、加藤登紀子、
園まり、フォーク・クルセダーズ、忌野清志郎、
などなど(ほんの一部です)。
<歌詞>
" Where Have All The Flowers Gone ? "
Where have all the flowers gone,
Long time passing?
Where have all the flowers gone,
Long time ago?
Where have all the flowers gone?
Young girls have picked them, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
Where have all the young girls gone,
Long time passing?
Where have all the young girls gone,
Long time ago?
Where have all the young girls gone?
Gone to husbands, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
Where have all the husbands gone,
Long time passing?
Where have all the husbands gone,
Long time ago?
Where have all the husbands gone?
Gone to soldiers, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
Where have all the soldiers gone,
Long time passing?
Where have all the soldiers gone,
Long time ago?
Where have all the soldiers gone?
Gone to graveyards, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
Where have all the graveyards gone,
Long time passing?
Where have all the graveyards gone,
Long time ago?
Where have all the graveyards gone?
Gone to flowers, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
Where have all the flowers gone,
Long time passing?
Where have all the flowers gone,
Long time ago?
Where have all the flowers gone?
Young girls have picked them, ev'ryone.
When will they ever learn?
When will they ever learn?
花はどこへ行った 忌野清志郎
Earth, Wind & Fire ヴァージョンは、
全く別の世界です。
2022.7.8
安倍元総理 銃弾に倒れる
えらいことが起こってしもた。
安倍元総理が、11時半ごろ 奈良県の西大寺で、
街頭演説中、元自衛隊員(と報道されている)に
銃撃され、17時過ぎに死亡した。
享年67歳。
総理だった時に色々あったし、
恨んでいた人もいるだろうし、
殺したい気持ちもあるやろけど、
殺したらあかん。
犯人は、単独の犯行なのだろうか。
背景に誰か他の人や組織がいるのだろうか。
アメリカだったら、その場で銃殺されていたかも
知れないけど、犯人は生きているので、
これから動機や色々が明らかになっていくだろう。
「64人いる歴代首相のうち、襲撃を受けて
死亡したのは安倍氏で7人目」という記事を読んだ。
伊藤博文、原敬、浜口雄幸、犬養毅、
高橋是清、斎藤実。
でも、これらの方々が 殺されたのは、戦前の話だからね。
それにしても、救命に当たった医師の記者会見で
相変わらず品のない質問をする記者がいるのは、
残念というか 辟易するなぁ。
2022.7.9
ハ ズ レ
今日は、山下達郎さんの8月の
中野サンプラザ公演の抽選発表日だったのだが、
見事に外れてしまった。
達郎さんのコンサートの抽選の場合、
一つの公演に、「ファミリーマート先行受付」
「一般発売」「キャンセル待ち」と3回チャンスがある。
「キャンセル待ち」は、そもそもキャンセルが出なければ
当たりようがないので、かなり当選確率は低いだろう。
それでも、可能性はゼロではないと思うので、
ファンなら申し込むんだな。
今年は、下記の通りすでにキャンセル待ちを入れて
7回外れてしまった。
<6/11(土) J:COMホール八王子>
・ファミリーマート先行受付(抽選制)
・一般発売(抽選制)
・キャンセル待ち受付(抽選制)
<7/16(土) NHKホール>
・ファミリーマート先行受付(抽選制)
・一般発売(抽選制)
<8/20(土) 中野サンプラザホール>
・ファミリーマート先行受付(抽選制)
・一般発売(抽選制)
7/16(土) NHKホールは、
キャンセル待ちを申し込んである。
7/17(日) のNHKホールもね。
2017年に初めて当選した時、
確かそれまでに 15回ぐらい外れたすえに、
群馬県の公演に申し込んで当選した。
今年は、3年ぶりに加えて、
ニューアルバムもリリースしたので、
競争率がかなり高いと思われる。
東京は、まだ 10月にNHKホール公演が
残されてはいるけれど、それで外れたら
もうチャンスはない。
キャンセル待ちで当選することは
ほぼないだろうから、かくなる上は、
地方公演に足を延ばすしかないかなぁ〜。
返信してみようか
こんなメールが届いた。
-------------------------------------
謝礼金も用意しております。
一生働かなくてもいいぐらいの金額も動かせますから
お金に困る人生がなくなる事も保証させて下さい。
いくらあれば芸能人と仲良くして頂けますか?
ただ一流アイドルの悩みを聞いてあげたり、
相談に乗るだけ。
仲良くメールするだけでたくさんの謝礼金を
受け取る事に対してもきっと多少なり抵抗が
あるかもしれませんが、芸能界は通常では
考えられないぐらいのお金が生み出される場所でもあります。
一流であればあるほどに、その金額は桁違いです。
ドラマやCM一本にしても、アイドルのマージンが
5000万円とした場合、当然事務所にも
5000万円が支給されます。
事務所としても、そんな稼ぎ頭であるアイドルを簡単に
手放す事などしたくありませんし、ハンドルネーム
《匿名芸能人》を失ってしまう事による事務所の
損失額は図り知れません。
ですからあなたに一流アイドルと仲良くして頂き、
それに対する謝礼金を差し上げたところで、
事務所は今後それ以上に収益を上げる形と
なりますから、その対価として差し上げるお金に関しても
必要経費とみなす事が出来るのです。
どうか一流アイドルとメル友になっては頂けないものでしょうか?
すぐに身分を明かし、直接本人から
あなた様宛にメールをさせますので、
私宛にあなた様の【性別、お名前】をご返信頂けませんか?
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返信してみようか。
って、するわけないやろ!
返信する人おるんかいな、と思うけど
おるんやろなぁ。
2022.7.10
夢みる小学校
この映画は、今年2月に公開されたのだけど、
知ったのが遅かったため、見逃してしまい、
5月に UPLINK吉祥寺でアンコール上映が
あったのだが、1日1回の上映で、
中々スケジュールが合わず、ようやく
上映最終日に観に行ったのだけど、
映画館に到着した時には、すでにチケットは
売切れだったので観られなかった。
このたび、同じくUPLINK吉祥寺で
2週間「再アンコール上映」されている。
5月には、ネット予約が出来ない状況だったので
見損ねてしまったけど、今回は事前に
チケットを購入し、観に行ってきた。
映画『夢みる小学校』は、山梨県の
「南アルプス子どもの村小学校」のドキュメンタリー。
ここの小学校では、いわゆる主要教科、国語・
算数・理科・社会の授業がない。
自分のやりたいことをプロジェクトとしてやる。
例えば、料理で蕎麦を作るなら、
蕎麦を植えるとことからやる。
その過程では、国語はもちろん
理科や算数や社会が必要になるので、
子供たちはそれらを自然に学ぶことになる。
修学旅行も子供たちが企画し、
業者への電話も子供たちにさせる。
もちろん、大人のサポートがあってのことだ。
冒頭、大きな2階建ての遊具を木工で
子供たちが作るシーンから始まった。
子供たちが電動の工具を使ったり
骨組みだけの建物の2階で作業する。
一つ間違えば、大ケガをするかもしれない。
そのシーンを見て、思った。
ああ、これをさせるには大人(教師も保護者も)
の覚悟と責任がいるな。
「こんなことをさせて、子供がケガをしたら
どうするんですか!」と怒鳴り込んでくるような
家の子供はここには預けられないだろう。
明治学院大学名誉教授の辻信一氏が、言う。
大学生になっても質問の出来ない生徒が多いが、
子どもの村小学校の卒業生は、積極的に質問をする、と。
面白いことに、子供たちに自由にさせた方が、
上から詰め込むより、よほど子供たちは学ぶ。
ただ学ぶだけではない。
自分で考えること、問いを立てることを身に付ける。
学校内の何かを決めるのに、小学1年生の児童も
先生(この学校では「おとな」と呼ぶ)も同じ
1票で投票する。
けっして、大人が決めたことを押し付けない。
集会などの行事で、子供たち整列もさせないし、
一般的な教室のように、児童たちに同じ方向を
向いて座らせることもない。
そして、イジメもない。
今の一般的な小中学校の教育は、
同じような子供を育てようとしているようで、
本当の意味で個性を伸ばそうとはしていない。
私が受けた教育もそうだった。
驚いたことに、公立の小中学校でも、
通知表を出していない学校がある
「伊那市立伊那小学校」だ。
「世田谷区立桜丘中学校」にいたっては、
通知表どころか定期テストもない。
この定期テストの廃止は、生徒たちが決めたこと。
生徒たちが決めたことに教師は反対しないんだ。
桜丘中学校の前校長西郷さんは、
子供たちが定期テストの廃止を決めたとき、
「やったぁ〜」と思ったという。
なぜなら、学校は子供たちにとって幸せである場
だからだという。
そんなことしてたら、成績が下がるんやないかと
世の大人たちは心配する。
ところが、桜丘中学校の学力は、
世田谷区でもトップレベルなんだそうだ。
この3つの学校に共通しているのは、
”子どもファーストな学校” ということ。
絶対に子供の味方であるということ。
そして、とっても不思議なのは、この映画に
「文部科学省選定」と付いていること。
だったら、もっとこういう学校増やそうぜ。
今思えば、私は、校則を守る、先生に
怒られないようにする、模範的な
くだらない生徒だった。
もし、こんな風に「なんでも自分のしたいことを
すればいいよ」という環境の中で
育ったなら、どんな大人になったんだろうと思った。
夢みる小学校 オフィシャルサイト
★★★★☆
ベイビー・ブローカー
BROKER
是枝裕和監督が、韓国で製作した映画
『ベイビー・ブローカー』。
カンヌ国際映画祭で、男優賞と
エキュメニカル審査員賞を受賞した。
男優賞は、主演のソン・ガンホで、
韓国人としては初めてらしい。
エキュメニカル審査員賞というのは、
「人間の内面を豊かに描いた作品」に
与えられる賞で、昨年は『ドライブ・マイ・カー』が受賞した。
さて、ネット上での評価はさほど高くない本作。
昨年死んだ私の父は、『万引き家族』を観て、
「何が良いのか分からん!」と憤慨していたというから、
分からない人には、全く分からないんだろう。
是枝作品は、賛否というか好き嫌いが
ハッキリわかれるんだろうと思う。
私は、好きです。
さて、本作、ストーリーは、
「赤ちゃんポスト」に預けられた赤ん坊を
人身売買するという物語。
大きな盛り上がりはないけれど、
是枝作品らしく静かに考えさせられる作品。
以下、ややネタバレ。
刑事が、子供を捨てた母親に
「望まれずに産まれてくるぐらいなら、
中絶すれば良かった」と言うシーンがある。
母親は、「その言葉を子供の前で言えるのか!」
と喰ってかかる。
何が正しくて、何が間違いなのか、
分からない世界。
正解なんてない。
なるべく高く赤ん坊を売ろうとする、
ブローカーふたりとその母親、
売られていく赤ん坊、親の顔を知らない孤児の
5人が家族のようになっていく。
『万引き家族』同様、疑似家族がテーマでもある。
そこに、その人身売買の現場を押さえて、
現行犯逮捕しようともくろむ女性刑事二人が
絡んでくる。
彼女たちは、売買が成立しないと
逮捕できないので、売買させようと躍起になる。
何だか変な構図なのだ。
是枝監督が、なぜこの映画を韓国で撮ったのか
分からないけれど、これ日本が舞台だったら、
フィクション過ぎてリアリティに欠けるような気がした。
韓国で、実際にこういうこと(人身売買)があるのか
どうか知らないけれど、私にすれば舞台が
日本でないことで、リアリティが増した。
登場人物の未来が、
幸福であるよう祈りたくなった。
★★★★☆
2022.7.11
魂とは何か さて 死んだのは誰なのか
池田晶子 著
過日読んだ『41歳からの哲学』が
面白かったので、池田晶子の
『魂とは何か』を読んだ。
タイトルには副題のように
「さて 死んだのは誰なのか」と続く。
そして、オビには
「その人が、その人である不思議」と記されている。
読み始め、20〜30ページは、
「何書いてあるか皆目分からんやないか」と
分不相応な本に手を出してしまったかと、
思ったが、40〜50ページあたりから、
面白くなった。
「魂」についての考察がかなり面白かった。
が、また後半、難しい部分もあったので、
全体として理解できたのは、半分ぐらいだろうか。
いや、半分も分かっていないかも知れない。
ただ面白いもので、読み進めるうちに、
最初は分からなかったことが、だんだん
掴めてきたりすることもあった。
例えば、著者が「魂」とは何かを問うている中で
「私の魂か、私が魂か、あるいは魂の私か」という
記述がある。
はじめに出てきた時は、何のことか全く
理解できなかったが、終わりごろに出てきた時には、
その意味が理解できるようになっていた。
この問いの答えはないのだけどね。
2022.7.12
義父に会いに
義父に会いに妻の実家のある山形に行って来た。
義父は3週間ほど前、脳梗塞で倒れて
救急車で運ばれて入院していたんだけど、
今はコロナのせいで面会が出来ない。
今日、入院している病院から別の病院に
転院するので、移動の時なら会えるという。
転院後はまた面会出来なくなるというので、
この機会にと思い、妻と会いに行って来た。
義父は、今年90歳になった。
元大工の棟梁で、細かいことにこだわらない
豪快な人だ。
なにしろ、あの女(私の妻)を育てた人だ。
昨年、義母が施設に入らざるを得なくなり、
義父は一人暮らしになった。
昨年、一昨年は、コロナのため 山形には行けず、
今年GWに会ったのは、約2年ぶりだったけど、
少し弱気になった印象だった。
昼間は活動的でも義母がいなくなり、
ひとりだと家にいると話し相手も
なく寂しかったのかも知れない。
今日は、ほんの2ヶ月半ぶりだったけど、
少し痩せていた。
GWには施設がコロナ感染対策で、
面会を禁止しており、義母には会えなかった。
今日は、義母にも会ってくるつもりだったが、
また会えなかった。
老人介護施設は、クラスターが発生すると
大変だから、仕方ないけど。
2月だったか、妻が一人で行った時は
ガラス越しに会えたので、今日もガラス越しでも
良かったのにな。
冷やし味噌ラーメン
冷やしラーメンは、山形県が発祥の地と
言われている。
ふだんは ほとんどラーメンは食べないのだけど、
せっかく山形に来たのだから、
冷やしラーメンをと思ったら、
メニューに「冷やし味噌ラーメン」というのがあった。
ちょっと冒険やなと思ったけど、注文してみたら、
驚くほど あっさり さっぱり のスープ。
スープの氷が入っていた。
これなら、氷が溶けてもスープが薄くならない。
注文時には、冷たい味噌ラーメンというのが、
いまいちイメージ出来ず、なんとなく
辛味噌をトッピングしなかったのだけど、
この味なら、辛味噌をトッピングすれば良かったと、
半分以上食べてから気付いた。
絶対旨いはず。
次回は、辛味噌トッピングで。
山形県赤湯駅近くのラーメン屋さん
「幸来軒」の冷やし味噌ラーメン750円、
味たま100円をトッピング。
2022.7.13
気分が悪い方は・・・
昨日行った、山形県の某病院のトイレ(個室)の
温水洗浄便座のコントロールパネルの上に
「気分が悪い方はこのボタンをおしてください」という
サインが貼られていたのだけど、
その矢印がちょうど「おしり洗浄」を指していた。
この写真、面白いな、と思ったので、
昨日、インスタグラムにもアップした。
私が、面白いと思ったのは、
気分が悪い人がおしり洗浄のボタンを押して
おしりが洗われることによって、確かに
気分(気持ち)が良くなると思ったことと、
間違いでこの表示がされていることへの
滑稽さだったのだけど、
ゆっくり考えるとどうも不自然な気がしてきた。
写真は、面白くするために
トリミングしたのだけど、
洗浄便座パネルの横には
病院スタッフを呼び出すボタンがあった。
本来、矢印はこのボタンを指していたはずだ。
病院のトイレである。
毎日、職員も使うかもしれないし、
清掃の人が目にしているだろう。
とすると、私が撮影したその日に
このサインが剥がれ落ちていたのを
誰かがいたずらで貼る場所を変えたか、
剥がれていなくても、誰かがいたずらで
貼り替えたとしか思えないのだった。
と、思ったとたんに急に
全くつまらない写真に見えてきたのでした。
真面目に施された仕事に
とんでもない間違いがあってこそ、
この手の写真は面白いのです。
残念。
でも、(絶対ないと思うけど)
病院のギャグだとしたら、最高だな。
2022.7.14
加山雄三 ラストショー
先月だったか、永遠の若大将こと、
加山雄三さん(85歳)が 引退を表明した。
そのラストショーが、9月9日に
東京国際フォーラム ホールAで行われる。
引退と聞いて、これは観ておかねばと思った。
プレリザーブというチケットの抽選が2回あり、
申し込んだのだけど、2回ともハズレた。
う〜む、これは手ごわい。
まだ、チケット入手の機会はあるのだけど、
果たしてどうなるか。
山下達郎さんの抽選は、
今週末、土日のNHKホールのキャンセル待ちに
2日とも申し込んでいたけど、ハズレました。
これで、今年の山達のハズレ、合計9回。
2022.7.16
トップガン マーヴェリック
TOP GUN : MAVERICK
私と同じ年のトム・クルーズ主演
『トップガン マーヴェリック』。
1986年の『トップガン』の36年ぶりの続編。
私は『トップガン』を観たかどうか覚えていない。
劇場で観ていないことは確かで、観たとしたら、
90年代にビデオで観ただろうけど、記憶にない。
出来れば、『トップガン』を観てから本作を
観たかったのだけど、急に観に行こうと
思い立ったので、『トップガン』を観ずに
鑑賞したけど、十分に楽しめた。
主役のマーヴェリック(トム・クルーズ)は、
アメリカ海軍の戦闘機のパイロット。
パイロットとか戦闘機というのは、カッコイイものだと
男子の中では決まっている。(女子もか?)
しかし、戦闘機は、戦争の道具で、
言ってみれば人殺しの武器だ。
今のウクライナのことを考えると、
複雑な思いがあるが、
本作は、戦争映画や反戦映画ではなく
単純な娯楽映画だ。
本作や戦争映画が、いつか、現代日本の
チャンバラ映画のようになるといいな。
「昔はこんなこと(戦争)してたんや」って。
それはさておき。
敵国(架空)へのウラン濃縮プラントへの
攻撃がミッション。
ある意味ヒーローものなので、
最後は、助かるんだと思っていても、
まあ、手に汗握るシーンの連続。
そこにヒューマン・ドラマと
ライトなラブ・ストーリーも絡んでおり、
あっという間の130分です。
残念なのは、最後の危機の脱し方が、
読めてしまったこと。
まあ、王道な展開ですわな。
予告編で来年公開予定の
『ミッション:インポッシブル』が流れた。
イーサン・ハントです。
もう、トムは還暦を迎えましたよ。(7月3日)
★★★★▲
写真について考える
ちょっと持ち物を減らそうと思って、
本やCD・DVD などを少しずつ処分している。
中古品買取店に持ち込んだり、
ネット・オークションで売ったり。
いつのまにか、写真集も結構な数に
増えていたので、整理を始めた。
大好きな写真集は手元に置いておくとして、
それほどでもないものは、どんどん手放して
いかないと一向に減らない。
どうせ、また欲しいのが出てきたら買うんだから。
荒木経惟の『センチメンタルな旅・冬の旅』
という写真集は、6年前に購入し、
一度観ただけで、ずっと本棚に並んでいた。
私の好みの写真ではなかったことは覚えている。
そういえば、ここに購入時のレビューを書いたなと
思い出した。
読むと、期待外れだったことが書いてある。
6年前には、「私自身も、何年後かに観たら、
違う感想を持つかもしれない」と
書いていたので、このたび、処分するかどうかを
決めるために6年ぶりに写真集を開いてみた。
6年前の印象を覚えているためか、
ニュートラルな心持で観たわけではないが、
やはり、好みではなく手放すことにした。
6年程度では、感性はそれほど変化がないと
いうことか、これは、一生変わらぬ好みということか。
では、自分はどんな写真が好きなのか。
これを言語化しようと思うのだけど、中々難しい。
「良いな。好きだな」と思う写真は、
その写真を観て何かを思うか、あるいは、
何かが心に湧くわけだろう、
それが何かと言われると言葉に悩む。
それは、写真によって違う。
幸福感、満足感、郷愁、哀愁、物語、
美、歓び、愛、神々しさ、驚き、生命、人生・・・
なんだか、そんなものなんだけど、
それらを、というか、私が「良い・好き」と
思うものをひと言で表すとしたら、
何なんだろうと、その抽象を探しているんだ。
9月に2日間だけだけど、
初めての写真展を開くこともあって
写真について考える時間が長い。
考えてないで、早く展示する写真を
選別しなきゃいけないんだけど。
[ 関連エントリー ]
2016.11.26 センチメンタルな旅・冬の旅
2022.7.17
トップガン
Top Gun
昨日劇場で観た『トップガン マーヴェリック』の
前作、1986年の『トップガン』を観たくなった。
レンタルビデオ店に借りに行かなくても
自宅でネットで観ることができる。
便利な世の中になったもんや。
『トップガン(以下、「1」という)』を観て
『トップガン マーヴェリック(以下、「2」という)』
が、続編としても、そのオマージュとしても
とてもよく出来た作品だというのが分かった。
例えば、マーヴェリック(トム・クルーズ)が、
バイクに乗って、トップガンの基地へ向かう
シーンなど まるで再現のようだ。
「1」のファンには、たまらないだろう。
音楽も「1」と同じ曲を使ったり、
ストーリーもちゃんと繋がっていて、
「1」で亡くした相棒の息子が「2」で登場する。
「1」の監督はトニー・スコットだが、
すでに故人で、「2」のエンドロールの最後に
トニー・スコットへの敬意が表示される。
(「2」の監督は、ジョセフ・コシンスキー。)
作品としては、昨日は大画面で観たので
「2」の方に軍配が上がるが、
同じように大画面で観たら、
「1」も十分に迫力のある映画だろうと思う。
「1」は昨日、「ビデオで観たかも知れない」と
書いたけど、観ていなかったわ。
(観たけど覚えていなかったという可能性もあり)
★★★★☆
Amazon Prime Video で鑑賞
2022.7.19
2022 WEST SIDE LIVE TOUR FINAL
先月行った小島(良喜)さんのライヴが
良かったので、また行きたいなぁと思っていたら、
ソロ・ピアノではないけど、東京でのライヴを
発見したので観に行ってきた。
「2022 WEST SIDE LIVE TOUR FINAL」と
いうタイトルで、4人で西日本を周ってきた
8日のツアーの最終日ということだった。
本来、WAKANA というヴォーカルも
出演の予定だったのだけど、急に
出られなくなったみたいで、今日の昼間に
会場であるブルースアレイジャパンから
電話がかかってきた。
「WAKANA さんが出られなくなったけど、
それでも来られますか?」という主旨だったけど、
もともと私の目当ては、小島さんなので
全く問題なし。
失礼ながら、WAKANA さんを存じ上げない。
そういうわけで、今日は、ピアノの小島さんと
ヴォーカルの Namicoさん、ハープの八木さんの
トリオ編成でした。
Namico さんのことも存じておらず、初めて。
とても、迫力・パワーのある歌声でした。
ハープの八木のぶおさんは、何かのライヴで
観た覚えがあるけど、今日はたっぷりと
フューチャーされたので、その素晴らしさが
十分に分かったよ。
ハープ(ハーモニカのことね)って良いよなぁ。
若い頃、やりたくてブルースハープを買ったことがあるけど、
家では(音がでかくて)吹けないから、
結局、ろくに練習もしてない。
いまだにやりたいことの一つだ。
八木さんは1曲、アラン・トゥーサンの
『With You In Mind』を唄われたのだけど、
とても渋い味のある歌だった。
小島さんは、毎度、歌伴でもソロでも私好み。
それぞれの曲の頭に小島流イントロが付くのだけど、
これがすこぶるよろしい。
特に1曲目の『Natural Woman』の前に
弾いたのは、もうイントロの域を出てたよ。
各曲、最後の音だけ、あんなに短く切らずに
余韻を残して欲しいと思うのだけど。
小島さんと八木さんのデュオがとても良かったので、
このデュオでライヴ演らないかなぁ。
[ SETLIST ]
--- 1st show ---
1. Natural Woman
2. Fly M To The Moon
3. Calling You
4. In A Mellow Tone (小島&八木 Duo)
5. What A Wonderful World
--- 2nd show ---
6. Truth In Your Eyes (小島 オリジナル/小島&八木 Duo)
7. Don't Let Go (Namiko オリジナル)
8. Everything Must Change
9. Will You Love Tomorrow
10. With You In Mind (八木 vo)
11. Close To You
12. You've Got a Friend
Ec. Imagine
[ MEMBERS ]
小島良喜 (pf)
Namico (vo/uku)
八木のぶお (harm/vo)
@ BLUES ALLEY JAPAN (目黒)
2022.7.24
江戸 Jazz 2022
昨日は、能の舞台、「観世能楽堂」での
ジャズ・ライブ『江戸 Jazz 2022』に行ってきた。
音楽プロデューサーには、和田明。
オープニングアクトは、
洗足学園音楽大学の学生でしょうか。
Reiya Terakubo “The P.A.V.E”。
そして、本編のハウスバンドは、
渡辺翔太(key)、鳥越啓介(b)、山田玲(dr)。
という安定の3人。
そこに、和田明(vo)、曽根麻央(tp)、
小西遼(sax)、石川紅奈(b&vo)、
井上銘(gt)が、フロントとして参加。
各人2〜3曲ずつなので、
ちょっともの足りない。
もうちょっと聴きたかったな。
そうすると、時間が長くなってしまうので、
しょうがないのかも知れないけど。
出演者は、もちろん全員素晴らしいのだけど、
印象に残ったのは、ハウスバンドのドラム、山田玲。
この人のことは、以前にも書いたことがあるけど、
好きなタイプ。
曽根麻央の『Star Dust』も良かったし、
石川紅奈のそんなに上手いとは思えないのに
味わいのあるヴォーカル、小西遼の澄んだトーン、
井上銘の銘節とも言えるフレーズ、と
楽しめました。
アンコールは、全員参加で
『Like Someone In Love』。
[ MEMBERS ]
和田明 (producer, vo)
渡辺翔太 (vo)
鳥越啓介 (b)
山田玲 (dr)
曽根麻央 (tp)
小西遼 (sax)
石川紅奈 (vo, b)
井上銘 (gt)
オープニングアクト:
Reiya Terakubo “The P.A.V.E"
@ 観世能楽堂(銀座)
盛夏吉例 圓朝祭 2022
落語を聴いていると、必ず
「三遊亭圓朝(えんちょう)」という人に
出会うことになる。
1900年没というから、もう120年以上も
前に亡くなった人だが、落語の名人の中でも
別格扱いで、噺家にとっては神様のような
存在らしい。
幕末から明治にかけて活躍した人で、
残念ながら、その音声は残っておらず
速記本が残されているのみだ。
今日は、その圓朝の噺だけを演る圓朝祭。
出演者が豪華。
三遊亭志う歌は初めてだったけど、
志う歌作の「大圓朝一代記」で、
圓朝の天才ぶりと人となりが語られた。
どこまでが本当の話しかは分からないけど、
かなりスゴイ人だったことが伝わってきた。
続く、一之輔が「知らない話ばかりでした」と
言っていたけど、かなり調べて作ったんだろうな。
その一之輔は、「死神」。
一之輔の高座は、100席以上聴いているが
初めての「死神」。
当然、一之輔ならではのアレンジ満載で
面白かった。
この演目は、演者によって微妙にオチが
アレンジされている。
さて、一之輔は、どんな風に落とすのかと
期待したが、意外にもあまりひねりがなかったなぁ。
続いて、兼好。
明るい毒(?)を持っている、好きな噺家だ。
イヤな毒の噺家もいるからね。
演目は、「文七元結」。
兼好の演る女性は、いいなぁ。
休憩の後、喬太郎。
開口一番「お腹いっぱいじゃないですか?」。
すでに開演から2時間以上を経過しており、
普通の落語会では「死神」「文七元結」の
両方が演じられることはない。
どちらもトリの一席の演目だ。
なので、そんな風に言ったのだろうが、
喬太郎の噺ならまだ聴けるよ。
演目は「錦の舞衣」という、初めて聴く噺。
圓朝の噺は『 真景累ヶ淵』や
『牡丹灯籠』など、長いものもあるが、
この噺も長いようで、今日は前半のみ。
「え〜っ?続き 聴きたいやん!」というところで終わった。
休憩を挟んでたっぷり3時間の落語会でした。
【 演 目 】
「大圓朝一代記」 三遊亭志う歌
「死神」 春風亭一之輔
「文七元結」 三遊亭兼好
〜 仲入り 〜
「錦の舞衣(上)」 柳家喬太郎
@ 銀座ブロッサム
子どもの頃から哲学者
世界一おもしろい、哲学を使った「絶望からの脱出」!
著:苫野一徳
ネットで何かを調べていた時、たまたまこの著者の
ことを知り、この本を取り寄せた。
まあ、これは哲学書とは言わないだろうけど、
子供の頃から、生きづらい人が、
哲学と出会って、考え方 生き方が変わって
行くという意味においては、哲学入門書でもある。
苫野一徳(とまのいっとく)さんは、
1980年生まれとあるから、まだ42歳。
現在は、熊本大学教育学部准教授。
中学、高校の頃の話しを読むと、
同じクラスだったら、
絶対に友達になってないやろな、と思う。
というか、彼は友達がいなかった、と書いている。
十代の頃から、こんなに考え、悩む人がいるのかと
私は自分の能天気さというか、
思考停止具合がちょっと不安になるが、
最近、60歳を前にして、ちょっとは
考えるようになった。
こんな本を読もうと思うぐらいは。
いや、若い頃から、色々考えていたよ、
哲学者の本も読んだけど、
全く何が書いてあるか分からなかった覚えがある。
著者名(日本人)も覚えていない。
今から思うと、考える器が小さいので、
大した答えを得られなかったんだな。
もう一つ、そういうヤツは、考えるお題が乏しいんだ。
哲学者は、「言われてみれば確かにそうやな」という
ことを考えるが、一般人は、そんなこと思いつきも
しないので、結局「何言うてるか分からん」となる。
著者の若い頃の体験を、哲学者が具体的に
どう呼んでいるかという風にも書かれているので、
全く哲学に疎い人にもわかり易いと思う。
印象に残ったのは、
「不幸の本質、それは欲望と能力のギャップにある」
という一節。
確かに。
そして、その不幸から抜け出す、3つの方法を
彼は提示する。
コンテクストを「欲望」という観点から視るのも
なるほど、という感じでした。
★★★★☆
2022.7.25
S K Y E
はっぴいえんどや、サディスティック・
ミカ・バンド以前の60年代、
「SKYE」というバンドがあったそうな。
メンバーは、 鈴木茂 (g)、小原礼 (b)、
林立夫 (ds) ら。
昨年、その3人に 松任谷正隆 (key) が加わり、
デビューアルバムをリリースした。
4人とも1951年生まれなので、
70歳を迎えてのデビューだ。
日本のポピュラーミュージック界においては
レジェンドな4人によるバンドだ。
これは観ておかねばね。
おまけにゲストが、荒井由実(荒井ね)・
奥田民生・尾崎亜美ですから。
荒井由実の夫は、松任谷正隆というのは
有名だろうけど、尾崎亜美の夫は、
小原礼なので、かなり濃いいメンバーなのだ。
まずは、SKYE のデビューアルバムから数曲
演奏の後、ゲストの登場。
奥田民生が3曲、尾崎亜美が3曲、
『マイ・ピュア・レディ』が聴けたよ。
荒井由実が『返事はいらない』『あの日に帰りたい』
『Hong Kong Night Sight』の3曲。
『返事はいらない』は、ユーミンのデビュー・シングル
(1972年!50年前!)だが、なんと、
ギターが鈴木茂で、ベースが小原礼だったんだと。
スゴイ話しや。
それから再び、SKYE のナンバーを数曲やって、
尾崎亜美と荒井由実、奥田民生が再度登場。
亜美と由実にかけて、民生も一緒に
なんと PUFFY メドレー。
『アジアの純真』〜『これが私の生きる道』〜
『渚にまつわるエトセトラ』。
まあ、これはこのライヴでしか観られんわ。
1階席総立ち。
(私は、2階席だった。)
ラストは、全員で SKYE の『ISOLATION』に始まって、
民生の曲、松田聖子の『天使のウインク』
(尾崎亜美 作詞・作曲)、ユーミンの
『14番目の月』のメドレー。
アンコールは、ユーミンの『卒業写真』。
このメンバーの『卒業写真』聴けるのは、
個人的には、今日のハイライトだった。
ベースが細野さんじゃないだけで、
もう、ほぼオリジナルメンバーやからね。
そのあと、4人だけで『BLUE ANGELS』。
アルバムでもラストのバラードだ。
SKYE は、皆歌うのだけど、小原礼の
ヴォーカルが一番好きだな。
あと、数年前に観に行った鈴木茂のライヴは、
色々思うことが多かったけど、今日は良かったなぁ。
ギターは、ファイアーバードとオレンジのストラト。
ファイアーバードがええ音やった。
全体的な感想としては、この4人の
職人集団は、やはり人のバックでええ仕事を
するんやと思った。
SKYE の曲も嫌いじゃないけど、
やっぱりフロントに華のある人がいた方が良い。
とはいうものの、(今日は、ホールだったけど)
小さなライヴハウスでこの4人のライヴを観てみたい。
[ MEMBERS ]
SKYE(鈴木茂・小原礼・林立夫・松任谷正隆)
市原ひかり(tp, f.hr, cho)
小林香織(sax, fl, cho)
駒野逸美(tb, cho)
special guests:
荒井由実・奥田民生・尾崎亜美
@ Bunkamura オーチャードホール(渋谷)
2022.7.26
S K Y E(続)
昨日の SKYE のライヴについて、
書き忘れたことを書いておこう。
女性3人のホーンセクション
(市原ひかり、小林香織、駒野逸美)が、
加わっていたのだけど、アレンジはやはり
松任谷正隆さんだろうか。
このホーンのおかげでサウンドは
とてもリッチになっていた。
駒野さんのことは存じ上げなかったが、
他のふたりは、ジャズ界では
私が知っているぐらい有名なおふたり。
このホーンのおかげで、SKYE の曲も
CD とも違うアレンジが楽しめた。
ネットに セトリがアップされていたので、
転記しておこう。
7/25 SKYE @Bunkamura オーチャードホール
[ SETLIST ]
1. Less Is More
2. Dear M
3. Daydream
4. Reach Out To The Sky
5. どちらのOthello
6. BEEF(奥田民生)
7. イージュー★ライダー (奥田民生)
8. さすらい(奥田民生)
9. 私は何色(尾崎亜美)
10. 初恋の通り雨(尾崎亜美)
11. マイ・ピュア・レディ(尾崎亜美)
12. 返事はいらない(荒井由実)
13. あの日にかえりたい(荒井由実)
14. HONG KONG NIGHT SIGHT(荒井由実, 松任谷正隆)
15. ちぎれ雲
16. 川辺にて
17. マイミステイク
18. PUFFYメドレー [アジアの純真 〜
これが私の生きる道〜渚にまつわるエトセトラ]
19. メドレー [ISOLATION〜マシマロ(奥田民生)
〜天使のウインク(尾崎亜美)
〜14番目の月(荒井由実)〜ISOLATION]
EC1. 卒業写真(荒井由実)
EC2. Always
EC3. BLUE ANGELS
休憩なしのたっぷり 約160分!
2022.7.29
海老山
先日、会社の近くに「海老カツ」の店
「海老山」がオープンした。
オープン前から、目を付けていたのだけど、
オープンしてすぐのランチタイムは、
行列が出来ていたので、落ち着いてからと思っていた。
今日は、行ったのが 12時前だったので、
並ばずに入れた。
13時頃 再び前を通ったら、並んでいたよ。
メニューは「カツ丼」と「海老カツ丼」のみ。
ここのカツ丼は、たまごの上にカツが乗っている、
いわゆるとじないタイプ。
たまごでとじると、カツがべちょっとしてしまう。
味が染み込むことで、それはそれの良さも
あるのだけど、とじないことで、
カツの衣は、サクッとした状態が保てる。
まあ、タレがかかっているで、
多少はサクッと感も落ちるけど。
味噌汁付きで 1,200円。
ちょっと小ぶりなどんぶりで、
出された時、「小っちゃ」って思ったけど、
海老が7尾も入っていて、満足。
店名のとおり、海老の山ですわ。
見た目に反して、ご飯も今の私には十分な量。
もちろんご飯の大盛(100円)も注文できる。
カツには、天丼にかかっているような
甘っ辛いタレがかかっている。
それはそれで、旨いと言えば旨いのだけど、
海老フライ大好きな私としては、
「海老フライには、ソースやなぁ」と思ったのでした。
それも、ウスター・ソースがいいな。
ええ、ええ、大阪人です。
このタレ・バージョンと、ソース・バージョンと
両方あって選べたら、もっと流行るんちゃうやろか。
海老カツを1回ウスターソースに
じゃぶんとくぐらせて、ご飯の上に乗せ
タルタルソースをトッピングする。
絶対旨いやつやん!
2022.7.30
和イタリアン matsu
西五反田(不動前)に引っ越して早半年。
思った以上に便利で住みよい。
何よりも美味しいお店が多いのが嬉しい。
さて、今日紹介するレストランは、
「和イタリアン matsu」。
すでに何度もリピートしている
お気に入りのイタリアンだ。
移転のため、7月いっぱいで一旦
営業を終了し、移転先で
営業再開は、9月中旬の予定とのこと。
(移転先は、今の店舗より歩いて
1分程度の近所です。)
そんなわけで、今日明日は、
お店の在庫を処理するためもあって、
特別メニューを提供されている。
そんなこととは知らずに訪れたのだけど、
飲み放題付きで税込 4,000円(ひとり)
という驚異のコスパ。
(写真は2人前)
前菜盛り合わせ
サラダ&カルパッチョ
魚料理(フライ)
肉料理(ビーフ・ゴルゴンゾーラソースと
ポーク・生姜焼き)
パスタ
リゾット
一緒に行った妻が小食なこともあって、
食べ切れずに少しの残してしまったほどの
ボリューム。
もちろん味も美味い。
この料理にワインも飲み放題なので
大変に満足でした。
2022.7.31
わたしは最悪
The Worst Person in the World
夏休みは、子供向けの映画が封切されるので、
大人が楽しめる映画が少ないね。
毎年のことだけど。
そんな中、これは面白そうかな、と思う
映画『わたしは最悪』という、
ノルウェーの映画を観てきた。
レナーテ・レインスベというノルウェーの
女優が主役で ユリヤという女性を演じる。
このユリヤが、すごく美人に見えたり、
ぶさいくに見えたりするのが、興味深かった。
(本作で カンヌ映画祭で女優賞。)
しかし、残念ながら 私は、
ユリヤに全く感情移入が出来なかった。
なんだか我ままで、何がしたいのか分からない人で、
彼氏が気の毒になるほど、困った人でした。
タイトル(原題)の「世界で最悪の人」と
いうのは、ユリヤのことなのだろうが、
それに「わたしは」と付けた日本人スタッフの
センスもイマイチ分からない。
自虐っぽくしようとしたのだろうけど
原題にはそのニュアンスはないよね。
女性なら、ユリヤに共感できる人もいるのかも
しれないけど、「この映画(監督は男性)は、
女性への敬意がない」というレビューも読んで、
一理あるなと思った。
別れた彼氏、アクセルは良い人だったのになぁ。
★★★☆☆