LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2024年1月
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2024.1.8

本年もよろしくお願いします。

年が明けて、
あっという間に
1週間が過ぎた。

元旦に能登半島の地震、
2日には羽田空港の事故と、
今年は大変な年明けになった。
被害にあわれた方に
謹んでお見舞い申し上げます。

ここに書きたいことも
たまっているんだけど
なんだかやることが多くて
気持ちばかりバタバタしていて
書けないでいる。

退職したら、
あれこれゆっくり取り組もうと
思っていたことも
しばらくはお預けだな。
当分はこんな感じだろう。

そんな私ですが
今年もお付き合いください。





2024.1.13

吾妻光良&The Swinging Boppers



2年ぶり4回目となる、
「吾妻光良&The Swinging Boppers」のライヴ。
前回も「米国の音楽のコピーという感じがしない」と
書いたのだけど、今回もそれは強く感じた。
「ジャンプ・ブルース」は完全に吾妻さんの
血肉になっていると思う。

吾妻さんは、ワイヤレスでエレキギターを
弾きながら登場。
ギターは、テレキャスターとマンドリンの
ダブルネック。
「テレドリン」と言っていた。
なんでも数年前、酔っぱらってポチったそうな。
メインで使ったのは、ゲイトマウス・ブラウンの
でっかいサイン入り ES-335。

吾妻さんのギタープレイは素晴らしい。
上手く書けないけど、なんだか解放されているんだ。
そして、この人自身がもうブルースなんだと思う。

途中、バスドラムの皮が破けるという事故が
あったけど、その皮の交換中も含めて、
素晴らしいライヴでした。
また観たい。


@Billboard Live TOKYO
2nd show





2024.1.15

STEVE GADD BAND
JAPAN TOUR 2024

featuring MICHAEL LANDAU,
TRAVIS CARLTON,
JEFF BABKO & WALT FOWLER




昨年10月、Blicher Hemmer Gadd で
来日したばかりだが、今度は自身のバンド
「スティーヴ・ガッド・バンド」で来日の
スティーヴ・ガッド。。
今回のジャパン・ツアーでは、
12日の山形テルサを皮きりに
ブルーノート東京 5日間10公演、
石川県立音楽堂、コットンクラブ(東京)、
ビルボートライブ大阪、高崎芸術劇場、と周る。
78歳(今年79歳)だというのに
なんて精力的なんでしょう!

メンバーは、昨年1月の来日時と同じ。
マイケル・ランドウは、ハムバッキング2発の
ストラトキャスター。
職人芸を堪能したよ。

トラヴィス・カールトンは、昨年同様、
ガッドを食いつくように見ながらの演奏。
ちょっと太り過ぎなのが気になるな。
身体壊すぜ。

曲は、『I Can't Turn You Loose』で
始まり、(この曲好きなんやなぁ、ガッド)
D. スピノザの『Doesn't She Know By Now』、
K. ジャレットの『Country』、
新曲だという『Fish for Dinner』、
『Put It Where You Want It』など。
個人的には『Country』が嬉しかった。

月曜日だというのに、会場はほぼ満席のようで
ガッドの人気の高さを感じたね。
マイケル・ランドウ目当てのお客さんもいるだろうけどね。


[ MEMBERS ]
Steve Gadd (ds)
Michael Landau (g)
Travis Carlton (b)
Jeff Babko (key)
Walt Fowler (flh,tp)

@ Blue Note TOKYO
2nd show





2024.1.23

PERFECT DAYS
パーフェクト・デイズ




ビム・ベンダースが、役所広司を主役に撮った
映画『PERFECT DAYS』。
ビム・ベンダースというと、必ず『パリ、テキサス』や
『ベルリン・天使の詩』が代表作として出てくる。
これらは、映画ファンとしては、
マストなんだろうけど 私はなぜか観ていないんだ。
「観たい映画のリスト」には、いつも入ってるんだけどね。

友人が『PERFECT DAYS』を観てきて、
「同じことの繰り返しで、何が良いか分からん。
観て感想を聞かせて欲しい」というので、妻と観てきた。

私の感想は「素晴らしかった」だ。
役所広司のセリフの少ない演技も脚本も。
役所は、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したが、
それも納得の演技だった。
そして本作は、米国アカデミー賞の
国際長編映画賞にノミネートされたようだ。

役所演じる平山は、トイレの清掃員。
無口で仕事は丁寧。
毎日同じルーティンの繰り返し。
他人に干渉せず、余計なことは言わない。
草木を愛で、読書を愛し、古いフィルムカメラで
木々の写真を撮る。
全てを受け入れ、ささやかなことに
喜びと満足を見出す。

そんな様子を淡々と映し出すのだが、
平山の個人的な情報は、ほとんど語られない。
説明がない分、観る側の想像力で、
色んな解釈が可能だろう。

結婚していたのか。
子供はいるのか。
なぜ、父親と会わないのか。
なぜ、妹と疎遠になったのか。
なぜ、トイレ掃除の仕事に就いたのか。
なぜ、姪っ子は平山を慕うのか。

映像や言葉で語られない部分に
物語を感じさせられる、凄い作品だ。
言ってみれば、行間を読む映画だと思った。

平山が、自宅や車の中で聴くのはカセットテープ。
最初にかかるのはアニマルズの『朝日のあたる家』。
そのほか、オーティス・レディング、ルー・リード、
ヴァン・モリスンなど、選曲も渋い。
ルー・リードの『PERFECT DAY』が流れる。
「Oh, it's such a perfect day
あぁ、なんて完璧な一日なんだろう」

平山の一日一日は、パーフェクト・デイなんだ。

掃除に周るトイレに、知っているトイレが
4カ所も出てきた。
恵比寿周辺ね。

出演は、役所広司のほか、
柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、
麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和 等。


★★★★★


2023年製作/日本
上映時間:124分
配給:ビターズ・エンド





PAT METHENY & RON CARTER
with JOE DYSON



パット・メセニーのこのたびの来日は、
ソロ・ギター公演とロン・カーター、ジョー・
ダイソンとのトリオ公演、合わせて18日30公演だ。
今日は、ブルーノート東京でトリオの6日連続
公演の初日 2nd show を観てきた。

パット・メセニーとロン・カーターの組合せは
そうそう観られることはないだろう。
会場は満席のようだった。

どんな曲を演るのか全く予想もせずに行ったが、
ほとんど知っているスタンダードだった。
『All Blues』、『Just Squeeze Me』、
『Milestones』、『Stella By Starlight』、
『Sunny』、『So What』など。
アンコールは、『Cantaloupe Island』

考えてみれば、パットのオリジナルは、
パット・メセニー・グループで演るわな。
何年か前にパットを観たときは、
あまりに完璧すぎて、ちょっと面白みに
欠けたとさえ思った記憶があるが、
今日は、そんな風には感じなかったよ。
ギターは、アイバニーズのパット・メセニー・モデル。

来週からのソロ・ギター公演も観に行きます。


[ MEMBERS ]
Pat Metheny (g)
Ron Carter (b)
Joe Dyson (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





2024.1.25

BILLY JOEL



昨日は、東京ドームでビリー・ジョエルを観てきた。
ビリーを生で聴くのは初めて。
16年ぶりの来日だったらしいが、
コンサートは、昨日の一夜限り。
おそらく全国から、ファンが訪れていたことだろう。

74歳とは思えない、歌声。
アンコールを入れて 2時間25分ぐらい。
素晴らしいエンタテイメントだった。

ドラマチックなオープニング曲(映画『ナチュラル』の
テーマ曲らしい)から、ベートーベンの「第九」を
イントロにして、1曲目は『My Life』。
聴きたい曲は、『Just the Way You Are
(素顔のままで)』を除いて全部演ってくれた。
なんで『Just the Way You Are』は
演らなかったんだろな。

全曲良かったけど、一番グッと来たのは、
本編最後に演った『Piano Man』。
これは、予想通りの感動。
ハーモニカのホルダーを着けただけで、
会場が「おぉ〜!」ってなったよ。

そして、全く予想していなかったのに
感動してしまったのは『イノセント・マン』。
MCで「高音は、出なくなって30歳の時に
さよならしたんだけど、この曲には高音が
出てくるんだ。唄えるかな?」というような
ことを言ってからの『イノセント・マン』。
これが凄かったなぁ。
途中の「アーア〜」ってとこで、泣きそうになった。
なんだか、ビリーの覚悟というか本気具合が
伝わってきたよ。

始まって数曲は、ピアノを弾きながら
唄ったんだけど、そのあとスタンドマイクの
前に立って「I’m not Mick Jagger」と
言ったら、ギターが『Start Me Up』を弾き出したんだ。
ギャグでイントロだけでやめるのかと思ったら、
ワンコーラス歌ったよ。モノマネで。
歌い終えてひとこと。
「I told you. I’m not Mick Jagger」
(言うたやろ、オレはミック・ジャガーちゃうねん)

とにかくオーディエンスを楽しませてくれる。
『Zanzibar』では、『さくらさくら』をイントロに
交えたり、『ライオンは寝ている』で
素晴らしいハーモニーを聴かせてくれたり、
ギターの人が『誰も寝てはならぬ』で
素晴らしい声を聴かせてくれたり。

ビリーの曲は25曲演ったんだけど、
知らない曲は2曲だけだったと思う。
そんなにビリーを聴き込んだ覚えはないんだけど、
それだけ多くの曲を知っていたんだな。

アンコール最後は、『You May Be Right』。
この曲、高校3年生の時、バンドで文化祭で演った。
ヴォーカルは、私。
若いって、怖さも恥も知らないんだよ。


終演後、駅へと向かう中で、
私と同年代のおじさん二人組が、
「(観客に)もっと若い人がいると思ったら、
おじさんおばさんばかりだった」と言っていたけど、
チケットが高くなっていることも原因の一つじゃないかと思う。

昨日のコンサートの料金は、次の通り。

VIP SS 席 \100,000
VIP S 席 \50,000
バルコニー席 \35,000
S 席 \24,000
A 席 \16,000
B 席 \12,000

A 席や B 席はたぶん数が少ないのですぐに
売り切れただろう。
私は、24,000円のS席だったけど、
ステージに対して、かなり斜めで、
正面を90度とするなら、30〜40度ぐらい。
照明の柱が邪魔でバンドメンバーは
ほとんど見えないような位置だった。
それでも S 席やからなぁ。
きっと A 席や B 席はもっとひどいんだろな。


[ MEMBERS ] 分かる限りで
ビリー・ジョエル(vo, pf, harm, gt)
マイク・デルジュディス(gt, vo)
 ? (gt)
 ? (key)
チャック・バーギ(dr)
マーク・リヴェラ(sax)
カール・フィッシャー(tp)
クリスタル・ タリエフェロ(sax, vo, perc)

@ TOKYO DOME

[ SETLIST ]
01. My Life
02. Movin’ Out
03. The Entertainer
04. Honesty
05. Zanzibar
06. Start Me Up [ザ・ローリングストーンズ・カバー]
07. Innocent Man
08. The Lion Sleeps Tonight
09. The Longest Time
10. Don’T Ask Me Why
11. Vienna
12. Keeping The Faith
13. Allentown
14. New York State Of Mind(ニューヨークの想い)
15. The Stranger
16. Say Goodbye To Hollywood(さよならハリウッド)
17. Sometimes A Fantasy(真夜中のラブコール)
18. Only The Good Die Youn(若死にするのは善人だけ)
19. The River Of Dreams
(途中 クリスタル・ タリエフェロがアイク&ティナ・ターナーの
「River Deep,Mountain High」を歌唱)
20. Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)(Vo:マイク・デルジュディス)
21. Scenes From An Italian Restauran(イタリアン・レストランで)
22. Piano Man
--ENCORE--
23. We Didn’T Start The Fire(ハートにファイア)
24. Uptown Girl
25. It’S Still Rock N Roll To Me(ロックンロールが最高さ)
26. Big Shot
27. You May Be Right(ガラスのニューヨーク)



ひとりごと