LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2022年4月
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2022.4.2

桜の撮影

久しぶりに写真のエントリー。
花の撮影は、それほど好きではないのだけど、
桜は、毎年撮っている。
図鑑に載せるような写真を撮っても仕方ないし、
何かアートの匂いのするようなものを
撮りたいと試みるのだがこれが中々難しい。

昨年、大田区の洗足池公園の桜を撮った。
その場で新しいアイディアが湧いたりして、
とても良い所だったので、今年も行ってきた。
といっても、今日はすでに桜のピークを過ぎており、
残念ながら何割かは散ったあとだったけど。

桜って、ピンク色のイメージだが、
ソメイヨシノは、ほとんど白色。
頭の中のイメージに近づけようと、
無理やりピンクっぽく仕上げようとすると
汚くなる。
今日は、あえてモノクロで仕上げてみた。







3枚目は、ボートのふたりが
いちゃついているように見えてグッド。

これは桜ではないけど。



洗足池、良いですよ。
近くに勝海舟記念館や、勝海舟のお墓もあります。
東京にお住まいならぜひ。
近くには「千束」という地名もあるのだけど
なんで「洗足」かというと、ここで、
日蓮が足を洗ったんだって。(言い伝えね)
あ、足を洗ったというのは、文字通りで
堅気になったという意味ではないよ。

ちなみに今日の洗足池公園は結構な人出で、
大勢の人がお弁当を持ってきて、
花見を楽しんでいたよ。
コロナ対策大丈夫なのかしら。

こちらは、数日前の渋谷区恵比寿東公園の桜。





ソメイヨシノより、色がハッキリしている、
八重桜?河津桜?(未確認)
ちょっとハイキーに仕上げてます。





2022.4.3

コーダ あいのうた
CODA




耳の不自由な家族の中で ただ一人
耳が聞こえる女子高生がシンガーを
目指すが、家族の理解を得られない・・・。
数カ月前、この映画を知った時、
そんなあらすじを聞いて、
「あれ?その映画観たことあるぞ」と思った。

アカデミー賞を3部門(作品賞・助演男優賞
・脚色賞)受賞した本作は、2014年製作の
フランス映画『エール』のリメイクでした。

2015年に『エール』を観た私の感想を読むと、
かなり良かったみたいで、
「今年観た映画(74本)の中で一番」
「途中からほとんど泣きっぱなし」とまで
書いている。(その日のエントリー

『コーダ』の方は、良くなかったわけではないが、
それほどの感動はなかったな。
何が違ったのか、もう一度『エール』を
観てみないと分からないけど。

このタイトルの「CODA(コーダ)」、
私はてっきり音楽用語の「CODA」だと
思い込んでいた。
「CODA」は、楽曲の終結部分を指す言葉だが、
本作の「CODA」は意味が違った。
「Children of Deaf Adults」の略。
「耳の聴こえない両親に育てられた子ども」と
いう意味で、主人公のルビーのことだったのだ。
でも、音楽の「CODA」ともかけているんだろうけど。

両親を演じたトロイ・コッツァー、
マーリー・マトリンは、実際に聴覚障害である俳優。
真に迫った演技も納得だ。
トロイ・コッツァーは、本作で助演男優賞を受賞。
鑑賞後に調べて知ったのだけど、
マーリー・マトリンは、1986年の映画
『愛は静けさの中に(Children of a Lesser God)』で
ろうあ者を演じ、21歳で史上最年少で
アカデミー主演女優賞している。
つまり、両親を演じた二人ともがオスカー受賞者なのだ。

主役は、エミリア・ジョーンズ。
レッスン・シーンで歌う『Both Sides Now』が
素晴らしい。


★★★★☆





2022.4.4

高中正義 39アルバム 通し聴き

昨年11月の高中正義の武道館ライヴが
あまりに素晴らしかったので、
アルバムを全部聴きなおそうと、
数カ月かけて、アルバム 39枚を年代順に聴いた。
それに加えて、最後に 仕上げとして
昨年発売された『 ALL TIME SUPER BEST〜
SELECTION』(CD3枚)を聴いて、
このプロジェクト(?)は完了とした。

39枚の内訳は、スタジオ・アルバム 30枚、
ミニ・アルバム 2枚、カバー/セルフカバー・アルバム 6枚、
LITTLE RICHARD との企画アルバム 1枚だ。
実際には、これ以外にライヴ盤、ベスト盤、
リミックス盤もあるが、それらは除いた。

1st アルバム『SEYCHELLES』が、1976年、
30th アルバム『40年目の虹』が、2011年。
2011年以降は、カバー・アルバム、ライヴ盤。
ベスト盤がリリースされているが、
今のところ、オリジナル・アルバムは、
10年以上出ていない。
ここ最近のインタビューを読むと、
若い時のように曲が出来なくなっている印象だ。

さて、39枚のアルバムを年代順に聴いてみて
感じたこと。
若い頃に聴いたということが、大きな要因かも
知れないけど、70年代から80年代前半に
好きな曲が多い。
年と共に音楽の趣味が変化し、
高中を全く聴かなかった数年間もあった。
最近は、またよく聴くようになって、
あらためてこの人の音楽の良さを感じている。
比較的新しい曲の中では、
『一番好きな海の色』が良い。
70〜80年代の曲は、1曲選ぶのは難しい。
アルバムをというなら、自分でも意外だが、
81年の『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』を
選びたい。
「意外」というのは、若い頃はそんなに
好きなアルバムでは、なかったからだ。
しかし、今聴くと、これは正に
高中の代表アルバムであると思う。

時期によって、ギターのサウンドも変化している。
高中と言えば、コンプレッサーの効いた
ストラトキャスターのクリーンサウンドか、
ヤマハのSGの音を思い浮かべるが、
どのアルバムだったか、分からなくなったけど、
やたらと細いシングルコイルのクリーンサウンドの
時期があって、それは私は好みではない。

例えば2015年のアルバム『My Favorite Songs』に
聞かれるストラト・サウンドはある程度の太さがあり、
個人的には、こういう音の方が好きだ。

90年代には、黒人音楽に近づこうとしていたのか、
流行りを意識してのことか、ラップを取り入れたりもしている。
でも。私はギターで勝負しいる方が、好きだな。

今年は、デビュー51年目。
今年のライヴは、まだ発表されていないけど、
ぜひ、オリジナル・アルバムのリリースと
そのお披露目ツアーを望む!





2022.4.5

浅葉裕文
Swingin' Guitar All-Stars




ジャズ・ギタリスト 浅葉裕文。
この人のことは、全くのノーチェックで、
つい先日まで知らなかった。
コットンクラブのライヴの告知を見て知り、
面白そうなので 聴きに行ってきた。
本日のみ、1ショーだけというせいもあってか、
結構な盛況ぶりで盛り上がったライヴだった。
演奏を聴いて、ちょっと岡安芳明さんを
イメージしたら、岡安さんの弟子でした。

コンテンポラリーなジャズが多い中、
こういう伝統的なジャズを演る若者もいるのだな。
若者と言ってもそれなりの年だろうけど。
クラリネット、サックスの宮崎佳彦も
ドラムのたきざわあつきも まだまだ若いと見た。
(30代前半ぐらい?)

この手のジャズは、普段あんまり聞かないけど、
分かりやすくて良い。
ジャズって 進化し過ぎると、もう何やってるか
わからんオジサンたちもおるからな。

浅葉のギターは、ギブソンの(たぶん)L-5。
P-90タイプのピックアップの付いた、
ザ・渋い ギターです。
アンプは Roland JC で
特にバラードでは、とてもキレイな音でした。


[ MEMBERS ]
浅葉裕文 (g)
矢野伸行 (b)
たきざわあつき (ds)
− Special Guest −
菅野淳史 (tp)
宮崎佳彦 (cl,ts)
武田将 (vib)

@COTTON CLUB





2022.4.6

Babyface
MTV Unplugged NYC 1997


引っ越し後の荷物の整理は、
今も地味に続いている。
CD、DVD、楽譜が対象で、
ゆっくり、チェックしながらなので、
時間がかかっているけれど。

先日、処分しようと思っていた
Babyface のDVD を観た。
1997年9月25日、 NY の
マンハッタン・センターでのアンプラグド・ライヴ。
処分の前に、もう一度観ておこうと思って。



これが、良かった!
これは、永久保存版やん!というほど。
(ということは、処分できない・・・)

このライヴは、CD も持っていた覚えがある。
たぶん、CD で聴いてよかったから、
DVD が出たとき(2001年)に買ったような気がする。
買って、1回観ただけでずっと棚に並んでたんだ。
20年間。

もう、クラプトンやスティーヴィー(・ワンダー)が
ゲストで登場することも忘れてたよ。
「奇跡の夜」と言われているのも
納得の素晴らしい面々と演奏。
バンドはエレキ・ギターだし、全然アンプラグドと
違うけど、そんなん関係ない。

DVD を観ながら、思い出した。
CD の『Whip Appeal』の3連符を聴いて
「なんて気持ちええリズムなんや!
このドラム誰?」って調べて
リッキー・ローソンを知ったんだ。

Babyface の歌はもちろんのこと、
バンドが素晴らしい。
ベースは、ネイザン・イースト、
ギターは、マイケル・トンプソン、
パーカッションは、シーラ・E、
そして、ドラムがリッキー・ローソン。
(その他、ギターとキーボードが一人ずつ。
ギターの人は、キーボードやフルート迄こなす。)
ミュージカル・ディレクターを務める
ボ・ワトソンのピアノが、また素晴らしい。
コーラスの皆さんも。
もちろん、クラプトン、スティーヴィーも。
あと、ゲストのあんまりよく知らない黒人シンガー達。
(たぶんその世界では有名)

というわけで、このDVDは、
棚に戻されたのでした。
こんなことで、片付けられるのか、オレ。

そうそう、Babyface は、左利きなのだけど
右利き用のギターをそのまま弾いていた。
きっと、ギターを持った時から、
そうだったんだろうけど、とても器用に見えます。





2022.4.10

コロナ物語 その1

水曜日の夜になって、のどに軽い違和感を感じた。
痛いというほどではない。
身体が少しだるい。
その日は、珍しく21時にはベッドに入ったのだが、
夜中に何度も目が覚めた。
どうも調子が悪かった。

翌日、木曜日朝、熱はないのだけど、
身体がだるい。
のどにはやはり痛いというほどではないが、
違和感がある。
大事を取って、会社を休むことにしたが、
この日は、一日しんどかった。
と言ってもめちゃくちゃしんどいというほどではないけど。

何度も熱を測ったけど、ピストル式の体温計だと、
測るところで体温が違う。
36.7度だったり、37.1度だったり色々だ。
まあ熱があるとしても微熱というやつだが、
身体は、熱っぽい感じがしてた。
私は、この年になっても 15時間とか18時間とか、
眠れる人なのだが、眠りが続かない。
少し寝たかな、と思って時計を見ると、
1時間しか経っていない、そんなことの繰り返しで、
一日を長く感じたよ。

日曜日に大阪に帰省する予定があった。
私がコロナ陽性だとしたら、さすがに86歳の母に会うのは
まずいだろうと思ったので、
翌金曜日、検査を受けることにした。

新橋で「無料PCR検査会場」というのを
見たことがあった。
ネットで調べると、私の家からだと学芸大学駅前が近い。
渋谷の駅前にもあるが、渋谷は人が多くて、
何となく行きたくない。

金曜日の朝、熱はない。
大分、楽になった感じだ。
学芸大学駅を降りると改札口に
「PCR検査」と書いたプラカードを持った若いお兄ちゃんがいた。
「検査を受けたい」と申し出ると案内してくれた。
事前にネットでチェックしていた場所とちょっと違うところだった。

検査というのは、小さなプラスチック容器に唾液を入れるのだが、
唾液が出にくい人のために、梅干しやレモンの写真が貼ってあったよ。

検体をチェック(唾液の量が足りているか)してもらったら、
係のお兄ちゃんが
「では2〜3日後に検査結果がいきます」と言った。
「いや、今日中に結果が知りたい」というと、
「2〜3日後だと無料ですけど、今日中だと
2万〇千円かかります」と言ったので、
「いやいや、13時までの受付で当日21時までに
結果って書いてるよ」とスマホでそのサイトを見せた。
すると、「ここじゃないですね。駅の反対側に
もう1カ所ありますのでそちらです」とのこと。
案内された時に
「ネットで見た場所とちょっと違う」と思ったのも
そのはずで私は違う検査場に行っていたのだった。

結局、私は2カ所で検査を受けることになった。
無料でその日に分かる検査があるのに、
2万いくら払うのは、ちょっと高いもんね。
これで、2つの検査結果が違ったら、
どうするんやろなどと考えながら、
2つ目の検査会場に向かった。

ここでは、さっきの検査会場の検査より
唾液をたくさん入れろと指示された。
さっきの会場では、唾液採取用に使った
ストローを感染予防の観点から、
ビニール袋に入れてからゴミ箱に入れるのに対し、
ここは、そのままゴミ箱行きで、検体の方を
ビニール袋に入れて提出した。
こんなことでも検査の主催者によって(?)
対応が違うのは面白い。

2回の検査を終えたのは、午前11時ごろだったろうか。
前日に比べかなり回復した感があり、
「ああ、これは十中八九コロナではないな」と
高をくくった。

午後は、家で ゴロゴロと DVD を観て過ごした。

21時までの結果報告ということだったが、
20:21、スマホ(SMS)に通知が届いた。

「PCR検査センターからおしらせです。
AA***** の検査結果は、『陽性(+)』でした。
必ずこちらに電話番号でログインしてご確認ください。
http://pcr〜〜〜〜」

ガーン!
よ、陽性!

ちなみに この日4月8日の
東京都 新型コロナ 感染者数は 8112人。
前週比130人増だったが、
時間的に私は人数に入っていない。


(続く)





2022.4.11

コロナ物語 その2
抗原検査で再検査


検査の時に会場でQRコードを読み込み、
簡単なWeb問診を受けるのだが、熱もなく、
その時点では、のどの痛みも咳もなかった私は、
症状「なし」にチェックをした。
検査結果通知には、症状「あり」と回答した陽性者には
「提携医療機関より翌日の夜までに電話聴取があります」
と書かれていた。
症状「なし」と書いた私の場合は、
自分から連絡するということなのかなと思い、
検査結果通知に書いてあった
「新型コロナ・オミクロン株コールセンター」と
いうところに電話をしてみた。
もう21時前だったので、電話がつながらないかなと
思ったけど、つながったよ。

どうすれば良いですか?と訊けば、
「東京都福祉保健局のウェブサイトで、
診療機関一覧の中から、自分が行ける
クリニックを探して、受診してください」とのこと。
「軽症や無症状でも受診しなければならないのですか?」
と訊くと、
「そうです。一度は受診してください」と言われた。

翌日は土曜日なので、歩いて行ける距離で
土曜日も受付けている所を探したら、2軒あった。
どちらにしようかなと思ったけど、
院長先生の写真を見て、優しそうな方を選んだ。

土曜日朝、熱は 37.3度。
9時過ぎ、クリニックに電話。
事情を説明し、予約をした。
もう一度検査をするという。

15分ほど歩いてクリニックへ向かう。
今度の検査は、PCR検査ではなく抗原検査。
インフルエンザの時に検査する、
綿棒を鼻の穴に突っ込むあれだ。

もう熱も出ているし、前日夜には咳も出始めたので、
もう間違いないだろうとは思ったけど、
やはりここでも陽性。

現在の東京都の体制では陽性になると(軽症・
無症状の場合)宿泊療養と言って、
指定されたホテルに 10日間滞在することになっている。
ホテルでは食事が、日に三度提供され、
毎日体調のチェックを行うので、急変した時に
対応が早く、放置されるリスクがない。

一方、自宅療養を選んだ場合は、
一人住まいの場合、様態が急変した時に
(自分で連絡できないほど悪化した場合)
発見されず、放置されてしまう可能性もゼロではない。
食事は家にあるもの、ウーバーイーツなどの宅配
(置き配 出来るもの)でするか、
希望すれば、「配食」というフォローアップが
受けられる。
「10日間家にいればいいんだろ。
じゃあ、10日分の買出しに行ってくる」
というわけにはいかないのが厄介だ。
私は、すでにどこにも出入りしてはいけないので、
買い物にももう行けないわけだ。

前日(金曜日)の私の検査結果「陽性」を受けて、
妻は、近所のホテルへ避難した。
どうも、これは間違っていたようで、
私が宿泊療養に入り、妻は濃厚接触者なので
7日間自宅から出てはならない、という
ことであったようだ。

が、念のため検査に行った妻も「陽性」と
判断されたので、土曜日夜、自宅に帰ってきた。
もう、うつる心配はしなくていい。

2人の自宅療養生活が始まった。


(続く)




コロナ物語 その3
まさかの陰性?


金曜日に2カ所の会場で PCR検査を受けたと書いたが、
もう一つの会場の結果通知が、土曜日に届いた。
2〜3日と言われてたけど、1日で。

結果は、陰性!

まあ、PCR検査の精度ってあんまり高くなくて、
70%という記述も読んだことがあるけど、
わが身に起こるとなんだか複雑だ。
だって、50% ですぜ。

この「陰性」結果の検査しか受けていなくて、
タイミングが1〜2日ずれていれば、
私はコロナウイルスを配達しに
大阪へ帰省していた可能性もありうる。
まあ、その後の自分の症状を見ると、
もう一度検査しようと思った可能性も大だけど。

でも、もっと軽症か無症状だったら、
「陰性」を信じただろうな。

PCR検査も抗原検査も100%ではないけど、
発症してから検査すれば、かなりの確立のようだ。
私の場合、金曜日の検査時には、
大した症状がなかったということと、
「その1」に書いたけど、検体(唾液)の
量が少ない方が「陰性」だったので、
その量では、ウイルスが含まれていなかった
ということなのだろう。

もちろん、私はもう「陽性」で間違いない。


(続く)





2022.4.13

コロナ物語 その4
対応の違い


土曜日、妻は私が行ったのと同じ学芸大学駅前の
PCR検査会場で検査をした。
(私はその前日の金曜日にそこで検査した。)
土曜日の夜、妻に検査の結果が、 SMS で入ると
同時に 検査センターから電話が入り、陽性の旨と
「保健所には検査センターから通知します」と
いうことを伝えられたらしい。
(私には検査センターからの電話はなかった。)

その翌日には、保健所から妻に電話で
状況の聴取があった。
(私には保健所からの電話は一度もない。)

日曜日、私が前日に受診したクリニックから、
電話があった。
健康状態のチェックのための電話だが、
休診日なのに電話をしてくれるのだ。
私のような、軽症者にまで休日なのに
時間を割くなんて、それはそれは、
医療従事者は大変だなと思った。
前日に、妻がホテルに泊ったことなどを
看護師さんに話していたので、
妻も陽性だったことを伝えた。
妻も受診する必要があると思っていた私は、
電話を妻に替わり、彼女は月曜日の受診の予約をした。

そのあと、保健所から妻に電話があった。
彼女が「明日(月曜日)クリニックへ受診しに行く」と
伝えたところ、保健所の人からは
「クリニックへは行かないでください。
一歩も家を出てはいけません。
必要なことがあれば、サポートします」
と言われたらしい。

同じ所で、PCR検査を受けたにもかかわらず、
どうして、こういう違いが起きたのか分からない。
ただ、私は電話がなかったおかげで、クリニックに行った。
そのおかげで熱と痛みを下げる薬、喉の腫れを抑える薬、
咳を止める薬を処方された。
土曜日の朝の時点では、咳止めがいるほどの
咳は出ていなかったので、私は「いらない」と
言ったのだけど、先生が「出しておきますね」と
処方してくれたのだ。
おかげで、熱や咳が出始めてすぐに薬を
服用することが出来た。

自宅療養だと保健所のサポートがあるとはいえ、
症状が悪化してから、連絡して、薬の手配と
なると、どうしても時間がかかってしまう。
私はたまたま薬を処方されたからよかったけど、
こういう面では、宿泊療養の方が心強いと言える。
(すぐに薬をくれるらしい。)

そして、妻への保健所の対応を見ると、
私は陽性と判明後、クリニックに行くべきでは
なかったのかも知れないが、私の電話を受けた
クリニックとしては、診察しないわけにはいかなかったと
いうことだろう。
いや、待てよ。
「新型コロナ・オミクロン株コールセンター」は、
私に「クリニックで受診しろ」と言ったが、
妻に電話をしてきた保健所は、
「家を出るな」と言ったわけだから、
対応が違うということになる。
よく分からんな。

私は、処方された薬のおかげもあって、
咳は、2〜3日でほぼ収まった。
その薬は、遅れて症状が出ている妻が服用している。
彼女は、薬を処方されていないから、
薬があって助かったと言える。

私に、検査センターから電話があったのは、
検査から4日目(火曜日)だった。
保健所には届けたかどうかの確認だった。
その日、検査に関わっているクリニックからも
状況確認の電話があった。
4日目・・・。
もう私は、回復に向かい始めてるよ。
ちょっと遅いと思ったけど、それだけ
現場ではいまだに混乱があるんだなと思った。


(続く)





2022.4.14

コロナ物語 その5
自宅療養は不便か?


東京都の場合、コロナに感染すると、
入院するほどの症状でない場合、
宿泊療養か自宅療養を選択することになる。
宿泊療養は、都が用意してくれた
ホテルで 10日間過ごすことになる。

宿泊療養は、PC と スマホがあれば、
多くの用を片付けることが可能だろうし、
体調にもよるが、テレビやネットで娯楽を
楽しむことも出来る。
そして、日に3回食事が与えられ、
具合が悪くなれば、医療スタッフが対応してくれる
ことになっているらしい。
軽症・無症状の者にとっては、10日間の
隔離は不便を強いられるが、感染対策のためには
仕方がないし、食事などのフォローがあるのは、
ありがたいことだ。

私は、持ち運べる PC が会社にあるので、
取りに行くことも出来ず、10日間、
仕事の連絡が取れなくなるのも困るし、
家にいれば、いくらでもやれることがあるので、
自宅療養を選んだ。
でも、家族に子供や高齢者がいたら、
宿泊療養を選ぶしかないんだろうなと思う。
我が家は、妻とふたりそろって陽性に
なったおかげで、孤独な療養生活を送らずに済んだ。

10日間、体調がそんなに悪化しなかったとして、
問題は食事だ。
友人数人が、食べ物などの買い出しを
申し出てくれた。
ありがたいことだ。
でも、友人にお願いするまでもなく、
今では、あらゆるものが宅配可能だ。
そしてそれらは、希望すれば、コロナ対策で、
非接触で配達される。

自宅療養になって、初めて、
ウーバーイーツを頼んだ。
注文時に「置き配」「非接触」を選べば、
玄関に置いて行ってくれる。
支払は、注文時にクレジットカードや
PayPay などで済ますことが出来る。

試しにスーパーマーケットの宅配も利用してみた。
イトーヨーカドー。
驚いたことに、配達料が 110円だった。
それは、たまたまキャンペーン中だったみたいで、
今は 330円だけど、330円でも、部屋まで
運んでくれるのは、ありがたいよ。
梱包も丁寧だし。
ドリンク類は、重いから特に助かるね。

日曜日に、保健所からの電話で、
妻が「食配」のサポートを聞かれた時、
まだ、スーパーマーケットの宅配を
思い浮かんでいなかったので、頼んでみた。
2日後(火曜日)、段ボール箱2箱分の
食料とミネラルウウォーター(2リットル)6本と、
パルスオキシメータ(貸出)が届いた。
(これは、全部妻の分として。)

「食配」って、毎日、自宅まで弁当運んでくれるのかと
一瞬思ったけど、そんなわけないわな。
送られてきた食料は、基本的に保存食。
インスタントラーメン、缶詰、パックのご飯、パスタ、
レトルト食品(おかゆ・どんぶりの素・カレー・
パスタソース)、味噌汁、カロリーメイト、ソイジョイ、
紅茶、コーヒー、ポカリスエット、野菜ジュース、などなど。
1週間分ということだが、結構な量だ。



写真はひと箱だけど、こういうのが2箱ね。
生野菜とか生卵とか、そういうのはない。
それは、仕方ないとして、これが無料で
配られるわけだから、日本はええ国やなと思う。

今は、ネットでビデオも観られるし、
自宅療養も 体調さえ悪化しなければ、
思ったほどの不便ではないのでした。
ただ、運動不足にはなるね。


パルスオキシメータ

酸素飽和度 99、脈拍 87
酸素、足りてます。


(続く)


[ 参考サイト ] 東京都福祉保健局
自宅療養者フォローアップセンターから健康観察を受ける方へ






2022.4.14

エール!



2014年製作のフランス映画『エール!』の
リメイク版『コーダ あいのうた』は、今年の
アカデミー賞を3部門(作品賞・助演男優賞
・脚色賞)受賞した。

私の『エール!』の感想(2015年)を読むと
「今年観た映画(74本)の中で一番だ。
途中からほとんど泣きっぱなし」と書いているが、
先日観た『コーダ あいのうた』の方は、
それほどの感動がなかった。(その感想
この違いは、何だろうと興味があったので、
もう一度、『エール!』を観てみた。
(Amazon Prime で鑑賞)

さすがにストーリーも結末も知っているので、
「途中からほとんど泣きっぱなし」というほどは
感動しなかったが、それでもどちらを
選ぶかと言われれば、迷わず『エール!』を選ぶ。

家業が漁業か酪農業かの違いや、
兄弟が兄か弟かの違い、そのほかにも
細かい設定の違いはあれど、ストーリーはほぼ同じ。
セックスにオープンな家族という設定も同じ。
なのに、私が『エール!』の方が良いと思うのは、
主人公の歌の力が大きいように思う。

音楽、映画、本にどれくらい感銘を受けるか、
感動するかは、それに出会ったときの
自分の内面と深く関係していると思う。
だから、ある時に「素晴らしい」と感じたものが
違う時には「何がそんなに良かったんだろう」と
思うことも珍しくない。

そのことを踏まえて考えてみると、
7年前『エール!』を観たときは、
『エール!』の主人公を演じる ルアンヌ・エメラ の
歌(特に最後のオーディションで歌う曲)が、
私の琴線に触れたのであろうことは想像に難くない。
7年経って聴いても泣けるぐらいだからね。

歌唱シーンは、明らかに『コーダ』の方が多い。
この辺りは、いかにも アメリカ映画らしい。


★★★★▲





2022.4.15

コロナ物語 その6
健康状態の記録


前回まで曜日で書いていたけど、
1週間たってしまい、分かりにくいので、
何日目という記述に変更する。
私は、水曜日の夜から具合が悪かったので、
4月6日(水)を1日目とし、隔離期間終了日の
4月16日(土)を11日目とする。

一番しんどかったのは、2日目で、
ほとんど寝てばかりだった。
熱は高くなかったけど、身体は熱っぽく、
頭がぼぉーっとしてた。
3日目(検査に行った日)には回復した感も
あったが、4日目が一番熱が高く、37.8度。
(大したことない。)
そのあたりから咳も出だした。
咳は、4日目夜あたりが一番ひどかったように思う。
5日目には、熱も下がり、咳もましになってきた。
が、5日目の深夜、足がだるくて何度も
目が覚めた。

夜中には、足だと思っていたが、
お尻の下半分がだるいというか、痛いというか、
言葉にしがたい症状だった。
6日目以降は、この痛みが問題になった。
妻は「坐骨神経痛だ」という。
そう言えば、数週間前妻は
「坐骨神経痛が痛い」と言っていた。
同じ症状だというのだ。

ネットで調べると、まさにその症状だ。
座っているときは、まだ良いのだけど、
寝ようと横になると眠れないほどに痛かった。
夜中に布団から出て、YouTubeで
「坐骨神経痛」と検索し、すぐにできそうな
ストレッチをいくつか試してみた。
でも楽にならない。
「痛みが3秒で消える」という動画もあった。
本当に痛みが消えるのだけど、
その姿勢でいなければならず、ずっとは無理。

で、これは痛み止めを飲むしかないと思ったが、
数年前には痛風対策で常備していた痛み止め
「ロキソニン」は痛風発作の心配がなくなって
しまったので、もう今はない。
ふと 今回処方されている薬の説明文に
「痛みを和らげたり熱を下げる」と
書いてあったのを思い出した。
その薬(カロナール錠)について、ググってみると
腰痛、筋肉痛などにも効くと書いてあるではないか!
というわけで、解熱剤として処方されたと思うのだけど、
坐骨神経痛に役に立ったという展開でした。

7日目は、薬が切れると痛みが始まって、
やはり夜は、薬を飲まないと眠れないほどだったのだが、
7日目夜に妻がパーレという施術をしてくれたことと
ストレッチのかいもあってか、8日目以降は
7日目ほどではなくなった。
でも、やはり痛い。

コロナと坐骨神経痛の関連性はないと思うけど、不明。
普段の姿勢の悪さが、影響しているのかも知れない。

4日目に受診したクリニックからは、
5日目以降、日に一度、毎日電話があった。
患者の容態が急変していないか、
チェックしてくれているのだ。
その電話も、昨日(9日目)に
容態が悪くない人は、2日前に終わって良いとの
ことで、終わりますと告げられた。

受診した日(4日目)から毎日、スマホで
厚生労働省の「My HER-SYS(マイハーシス)」という
「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理
支援システム)」に体温や酸素飽和度、
体調などを送っている。
私には毎日、入力フォームから入力するよう
リマインドのショートメールが届いているが、
保健所と直接コンタクトを取った妻は、
LINE で送っているらしい。

画像は、「My HER-SYS」の履歴画面。



これを書いている現在(10日目の午後)は、
コロナの症状としては、熱・咳はないが、
喉に少し痰が絡んでいて、時々鼻水が出る程度。
身体は、元気だ。
坐骨神経痛は、軽くある。

いよいよ明日で隔離期間も終わる。
10日って長いような気がしたが、
始まってしまえばあっという間だったな。
この機会に片付けようと思っていたことの
ほんの一部しか出来なかった。
まだ1日半あるけど。




エデンの東
East of Eden




最近、ソロ・ギターに取り組んでいる曲に
『エデンの東』がある。
映画を観たかどうかは全く覚えていなくて
(観たとしても、子供の頃)、
演奏するなら、映画も観ておかなきゃと思って
DVDで鑑賞した。

『エデンの東』は、1955年のアメリカ映画。
主演は、ジェームズ・ディーン。
それまでにも映画に出演は、あったようだけど、
エキストラのためノンクレジットだったらしい。
『エデンの東』が、初主演作品。

1955年当時、ジェームズは 24歳。
ご婦人たちが、ワ―キャー言いそうな
いでたちの男前です。
1931年生まれ。
1955年、ジェームズは24歳で自動車事故で
逝ってしまった。
早く死に過ぎたなあ。
もっともっと 活躍できただろうに惜しい。
生きていれば、今年91歳だ。

さて『エデンの東』。
ジェームズの魅力は満載だが、
映画としてどうかと 訊かれると微妙だな。
(以下ネタバレ含む)
なんだか、親の愛を十分に受けずに育った、
大人になり切れない青年と、自分が正しいと
信じて疑わない困った親父の物語なのだけど、
私には、親父がアウトだったな。
ジェームズ演じる主人公のキャルは、
親父に認めてもらおうと必死なのに、
親父は それを頭から否定するドアホです。
キャルの兄貴もアウト。
そのフィアンセもアウト。
「お兄様を愛しているの」と言うたその口で
弟とキスするなよ。
感情移入できる登場人物がいない物語だった。
強いていえば、自由を求めて出ていった母親かな。


★★★☆☆




マンチェスター・バイ・ザ・シー
MANCHESTER BY THE SEA




2017年アカデミー賞 主演男優賞・脚本賞を獲った
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
2017年に観て、とても良かった。
「映画館を出てからも、思い出すと泣いてしまいそうに
なる映画」「しばらくしたら、もう一度、観たい」
と書いている。(その感想

それで、「BLU-RAY+DVD」のセットを
すぐに買ったのだけど、
ずっと観ずに5年近くが過ぎた。
(こういう DVD が、意外と多い。)
このたび、荷物の整理をしているのと、
コロナのための自宅療養で時間が出来たので、
ようやく観たのだけど、やっぱり良かったわ。
好きだな、この映画。

事故で家族を失った男の再生の物語。
5年前の感想に書いた自分の言葉が、
そのまましっくりくる。

人は、乗り越えられないことがあっても、
生きていかねばならない。
乗り越えられなかったら、
乗り越えなくてもいい。
でも、生きることを投げ出してはいけない。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」という町は、
アメリカのボストンの北に位置する実在の町。
とても美しい町で、映画を観ると、
ここに写真を撮りに行きたくなる。

そういえば、何年も前に書いた曲で、
タイトルを付けていなかった曲に
『絶望と希望(リー・チャンドラーに捧ぐ)』って
タイトルを付けて、ソロ・ギター用にアレンジしかけて
ほったらかしになっていたのを思い出した。
リー・チャンドラー というのは、
ケイシー・アフレック演じる本作の主人公。
練習しようっと。


★★★★▲





2022.4.16

コロナ物語 その7
残念だったこと 良かったこと


ようやく今日で隔離期間を終える。
昨日も書いたけど、あっという間だった。
でも、自宅にいたからで、ホテルに閉じ込められて
いたら、もっと長く感じたのかも知れない。

結局、感染もとについては、唯一、
あそこでうつったな、と思うことはあるのだが、
その相手は陽性になっておらず、確実ではないし、
今となっては、確かめようもない。
まあ、私も妻にうつした感染源だし、
誰から感染したかは、どうでも良いことだけど。

残念だったのは、この自宅療養期間中に
チケットを取っていた2つのライヴに
行けなかったこと。

一つは、4月8日の
「塩谷哲 Special Duo Live with 小沼ようすけ」
@ブルーノート東京。
もう一つは、昨日(4月14日)の
「小島良喜 solo」
@ 目黒 BLUES ALLEY JAPAN。

どちらも楽しみにしていたのに残念だ。
今考えれば、誰か行ける人に譲ることも
出来たのに、そんなことさえ思いつかなかった。
もったいないことをした。

それから、10日は父の命日で、
大阪に帰省する予定だったが、これは来月に延期。
うち(実家)は、宗教がとても中途半端なので、
宗教的なセレモニーはせず、家族だけで食事をして、
故人を偲ぼうということになっていた。
まあ、これは延期すればよいことなので、
特に問題はないけど。

あと、11日に妻が出演するイベントに
リアル会場で参加の予定だったが、
それは、ZOOM で試聴した。
妻は、具合の悪い時期だったが、
出演時間を減らし、数分間、ZOOMで出演した。

タイトルに「残念だったこと 良かったこと」って書いた。
良かったことなんて、ないのだけど、
この期間、結婚して、というか人生で一番自炊したね。
私は普段、90%以上外食か中食なのだけど、
この期間、私も妻も交代で、食事を作った。
それは意外に楽しかった。
なんとなく、老後の生活のイメージ。

スーパーの宅配は、とても便利だし、
配送料も安いけれど、どうしても商品の選択肢が限られている。
イトーヨーカドーとライフ、合わせて4回利用したけど
毎回、ちょっと高いなぁって感じたのは、
もともとの値段設定が、店頭より高いのかも知れないな。

でも、便利な時代になったよ。
混んでなければ、午後に注文しても、
その日のうちに届くんだから。

「坐骨神経痛」は、今日(11日目)は、
全く痛くなかった。
嘘のように消えた。
たぶん、昨夜から痛くなかったんだと思う。
昨夜は、久しぶりにアルコールを飲んだ。
それが効いたか?(そんなわけない。)
明日、整体を予約してあるので、行ってくるけど。

お酒を飲みたいと思えるほどに回復したということだが、
体調は、98%ぐらいの感じかな。
あともう一息だけど2〜3日もすれば、
この感じも消えるだろう。

味覚や臭覚に症状はでなかったし、
大したことはなくて良かった。
これなら、過去にひいた風邪で
熱が39度とか出て、もっとしんどかった
ことが何度もある。
もう7〜8年、そういう風邪もひいてないけど。

「コロナ物語」は今回で完了とする。
また書きたいことが出てきたら、追加するけどね。

皆さんも気を付けて。





2022.4.17

DIY ペンキ塗り

チェストというのかな、小さい引出しのタンス。
たぶん結婚して間もない頃だったと思うけど、
妻が白いチェストを買った。
前々回の引っ越しの時だったろうか、
運搬時に引出しが開かないようにと、
養生テープで止めたら、剥がした時に塗装まで
剥げてしまった。

そのまま使ってたんだけど、みっともないし、
ペンキを塗ってみようということになり、
2月の引っ越しの買い物時に
ペンキやローラーを購入した。

昨日、天気が良かったので
ベランダで塗装してみた。
もともと、工作とか好きな方だけど、
塗装はほとんど経験がない。
小学生の頃、プラモデルはラッカーで塗っていたけど。

スポンジのローラーは初めて使ったけど、
これのおかげできれいに濡れた。
刷毛だとこうはいかない。

塗装前
 


塗装後
 


完成!


新品みたい!





2022.4.18

コロナ物語 その8
追記


コロナ自宅療養期間中3〜4日、
ひどい坐骨神経痛に悩まされた。
昨日、整体に行ったのだけど、
「この辺りが痛かった」と言うと
整体の先生が言うには、
「それは坐骨神経痛ではない」と。
でも、かかとの一部を押されて「痛い?」と
聞かれて「痛い」と言うと
「ここが痛いのは坐骨神経痛だ」と言う。
つまりは、あの痛みは原因不明だった。

コロナの症状は、結構、多岐にわたるので
結局は、コロナの影響かも知れない。





2022.4.23

カレーはスポーツだ!#36
上々豚カレー/東印度カレー商会(不動前)

★★★★☆


3カ月ぶり、二度目の登場、東印度カレー商会。
前回、「今度は辛口に挑戦しよう」と書いているのに
そんなことは、すっかり忘れていた。
汗対策にタオルを持参で臨んだが、
前回と同じ「上々豚カレー(中辛)」を注文。

ここは、ランチとディナーとで値段設定を変えている。
ランチの方が少し安い。
ディナーでは、1,150円だったけど、
今日は、ランチで訪問なので 1,100円。

ライスの量は、標準でも多いので、
「半分」で注文。



ライスはこれで、普通の量でしょう。
なぜか付け合わせにパスタが少し(写真奥、ライスの後ろ)。
豚肉、タマネギが旨い!
そして、嬉しいのはランチでも ルーの追加無料!
「ちょっと足りなくなってきたなぁ、ランチでも
ルーをかけてくれるのかなぁ」と思っていたら、
ルーをオタマにたっぷり入れたお兄ちゃんが、
近づいてきて 追加してくれたよ。

今度こそ、辛口を食べよう。





2022.4.23

ミニ・ガットギター

ギターの本数、減らそうとしてるのに
ヤフーオークションで、珍しいギターを
見つけてしまった。



「Luna」というブランドの「MG. 80」というモデル。
アメリカに「Luna Guitars」というウクレレの
メーカーがあるのだが、そことは関係ないようだ。

1950年代のハワイアンブーム時に国産ウクレレの
メーカーに「Luna」というブランドがあったらしい。
本器は、そのメーカーのものだ。
60年代後半、ハワイアンブームが去り、
エレキブームの到来で国内でウクレレは売れなくなり、
当時の国産ウクレレメーカーは、
そのほとんどが姿を消し、Luna も
ウクレレを作らなくなったようだ。
(Luna は、1993年に国産ウクレレの
No.1ブランド、「Famous」を作っている
KIWAYA に引き継がれている。)

これは、何年製のものか分からないのだが、
ネットであれこれ調べたところ、
Luna は、1968年にウクレレの製作を止めたとの
記述を読んだので、その前後ではないだろうかと
推測している。
(現在の Luna は、ウクレレ専門で
ギターは作っていないようだ。)

このギターは、通常のギターに比べかなり小さい。
手もとに普通のクラシックギターがないので
エレキギターとの比較になるが、写真の通りである。



子供用かもしれないし、ウクレレ製作の延長で
この大きさのギターを作ったのかもしれない。
クラシックギターのスケール(弦長)は、
通常 650ミリだが、これは 510ミリ。
(上の写真のエレキギターは、635ミリ。)
似たような楽器でヤマハのギタレレというのも
持っているが、それはスケールが、433ミリで
チューニングがギターより4度高く、音も
ギターというよりウクレレに近い。

クラシックギターには、通常のタイプのほかに
アルトギター、レキントギターというのもある。
アルトギターは、レギュラーチューニングの5度上、
レキントギターは、レギュラーチューニングの
4度上(ギタレレと同じ)だ。

この「MG. 80」は、ギターと同じレギュラー
チューニングで鳴らすことができる。
弦を張り替えてみたが、思った以上に
ギターらしい音がする。
やはり、ギター弾きはレギュラーチューニングで
弾きたくなるんだよな。

そして、何より見た目も良い。
さすがに新品にはない風格のようなものさえ感じる。
おまけに安っぽくない。
ペグ(糸巻き)が少し傷んでいるものの
本当に 50年以上前のギターだとしたら、
状態は良い方だと思う。

本体内ラベル






2022.4.24

手嶌葵
15th Anniversary Concert
〜 Simple is best 〜




死ぬまでに一度は観ておきたいアーティスト・シリーズ。
今日は、手嶌葵を聴きに行ってきた。
昨年7月からスタートした 15周年のコンサート・ツアー。
今日の東京オペラシティコンサートホール公演は、
追加公演であったようだ。

手嶌葵は、2006年 ジブリ映画『ゲド戦記』の
テーマソングでデビューし注目されたが、
私は、『ゲド戦記』を観ていない。
そのテーマソング『テルーの唄』は、
聴いたことがあるという程度。

私が、彼女の歌をまともに聴いたのは、
2008年の映画『西の魔女が死んだ』の
主題歌『虹』だった。
『西の魔女が死んだ』は、劇場に
3回観に行き、DVD も買った。
当然、主題歌も好きになり、CDも買った。
そんなわけで、一度はライヴを観たいなと
思っていたシンガーだった。

さて、手嶌葵は、とても澄んだ無垢な声で、
いわゆる癒し系の歌声。
ウィスパー・ヴォイスというのかな、
耳元でささやくような歌声だ。
ライヴでも、その声は変わらず、
この声で2時間のショーをやってしまうのは、
凄いと思った。

バックは、ピアノ・キーボード・鍵盤ハーモニカと、
ギター・ヴァイオリンのふたり。
「Simple is best」というコンサートのテーマ通り
超シンプルな編成。
でも、不足を感じない。
聴きたかった『虹』でヴァイオリンの威力を知る。
ヴァイオリンって凄い。

曲目は、『The Rose』、『Moon River』、
『虹』、『テルーの唄』、『ナナカマド』、
『瑠璃色の地球』、『岸を離れる日』、
『Crueralla De Vill』、『Edelweiss』など。


[ MEMBERS ]
真藤敬利(ピアノ・キーボード・鍵盤ハーモニカ)
オオニシユウスケ(ギター・ヴァイオリン)

@ 東京オペラシティコンサートホール





2022.4.25

食欲は、
自粛でけへん。




そのと〜り。(財津一郎風)
餃子の(大阪)王将店内のポスター。





2022.4.26

ワインバーにて

2月に引っ越して以来、新居の
近所にある初めての飲食店を
何軒も試し続けている。
先日は、気になっていた、南仏料理の
ビストロ「Quatre Avril」にようやく行けた。
黒人シェフの作る、ボリュームたっぷりの
旨い料理を堪能したよ。
シェフもホールの人も外国人というだけで、
特別な雰囲気に浸れる。
リピ確定だ。

今日は、二度目となる自宅近くの
ピアノが置いてあるワインバー、「a tempo」。
カウンターだけの小さなお店で、
落ち着いて飲める。

一杯目は贅沢にブルゴーニュの
ピノノワールを頂いた。



で、結局3杯飲んでしもた。







2022.4.27

Encampment, Wyoming
Selections From The Lora Webb Nichols Archive
1899-1948


先日、東京オペラシティに行った際、
施設内にある写真集や画集を売っている店に入った。
売られているのは、輸入本ばかり。
ある写真集の表紙の写真が目に留まった。
猫にエサをやる女性の写真。
猫がエサに食いつく決定的瞬間の写真だ。



表紙には『Encampment, Wyoming』とある。
聞いたことのない写真家だ。
パラパラとめくると、昔のアメリカらしい
ポートレイトが並んでいた。
(これ、欲しいな。
でも、荷物減らしている最中だし・・・)
と思いながら、とりあえず表紙を写メに取って
その場では買わずに帰った。
帰宅後も気になってしょうがないので、
ネットで検索したところ、
Amazon (Jp)で 7,424円(税込)だった。
件の店では7,040円(税込)だったので
買っておけば良かったと後悔した。
これなら、アメリカの Amazon で買った方が
安いかも、と調べてみると、75ドル。
う〜む、日本より 高い。

で、探していると「POST」というその手の
専門店で7,040円(送料無料)で発見した。
写真集が手元に届いてから、分かったことだけど、
この「POST]というお店、恵比寿にあった。
会社から歩いて行けるやん!

さて、この人どんな写真家だったのだろうと、
改めて「Encampment, Wyoming」と
ググってみると、アメリカのワイオミング州
カーボン郡にある エンキャンプメント
(Encampment)という町がヒットした。
そこで、ようやく本のタイトルが、この人口
400人ほどの小さな田舎町のことだと気付いた。

では、誰の写真なのか?
本の中表紙には、
「Encampment, Wyoming
Selections from the Lora Webb Nichols
Archive 1899-1948
Edited Nicole Jean Hill」
とある。
写真家の名は、ローラ・ウェブ・ニコルス
(Lora Webb Nichols)で、編集した人は
ニコル・ジーン・ヒル(Nicole Jean Hill)。

さらに調べていくと、ローラ・ウェブ・ニコルス は
女性で、写真家であり事業家でもあった人。
英語版のウィキペディアには
「photographer and diarist」とある。
「diarist」って「日記を書く人」という意味のようだが
それって、職業なんだろうか?

彼女のいくつかの事業のひとつが、
1920年代に エンキャンプメント で、
カメラを貸出すという事業だった。
彼女は、奇しくも私が生まれた年に
亡くなっている。(1883 ー 1962)

1920年代なんて、カメラは高級品で
珍しかっただろう。
だからこそ、貸出しというアイディアが
浮かんだのかも知れないけど。

この写真集には、ニコルス自身の写真はもちろん、
エンキャンプメント で、撮影された
アマチュア写真家の写真が収められているのだった。
写真のデータは、タイトルにあるように
1899年から1948年。
約50年の開きがあるのにその時間差を感じない。
大戦をはさんで、まさにアメリカの田舎町の
近代史のような写真集だ。







発行は、2020年。
編集のニコル・ジーン・ヒルは、現代の人。
こちらも女性。

Amazon.com の解説には下記のようにある。
(自動翻訳)

「『エンキャンプメント、ワイオミング:
ローラ・ウェッブ・ニコルズ・アーカイブ 1899-1948年
セレクション』は、ニコルズ自身の作品と、
ワイオミング州南部の写真仕上げ事業の
経営者として20世紀初頭に収集した
アマチュア写真家による画像を特集しています。
24,000枚以上の写真から集められたこの本は、
アメリカ西部開拓時代の社会的、国内的、
経済的側面へのダイナミックな視覚的窓を提供し、
友人、家族、見知らぬ人のこのコミュニティの画像を
通してとらえどころのない場所の感覚を捉えます。」

終わりの2行の文章の意味がイマイチ分からん。





2022.4.28

YouTube
そろそろ ソロ・ギター No.28
(You Make Me Feel Like)
A Natural Woman


今回のお題は、アレサ・フランクリンの
"A Natural Woman"。

「あなたは、私を素直な(ありのままの)
女性にしてくれる」というラヴソング。
キャロル・キングとジェリー・ゴフィンのコンビによる
作品で、1967年、アレサのシングルとして発売された。
その後、キャロルは『つづれおり(Tapestry)』
(1971年)で、セルフカバーしている。

ギター1本ではとてもじゃないが、アレサのような
ディープな雰囲気は、出せないけど、
ソロ・ギターで弾いてみたくなった。
毎度のことながら、アレンジ出来てからも、
弾けるようになるまでに時間がかかったよ。


そろそろ ソロ・ギター
(You Make Me Feel Like) A Natural Woman



私の演奏のあとには、ぜひこの動画を。
キャロル・キングの 2015年度ケネディ・センター名誉賞
授賞式に登場し、"A Natural Woman" を歌うアレサ。
初めて観た時、キャロル・キングが
興奮し過ぎちゃうのと思ったが、
アレサの登場は、サプライズだったようだ。

Aretha Franklin sings "(You Make Me Feel Like) A Natural Woman"





2022.4.29

『東京ポートレイト』
鬼海弘雄


2カ月ほど前、山手通り沿いのピッツェリア、
「PIZZA CHECK」に初めて行ったとき、
店内に置いてあった写真集が、
私に何かを訴えてきた。
タイトルは『東京ポートレイト』。
パラパラと見ただけで、
(あ、これ買わなあかん)と思った。

調べてみると、撮影は 鬼海弘雄(きかいひろお)。
山形県出身の写真家だ。
2020年に75歳で亡くなっている。

『東京ポートレイト』は、2011年の発行で、
すでに絶版になっている。
中古で探して、まあまあ状態の良いものを
6,880円で入手した。
(現在は、Amazonで 9,800円〜
28,000円ほどで売られている。)

帯には「むき出しの存在感」という
コピーが書かれているが、まさにそんな写真ばかり。

この写真集には、1970年代から2000年代まで
30年以上に亘って、鬼海が撮った
ポートレイトが中心に収められている。
中には、15年後、18年後、21年後の
同じ人の写真も収められていて面白い。
写されているのは、浅草の人々。
1枚1枚にタイトルが付いているのだが、
そのタイトルがまたスゴイ。

・腕時計を買わないかという男
・人形に話しかけながら歩いていた男
・帰りの電車賃がないという男
・休み休み歩いて帰るという老人
・壁の角で背中を掻いていた男
・煙草をめぐんでくれ、という男
・なかなかシャッターを切らないことに、舌打ちする男
などなど。

そのタイトルと写真の中の人が、
あまりにもマッチしていて、
何度も吹き出してしまう。

一体、どうやったら、こんな写真が撮れるのだろう。
町を歩く人に「写真を撮らせてください」と
言うだけでは、こんな写真は撮れそうにない。
ハービー(山口)さんとは、全く違うポートレイトの数々。
それにしても、浅草は強烈な人が多い!

鬼海のことは、この写真集で知ったのだけど、
ほかの写真も観てみたい。



表紙の写真のタイトルは、
「皮装束の男」(1985年)。

ほかにここで数枚観ることが出来ます。

2011年の東京都写真美術館での写真展のサイト


また写真展やらないかなぁ。





2022.4.29

約3年ぶりの山形
〜 水没林


ゴールデンウィークの初日の今日、
約3年ぶりに妻の実家のある、
山形県に行ってきた。
山形へは、もう20年近く 毎年お盆の時期に
行っていたけど、昨年、一昨年は、
新型コロナウイルスの影響で、行けなかった。

昨年夏、妻のお母さんが老人ホームに入った。
お父さんと二人暮らしで、老々介護になったためだった。
今年の1月、私は行かなかったけど、
妻は2年半ぶりにお母さんと対面した。
それも、ガラス越しだったらしい。

今回は、お父さんの卒寿のお祝いと、
お母さんとの面会が目的だったが、
どこかの施設クラスターが発生したとかで
施設まで行ってみたものの
お母さんとの面会は、ガラス越しでさえ
叶わなかった。
お父さんは、血圧が高いと気にしておられたが、
まだまだ元気そうで安心した。

今日は、あいにくの雨で、
温度も低く、実家ではストーブを点けていた。
この時期、山形ではまだ雪が残っている。
桜と残雪が同時に見られるのだ。

妻の実家から車で20〜30分くらいの飯豊町
(いいでまち)という所にダムのために
作られた白川湖という人口湖がある。
この時期、雪解けのために湖の水位が上がり、
木々の根元が湖面に沈む「水没林」という
現象が見られる。
夏にダムの近くまでは、行ったことがあったが、
「水没林」のことは知らなかった。

妻のお姉さんも最近まで、このことを
知らなかったらしいが、たまたまテレビで観て
美しかったというので、観に行ってみた。
あいにくの雨の中で、十分には
観られなかったし、写真もあまり撮れなかったけど
確かにとても幻想的な風景だった。





後の山肌に残雪が見える。
この水没林は、4月の中頃から約1か月間だけ
しか見られないということだが、天気の良い日に
ぜひともまた写真を撮りに行きたいと思った。
条件がそろえば、木々が湖面に写り、
もっと幻想的になる。





2022.4.29

夜と霧(新版)
ヴィクトール・E・フランクル



ある心理療法家の記事に
その人が何度も読み返す本として、
『夜と霧』のことが出てきた。
ナチスの強制収容所に入れられた
ユダヤ人心理学者の著書。
日本語版は、1956年に霜山徳爾
(しもやまとくじ)の訳で出版された。
2002年に 池田香代子訳で、
新版が出版されたが、霜山訳版も
重版され続けている古典的名著。

私が読んだのは「新版」の方。
読み終えるのに数カ月かかってしまったけど、
人間の極限状態における心理と
人間とは何かを書いた大変興味深い内容だった。

強制収容所での生活は、文字からだけでは、
想像を絶するであろうとしか書けないような暮らし。
その中で、人間であり続けるとはどういうことなのか、
また、人間でなくなってしまうとはどういうことなのか、
人間は、何のために生き続けられるのか、
何があれば生き続けられるのか、等々、
数々の問いかけを突き付けられる、
心理学と言うよりは、哲学的な本だ。

旧版訳者と新版訳者のお二人のあとがきも良い。
これが、益々この本に深みを与えている。

最後には、予想しなかった感動を覚えたが、
一度読んだだけでは、何パーセント理解できたか
はなはだ 心もとない。
心理療法家が、繰り返し読むと
書いていたのもよく分かる。
迷ったときに何度も読み返すべき本だろうと思う。


★★★★★





2022.4.30

桂米朝一門会



米朝師匠が亡くなって、丸7年が経った。
久しぶりの「桂米朝一門会」。
新型コロナの感染予防対策のための
座席の制限などはなくなってきたようで
両隣に人が座っていると、ちょっと
息苦しいというか、密な感じが否めない。

今日は、米朝一門の噺家5人が登場したけど
5人とも面白かった。
初めて聴いた吉の丞(吉朝の弟子)は、
これまた初めて聴く「ふぐ鍋」という噺だった。
米團治の「一文笛」、南天の「野崎詣り」も
珍しい演目だ。


[ 演目 ]
「道具屋」 桂米輝
「ふぐ鍋」 桂吉の丞
「一文笛」 桂米團治
〜 仲入り 〜
「野崎詣り」 桂南天
「素人浄瑠璃」 桂南光

@ 紀伊國屋ホール




とんび




重松清原作の映画『とんび』。
過去に NHK と TBS でドラマ化されており、
その上での映画化ということで、
原作のパワーを感じずにはいられない。

瀬戸内に生きる、阿部寛演じる
市川安男(通称:ヤス)と北村匠海演じる
息子・旭(あきら)との物語を中心に、周りの人々との
交流を描く。
ストーリーは、ベタだと言えばベッタベタなのだけど
涙なしには観られない。
とても、日本的な物語だと思う。

子供が親になり、その子供がまた親になる。
当たり前と言えば当たり前だが、
人間は、何千年も何万年もその営みを繰り返してきた。
そして、これからも脈々と繰り返し続ける。
この営みには終わりがない。
その一つ一つにドラマがあり、喜怒哀楽があり、
出逢いがあり、愛があり、別れがある。
一つ一つは、個別のようだけど、
ずっと繋がっているんだな、と思った。

旭が生まれるのが、昭和37年で私と同じ年。
物語のほとんどが、昭和が舞台なので、
町中や家の中に見える小道具なんかも懐かしかった。

出演は、阿部寛、北村匠海の他に
安田顕、大島優子、杏、薬師丸ひろ子、
濱田岳、麻生久美子、宇梶剛士、など。
薬師丸ひろ子が良かったなぁ。

映画は、良かったけど、
あえて苦言を呈するとすれば、阿部寛が、
30年間ぐらいを演じるので、
若い頃の時期がちょっとしんどい。
あと、北村匠海の高校球児時代のかつらが
ドリフのコントみたいで笑える。


★★★★▲



ひとりごと